JP2001220171A - 緑色隠蔽ガラス - Google Patents

緑色隠蔽ガラス

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商業的平板ガラス製法と両立し、乗り物の目
隠し嵌め込み窓ガラスとして用いることのできる緑色赤
外線及び紫外線吸収性ガラスを提供すること。 【解決手段】 SiO2 約66〜75重量%、Na2
約10〜20重量%、CaO 約5〜15重量%、M
gO 0〜約5重量%、Al23 0〜約5重量%K2
O 0〜約5重量%からなる基礎ガラス部分と、全鉄
約1.5〜3.5重量%、FeO 約0.386〜0.
875重量%、CoO 約220〜400ppm、Se
約27〜54ppm、Cr23 約250〜375p
pm、及びTiO2 0〜0.49重量%から本質的に
なる太陽放射線吸収性着色剤部分とからなる組成を有す
る緑色赤外線紫外線吸収性ガラス物品であって、5.0
2〜14.68%の視感透過率(LTA)と、1.07
〜8.00%の全太陽紫外線透過率(TSUV)と、
0.89〜9.29%の全太陽赤外線透過率(TSI
R)とを有する、上記ガラス物品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、箱型自動車の横窓
及び後部窓のような乗り物の目隠し(privacy,プライ
バシー保護)嵌込み窓ガラスとして用いるのに極めて望
ましい低い視感透過率(luminous transmittance)を有
する緑色に着色したソーダ・石灰・シリカガラスに関す
る。特に、そのガラスは60%以下、好ましくは約10
〜40%の視感透過率を有する。ここで用いられる用語
「緑色」とは、約480〜565nmの主波長を有し、
緑青色、緑黄色、又は緑灰色として色を特徴付けること
ができるガラスを含めた意味を有する。更に、本発明の
ガラスは、一般に自動車用として用いられている典型的
な緑色ガラスと比較して、一層低い赤外線及び紫外線透
過率を示す。このガラスは、平板ガラス製造方法と両立
することもできる。本出願は、1996年7月2日に出
願された米国特許出願No.60/021,034の優
先権を主張するものである。
【0002】
【従来の技術】種々の暗い色の赤外線紫外線吸収性ガラ
ス組成物が当分野で知られている。典型的な暗い色に着
色した自動車目隠しガラス中の主たる着色剤は鉄であ
り、それは通常Fe23及びFeOの両方の形で存在す
る。或るガラスは、赤外線及び紫外線及び色を更に抑制
するために鉄と一緒にコバルト、セレン、及び場合によ
りニッケルを用いており、ジョーンズ(Jones)の米国
特許第4,873,206号、チェング(Cheng)等の
米国特許第5,278,108号、ベーカー(Baker)
等の米国特許第5,308,805号、及びグロッタ
(Gulotta)等の米国特許第5,393,583号、及
び欧州特許出願EP0705800に記載されている。
この着色剤の組合せと共に、クロムを含む他のガラスも
あり、ポンズ(Pons)の米国特許第4,104,076
号、デラ・リュイエ(Dela Ruye)の米国特許第4,3
39,541号、クルムウィード(Krumwiede)等の米
国特許第5,023,210号、及びコンベス(Combe
s)等の米国特許第5,352,640号、欧州特許出
願EP 0536049、フランス特許第2,331,
527号、及びカナダ特許第2,148,954号に記
載されている。更に他のガラスは、例えばWO 96/
00194に記載されているような付加的材料を含むこ
とがあり、それはガラス組成中にフッ素、ジルコニウ
ム、亜鉛、セリウム、チタン、及び銅を含有させること
を教示しており、アルカリ土類酸化物の合計がガラスの
10重量%より少なくなることを要求している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】赤外線及び紫外線吸収
性ガラスを製造する場合、希望の色及びスペクトル性を
与えるためには、鉄及び他の添加剤の相対的量を精密に
監視し、操作範囲内で制御しなければならない。優れた
太陽光に対する性能を示し、商業的平板ガラス製造法と
両立する、自動車で典型的に用いられる緑色ガラスを補
うため、乗り物の目隠し嵌込み窓ガラスとして用いるこ
とができる暗く着色した緑色ガラスを有することが望ま
しいであろう。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、 SiO2 約66〜75重量%、 Na2O 約10〜20重量% CaO 約5〜15重量% MgO 0〜約5重量% Al23 0〜約5重量% K2O 0〜約5重量% からなる基礎ガラス部分と、 全鉄 約1.5〜3.5重量% FeO 約0.386〜0.875重量% CoO 約220〜400ppm Se 約27〜54ppm Cr23 約250〜375ppm、及び TiO2 0〜0.49重量% から本質的になる太陽放射線吸収性着色剤部分とからな
る組成を有する緑色赤外線紫外線吸収性ガラス物品であ
って、5.02〜14.68%の視感透過率(LTA)
と、1.07〜8.00%の全太陽紫外線透過率(TS
UV)と、0.89〜9.29%の全太陽赤外線透過率
(TSIR)とを有する、上記ガラス物品を与える。本
発明はまた、60%までの視感透過率を有する緑色赤外
線紫外線吸収性ガラス物品を与える。このガラス物品の
組成物は、標準ソーダ・石灰・シリカガラス基礎組成
物、及び更に赤外線及び紫外線吸収材料及び着色剤とし
て鉄、コバルト、セレン、及びクロム、場合によりチタ
ンを用いている。本発明のガラスは、約480〜565
nm、好ましくは約495〜560nmの範囲の主波長
及び約20%以下、好ましくは約10%以下、一層好ま
しくは約7%以下の刺激純度を特徴とする色を有する。
ガラス組成物には、特定の用途及び希望の視感透過率に
より、異なった水準のスペクトル性能が与えられてい
る。
【0005】本発明の一つの態様として、緑色赤外線紫
外線吸収性ソーダ・石灰・シリカガラス物品のガラス組
成は、約0.60〜4重量%の全鉄、約0.13〜0.
9重量%のFeO、約40〜500ppmのCoO、約
5〜70ppmのSe、約15〜800ppmのCr2
3、及び約0.02〜1重量%のTiO2から本質的に
なる太陽放射線吸収性着色剤部分を含んでいる。本発明
の別の態様として、その物品のガラス組成は、約1〜
1.4重量%未満の全鉄、約0.2〜0.6重量%のF
eO、200ppmより多く、約500ppmまでのC
oO、約5〜70ppmのSe、200より多く約80
0ppmまでのCr23、及び0〜約1重量%のTiO
2から本質的になる太陽放射線吸収性着色剤部分を含
む。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の基礎ガラス、即ち、本発
明の目的である赤外線又は紫外線を吸収する物質及び
(又は)着色剤を含まないガラスの主成分は、次のもの
を特徴とする商業的ソーダ・石灰・シリカガラスであ
る。
【0007】
【0008】ここで用いられている全ての「重量%」値
は、最終ガラス組成物の全重量%に基づく。
【0009】本発明では、この基礎ガラスに鉄、コバル
ト、セレン、クロム、及び場合によりチタンの形の赤外
線及び紫外線吸収性物質及び着色剤を添加する。ここに
記載するように、鉄はFe23及びFeOとして表し、
コバルトはCoOとして表し、セレンは元素Seとして
表し、クロムはCr23として表し、チタンはTiO 2
として表す。ここに記載するガラス組成物は、少量の他
の材料、例えば、溶融及び清澄助剤、トランプ(tram
p)材料又は不純物を含んでいてもよいことは認められ
るべきである。更に、本発明の一つの態様として、後で
一層詳細に論ずるように、ガラスの太陽光に対する性能
を改良するためガラス中に少量の付加的材料を含有させ
てもよいことも認められるべきである。
【0010】ガラス組成物中の鉄酸化物は幾つかの機能
を果たす。酸化第二鉄、Fe23は、強い紫外線吸収剤
であり、ガラスに黄色の着色剤として働く。酸化第一
鉄、FeOは、強い赤外線吸収剤であり、青色の着色剤
として働く。ここに記載したガラス中に存在する全鉄の
量は、標準分析法に従いFe23として表すが、それは
全ての鉄が実際にFe23の形になっていることを意味
する訳ではない。同様に、第一鉄状態の鉄の量をFeO
として報告するが、それは実際にFeOとしてガラス中
に存在していなくてもよい。ここに記載するガラス組成
物中の第一鉄と第二鉄の相対的量を反映させるために、
用語「レドックス」とは、第一鉄状態の鉄(FeOとし
て表す)の量を、全鉄(Fe23として表す)の量で割
ったものを意味する。更に、別に述べていない限り、本
明細書中の用語「全鉄」とは、Fe 23として表した全
鉄を意味し、用語「FeO」とは、FeOとして表した
第一鉄状態の鉄を意味する。
【0011】Seは、ソーダ・石灰・シリカガラスにピ
ンク又は褐色の色を与える紫外線赤外線吸収性着色剤で
ある。Seは幾らかの赤外線も吸収するが、それを使用
すると、レドックスを減少させる傾向がある。CoO
は、青色着色剤として働き、何等認め得る程の紫外線又
は赤外線を吸収する性質は示さない。Cr23は、ガラ
スに緑色を与え、最終的ガラスの色を調節するのに役立
つ。クロムも幾らかの紫外線吸収を与えることができる
と考えられている。TiO2は、ガラス組成物に黄色の
色を与える着色剤として働く紫外線吸収剤である。希望
のスペクトル性を有する希望の緑色目隠しガラスを得る
ためには、鉄、即ち、酸化第二鉄と酸化第一鉄、クロ
ム、セレン、コバルト、及び場合によりチタンの含有量
の間の適当なバランスが必要である。
【0012】本発明のガラスは、商業的に大規模な連続
溶融操作で溶融及び清澄化し、フロート法により種々の
厚さの平なガラスシートに形成することができ、そのフ
ロート法では溶融ガラスは溶融金属、通常錫のプールの
上に支持され、ガラスは帯状になり、冷却される。溶融
錫上でガラスを形成する結果、測定可能な量の酸化錫
が、その錫と接触していた側のガラスの表面部分中へ移
行することが認められている。典型的には、1枚のフロ
ート法ガラスは、錫と接触していたガラス表面の下、最
初の25ミクロン中に少なくとも0.05〜2重量%の
SnO2濃度を有する。SnO2の典型的なバックグラウ
ンド濃度は、30ppm位の高いものになることがあ
る。
【0013】本発明のガラス組成物を製造するのに用い
られる溶融及び成形装置には、クンクレ(Kunkle)等の
米国特許第4,381,934号、ペコラロ(Pecorar
o)等の米国特許第4,792,536号、及びセルチ
(Cerutti)等の米国特許第4,886,539号に記
載されているように、当分野でよく知られている上から
加熱される慣用的連続溶融操作又は多段階溶融操作が含
まれるが、それらに限定されるものではない。もし必要
ならば、最高の光学的品質を持つガラスを製造するため
に、ガラス製造操作の溶融及び(又は)成形段階内に撹
拌装置を用いてガラスを均質化するようにしてもよい。
【0014】表1、2及び3は、本発明の原理を用いた
ガラス組成物の例を示している。表1及び2の例は、P
PGインダストリーズ社(PPG Industries, Inc.)によ
り開発されたガラスの色及びスペクトル性能コンピュー
ターモデルにより得られたコンピューターモデル組成物
である。表3の例は実験室での実際の実験溶融物であ
る。表1及び3に示したスペクトル特性は、4.06m
m(0.160in)の基準厚さに基づいており、表2
に示したものは、3.91mm(0.154in)の基
準厚さに基づいている。比較の目的で、米国特許第4,
792,536号明細書に記載されている配合物を用い
て種々の厚さで実施例のスペクトル特性を近似的に求め
た。それらの表には、実施例の鉄、コバルト、セレン、
クロム、及びチタン部分だけが列挙されている。それら
の表に与えた透過率データに関して、視感透過率(LT
A)は、380〜770nmの波長範囲に亙って2°の
観察方向で、C.I.E.標準照明「A」を用いて測定
し、主波長及び刺激純度に関するガラスの色は、C.
I.E.標準照明「C」を用い、ASTM E308−
90に規定された手順に従って、観察方向2°で測定し
た。全太陽紫外線透過率(TSUV)は、300〜40
0nmの波長範囲に亙って測定し、全太陽赤外線透過率
(TSIR)は、720〜2000nmの波長範囲に亙
って測定し、全太陽エネルギー透過率(TSET)は、
300〜2000nmの波長範囲に亙って測定した。T
SUV、TSIR、及びTSET透過率データは、ペリ
ー・ムーン・エアー・マス(Parry Moon air mass)
2.0太陽直射線データを用いて計算し、当分野で知ら
れているように、台形法則(Trapezoidal Rule)を用い
て積分した。
【0015】表1及び2に報告した光学的性質は、当分
野でよく知られているように、ガラスが完全に均質にな
り、慣用的フロート法ガラス製法により製造されたもの
と仮定して、ガラス成分の吸収係数に基づき、ここで一
般的に述べたような基礎ガラス組成及び着色剤を含むガ
ラスの予想される性質である。
【0016】表3に与えた情報は、ほぼ次のバッチ成分
を有する実験室での実験溶融物に基づく。 カレットA 125g カレットB 22.32g カレットC 8.93g べんがら 0.32g Cr23 0.0461g TiO2 0.3〜0.6g Se 0.0037〜0.0073g 黒鉛 0.015g
【0017】溶融物中に用いたカレットは、種々の量の
鉄、コバルト、セレン、クロム、及び(又は)チタンを
含んでいた。特に、カレットAは、0.811重量%の
全鉄、0.212重量%のFeO、101ppmのCo
O、17ppmのSe、8ppmのCr23、及び0.
02重量%のTiO2を含んでいた。カレットBは、
1.417重量%の全鉄、0.362重量%のFeO、
211.25ppmのCoO、25ppmのSe、及び
7.5ppmのCr23を含んでいた。カレットCは、
0.93重量%の全鉄、0.24重量%のFeO、6p
pmのCr23、及び0.02重量%のTiO2を含ん
でいた。溶融物を調製する場合、成分を秤量し、混合し
た。次に材料を4inの白金坩堝中に入れ、1427℃
(2600°F)に30分間加熱し、次に1454℃
(2650°F)に1時間加熱したと考えられる。次に
溶融ガラスを水中に入れてフリットにし、乾燥し、2i
nの白金坩堝中に入れ、1454℃(2650°F)で
再び少なくとも1時間加熱した。次に溶融ガラスを坩堝
から流し出し、板を形成し、アニールした。その板から
試料を切り出し、研磨して分析した。ガラス組成物の化
学分析は、RIGAKU3370蛍光X線分光光度計を
用いて決定した。FeO含有量は、当分野でよく知られ
ているように湿式化学的方法を用いて決定した。ガラス
のスペクトル特性は、ガラスのスペクトル特性に影響を
与えるガラスの強化又は長期間の紫外線照射を行う前
に、パーキン・エルマー(Perkin-Elmer)ラムダ9UV
/VIS/NIR分光光度計を用いて、アニールした試
料について決定した。
【0018】次の表は、表3に記載した、前に述べた基
礎ガラス組成物内にも入る特定の実験溶融物の基礎酸化
物を表すものである。
【0019】 SiO2 70〜72重量% Na2O 12〜14重量% CaO 8〜10重量% MgO 3〜4重量% Al23 0.1〜0.6重量% K2O 0.01〜0.15重量%
【0020】これらの溶融物の分析は、ガラスが約0.
081重量%のMnO2も含んでいることを示してい
た。MnO2はカレットの一部分としてガラス溶融物中
に入ったものと推定される。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】
【表3】
【0024】
【表4】
【0025】
【表5】
【0026】
【表6】
【0027】
【表7】
【0028】
【表8】
【0029】
【表9】
【0030】
【表10】
【0031】
【表11】
【0032】
【表12】
【0033】
【表13】
【0034】
【表14】
【0035】
【表15】
【0036】
【表16】
【0037】
【表17】
【0038】
【表18】
【0039】
【表19】
【0040】
【表20】
【0041】
【表21】
【0042】
【表22】
【0043】
【表23】
【0044】
【表24】
【0045】表1、2及び3に関し、本発明は、標準ソ
ーダ・石灰・シリカガラス基礎組成物、更に鉄、コバル
ト、セレン、及びクロム、及び場合によりチタンを、赤
外線及び紫外線吸収性材料及び着色剤として用いた緑色
ガラスを与える。主波長(DW)及び刺激純度(Pe)
で示されているように、例の全てが同じ緑色になってい
る訳ではないことは分かるであろう。本発明では、ガラ
スは約480〜565nm、好ましくは約495〜56
0nmの範囲の主波長、及び約20%以下、好ましくは
約10%以下、一層好ましくは約7%以下の刺激純度を
有することを特徴としている色を示すのが好ましい。ガ
ラスの色は、希望の生成物を与えるためにこの主波長範
囲内で変化してもよいことが予想される。例えば、緑青
色ガラスは、約485〜515nm、好ましくは約49
0〜510nmの主波長及び10%以下、好ましくは7
%以下の刺激純度を有するものとして製造することがで
き、一方緑黄色ガラスは、約535〜565nm、好ま
しくは約540〜560nmの主波長及び10%以下、
好ましくは5%以下の刺激純度を有するものとして製造
することができる。
【0046】本発明で開示した緑色赤外線紫外線吸収性
ガラスは、60%までの視感透過率(LTA)を有す
る。一つの特別な態様として、それらガラスは、約0.
6〜4重量%の全鉄、約0.13〜0.9重量%のFe
O、約40〜500ppmのCoO、約5〜70ppm
のSe、約15〜800ppmのCr23、及び0.0
2〜約1重量%のTiO2を含む。別の態様として、そ
れらガラスは、約1〜1.4重量%未満の全鉄、約0.
2〜0.60重量%のFeO、200ppmより多く、
約500ppmまでのCoO、約5〜70ppmのS
e、200ppmより多く約800ppmまでのCr2
3、及び0〜約1重量%のTiO2を含む。これらのガ
ラスのレドックス比は、約0.20〜0.40、好まし
くは約0.22〜0.35、一層好ましくは約0.23
〜0.28に維持されている。これらのガラス組成物
は、約40%以下、好ましくは約35%以下のTSU
V、約45%以下、好ましくは約40%以下のTSI
R、及び約50%以下、好ましくは約45%以下のTS
ETを有する。
【0047】本発明のガラス組成物は、特定の用途及び
希望の視感透過率により、種々の水準のスペクトル性能
を持つものとして与えることができる。本発明の一つの
態様として、1.8〜5.0mmの範囲の少なくとも一
つの厚さで、20%未満LTAを有する緑色赤外線紫外
線吸収性ガラスについて、それらガラス組成物は、約1
〜1.4重量%未満の全鉄、約0.22〜0.5重量
%、好ましくは約0.3〜0.5重量%のFeO、20
0より多く約450ppmまでで、好ましくは200p
pmより多く約350ppmまでのCoO、約10〜6
0ppm、好ましくは約35〜50ppmのSe、約2
50〜400ppm、好ましくは約250〜350pp
mのCr23、及び0〜約1重量%、好ましくは約0.
02〜0.5重量%のTiO2を含む。この視感透過率
範囲内に入るこれらのガラス組成物は、約30%以下、
好ましくは12%以下のTSUV、約35%以下、好ま
しくは約20%以下のTSIR、及び約30%以下、好
ましくは約20%以下のTSETを有する。
【0048】本発明の別態様として、1.8〜5.0m
mの範囲の少なくとも一つの厚さで、20〜60%より
小さいLTAを有する緑色赤外線紫外線吸収性ガラスに
ついて、それらガラス組成物は、約1〜1.4重量%未
満の全鉄、約0.25〜0.4重量%のFeO、200
ppmより多く約250ppmまでのCoO、約10〜
30ppmのSe、200ppmより多く約250pp
mまでのCr23、及び約0.02〜0.5重量%のT
iO2を含む。この視感透過率範囲内に入るこれらのガ
ラス組成物は、約35%以下、好ましくは20%以下の
TSUV、約40%以下、好ましくは約15%以下のT
SIR、及び約45%以下、好ましくは約25%以下の
TSETを有する。
【0049】本発明の別の態様として、4.06mmの
基準厚さで、20〜60%のLTAを有する緑色赤外線
紫外線吸収性ガラスについて、それらガラス組成物は、
0.7〜約2重量%、好ましくは約0.8〜1.5重量
%の全鉄、約0.13〜0.6重量%、好ましくは約
0.14〜0.43重量%のFeO、200ppmより
多く約300ppmまで、好ましくは200ppmより
多く約250ppmまでのCoO、約5〜70ppm、
好ましくは約8〜60ppmのSe、200ppmより
多く約300ppmまで、好ましくは200ppmより
多く約250ppmまでのCr23、及び0〜約1重量
%、好ましくは約0.02〜0.5重量%のTiO2
含む。この視感透過率範囲内に入るこれらのガラス組成
物は、約35%以下のTSUV、約40%以下のTSI
R、及び約45%以下のTSETを有する。
【0050】本発明の別の態様として、緑色赤外線紫外
線吸収性ガラス組成物は、0.9〜1.3重量%、好ま
しくは1.083〜1.11重量%の全鉄、0.25〜
0.40重量%、好ましくは0.306〜0.35重量
%のFeO、80〜130ppm、好ましくは90〜1
28ppmのCoO、8〜15ppm、好ましくは10
〜12ppmのSe、250〜350ppm、好ましく
は286〜302ppmのCr23、及び0.1〜0.
5重量%、好ましくは0.194〜0.355重量%の
TiO2を含む。これらのガラスは、25〜40%の視
感透過率(LTA)、約25%以下の全太陽紫外線透過
率(TSUV)、約20%以下の全太陽赤外線透過率
(TSIR)、及び約30%以下の全太陽エネルギー透
過率(TSET)を有する。
【0051】ここに記載したこれらのガラス組成物のス
ペクトル特性は、ガラスを強化したり、一般にソラリゼ
ーション(solarization)と呼ばれている長期間の紫外
線への露出を行うと変化すると予測されている。特に、
ここに記載したガラス組成物の強化及びソラリゼーショ
ンはLTAを増大し、TSUV、TSIR、及びTSE
Tを減少すると考えられている。その結果、本発明の一
つの態様として、ガラス組成物は、最初は前に記載した
希望の範囲には入らないが、強化及び(又は)ソラリゼ
ーション後に希望の範囲に入る選択されたスペクトル特
性を持っていてもよい。
【0052】フロート法により製造されたガラスのシー
ト厚さは、約1mm〜10mmの範囲に入るのが典型的
である。乗り物の嵌込み窓ガラス用としては、ここに記
載した組成及びスペクトル特性を有するガラスシートは
1.8〜5mm(0.071〜0.197in)の範囲
内に入る厚さを有するのが好ましい。1枚板のガラスを
用いる場合、例えば、自動車の横窓又は後部窓用として
はガラスを強化し、多層ガラスを用いる場合には、ガラ
スをアニールし、ポリビニルブチラールのような熱可塑
性接着剤を用いて一緒に積層することが予想される。
【0053】バナジウムを、本発明のガラス組成物中の
クロムの部分的又は完全な代替物として用いることがで
きることも考慮に入れられている。特に、V25として
ここで表したバナジウムは、ガラスに黄緑色を与え、異
なった原子価状態で紫外線及び赤外線の両方を吸収す
る。上で述べた約25〜800ppmの範囲のCr23
は、0.01〜0.32重量%のV25によって完全に
置き換えることができると考えられている。
【0054】前に述べたように、ここに記載したガラス
組成物に、赤外線及び紫外線透過率を更に減少し且つ
(又は)ガラスの色を制御するために他の材料を添加し
てもよい。特に、ここに記載した鉄、コバルト、セレ
ン、クロム及びチタンを含有するソーダ・石灰・シリカ
ガラスに、次の材料を添加することも考慮される。
【0055】 MnO2 0〜0.5重量% SnO2 0〜2重量% ZnO 0〜0.5重量% Mo 0〜0.015重量% CeO2 0〜2重量% NiO 0〜0.1重量%
【0056】これらの付加的材料の着色及び(又は)レ
ドックスに与える影響力を考慮して、基礎的鉄、コバル
ト、セレン、クロム、及び(又は)チタン成分に調節を
加えなければならないことは認められるべきである。
【0057】当業者に知られている他の変更を、特許請
求の範囲に規定した本発明の範囲から離れることなく利
用してもよい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン エフ.クラムウィード アメリカ合衆国ペンシルバニア州チェスウ ィック,ブルー ラン ロード 315 (72)発明者 ロバート ビー.ヘイソフ アメリカ合衆国ペンシルバニア州ギブソニ ア,デロ ドライブ 2403 (72)発明者 アンソニー ブイ.ロンゴバルド アメリカ合衆国ペンシルバニア州バトラ ー,グレート ベルト ロード 222,ア ール.ディー.ナンバー 4 (72)発明者 アンドリュー カラブレス アメリカ合衆国ペンシルバニア州ウェック スフォード,ファウンテン ヒルズ ドラ イブ 2614

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 SiO2 約66〜75重量%、 Na2O 約10〜20重量% CaO 約5〜15重量% MgO 0〜約5重量% Al23 0〜約5重量% K2O 0〜約5重量% からなる基礎ガラス部分と、 全鉄 約1.5〜3.5重量% FeO 約0.386〜0.875重量% CoO 約220〜400ppm Se 約27〜54ppm Cr23 約250〜375ppm、及び TiO2 0〜0.49重量% から本質的になる太陽放射線吸収性着色剤部分とからな
    る組成を有する緑色赤外線紫外線吸収性ガラス物品であ
    って、5.02〜14.68%の視感透過率(LTA)
    と、1.07〜8.00%の全太陽紫外線透過率(TS
    UV)と、0.89〜9.29%の全太陽赤外線透過率
    (TSIR)とを有する、上記ガラス物品。
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