JP2001243294A - 業務処理支援システム - Google Patents

業務処理支援システム

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JP2001243294A
JP2001243294A JP2000054632A JP2000054632A JP2001243294A JP 2001243294 A JP2001243294 A JP 2001243294A JP 2000054632 A JP2000054632 A JP 2000054632A JP 2000054632 A JP2000054632 A JP 2000054632A JP 2001243294 A JP2001243294 A JP 2001243294A
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Katsuaki Kobayashi
克彰 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管理の手間を軽減し記憶装置の無駄な消費を
抑えるとともに、財務、会計処理に係る業務処理の場合
には複数通貨に対応可能として、国際化に対応した業務
処理を行える業務処理支援システムを提供する。 【解決手段】 業務処理支援システムは、クライアント
マシンと、主サーバと、を通信網5で結んで成る。主サ
ーバを構成する業務処理サーバ3は、業務処理を行うた
めの業務処理用プログラムを構成するコンポーネント8
を格納している。これらコンポーネント8は、アーキテ
クチャニュートラルなプログラム言語によって記述され
たものである。又、クライアントマシン1と主サーバS
とは、上記プログラム言語をサポートするように設計さ
れている。更に、上記業務処理用プログラムを、複数通
貨に対応した会計処理プログラムを含むものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明に係る業務処理支援
システムは、ユーザが行うべき業務に必要となる業務処
理用プログラムを、複数のコンポーネントの形でユーザ
側のクライアントマシンに供給自在として成る業務処理
支援システムに関し、特に、財務、会計に関する業務に
おいて複数の通貨に対応可能とした業務処理支援システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】各種事業者にとって、例えば確定申告の
ための確定申告書等を正確に作成することは、きわめて
多大な労力、及び、会計等に関する多大な知識を要する
ものである。このため、上記事業者等は、専門の会計事
務所等の専門業者と契約し、上記確定申告書等の作成等
の会計処理を上記専門業者に委託する例が増加してい
る。
【0003】上記会計処理を委託された専門業者は、従
来、当該事業者から金銭出納帳等、会計処理に必要なデ
ータが記載された帳簿等を受け取り、このデータに基づ
いて人手により各種会計処理を行うシステムを採用して
いた。しかしながら、このようなシステムの場合、上記
事業者と専門業者との間で金銭出納帳等を受け渡す必要
があるため、当該金銭出納帳等の紛失等が生じる虞があ
る。又、算盤等を用いるにはせよ、人手により行う作業
であるため、依頼された事業者が小規模である場合はと
もかく、大規模の事業者等においては、受け渡す必要の
あるデータ量が多く、受け渡し並びに会計処理に多大な
労力を要してしまう。一方、会計処理を依頼した事業者
にとっては、上記専門業者側が人手により会計処理を行
うことに起因して、委託手数料が嵩んでしまう。
【0004】上述のような不都合を解消すべく、コンピ
ュータシステムを利用した会計処理システムが考えら
れ、又、実際に利用されている。すなわち、コンピュー
タシステムを利用した従来の会計処理システムは、会計
処理プログラムを記憶する大型コンピュータ(メインフ
レーム)と、このメインフレームに一般公衆回線等を介
して接続された端末機(小型コンピュータ)と、を備え
ている。上記メインフレームは、会計事務所等に設置さ
れており、上記端末機である小型コンピュータは、上記
会計事務所等に会計処理を委託している事業所内に設置
されている。
【0005】上述のように構成される、コンピュータシ
ステムを利用した従来の会計処理システムの場合、会計
処理に必要なデータが、上記事業所内に設置された端末
機(小型コンピュータ)から一般公衆回線等を介して上
記メインフレームに送られる。このメインフレームは、
送信されたデータを図示しない記憶手段によって記憶
し、更に、上記データに基づいて各種会計処理を施す。
【0006】上述したようなコンピュータシステムを利
用した従来の会計処理システムを用いた場合、前述した
ような出納帳等のデータを直接受け渡しする必要がな
く、しかも、メインフレームが面倒な計算等を行うた
め、労力の低減を図れるとともに上記出納帳等を紛失す
る等の不都合も防止される。しかしながら、このシステ
ムの場合、メインフレームとして大型で高性能の装置を
採用する必要がある。従って、設置スペース並びに設置
コストが嵩んでしまう。更には、設置スペース並びに設
置コストが嵩んでしまうことに起因して、小規模の会計
事務所等では、当該システムを導入することが困難であ
った。
【0007】上述のような事情に鑑み、近年のコンピュ
ータに関する技術の進歩に伴って、図3に示すような会
計処理システムが考えられ、実際に利用されるようにな
っている。この図3に示した会計処理システムは、上記
会計事務所等の専門業者にサーバマシン10を、この専
門業者に会計処理を委託している事業所等(以下、ユー
ザと称する)にクライアントマシン(小型コンピュー
タ)11を、それぞれ設置して成るネットワークシステ
ムを利用したものである。上記サーバマシン10とクラ
イアントマシン11とは、通信網である、例えば総合サ
ービスディジタル網(ISDN:Integrated Services
Digital Network)12を介して接続されている。
【0008】上記サーバマシン10には、クライアント
マシン11に関する各種制御を行う機能、及び、会計処
理を行う機能とともに、データベースサーバとしての機
能を持たせている。又、上記クライアントマシン11に
は、上記サーバマシン10に組み込んである(インスト
ールしてある)会計処理プログラムに従属する会計処理
プログラムをインストールしている。このクライアント
マシン11に組み込まれたプログラムを介して行われた
処理に基づいて、上記サーバマシン10に組み込まれた
プログラム及びこのサーバマシン10に記憶されている
データにより、最終的な会計処理を行う。
【0009】上述したような図3に示すシステムの場
合、サーバマシン10とクライアントマシン11とのい
ずれにおいても小型コンピュータを採用できるため、設
置スペース及び設置コストが低減する。従って、事業
所、専門業者ともに当該会計処理システムを導入しやす
いという利点がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような会計処理システムの場合、サーバマシン10と
クライアントマシン11とのいずれにも会計処理に係る
各種プログラムを組み込んでおく必要がある。このた
め、ハードディスク(HD)等の記憶容量を増大させる
必要があり、その分、コストが増大する。しかも、上記
会計処理に係る各種プログラムにおいては、それぞれに
共通の部分があるが、会計処理に係る各種プログラムを
クライアントマシン11に組み込んだ場合、組み込まれ
た各種プログラムには上記共通部分が含まれていること
になる。換言すれば、クライアントマシン11の記憶装
置には、上記共通部分が複数記憶されていることにな
る。このため、各種プログラムをクライアントマシン1
1に組み込んで使用する場合、いたずらに記憶容量が消
費されてしまう結果となっていた。
【0011】更に、サーバマシン10とクライアントマ
シン11とのいずれにも会計処理に係る各種プログラム
を組み込んでおくことに起因して、これら両マシン1
0、11で上記プログラムに係る保守、管理が必要であ
る。例えば、上記会計処理プログラムのデバッグや法改
正に伴う税率の変更等に起因するバージョンアップが為
されたような場合、いずれのマシン10、11において
もバージョンアップされた会計処理プログラムを組み込
む(インストールする)必要がある。このような保守、
管理は、専門要員が行う必要があるため、保守、管理に
要するコストが増大してしまう。
【0012】又、例えばクライアントマシン11を買い
替える等によってこのクライアントマシン11の機種
(OS)が変わったような場合、当該機種に適した会計
処理プログラムを用意しなければならない。すなわち、
図3に示す例においては、ユーザAは所謂ウインドウズ
マシンを、ユーザBは所謂マックを、ユーザCは所謂リ
ナックスマシンを、それぞれ備えているが、これら各マ
シン11に組み込む業務処理用プログラムは、それぞれ
異なっている(互換性がない)。このため、ソフトウェ
アメーカは、それぞれのクライアントマシン11に適す
る業務処理用プログラムを作成する必要がある。又、各
ユーザA、B、C、D側では、各クライアントマシン1
1に組み込まれたOS等に対応した各業務処理用プログ
ラムごとに、その操作に熟知した要員が必要となる。こ
のように、上述した会計処理システムにおいては機種依
存性があるため、保守、管理に要する手間やコストが増
大してしまう。
【0013】更に、インターネット等に代表される通信
技術の発達に伴い、複数の国にまたがる売買等が容易に
行えるようになってきた。このため、各種帳票を、それ
ぞれの国の通貨で、且つそれぞれの国のフォーマット若
しくは国際標準となっているフォーマットで、作成する
必要が生じている。しかしながら、従来知られた会計処
理システムにおいては、その国に対応した、すなわち、
その国の通貨でその国の帳票フォーマットに対応したソ
フトウエア(プログラム)が流通しているのみであり、
複数の通貨や種々の国の帳票フォーマットに対応したソ
フトウエア(プログラム)は知られていなかった。
【0014】上述したような不都合は、上記会計処理に
係る業務のみならず、在庫物流や債権及び債務に係る業
務等、他の業種におけるコンピュータシステムを利用し
た業務処理システムにおいても同様に存在する。このた
め、各種業務処理に係るプログラムの効率化と、クライ
アントマシンにおける記憶容量の無駄な消費とを防止す
るとともに、機種依存性がなく、専門要員も必要とせ
ず、保守、管理に要する労力やコストを軽減でき、常に
最新の業務処理を行える業務処理支援システムの開発が
待たれていた。この発明に係る業務処理支援システム
は、上述のような事情に鑑みて創案されたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る業務処理
支援システムは、請求項1に記載したように、少なくと
も一のクライアントマシンと、各種業務処理に必要なデ
ータを保存するとともに、各種業務処理を行うための業
務処理用プログラムを構成するコンポーネントを格納し
た、少なくとも一の主サーバと、を通信網で結んで成
る。そして、上記クライアントマシンを有するユーザが
所望する業務処理に必要なコンポーネントを、上記クラ
イアントマシンに供給自在としたものである。このよう
な請求項1に記載した業務処理支援システムにおいて
は、上記主サーバに格納されている業務処理用プログラ
ムは、アーキテクチャニュートラルなプログラム言語に
よって記述されている。且つ、上記業務処理用プログラ
ムは、複数の通貨に対応した会計処理プログラムを含む
ものとしている。そして、上記クライアントマシンと主
サーバとは、上記プログラム言語をサポートするように
設計されたものとしている。
【0016】上述したように構成される請求項1に記載
した業務処理支援システムを用いて、会計処理等の各種
業務を行う場合、先ず、ユーザ側のクライアントマシン
から、上記主サーバに保存されている業務処理用プログ
ラムのうちのユーザが所望する業務処理を行う上で必要
なコンポーネントを、このクライアントマシンにダウン
ロードする。これにより、上記クライアントマシン側で
上記業務処理を行えるようになる。
【0017】請求項1に記載した発明の場合、上記業務
処理用プログラムは、コンポーネントごとに主サーバに
保存されており、ユーザは必要なコンポーネントをダウ
ンロードし、これらコンポーネントを組み合わせて使用
するため、クライアント側のハードディスク等の記憶装
置の記憶容量を無駄に消費することが防止される。
【0018】しかも、これらコンポーネント(業務処理
用プログラム)は、アーキテクチャニュートラルなプロ
グラム言語により記述されたものとしている。そして、
上記主サーバとクライアントマシンとは、上記プログラ
ム言語をサポートするよう設計されている。これらの結
果、上記クライアントマシンは、そのOS等に関係な
く、主サーバから所望のコンポーネント(から成る業務
処理用プログラム)をダウンロードして使用できる。
【0019】上述のような構成を採用するため、この発
明に係るシステムの場合、機種依存性がなく、もってク
ライアント側に専門要員を必要としない。このため、保
守、管理に要する労力やコストを軽減できる。しかも、
業務処理用プログラムのバージョンアップ等は主サーバ
側で行うのみで良いため、ユーザ側における保守、管理
に要する労力やコストが軽微なものとなる。
【0020】更に、請求項1に記載した発明に係る業務
処理支援システムにおいては、上記業務処理用プログラ
ムを、複数通貨に対応した会計処理プログラムを含むも
のとしている。このため、業務処理のうちの財務、会計
に関する業務においては、ユーザは各種帳票を、複数の
国の通貨で作成することが可能になり、国際化に対応し
た業務処理を行うことが可能になる。
【0021】更に、請求項2に記載したように、上記業
務処理用プログラムは、複数の言語及びこれら言語を母
国語とする国における帳票フォーマットに対応したプロ
グラムを含むものとすることができる。このような構成
を採用すれば、ユーザが作成すべき帳票を、各国言語及
び各国の慣習等に従ったフォーマットで帳票を作成で
き、国際化に対応できる。
【0022】又、請求項3に記載したように、上記主サ
ーバは、上記データを蓄積するためのデータベースサー
バと、上記業務処理用プログラムを格納して成る業務処
理サーバと、の独立した2つのサーバから構成すること
ができる。
【0023】更に、上記クライアントマシンと主サーバ
との通信を行う場合等において、これら主サーバのセキ
ュリティを図る必要がある。上記セキュリティ技術に関
しては、従来から知られた暗号化やファイヤウォールを
用いる。更には、請求項3に記載したように、上記主サ
ーバと上記クライアントマシンとの間に、このクライア
ントマシンから送信された識別情報が正規のものである
か否かを判別し、この識別情報が正規のものと判断され
た場合にのみ、上記クライアントマシンと主サーバとの
通信を許可するセキュリティサーバを介在させることも
できる。このような構成を採用した場合、クライアント
マシン、主サーバ(データベースサーバと業務処理サー
バ)のセキュリティが向上する。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の一形態例
について図1及び図2を参照しつつ説明する。本形態例
に係る業務処理支援システムは、複数のユーザA、B、
C、Dが有するクライアントマシン1に、主サーバSか
ら業務処理用プログラムを構成するコンポーネントのう
ち、業務処理に必要なコンポーネントをダウンロードし
て当該業務処理を行うようにしたものである。このよう
な本形態例に係る業務処理支援システムにおいては、上
記ユーザA、B、C、Dが有するクライアントマシン1
と、上記主サーバSと、を通信網5で結ぶことにより構
成される。
【0025】上記主サーバSは、1台のデータベースサ
ーバ2と1台の業務処理サーバ3とによって構成されて
いる。上記主サーバSを構成するデータベースサーバ2
は、上記クライアントマシン1を有するユーザA、B、
C、Dが所望する、会計処理、給与処理、販売管理、在
庫物流管理等の各種業務処理を行うにあたって必要とな
るデータを保存するものである。
【0026】一方、上記業務処理サーバ3は、当該業務
処理を行うための各種業務処理用プログラムを構成する
コンポーネントを格納するものである。すなわち、図2
に示すように、本形態例に係るシステムの場合、上記業
務処理サーバ3に格納されている各種業務処理用プログ
ラムは、それぞれのコンポーネント8ごとに分割保存さ
れている。
【0027】更に、各種業務処理用プログラムを構成す
るそれぞれのコンポーネント8のうちには、財務や会計
等に係る業務処理を行うためのコンポーネント8を含ん
でいる。そして、これら財務や会計等に係る業務処理用
プログラムにおいては、円、ドル、ユーロ、マルク、フ
ラン等、複数の通貨を扱えるものとしている。すなわ
ち、上記会計等に係る業務処理を、我国の通貨である円
で行うのみならず、上記ドルで行えたり、ユーロで行う
ことができるようにしている。又、このような財務や会
計等に係る業務処理用プログラムは、円をドルに換算す
るプログラム(を構成するコンポーネント8)を含むも
のとしている。
【0028】これとともに、本形態例に係るシステムに
おいては、業務処理サーバ3内に格納されている業務処
理用プログラム(を構成するコンポーネント8)には、
上記帳票を、日本語の他、英語やフランス語、ドイツ語
等の複数の言語で作成できるようにするとともに、上述
した種々の言語を母国語とする国(米、仏、独等)にお
ける帳票フォーマット及び国際会計基準(IAS)に準
拠したフォーマットに対応したプログラム(コンポーネ
ント9b)を含むものとしている。
【0029】上述したような各種プログラム(コンポー
ネント8)は、主サーバSが設置されているセンター等
に常駐する技術者等により、必要に応じて最新のバージ
ョンのものとされる。尚、上記業務処理サーバ3には、
各種業務の処理を行うための業務処理用プログラムを構
成する多数のコンポーネント8(図示の例の場合、一の
コンポーネント8のみを記載している。)の他に、上記
業務処理に関るデータベースコンポーネント9a、帳票
コンポーネント9b、更にはセキュリティコンポーネン
ト9c、プレゼンテーションコンポーネント9d等の種
々のコンポーネントを備えている。そして、これら各コ
ンポーネント8、9a、9b、9c、9dを、ユーザ
A、B、C、Dのクライアントマシン1に提供自在とし
ている。又、上記主サーバSを図示の例のように別体と
せず、一体に構成することもできる。
【0030】更に、上記主サーバSを構成するデータベ
ースサーバ2及び業務処理サーバ3と、上記クライアン
トマシン1との間には、セキュリティサーバ6を介在さ
せている。このセキュリティサーバ6は、クライアント
マシン1から送信された識別情報が正規のものであるか
否かを判別する。そして、セキュリティサーバ6が、上
記識別情報が正規のものであると判断した場合にのみ、
上記クライアントマシン1と主サーバSとの通信を許可
する。従って、このセキュリティサーバ6を介在させる
ことにより、上記クライアントマシン1、主サーバS
(データベースサーバ2と業務処理サーバ3)のセキュ
リティが各段に向上する。上記セキュリティコンポーネ
ント9cのうちの一部は、このセキュリティサーバ6を
利用するにあたって必要となるものである。
【0031】尚、上記通信網5としては、前記図3に示
すシステムと同様、総合サービスディジタル網(ISD
N:Integrated Services Digital Network)及びル
ータ(図示せず)を採用している。そして、インターネ
ットを介して上記主サーバSとクライアントマシン1と
が接続される。
【0032】本形態例の場合、業務処理サーバ3に格納
されている会計処理等の業務処理用プログラム(を構成
する各種コンポーネント8)及び他のコンポーネント9
a、9b、9c、9dは、JAVA言語により記述され
た、所謂JAVAアプレットである。上記JAVA言語
が、特許請求の範囲に記載されたアーキテクチャニュー
トラルなプログラム言語に相当する。上記アーキテクチ
ャニュートラルなプログラム言語とは、OSやハードウ
エア等に依存することなく(勿論、プログラムを書き直
すことなく)作動可能なプログラム言語を指す。会計処
理プログラムを上記JAVA言語によって記述すること
に伴い、上記データベースサーバ2と業務処理サーバ3
とクライアントマシン1とは、いわゆるJAVA仮想マ
シンを採用している。このJAVA仮想マシンが、特許
請求の範囲に記載された、上記プログラム言語をサポー
トするよう設計されたものに相当する。尚、JAVAア
プレットである上記業務処理プログラム自体は、この発
明の特徴部分ではないため、その詳細な説明を省略す
る。
【0033】更に、上記クライアントマシン1は、上記
業務処理プログラムを利用可能な(このプログラムによ
る処理及び結果を表示可能な)ブラウザを備えている。
【0034】上述のように構成される本形態例に係る業
務処理システムを用いて、ユーザA、B、C、Dが会計
処理等の業務処理を行う際の作用は、次の通りである。
先ず、ユーザA、B、C、D側のクライアントマシン1
から、このユーザA、B、C、Dに付与されている識別
情報(ユーザID、パスワード、認証等)をセキュリテ
ィサーバ6に向け送信する。上記識別情報は、セキュリ
ティサーバ6が受け取る。そして、このセキュリティサ
ーバ6は、この受け取った識別情報が正規のものである
か否かを判別する。このセキュリティサーバ6が、上記
識別情報を正規のものであると判断した場合には、上記
クライアントマシン1と主サーバSとの通信を許可す
る。一方、受け取った識別情報が正規のものでないと判
断した場合には、所定回数だけ(例えば、2回)識別情
報の入力を促す。上記所定回数内で正規の識別情報が得
られなかった場合には、セキュリティサーバ6は当該ア
クセスが不正なものとして通信を遮断する。
【0035】上記セキュリティサーバ6が、上記識別情
報を正規のものであると判断した場合には、上述したよ
うに、当該クライアントマシン1が業務処理サーバ3及
びデータベースサーバ2にアクセスするのを許可する。
すなわち、上記クライアントマシン1は、業務処理サー
バ3及びデータベースサーバ2に接続する。この状態に
おいて、上記ユーザA、B、C、Dは、上記業務処理サ
ーバ3に保存されている業務処理用プログラム(コンポ
ーネント8)のうちの各ユーザA、B、C、Dが所望す
る業務処理を行う上で必要なコンポーネント8を、各ク
ライアントマシン1にダウンロードする。これにより、
上記クライアントマシン1側でユーザA、B、C、Dが
所望する業務処理を行えるようになる。
【0036】本形態例に係るシステムの場合、上記業務
処理用プログラムは、コンポーネント8ごとに業務処理
サーバ3に保存されている。そして、各ユーザA、B、
C、Dは、それぞれの業務を処理するのに必要なコンポ
ーネント8をダウンロードし、これらコンポーネント8
を組み合わせて使用する。このため、クライアントマシ
ン1を構成するハードディスク等の記憶装置の記憶容量
を無駄に消費することが防止される。これとともに、会
計、販売、給与、在庫物流といったユーザが所望する処
理を容易に行えるようになる。しかも、業務処理用プロ
グラムをコンポーネント8の形で提供するため、プログ
ラムの品質の均一化と向上とが見込まれる。又、メンテ
ナンスの容易化も図れる。
【0037】更に、本形態例に係る業務処理支援システ
ムにおいては、上記業務処理用プログラム(コンポーネ
ント8)等のコンポーネント8、9a、9b、9c、9
dは、上述したようにJAVA言語により記述されたも
のとしており、上記データベースサーバ2と業務処理サ
ーバ3とクライアントマシン1とは、上記JAVA言語
をサポートするよう設計されたJAVA仮想マシンとし
ている。このため、上記業務処理支援システムは機種依
存性がなくなる。この結果、ユーザA、B、C、D側で
保守、管理に専門要員を備える必要がなくなる。
【0038】しかも、クライアントマシン1として機種
を問われることはない。クライアントマシン1として
は、上述した仮想JAVAマシンで上記ブラウザを備え
たものであれば良いため、例えば、旧型の小型コンピュ
ータを利用することも可能である。更に、ユーザA、
B、C、Dと主サーバSとは、上述したようにインター
ネットで接続するため、支店や営業所が分散していても
特別な装置を用意することなく業務処理を主サーバSに
処理させることができる。更に、上記主サーバSは、設
置場所で集中的に管理するため、ユーザA、B、C、D
側における保守や管理が不要となり、この面からもコス
ト低減を図れる。
【0039】更に、本形態例に係る業務処理支援システ
ムにおいては、上記業務処理用プログラムを、複数の通
貨に対応した会計処理プログラム(コンポーネント8)
を含むものとしているため、業務処理のうちの財務、会
計に関する業務においては、ユーザは各種帳票を、複数
の国の通貨で作成することが可能になり、国際化に対応
した業務処理を行うことが可能になる。
【0040】又、本形態例に係る業務処理用プログラム
は、複数の言語及びこれら言語を母国語とする国におけ
る帳票フォーマットに対応したプログラムを含むものと
しているため、ユーザが作成すべき帳票を、各国言語及
び各国の慣習等に従ったフォーマット(或いは、国際会
計基準にマッチしたフォーマット)で帳票を作成でき、
やはり国際化に対応できる。
【0041】尚、上記クライアントマシン1は、上記業
務処理プログラムを利用可能な(このプログラムによる
処理及び結果を表示可能な)ブラウザを備えている。こ
のブラウザにより、上記業務処理サーバ3が行う処理の
過程(例えば、中間処理)や結果を観ることができる。
又、上記結果を出力(例えば、プリントアウト)し、利
用することができる。
【0042】又、ユーザA、B、C、Dが上記各コンポ
ーネント8、9a、9b、9c、9dをダウンロードし
た場合、ユーザA、B、C、Dはダウンロードした各コ
ンポーネント8、9a、9b、9c、9dの数量に応じ
て課金される。上記各コンポーネント8、9a、9b、
9c、9dの使用に応じた料金は、別途銀行振り込みや
クレジットカード引き落とし、或いはいわゆる電子決済
システムにより支払う。
【0043】尚、本形態例に係る業務処理支援システム
における主サーバSは、前述した従来構造とは異なり、
会計事務所等の当該業務を支援する事務所等に設置する
ものではない。上記主サーバSは任意のセンター等に設
置しておき、会計処理等を行う必要のある法人等や会計
事務所等が、適宜この主サーバSにアクセスして当該業
務を行なう。例えば、図示の例でユーザBは会計事務所
を示している。この会計事務所であるユーザBには、複
数の顧客7が会計処理を委託している。このような会計
事務所においても、当該事務所内にクライアントマシン
1を設置し、各顧客7のそれぞれの会計処理(の一部或
いは全部)を、上記主サーバSからダウンロードしたコ
ンポーネント8から構成されるプログラムを介して行う
ようにする。このように、本形態例においては、顧客を
抱える会計事務所等のユーザBも、これら委託された業
務処理を上記主サーバSを介して行うようにしている。
業務処理を委託されたユーザBは、前述した従来のシス
テムのように事務所等内にサーバ10(図3)を設置す
る必要はなく、単に上記クライアントマシン1を設置す
れば良いため、当該業務処理に係る委託料金を安価に設
定できるようになる。
【0044】
【発明の効果】この発明に係る業務処理支援システム
は、上述のように構成され作用するため、機種依存性が
なく、専門要員も必要とせず、保守、管理に要する労力
やコストを軽減でき、常に最新の業務処理を行えるよう
になる。しかも、業務処理用プログラムをコンポーネン
ト化しており、これらコンポーネント単位で提供できる
ため、各種プログラムの共通部分におけるコンポーネン
トの再利用性が進み、開発コストの低減を図れる。更
に、コンポーネント化に伴い、各種プログラムの均一化
や品質向上を図れる。更に、上記業務処理用プログラム
は、複数通貨に対応した会計処理プログラムを含むもの
としているため、業務処理のうちの財務、会計に関する
業務においては、ユーザは各種帳票を、複数の国の通貨
で作成することが可能になり、国際化に対応した業務処
理を行うことが可能になる。
【0045】又、請求項2に記載した発明においては、
上述した効果に加え、業務処理用プログラムは、複数の
言語及びこれら言語を母国語とする国における帳票フォ
ーマットに対応したプログラムを含むものとしている。
このため、ユーザが作成すべき帳票を、各国言語及び各
国の慣習等に従ったフォーマットで帳票を作成でき、や
はり国際化に対応できる。
【0046】更に、請求項4に記載した発明の場合、上
述した効果に加え、セキュリティの向上を図れ、実用上
の効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態例の構成を示す模式図で
ある。
【図2】同じく業務処理用プログラムをコンポーネント
化して提供可能とした状態を示す模式図である。
【図3】従来構造の一例を示す模式図である。
【符号の説明】
A、B、C、D ユーザ S 主サーバ 1 クライアントマシン 2 データベースサーバ 3 業務処理サーバ 5 通信網 6 セキュリティサーバ 8 コンポーネント
フロントページの続き Fターム(参考) 5B049 AA01 AA05 AA06 BB00 CC00 DD01 DD05 EE02 FF03 FF09 GG02 GG04 GG07 5B089 GA11 GB04 JB14 KA13 KB13 KC58

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一のクライアントマシンと、
    各種業務処理に必要なデータを保存するとともに、各種
    業務処理を行うための業務処理用プログラムを構成する
    コンポーネントを格納した、少なくとも一の主サーバ
    と、を通信網で結んで成り、上記クライアントマシンを
    有するユーザが所望する業務に必要なコンポーネント
    を、上記クライアントマシンに供給自在とした業務処理
    支援システムであって、 上記主サーバに格納されている業務処理用プログラム
    は、アーキテクチャニュートラルなプログラム言語によ
    って記述されており、且つ、上記業務処理用プログラム
    は、複数の通貨に対応した会計処理プログラムを含み、 上記クライアントマシンと主サーバとは、上記プログラ
    ム言語をサポートするように設計されたものであること
    を特徴とする、業務処理支援システム。
  2. 【請求項2】 前記業務処理用プログラムは、複数の言
    語及びこれら言語を母国語とする国における帳票フォー
    マットに対応したプログラムを含むものであることを特
    徴とする、請求項1に記載の業務処理支援システム。
  3. 【請求項3】 前記主サーバは、前記データを蓄積、保
    存するデータベースサーバと、前記業務処理用プログラ
    ムを格納して成る業務処理サーバと、から構成されて成
    るものであることを特徴とする、請求項1若しくは請求
    項2に記載の業務処理支援システム。
  4. 【請求項4】 前記主サーバと前記クライアントマシン
    との間に、このクライアントマシンから送信された識別
    情報が正規のものであるか否かを判別し、この識別情報
    が正規のものと判断された場合にのみ、上記クライアン
    トマシンと主サーバとの通信を許可するセキュリティサ
    ーバを介在させたことを特徴とする、請求項1乃至請求
    項3のいずれかに記載の業務処理支援システム。
JP2000054632A 2000-02-29 2000-02-29 業務処理支援システム Pending JP2001243294A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005531073A (ja) * 2002-06-27 2005-10-13 ピーエヌ アンド エイジェイ マレー プロプライアタリイ リミテツド 会計システム
JP2011175417A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Seiko Epson Corp データ処理システムおよびプログラム

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