JP2001233926A - 尿素系発泡体の製造方法 - Google Patents

尿素系発泡体の製造方法

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JP2001233926A
JP2001233926A JP2000043825A JP2000043825A JP2001233926A JP 2001233926 A JP2001233926 A JP 2001233926A JP 2000043825 A JP2000043825 A JP 2000043825A JP 2000043825 A JP2000043825 A JP 2000043825A JP 2001233926 A JP2001233926 A JP 2001233926A
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JP2000043825A
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Takuya Saeki
卓哉 佐伯
Naoto Ito
尚登 伊藤
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Mitsui Chemicals Inc
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Mitsui Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 家具、自動車のクッション材、又は建築材料
としての断熱材、固結剤に用いる尿素系発泡体の強度、
周辺材料との密着性、狭い空間への浸透性あるいは固結
能力を向上させる尿素系発泡体の製造方法を提供する。 【解決手段】少なくとも水と触媒よりなるA液と多官能
型イソシアネートにシリコーン系界面活性剤を添加する
B液を混合し、尿素系発泡体を製造する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はイソシアネートを原
料として製造する発泡体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】イソシアネートを原料として尿素系発泡
体を製造する技術は、特公昭56−22457、特開平
9−110961、特開平9−183898などが知ら
れている。しかし、発泡体の強度、周辺材料との密着
性、狭い空間への浸透性に問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、家具、
自動車のクッション材、又は建築材料としての断熱材、
固結剤に用いる尿素系発泡体の強度、周辺材料との密着
性、狭い空間への浸透性あるいは固結能力を向上させる
には、発泡体の均一性、発泡倍率の適正化、反応制御、
木材/土壌への浸透性が重要な要件である事を見出し
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決する為鋭意検討した結果、尿素系発泡体の強度、
周辺材料との密着性、狭い空間への浸透性あるいは固結
能力を向上させるのに必要な、発泡体の均一性、発泡倍
率の適正化、反応制御、木材/土壌への浸透性を改善さ
せるには、使用する主剤であるイソシアネートの組成物
と発泡剤である水及び強度向上剤であるポリオール、水
ガラスの混合状態を制御する事が重要であることを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0005】即ち、本発明は以下のものである。 1) 少なくとも水と触媒よりなるA液と多官能型イソ
シアネートにシリコーン系界面活性剤を含有するB液を
混合し、尿素系発泡体を製造する方法。 2) B液に添加されるシリコーン系界面活性剤が末端
封止されている事を特徴とする1)記載の製造方法。 3) B液に用いられる多官能型イソシアネートがジフ
ェニルメタンジイソシアネート(MDI)とメチレン架
橋ポリフェニレンポリイソシアネート(MDI多核体)の
混合物であることを特徴とする1)記載の製造方法。 4) B液に用いられるメチレン架橋ポリフェニレンポ
リイソシアネート(MDI多核体)の含有率が、20重
量%〜60重量%である事を特徴とする3)記載の製造
方法。 5) B液に用いられるジフェニルメタンジイソシアネ
ート(MDI)が位置異性体である2,4'−体を10
〜40重量%含有する事を特徴とする3)記載の製造方
法。 6) 水ガラスをA液に含有する事を特徴とする1)記
載の製造方法。 7) ポリオールをA液に含有する事を特徴とする1)
記載の製造方法。 8) A液に含有するポリオールがグリセリン、エチレ
ングリコール、ジエチエングリコールから選ばれる単独
若しくは2種以上の混合物である事を特徴とする7)記
載の製造方法。 9) A液に含有する触媒が第三級アミンである事を特
徴とする8)記載の製造方法。 10) A液に含有する第三級アミン触媒がイミダゾ-
ル誘導体である事を特徴とする9)記載の製造方法。 11) A液に粘度制御剤を含有する事を特徴とする
1)記載の製造方法。
【0006】
【発明の実施の形態】少なくとも水と触媒を攪拌機に入
れよく混合して調製したA液と多官能型イソシアネート
にシリコーン系界面活性剤を添加・混合調製したB液
を、高速攪拌機で混合し、型または固結する場所に注入
する。その後、硬化時間をとり型を外すと均一な、細か
いセルの発泡体が得られる。必要に応じてポリオール、
水ガラス、粘度制御剤、界面活性剤をA液に添加しても
よい。
【0007】本発明に用いるA液中の水の比率として
は、1〜99重量%である。好ましくは、B液に用いる
多官能イソシアネートのNCO基に対して、0.01〜
5.00モル倍である。
【0008】本発明に用いるA液中に添加してもよい強
度向上剤、浸透力向上剤、或いは接着強度向上剤として
のポリオールの比率としては、0〜95重量%である。
好ましくは、B液に用いる多官能イソシアネートのNC
O基に対して、ポリオール中のOH基が0〜10モル倍
となる事である。特に好ましくは、0.1〜5.0モル
倍である。又、本発明に用いてもよいポリオールとして
は、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオー
ル、ポリアクリルポリオールなど市販のポリオールなら
ば何れの材料でも使用できる。好ましくは、液体の材料
である。具体的に挙げると、エチレングリコール、ジエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレ
ングリコール、ポリプロピレングリコールなどのエチレ
ンオキシドないしはプロピレンオキシドを単独又は混合
しあるいは逐次に開環重合したポリオール類、グリセリ
ン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、
トリメチロールブタン、ペンタエリスリトール、ソルビ
トール、シュークローズ等のジオール、トリオール、テ
トラオール、ヘキサオール、ポリオールの単独又は混合
物にエチレンオキシド、プロピレンオキシドを単独若し
くは併用あるいは逐次に付加重合したポリオール類、ブ
タンジオール、THF開環重合あるいはエチレンオキシ
ド、プロピレンオキシドとの共重合ポリオール類、モノ
エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノー
ルアミン、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、
トルエンジアミン、ジフェニルメタンジアミン等のアミ
ン類の単独もしくは混合物にエチレンオキシド、プロピ
レンオキシドを付加重合したポリオール類、1,3−プ
ロパンジオール、ヘキサンジオール、ネオペンチルグリ
コール、ペンタエリスリトール、グリセリン、トリメチ
ロールエタン、トリメチロールプロパン、トリメチロー
ルブタン、ソルビトール、シュークローズ及びその誘導
体等のジオール、トリオール、テトラオール、ヘキサオ
ール、ポリオール等の単独あるいは混合物したポリオー
ル類である。
【0009】本発明に用いるA液中に添加してもよい水
ガラスの比率としては、0〜95重量%である。本発明
に用いるA液中に添加してもよい水ガラスとしては、J
IS−K−1408−1966で規定された物質であ
る。好ましくは、JIS−K−1408−1966の2
号又は3号である。水ガラスを用いるときには、水ガラ
スと交じり合うポリオール類を用いることが好ましい。
具体的には、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、トリメチロールエタン、ト
リメチロールプロパン、グリセリンを含むポリオールを
使用する事である。最も好ましいのは、水と水ガラス
(珪酸塩誘導体)の相分離を防止する効果も有するグリセ
リンを含むポリオールを使用する事である。
【0010】A液に添加してもよい界面活性剤として
は、各種アルコール類、フェノール類、アミン類とエチ
レンオキシド、及びまたはプロピレンオキシドからなる
ポリオキシアルキルエーテル類が挙げられる。また、シ
ロキサン骨格とポリオキシアルキルエーテル側鎖を持つ
シリコーン系界面活性剤が挙げられる。シリコーン系界
面活性剤には活性水素を持つものと持たないものがある
が、何れも使用することができる。シリコーン系界面活
性剤には、日本ユニカー社のL−5420、L−542
1、L−5340等、信越化学社のF−305、F−3
41、F−350S、テー・ゴールドシュミット社のB
−8407等がある。その添加量としては0〜10重量
%が好ましい。
【0011】A液に添加してもよい粘度制御剤として
は、脂肪族カルボン酸、芳香族カルボン酸、脂肪族カル
ボン酸エステル類、芳香族カルボン酸エステル類、脂肪
族カルボン酸の金属塩、芳香族カルボン酸の金属塩、ポ
リアクリル酸、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸エステ
ル、ポリアクリル酸の金属塩、メチルセルロース等のセ
ルロース類、カルボン酸型高分子界面活性剤が好まし
く、具体的な例としてポリアクリル酸ソーダ、メチルセ
ルロース、アルギン酸ソーダなどが挙げられる。その使
用量としては、0〜10重量%が好ましい。
【0012】A液に添加する触媒としては、塩基性の化
合物ならば何れでもよい。好ましくは、トリエチレンジ
アミン、N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン、N,
N−ジメチルベンジルアミン、N−メチルモルホリン、
N−エチルモルホリン、N,N,N',N'−テトラメチ
ルエチレンジアミン、 N,N,N',N'−テトラメチ
ルヘキサメチレンジアミン、 N,N'−ジメチルピペラ
ジン、N,N−ジメチルエタノールアミン、 N,N−
ジエチルエタノールアミン、ビス(2―ジメチルアミノ
エチル)エーテル、1,2−ジメチルイミダゾール、1
−イソブチル−2―メチルイミダゾール、N−フェニル
ピロール、N,N−ジメチルアミノピリジン等の第三級
アミン類である。これらの第三級アミンは単独でも併用
してでも使用できる。特に発泡性能、発泡体の物性がよ
くなる第三級アミン触媒は1,2−ジメチルイミダゾー
ル、1−イソブチル−2―メチルイミダゾール等のイミ
ダゾール系化合物である。その添加量は0.01〜20
重量%が好ましい。
【0013】本発明に用いるB液の主成分である多官能
イソシアネートとしては、市販の芳香族又は脂肪族イソ
シアネート、たとえばトルイレンジイソシアネート(T
DI)、ジフェニルメタンジイソシアネート(MD
I)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、イ
ソフォロンジイソシアネート(IPDI)、ジイソシア
ナトメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン(NBD
I)の何れでも使用できる。しかし、反応性、価格、製
品である発泡体の強度・品質の面より芳香族イソシアネ
ートである、トルイレンジイソシアネート及びその誘導
体、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)及び
メチレン架橋ポリフェニレンポリイソシアネート(MD
I多核体)及びその誘導体、ナフタレンジイソシアネー
ト及びその誘導体が好ましい。その中でも、尿素系発泡
体の強度、周辺材料との密着性、狭い空間への浸透性あ
るいは固結能力を向上させる、即ち、発泡体の均一性、
発泡倍率の適正化、反応制御、木材/土壌への浸透性が
良好な、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)
及びメチレン架橋ポリフェニレンポリイソシアネート
(MDI多核体)及びその誘導体が特に好ましい。ジフ
ェニルメタンジイソシアネート(MDI)及びメチレン
架橋ポリフェニレンポリイソシアネート(MDI多核
体)の混合物を用いるときは、ジフェニルメタンジイソ
シアネート(MDI)の含有率が40〜80重量%であ
る事が好ましい。又、ジフェニルメタンジイソシアネー
ト中の2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート
(2,4'−MDI)の含有率が10〜40重量%である
事が望ましい。この範囲外になると高粘度となったり、
B液の保存安定性が悪くなったリ、A液とB液の相互混
合性が悪くなる或いは、混合液の表面に膜を張る等の作
業性不良、複合発泡体の物性不良に繋がる。ジフェニル
メタンジイソシアネート中の2,4’−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート(2,4'−MDI)の含有率は、
反応性が高くなり過ぎず成形性に悪影響が出にくい範囲
として15〜30重量%がより好ましい。ジフェニルメ
タンジイソシアネート(MDI)及びメチレン架橋ポリ
フェニレンポリイソシアネート(MDI多核体)の混合
物を用いるときは、ジメチレントリフェニレントリイソ
シアネート以上のメチレン架橋ポリフェニレンポリイソ
シアネートが、20〜60重量%含有される事が強度の
面より好ましい。特に好ましくは、40〜60重量%で
ある。
【0014】B液に添加するシリコーン系界面活性剤と
しては、市販のシリコーン系の界面活性剤ならば実施可
能であるが、特定組成のジフェニルメタンジシソシアネ
ート(MDI)とメチレン架橋ポリフェニレンポリイソ
シアネート(MDI多核体)混合物と水/触媒、水/ポリ
オール/触媒、水/水ガラス/触媒、或いは水/ポリオ
ール/水ガラス/触媒混合物であるA液との混合分散性
を良くし、反応の制御、セルの均一性を良くし且つB液
の保存安定性を考慮すると、ポリシロキサンを主骨格と
し、末端に活性水素を持たない、所謂末端封止されたポ
リエーテル側鎖よりなるシリコーン系界面活性剤が好ま
しい。シリコーン系界面活性剤のB液中の濃度は0.0
5〜5重量%が好ましい。
【0015】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明は実施例のみに限るものではない。又、実
施例中において、反応混合物の反応制御状態を表すクリ
ームタイム、ライズタイムと、発泡体の性能を示す発泡
倍率を記載した。クリームタイム、ライズタイムの価は
短すぎると浸透力がない、反応の均一性が得られない、
均一な発泡が実施できない、適切な発泡倍率が得られな
い事となり強度が弱い発泡体、或いは接着力のない接着
剤となる。また、長すぎると、主反応が遅くなりかつ分
解生成物が多くなり、或いは発泡倍率が上がりすぎて強
度の弱い発泡体或いは接着力のない接着剤・固結剤・結
着剤となる。
【0016】実施例1 水 30gにN,N,N',N'―テトラメチルヘキサメ
チレンジアミン 1gを加え混合し、A−1液を得た。
【0017】4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート(4,4'−MDI)35g、2,4’−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート(2,4'−MDI)11g
とメチレン架橋ポリフェニレンポリイソシアネート 4
4gに L5340(日本ユニカー株式会社製品;シリ
コーン)を0.45g添加してB−1液を得た。
【0018】A−1液20gとB−1液90gを1Lの
ポリエチレン製容器に入れ、1000rpmの攪拌速度
で10秒混合した。その後、30秒でクリーム状にな
り、140秒で最大の発泡体積となり、200秒後には
10%体積が減少し一定状態になった。フォームのセル
は均一で細かく、発泡倍率は9.5倍であった。
【0019】実施例2 水 15g、水ガラス2号 100g、ジメチルイミダ
ゾール(IM−70;活材ケミカル株式会社製品)6.
3gを加え混合し、A−2液を得た。
【0020】A−2液50gとB−1液50gを1Lの
ポリエチレン製容器に入れ、1000rpmの攪拌速度
で10秒間混合した。28秒でクリーム状になり、10
0秒で発泡は完了した。得られたフォームのセルは均一
で細かく、発泡倍率は33倍であった。
【0021】実施例3 ポリオールA(グリセリンとショ糖を重量比で50対5
0に混合し、プロピレンオキシドを付加して得られたO
H価400[mgKOH/g]のポリエーテルポリオー
ル) 100重量部、水 5重量部、N,N,N’,
N’−テトラメチルヘキサメチレンジアミン 3.5重
量部を混合攪拌しA−3液を得た。
【0022】4,4’−MDI 47重量部、2,4’
−MDI 13重量部、メチレン架橋ポリフェニレンポ
リイソシアネート 40重量部とL−5340(日本ユ
ニカー株式会社製品;シリコーン) 0.2重量部を
混合してB−2液を得た。全イソシアネート100重量
部中のNCO基含有率は31.5重量%であった。
【0023】上記A−3液 100gとB−2液 17
8gを高速攪拌機中で5秒混合した。混合した液を20
cm×20cmの底面を有する紙の型に流し込んだ。混
合された液体は、次の様に20℃で反応し、細かいセル
の発泡体となった。 クリームタイム 30秒 ライズタイム 140秒 発泡倍率 10倍
【0024】実施例4 ポリオールA(グリセリンとショ糖を重量比で50対5
0に混合し、プロピレンオキシドを付加して得られたO
H価400[mgKOH/g]のポリエーテルポリオー
ル) 100重量部、水 15重量部、N,N−ジメチ
ルシクロヘキシルアミン 17.5重量部を混合攪拌し
A−4液を得た。
【0025】4,4’−MDI 43重量部、2,4’
−MDI 15重量部、メチレン架橋ポリフェニレンポ
リイソシアネート 42重量部とL−5340(日本ユ
ニカー株式会社製品;シリコーン) 0.5重量部を
混合してB−3液を得た。全イソシアネート100重量
部中のNCO基含有率は31.7重量%であった。
【0026】上記A−4液 100gとB−3液 17
8gを高速攪拌機中で5秒混合した。混合した液を20
cm×20cmの底面を有する紙の型に流し込んだ。混
合された液体は、次の様に20℃で反応し、細かいセル
の発泡体となった。 クリームタイム 35秒 ライズタイム 130秒 発泡倍率 10倍
【0027】実施例5 水6.4重量部、けい酸ナトリウム2号(JIS−K1
408−1966準拠) 80重量部、グリセリン 1
0重量部、ポリアクリル酸ソーダ系粘度制御剤5重量
部、ジメチルイミダゾール(IM−70;活材ケミカル
株式会社製品)1.5重量部、N,N,N’,N’−テ
トラメチルヘキサメチレンジアミン 0.5重量部を混
合攪拌しA−5液を得た。
【0028】4,4’−MDI 39重量部、2,4’
−MDI 12重量部、メチレン架橋ポリフェニレンポ
リイソシアネート 49重量部とL−5340(日本ユ
ニカー株式会社製品;シリコーン) 0.7重量部を
混合してB−4液を得た。全イソシアネート100重量
部中のNCO基含有率は31.3重量%であった。
【0029】上記A−5液150gとB−4液150g
を高速攪拌機中で5秒混合した。混合した液を20cm
×20cmの底面を有する紙の型に流し込んだ。混合さ
れた液体は、次の様に20℃で反応し,細かいセルの発
泡体となった。 クリームタイム 50秒 ライズタイム 75秒 発泡倍率 12倍
【0030】実施例6 水 10重量部、けい酸ナトリウム2号(JIS−K1
408−1966準拠)80重量部、ポリオールB(グ
リセリンにプロピレンオキシドを付加して得られたOH
価400[mgKOH/g]のポリエーテルポリオー
ル) 100重量部、ポリアクリル酸ソーダ系粘度制御
剤 5重量部、ジメチルイミダゾール(IM−70;活
材ケミカル株式会社製品)1.5重量部、N,N−ジメ
チルシクロヘキシルアミン0.5重量部を混合攪拌しA
−6液を得た。
【0031】上記A−6液150gと実施例4で調製し
たB−3液150gを高速攪拌機中で5秒混合した。混
合した液を20cm×20cmの底面を有する紙の型に
流し込んだ。混合された液体は、次の様に反応し、細か
いセルの発泡体となった。 クリームタイム 52秒 ライズタイム 93秒 発泡倍率 11倍
【0032】実施例7 水 11 重量部、けい酸ナトリウム2号(JIS−K
1408−1966準拠) 80重量部、ポリオールA
(グリセリンとショ糖を重量比で50対50に混合し、
プロピレンオキシドを付加して得られたOH価400
[mgKOH/g]のポリエーテルポリオール)20重
量部、ポリアクリル酸ソーダ系粘度制御剤5重量部、ジ
メチルイミダゾール(IM−70;活材ケミカル株式会
社製品)1.5重量部、N,N−ジメチルシクロヘキシ
ルアミン0.5重量部を混合攪拌しA−7液を得た。
【0033】上記A−7液150gと実施例4で調製し
たB−3液150gを高速攪拌機中で5秒混合した。混
合した液を20cm×20cmの底面を有する紙の型に
流し込んだ。混合された液体は、次の様に反応し、細か
いセルの発泡体となった。 クリームタイム 54秒 ライズタイム 80秒 発泡倍率 10倍
【0034】比較例1 水 5重量部、ポリオールA(グリセリンとショ糖を重
量比で50対50に混合し、プロピレンオキシドを付加
して得られたOH価400[mgKOH/g]のポリエ
ーテルポリオール) 100重量部、N,N,N’,
N’−テトラメチルヘキサメチレンジアミン 3.5重
量部を混合攪拌しa−1液を得た。
【0035】4,4'−MDI 37重量部、2,4’
−MDI 3重量部、メチレン架橋ポリフェニレンポリ
イソシアネート 46重量部を混合してb−1液を得
た。全イソシアネート100重量部中のNCO基含有率
は30.8%であった。
【0036】上記a−1液 100gとb−1液 17
8gを高速攪拌機中で5秒混合した。混合した液を20
cm×20cmの底面を有する紙の型に流し込んだ。混
合された液体は、次の様に反応したが、きれいな発泡体
とならなかった。 クリームタイム 10秒 ライズタイム 30秒 発泡倍率 7倍
【0037】比較例2 水 5重量部、ポリオールA(グリセリンとショ糖を重
量比で50対50に混合し、プロピレンオキシドを付加
して得られたOH価400[mgKOH/g]のポリエ
ーテルポリオール) 100重量部、ポリアクリル酸ソ
ーダ系粘度制御剤 5 重量部、界面活性剤 L5340
(日本ユニカー株式会社製品;シリコーン)1.0重
量部、N,N,N’,N’−テトラメチルヘキサメチレ
ンジアミン 3.5重量部を混合攪拌しa−2液を得
た。
【0038】上記a−2液 100重量部と比較例1で
調製したb−1液 178重量部を高速攪拌機中で5秒
混合した。混合した液を20cm×20cmの底面を有
する紙の型に流し込んだ。混合された液体は,次の様に
反応したが,きれいな発泡体とならなかった。 クリームタイム 30秒 ライズタイム 100秒 発泡倍率 3倍
【0039】比較例3 水 5重量部、けい酸ナトリウム2号(JIS−K14
08−1966準拠)80重量部、ポリオールA(グリ
セリンとショ糖を重量比で50対50に混合し、プロピ
レンオキシドを付加して得られたOH価400[mgK
OH/g]のポリエーテルポリオール) 100重量
部、ポリアクリル酸ソーダ系粘度制御剤5 重量部、ジ
メチルイミダゾール(IM−70;活材ケミカル株式会
社製品)1.5重量部、N,N,N‘,N’−テトラメ
チルヘキサメチレンジアミン3.5重量部を混合攪拌し
a−3液を得た。
【0040】4,4'−MDI 43重量部、2,4’
−MDI 15重量部、メチレン架橋ポリフェニレンポ
リイソシアネート 42重量部を混合してb−2液を得
た。全イソシアネート100重量部中のNCO基含有率
は31.7%であった。
【0041】上記a−3液150gとb−2液150g
を高速攪拌機中で5秒混合した。混合した液を20cm
×20cmの底面を有する紙の型に流し込んだ。混合さ
れた液体は、次の様に反応したが、きれいな発泡体とな
らなかった。 クリームタイム 55秒 ライズタイム 95秒 発泡倍率 2倍
【0042】
【発明の効果】シリコーン系界面活性剤をイソシアネー
トを含有するB液に添加することにより、触媒、水と水
ガラスを含有するA液と混合反応させた時に、均質な、
諸物性に優れた有機−無機複合発泡体が得られる事を見
出した。尚、A液にはポリオール、粘度制御剤を添加す
ると、効果は一層顕著になる。触媒としては、第三級ア
ミンを使用すると、効果は一層顕著となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J034 BA01 BA02 BA06 CA01 CA04 CA05 CB03 CB04 CB05 CB07 CC03 CE01 DA01 DB03 DC50 DG03 DG04 DG08 DG09 DG14 DG23 HA01 HA07 HA11 HA14 HC03 HC12 HC13 HC17 HC22 HC46 HC52 HC54 HC61 HC64 HC67 HC71 HC73 JA13 JA24 JA25 KA01 KB02 KD12 KE02 MA12 MA22 MA26 NA03 NA05 NA08 QB10 QB19 QC01 QD02 QD03 RA10 RA12

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも水と触媒よりなるA液と多官
    能型イソシアネートにシリコーン系界面活性剤を含有す
    るB液を混合し、尿素系発泡体を製造する方法。
  2. 【請求項2】 B液に添加されるシリコーン系界面活性
    剤が末端封止されている事を特徴とする請求項1記載の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 B液に用いられる多官能型イソシアネー
    トがジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)とメ
    チレン架橋ポリフェニレンポリイソシアネート(MDI
    多核体)の混合物である事を特徴とする請求項1記載の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 B液に用いられるメチレン架橋ポリフェ
    ニレンポリイソシアネート(MDI多核体)の含有率
    が、20重量%〜60重量%である事を特徴とする請求
    項3記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 B液に用いられるジフェニルメタンジイ
    ソシアネート(MDI)が位置異性体である2,4'−
    体を10〜40重量%含有する事を特徴とする請求項3
    記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 水ガラスをA液に含有する事を特徴とす
    る請求項1記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 ポリオールをA液に含有する事を特徴と
    する請求項1記載の製造方法。
  8. 【請求項8】 A液に含有するポリオールがグリセリ
    ン、エチレングリコール、ジエチエングリコールから選
    ばれる単独若しくは2種以上の混合物である事を特徴と
    する請求項7記載の製造方法。
  9. 【請求項9】 A液に含有する触媒が第三級アミンであ
    る事を特徴とする請求項8記載の製造方法。
  10. 【請求項10】 A液に含有する第三級アミン触媒がイ
    ミダゾ-ル誘導体である事を特徴とする請求項9記載の
    製造方法。
  11. 【請求項11】 A液に粘度制御剤を含有する事を特徴
    とする請求項1記載の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004131730A (ja) * 2002-09-23 2004-04-30 Hilti Ag 建築用発泡体を形成するための2成分発泡システムとその使用

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