JP2001239329A - 液圧成形方法および液圧成形型 - Google Patents

液圧成形方法および液圧成形型

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井 寛 桜
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多角形断面を備えた中空部材を液圧成形する
に際して、多角形断面における特定の辺の板厚を素材管
の初期板厚よりも厚くすることができ、板厚増加と成形
による加工硬化とによって成形品の機械的強度を向上さ
せることができる液圧成形方法、およびこのような成形
に用いる液圧成形型を提供する。 【解決手段】 ダイキャビティ2a内に保持した金属素
材管Tに対して、その両側から2つの工具3,4を同時
に作動させると共に、工具3,4の成形面3a,4aの
端部にダイキャビティ2aの工具3,4との摺接面2a
に対して135〜165°の範囲の角度θをなす傾斜面
3b,4bを設け、成形される多角形断面部材P1 の一
定断面形状部分を成形前の素材管Tの断面周長よりも短
くなるように成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車用部
材として用いられ、とくに四角以上の多角形断面を備え
た中空部材の液圧成形方法および液圧成形型に関するも
のである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】上記のような液圧成形
方法としては、例えば、第48回塑性加工連合講演会講
演論文集、第373頁に発表された方法が知られてい
る。
【0003】すなわち、前記論文集に記載された成形方
法は、成形型内にセットした素材管に軸力を加えて軸方
向に圧縮変形させつつ、素材管の内部に液体の圧力を作
用させることによって目的とする型の形状に管材がなじ
むまで拡管成形する方法である。つまり、液圧による拡
管成形だけでは、素材の初期管径に対して成形すべき目
的の断面寸法が大きい場合、材料の伸びが大きくなるた
めに板厚減少が大きくなって割れが発生しやすくなるた
め、素材管に軸力を加えて軸方向に材料の移動を発生さ
せ、板厚減少を抑制することによって成形性を確保し、
所望形状の部品の成形を行おうとするものである。
【0004】しかしながら、このような従来の液圧成形
にあっては、拡管成形が前提となっていたため、多角形
断面部材の各辺の板厚は素材管の初期板厚に比して減少
する。特に部材の中心から離れた部位の板厚減少が著し
く、割れが発生しやすくなる。つまり、部材に与えられ
る板厚分布は、拡管による材料の伸びの発生にまかせた
成形のままの板厚分布となり、断面内の各辺の板厚を制
御して所望の板厚分布を得ることは困難である。液圧成
形における軸押しは、部材全体の板厚を増加差せるのに
は有効ではあるが、多角形断面部材の断面内の特定の辺
(面)の板厚を増加する手段にはなり得ず、このような
問題点を解消することが従来の液圧成形における課題と
なっていた。
【0005】
【発明の目的】本発明は、従来の液圧成形における上記
課題に着目してなされたものであって、多角形断面を備
えた中空部材を液圧成形するに際して、多角形断面にお
ける特定の辺の板厚を素材管の初期板厚よりも厚くする
ことができ、板厚増加と成形による加工硬化とによって
成形品の機械的強度を向上させることができる液圧成形
方法、およびこのような成形に用いる液圧成形型を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る液圧成形方法は、ダイキャビティ内に保持された金属
素材管に自由バルジしない程度の初期液圧を作用させな
がら、ダイキャビティ内で工具を前記素材管に対して相
対移動させて素材管を多角形断面を備えた部材に成形す
る液圧成形方法において、前記素材管の内部に液体を充
填し、その液圧を(素材管の初期板厚t(mm)×降
伏強度Sy(MPa)×0.6)MPaを超えない値に
保持しながら、前記素材管を挟んで相対向して配置され
ると共に、素材管に当接する成形面の少なくとも一方の
端部にダイキャビティの工具との摺接面に対して鈍角を
なす傾斜面をそれぞれ備えた二つの工具を同時に移動さ
せて、多角形断面部材の少なくとも一部の一定断面形状
部分を成形前素材管の断面周長よりも短く成形し、多角
形断面部材の隣接する少なくとも2辺の板厚を増加させ
る構成とし、請求項2に係わる液圧成形方法において
は、隣接する少なくとも2辺の板厚を素材管の初期板厚
に対して3%以上増加させる構成としたことを特徴とし
ており、液圧成形方法におけるこのような構成を前述し
た従来の課題を解決するための手段としている。
【0007】本発明の請求項3に係わる液圧成形型は、
金属素材管を収容するダイキャビティを備えたダイと、
ダイキャビティ内に収容された前記素材管を挟んで相対
向する位置に配置されて素材管に対してダイキャビティ
内を相対的に移動すると共に、素材管に当接する成形面
の少なくとも一方の端部に傾斜面をそれぞれ備えた二つ
の工具を有し、該工具の傾斜面がダイキャビティの工具
との摺接面に対して135〜165°の範囲の角度をな
している構成とし、請求項4に係わる液圧成形型におい
ては、工具の横断面における前記傾斜面の長さLと前記
素材管の初期板厚tとの比D(L/t)が4〜7.
5の範囲であると共に、前記工具の傾斜面とダイキャビ
ティの工具との摺接面のなす角度θが(10D+68)
°以上である構成とし、請求項5に係わる液圧成形型に
おいては、両工具が成形面の両側端部に傾斜面をそれぞ
れ備えている構成としており、液圧成形型におけるこの
ような構成を前述した従来の課題を解決するための手段
としたことを特徴としている。
【0008】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わる液圧成形方法
は、液圧成形によって金属素材管を多角形断面を備えた
部材に成形するに際して、金属素材管内部に充填した液
体の圧力が素材管の板厚と降伏強度に応じて算出される
値を超えないように保持しながら、素材管に当接する成
形面に傾斜面を有し、素材管の両側に対向して配置され
た二つの工具を同時に作動させて、成形される多角形断
面部材の少なくとも一部の一定断面形状部分が素材管の
断面周長よりも短くなるように成形するようにしている
ので、工具の押し込みによって、工具に当接する素材管
の一部の材料面内に圧縮力が作用して当該部分の板厚が
増加すると共に、素材管の両側に位置する両工具を同時
に作動させるようにしているので、工具に当接しない素
材管部分にも圧縮力が作用するため当該部分の板厚も増
加することになる。したがって、板厚増加と加工硬化に
よる耐力の向上によって、多角形断面部材の機械的特性
が改善されることになる。このとき、工具の押し込みに
伴って素材管の内部容積が減少するため、素材管内の液
圧が初期液圧に比して上昇することから押し込み成形に
起因する素材の座屈が抑制され、板厚増加の限界が向上
することになる。
【0009】本発明に係わる液圧成形方法の実施の一形
態として、請求項2に係わる成形方法においては、成形
される多角形断面部材の各辺のうちの少なくとも1辺の
板厚を素材の初期板厚に対して3%以上増加させるよう
にしているので、板厚増加と加工硬化による多角形断面
部材の機械的特性の向上幅が十分なものとなる。
【0010】本発明の請求項4に係わる液圧成形型は、
本発明に係わる多角形断面部材の液圧成形に好適なもの
であって、ダイと、ダイキャビティの両側に配置された
二つの工具を備え、これら工具が、ダイキャビティの工
具との摺接面に対して135〜165°の範囲の角度を
なす傾斜面を成形面の端部に備え、ダイキャビティ内の
素材管に対して両側から圧接する構造を備えたものであ
るから、当該工具の傾斜面に当接する部分の板厚が増加
すると共に、工具に当接することなくダイキャビティ壁
面によって成形される部分の板厚が増加し、機械的特性
の優れた多角形断面部材が容易に成形されることにな
る。また、本発明に係わる液圧成形型の一実施形態とし
て、請求項5に係わる液圧成形型においては、工具の横
断面における傾斜面の長さLと素材管の初期板厚t
の比D(L/t)が4〜7.5の範囲、前記傾斜面と
ダイキャビティの工具との摺接面のなす角度θが(10
D+68)°以上となるようにしてあるので、しわや座
屈が生じたり、目的以外の部分の板厚を増加させたりす
ることなく、工具成形面の傾斜面に押されて成形される
部分の板厚がより確実に増加することになる。さらに、
請求項6に係わる液圧成形型においては、両工具が成形
面の両側端部に傾斜面をそれぞれ備えていることから、
例えば8角形断面のような対象形状断面を備えた中空部
材の成形に好適なものとなる。
【0011】
【発明の効果】本発明の請求項1に係わる多角形断面部
材の液圧成形方法においては、上記構成としたものであ
るから、工具の押し込みによって素材管内の液圧が上昇
するため、素材に座屈が生じることがなく、工具によっ
て成形される部分と、工具に当接することなくダイキャ
ビティによって成形される部分の材料面内に圧縮力が作
用することから、多角形断面部材の隣接する少なくとも
2辺の板厚が増加することになり、板厚増加とこのとき
の加工硬化によって耐力が向上して、機械的特性に優れ
た多角形断面部材を成形することができるという極めて
優れた効果をもたらすものである。
【0012】本発明の請求項2に係わる液圧成形方法に
おいては、成形された多角形断面部材の隣接する少なく
とも2辺の板厚を素材の初期板厚に対して3%以上増加
させるようにしているので、板厚増加と加工硬化に基づ
く多角形断面部材の機械的特性の向上を確実かつ十分な
ものとすることができる。
【0013】本発明の請求項3に係わる液圧成形型は、
ダイと二つの工具を備え、該工具がその成形面にダイキ
ャビティの工具との摺接面に対して135〜165°の
範囲の角度をなす傾斜面を備えると共に、ダイキャビテ
ィ内に収納された素材管に対して両側から成形作動する
ようになっているので、本発明に係わる液圧成形方法に
適用することができ、工具に当接する部分と、工具に当
接することなくダイキャビティによって成形される部分
の素材板厚を確実に増加させて、成形品の強度を向上さ
せることができ、請求項4に係わる液圧成形型において
は、前記工具成形面の傾斜面の長さと素材の初期板厚と
の比を所定の範囲に特定すると共に、成形面とダイキャ
ビティの工具との摺接面とのなす角度を前記比との関係
で定めたものであるから、しわや座屈を発生させること
なく所望部分の板厚をより確実に増加させることがで
き、さらに請求項5に係わる液圧成形型においては、二
つの工具が成形面の両側端部に傾斜面をそれぞれ備えて
いることから、対象形状の断面を備えた中空部材の成形
に適用することができるという優れた効果がもたらされ
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいてさらに具体
的に説明する。
【0015】実施例1 図1(a)および(b)は、この実施例に用いた液圧成
形型の全体形状を示すそれぞれ斜視図および縦断面図で
あって、図に示す液圧成形型1は、ダイ2と、工具3お
よび4から主に構成され、工具3および4は、相対向し
て配設されたラム5および6(図2(a)参照)に取付
けられて、ダイ2のダイキャビティ2a内を図中上下方
向にスライドし、ダイキャビティ2a内に収容された金
属素材管Tに対して上下両方向から押し込み作動するこ
とによって、図1(c)に示すように素材管Tに加工を
施すようになっている。
【0016】一方、素材管Tは、ダイキャビティ2a内
に固定され、その両端部において素材管T内に充填され
た水Wをシールする構造を備え、成形に際して素材管T
の内面に水圧が均等に負荷されるようになっている。
【0017】図2(a)は、上記液圧成形型1の横断面
を示すものであって、ラム5に取付けられた上方工具3
の成形面3aには、図中左側端部に傾斜面3bを備えた
略三角形をなす突部3cが形成してあり、この傾斜面3
bの長さLは、図2(b)に拡大して示すように、1
1.2mmであり、ダイキャビティ2aの工具3および
4との摺接面2cに対する傾斜面3bの角度θは153
°としてある。
【0018】図中下方に位置する工具4にも、その成形
面4aの図中右側端部に傾斜面4bを備えた突部4cが
形成してある。
【0019】このような構造を備えた液圧成形型1のダ
イキャビティ2a内に、金属素材管Tとして、円形断面
を有し、直径101.6mm、板厚t=2.0mm
(したがって、比D(L/t)=5.6)の590M
Pa級鋼管材をセットし、該素材管Tの内部に水Wを充
満させ、20MPaの内圧を作用させて保持した状態
で、上下のラム5,6を同時に作動させて、素材管Tの
上下両側から工具3,4を押し込んで液圧成形を行っ
た。このとき、素材管T内部の容積の減少に伴って、内
部の圧力が上昇するが、図示しないリーク弁を介して管
内の水Wをリークさせることにより急激な圧力上昇が生
じないように制御した。
【0020】そして、最終的に、素材管Tの初期周長寄
りも短い周長になるまでラム5,6を押し込むことによ
って、図2(c)に示すような略六角形断面を有する中
空部材P1 を成形した。このとき、素材管T内の最終的
な内部液圧は、30MPa以上に達した。素材管Tの容
積減少に伴う内部液圧のこのような増加は、縦壁やコー
ナー部への圧縮応力の作用時に、ダイ2や工具3,4の
成形面への押付け力として作用し、圧縮変形時の座屈を
抑制する働きをする。この座屈抑制機能によって、成形
部材P1 の縦壁部およびコーナー部の板厚増加を図るこ
とができる。
【0021】このようにして成形された中空部材P1 の
各部板厚を測定したところ、一方の縦壁部P1aの板厚t
1 が2.16mm(8%増)、他方の縦壁部P1bの板厚
t2が2.20mm(10%増)、コーナー部P1cの板
厚t3 が2.24mm(12%増)とそれぞれ増加して
おり、その他の部分については、初期板厚2.0mmの
ままであることが確認された。
【0022】実施例2 図3は、本発明に係わる液圧成形方法の第2の実施例に
用いた液圧成形型の形状を示す横断面図であって、外観
的には、図1(a)に示したものと基本的に同様であ
る。
【0023】この実施例に用いた液圧成形型11におい
ては、上方側工具13の成形面13aの両端部に、傾斜
面13bを備えた略三角形をなす突部13cがそれぞれ
形成してあると共に、下方側工具14の成形面14aに
も、その両端部に傾斜面14bを備えた突部14cがそ
れぞれ形成してあって、この点においてのみ前記第1実
施例に用いた液圧成形型1と異なる。
【0024】この突部13cおよび14cは、第1実施
例の液圧成形型1のものと同一の形状・寸法を有してお
り、図2(b)に示したように、傾斜面13bおよび1
4bの長さLがそれぞれ11.2mm、ダイキャビティ
2aの摺接面2cに対する角度θがそれぞれ153°で
ある。
【0025】このような構造を備えた液圧成形型11の
ダイキャビティ2a内に、上記第1実施例で使用した金
属素材管Tをセットし、同様に水Wを充満させたのち、
20MPaの内圧を作用させて保持した状態で、上下の
ラム5,6を同時に作動させて、素材管Tの上下両側か
ら工具13,14を押し込んで液圧成形を行った。
【0026】そして、最終的に、素材管Tの断面の中心
線で区切られた1/2の円周に対して、成形後の断面の
半分の周長の方が短くなるまでラム5,6を押し込むこ
とにより、図3(b)に示すような略八角形断面を有す
る中空部材P2 を成形した。このとき、素材管T内の最
終的な内部液圧は、同様に30MPa以上に達した。
【0027】このようにして成形された中空部材P2 の
各部板厚を測定したところ、両縦壁部P2a,P2bの板厚
t1 ,t2 が共に2.20mm(10%増)、各コーナ
ー部P2cの板厚t3 が2.30mm(15%増)とそれ
ぞれ増加しており、その他の部分については、初期板厚
2.0mmのままであることが確認された。
【0028】比較例1 図4(a)に示すように、ダイキャビティ51aを備え
た略U字状断面のダイ51と、上記各実施例と同じ形状
の突部52c(L=11.2mm,θ=153°)をそ
の成形面52aの図中右側端部に、4mmの平坦面52
eと傾斜部からなる突部52dを図中左側端部に備え、
図示しないラムに取付けられてダイキャビティ51a内
を移動する単一の工具52からなる液圧成形型50を使
用し、上記各実施例と同様の加工条件のもとに、同一金
属素材管Tに液圧成形を施し、図4(b)に示すような
略六角形断面を有する中空部材P3 を得た。
【0029】そして、この中空部材P3 の各部板厚を測
定したところ、中空部材P3 における図中左側の縦壁部
P3aの板厚t1 および図中右側のコーナー部P2cの板厚
t2については、それぞれ2.20mm( 10%増)お
よび2.30mm(15%増)と増加するものの、隣接
する縦壁部とコーナー部とを共に板厚増加させることは
できなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 本発明に係わる液圧成形型の全体構造
を示す斜視図である。 (b) 図1(a)に示した液圧成形型の縦断面図であ
る。 (c) 図1(a)に示した液圧成形型による成形状態
を説明する縦断面図である。
【図2】(a) 本発明の第1の実施例に用いた液圧成
形型の横断面図である。 (b) 図2(a)に示した工具の端部に形成された突
部形状を説明する拡大断面図である。 (c) 図2(a)に示した液圧成形型により成形され
た多角形断面部材の断面図である。
【図3】(a) 本発明の第2の実施例に用いた液圧成
形型の横断面図である。 (b) 図3(a)に示した液圧成形型により成形され
た多角形断面部材の断面図である。
【図4】(a) 比較例に用いた液圧成形型の横断面図
である。 (b) 図4(a)に示した液圧成形型により成形され
た多角形断面部材の断面図である。
【符号の説明】
1,11 液圧成形型 2 ダイ 2a ダイキャビティ 2b 摺接面 3,4,13,14 工具 3a,4a,13a,14a 成形面 3b,4b,13b,14b 傾斜面 T 金属素材管 P1 ,P2 多角形断面部材 W 水(液体)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイキャビティ内に保持された金属素材
    管に自由バルジしない程度の初期液圧を作用させなが
    ら、ダイキャビティ内で工具を前記素材管に対して相対
    移動させて素材管を多角形断面を備えた部材に成形する
    液圧成形方法において、 前記素材管の内部に液体を充填し、その液圧を(素材管
    の初期板厚t 0(mm)×降伏強度Sy(MPa)
    ×0.6)MPaを超えない値に保持しながら、前記素
    材管を挟んで相対向して配置されると共に、素材管に当
    接する成形面の少なくとも一方の端部にダイキャビティ
    の工具との摺接面に対して鈍角をなす傾斜面をそれぞれ
    備えた二つの工具を同時に移動させて、多角形断面部材
    の少なくとも一部の一定断面形状部分を成形前素材管の
    断面周長よりも短く成形し、多角形断面部材の隣接する
    少なくとも2辺の板厚を増加させることを特徴とする液
    圧成形方法。
  2. 【請求項2】 隣接する少なくとも2辺の板厚を素材管
    の初期板厚に対して3%以上増加させることを特徴とす
    る請求項1記載の液圧成形方法。
  3. 【請求項3】 金属素材管を収容するダイキャビティを
    備えたダイと、ダイキャビティ内に収容された前記素材
    管を挟んで相対向する位置に配置されて素材管に対して
    ダイキャビティ内を相対的に移動すると共に、素材管に
    当接する成形面の少なくとも一方の端部に傾斜面をそれ
    ぞれ備えた二つの工具を有し、該工具の傾斜面がダイキ
    ャビティの工具との摺接面に対して135〜165°の
    範囲の角度をなしていることを特徴とする液圧成形型。
  4. 【請求項4】 工具の横断面における前記傾斜面の長さ
    Lと前記素材管の初期板厚tとの比D(L/t)が
    4〜7.5の範囲であると共に、前記工具の傾斜面とダ
    イキャビティの工具との摺接面のなす角度θが(10D
    +68)°以上であることを特徴とする請求項3記載の
    液圧成形型。
  5. 【請求項5】 両工具が成形面の両側端部に傾斜面をそ
    れぞれ備えていることを特徴とする請求項3または請求
    項4記載の液圧成形型。
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