JP2001243112A - 画像メモリアクセス装置 - Google Patents

画像メモリアクセス装置

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JP2001243112A
JP2001243112A JP2000049687A JP2000049687A JP2001243112A JP 2001243112 A JP2001243112 A JP 2001243112A JP 2000049687 A JP2000049687 A JP 2000049687A JP 2000049687 A JP2000049687 A JP 2000049687A JP 2001243112 A JP2001243112 A JP 2001243112A
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Shinji Shiragami
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2次元の画像データを記憶している画像メモ
リの所定の領域へのアクセスを容易に行う。 【解決手段】 画像メモリ10に格納された画像データ
にアクセスし、所定の画像処理を行う画像処理装置1
は、画像メモリ制御装置8に対して、アクセスを行うべ
きデータを指定する際に、データの存在する2次元領域
の子領域の識別子4と、その識別子4で示される子領域
内での座標値5を指定してメモリアクセス開始を通知す
る。画像メモリ制御装置8は、予め領域情報レジスタ8
2に設定されている情報を用いて、座標変換回路81に
より識別子4で示される子領域内の座標値5を画像メモ
リ10の全メモリ空間の座標に変換し、更にアドレス換
回路83によって1次元のメモリアドレスに変換する。
こうして変換された1次元アドレスをメモリバス9を介
して画像メモリ10に出力し、所定のメモリアクセスを
行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2次元の画像デー
タを記憶している画像メモリにアクセスして、その画像
データの読出しや書込みを行う画像メモリアクセス装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、LSI技術の発展に伴って、高度
な画像処理技術を適用可能な小型で高性能な画像処理シ
ステムの開発が可能になってきている。例えば、ディジ
タルカメラなどでは、CCDなどの画像入力デバイスか
ら撮り込んだ画像を、液晶ディスプレイに表示したり、
JPEG等の画像圧縮技術によって圧縮した画像データ
に変換するといった処理を行っている。このような処理
の対象となる画像データは、通常2次元の配列として表
現できる。
【0003】このような2次元画像データを処理する場
合、通常画像データは、画像メモリと呼ぶバッファメモ
リに蓄積され、このバッファメモリから読み出されて所
定の処理が施された後、その画像をディスプレイに表示
したり、或は画像処理を行った後、メモリ等の記憶媒体
に蓄積したりしている。
【0004】このような2次元の画像データを記憶して
いる画像メモリにアクセスして画像データの読出しや書
込みを行う場合のメモリへのアドレッシングの方式とし
て、従来より、そのメモリに固有な通常1次元で表わさ
れるメモリアドレスを用い、2次元座標に対応するメモ
リアドレスをCPU等を用いて随時計算する方式と、画
像データに対応する2次元の座標をアドレスとして用い
る方法がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前者の1次元のメモリ
アドレスを用いる方法では、通常は、ソフトウェアの制
御の基に、2次元座標とメモリアドレスとの間の変換を
CPUに行わせている。この場合は、CPUの演算能力
の多くの部分が、このアドレス変換のために割かれてし
まうことになり、システム全体のパフォーマンスが低下
するという問題点があった。また2次元座標とメモリア
ドレスとの関係を全てソフトウェアが管理しなければな
らないため、ソフトウェアのデバッグが困難であるとい
う問題点があった。
【0006】一方、後者の2次元座標を用いて画像デー
タをアドレッシングする方法においても、ある固定的、
或は選択的な大きさをもつ複数の画像に対して画像処理
を行う場合は、それぞれの画像の座標値を画像の数だけ
随時演算する必要がある。従って、やはり処理パフォー
マンスが低下し、ソフトウェアのデバッグが困難になる
という問題点があった。
【0007】また画像データへのアクセスは一塊の連続
的なデータに対して行われる場合が多い。このような一
塊の連続的なデータ転送はバースト転送と呼ばれ、従
来、バースト転送では、アドレスは連続シーケンシャル
に増加していく取り決めになっていたり、或は、キャッ
シュのラインリフィル等ではクリティカルワードのアド
レスが与えられ、キャッシュのライン長分のアドレス範
囲内でラップアラウンドするようになっていた。しかし
ながら、上述のバースト転送におけるアドレッシング方
法を用いると、画像データの連続アクセス時には具合の
悪い点がある。即ち、連続した一塊の画像データはバー
スト転送でアクセスされることが多いが、その一塊は2
次元的な連続性を持っている。例えば、ラスタ順にデー
タを読み出す場合は+×方向に順にアクセスすればよい
が、メモリに記憶されている画像データの鏡像を表示す
る場合は、−x方向に順にアクセスしたほうが都合が良
い。また或は、+90°回転した画像を表示する場合
や、垂直方向のフィルタリングの操作を行う場合など
は、+y方向にアクセスするのが効率的である。しかし
ながら、従来の技術によるバースト転送におけるアドレ
ッシング方法では、このような−x方向や、±y方向の
連続データのバースト転送を行うことが不可能であっ
た。
【0008】また、画像処理の内容に応じて一回のデー
タ転送時に要求される転送長は様々で、例えば、JPE
G等の画像圧縮時には8×8のブロックを一括処理する
ので、画像データの読み出し時にはy座標を1ずつ増加
しながら8画素分のデータを連続アクセスする。しか
し、データ書き込み時は書き込みデータが可変長符号デ
ータであるため、そのデータ転送長は一意に定まるもの
ではない。一方、画像表示装置においては、ラスタ方向
の1ライン分を連続してアクセスした方が効率がよい。
従って、単一の画像メモリをアクセスする複数の画像処
理装置が混在しているような画像処理システムにおい
て、上記従来技術を用いて上述したような画像データの
転送を行う場合は、シングルビートの転送を何度も行う
か、または転送すべき一塊の画像データを、その処理内
容とは何の関連もない固定のバースト転送長にギャザリ
ング又は分割して転送を行う必要があった。このため、
ハードウェア構成は複雑になり、またデータの転送効率
も低くなるという問題点があった。
【0009】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、画像メモリの全メモリ領域を子領域に分割した各子
領域単位で、2次元の画像データを各領域ごとに連続し
てアクセスできる画像メモリアクセス装置を提供するこ
とを目的とする。
【0010】また本発明の目的は、2次元的に連続する
画像データに高速かつ容易にアクセスできる画像メモリ
アクセス装置を提供することにある。
【0011】また本発明の目的は、画像メモリに2次元
的に連続する画像データが格納されているとき、その画
像データの先頭座標及びデータ方向、或はデータ転送長
を指示することにより、x或はy方向に連続してその画
像データにアクセスできる画像メモリアクセス装置を提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像メモリアクセス装置は以下のような構成
を備える。即ち、2次元画像データを格納する画像メモ
リと、前記画像メモリの全メモリ空間に含まれる2次元
領域内で前記全メモリ空間よりも大きくない少なくとも
2つの子領域のそれぞれの前記全メモリ空間における座
標値と識別子とを格納する領域情報格納手段と、入力さ
れた識別子に対応する子領域の前記領域情報格納手段に
格納された前記全メモリ空間における座標値を基に、前
記識別子に対応して入力されたアクセスすべきデータの
子領域座標系における座標値に対応する前記全メモリ空
間における座標値を出力する座標変換手段と、前記座標
変換手段により出力された前記座標値を前記画像メモリ
におけるメモリアドレスに変換するためのアドレス変換
手段と、前記入力された識別子と前記座標値によって特
定される前記画像メモリのアドレスのデータにアクセス
するアクセス手段とを有することを特徴とする。
【0013】上記目的を達成するために本発明の画像メ
モリアクセス装置は以下のような構成を備える。即ち、
2次元画像データを格納する画像メモリと、前記画像メ
モリの全メモリ空間に含まれる2次元領域内で前記全メ
モリ空間よりも大きくはない少なくとも2つの子領域の
それぞれの前記メモリ空間における座標値と識別子とを
格納する領域情報格納手段と、入力された識別子に対応
する子領域の前記領域情報格納手段に格納された全領域
内における座標値を基に、前記識別子に対応して入力さ
れたアクセスすべきデータの子領域座標系における座標
値に対応する前記全メモリ空間における座標値を出力す
る座標変換手段と、前記座標変換手段により出力された
前記座標値を前記画像メモリにおけるメモリアドレスに
変換するためのアドレス変換手段と、前記入力された識
別子と前記座標値によって特定される前記画像メモリの
アドレスのデータにアクセスして前記データを処理する
少なくとも2つの画像処理手段と、前記画像処理手段の
それぞれはバスマスタであって、前記少なくとも2つの
画像処理手段のいずれかにバスの使用権を与えるための
バス調停手段と、を有することを特徴とする。
【0014】上記目的を達成するために本発明の画像メ
モリアクセス装置は以下のような構成を備える。即ち、
2次元画像データを格納する画像メモリと、前記画像メ
モリの2次元領域内のX方向又はY方向に連続するデー
タの先頭データの座標値と、前記連続するデータの前記
2次元領域における方向を指示する信号とを出力する座
標出力手段と、前記座標出力手段から出力された前記座
標値と前記方向を指示する信号とを基に前記連続するデ
ータをアクセスするための前記2次元領域における座標
を生成する座標生成手段と、前記座標生成手段により生
成された前記座標を前記画像メモリのアドレスに変換す
るアドレス変換手段とを有することを特徴とする。
【0015】上記目的を達成するために本発明の画像メ
モリアクセス装置は以下のような構成を備える。即ち、
2次元画像データを格納する画像メモリと、前記画像メ
モリの2次元領域内のX方向又はY方向に連続するデー
タの先頭データの座標値と、前記連続するデータの前記
2次元領域におけるデータ転送長を指示する信号とを出
力する座標出力手段と、前記座標出力手段から出力され
た前記座標値と前記データ転送長を指示する信号とを基
に前記連続するデータをアクセスするための前記2次元
領域における座標を生成する座標生成手段と、前記座標
生成手段により生成された前記座標を前記画像メモリの
アドレスに変換するアドレス変換手段とを有することを
特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0017】[実施の形態1]図1は、本発明の実施の
形態1に係る画像メモリアクセス装置の特徴を最もよく
表わすブロック図である。
【0018】図1において、1は画像処理装置で、デー
タ入力ポート2から画像等のデータが入力され、そのデ
ータに対して画像処理を行った後、データ出力ポート3
より処理済みの画像データが出力される。また画像処理
装置1は、例えば4ビット幅の領域識別信号4により、
画像メモリ10のアクセスすべき領域の番号を10進数
で、“0”から“15”までの値で出力する。これと同
時に、その領域内でのアクセスすべきデータの座標を、
例えば20ビット幅の座標信号5により出力する。ここ
で、この座標信号5の20ビットの内訳は、上位10ビ
ットがx座標、下位10ビットがy座標であり、各々1
0進で“0”から“1023”までの座標値を表わすこ
とができる。制御バス6は、画像処理装置1からのデー
タ転送開始信号、画像メモリ10の読み出し、書き込み
識別信号、及び画像メモリ制御装置8からのデータスト
ローブ信号を含んでいる、画像メモリ10にアクセスす
るための制御信号群である。この画像メモリ10との間
でアクセスされるデータは、データバス7を介して転送
される。
【0019】ここで、データ入力ポート2から入力され
るデータの例としては、例えばCCD等の撮像デバイス
によって撮影されてA/D変換されたディジタル画像デ
ータがある。またデータ出力ポート3より出力される出
力データの例としては、NTSC或はPALのテレビフ
ォーマットのデータがある。更に、この画像処理装置1
における画像処理の例として、例えばCCDデータの色
補間、色補正、ガンマ補正、色空間変換等がある。
【0020】図2は、本実施の形態に係る画像処理装置
1の構成例を示すブロック図で、ここではNTSC,P
ALエンコーディングを行うことができる。
【0021】16ビットのデータ入力ポート2より入力
されるCCDからの画像データの内、CCDデータ取り
込み部11によって有効画素のみが取り込まれる。これ
ら有効画素範囲の取り込みタイミングを生成するため
に、タイミングジェネレータ112がピクセルクロック
とデータラッチイネーブル信号を生成する。CCD生デ
ータ取り込み回路111は、これら信号に従って有効画
素を取り込んでラッチしFIFO113へ転送する。ま
たタイミングジェネレータ112は、転送制御シーケン
サ18に対してデータ転送要求を送るとともに、座標生
成部114に対して、次のデータ転送のための座標を生
成するように要求信号を出力する。
【0022】この座標生成の要求信号を受けた座標生成
部114は、直ちに次の転送のための20ビットの座標
を演算し、座標マルチプレクサ(MUX)16に出力す
る。例として、ここではx座標が10進で“128”、
y座標が10進で“256”とすると、この座標値は2
0ビットの2進表現では(0010000000_01
00000000)となる。また、領域識別子レジスタ
115は、CCDの生(画像処理前)データを転送すべ
き領域を示す4ビットからなる識別子を静的に保持して
おり、この4ビットの識別子信号を識別子マルチプレク
サ(MUX)17に出力している。例として、ここでは
10進で“1”、即ち、2進表現で(0001)を出力
しているとする。
【0023】タイミングジェネレータ112よりデータ
転送要求を受けた転送制御シーケンサ18は、他の転送
要求があるかどうかを検査し、他にも転送要求があるな
らば適当な調停を行って、CCDデータ取り込み部11
のためのメモリデータ転送を開始する。転送制御シーケ
ンサ18は、まず出力データマルチプレクサ14、座標
マルチプレクサ16、識別子マルチプレクサ17の選択
信号を出力し、各々についてCCDデータ取り込み部1
1からの信号が選択されるようにする。同時に、制御バ
ス6の転送開始信号TxStart(61)と、読み出し・書
き込み識別信号RD/WR*(62)を出力する。転送開始信
号61は正論理の信号であり、読み出し・書き込み識別
信号62は読み出し時に“1(ハイレベル)”、書き込
み時“0(ロウレベル)”となる信号である。CCDデ
ータ取り込み部11は画像メモリ10に書き込みを行う
ので、転送開始信号61は“1”、RD/WR*62は“0”
がドライブされると同時に、データ出力バス71(DataO
ut[15:0])にはCCDデータ取り込み部11のFIFO
113の先頭データがドライブされ、座標信号5(Code
[19:0])には(0010000000_0100000
000)がドライブされ、更に識別子信号4(RegionNum
[3:0])には(0001)がドライブされる。転送制御シ
ーケンサ18は、画像メモリ制御装置8からのデータス
トローブ(DataStrobe)信号63が“1”にドライブされ
たことを検出すると、現在のデータ転送を終了する。
【0024】次に、CCD画像処理部12において、図
示しない割り込み信号によって、CCDデータ取り込み
部11が画像処理を開始するに足る量の画像データを取
り込んだことを検知すると、画像処理DSP121は転
送要求シーケンサ122に対して画像処理の開始を通知
する。これにより転送要求シーケンサ122は、CCD
データ取り込み部11のタイミングジェネレータ112
と同様に、転送制御シーケンサ18に対してデータ転送
要求を送ると同時に、座標生成部124に対して次のデ
ータ転送のための座標を生成するように要求する。この
座標生成要求を受けた座標生成部124は直ちに次の転
送のための20ビットの座標を演算し、座標マルチプレ
クサ16に対して出力する。例として、ここではx座標
が10進で“32”、y座標が10進で“64”とする
と、座標値は20ビットの2進表現では(000001
0000_0000100000)となる。また、領域
識別子レジスタ125はCCDの生(画像処理前)デー
タが格納されている領域の4ビットからなる識別子、即
ち、CCDデータ取り込み部11の領域識別子レジスタ
115が保持している値と同じ値(0001)を静的に
保持しており、この4ビットの識別子信号を識別子マル
チプレクサ17に対して出力している。
【0025】転送要求シーケンサ122からの転送要求
を受けた転送制御シーケンサ18は、上述した動作と同
様に、座標マルチプレクサ16と識別子マルチプレクサ
17に対し、CCD画像処理部12からの信号を選択す
るように選択信号を生成し、転送開始信号61を“1”
に、読み出し・書き込み識別信号62を“1”にドライ
ブする。このとき座標信号5には(000001000
0_0000100000)が、識別子信号6には(0
001)がドライブされる。転送制御シーケンサ18
は、画像メモリ制御回路8からのデータストローブ信号
63が“1”にドライブされたことを検出すると、入力
データバッファ15に対してデータラッチ信号を送る。
このデータラッチ信号を受け取った入力データバッファ
15は、データ入力バス(DataIn[15:0])72上にドライ
ブされている16ビットデータをラッチする。
【0026】こうして入力データバッファ15にラッチ
されたデータは、CCD画像処理部12のワークメモリ
123に転送される。画像処理DSP121は、このワ
ークメモリ123からデータを読み込み、色補間、色補
正、ガンマ補正、色空間変換等の画像処理を行い、その
処理を行った後の画像データをワークメモリ123に書
き戻す。
【0027】この画像処理DSP121における画像処
理が終了すると画像処理DSP121は、転送要求シー
ケンサ122に対して処理が終了したことを通知する。
これに応答して、転送要求シーケンサ122はワークメ
モリ123に格納されている画像処理後のデータを画像
メモリ10に書き戻すための転送要求を転送制御シーケ
ンサ18に送ると同時に、座標生成部124に対しデー
タ書き戻しのための座標生成を要求する。ここで生成さ
れる座標は、データ書き戻し用の領域内での座標であっ
て、データ読み出し時の領域(0001)内での座標で
はない。データ書き戻し用の領域の識別子は領域識別子
レジスタ125に格納されており、例えばこれが(00
10)であるとすると、データ書き戻し時は(001
0)が識別子マルチプレクサ17に送られる。この場合
には、転送制御シーケンサ18は、出力データマルチプ
レクサ14と座標マルチプレクサ16と識別子マルチプ
レクサ17に対しCCD画像処理部12からの信号を選
択するように選択信号を生成して出力し、転送開始信号
61を“1”に、読み出し・書き込み識別信号62を
“0”(書込み)にドライブする。
【0028】CCD画像処理部12が画像処理を終了す
ると、NTSC/PAL表示データ生成部13のNTS
C/PALエンコーダ131は、表示データ入力要求を
転送要求シーケンサ132に送る。転送要求シーケンサ
132、座標生成部134、領域識別子レジスタ135
は、上述したCCD画像処理部12がデータを読み込む
際と全く同様の動作を行い、画像メモリ10より入力デ
ータバッファ15に読み込まれたデータをFIFO13
3に転送する。この際、領域識別子レジスタ135に格
納されている識別子は、CCD画像処理部12が書き戻
し時に指定した識別子(0010)であることが本実施
の形態における重要なポイントである。即ち、NTSC
/PAL表示データ生成部13の座標生成部134は、
CCD画像処理部12によって生成された表示用のデー
タが、メモリ全体からなる座標系のいずこにあるかを知
る必要はなく、ただ領域(0010)の原点からラスタ
順に画像データを読み出せばよいことにある。
【0029】次に、画像メモリ制御装置8の動作を再び
図1を用いて説明する。
【0030】制御バス6を介して画像処理装置1から転
送開始信号を受け取った画像メモリ制御装置8は、領域
識別信号4と領域内座標信号5をラッチする。領域情報
レジスタ82は、予め格納された“0”から“15”に
それぞれ対応する16種類の座標値のうち、ラッチされ
た領域識別信号を選択信号とし、選択された1つの座標
値を座標変換回路81に出力する。
【0031】図3は、本実施の形態に係る領域情報レジ
スタ82の機能構成を示すブロック図である。
【0032】図3において、821から8216のそれ
ぞれは20ビットのデータを格納した合計16個のレジ
スタで、レジスタ821は領域0に、レジスタ822は
領域1にそれぞれ対応している。またレジスタ823か
ら8216も同様で、それぞれ領域2から領域15に対
応している。これら各レジスタに格納された20ビット
の値は、画像メモリ10全体の2次元領域の座標におい
て、各子領域0から15の原点がどこに位置しているか
を示している。ここで、20ビット中の上位10ビット
がx座標を示し、下位10ビットがy座標を示す。例え
ば、画像メモリ10の総容量を16Mビットとし、1画
素当たりのビット数を16ビットとすると、画像メモリ
10全体としては、図4の101に示すように、102
4×1024(画素)の2次元空間(これを全領域と呼
ぶ)を表現することができる。この全領域101は、原
点(0,0)から座標(1023,1023)の領域を
占める。この全領域101に含まれ全領域よりも小さい
子領域0と子領域1が図4のそれぞれ102、103の
ように配置されているとすると、図3の領域0原点レジ
スタ821に格納される値の上位10ビットはXo0を2
進表記した値、下位10ビットはyo0を2進表記した値
となる。同様に、図3の領域1原点レジスタ822に格
納される値の上位10ビットはxo1を2進表記した値、
下位10ビットはyo1を2進表記した値となる。
【0033】図3の領域識別子信号8217は、画像処
理装置1から出力され画像メモリ制御装置8にラッチさ
れた信号であり、16−1マルチプレクサ8218の選
択信号として接続されている。また、マルチプレクサ8
218の16個の入力は各々20ビットであり、それぞ
れ領域原点レジスタ821から8216の出力に対応し
ている。例えば、いま領域識別子信号が(0001)で
あるとすると、マルチプレクサ8218の出力8219
は、領域1原点レジスタ822の出力(xo1,yo1)と
なる。
【0034】図1の座標変換回路81には、領域情報レ
ジスタ82の出力、即ち、図3のマルチプレクサ821
8の出力8219と画像処理装置1から入力されてラッ
チされている座標値が入力され、全領域の座標における
座標値に変換されて出力されアドレス変換回路83に送
られる。領域1の識別子に対する座標(x,y)が入力
されたとき、図4からわかるように、全領域の座標系で
の対応する座標値(x1,y1)は、 x1=x+xo1 …(1) y1=y+yo1 …(2) と表わされる。
【0035】図5は、本実施の形態の座標変換回路81
の機能構成を示すブロック図である。
【0036】図5において、811には図3のマルチプ
レクサ8218の出力が接続され、また812には画像
処理装置1から入力されてラッチされている座標値が入
力される。811の上位10ビット813[19:10]は、
上記(1)式のxo1に対応し、下位10ビット815
[9:0]は上記(2)式のyo1に対応している。また81
2の上位10ビット814[19:10]は上記(1)式のx
に対応し、下位10ビット816[9:0]は上記(2)式
のyに対応する。加算器817は、上記(1)式の+演
算子の演算に対応し、加算器818は上記(2)式の+
演算子の演算に対応する。また加算器817の出力81
9が上記(1)式のx1に対応し、加算器818の出力
8110が上記(2)式のy1に対応している。これら
の出力819と8110は、図1のアドレス変換回路8
3に入力される。
【0037】図1のアドレス変換回路83は、全領域に
おける2次元座標をメモリアドレスに変換する。いま画
像メモリ10として、1Mワード×16ビット(ロウア
ドレス10ビット、カラムアドレス10ビット)のDR
AMを用いた場合の例を説明する。この2次元座標とメ
モリアドレスのマッピング方法は無数に考えられるが、
本実施の形態では、画像データがラスタ方向(+x方
向)に連続してアクセスされることが多いことを考慮し
て、10ビットのy座標値を10ビットのロウ(Row)ア
ドレスに直接マッピングし、10ビットのx座標値を1
0ビットのカラム(Column)アドレスに直接マッピングす
る。
【0038】図6は、このアドレス変換回路83の構成
例を示すブロック図である。
【0039】y座標入力831は、図5のy座標出力8
110に接続され、X座標入力832は図5のX座標出
力819に接続される。ロウ/カラム選択信号(ROW/CO
L*)833はメモリ制御部84により生成され、ロウア
ドレスでのアクセス時(RAS*信号出力時:*は負論理の
信号を示す)は“0”がドライブされ、カラムアドレス
アクセス時(CAS*信号出力時)は“1”がドライブされ
る。マルチプレクサ834は、この選択信号833の極
性に応じて入力831、832のいずれかを選択してメ
モリアドレス835として出力する。このメモリアドレ
ス835は画像メモリ10のアドレスピンに接続され
る。
【0040】メモリ制御部84は、制御バス6のメモリ
読み出し・書き込み識別信号に基づき、メモリ読み出し
シーケンスか、メモリ書き込みシーケンスをメモリバス
9を介して制御する。即ち、画像メモリ10からの読み
出し時は、アドレス変換回路83へのロウ/カラム選択
信号833を制御しつつRAS*、CAS*信号を出力し、画像
メモリ10のアクセスサイクル時間後に、画像メモリ1
0のデータバス上のデータをラッチする。
【0041】次に画像処理装置1に対して、制御バス6
の中のデータストローブ信号を用いてデータ転送の実行
を通知する。つまり、画像メモリ10より読み出された
データは、データストローブ信号63と同時に画像メモ
リ制御装置8によりデータバス7上にドライブされる。
また画像メモリ10への書き込みの場合は、まずデータ
ストローブ信号63と同時に画像処理装置1によりデー
タバス7上にドライブされているデータを画像メモリ制
御装置8に一旦ラッチする。次に、メモリ制御部84は
アドレス変換回路83へのロウ/カラム選択信号833
を制御しつつ、RAS*、CAS*信号を出力し、かつ画像メモ
リ制御装置8にラッチされたデータを、画像メモリ10
のメモリバス9のデータバスにドライブする。
【0042】以上の構成により、例えばVGA(640
×480)サイズの画像をCCDから取り込んでNTS
Cフォーマットで出力するような場合、図7に示すよう
に、領域0(700)及び領域1(701)を配置して
おき、図2のCCDデータ取り込み部11の領域識別子
レジスタ115に(0000)を、CCD画像処理部1
2の領域識別子レジスタ125に(0000)と(00
01)を、NTSC・PAL表示データ生成部13の領
域識別子レジスタ135に(0001)を設定してお
く。これにより、これら各部の座標生成部114,12
4,134は全領域の座標を生成する必要はなく、いず
れも、ただ(0,0)から(639,479)の間の座
標値を生成する単純な回路になる。
【0043】より効果的な例としては、図8に示すよう
に、領域0(700)から領域5(714)を配置にし
ておく。ここで、これら領域2(711),3(71
2),4(713),5(714)のそれぞれサイズ
は、例えば300×200とする。この場合、領域識別
子レジスタ115には(0000)を設定し、領域識別
子レジスタ125のデータ読み込み用領域として(00
00)を設定し、領域識別子レジスタ135には(00
01)を設定しておく。CCD画像処理部12は、通常
のCCD画像処理の他に間引きによる画像縮小処理を行
って、640×480のサイズの画像を300×200
のサイズに縮小する。このとき領域識別子レジスタ12
5のデータ書き込み領域の値を1フレーム毎に(001
0),(0011),(0100),(0101)の順
に順次設定すると、NTSCフォーマットの表示は、い
わゆる連写された4枚の画像となる。また或は、この書
き込み領域値を適当なフレーム数毎に変化させれば、特
殊効果的な撮影を容易に行うことが可能である。このと
き、CCD画像処理部13の座標生成部124の書き込
み座標生成は領域の値に関係なく、常に(0,0)から
始まり(299,199)で終わる単純な回路でよい。
このようにして、ハードウェアの処理が高速になると同
時に、ソフトウェアによる設定は著しく簡易化される。
【0044】また図1の領域情報レジスタ82に各領域
のサイズの情報を格納する構成も有効である。
【0045】図9は、このような構成を用いた領域情報
レジスタ82の機能構成を示すブロック図である(但
し、前述の図3に示されている部分は省略する)。
【0046】図9において、8220から8235は、
各々20ビットのデータを格納した合計16個のサイズ
レジスタであり、8220は領域0に、8221は領域
1にそれぞれ対応している。また8222から8235
も同様で、それぞれ領域2から領域15のそれぞれに対
応している。これらレジスタに格納された各20ビット
の値は、各子領域0から15の(サイズ−1)を示して
いる。ここで20ビット中の上位10ビット[19:10]が
x方向のサイズを示し、下位10ビット[9:0]がy方向
のサイズを示す。
【0047】ここで再び図4の全領域101として、1
024×1024(画素)の領域を例にとると、子領域
0(102)のx方向のサイズはa、y方向のサイズは
bであり、子領域1(103)のx方向のサイズはc、
y方向のサイズはdである。ここで、図9の領域0サイ
ズレジスタ8220に格納される値の上位10ビット[1
9:10]は(a−1)を2進表記した値、下位10ビット
[9:0]は(b−1)を2進表記した値となる。同様に、
領域1サイズレジスタ8221に格納される値の上位1
0ビット[19:10]は(c−1)を2進表記した値、下位
10ビット[9:0]は(d−1)を2進表記した値とな
る。
【0048】図9の領域識別子信号8217は、画像処
理装置1から出力されて画像メモリ制御装置8にラッチ
された信号であり、16−1マルチプレクサ8236の
選択信号端子に接続されている。またマルチプレクサ8
236の16個の入力は各々20ビットであり、領域サ
イズレジスタ8220から8235の各出力が入力され
ている。例えば、領域識別子信号8217が(000
1)であると、マルチプレクサ8236の出力8237
は、領域1サイズレジスタ8221の出力(c−1,d
−1)となる。このマルチプレクサ8236の出力82
37の上位10ビット[19:10]8239は前記(c−
1)に対応しており、比較器8243のA入力に接続さ
れている。同様に出力8237の下位10ビット[9:0]
8240は、前記(d−1)に対応しており、比較器8
244のA入力に接続されている。
【0049】一方、画像処理装置1から入力された20
ビットの座標入力信号8238のx座標値に対応する上
位10ビット[19:10]8241は、比較器8243のB
入力に接続され、座標入力信号8238のy座標に対応
する下位10ビット[9:0]8242は比較器8244の
B入力に接続される。これら比較器8243、8244
はともにA入力とB入力とを比較し、B入力の値がA入
力の値よりも大きいときに“1”を出力し、B入力の値
が小さいか、又はこれらが同じ値のときは“0”を出力
する。これら比較器8243の出力8245と比較器8
244の出力8246はOR回路8247に入力され
る。OR回路8247の出力信号8248は、画像処理
装置1に接続されている。この出力信号8248が
“1”なる条件は、画像処理装置1からの座標入力値の
x座標値又はy座標値のいずれかが予め設定されている
領域のサイズを超えている場合であり、通常、このよう
な条件が成り立つことは、その転送要求が誤った要求で
あることを意味している。従って、画像処理装置1は、
この出力信号8243が“1”になったことを検知した
場合はデータ転送を停止し、エラーであることを割り込
み等の手段によってソフトウェアに通知する。
【0050】このような構成を用いれば、ソフトウェア
が想定した領域外へのアクセスを禁止することができる
ため一種のメモリ保護機能としても機能でき、不要なデ
ータ破壊を防止すると同時に、ソフトウェアのデバッグ
が容易になるという効果がある。
【0051】[実施の形態2]図10は、本発明の実施
の形態2に係る画像メモリアクセス装置の構成を示す図
で、図1と共通する部分は同じ番号で示してそれらの説
明を省略する。ここでは複数個、例えば2個の画像処理
装置2001,2004がバス接続により1個の画像メ
モリ処理装置8を共有するように構成されている。
【0052】ここで画像処理装置A(2001)、画像
処理装置B(2004)は共に、前述の実施の形態1に
係る図1の画像処理装置1と同等の画像処理機能を有し
ている。実施の形態1との違いは、それぞれが3ステー
ト回路20011又は20041を備え、それぞれがバ
スリクエスト信号2006又は2007およびバスグラ
ント信号2008又は2009を介してバス調停装置2
005と接続されている点にある。画像処理装置A(2
001)は、例えば前述の図2に示したものと全く同等
の装置であり、CCDデータの取り込み、画像処理、N
TSC/PALエンコーディングを行う。また画像処理
装置B(2004)は、例えばJPEG圧縮回路であっ
て、画像処理装置A(2001)によって取り込まれて
処理された画像をJPEG圧縮し、その圧縮したデータ
を出力ポート2017より出力する。
【0053】これら画像処理装置A(B)は、画像転送
要求が生じると直ちに転送開始信号TxStart(図2の6
1に相当)をアサートするのではなく、まずバスリクエ
スト信号2006(2007)をアサートする。バス調
停装置2005は他のリクエスト信号を監視して、他に
バスリクエスト信号をアサートしている画像処理装置が
なければ直ちに、その要求信号を発生した画像処理装置
にバスグラント信号2008(2009)をアサートす
る。他にバスリクエスト信号をアサートしている画像処
理装置がある場合は、所定の調停方式に従って、どのバ
スグラント信号をアサートするかを決定する。この調停
方式の例としては、優先度固定方式、ラウンドロビン方
式等があり、システムに適した方式を選ぶことができ
る。
【0054】本実施の形態2では簡単のため、バスを使
用中の画像処理装置はバスリクエスト信号をアサートし
続けるものとし、バスを使用し終わったら必ず1サイク
ル分はバスリクエストをネゲートするものとする。バス
調停回路2005はバスリクエスト信号がネゲートされ
たことを検出して、対応するバスグラント信号をネゲー
トする。
【0055】バスグラント信号2008がアサートされ
たことを検出した画像処理装置Aは、前述の実施の形態
1に係る図1及び図2の説明において詳細に説明したの
と全く同等の動作を行う。即ち、CCDから取り込んだ
画像を画像メモリ10に格納し、更に、その画像メモリ
10から画像データを読み出し、表示のために必要な画
像処理を行ってもう一度画像メモリ10に格納する。こ
の画像の表示を行う場合は、その画像処理後の画像デー
タを再び読み出してNTSC等のエンコーディングを行
って出力する。
【0056】本実施の形態2のシステム構成では、更に
画像処理装置Bとして、例えばJPEG圧縮回路(20
04)が付加される。このJPEG圧縮回路(200
4)は、画像処理装置A(2001)が表示用として画
像メモリ10に書き込んだ画像データを読み出して画像
圧縮を行う。従って、画像処理装置A(2001)の表
示データの読み出しと、JPEG圧縮回路(2004)
の画像データ読み出しはほぼ同時に並列的に実行され
る。そこで本実施の形態2では、各画像処理装置と画像
メモリ制御装置8との間の接続をバス接続とし、バス使
用権を獲得した画像処理装置のみが、そのバス上に信号
をドライブできる構成とした。即ち、全ての画像処理装
置はバスマスタであり、バス調停装置2005の調停下
においてバスを使用する。このバスを使用していない場
合に、バス上での信号の衝突を防ぐために、各画像処理
装置(バスマスタ)は3ステート回路(20011,2
0041)を備えている。
【0057】図11は、この3ステート回路(2001
1,20041)の構成例を示すブロック図である。
【0058】図11において、4は4ビットの領域識別
子信号(RegionNum[3:0])、5は20ビットの領域内座
標信号(Coord[19:0])、61は転送開始信号(TxStar
t)、62は読み出し・書き込み識別信号(RD/WR*)、
63はデータストローブ信号(DataStrobe)、71は16
ビットデータ出力信号(DataOut[15:0])、72は16
ビットデータ入力信号(DataIn[15:0])である。いまバ
スマスタ(画像処理装置A)がバスリクエスト信号をア
サートして、バス調停装置2005によってバスがグラ
ントされるとバスグラント信号2008がアサートさ
れ、その画像処理装置Aがバスを使用している間、その
バスグラント信号2008がアサートされ続ける。よっ
て、このバスグラント信号2008を3ステートバッフ
ァ(群)200111,200112,200113,
200114の3ステート制御入力に接続することによ
り、バス使用を許可されたバスマスタだけがバス信号2
010,2011,2012,2013をドライブする
ことが可能となり、バスの衝突を防ぐことができる。但
し、データバス2013は、データ読み出し時は画像メ
モリ制御装置8によってドライブされるので、3ステー
トバッファ200114の3ステート制御入力は、バス
グラント信号2008とデータ読み出し・書き込み識別
信号(RD/WR*)62の反転信号とをANDゲート200
115によってAND(論理積をとる)することにより
生成する。
【0059】以上説明したように、複数の画像処理装置
をバス接続する本実施の形態2の構成によれば、図1の
ような構成において得られる、既に詳細に説明した種々
の効果を損なうことなく、システムの拡張性を非常に高
めることが可能となる。
【0060】また画像処理装置として、上述したJPE
G圧縮回路を付加する例にとどまらず、例えば描画プロ
セッサやプリンタ制御装置のようなさまざまな画像処理
装置をバスマスタとして追加することが可能であり、全
体として高度に機能の集積された画像処理システムを構
築することができる。
【0061】このように多くの画像処理装置が接続され
た場合には、転送される画像データの流れが非常に複雑
になるため、従来技術を用いるとデータの管理が非常に
困難となるが、本実施の形態2の構成を用いれば、それ
ぞれの画像処理装置は予め設定された子領域を、その識
別子と子領域内の座標を出力するだけでよいので、容易
に画像データにアクセスすることができる。
【0062】更に、本実施の形態2のように、複数の画
像処理装置をバス接続した場合においても、図9を用い
て詳細に説明したような領域のサイズを用いたメモリ保
護を行うことにより、データ保護やソフトウェアのデバ
ッグの容易さ等の効果はより高まることになる。
【0063】[実施の形態3]図12は本発明の実施の
形態3に係る画像メモリアクセス装置の構成を示すブロ
ック図で、前述の図1と共通する部分は同じ番号で示
し、それらの説明を省略する。
【0064】ここで画像処理装置1は、アクセスすべき
第1データの座標を、例えば20ビット幅の座標信号5
により出力する。ここで、20ビットの内訳は、上位1
0ビットがx座標、下位10ビットがy座標であり、各
々10進数で“0”から“1023”までの座標値を表
わすことができる。一方、2番目以降のデータの存在す
る2次元的な方向を2ビットの信号40を用いて出力す
る。ここで2ビットの意味は、例えば(00)を+x、
(01)を−x、(10)を+y、(11)を−yのよ
うに定める。
【0065】図13は、本実施の形態3に係る画像処理
装置1の構成を示すブロック図で、前述の図2と共通す
る部分は同じ番号で示し、それらの説明を省略する。
【0066】CCDデータ取り込み部11の方向レジス
タ1150は、2ビットからなる2次元方向を静的に保
持しており、この2ビットの方向信号を方向マルチプレ
クサ170に対して出力している。例として、ここでは
+x、即ち2進表現で(00)を出力しているとする。
【0067】タイミングジェネレータ112よりデータ
転送要求を受けた転送制御シーケンサ18は、他の転送
要求があるかどうかを検査し、他にも転送要求があるな
らば適当な調停をおこなって、CCDデータ取り込み部
11のためのメモリデータ転送を開始する。転送制御シ
ーケンサ18はまず出力データマルチプレクサ14、座
標マルチプレクサ16、方向マルチプレクサ170の選
択信号を出力し、各々についてCCDデータ取り込み部
11からの信号が選択されるようにする。同時に、制御
バス6の転送開始信号TxStart(61)と読み出し・書
き込み識別信号RD/WR*(62)、およびバースト転送識
別信号BST/SGL*(64)を出力する。ここで転送開始信
号61は正極性であり、読み出し・書き込み識別信号6
2は読み出し時“1”、書き込み時“0”であり、バー
スト転送識別信号(BST/SGL*)64はバースト転送時
“1”、シングル転送時“0”である。
【0068】本実施の形態3では、バースト転送長は8
ビットであるとする。CCDデータ取り込み部11は、
画像メモリ10にバースト転送でデータの書き込みを行
うので、転送開始信号TxStartは“1”、読み出し・書
き込み識別信号RD/WR*は“0”、バースト転送識別信号
BST/SGL*は“1”がドライブされると同時に、データ出
力バス71にはCCDデータ取り込み部11のFIFO
113の先頭データがドライブされ、座標信号5には
(0010000000_0100000000)がド
ライブされ、方向信号40には(00)がドライブされ
る。転送制御シーケンサ18は、画像メモリ制御装置8
aからのデータストローブ信号63が“1”にドライブ
されることを検出すると、FIFO113のリードポイ
ンタをインクリメントし、データ出力バス71にはFI
FO113の先頭から2番目のデータがドライブされ
る。このようにして合計8回のデータストローブ信号6
3を検出すると現在のバースト転送を終了する。一回の
バースト転送毎にCCDデータ取り込み部11の座標生
成部114は、x座標を8ずつインクリメントする。画
像のx方向のサイズ分のデータを転送する毎にy座標を
1ずつインクリメントする。
【0069】次にCCD画像処理部12において、方向
レジスタ1250は2ビットからなる2次元方向を静的
に保持しており、これら2ビットの方向信号を方向マル
チプレクサ170に対して出力している。例として、こ
こでは+y、即ち2進表現で(10)を出力していると
する。
【0070】転送要求シーケンサ122からの転送要求
を受けた転送制御シーケンサ18は、上述した動作と同
様に、座標マルチプレクサ16と方向マルチプレクサ1
70に対しCCD画像処理部12からの信号を選択する
ように選択信号を生成し、転送開始信号61を“1”
に、読み出し・書き込み識別信号62を“1”に、バー
スト転送識別信号64を“1”にドライブする。このと
き、座標信号5には(0000010000_0000
100000)が、方向信号40には(10)がドライ
ブされる。転送制御シーケンサ18は、画像メモリ制御
回路8aからのデータストローブ信号63が“1”にド
ライブされたことを検出すると、入力データバッファ1
5に対してデータラッチ信号を送り、該信号を受け取っ
た入力データバッファ15は、データ入力バス72上に
ドライブされているデータをラッチする。次にデータス
トローブ信号63を検出すると同様に、データ入力バス
72をラッチし、合計8回のデータストローブ信号を検
出するとデータ転送を停止する。こうして一回のバース
ト転送が終了するとx座標が1だけインクリメントさ
れ、x座標が画像のx方向の大きさに達したらy座標を
8だけインクリメントする。このようにすると、y方向
に8画素分のデータを帯状に順次読み込むことができ
る。
【0071】こうして入力データバッファ15にラッチ
されたデータは、CCD画像処理部12のワークメモリ
123に転送される。画像処理DSP121はワークメ
モリ123からデータを読み込み、水平、垂直フィルタ
リング、色補間、色補正、ガンマ補正、色空間変換等の
画像処理を行い、処理後のデータをワークメモリ123
に書き戻す。
【0072】こうして画像処理が終わると、画像処理D
SP121は転送要求シーケンサ122に対して処理が
終了したことを通知する。これにより転送要求シーケン
サ122は、ワークメモリ123に格納されている画像
処理後のデータを画像メモリ10に書き戻すための転送
要求を転送制御シーケンサ18に送ると同時に、座標生
成部124に対し画像データの書き戻しのための座標生
成を要求する。この画像データを書き戻す際の2次元方
向は、読み出し時の2次元方向と同じである必要はな
い。データ書き戻し用の2次元方向も方向レジスタ12
50に格納されており、例えばこれが(00)であると
すると、データ書き戻し時は(00)が方向マルチプレ
クサ170に送られる。この場合には、転送制御シーケ
ンサ18は、出力データマルチプレクサ14と座標マル
チプレクサ16と方向マルチプレクサ170に対しCC
D画像処理部12からの信号を選択するように選択信号
を生成し、転送開始信号61を“1”に、読み出し・書
き込み識別信号62を“0”に、バースト転送識別信号
64を“1”にドライブする。
【0073】こうしてCCD画像処理部12が画像処理
を終了すると、NTSC/PAL表示データ生成部13
のNTSC/PALエンコーダ131は表示データ入力
要求を転送要求シーケンサ132に送る。転送要求シー
ケンサ132、座標生成部134、方向レジスタ135
0は、上述したCCD画像処理部13がデータを読み込
む際と全く同様の動作を行い、画像メモリ10より入力
データバッファ15に読み込まれたデータをFIFO1
33に転送する。この際、方向レジスタ1350を+x
方向(00)に設定すると、取り込んだ画像をそのまま
表示し、−x方向(01)に設定すると、取り込んだ画
像の鏡像を表示できることが本実施の形態3における重
要なポイントである。ここで−x方向に設定した場合
は、座標生成部134は、画像の最右上の画素に対応す
る座標値を生成し、一回のバースト転送毎にx座標を8
ずつデクリメントする。
【0074】次に、本実施の形態3に係る画像メモリ制
御装置8aの動作を図12を参照して説明する。
【0075】制御バス6により転送開始信号を受け取っ
た画像メモリ制御装置8aは、座標信号5と方向信号4
0を座標生成回路810に入力する。
【0076】図14は、本実施の形態3に係る座標生成
回路810の構成例を示すブロック図である。
【0077】ここでは転送開始信号TxStart(61)を
ロード信号として、転送開始座標Coord(5)のx座標
である上位10ビット[19:10]がx座標カウンタ811
0にロードされ、y座標である下位10ビット[9:0]が
y座標カウンタ8120にロードされる。一方、シーケ
ンサ8130は、この転送開始信号TxStart61をトリ
ガとしてアイドルステートから転送ステートに遷移す
る。同時に、方向信号Direct(40)がシーケンサ81
30にラッチされ、この方向信号40の2ビットの内容
に応じてx,y座標カウンタ8110,8120のイン
クリメント(INC)、デクリメント(DEC)が行わ
れる。即ち、方向信号40が(00)のときはx座標カ
ウンタ8110のINC(インクリメント)信号が生成
され、(01)のときはx座標カウンタ8110のDE
C(デクリメント)信号が生成され、(10)のときは
y座標カウンタ8120のINC(インクリメント)信
号が生成され、(11)のときはy座標カウンタ812
0のDEC(デクリメント)信号が生成される。これら
INC信号、DEC信号の生成タイミング、即ちx,y
座標カウンタ8110,8120のカウントアップ、カ
ウントダウンのタイミングは、メモリ制御部84の出力
するメモリアドレス更新信号(CTRL)8140によって決
定される。即ち、シーケンサ8130は、このメモリア
ドレス更新信号8140を検知するとINC信号又はD
EC信号を生成する。これらx,y座標カウンタ811
0,8120の更新回数は、バースト転送識別信号BST/
SGL*(64)によって決定される。即ち、BST/SGL*信号
64に“1”が入力されている場合は、メモリアドレス
更新信号8140が7回検出されるまで転送ステートを
回り続け、“0”が入力された場合はメモリアドレス更
新信号8140の検出を待たずに転送ステートを終了す
る。これらx座標カウンタ8110,y座標カウンタ8
120の出力8150,8160はアドレス変換回路8
3へ入力される。
【0078】図12のアドレス変換回路83は、前述の
実施の形態1に係るアドレス変換回路と同様であり、そ
の機能構成は前述の図6の構成と同様であるので、それ
らの説明を省略する。
【0079】またメモリ制御部84は、制御バス6のメ
モリ読み出し・書き込み識別信号62に基づき、画像メ
モリ10の読み出しシーケンス、画像メモリ10への書
き込みシーケンスをメモリバス9を用いて行うもので、
前述の実施の形態1と同様である。
【0080】以上に述べたような本実施の形態3に係る
構成によれば、+x又は−x方向へのバースト転送にお
いて、画像メモリ10(DRAM)の同一ページ(同一
ロウアドレスで選択されるメモリアレイ)内のメモリア
クセスが連続する、即ち、ページヒットするので、実際
にはロウアドレスの出力は第1データに対してだけでよ
く、第2データ以降のデータアクセスはカラムアドレス
の出力を行うだけで高速に画像メモリ10のデータにア
クセスできる。
【0081】上述したように、座標値とメモリアドレス
のマッピング方式は無数にあるので、本実施の形態3に
おいて述べたマッピング方式以外の方式を用いることも
可能である。例えば、8×8或は16×16といったブ
ロック単位の画像データにアクセスする頻度が高い画像
処理装置では、32×32(=1024)画素からなる
ブロックを同一ロウアドレス(10ビット)にマッピン
グし、カラムアドレス(10ビット)により1024画
素内の1画素を指定するといったマッピング方式も可能
である。このようなマッピング方式を用いることによ
り、ブロック内での+y又は−y方向のバースト転送は
ページヒットするため高速になる。
【0082】また或は何種類かのマッピング方式を予め
用意しておきアプリケーションに応じてソフトウェアに
よって切り替える方法も考えられる。
【0083】以上説明したように本実施の形態3によれ
ば、バースト転送の2次元的な方向を指定する手段を備
えたことにより、鏡像、回転等を伴う画像処理を高速か
つ容易に行えるという効果がある。
【0084】[実施の形態4]次に本実施の形態4に係
る画像アクセス装置の構成について説明する。
【0085】この実施の形態4に係る画像アクセス装置
の構成は前述の実施の形態3に係る図12の装置の構成
と同様である。
【0086】次に、図15を参照して、本実施の形態4
に係る画像処理装置1の構成を説明する。尚、図15に
おいて、前述の実施と共通する部分は同じ番号で示し、
それらの説明を省略する。
【0087】16ビットのデータ入力ポート2より入力
されるCCDからの画像データは、CCDデータ処理部
1100によって、有効画素のみが取り込まれる。有効
画素範囲の取り込みタイミングを生成するために、タイ
ミングジェネレータ112がピクセルクロックとデータ
ラッチイネーブル信号を生成し、該信号に従ってCCD
データ処理回路1111は有効画素をラッチし、色補
間、色補正、ガンマ補正、色空間変換等の画像処理を施
した後にFIFO113へ転送する。FIFO113に
バースト転送長分のデータを転送すると、タイミングジ
ェネレータ112は転送制御シーケンサ18に対してデ
ータ転送要求を送ると同時に、座標生成部114に対し
て次の転送のための座標を生成するよう要求する。この
座標生成要求を受けた座標生成部114は直ちに次の転
送のための20ビットの座標を演算し座標マルチプレク
サ16に出力する。例として、ここではx座標が10進
で“128”、y座標が10進で“256”とすると、
座標信号5は20ビットの2進表現では(001000
0000_0100000000)となる。また、転送
長レジスタ1151は10ビットからなる転送長を静的
に保持しており、この10ビットの転送長信号を転送長
マルチプレクサ171に出力している。例として、ここ
では“16”、即ち2進表現で(000001000
0)を出力しているとする。
【0088】タイミングジェネレータ112よりデータ
転送要求を受けた転送制御シーケンサ18は、他の転送
要求があるかどうかを検査し、他にも転送要求があるな
らば適当な調停をおこなって、CCDデータ処理部11
00のためのメモリデータ転送を開始する。転送制御シ
ーケンサ18はまず出力データマルチプレクサ14、座
標マルチプレクサ16、転送長マルチプレクサ171の
選択信号を出力し、各々についてCCDデータ処理部1
100からの信号が選択されるようにする。同時に、制
御バス6の転送開始信号TxStart(61)と読み出し・
書き込み識別信号RD/WR*(62)を出力する。転送開始
信号61は正極性であり、読み出し・書き込み識別信号
62は読み出し時“1”、書き込み時“0”である。C
CDデータ処理部1100は、画像メモリ10にデータ
の書き込みを行うので、転送開始信号は“1”、RD/WR*
は“0”がドライブされると同時に、データ出力バス7
1にはCCDデータ処理部1100のFIFO113の
先頭データがドライブされ、座標信号5には(0010
000000_0100000000)がドライブさ
れ、転送長信号41(Length[9:0])には(0001)が
ドライブされる。転送制御シーケンサ18は、画像メモ
リ制御装置8aからのデータストローブ信号63が
“1”にドライブされることを検出すると、FIFO1
13のリードポインタをインクリメントし、データ出力
バス71にはFIFO113の先頭から2番目のデータ
がドライブされる。このようにして合計16回のデータ
ストローブ信号を検出すると現在のバースト転送を終了
する。ここで、一回のバースト転送毎に座標生成部11
4はx座標を16ずつインクリメントする。また画像の
x方向のサイズ分のデータを転送する毎にy座標を1ず
つインクリメントする。
【0089】次に、JPEG圧縮部1200は、図示し
ない割り込み信号によってCCDデータ処理部1100
がJPEG圧縮処理を開始するに足る量の画像データを
取り込んだことを検知すると、画像処理DSP121が
転送要求シーケンサ122に対して画像処理の開始を通
知する。転送要求シーケンサ122は、CCDデータ処
理部1100のタイミングジェネレータと同様に、転送
制御シーケンサ18に対してデータ転送要求を送ると同
時に、座標生成部124に対して次の転送のための座標
を生成するよう要求する。この座標生成要求を受けた座
標生成部124は直ちに次の転送のための20ビットの
座標を演算し、座標マルチプレクサ16に対して出力す
る。例として、ここではx座標が10進で“32”、y
座標が10進で“64”とすると、座標信号5は20ビ
ットの2進表現で(0000010000_00001
00000)となる。また、転送長レジスタ1251は
10ビットからなる転送長を静的に保持しており、この
10ビットの転送長信号を転送長マルチプレクサ171
に対して出力している。例として、ここでは“8”、即
ち2進表現で(0000001000)を出力している
とする。
【0090】転送要求シーケンサ122からの転送要求
を受けた転送制御シーケンサ18は、上述した動作と同
様に、座標マルチプレクサ16と転送長マルチプレクサ
171に対しJPEG圧縮部1200からの信号を選択
するように選択信号を生成し、転送開始信号61を
“1”に、読み出し・書き込み識別信号62を“1”に
ドライブする。このとき、座標信号5には(00000
10000_0000100000)が、転送長出力信
号41には(0000001000)がドライブされ
る。
【0091】転送制御シーケンサ18は、画像メモリ制
御回路8aからのデータストローブ信号63が“1”に
ドライブされたことを検出すると、入力データバッファ
15に対してデータラッチ信号を送り、この信号を受け
取った入力データバッファ15は、データ入力バス72
上にドライブされているデータをラッチする。次にデー
タストローブ信号63を検出すると同様に、データ入力
バス72をラッチし、合計8回のデータストローブ信号
を検出するとデータ転送を停止する。こうして一回のバ
ースト転送が終了すると、y座標が1だけインクリメン
トされ、y座標が8回インクリメントされるとx座標を
8だけインクリメントし、y座標は7デクリメントす
る。このようにすると、8×8のブロックを順次読み込
むことができる。
【0092】こうしてラッチされたデータは、JPEG
圧縮部1200のワークメモリ123に転送される。画
像処理DSP121は、このワークメモリ123からデ
ータを読み込み、DCT、量子化、可変長符号化処理を
行い処理後の可変長符号データをワークメモリ123に
書き戻す。
【0093】JPEG圧縮処理が終わると、画像処理D
SP121は転送要求シーケンサ122に対して処理が
終了したことを通知する。これにより転送要求シーケン
サ122は、ワークメモリ123に格納されている可変
長符号データを画像メモリ10に書き戻すための転送要
求を転送制御シーケンサ18に送ると同時に、座標生成
部124に対しデータ書き戻しのための座標生成を要求
する。この時、画像データを書き戻す際の転送長はもは
や読み出し時の転送長と同じではない。画像処理DSP
121は可変長符号化が終了すると符号長がいくつにな
ったか知ることができるので、その符号長に相当するデ
ータ長をデータ書き戻し用の転送長レジスタ1251に
書き込む。例えば、可変長データが14バイトであった
とすると、転送長レジスタ1251には(000000
0111)が書き込まれ、転送開始後、その値が転送長
マルチプレクサ171に1送られる。この場合には、転
送制御シーケンサ18は、出力データマルチプレクサ1
4と座標マルチプレクサ16と転送長マルチプレクサ1
71に対し、JPEG圧縮部1200からの信号を選択
するように選択信号を生成し、転送開始信号61を
“1”に、読み出し・書き込み識別信号62を“0”に
ドライブする。ここで1ブロック分の符号データ長が1
6ビット単位(2バイトの倍数)でない場合は、あまり
の1バイトは次のブロックの可変長符号の先頭に付加さ
れて転送される。
【0094】JPEG圧縮部1200が圧縮処理を行っ
ている間にも、NTSC/PAL表示データ生成部13
のNTSC/PALエンコーダ131は表示データ入力
要求を転送要求シーケンサ132に送ることができる。
転送要求シーケンサ132、座標生成部134、転送長
レジスタ1351は、上述したJPEG圧縮部1200
がデータを読み込む際と全く同様の動作を行い、画像メ
モリ10より入力データバッファ15に読み込まれたデ
ータをFIFO133に転送する。この際、転送長レジ
スタ1351には最大1ライン分の画素数だけの長さを
設定することが可能である。例えばVGAサイズの場合
には“640”が設定可能である。但し、これと同時に
JPEG圧縮部1200が動作していたり、CCDデー
タ処理部1100が直ちに次のフレームの取り込みを開
始している場合は、あまり長い転送長を設定すると他の
画像処理部のデータ転送を阻害してしまう恐れがある。
従って、転送長レジスタ1351の設定は、同時に動作
する他の画像処理部がどれだけあるかによって適宜設定
するようにする。CCDデータ処理部1100やJPE
G圧縮部1200が同時に動作する場合は、例えば“3
2”に設定するなどとする。
【0095】次に画像メモリ制御装置8aの動作を再び
図12を用いて説明する。
【0096】制御バス6により転送開始信号を受け取っ
た画像メモリ制御装置8aは座標信号5と転送長41
(図12では40)を座標生成回路810に入力する。
【0097】図16は、本実施の形態4に係る座標生成
回路810の構成例を示すブロック図である。
【0098】転送開始信号TxStart(61)をロード信
号として、転送開始座標Coord(5)のx座標である上
位10ビットがx座標カウンタ8111にロードされ、
y座標である下位10ビットがy座標レジスタ8121
にロードされ、転送長カウンタ8141には“1”がセ
ットされる。メモリ制御部84の出力するメモリアドレ
ス更新信号8131はx座標カウンタ8111と転送長
カウンタ8141のINC端子に接続されており、1画
素分のデータが転送される毎に両カウンタ8111,8
121をインクリメントする。転送長カウンタ8141
の出力は比較器8151の一方の入力(B)に接続さ
れ、もう一方の入力(A)には画像処理装置1からの転
送長信号41が接続される。比較器8151は既に転送
したデータ数つまり転送長カウンタ8141の出力と、
画像処理装置1からの転送長信号41が一致すると一致
信号8161を出力する。この一致信号8161は、言
い替えれば最後のデータ転送を示すバースト終了信号で
あり、メモリ制御部84へ出力される。このバースト終
了8161を受けたメモリ制御部84は最後のデータ転
送を行うと今回のバースト転送を終了する。
【0099】x座標カウンタ8111の出力8171
と、y座標レジスタ8121の出力8181はアドレス
変換回路83に入力される。このアドレス変換回路83
は、2次元座標をメモリアドレスに変換している。いま
画像メモリ10として1Mワード×16ビット(ロウア
ドレス10ビット,カラムアドレス10ビット)のDR
AMを用いた場合の例を説明する。
【0100】座標とメモリアドレスのマッピング方法は
無数に考えられるが、本実施の形態4では、画像データ
がラスタ方向(+x方向)に連続してアクセスされるこ
とが多いことを考慮して、10ビットのy座標値を10
ビットのロウアドレスに直接マッピングし、10ビット
のx座標値を10ビットのカラムアドレスに直接マッピ
ングする。
【0101】この場合のアドレス変換回路83の構成
は、前述の図6と同様であるので、その説明を省略す
る。またメモリ制御部84の構成も上述した実施の形態
の構成と同様である。
【0102】以上説明した実施の形態4の構成によれ
ば、+x方向へのバースト転送においては、画像メモリ
(DRAM)の同一ページ(同一ロウアドレスで選択さ
れるメモリアレイ)内のメモリアクセスが連続する、即
ち、ページヒットするので、実際にはロウアドレスの出
力は第1データに対してだけでよく、第2データ以降の
データアクセスはカラムアドレスの出力を行うだけで高
速にデータにアクセスできる。
【0103】以上説明したように本実施の形態4によれ
ば、バースト転送の転送長を指定する手段を備えたこと
により、様々な転送長のデータ転送を伴う画像処理を高
速かつ容易に行えるという効果がある。
【0104】なお本発明は、複数の機器(例えばホスト
コンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0105】また、本発明の目的は、前述した実施の形
態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを
記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システム或は
装置に供給し、そのシステム或は装置のコンピュータ
(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラム
コードを読み出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード
自体が前述した実施の形態の機能を実現することにな
り、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明
を構成することになる。また、コンピュータが読み出し
たプログラムコードを実行することにより、前述した実
施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラ
ムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働してい
るオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一
部または全部を行い、その処理によって前述した実施の
形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0106】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施の形態の機能が実現される
場合も含まれる。
【0107】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、画
像メモリの全メモリ領域を子領域に分割した各子領域単
位で、2次元の画像データを各領域ごとに連続してアク
セスできる。
【0108】また本発明によれば、2次元的に連続する
画像データに高速かつ容易にアクセスできる。
【0109】また本発明によれば、画像メモリに2次元
的に連続する画像データが格納されているとき、その画
像データの先頭座標及びデータ方向、或はデータ転送長
を指示することにより、x或はy方向に連続してその画
像データにアクセスできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像メモリアクセ
ス装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態1に係る画像処理装置のより詳細
な構成を示すブロック図である。
【図3】実施の形態1に係る領域情報レジスタの構成例
を示すブロック図である。
【図4】実施の形態における画像メモリの全領域と子領
域の配置例を示す図である。
【図5】実施の形態1の画像処理装置の座標変換回路の
構成例を示すブロック図である。
【図6】実施の形態1の画像処理装置のアドレス変換回
路の構成例を示すブロック図である。
【図7】実施の形態に係るVGA(640×480)サ
イズの画像をCCDから取り込んでNTSCフォーマッ
トで出力するような場合の領域0及び領域1の配置例を
示す図である。
【図8】実施の形態に係る連写や特殊効果的な撮影画像
を表示する際に用いる領域の配置例を示す図である。
【図9】実施の形態1に係る領域情報レジスタの機能構
成を示すブロック図である。
【図10】本発明の実施の形態2に係る、2個の画像処
理装置が1個の画像メモリ制御装置を共有する構成を示
すブロック図である。
【図11】本実施の形態2に係る3ステート回路の構成
例を示すブロック図である。
【図12】本発明の実施の形態3に係る画像メモリアク
セス装置の構成を示すブロック図である。
【図13】本実施の形態3に係る画像処理装置の詳細な
構成を示すブロック図である。
【図14】本実施の形態3に係る座標生成回路の機能構
成を示すブロック図である。
【図15】本実施の形態4に係る画像処理装置の詳細な
構成を示すブロック図である。
【図16】本実施の形態4に係る座標生成回路の構成例
を示すブロック図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B047 AB10 EB13 5B060 GA08 GA11 5C052 GA01 GA06 GB04 GB06 GC01 GC03 GC05 GD01 GE03 GE04 GF04 5C082 AA01 AA27 BA12 BB15 BB53 DA54 DA55 DA57 DA73 MM02 MM04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次元画像データを格納する画像メモリ
    と、 前記画像メモリの全メモリ空間に含まれる2次元領域内
    で前記全メモリ空間よりも大きくない少なくとも2つの
    子領域のそれぞれの前記全メモリ空間における座標値と
    識別子とを格納する領域情報格納手段と、 入力された識別子に対応する子領域の前記領域情報格納
    手段に格納された前記全メモリ空間における座標値を基
    に、前記識別子に対応して入力されたアクセスすべきデ
    ータの子領域座標系における座標値に対応する前記全メ
    モリ空間における座標値を出力する座標変換手段と、 前記座標変換手段により出力された前記座標値を前記画
    像メモリにおけるメモリアドレスに変換するためのアド
    レス変換手段と、 前記入力された識別子と前記座標値によって特定される
    前記画像メモリのアドレスのデータにアクセスするアク
    セス手段と、を有することを特徴とする画像メモリアク
    セス装置。
  2. 【請求項2】 前記領域情報格納手段は、更に各子領域
    のサイズを格納し、前記入力した前記識別子に対応する
    当該子領域のサイズと前記入力した前記座標値とを比較
    し、当該座標値が前記子領域の内部にあるかどうかを判
    定する判定手段と、 前記判定手段により前記座標値が前記子領域の内部に無
    いと判定された場合にその旨を通知する通知手段と、を
    更に有することを特徴とする請求項1に記載の画像メモ
    リアクセス装置。
  3. 【請求項3】 前記子領域座標系における座標値は、各
    子領域の原点座標とx,y方向の長さ情報とを含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の画像メモリアクセス装
    置。
  4. 【請求項4】 2次元画像データを格納する画像メモリ
    と、 前記画像メモリの全メモリ空間に含まれる2次元領域内
    で前記全メモリ空間よりも大きくはない少なくとも2つ
    の子領域のそれぞれの前記メモリ空間における座標値と
    識別子とを格納する領域情報格納手段と、 入力された識別子に対応する子領域の前記領域情報格納
    手段に格納された全領域内における座標値を基に、前記
    識別子に対応して入力されたアクセスすべきデータの子
    領域座標系における座標値に対応する前記全メモリ空間
    における座標値を出力する座標変換手段と、 前記座標変換手段により出力された前記座標値を前記画
    像メモリにおけるメモリアドレスに変換するためのアド
    レス変換手段と、 前記入力された識別子と前記座標値によって特定される
    前記画像メモリのアドレスのデータにアクセスして前記
    データを処理する少なくとも2つの画像処理手段と、 前記画像処理手段のそれぞれはバスマスタであって、前
    記少なくとも2つの画像処理手段のいずれかにバスの使
    用権を与えるためのバス調停手段と、を有することを特
    徴とする画像メモリアクセス装置。
  5. 【請求項5】 前記領域情報格納手段は、更に各子領域
    のサイズを格納し、前記入力した前記識別子に対応する
    当該子領域のサイズと前記入力した前記座標値とを比較
    し、当該座標値が前記子領域の内部にあるかどうかを判
    定する判定手段と、 前記判定手段により前記座標値が前記子領域の内部に無
    いと判定された場合にその旨を通知する通知手段と、を
    更に有することを特徴とする請求項4に記載の画像メモ
    リアクセス装置。
  6. 【請求項6】 2次元画像データを格納する画像メモリ
    と、 前記画像メモリの2次元領域内のX方向又はY方向に連
    続するデータの先頭データの座標値と、前記連続するデ
    ータの前記2次元領域における方向を指示する信号とを
    出力する座標出力手段と、 前記座標出力手段から出力された前記座標値と前記方向
    を指示する信号とを基に前記連続するデータをアクセス
    するための前記2次元領域における座標を生成する座標
    生成手段と、 前記座標生成手段により生成された前記座標を前記画像
    メモリのアドレスに変換するアドレス変換手段と、 を有することを特徴とする画像メモリアクセス装置。
  7. 【請求項7】 2次元画像データを格納する画像メモリ
    と、 前記画像メモリの2次元領域内のX方向又はY方向に連
    続するデータの先頭データの座標値と、前記連続するデ
    ータの前記2次元領域におけるデータ転送長を指示する
    信号とを出力する座標出力手段と、 前記座標出力手段から出力された前記座標値と前記デー
    タ転送長を指示する信号とを基に前記連続するデータを
    アクセスするための前記2次元領域における座標を生成
    する座標生成手段と、 前記座標生成手段により生成された前記座標を前記画像
    メモリのアドレスに変換するアドレス変換手段と、を有
    することを特徴とする画像メモリアクセス装置。
  8. 【請求項8】 前記データ転送長は、バーストデータ転
    送において転送されるデータ数に相当していることを特
    徴とする請求項7に記載の画像メモリアクセス装置。
  9. 【請求項9】 前記データ転送長が前記画像メモリの2
    次元領域の最大アドレス以下かどうかを判定する判定手
    段を更に有することを特徴とする請求項7又は8に記載
    の画像メモリアクセス装置。
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