JP2001237690A - フィードバック誘導型擬似nmosスタティック(fipns)論理ゲートおよび方法 - Google Patents

フィードバック誘導型擬似nmosスタティック(fipns)論理ゲートおよび方法

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JP2001237690A
JP2001237690A JP2001011767A JP2001011767A JP2001237690A JP 2001237690 A JP2001237690 A JP 2001237690A JP 2001011767 A JP2001011767 A JP 2001011767A JP 2001011767 A JP2001011767 A JP 2001011767A JP 2001237690 A JP2001237690 A JP 2001237690A
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logic gate
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Samuel D Naffziger
サミュエル・ディー・ナフジガー
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/01Modifications for accelerating switching
    • H03K19/017Modifications for accelerating switching in field-effect transistor circuits
    • H03K19/01707Modifications for accelerating switching in field-effect transistor circuits in asynchronous circuits
    • H03K19/01721Modifications for accelerating switching in field-effect transistor circuits in asynchronous circuits by means of a pull-up or down element

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Abstract

(57)【要約】 【課題】スタティック論理ケ゛ート(10)の応答と適用可能性を向上
させること。 【解決手段】スタティック論理ケ゛ート(10)の応答と適用可能性を
向上させるために共有出力ノート゛(22)からのフィート゛ハ゛ックを
使用する、擬似NMOSスタティック論理ケ゛ート(10)の新規なファミリー
が提供される。アーキテクチュアにおいて、フィート゛ハ゛ック誘導型擬
似NMOSスタティック(FIPNS)論理ケ゛ート(10)は、(a)1つ以上の入
力(18)を受信するために1つ以上のフ゜ルタ゛ウンNMOSトランシ゛スタ
(16)有するフ゜ルタ゛ウンネットワーク(16)と、(b)ケ゛ート出力を生成す
る共有出力ノート゛(22)においてNMOSトランシ゛スタネットワーク(16)に
接続された1つ以上の一次フ゜ルアッフ゜PMOSトランシ゛スタ(P1)を有
する一次フ゜ルアッフ゜ネットワーク(12)と、(c)動作機構(28)によっ
てNMOSトランシ゛スタネットワーク(16)に接続された1つ以上の二次フ゜
ルアッフ゜PMOSトランシ゛スタ(P2)を有する二次フ゜ルアッフ゜ネットワーク(12)
とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、概して、例えば集
積回路(IC)のための(ただし、IC用に限定される
ものではない)デジタル論理回路に関しており、より具
体的には、ゲートの応答速度と適用可能性とを向上させ
るために、出力を生成する共有ノードからのフィードバ
ックを使用する、擬似NMOSスタティック論理ゲート
の新規なファミリーに関する。
【0002】
【従来の技術】CMOS(相補型金属酸化物半導体)技
術に基づくスタティック論理ゲートは、入力がNMOS
(nチャンネルMOS)およびPMOS(pチャンネル
MOS)の電界効果トランジスタ(FET)の双方を駆
動しなければならないので、一般に動作が遅い。どの遷
移時においても、プルアップPMOSトランジスタネッ
トワークまたはプルダウンNMOSトランジスタネット
ワークのいずれかが活性化される。このことは、不活性
のネットワークの入力キャパシタンスが、入力に負荷を
かけることを意味している。さらに、PMOSトランジ
スタは、その移動度が小さく、NMOSトランジスタに
匹敵する立ち上がり遅延および立ち下がり遅延を得るた
めには、NMOSトランジスタよりも幅が広くなくては
ならず、このことによっても入力キャパシタンスが増加
する。擬似NMOSスタティック論理ゲートおよびダイ
ナミック論理ゲートは、プリチャージを必要とするが、
入力からPMOSトランジスタ負荷を取り除くことによ
って、速度の改善をもたらす。
【0003】擬似NMOSゲートはCMOSゲートに似
ているが、動作の遅いプルアップ抵抗として作用するP
MOSプルアップトランジスタ(単数または複数)が、
接地されたPMOSトランジスタ(単数または複数)に
置き換えられている。効果的なプルアップ抵抗は、NM
OSトランジスタ(単数または複数)が接地レベルの近
傍まで出力を引っ張れるほど十分に大きくなければなら
ない一方で、出力を高電圧レベルまで素早く引っ張れる
ほど十分に小さくなければならない。PMOSおよびN
MOSの相対的な移動度における製造上のばらつきに対
して、マージンが提供されなければならない。加えて、
擬似NMOSゲートはCMOSゲートよりも小さく、こ
れにより、ある実施形態では、擬似NMOSゲートがC
MOSゲートよりも好ましいものになっていることさえ
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ある程度のメリットは
あるが、擬似NMOSスタティック論理ゲートは、欠点
があり、且つ適用可能性が制約されている。典型的に
は、論理回路の設計者は、擬似NMOSスタティック論
理ゲートを、高ファンイン論理関数のためにのみ選択的
に使用する。この理由は、擬似NMOSスタティック論
理ゲートの出力が、その入力についての論理評価を実行
した後に、高電圧レベル(ハイ論理の場合)を示すこと
ができるか、または高電圧レベルから低電圧レベル(ロ
ー論理の場合)へ遷移できなければならないからであ
る。この機能を達成する一方で、前述の抵抗に関する制
限を守るために、プルアップネットワークは、典型的に
は、迅速なプルアップを行うために幅の広いPMOSト
ランジスタ(単数または複数)を必要とする。しかし、
このような幅が広いPMOSトランジスタ(単数または
複数)は、NMOSトランジスタ(単数または複数)に
よって駆動されるプルダウン速度を遅くする。この結
果、困難で且つ非効率的な妥協を強いられることにな
る。これは、当該技術分野でよく知られているように、
NMOSトランジスタと同じ駆動強度を有するPMOS
トランジスタを得るためには、そのPMOSトランジス
タは、対応するNMOSトランジスタの少なくとも2倍
の幅を有していなければならないためである。したがっ
て、スタティック論理ゲートは、擬似NMOSゲートが
動作速度に関してスタティックCMOSトランジスタの
実施形態よりも良いものになる以前に、NMOSトラン
ジスタで10またはそれ以上のファンインを有する必要
がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、そのようなス
タティック論理ゲートの応答および適用可能性を向上さ
せるために共有ノードからのフィードバックを使用す
る、擬似NMOSスタティック論理ゲートの新規なファ
ミリーを提供する。実際のところ、本発明にしたがった
フィードバック誘導型擬似NMOSスタティック(FI
PNS)論理ゲートの向上した性能のために、FIPN
S論理ゲートは、NMOSトランジスタのファンインが
従来技術によって規定されるものよりもはるかに低いと
きに、CMOSトランジスタの実施形態よりも、望まし
いものになる。
【0006】アーキテクチュアにおいて、広く説明する
と、FIPNS論理ゲートは、少なくとも、(a)一つ
以上の入力を受け取るために一つ以上のプルダウンNM
OSトランジスタを有するプルダウンネットワークと、
(b)ゲート出力を生成する共有ノードにおいて前記N
MOSトランジスタネットワークに接続された一つ以上
の一次プルアップPMOSトランジスタを有する一次プ
ルアップネットワークと、(c)適切な動作機構によっ
て前記NMOSトランジスタネットワークに接続された
一つ以上の二次プルアップPMOSトランジスタを有す
る二次プルアップネットワークと、を含み、前記動作機
構が、前記共有ノードからのフィードバックに基づいて
前記二次プルアップPMOSトランジスタ(単数または
複数)の動作を生じさせ、これによって、プルアップ駆
動強度をプルダウン駆動強度に対して増加させる。好適
な実施形態(限定的ではない例)では、前記動作機構
は、一つ以上のカスケード接続された論理ゲートからな
る、単なる遅延機構である。FIPNS論理ゲートは、
一つ以上の入力について任意のタイプの論理関数を実行
するように構成されて、使用されることができる。
【0007】本発明は、一つ以上の新規な方法を提供す
るものとしても、概念化されることができる。そのよう
な方法の一つの例として、本発明は、擬似NMOS論理
ゲートの適用可能性および動作速度を向上させるための
方法を提供するとみなされ、この方法は、(a)一つ以
上の入力を受け取るために少なくとも一つ以上のプルダ
ウンNMOSトランジスタを有するプルダウンネットワ
ークと、出力を生成するための共有ノードで前記NMO
Sトランジスタネットワークに接続された少なくとも一
つ以上のプルアップPMOSトランジスタを有するプル
アップネットワークと、を含むスタティック論理ゲート
を準備するステップと、(b)前記共有ノードからのフ
ィードバックに基づいて、プルアップ駆動強度をプルダ
ウン駆動強度に対して動的に増加させるステップと、を
少なくとも含む。
【0008】本発明によって提供される他の特徴、利
点、システム、および方法は、以下の図面および詳細な
説明を検討することによって、当業者に明らかになるで
あろう。そのような付加的な特徴、利点、システム、お
よび方法の全てが、本発明の範囲内に含まれることが意
図されている。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、図面を参照することに
よって、より良く理解されることができる。図面中の構
成要素は、必ずしも一定の縮尺にしたがって描かれては
おらず、その代わりに、本発明の原理を明瞭に描くこと
に重点が置かれている。さらに、図面中で、同じ参照符
号は、いくつかの図面にわたって、対応する部分を示し
ている。
【0010】図1は、本発明にしたがったフィードバッ
ク誘導型擬似NMOSスタティック(FIPNS)論理
ゲートの高レベル概念を示す電子ブロック図であり、こ
こでは、このFIPNS論理ゲートは、一般的に参照符
号10により示されている。
【0011】図1の論理ゲート10は、新規の擬似NM
OSベースの論理ファミリーに対する基本的な構成要素
を構成している。FIPNS論理ゲート10は、カスケ
ード接続されて構成されることができ、および/また
は、例えば、AND、OR、インバータ、バッファ、N
AND、NOR、およびXOR(排他的OR)、XNO
R(排他的NOR、またはその等価)などの良く知られ
た論理関数のうちの任意のもの(ただし、それに限られ
るものではない)等、一つ以上の入力に対する任意の所
望の論理関数を実現するために使用されることができ
る。FIPNS論理ゲート10は、所望であれば、例え
ばCMOSインバータまたはラッチのようなインバータ
に、カスケード接続または接続されることができる。論
理ゲート10は、望まれない論理的ハザードまたはトラ
ブルを生じさせることなく、例えばCMOS論理ゲート
のような他のスタティック論理ゲート、ならびに、例え
ばドミノまたはマウストラップ論理ゲートのようなダイ
ナミック論理ゲートと、組み合わせて使用されることも
できる。
【0012】アーキテクチュアにおいて、従来の擬似N
MOSスタティック論理ゲートにおいてのように、本発
明のFIPNS論理ゲート10は、少なくとも一つまた
はそれ以上のPMOS電界効果トランジスタ(PMOS
FET;単純化のために図1には示されていない)を有
するプルアップネットワーク12と、少なくとも一つま
たはそれ以上のNMOS電界効果トランジスタ(NMO
SFET;単純化のために図1には示されていない)を
有するプルダウンネットワーク16とを、含んでいる。
プルアップネットワーク12の各PMOSFETのゲー
トは、接地されているか、または動作信号14(例えば
クロック信号CK)を介してアクティブ(アサート)/
イナクティブ(デアサート)にされるゲートを有してい
る。一方、プルダウンネットワーク16の各NMOSF
ETのゲートは、ゲート10によって評価される一つ以
上の各入力18に接続され、これによって動作される。
ある設計では、プルダウンネットワーク16は、(例え
ば論理の反転のために)一つ以上のPMOSトランジス
タを含んでいてもよいが、ネットワーク16は、典型的
には、主としてNMOSトランジスタから構成される。
プルアップネットワーク12は、ゲート出力を生成する
共有出力ノード22によって、ネットワーク16に接続
される。一般に、従来の擬似NMOSスタティック論理
ゲートは、本発明のFIPNS論理ゲート10ととも
に、プルダウンネットワーク16内のNMOS論理ゲー
トの特定の構成によって規定される論理機能性を有す
る。当該技術分野では、プルダウンネットワーク16
は、一つ以上の入力18についての論理評価が実行され
る「クリティカルパス」に位置していると言われる。
【0013】本発明の顕著な態様によれば、FIPNS
論理ゲート10は、一次プルアップネットワーク12に
加えて、二次プルアップネットワーク24を含む。この
二次プルアップネットワーク24は、少なくとも一つ又
はそれ以上のPMOSトランジスタを含み、これらが、
フィードバック動作機構28によって、出力ノード22
からのフィードバックに基づいて選択的に動作されて、
ゲート10に関連したプルダウン駆動強度に対するプル
アップ駆動強度の比率を調整する。このフィードバック
は、任意の適切な検出可能パラメータとすることがで
き、例えば、電圧、電流、論理状態、これらの任意の組
み合わせなどであることができるが、これらに限定され
るものではない。二次プルアップネットワーク24とフ
ィードバック動作機構28との組み合わせによって、F
IPNS論理ゲート10は、論理評価の実行後に、より
迅速に回復することができる。その結果、FIPNS論
理ゲート10は、NMOSトランジスタのファンイン
が、トランジスタで5個またはそれ以上であるときに、
従来の擬似NMOSスタティック論理ゲートよりも好ま
しく、かつスタティックCMOSの実施形態よりも優れ
ている。なお、ファンインとは、基本的には、信号が汚
染される危険を冒すことなく、一度にゲートに供給され
ることができる信号の最大数である。
【0014】各FIPNS論理ゲート10は、フィード
バックを使用して、出力22における次のエッジを生成
する準備がより良好に行われるように、その応答を調整
する。この新規なFIPNS論理ゲート10は、従来の
擬似NMOSスタティック論理ゲートの柔軟性とファン
インに対する不感受性とを保持しながら、(1)共有出
力ノード22が高電圧レベルにあるときに、強い二次プ
ルアップネットワーク24をディスエーブルにして、共
有出力ノード22の立ち下がりエッジをスピードアップ
することによって、および(2)共有出力ノード22が
低電圧レベルにあるときに、強いプルアップネットワー
ク24および弱いプルアップネットワーク12の両方を
それぞれイネーブルにして、共有出力ノード22におけ
る立ち上がりエッジをスピードアップすることによっ
て、擬似NMOSスタティック論理ゲートを改良する。
この特徴は、従来の擬似NMOSスタティック論理回路
におけるプルアップ速度とプルダウン速度との間のトレ
ードオフを克服するものであり、この結果として、パワ
ー遅延が少なくとも約1.2倍に改善される。
【0015】図2は、FIPNS論理ゲート10(図1
参照)の好適な実施形態の一つを示しており、このFI
PNS論理ゲート10は、概して参照符号10’により
示されている。図2に示されているように、一次プルア
ップネットワーク12および二次プルアップネットワー
ク24は、それぞれPMOSトランジスタP1およびP
2により実現されている。好適な実施形態では、プルダ
ウンネットワーク16に関連したプルダウンNMOSト
ランジスタ(単数または複数)に対する一次および二次
プルアップPMOSトランジスタP1およびP2をまと
めた比率は、約1/1である。さらに、一次プルアップ
PMOSトランジスタP1に対する二次プルアップPM
OSトランジスタP2の比率は、約4/1である。NM
OSトランジスタのより大きい移動度が与えられると、
1/1という比率は、共有ノードにおいて、電源の〜1
/5という低出力電圧を生じる結果となる。あらためて
言うまでもなく、上記の比率に関しては、いくらかのフ
レキシビリティが存在する。しかし、P2/P1比率が
非常に大きく設定される場合、ゲート出力を生成する共
有出力ノード22が高電圧レベルVccまで遷移せず、静
電流によるノイズ問題が生じる。さらに、P2/P1比
率が非常に小さく設定される場合、従来の擬似NMOS
論理ゲートに比べて、FIPNS論理ゲート10から速
度に関する恩恵を得ることができなくなる。P2/P1
比率、およびプルダウンNMOSトランジスタに対する
全プルアップPMOSトランジスタの比率は、プルダウ
ンネットワーク16に関連したNMOSトランジスタの
数および構成によっても、影響を受ける可能性がある。
多数のプルダウンNMOSトランジスタが存在する場
合、その比率は増加することがあり(必ずしも線形的に
ではない)、プルダウンNMOSトランジスタの数がよ
り少ない場合、その比率は減少することがある(必ずし
も線形的にではない)。
【0016】さらに、好適な実施形態では、フィードバ
ック動作機構28が、例えば遅延機構の形態で実現され
る(ただし、これに限定されるものではない)。遅延機
構の例としては、長い相互配線、キャパシタンスおよび
/またはインダクタンスのネットワーク、一連のカスケ
ード接続された論理ゲートなどが含まれる。好適な実施
形態では、遅延機構は、2段の連続した組み合わせ論理
回路、特にNOR論理ゲート34を、任意の適切な論理
ファミリーのインバータ38に直列に配置して実現され
ている。NOR論理ゲート34は、クロック信号CKの
ような動作信号14の、接地レベルに対する使用をイネ
ーブルにする。効果的には、動作信号14は、FIPN
S論理ゲート10による論理評価の間に、接地レベルを
周期的にエミュレートし、他の時には他の電気的状態を
示して、消費電力を節約することができる。
【0017】図3は、新規なFIPNS論理ゲート10
のゲート出力を生成する共有出力ノード22の、電圧対
時間の応答を描いている。図3を参照すると、好適な実
施形態では、遅延機構28’は、共有出力ノード22に
関連した立ち下がりエッジおよび立ち上がりエッジが、
図示されているように、応答するように設計されてい
る。高電圧レベルVcc(ハイ論理レベル、または2進論
理記法における「1」を示す)は、典型的には、約+3
Vと約+18Vとの間のいずれかの値をとり、電圧Vss
は、典型的には0の近辺にある(ロー論理レベル、また
は2進論理記法における「0」を示す)。
【0018】最初に、共有出力ノード22(およびゲー
ト出力)は、高電圧レベルVccまたはその極く近傍の電
圧を示し、その結果として、PMOSトランジスタP1
(図2参照)によってハイレベルに引っ張られる。プル
ダウンネットワーク16による論理評価が実行された後
に、共有出力ノード22は高電圧レベルVccに留まって
ゲート出力22におけるハイ論理を示すか、あるいは、
共有出力ノード22は最終的に低電圧レベルまで駆動さ
れて、ゲート出力22におけるロー論理を示す。
【0019】後者の状況では、共有出力ノード22(お
よびゲート出力)は、参照符号34aおよび34bによ
って示されているように、Vccから低電圧レベルへの遷
移を開始する。好適な実施形態では、この時点で、PM
OSトランジスタP1がターンオンして(すなわち、ゲ
ートが電圧バイアスされて、P1のソース−ドレイン間
が導通し)、一方、PMOSトランジスタP2は、依然
としてターンオフ状態にある(すなわち、ゲートは、P
2のソース−ドレイン間が導通できるほど十分に電圧バ
イアスされていない)。参照符号34cによって示され
ているように、共有出力ノード22に関連する立ち下が
りエッジが低出力電圧レベルVOL(ロー論理レベルを示
す)、またはその他の適切な閾値に到達すると、遅延機
構28’(図2参照)が、PMOSトランジスタP2に
関連したゲートへの接続26(図2参照)を介して、P
MOSトランジスタP2をターンオンする。
【0020】この時点で、図3に示されているように、
出力ノード22は、高電圧レベルへの遷移を開始する。
参照符号34dによって特定される立ち上がりエッジに
よって示されているように、両方のPMOSトランジス
タP1およびP2が、出力ノード22を(従来の擬似N
MOSスタティック論理ゲートよりも速く)ハイレベル
に引っ張る。結果的に、出力ノード22に関連する電圧
が高電圧レベルVccに接近するにつれて、PMOSトラ
ンジスタP2がターンオフする。PMOSトランジスタ
P2がターンオフした後、PMOSトランジスタP1の
みが、出力ノード22に関連した電圧を、Vccにさらに
近くなるようにプルアップする。この様子は、参照符号
34eによって示されている。(このプルアップ34e
は、両トランジスタP1およびP2が動作されていたと
きよりも遅いレートで行われる。参照符号34dおよび
34eに関連する傾きを、比較されたい。)最後に、出
力ノード22に関連する電圧が、定常状態の電圧に到達
する。この定常状態電圧は、高電圧レベルVccにある
か、またはその極く近傍にある。この時点で、FIPN
S論理ゲート10は、別の論理評価を実行する準備がで
きている。
【0021】フィードバック動作機構28は、出力ノー
ド22における出力電圧を、P2がターンオフする前に
ハイ論理(「1」)として検出されるような十分に高い
電圧に確実にするように、設計されてもよい。動作遅延
がこの効果に対して規定されると、FIPNS論理ゲー
ト10’は、ゲートが先の遷移を完了する前であって
も、この遷移期間中の任意の時点で、別の論理演算を実
行することができる。
【0022】図4Aは、入力AおよびBに対するNAN
D論理演算を実行するFIPNS論理ゲート10’の実
施形態の例を示している。フィードバック誘導型プルア
ップネットワーク41は、プルアップPMOSトランジ
スタP1およびP2と、フィードバック動作機構28’
とを含んでいる。出力22は、 出力=A NAND B というブール等式によって定義される。
【0023】図4Bは、入力AおよびBに対するNOR
論理演算を実行するFIPNS論理ゲート10’の実施
形態の例である。出力22は、 出力=A NOR B というブール等式によって定義される。
【0024】図4Cは、入力AIおよびBI(ただし、
I=1、…、N)に対するXNOR論理演算を実行する
FIPNS論理ゲート10’の実施形態の例である。出
力22は、 出力=〜((A XNOR B)OR…(AN XNO
R BN)) というブール等式によって定義される。
【0025】図4Dは、選択信号SEL1〜SELNに
それぞれ基づいて、入力A〜Nに対する比較器論理演算
を実行するFIPNS論理ゲート10’の実施形態の例
である。出力22は、 出力=〜((SEL1 AND A)OR…(SELN
AND N)) というブール等式によって定義される。
【0026】本発明の上述の実施形態、特にいずれの
「好適な」実施形態も、単なる可能性のある実施形態の
例にすぎず、本発明の原理を明瞭に理解してもらうため
に提示されているに過ぎない点を、あらためて強調す
る。本発明の上記の実施形態に対しては、本発明の思想
および原理を実質的に逸脱することなく、多くの変形お
よび修正を施すことができる。そのような修正および変
形はすべて、の開示内容および本発明の範囲内に含ま
れ、かつ特許請求の範囲によって保護されることが意図
されている。
【0027】以下においては、本発明の種々の構成要件
の組み合わせから成る例示的な実施態様を示す。 1.スタティック論理ゲート(10)であって、一つ以上
の入力(18)を受け取るために一つ以上のプルダウンN
MOSトランジスタを有する、プルダウンネットワーク
(16)と、出力(22)を生成するための共有ノード(2
2)において前記NMOSトランジスタネットワーク(1
6)に接続された一つ以上の一次プルアップPMOSト
ランジスタ(P1)を有する、一次プルアップネットワー
ク(12)と、及び動作機構(28)によって前記プルダウ
ンネットワーク(16)に接続された一つ以上の二次プル
アップPMOSトランジスタ(P2)を有する、二次プル
アップネットワーク(24)とを含み、前記動作機構(2
8)が、前記共有ノード(22)からのフィードバックに
基づいて、前記二次プルアップPMOSトランジスタ
(P2)の動作を生じさせる、スタティック論理ゲート
(10)。 2.前記動作機構(28)が、一つ以上の論理ゲート(3
4、38)を含む遅延機構(28')である、上記1に記載の
ゲート(10)。 3.前記プルダウンNMOSトランジスタ(16)に対す
る前記一次および二次プルアップPMOSトランジスタ
(P1、P2)の第1の比が約1/1であり、前記一次プル
アップPMOSトランジスタ(P1)に対する前記二次プ
ルアップPMOSトランジスタ(P2)の第2の比が約4
/1である、上記1に記載のゲート(10)。 4.前記一次プルアップPMOSトランジスタ(P1)
が、周期的にアサートされる信号(14)によって周期的
に動作される、上記1に記載のゲート(10)。 5.前記プルダウンネットワーク(16)が、前記入力
(18)のうちの少なくとも二つに対して、NOR論理演
算を実行するように構成される、上記1に記載のゲート
(10)。 6.前記プルダウントランジスタネットワーク(16)
が、前記入力(18)のうちの少なくとも二つに対して、
NAND論理演算を実行するように構成される、上記1
に記載のゲート(10)。 7.前記プルダウンネットワーク(16)が、前記入力
(18)のうちの少なくとも二つに対して、XNOR論理
演算を実行するように構成される、上記1に記載のゲー
ト(10)。 8.前記プルダウンネットワーク(16)が、前記入力
(18)のうちの少なくとも二つに関連して、比較器論理
演算を実行するように構成される、上記1に記載のゲー
ト(10)。 9.スタティック論理ゲート(10)であって、入力(1
8)を受け取るためのプルダウントランジスタ手段(1
6)と、出力(22)を提供するための共有ノード(22)
において前記プルダウントランジスタ手段(16)に接続
されたプルアップトランジスタ手段(12)と、及び前記
共有ノード(22)からのフィードバックに基づいて、前
記プルダウントランジスタ手段(16)に対する前記プル
アップトランジスタ手段(12)の駆動強度を調整するた
めの手段(24、28)とを含む、スタティック論理ゲート
(10)。 10.前記調整するための手段が、二次プルアップトラ
ンジスタ手段(24)と、及び適宜、前記共有ノード(2
2)からのフィードバックに基づいて、前記二次プルア
ップトランジスタ手段(24)を前記共有ノード(22)に
対して、選択的に接続および切り離す遅延手段(28)と
を含む、上記9に記載のゲート(10)。
【0028】
【発明の効果】本発明により、共有ノードからのフィー
ドバックを使用して、スタティック論理ゲートの応答お
よび適用可能性が向上した、擬似NMOSスタティック
論理ゲートの新規なファミリーが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にしたがったフィードバック誘導型擬
似NMOSスタティック(FIPNS)論理ゲートを示
すブロック図である。
【図2】 図1のフィードバック誘導型擬似NMOSス
タティック論理ゲートの実施形態の例を示す概略図であ
る。
【図3】 図1のFIPNS論理ゲートの共有ノードに
関連した立ち下がりおよび立ち上がりエッジの応答を示
す(電圧対時間の)グラフである。
【図4A】 NAND FIPNS論理ゲートの概略図
である。
【図4B】 NOR FIPNS論理ゲートの概略図で
ある。
【図4C】 XNOR FIPNS論理ゲートの概略図
である。
【図4D】 比較器FIPNS論理ゲートの概略図であ
る。
【符号の説明】
10 FIPNS論理ゲート 12 一次プルアップネットワーク(プルアップトランジ
スタ手段) 16 プルダウンネットワーク(プルダウントランジスタ
手段) 18 入力 22 共有ノード 24 二次プルアップネットワーク(二次プルアップトラ
ンジスタ手段) 28 動作機構 28' 遅延機構 34 論理ゲート 38 論理ゲート P1 一次プルアップPMOSトランジスタ P2 二次プルアップPMOSトランジスタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタティック論理ゲート(10)であっ
    て、 一つ以上の入力(18)を受け取るために一つ以上のプル
    ダウンNMOSトランジスタを有する、プルダウンネッ
    トワーク(16)と、出力(22)を生成するための共有ノ
    ード(22)において前記NMOSトランジスタネットワ
    ーク(16)に接続された一つ以上の一次プルアップPM
    OSトランジスタ(P1)を有する、一次プルアップネッ
    トワーク(12)と、及び動作機構(28)によって前記プ
    ルダウンネットワーク(16)に接続された一つ以上の二
    次プルアップPMOSトランジスタ(P2)を有する、二
    次プルアップネットワーク(24)とを含み、前記動作機
    構(28)が、前記共有ノード(22)からのフィードバッ
    クに基づいて、前記二次プルアップPMOSトランジス
    タ(P2)の動作を生じさせる、スタティック論理ゲート
    (10)。
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