JP2001234688A - 地質ボーリング調査における試料採取装置 - Google Patents

地質ボーリング調査における試料採取装置

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JP2001234688A JP2000047419A JP2000047419A JP2001234688A JP 2001234688 A JP2001234688 A JP 2001234688A JP 2000047419 A JP2000047419 A JP 2000047419A JP 2000047419 A JP2000047419 A JP 2000047419A JP 2001234688 A JP2001234688 A JP 2001234688A
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 地質ボーリング調査における試料採取装置として、試料
採取筒内に取り込んだ地質試料を、装置本体の引き上げ
によって地中から確実に切り離し、引き上げ中の落下や
試料中の乱れの発生を防止でき、試料採取筒から取り出
す際にも乱れの発生を回避し得るものを提供する。 【解決手段】 装置本体1が、ヘッドカバー4、外筒
5、中心軸6、ガイドブロック7、ピストン8、ピスト
ン8に連結した試料採取筒9、ピストン8の中心軸6に
対するクラッチ機構10を備え、シリンダ室11に圧力
水を導入することにより、ピストン8がロック解除され
て下降し、試料採取筒9が掘削孔3の底部地中Eに突入
するように構成され、ガイドブロック7は、ブロック本
体70と締付けリング71との間に、試料採取筒9の内
周面に対して気密状態で摺接するゴムリング72が挟着
され、試料採取筒内の上部側と下部側とを気密遮断して
おり、中心軸6は、長い軸本体6aと短い下部軸体6b
とに分割構成され、下部軸体6bの下端部でガイドブロ
ック7のブロック本体70に螺着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中の粘土層、シ
ルト層等の地質の状態を調べる地質ボーリング調査にお
いて、地質試料を採取する試料採取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に地質ボーリング調査では、掘削機
によって掘削した掘削孔内に、試料採取装置の本体を連
結管に連結して挿入すると共に、装置本体の下端から突
出される試料採取筒によって地質試料を採取し、この採
取した試料から各地層の構成物質、積層状態、圧密度等
を調べる。
【0003】従来、前記装置本体として、ヘッドカバ
ー、このカバーの外周部から下方へ延びる外筒、ヘッド
カバーの中心部から外筒の略全長に亘って延びる中心
軸、この中心軸の下端部に固着されたガイドブロック、
中心軸に昇降自在に外嵌するピストン、及びピストンに
上端部を連結して下端部を外筒とガイドブロックとの間
に挿嵌した試料採取筒によって構成され、ヘッドカバー
とピストンとの間のシリンダ室に連結管を通して圧力水
を導入することにより、ピストンの下降に伴って試料採
取筒が掘削孔の底部地中に突入し、その内部に地質試料
を柱状に取り込むようにしたものが汎用されている。
【0004】ところで、このような試料採取装置を用い
た地質試料の採取作業では、地質調査の精度を高める上
で、試料採取筒内に取り込んだ地質試料を、装置本体の
引き上げによって該採取筒の先端位置で地中から確実に
切り離すと共に、落下させたり試料中で乱れを生じたり
することなく地上まで引き上げ、更に装置本体を分解し
て試料採取筒から取り出す際にも試料中で乱れを生じる
のを防止する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の試料採取装置を用いた従来のボーリング調査において
は、試料採取筒内に取り込んだ地質試料を地中からうま
く切り離すことができなかったり、引き上げの途中に振
動等で落下させたり試料の乱れを生じることが多々あ
り、また装置本体を分解して試料採取筒から取り出す際
にも試料の乱れを生じ易かった。
【0006】本発明は、上述の事情に鑑みて、地質ボー
リング調査における試料採取装置として、試料採取筒内
に取り込んだ地質試料を、装置本体の引き上げによって
該採取筒の先端位置で地中から確実に切り離して、且つ
引き上げ中の落下や試料中の乱れの発生を防止できると
共に、引き上げた装置本体を分解して試料採取筒から取
り出す際にも試料中の乱れの発生を回避し得るものを提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、図面の参照符号を付して示せ
ば、地質ボーリング調査において連結管2の下端部につ
ながれて掘削孔3内に挿入される装置本体1が、ヘッド
カバー4、このカバー4に上端部を連結して垂下する外
筒5、ヘッドカバー4の中心部に上端部を連結して外筒
5の略全長に亘って垂下する中心軸6、該中心軸6の下
端部に連結されたガイドブロック7、中心軸6に昇降自
在に外嵌するピストン8、該ピストン8に上端部を連結
して下端部を外筒とガイドブロック7との間に挿嵌した
試料採取筒9、及び前記ピストン8の中心軸6に対する
ロック及びロック解除を担うクラッチ機構10を備え、
連結管2…を通してヘッドカバー7とピストン8との間
のシリンダ室11に圧力水を導入することにより、前記
ピストン8がロック解除されて下降し、試料採取筒9が
掘削孔3の底部地中Eに突入するように構成された試料
採取装置であって、前記ガイドブロック7は、ブロック
本体70と、このブロック本体70に下方から螺着する
締付けリング71との間に、試料採取筒9の内周面に対
して気密状態で摺接するゴムリング72が挟着され、当
該ガイドブロック7を境とする試料採取筒内の上部側と
下部側との間を気密遮断しており、前記中心軸6は、長
い軸本体6aと、この軸本体6aの下端に上端を螺着す
る短い下部軸体6bとに分割構成され、下部軸体6bの
下端部でガイドブロック7のブロック本体70に螺着さ
れていることを特徴としている。
【0008】上記構成にあっては、試料採取筒9内への
地質試料Sの取り込み後に装置本体1を引き上げる際、
該採取筒9内のガイドブロック7を境とする上部側と下
部側との間に空気流通を生じないから、地質試料Sを取
り込んだ下部側に真空吸引力が作用し、この真空吸引力
によって地質試料Sが該採取筒9の先端位置で地中Eか
ら確実に切り離されると共に、装置本体1を引き上げて
ゆく過程で多少の振動等を受けても、該採取筒9内の地
質試料Sが落下したり内部で乱れたりすることはない。
しかして、採取した地質試料Sを取り出すために装置本
体1を分解する際、外筒5の取外し後に試料採取筒9と
他とを分離するに当たって、中心軸6の軸本体6aをね
じを利用して下部軸体6bから分離し、その後で下部軸
体6bをガイドブロック7から取り外せるから、該中心
軸6の取外しの際にガイドブロック7が回って地質試料
Sの上部を乱す恐れがない。
【0009】請求項2の発明は、上記請求項1の試料採
取装置において、前記ガイドブロック7のブロック本体
70が中心孔70aを備え、この中心孔70aが当該ブ
ロック本体70に螺着した中心軸6の下部軸体6aの先
端部(栓体19)で封止されるように構成されてなる。
この場合、試料採取後の装置本体1の分解における最終
段階で中心軸6の下部軸体6aをガイドブロック7から
取り外した際、ブロック本体70の中心孔70aが大気
に開放し、試料採取筒9の地質試料Sを取り込んだ下部
側の負圧が解消されるから、該採取筒9からの地質試料
Sの抜き取りが容易になる。
【0010】請求項3の発明は、上記請求項1又は2の
試料採取装置において、前記中心軸6が中空状をなし、
その下部軸体6bに内外を透通する通気孔12,12が
設けられると共に、ヘッドカバー4に該中心軸6の内部
60に連通する排気路13が設けられてなるものとして
いる。この場合、試料採取筒9への地質試料Sの取り込
み過程で、当初にピストン8とガイドブロック7との間
にあった空気は、該ピストン8の下降に伴って通気孔1
2,12より中心軸6の内部60を通ってヘッドカバー
4の排気路13より外部へ放出されるから、ピストン8
の下降に支障を生じず、またガイドブロック7での気密
を破壊して試料採取筒9の下部側へ入り込む懸念もな
い。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る試料採取装置では、
図6(A)に示すように、試錐機40に設けたチャック
筒41を油圧シリンダ42によって上昇させた状態で、
このチャック筒41の内部に連結管2を挿通させると共
に、図1に示すように連結管2の先端部を装置本体1の
連結部材1aに連結する。次に、連結管2を下降させて
装置本体1を掘削孔3に挿入し、装置本体1が試料採取
位置つまり掘削孔3の底部に達するまで連結管2を順次
継ぎ足してゆく。しかして、装置本体1内の試料採取筒
9及び外筒5の先端が試料採取位置に達した時点で、水
圧ポンプ43を作動させて試料採取を行うことになる。
この装置本体1の構造について、図1〜図5を参照しな
がら以下に詳細に説明する。
【0012】図1は、中間部を省略した装置本体1の全
体を示す縦断面図である。この装置本体1は、ヘッドカ
バー4、このカバー4の外周部に上端部を螺嵌固定して
垂下するら外筒5、ヘッドカバー4の中心孔4aに上端
部を螺入連結して外筒5の略全長に亘る長さで垂下する
中空状の中心軸6、この中心軸6の下端部に連結された
ガイドブロック7、中心軸6に昇降自在に外嵌するピス
トン8、該ピストン8の下部に上端部を外嵌してねじ1
4a,14aにて固着され、下端部を外筒5とガイドブ
ロック7との間に挿嵌した試料採取筒9、及びピストン
8の中心軸6に対するロックとロック解除を担うクラッ
チ機構10によって構成されている。
【0013】ヘッドカバー4は、最下位の連結管2とは
連結部材1aを介して切り離し可能に螺合連結されてお
り、その内部に、地上から連結管2…を通して送られる
圧力水をピストン8との間のシリンダ室11に導く通水
路15と、中心孔4aより側方外部に連通する排気路1
3とを備えると共に、シリンダ室11内へ突出するスト
ッパーピン16を螺着している。また外筒5は、上部筒
体5aと、その下端に螺合連結した下部筒体5bとに分
割構成され、上部筒体5aの下部周面に排水孔17が穿
設されている。
【0014】中心軸6は、長い軸本体6aと、その下端
にねじ部61を介して螺合連結した短かい下部軸体6b
とに分割構成されている。そして、ヘッドカバー4の中
心孔4aに螺挿された軸本体6aの上端部の内側に、環
状の弁座部材18とボール19とが装填されて逆止弁を
構成している。また下部軸体6bは、下端部をガイドブ
ロック7に螺合連結しており、該ガイドブロック7に近
接した位置の周面に内外を透通する通気孔12,12を
有すると共に、下端開口が溶接固着した栓体19にて封
止されている。なお、軸本体6aのヘッドカバー4への
嵌入部と、栓体18のガイドブロック7への嵌入部は、
それぞれ嵌装したOリング20にて気密状態となってい
る。
【0015】ガイドブロック7は、ブロック本体70、
この本体72に下方から螺着した締付けリング71、こ
れら本体70と締付けリング71との間で挟着されたゴ
ムリング72より構成され、ゴムリング72が試料採取
筒9の内周面に対して気密状態で摺接するように設定さ
れている。しかして、ブロック本体70は中心孔70a
を有するが、この中心孔70aは中心軸6の下端に固着
された栓体19で封止されている。
【0016】ピストン8は、試料採取筒9をねじ止めし
たピストン本体80、その上端部に下部を内嵌螺合した
受けリング81、この受けリング81上に配置した独立
の受圧リング82の3部材より構成されており、ピスト
ン本体80の下半部80bにおいて上下のブシュ21
a,21bを介して中心軸6に摺接しているが、該ピス
トン本体80の上半部80aから受けリング81にわた
る部分の内周が中心軸6の外周面から離間し、これによ
って構成される環状空間にクラッチ機構10が設けてあ
る。8aはピストン本体80の上部及び中間部と受圧リ
ング82に嵌装されたピストンリング、14bはブシュ
21bの固定ねじである。
【0017】クラッチ機構10は、下部に上窄まりテー
パ内周面22を設けたピストン8側の受けリング81、
このテーパ内周面22に対向する上窄まりテーパ外周面
23を有して中心軸6に昇降自在に外嵌したクラッチ筒
24、これら受けリング81とクラッチ筒24との間に
介装された圧縮コイルスプリング25、クラッチ筒24
に設けた複数の半径方向の貫通孔26に遊嵌状態で装填
されたクラッチボール27より構成されている。また、
クラッチ筒24は、受圧リング82の内周と中心軸6の
外周との間に、その両者82,6に対して相対摺動自在
に挿嵌した上部筒24aと、この上部筒24aに上端部
を螺挿連結した下部筒24bとで構成されており、上部
筒24aの周縁を鍔状とした上端が受圧リング82より
もシリンダ室11側へ突出して受圧部28をなし、下部
筒24bに前記の上窄まりテーパ外周面23が設けられ
ると共に、このテーパ外周面23に臨んで前記複数の貫
通孔26が周方向に等配形成されている。しかして、ク
ラッチボール27は、貫通孔26の形成位置の肉厚より
も径大に設定されている。
【0018】圧縮コイルスプリング25は、クラッチ筒
24の上部筒24aの外周に設けた環状段部29aと、
受けリング81の内周に設けた環状段部29bとの間に
介装されており、その弾発力によってクラッチ筒24を
上方へ、ピストン8を下方へそれぞれ付勢している。こ
の付勢により、受けリング81のテーパ内周面22と下
部筒24bのテーパ外周面23とが互いに接近し、クラ
ッチボール27が受けリング81のテーパ内周面22と
中心軸6の外周面とに圧接し、もって常時はピストン8
が中心軸6に軸方向移動不能にロックされる。
【0019】なお、中心軸6の外周面上部には浅い環状
溝62が設けてあり、この環状溝62にクラッチボール
27が嵌まり込むことによって、ピストン8を上限位
置、つまり受圧リング82がストッパーピン16に当接
した位置でより安定にロックできるようになっている。
また、ピストン本体80の上端部と中間部との間は外径
の小さい薄肉部をなし、この薄肉部に内外を透通する上
下方向の長孔30が形成され、クラッチ筒23の下端部
に固着されたレバー31が該長孔30を通してピストン
8の外側に突出しており、外筒5を外した状態で該レバ
ー31を引くことによってピストン8のロックを解除で
きるようになっている。更に、ヘッドカバー4の外筒5
に接する外周、ピストン本体80の試料採取筒9に接す
る下端部外周、受圧リング82の内周、クラッチ筒24
の上部筒24a内周、及びブシュ31bの内周には、そ
れぞれOリング20が嵌装されて対接面との間を液密又
は気密封止している。
【0020】このような構成の試料採取装置では、装置
本体1の使用前の組立状態でピストン8が上限位置でロ
ックされるように設定しておく。すなわち、図1及び図
2(A)に示すように、受圧リング82をストッパーピ
ン16に当接させてピストン8全体が上限位置にある状
態で、圧縮コイルスプリング25によってピストン8側
の上窄まりテーパ内周面22とクラッチ筒24側の上窄
まりテーパ外周面23とが接近する方向に付勢されるこ
とにより、クラッチ筒24の各貫通孔26内にあるクラ
ッチボール27が中心軸6の外周面と受けリング81の
上窄まりテーパ内周面22とに圧接し、これによりクラ
ッチ筒24が該クラッチボール22を介して中心軸6と
一体となり、ピストン8が中心軸6にロックされる。
【0021】かくしてピストン8をロックした装置本体
1を掘削孔3の底部まで降ろしたのち、試料採取を開始
するには、水圧ポンプ43〔図6(A)参照〕を作動さ
せ、地上から連結管2…及びヘッドカバー4の通水路1
5を通してシリンダ室11内に図2(B)及び図3の矢
印aの如く圧力水を送り込む。この圧力により、図2
(B)に示すように、まずクラッチ筒24が圧縮コイル
スプリング25の付勢に抗して下降し、その上窄まりテ
ーパ外周面23がピストン8側の上窄まりテーパ内周面
22から離れ、クラッチボール27による該テーパ内周
面22及び中心軸6の表面に対する押接がなくなり、ピ
ストン8のロックが解除される。そして、受圧リング8
2がシリンダ室11内に流入する圧力水によって直接に
押し下げられ、図3に示すように、ピストン本体80及
び受けリング81と一体に中心軸6に沿って下降し、こ
の下降に伴ってピストン本体80に固着されている試料
採取筒9が掘削孔3の底部地中Eに突入し、該試料採取
筒9に地質試料Sが取り込まれてゆく。
【0022】このとき、当初に試料採取筒9内のピスト
ン8とガイドブロック7との空間90を満たしていた空
気は、図3の矢印bで示すように、ピストン8の下降に
伴って中心軸6の下部の通気孔12,12より当該中心
軸6の内部に流入し、上端の逆止弁のボール19を押し
上げてヘッドカバー4の通気路13より外部へ放出され
る。従って、ピストン8の下降に支障を生じす、またガ
イドブロック7での気密を破壊して試料採取筒9の下部
側へ空気が入り込む懸念もない。
【0023】しかして、下降するピストン8の受圧リン
グ82が外筒5の排水孔17の位置に達すると、シリン
ダ室11の圧力水が該排出孔17から排出され、シリン
ダ室11の圧力が低下し、ピストン8の下降が停止する
と共に、クラッチ筒24が圧縮コイルスプリング25の
蓄力によって押し上げられ、これに伴ってクラッチボー
ル27がピストン8側の上窄まりテーパ内周面22に当
接し、テーパ誘導にて半径方向内側へ押し付けられて中
心軸6の表面に圧接し、もってピストン8が自動的に中
心軸6にロックされる。従って、この段階で試料採取筒
9の土中への突入は停止し、その内部への地質試料Sの
取込みが完了したことになる。
【0024】この試料取込み完了は地上側では送り込む
圧力水の圧力低下によって確認されるから、圧力水の供
給を停止し、次の装置本体1の引き上げ作業に移ること
になる。そして、この作業で装置本体1を引き上げる
と、ガイドブロック7と試料採取筒9との摺接界面がゴ
ムリング72によって気密封止されているから、試料採
取筒9内に真空吸引力が作用し、試料採取筒9内に入っ
た地質試料Sは当該採取筒9の先端位置で地中Sから確
実に切り離され、該採取筒9内に充填した状態で装置本
体1と一体に引き上げられる。この引上げの過程では、
ピストン8が中心軸6にロックされているために試料採
取筒9の軸方向の揺動を生じず、また何らかの要因で振
動等が加わっても、試料採取筒9の地質試料Sが入った
下側には前記の真空吸引力が作用しているから、該地質
試料Sの落下や層序の乱れを生じることはない。
【0025】また、前記のピストン8を降下させつつ試
料採取筒9内に地質試料Sを取り込む途上において、試
料採取筒9の先端が岩盤や硬質土壌等に突き当たって、
それ以上は地中Sへ侵入不能になった場合、これを地上
側では圧力水が送給不能になることから検知できる。従
って、その時点でシリンダ室11への圧力水の供給を停
止すれば、前記した試料取込み完了時と同様に、クラッ
チ機構10によってピストン8が自動的に中心軸6にロ
ックされるから、そのまま装置本体1の引き上げ作業に
移行すればよい。しかして、この試料取込みの中途停止
によって試料採取筒9内に入った地質試料Sが少量であ
っても、前記の真空吸引力の作用により、該地質試料S
を装置本体1の引き上げに伴って当該採取筒9の先端位
置で地中Sから切り離し、且つ落下や層序の乱れを生じ
ずに地上へ引き上げることが可能である。
【0026】かくして地上に引き上げた装置本体1より
採取した地質試料Sを取り出すには、外筒5の下部筒体
5bを捻回して上部筒体5aから分離して外し、次いで
該上部筒体5aを捻回してヘッドカバー4から分離して
外す。そして、図4に示すように、試料採取筒9をピス
トン本体80に固定していたねじ14a,14aを外し
た上で、中心軸6の軸本体6aを捻回して下部軸体6b
から分離し、図5に示すように、この軸本体6aをピス
トン8及びクラッチ筒24と一体に試料採取筒9から取
り外す。そして、次に中心軸6の下部軸体6bを捻回し
てガイドブロック7から取り外すが、このときには試料
採取筒9の上部側が開放した状態にあるから、手や適当
な治具でガイドブロック7を共回りさせないようして下
部軸体6bのみを回転させて取り外すことが容易にな
る。これに対し、中心軸6が単一材からなる場合は、こ
れを捻回して取り外そうとしたときにガイドブロック7
も一緒に共回りし、地質試料Sのガイドブロック7に近
い部分が乱されて試料としての価値を喪失ないし減じる
懸念がある。
【0027】しかして、上記のように中心軸6の下部軸
体6bを取り外せば、ブロック本体70の中心孔70a
が大気中に開放し、地質試料Sを充填した内側の負圧が
解除されるから、試料採取筒9内より地質試料Sを容易
に取り出すことができる。この試料採取筒9内の地質試
料Sは、例えばガイドブロック7をピストンとして棒材
等で押し込んで試料採取筒9の先端から押し出す等の適
宜の方法で該採取筒9から抜き出すことにより、図6
(B)の如く地中にあった状態そのままの柱状試料とし
て得られる。なお、図6(B)では地質試料Sの層を単
純化して示しているが、例えば調査対象が自然堆積層で
ある場合は、構成成分及び厚さの異なる極めて多数枚の
地層が積み重なった状態になっている。
【0028】なお、ピストン8の中心軸6に対するロッ
クとロック解除を担うクラッチ機構10については、前
記実施例以外の様々な方式を採用可能である。また、各
部材の形状、部材相互の連結構造等、細部構成について
は実施例以外に種々設計変更可能である。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、地質ボーリン
グ調査において、連結管の下端部につながれて掘削孔内
に挿入される装置本体の外筒内に、試料採取筒を取り付
けたピストンが装填され、シリンダ室への圧力水の供給
によって該ピストンが中心軸に沿って降下することによ
り、試料採取筒を切削孔底部の地中へ突入させる構成の
試料採取装置として、試料採取筒内に取り込んだ地質試
料を、装置本体の引き上げによって該採取筒の先端位置
で地中から確実に切り離して、且つ引き上げ中の落下や
試料中の乱れの発生を防止できると共に、引き上げた装
置本体を分解して試料採取筒から取り出す際にも試料中
の乱れの発生を回避し得るものが提供される。
【0030】請求項2の発明によれば、上記の試料採取
装置において、試料採取後に装置本体を分解する最終段
階で、試料採取筒の地質試料を取り込んだ下部側の負圧
を解消でき、該採取筒からの地質試料の抜き取りが容易
になるという利点がある。
【0031】請求項3の発明の発明によれば、上記の試
料採取装置において、試料採取筒への地質試料の取り込
み過程で、試料採取筒内の空気が該ピストンの下降に伴
って外部へ放出されるから、ピストンの下降に支障を生
じず、採取後の地質試料の引き上げ時に必要な試料採取
筒内の真空吸引力を喪失する懸念もなく、安定した試料
採取作業を行えるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る試料採取装置による
試料採取の開始前の状態を中間部を省略して示す縦断面
図である。
【図2】 同試料採取装置のクラッチ機構部分を拡大し
て示す縦断面図であり、(A)は中心軸にピストンがロ
ックされた状態、(B)は同ロックが解除された状態を
示す。
【図3】 同試料採取装置による試料採取途上の状態を
中間部を省略して示す縦断面図である。
【図4】 試料採取後の装置本体より外筒を取り外した
状態を示す縦断面図である。
【図5】 同外筒の取り外し後の試料採取筒から中心軸
の軸本体をピストン及びクラッチ筒と一体に分離した状
態を示す縦断面図である。
【図6】 (A)は試料採取装置の使用状態を示す概略
図、(B)は採取した地質試料を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 装置本体 2 連結管 3 掘削孔 4 ヘッドカバー 5 外筒 6 中心軸 6a 軸本体 6b 下部軸体 60 内部 61 ねじ部 7 ガイドブロック 70 ブロック本体 70a 中心孔 71 締付けリング 72 ゴムリング 8 ピストン 9 試料採取筒 10 クラッチ機構 11 シリンダ室 12 通気孔 13 排気路 18 栓体(下部軸体の先端部) S 地質試料 E 底部地中

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地質ボーリング調査において連結管の下
    端部につながれて掘削孔内に挿入される装置本体が、ヘ
    ッドカバー、このカバーに上端部を連結して垂下する外
    筒、ヘッドカバーの中心部に上端部を連結して外筒の略
    全長に亘って垂下する中心軸、該中心軸の下端部に連結
    されたガイドブロック、中心軸に昇降自在に外嵌するピ
    ストン、該ピストンに上端部を連結して下端部を外筒と
    ガイドブロックとの間に挿嵌した試料採取筒、及び前記
    ピストンの中心軸に対するロック及びロック解除を担う
    クラッチ機構を備え、連結管を通してヘッドカバーとピ
    ストンとの間のシリンダ室に圧力水を導入することによ
    り、前記ピストンがロック解除されて下降し、試料採取
    筒が掘削孔の底部地中に突入するように構成された試料
    採取装置であって、 前記ガイドブロックは、ブロック本体と、このブロック
    本体に下方から螺着する締付けリングとの間に、試料採
    取筒の内周面に密接するゴムリングが挟着され、当該ガ
    イドブロックを境とする試料採取筒内の上部側と下部側
    との間を気密遮断しており、 前記中心軸は、長い軸本体と、この軸本体の下端に上端
    を螺着する短い下部軸体とに分割構成され、下部軸体の
    下端部でガイドブロックのブロック本体に螺着されてい
    ることを特徴とする地質ボーリング調査における試料採
    取装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイドブロックのブロック本体が中
    心孔を備え、この中心孔が当該ブロック本体に螺着した
    中心軸の下部軸体の先端部で封止されるように構成され
    てなる請求項1記載の地質ボーリング調査における試料
    採取装置。
  3. 【請求項3】 前記中心軸が中空状をなし、その下部軸
    体に内外を透通する通気孔が設けられると共に、ヘッド
    カバーに該中心軸の内部に連通する排気路が設けられて
    なる請求項1又は2に記載の地質ボーリング調査におけ
    る試料採取装置。
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