JP2001218010A - 画像処理装置、画像処理方法、記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、記憶媒体

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JP2001218010A
JP2001218010A JP2000021563A JP2000021563A JP2001218010A JP 2001218010 A JP2001218010 A JP 2001218010A JP 2000021563 A JP2000021563 A JP 2000021563A JP 2000021563 A JP2000021563 A JP 2000021563A JP 2001218010 A JP2001218010 A JP 2001218010A
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Tomochika Murakami
友近 村上
Yoshihiro Ishida
良弘 石田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、特定画像の判定を行なう場合時間がか
かる。その一方で高速化を実現しようとすると判定精度
が低下した。 【解決手段】 上記課題を解決するために、入力画像か
ら所定サイズを有するバンド領域の画像を入力する入力
手段、前記バンド領域の画像情報から予め定められた特
徴的な領域を認識する領域認識手段、前記領域認識手段
により認識された特徴的な領域の画像情報から、前記電
子透かし情報を抽出する電子透かし情報抽出手段、前記
電子透かし情報の抽出結果に応じて、前記画像に応じた
画像情報に対する処理をおこなう処理手段とを有するこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置及び画
像処理方法及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年カラーコピー機には紙幣や有価証券
等の偽造防止用の画像認識処理機能等を搭載することが
提案されている。複写物生成の対象画像データが偽造防
止対象画像であると判定される場合には、その画像デー
タに対しては、(1)何らかの色彩で塗り潰してプリン
ト出力する、(2)何らかの記号や図形を重畳してプリ
ント出力する、(3)色彩や画像サイズを変更して出力
する、(4)プリント出力を全くしない、等のように正
常な複写出力が行われないようにするというものであ
る。
【0003】ところで複写機は、紙幣等の複写禁止物を
除き原稿台上に載置された物体を忠実に複写することが
原則であるため、仮に紙幣に似た画像(紙幣ではなく、
法律的にも複写可能な画像)が入力された場合には、紙
幣ではないと認識してそのままの複写処理を行なう必要
がある。このため、認識対象の画像が偽造防止対象画像
に該当するか否かの判定は、極めて厳密な認識精度が要
求される。
【0004】一方、昨今では、カラーコピー機に比して
廉価なカラースキャナやカラープリンタにより得られる
画像の画質も飛躍的に向上しており、これらの機器をパ
ソコンに接続して、いわばカラーコピー機の要素機器の
組合せ使用によっても、同様な偽造行為が可能となって
きている。このため、廉価なカラースキャナやカラープ
リンタを用いる画像処理システムにおいても画像認識処
理機能の搭載等による紙幣や有価証券等の偽造防止対策
が望まれてきている。
【0005】尚、原稿が複写禁止対象物であるか否かの
判定法方としては、画像データ中の各画素値(三色カラ
ー信号に対応する R,G,Bの値のセット)に基い
て、原稿をスキャンして得られる画像データのカラース
ペクトル分布をROM13に予め登録してあるデータと比
較したり(違いを数値間の差分値の絶対値の総和として
求めたり、分布間の相互相関値を算出したり等)、ある
いは、原稿の一部あるいは全体の総合的な画像パターン
をROM等に予め登録してあるパターンデータと比較し
たりすることで評価値を算出する方法等が提案されてい
る。
【0006】また、最近では、"電子透かし"と呼ばれる
技術を用いることにより、印刷物としての原稿内に複写
禁止対象物であることを示す情報を含ませて作成してお
く事も可能となってきている。即ち、複写禁止対象物で
ある原稿を、その原稿が印刷物として作成される際に、
予め、元になる第一のディジタル情報(主情報)である
画像データ(電子的な画像情報)に対して、複写禁止対
象物であることを示す第二のディジタル情報(副情報)
を埋め込むことにより生成された複写禁止対象物情報の
入りの画像データ(やはり電子的な画像情報)から印刷
物として作成しておく方法である。この複写禁止対象物
情報(副情報)は、原稿を印刷する前の複写禁止対象物
情報の入りの画像データから抽出できることはもちろん
のこと(電子透かし技術そのもの)、複写禁止対象物情
報の入りの画像データ(電子的な画像情報)から印刷物
として作成した時の条件と読み取りや抽出処理の条件の
整合性を取れば、それを含んだ電子的な画像情報から作
成された印刷物(原稿)をカラースキャナ等の原稿読取
装置により読み取って得られる電子的な画像データから
抽出することも可能であることから、この"電子透かし"
と呼ばれる技術の、印刷物としての原稿の違法な複製を
防ぐ用途への適用が着目される始めている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】コンシューマ市場で一
般的に用いられる廉価なカラースキャナやカラープリン
タにおいては、比較的高価なカラー複写機に比して、よ
り安価に複写禁止対象物の偽造防止の実現を図ることが
望ましい。そのためには、複写禁止対象物の認識処理機
能を電子回路等を多用したハードウェア主体の実現方法
によらず、なるべくソフトウェア主体の実現方法をとる
ことが有力な解となり得る。
【0008】反面、ソフトウェア主体の実現方法によっ
て先に述べた様な厳密な認識精度を要求される複写禁止
対象画像の判定を行なおうとすると、演算の総量が多い
以上、その認識・判定に要する処理時間が著しく長くな
りがちであるという問題がある。
【0009】裏返せば、認識・判定にかける演算量を減
らそうとすると、一般的には、厳密な認識精度を要求さ
れる複写禁止対象画像の判定の実現が難しくなる傾向に
あり、故意に読み取り条件(原稿の読み取り面上での置
載角度、置載位置等)を変更して読み込まれた画像から
の紙幣等の複写禁止物の検出等が難しくなったり、ある
いは逆に、紙幣に似た画像(紙幣ではなく、法律的にも
複写可能な画像)が入力された場合でも、複写禁止対象
画像であると誤認識して、正常な出力を行なわずに、本
来の画像処理システムとしての機能を損なってしまう、
等の恐れがある。
【0010】本発明は、上述した従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、例えば
安価なイメージスキャナやカラープリンタを使用したパ
ソコンシステムの様な、比較的少ない演算量の認識・判
定処理でも、従来に比し、より厳密な認識処理を可能と
する画像処理システムを構成する画像処理装置、画像処
理方法、及び、その記憶媒体を提供することにある。
【0011】又、比較的少ない演算量の認識判定処理に
おいてもより厳密に画像の識別処理を行える画像を提供
可能な画像処理装置、画像処理方法、記憶媒体を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、画像に予め定められた特徴的な領域を形成
する形成手段、前記特徴的な領域に電子透かしを埋め込
む埋め込み手段とを有することを特徴とする。
【0013】また入力画像から所定サイズを有するバン
ド領域の画像を入力する入力手段、前記バンド領域の画
像情報から予め定められた特徴的な領域を認識する領域
認識手段、前記領域認識手段により認識された特徴的な
領域の画像情報から、前記電子透かし情報を抽出する電
子透かし情報抽出手段、前記電子透かし情報の抽出結果
に応じて、前記画像に応じた画像情報に対する処理をお
こなう処理手段とを有することを特徴とする。
【0014】また、上記目的を達成する為に本発明の画
像処理装置によれば、画像データを印刷出力するための
画像データ入力手段と、前記画像データ入力手段から入
力される画像から所定のサイズを有するバンド領域を獲
得する手段と、前記バンド領域から予め定められた特徴
的な領域を認識する特徴領域認識手段と、前記特徴領域
認識手段から、電子透かし情報を抽出する電子透かし情
報抽出手段と、前記電子透かし情報抽出手段の結果に基
づき、画像データの印刷出力の継続、または中止を判断
する手段とを有することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、この
発明の好ましい実施の形態の一例として、原稿内に含ま
れる複写(像形成)禁止対象物(紙幣等有価証券)であ
ることを示す情報が、"電子透かし"と呼ばれる技術によ
り作成されている場合に基いて説明をすすめる。即ち、
複写禁止対象物である原稿が、印刷物として作成される
元になる第一のディジタル情報である画像データ(電子
的な画像情報)に対して、複写禁止対象物であることを
示す第二のディジタル情報を埋め込むことにより生成さ
れた複写禁止対象物情報の入りの画像データ(やはり電
子的な画像情報)から印刷物として作成されている事を
前提として説明をすすめる。尚、上述した電子透かし
は、画像データの特定空間周波数に情報をうめ込む不可
視の電子透かし、人の目に見えにくいイエロー(系)ド
ットの配列により情報をうめ込む可視の電子透かし等ど
のようなものでもよい。
【0016】先に述べたように、電子透かし技術により
埋め込まれた電子透かしデータを抽出するためには、一
般的に読み取りや抽出の条件を、透かし情報を埋め込ん
だ印刷物を生成した際の条件(即ち、画像データのどの
位置にどのような並びで埋め込まれているか等)に整合
性が取れるようにする必要がある。
【0017】本実施の形態においては、上記電子透かし
技術を用いて複写禁止対象物である情報を複写禁止対象
物の特徴的な部分に埋め込むこととする。
【0018】図1は複写禁止対象物の一種である紙幣を
示している。0101は紙幣全体を示し、紙幣製造機に
より0102の領域には紙幣の偽造紙幣を判別するため
の透かしが埋め込まれている。本実施の形態において
は、複写禁止対象物であるか否かを判別する情報が、紙
幣製造機により作成された複写禁止対象物の特徴的な領
域0103の上に電子透かし技術を用いて埋め込まれて
いることとする。
【0019】前記特徴的な領域の例としては、特定の色
成分を持つ領域や特定の形状をもつ領域などが考えられ
る。
【0020】図12に特徴的な領域(幾何学形状)の例
を示す。1201は円の形状をもつ特徴的な領域、12
03は四角の形状をもつ特徴的な領域、1205は三角
の形状をもつ特徴的な領域である。特徴的な領域のそれ
ぞれの内部1202、1204、1206は、ある特定
の色成分で構成されているとする。
【0021】図12に例示したような特徴的な領域の場
合、特徴的な領域の色成分を検出するヒストグラムを用
いた領域抽出やエッジ検出による領域抽出などの公知の
画像処理技術を用いて、電子透かしの抽出に比べ比較的
容易に認識することができる。
【0022】また、特徴的な領域の画像の形状から、複
写禁止対象物の画像データに加えられた回転角や拡大・
縮小を予測することが可能である。
【0023】一般的には、電子透かし技術は、埋め込み
を行った位置から抽出処理の条件の整合性を取り、埋め
込んだ情報の抽出を行う。そのため、電子透かしが埋め
込まれた画像に回転または拡大・縮小が加えられた場合
には、埋め込みを行った時点の幾何学的条件に補正し
て、抽出を行う必要がある。電子透かし技術自体に上記
の幾何学的変更を補正する技術(レジストレーション技
術)を持つものもある。
【0024】本実施の形態のように、特徴的な領域に電
子透かし情報が埋め込まれている場合、特徴的な領域に
加えられた幾何学的変更を判定することが可能である。
従って、特徴的な領域の幾何学的変更を判定し、その判
定に基づいて、電子透かしを埋め込んだ領域を元の幾何
学的状態に戻すことで、電子透かしを抽出することを助
ける役割を担うことも可能である。
【0025】従って、電子透かし技術自体に上記幾何学
的変更を補正する技術を持たない場合でも、本実施の形
態のように特徴的な領域に電子透かし情報を埋め込むこ
とにより、画像に幾何学的変更が加えられた場合にも電
子透かし情報の抽出を可能にする。
【0026】図2は第1の実施の形態で複写禁止対象物
の抽出が想定される環境である。同図において、020
1は画像入力装置としてのカラーイメージスキャナ、0
202はコンピュータシステムとしてのパソコン、02
03はカラーイメージスキャナ0201とコンピュータ
システム0202間でのデータのやり取りをするための
接続ケーブルを表している。
【0027】図3は、図2の構成における主要部を機能
モジュールとしてのブロックにより表現したブロック図
である。同図において、0311はCPU、0312は
RAM、0313はROM、0314はディスプレイ制
御部、0315はディスプレイ、0316はキーボード
やマウスなどの操作入力、0317はデバイスキーボー
ドやマウスなどの操作入力デバイスの接続I/O、03
18はハードディスク装置などの外部記憶装置、031
9は外部記憶装置の接続I/O、0320はバス、03
21はカラーイメージスキャナ、0322はカラーイメ
ージスキャナなどの画像入力機器との接続I/Oであ
る。0323はネットワークなどの通信手段とのインタ
ーフェース部である。
【0028】本第1の実施の形態では複写禁止対象物が
カラーイメージスキャナを通じて入力される場合に、複
写禁止対象物であるか否かを判断し、複写禁止対象物で
あると判断された場合には、画像入力を停止し、そうで
ないと判断された場合には、画像入力を続行するシステ
ムを提案する。
【0029】図5は図2および図3に示した構成上で、
本実施の形態の処理を実施するための動作手順を示すフ
ローチャートである。図5のフローチャートに示す手順
を記述したコンピュータ実行可能なプログラムを、あら
かじめROM0313に格納しておき、あるいは、あら
かじめ外部記憶装置0319に格納されているプログラ
ムをRAM0312上の読みこんだ後にCPU0311
により該プログラムを実行(ソフトウエア処理)するこ
とにより以下の処理を実施する。この場合、上述のプロ
グラムはスキャナドライバとなる。
【0030】はじめにイメージスキャナ0321が行う
画像取りこみの仕組みについて説明する。ここではイメ
ージスキャナ0201はコンシューマ市場で最も一般的
であるフラッドベッドスキャナを例にとり説明を行う。
なお、その他の種類のスキャナでも本実施形態に適用す
ることが可能であることは、後の説明により自明であ
る。
【0031】図4に示すイメージスキャナの原稿台04
01に置かれた原稿は、イメージスキャナ内部にある光
源が、主走査方向0402の一列の原稿を照らし出す。
原稿で反射した光は、内部にあるミラー、およびレンズ
を経てCCDセンサに入力する。CCDセンサは光の強
度を数値データに変更し、横一列分の読み取り(主走
査)が完了する。この後、ミラーと光源が副走査方向0
403に少しづつ移動して、同じ走査を繰り返す。この
ように原稿の横方向(主走査方向0402)の情報を読
み取ることを縦方向の回数分繰り返すことで、原稿全体
の読みこみが行われる。
【0032】本第1の実施形態においては、イメージス
キャナ0321は、上述の走査を繰り返し、接続I/O
0322を通じて、RAM0312内部に画像情報を
蓄積する。コンピュータ0202内部では、CCDセン
サの移動方向(主走査方向)の長さを持ち、光源とミラ
ーの移動方向(副走査方向)に一定の幅を持つバンド領
域0404の入力がRAM0312へ行われるたびに、
CPU0313で上述のプログラムを動かすことにより
電子透かし情報の抽出を行うとする。
【0033】バンド領域についてもう少し詳しく説明す
ると、図4に示すようにスキャン対象物0401全体が
複数個のバンド領域に分けられている。原稿台にあるス
キャン対象物全体をスキャンした後に、複写禁止対象物
であるか否かの判定を行うのではなく、各バンド領域ご
とに対し、複写禁止対象物か否かの判定を繰り返し、ス
キャン対象物の画像全体で複写禁止対象物か否かの判定
を行う。
【0034】図5はその一連の処理をフローチャートに
て記したものである。スキャンが開始されると、イメー
ジスキャナはステップ0502にて主走査方向へのスキ
ャンを行う。その後またはそれと並行し、ステップ05
03で接続I/O 0322を通じてRAM0312へ
画像情報の転送を行う。ステップ0504ではRAM0
312内部に新たにバンド領域に相当する画像情報の入
力が行われたかを判定する。
【0035】ステップ0504でバンド領域に相当する
画像情報が入力された場合には、ステップ0510に進
み、バンド領域に相当する画像情報が入力されていない
場合には、ステップ0506に進む。
【0036】ステップ0510では、バンド領域内部
に、電子透かし情報が埋め込まれている図12に示すよ
うな特徴的な領域が存在するか否かを判断する。ステッ
プ0510は、特徴領域認識ステップである。前にも述
べたが、特徴的な領域が存在するか否かの判定は公知の
画像処理技術を用いて比較的容易に行うことができる。
【0037】ステップ0510でバンド領域内部に特徴
的な領域が存在する場合には、ステップ0505に進
む。ステップ0505では、特徴的な領域の画像情報か
ら電子透かしの抽出処理を行う。ステップ0505は、
電子透かし情報抽出ステップである。
【0038】ステップ0510でバンド領域内部に、特
徴的な領域が存在しない場合には、ステップ0506に
進む。
【0039】ステップ0506では、さらに副走査方向
へ進みスキャンする必要があるか(スキャンが終了した
か)を判断する。
【0040】ステップ0506でさらに副走査方向へ進
みスキャンする必要がない場合にはステップ0509に
進み、スキャンを終了する。さらに副走査方向へ進みス
キャンする必要がある場合にはステップ0508に進
み、副走査方向への移動を行い、ステップ0502に戻
る。
【0041】ステップ0505で電子透かしの抽出処理
を行い、複写禁止対象物であるとの電子透かし情報が抽
出された場合には、ステップ0507に進み、直ちに今
までRAM0312へ入力された画像情報を破棄し、ス
キャンを終了する。
【0042】ステップ0505で電子透かしの抽出処理
を行い、複写禁止対象物でないと判断した場合には、ス
テップ0506に進み、原稿のスキャンが終了した場合
には、ステップ0509に進みスキャンを終了する。
【0043】ステップ0506で原稿のスキャンが終了
していないと判断される場合にはステップ0508に進
み、副走査方向へ光源を移動し、ステップ0502に戻
る。
【0044】以上の一連の処理により、カラーイメージ
スキャナを用いて画像の入力を行いつつ、同時に複写禁
止対象物であるか否かを判断し、複写禁止対象物である
場合には処理を中止することが可能になる。
【0045】次にステップ0510における特徴的な領
域の認識およびステップ0505における電子透かしの
抽出についてより詳しく述べる。
【0046】図6は複写禁止対象物0603がイメージ
スキャナの原稿台0601に置かれ、スキャナが複写禁
止対象物0603の画像情報をよみとっている様子を示
した図である。なお複写禁止対象物0603の内部にあ
る特徴的な領域0604には複写禁止であることを表す
情報が電子透かし技術を用いて埋め込まれている。06
02は複写禁止対象物であるか否かの判断を行うための
バンド領域を示し、バンド領域の容量を満たす画像情報
が新たに入力されるたびに図3のRAM0312に蓄え
られたバンド領域の画像情報は、CPU0311によ
り、特徴的な領域が存在するか否かの判定が行われる。
【0047】本実施の形態は、あらかじめ、電子透かし
情報を複写禁止対象物内部の特徴的な領域0604に埋
め込むことで、他の領域の画像情報に対し電子透かし情
報を抽出処理をする必要がなく、複写禁止対象物の認識
にかかる時間を大幅に縮小することを可能にする。
【0048】また本実施の形態においては、図5のフロ
ーチャートに対して、図13に示すようにステップ05
10の複写禁止対象物内部の特徴的な領域認識とステッ
プ0505の電子透かし情報の抽出処理の間に、ステッ
プ0511の特徴領域幾何学的補正ステップを含めても
よい。ステップ0511では、ステップ0510で複写
禁止対象物に存在する特徴的な領域を認識した後、特徴
的な領域に加えられた回転、拡大・縮小を判定し、電子
透かしを埋め込んだ元の幾何学的状態に戻す補正処理を
施し、次のステップ0505における電子透かし情報の
抽出を助ける役割を果たす。
【0049】ステップ0511の特徴領域幾何学的補正
ステップがある場合、図6のように複写禁止対象物06
03が回転して原稿台に置かれている場合にも、複写禁
止対象物であるか否かの情報がより厳密に抽出できる可
能性が高い。
【0050】以上の様に第1の実施形態では、処理時間
が膨大な電子透かし抽出処理を、原稿全面に対して行う
のではなく電子透かし抽出処理より処理が軽い、特徴的
な領域認識により、特定された領域に電子透かし抽出処
理を限定するので、処理時間を削減できる。
【0051】更には、特徴的な領域認識および電子すか
しによる抽出が行われて始めて複写禁止対象物との判定
が行われるので、複写禁止対象物以外を、誤って複写禁
止対象物と判定する可能性を低減できる。
【0052】尚、上記実施の形態では、複写禁止対象物
に1つの特徴的な領域を設ける例を示したが、特徴的な
領域は1つに限らず複数あれば、最初に読み取った特徴
的な領域に対する電子透かしの抽出処理により一層高速
な判定が実現できる。
【0053】更に特徴的な領域を複写禁止対象物の例え
ば4すみに設けることで原稿台上の複写禁止物の向きに
よらず、原稿の読み取り開始から比較的早い段階で特徴
的な領域を認識でき、一層高速な判定が実現できる。
【0054】又複写禁止対象物の表と裏いずれにも特徴
的な領域を設けておくことで、表裏の一面であっても入
力を防止できる。
【0055】(第2の実施の形態)前記第1の実施の形
態においては、カラーイメージスキャナより読み込んだ
画像に関して、複写禁止対象物であるか否かの判断を電
子透かし技術を用いてチェックすることを前提に説明し
た。
【0056】しかし、複写禁止対象物の入力は必ずしも
カラーイメージスキャナより読み込んだカラー画像に限
るものではなく、例えば、図3の0323に示されるネ
ットワークなどの通信手段とのインターフェース部を介
して入手したり、あるいは、着脱可能な記憶媒体(例え
ば、スマートメディアやコンパクトフラッシュ(登録商
標)、もしくは、光磁気ディスクなど)を図示しない当
該画像処理システムに接続される、それ用の駆動装置に
装着することによって、その着脱可能な記憶媒体上に保
持されるカラー画像データを取り込むことによって得ら
れる場合も考えられる。この場合、ネットワーク等の通
信手段を実現するプログラム(例えばインターネットプ
ラウザソフト)、記憶媒体から画像を獲得するプログラ
ムに上述の複写禁止対象物特徴チェックプログラムが含
まれる。
【0057】図7は第2の実施の形態で複写禁止対象物
の抽出が想定される環境である。同図において、070
3は画像入力装置としてのカラーイメージスキャナ、0
701はコンピュータシステムとしてのパソコン、07
07はカラーイメージスキャナ0703とコンピュータ
システム0701間でのデータのやり取りをするための
接続ケーブル、0702は画像出力装置としてのカラー
プリンタ、0708はカラープリンタ0702とコンピ
ュータシステム0701間でのデータのやり取りをする
ための接続ケーブル、0704はCD−ROMに代表さ
れる着脱可能な外部記憶媒体、0705はLANやイン
ターネットに代表されるネットワーク、0706はコン
ピュータシステムとLANやインターネット間のデータ
の通信を行うための接続ケーブルを表している。
【0058】図8は、図7の構成における主要部を機能
モジュールとしてのブロックにより表現したブロック図
である。同図において、0811はCPU、0812は
RAM、0813はROM、0814はディスプレイ制
御部、0815はディスプレイ、0816はキーボード
やマウスなどの操作入力、0817はデバイスキーボー
ドやマウスなどの操作入力デバイスの接続I/O、08
18はハードディスク装置などの外部記憶装置、081
9は外部記憶装置の接続I/O、0820はバス、08
21はカラーイメージスキャナ、0822はカラーイメ
ージスキャナなどの画像入力機器との接続I/O、08
24はカラープリンタ、0825はカラープリンタなど
の画像出力機器との接続I/Oである。0823はネッ
トワークなどの通信手段とのインターフェース部であ
る。
【0059】本実施の形態では既にディジタル化された
複写禁止対象物が外部記憶媒体やネットワークを通じて
入力された場合に、カラープリンタで印刷出力を行う前
に、複写禁止対象物であるか否かを判断し、複写禁止対
象物であると判断された場合には、印刷出力を停止し、
そうでないと判断された場合には、印刷を続行するシス
テムを提案する。この場合プリンタドライバに複写禁止
対象物判定プログラムが含まれる。
【0060】図11は図9および図8に示した構成上
で、第2の実施の形態の処理発明を実施するための動作
手順を示すフローチャートである。図11のフローチャ
ートに示す手順を記述したコンピュータ実行可能なプロ
グラムを、あらかじめROM0813に格納しておき、
あるいは、あらかじめ外部記憶装置0819に格納され
ているプログラムをRAM0812上に読みこんだ後に
CPU0811により該プログラムを実行することによ
り第2の実施の形態を実施する。
【0061】はじめにカラーイメージスキャナ070
3、ネットワーク0705、外部記憶装置0704から
コンピュータシステム0701に入力される画像データ
を画像出力装置としてのカラープリンタ0702に出力
するための画像処理を行うプリンタドライバの処理につ
いて述べる。
【0062】一般的にカラーディジタル画像は1画素が
階調情報をもつ複数の色成分から構成される。例えばR
GB24ビットカラー情報の場合、赤、緑、青はそれぞ
れ8ビット(256階調)の情報をもつため、1画素で
は24ビット(約1670万色)もの色を表現すること
が可能である。
【0063】しかしながら、プリンタ(ここでは主にコ
ンシューマ市場で最も一般的であるインクジェットプリ
ンタについて述べる)はCMYK(シアン、マゼンダ、
イエロー、ブラック)の4色インク(またはそれに準じ
るインク、例えばうすいシアン、うすいマゼンタ、うす
いブラック)により画像を構成し、各インクの出力にお
いては、ONまたはOFFの状態しかなく、インクドッ
トに階調情報を持たせることは難しい。そのため単位面
積あたりに打ち出すインクドットの量・数により面積的
に画素値の階調を表現する。以上のことからカラー画像
のCMYKへの色分解と濃度階調を面積階調へ変換する
ための2値化処理(ハーフトーン処理)が必要になる。
【0064】またモニタの色再現域とプリンタの紙上で
の色再現域は異なるため、人の目に好ましく映るような
色空間圧縮(カラーマッチング)もプリンタドライバで
行う必要がある。
【0065】上記に代表されるプリント用の画像処理の
ため、外部記憶媒体0818またはROM0813に存
在する画像データは、RAM0812に展開され、CP
U0811で上記の画像処理が行われる。画像処理が行
われた結果、プリンタの制御情報が生成され、カラープ
リンタとの接続I/O0825を通し、カラープリンタ
0824に入力される。この一連の画像処理がプリンタ
ドライバの行う処理である。なお、プリンタドライバは
あらかじめROM0813または外部記憶装置0819
に格納されているプログラムであり、RAM0812上
に読み込んだ後にCPU0811により実行される。
【0066】図9を用いてプリンタドライバの処理を簡
単に述べる。画像0901をプリンタで出力する場合に
は、一度に画像0901全体をRAM0812に展開し
て処理を行うのではなく、プリンタヘッドの移動方向
(主走査方向)の長さを持ち、紙送りの方向(副走査方
向)に幅を持つ斜線のバンド領域0903がプリンタド
ライバの一度の処理単位となる。
【0067】ただし、2値化処理(ハーフトーン処理)
を行う場合に、誤差拡散法など前のラインの情報が必要
なときは、別に誤差情報を記憶するバッファ領域を確保
しておき、その情報を保存しておく。
【0068】以上のようにして、プリンタドライバは画
像0901を複数個のバンド領域に分けて、RAM08
12に展開し、CPU0811において画像処理を行う
ことにより、画像0901を印刷出力する。
【0069】本実施の形態では、このプリンタドライバ
のバンド領域ごとに、複写禁止対象物であるか否かの判
断を電子透かし技術を用いて行うことにより、複写禁止
対象物のプリンタでの印刷出力を抑止する方法を提案す
る。
【0070】図11に第2の実施の形態における一連の
処理のフローチャートを示す。
【0071】ステップ1101で印刷開始すると、ステ
ップ1102で画像のバンド領域のRAM0812への
読み込みを行う。ステップ1103ではRAM0812
にあるバンド領域から複写禁止対象物内部にある特徴的
な領域の認識を行う。ステップ1103は特徴領域認識
ステップである。ステップ1103において特徴的な領
域が存在しない場合には、ステップ1105に進む。ス
テップ1105では、通常のプリンタドライバ処理(複
写禁止対象物であるか否かを判断しないプリンタドライ
バ処理)を行う。ステップ1105において、特徴的な
領域が存在する場合にはステップ1104に進む。
【0072】ステップ1104ではステップ1103で
認識された特徴的な領域から電子透かしの抽出を行う。
ステップ1104は、電子透かし情報抽出ステップであ
る。ステップ1104で電子透かしの抽出を行った結
果、複写禁止対象物と判断された場合には、ステップ1
108に進み、ただちに印刷出力を中止する。尚、この
印刷出力の中止とは、印刷を止めるもしくは正常な印刷
を止める(ベタ画像、網画像の様に忠実な印刷をしな
い)のいずれでもよい。又この場合、操作者になぜ正常
な印刷が行われないかを知らしめるため“複写禁止画像
はプリントできません”等の表示を行わせる。
【0073】複写禁止対象物ではないと判断された場合
にはステップ1105に進み、通常のプリンタドライバ
処理を行う。その後ステップ1106に進み、全画像領
域の印刷が終了していれば、ステップ1108に進み、
印刷を終了し、全画像領域の印刷が終了していなけれ
ば、ステップ1107に進み、次のバンド領域に対する
処理を行う。
【0074】次にステップ1110における特徴的な領
域の認識およびステップ1105における電子透かしの
抽出についてより詳しく述べる。
【0075】図10は複写禁止対象物1003がイメー
ジスキャナの原稿台1001に置かれ、スキャナが複写
禁止対象物1003の画像情報をよみとっている様子を
示した図である。なお複写禁止対象物1003の内部に
ある特徴的な領域1004には複写禁止であることを表
す情報が電子透かし技術を用いて埋め込まれている。1
002は複写禁止対象物であるか否かの判断を行うため
のバンド領域を示し、新たなバンド領域の画像情報が入
力されるたびに図8のRAM0812に蓄えられたバン
ド領域の画像情報は、CPU0811により、特徴的な
領域が存在するか否かの判定が行われる。
【0076】第2の実施の形態においても、あらかじ
め、電子透かし情報を複写禁止対象物内部の特徴的な領
域に埋め込むことで、他の領域から電子透かし情報を抽
出する必要がなく、複写禁止対象物の認識にかかる時間
を大幅に縮小することが可能になる。
【0077】また本実施の形態においては、図11のフ
ローチャートに対して、図14に示すようにステップ1
110の複写禁止対象物内部の特徴的な領域認識とステ
ップ1105の電子透かし情報の抽出処理の間に、ステ
ップ1111の特徴領域幾何学的補正ステップを含めて
もよい。ステップ1111では、ステップ1110で複
写禁止対象物に存在する特徴的な領域を認識した後、特
徴的な領域に加えられた回転、拡大・縮小を判定し、電
子透かしを埋め込んだ元の幾何学的状態に戻す補正処理
を施し、次のステップ1105における電子透かし情報
の抽出を助ける役割を果たす。
【0078】ステップ1111の特徴領域幾何学的補正
ステップがある場合、図10のように複写禁止対象物1
003が回転している場合にも、複写禁止対象物である
か否かの情報がより厳密に抽出できる可能性が高い。
【0079】以上の様に第2の実施形態では、プリント
に際し、処理時間が膨大な電子透かし抽出処理を原稿全
面に行うのではなく、電子透かし抽出処理より処理が軽
い特徴的な領域認識により特定された領域に電子透かし
抽出処理を限定するので処理時間を削減できる。
【0080】更には、特徴的な領域認識および電子透か
しによる抽出が行われて始めて、複写禁止対象物との判
定が行われるので、複写禁止対象物以外を誤って複写禁
止対象物と判定する可能性を低減できる。これはプリン
ト時間が重要な商品スペックであるプリンタドライバ等
の認識処理に好適である。
【0081】尚、上記実施の形態では、複写禁止対象物
に1つの特徴的な領域を設ける例を示したが、特徴的な
領域は1つに限らず複数あれば、最初に読み取った特徴
的な領域に対する電子透かしの抽出処理により一層高速
な判定が実現できる。
【0082】更に特徴的な領域を複写禁止対象物の例え
ば4すみに設けることで原稿台上の複写禁止物の向きに
よらず、原稿の読み取り開始から比較的早い段階で特徴
的な領域を認識でき、一層高速な判定が実現できる。た
とえ1つの特徴的な領域は抽出できなくともいずれかの
特徴的な領域が認識できればよいので、認識精度を向上
できる。
【0083】又複写禁止対象物の表と裏いずれにも特徴
的な領域を設けておくことで、表裏の一面であってもプ
リントを防止できる。
【0084】(本発明の他の実施形態)前述した実施形
態の機能を実現するように前述した実施形態の構成を動
作させるプログラムを記憶媒体に記憶させ、該記憶媒体
に記憶されたプログラムをコードとして読み出し、コン
ピュータにおいて実行する処理方法も上述の実施形態の
範疇に含まれるし、前述のプログラムが記憶された記憶
媒体も上述の実施形態に含まれる。
【0085】かかる記憶媒体としては例えばフロッピー
(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、
光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性
メモリカード、ROMを用いることができる。
【0086】また前述の記憶媒体に記憶されたプログラ
ム単体で処理を実行しているものに限られず、他のソフ
トウエア、拡張ボードの機能と共同して、OS上で動作
し前述の実施形態の動作を実行するものも前述した実施
形態の範疇に含まれる。
【0087】
【発明の効果】上記発明によれば、比較的少ない演算量
の認識処理においても厳密な画像認識を実現できる。
【0088】また特徴的な領域認識により特定された領
域に対して電子透かしの抽出を行なうので抽出にかかる
時間を低減できる。
【0089】また特徴的な領域の認識、及び電子透かし
の抽出が行われた結果に応じて、画像処理が行われるの
で、特徴的な領域の認識、電子透かしの双方を用いて画
像処理の実施を制御できる。
【0090】また、像形成禁止画像に特徴的な領域を複
数設けれれている、像形成禁止画像の4隅に特徴的な領
域が設けられている場合、本発明では一層高速かつ精度
の高い認識が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複写禁止対象物の一例の紙幣を示す図である。
【図2】本発明の実施形態となる画像処理システムの一
例を示す図である。
【図3】図2の主要部の構成を示すブロック図である。
【図4】イメージスキャナにおける画像取り込み操作を
説明する図である。
【図5】第1の実施形態における動作手順を示すフロー
チャートである。
【図6】第1の実施形態における複写禁止対象物の検出
を説明する図である。
【図7】本発明の一実施形態となる画像処理システムの
一例を示す図である。
【図8】図7の主要部の構成を示すブロック図である。
【図9】プリンタドライバの画像処理を説明する図であ
る。
【図10】第2の実施形態における複写禁止対象物の検
出を説明する図である。
【図11】第2の実施形態における動作手順を示すフロ
ーチャートである。
【図12】本発明において電子透かしを埋め込むべき特
徴的な領域の例を示す図である。
【図13】図5に幾何学的補正処理を加えた場合のフロ
ーチャートの一部である。
【図14】図11に幾何学的補正処理を加えた場合のフ
ローチャートの一部である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP04 AR01 CL10 2H034 FA01 5B057 AA11 BA02 CA01 CA12 CB01 CB12 CC03 CD03 CD05 CE08 CE13 CE16 CG07 DB02 DB06 DC09 DC25 5C076 AA14 AA21 AA22 AA24 AA26 AA40 BA02 BA06 CA10 5C077 LL14 LL18 MP08 PP20 PP22 PP23 PP65 PP66 SS01 SS06 TT02

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像に予め定められた特徴的な領域を形
    成する形成手段、 前記特徴的な領域に電子透かしを埋め込む埋め込み手段
    とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記特徴的な領域は、特定の色領域であ
    ることを特長とする請求項1項記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記特徴的な領域は特定の幾何学形状を
    有することを特徴とする請求項1項記載の画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 画像に予め定められた特徴的な領域を形
    成し、 前記特徴的な領域に電子透かしを埋め込む埋め込むこと
    を特徴とする画像処理方法。
  5. 【請求項5】 前記特徴的な領域は、特定の色領域であ
    ることを特長とする請求項4項記載の画像処理方法。
  6. 【請求項6】 前記特徴的な領域は特定の幾何学形状を
    有することを特徴とする請求項4項記載の画像処理方
    法。
  7. 【請求項7】 入力画像から所定サイズを有するバンド
    領域の画像を入力する入力手段、 前記バンド領域の画像情報から予め定められた特徴的な
    領域を認識する領域認識手段、 前記領域認識手段により認識された特徴的な領域の画像
    情報から、電子透かし情報を抽出する電子透かし情報抽
    出手段、 前記電子透かし情報の抽出結果に応じて、前記画像に応
    じた画像情報に対する処理をおこなう処理手段とを有す
    ることを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記処理手段は、前記電子透かしの抽出
    結果に応じて前記入力された画像が像形成禁止画像であ
    るか判定し、像形成禁止画像の場合には前記画像に対す
    る入力処理もしくは印刷用の処理を中止することを特徴
    とすることを特徴とする請求項7記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記特徴的な領域は、特定の色領域であ
    ることを特長とする請求項7項記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記特徴的な領域は特定の幾何学形状
    を有することを特徴とする請求項7項記載の画像処理装
    置。
  11. 【請求項11】 前記処理手段は、前記電子透かしが抽
    出された場合、前記画像に応じた画像情報の入力を中止
    することを特徴とする請求項7記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記処理手段は、前記電子透かしが抽
    出された場合、前記画像に応じた印刷出力を中止するこ
    とを特徴とする請求項7項記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記入力画像は、イメージスキャナ、
    ネットワーク、記憶装置のいずれかから入力されること
    を特徴とする請求項7項記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記処理手段は、前記電子透かし情報
    抽出結果に応じて、前記入力された画像情報の印刷を中
    止することを特徴とする請求項7項記載の画像処理装
    置。
  15. 【請求項15】 前記処理手段は、前記電子透かし情報
    抽出された場合、前記画像に応じたプリントができない
    旨の表示を行なうことを特徴とする請求項7項記載の画
    像処理装置。
  16. 【請求項16】 前記処理手段は、前記電子透かし情報
    が抽出されない場合、前記画像に応じた画像情報に対し
    てプリント用の色信号に変換する色変換処理とハーフト
    ーン処理をおこなうことを特徴とする請求項7項記載の
    画像処理装置。
  17. 【請求項17】 前記特徴的な領域は、前記像形成禁止
    画像複数設けられていることを特徴とする請求項8項記
    載の画像処理装置。
  18. 【請求項18】 前記特徴的な領域は、前記像形成禁止
    画像の4隅に設けられていることを特徴とする請求項8
    項記載の画像処理装置。
  19. 【請求項19】 前記特徴的な領域は前記像形成禁止画
    像の表裏いずれにも設けられていることを特徴とする請
    求項8記載の画像処理装置。
  20. 【請求項20】 前記電子透かし抽出手段は、前記特徴
    的な領域の形状に応じて前記特徴的な領域に加えられた
    幾何学的変換を補正する補正手段を有し、前記補正後の
    特徴的な領域の画像情報に応じて前記電子透かしを抽出
    することを特徴とする請求項7項記載の画像処理装置。
  21. 【請求項21】 前記幾何学的的変換とは、回転、縮
    小、拡大のいずれかを含むことを特徴とする請求項20
    項記載の画像処理装置。
  22. 【請求項22】 入力画像から所定サイズを有するバン
    ド領域の画像を入力し、 前記バンド領域の画像情報から予め定められた特徴的な
    領域を認識し、 前記認識された特徴的な領域の画像情報から、電子透か
    し情報を抽出する電子透かし情報抽出し、 前記電子透かし情報の抽出結果に応じて、前記画像に応
    じた画像情報に対する処理をおこなうことを特徴とする
    画像処理方法。
  23. 【請求項23】 前記処理は、前記電子透かしの抽出結
    果に応じて前記入力された画像が像形成禁止画像である
    か判定し、像形成禁止画像の場合には前記画像に対する
    入力処理もしくは印刷用の処理を中止することを特徴と
    することを特徴とする請求項22記載の画像処理方法。
  24. 【請求項24】 前記特徴的な領域は、特定の色領域で
    あることを特長とする請求項22項記載の画像処理方
    法。
  25. 【請求項25】 前記特徴的な領域は特定の幾何学形状
    を有することを特徴とする請求項22項記載の画像処理
    方法。
  26. 【請求項26】 前記処理は、前記電子透かしが抽出さ
    れた場合、前記画像に応じた画像情報の入力を中止する
    ことを特徴とする請求項22記載の画像処理方法。
  27. 【請求項27】 前記処理は、前記電子透かしが抽出さ
    れた場合、前記画像に応じた印刷出力を中止することを
    特徴とする請求項22項記載の画像処理方法。
  28. 【請求項28】 前記入力画像は、イメージスキャナ、
    ネットワーク、記憶装置のいずれかから入力されること
    を特徴とする請求項22項記載の画像処理方法。
  29. 【請求項29】 前記処理は、前記電子透かし情報抽出
    結果に応じて、前記入力された画像情報の印刷を中止す
    ることを特徴とする請求項22項記載の画像処理方法。
  30. 【請求項30】 前記処理は、前記電子透かし情報抽出
    された場合、前記画像に応じたプリントができない旨の
    表示を行なうことを特徴とする請求項22項記載の画像
    処理方法。
  31. 【請求項31】 前記処理は、前記電子透かし情報が抽
    出されない場合、前記画像に応じた画像情報に対してプ
    リント用の色信号に変換する色変換処理とハーフトーン
    処理をおこなうことを特徴とする請求項22項記載の画
    像処理方法。
  32. 【請求項32】 前記特徴的な領域は、前記像形成禁止
    画像に複数設けられていることを特徴とする請求項23
    項記載の画像処理方法。
  33. 【請求項33】 前記特徴的な領域は、前記像形成禁止
    画像の4隅に設けられていることを特徴とする請求項2
    3項記載の画像処理方法。
  34. 【請求項34】 前記特徴的な領域は前記像形成禁止画
    像の表裏いずれにも設けられていることを特徴とする請
    求項23記載の画像処理方法。
  35. 【請求項35】 前記電子透かし抽出は、前記特徴的な
    領域の形状に応じて前記特徴的な領域に加えられた幾何
    学的変換を補正するもので、前記補正後の特徴的な領域
    の画像情報に応じて前記電子透かしを抽出することを特
    徴とする請求項22項記載の画像処理方法。
  36. 【請求項36】 前記幾何学的的変換とは、回転、縮
    小、拡大のいずれかを含むことを特徴とする請求項35
    項記載の画像処理装置。
  37. 【請求項37】 前記請求項4〜6及び請求項22〜3
    7記載の画像処理方法による処理を行なうためのコード
    が格納された記憶媒体。
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