JP2001230734A - 電光変換器、光送信器、光通信システム及びコネクタ付きケーブル - Google Patents
電光変換器、光送信器、光通信システム及びコネクタ付きケーブルInfo
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- JP2001230734A JP2001230734A JP2000040175A JP2000040175A JP2001230734A JP 2001230734 A JP2001230734 A JP 2001230734A JP 2000040175 A JP2000040175 A JP 2000040175A JP 2000040175 A JP2000040175 A JP 2000040175A JP 2001230734 A JP2001230734 A JP 2001230734A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡素な構成でかつコストの面で有利に光通信
を行うことができる電光変換素子、光送信器、光通信シ
ステムおよびコネクタ付きケーブルを提供する。 【解決手段】 送信器100には、2つの抵抗の電圧を
変化させることによりそれら抵抗の差動電圧の変化に応
じた信号を送信する送信器において、2つの抵抗の一方
を面発光レーザPTに置き換え、面発光レーザPTからの
光信号を送信信号として送信する電光変換器を備えたコ
ネクタ310を有する。
を行うことができる電光変換素子、光送信器、光通信シ
ステムおよびコネクタ付きケーブルを提供する。 【解決手段】 送信器100には、2つの抵抗の電圧を
変化させることによりそれら抵抗の差動電圧の変化に応
じた信号を送信する送信器において、2つの抵抗の一方
を面発光レーザPTに置き換え、面発光レーザPTからの
光信号を送信信号として送信する電光変換器を備えたコ
ネクタ310を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抵抗素子の電圧を
変化させることによりその抵抗素子の電圧変化に応じた
信号を送信する送信器に適用する電光変換器、その電光
変換器を備える光送信器、その光送信器により信号の送
受信を行う光通信システム、およびその電光変換器をコ
ネクタとして付属したコネクタ付きケーブルに係り、特
に、簡素な構成でかつコストの面で有利に光通信を行う
ことができる電光変換素子、光送信器、光通信システム
およびコネクタ付きケーブルに関する。
変化させることによりその抵抗素子の電圧変化に応じた
信号を送信する送信器に適用する電光変換器、その電光
変換器を備える光送信器、その光送信器により信号の送
受信を行う光通信システム、およびその電光変換器をコ
ネクタとして付属したコネクタ付きケーブルに係り、特
に、簡素な構成でかつコストの面で有利に光通信を行う
ことができる電光変換素子、光送信器、光通信システム
およびコネクタ付きケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータとディスプレイとで
は、コンピュータ側に設けられた送信器とディスプレイ
側に設けられた受信器とをディスプレイケーブルで接続
し、それら送受信器の間でディスプレイケーブルを介し
てディスプレイを制御する制御信号やディスプレイに表
示する画像を示す画像信号を送受信するようになってい
る。最近、この送受信は、ディジタル信号を用いて行う
ようになり、その代表的な方式がTMDS(Transition
Minimized Differential Signaling)というデータ伝送
規格に準じて行われる。
は、コンピュータ側に設けられた送信器とディスプレイ
側に設けられた受信器とをディスプレイケーブルで接続
し、それら送受信器の間でディスプレイケーブルを介し
てディスプレイを制御する制御信号やディスプレイに表
示する画像を示す画像信号を送受信するようになってい
る。最近、この送受信は、ディジタル信号を用いて行う
ようになり、その代表的な方式がTMDS(Transition
Minimized Differential Signaling)というデータ伝送
規格に準じて行われる。
【0003】TMDSによりデータ伝送を行う通信シス
テムは、図2に示すような構成となっている。図2は、
TMDSによりデータ伝送を行う通信システムの構成を
示す回路図である。
テムは、図2に示すような構成となっている。図2は、
TMDSによりデータ伝送を行う通信システムの構成を
示す回路図である。
【0004】TMDSによりデータ伝送を行う通信シス
テムは、図2に示すように、送信器100と受信器20
0とをケーブル300で接続し、送信器100と受信器
200との間でケーブル300を介して信号の送受信を
行うようになっている。
テムは、図2に示すように、送信器100と受信器20
0とをケーブル300で接続し、送信器100と受信器
200との間でケーブル300を介して信号の送受信を
行うようになっている。
【0005】送信器100は、nチャネル型MOS電界
効果トランジスタ(以下、単にn型MOSという。)1
02と、n型MOS104と、n型MOS102,10
4のソース端子と接地電位との間に介挿した定電流源1
06とで構成されており、ハイレベルまたはローレベル
のいずれかを取り得る信号Dをn型MOS102のゲー
ト端子に入力するとともに、n型MOS102のゲート
端子に入力される信号の反転信号をn型MOS104の
ゲート端子に入力することにより、差動電圧の変化に応
じた信号をケーブル300を介して受信器200に送信
するようになっている。
効果トランジスタ(以下、単にn型MOSという。)1
02と、n型MOS104と、n型MOS102,10
4のソース端子と接地電位との間に介挿した定電流源1
06とで構成されており、ハイレベルまたはローレベル
のいずれかを取り得る信号Dをn型MOS102のゲー
ト端子に入力するとともに、n型MOS102のゲート
端子に入力される信号の反転信号をn型MOS104の
ゲート端子に入力することにより、差動電圧の変化に応
じた信号をケーブル300を介して受信器200に送信
するようになっている。
【0006】ケーブル300は、銅線等のツイストペア
線を含んでなり、送信器100に接続したときに、n型
MOS102のドレイン端子に一端を接続する信号線l
1と、n型MOS104のドレイン端子に一端を接続す
る信号線l2とで構成されている。
線を含んでなり、送信器100に接続したときに、n型
MOS102のドレイン端子に一端を接続する信号線l
1と、n型MOS104のドレイン端子に一端を接続す
る信号線l2とで構成されている。
【0007】受信器200は、電源電圧Vccに一端を接
続しかつケーブル300の信号線l 1の他端に接続する
抵抗Rcと、電源電圧Vccに一端を接続しかつケーブル
300の信号線l2の他端に接続する抵抗Rdと、ケーブ
ル300の信号線l1,l2の差動電圧を増幅する増幅器
204とで構成されている。ここで、抵抗Rc,Rdは、
受信レベルを適正に保つための抵抗である。
続しかつケーブル300の信号線l 1の他端に接続する
抵抗Rcと、電源電圧Vccに一端を接続しかつケーブル
300の信号線l2の他端に接続する抵抗Rdと、ケーブ
ル300の信号線l1,l2の差動電圧を増幅する増幅器
204とで構成されている。ここで、抵抗Rc,Rdは、
受信レベルを適正に保つための抵抗である。
【0008】このようなTMDS方式は、送信器100
側において、外付け抵抗を用いて出力振幅の調整が可能
であり、差動電流を変えることにより、受信器200側
の差動入力を変えることができる。また、TMDS方式
では、電流源が12〔mA〕程度までの駆動能力を有す
る送信側ICが用いられている。
側において、外付け抵抗を用いて出力振幅の調整が可能
であり、差動電流を変えることにより、受信器200側
の差動入力を変えることができる。また、TMDS方式
では、電流源が12〔mA〕程度までの駆動能力を有す
る送信側ICが用いられている。
【0009】なお、TMDSについては、「ディジタル
モニタインターフェース標準Version1.0(JEIDA-59-199
9)」中のデータ伝送規格標準1TMDSの記載に詳し
い。
モニタインターフェース標準Version1.0(JEIDA-59-199
9)」中のデータ伝送規格標準1TMDSの記載に詳し
い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記T
MDSによりデータ伝送を行う通信システムにあって
は、信号伝送媒体としてツイストペア線等の銅線を用い
ているため、信号を10〔m〕程度の距離しか伝送する
ことができず、ディスプレイケーブルを長くするには一
定の限界があった。また、送信器100と受信器200
とが電気的に接続されることから、送信器100の電源
からのノイズが受信器200に伝送されることにより、
誤作動したり復調に誤りが生じたりする等の悪影響を及
ぼす可能性があった。また、逆にディスプレイ側のノイ
ズがコンピュータに悪影響する可能性もあった。
MDSによりデータ伝送を行う通信システムにあって
は、信号伝送媒体としてツイストペア線等の銅線を用い
ているため、信号を10〔m〕程度の距離しか伝送する
ことができず、ディスプレイケーブルを長くするには一
定の限界があった。また、送信器100と受信器200
とが電気的に接続されることから、送信器100の電源
からのノイズが受信器200に伝送されることにより、
誤作動したり復調に誤りが生じたりする等の悪影響を及
ぼす可能性があった。また、逆にディスプレイ側のノイ
ズがコンピュータに悪影響する可能性もあった。
【0011】したがって、レイアウト等の関係からコン
ピュータとディスプレイの距離を大きくとる必要がある
場合には、コンピュータとディスプレイとの間に中継器
を介在させる等の何らかの工夫を施す必要があった。ま
た、ノイズ対策のための回路をコンピュータおよびディ
スプレイに設ける必要があった。
ピュータとディスプレイの距離を大きくとる必要がある
場合には、コンピュータとディスプレイとの間に中継器
を介在させる等の何らかの工夫を施す必要があった。ま
た、ノイズ対策のための回路をコンピュータおよびディ
スプレイに設ける必要があった。
【0012】そこで、送信器100からまたは受信器2
00からのノイズを防止し、長距離伝送をする上で有利
となるのが光ファイバを使った通信である。
00からのノイズを防止し、長距離伝送をする上で有利
となるのが光ファイバを使った通信である。
【0013】しかし、光ファイバを用いてTMDSによ
りデータ伝送を行うには、多数の追加回路を設ける必要
がある。すなわち、図3に示すように、送信器100に
対しては、レシーバ、レーザドライバおよびレーザ等の
追加回路110を設ける必要があり、受信器200に対
しては、フォトダイオード、プリアンプ、ポストアンプ
およびトランスミッタ等の追加回路210を設ける必要
がある。図3は、光ファイバを用いてTMDSによりデ
ータ伝送を行う通信システムの構成例を示す回路図であ
る。したがって、送信器100からまたは受信器200
からのノイズを防止し、長距離伝送を可能にするという
効果が得られる反面、システムの構成が複雑化し、さら
にはコストの増加を招くという問題がある。
りデータ伝送を行うには、多数の追加回路を設ける必要
がある。すなわち、図3に示すように、送信器100に
対しては、レシーバ、レーザドライバおよびレーザ等の
追加回路110を設ける必要があり、受信器200に対
しては、フォトダイオード、プリアンプ、ポストアンプ
およびトランスミッタ等の追加回路210を設ける必要
がある。図3は、光ファイバを用いてTMDSによりデ
ータ伝送を行う通信システムの構成例を示す回路図であ
る。したがって、送信器100からまたは受信器200
からのノイズを防止し、長距離伝送を可能にするという
効果が得られる反面、システムの構成が複雑化し、さら
にはコストの増加を招くという問題がある。
【0014】そこで、本発明は、このような従来の技術
の有する未解決の課題に着目してなされたものであっ
て、簡素な構成でかつコストの面で有利に光通信を行う
ことができる電光変換素子、光送信器、光通信システム
およびコネクタ付きケーブルを提供することを目的とし
ている。
の有する未解決の課題に着目してなされたものであっ
て、簡素な構成でかつコストの面で有利に光通信を行う
ことができる電光変換素子、光送信器、光通信システム
およびコネクタ付きケーブルを提供することを目的とし
ている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る請求項1記載の電光変換器は、抵抗素
子の電圧を変化させることによりその抵抗素子の電圧変
化に応じた信号を送信する送信器に適用する変換器であ
って、前記抵抗素子を電光変換素子で構成した。
に、本発明に係る請求項1記載の電光変換器は、抵抗素
子の電圧を変化させることによりその抵抗素子の電圧変
化に応じた信号を送信する送信器に適用する変換器であ
って、前記抵抗素子を電光変換素子で構成した。
【0016】このような構成であれば、送信器により電
光変換素子の電圧を変化させると、電光変換素子の電圧
変化に応じた光信号が電光変換素子から出力される。
光変換素子の電圧を変化させると、電光変換素子の電圧
変化に応じた光信号が電光変換素子から出力される。
【0017】したがって、光ファイバを用いてデータ伝
送を行う場合は、電光変換素子からの光信号を抵抗素子
の電圧変化に応じた信号として送信すればよい。
送を行う場合は、電光変換素子からの光信号を抵抗素子
の電圧変化に応じた信号として送信すればよい。
【0018】ここで、電光変換素子とは、電気信号に応
じた可視、赤外または紫外放射を発生する素子をいい、
これには、例えば、端面発光レーザや面発光レーザ等が
含まれる。以下、請求項4ないし6記載の光送信器にお
いて同じである。
じた可視、赤外または紫外放射を発生する素子をいい、
これには、例えば、端面発光レーザや面発光レーザ等が
含まれる。以下、請求項4ないし6記載の光送信器にお
いて同じである。
【0019】さらに、本発明に係る請求項2記載の電光
変換器は、2つの抵抗素子の電圧を変化させることによ
りそれら抵抗素子の差動電圧の変化に応じた信号を送信
する送信器に適用する変換器であって、前記2つの抵抗
素子の少なくとも一方を電光変換素子で構成した。
変換器は、2つの抵抗素子の電圧を変化させることによ
りそれら抵抗素子の差動電圧の変化に応じた信号を送信
する送信器に適用する変換器であって、前記2つの抵抗
素子の少なくとも一方を電光変換素子で構成した。
【0020】このような構成であれば、送信器により電
光変換素子および他方の抵抗素子の電圧を変化させる
と、電光変換素子の電圧変化に応じた光信号が電光変換
素子から出力される。
光変換素子および他方の抵抗素子の電圧を変化させる
と、電光変換素子の電圧変化に応じた光信号が電光変換
素子から出力される。
【0021】したがって、光ファイバを用いてデータ伝
送を行う場合は、電光変換素子からの光信号を抵抗素子
の電圧変化に応じた信号として送信すればよい。
送を行う場合は、電光変換素子からの光信号を抵抗素子
の電圧変化に応じた信号として送信すればよい。
【0022】ここで、2つの抵抗素子の少なくとも一方
を電光変換素子で構成していればよく、2つの抵抗素子
の両方を電光変換素子で構成することは必ずしも必要で
ないが、信号レベルの適正化を図るために2つの抵抗素
子の抵抗値を等しくする観点からは、2つの抵抗素子の
両方を電光変換素子で構成するのが好ましい。以下、請
求項5記載の光送信器において同じである。
を電光変換素子で構成していればよく、2つの抵抗素子
の両方を電光変換素子で構成することは必ずしも必要で
ないが、信号レベルの適正化を図るために2つの抵抗素
子の抵抗値を等しくする観点からは、2つの抵抗素子の
両方を電光変換素子で構成するのが好ましい。以下、請
求項5記載の光送信器において同じである。
【0023】さらに、本発明に係る請求項3記載の電光
変換器は、請求項1および2のいずれかに記載の電光変
換器において、前記電光変換素子は、面発光レーザであ
る。
変換器は、請求項1および2のいずれかに記載の電光変
換器において、前記電光変換素子は、面発光レーザであ
る。
【0024】このような構成であれば、面発光レーザの
電圧変化に応じた光信号が面発光レーザから出力され
る。また、面発光レーザの特性として、低電流で光信号
を出力するという特性、温度依存性が少ないという特性
から、面発光レーザに流す電流が小さくてすむととも
に、広範にわたった温度範囲において光信号の出力が安
定する。
電圧変化に応じた光信号が面発光レーザから出力され
る。また、面発光レーザの特性として、低電流で光信号
を出力するという特性、温度依存性が少ないという特性
から、面発光レーザに流す電流が小さくてすむととも
に、広範にわたった温度範囲において光信号の出力が安
定する。
【0025】一方、上記目的を達成するために、本発明
に係る請求項4記載の光送信器は、抵抗素子の電圧を変
化させることによりその抵抗素子の電圧変化に応じた信
号を送信する送信器であって、前記抵抗素子を電光変換
素子で構成し、その電光変換素子により変換される光信
号を送信信号として送信するようになっている。
に係る請求項4記載の光送信器は、抵抗素子の電圧を変
化させることによりその抵抗素子の電圧変化に応じた信
号を送信する送信器であって、前記抵抗素子を電光変換
素子で構成し、その電光変換素子により変換される光信
号を送信信号として送信するようになっている。
【0026】このような構成であれば、電光変換素子の
電圧を変化させると、電光変換素子の電圧変化に応じた
光信号が電光変換素子から出力され、電光変換素子から
の光信号が送信信号として送信される。
電圧を変化させると、電光変換素子の電圧変化に応じた
光信号が電光変換素子から出力され、電光変換素子から
の光信号が送信信号として送信される。
【0027】さらに、本発明に係る請求項5記載の光送
信器は、2つの抵抗素子の電圧を変化させることにより
それら抵抗素子の差動電圧の変化に応じた信号を送信す
る送信器であって、前記2つの抵抗素子の少なくとも一
方を電光変換素子で構成し、その電光変換素子により変
換される光信号を送信信号として送信するようになって
いる。
信器は、2つの抵抗素子の電圧を変化させることにより
それら抵抗素子の差動電圧の変化に応じた信号を送信す
る送信器であって、前記2つの抵抗素子の少なくとも一
方を電光変換素子で構成し、その電光変換素子により変
換される光信号を送信信号として送信するようになって
いる。
【0028】このような構成であれば、電光変換素子お
よび他方の抵抗素子の電圧を変化させると、電光変換素
子の電圧変化に応じた光信号が電光変換素子から出力さ
れ、電光変換素子からの光信号が送信信号として送信さ
れる。
よび他方の抵抗素子の電圧を変化させると、電光変換素
子の電圧変化に応じた光信号が電光変換素子から出力さ
れ、電光変換素子からの光信号が送信信号として送信さ
れる。
【0029】さらに、本発明に係る請求項6記載の光送
信器は、一端を電源に接続した2つの抵抗素子と、前記
2つの抵抗素子の一方の他端に電流入力端子を接続しか
つ電流源に接続した第1のトランジスタと、前記2つの
抵抗素子の他方の他端に電流入力端子を接続しかつ電流
源に接続した第2のトランジスタと、電流源とを備え、
ハイレベルまたはローレベルのいずれかを取り得る信号
を前記第1のトランジスタの信号入力端子に入力すると
ともに、前記第1のトランジスタの信号入力端子に入力
される信号の反転信号を前記第2のトランジスタの信号
入力端子に入力することにより、前記2つの抵抗素子の
差動電圧の変化に応じた信号を送信する送信器であっ
て、前記2つの抵抗素子の少なくとも一方を電光変換素
子で構成し、その電光変換素子により変換される光信号
を送信信号として送信するようになっている。
信器は、一端を電源に接続した2つの抵抗素子と、前記
2つの抵抗素子の一方の他端に電流入力端子を接続しか
つ電流源に接続した第1のトランジスタと、前記2つの
抵抗素子の他方の他端に電流入力端子を接続しかつ電流
源に接続した第2のトランジスタと、電流源とを備え、
ハイレベルまたはローレベルのいずれかを取り得る信号
を前記第1のトランジスタの信号入力端子に入力すると
ともに、前記第1のトランジスタの信号入力端子に入力
される信号の反転信号を前記第2のトランジスタの信号
入力端子に入力することにより、前記2つの抵抗素子の
差動電圧の変化に応じた信号を送信する送信器であっ
て、前記2つの抵抗素子の少なくとも一方を電光変換素
子で構成し、その電光変換素子により変換される光信号
を送信信号として送信するようになっている。
【0030】このような構成であれば、ハイレベルまた
はローレベルのいずれかを取り得る信号を第1のトラン
ジスタの信号入力端子に入力するとともに、第1のトラ
ンジスタの信号入力端子に入力される信号の反転信号を
第2のトランジスタの信号入力端子に入力すると、第1
のトランジスタおよび第2のトランジスタがスイッチン
グすることにより電光変換素子および他方の抵抗素子の
電圧が変化するので、電光変換素子の電圧変化に応じた
光信号が電光変換素子から出力され、電光変換素子から
の光信号が送信信号として送信される。
はローレベルのいずれかを取り得る信号を第1のトラン
ジスタの信号入力端子に入力するとともに、第1のトラ
ンジスタの信号入力端子に入力される信号の反転信号を
第2のトランジスタの信号入力端子に入力すると、第1
のトランジスタおよび第2のトランジスタがスイッチン
グすることにより電光変換素子および他方の抵抗素子の
電圧が変化するので、電光変換素子の電圧変化に応じた
光信号が電光変換素子から出力され、電光変換素子から
の光信号が送信信号として送信される。
【0031】さらに、本発明に係る請求項7記載の光送
信器は、請求項4ないし6のいずれかに記載の光送信器
において、前記電光変換素子は、面発光レーザである。
信器は、請求項4ないし6のいずれかに記載の光送信器
において、前記電光変換素子は、面発光レーザである。
【0032】このような構成であれば、面発光レーザの
電圧変化に応じた光信号が面発光レーザから出力され
る。また、面発光レーザの特性として、低電流で光信号
を出力するという特性、温度依存性が少ないという特性
から、面発光レーザに流す電流が小さくてすむととも
に、広範な温度範囲において光信号の出力が安定する。
電圧変化に応じた光信号が面発光レーザから出力され
る。また、面発光レーザの特性として、低電流で光信号
を出力するという特性、温度依存性が少ないという特性
から、面発光レーザに流す電流が小さくてすむととも
に、広範な温度範囲において光信号の出力が安定する。
【0033】一方、上記目的を達成するために、本発明
に係る請求項8記載の光通信システムは、送信器と受信
器との間で信号線を介して信号の送受信を行う通信シス
テムであって、前記送信器は、請求項4ないし7のいず
れかに記載の光送信器であり、前記受信器は、前記送信
器からの光信号を光電変換する光電変換素子と、前記光
電変換素子で光電変換した受信信号を増幅する増幅手段
と、前記増幅手段で増幅した増幅信号を閾値と比較して
その比較結果をディジタル信号として出力する比較手段
とを備え、前記信号線は、前記送信器側の電光変換素子
と前記受信器側の光電変換素子とを接続する光信号伝送
媒体を含む。
に係る請求項8記載の光通信システムは、送信器と受信
器との間で信号線を介して信号の送受信を行う通信シス
テムであって、前記送信器は、請求項4ないし7のいず
れかに記載の光送信器であり、前記受信器は、前記送信
器からの光信号を光電変換する光電変換素子と、前記光
電変換素子で光電変換した受信信号を増幅する増幅手段
と、前記増幅手段で増幅した増幅信号を閾値と比較して
その比較結果をディジタル信号として出力する比較手段
とを備え、前記信号線は、前記送信器側の電光変換素子
と前記受信器側の光電変換素子とを接続する光信号伝送
媒体を含む。
【0034】このような構成であれば、送信器では、電
光変換素子の電圧を変化させると、電光変換素子の電圧
変化に応じた光信号が電光変換素子から出力され、電光
変換素子からの光信号が送信信号として光信号伝送媒体
を介して受信器に送信される。
光変換素子の電圧を変化させると、電光変換素子の電圧
変化に応じた光信号が電光変換素子から出力され、電光
変換素子からの光信号が送信信号として光信号伝送媒体
を介して受信器に送信される。
【0035】受信器では、光信号が光電変換素子で受光
されると、光電変換素子により光信号が電気信号に光電
変換され、増幅手段により、光電変換された受信信号が
増幅され、比較手段により、増幅された増幅信号と閾値
とが比較され、その比較結果がディジタル信号として出
力される。
されると、光電変換素子により光信号が電気信号に光電
変換され、増幅手段により、光電変換された受信信号が
増幅され、比較手段により、増幅された増幅信号と閾値
とが比較され、その比較結果がディジタル信号として出
力される。
【0036】ここで、光電変換素子とは、可視、赤外ま
たは紫外放射に応じた電気信号を発生する素子をいい、
これには、例えば、フォトダイオードやフォトトランジ
スタ等が含まれる。
たは紫外放射に応じた電気信号を発生する素子をいい、
これには、例えば、フォトダイオードやフォトトランジ
スタ等が含まれる。
【0037】また、比較手段は、増幅信号と閾値との比
較結果をディジタル信号として出力するようになってい
ればよく、具体的には、例えば、増幅信号のレベルが閾
値以上であるときは、ハイレベルの信号を出力し、増幅
信号のレベルが閾値未満であるときは、ローレベルの信
号を出力するようになっていればよい。もちろん、これ
とは逆に、閾値以上であるときは、ローレベルの信号を
出力し、閾値未満であるときは、ハイレベルの信号を出
力するようになっていてもよい。
較結果をディジタル信号として出力するようになってい
ればよく、具体的には、例えば、増幅信号のレベルが閾
値以上であるときは、ハイレベルの信号を出力し、増幅
信号のレベルが閾値未満であるときは、ローレベルの信
号を出力するようになっていればよい。もちろん、これ
とは逆に、閾値以上であるときは、ローレベルの信号を
出力し、閾値未満であるときは、ハイレベルの信号を出
力するようになっていてもよい。
【0038】一方、上記目的を達成するために、本発明
に係る請求項9記載のコネクタ付きケーブルは、送信器
に接続すべきコネクタを付属したケーブルであって、請
求項1ないし3のいずれかに記載の電光変換器を有する
コネクタと、前記電光変換器側の電光変換素子と受信器
側の光電変換素子とを接続する光信号伝送媒体を含むケ
ーブルとからなる。
に係る請求項9記載のコネクタ付きケーブルは、送信器
に接続すべきコネクタを付属したケーブルであって、請
求項1ないし3のいずれかに記載の電光変換器を有する
コネクタと、前記電光変換器側の電光変換素子と受信器
側の光電変換素子とを接続する光信号伝送媒体を含むケ
ーブルとからなる。
【0039】このような構成であれば、コネクタを送信
器に接続し、ケーブルのコネクタとは反対側を受信器に
接続すると、送信器では、電光変換素子の電圧を変化さ
せると、電光変換素子の電圧変化に応じた光信号が電光
変換素子から出力され、電光変換素子からの光信号が送
信信号として光信号伝送媒体を介して受信器に送信され
る。
器に接続し、ケーブルのコネクタとは反対側を受信器に
接続すると、送信器では、電光変換素子の電圧を変化さ
せると、電光変換素子の電圧変化に応じた光信号が電光
変換素子から出力され、電光変換素子からの光信号が送
信信号として光信号伝送媒体を介して受信器に送信され
る。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る電光変
換器、光送信器、光通信システムおよびコネクタ付きケ
ーブルの実施の形態を示す図である。
を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る電光変
換器、光送信器、光通信システムおよびコネクタ付きケ
ーブルの実施の形態を示す図である。
【0041】本実施の形態は、本発明に係る電光変換
器、光送信器、光通信システムおよびコネクタ付きケー
ブルを、図1に示すように、送信器100を備えるコン
ピュータと受信器200を備えるディスプレイとの間で
ケーブル300を介して信号の送受信を行う場合につい
て適用したものである。
器、光送信器、光通信システムおよびコネクタ付きケー
ブルを、図1に示すように、送信器100を備えるコン
ピュータと受信器200を備えるディスプレイとの間で
ケーブル300を介して信号の送受信を行う場合につい
て適用したものである。
【0042】まず、本発明を適用する光通信システムの
構成を図1を参照しながら説明する。図1は、本発明を
適用する光通信システムの構成を示す回路図である。
構成を図1を参照しながら説明する。図1は、本発明を
適用する光通信システムの構成を示す回路図である。
【0043】光通信システムは、図1に示すように、送
信器100と受信器200とをケーブル300で接続
し、送信器100と受信器200との間でケーブル30
0を介して信号の送受信を行うようになっている。
信器100と受信器200とをケーブル300で接続
し、送信器100と受信器200との間でケーブル30
0を介して信号の送受信を行うようになっている。
【0044】ケーブル300は、送信器100に接続す
るための送信器側コネクタ310と、受信器200に接
続するための受信器側コネクタ320と、送信器側コネ
クタ310と受信器側コネクタ320とを接続する光フ
ァイバからなる信号線l3とで構成されている。
るための送信器側コネクタ310と、受信器200に接
続するための受信器側コネクタ320と、送信器側コネ
クタ310と受信器側コネクタ320とを接続する光フ
ァイバからなる信号線l3とで構成されている。
【0045】送信器側コネクタ310は、送信器100
に接続したときに、送信器100の電源電圧Vccにアノ
ード端子を接続する電光変換素子としての面発光レーザ
PTと、面発光レーザPTと同程度の抵抗値を有しかつ送
信器100の電源電圧Vccに一端を接続する抵抗R
aと、抵抗Raの他端に一端を接続したコンデンサC
1と、面発光レーザPTのカソード端子に一端を接続した
コンデンサC2と、コンデンサC1,C2のそれぞれの他
端に両端を接続した抵抗Rxとで構成され、電光変換器
に相当する。なお、信号線l3は、面発光レーザPTにそ
の一端を接続し面発光レーザPTの射出光が光ファイバ
に入射するようにかつ受信器200側のコネクタ320
におけるフォトダイオードPRにその他端を接続し光フ
ァイバを伝送されてきた光がフォトダイオードPRに入
射するようになっている。
に接続したときに、送信器100の電源電圧Vccにアノ
ード端子を接続する電光変換素子としての面発光レーザ
PTと、面発光レーザPTと同程度の抵抗値を有しかつ送
信器100の電源電圧Vccに一端を接続する抵抗R
aと、抵抗Raの他端に一端を接続したコンデンサC
1と、面発光レーザPTのカソード端子に一端を接続した
コンデンサC2と、コンデンサC1,C2のそれぞれの他
端に両端を接続した抵抗Rxとで構成され、電光変換器
に相当する。なお、信号線l3は、面発光レーザPTにそ
の一端を接続し面発光レーザPTの射出光が光ファイバ
に入射するようにかつ受信器200側のコネクタ320
におけるフォトダイオードPRにその他端を接続し光フ
ァイバを伝送されてきた光がフォトダイオードPRに入
射するようになっている。
【0046】送信器100は、ケーブル300の抵抗R
aの他端にドレイン端子を接続したn型MOS102
と、ケーブル300の面発光レーザPTのカソード端子
にドレイン端子を接続したn型MOS104と、n型M
OS102,104のソース端子と接地電位との間に介
挿した定電流源106とで構成されており、ハイレベル
またはローレベルのいずれかを取り得る信号Dをn型M
OS102のゲート端子に入力するとともに、n型MO
S102のゲート端子に入力される信号の反転信号をn
型MOS104のゲート端子に入力することにより、面
発光レーザPTの電圧変化に応じた光信号をケーブル3
00を介して受信器200側に送信するようになってい
る。
aの他端にドレイン端子を接続したn型MOS102
と、ケーブル300の面発光レーザPTのカソード端子
にドレイン端子を接続したn型MOS104と、n型M
OS102,104のソース端子と接地電位との間に介
挿した定電流源106とで構成されており、ハイレベル
またはローレベルのいずれかを取り得る信号Dをn型M
OS102のゲート端子に入力するとともに、n型MO
S102のゲート端子に入力される信号の反転信号をn
型MOS104のゲート端子に入力することにより、面
発光レーザPTの電圧変化に応じた光信号をケーブル3
00を介して受信器200側に送信するようになってい
る。
【0047】受信器側コネクタ320は、受信器200
に接続したときに、電源電圧Vccにカソード端子を接続
したフォトダイオードPRと、フォトダイオードPRのア
ノード端子に入力を接続したプリアンプ202と、プリ
アンプ202の出力に一端を接続しかつ他端を接地した
抵抗Ryと、プリアンプ202の出力に一端を接続した
コンデンサC3と、後述する受信器200の差動増幅器
204の他方の入力に一端を接続しかつ他端を接地した
コンデンサC4とで構成されている。
に接続したときに、電源電圧Vccにカソード端子を接続
したフォトダイオードPRと、フォトダイオードPRのア
ノード端子に入力を接続したプリアンプ202と、プリ
アンプ202の出力に一端を接続しかつ他端を接地した
抵抗Ryと、プリアンプ202の出力に一端を接続した
コンデンサC3と、後述する受信器200の差動増幅器
204の他方の入力に一端を接続しかつ他端を接地した
コンデンサC4とで構成されている。
【0048】受信器200は、電源電圧Vccに一端を接
続した2つの抵抗Rc,Rdと、コンデンサC3および抵
抗Rcの他端に一方の入力を接続しかつ抵抗Rcの他端に
他方の入力を接続した差動増幅器204とで構成されて
いる。ここで、抵抗Rc,Rdは、受信レベルを適正に保
つための抵抗である。
続した2つの抵抗Rc,Rdと、コンデンサC3および抵
抗Rcの他端に一方の入力を接続しかつ抵抗Rcの他端に
他方の入力を接続した差動増幅器204とで構成されて
いる。ここで、抵抗Rc,Rdは、受信レベルを適正に保
つための抵抗である。
【0049】フォトダイオードPRは、光信号を受光し
たときは、その光信号を電気信号に光電変換するように
なっている。なお、フォトダイオードPRに入射される
光信号は、ハイレベルの状態とローレベルの状態とを平
均的に同じ割合でとり得るように送信器100で変調さ
れた信号である。TMDS方式では、このような変調方
式となっているため、プリアンプ出力をコンデンサC3
で交流結合することが可能である。
たときは、その光信号を電気信号に光電変換するように
なっている。なお、フォトダイオードPRに入射される
光信号は、ハイレベルの状態とローレベルの状態とを平
均的に同じ割合でとり得るように送信器100で変調さ
れた信号である。TMDS方式では、このような変調方
式となっているため、プリアンプ出力をコンデンサC3
で交流結合することが可能である。
【0050】差動増幅器204は、プリアンプ202で
増幅した増幅信号のレベルを所定の閾値と比較し、増幅
信号のレベルが閾値以上であるときは、ハイレベルの信
号を出力し、増幅信号のレベルが閾値未満であるとき
は、ローレベルの信号を出力することにより、増幅信号
をディジタル信号に復調するようになっている。
増幅した増幅信号のレベルを所定の閾値と比較し、増幅
信号のレベルが閾値以上であるときは、ハイレベルの信
号を出力し、増幅信号のレベルが閾値未満であるとき
は、ローレベルの信号を出力することにより、増幅信号
をディジタル信号に復調するようになっている。
【0051】次に、上記実施の形態の動作を説明する。
【0052】送信器100を備えるコンピュータと受信
器200を備えるディスプレイとの間でケーブル300
を介して信号の送受信を行う場合は、まず、ケーブル3
00の送信器側コネクタ310を送信器100に接続す
るとともに、ケーブル300の受信器側コネクタ320
を受信器200に接続する。
器200を備えるディスプレイとの間でケーブル300
を介して信号の送受信を行う場合は、まず、ケーブル3
00の送信器側コネクタ310を送信器100に接続す
るとともに、ケーブル300の受信器側コネクタ320
を受信器200に接続する。
【0053】送信器100では、ハイレベルの信号Dが
n型MOS102に入力され、その反転信号であるロー
レベルの信号がn型MOS104に入力されると、n型
MOS102がオンとなるとともにn型MOS104が
オフとなり、抵抗Raには、n型MOS102がオンで
あることから電流が流れるが、面発光レーザPTには、
n型MOS104がオフであることから電流が流れな
い。このため、面発光レーザPTは発光せず、ローレベ
ルの光信号が信号線l3を介して受信器200側のコネ
クタ320におけるフォトダイオードPRに送信され
る。
n型MOS102に入力され、その反転信号であるロー
レベルの信号がn型MOS104に入力されると、n型
MOS102がオンとなるとともにn型MOS104が
オフとなり、抵抗Raには、n型MOS102がオンで
あることから電流が流れるが、面発光レーザPTには、
n型MOS104がオフであることから電流が流れな
い。このため、面発光レーザPTは発光せず、ローレベ
ルの光信号が信号線l3を介して受信器200側のコネ
クタ320におけるフォトダイオードPRに送信され
る。
【0054】受信器200側のコネクタ320では、フ
ォトダイオードPRにローレベルの光信号、すなわちフ
ォトダイオードPRに光信号が入射されない場合は、プ
リアンプ202の出力がローレベルとなって差動増幅器
204の閾値を下回ることとなるので、差動増幅器20
4からは、ローレベルの信号が出力される。
ォトダイオードPRにローレベルの光信号、すなわちフ
ォトダイオードPRに光信号が入射されない場合は、プ
リアンプ202の出力がローレベルとなって差動増幅器
204の閾値を下回ることとなるので、差動増幅器20
4からは、ローレベルの信号が出力される。
【0055】一方、送信器100では、ローレベルの信
号Dがn型MOS102に入力され、その反転信号であ
るハイレベルの信号がn型MOS104に入力される
と、n型MOS102がオフとなるとともにn型MOS
104がオンとなり、抵抗Raには、n型MOS102
がオフであることから電流が流れないが、面発光レーザ
PTには、n型MOS104がオンであることから電流
が流れる。このため、面発光レーザPTは発光し、面発
光レーザPTに流れる電流に応じたレベルの光信号が面
発光レーザPTから出力され、信号線l3を介して受信器
200側のコネクタ320フォトダイオードPRに送信
される。
号Dがn型MOS102に入力され、その反転信号であ
るハイレベルの信号がn型MOS104に入力される
と、n型MOS102がオフとなるとともにn型MOS
104がオンとなり、抵抗Raには、n型MOS102
がオフであることから電流が流れないが、面発光レーザ
PTには、n型MOS104がオンであることから電流
が流れる。このため、面発光レーザPTは発光し、面発
光レーザPTに流れる電流に応じたレベルの光信号が面
発光レーザPTから出力され、信号線l3を介して受信器
200側のコネクタ320フォトダイオードPRに送信
される。
【0056】受信器200側では、フォトダイオードP
Rに光信号が入射されると、プリアンプ202の出力が
ハイレベルとなって差動増幅器204の閾値を超えるこ
ととなるので、差動増幅器204からは、ハイレベルの
信号が出力される。
Rに光信号が入射されると、プリアンプ202の出力が
ハイレベルとなって差動増幅器204の閾値を超えるこ
ととなるので、差動増幅器204からは、ハイレベルの
信号が出力される。
【0057】このようにして、本実施の形態は、送信器
100側では、2つの抵抗の電圧を変化させることによ
りそれら抵抗の差動電圧の変化に応じた信号を送信する
送信器において、2つの抵抗の一方を面発光レーザPT
に置き換え、面発光レーザPTからの光信号を送信信号
として送信するようにした。
100側では、2つの抵抗の電圧を変化させることによ
りそれら抵抗の差動電圧の変化に応じた信号を送信する
送信器において、2つの抵抗の一方を面発光レーザPT
に置き換え、面発光レーザPTからの光信号を送信信号
として送信するようにした。
【0058】これにより、光ファイバを用いてTMDS
によりデータ伝送を行うには、図3に示すように、通
常、送信器100に対しては、レシーバ、レーザドライ
バおよびレーザ等の追加回路を設ける必要があるのに対
し、2つの抵抗素子を用い、その一方に面発光レーザP
Tのような電光変換素子を用い、その電圧変化に応じて
光信号を送信する形態とするだけでよいので、従来に比
して、簡素な構成でかつコストの面で有利に光通信を行
うことができる。
によりデータ伝送を行うには、図3に示すように、通
常、送信器100に対しては、レシーバ、レーザドライ
バおよびレーザ等の追加回路を設ける必要があるのに対
し、2つの抵抗素子を用い、その一方に面発光レーザP
Tのような電光変換素子を用い、その電圧変化に応じて
光信号を送信する形態とするだけでよいので、従来に比
して、簡素な構成でかつコストの面で有利に光通信を行
うことができる。
【0059】さらに、本実施の形態では、電光変換素子
として面発光レーザPTを用いて構成した。
として面発光レーザPTを用いて構成した。
【0060】面発光レーザPTにおける特性として、低
電流で光信号を出力するという特性(例えば、波長85
0〔nm〕等のGaAs面発光半導体レーザでは、通常
数〔mA〕以下、好ましくは1〔mA〕以下とな
る。)、温度依存性が少ないという特性から、面発光レ
ーザPTに流す電流が小さくてすむので、送信器100
の電流源106の容量がさほど大きくなくても光信号を
出力することができるとともに、広範な温度範囲におい
て光信号の出力を安定させることができる。
電流で光信号を出力するという特性(例えば、波長85
0〔nm〕等のGaAs面発光半導体レーザでは、通常
数〔mA〕以下、好ましくは1〔mA〕以下とな
る。)、温度依存性が少ないという特性から、面発光レ
ーザPTに流す電流が小さくてすむので、送信器100
の電流源106の容量がさほど大きくなくても光信号を
出力することができるとともに、広範な温度範囲におい
て光信号の出力を安定させることができる。
【0061】なお、TMDSによりデータ伝送を行う送
信器側では、定電流源によりレーザを駆動するために
は、レーザの発光閾値電流を10〔mA〕以下に抑えな
ければならない。さらに、電光変換素子とファイバ間の
光結合損失マージンを広くするためには、5〔mA〕以
下に抑えることが望ましい。光結合損失の許容度を大き
くできると、電光変換素子とファイバの位置決め精度が
低くてもよいので、その結合部の構成が簡素になる。し
たがって、電光変換素子として面発光レーザPTを用い
て構成することは、かかる要請を実現するのに好適であ
る。
信器側では、定電流源によりレーザを駆動するために
は、レーザの発光閾値電流を10〔mA〕以下に抑えな
ければならない。さらに、電光変換素子とファイバ間の
光結合損失マージンを広くするためには、5〔mA〕以
下に抑えることが望ましい。光結合損失の許容度を大き
くできると、電光変換素子とファイバの位置決め精度が
低くてもよいので、その結合部の構成が簡素になる。し
たがって、電光変換素子として面発光レーザPTを用い
て構成することは、かかる要請を実現するのに好適であ
る。
【0062】なお、信号伝送の品質を向上するため、面
発光レーザ駆動電流の最適化を行うときには、送信器1
00において外付け抵抗を用い調整することが可能であ
る。
発光レーザ駆動電流の最適化を行うときには、送信器1
00において外付け抵抗を用い調整することが可能であ
る。
【0063】さらに、本実施の形態では、ケーブル30
0は、送信器100に接続するための送信器側コネクタ
310を備え、送信器側コネクタ310は、送信器10
0の電源電圧Vccに一端を接続する抵抗Raと、送信器
100の電源電圧Vccにアノード端子を接続する電光変
換素子としての面発光レーザPTと、抵抗Raの他端に一
端を接続したコンデンサC1と、面発光レーザPTのカソ
ード端子に一端を接続したコンデンサC2と、コンデン
サC1,C2のそれぞれの他端に両端を接続した抵抗Rx
とで構成されている。抵抗Rxはダミーの伝送路であ
る。n型MOS102,104と抵抗Rxは、コンデン
サC1,C2を介して接続され、電気信号は、このダミー
伝送路に送信されるが、実際には、その過程における面
発光レーザP Tに流れる電流で、光信号が送信されデー
タ伝送がなされる。
0は、送信器100に接続するための送信器側コネクタ
310を備え、送信器側コネクタ310は、送信器10
0の電源電圧Vccに一端を接続する抵抗Raと、送信器
100の電源電圧Vccにアノード端子を接続する電光変
換素子としての面発光レーザPTと、抵抗Raの他端に一
端を接続したコンデンサC1と、面発光レーザPTのカソ
ード端子に一端を接続したコンデンサC2と、コンデン
サC1,C2のそれぞれの他端に両端を接続した抵抗Rx
とで構成されている。抵抗Rxはダミーの伝送路であ
る。n型MOS102,104と抵抗Rxは、コンデン
サC1,C2を介して接続され、電気信号は、このダミー
伝送路に送信されるが、実際には、その過程における面
発光レーザP Tに流れる電流で、光信号が送信されデー
タ伝送がなされる。
【0064】これにより、送信器側コネクタ310を従
来の送信器100に接続するだけで、光通信を行うこと
ができるので、従来の送信器100の構成を変更するこ
となく、従来の送信器100をそのまま用いて光通信を
行うことができる。
来の送信器100に接続するだけで、光通信を行うこと
ができるので、従来の送信器100の構成を変更するこ
となく、従来の送信器100をそのまま用いて光通信を
行うことができる。
【0065】上記実施の形態において、面発光レーザP
Tは、請求項1ないし7記載の電光変換素子に対応し、
フォトダイオードPRは、請求項8記載の光電変換素子
に対応し、n型MOS102は、請求項6記載の第1の
トランジスタに対応している。
Tは、請求項1ないし7記載の電光変換素子に対応し、
フォトダイオードPRは、請求項8記載の光電変換素子
に対応し、n型MOS102は、請求項6記載の第1の
トランジスタに対応している。
【0066】また、上記実施の形態において、n型MO
S104は、請求項6記載の第2のトランジスタに対応
し、プリアンプ202は、請求項8記載の増幅手段に対
応し、差動増幅器204は、請求項8記載の比較手段に
対応し、送信器側コネクタ310は、請求項9記載のコ
ネクタに対応し、信号線l3は、請求項8記載の光伝送
媒体および請求項9記載のケーブルに対応している。
S104は、請求項6記載の第2のトランジスタに対応
し、プリアンプ202は、請求項8記載の増幅手段に対
応し、差動増幅器204は、請求項8記載の比較手段に
対応し、送信器側コネクタ310は、請求項9記載のコ
ネクタに対応し、信号線l3は、請求項8記載の光伝送
媒体および請求項9記載のケーブルに対応している。
【0067】なお、上記実施の形態においては、電光変
換素子として面発光レーザPTを用いて構成したが、こ
れに限らず、例えば、端面発光レーザを用いて構成して
もよい。
換素子として面発光レーザPTを用いて構成したが、こ
れに限らず、例えば、端面発光レーザを用いて構成して
もよい。
【0068】また、上記実施の形態においては、抵抗R
aを用いて構成したが、これに代えて、面発光レーザPT
とほぼ同じ電気特性を有する面発光レーザを用いて構成
してもよい。
aを用いて構成したが、これに代えて、面発光レーザPT
とほぼ同じ電気特性を有する面発光レーザを用いて構成
してもよい。
【0069】また、上記実施の形態においては、送信器
側コネクタ310が有する回路をケーブル300に設
け、電光変換機能をもつコネクタ310と送信器100
とで光送信器として機能するように構成したが、これに
限らず、送信器側コネクタ310が有する回路を送信器
100内または送信器100を備えるコンピュータ内に
設けて構成する、すなわち、電光変換器を内蔵した光送
信器としてもよい。このような構成であれば、ケーブル
300は、単なる光ファイバから構成されることとなる
ので、ケーブル300を安価に製造することができる。
側コネクタ310が有する回路をケーブル300に設
け、電光変換機能をもつコネクタ310と送信器100
とで光送信器として機能するように構成したが、これに
限らず、送信器側コネクタ310が有する回路を送信器
100内または送信器100を備えるコンピュータ内に
設けて構成する、すなわち、電光変換器を内蔵した光送
信器としてもよい。このような構成であれば、ケーブル
300は、単なる光ファイバから構成されることとなる
ので、ケーブル300を安価に製造することができる。
【0070】また、上記実施の形態においては、受信器
側コネクタ320が有する回路をケーブル300内に設
けて構成したが、また、これに限らず、受信器側コネク
タ320が有する回路を受信器200内に設けて構成し
てもよい。ケーブル300は、単なる光ファイバから構
成されることとなるので、ケーブル300を安価に製造
することができる。
側コネクタ320が有する回路をケーブル300内に設
けて構成したが、また、これに限らず、受信器側コネク
タ320が有する回路を受信器200内に設けて構成し
てもよい。ケーブル300は、単なる光ファイバから構
成されることとなるので、ケーブル300を安価に製造
することができる。
【0071】TMDSによるデータ伝送は、1〔GH
z〕以上の高周波を使うことになるため、伝送路に関し
ては、インピーダンスや終端抵抗などに細心の注意を払
う必要がある。したがって、終端抵抗の代わりに面発光
レーザを用いる場合には、差動出力のバランスを取るた
めに、2つとも面発光レーザにすることが望ましい。面
発光レーザは、本来2次元アレイ化が容易にできるとい
う特徴を有しているため、簡単に特性をそろえることが
可能となる。
z〕以上の高周波を使うことになるため、伝送路に関し
ては、インピーダンスや終端抵抗などに細心の注意を払
う必要がある。したがって、終端抵抗の代わりに面発光
レーザを用いる場合には、差動出力のバランスを取るた
めに、2つとも面発光レーザにすることが望ましい。面
発光レーザは、本来2次元アレイ化が容易にできるとい
う特徴を有しているため、簡単に特性をそろえることが
可能となる。
【0072】しかし、データ伝送に使用する面発光レー
ザはそのうち一つでよいので、データ伝送に使用しない
面発光レーザに対して射出光を遮断する、または発光開
口部をもたせない等の処置が必要となる。
ザはそのうち一つでよいので、データ伝送に使用しない
面発光レーザに対して射出光を遮断する、または発光開
口部をもたせない等の処置が必要となる。
【0073】これに対して、2つの面発光レーザを用い
てデータ伝送を行ってもよい。2つの面発光レーザをデ
ータ伝送に使用すると、電気ケーブルで差動信号駆動し
た場合と同様の利点(差動レシーバ出力がシングルエン
ドの倍になる。外乱(同相)ノイズを除去できる。)が
得られる。この場合、光伝送の方式としては、例えば、
同一波長の面発光レーザを用いて、それぞれの面発光レ
ーザの出力を別々の光ファイバで伝送する方法(空間多
重伝送)と、異なる波長の面発光レーザを用いて、それ
ら面発光レーザの出力を一本の光ファイバで伝送し、受
信器側で、波長フィルタにより信号を分離する方法(波
長多重伝送)が考えられる。
てデータ伝送を行ってもよい。2つの面発光レーザをデ
ータ伝送に使用すると、電気ケーブルで差動信号駆動し
た場合と同様の利点(差動レシーバ出力がシングルエン
ドの倍になる。外乱(同相)ノイズを除去できる。)が
得られる。この場合、光伝送の方式としては、例えば、
同一波長の面発光レーザを用いて、それぞれの面発光レ
ーザの出力を別々の光ファイバで伝送する方法(空間多
重伝送)と、異なる波長の面発光レーザを用いて、それ
ら面発光レーザの出力を一本の光ファイバで伝送し、受
信器側で、波長フィルタにより信号を分離する方法(波
長多重伝送)が考えられる。
【0074】また、上記実施の形態においては、本発明
を、図1に示すように、送信器100を備えるコンピュ
ータと受信器200を備えるディスプレイとの間でケー
ブル300を介して信号の送受信を行う場合について適
用したが、これに限らず、本発明の主旨を逸脱しない範
囲で他の場合にも適用可能である。
を、図1に示すように、送信器100を備えるコンピュ
ータと受信器200を備えるディスプレイとの間でケー
ブル300を介して信号の送受信を行う場合について適
用したが、これに限らず、本発明の主旨を逸脱しない範
囲で他の場合にも適用可能である。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る請求
項1ないし3記載の電光変換器によれば、従来に比し
て、簡素な構成でかつコストの面で有利に光通信を行う
ことができるという効果が得られる。
項1ないし3記載の電光変換器によれば、従来に比し
て、簡素な構成でかつコストの面で有利に光通信を行う
ことができるという効果が得られる。
【0076】さらに、本発明に係る請求項3記載の電光
変換器によれば、送信器の電流源の容量がさほど大きく
なくても光信号を出力することができるとともに、広範
な温度範囲において光信号の出力を安定させることがで
きるという効果も得られる。
変換器によれば、送信器の電流源の容量がさほど大きく
なくても光信号を出力することができるとともに、広範
な温度範囲において光信号の出力を安定させることがで
きるという効果も得られる。
【0077】一方、本発明に係る請求項4ないし7記載
の光送信器によれば、従来に比して、簡素な構成でかつ
コストの面で有利に光通信を行うことができるという効
果が得られる。
の光送信器によれば、従来に比して、簡素な構成でかつ
コストの面で有利に光通信を行うことができるという効
果が得られる。
【0078】さらに、本発明に係る請求項7記載の光送
信器によれば、送信器の電流源の容量がさほど大きくな
くても光信号を出力することができるとともに、広範な
温度範囲において光信号の出力を安定させることができ
るという効果も得られる。
信器によれば、送信器の電流源の容量がさほど大きくな
くても光信号を出力することができるとともに、広範な
温度範囲において光信号の出力を安定させることができ
るという効果も得られる。
【0079】一方、本発明に係る請求項8記載の光通信
システムによれば、従来に比して、簡素な構成でかつコ
ストの面で有利に光通信を行うことができるという効果
が得られる。
システムによれば、従来に比して、簡素な構成でかつコ
ストの面で有利に光通信を行うことができるという効果
が得られる。
【0080】一方、本発明に係る請求項9記載のコネク
タ付きケーブルによれば、従来に比して、簡素な構成で
かつコストの面で有利に光通信を行うことができ、しか
も従来の送信器の構成を変更することなく、従来の送信
器をそのまま用いて光通信を行うことができるという効
果が得られる。
タ付きケーブルによれば、従来に比して、簡素な構成で
かつコストの面で有利に光通信を行うことができ、しか
も従来の送信器の構成を変更することなく、従来の送信
器をそのまま用いて光通信を行うことができるという効
果が得られる。
【図1】本発明を適用する光通信システムの構成を示す
回路図である。
回路図である。
【図2】TMDSによりデータ伝送を行う通信システム
の構成を示す回路図である。
の構成を示す回路図である。
【図3】光ファイバを用いてTMDSによりデータ伝送
を行う通信システムの構成例を示す回路図である。
を行う通信システムの構成例を示す回路図である。
100 送信器 102,104 n型MOS 200 受信器 202 プリアンプ 204 差動増幅器 PR フォトダイオード Rc,Rd,Ry 抵抗 C3,C4 コンデンサ 300 ケーブル Ra,Rb,Rx 抵抗 C1,C2 コンデンサ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/135 10/13 10/12 // H01S 5/183 H04L 25/02 303
Claims (9)
- 【請求項1】 抵抗素子の電圧を変化させることにより
その抵抗素子の電圧変化に応じた信号を送信する送信器
に適用する変換器であって、 前記抵抗素子を電光変換素子で構成したことを特徴とす
る電光変換器。 - 【請求項2】 2つの抵抗素子の電圧を変化させること
によりそれら抵抗素子の差動電圧の変化に応じた信号を
送信する送信器に適用する変換器であって、 前記2つの抵抗素子の少なくとも一方を電光変換素子で
構成したことを特徴とする電光変換器。 - 【請求項3】 請求項1及び2のいずれかにおいて、 前記電光変換素子は、面発光レーザであることを特徴と
する電光変換器。 - 【請求項4】 抵抗素子の電圧を変化させることにより
その抵抗素子の電圧変化に応じた信号を送信する送信器
であって、 前記抵抗素子を電光変換素子で構成し、その電光変換素
子により変換される光信号を送信信号として送信するよ
うになっていることを特徴とする光送信器。 - 【請求項5】 2つの抵抗素子の電圧を変化させること
によりそれら抵抗素子の差動電圧の変化に応じた信号を
送信する送信器であって、 前記2つの抵抗素子の少なくとも一方を電光変換素子で
構成し、その電光変換素子により変換される光信号を送
信信号として送信するようになっていることを特徴とす
る光送信器。 - 【請求項6】 一端を電源に接続した2つの抵抗素子
と、前記2つの抵抗素子の一方の他端に電流入力端子を
接続し且つ電流源に接続した第1のトランジスタと、前
記2つの抵抗素子の他方の他端に電流入力端子を接続し
且つ電流源に接続した第2のトランジスタとを備え、ハ
イレベル又はローレベルのいずれかを取り得る信号を前
記第1のトランジスタの信号入力端子に入力するととも
に、前記第1のトランジスタの信号入力端子に入力され
る信号の反転信号を前記第2のトランジスタの信号入力
端子に入力することにより、前記2つの抵抗素子の差動
電圧の変化に応じた信号を送信する送信器であって、 前記2つの抵抗素子の少なくとも一方を電光変換素子で
構成し、その電光変換素子により変換される光信号を送
信信号として送信するようになっていることを特徴とす
る光送信器。 - 【請求項7】 請求項4乃至6のいずれかにおいて、 前記電光変換素子は、面発光レーザであることを特徴と
する光送信器。 - 【請求項8】 送信器と受信器との間で信号線を介して
信号の送受信を行う通信システムであって、 前記送信器は、請求項4乃至7のいずれかに記載の光送
信器であり、 前記受信器は、前記送信器からの光信号を光電変換する
光電変換素子と、前記光電変換素子で光電変換した受信
信号を増幅する増幅手段と、前記増幅手段で増幅した増
幅信号を閾値と比較してその比較結果をディジタル信号
として出力する比較手段とを備え、 前記信号線は、前記送信器側の電光変換素子と前記受信
器側の光電変換素子とを接続する光信号伝送媒体を含む
ことを特徴とする光通信システム。 - 【請求項9】 送信器に接続すべきコネクタを付属した
ケーブルであって、 請求項1乃至3のいずれかに記載の電光変換器を有する
コネクタと、前記電光変換器側の電光変換素子と受信器
側の光電変換素子とを接続する光信号伝送媒体を含むケ
ーブルとからなることを特徴とするコネクタ付きケーブ
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000040175A JP2001230734A (ja) | 2000-02-17 | 2000-02-17 | 電光変換器、光送信器、光通信システム及びコネクタ付きケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000040175A JP2001230734A (ja) | 2000-02-17 | 2000-02-17 | 電光変換器、光送信器、光通信システム及びコネクタ付きケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001230734A true JP2001230734A (ja) | 2001-08-24 |
Family
ID=18563609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000040175A Withdrawn JP2001230734A (ja) | 2000-02-17 | 2000-02-17 | 電光変換器、光送信器、光通信システム及びコネクタ付きケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001230734A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004193489A (ja) * | 2002-12-13 | 2004-07-08 | Opnext Japan Inc | 光送信モジュール |
JP2005129798A (ja) * | 2003-10-24 | 2005-05-19 | Seiko Epson Corp | 薄膜デバイス及び電子機器 |
EP1794903A2 (en) * | 2004-09-29 | 2007-06-13 | Finisar Corporation | Optical cables for consumer electronics |
US7444772B2 (en) | 2001-04-04 | 2008-11-04 | Pioneer Design Corporation | Flexible image display apparatus |
JP2011071961A (ja) * | 2009-09-24 | 2011-04-07 | Korea Electronics Telecommun | 衣服型コンピューティングシステムにおける光通信のための織物型インターフェース装置 |
JP2013510540A (ja) * | 2009-11-09 | 2013-03-21 | クワンタム エレクトロ オプト システムズ エスディーエヌ. ビーエイチディー. | 高速通信 |
-
2000
- 2000-02-17 JP JP2000040175A patent/JP2001230734A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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