JP2001242158A - 水質監視方法およびその監視装置 - Google Patents
水質監視方法およびその監視装置Info
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- JP2001242158A JP2001242158A JP2000051773A JP2000051773A JP2001242158A JP 2001242158 A JP2001242158 A JP 2001242158A JP 2000051773 A JP2000051773 A JP 2000051773A JP 2000051773 A JP2000051773 A JP 2000051773A JP 2001242158 A JP2001242158 A JP 2001242158A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
Landscapes
- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 特別に高度なソフトウエアおよびハード
機器を用いることなく、水棲生物の異常行動から水質の
異常を判定することにある。 【解決手段】 水槽1の上下部に水棲生物2の体高に相
当するエリアを制限した状態の面積計測エリア8を設定
し、水槽1内に飼育されている水棲生物2を撮影し、前
記面積計測エリア8内に存在する水棲生物2の面積値ま
たは所定時間内での判定基準データ以下の面積値の時間
から水質の異常有無を判定するものである。
機器を用いることなく、水棲生物の異常行動から水質の
異常を判定することにある。 【解決手段】 水槽1の上下部に水棲生物2の体高に相
当するエリアを制限した状態の面積計測エリア8を設定
し、水槽1内に飼育されている水棲生物2を撮影し、前
記面積計測エリア8内に存在する水棲生物2の面積値ま
たは所定時間内での判定基準データ以下の面積値の時間
から水質の異常有無を判定するものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水棲生物の行動から
水質を監視する水質監視方法及びその監視装置に関す
る。
水質を監視する水質監視方法及びその監視装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、水槽内に放された水棲生物である
魚の遊泳状態を所定時間ごとに撮影し、順次画像処理し
ながら各時間の魚画像データを抽出し、この各魚画像デ
ータから魚の速度や位置変化等を観察し水質の異常を判
定する監視方法や所定時間ごとの魚画像データを記憶さ
せ、その各魚画像データに追尾しながら各魚画像データ
の形状データに基づいて重心位置の位置座標を取り出す
ことにより、魚の行動を観察し水質の異常を判定する監
視装置がある。
魚の遊泳状態を所定時間ごとに撮影し、順次画像処理し
ながら各時間の魚画像データを抽出し、この各魚画像デ
ータから魚の速度や位置変化等を観察し水質の異常を判
定する監視方法や所定時間ごとの魚画像データを記憶さ
せ、その各魚画像データに追尾しながら各魚画像データ
の形状データに基づいて重心位置の位置座標を取り出す
ことにより、魚の行動を観察し水質の異常を判定する監
視装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上のような
監視方法ないし監視装置の場合には次のような問題点が
ある。
監視方法ないし監視装置の場合には次のような問題点が
ある。
【0004】魚の行動だけを観察して判定することは、
魚の遊泳状態,魚の種類,年令差その他の要因によって
大きく異なることから、魚の正常状態と異常状態との区
別がつけづらく、それだけ誤報の可能性が高くなり、信
頼性に欠ける問題がある。
魚の遊泳状態,魚の種類,年令差その他の要因によって
大きく異なることから、魚の正常状態と異常状態との区
別がつけづらく、それだけ誤報の可能性が高くなり、信
頼性に欠ける問題がある。
【0005】また、動き回る魚を追尾しつつその位置座
標を求めて魚の行動を監視する監視装置では、高価で複
雑な処理装置等を必要とする問題がある。
標を求めて魚の行動を監視する監視装置では、高価で複
雑な処理装置等を必要とする問題がある。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、特別に高度なソフトウエアおよびハード機器を用い
ることなく、水棲生物の異常行動から的確に水質の異常
を判定する水質監視方法及びその監視装置を提供するこ
とを目的とする。
で、特別に高度なソフトウエアおよびハード機器を用い
ることなく、水棲生物の異常行動から的確に水質の異常
を判定する水質監視方法及びその監視装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記記課題を解決するた
めに、本発明に係る水質監視方法およびその監視装置
は、水槽内に飼育されている水棲生物を撮像装置で撮影
すると共に、この水槽の所定エリアを面積計測エリアと
して設定し、この面積計測エリアに存在する水棲生物の
色データと同一色データの面積値を計算し、この面積値
情報または所定時間内における前記判定基準データ以下
となる面積値の総時間から水質の異常有無を判定するの
で、通常、水質異常時に水棲生物の死亡による沈降,浮
上,鼻上げ等に基づいて水棲生物が前記面積計測エリア
から外れるので、当該面積計測エリア内に存在する水棲
生物の面積値減少または面積値減少時間から水質の異常
有無を的確に判定することが可能となる。
めに、本発明に係る水質監視方法およびその監視装置
は、水槽内に飼育されている水棲生物を撮像装置で撮影
すると共に、この水槽の所定エリアを面積計測エリアと
して設定し、この面積計測エリアに存在する水棲生物の
色データと同一色データの面積値を計算し、この面積値
情報または所定時間内における前記判定基準データ以下
となる面積値の総時間から水質の異常有無を判定するの
で、通常、水質異常時に水棲生物の死亡による沈降,浮
上,鼻上げ等に基づいて水棲生物が前記面積計測エリア
から外れるので、当該面積計測エリア内に存在する水棲
生物の面積値減少または面積値減少時間から水質の異常
有無を的確に判定することが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【0009】図1は本発明に係る水質監視装置の一実施
の形態を示す構成図である。
の形態を示す構成図である。
【0010】同図において1は水棲生物2,例えば一般
の河川水等で生息されている金魚,鯉等を飼育する水槽
であって、この水槽1には常時例えば浄水場などの原水
が流入・流出するようになっている。3は水槽1の側面
から所要距離を隔てて設置され、水槽内の水棲生物を撮
影する撮像装置である。
の河川水等で生息されている金魚,鯉等を飼育する水槽
であって、この水槽1には常時例えば浄水場などの原水
が流入・流出するようになっている。3は水槽1の側面
から所要距離を隔てて設置され、水槽内の水棲生物を撮
影する撮像装置である。
【0011】4は異常判定処理装置本体であって、撮像
装置3で撮像された画像データの中から水棲生物2の面
積値を計測する面積計測処理部5と、この面積計測処理
部5で計測される面積情報または判定基準データ以下と
なる面積情報の時間から水質の異常有無を判定する異常
判定処理部6とによって構成されている。なお、これら
面積計測処理部5および異常判定処理部6は、それぞれ
独立したハードウエア機器であってもよく、或いはCP
Uを用いてソフト的に処理する構成であってもよい。
装置3で撮像された画像データの中から水棲生物2の面
積値を計測する面積計測処理部5と、この面積計測処理
部5で計測される面積情報または判定基準データ以下と
なる面積情報の時間から水質の異常有無を判定する異常
判定処理部6とによって構成されている。なお、これら
面積計測処理部5および異常判定処理部6は、それぞれ
独立したハードウエア機器であってもよく、或いはCP
Uを用いてソフト的に処理する構成であってもよい。
【0012】この水質監視装置は、図2に示すように水
槽1内に飼育されている水棲生物2を撮影するが、一定
の制限のもとに水棲生物を撮影する。
槽1内に飼育されている水棲生物2を撮影するが、一定
の制限のもとに水棲生物を撮影する。
【0013】具体的には、水槽1の撮影面のうち、水槽
上部及び水槽下部の何れか一方または両方に飼育されて
いる水棲生物1の体高h(図3参照)に相当するエリア
分だけ、塗料,プラスチック材,板材等で塗布或いは貼
り付けることにより、撮影制限範囲7とし、この撮影制
限範囲7を除く撮像装置3の撮像エリアを面積計測エリ
ア8として設定する。
上部及び水槽下部の何れか一方または両方に飼育されて
いる水棲生物1の体高h(図3参照)に相当するエリア
分だけ、塗料,プラスチック材,板材等で塗布或いは貼
り付けることにより、撮影制限範囲7とし、この撮影制
限範囲7を除く撮像装置3の撮像エリアを面積計測エリ
ア8として設定する。
【0014】なお、この面積計測エリア8の設定方法と
しては、例えば図1に示すように撮影装置3自体の視野
範囲を絞ることにより実現可能であり、或いは撮像装置
3によって撮像される画像データを格納するメモリ上に
予め面積計測エリア8を設定し、それ以外の画像データ
を処理対象外とすることにより実現可能である。
しては、例えば図1に示すように撮影装置3自体の視野
範囲を絞ることにより実現可能であり、或いは撮像装置
3によって撮像される画像データを格納するメモリ上に
予め面積計測エリア8を設定し、それ以外の画像データ
を処理対象外とすることにより実現可能である。
【0015】前記面積計測処理部5および異常判定処理
部6は、例えば図4に示すような構成となっている。
部6は、例えば図4に示すような構成となっている。
【0016】前記面積計測処理部5は、所定時間ごとに
撮像装置3で撮像される白黒2色を含む色データ付き画
像データを収集し、順次ドットマトリクスメモリ11
a,11b,…に記憶する画像データ収集記憶手段12
と、水槽1で飼育する水棲生物2の色データ、電気的処
理時にエリア参照データとなる基準エリアデータ、水質
異常判定時の面積値判定基準データ、異常判定時の判定
時間基準データ、必要に応じて面積計算時に乗じる係数
データ等を設定するデータ設定部13と、ドットマトリ
クスメモリ例えば11aにおける面積計測エリア8に相
当する画像データの中から水棲生物2の色データと同一
色データのドット数を抽出するドット数抽出手段14
と、この抽出されたドット数に設定部13に設定される
係数を乗算して面積値を算出する生物面積算出手段15
と、この算出手段15で算出された面積値情報を記憶す
る生物面積データ記憶部16とが設けられている。な
お、ドット数そのものを面積とする場合には、ドット数
抽出手段14が生物面積算出手段15の役割を持つこと
になる。
撮像装置3で撮像される白黒2色を含む色データ付き画
像データを収集し、順次ドットマトリクスメモリ11
a,11b,…に記憶する画像データ収集記憶手段12
と、水槽1で飼育する水棲生物2の色データ、電気的処
理時にエリア参照データとなる基準エリアデータ、水質
異常判定時の面積値判定基準データ、異常判定時の判定
時間基準データ、必要に応じて面積計算時に乗じる係数
データ等を設定するデータ設定部13と、ドットマトリ
クスメモリ例えば11aにおける面積計測エリア8に相
当する画像データの中から水棲生物2の色データと同一
色データのドット数を抽出するドット数抽出手段14
と、この抽出されたドット数に設定部13に設定される
係数を乗算して面積値を算出する生物面積算出手段15
と、この算出手段15で算出された面積値情報を記憶す
る生物面積データ記憶部16とが設けられている。な
お、ドット数そのものを面積とする場合には、ドット数
抽出手段14が生物面積算出手段15の役割を持つこと
になる。
【0017】前記異常判定処理部6は、データ記憶部1
6に格納される生物面積値データまたは判定基準データ
以下となる面積情報の時間とデータ設定部13の判定基
準データとを比較し、水質の異常有無を判定する異常判
定手段17と、この判定結果を出力する判定結果出力手
段18とが設けられている。
6に格納される生物面積値データまたは判定基準データ
以下となる面積情報の時間とデータ設定部13の判定基
準データとを比較し、水質の異常有無を判定する異常判
定手段17と、この判定結果を出力する判定結果出力手
段18とが設けられている。
【0018】次に、以上のような装置の動作について図
5を参照して説明する。
5を参照して説明する。
【0019】先ず、異常判定処理装置本体4は、動作が
開始すると、不必要なデータを消去するなどの初期化処
理を行った後(S1)、画像データ収集周期となる時間
Δtを設定し(S2)、撮像装置3で撮影された画像デ
ータを収集し、ドットマトリクスメモリ例えば11aに
格納する(S3)。
開始すると、不必要なデータを消去するなどの初期化処
理を行った後(S1)、画像データ収集周期となる時間
Δtを設定し(S2)、撮像装置3で撮影された画像デ
ータを収集し、ドットマトリクスメモリ例えば11aに
格納する(S3)。
【0020】引き続き、ドット数抽出手段4にてドット
マトリクスメモリ11aのうち、面積計測エリア8内に
相当する画像データの中から設定される水棲生物の色デ
ータと同一色の色ドット数を抽出し(S4)、さらに生
物面積算出手段15にてエリア色ドット数に設定部13
に設定される係数をかけて面積計測エリア8内に存在す
る水棲生物の面積値を算出し(S5)、面積データ記憶
部16に記憶する(S6)。
マトリクスメモリ11aのうち、面積計測エリア8内に
相当する画像データの中から設定される水棲生物の色デ
ータと同一色の色ドット数を抽出し(S4)、さらに生
物面積算出手段15にてエリア色ドット数に設定部13
に設定される係数をかけて面積計測エリア8内に存在す
る水棲生物の面積値を算出し(S5)、面積データ記憶
部16に記憶する(S6)。
【0021】ここで、面積値の変化の例としては例えば
以下の4通りが考えられる。
以下の4通りが考えられる。
【0022】棲生物2の殆んどが面積計測エリア8内に
存在する例であって(図6(a)参照)、この場合には
同図(b)に示すごとく設定部13に設定される面積値
判定基準データ21よりも常に大きい面積値となる。
存在する例であって(図6(a)参照)、この場合には
同図(b)に示すごとく設定部13に設定される面積値
判定基準データ21よりも常に大きい面積値となる。
【0023】水棲生物2が死亡その他水質悪化によって
鼻上げ状態となると、水棲生物2の殆んど図7(a)、
図8(a)に示すように浮上または沈降するので、面積
計測面積値は面積値判定基準データ21よりも常に小さ
い面積値で変化する(図7(b)、図8(b)参照)。
鼻上げ状態となると、水棲生物2の殆んど図7(a)、
図8(a)に示すように浮上または沈降するので、面積
計測面積値は面積値判定基準データ21よりも常に小さ
い面積値で変化する(図7(b)、図8(b)参照)。
【0024】また、図9(a)に示すように複数匹の水
棲生物のうち、何匹かが面積計測エリア8に存在し、そ
の他の水棲生物は撮影制限範囲7に存在し、面積計測エ
リア8に存在する水棲生物の面積値も同図(b)に示す
ごとく時間とともに変化する。従って、このような場合
には、的確な判定が難しくなる。
棲生物のうち、何匹かが面積計測エリア8に存在し、そ
の他の水棲生物は撮影制限範囲7に存在し、面積計測エ
リア8に存在する水棲生物の面積値も同図(b)に示す
ごとく時間とともに変化する。従って、このような場合
には、的確な判定が難しくなる。
【0025】そこで、図10に示すように、所定時間T
内の面積値の時間変化を考慮し、水質の異常を判定する
必要がある。
内の面積値の時間変化を考慮し、水質の異常を判定する
必要がある。
【0026】従って、以上のようにして面積計測エリア
8内の生物面積値を求めたならば、予め定める所定時間
Tを経過したかを調べ(S7)、未だ所定時間Tを経過
していない場合には再度時間Δtを加え(S8)、ステ
ップ3に戻って同様の処理を繰り返す。所定時間Tを経
過した場合には、データ記憶部16に時系列的に記憶さ
れている面積値と設定部13に設定される水質異常判定
時の面積値判定基準データとから水質異常の有無を判定
し(S9)、水質異常の場合には異常判定結果を出力す
る(S10)。
8内の生物面積値を求めたならば、予め定める所定時間
Tを経過したかを調べ(S7)、未だ所定時間Tを経過
していない場合には再度時間Δtを加え(S8)、ステ
ップ3に戻って同様の処理を繰り返す。所定時間Tを経
過した場合には、データ記憶部16に時系列的に記憶さ
れている面積値と設定部13に設定される水質異常判定
時の面積値判定基準データとから水質異常の有無を判定
し(S9)、水質異常の場合には異常判定結果を出力す
る(S10)。
【0027】なお、時間的な変化を必要としない場合に
は、ステップS6からステップS9に直接移行し処理す
る場合でもよい。
は、ステップS6からステップS9に直接移行し処理す
る場合でもよい。
【0028】従って、この実施の形態によれば、予め水
槽1の上下部に水棲生物2の体高に相当するエリアを制
限した状態の面積計測エリア8を設定し、水槽1内に飼
育されている水棲生物2を撮影し、前記面積計測エリア
8内に存在する水棲生物2の面積値から水質の異常有無
を判定するので、前述する4通りによって水棲生物2の
面積値が安定的に継続したり、一時的に変化したりす
る。例えば図8,図9では、水棲生物の死亡或いは鼻上
げによって比較的長時間面積値の減少が継続するが、例
えば水温低下による活動低下の場合にも水槽1の底部に
多くいる場合も多い。
槽1の上下部に水棲生物2の体高に相当するエリアを制
限した状態の面積計測エリア8を設定し、水槽1内に飼
育されている水棲生物2を撮影し、前記面積計測エリア
8内に存在する水棲生物2の面積値から水質の異常有無
を判定するので、前述する4通りによって水棲生物2の
面積値が安定的に継続したり、一時的に変化したりす
る。例えば図8,図9では、水棲生物の死亡或いは鼻上
げによって比較的長時間面積値の減少が継続するが、例
えば水温低下による活動低下の場合にも水槽1の底部に
多くいる場合も多い。
【0029】よって、水温低下による活動低下や餌やり
時に水槽上部である水面や下部である底面にある餌を食
べる場合に面積計測エリア8の面積値が一時的に減少す
ることが考えられ、一時的に面積値に変化が生じ、誤報
の可能性がある。
時に水槽上部である水面や下部である底面にある餌を食
べる場合に面積計測エリア8の面積値が一時的に減少す
ることが考えられ、一時的に面積値に変化が生じ、誤報
の可能性がある。
【0030】そこで、望ましくは、図10に示すように
予め実験等をもとに面積判定基準データS1(21)を
設定し、所定時間T内に水棲生物の存在する面積値が基
準データS1以下になったとき、所定時間T内の基準デ
ータS1以下になった時間tの総計Σtが予め設定する
しきい値時間T1に対し、所定時間T内に水棲生物の存
在する面積値が基準データS1以下になったとき、Σt
>tとなったとき異常と判定するようにすれば、より高
精度に水質の異常有無を判定できる。
予め実験等をもとに面積判定基準データS1(21)を
設定し、所定時間T内に水棲生物の存在する面積値が基
準データS1以下になったとき、所定時間T内の基準デ
ータS1以下になった時間tの総計Σtが予め設定する
しきい値時間T1に対し、所定時間T内に水棲生物の存
在する面積値が基準データS1以下になったとき、Σt
>tとなったとき異常と判定するようにすれば、より高
精度に水質の異常有無を判定できる。
【0031】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形
して実施可能である。
れるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形
して実施可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、水
槽の所定エリアを面積計測エリアとし、この面積計測エ
リアに存在する水棲生物の面積値、当該面積値の時間的
変化等から水質の異常有無を判定するので、特別に高度
なソフトウエアおよびハード機器を用いることなく、水
棲生物の異常行動から的確に水質の異常を判定できる水
質監視方法及びその監視装置を提供できる。
槽の所定エリアを面積計測エリアとし、この面積計測エ
リアに存在する水棲生物の面積値、当該面積値の時間的
変化等から水質の異常有無を判定するので、特別に高度
なソフトウエアおよびハード機器を用いることなく、水
棲生物の異常行動から的確に水質の異常を判定できる水
質監視方法及びその監視装置を提供できる。
【図1】 本発明に係る水質監視装置の一実施の形態を
示す構成図。
示す構成図。
【図2】 水槽の撮影面の上下部に板部材等を貼り付け
て撮影制限範囲を設けた図。
て撮影制限範囲を設けた図。
【図3】 面積計測エリアを説明する図。
【図4】 図1に示す面積計測処理部および異常判定処
理部の一具体例を示す機能ブロック図。
理部の一具体例を示す機能ブロック図。
【図5】 本発明装置の動作を説明するフローチャー
ト。
ト。
【図6】 水槽内の水棲生物の分布状態およびその時の
面積値を表す図。
面積値を表す図。
【図7】 水槽内の水棲生物の分布状態およびその時の
面積値を表す図。
面積値を表す図。
【図8】 水槽内の水棲生物の分布状態およびその時の
面積値を表す図。
面積値を表す図。
【図9】 水棲生物が遊泳状態にある時の分布状態およ
びその時の面積値を表す図。
びその時の面積値を表す図。
【図10】 時間的に面積値が変化するときの水質の異
常有無の判定例を説明する図。
常有無の判定例を説明する図。
1…水槽 2…水棲生物 3…撮像装置 5…面積計測処理部 6…異常判定処理部 8…面積計測エリア
Claims (4)
- 【請求項1】 水槽内に飼育されている水棲生物を撮像
装置で撮影すると共に、この水槽の所定エリアを面積計
測エリアとし、この面積計測エリアに存在する前記水棲
生物の面積情報を用いて水質の異常を判定することを特
徴とする水質監視方法。 - 【請求項2】 水槽内に飼育されている水棲生物を撮像
装置で撮影すると共に、この水槽の上部及び下部に相当
する上部所定エリア及び下部所定エリアの何れか一方ま
たは両方を除く前記撮像装置の撮像エリアを面積計測エ
リアとし、この面積計測エリアに存在する前記水棲生物
の面積情報を用いて水質の異常有無を判定することを特
徴とする水質監視方法。 - 【請求項3】 水棲生物が飼育されている水槽と、 この水槽内に存在する水棲生物を撮影する撮像装置と、 前記水槽の所定エリアを面積計測エリアとして設定し、
前記撮像装置の画像データのうち当該面積計測エリア内
に存在する前記水棲生物の面積値を計測する面積計測処
理手段と、 この面積計測処理手段により計測される面積値と予め設
定される判定基準データとに基づき、或いは所定時間内
における前記判定基準データ以下となる面積値の総時間
から、前記水槽内の水質の異常有無を判定する異常判定
処理手段とを備えたことを特徴とする水質監視装置。 - 【請求項4】 一匹または複数匹の水棲生物が飼育され
ている水槽と、 この水槽内に存在する水棲生物を撮影する撮像装置と、 前記水槽の上部および下部に相当する上部所定エリア及
び下部所定エリアの何れか一方または両方を除く前記撮
像装置の撮像エリアを面積計測エリアとして設定し、前
記撮像装置の画像データのうち当該面積計測エリア内に
存在する前記水棲生物の面積値を計測する面積計測処理
手段と、 この面積計測処理手段により計測される面積値と予め設
定される判定基準データとに基づき、或いは所定時間内
における前記判定基準データ以下となる面積値の総時間
から、前記水槽内の水質の異常有無を判定する異常判定
処理手段とを備えたことを特徴とする水質監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000051773A JP2001242158A (ja) | 2000-02-28 | 2000-02-28 | 水質監視方法およびその監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000051773A JP2001242158A (ja) | 2000-02-28 | 2000-02-28 | 水質監視方法およびその監視装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001242158A true JP2001242158A (ja) | 2001-09-07 |
Family
ID=18573385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000051773A Pending JP2001242158A (ja) | 2000-02-28 | 2000-02-28 | 水質監視方法およびその監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001242158A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019198701A1 (ja) * | 2018-04-13 | 2019-10-17 | 日本電気株式会社 | 分析装置および分析方法 |
-
2000
- 2000-02-28 JP JP2000051773A patent/JP2001242158A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019198701A1 (ja) * | 2018-04-13 | 2019-10-17 | 日本電気株式会社 | 分析装置および分析方法 |
JPWO2019198701A1 (ja) * | 2018-04-13 | 2021-05-13 | 日本電気株式会社 | 分析装置、分析方法、プログラムおよび水中生物監視システム |
JP7006776B2 (ja) | 2018-04-13 | 2022-01-24 | 日本電気株式会社 | 分析装置、分析方法、プログラムおよび水中生物監視システム |
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