JP2001226071A - 作業車輌 - Google Patents

作業車輌

Info

Publication number
JP2001226071A
JP2001226071A JP2000033783A JP2000033783A JP2001226071A JP 2001226071 A JP2001226071 A JP 2001226071A JP 2000033783 A JP2000033783 A JP 2000033783A JP 2000033783 A JP2000033783 A JP 2000033783A JP 2001226071 A JP2001226071 A JP 2001226071A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
generator
power
lifting magnet
vehicle
working vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000033783A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Takada
洋 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Engineering Corp
Original Assignee
Komatsu Engineering Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Engineering Corp filed Critical Komatsu Engineering Corp
Priority to JP2000033783A priority Critical patent/JP2001226071A/ja
Publication of JP2001226071A publication Critical patent/JP2001226071A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】外観のコンパクト化を達成しつつ、大電力リフ
ティングマグネットの採用を可能とした作業車輌を提供
する。 【解決手段】リフティングマグネット3および自走式ク
レーンに供給する電力を発生する1台の発電機12と、
この発電機から供給された電力を高電圧のリフティング
マグネット用電力に変換してリフティングマグネットに
供給するとともに、低電圧の車輌用電力に変換して自走
式クレーンに供給するコントローラ15とを具備する。
また、高電圧のリフティングマグネット用電力を発生し
てリフティングマグネットに供給するリフティングマグ
ネット用発電機と、低電圧の車輌用電力を発生して自走
式クレーンに供給する車輌用発電機とを具備し、これら
リフティングマグネット用発電機と車輌用発電機とを同
軸上に配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輌本体にリフテ
ィングマグネットを設けるとともに、車輌用電力および
リフティングマグネット用電力を供給する発電機を搭載
して成る作業車輌作業車輌に関し、詳しくは車輌本体お
よびリフティングマグネットの給電システムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】作業車輌の1つとして、自走式クレーン
等の特殊車輌に、鋼材等を磁性吸着力によって捕獲する
リフティングマグネットを設けたものがある。
【0003】図4に示す作業車輌Aは、自走式クレーン
B(車輌本体)にリフティングマグネットCを装着したも
のであり、上記自走式クレーンBは下部走行体Baと上
部旋回体Bbとを具備し、上部旋回体Bbに設けられた
ブームBcから延びるホイストロープBdに、アタッチ
メントとしてのリフティングマグネットCが装着されて
いる。
【0004】また、作業車輌Aを構成する自走式クレー
ンBには、該自走式クレーンBにおける図示していない
ライト(照明)等を動作させるための車輌用電力と、リフ
ティングマグネットCを稼働させるためのリフティング
マグネット用電力とを供給する給電システムDが設けら
れている。
【0005】図5に示す如く給電システムDは、自走式
クレーンBの上部旋回体Bbに搭載されたエンジンE
と、該エンジンEにより伝動機構Fを介して駆動される
1台の発電機Gとを具備している。
【0006】上記発電機Gから発生したAC電力は、レ
ギュレータGrによって所望のDC電力(DC28V)に
変換されたのち、リフティングマグネットCに供給され
て該リフティングマグネットCを稼働させる一方、バッ
テリーVに供給されて該バッテリーVを充電するととも
に、自走式クレーンBにおけるライト(照明)等の電装品
Beを動作させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した作
業車輌Aにおける給電システムDでは、リフティングマ
グネットCとバッテリーVおよび電装品Beとに、1台
の発電機Gから同一の電圧(DC28V)を供給している
が、このためリフティングマグネット用電力は車輌用電
力と共通することとなり、能力の高い大電力(例えば2
00V前後)のリフティングマグネットを採用すること
が困難であった。
【0008】図6に示す給電システムD′は、上述した
給電システムDの不都合を解消するべく提供されたもの
で、エンジンEにより伝動機構Hを介して駆動されるリ
フティングマグネット用発電機Iと、同じくエンジンE
により伝動機構Jを介して駆動される車輌用発電機Kと
を具備している。
【0009】リフティングマグネット用発電機Iから発
生したAC電力は、AC/DCコンバータLによって所望の
DC電力(DC200V)に変換されたのち、リフティン
グマグネットCに供給されて該リフティングマグネット
Cを稼働させる。
【0010】一方、車輌用発電機Kから発生したAC電
力は、レギュレータKrによって所望のDC電力(DC
28V)に変換されたのち、バッテリーVに供給されて
該バッテリーVを充電するとともに、自走式クレーンB
におけるライト(照明)等の電装品Beを動作させる。
【0011】上述した構成の給電システムD′によれ
ば、独立した専用のリフティングマグネット用発電機I
と車輌用発電機Kとを用いたことで、リフティングマグ
ネットCとバッテリーVおよび電装品Beとに、それぞ
れ必要十分な電力が供給されることとなり、もって能力
の高い大電力リフティングマグネットの採用を可能とし
ている。
【0012】反面、上述した給電システムD′において
は、互いに独立したリフティングマグネット用発電機I
と車輌用発電機Kとの2台の発電機を必要とするととも
に、これら2台の発電機(I,K)がエンジンEの周辺に
分散配置されているため、給電システム自体の大型化を
招くばかりでなく、上記給電システムを採用した自走式
クレーンを要素とする作業車輌の大形を招来する不都合
があった。
【0013】本発明は上述の如き実状に鑑みて、外観の
コンパクト化を達成しつつ、大電力リフティングマグネ
ットの採用を可能とした作業車輌の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段および効果】上記目的を達
成するべく、請求項1の発明に関わる作業車輌は、リフ
ティングマグネットおよび車輌本体に供給する電力を発
生する1台の発電機と、該1台の発電機から供給された
電力を高電圧のリフティングマグネット用電力に変換し
てリフティングマグネットに供給するとともに、低電圧
の車輌用電力に変換して車輌本体に供給するコントロー
ラとを具備している。上記構成では、1台の発電機によ
って高電圧のリフティングマグネット用電力と低電圧の
車輌用電力とを得ることができ、もって請求項1の発明
に関わる作業車輌によれば、大電力のリフティングマグ
ネットの採用を可能としつつ、外観の可及的なコンパク
ト化を達成することが可能となる。
【0015】請求項2の発明に関わる作業車輌は、請求
項1の発明に関わる作業車輌において、1台の発電機を
駆動手段により増速手段を介して高速に駆動される小型
の発電機によって構成している。上記構成では、発電機
と駆動手段との間に増速手段を設けることで、高速駆動
により大電力を出力する小型発電機の採用を可能として
おり、もって請求項2の発明に関わる作業車輌によれ
ば、外観の更なるコンパクト化を達成することが可能と
なる。
【0016】請求項3の発明に関わる作業車輌は、請求
項2の発明に関わる作業車輌において、車輌本体を駆動
する作動油によって、1台の発電機を冷却するよう構成
している。上記構成では、高速駆動されることで発熱量
の多い1台の発電機を、作動油によって効果的に冷却す
ることができ、もって請求項3の発明に関わる作業車輌
によれば、過熱に起因する発電機の動作不良を可及的に
抑制することができる。
【0017】請求項4の発明に関わる作業車輌は、高電
圧のリフティングマグネット用電力を発生してリフティ
ングマグネットに供給するリフティングマグネット用発
電機と、低電圧の車輌用電力を発生して車輌本体に供給
する車輌用発電機とを具備するとともに、これらリフテ
ィングマグネット用発電機と車輌用発電機とを同軸上に
配設することを特徴としている。上記構成では、リフテ
ィングマグネット用発電機と車輌用発電機とによって、
高電圧のリフティングマグネット用電力と低電圧の車輌
用電力とが得られるとともに、上述した2台の発電機を
同軸上に配設することで、これら2台の発電機を可及的
に小さなスペースに設置することができ、もって請求項
4の発明に関わる作業車輌によれば、大電力のリフティ
ングマグネットを採用しつつ、外観の可及的なコンパク
ト化を達成することが可能となる。
【0018】請求項5の発明に関わる作業車輌は、請求
項4の発明に関わる作業車輌において、リフティングマ
グネット用発電機を、駆動手段により増速手段を介して
高速に駆動される小型の発電機によって構成している。
上記構成では、リフティングマグネット用発電機と駆動
手段との間に増速手段を設けることで、高速駆動により
大電力を出力する小型発電機の採用を可能としており、
もって請求項5の発明に関わる作業車輌によれば、外観
の更なるコンパクト化を達成することが可能となる。
【0019】請求項6の発明に関わる作業車輌は、請求
項5の発明に関わる作業車輌において、リフティングマ
グネット用発電機を、車輌本体を駆動する作動油によっ
て冷却するよう構成している。上記構成では、高速駆動
されることで発熱量の多いリフティングマグネット用発
電機を、作動油によって効果的に冷却することができ、
もって請求項3の発明に関わる作業車輌によれば、過熱
に起因するリフティングマグネット用発電機の動作不良
を可及的に抑制することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、実施例を示す図面に基づい
て、本発明を詳細に説明する。図1に示す如く、本発明
に関わる作業車輌1は、車輌本体としての自走式クレー
ン2に、アタッチメントとしてのリフティングマグネッ
ト3を装着したものである。
【0021】自走式クレーン(車輌本体)2は、下部走行
体2Aと上部旋回体2Bとを具備しており、上部旋回体
2Bに設けられたブーム2Cから延びるホイストロープ
2Dに、大電力(200V)のリフティングマグネット3
が装着されている。
【0022】また、作業車輌1を構成する自走式クレー
ン2には、該自走式クレーン2における図示していない
ライト(照明)等を動作させるための車輌用電力と、リフ
ティングマグネット3を稼働させるためのリフティング
マグネット用電力とを供給する給電システム10が設け
られている。
【0023】図2に示す如く給電システム10は、自走
式クレーン2の上部旋回体2Bに搭載されたエンジン
(駆動手段)11と、該エンジン11によって駆動される
1台の発電機12とを具備している。
【0024】上記エンジン11と上記発電機12との間
には、ベルト式伝動機構13と増速機(増速手段)14と
が介装されており、発電機12はエンジン11の動作に
より高速回転されて高電圧のAC電力を発生する。
【0025】ここで、上記発電機12としては小型の発
電機が使用されており、上述した増速装置14により発
電機12を高速回転させることで、高電圧のAC電力を
出力させるよう構成している。
【0026】言い換えれば、増速装置14を設けること
で、高速駆動により大電力を出力する小型発電機の採用
を可能としており、これによって小型の発電機を採用し
つつ大電力を得ることを可能としている。
【0027】また、給電システム10は、発電機12か
ら出力された高電圧のAC電力を、リフティングマグネ
ット用電力と車輌用電力とに分離・変換したのち、リフ
ティングマグネット3と自走式クレーン2(車輌本体)と
に供給するコントローラ15を具備している。
【0028】上記コントローラ15は、発電機12から
のAC電力を高電圧のリフティングマグネット用電力
(DC200V)に変換するリフティングマグネット用AC
/DCコンバータ15Aを有しており、該AC/DCコンバー
タ15Aから出力されたリフティングマグネット用電力
によって、大電力のリフティングマグネット3が稼働さ
れることとなる。
【0029】また、上記コントローラ15は、発電機1
2からのAC電力を低電圧の車輌用電力(DC28V)に
変換する車輌用AC/DCコンバータ15Bを具備してお
り、該AC/DCコンバータ15Bから出力された車輌用電
力によってバッテリ16が充電されるとともに、自走式
クレーン2におけるライト(照明)等の電装品2Eが動作
されることとなる。
【0030】一方、上述した発電機12を駆動するエン
ジン11には、作動油を循環供給するための油圧ポンプ
Pが接続されており、この油圧ポンプPから供給された
作動油は、制御バルブVを介して下部走行体2Aやブー
ム2C等の動作対象Wを動作させる。
【0031】また、発電機12には油圧回路Sが接続さ
れており、該油圧回路Sを流通するリターン油(作動油)
の一部を利用することによって、上記発電機12を冷却
するよう構成されている。
【0032】ここで、発電機12は増速装置14により
高速回転されて高温となるので、上述の如くリターン油
の一部を利用して積極的に冷却することによって、効率
低下等、過熱に起因する発電機12の動作不良が可及的
に抑制されることとなる。
【0033】上述の如き給電システム10を搭載した作
業車輌では、発電機12から出力された電力を、高電圧
のリフティングマグネット用電力と、低電圧の車輌用電
力とに分離・変換するコントローラ15を設けたこと
で、1台の発電機12によって所望のリフティングマグ
ネット用電力と車輌用電力とを供給することができ、も
って大電力のリフティングマグネットの採用を可能とし
つつ、外観の可及的なコンパクト化を達成することがで
きる。
【0034】また、上述した構成では、エンジン11と
発電機12との間に増速機14を介装し、発電機12と
して高速駆動により大電力を出力する小型発電機を採用
したことにより、給電システム10の更なるコンパクト
化、延いては作業車輌1における外観の更なるコンパク
ト化を達成することが可能となる。
【0035】上述の如く、作業車輌の外観を可及的にコ
ンパクト化し得ることは、特に都市型小型化作業車輌に
おいて極めて有効である。
【0036】なお、上述した給電システム10のコント
ローラ15は、発電機12から出力された高電圧のAC
電力を分離したのち、リフティングマグネット用AC/DC
コンバータ15Aと、車輌用AC/DCコンバータ15Bと
に供給し、各々のコンバータ15A,15Bによって、
リフティングマグネット用電力(DC200V)と車輌用
電力(DC28V)とに変換しているが、これに限らず、
例えば発電機12からのAC電力をAC/DCコンバータで
リフティングマグネット用電力(DC200V)に変換
し、このリフティングマグネット用電力をDC/DCコンバ
ータで車輌用電力(DC28V)に変換することによっ
て、リフティングマグネット用電力と車輌用電力とを得
ることも可能であり、このように発電機からの電力をリ
フティングマグネット用電力と車輌用電力とに分離・変
換するコントローラとしては、様々な構成を採用し得る
ことは言うまでもない。
【0037】また、給電システム10における増速機1
4としては、ベルト式変速装置や歯車式変速装置等、種
々の構成を採用し得ることは勿論である。さらに、エン
ジン11と発電機12との間に介装されたベルト式伝動
機構13を増速手段として利用することも可能であり、
この構成では専用の増速機14を省略することにより、
給電システム、延いては作業車輌の更なるコンパクト化
を図ることができる。
【0038】図3に示す給電システム20は、自走式ク
レーン2の上部旋回体2Bに搭載されたエンジン21
と、該エンジン21により駆動されるリフティングマグ
ネット用発電機22Aおよび車輌用発電機22Bとを具
備している。
【0039】なお、上述の給電システム20を採用した
作業車輌は、給電システムが相違している以外、図1に
示した作業車輌1と基本的に同一であり、もって給電シ
ステム20以外の構成については図1を参照して説明す
る。
【0040】図3に示す如く、エンジン21とリフティ
ングマグネット用発電機22Aとの間には、ベルト式伝
動機構23と増速装置24とが介装されており、上記リ
フティングマグネット用発電機22Aは、エンジン21
の動作により高速回転されて高電圧のAC電力を発生す
る。
【0041】リフティングマグネット用発電機22Aか
ら発生したAC電力は、AC/DCコンバータ25によって
所望のリフティングマグネット用電力(DC200V)に
変換されたのち、大電力リフティングマグネット3に供
給され、この大電力リフティングマグネット3を稼働さ
せる。
【0042】ここで、上記リフティングマグネット用発
電機22Aとしては小型の発電機が使用されており、上
述した増速装置24を介して上記発電機22Aを高速回
転させることで、所望のリフティングマグネット用電力
が得られるように構成されている。
【0043】言い換えれば、増速装置24を設けること
で、高速駆動により大電力を出力する小型発電機の採用
を可能としており、これによって小型の発電機を採用し
つつ所望のリフティングマグネット用電力を得ることを
可能としている。
【0044】一方、車輌用発電機22Bは、上述したリ
フティングマグネット用発電機22Aと同軸上に配設さ
れており、エンジン21との間に介装されたベルト式伝
動機構23を介して、エンジン21の動作により回転さ
れて低電圧のAC電力を発生する。
【0045】車輌用発電機22Bから発生したAC電力
は、レギュレータ22Brによって所望の車輌用電力
(DC28V)に変換されたのち、バッテリーVに供給さ
れて該バッテリーVを充電するとともに、自走式クレー
ン2におけるライト(照明)等の電装品2Eを動作させ
る。
【0046】また、上述したリフティングマグネット用
発電機22Aと車輌用発電機22Bとを駆動するエンジ
ン21には、作動油を循環供給するための油圧ポンプP
が接続されており、この油圧ポンプPから供給された作
動油は、制御バルブVを介して下部走行体2Aやブーム
2C等の動作対象Wを動作させる。
【0047】また、リフティングマグネット用発電機2
2Aには油圧回路Sが接続されており、該油圧回路Sを
流通するリターン油(作動油)の一部を利用することによ
り、上記リフティングマグネット用発電機22Aを冷却
するよう構成されている。
【0048】ここで、リフティングマグネット用発電機
22Aは増速装置24により高速回転されて高温となる
ので、上述の如くリターン油の一部を利用して積極的に
冷却することにより、効率低下等、過熱に起因するリフ
ティングマグネット用発電機22Aの動作不良が可及的
に抑制されることとなる。
【0049】上述の如き給電システム20を搭載した作
業車輌では、独立したリフティングマグネット用発電機
22Aと車輌用発電機22Bとにより、高電圧のリフテ
ィングマグネット用電力と低電圧の車輌用電力とを供給
することができ、さらに2台の発電機22A,22Bを
同軸上に配設することにより、2台の発電機をエンジン
の周辺に分散配置していた従来の構成と比較して、上記
2台の発電機22A,22Bを可及的に小さなスペース
に設置することができ、もって大電力のリフティングマ
グネットの採用を可能としつつ、外観の可及的なコンパ
クト化を達成することができる。
【0050】また、上述の如き構成では、エンジン21
とリフティングマグネット用発電機22Aとの間に増速
機24を介装し、リフティングマグネット用発電機22
Aとして、高速駆動により大電力を出力する小型発電機
を採用したことにより、給電システム20の更なるコン
パクト化、延いては作業車輌における外観の更なるコン
パクト化を達成することが可能となる。
【0051】上述の如く、作業車輌の外観を可及的にコ
ンパクト化し得ることは、特に都市型小型化作業車輌に
おいて極めて有効である。
【0052】なお、上述した給電システム20における
増速機24としては、ベルト式変速装置や歯車式変速装
置等、種々の構成を採用し得ることは勿論である。さら
に、エンジン21とリフティングマグネット用発電機2
2Aとの間に介装されたベルト式伝動機構23を増速手
段として利用することも可能であり、この構成では専用
の増速機24を省略することにより、給電システム、延
いては作業車輌の更なるコンパクト化を図ることができ
る。
【0053】また、上述した各実施例においては、車輌
本体としての自走式クレーンに、アタッチメントとして
のリフティングマグネットを装着して成る作業車輌を例
示したが、自走式クレーン以外の種々の特殊車輌にリフ
ティングマグネットを設けて成る作業車輌に対しても、
本発明を有効に適用し得ることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる作業車輌を示す概念的な全体側
面図。
【図2】本発明に関わる作業車輌の給電システムを示す
概念図。
【図3】本発明に関わる作業車輌の給電システムを示す
概念図。
【図4】従来の作業車輌を示す概念的な全体側面図。
【図5】従来の作業車輌における給電システムを示す概
念図。
【図6】従来の作業車輌における給電システムを示す概
念図。
【符号の説明】
1…作業車輌、 2…自走式クレーン(車輌本体)、 3…リフティングマグネット、 10…給電システム、 11…エンジン(駆動手段)、 12…発電機、 15…コントローラ、 20…給電システム、 21…エンジン(駆動手段)、 22A…リフティングマグネット用発電機、 22B…車輌用発電機。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輌本体にリフティングマグネットを
    設けるとともに車輌用電力およびリフティングマグネッ
    ト用電力を供給する発電機を搭載して成る作業車輌であ
    って、 前記リフティングマグネットおよび前記車輌本体に供給
    する電力を発生する1台の発電機と、 前記1台の発電機から供給された電力を、高電圧のリフ
    ティングマグネット用電力に変換して前記リフティング
    マグネットに供給するとともに、低電圧の車輌用電力に
    変換して前記車輌本体に供給するコントローラと、 を具備して成ることを特徴とする作業車輌。
  2. 【請求項2】 前記1台の発電機は、駆動手段により
    増速手段を介して高速に駆動される小型の発電機である
    ことを特徴とする請求項1記載の作業車輌。
  3. 【請求項3】 前記車輌本体を駆動する作動油によっ
    て、前記1台の発電機を冷却するよう構成したことを特
    徴とする請求項2記載の作業車輌。
  4. 【請求項4】 車輌本体にリフティングマグネットを
    設けるとともに車輌用電力およびリフティングマグネッ
    ト用電力を供給する発電機を搭載して成る作業車輌であ
    って、 高電圧のリフティングマグネット用電力を発生し、該リ
    フティングマグネット用電力を前記リフティングマグネ
    ットに供給するリフティングマグネット用発電機と、 低電圧の車輌用電力を発生し、該車輌用電力を前記車輌
    本体に供給する車輌用発電機とを具備し、 前記リフティングマグネット用発電機と前記車輌用発電
    機とを、同軸上に配設して成ることを特徴とする作業車
    輌。
  5. 【請求項5】 前記リフティングマグネット用発電機
    は、駆動手段により増速手段を介して高速に駆動される
    小型の発電機であることを特徴とする請求項4記載の作
    業車輌。
  6. 【請求項6】 前記車輌本体を駆動する作動油によっ
    て、前記リフティングマグネット用発電機を冷却するよ
    う構成したことを特徴とする請求項5記載の作業車輌。
JP2000033783A 2000-02-10 2000-02-10 作業車輌 Pending JP2001226071A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000033783A JP2001226071A (ja) 2000-02-10 2000-02-10 作業車輌

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000033783A JP2001226071A (ja) 2000-02-10 2000-02-10 作業車輌

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001226071A true JP2001226071A (ja) 2001-08-21

Family

ID=18558215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000033783A Pending JP2001226071A (ja) 2000-02-10 2000-02-10 作業車輌

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001226071A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008038501A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 建設機械におけるマグネット装置
JP2008247567A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd コンテナ用ヤードクレーン
JP2008247589A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd クレーン装置
JP2010228884A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Kobelco Cranes Co Ltd 作業車両
JP2014125352A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Sumitomo (Shi) Construction Machinery Co Ltd リフマグ付き作業機械
JP2018039675A (ja) * 2017-10-26 2018-03-15 株式会社フジタ 建設機械

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008038501A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 建設機械におけるマグネット装置
JP2008247567A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd コンテナ用ヤードクレーン
JP2008247589A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd クレーン装置
JP2010228884A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Kobelco Cranes Co Ltd 作業車両
JP2014125352A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Sumitomo (Shi) Construction Machinery Co Ltd リフマグ付き作業機械
JP2018039675A (ja) * 2017-10-26 2018-03-15 株式会社フジタ 建設機械

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN210105993U (zh) 一种电驱压裂设备的供电半挂车
US7448460B2 (en) Power takeoff for an electric vehicle
RU2070857C1 (ru) Система электропитания и приведения в движение вездеходного транспортного средства
CA2750092C (fr) Locomotive diesel-electrique
US20120193913A1 (en) control device for an electric machine and method for the operation thereof
JP2011506180A5 (ja)
JP2013151282A (ja) 分離式直列/並列混合二動力駆動システム
JP2011225134A (ja) 車両用冷却システム
JPH05111109A (ja) 内燃機関駆動電気式車両の制御方法
KR20070099530A (ko) 유체동역학 기어를 구비한 포드-선박용 추진 장치
CN104627004A (zh) 内燃机车辅助传动及列车供电一体化电源
RU2008118492A (ru) Рабочая машина
JP2011111078A (ja) コンテナトレーラ、その制御方法及びコンテナターミナル
JPH10174201A (ja) ハイブリッド電気自動車の補機用電源装置
JP2001226071A (ja) 作業車輌
CN206592202U (zh) 一种新型汽车行驶取力发电装置
RU193840U1 (ru) Маневровый тепловоз с электрическим приводом вспомогательных нужд
CN102774265B (zh) 一种混合动力驱动系统
CN209757090U (zh) 一种动力集中式内燃动车组列车供电系统
US20160194009A1 (en) Integrated traction system for locomotives
CN113056435A (zh) 有上部和下部机架及一个或多个电负载的移动建筑起重机
US8978801B2 (en) Hoist system and method
CN109414983A (zh) 用于控制机动车辆混合动力变速器的构件的方法
JP4216738B2 (ja) モータ駆動方法および装置
CN205768903U (zh) 一种适用于抢险现场的多功能救援车辆