JP2001236498A - 画像処理方法および装置 - Google Patents
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- 239000000872 buffer Substances 0.000 claims description 58
- 238000003672 processing method Methods 0.000 claims description 27
- 230000006870 function Effects 0.000 claims description 9
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 8
- 238000012887 quadratic function Methods 0.000 claims description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 20
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 12
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
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- 239000004576 sand Substances 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 低解像画像から高解像度画像を作成する。
【解決手段】 低解像度画素の近傍画素と前記近傍画素
に隣接する少なくとも2つの画素値から求められる所定
の関数を分割するエネルギー値を求め、分割により得ら
れたエネルギー値を高解像度画像の画素とする。
に隣接する少なくとも2つの画素値から求められる所定
の関数を分割するエネルギー値を求め、分割により得ら
れたエネルギー値を高解像度画像の画素とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低解像情報から高
解像情報に解像度を変換する画像処理装置に関する。
解像情報に解像度を変換する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】低解像情報を補間して拡大する解像度変
換処理においては、様々な方法が考案されている。一般
に多く用いられる方法は、新規画素の輝度値を周囲の元
画素から線形に補間する線形補間法である。
換処理においては、様々な方法が考案されている。一般
に多く用いられる方法は、新規画素の輝度値を周囲の元
画素から線形に補間する線形補間法である。
【0003】図9は、従来の線形補間方法による新規補
間画素の形成方法を説明するための図であり、簡単のた
め1次元での線形補間を説明する。図9において、P0
およびP1は低解像度の元画素であり、P0およびP1の
輝度値はそれぞれGおよびHである。また、新規補間画
素Ph0はP0とP1の間にあり、Ph0とP0との距離はn
である。このときのPh0の輝度値Kは、K=(1−n)
G+nHで表される。このようにして求められた新規画
素Ph0の輝度値は、輝度曲線に存在する真の輝度値Pt
より低い値を示す。一般的には画像は2次元で表される
ので、図10を用いて2次元での線形補間方法を説明す
る。
間画素の形成方法を説明するための図であり、簡単のた
め1次元での線形補間を説明する。図9において、P0
およびP1は低解像度の元画素であり、P0およびP1の
輝度値はそれぞれGおよびHである。また、新規補間画
素Ph0はP0とP1の間にあり、Ph0とP0との距離はn
である。このときのPh0の輝度値Kは、K=(1−n)
G+nHで表される。このようにして求められた新規画
素Ph0の輝度値は、輝度曲線に存在する真の輝度値Pt
より低い値を示す。一般的には画像は2次元で表される
ので、図10を用いて2次元での線形補間方法を説明す
る。
【0004】図10は、従来の線形補間法による画素の
補間位置を示す説明図である。図10において、100
1は輝度値Gを持つ元画素、1002は輝度値Hを持つ
元画素、1003は輝度値Iを持つ元画素、1004は
輝度値Jを持つ元画素であり、これら低解像度画像の元
画素の間隔、すなわち水平方向および垂直方向での隣り
合う画素同士の間隔は1である。1005は従来の線形
補間法で求めた輝度値Kを持つ新規画素である。mは元
画素1001から新規画素1005までの垂直方向の距
離、nは元画素1001から新規画素1005までの水
平方向の距離であり、これらの距離mおよびnは、0≦
m<1かつ0≦n<1とする。新規画素1005の輝度値
Kは、下記の式により算出する。
補間位置を示す説明図である。図10において、100
1は輝度値Gを持つ元画素、1002は輝度値Hを持つ
元画素、1003は輝度値Iを持つ元画素、1004は
輝度値Jを持つ元画素であり、これら低解像度画像の元
画素の間隔、すなわち水平方向および垂直方向での隣り
合う画素同士の間隔は1である。1005は従来の線形
補間法で求めた輝度値Kを持つ新規画素である。mは元
画素1001から新規画素1005までの垂直方向の距
離、nは元画素1001から新規画素1005までの水
平方向の距離であり、これらの距離mおよびnは、0≦
m<1かつ0≦n<1とする。新規画素1005の輝度値
Kは、下記の式により算出する。
【0005】K=(1−m)((1−n)G+nH)+
m((1−n)I+J) このような線形補間法では、周囲の元画素の平均値を新
規画素とするため、図11に示したように線形補間で求
めた新規画素の輝度値が真の輝度値よりも小さくなる。
従って、新規画素間の輝度値の差が少なくなるため、画
像のエッジ部分がシャープさを失ない、ぼけた画像にな
るという問題があった。
m((1−n)I+J) このような線形補間法では、周囲の元画素の平均値を新
規画素とするため、図11に示したように線形補間で求
めた新規画素の輝度値が真の輝度値よりも小さくなる。
従って、新規画素間の輝度値の差が少なくなるため、画
像のエッジ部分がシャープさを失ない、ぼけた画像にな
るという問題があった。
【0006】この問題を解決するものとして、図11に
示すような、特開平7−93531号公報に示される画
像処理装置がある。この画像処理装置は、線形補間を行
う線形補間手段901とともに、エッジ情報を作成する
エッジ作成手段902とこのエッジ情報と線形補間情報
との重み付けをおこなう配分比率決定手段903を持
ち、周辺画素の状況に応じて線形情報とエッジ情報との
配分を変えて加算することにより、エッジ部分を鮮明に
してシャープな画像を得ることを目的としている。
示すような、特開平7−93531号公報に示される画
像処理装置がある。この画像処理装置は、線形補間を行
う線形補間手段901とともに、エッジ情報を作成する
エッジ作成手段902とこのエッジ情報と線形補間情報
との重み付けをおこなう配分比率決定手段903を持
ち、周辺画素の状況に応じて線形情報とエッジ情報との
配分を変えて加算することにより、エッジ部分を鮮明に
してシャープな画像を得ることを目的としている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この特開平7
−93531号公報に示される画像処理装置は、線形補
間処理に加えてエッジ作成手段や配分比率決定手段が必
要なため、構成が複雑になるとともに全体の処理時間が
長くなるという問題があった。本発明は、上記課題を解
決するために成されたもので、線形補間と同程度の簡便
な構成で、低解像度の画像を容易に高品位で高解像度な
画質を得られる画像処理装置を提供することを目的とす
る。
−93531号公報に示される画像処理装置は、線形補
間処理に加えてエッジ作成手段や配分比率決定手段が必
要なため、構成が複雑になるとともに全体の処理時間が
長くなるという問題があった。本発明は、上記課題を解
決するために成されたもので、線形補間と同程度の簡便
な構成で、低解像度の画像を容易に高品位で高解像度な
画質を得られる画像処理装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願の請求項1の発明に係わる画像処理方法は、低
解像度画像を高解像度画像に変換する際に、低解像度画
像の画素の輝度値と前記低解像度画素の近傍画素と前記
近傍画素に隣接する少なくとも2つの画素の値から求め
られる所定の関数を分割するエネルギー値を求め、分割
により得られたエネルギー値を高解像度画像の画素の輝
度値として用いることを特徴とするものである。
に、本願の請求項1の発明に係わる画像処理方法は、低
解像度画像を高解像度画像に変換する際に、低解像度画
像の画素の輝度値と前記低解像度画素の近傍画素と前記
近傍画素に隣接する少なくとも2つの画素の値から求め
られる所定の関数を分割するエネルギー値を求め、分割
により得られたエネルギー値を高解像度画像の画素の輝
度値として用いることを特徴とするものである。
【0009】また、本願の請求項2の発明に係わる画像
処理方法は、前記エネルギー値を、nが2以上のn次関
数で近似した画像輝度曲線の面積で表すことを特徴とし
た請求項1記載の画像処理方法である。また、本願の請
求項3の発明に係わる画像処理方法は、高解像度画像の
画素を作成するための注目画素としての低解像度画像の
画素と、前記注目画素と隣接する少なくとも2つの画素
を用いて2次関数を決定し、高解像度画像の画素と注目
画素からの距離をnとし、高解像画像の画素数を低解像
度の画素数で除することにより求められる拡大倍率をΔ
とし、n+Δを第一の値としn−Δを第二の値としたと
き、前記2次関数における前記第一の値から前記第二の
値の面積を求めることで高解像画像の画素の輝度値を求
めることを特徴とする画像処理方法である。
処理方法は、前記エネルギー値を、nが2以上のn次関
数で近似した画像輝度曲線の面積で表すことを特徴とし
た請求項1記載の画像処理方法である。また、本願の請
求項3の発明に係わる画像処理方法は、高解像度画像の
画素を作成するための注目画素としての低解像度画像の
画素と、前記注目画素と隣接する少なくとも2つの画素
を用いて2次関数を決定し、高解像度画像の画素と注目
画素からの距離をnとし、高解像画像の画素数を低解像
度の画素数で除することにより求められる拡大倍率をΔ
とし、n+Δを第一の値としn−Δを第二の値としたと
き、前記2次関数における前記第一の値から前記第二の
値の面積を求めることで高解像画像の画素の輝度値を求
めることを特徴とする画像処理方法である。
【0010】また、本願の請求項4の発明に係わる画像
処理方法は、整数部分と少数部分とからなる高解像度画
像の画素の位置情報の少数部分を予め定めた閾値と比較
して、前記少数部分が閾値よりも小なるときは前記少数
部分と前記整数部分をそのまま保持し、前記少数部分が
閾値よりも大なるときは前記少数部分から前記閾値を引
いた値を新たに少数部分とし、且つ前記整数部分に一を
加算して新たに整数部分とし、前記少数部分を前記nと
し前記整数部分を前記注目画素とすることを特徴とした
請求項3記載の画像処理方法である。
処理方法は、整数部分と少数部分とからなる高解像度画
像の画素の位置情報の少数部分を予め定めた閾値と比較
して、前記少数部分が閾値よりも小なるときは前記少数
部分と前記整数部分をそのまま保持し、前記少数部分が
閾値よりも大なるときは前記少数部分から前記閾値を引
いた値を新たに少数部分とし、且つ前記整数部分に一を
加算して新たに整数部分とし、前記少数部分を前記nと
し前記整数部分を前記注目画素とすることを特徴とした
請求項3記載の画像処理方法である。
【0011】また、請求項5の発明に係わる画像処理方
法は、前記閾値が0.5であることを特徴とする請求項
4記載の画像処理方法である。
法は、前記閾値が0.5であることを特徴とする請求項
4記載の画像処理方法である。
【0012】また、請求項6の発明に係わる画像処理装
置は、元画像情報を順次記憶するラインメモリ手段と、
前記ラインメモリ手段から順次出力される元画素情報を
記憶するデータバッファ手段と、前記データバッファ手
段に記憶された元画素情報と元画素から横方向に補間す
べき位置を示す横方向補間距離情報とを用いて横方向補
間画素を計算する横方向補間手段と、前記横方向補間画
素と元画素から縦方向に補間すべき位置を示す縦方向補
間距離情報を用いて縦方向補間画素を計算する手段をも
ち、前記縦方向補間画素を新規画素とする高解像度情報
を作成することを特徴としたものである。
置は、元画像情報を順次記憶するラインメモリ手段と、
前記ラインメモリ手段から順次出力される元画素情報を
記憶するデータバッファ手段と、前記データバッファ手
段に記憶された元画素情報と元画素から横方向に補間す
べき位置を示す横方向補間距離情報とを用いて横方向補
間画素を計算する横方向補間手段と、前記横方向補間画
素と元画素から縦方向に補間すべき位置を示す縦方向補
間距離情報を用いて縦方向補間画素を計算する手段をも
ち、前記縦方向補間画素を新規画素とする高解像度情報
を作成することを特徴としたものである。
【0013】また、請求項7の発明に係わる画像処理装
置は、高解像度情報を作成するための元画像情報は、注
目画素と注目画素を中心に上下に隣接する上および下画
素と、注目画素に左右に隣接した左および右画素と、上
および下画素の左右に隣接した左上および左下および右
上および右下画素とで構成されたことを特徴とした請求
項6記載の画像処理装置である。
置は、高解像度情報を作成するための元画像情報は、注
目画素と注目画素を中心に上下に隣接する上および下画
素と、注目画素に左右に隣接した左および右画素と、上
および下画素の左右に隣接した左上および左下および右
上および右下画素とで構成されたことを特徴とした請求
項6記載の画像処理装置である。
【0014】また、請求項8の発明に係わる画像処理装
置は、整数部分と少数部分とからなる補間画素の位置情
報の少数部分を予め定めた閾値と比較して、前記少数部
分が閾値よりも小なるときは前記少数部分と前記整数部
分をそのまま保持し、前記少数部分が閾値よりも大なる
ときは前記少数部分から前記閾値を引いた値を新たに少
数部分とし、且つ前記整数部分に一を加算して新たに整
数部分とし、前記少数部分を前記縦および横方向補間距
離とし前記整数部分を前記注目画素とすることを特徴と
した請求項6記載の画像処理装置である。
置は、整数部分と少数部分とからなる補間画素の位置情
報の少数部分を予め定めた閾値と比較して、前記少数部
分が閾値よりも小なるときは前記少数部分と前記整数部
分をそのまま保持し、前記少数部分が閾値よりも大なる
ときは前記少数部分から前記閾値を引いた値を新たに少
数部分とし、且つ前記整数部分に一を加算して新たに整
数部分とし、前記少数部分を前記縦および横方向補間距
離とし前記整数部分を前記注目画素とすることを特徴と
した請求項6記載の画像処理装置である。
【0015】また、請求項9の発明に係わる画像処理装
置は、前記閾値が0.5であることを特徴とする請求項
8記載の画像処理装置である。
置は、前記閾値が0.5であることを特徴とする請求項
8記載の画像処理装置である。
【0016】また、請求項10の発明に係わる画像処理
装置は、前記横方向補間手段は、横方向補間距離を
nX、拡大倍率をN0、上画素をP0U、右上画素をP1U、
左上画素をP-1U、注目画素をP0、右画素をP1、左画
素をP-1、下画素をP0D、右下画素をP1D、左下画素を
P-1D、としたとき、横方向補間画素U、C、Dを、 U=P0U+(nX/2)(P1U−P-1U)+(1/24−
1/(24N0 2)−nX 2/2)(2P0U−(P1U+P
-1U)) C=P0+(nX/2)(P1−P-1)+(1/24−1
/(24N0 2)−nX 2/2)(2P0−(P1+P-1)) D=P0D+(nX/2)(P1D−P-1D)+(1/24−
1/(24N0 2)−nX 2/2)(2P0D−(P1D+P
-1D)) と演算することを特徴とする請求項6記載の画像処理装
置である。
装置は、前記横方向補間手段は、横方向補間距離を
nX、拡大倍率をN0、上画素をP0U、右上画素をP1U、
左上画素をP-1U、注目画素をP0、右画素をP1、左画
素をP-1、下画素をP0D、右下画素をP1D、左下画素を
P-1D、としたとき、横方向補間画素U、C、Dを、 U=P0U+(nX/2)(P1U−P-1U)+(1/24−
1/(24N0 2)−nX 2/2)(2P0U−(P1U+P
-1U)) C=P0+(nX/2)(P1−P-1)+(1/24−1
/(24N0 2)−nX 2/2)(2P0−(P1+P-1)) D=P0D+(nX/2)(P1D−P-1D)+(1/24−
1/(24N0 2)−nX 2/2)(2P0D−(P1D+P
-1D)) と演算することを特徴とする請求項6記載の画像処理装
置である。
【0017】また、請求項11の発明に係わる画像処理
装置は、前記横方向補間手段は、横方向補間距離を
nX、上画素をP0U、右上画素をP1U、左上画素を
P-1U、注目画素をP0、右画素をP1、左画素をP-1、
下画素をP0D、右下画素をP1D、左下画素をP-1D、と
したとき、横上補間画素をU、横中補間画素をC、横下
補間画素をDを、 U=P0U+(nX/2)(P1U−P-1U)+(1/24−
nX 2/2)(2P0U−(P1U+P-1U)) C=P0+(nX/2)(P1−P-1)+(1/24−nX
2/2)(2P0−(P1+P-1)) D=P0D+(nX/2)(P1D−P-1D)+(1/24−
nX 2/2)(2P0D−(P1D+P-1D)) と演算することを特徴とする請求項6記載の画像処理装
置である。
装置は、前記横方向補間手段は、横方向補間距離を
nX、上画素をP0U、右上画素をP1U、左上画素を
P-1U、注目画素をP0、右画素をP1、左画素をP-1、
下画素をP0D、右下画素をP1D、左下画素をP-1D、と
したとき、横上補間画素をU、横中補間画素をC、横下
補間画素をDを、 U=P0U+(nX/2)(P1U−P-1U)+(1/24−
nX 2/2)(2P0U−(P1U+P-1U)) C=P0+(nX/2)(P1−P-1)+(1/24−nX
2/2)(2P0−(P1+P-1)) D=P0D+(nX/2)(P1D−P-1D)+(1/24−
nX 2/2)(2P0D−(P1D+P-1D)) と演算することを特徴とする請求項6記載の画像処理装
置である。
【0018】また、請求項12の発明に係わる画像処理
装置は、前記縦方向補間手段は、縦方向補間距離をnY
拡大倍率をN0、横上補間画素をU、横中補間画素を
C、横下補間画素をDとしたとき、縦方向補間画素PXY
は、 PXY=C+(nY/2)(U−D)+(1/24−1/
(24N0 2)−nY 2/2)(2C−(U+D)) と演算することを特徴とする請求項6記載の画像処理装
置である。
装置は、前記縦方向補間手段は、縦方向補間距離をnY
拡大倍率をN0、横上補間画素をU、横中補間画素を
C、横下補間画素をDとしたとき、縦方向補間画素PXY
は、 PXY=C+(nY/2)(U−D)+(1/24−1/
(24N0 2)−nY 2/2)(2C−(U+D)) と演算することを特徴とする請求項6記載の画像処理装
置である。
【0019】また、請求項13の発明に係わる画像処理
装置は、前記縦方向補間手段は、縦方向補間距離を
nY、横上補間画素をU、横中補間画素をC、横下補間
画素をDとしたとき、縦方向補間画素PXYは、 PXY=C+(nY/2)(U−D)+(1/24−nY 2
/2)(2C−(U+D)) と演算することを特徴とする請求項6記載の画像処理装
置である。
装置は、前記縦方向補間手段は、縦方向補間距離を
nY、横上補間画素をU、横中補間画素をC、横下補間
画素をDとしたとき、縦方向補間画素PXYは、 PXY=C+(nY/2)(U−D)+(1/24−nY 2
/2)(2C−(U+D)) と演算することを特徴とする請求項6記載の画像処理装
置である。
【0020】また、請求項14の発明に係わる画像処理
装置は、M行N列の低解像度情報をQ行P列の高解像度
情報に変換する画像処理装置において、水平方向の拡大
倍率NXをNX=P/Nとし水平方向の新規画素のきざみ
量HをH=1/NXとし、垂直方向の拡大倍率NY=Q/
Mとし垂直方向の新規画素のきざみ量VをV=1/NY
としたき、前記低解像度画像の画素と前記NXと前記H
より水平方向補間画素を計算する水平方向補間手段と前
記水平方向補間画素と前記NYと前記Vより垂直方向の
補間画素を計算する垂直方向補間手段をもち、前記垂直
方向補間手段の出力結果が高解像度情報の画素となるこ
とを特徴とする画像処理装置である。
装置は、M行N列の低解像度情報をQ行P列の高解像度
情報に変換する画像処理装置において、水平方向の拡大
倍率NXをNX=P/Nとし水平方向の新規画素のきざみ
量HをH=1/NXとし、垂直方向の拡大倍率NY=Q/
Mとし垂直方向の新規画素のきざみ量VをV=1/NY
としたき、前記低解像度画像の画素と前記NXと前記H
より水平方向補間画素を計算する水平方向補間手段と前
記水平方向補間画素と前記NYと前記Vより垂直方向の
補間画素を計算する垂直方向補間手段をもち、前記垂直
方向補間手段の出力結果が高解像度情報の画素となるこ
とを特徴とする画像処理装置である。
【0021】また、請求項15の発明に係わる画像処理
装置は、前記水平方向補間手段において、前記新規画素
に対応する注目画素およびと水平方向補間距離nXを請
求項6記載の手段で求めることを特徴とした請求項14
記載の画像処理装置である。
装置は、前記水平方向補間手段において、前記新規画素
に対応する注目画素およびと水平方向補間距離nXを請
求項6記載の手段で求めることを特徴とした請求項14
記載の画像処理装置である。
【0022】また、請求項16の発明に係わる画像処理
装置は、前記垂直方向補間手段において、前記新規画素
に対応する注目画素およびと垂直方向補間距離nYを請
求項6記載の手段で求めることを特徴とした請求項14
記載の画像処理装置である。また、請求項17の発明に
係わる画像処理装置は、前記水平方向補間手段におい
て、注目画素をP0、水平方向の左右の隣接画素をそれ
ぞれP-1およびP1、拡大倍率をNX、水平方向補間距離
をnXとしたとき、水平方向補間画素PHは、 PH=P0+(nX/2)(P1−P-1)+(1/24−1
/(24Nx 2)−nX 2/2)(2P0−(P1+P-1)) と演算して求めることを特徴とする請求項14記載の画
像処理装置である。
装置は、前記垂直方向補間手段において、前記新規画素
に対応する注目画素およびと垂直方向補間距離nYを請
求項6記載の手段で求めることを特徴とした請求項14
記載の画像処理装置である。また、請求項17の発明に
係わる画像処理装置は、前記水平方向補間手段におい
て、注目画素をP0、水平方向の左右の隣接画素をそれ
ぞれP-1およびP1、拡大倍率をNX、水平方向補間距離
をnXとしたとき、水平方向補間画素PHは、 PH=P0+(nX/2)(P1−P-1)+(1/24−1
/(24Nx 2)−nX 2/2)(2P0−(P1+P-1)) と演算して求めることを特徴とする請求項14記載の画
像処理装置である。
【0023】また、請求項18の発明に係わる画像処理
装置は、前記水平方向補間手段において、注目画素をP
0、水平方向の左右の隣接画素をそれぞれP-1および
P1、水平方向補間距離をnXとしたとき、水平方向補間
画素PHは、 PH=P0+(nX/2)(P1−P-1)+(1/24−n
X 2/2)(2P0−(P1+P-1)) と演算して求めることを特徴とする請求項14記載の画
像処理装置である。
装置は、前記水平方向補間手段において、注目画素をP
0、水平方向の左右の隣接画素をそれぞれP-1および
P1、水平方向補間距離をnXとしたとき、水平方向補間
画素PHは、 PH=P0+(nX/2)(P1−P-1)+(1/24−n
X 2/2)(2P0−(P1+P-1)) と演算して求めることを特徴とする請求項14記載の画
像処理装置である。
【0024】また、請求項19の発明に係わる画像処理
装置は、前記垂直方向補間手段において、注目画素をP
0、垂直方向の上下の隣接画素をそれぞれP-1および
P1、拡大倍率をNY、水平方向補間距離をnYとしたと
き、水平方向補間画素PVは、 PV=P0+(nY/2)(P1−P-1)+(1/24−1
/(24NY 2)−nY 2/2)(2P0−(P1+P-1)) と演算して求めることを特徴とする請求項14記載の画
像処理装置である。
装置は、前記垂直方向補間手段において、注目画素をP
0、垂直方向の上下の隣接画素をそれぞれP-1および
P1、拡大倍率をNY、水平方向補間距離をnYとしたと
き、水平方向補間画素PVは、 PV=P0+(nY/2)(P1−P-1)+(1/24−1
/(24NY 2)−nY 2/2)(2P0−(P1+P-1)) と演算して求めることを特徴とする請求項14記載の画
像処理装置である。
【0025】また、請求項20の発明に係わる画像処理
装置は、前記垂直方向補間手段において、注目画素をP
0、垂直方向の上下の隣接画素をそれぞれP-1および
P1、水平方向補間距離をnYとしたとき、水平方向補間
画素PVは、 PV=P0+(nY/2)(P1−P-1)+(1/24−n
Y 2/2)(2P0−(P1+P-1)) と演算して求めることを特徴とする請求項14記載の画
像処理装置である。
装置は、前記垂直方向補間手段において、注目画素をP
0、垂直方向の上下の隣接画素をそれぞれP-1および
P1、水平方向補間距離をnYとしたとき、水平方向補間
画素PVは、 PV=P0+(nY/2)(P1−P-1)+(1/24−n
Y 2/2)(2P0−(P1+P-1)) と演算して求めることを特徴とする請求項14記載の画
像処理装置である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態を図
に則して説明する。 (第一の実施例)本発明の実施の形態1に係わる画像処
理方法は、簡単な構成により低解像度画像を補間して高
解像度画像に変換するものである。
に則して説明する。 (第一の実施例)本発明の実施の形態1に係わる画像処
理方法は、簡単な構成により低解像度画像を補間して高
解像度画像に変換するものである。
【0027】図1は、横軸が画素位置、縦軸が輝度で連
続する3画素分の輝度分布を表している。高解像度画像
を得るためには、低解像度画像の元画素を利用して補間
画素を作成するが、そのためには補間画素を作成するた
めの基準となる元画素を決める必要がある。この基準と
なる画素が注目画素であり、補間画素に最も近い元画素
が注目画素になる。図1において、注目画素はP0であ
り、その隣接画素はP1およびP-1である。注目画素P0
の輝度値をGとすると、この輝度値Gは特定のエネルギ
ー値を持つ。このエネルギー値は、図中に示す輝度曲線
の注目画素が占める面積S0で表すことができる。すな
わち、注目画素はP0の輝度値GはG=S 0となる。この
両者は等しい関係にある。
続する3画素分の輝度分布を表している。高解像度画像
を得るためには、低解像度画像の元画素を利用して補間
画素を作成するが、そのためには補間画素を作成するた
めの基準となる元画素を決める必要がある。この基準と
なる画素が注目画素であり、補間画素に最も近い元画素
が注目画素になる。図1において、注目画素はP0であ
り、その隣接画素はP1およびP-1である。注目画素P0
の輝度値をGとすると、この輝度値Gは特定のエネルギ
ー値を持つ。このエネルギー値は、図中に示す輝度曲線
の注目画素が占める面積S0で表すことができる。すな
わち、注目画素はP0の輝度値GはG=S 0となる。この
両者は等しい関係にある。
【0028】簡単のため、解像度を2倍にするときの方
法を図2を用いて説明する。元画素P0の輝度値は、輝
度曲線の面積S0と考えられるので、2倍にするために
は元画像の面積を等分に分割すればよい。一般的に輝度
曲線は、nが2以上のn次関数で表すことができるが、
簡単のため2次関数を用いた時の例を説明する。輝度曲
線を2次関数P(x)=aX2+bx+cとすると、係
数a、bおよびcは、注目画素P0とその隣接画素
P-1、およびP1の輝度値G0、G1およびG-1は、次の
ように求められる。
法を図2を用いて説明する。元画素P0の輝度値は、輝
度曲線の面積S0と考えられるので、2倍にするために
は元画像の面積を等分に分割すればよい。一般的に輝度
曲線は、nが2以上のn次関数で表すことができるが、
簡単のため2次関数を用いた時の例を説明する。輝度曲
線を2次関数P(x)=aX2+bx+cとすると、係
数a、bおよびcは、注目画素P0とその隣接画素
P-1、およびP1の輝度値G0、G1およびG-1は、次の
ように求められる。
【0029】a=(G1+G-1)/2−G0 b=(G1−G-1)/2 c=13/12G0−(G1+G-1)/24 これを用いて、元画像から2倍の解像度にした新規画素
P-0.25およびP0.25の輝度値G-0.25およびG0.25は次
式で表される。
P-0.25およびP0.25の輝度値G-0.25およびG0.25は次
式で表される。
【0030】G-0.25=2∫0 -0.5(ax2+bx+c)
dx=G0−(G1−G-1)/8 G0.25=2∫0.5 0(ax2+bx+c)dx=G0+
(G1−G-1)/8 つまり、注目画素P0の隣接画素P1、P-1の輝度値の差
分を固定の係数8で割った値に注目画素P0の輝度値を
加算あるいは減算することにより、容易に2倍の解像度
を持つ新規画素を得ることができる。
dx=G0−(G1−G-1)/8 G0.25=2∫0.5 0(ax2+bx+c)dx=G0+
(G1−G-1)/8 つまり、注目画素P0の隣接画素P1、P-1の輝度値の差
分を固定の係数8で割った値に注目画素P0の輝度値を
加算あるいは減算することにより、容易に2倍の解像度
を持つ新規画素を得ることができる。
【0031】一般的に、高解像度画像から低解像度画像
に画像変換する場合には、高解像度画像の画素をAおよ
びB、定数をkとすると、低解像度の画素cは、次式で
計算できる。
に画像変換する場合には、高解像度画像の画素をAおよ
びB、定数をkとすると、低解像度の画素cは、次式で
計算できる。
【0032】c=(A+B)/k・・・・・(1) ここで、低解像度画像から作成された高解像度画素の輝
度値が、真の値に近いほど、高解像度画像の画素と
(1)式とより得られた画素cは、元の低解像度画像の
画素に限りなく近づく。しかし、図9に示すように従来
の線形補間法では、補間して得られた高解像度画素Ph1
およびPh2から(1)式を使うと低解像度の元画素Ph0
が得られるが、Ph0は真の元画素P0と大きく異なって
いる。ところが、本発明による画像処理方法であれば、
図2に図示したように注目画素P0から分割した新規画
素P-0.25とP0.25とを加算すれば、完全に注目画素P0
に一致する。したがって、本発明による画像処理方法に
より得られた新規画素の輝度値は、真の値に極めて近い
値を持つ。
度値が、真の値に近いほど、高解像度画像の画素と
(1)式とより得られた画素cは、元の低解像度画像の
画素に限りなく近づく。しかし、図9に示すように従来
の線形補間法では、補間して得られた高解像度画素Ph1
およびPh2から(1)式を使うと低解像度の元画素Ph0
が得られるが、Ph0は真の元画素P0と大きく異なって
いる。ところが、本発明による画像処理方法であれば、
図2に図示したように注目画素P0から分割した新規画
素P-0.25とP0.25とを加算すれば、完全に注目画素P0
に一致する。したがって、本発明による画像処理方法に
より得られた新規画素の輝度値は、真の値に極めて近い
値を持つ。
【0033】次に、元画素から任意の拡大倍率の新規画
素を作成する方法を図3を用いて説明する。元画素から
新規画素までの距離(以下補間距離とする。)をn、幅
を±Δとすると、拡大倍率N0はN0=1/(2Δ)にな
る。(Δ≦0.5)このとき新規画素Pnの輝度値G
nは、以下のように求められる。
素を作成する方法を図3を用いて説明する。元画素から
新規画素までの距離(以下補間距離とする。)をn、幅
を±Δとすると、拡大倍率N0はN0=1/(2Δ)にな
る。(Δ≦0.5)このとき新規画素Pnの輝度値G
nは、以下のように求められる。
【0034】 Gn=(1/(2Δ))∫n+Δn-Δ(ax2+bx+c)dx =G0+(n/2)(G1−G-1)+(1/24−Δ2/6−n2/2)(2 G0−(G1+G-1) =G0+(n/2)(G1−G-1)+(1/24−1/(24N0 2)−n2 /2)(2G0−(G1+G-1)・・・・(2) ここで、(Δ2/6)または1/(24N0 2)は非常に
小さい値なので省略することができ、上式は以下に示す
ように簡単になる。
小さい値なので省略することができ、上式は以下に示す
ように簡単になる。
【0035】 Gn=G0+(n/2)(G1−G-1)+(1/24−n2/2)(2G0−( G1+G-1)・・・・・(3) 以上のように、新規画素Pnの輝度値Gnは、注目画素P
0とその隣接画素P1、P -1の輝度値、拡大倍率N0およ
び補間距離nから求めることができる。
0とその隣接画素P1、P -1の輝度値、拡大倍率N0およ
び補間距離nから求めることができる。
【0036】次に、新規画素を得るための補間距離を計
算する方法を説明する。図4は、説明を簡単にするため
に700画素の元画像を補間して1000画素の新規画
素を作成する場合を1次元で表している。図4におい
て、401はフレームの水平方向を示す軸、p0、p
1、p2、p3は矢印で軸401上の位置を示し画素間
隔を1とする元画素、q0、q1、q3は矢印で軸40
1上の位置を示す新規画素、()内の数字は元画素p0
からの距離で表した画素の位置である。402は、元画
素p0からの距離を整数部分と少数部分とに分割する形
で表した新規画素の位置であり、少数部分の絶対値が閾
値0.5を越えないようにすることにより整数部分がそ
の新規画素に対する注目画素の位置を、さらに少数部分
が補間距離を表すようにしたものである。例えば、新規
画素q3は元画素p0からの距離が2.1であるので、
少数部分が0.5を越えないように整数部分と少数部分
に分割すれば2+0.1となるから、新規画素q3に対
する注目画素は元画素p2であり、元画素p2から新規
画素q3までの補間距離は0.1である。また、新規画
素q1は元画素p0からの距離が0.7であるので、少
数部分が0.5を越えないように整数部分と小数部分と
に分割すれば1−0.3となるから、新規画素q1に対
する注目画素は元画素p1であり、元画素p1から新規
画素q1までの補間距離は−0.3である。
算する方法を説明する。図4は、説明を簡単にするため
に700画素の元画像を補間して1000画素の新規画
素を作成する場合を1次元で表している。図4におい
て、401はフレームの水平方向を示す軸、p0、p
1、p2、p3は矢印で軸401上の位置を示し画素間
隔を1とする元画素、q0、q1、q3は矢印で軸40
1上の位置を示す新規画素、()内の数字は元画素p0
からの距離で表した画素の位置である。402は、元画
素p0からの距離を整数部分と少数部分とに分割する形
で表した新規画素の位置であり、少数部分の絶対値が閾
値0.5を越えないようにすることにより整数部分がそ
の新規画素に対する注目画素の位置を、さらに少数部分
が補間距離を表すようにしたものである。例えば、新規
画素q3は元画素p0からの距離が2.1であるので、
少数部分が0.5を越えないように整数部分と少数部分
に分割すれば2+0.1となるから、新規画素q3に対
する注目画素は元画素p2であり、元画素p2から新規
画素q3までの補間距離は0.1である。また、新規画
素q1は元画素p0からの距離が0.7であるので、少
数部分が0.5を越えないように整数部分と小数部分と
に分割すれば1−0.3となるから、新規画素q1に対
する注目画素は元画素p1であり、元画素p1から新規
画素q1までの補間距離は−0.3である。
【0037】図5は、本発明の実施の形態1に係わる画
像処理装置が補間する新規画素の位置を示す説明図であ
る。図5において、501〜509は水平方向あるいは
垂直方向で隣り合う、画素間隔を1とする元画素であ
る。510は低解像度の元画像を補間して作成する新規
画素である。505は、新規画素510に最も近い位置
にある注目画素であり、図4で説明した方法により求め
る。また、nxは新規画素510と注目画素505との
間の水平方向の補間距離であり、nyは新規画素510
と注目画素505との間の垂直方向の補間距離であり、
それぞれ図4で説明した方法により求められる。
像処理装置が補間する新規画素の位置を示す説明図であ
る。図5において、501〜509は水平方向あるいは
垂直方向で隣り合う、画素間隔を1とする元画素であ
る。510は低解像度の元画像を補間して作成する新規
画素である。505は、新規画素510に最も近い位置
にある注目画素であり、図4で説明した方法により求め
る。また、nxは新規画素510と注目画素505との
間の水平方向の補間距離であり、nyは新規画素510
と注目画素505との間の垂直方向の補間距離であり、
それぞれ図4で説明した方法により求められる。
【0038】図6は、元画素から新規画素を作成する手
順を説明するための図である。Uは画素601、60
2、603から横方向に補間した画素である。Cは画素
604、605、606から横方向に補間した画素であ
る。Dは、画素607、608、609より横方向に補
間した画素である。新規画素610は、横方向に補間し
た画素U、C、Dより縦方向に補間して作成する。この
ようにして順次新規画素を作成し、全ての新規画素の作
成を終了したときは、元画素情報を削除する。この結
果、残った新規画素は、高解像度画像情報となる。
順を説明するための図である。Uは画素601、60
2、603から横方向に補間した画素である。Cは画素
604、605、606から横方向に補間した画素であ
る。Dは、画素607、608、609より横方向に補
間した画素である。新規画素610は、横方向に補間し
た画素U、C、Dより縦方向に補間して作成する。この
ようにして順次新規画素を作成し、全ての新規画素の作
成を終了したときは、元画素情報を削除する。この結
果、残った新規画素は、高解像度画像情報となる。
【0039】次に、図7を用いて、元画素から新規画素
を作成する手段を説明する。図7において760はライ
ンメモリ手段であり、以下のように構成される。すなわ
ち、701は低解像度画像をフレーム左上隅の元画素の
データから順に入力する下ラインメモリ、702は下ラ
インメモリ701の出力を入力する中ラインメモリ、7
03は中ラインメモリ702の出力を入力する上ライン
メモリであり、各ラインメモリは元画素を低解像度画像
の横方法1ライン分まで格納する記憶容量を持ち、1画
素のデータを入力するときに記憶容量が一杯であれば格
納したデータの中で最も古い1画素のデータを出力す
る。
を作成する手段を説明する。図7において760はライ
ンメモリ手段であり、以下のように構成される。すなわ
ち、701は低解像度画像をフレーム左上隅の元画素の
データから順に入力する下ラインメモリ、702は下ラ
インメモリ701の出力を入力する中ラインメモリ、7
03は中ラインメモリ702の出力を入力する上ライン
メモリであり、各ラインメモリは元画素を低解像度画像
の横方法1ライン分まで格納する記憶容量を持ち、1画
素のデータを入力するときに記憶容量が一杯であれば格
納したデータの中で最も古い1画素のデータを出力す
る。
【0040】また、761はデータバッファ手段であ
り、以下のように構成される。すなわち、704は右下
画素データバッファ、705は右画素データバッファ、
706は右上画素データバッファ、707は下画像デー
タバッファ、708は注目画素データバッファ、709
は上画像データバッファ、710は左下画素データバッ
ファ、711は左画像データバッファ、712は左上画
素データバッファであり、各データバッファは1画素分
のデータを一時的に格納する記憶容量であって、1画素
分のデータを入力するときに前に格納したデータを出力
する。
り、以下のように構成される。すなわち、704は右下
画素データバッファ、705は右画素データバッファ、
706は右上画素データバッファ、707は下画像デー
タバッファ、708は注目画素データバッファ、709
は上画像データバッファ、710は左下画素データバッ
ファ、711は左画像データバッファ、712は左上画
素データバッファであり、各データバッファは1画素分
のデータを一時的に格納する記憶容量であって、1画素
分のデータを入力するときに前に格納したデータを出力
する。
【0041】また、762は縦方向補間手段であり、以
下のように構成される。すなわち、713、720、7
27は入力された値を2倍にするための乗算器、71
4、717、721、724、728、731は入力さ
れた値を加算する加算器、715、718、722、7
25、729、732は入力された値を減算する減算
器、716、719、723、726、730、733
は入力された値に縦補間距離nyに応じた所定の係数を
乗算する乗算器である。
下のように構成される。すなわち、713、720、7
27は入力された値を2倍にするための乗算器、71
4、717、721、724、728、731は入力さ
れた値を加算する加算器、715、718、722、7
25、729、732は入力された値を減算する減算
器、716、719、723、726、730、733
は入力された値に縦補間距離nyに応じた所定の係数を
乗算する乗算器である。
【0042】また、763は横方向補間手段であり、以
下のように構成される。すなわち、734は入力された
値を2倍にするための乗算器、735、738は入力さ
れた値を加算する加算器、736、739は入力された
値を減算する減算器、737、740は入力された値に
横補間距離nxに応じた所定の係数を乗算する乗算器で
ある。
下のように構成される。すなわち、734は入力された
値を2倍にするための乗算器、735、738は入力さ
れた値を加算する加算器、736、739は入力された
値を減算する減算器、737、740は入力された値に
横補間距離nxに応じた所定の係数を乗算する乗算器で
ある。
【0043】次にラインメモリ手段760とデータバッ
ファ手段761の動作について説明する。説明のため
に、ラインメモリ手段760とデータバッファ手段76
1は、それぞれ記憶容量一杯のデータを格納していると
する。ここで、下ラインメモリ701は、外部から1画
素のデータを入力し、格納したデータの中で最も古い1
画素のデータを中ラインメモリ702と右下画素データ
バッファ704に出力する。また、中ラインメモリ70
2は、下ラインメモリ701から1画素のデータを入力
し、格納したデータの中で最も古い1画素のデータを上
ラインメモリ703と右画素データバッファ705に出
力する。また、上ラインメモリ703は、中ラインメモ
リ702から1画素のデータを入力し、格納したデータ
の中で最も古い1画素のデータを右上画素データバッフ
ァ706に出力する。
ファ手段761の動作について説明する。説明のため
に、ラインメモリ手段760とデータバッファ手段76
1は、それぞれ記憶容量一杯のデータを格納していると
する。ここで、下ラインメモリ701は、外部から1画
素のデータを入力し、格納したデータの中で最も古い1
画素のデータを中ラインメモリ702と右下画素データ
バッファ704に出力する。また、中ラインメモリ70
2は、下ラインメモリ701から1画素のデータを入力
し、格納したデータの中で最も古い1画素のデータを上
ラインメモリ703と右画素データバッファ705に出
力する。また、上ラインメモリ703は、中ラインメモ
リ702から1画素のデータを入力し、格納したデータ
の中で最も古い1画素のデータを右上画素データバッフ
ァ706に出力する。
【0044】右下画素データバッファ704は、下ライ
ンメモリ701から1画素のデータが入力されると格納
された画素データを下画素バッファ707と横方向補間
手段762に出力する。下画素データバッファ707
は、右下画素データバッファ704から1画素のデータ
が入力されると格納された画素データを左下画素バッフ
ァ710と横方向補間手段762に出力する。左下画素
データバッファ710は、下画素データバッファ707
から1画素のデータが入力されると格納された画素デー
タを横方向補間手段762に出力する。
ンメモリ701から1画素のデータが入力されると格納
された画素データを下画素バッファ707と横方向補間
手段762に出力する。下画素データバッファ707
は、右下画素データバッファ704から1画素のデータ
が入力されると格納された画素データを左下画素バッフ
ァ710と横方向補間手段762に出力する。左下画素
データバッファ710は、下画素データバッファ707
から1画素のデータが入力されると格納された画素デー
タを横方向補間手段762に出力する。
【0045】右画素データバッファ705は、中ライン
メモリ702から1画素のデータが入力されると格納さ
れた画素データを注目画素バッファ708と横方向補間
手段762に出力する。注目画素データバッファ708
は、右画素データバッファ705から1画素のデータが
入力されると格納された画素データを左画素バッファ7
11と横方向補間手段762に出力する。左画素データ
バッファ711は、注目画素データバッファ708から
1画素のデータが入力されると格納された画素データを
横方向補間手段762に出力する。
メモリ702から1画素のデータが入力されると格納さ
れた画素データを注目画素バッファ708と横方向補間
手段762に出力する。注目画素データバッファ708
は、右画素データバッファ705から1画素のデータが
入力されると格納された画素データを左画素バッファ7
11と横方向補間手段762に出力する。左画素データ
バッファ711は、注目画素データバッファ708から
1画素のデータが入力されると格納された画素データを
横方向補間手段762に出力する。
【0046】右上画素データバッファ706は、上ライ
ンメモリ703から1画素のデータが入力されると格納
された画素データを上画素バッファ709と横方向補間
手段762に出力する。上画素データバッファ709
は、右上画素データバッファ706から1画素のデータ
が入力されると格納された画素データを左上画素バッフ
ァ712と横方向補間手段762に出力する。左上画素
データバッファ712は、上画素データバッファ709
から1画素のデータが入力されると格納された画素デー
タを横方向補間手段762に出力する。
ンメモリ703から1画素のデータが入力されると格納
された画素データを上画素バッファ709と横方向補間
手段762に出力する。上画素データバッファ709
は、右上画素データバッファ706から1画素のデータ
が入力されると格納された画素データを左上画素バッフ
ァ712と横方向補間手段762に出力する。左上画素
データバッファ712は、上画素データバッファ709
から1画素のデータが入力されると格納された画素デー
タを横方向補間手段762に出力する。
【0047】従って、この図7のデータバッファ手段7
61のデータバッファ704ないし712には、注目画
素データバッファ708を中心として、右画素、注目画
素、左画素、右下画素、下画素、左下画素、右上画素、
上画素、左上画素がそれぞれ格納され、これにより図6
に示す画素配置の格納が実現される。
61のデータバッファ704ないし712には、注目画
素データバッファ708を中心として、右画素、注目画
素、左画素、右下画素、下画素、左下画素、右上画素、
上画素、左上画素がそれぞれ格納され、これにより図6
に示す画素配置の格納が実現される。
【0048】次に、横方向補間手段の動作について説明
する。図7では、補間式は(2)式を用いているが、
(3)式の補間式を用いるのであれば、乗算器716、
723、724の係数を変更すればよい。図6に示した
横方向に補間画素Cの作成手順を説明する。右画素デー
タバッファ705の出力P1は、加算器721と減算器
725に出力される。注目画素データバッファ708の
出力P0は、乗算器720と加算器724に出力され
る。左画素データバッファ711の出力P-1は加算器7
21と減算器725に出力される。乗算器720では入
力されたP0を乗算し2P0にし減算器722に出力す
る。加算器721は入力された信号を加算しP-1+P1
として減算器722に出力する。減算器722は入力さ
れた信号を減算し(2P0−P1+P-1)として乗算器7
23に出力する。乗算器723は横補間距離nxに応じ
て係数を変え、減算器722から入力された信号を(2
P0−P 1+P-1)(1/24−nx2/2)として加算
器724に出力する。
する。図7では、補間式は(2)式を用いているが、
(3)式の補間式を用いるのであれば、乗算器716、
723、724の係数を変更すればよい。図6に示した
横方向に補間画素Cの作成手順を説明する。右画素デー
タバッファ705の出力P1は、加算器721と減算器
725に出力される。注目画素データバッファ708の
出力P0は、乗算器720と加算器724に出力され
る。左画素データバッファ711の出力P-1は加算器7
21と減算器725に出力される。乗算器720では入
力されたP0を乗算し2P0にし減算器722に出力す
る。加算器721は入力された信号を加算しP-1+P1
として減算器722に出力する。減算器722は入力さ
れた信号を減算し(2P0−P1+P-1)として乗算器7
23に出力する。乗算器723は横補間距離nxに応じ
て係数を変え、減算器722から入力された信号を(2
P0−P 1+P-1)(1/24−nx2/2)として加算
器724に出力する。
【0049】減算器725は入力された信号を減算し
(P1−P-1)として乗算器726に出力する。乗算器
726は横補間距離nxに応じて係数を変え、減算器7
25から入力された信号を(nx/2)(P1−P-1)と
して加算器724に出力する。
(P1−P-1)として乗算器726に出力する。乗算器
726は横補間距離nxに応じて係数を変え、減算器7
25から入力された信号を(nx/2)(P1−P-1)と
して加算器724に出力する。
【0050】加算器724には、注目画素データバッフ
ァ708の出力と乗算器723および726の出力が加
算されるので、(2)式に従って演算された横方向補間
画素Cが出力される。以下、同様の手順で横方向補間画
素U、Dがそれぞれ加算器731、717から縦方向補
間手段に出力される。
ァ708の出力と乗算器723および726の出力が加
算されるので、(2)式に従って演算された横方向補間
画素Cが出力される。以下、同様の手順で横方向補間画
素U、Dがそれぞれ加算器731、717から縦方向補
間手段に出力される。
【0051】次に縦方向補間手段について説明する。横
方向補間手段から出力された横方向補間画素Dは、加算
器735と減算器739に入力される。横方向補間手段
から出力された横方向補間画素Cは、加算器738と乗
算器734に入力される。横方向補間手段から出力され
た横方向補間画素Uは、加算器735と減算器739に
入力される。乗算器734は入力された信号を2Cとし
て減算器736に出力する。減算器736は乗算器73
4と加算器735からの出力を演算し2C−(U+D)
を計算し乗算器737に出力する。乗算器737は、縦
補間距離nyに応じて係数を変え、減衰器736からの
出力を(1/24−ny2/2)(2C−(U+D))
として加算器238に出力される。横方向補間手段から
出力された横方向補間画素Uは、減算器739は入力さ
れた信号を(U−D)にして乗算器740に出力する。
乗算器740は、縦補間距離nyに応じて係数を変え、
減算器739からの入力された信号を演算し(nx/
2)(U−D)として加算器738に入力する、こうし
て加算器738には(2)式あるいは(3)式の第1
項、第2項および第3項に対応する入力が加えられるの
で、その出力は図6の新規画素610に対応する新規画
素データが得られる。 (第二の実施例)本発明の第二の実施例を、図8を例に
取り説明する。説明のために、水平方向にN個(N
列)、垂直方向にM個(M行)の元画素を持つ画像を、
水平方向にP個(P列)、垂直方向にQ個(Q行)の新
規画素を作成する場合の手順を示す。
方向補間手段から出力された横方向補間画素Dは、加算
器735と減算器739に入力される。横方向補間手段
から出力された横方向補間画素Cは、加算器738と乗
算器734に入力される。横方向補間手段から出力され
た横方向補間画素Uは、加算器735と減算器739に
入力される。乗算器734は入力された信号を2Cとし
て減算器736に出力する。減算器736は乗算器73
4と加算器735からの出力を演算し2C−(U+D)
を計算し乗算器737に出力する。乗算器737は、縦
補間距離nyに応じて係数を変え、減衰器736からの
出力を(1/24−ny2/2)(2C−(U+D))
として加算器238に出力される。横方向補間手段から
出力された横方向補間画素Uは、減算器739は入力さ
れた信号を(U−D)にして乗算器740に出力する。
乗算器740は、縦補間距離nyに応じて係数を変え、
減算器739からの入力された信号を演算し(nx/
2)(U−D)として加算器738に入力する、こうし
て加算器738には(2)式あるいは(3)式の第1
項、第2項および第3項に対応する入力が加えられるの
で、その出力は図6の新規画素610に対応する新規画
素データが得られる。 (第二の実施例)本発明の第二の実施例を、図8を例に
取り説明する。説明のために、水平方向にN個(N
列)、垂直方向にM個(M行)の元画素を持つ画像を、
水平方向にP個(P列)、垂直方向にQ個(Q行)の新
規画素を作成する場合の手順を示す。
【0052】S801は、N個xM個の元画像を取り込
むステップである。S802は、水平方向の拡大倍率N
xと水平方向補間数Vを決定するステップである。Nxは
水平方向の拡大倍率でありN/Pと計算され、VはV=
1/NXで求められる。S803は、0からM−1まで
カウントする縦方向カウンタyを0にするステップであ
る。S804は、補間する元画素の位置Pを0にするス
テップであり、元画素の初期値を設定する。S805
は、0からP−1までカウントする横方向カウンタxを
0にするステップである。S806は、新規画素Pの注
目画素P0と横方向補間距離nを求めるステップであ
り、新規画素の位置に閾値0.5を加算してその整数部
から注目画素P0を、新規画素から注目画素P0を減算し
てその少数部を横方向補間距離nを求める。S807
は、S802で求めた拡大倍率NxとS806で求めた
注目画素P0と横方向補間距離nから(2)式または
(3)式を用いて横方向補間画素を作成するステップで
ある。S808は、補間画素Pに横方向補間数Vを加算
する手段で、次にS807により横方向補間画素を計算
するための新規画素の位置を求める。S809は、横方
向カウンタxを一つカウントアップする手段である。S
810は、横方向カウンタxの状態に応じて手順を分岐
する手段であり、本例では横方向カウンタxの値がP−
1になるまではS806に分岐し次の横方向補間画素を
計算する。S810において横方向カウンタxの値がP
−1になると元画素の一つの水平方向の補間演算が終了
したので、S811に分岐し、次の行の横方向補間画素
の演算を行う。S811は、縦方向カウンタyを一つカ
ウントアップする手段である。S812は縦方向カウン
タyの状態に応じて手順を分岐する手段であり、本例で
は縦方向カウンタがM−1になるまではS804に分岐
し、上記に説明した手順で次の横方法補間画素を計算す
る。S812において縦方向カウンタyの値がM−1に
なると、元画素のN列についての補間がすべて終了した
ので、S813に分岐し、元画素のP行についても補間
を行う。
むステップである。S802は、水平方向の拡大倍率N
xと水平方向補間数Vを決定するステップである。Nxは
水平方向の拡大倍率でありN/Pと計算され、VはV=
1/NXで求められる。S803は、0からM−1まで
カウントする縦方向カウンタyを0にするステップであ
る。S804は、補間する元画素の位置Pを0にするス
テップであり、元画素の初期値を設定する。S805
は、0からP−1までカウントする横方向カウンタxを
0にするステップである。S806は、新規画素Pの注
目画素P0と横方向補間距離nを求めるステップであ
り、新規画素の位置に閾値0.5を加算してその整数部
から注目画素P0を、新規画素から注目画素P0を減算し
てその少数部を横方向補間距離nを求める。S807
は、S802で求めた拡大倍率NxとS806で求めた
注目画素P0と横方向補間距離nから(2)式または
(3)式を用いて横方向補間画素を作成するステップで
ある。S808は、補間画素Pに横方向補間数Vを加算
する手段で、次にS807により横方向補間画素を計算
するための新規画素の位置を求める。S809は、横方
向カウンタxを一つカウントアップする手段である。S
810は、横方向カウンタxの状態に応じて手順を分岐
する手段であり、本例では横方向カウンタxの値がP−
1になるまではS806に分岐し次の横方向補間画素を
計算する。S810において横方向カウンタxの値がP
−1になると元画素の一つの水平方向の補間演算が終了
したので、S811に分岐し、次の行の横方向補間画素
の演算を行う。S811は、縦方向カウンタyを一つカ
ウントアップする手段である。S812は縦方向カウン
タyの状態に応じて手順を分岐する手段であり、本例で
は縦方向カウンタがM−1になるまではS804に分岐
し、上記に説明した手順で次の横方法補間画素を計算す
る。S812において縦方向カウンタyの値がM−1に
なると、元画素のN列についての補間がすべて終了した
ので、S813に分岐し、元画素のP行についても補間
を行う。
【0053】S813は、垂直方向の拡大倍率Nyと垂
直方向補間数Vを決定するステップである。Nyは垂直
方向の拡大倍率でありQ/Mと計算され、VはV=1/
Nyで求められる。S814は、0からP−1までカウ
ントする縦方向カウンタyを0にするステップである。
S815は、補間する元画素の位置Pを0にするステッ
プであり、補間すべき画素の初期位置を設定する。S8
16は、0からQ−1までカウントする横方向カウンタ
xを0にするステップである。S817は、新規画素P
の注目画素P0と横方向補間距離nを求めるステップで
あり、新規画素の位置に閾値0.5を加算してその整数
部から注目画素P0を、新規画素から注目画素P0を減算
してその少数部を横方向補間距離nを求める。S818
は、S817で求めた注目画素P0と横方向補間距離n
からの結果と(2)式または(3)式を用いて縦方向補
間画素を作成するステップである。S819は、補間画
素Pに縦方向補間数Vを加算する手段であり、次に補間
すべき画素の位置を計算する。S820は、縦方向カウ
ンタyを一つカウントアップする手段である。S821
は、縦方向カウンタyの値に応じて手順を分岐する手段
であり、本例では縦方向カウンタyの値がQ−1になる
までは一つの列の垂直方向の補間演算が終了していない
ため、S817に分岐し、次の補間演算を行う。S82
1において縦方向カウンタyの値がQ−1になると一列
の垂直方向の補間演算が終了したので、S822に分岐
し、次の列の垂直方向補間画素の演算を行う。S822
は、横方向カウンタxを一つカウントアップする手段で
ある。S823は横方向カウンタxの値に応じて手順を
分岐する手段であり、本例では横方向カウンタがP−1
になるまではS815に分岐し、横方向カウンタxの値
がP−1になると、全ての補間画素の作成が終了し、P
画素xQ画素の新規画素が作成される。
直方向補間数Vを決定するステップである。Nyは垂直
方向の拡大倍率でありQ/Mと計算され、VはV=1/
Nyで求められる。S814は、0からP−1までカウ
ントする縦方向カウンタyを0にするステップである。
S815は、補間する元画素の位置Pを0にするステッ
プであり、補間すべき画素の初期位置を設定する。S8
16は、0からQ−1までカウントする横方向カウンタ
xを0にするステップである。S817は、新規画素P
の注目画素P0と横方向補間距離nを求めるステップで
あり、新規画素の位置に閾値0.5を加算してその整数
部から注目画素P0を、新規画素から注目画素P0を減算
してその少数部を横方向補間距離nを求める。S818
は、S817で求めた注目画素P0と横方向補間距離n
からの結果と(2)式または(3)式を用いて縦方向補
間画素を作成するステップである。S819は、補間画
素Pに縦方向補間数Vを加算する手段であり、次に補間
すべき画素の位置を計算する。S820は、縦方向カウ
ンタyを一つカウントアップする手段である。S821
は、縦方向カウンタyの値に応じて手順を分岐する手段
であり、本例では縦方向カウンタyの値がQ−1になる
までは一つの列の垂直方向の補間演算が終了していない
ため、S817に分岐し、次の補間演算を行う。S82
1において縦方向カウンタyの値がQ−1になると一列
の垂直方向の補間演算が終了したので、S822に分岐
し、次の列の垂直方向補間画素の演算を行う。S822
は、横方向カウンタxを一つカウントアップする手段で
ある。S823は横方向カウンタxの値に応じて手順を
分岐する手段であり、本例では横方向カウンタがP−1
になるまではS815に分岐し、横方向カウンタxの値
がP−1になると、全ての補間画素の作成が終了し、P
画素xQ画素の新規画素が作成される。
【0054】このように、本実施例では、横方向の補間
を全て行った後、縦方向の補間を行うので、実施例1に
比べて演算時間が少なくできるので、ソフトウェアで画
像作成する際には処理時間が早くなる。また、縦横の拡
大倍率Nx、Nyが等しいときは、S813のステップは
省略してよい。
を全て行った後、縦方向の補間を行うので、実施例1に
比べて演算時間が少なくできるので、ソフトウェアで画
像作成する際には処理時間が早くなる。また、縦横の拡
大倍率Nx、Nyが等しいときは、S813のステップは
省略してよい。
【0055】なお、本実施例では、先に横方向の補間を
全て行い、その後に縦方向の補間を行う動作を説明した
が、この補間の順番が逆であっても同じ効果が得られ
る。
全て行い、その後に縦方向の補間を行う動作を説明した
が、この補間の順番が逆であっても同じ効果が得られ
る。
【0056】
【発明の効果】以上のように、本願の請求項1の発明に
係わる画像処理方法によれば、低解像度画像を高解像度
画像に変換する際に、低解像度画像の画素の輝度値と前
記低解像度画素の近傍画素と前記近傍画素に隣接する少
なくとも2つの画素の値から求められる所定の関数を分
割するエネルギー値を求め、分割により得られたエネル
ギー値を高解像度画像の画素の輝度値としたので、低解
像度の画素での輝度値を損なうことなく、先鋭感のある
高解像度画像を得ることができる画像処理方法が得られ
る効果がある。
係わる画像処理方法によれば、低解像度画像を高解像度
画像に変換する際に、低解像度画像の画素の輝度値と前
記低解像度画素の近傍画素と前記近傍画素に隣接する少
なくとも2つの画素の値から求められる所定の関数を分
割するエネルギー値を求め、分割により得られたエネル
ギー値を高解像度画像の画素の輝度値としたので、低解
像度の画素での輝度値を損なうことなく、先鋭感のある
高解像度画像を得ることができる画像処理方法が得られ
る効果がある。
【0057】また、本願の請求項2の発明に係わる画像
処理方法によれば、前記エネルギー値を、nが2以上の
n次関数で近似した画像輝度曲線の面積で表すようにし
たので、低解像度画像の画素から求めたい画素のエネル
ギー値を演算することができる画像処理方法が得られる
効果がある。
処理方法によれば、前記エネルギー値を、nが2以上の
n次関数で近似した画像輝度曲線の面積で表すようにし
たので、低解像度画像の画素から求めたい画素のエネル
ギー値を演算することができる画像処理方法が得られる
効果がある。
【0058】また、本願の請求項3の発明に係わる画像
処理方法によれば、高解像度画像の画素を作成するため
の注目画素としての低解像度画像の画素と、前記注目画
素と隣接する少なくとも2つの画素を用いて2次関数を
決定し、高解像度画像の画素と注目画素からの距離をn
とし、高解像画像の画素数を低解像度の画素数で除する
ことにより求められる拡大倍率をΔとし、n+Δを第一
の値としn−Δを第二の値としたとき、前記2次関数に
おける前記第一の値から前記第二の値の面積を求めるこ
とで高解像画像の画素の輝度値を求めることにより、注
目画素に隣接した画素から注目画素の輝度値を演算する
ことができる画像処理方法が得られる効果がある。
処理方法によれば、高解像度画像の画素を作成するため
の注目画素としての低解像度画像の画素と、前記注目画
素と隣接する少なくとも2つの画素を用いて2次関数を
決定し、高解像度画像の画素と注目画素からの距離をn
とし、高解像画像の画素数を低解像度の画素数で除する
ことにより求められる拡大倍率をΔとし、n+Δを第一
の値としn−Δを第二の値としたとき、前記2次関数に
おける前記第一の値から前記第二の値の面積を求めるこ
とで高解像画像の画素の輝度値を求めることにより、注
目画素に隣接した画素から注目画素の輝度値を演算する
ことができる画像処理方法が得られる効果がある。
【0059】また、本願の請求項4の発明に係わる画像
処理方法によれば、整数部分と少数部分とからなる高解
像度画像の画素の位置情報の少数部分を予め定めた閾値
と比較して、前記少数部分が閾値よりも小なるときは前
記少数部分と前記整数部分をそのまま保持し、前記少数
部分が閾値よりも大なるときは前記少数部分から前記閾
値を引いた値を新たに少数部分とし、且つ前記整数部分
に一を加算して新たに整数部分とし、前記少数部分を前
記nとし前記整数部分を前記注目画素とすることによ
り、少ない演算で注目画素と補間距離を得ることのでき
る画像処理方法が得られる効果がある。
処理方法によれば、整数部分と少数部分とからなる高解
像度画像の画素の位置情報の少数部分を予め定めた閾値
と比較して、前記少数部分が閾値よりも小なるときは前
記少数部分と前記整数部分をそのまま保持し、前記少数
部分が閾値よりも大なるときは前記少数部分から前記閾
値を引いた値を新たに少数部分とし、且つ前記整数部分
に一を加算して新たに整数部分とし、前記少数部分を前
記nとし前記整数部分を前記注目画素とすることによ
り、少ない演算で注目画素と補間距離を得ることのでき
る画像処理方法が得られる効果がある。
【0060】また、請求項5の発明に係わる画像処理方
法によれば、前記閾値が0.5であることを特徴とする
請求項4記載の画像処理方法であるので、少ない演算で
注目画素と補間距離を得ることのできる画像処理方法が
得られる効果がある。
法によれば、前記閾値が0.5であることを特徴とする
請求項4記載の画像処理方法であるので、少ない演算で
注目画素と補間距離を得ることのできる画像処理方法が
得られる効果がある。
【0061】また、請求項6の発明に係わる画像処理装
置によれば、元画像情報を順次記憶するラインメモリ手
段と、前記ラインメモリ手段から順次出力される元画素
情報を記憶するデータバッファ手段と、前記データバッ
ファ手段に記憶された元画素情報と元画素から横方向に
補間すべき位置を示す横方向補間距離情報とを用いて横
方向補間画素を計算する横方向補間手段と、前記横方向
補間画素と元画素から縦方向に補間すべき位置を示す縦
方向補間距離情報を用いて縦方向補間画素を計算する手
段をもち、前記縦方向補間画素を新規画素とする高解像
度情報を作成することにより、簡単な構成で鮮鋭感のあ
る画像を得ることができる画像装置が得られる効果があ
る。
置によれば、元画像情報を順次記憶するラインメモリ手
段と、前記ラインメモリ手段から順次出力される元画素
情報を記憶するデータバッファ手段と、前記データバッ
ファ手段に記憶された元画素情報と元画素から横方向に
補間すべき位置を示す横方向補間距離情報とを用いて横
方向補間画素を計算する横方向補間手段と、前記横方向
補間画素と元画素から縦方向に補間すべき位置を示す縦
方向補間距離情報を用いて縦方向補間画素を計算する手
段をもち、前記縦方向補間画素を新規画素とする高解像
度情報を作成することにより、簡単な構成で鮮鋭感のあ
る画像を得ることができる画像装置が得られる効果があ
る。
【0062】また、請求項7の発明に係わる画像処理装
置によれば、高解像度情報を作成するための元画像情報
は、注目画素と注目画素を中心に上下に隣接する上およ
び下画素と、注目画素に左右に隣接した左および右画素
と、上および下画素の左右に隣接した左上および左下お
よび右上および右下画素とで構成されたことにより、元
画素9個からを鮮鋭感のある画素1個を得ることができ
る画像処理装置が得られる効果がある。
置によれば、高解像度情報を作成するための元画像情報
は、注目画素と注目画素を中心に上下に隣接する上およ
び下画素と、注目画素に左右に隣接した左および右画素
と、上および下画素の左右に隣接した左上および左下お
よび右上および右下画素とで構成されたことにより、元
画素9個からを鮮鋭感のある画素1個を得ることができ
る画像処理装置が得られる効果がある。
【0063】また、請求項8の発明に係わる画像処理装
置によれば、整数部分と少数部分とからなる補間画素の
位置情報の少数部分を予め定めた閾値と比較して、前記
少数部分が閾値よりも小なるときは前記少数部分と前記
整数部分をそのまま保持し、前記少数部分が閾値よりも
大なるときは前記少数部分から前記閾値を引いた値を新
たに少数部分とし、且つ前記整数部分に一を加算して新
たに整数部分とし、前記少数部分を前記縦および横方向
補間距離とし前記整数部分を前記注目画素とすることを
特徴とした請求項6記載の画像処理装置であり、少ない
演算で注目画素と補間距離を得ることのできる画像処理
装置が得られる効果がある。
置によれば、整数部分と少数部分とからなる補間画素の
位置情報の少数部分を予め定めた閾値と比較して、前記
少数部分が閾値よりも小なるときは前記少数部分と前記
整数部分をそのまま保持し、前記少数部分が閾値よりも
大なるときは前記少数部分から前記閾値を引いた値を新
たに少数部分とし、且つ前記整数部分に一を加算して新
たに整数部分とし、前記少数部分を前記縦および横方向
補間距離とし前記整数部分を前記注目画素とすることを
特徴とした請求項6記載の画像処理装置であり、少ない
演算で注目画素と補間距離を得ることのできる画像処理
装置が得られる効果がある。
【0064】また、請求項9の発明に係わる画像処理装
置によれば、前記閾値が0.5であることを特徴とする
請求項8記載の画像処理装置であり、少ない演算で注目
画素と補間距離を得ることのできる画像処理装置が得ら
れる効果がある。
置によれば、前記閾値が0.5であることを特徴とする
請求項8記載の画像処理装置であり、少ない演算で注目
画素と補間距離を得ることのできる画像処理装置が得ら
れる効果がある。
【0065】また、請求項10の発明に係わる画像処理
装置によれば、前記横方向補間手段は、横方向補間距離
をnX、拡大倍率をN0、上画素をP0U、右上画素を
P1U、左上画素をP-1U、注目画素をP0、右画素を
P1、左画素をP-1、下画素をP0D、右下画素をP1D、
左下画素をP-1D、としたとき、横方向補間画素U、
C、Dを、 U=P0U+(nX/2)(P1U−P-1U)+(1/24−
1/(24N0 2)−nX 2/2)(2P0U−(P1U+P
-1U)) C=P0+(nX/2)(P1−P-1)+(1/24−1
/(24N0 2)−nX 2/2)(2P0−(P1+P-1)) D=P0D+(nX/2)(P1D−P-1D)+(1/24−
1/(24N0 2)−nX 2/2)(2P0D−(P1D+P
-1D)) と演算することを特徴とする請求項6記載の画像処理装
置であり、少ない演算量で横方向に補間でき、しかも鮮
鋭感のある画像を得ることができる画像処理装置が得ら
れる効果がある。
装置によれば、前記横方向補間手段は、横方向補間距離
をnX、拡大倍率をN0、上画素をP0U、右上画素を
P1U、左上画素をP-1U、注目画素をP0、右画素を
P1、左画素をP-1、下画素をP0D、右下画素をP1D、
左下画素をP-1D、としたとき、横方向補間画素U、
C、Dを、 U=P0U+(nX/2)(P1U−P-1U)+(1/24−
1/(24N0 2)−nX 2/2)(2P0U−(P1U+P
-1U)) C=P0+(nX/2)(P1−P-1)+(1/24−1
/(24N0 2)−nX 2/2)(2P0−(P1+P-1)) D=P0D+(nX/2)(P1D−P-1D)+(1/24−
1/(24N0 2)−nX 2/2)(2P0D−(P1D+P
-1D)) と演算することを特徴とする請求項6記載の画像処理装
置であり、少ない演算量で横方向に補間でき、しかも鮮
鋭感のある画像を得ることができる画像処理装置が得ら
れる効果がある。
【0066】また、請求項11の発明に係わる画像処理
装置によれば、前記横方向補間手段は、横方向補間距離
をnX、上画素をP0U、右上画素をP1U、左上画素をP
-1U、注目画素をP0、右画素をP1、左画素をP-1、下
画素をP0D、右下画素をP1D、左下画素をP-1D、とし
たとき、横上補間画素をU、横中補間画素をC、横下補
間画素をDを、 U=P0U+(nX/2)(P1U−P-1U)+(1/24−
nX 2/2)(2P0U−(P1U+P-1U)) C=P0+(nX/2)(P1−P-1)+(1/24−nX
2/2)(2P0−(P1+P-1)) D=P0D+(nX/2)(P1D−P-1D)+(1/24−
nX 2/2)(2P0D−(P1D+P-1D)) と演算することを特徴とする請求項6記載の画像処理装
置であり、より少ない演算量で横方向に補間でき、しか
も鮮鋭感のある画像を得ることができる画像処理装置が
得られる効果がある。
装置によれば、前記横方向補間手段は、横方向補間距離
をnX、上画素をP0U、右上画素をP1U、左上画素をP
-1U、注目画素をP0、右画素をP1、左画素をP-1、下
画素をP0D、右下画素をP1D、左下画素をP-1D、とし
たとき、横上補間画素をU、横中補間画素をC、横下補
間画素をDを、 U=P0U+(nX/2)(P1U−P-1U)+(1/24−
nX 2/2)(2P0U−(P1U+P-1U)) C=P0+(nX/2)(P1−P-1)+(1/24−nX
2/2)(2P0−(P1+P-1)) D=P0D+(nX/2)(P1D−P-1D)+(1/24−
nX 2/2)(2P0D−(P1D+P-1D)) と演算することを特徴とする請求項6記載の画像処理装
置であり、より少ない演算量で横方向に補間でき、しか
も鮮鋭感のある画像を得ることができる画像処理装置が
得られる効果がある。
【0067】また、請求項12の発明に係わる画像処理
装置によれば、前記縦方向補間手段は、縦方向補間距離
をnY拡大倍率をN0、横上補間画素をU、横中補間画素
をC、横下補間画素をDとしたとき、縦方向補間画素P
XYは、 PXY=C+(nY/2)(U−D)+(1/24−1/
(24N0 2)−nY 2/2)(2C−(U+D)) と演算することを特徴とする請求項6記載の画像処理装
置であり、少ない演算量で縦方向に補間でき、しかも鮮
鋭感のある画像を得ることができる画像処理装置が得ら
れる効果がある。
装置によれば、前記縦方向補間手段は、縦方向補間距離
をnY拡大倍率をN0、横上補間画素をU、横中補間画素
をC、横下補間画素をDとしたとき、縦方向補間画素P
XYは、 PXY=C+(nY/2)(U−D)+(1/24−1/
(24N0 2)−nY 2/2)(2C−(U+D)) と演算することを特徴とする請求項6記載の画像処理装
置であり、少ない演算量で縦方向に補間でき、しかも鮮
鋭感のある画像を得ることができる画像処理装置が得ら
れる効果がある。
【0068】また、請求項13の発明に係わる画像処理
装置によれば、前記縦方向補間手段は、縦方向補間距離
をnY、横上補間画素をU、横中補間画素をC、横下補
間画素をDとしたとき、縦方向補間画素PXYは、 PXY=C+(nY/2)(U−D)+(1/24−nY 2
/2)(2C−(U+D)) と演算することを特徴とする請求項6記載の画像処理装
置であり、より少ない演算量で縦方向に補間でき、しか
も鮮鋭感のある画像を得ることができる画像処理装置が
得られる効果がある。
装置によれば、前記縦方向補間手段は、縦方向補間距離
をnY、横上補間画素をU、横中補間画素をC、横下補
間画素をDとしたとき、縦方向補間画素PXYは、 PXY=C+(nY/2)(U−D)+(1/24−nY 2
/2)(2C−(U+D)) と演算することを特徴とする請求項6記載の画像処理装
置であり、より少ない演算量で縦方向に補間でき、しか
も鮮鋭感のある画像を得ることができる画像処理装置が
得られる効果がある。
【0069】また、請求項14の発明に係わる画像処理
装置によれば、M行N列の低解像度情報をQ行P列の高
解像度情報に変換する画像処理装置において、水平方向
の拡大倍率NXをNX=P/Nとし水平方向の新規画素の
きざみ量HをH=1/NXとし、垂直方向の拡大倍率NY
=Q/Mとし垂直方向の新規画素のきざみ量VをV=1
/NYとしたき、前記低解像度画像の画素と前記NXと前
記Hより水平方向補間画素を計算する水平方向補間手段
と前記水平方向補間画素と前記NYと前記Vより垂直方
向の補間画素を計算する垂直方向補間手段をもち、前記
垂直方向補間手段の出力結果が高解像度情報の画素とな
ることを特徴とする画像処理装置であり、簡単な構成で
画像の補間ができ、しかも鮮鋭感のある画像を得ること
ができる画像処理装置が得られる効果がある。
装置によれば、M行N列の低解像度情報をQ行P列の高
解像度情報に変換する画像処理装置において、水平方向
の拡大倍率NXをNX=P/Nとし水平方向の新規画素の
きざみ量HをH=1/NXとし、垂直方向の拡大倍率NY
=Q/Mとし垂直方向の新規画素のきざみ量VをV=1
/NYとしたき、前記低解像度画像の画素と前記NXと前
記Hより水平方向補間画素を計算する水平方向補間手段
と前記水平方向補間画素と前記NYと前記Vより垂直方
向の補間画素を計算する垂直方向補間手段をもち、前記
垂直方向補間手段の出力結果が高解像度情報の画素とな
ることを特徴とする画像処理装置であり、簡単な構成で
画像の補間ができ、しかも鮮鋭感のある画像を得ること
ができる画像処理装置が得られる効果がある。
【0070】また、請求項15の発明に係わる画像処理
装置によれば、前記水平方向補間手段において、前記新
規画素に対応する注目画素およびと水平方向補間距離n
Xを請求項6記載の手段で求めることを特徴とした請求
項14記載の画像処理装置であり、簡単な演算で注目画
素と水平補間距離を求めることが出来る画像処理装置を
得る効果がある。
装置によれば、前記水平方向補間手段において、前記新
規画素に対応する注目画素およびと水平方向補間距離n
Xを請求項6記載の手段で求めることを特徴とした請求
項14記載の画像処理装置であり、簡単な演算で注目画
素と水平補間距離を求めることが出来る画像処理装置を
得る効果がある。
【0071】また、請求項16の発明に係わる画像処理
装置によれば、前記垂直方向補間手段において、前記新
規画素に対応する注目画素およびと垂直方向補間距離n
Yを請求項6記載の手段で求めることを特徴とした請求
項14記載の画像処理装置であり、簡単な演算で注目画
素と垂直補間距離を求めることができる画像処理装置を
得ることができる効果がある。また、請求項17の発明
に係わる画像処理装置は、前記水平方向補間手段におい
て、注目画素をP0、水平方向の左右の隣接画素をそれ
ぞれP-1およびP1、拡大倍率をNX、水平方向補間距離
をnXとしたとき、水平方向補間画素PHは、 PH=P0+(nX/2)(P1−P-1)+(1/24−1
/(24Nx 2)−nX 2/2)(2P0−(P1+P-1)) と演算して求めることを特徴とする請求項14記載の画
像処理装置であり、少ない演算で水平方向に画素を補間
でき、しかも鮮鋭感のある画像を求めることができる画
像処理装置を得ることができる効果がある。
装置によれば、前記垂直方向補間手段において、前記新
規画素に対応する注目画素およびと垂直方向補間距離n
Yを請求項6記載の手段で求めることを特徴とした請求
項14記載の画像処理装置であり、簡単な演算で注目画
素と垂直補間距離を求めることができる画像処理装置を
得ることができる効果がある。また、請求項17の発明
に係わる画像処理装置は、前記水平方向補間手段におい
て、注目画素をP0、水平方向の左右の隣接画素をそれ
ぞれP-1およびP1、拡大倍率をNX、水平方向補間距離
をnXとしたとき、水平方向補間画素PHは、 PH=P0+(nX/2)(P1−P-1)+(1/24−1
/(24Nx 2)−nX 2/2)(2P0−(P1+P-1)) と演算して求めることを特徴とする請求項14記載の画
像処理装置であり、少ない演算で水平方向に画素を補間
でき、しかも鮮鋭感のある画像を求めることができる画
像処理装置を得ることができる効果がある。
【0072】また、請求項18の発明に係わる画像処理
装置によれば、前記水平方向補間手段において、注目画
素をP0、水平方向の左右の隣接画素をそれぞれP-1お
よびP1、水平方向補間距離をnXとしたとき、水平方向
補間画素PHは、 PH=P0+(nX/2)(P1−P-1)+(1/24−n
X 2/2)(2P0−(P1+P-1)) と演算して求めることを特徴とする請求項14記載の画
像処理装置であり、より少ない演算で水平方向に画素を
補間でき、しかも鮮鋭感のある画像を求めることができ
る画像処理装置を得ることができる効果がある。ある。
装置によれば、前記水平方向補間手段において、注目画
素をP0、水平方向の左右の隣接画素をそれぞれP-1お
よびP1、水平方向補間距離をnXとしたとき、水平方向
補間画素PHは、 PH=P0+(nX/2)(P1−P-1)+(1/24−n
X 2/2)(2P0−(P1+P-1)) と演算して求めることを特徴とする請求項14記載の画
像処理装置であり、より少ない演算で水平方向に画素を
補間でき、しかも鮮鋭感のある画像を求めることができ
る画像処理装置を得ることができる効果がある。ある。
【0073】また、請求項19の発明に係わる画像処理
装置によれば、前記垂直方向補間手段において、注目画
素をP0、垂直方向の上下の隣接画素をそれぞれP-1お
よびP1、拡大倍率をNY、水平方向補間距離をnYとし
たとき、水平方向補間画素PVは、 PV=P0+(nY/2)(P1−P-1)+(1/24−1
/(24NY 2)−nY 2/2)(2P0−(P1+P-1)) と演算して求めることを特徴とする請求項14記載の画
像処理装置であり、少ない演算で垂直方向に画素を補間
でき、しかも鮮鋭感のある画像を求めることができる画
像処理装置を得ることができる効果がある。
装置によれば、前記垂直方向補間手段において、注目画
素をP0、垂直方向の上下の隣接画素をそれぞれP-1お
よびP1、拡大倍率をNY、水平方向補間距離をnYとし
たとき、水平方向補間画素PVは、 PV=P0+(nY/2)(P1−P-1)+(1/24−1
/(24NY 2)−nY 2/2)(2P0−(P1+P-1)) と演算して求めることを特徴とする請求項14記載の画
像処理装置であり、少ない演算で垂直方向に画素を補間
でき、しかも鮮鋭感のある画像を求めることができる画
像処理装置を得ることができる効果がある。
【0074】また、請求項20の発明に係わる画像処理
装置によれば、前記垂直方向補間手段において、注目画
素をP0、垂直方向の上下の隣接画素をそれぞれP-1お
よびP1、水平方向補間距離をnYとしたとき、水平方向
補間画素PVは、 PV=P0+(nY/2)(P1−P-1)+(1/24−n
Y 2/2)(2P0−(P1+P-1)) と演算して求めることを特徴とする請求項14記載の画
像処理装置であり、より少ない演算で垂直方向に画素を
補間でき、しかも鮮鋭感のある画像を求めることができ
る画像処理装置を得ることができる効果がある。
装置によれば、前記垂直方向補間手段において、注目画
素をP0、垂直方向の上下の隣接画素をそれぞれP-1お
よびP1、水平方向補間距離をnYとしたとき、水平方向
補間画素PVは、 PV=P0+(nY/2)(P1−P-1)+(1/24−n
Y 2/2)(2P0−(P1+P-1)) と演算して求めることを特徴とする請求項14記載の画
像処理装置であり、より少ない演算で垂直方向に画素を
補間でき、しかも鮮鋭感のある画像を求めることができ
る画像処理装置を得ることができる効果がある。
【図1】3画素の輝度分布を表す図
【図2】本発明による1画素を2分割して2倍の新規画
素を得るための図
素を得るための図
【図3】本発明による1画素を任意の分割をして任意の
倍率の新規画素を得るための図
倍率の新規画素を得るための図
【図4】1ラインに700画素存在する元画素を100
0画素の新規画素により補間した場合の新規画素の位置
を示す図
0画素の新規画素により補間した場合の新規画素の位置
を示す図
【図5】元画素と本発明により求められた新規画素との
間の水平方向の距離および垂直方向の距離を示す図
間の水平方向の距離および垂直方向の距離を示す図
【図6】本発明による元画素と横方向補間画素および新
規画素の配置を示す図
規画素の配置を示す図
【図7】本発明の実施の形態1に係わる画像処理装置の
ブロック図
ブロック図
【図8】本発明の実施の形態2に係わる画像処理装置の
フローチャート
フローチャート
【図9】従来の線形補間による新規画素を求めるための
説明図
説明図
【図10】元画素と従来の線形補間をして求めた新規画
素の配置を示す図
素の配置を示す図
【図11】従来の画像処理装置のブロック図
401 軸 402 整数部と小数部に分割する形で表した新規画素
の位置 501 左上画素 502 上画素 503 右上画素 504 左画素 505 注目画素 506 右画素 507 左下画素 508 下画素 509 右下画素 510 新規画素 nx 水平方向の距離 ny 垂直方向の距離 601 左上画素 602 上画素 603 右上画素 604 左画素 605 注目画素 606 右画素 607 左下画素 608 下画素 609 右下画素 610 新規画素 nx 横補間位置 ny 縦補間位置 U 横方向補間画素 C 横方向補間画素 D 横方向補間画素 701 下ラインメモリ 702 中ラインメモリ 703 上ラインメモリ 704 右下画素データバッファ 705 右画素データバッファ 706 右上画素データバッファ 707 下画素データバッファ 708 注目画素データバッファ 709 上画素データバッファ 710 左下画素データバッファ 711 左画素データバッファ 712 左上画素データバッファ 713、720、727、734 乗算器 714、721、728、735 加算器 715、718、722、725、729、732、7
36、739 減算器 716、719、723、726、730、733、7
37、740 乗算器 717、724、731、738 加算器 760 ラインメモリ手段 761 データバッファ手段 762 横方向補間手段 763 縦方向補間手段 nx 横補間位置 ny 縦補間位置 1001 輝度値Gを持つ元画素 1002 輝度値Hを持つ元画素 1003 輝度値Iを持つ元画素 1004 輝度値Jを持つ元画素 1005 輝度値Kを持つ新規画素 m 垂直方向の距離 n 水平方向の距離 1100 入力端子 1101 線形補間手段 1102 エッジ作成手段 1103 配分比率決定手段 1104、1105 乗算器 1106 加算器 1107 出力端子
の位置 501 左上画素 502 上画素 503 右上画素 504 左画素 505 注目画素 506 右画素 507 左下画素 508 下画素 509 右下画素 510 新規画素 nx 水平方向の距離 ny 垂直方向の距離 601 左上画素 602 上画素 603 右上画素 604 左画素 605 注目画素 606 右画素 607 左下画素 608 下画素 609 右下画素 610 新規画素 nx 横補間位置 ny 縦補間位置 U 横方向補間画素 C 横方向補間画素 D 横方向補間画素 701 下ラインメモリ 702 中ラインメモリ 703 上ラインメモリ 704 右下画素データバッファ 705 右画素データバッファ 706 右上画素データバッファ 707 下画素データバッファ 708 注目画素データバッファ 709 上画素データバッファ 710 左下画素データバッファ 711 左画素データバッファ 712 左上画素データバッファ 713、720、727、734 乗算器 714、721、728、735 加算器 715、718、722、725、729、732、7
36、739 減算器 716、719、723、726、730、733、7
37、740 乗算器 717、724、731、738 加算器 760 ラインメモリ手段 761 データバッファ手段 762 横方向補間手段 763 縦方向補間手段 nx 横補間位置 ny 縦補間位置 1001 輝度値Gを持つ元画素 1002 輝度値Hを持つ元画素 1003 輝度値Iを持つ元画素 1004 輝度値Jを持つ元画素 1005 輝度値Kを持つ新規画素 m 垂直方向の距離 n 水平方向の距離 1100 入力端子 1101 線形補間手段 1102 エッジ作成手段 1103 配分比率決定手段 1104、1105 乗算器 1106 加算器 1107 出力端子
Claims (20)
- 【請求項1】 低解像度画像を高解像度画像に変換する
際に、低解像度画像の画素の輝度値と前記低解像度画素
の近傍画素と前記近傍画素に隣接する少なくとも2つの
画素の値から求められる所定の関数を分割するエネルギ
ー値を求め、分割により得られたエネルギー値を高解像
度画像の画素の輝度値として用いることを特徴とした画
像処理方法。 - 【請求項2】 前記エネルギー値を、nが2以上のn次
関数で近似した画像輝度曲線の面積で表すことを特徴と
した請求項1記載の画像処理方法。 - 【請求項3】 高解像度画像の画素を作成するための注
目画素としての低解像度画像の画素と、前記注目画素と
隣接する少なくとも2つの画素を用いて2次関数を決定
し、高解像度画像の画素と注目画素からの距離をnと
し、高解像画像の画素数を低解像度の画素数で除するこ
とにより求められる拡大倍率をΔとし、n+Δを第一の
値としn−Δを第二の値としたとき、前記2次関数にお
ける前記第一の値から前記第二の値の面積を求めること
で高解像画像の画素の輝度値を求めることを特徴とする
画像処理方法。 - 【請求項4】 整数部分と少数部分とからなる高解像度
画像の画素の位置情報の少数部分を予め定めた閾値と比
較して、前記少数部分が閾値よりも小なるときは前記少
数部分と前記整数部分をそのまま保持し、前記少数部分
が閾値よりも大なるときは前記少数部分から前記閾値を
引いた値を新たに少数部分とし、且つ前記整数部分に一
を加算して新たに整数部分とし、前記少数部分を前記n
とし前記整数部分を前記注目画素とすることを特徴とし
た請求項3記載の画像処理方法。 - 【請求項5】 前記閾値が0.5であることを特徴とす
る請求項4記載の画像処理方法。 - 【請求項6】 元画像情報を順次記憶するラインメモリ
手段と、前記ラインメモリ手段から順次出力される元画
素情報を記憶するデータバッファ手段と、前記データバ
ッファ手段に記憶された元画素情報と元画素から横方向
に補間すべき位置を示す横方向補間距離情報とを用いて
横方向補間画素を計算する横方向補間手段と、前記横方
向補間画素と元画素から縦方向に補間すべき位置を示す
縦方向補間距離情報を用いて縦方向補間画素を計算する
手段をもち、前記縦方向補間画素を新規画素とする高解
像度情報を作成することを特徴とした画像処理装置。 - 【請求項7】 高解像度情報を作成するための元画像情
報は、注目画素と注目画素を中心に上下に隣接する上お
よび下画素と、注目画素に左右に隣接した左および右画
素と、上および下画素の左右に隣接した左上および左下
および右上および右下画素とで構成されたことを特徴と
した請求項6記載の画像処理装置。 - 【請求項8】 整数部分と少数部分とからなる補間画素
の位置情報の少数部分を予め定めた閾値と比較して、前
記少数部分が閾値よりも小なるときは前記少数部分と前
記整数部分をそのまま保持し、前記少数部分が閾値より
も大なるときは前記少数部分から前記閾値を引いた値を
新たに少数部分とし、且つ前記整数部分に一を加算して
新たに整数部分とし、前記少数部分を前記縦および横方
向補間距離とし前記整数部分を前記注目画素とすること
を特徴とした請求項6記載の画像処理装置。 - 【請求項9】 前記閾値が0.5であることを特徴とす
る請求項8記載の画像処理装置。 - 【請求項10】 前記横方向補間手段は、横方向補間距
離をnX、拡大倍率をN0、上画素をP0U、右上画素をP
1U、左上画素をP-1U、注目画素をP0、右画素をP1、
左画素をP-1、下画素をP0D、右下画素をP1D、左下画
素をP-1D、としたとき、横方向補間画素U、C、D
を、 U=P0U+(nX/2)(P1U−P-1U)+(1/24−
1/(24N0 2)−nX 2/2)(2P0U−(P1U+P
-1U)) C=P0+(nX/2)(P1−P-1)+(1/24−1
/(24N0 2)−nX 2/2)(2P0−(P1+P-1)) D=P0D+(nX/2)(P1D−P-1D)+(1/24−
1/(24N0 2)−nX 2/2)(2P0D−(P1D+P
-1D)) と演算することを特徴とする請求項6記載の画像処理装
置。 - 【請求項11】 前記横方向補間手段は、横方向補間距
離をnX、上画素をP0U、右上画素をP1U、左上画素を
P-1U、注目画素をP0、右画素をP1、左画素をP-1、
下画素をP0D、右下画素をP1D、左下画素をP-1D、と
したとき、横上補間画素をU、横中補間画素をC、横下
補間画素をDを、 U=P0U+(nX/2)(P1U−P-1U)+(1/24−
nX 2/2)(2P0U−(P1U+P-1U)) C=P0+(nX/2)(P1−P-1)+(1/24−nX
2/2)(2P0−(P1+P-1)) D=P0D+(nX/2)(P1D−P-1D)+(1/24−
nX 2/2)(2P0D−(P1D+P-1D)) と演算することを特徴とする請求項6記載の画像処理装
置。 - 【請求項12】 前記縦方向補間手段は、縦方向補間距
離をnY拡大倍率をN0、横上補間画素をU、横中補間画
素をC、横下補間画素をDとしたとき、縦方向補間画素
PXYは、 PXY=C+(nY/2)(U−D)+(1/24−1/
(24N0 2)−nY 2/2)(2C−(U+D)) と演算することを特徴とする請求項6記載の画像処理装
置。 - 【請求項13】 前記縦方向補間手段は、縦方向補間距
離をnY、横上補間画素をU、横中補間画素をC、横下
補間画素をDとしたとき、縦方向補間画素PXYは、 PXY=C+(nY/2)(U−D)+(1/24−nY 2
/2)(2C−(U+D)) と演算することを特徴とする請求項6記載の画像処理装
置。 - 【請求項14】 M行N列の低解像度情報をQ行P列の
高解像度情報に変換する画像処理装置において、水平方
向の拡大倍率NXをNX=P/Nとし水平方向の新規画素
のきざみ量HをH=1/NXとし、垂直方向の拡大倍率
NY=Q/Mとし垂直方向の新規画素のきざみ量VをV
=1/NYとしたき、前記低解像度画像の画素と前記NX
と前記Hより水平方向補間画素を計算する水平方向補間
手段と前記水平方向補間画素と前記NYと前記Vより垂
直方向の補間画素を計算する垂直方向補間手段をもち、
前記垂直方向補間手段の出力結果が高解像度情報の画素
となることを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項15】 前記水平方向補間手段において、前記
新規画素に対応する注目画素およびと水平方向補間距離
nXを請求項6記載の手段で求めることを特徴とした請
求項14記載の画像処理装置。 - 【請求項16】 前記垂直方向補間手段において、前記
新規画素に対応する注目画素およびと垂直方向補間距離
nYを請求項6記載の手段で求めることを特徴とした請
求項14記載の画像処理装置。 - 【請求項17】 前記水平方向補間手段において、注目
画素をP0、水平方向の左右の隣接画素をそれぞれP-1
およびP1、拡大倍率をNX、水平方向補間距離をnXと
したとき、水平方向補間画素PHは、 PH=P0+(nX/2)(P1−P-1)+(1/24−1
/(24Nx 2)−nX 2/2)(2P0−(P1+P-1)) と演算して求めることを特徴とする請求項14記載の画
像処理装置。 - 【請求項18】 前記水平方向補間手段において、注目
画素をP0、水平方向の左右の隣接画素をそれぞれP-1
およびP1、水平方向補間距離をnXとしたとき、水平方
向補間画素PHは、 PH=P0+(nX/2)(P1−P-1)+(1/24−n
X 2/2)(2P0−(P1+P-1)) と演算して求めることを特徴とする請求項14記載の画
像処理装置。 - 【請求項19】 前記垂直方向補間手段において、注目
画素をP0、垂直方向の上下の隣接画素をそれぞれP-1
およびP1、拡大倍率をNY、水平方向補間距離をnYと
したとき、水平方向補間画素PVは、 PV=P0+(nY/2)(P1−P-1)+(1/24−1
/(24NY 2)−nY 2/2)(2P0−(P1+P-1)) と演算して求めることを特徴とする請求項14記載の画
像処理装置。 - 【請求項20】 前記垂直方向補間手段において、注目
画素をP0、垂直方向の上下の隣接画素をそれぞれP-1
およびP1、水平方向補間距離をnYとしたとき、水平方
向補間画素PVは、 PV=P0+(nY/2)(P1−P-1)+(1/24−n
Y 2/2)(2P0−(P1+P-1)) と演算して求めることを特徴とする請求項14記載の画
像処理装置。
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---|---|---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7576777B2 (en) | 2003-02-13 | 2009-08-18 | Sony Corporation | Signal processing device, method, and program |
JP2010514232A (ja) * | 2006-09-29 | 2010-04-30 | クリスタル シグナル インク. | デジタルスケーリング |
-
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- 2000-02-25 JP JP2000048842A patent/JP2001236498A/ja active Pending
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