JP2001222486A - ネットワーク管理エージェント装置、ネットワーク管理方法およびその方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

ネットワーク管理エージェント装置、ネットワーク管理方法およびその方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2001222486A
JP2001222486A JP2000034092A JP2000034092A JP2001222486A JP 2001222486 A JP2001222486 A JP 2001222486A JP 2000034092 A JP2000034092 A JP 2000034092A JP 2000034092 A JP2000034092 A JP 2000034092A JP 2001222486 A JP2001222486 A JP 2001222486A
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JP
Japan
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managed
accessor
value
model
factory
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000034092A
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English (en)
Inventor
Koichiro Ueno
浩一郎 上野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク管理エージェントにカスタマイ
ズ性を持たせることによって、エージェントを構成する
モジュール群の開発効率を向上させること。 【解決手段】 値アクセス用フレームワーク12の「ア
クセッサ104」クラスからカスタマイズ用の子クラス
(機種A向け値アクセス用部品13としてクラス105
〜110、機種B向け値アクセス用部品14としてクラ
ス110〜115)を継承して、その子クラス自身に必
要なロジック(例えMIB毎に特化したロジック)だけ
を自分のMIB値取得メソッドとMIB値設定メソッド
に追加定義する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ネットワークと
それを構成する機器の構成管理、障害管理、性能管理、
課金管理およびセキュリティ管理を統合的におこなうネ
ットワーク管理において、管理対象機器側で動作するネ
ットワーク管理エージェント装置、ネットワーク管理方
法およびその方法をコンピュータに実行させるためのプ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報化社会の進展とともにエンド
ユーザが急激に増加しつつある。これにともない、業務
の専門家は市販のパッケージを単に利用するだけでな
く、積極的に自ら使うソフトウェアの開発に関与してい
く必要性が高まっている。また、インターネットととも
に、ダウンサイジング、オープンシステム、パソコンL
ANが急速に普及したことによって、ネットワーク管理
をとりまく環境は複雑なものとなっている。
【0003】特に、最近のネットワーク・システムにお
いては、ハードウェアはもちろん、システム上のパソコ
ンやワークステーション上で動作するソフトウェアも、
複数のベンダ製品の共存、いわゆるマルチベンダ化が進
んでいる状況にある。このように、エンドユーザの多様
化したネットワーク環境を統合的に管理するためには、
汎用的・標準的な管理技術が必要となる。
【0004】一般に、ネットワーク管理においては、ネ
ットワーク・システムの構成やアドレスや資産管理等を
含む構成管理、ネットワーク・システム上での障害の検
出とその分析・通知・復旧をおこなう障害管理、ネット
ワークの負荷やサーバの応答性能等を管理する性能管
理、有料な回線の使用料やホストの使用料等の課金管
理、不正なアクセスを防止するセキュリティ管理等を管
理項目としており、これらを実現することを目的として
いる。
【0005】現在、ネットワーク管理のための技術とし
て、インターネット標準の管理プロトコルとして発展し
てきたSNMP(Simple Network Management Protoco
l)がデファクト・スタンダードとなっている。SNM
Pは、ネットワークと各エンドユーザの間に立つエージ
ェント技術を基盤としており、IETF(Internet Eng
ineering Task Force:インターネット技術標準化委員
会)において、公式文書RFC(Request for Comment
s)1157として公開されている。
【0006】以下に、このSNMPについて簡単に説明
する。図24は、SNMPの管理モデルを示すブロック
図である。図24に示すように、SNMPの管理モデル
は、管理対象機器4、管理機器1、ネットワーク管理プ
ロトコル(SNMP)の三つの要素から構成されてい
る。
【0007】管理対象機器4は、管理機能を代行するエ
ージェント5aを備えており、このエージェント5a
は、一般に、ネットワーク3を介して管理機器1と通信
するためのSNMPプロトコル・モジュールと、管理対
象機器4のSNMPに関する管理情報を収集する管理ツ
ールと、から構成されている。特に、エージェント5a
は、上記した管理情報を管理対象オブジェクト6として
保持している。
【0008】この管理対象機器4としては、サーバ・シ
ステム(PCサーバ、UNIXサーバ等)、クライアン
ト・システム(パソコン、ワークステーション等)、中
継装置(ルータ、ゲートウェイ等)、ネットワーク接続
機器(HUB、ブリッジ等)、その他の機器(UPS、
プリンタ、モデム等)、論理的な管理対象(アプリケー
ション、ネットワーク・サービス等)が、該当する。
【0009】また、管理機器1は、管理対象機器4のエ
ージェント5aから上記した管理情報を収集してネット
ワーク管理者に提示するマネージャ2を備えており、こ
のマネージャ2は、一般に、管理対象機器4と通信する
ためのSNMPプロトコル・モジュールと、管理のため
のいくつかの管理アプリケーションと、によって構成さ
れている。
【0010】つぎに、管理機器1と管理対象機器4との
間で、やりとりされる管理情報について説明する。各管
理情報は、上記したように管理対象機器4において管理
対象オブジェクト6として保持され、(1)インターネ
ット管理上におけるその管理対象オブジェクト6の名前
と、(2)文法、アクセス、ステータス等の管理対象オ
ブジェクト6の内容の定義(マクロ)と、(3)INT
EGER(整数値)、OBJECT IDENTIFI
ER(オブジェクト識別子)、IpAddress(I
Pアドレス)等のデータタイプに関する定義と、によっ
て構成される。
【0011】SNMPでは、MIB(Management Infor
mation Base)と呼ばれる、管理対象オブジェクト6を
集めた一種のデータベースを定義しており、インターネ
ット標準のMIBとして、RFC1213に公開の“Ma
nagement Information Basefor Network Management fo
r TCP/IP-Based Internets:MIB-II”が標準化されてい
る。特に、MIB上において定義されている管理対象オ
ブジェクト6は、MIBオブジェクトと呼ばれている。
【0012】また、SNMPでは、上記した各MIBオ
ブジェクトの名前を、上記したオブジェクトタイプのと
ころでもふれたオブジェクト識別子によって公式に管理
している。この名前の管理は、ツリー状の階層構造でお
こなわれており、ツリーの根元をルートと呼び、各階層
の接点をノードと呼んでいる。MIBを定義するのに利
用されているASN.1(Abstract Syntax Notation O
ne)では、このオブジェクト識別子のツリー構造とし
て、上記したルート(root)の直下に、三つの管理
組織(ccitt(0)、iso(1)、joint‐
iso‐ccitt(2))を示すノードがあり、さら
にそれらノードの下位に順次に他のノードが配置され
る。
【0013】SNMPで実際に多く使用されているの
は、上位から順にiso(1)、org(3)、dod
(6)、Internet(1)、mgmt(2)、m
id(1)で特定されるMIB2と呼ばれるノードであ
る。この場合、MIB2のノードの下位に属するノード
またはMIBオブジェクトのオブジェクト識別子は、
「1.3.6.1.2.1.***」のように、各ノー
ドを示す数字をドットで区切った形で表わされる。
【0014】そして、上記したMIB2のノードには、
最終的に辿り着くMIBオブジェクトを、syste
m、interface、at、ip、icmp、tc
p、udp、egp、transmission、sn
mpの10個のグループに分類するノードが配置されて
いる。このうちたとえば、ipグループは、IP(In
ternet Protocol)層の管理のための管
理情報を定義したオブジェクトが属しており、このグル
ープにアクセスすることで、管理対象機器4のIP層の
設定や通信状態がどのようなものであるかが確認でき
る。このipグループには、ipForwardin
g、ipDefaultTTL、ipRouteDes
t等の名前で分類される複数のオブジェクトが属してい
る。
【0015】これらオブジェクトの名前、すなわちオブ
ジェクトの種類名は、ここでは特に、管理情報の型(構
造)を表現するものとしてオブジェクトタイプと呼ぶ。
これに対し、このオブジェクトタイプを鋳型にして生成
され、かつ実際の管理情報の値を表現するものをオブジ
ェクトインスタンスと呼ぶ。なお、これらオブジェクト
タイプおよびオブジェクトインスタンスは、オブジェク
ト指向技術において、それぞれクラスおよび実体(イン
スタンス)に相当する概念である。
【0016】上記した例では、オブジェクトタイプip
Forwardingに対応する変数の実体がエージェ
ント5a上に存在する場合、その実体がオブジェクトイ
ンスタンスに相当し、オブジェクトタイプ名の後に“.
0”を付加してipForwarding.0という形
で表わされる。この例では、オブジェクトタイプとオブ
ジェクトインスタンスとは一対一なので、これらを区別
する意味があまりないようであるが、後述するような列
形式(テーブル形式)のオブジェクトの場合には重要な
概念となる。
【0017】たとえば、ipグループに属するオブジェ
クトタイプipRouteDestは、IPアドレスに
よって識別することで複数のオブジェクトインスタンス
に区別され、各オブジェクトインスタンスは、ipRo
uteDest.192.33.4.21のように、オ
ブジェクトタイプ名の後にIPアドレスを付加した形で
表わされる。
【0018】つぎに、SNMPに基づいておこなわれる
ネットワーク管理について、エージェント5aの動作を
中心に説明する。SNMPでは、Get操作、Get−
Next操作、Get−Response操作、Set
操作およびTrap操作の5つの基本的な操作によっ
て、ネットワーク管理の運用をおこなう。
【0019】Get操作とは、マネージャ2aがエージ
ェント5aに対して、指定したMIBオブジェクトのオ
ブジェクトインスタンスを要求する操作であり、Get
−Next操作とは、マネージャ2aがエージェント5
aに対して、指定したMIBオブジェクトのオブジェク
トインスタンスのつぎに位置するオブジェクトインスタ
ンスを要求する操作である。
【0020】また、Get−Response操作と
は、エージェント5aがマネージャ2aに対して、要求
されたオブジェクトインスタンスの内容の報告等の応答
をおこなう操作であり、Set操作とは、マネージャ2
aがエージェント5aに対して、指定したMIBオブジ
ェクトのオブジェクトインスタンスの内容を変更する操
作であり、Trap操作とは、エージェント5aがマネ
ージャ2aに対して、自己の状態を通知する操作であ
る。
【0021】これら操作のうち、特にGet−Next
操作は、SNMPがシンプルなプロトコルを使って膨大
なMIBオブジェクトに効率よくアクセスすることを可
能とする重要なものであり、マネージャ2aからの要求
に対してエージェント5aが有するMIBオブジェクト
のうち、上記したツリー構造におけるつぎのオブジェク
トインスタンスを返す。これにより、上記した列形式の
オブジェクトの各オブジェクトインスタンスを含めて、
エージェント5aが有するすべてのMIBオブジェクト
にアクセスすることができる。
【0022】以下においては、特に、エージェント5a
が、マネージャ2aからGet操作、Get−Next
操作およびSet操作を受け取った際に実行する処理に
ついて説明する。この処理をおこなうエージェント5a
側のデータ構造と動作については、たとえば、文献「シ
ンプルブック インターネット管理入門」(M・T・ロ
ーズ著、プレンティスホール出版)において、バークレ
ーUNIXシステムにおけるSNMPエージェントの例
が記述されている。
【0023】図25は、上記したSNMPエージェント
の例において、MIBオブジェクトを実装したクラス図
である。なお、これ以降において参照されるすべての図
面において、クラス図およびオブジェクト図は、オブジ
ェクト指向に関する標準化団体OMG(Object Managem
ent Group)で標準化されている統一モデリング言語U
ML(Unified Modeling Language)の記法に則ってい
る。
【0024】図25において、オブジェクトタイプ30
として表わされるクラスは、上記したオブジェクトタイ
プと同様に、MIBオブジェクトの型に相当する。ま
た、オブジェクトタイプ30は、関数32として表わさ
れるクラスを二つ集約しており、「MIB値取得関数」
属性と、「MIB値設定関数」属性と、をそれぞれ有す
る関数32を集約している。ここで、MIB値取得関数
は、該当するオブジェクトタイプのオブジェクトインス
タンスが示す実現値(以下、MIB値と称する)を取得
するロジックを有し、上記したGet操作やGet−N
ext操作に相当する。一方、MIB値設定関数は、該
当するオブジェクトタイプのMIB値を設定するロジッ
クを有し、上記したSet操作に相当する。
【0025】具体的には、オブジェクトタイプ30の定
義(オブジェクト指向技術でいうクラス定義)におい
て、オブジェクトタイプ名(オブジェクト識別子)やア
クセス、ステータス等の値を格納するメンバー変数とと
もに、上記したMIB値取得関数とMIB値設定関数の
各実行アドレスを格納するためのメンバー変数が宣言さ
れる。
【0026】図25において、オブジェクトインスタン
ス31として表わされるクラスは、上記したオブジェク
トインスタンスと同様に、オブジェクトタイプ30で示
された型を元にして各メンバー変数に実現値を格納する
ための定義に対応する。特に、オブジェクトインスタン
ス31は、どのオブジェクトタイプ30に基づく実現値
かを特定するためにオブジェクトタイプ30を「自タイ
プ」として一つ集約している。
【0027】具体的には、オブジェクトインスタンス3
1の定義(オブジェクト指向技術でいうクラス定義)に
おいて、オブジェクトインスタンス名(オブジェクト識
別子)とともに、上記したオブジェクトタイプ30の型
が、メンバー変数として宣言されており、この内包され
るオブジェクトタイプ30の型内のオブジェクトタイプ
名が、上記した「自タイプ」に相当する。
【0028】すなわち、オブジェクトインスタンス31
は、オブジェクトタイプ30のインスタンスを抽象化し
たクラスに相当し、オブジェクトインスタンス31の内
容から、「自タイプ」であるオブジェクトタイプ30を
特定することができる。よって、エージェント5aが備
える各MIBオブジェクトは、図25に示した「オブジ
ェクトタイプ30」クラスと、「オブジェクトインスタ
ンス31」クラスとを、それぞれ鋳型として、生成かつ
初期化される。なお、以下の説明においては、このよう
にクラスからオブジェクトやインスタンスを生成し、初
期化する処理のことを、オブジェクト指向技術において
慣用されるように、コンストラクトと称する。
【0029】図26は、図25に示した各クラス(オブ
ジェクトタイプ30、オブジェクトインスタンス31、
関数32)をコンストラクトした実体例を示すオブジェ
クト図である。なお、図25では、上記したipグルー
プに属するオブジェクトを例に示している。
【0030】図26において、33〜38は、「オブジ
ェクトタイプ30」クラスの実体、39〜42は「関数
32」クラスの実体、43〜51は「オブジェクトイン
スタンス31」クラスの実体を示す。SNMPの定義で
は、上記したように、オブジェクトタイプを、オブジェ
クトインスタンスと1対1に対応する非列オブジェクト
タイプと、オブジェクトインスタンスと1対多に対応す
る列オブジェクトタイプと、に分類している。
【0031】図26においては、オブジェクトタイプ3
3(ipForwarding)、オブジェクトタイプ
34(ipDefaultTTL)およびオブジェクト
タイプ35(ipInReceives)が非列オブジ
ェクトタイプとして定義されており、対応するオブジェ
クトインスタンスは一つである。すなわち、オブジェク
トインスタンス43〜45は、それぞれ対応するオブジ
ェクトタイプ名に“.0”を付加した名前で表わされ
る。
【0032】一方、オブジェクトタイプ36(ipRo
uteDest)、オブジェクトタイプ37(ipRo
uteIfIndex)およびオブジェクトタイプ38
(ipRouteMetric1)は、列オブジェクト
タイプとして定義されており、対応するオブジェクトイ
ンスタンスは複数ある。すなわち、これらオブジェクト
タイプ36〜38においては、それぞれ対応するオブジ
ェクトタイプ名にipアドレス(図中、宛先アドレス
1、宛先アドレス2、...が相当)を付加した名前で
表わされる。
【0033】このようにipグループでは、オブジェク
トタイプが非列オブジェクトタイプと列オブジェクトタ
イプに分類されているため、上記したMIB値取得関数
とMIB値設定関数の各処理アルゴリズムは、非列オブ
ジェクトタイプ用と列オブジェクトタイプ用で異なり、
それぞれ別途に用意する必要がある。たとえば、図26
に示すように、非列オブジェクトタイプ用として、IP
グループ非列MIB値取得関数39とIPグループ非列
MIB値設定関数40とが用意され、列オブジェクトタ
イプ用として、ipRouteTable内MIB値取
得関数41とipRouteTable内MIB値設定
関数42とが用意されている。
【0034】ここで、ipRouteTableとは、
図26に示したオブジェクトタイプ36〜38とオブジ
ェクトインスタンス46〜51と、を対応付けたIPル
ーティング・テーブルを指す。
【0035】よって、アクセス対象となるオブジェクト
インスタンスのオブジェクトタイプの種類に応じて、G
et操作、Get−Next操作およびSet操作の各
具体的な処理内容が異なることになる。
【0036】図27は、図25および図26に示したデ
ータ構造に基づくエージェント5aの処理を示すフロー
チャートである。図27においては、特に、マネージャ
2aが、エージェント5aに対し、オブジェクト識別子
(以下、単に識別子と称する)の指定とともに、Get
操作、Get−Next操作およびSet操作のいずれ
かを指示した後の処理を示している。なお、ここではM
IB値の取得処理あるいは設定処理に焦点を当てるため
に、パケット廃棄処理やエラー処理等の説明は省略して
いる。
【0037】まず、エージェント5aは、マネージャ2
aにより指定された識別子を取得すると(ステップS2
701)、その識別子に対応するオブジェクトインスタ
ンスを取得することができるか否か、すなわち取得成功
か取得失敗かを判定する(ステップS2702)。ステ
ップS2702において取得成功であれば、取得したオ
ブジェクトインスタンスから、それに集約されているオ
ブジェクトタイプを取得する(ステップS2703)。
【0038】たとえば、識別子がipForwardi
ng.0を示し、かつそのオブジェクトインスタンス
(ipForwarding.0)がエージェント5a
において保持されている場合に取得成功と判定され、そ
のオブジェクトインスタンスのオブジェクトタイプ(i
pForwarding)が特定される。
【0039】オブジェクトタイプを取得した後は、マネ
ージャ2aによって指示された操作がいかなる種類のも
のであるかを判定する(ステップS2704)。操作が
Set操作である場合は、ステップS2703において
取得したオブジェクトタイプからMIB値設定関数(実
際には、その実行アドレス)を取得する(ステップS2
707)。つづいて、取得したMIB値設定関数を呼び
出して実行し(ステップS2708)、マネージャ2a
から受け取ったSet操作に対する処理を終了する。
【0040】操作がGet操作またはGet−Next
操作である場合には、ステップS2703において取得
したオブジェクトタイプからMIB値取得関数を取得す
る(ステップS2705)。つづいて、取得したMIB
値取得関数を呼び出して実行し(ステップS270
6)、このMIB値取得関数の実行において返されるエ
ラーコードを判定する(ステップS2709)。
【0041】ステップS2709において、返されたエ
ラーコードが「NotOK」を示す場合、すなわちMI
B値取得関数によってアクセスされたオブジェクトイン
スタンスがグループ(たとえば、ipグループ)の最終
のオブジェクトインスタンスである場合には、つづいて
当初マネージャ2aにより指示された操作がGet操作
かGet−Next操作であるかを判定する(ステップ
S2710)。
【0042】操作がGetNext操作の場合は、マネ
ージャ2aが指定した識別子から辞書順でつぎに位置す
るオブジェクトインスタンスを探し(ステップS271
2)、オブジェクトインスタンスを取得することができ
るか否か、すなわち取得成功か取得失敗かを判定する
(ステップS2713)。ステップS2713において
取得成功であれば、取得したオブジェクトインスタンス
から、それに集約されているオブジェクトタイプを取得
し、ステップS2704の処理に戻る。ステップS27
13においてオブジェクトインスタンスの取得に失敗し
た場合は、マネージャ2aから受け取ったGet−Ne
xt操作に対する処理を終了する。
【0043】一方、ステップS2702においてオブジ
ェクトインスタンスの取得に失敗した場合には、操作の
種類を判定し(ステップS2711)、操作Get−N
ext操作の場合に限り、ステップS2712に処理が
移り、それ以外の操作である場合は終了する。
【0044】以上のエージェント5aにおけるGet−
Next操作の処理については、具体的には、マネージ
ャ2aがエージェント5aに対して、最初のMIBオブ
ジェクトを検索するために、識別子を“0.0”とした
get−next(0.0)のコマンドをエージェント
5aに送信する。このget−next(0.0)コマ
ンドを受信したエージェント5aは、識別子“0.0”
に対応するオブジェクトインスタンスを取得することが
できないため(図27におけるステップS2701→S
2702(否定)→S2711(Get−Next操
作)の処理に相当)、辞書順でつぎに位置するオブジェ
クトインスタンスを取得する(図27におけるステップ
S2712に相当)。
【0045】すなわち、この場合には辞書の先頭に位置
するsystemグループのオブジェクトインスタンス
“sysDescr.0”の識別子を指定する。ここ
で、実際には、この識別子“sysDescr.0”を
パラメータとしたget−response(sysD
escr.0)をマネージャ2aに返答し、マネージャ
2aは、エージェント5aの返答から得られた識別子
“sysDescr.0”をつぎのGet−Next操
作のバラメータとして、get−next(sysDe
scr.0)のコマンドをエージェント5aに送信す
る。これにより、エージェント5aは、実際には再び図
27のステップS2701から処理を開始する必要があ
るが、図27においては、これらの繰り返し処理をステ
ップS2713からステップS2704へと戻る処理と
して簡易に表わしている。
【0046】つぎに、図27のステップS2706にお
いて呼び出されるMIB値取得関数の実行処理について
説明する。このMIB値取得関数は、上記したように、
アクセス対象となるオブジェクトタイプが、非列オブジ
ェクトタイプである場合と列オブジェクトタイプである
場合とで異なるものである。まず、オブジェクトタイプ
が非列オブジェクトタイプである場合のMIB値取得関
数、すなわち図26に示したipグループ非列MIB値
取得関数39について説明する。
【0047】図28は、ipグループ非列MIB値取得
関数39の処理を示すフローチャートである。図28に
おいて、まず、マネージャ2aが指示した操作がGet
操作であるかGet−Next操作であるかが判定され
る(ステップS2801)。操作がGet操作である場
合は、マネージャ2aにより指定された識別子がいずれ
かのオブジェクトインスタンスを指し示しているか否
か、すなわちエージェント5aが、指定された識別子に
対応するオブジェクトインスタンスを保持しているか否
かを判定する(ステップS2802)。
【0048】ステップS2802において、指定された
識別子に対応するオブジェクトインスタンスが保持され
ていない場合は終了し、保持されている場合は、そのオ
ブジェクトインスタンス名から、対応するオブジェクト
タイプの種類を特定する(ステップS2803)。これ
は、上記したように、オブジェクトインスタンス名が、
オブジェクトタイプ名の後に“.0”等のさらなる識別
子を付加することによって区別されていることを前提に
するものである。
【0049】たとえば、オブジェクトインスタンス名が
“ipForwarding.0”である場合には、
“ipForwarding”をオブジェクトタイプ名
として特定することができる。
【0050】このように、オブジェクトタイプ名が特定
された後は、各オブジェクトタイプ毎にMIB値を実際
に取得して(ステップS2804、S100
5、...)、終了する。たとえば、オブジェクトタイ
プ名が“ipForwarding”である場合には、
オブジェクトインスタンス“ipForwardin
g.0”に格納されている実現値をMIB値として取得
する。
【0051】一方、ステップS2901において、操作
がGet−Next操作である場合は、マネージャ2a
により指定された識別子により示されるオブジェクトイ
ンスタンスが正しくオブジェクトタイプを指し示してい
るか否かを判定する(ステップS2806)。
【0052】ステップS2806において、オブジェク
トタイプが正しくない場合は、エラーコードに「Not
OK」を設定し(ステップS2808)、終了する。こ
れは、多くの場合、これ以上、辞書順に検索するつぎの
オブジェクトが存在しない場合を示す。
【0053】ステップS2806において、エージェン
ト5aが、正しくオブジェクトタイプを指し示している
場合には、アクセス対象となるオブジェクトタイプが列
オブジェクトタイプであることから、そのオブジェクト
タイプの唯一のオブジェクトインスタンスに該当する識
別子をアクセス対象として設定し(ステップ280
7)、ステップS2803へと処理が移る。
【0054】つぎに、オブジェクトタイプが列オブジェ
クトタイプである場合のMIB値取得関数、すなわち図
26に示したipRouteTable内MIB値取得
関数41について説明する。
【0055】図29は、ipRouteTable内M
IB値取得関数41の処理を示すフローチャートであ
る。図29において、まず、マネージャ2aが指示した
操作がGet操作であるかGet−Next操作である
かが判定される(ステップS2901)。操作がGet
操作である場合は、マネージャ2aにより指定された識
別子がいずれかのオブジェクトインスタンスを指し示し
ているか否か、すなわちエージェント5aが、指定され
た識別子に対応するオブジェクトインスタンスを保持し
ているか否かを判定する(ステップS2902)。
【0056】ステップS2902において、指定された
識別子に対応するオブジェクトインスタンスが保持され
ていない場合は終了し、保持されている場合は、そのオ
ブジェクトインスタンス名から、対応するオブジェクト
タイプの種類を特定する(ステップS2903)。これ
は、上記したように、オブジェクトインスタンス名が、
オブジェクトタイプ名の後に“.192.33.4.2
1”等のさらなる識別子(この場合、IPアドレス)を
付加することによって区別されていることを前提にする
ものである。
【0057】たとえば、オブジェクトインスタンス名が
“ipRouteDest.192.33.4.21”
である場合には、“ipRouteDest”をオブジ
ェクトタイプ名として特定することができる。
【0058】このように、オブジェクトタイプ名が特定
された後は、各オブジェクトタイプ毎にMIB値を実際
に取得して(ステップS2904、S290
5、...)、終了する。たとえば、オブジェクトイン
スタンス名が“ipRouteDest.192.3
3.4.21”である場合には、それに格納されている
実現値をMIB値として取得する。
【0059】一方、ステップS2901において、操作
がGet−Next操作である場合は、マネージャ2a
により指定された識別子により示されるオブジェクトイ
ンスタンスが正しくオブジェクトタイプを指し示してい
るか否かを判定する(ステップS2906)。
【0060】ステップS2906において、オブジェク
トタイプが正しくない場合は、指定された識別子が示す
オブジェクトインスタンスの辞書順でつぎに位置するオ
ブジェクトインスタンスを探す(ステップS290
8)。そして、オブジェクトインスタンスが発見された
かを判定し(ステップS2909)、発見された場合は
ステップS2903へと処理が移る。
【0061】ステップS2909において、オブジェク
トインスタンスが発見されない場合は、エラーコードに
「NotOK」を設定し(ステップS2910)、終了
する。
【0062】また、ステップS2906において、オブ
ジェクトタイプが正しい場合には、アクセス対象となる
オブジェクトタイプが非列オブジェクトタイプであるこ
とから、そのオブジェクトタイプの先頭に位置するオブ
ジェクトインスタンスをアクセス対象として設定し(ス
テップ2907)、ステップS2803へと処理が移
る。
【0063】以上に説明したように、従来のSNMPに
よるネットワーク管理においては、アクセス対象である
MIBオブジェクトの性質、すなわち非列オブジェクト
か列オブジェクトかに応じて、特にGet−Next操
作に対する処理が異なる2種類のMIB値取得関数(i
pグループ非列MIB値取得関数39およびipRou
teTable内MIB値取得関数41)が用意されて
いる。
【0064】なお、同様に、MIB値設定関数について
も、アクセスするMIBオブジェクトが非列オブジェク
トか列オブジェクトかに応じて、異なる処理を有する2
種類のMIB値設定関数(ipグループ非列MIB値設
定関数40およびipRouteTable内MIB値
設定関数42)が用意されており、ここではそれらの説
明を省略する。
【0065】ネットワーク上には動作やハードウェアが
異なる様々な管理対象機器が配置されることから、以上
に説明したようなネットワーク管理において、エージェ
ントの実装は、一般に、各対象機器毎に異なっているの
が普通である。このような多種多様なエージェントの実
装については、たとえば、特開平11−232239号
公報の「ネットワーク管理フレームワーク」に開示され
ている。
【0066】図30は、上記した「ネットワーク管理フ
レームワーク」の概略構成を示したモデル図である。図
30に示すように、「ネットワーク管理フレームワー
ク」においては、マネージャ2bと通信するエージェン
ト5bを、エージェント用フレームワーク8と、コア管
理サービス9aと、管理対象オブジェクトビーン9b
と、被管理オブジェクト・アダプタ・サーバ7により構
成している。
【0067】図30において、エージェント用フレーム
ワーク8は、エージェント機能を実現するモジュール群
の骨格であり、エージェント機能を実現するロジックを
有したコア管理サービス9aと管理対象オブジェクトビ
ーン9bを組み込んでいる。
【0068】ここで、フレームワークとは、一般に、特
定の目的のために再利用できるように設計されたモジュ
ール群を指し、フレームワークの利用者、つまり一般の
アプリケーション開発者がカスタマイズしたり、他の部
品と組み合わせたり、拡張することによって、個々の要
求を満たすアプリケーションを少ない労力で開発でき
る。フレームワークは互いに協調しあうクラスの集まり
というよりは、むしろアプリケーションの半製品である
という点に特徴がある。よって、フレームワークの利用
者は、開発しようとするアプリケーションに必要な機能
を、そのフレームワークのアーキテクチャに従って用意
することになる。
【0069】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
エージェントは、似たようなロジックのモジュール(ク
ラス等)が存在するにも関わらず、管理対象機器の機種
毎に動作やハードウェア構成が異なることから、各管理
対象機器毎に異なるモジュール群(クラス群)として実
装されていた。
【0070】そこで、エージェントのロジックを、各管
理対象機器毎の仕様とは独立した共通ロジックと、各管
理対象機器毎の仕様に依存してカスタマイズが必要なロ
ジックとに分類し、後者のカスタマイズが必要なロジッ
ク部分の変更のみで、各機種に対応できるようにし、エ
ージェントを構成するモジュール群の開発効率を向上さ
せることが考えられる。
【0071】ところが、上述したバークレーUNIXシ
ステムのSNMPエージェントでは、図27および図2
8に示したように、MIB値取得関数またはMIB値設
定関数を、アクセス対象となるオブジェクトが列オブジ
ェクトタイプであるかと非列オブジェクトタイプである
かで個別に用意しており、このために値アクセスロジッ
クが複雑化し、値アクセスロジックのカスタマイズを困
難にしていた。
【0072】さらに、図25および図26に示すよう
に、一つのMIB値取得関数が複数のオブジェクトタイ
プに対応していたため、あるオブジェクトタイプに対し
て値取得アクセスロジックの変更が必要となった場合
に、他のオブジェクトタイプでは変更を必要としないに
も関わらず、共通使用されるこのMIB値取得関数をカ
スタマイズしなければならなかった。これはMIB値設
定関数についても同様である。これにより、値アクセス
ロジックのカスタマイズが限定的におこなえず、カスタ
マイズの影響が他のオブジェクトタイプに及んでしまう
危険性があった。
【0073】また、上記した特開平11−232239
号公報に開示の「ネットワーク管理フレームワーク」で
は、エージェント用フレームワーク8に組み込むソフト
ウェア部品はコア管理サービス9aと管理対象オブジェ
クトビーン9bのみであり、カスタマイズ性を実現する
データ構造と動作については何ら言及されておらず、上
記した問題を解決するものではなかった。
【0074】この発明は上記問題を解決するためになさ
れたもので、エージェントにカスタマイズ性を持たせる
ことによって、エージェントを構成するモジュール群の
開発効率を向上させることが可能なネットワーク管理エ
ージェント装置、ネットワーク管理方法およびその方法
をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体を得ることを目
的とする。
【0075】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、この発明にかかるネットワーク管
理エージェント装置にあっては、ネットワーク上に分散
配置された管理対象機器に搭載されるとともに、前記ネ
ットワークを介して管理機器と通信することにより、前
記管理対象機器の管理情報の取得または設定をおこなう
ネットワーク管理エージェント装置において、前記管理
情報を複数の管理対象オブジェクトに分類し、該管理対
象オブジェクトの種類および型を表わすオブジェクトタ
イプと該オブジェクトタイプを集約して該管理対象オブ
ジェクトの値を格納するオブジェクトインスタンスとに
モデル化したオブジェクトモデル定義部と、前記管理対
象オブジェクトの種類に応じた該管理対象オブジェクト
の値の取得または設定をおこなうとともに、前記管理対
象機器の機種に応じて異なる第1の値アクセス用アクセ
ッサと前記管理対象機器間で共通する第2の値アクセス
用アクセッサとに分類される複数のアクセッサを、モデ
ル化して前記オブジェクトインスタンスに集約する値ア
クセス用フレームワーク部と、を備え、前記値アクセス
用フレームワーク部によりアクセッサを生成し、前記管
理機器からの前記管理対象オブジェクトの指定および該
管理対象オブジェクトの値の取得または設定の操作指示
に応じて、前記アクセッサを特定して実行することを特
徴とする。
【0076】この発明によれば、オブジェクトインスタ
ンスに、管理対象オブジェクトのアクセス処理がアクセ
ッサとして集約されているので、管理機器から管理対象
オブジェクトの値を取得する指示または設定する指示を
受けた際に、指定されたオブジェクトインスタンスから
直接に管理対象オブジェクトの種類に適したアクセッサ
を特定して実行することができるとともに、それらアク
セッサを管理対象機器の機種に応じて異なるアクセッサ
と共通するアクセッサとに分類できることから、管理対
象オブジェクトの値を実際にアクセスするロジックのカ
スタマイズ箇所が明確となり、これによりカスタマイズ
を限定しておこなうことができる。
【0077】つぎの発明にかかるネットワーク管理エー
ジェント装置にあっては、請求項1の発明において、前
記管理対象機器の管理対象オブジェクトの値を取得また
は設定するのに必要な前記アクセッサを生成して登録す
るアクセッサファクトリを、モデル化して前記値アクセ
ス用フレームワーク部に集約する値アクセス管理用フレ
ームワーク部を備え、前記管理機器からの前記管理対象
オブジェクトの指定および該管理対象オブジェクトの値
の取得または設定の操作指示に応じて、前記アクセッサ
ファクトリに登録されたアクセッサを特定して実行する
ことを特徴とする。
【0078】この発明によれば、アクセッサファクトリ
に、管理対象機器の管理対象オブジェクトの値を取得ま
たは設定するのに必要なアクセッサを登録して、管理機
器から管理対象オブジェクトの値を取得する指示または
設定する指示を受けた際に、この登録されたアクセッサ
を特定して実行するので、アクセッサファクトリによっ
て、管理対象機器に応じたアクセッサ群を管理すること
ができ、管理対象機器の機種単位にまとめてカスタマイ
ズすることができる。
【0079】つぎの発明にかかるネットワーク管理エー
ジェント装置にあっては、請求項2の発明において、前
記管理対象機器において必要な管理対象オブジェクトを
生成して登録するオブジェクトファクトリを、モデル化
して前記オブジェクトモデル部に集約するオブジェクト
管理用フレームワーク部を備えたことを特徴とする。
【0080】この発明によれば、オブジェクトファクト
リに、管理対象機器において必要な管理対象オブジェク
トのみを登録するので、このオブジェクトファクトリに
よって、管理対象機器に応じた管理対象オブジェクト群
を管理することができ、管理対象機器の機種単位にまと
めてカスタマイズすることができる。
【0081】つぎの発明にかかるネットワーク管理エー
ジェント装置にあっては、請求項3の発明において、前
記値アクセス管理用フレームワーク部と前記オブジェク
ト管理用フレームワーク部を集約し、前記値アクセス管
理用フレームワーク部において登録されたアクセッサの
うち前記オブジェクトファクトリに登録された管理対象
オブジェクトのみを対象として生成されるアクセッサを
登録する機種ファクトリをモデル化する機種別生成用フ
レームワーク部を備え、前記管理機器からの前記管理対
象オブジェクトの指定および該管理対象オブジェクトの
値の取得または設定の操作指示に応じて、前記機種ファ
クトリに登録されたアクセッサを特定して実行すること
を特徴とする。
【0082】この発明によれば、機種ファクトリに、値
アクセス管理用フレームワーク部において登録されたア
クセッサのうちオブジェクトファクトリに登録された管
理対象オブジェクトのみを対象として生成されるアクセ
ッサを登録するので、この機種ファクトリによって、ソ
フトウェア部品群を機種単位にまとめてカスタマイズす
ることができる。
【0083】つぎの発明にかかるネットワーク管理方法
にあっては、ネットワーク上に分散配置された管理対象
機器が、前記ネットワークを介して管理機器と通信する
ことにより、該管理対象機器の管理情報の取得または設
定をおこなうネットワーク管理方法において、前記管理
情報を複数の管理対象オブジェクトに分類し、該管理対
象オブジェクトの種類および型を表わすオブジェクトタ
イプと該オブジェクトタイプを集約して該管理対象オブ
ジェクトの値を格納するオブジェクトインスタンスとに
モデル化し、前記管理対象オブジェクトの種類に応じた
該管理対象オブジェクトの値の取得または設定をおこな
うとともに、前記管理対象機器の機種に応じて異なる第
1の値アクセス用アクセッサと前記管理対象機器間で共
通する第2の値アクセス用アクセッサとに分類される複
数のアクセッサを生成し、前記管理機器からの前記管理
対象オブジェクトの指定および該管理対象オブジェクト
の値の取得または設定の操作指示に応じて、前記アクセ
ッサを特定して実行することを特徴とする。
【0084】この発明によれば、オブジェクトインスタ
ンスに、管理対象オブジェクトのアクセス処理がアクセ
ッサとして集約されているので、管理機器から管理対象
オブジェクトの値を取得する指示または設定する指示を
受けた際に、指定されたオブジェクトインスタンスから
直接に管理対象オブジェクトの種類に適したアクセッサ
を特定して実行することができるとともに、それらアク
セッサを管理対象機器の機種に応じて異なるアクセッサ
と共通するアクセッサとに分類できることから、管理対
象オブジェクトの値を実際にアクセスするロジックのカ
スタマイズ箇所が明確となり、これによりカスタマイズ
を限定しておこなうことができる。
【0085】つぎの発明にかかるネットワーク管理方法
にあっては、請求項5の発明において、前記管理対象機
器の管理対象オブジェクトの値を取得または設定するの
に必要な前記アクセッサをアクセッサファクトリによっ
て生成して登録し、前記管理機器からの前記管理対象オ
ブジェクトの指定および該管理対象オブジェクトの値の
取得または設定の操作指示に応じて、前記アクセッサフ
ァクトリに登録されたアクセッサを特定して実行するこ
とを特徴とする。
【0086】この発明によれば、アクセッサファクトリ
に、管理対象機器の管理対象オブジェクトの値を取得ま
たは設定するのに必要なアクセッサを登録して、管理機
器から管理対象オブジェクトの値を取得する指示または
設定する指示を受けた際に、この登録されたアクセッサ
を特定して実行するので、アクセッサファクトリによっ
て、管理対象機器に応じたアクセッサ群を管理すること
ができ、管理対象機器の機種単位にまとめてカスタマイ
ズすることができる。
【0087】つぎの発明にかかるネットワーク管理方法
にあっては、請求項6の発明において、前記管理対象機
器において必要な管理対象オブジェクトのみをオブジェ
クトファクトリにより生成して登録することを特徴とす
る。
【0088】この発明によれば、オブジェクトファクト
リに、管理対象機器において必要な管理対象オブジェク
トのみを登録するので、このオブジェクトファクトリに
よって、管理対象機器に応じた管理対象オブジェクト群
を管理することができ、管理対象機器の機種単位にまと
めてカスタマイズすることができる。
【0089】つぎの発明にかかるネットワーク管理方法
にあっては、請求項7の発明において、前記値アクセス
管理用フレームワーク部において登録されたアクセッサ
のうち前記オブジェクトファクトリに登録された管理対
象オブジェクトのみを対象として生成されるアクセッサ
を機種ファクトリによって登録し、前記管理機器からの
前記管理対象オブジェクトの指定および該管理対象オブ
ジェクトの値の取得または設定の操作指示に応じて、前
記機種ファクトリに登録されたアクセッサを特定して実
行することを特徴とする。
【0090】この発明によれば、機種ファクトリに、値
アクセス管理用フレームワーク部において登録されたア
クセッサのうちオブジェクトファクトリに登録された管
理対象オブジェクトのみを対象として生成されるアクセ
ッサを登録するので、この機種ファクトリによって、ソ
フトウェア部品群を機種単位にまとめてカスタマイズす
ることができる。
【0091】つぎの発明にかかるコンピュータ読み取り
可能な記録媒体にあっては、請求項5〜8に記載された
いずれか一つの方法をコンピュータに実行させるプログ
ラムを記録したことで、そのプログラムを機械読み取り
可能となり、これによって、請求項5〜8の動作をコン
ピュータによって実現することが可能である。
【0092】
【発明の実施の形態】以下に、この発明にかかるネット
ワーク管理エージェント装置およびネットワーク管理方
法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。な
お、この実施の形態によりこの発明が限定されるもので
はない。
【0093】実施の形態1.まず、実施の形態1にかか
るネットワーク管理エージェント装置およびネットワー
ク管理方法について説明する。なお、以下において、単
に「エージェント」と表現した場合は、このネットワー
ク管理エージェント装置を指すものとする。
【0094】実施の形態1にかかるネットワーク管理エ
ージェント装置およびネットワーク管理方法は、従来に
おいて、同じMIB値にアクセスする処理であっても、
その処理内容が、ある機種の管理対象機器ではメモリの
特定番地をアクセスしたり、別の機種の管理対象機器で
は他のモジュールに値を問い合わせり、と実現方法が異
なっていた点に鑑み、なおかつMIB値をアクセスする
ロジック(以下、単に値アクセスロジックと称する)の
カスタマイズを可能にするものである。
【0095】図1は、実施の形態1にかかるネットワー
ク管理エージェント装置の概略構成を示すモデル図であ
る。図1において、エージェントは、エージェント機能
を実現するためのモジュール群(種々の管理ツールや管
理プロトコル・モジュール、MIB等)の骨格となるエ
ージェント用フレームワーク10を備えている。また、
エージェント用フレームワーク10は、管理対象オブジ
ェクトのモデルを管理するモジュール群(MIB)を保
持したオブジェクトモデル部11と、管理対象オブジェ
クトのMIB値を取得または設定するためのモジュール
群について、その骨格となる値アクセス用フレームワー
ク12と、が組み込まれて構成される。
【0096】さらに、値アクセス用フレームワーク12
は、管理対象オブジェクトのMIB値を取得または設定
するロジックを有した値アクセス用部品13および14
が組み込まれている。ここでは、例として、値アクセス
用部品13を機種A向けのものとし、値アクセス用部品
14を機種B向けのものとしている。
【0097】図2は、実施の形態1にかかるネットワー
ク管理エージェント装置において、エージェント用フレ
ームワーク10の具体的な構成を示すクラス図である。
図2において、オブジェクトモデル部11は、管理対象
オブジェクト(MIBオブジェクト)を表わす抽象クラ
ス101(以下、オブジェクト101と称する)と、
「オブジェクト101」クラスから導出したオブジェク
トタイプを表わすクラス102(以下、オブジェクトタ
イプ102と称する)と、「オブジェクト101」クラ
スから導出したオブジェクトインスタンスを表わすクラ
ス103(以下、オブジェクトインスタンス103と称
する)と、によって構成される。
【0098】ここで、図25に示したMIBオブジェク
トのクラス図と同様に、オブジェクトタイプ102は、
MIBオブジェクトの型に相当する。また、オブジェク
トインスタンス103は、オブジェクトタイプ102で
表わされた型を元にして各メンバー変数に実現値を格納
するための定義に対応し、どのオブジェクトタイプ10
2に基づく実現値かを特定するためにオブジェクトタイ
プ102を「自タイプ」として一つ集約している。
【0099】また、値アクセスフレームワーク12は、
MIB値へアクセスする「MIB値取得」メソッド(上
記したMIB値取得関数に相当)と「MIB値設定」メ
ソッド(上記したMIB値設定関数に相当)とを定義し
たアクセッサについて、その骨格のみを定義した抽象ク
ラス104(以下、アクセッサ104と称する)を備え
ている。よって、機種A向け値アクセス用部品13およ
び機種B向け値アクセス用部品14は、この「アクセッ
サ104」クラスによって導出される。
【0100】さらにここで、上記したオブジェクトイン
スタンス103は、このアクセッサ104を「自アクセ
ッサ」として一つ集約している。すなわち、オブジェク
トインスタンス103を参照することで、MIB値取得
関数およびMIB値設定関数を呼び出すことができ、こ
の点で、これら関数がオブジェクトタイプに集約された
従来のクラス定義と異なる。
【0101】よって、機種A向け値アクセス用部品13
および機種B向け値アクセス用部品14は、各オブジェ
クトタイプ毎にアクセッサ104によって継承された子
クラスにより構成される。すなわち、機種A向け値アク
セス用部品13および機種B向け値アクセス用部品14
は、図2に示すように、各オブジェクトタイプ毎に「M
IB値取得」メソッドと「MIB値設定」メソッドとが
定義されており、各MIB値を実際にアクセスするロジ
ックを上書き再定義している。
【0102】特に、図2に示した例では、アクセッサ1
05〜109を機種A向けとし、アクセッサ111〜1
15を機種B向けとしており、アクセッサ110を、機
種Aと機種Bとで共通に利用できる場合の例である。な
お、図2においては、ipグループに属するオブジェク
トを例として示しており、以下に説明する図において
も、このipグループを例とする。
【0103】図3は、図2に示した各クラス(オブジェ
クトタイプ102、オブジェクトインスタンス103、
アクセッサ104)をコンストラクトした実体例を示す
オブジェクト図である。図3において、130〜135
は「オブジェクトタイプ102」クラスをコンストラク
トした実体、136〜144は「オブジェクトインスタ
ンス103」クラスをコンストラクトした実体、145
〜150は「アクセッサ104」クラスの子クラスをコ
ンストラクトした実体である。
【0104】すなわち、図2および図3に示すように、
オブジェクトインスタンスを一つ定めれば、それに対応
して一つのオブジェクトタイプと一つのアクセッサを特
定することができる。
【0105】づきに、実施の形態1にかかるエージェン
トの動作について説明する。図4は、図2および図3に
示したデータ構造に基づくエージェントの動作を示すフ
ローチャートである。図4においては、特に、マネージ
ャが、エージェントに対し、オブジェクト識別子(以
下、単に識別子と称する)の指定とともに、Get操
作、Get−Next操作およびSet操作のいずれか
を指示した後の処理を示している。なお、ここではMI
B値の取得処理または設定処理に焦点を当てるために、
パケット廃棄処理やエラー処理等の説明は省略してい
る。
【0106】まず、エージェントは、マネージャが指示
した操作の種類を判定する(ステップS401)。操作
がGet操作またはSet操作である場合は、指定され
た識別子に該当するオブジェクトインスタンスを探し
(ステップS402)、操作がGet−Next操作で
ある場合は、指定された識別子より辞書順でつぎに位置
するオブジェクトインスタンスを探す(ステップS40
3)。
【0107】そして、このオブジェクトインスタンスの
検索により、オブジェクトインスタンスの取得に成功し
たか否かを判定し(ステップS404)、取得に成功し
た場合は取得したオブジェクトインスタンスからそれに
対応するアクセッサを取得し(ステップS405)、取
得に失敗した場合は終了する。
【0108】アクセッサを取得できた場合は、再度、マ
ネージャが指示した操作の種類を判定する(ステップS
406)。操作がGet操作またはGet−Next操
作である場合は、取得したアクセッサのMIB値取得メ
ソッドを呼び出して実行し(ステップS407)、操作
がSet操作である場合は取得したアクセッサのMIB
値設定メソッドを呼び出して実行する(ステップS40
8)。この際、実際に呼び出されるのは、それぞれ「ア
クセッサ104」クラスから導出した子クラス(図3の
アクセッサ145〜150に相当)のMIB値取得メソ
ッドとMIB値設定メソッドである。
【0109】つぎに、図4のステップS407において
呼び出されるMIB値取得メソッドの実行処理、すなわ
ち「アクセッサ104」クラスから継承された子クラス
のMIB値取得メソッドの動作について説明する。図5
は、MIB値取得メソッドの処理を示すフローチャート
である。図5において、まず、呼び出し元のオブジェク
トインスタンスからMIB値取得に必要な情報を取得し
(ステップS501)、その情報を元に該当するMIB
値を取得する(ステップS502)。
【0110】ここで、MIB値取得に必要な情報とは、
たとえば、アクセス対象となるオブジェクトが列オブジ
ェクトタイプの場合には、一つのオブジェクトタイプに
複数のオブジェクトインスタンスが対応することから、
MIB値を取得したいオブジェクトインスタンスが何番
目なのかというインデックス情報を指す。
【0111】つぎに、図4のステップS408において
呼び出されるMIB値設定メソッドの実行処理、すなわ
ち「アクセッサ104」クラスから継承された子クラス
のMIB値設定メソッドの動作について説明する。図6
は、MIB値設定メソッドの処理を示すフローチャート
である。図6において、まず、呼び出し元のインスタン
スからMIB値設定に必要な情報を取得し(ステップS
601)、その情報を元に該当するMIB値を設定する
(ステップS602)。MIB値設定に必要な情報と
は、上記した同様の情報を指す。
【0112】以上に説明したとおり、実施の形態1にか
かるネットワーク管理エージェント装置およびネットワ
ーク管理方法によれば、値アクセス用フレームワーク1
2の「アクセッサ104」クラスからカスタマイズ用の
子クラス(たとえば、機種A向け値アクセス用部品13
としてクラス105〜110、機種B向け値アクセス用
部品14としてクラス110〜115)を継承して、そ
の子クラス自身に必要なロジック(たとえば、図5や図
6に示すフローチャートを各MIB毎に特化したロジッ
ク)だけを自分のMIB値取得メソッドとMIB値設定
メソッドに追加定義するようにしているので、MIB値
を実際にアクセスするロジックのカスタマイズ箇所(各
子クラスのMIB値取得メソッドとMIB値設定メソッ
ド)を明確にかつ限定してカスタマイズすることがで
き、これにより、ネットワーク管理エージェント装置を
構成するモジュール群を機種対応に開発する際の効率化
を図ることが可能となる。
【0113】実施の形態2.つぎに、実施の形態2にか
かるネットワーク管理エージェント装置およびネットワ
ーク管理方法について説明する。実施の形態2にかかる
ネットワーク管理エージェント装置およびネットワーク
管理方法は、従来において、似たような管理対象機器の
機種間では、ある管理対象オブジェクトへの値アクセス
ロジックだけ異なるが、他の管理対象オブジェクトへの
値アクセスロジックは同じということに鑑み、値アクセ
スロジックを要素とする集合を、機種単位にグループ化
してカスタマイズを可能にするものである。
【0114】図7は、実施の形態2にかかるネットワー
ク管理エージェント装置の概略構成を示すモデル図であ
る。なお、図7において、図1と共通する部分は同一符
号をふしてその説明を省略する。図7に示すエージェン
トは、エージェント用フレームワーク10において、図
1に示した値アクセス用フレームワーク12に加え、値
アクセス用フレームワーク12に組み込まれた値アクセ
ス用部品を管理するためのモジュール群について、その
骨格となる値アクセス管理用フレームワーク15が組み
込まれて構成される。
【0115】さらに、値アクセス管理用フレームワーク
15は、値アクセス用部品を機種毎に管理する実際のロ
ジックを有した値アクセス管理用部品16および17が
組み込まれている。ここでは、例として、値アクセス管
理用部品16を機種A向けのものとし、値アクセス管理
用部品17を機種B向けのものとしている。
【0116】図8は、実施の形態2にかかるネットワー
ク管理エージェント装置において、エージェント用フレ
ームワーク10の具体的な構成を示すクラス図である。
なお、図8において、図2と共通する部分は同一符号を
付してその説明を省略する。図8において、値アクセス
管理用フレームワーク15は、「アクセッサ104」ク
ラスから継承された子クラスをコンストラクトした実体
を一元管理するために、アクセッサを登録できる「アク
セッサ辞書」属性と、識別子をキーとしてアクセッサ辞
書からアクセッサを取得する「アクセッサ取得」メソッ
ドとを定義したアクセッサファクトリについて、その骨
格のみを定義した抽象クラス180(以下、アクセッサ
ファクトリ180と称する)を備えている。
【0117】よって、機種A向け値アクセス管理用部品
16および機種B向け値アクセス管理用部品17は、こ
の「アクセッサファクトリ180」クラスによって導出
される。ここで、アクセッサ辞書は識別子をキーとして
アクセッサを検索できるものであるが、アクセッサ辞書
に登録するアクセッサをコンストラクトするロジックは
機種依存なので、アクセッサファクトリ180から機種
毎に継承した子クラス側で定義する。
【0118】図8においては、機種A向け値アクセッサ
ファクトリ181および機種B向け値アクセッサファク
トリ182が、アクセッサファクトリ180から機種毎
に継承された子クラスを示しており、それぞれ機種に特
化したアクセッサをコンストラクトしてアクセッサ辞書
に登録するロジックを「コンストラクタ」として有して
いる。このコンストラクタはそれぞれのクラスをコンス
トラクトする際に呼び出される。
【0119】すなわち、ある機種向けのアクセッサファ
クトリ180の子クラスをコンストラクトすることによ
り、その機種向けのアクセッサのみがコンストラクトさ
れ、アクセッサ辞書に登録される。
【0120】図9は、図8に示した「アクセッサ10
4」クラスの子クラス群と「アクセッサファクトリ18
0」クラスの子クラス群をコンストラクトした実体例を
示すオブジェクト図である。図9において、145〜1
50は「アクセッサ104」クラスから機種A向けに継
承された子クラスをコンストラクトした実体であり、1
50〜155は「アクセッサ104」クラスから機種B
向けに導出した子クラスをコンストラクトした実体であ
る。特に、150は、機種Aおよび機種Bともに利用で
きるアクセッサである。
【0121】また、156は「アクセッサファクトリ1
80」クラスから機種A向けに継承された子クラスをコ
ンストラクトした実体(以下、アクセッサファクトリ1
56と称する)、157は「アクセッサファクトリ18
0」クラスから機種B向けに継承された子クラスをコン
ストラクトした実体(以下、アクセッサファクトリ15
7と称する)である。図8および図9に示すように、ア
クセッサファクトリ156および157は、アクセッサ
を機種毎にグループ化しており、さらに機種に共通して
使用されるアクセッサを共有するように関連付けてい
る。
【0122】づきに、実施の形態2にかかるエージェン
トの動作について説明する。図10および図11は、図
8および図9に示したデータ構造に基づいて、機種毎に
特化したアクセッサ群を管理する処理を示すフローチャ
ートである。特に、図10は、「機種A向けアクセッサ
ファクトリ181」クラスの「コンストラクタ」の動作
を示し、図11は、「機種B向けアクセッサファクトリ
182」クラスの「コンストラクタ」の動作を示してい
る。
【0123】図10ではまず、「機種A向けipFor
wardingアクセッサ105」クラスをコンストラ
クトすることで、このクラスの実体である「機種A向け
ipForwardingアクセッサ145」を導出す
る(ステップS1001)。そして、この「機種A向け
ipForwardingアクセッサ145」を、オブ
ジェクトタイプであるipForwardingの識別
子をキーとしてアクセッサ辞書に登録する(ステップS
1002)。
【0124】同様に、機種A向け値アクセス用部品13
の各実体をコンストラクトし、コンストラクトした実体
をアクセッサ辞書に登録する(ステップS1003、S
1004)。図11においても、同様に、機種B向け値
アクセス用部品14の各実体をコンストラクトし、コン
ストラクトした実体をアクセッサ辞書に登録する(ステ
ップS1101〜S1104)。
【0125】図12は「アクセッサファクトリ180」
クラスの「アクセッサ取得」メソッドの処理を示すフロ
ーチャートである。図12では、指定された識別子に対
応するアクセッサをアクセッサ辞書から探し、探し出し
たアクセッサを、たとえば、そのアクセッサの実行アド
レスとしてリターンする(ステップS1201)。
【0126】以上に説明したとおり、実施の形態2にか
かるネットワーク管理エージェント装置およびネットワ
ーク管理方法によれば、値アクセス管理用フレームワー
ク15の「アクセッサファクトリ180」クラスから機
種毎に子クラス(たとえば、機種A向け値アクセス管理
用部品16としてクラス181、機種B向け値アクセス
管理用部品17としてクラス182)を継承して、その
子クラス自身では特定機種向けのアクセッサだけを生成
し保持するロジック(たとえば、機種A向けでは図10
に示すフローチャート、機種B向けでは図11に示すフ
ローチャート)だけを自分のコンストラクタに追加定義
するようにしているので、値アクセスロジック群(たと
えば、図9の実体145〜155等)を機種単位にまと
めてカスタマイズすることができ、これにより、ネット
ワーク管理エージェント装置を構成するモジュール群を
機種対応に開発する際の効率化を図ることが可能とな
る。
【0127】実施の形態3.つぎに、実施の形態3にか
かるネットワーク管理エージェント装置およびネットワ
ーク管理方法について説明する。実施の形態3にかかる
ネットワーク管理エージェント装置およびネットワーク
管理方法は、従来において、管理対象オブジェクトは、
標準化されているものと、管理対象機器の機種毎に追加
しているものがあること、すなわち各機種がサポートす
る管理対象オブジェクトが機種毎に異なっていることに
鑑み、管理対象オブジェクトを要素とする集合を、機種
単位にグループ化してカスタマイズを可能にするもので
ある。
【0128】図13は、実施の形態3にかかるネットワ
ーク管理エージェント装置の概略構成を示すモデル図で
ある。なお、図13において、図7と共通する部分は同
一符号をふしてその説明を省略する。図13に示すエー
ジェントは、エージェント用フレームワーク10におい
て、図7に示した値アクセス用フレームワーク12およ
び値アクセス管理用フレームワーク15に加え、オブジ
ェクト部品群を管理するためのモジュール群について、
その骨格となるオブジェクト管理用フレームワーク18
が組み込まれて構成される。
【0129】さらに、オブジェクト管理用フレームワー
ク18は、オブジェクト部品群を機種毎に管理する際の
ロジックを有したオブジェクト管理用部品19および2
0が組み込まれている。ここでは、例として、オブジェ
クト管理用部品19を機種A向けのものとし、オブジェ
クト管理用部品20を機種B向けのものとしている。
【0130】図14は、実施の形態3にかかるネットワ
ーク管理エージェント装置において、エージェント用フ
レームワーク10の具体的な構成を示すクラス図であ
る。なお、図14において、図8と共通する部分は同一
符号を付してその説明を省略する。図14において、オ
ブジェクト管理用フレームワーク18は、「オブジェク
ト101」クラスから継承された子クラスをコンストラ
クトした実体を一元管理するために、オブジェクトを登
録できる「オブジェクト辞書」属性と、識別子をキーと
してオブジェクト辞書からオブジェクトを取得する「オ
ブジェクト取得」メソッドと、を定義したアクセッサフ
ァクトリについて、その骨格のみを定義した抽象クラス
183(以下、オブジェクトファクトリ183と称す
る)を備えている。
【0131】よって、機種A向け値オブジェクト管理用
部品19および機種B向け値オブジェクト管理用部品2
0は、この「オブジェクトファクトリ183」クラスに
よって導出される。ここで、オブジェクト辞書は識別子
をキーとしてアクセッサを検索できるものであるが、オ
ブジェクト辞書に登録するオブジェクトをコンストラク
トするロジックは機種依存なので、オブジェクトファク
トリ183から機種毎に継承した子クラス側で定義す
る。
【0132】図14においては、機種A向け値オブジェ
クトファクトリ184および機種B向け値オブジェクト
ファクトリ185が、オブジェクトファクトリ183か
ら機種毎に継承された子クラスを示しており、それぞれ
機種に特化したオブジェクトをコンストラクトしてオブ
ジェクト辞書に登録するロジックを「コンストラクタ」
として有している。このコンストラクタはそれぞれのク
ラスをコンストラクトする際に呼び出される。
【0133】すなわち、ある機種向けのオブジェクトフ
ァクトリ183の子クラスをコンストラクトすることに
より、その機種向けのオブジェクトのみがコンストラク
トされ、オブジェクト辞書に登録される。
【0134】図15は、図14に示した「オブジェクト
101」クラスの子クラス群と「オブジェクトファクト
リ183」クラスの子クラス群をコンストラクトした実
体例を示すオブジェクト図である。図15において、1
58は「オブジェクトファクトリ183」クラスから機
種A向けに継承された子クラス(オブジェクトファクト
リ184)をコンストラクトして導出された実体(以
下、オブジェクトファクトリ158と称する)であり、
159は「オブジェクトファクトリ183」クラスから
機種B向けに継承された子クラス(オブジェクトファク
トリ185)をコンストラクトして導出された実体(以
下、オブジェクトファクトリ159と称する)である。
【0135】また、同図において、160は、機種Aに
よりサポートされ、かつ「オブジェクトタイプ102」
クラスと「オブジェクトインスタンス103」クラスに
よって導出された実体であるオブジェクトタイプ16
2、130および133とオブジェクトインスタンス1
63、136、139および140が属するオブジェク
ト部品群を示す。また、161は、機種Bによりサポー
トされ、かつ「オブジェクトタイプ102」クラスと
「オブジェクトインスタンス103」クラスによって導
出された実体であるオブジェクトタイプ164、130
および133とオブジェクトインスタンス165、13
6および139が属するオブジェクト部品群を示す。
【0136】特に、図15では、オブジェクトタイプ1
30および133とオブジェクトインスタンス136、
139および140とは、機種Aおよび機種Bともに利
用できる実体である。図14および図15に示すよう
に、オブジェクトファクトリ158および159は、オ
ブジェクトを機種毎にグループ化しており、さらに機種
に共通して使用されるオブジェクトを共有するように関
連付けている。
【0137】つぎに、実施の形態3にかかるエージェン
トの動作について説明する。図16は、図14および図
15に示したデータ構造に基づいて、機種毎に特化した
適切なオブジェクト部品群を管理する処理を示すフロー
チャートである。特に、図16は、「機種A向けオブジ
ェクトファクトリ184」クラスの「コンストラクタ」
の動作を示している。
【0138】図16ではまず、「オブジェクトタイプ1
02」クラスから実体であるオブジェクトタイプ130
(ipForwarding)をコンストラクトし(ス
テップS1601)、コンストラクトしたオブジェクト
タイプ130(ipForwarding)をipFo
rwardingの識別子値をキーとしてオブジェクト
辞書に登録する(ステップS1602)。
【0139】つぎに、「オブジェクトインスタンス10
3」クラスから実体であるオブジェクトインスタンス1
36(ipForwarding.0)をコンストラク
トし(ステップS1603)、コンストラクトしたオブ
ジェクトインスタンス136(ipForwardin
g.0)の「自タイプ」属性に対して上記したオブジェ
クトタイプ130(ipForwarding)を設定
する(ステップS1604)。
【0140】そして、ipForwardingの識別
子値を指定して、「アクセッサファクトリ181」クラ
ス(子クラス)の実体からipForwarding用
のアクセッサを取得し(ステップS1605)、取得し
たアクセッサをオブジェクトインスタンス136(ip
Forwarding.0)の「自アクセッサ」属性に
設定する(ステップS1606)。
【0141】属性設定後、オブジェクトインスタンス1
36(ipForwarding.0)を、その識別子
値をキーとしてオブジェクト辞書に登録する(ステップ
S1607)。同様に、機種A向けオブジェクト部品群
160に属する各実体をコンストラクトし、コンストラ
クトした実体をオブジェクト辞書に登録する(ステップ
S1608〜S1614)。なお、「機種A向けオブジ
ェクトファクトリ185」クラスの「コンストラクタ」
の動作についても同様であり、ここではその説明を省略
する。
【0142】図17は、「オブジェクトファクトリ18
3」クラスの「オブジェクト取得」メソッドの処理を示
すフローチャートである。図17では、指定された識別
子に対応するオブジェクトをオブジェクト辞書から探
し、探し出したオブジェクトを、たとえば、そのオブジ
ェクトの識別子としてリターンする(ステップS170
1)。
【0143】以上に説明したとおり、実施の形態3にか
かるネットワーク管理エージェント装置およびネットワ
ーク管理方法によれば、オブジェクト管理用フレームワ
ーク18の「オブジェクトファクトリ183」クラスか
ら機種毎に子クラス(たとえば、機種A向けオブジェク
ト管理用部品19としてクラス184、機種B向けオブ
ジェクト管理用部品20としてクラス185)を継承し
て、その子クラス自身では特定機種向けのオブジェクト
だけを生成し保持するロジック(たとえば、機種A向け
では図16に示すフローチャート)だけを自分のコンス
トラクタに追加定義するようにしているので、管理対象
オブジェクト群(たとえば、図15の実体162、16
3、130、136、133、139、140、16
4、165等)を機種単位にまとめてカスタマイズする
ことができ、これにより、ネットワーク管理エージェン
ト装置を構成するモジュール群を機種対応に開発する際
の効率化を図ることが可能となる。
【0144】実施の形態4.つぎに、実施の形態4にか
かるネットワーク管理エージェント装置およびネットワ
ーク管理方法について説明する。実施の形態4にかかる
ネットワーク管理エージェント装置およびネットワーク
管理方法は、従来において、フレームワークに組み込ま
れるソフトウェア部品は、その管理対象機器の機種用の
ものが確実に組み込まれる必要があることに鑑み、フレ
ームワークに組み込むソフトウェア部品を要素とする集
合を、機種単位にグループ化してカスタマイズを可能に
するものである。
【0145】図18は、実施の形態4にかかるネットワ
ーク管理エージェント装置の概略構成を示すモデル図で
ある。なお、図18において、図13と共通する部分は
同一符号をふしてその説明を省略する。図18に示すエ
ージェントは、エージェント用フレームワーク10にお
いて、図7に示した値アクセス用フレームワーク12、
値アクセス管理用フレームワーク15およびオブジェク
ト管理用フレームワーク18に加え、管理対象機器の機
種毎にソフトウェア部品群を管理するためのモジュール
群について、その骨格となる機種別部品生成用フレーム
ワーク21が組み込まれて構成される。
【0146】さらに、機種別部品生成用フレームワーク
21は、管理対象機器の機種毎のソフトウェア部品を管
理する実際のロジックを有した生成用部品22および2
3が組み込まれている。ここでは、例として、生成用部
品22を機種A向けのものとし、生成用部品23を機種
B向けのものとしている。
【0147】図19は、実施の形態4にかかるネットワ
ーク管理エージェント装置において、エージェント用フ
レームワーク10の具体的な構成を示すクラス図であ
る。なお、図19において、図13と共通する部分は同
一符号を付してその説明を省略する。図19において、
機種別部品生成用フレームワーク21は、186は「ア
クセッサファクトリ180」クラスと「オブジェクトフ
ァクトリ183」クラスから機種別に継承された子クラ
スをコンストラクトした実体を一元管理するために、ア
クセッサを取得する「アクセッサ取得」メソッドと、オ
ブジェクトを取得する「オブジェクト取得」メソッド
と、を定義した機種ファクトリについて、その骨格のみ
を定義した抽象クラス186(以下、機種ファクトリ1
86と称する)を備えている。
【0148】すなわち、機種ファクトリ186は、アク
セッサファクトリを集約した「自アクセッサファクト
リ」属性と、オブジェクトファクトリを集約した「自オ
ブジェクトファクトリ」属性と、を定義している。但
し、「自アクセッサファクトリ」属性と「自オブジェク
トファクトリ」属性に設定する実体は機種依存なので、
機種ファクトリ186から機種毎に導出した子クラス側
で定義する。
【0149】よって、機種A向け生成用部品22および
機種B向け生成用部品23は、この「機種ファクトリ1
86」クラスによって機種毎に子クラスとして継承され
る。図19においては、機種A向けファクトリ187お
よび機種B向けファクトリ188が、機種ファクトリ1
86から機種毎に継承された子クラスを示しており、そ
れぞれ機種に特化したアクセッサファクトリとオブジェ
クトファクトリをコンストラクトして各属性に登録する
ロジックを「コンストラクタ」として有している。
【0150】このコンストラクタはそれぞれのクラスを
コンストラクトする際に呼び出される。すなわち、機種
ファクトリ186の子クラスをコンストラクトすること
により、その機種向けのオブジェクトファクトリとアク
セッサファクトリがコンストラクトされて、登録され
る。
【0151】図20は、図19に示した「機種ファクト
リ186」クラスの子クラス群と、「アクセッサファク
トリ180」クラスの子クラス群と、「オブジェクトフ
ァクトリ183」クラスの子クラス群と、をコンストラ
クトした実体例を示すオブジェクト図である。図20に
おいて、166は「機種ファクトリ186」クラスから
機種A向けに継承された子クラス(機種ファクトリ18
7)をコンストラクトした実体(以下、機種ファクトリ
166と称する)であり、167は「機種ファクトリ1
86」クラスから機種B向けに継承された子クラス(機
種ファクトリ188)をコンストラクトした実体(以
下、機種ファクトリ167と称する)である。
【0152】なお、図20において、アクセッサファク
トリ156および157と、オブジェクトファクトリ1
58および159は、図9および図15と同じであるた
め、ここではそれらの説明を省略する。図19および図
20に示すように、機種ファクトリ166および167
は、それぞれ機種毎に各ソフトウェア部品群をグループ
化している。
【0153】つぎに、実施の形態4にかかるエージェン
トの動作について説明する。図21〜23は、図19お
よび図20に示したデータ構造に基づいて、機種毎に特
化した適切なソフトウェア部品群を管理する処理を示し
たフローチャートである。図21は、特に「機種A向け
ファクトリ187」クラスの「コンストラクタ」の動作
を示している。
【0154】図21ではまず、「アクセッサファクトリ
180」クラスを継承した機種A向けの子クラス(アク
セッサファクトリ181)から実体である機種A向けア
クセッサファクトリ156をコンストラクトする(ステ
ップS2101)。そして、コンストラクトした機種A
向けアクセッサファクトリ156を「自アクセッサファ
クトリ」属性に設定する(ステップS2102)。
【0155】つぎに、「オブジェクトファクトリ18
3」クラスを継承した機種A向けの子クラス(オブジェ
クトファクトリ184)から実体である機種A向けオブ
ジェクトファクトリ158をコンストラクトする(ステ
ップS2103)。そして、コンストラクトした機種A
向けオブジェクトファクトリ158を「自オブジェクト
ファクトリ」属性に設定する(ステップS2104)。
【0156】図22は「機種ファクトリ186」クラス
の「アクセッサ取得」メソッドの処理を示すフローチャ
ートである。図22では、「自アクセッサファクトリ」
属性が指すアクセッサファクトリに対して「アクセッサ
取得」メソッドを呼び出す(ステップS2201)。な
お、「自アクセッサファクトリ」が指すアクセッサファ
クトリには、コンストラクト時に自機種向けのアクセッ
サファクトリが既に設定済みである。
【0157】図23は「機種ファクトリ186」クラス
の「オブジェクト取得」メソッドの処理を示すフローチ
ャートである。図23では、「自オブジェクトファクト
リ」属性が指すオブジェクトファクトリに対して「オブ
ジェクト取得」メソッドを呼び出す(ステップS230
1)。なお、「自オブジェクトファクトリ」が指すオブ
ジェクトファクトリには、コンストラクト時に時機種向
けのオブジェクトファクトリが既に設定済みである。
【0158】以上に説明したとおり、実施の形態4にか
かるネットワーク管理エージェント装置およびネットワ
ーク管理方法によれば、機種別部品生成用フレームワー
ク21の「機種ファクトリ186」クラスから機種毎に
子クラス(たとえば、機種A向け生成用部品22として
クラス187、機種B向け生成用部品23としてクラス
188)を継承して、その子クラス自身では特定機種向
けのソフトウェア部品を生成するロジック(たとえば、
機種A向けでは図21に示すフローチャート)だけを自
分のコンストラクタに追加定義するようにしているの
で、ソフトウェア部品群(たとえば、図20の実体15
6〜159)を機種単位にまとめてカスタマイズするこ
とができ、これにより、ネットワーク管理エージェント
装置を構成するモジュール群を機種対応に開発する際の
効率化を図ることが可能となる。
【0159】なお、以上に説明した実施の形態1〜4に
かかるネットワーク管理方法を実現するコンピュータプ
ログラムを、ICカードメモリ、フロッピーディスク、
光磁気ディスク、CD−ROM等の記録媒体に格納し、
この記録媒体に記録されたプログラムを、エージェント
が搭載される管理対象機器にファームウェアまたはソフ
トウェアとしてインストールすることにより、その管理
対象機器に上述したエージェントの機能を具備させるこ
ともできる。
【0160】
【発明の効果】以上に説明したとおり、この発明によれ
ば、オブジェクトインスタンスに、管理対象オブジェク
トのアクセス処理がアクセッサとして集約されているの
で、管理機器から管理対象オブジェクトの値を取得する
指示または設定する指示を受けた際に、指定されたオブ
ジェクトインスタンスから直接に管理対象オブジェクト
の種類に適したアクセッサを特定して実行することがで
きるとともに、それらアクセッサを管理対象機器の機種
に応じて異なるアクセッサと共通するアクセッサとに分
類できることから、管理対象オブジェクトの値を実際に
アクセスするロジックのカスタマイズ箇所が明確とな
り、これによりカスタマイズを限定しておこなうことが
でき、これにより、ネットワーク管理エージェント装置
を構成するモジュール群を機種対応に開発する際の効率
化を図ることが可能なネットワーク管理エージェント装
置を得ることができるという効果を奏する。
【0161】つぎの発明によれば、アクセッサファクト
リに、管理対象機器の管理対象オブジェクトの値を取得
または設定するのに必要なアクセッサを登録して、管理
機器から管理対象オブジェクトの値を取得する指示また
は設定する指示を受けた際に、この登録されたアクセッ
サを特定して実行するので、アクセッサファクトリによ
って、管理対象機器に応じたアクセッサ群を管理するこ
とができ、管理対象機器の機種単位にまとめてカスタマ
イズすることができ、これにより、ネットワーク管理エ
ージェント装置を構成するモジュール群を機種対応に開
発する際の効率化を図ることが可能なネットワーク管理
エージェント装置を得ることができるという効果を奏す
る。
【0162】つぎの発明によれば、オブジェクトファク
トリに、管理対象機器において必要な管理対象オブジェ
クトのみを登録するので、このオブジェクトファクトリ
によって、管理対象機器に応じた管理対象オブジェクト
群を管理することができ、管理対象機器の機種単位にま
とめてカスタマイズすることができ、これにより、ネッ
トワーク管理エージェント装置を構成するモジュール群
を機種対応に開発する際の効率化を図ることが可能なネ
ットワーク管理エージェント装置を得ることができると
いう効果を奏する。
【0163】つぎの発明によれば、機種ファクトリに、
値アクセス管理用フレームワーク部において登録された
アクセッサのうちオブジェクトファクトリに登録された
管理対象オブジェクトのみを対象として生成されるアク
セッサを登録するので、この機種ファクトリによって、
ソフトウェア部品群を機種単位にまとめてカスタマイズ
することができ、これにより、ネットワーク管理エージ
ェント装置を構成するモジュール群を機種対応に開発す
る際の効率化を図ることが可能なネットワーク管理エー
ジェント装置を得ることができるという効果を奏する。
【0164】つぎの発明によれば、オブジェクトインス
タンスに、管理対象オブジェクトのアクセス処理がアク
セッサとして集約されているので、管理機器から管理対
象オブジェクトの値を取得する指示または設定する指示
を受けた際に、指定されたオブジェクトインスタンスか
ら直接に管理対象オブジェクトの種類に適したアクセッ
サを特定して実行することができるとともに、それらア
クセッサを管理対象機器の機種に応じて異なるアクセッ
サと共通するアクセッサとに分類できることから、管理
対象オブジェクトの値を実際にアクセスするロジックの
カスタマイズ箇所が明確となり、これによりカスタマイ
ズを限定しておこなうことができ、これにより、ネット
ワーク管理エージェント装置を構成するモジュール群を
機種対応に開発する際の効率化を図ることが可能なネッ
トワーク管理方法を提供できるという効果を奏する。
【0165】つぎの発明によれば、アクセッサファクト
リに、管理対象機器の管理対象オブジェクトの値を取得
または設定するのに必要なアクセッサを登録して、管理
機器から管理対象オブジェクトの値を取得する指示また
は設定する指示を受けた際に、この登録されたアクセッ
サを特定して実行するので、アクセッサファクトリによ
って、管理対象機器に応じたアクセッサ群を管理するこ
とができ、管理対象機器の機種単位にまとめてカスタマ
イズすることができ、これにより、ネットワーク管理エ
ージェント装置を構成するモジュール群を機種対応に開
発する際の効率化を図ることが可能なネットワーク管理
方法を提供できるという効果を奏する。
【0166】つぎの発明によれば、オブジェクトファク
トリに、管理対象機器において必要な管理対象オブジェ
クトのみを登録するので、このオブジェクトファクトリ
によって、管理対象機器に応じた管理対象オブジェクト
群を管理することができ、管理対象機器の機種単位にま
とめてカスタマイズすることができ、これにより、ネッ
トワーク管理エージェント装置を構成するモジュール群
を機種対応に開発する際の効率化を図ることが可能なネ
ットワーク管理方法を提供できるという効果を奏する。
【0167】つぎの発明によれば、機種ファクトリに、
値アクセス管理用フレームワーク部において登録された
アクセッサのうちオブジェクトファクトリに登録された
管理対象オブジェクトのみを対象として生成されるアク
セッサを登録するので、この機種ファクトリによって、
ソフトウェア部品群を機種単位にまとめてカスタマイズ
することができ、これにより、ネットワーク管理エージ
ェント装置を構成するモジュール群を機種対応に開発す
る際の効率化を図ることが可能なネットワーク管理方法
を提供できるという効果を奏する。
【0168】つぎの発明によれば、上記した方法をコン
ピュータに実行させるプログラムを記録したことで、そ
のプログラムを機械読み取り可能となり、これによっ
て、各方法の動作をコンピュータによって実現すること
が可能となる記録媒体が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1にかかるネットワーク管理エー
ジェント装置の概略構成を示すモデル図である。
【図2】 実施の形態1にかかるネットワーク管理エー
ジェント装置において、エージェント用フレームワーク
の具体的な構成を示すクラス図である。
【図3】 実施の形態1にかかるネットワーク管理エー
ジェント装置において、オブジェクトタイプ、オブジェ
クトインスタンスおよびアクセッサの各クラスをコンス
トラクトした実体例を示すオブジェクト図である。
【図4】 実施の形態1にかかるネットワーク管理エー
ジェント装置において、エージェントの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図5】 実施の形態1にかかるネットワーク管理エー
ジェント装置において、MIB値取得メソッドの処理を
示すフローチャートである。
【図6】 実施の形態1にかかるネットワーク管理エー
ジェント装置において、MIB値設定メソッドの処理を
示すフローチャートである。
【図7】 実施の形態2にかかるネットワーク管理エー
ジェント装置の概略構成を示すモデル図である。
【図8】 実施の形態2にかかるネットワーク管理エー
ジェント装置において、エージェント用フレームワーク
の具体的な構成を示すクラス図である。
【図9】 実施の形態2にかかるネットワーク管理エー
ジェント装置において、「アクセッサ」クラスの子クラ
ス群と「アクセッサファクトリ」クラスの子クラス群を
コンストラクトした実体例を示すオブジェクト図であ
る。
【図10】 実施の形態2にかかるネットワーク管理エ
ージェント装置において、「機種A向けアクセッサファ
クトリ」クラスの「コンストラクタ」の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図11】 実施の形態2にかかるネットワーク管理エ
ージェント装置において、「機種B向けアクセッサファ
クトリ」クラスの「コンストラクタ」の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図12】 実施の形態2にかかるネットワーク管理エ
ージェント装置において、「アクセッサファクトリ」ク
ラスの「アクセッサ取得」メソッドの処理を示すフロー
チャートである。
【図13】 実施の形態3にかかるネットワーク管理エ
ージェント装置の概略構成を示すモデル図である。
【図14】 実施の形態3にかかるネットワーク管理エ
ージェント装置において、エージェント用フレームワー
クの具体的な構成を示すクラス図である。
【図15】 実施の形態3にかかるネットワーク管理エ
ージェント装置において、「オブジェクト」クラスの子
クラス群と「オブジェクトファクトリ」クラスの子クラ
ス群をコンストラクトした実体例を示すオブジェクト図
である。
【図16】 実施の形態3にかかるネットワーク管理エ
ージェント装置において、機種毎に特化した適切なオブ
ジェクト部品群を管理する処理を示すフローチャートで
ある。
【図17】 実施の形態3にかかるネットワーク管理エ
ージェント装置において、「オブジェクトファクトリ」
クラスの「オブジェクト取得」メソッドの処理を示すフ
ローチャートである。
【図18】 実施の形態4にかかるネットワーク管理エ
ージェント装置の概略構成を示すモデル図である。
【図19】 実施の形態4にかかるネットワーク管理エ
ージェント装置において、エージェント用フレームワー
クの具体的な構成を示すクラス図である。
【図20】 実施の形態4にかかるネットワーク管理エ
ージェント装置において、「機種ファクトリ」クラスの
子クラス群と、「アクセッサファクトリ」クラスの子ク
ラス群と、「オブジェクトファクトリ」クラスの子クラ
ス群と、をコンストラクトした実体例を示すオブジェク
ト図である。
【図21】 実施の形態4にかかるネットワーク管理エ
ージェント装置において、「機種A向けファクトリ」ク
ラスの「コンストラクタ」の動作を示すフローチャート
である。
【図22】 実施の形態4にかかるネットワーク管理エ
ージェント装置において、「機種ファクトリ」クラスの
「アクセッサ取得」メソッドの処理を示すフローチャー
トである。
【図23】 実施の形態4にかかるネットワーク管理エ
ージェント装置において、「機種ファクトリ」クラスの
「オブジェクト取得」メソッドの処理を示すフローチャ
ートである。
【図24】 SNMPの管理モデルを示すブロック図で
ある。
【図25】 SNMPエージェントにおいて、MIBオ
ブジェクトを実装したクラス図である。
【図26】 SNMPエージェントにおいて、オブジェ
クトタイプ、オブジェクトインスタンスおよび関数の各
クラスをコンストラクトした実体例を示すオブジェクト
図である。
【図27】 従来におけるエージェントの処理を示すフ
ローチャートである。
【図28】 従来のエージェントにおいてipグループ
非列MIB値取得関数の処理を示すフローチャートであ
る。
【図29】 従来のエージェントにおいて、ipRou
teTable内MIB値取得関数の処理を示すフロー
チャートである。
【図30】 従来におけるネットワーク管理フレームワ
ークの概略構成を示したモデル図である。
【符号の説明】
10 エージェント用フレームワーク、11 オブジェ
クトモデル部、12値アクセス用フレームワーク、1
3,14 値アクセス用部品、15 値アクセス管理用
フレームワーク、16,17 値アクセス管理用部品、
18 オブジェクト管理用フレームワーク、19,20
オブジェクト管理用部品、21 機種別部品生成用フ
レームワーク、22,23 機種生成用部品、101
「オブジェクト」クラス、102 「オブジェクトタイ
プ」クラス、103 「オブジェクトインスタンス」ク
ラス、104 「アクセッサ」クラス、105〜115
「アクセッサ」子クラス、130〜135 「オブジェ
クトタイプ」実体、136〜144 「オブジェクトイ
ンスタンス」実体、145〜155 「アクセッサ」実
体、156,157 「アクセッサファクトリ」実体、
158,159「オブジェクトファクトリ」実体、16
6,167 「機種ファクトリ」実体、180 「アク
セッサファクトリ」クラス、181,182 「アクセ
ッサファクトリ」子クラス、183 「オブジェクトフ
ァクトリ」クラス、184,185 「オブジェクトフ
ァクトリ」子クラス、186 「機種ファクトリ」クラ
ス、187,188 「機種ファクトリ」子クラス。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク上に分散配置された管理対
    象機器に搭載されるとともに、前記ネットワークを介し
    て管理機器と通信することにより、前記管理対象機器の
    管理情報の取得または設定をおこなうネットワーク管理
    エージェント装置において、 前記管理情報を複数の管理対象オブジェクトに分類し、
    該管理対象オブジェクトの種類および型を表わすオブジ
    ェクトタイプと該オブジェクトタイプを集約して該管理
    対象オブジェクトの値を格納するオブジェクトインスタ
    ンスとにモデル化したオブジェクトモデル定義部と、 前記管理対象オブジェクトの種類に応じて該管理対象オ
    ブジェクトの値の取得または設定をおこなうとともに、
    前記管理対象機器の機種に応じて異なる第1の値アクセ
    ス用アクセッサと前記管理対象機器間で共通する第2の
    値アクセス用アクセッサとに分類される複数のアクセッ
    サを、モデル化して前記オブジェクトインスタンスに集
    約する値アクセス用フレームワーク部と、 を備え、 前記値アクセス用フレームワーク部によりアクセッサを
    生成し、前記管理機器からの前記管理対象オブジェクト
    の指定および該管理対象オブジェクトの値の取得または
    設定の操作指示に応じて、前記アクセッサを特定して実
    行することを特徴とするネットワーク管理エージェント
    装置。
  2. 【請求項2】 前記管理対象機器の管理対象オブジェク
    トの値を取得または設定するのに必要な前記アクセッサ
    を生成して登録するアクセッサファクトリを、モデル化
    して前記値アクセス用フレームワーク部に集約する値ア
    クセス管理用フレームワーク部を備え、 前記管理機器からの前記管理対象オブジェクトの指定お
    よび該管理対象オブジェクトの値の取得または設定の操
    作指示に応じて、前記アクセッサファクトリに登録され
    たアクセッサを特定して実行することを特徴とする請求
    項1に記載のネットワーク管理エージェント装置。
  3. 【請求項3】 前記管理対象機器において必要な管理対
    象オブジェクトを生成して登録するオブジェクトファク
    トリを、モデル化して前記オブジェクトモデル部に集約
    するオブジェクト管理用フレームワーク部を備えたこと
    を特徴とする請求項2に記載のネットワーク管理エージ
    ェント装置。
  4. 【請求項4】 前記値アクセス管理用フレームワーク部
    と前記オブジェクト管理用フレームワーク部を集約する
    とともに、前記値アクセス管理用フレームワーク部にお
    いて登録されたアクセッサのうち前記オブジェクトファ
    クトリに登録された管理対象オブジェクトのみを対象と
    して生成されるアクセッサを登録する機種ファクトリを
    モデル化する機種別生成用フレームワーク部を備え、 前記管理機器からの前記管理対象オブジェクトの指定お
    よび該管理対象オブジェクトの値の取得または設定の操
    作指示に応じて、前記機種ファクトリに登録されたアク
    セッサを特定して実行することを特徴とする請求項3に
    記載のネットワーク管理エージェント装置。
  5. 【請求項5】 ネットワーク上に分散配置された管理対
    象機器が、前記ネットワークを介して管理機器と通信す
    ることにより、該管理対象機器の管理情報の取得または
    設定をおこなうネットワーク管理方法において、 前記管理情報を複数の管理対象オブジェクトに分類する
    とともに、該管理対象オブジェクトの種類および型を表
    わすオブジェクトタイプと該オブジェクトタイプを集約
    して該管理対象オブジェクトの値を格納するオブジェク
    トインスタンスとにモデル化し、 前記管理対象オブジェクトの種類に応じた該管理対象オ
    ブジェクトの値の取得または設定をおこなうとともに、
    前記管理対象機器の機種に応じて異なる第1の値アクセ
    ス用アクセッサと前記管理対象機器間で共通する第2の
    値アクセス用アクセッサとに分類される複数のアクセッ
    サを生成し、 前記管理機器からの前記管理対象オブジェクトの指定お
    よび該管理対象オブジェクトの値の取得または設定の操
    作指示に応じて、前記アクセッサを特定して実行するこ
    とを特徴とするネットワーク管理方法。
  6. 【請求項6】 前記管理対象機器の管理対象オブジェク
    トの値を取得または設定するのに必要な前記アクセッサ
    をアクセッサファクトリによって生成して登録し、 前記管理機器からの前記管理対象オブジェクトの指定お
    よび該管理対象オブジェクトの値の取得または設定の操
    作指示に応じて、前記アクセッサファクトリに登録され
    たアクセッサを特定して実行することを特徴とする請求
    項5に記載のネットワーク管理方法。
  7. 【請求項7】 前記管理対象機器において必要な管理対
    象オブジェクトのみをオブジェクトファクトリにより生
    成して登録することを特徴とする請求項6に記載のネッ
    トワーク管理方法。
  8. 【請求項8】 前記値アクセス管理用フレームワーク部
    において登録されたアクセッサのうち前記オブジェクト
    ファクトリに登録された管理対象オブジェクトのみを対
    象として生成されるアクセッサを機種ファクトリに登録
    し、 前記管理機器からの前記管理対象オブジェクトの指定お
    よび該管理対象オブジェクトの値の取得または設定の操
    作指示に応じて、前記機種ファクトリに登録されたアク
    セッサを特定して実行することを特徴とする請求項7に
    記載のネットワーク管理方法。
  9. 【請求項9】 前記請求項5〜8のいずれか一つに記載
    された方法をコンピュータに実行させるプログラムを記
    録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
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