JP2001217777A - 光波長分岐/挿入マルチプレクサ及びそれに使用されるフィルタ要素 - Google Patents

光波長分岐/挿入マルチプレクサ及びそれに使用されるフィルタ要素

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JP2001217777A
JP2001217777A JP2000383710A JP2000383710A JP2001217777A JP 2001217777 A JP2001217777 A JP 2001217777A JP 2000383710 A JP2000383710 A JP 2000383710A JP 2000383710 A JP2000383710 A JP 2000383710A JP 2001217777 A JP2001217777 A JP 2001217777A
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J14/00Optical multiplex systems
    • H04J14/02Wavelength-division multiplex systems
    • H04J14/0201Add-and-drop multiplexing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 与えられるWADM信号に対するチャネルの
選択における融通性を安いコストで向上させる。 【解決手段】 光波長分岐/挿入マルチプレクサ(WA
DM)は、波長分割多重(WDM)信号における複数の
チャネルの1つに各々が関連する2つ以上の信号を分岐
/挿入するように形成されている。WADM100は光
サーキュレータ130を備え、その光サーキュレータは
1つのポートにおいて直列に相互接続された2つ以上の
ファイバブラックグレーティング(FBG)132,1
34,136,138に光学的に結合され、他のポート
において直列に相互接続された2つ以上の薄膜フィルタ
要素122,124,126,128を有する薄膜フィ
ルタ120に光学的に結合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光波長分岐/挿入
マルチプレクサ及びそれに使用するフィルタ要素に関
し、特に、複数のデータ送信レートの1つにおいて各々
操作が可能な光チャネルからのディジタル光信号を分岐
/挿入することが操作できる光波長分岐/挿入マルチプ
レクサ及びそれに使用するフィルタ要素に関する。
【0002】
【従来の技術】広帯域通信ネットワークは、音声、デー
タ及びマルチメディア情報の増加する量を伝送できるよ
うに形成されてきている。これらの増加する量の需要を
実現するために、このようなネットワークは光通信シス
テム技術を用いて改良されてきている。例えば、光波長
分割多重(WDM)技術は、単一の光ファイバで異なる
波長を転送する数ダースの通信チャネルをサポートする
ために使用できる。
【0003】WDM光ネットワークにおいて、波長分岐
/挿入マルチプレクサ(WADM)は、これらのネット
ワークを通過する中間点におけるWDMチャネルを選択
的にするために使用されてきた(例えば、C.Rand
y Giles等の「光波通信ネットワークにおける波
長分岐/挿入マルチプレクサ」ベル研技報、207〜2
29ページ、1999年、1月〜3月を参照)。
【0004】例えば、WADMは光マルチプレクサ/光
デマルチプレクサの対を用いて構成され、最初はマルチ
チャネルWDM光信号を個々の光路上の個々のWDMチ
ャネルに分岐し、次に個々の光路上の信号を単一のマル
チチャネルWDM光信号に再多重する。単一のチャネル
WDM信号は、信号が再多重される前に、個々の光路の
選択された数から分岐されるか、又は個々の光路の選択
された数に挿入される。
【0005】あるいは、WDM信号におけるチャネルの
各々を分岐すること及び再多重することを避けるため
に、様々な光フィルタ技術がWADMシステムにおいて
用いられ、マルチチャネルWDM光信号において選択さ
れたチャネルから分岐されるか、又は選択されたチャネ
ルに挿入される。このようなフィルタ技術は、例えば、
ファイバブラッググレーティング(FBG)、薄膜フィ
ルタ及び導波グレーティングアレイを用いる。WADM
におけるこのようなフィルタ技術の使用が望ましいの
は、WDM信号における多くのチャネルのわずかなもの
が分岐されるか又は挿入されるときである。
【0006】光フィルタの特性は関連するWDM信号の
特性に大きく左右される。例えば、10ギガビット/秒
で動作する同期光ネットワーク(SONET)のOC1
92チャネルは、少なくとも48GHzの有効帯域幅を
もつフィルタを必要とし、一方、2.5ギガビット/秒
で動作するSONETのOC48チャネルは、10GH
zの有効帯域幅をもつフィルタを必要とする。
【0007】さらに、OC192チャネルは100GH
zの間隔で選択されたチャネルををもつフィルタを必要
とし、一方、OC48チャネルは50GHzの間隔で選
択されたチャネルをもつフィルタを必要とする。その結
果、1つのWDMデータ送信レートにおいて使用可能な
WADMフィルタは、一般的に他のデータレートでは使
用できない。
【0008】現在のWDMシステムの中には、個々のチ
ャネルが他のデータレートにおいて動作できるようにし
た高い融通性をもつものがある。例えば、100GHz
間隔のOC192チャネルは、50GHz間隔の2つの
OC48チャネルによって置き換えられる。この高い融
通性はWDMシステムにおける能力の最大限の利用を可
能にする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】今までのところ、この
ような融通性のあるシステムは各データレートにおける
信号をフィルタ処理する専用のWADMフィルタが使用
されてきた。この方法は、コストが高くなる上、与えら
れるWADM信号に対するチャネルの選択における本来
の融通性を低下させる。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1のデータレート又は
第2のデータレートのいずれか1つにおいて、各々動作
する複数のチャネルを分岐又は挿入するように形成され
た光波長分岐/挿入マルチプレクサ(WADM)は、融
通性が高い上コストが低い。WADMは光サーキュレー
タからなり、その光サーキュレータは1つのポートにお
いて直列に相互接続された複数のFBGに光学的に結合
され、他のポートにおいて直列に相互接続された複数の
薄膜フィルタ要素(TFFE)に光学的に結合される。
【0011】FBG及びTFFEの各々は、2以上のW
DMチャネルの1つからの信号をフィルタ処理するため
に有効な帯域幅をもっている。FBGに対する帯域幅及
び分光特性は、第1及び第2のデータレートの両方につ
いての動作において、予測されたフィルタ性能のペナル
ティを最小にするように選択される。
【0012】FBG及びTFFEは挿入損失をフィルタ
処理された信号に与える。本発明によれば、FBG及び
TFFEは、挿入されたチャネル又は分岐されたチャネ
ルの各々に関連する挿入損失を等しくするように形成さ
れる。すなわち、FBGは、サーキュレータからの光学
的な距離が増加する順序で光チャネルが割り当てられ、
TFFEはサーキュレータからの光学的な距離が減少す
る順序で光チャネルが割り当てられるように形成され
る。
【0013】2.5gb/s(ギガビット/秒)以下の
第1のデータレート、及び10gb/sの第2のデータ
レートをサポートする本発明の好ましい実施形態では、
WADMは4つのFBG及び4つの薄膜フィルタを有す
る。200GHzの有効な帯域幅をもつ従来の薄膜フィ
ルタ要素を用いるために、隣接する対のFBGの各々及
び隣接する対の薄膜フィルタの各々は、200GHzの
間隔の特性波長をもつように選択される。
【0014】FBGの帯域幅及び分散特性は、第1及び
第2のデータレートの両方で動作できるように選択され
る。特に、各FBGは0.45nm(ナノメータ)につ
いて有効な帯域幅(すなわち、10dB以下の帯域幅を
介した電力差によって反射される帯域幅)をもつように
選択される。各FBGはさらに、特性波長の上下0.1
nm以下の波長において、所定の基準値から約150p
s(ピコ秒)/nm(ナノメータ)以下に変動する分散
値とともに選択され、かつ、その特性波長から0.1n
mを超える波長において、約20,000ps(ピコ
秒)/nm2(平方ナノメータ)以下のレートにおける
150ps/nmより上に増加する変動とともに選択さ
れる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の原理を表すもので
あり、多重チャネルWDM信号における最大4チャネル
に関連する光信号を分岐するために形成された波長分岐
/挿入マルチプレクサ(WADM)100を示してい
る。WDM信号はWADM100の光サーキュレータ1
30に入力102を介して入力する。
【0016】光サーキュレータ130は、入力102に
おいて受信した光信号をリンク116に転送し、かつ受
信した光信号をリンク116を介してリンク114に転
送するように機能する。光サーキュレータ130は非対
称のサーキュレータであり、受信した光信号をリンク1
14を介して入力102に転送するようには機能しな
い。このような非対称のサーキュレータはよく知られた
技術であり、例えば、JDS Uniphase及びそ
の他のメーカから市販品として入手できる。
【0017】図1の光サーキュレータ130は、入力1
02からのWDM信号をリンク116を介してファイバ
ブラッググレーティング(FBG)132,134,1
36及び138に転送する。FBG132,134,1
36及び138は、それぞれ波長λ1,λ3,λ5及び
λ7に対してほぼ中心となるチャネルによって搬送され
る光信号に応答する。
【0018】FBG132,134,136及び138
は、例えば、JDS Uniphase、Cornin
g、住友電気工業から入手できるタイプのものである。
本発明における適用を最適にするために、帯域幅及び分
散特性を示すFBG132,134,136及び138
についてはさらに後述する。
【0019】リンク116上で受信したWDM信号につ
いて、FBG132は、波長λ1をほぼ中心とするチャ
ネルによって搬送された多重波長WDM信号の1つの成
分を反射するように動作し、他のWDM信号成分をリン
ク115を介してFBG134に渡すように動作する。
同様に、FBG134は、波長λ3をほぼ中心とするチ
ャネルによって搬送された多重波長WDM信号の1つの
成分を反射するように動作し、他のWDM信号成分をリ
ンク117を介してFBG136に渡すように動作す
る。
【0020】FBG136は、波長λ5をほぼ中心とす
るチャネルによって搬送された多重波長WDM信号の1
つの成分を反射するように動作し、他のWDM信号成分
をリンク119を介してFBG138に渡すように動作
する。FBG138は、波長λ7をほぼ中心とするチャ
ネルによって搬送された多重波長WDM信号の1つの成
分を反射するように動作し、他のWDM信号成分を出力
104に渡すように動作する。
【0021】FBG132,134,136及び138
の動作の結果、波長λ1,λ3,λ5,及びλ7をほぼ
中心とするチャネルによって搬送された入力WDM信号
の信号成分は、リンク104に達するWDM信号から取
り除かれる。これら取り除かれた信号成分はFBG13
2,134,136及び138によって反射されてサー
キュレータ130に戻され、サーキュレータ130はそ
の反射信号を薄膜フィルタ120に向ける。他のWDM
信号成分はFBG132,134,136及び138に
よって反射されず、WADM100を通過して出力10
4を介して送信される。
【0022】薄膜フィルタ120は、薄膜フィルタ要素
(TFFE)122,124,126,及び128を有
する。TFFEは市販品として、例えば、JDS Un
iphase,Corning,及びDiCon Fi
beroptics Incから入手できる。他の光信
号逆多重化デバイス(例えば、スター型結合器)も薄膜
フィルタ120の代わりに本発明において使用すること
ができる。薄膜フィルタ120に関連する低コスト及び
挿入損失特性は、逆多重化デバイスを特に適切に選択す
べきであることを示している。
【0023】TFFE122,124,126,及び1
28は、それぞれ波長λ1,λ3,λ5,及びλ7をほ
ぼ中心とするチャネルによって搬送された光信号に応答
する。例えば、TFFE128は波長λ1,λ3,λ
5,及びλ7をほぼ中心とするチャネルにおける取り除
かれた信号成分をリンク121を介して受信すると、λ
7に関連する成分を出力106を介して送信し、残りの
信号成分をリンク123を介してTFFE126に反射
するように動作する。
【0024】同様に、TFFE126はλ5に関連する
成分を出力110を介して送信し、残りの信号成分をリ
ンク125を介してTFFE124に反射するように動
作する。TFFE124はλ3に関連する成分を出力1
08を介して送信し、波長λ1に関連する最終的な残り
の信号成分をリンク127を介してTFFE122に反
射するように動作する。TFFE122はこの波長λ1
に関連する最終的な信号成分を出力112を介して送信
する。したがって、波長λ1,λ3,λ5,及びλ7に
関連するチャネルにおけるWDM信号成分は、出力11
2,108,110及び106においてWDM入力信号
から分岐される。
【0025】さらに、波長λ1,λ3,λ5,及びλ7
に関連するチャネルにおける反射信号について、FBG
132,134,136及び138は、隣接するチャネ
ルに関連する信号成分も各々反射する。例えば、信号の
ドリフト及びジッタは、通常の場合に隣接チャネルのエ
ッジにおける波長の信号成分を反射されたチャネルのエ
ッジにおける信号と重複させる。これらの重複した信号
成分は隣接チャネルクロストークを持ち込み、そのクロ
ストークは反射された信号を低減する。
【0026】図1の実施形態において、隣接チャネルク
ロストークは、次の段階におけるTFFE122,12
4,126,及び128によるフィルタ処理の実行の結
果低減される。図6は、図1の実施形態の結果を表す代
表的なFBG反射特性632及び代表的なTFFE送信
特性636を示している。特性632及び636はそれ
ぞれFBG及びTFFEに関連し、それらの各々は15
33.6nmの固有の波長642をもつ信号にフィルタ
処理される。この例は、様々な固有の波長をもつ他のW
DM信号にも容易に適用することができる。
【0027】特性634は、信号のドリフト又はジッタ
の結果としてシフトしたFBG特性634を示してい
る。このドリフト又はジッタは、例えば、チャネルエッ
ジ648において約10dBの隣接チャネルクロストー
クの増加(固有の波長642から50GHz)を生じ
る。チャネルエッジ648を超えた場合には、TFFE
特性636は送信損失の増加を呈する。
【0028】例えば、固有の波長642から約1.4n
m(又は、固有の波長642から約100GHz)に広
がる波長647及び646以上においては、TFFE特
性636に−10dBのレベル減衰が見られる。このよ
うに、チャネルエッジ648以上においては、TFFE
が示す特性636によって送信される隣接チャネルクロ
ストークは減衰されることになる。
【0029】WADMによって分岐され、挿入され、又
はWADMを通過するWDM信号はまた、挿入損失をこ
うむりやすい。例えば、FBG132,134,136
及び138の1つによりWDM信号が反射又は送信され
ることで、約0.2dBの挿入損失を受ける。薄膜フィ
ルタ要素122,124,126,及び128の1つに
よりWDM信号が送信されることで、約1.5dBの挿
入損失を受ける。薄膜フィルタ要素122,124,1
26,及び128の1つによりWDM信号が反射される
ことで、約0.7dBの挿入損失を受ける。さらに、サ
ーキュレータ130により各ポートごとに約0.6dB
の信号損失を受ける。
【0030】図1のWADM100は、分岐されるWD
M信号の各々に作用するフィルタ要素の数を同じにする
ことによって、分岐されるWDM信号の各々による挿入
損失を最小にするように配置される。与えられる固有の
波長λ1,λ3,λ5,及びλ7において、一連のTF
FE128,126,124及び122からなるTFF
Eの位置、並びに、一連のFBG132,134,13
6及び138からなるFBGの位置の関係は、サーキュ
レータ130に対して逆になる。
【0031】例えば、波長λ1に関連する信号は、FB
G132によって反射され、TFFE122によって送
信される。その結果、波長λ1に関連の分岐される信号
は、サーキュレータ130と出力112との間におい
て、5つの要素(FBG132並びに薄膜要素128,
126,124及び122)の影響を受ける。図1のW
ADM100により分岐されるWDM信号の各々におけ
る影響される要素数及び挿入損失の概算値を次の表に示
す。
【表1】
【0032】図1の実施形態において、FBG132,
134,136及び138並びにTFFE128,12
6,124及び122は、波長λ1,λ3,λ5,及び
λ7をほぼ中心とするチャネルをフィルタ処理するよう
に選択される。波長λ1,λ3,λ5,及びλ7は、2
00GHzの波長間隔をもって選択される。図6に示す
ように、この波長間隔は薄膜フィルタの送信特性636
は約1.6nm又は200GHzの有効な−10dB帯
域幅(波長646及び647によって制限される帯域
幅)をもっている。200GHzのフィルタ間隔もま
た、コヒーレントクロストークの影響を最小にするのに
役立つ。
【0033】コヒーレントクロストークは、ある信号の
複数のコピーが1つの信号に合成される場合に発生す
る。図1のWADM100において、例えば、波長λ5
を中心とする信号成分は、FBG132及び134によ
って反射された後に、残りの信号がFBG136によっ
て完全に反射される。
【0034】FBG132及び134は信号路において
FBG136より前にあるので、FBG132によって
反射されるどの信号成分もFBG134によって反射さ
れる信号成分よりも進んだ位相をもつことになる。ま
た、FBG134によって反射されるどの信号成分もF
BG136によって反射される信号成分よりも進んだ位
相をもつことになる。3つの成分はフィルタ120に到
達する前に再合成するので、異なる位相の信号成分で再
合成された信号はコヒーレントクロストークを呈する。
【0035】200GHzを隔てて固有の波長をもつ隣
接FBGであるFBG132,134,136及び13
8の間隔によって、FBG132,134,136及び
138の1つに関連する極めてわずかな信号が隣接する
FBGによって反射される。図5に示すように、固有の
波長から50GHz(例えば、固有の波長513から波
長515の距離)だけ離れたFBGによって反射される
信号は、−40dB近くまで電力が減衰される。
【0036】図1のWADM100におけるFBG13
2,134,136及び138は200GHzの間隔で
固有の周波数をもっているにもかかわらず、50GHz
又は100GHzの間隔で固有の周波数をもっているW
DM信号は、適切に選択された固有の波長において複数
のWADMフィルタを順序よく合成することによって効
果的にフィルタ処理される。図8にそのような合成の効
果を示す。
【0037】図8において、WDM信号802は50G
Hz間隔の固有の波長をもち、WDM信号804は10
0GHz間隔の固有の波長をもっている。例えば、50
GHz間隔をもつスペクトル803上のWDM信号80
2は、λ1からλ16までの波長を中心とする16チャ
ネルを発生する。一方、100GHz間隔をもつスペク
トル813上のWDM信号804は、λ2,λ4,λ
6,λ8,λ10,λ12,λ14及びλ16の波長を
中心とする8チャネルを発生する。
【0038】WADM806,808,810及び81
2は、スペクトル803及び813に関連するWDMチ
ャネルからの信号をフィルタ処理するために用いられ
る。WADM806,808,810及び812の各々
は、200GHzの固有の波長間隔をもつWDMチャネ
ルに関連するフィルタを組み込む。例えば、WADM8
06は、固有の波長λ2,λ6,λ10及びλ14に関
連するチャネルスペクトル807に応答するフィルタを
組み込む。
【0039】まとめて言えば、WADM806,80
8,810及び812は、それぞれのチャネルスペクト
ル807,811,805及び809に応答するフィル
タを組み込む。これらのチャネルスペクトルは、波長λ
2,λ4,λ6,λ8,λ10,λ12,λ14及びλ
16を中心とするチャネルスペクトル813、並びに波
長λ1からλ16までを中心とするチャネルスペクトル
803をともに含んでいる。
【0040】図8に示すように、チャネルスペクトル8
03及び813は、WDM信号802及び804におけ
る低い周波数チャネルを含むように選択される。クラッ
ドモード共振は固有の波長に関連する下側の波長におい
てFBG反射率を生成する(Roman Kashya
p著「Fiber Bragg Gratings」;A
cademic Press、1999,159ページ
を参照)ので、このような最も低いチャネルの選択はク
ラッドモード共振の累積を低減するのに役立つ。
【0041】図1の実施形態に関する本発明の第2の実
施形態において、図2はWDM信号における最大4チャ
ネルに関連する光信号を挿入するために形成されたWA
DM200を示している。波長λ1,λ3,λ5,及び
λ7をほぼ中心とするチャネルに関するWDM信号は、
入力212,208,210及び206においてそれぞ
れ挿入される。TFFE222,224,226及び2
28は、それぞれ入力212,208,210及び20
6に接続されて、波長λ1,λ3,λ5,及びλ7に関
連する各自の信号を送信する。TFFE222,22
4,226及び228は、それぞれの波長λ1,λ3,
λ5,及びλ7に関連しないWDM信号を反射するよう
に作用する。
【0042】したがって、波長λ1に関連するWDM信
号は、リンク227を介してTFFE222によって送
信され、それぞれリンク225,223及び221を介
してTFFE224,226及び228によって反射さ
れ、リンク214を介して光りサーキュレータ230に
達する。同様に、波長λ3に関連するWDM信号は、リ
ンク225を介してTFFE224によって送信され、
それぞれリンク223及び221を介してTFFE22
6及び228によって反射され、リンク214を介して
光りサーキュレータ230に達する。
【0043】さらに、波長λ5及びλ7に関連するWD
M信号は、TFFE226及び228によってそれぞれ
送信される。この場合において、TFFE226によっ
て送信されるWDM信号はさらにTFFE228によっ
て反射され、波長λ5及びλ7に関連するWDM信号
は、両方ともにリンク221及び214上を進んで光り
サーキュレータ230に達する。
【0044】光サーキュレータ230は、すでに述べた
図1の光サーキュレータ130と同じタイプの非対称サ
ーキュレータである。非対称サーキュレータであるの
で、光サーキュレータ230は出力204で受信するい
かなる光信号もリンク214に転送するようには作用し
ない。
【0045】TFFE222,224,226及び22
8によって反射されて光サーキュレータ230に送られ
た信号は、次にリンク216を介してFBG232に送
られる。FBG232,234,236及び238は、
それぞれ波長λ1,λ3,λ5,及びλ7をほぼ中心と
するチャネルに関連する信号を反射するように形成され
ている。
【0046】波長λ1に関連する信号は、サーキュレー
タ230に達するとリンク216を介してFBG232
に送信され、そこでFBG232によって反射されてリ
ンク216に戻され、サーキュレータ230を通って出
力204に送られる。同様に、波長λ3に関連する信号
は、リンク216及び215を介しFBG232を通っ
てFBG234に送信され、そこでFBG234によっ
て反射されてリンク215及び216に戻され、FBG
232及びサーキュレータ230を通って出力204に
送信される。
【0047】波長λ5及びλ7に関連する信号は、それ
ぞれFBG236及び238によっって反射される。波
長λ7に関連する信号はFBG236を通ってリンク2
19を介してFBG238によって反射される。波長λ
5及びλ7に関連する信号は、さらにリンク217を介
してFBG234を通り、リンク215を介してFBG
232を通り、リンク216を介してサーキュレータ2
30を通って出力204に送信される。
【0048】WDM信号は入力202においてWADM
200に入力される。波長λ1,λ3,λ5,及びλ7
に関連する信号はWDM入力信号に挿入されるように作
用されるので、入力202におけるWDM信号はこれら
の波長を中心とするチャネルにおける信号成分を本来的
に含んでいない。その結果、WDM入力信号は、本質的
に変わらないリンク219,217,215及び216
を介してFBG238,236,234及び232を通
り、さらにサーキュレータ230を通って出力204に
至る。
【0049】しかしながら、波長λ1,λ3,λ5,及
びλ7に関連するチャネルの信号が入力202における
WDM信号に存在する場合には、これらの信号はFBG
232,234,236及び238によってそれぞれ本
質的に反射されて入力202に戻り、これにより起点と
なる入力202においてWDM信号から除去される。こ
のように2つの場合において、波長λ1,λ3,λ5,
及びλ7に関連するチャネルの信号は、薄膜フィルタ2
20を介して出力204におけるWDM信号に効果的に
挿入される。
【0050】図1のWADM100と同様に、図2のW
ADM200は、挿入される信号の各々に作用するフィ
ルタ要素の数を同じにすることによって、挿入される信
号に対する挿入損失を最小にするように配置される。図
2のWADM200により挿入されるWDM信号の各々
における影響される要素数及び挿入損失の概算値を次の
表に示す。
【表2】
【0051】比較の方法によれば、チャネルを通る信号
(すなわち、信号の流れに対して分岐も挿入もされない
信号)は、約2.0dBの挿入損失を累積するサーキュ
レータ230の2つのポートと同様に、例えば4個のF
BG238,236,234及び232を通って送信さ
れる。
【0052】図1及び図2の実施形態において、FBG
及び関連するTFFEの数を増加することも又は減少す
ることも可能である。さらに、図1及び図2の実施形態
のWADMを一緒にして使用することも可能である。例
えば、WADMネットワークへの信号の挿入とWADM
ネットワークからの信号の分岐との合成も可能である。
【0053】図3は配置の一例である合成WADM30
0を示している。合成WADM300は、入力306
A,308A,310A,及び312AにおいてWDM
信号を挿入するためのWADM301、並びに、出力3
06D,308D,310D,及び312DにおいてW
DM信号を分岐するためのWADM303を備えてい
る。WADM300はまた、WADM301と303と
の間に挿入された光増幅器(OA)305を備えてい
る。
【0054】これらのWADMは、一般的にかなりの長
さ(例えば、数10キロメータ)の距離をファイバ媒体
で相互接続されているので、WADM300に到達しW
ADM300を通って伝送するWDM信号は、処理に先
だって増幅する必要がある。OA305は、前の期間か
ら受信しWADM300を通って次の光ファイバの期間
に伝送する通過信号、WADM301によって挿入され
て次の期間に伝送する信号、及び前の期間から受信しW
ADM303によって分岐される信号を増幅するために
用いられる。
【0055】必要とするOAの数を最小にする(これに
よりコストが低減する)ために、単一のOA305がW
ADM301と303との間に挿入される。この場合の
構成において、通過信号、挿入される信号、及び分岐さ
れる信号は、移動における最適な点で各々増幅されるこ
とが望ましい。
【0056】しかしながら、WDM信号が挿入されるW
ADM301は、WDM信号が分岐されるWADM30
3よりも上流にあるので、挿入される信号に関連するW
DMチャネルは、一般的に、分岐される信号に関連する
チャネルから分離しなければならない。さもなければ、
WADM301によって挿入されたチャネルが、WAD
M303によってすぐに分岐されてしまう。
【0057】実際においては、この制約は、出力304
より下流に追加WADM・SU300を挿入することに
よって克服することができる。下流のWADM・SU3
00は、WDM信号を分岐する上流のWADM303の
後にWDM信号を挿入するので、下流のWADM・SU
300は、上流の分岐WADM303によって分岐され
た信号に関連するチャネルの信号を挿入することにな
る。
【0058】図4は、図3のWADM・SU300を用
いるWADMネットワーク400を示している。WAD
Mネットワーク400はWDMターミナル402及び4
04によって終端される。光信号はターミナル402の
光マルチプレクサ401によって多重化されて、ファイ
バ光リンク413を介してターミナル404に転送され
るWDM信号に整形される。
【0059】ターミナル404において、光デマルチプ
レクサ403はリンク413を介して受信したそのWD
M信号を逆多重化して、ターミナル402において多重
化された光信号を再生する。さらにターミナル404も
また、光信号を多重化して光リンク415を介してター
ミナル402の光マルチプレクサ403に転送するWD
M信号を整形するための光マルチプレクサ401を備え
ている。この方法により、光信号は分離したファイバ光
リンク413及び415を介して2つの方向に送られ
る。
【0060】光ターミナル402はまた、光増幅器40
5及び407を組み込んで、ターミナル402の光マル
チプレクサ401によって送信されるWDM信号を増幅
し、ターミナル402の光デマルチプレクサ403によ
って受信されるWDM信号を増幅する。ターミナル40
4の光増幅器405及び407は、それぞれターミナル
404の光マルチプレクサ401及びターミナル404
のデマルチプレクサ403と同じ機能を遂行する。
【0061】光リンク413及び415は各々数10キ
ロメータに及び、光リンク413及び415上で相当の
信号損失が発生する。このため、光リンク413及び4
15に沿って、複数の光リピータ408が指定スパン長
(例えば、約80キロメータ)ごとに配置されて、WD
M信号を再発生する。光リピータ408は光増幅器40
6を備えており、ターミナル402及び404の光増幅
器405及び407と類似した動作をする。
【0062】複数のWADMターミナル410もまた光
リンク413及び415に沿って配置され、特定のWD
MチャネルからWDM信号を選択的に挿入又は分岐す
る。WADMターミナル410は光リンク413及び4
15の各々についてWADM412を備えている。光リ
ピータ408における光信号の再発生にもかかわらず、
信号対ノイズの低下はWADMターミナル410ととも
に使用できるスパンの絶対数を制限する。
【0063】経験から言えることは、WADMターミナ
ル410がWADMネットワーク400において使用で
きるのは、OC192データレートが6又はそれより小
さいスパンを光リンク413及び415に沿って有する
場合である。より長いスパンについては、光信号を電気
信号に変換するハードウェアが必要である。その電気信
号はこの後の送信において光フォームに再変換される。
【0064】長距離の光ファイバ上を高いデータレート
で送信する場合には、光ファイバ送信に固有の信号分散
の影響を軽減するために分散補償技術を用いる必要があ
る。例えば、少なくとも60キロメータのネットワーク
スパンを介してOC192の送信をする場合には、信号
は95パーセントのスパン損失補償を手当されなければ
ならない(言い換えれば、送信される信号において95
パーセントの信号分散の低下が発生する)。
【0065】例えば、ネットワーク400においては、
光リンク413に沿った95パーセントのスパン損失分
散補償は、ターミナル402内のOA406における3
5パーセントの前補償、リピータ408内のOA406
及びWADMターミナル412における95パーセント
の補償、並びにターミナル404内のOA407におけ
る60パーセントの後補償を導入することによって実現
することができる。
【0066】図3に示すように、OA305はその信号
路内の分散補償ファイバ(DCF)307を組み込むこ
とによって分散補償を実現する。DCF307は、先の
及び後のネットワークスパンを介したWDM信号の送信
から発生するポジティブ信号分散に対して補償するため
にネガティブ信号分散を導入する。DCF307に使用
されるタイプのDCFはよく知られており、かつ市販品
として、例えば、JDS Uniphase及びCor
ningから入手できる。
【0067】チャネルは、OA305からほんのわずか
な距離にあるWADM301によって挿入され、チャネ
ルはまた、OA305からほんのわずかな距離にあるW
ADM303によって分岐されるので、OA305は、
挿入されたチャネル及び分岐されたチャネルにおける分
散に対して過剰補償をする。
【0068】この過剰補償の影響を低減するために、W
ADM301内の単一モードファイバ309は、薄膜フ
ィルタ320Aとサーキュレータ330Aとの間に配置
されて、挿入されたチャネルに対する信号路における追
加ポジティブ分散を採り入れる。同様に、WADM30
3内の単一モードファイバ311は、薄膜フィルタ32
0Dとサーキュレータ330Dとの間に配置されて、分
岐されたチャネルに対する信号路における追加ポジティ
ブ分散を採り入れる。
【0069】このことに代わって又はこのことに加え
て、WADM301内のFBG332A,334A,3
36A及び338A、並びに、WADM303内のFB
G332D,334D,336D及び338Dは、挿入
されたWDM信号並びに分岐されたWDM信号にそれぞ
れポジティブ分散を加算するように設計される。
【0070】例えば、単一モード光ファイバを介して伝
送しているOC192信号について、図3のWADM3
01は約650ps(ピコ秒)/nm(ナノメータ)の
ポジティブ分散を組み込む必要があり、またWADM3
03は約450ps/nmのポジティブ分散を組み込む
必要がある。
【0071】これらの量のうち、分散の約250ps/
nmは、図1のFBG132,134,136及び13
8、並びに図2のFBG232,234,236及び2
38によって直接に生成される。望ましい分散レベルに
達するために、ポジティブ分散の400ps/nmが単
一モードファイバ309によって加算され、ポジティブ
分散の200ps/nmが単一モードファイバ311に
よって加算される。
【0072】本発明の目的は、第1のデータレート若し
くは第2のデータレートのいずれかにおいて、送信され
る光信号を搬送できる複数のWADMチャネルの挿入又
は分散を可能にすることである。本発明において使用さ
れるFBG及び関連するTFFEの選択された特性は、
この目的を達成するための鍵である。
【0073】例えば、図5は、図1、図2及び図3に示
した実施形態において使用されたFBGにおける反射特
性及び送信特性を示している。図5に表示されたFBG
は、例えばOC48WDM信号をフィルタ処理するのに
用いられる。OC48WDM信号は、50GHzの間隔
をもつチャネルにおいて、約2.5ギガビットのレート
で送信される。これは、OC192WDM信号が100
GHzの間隔をもつチャネルにおいて、約10ギガビッ
トのレートで送信されるのと同じである。
【0074】この実施形態はまた、もっと低いデータレ
ートで送信される信号(例えば、622メガビットで動
作するOC12、及び155メガビットで動作するOC
3)をフィルタ処理するのにも用いられる。
【0075】図5において、FBG反射特性502及び
504は、図3の挿入WADM301及び分岐WADM
303に関連するFBGとそれぞれ等価であることを示
している。その特性は、反射帯域幅内又は反射帯域幅近
傍の選択された波長において、入力信号電力と比較した
反射信号の相対電力を表している。同様に、挿入WAD
M301及び分岐WADM303に関連するFBG送信
特性506及び508は、選択された波長において入力
信号電力と比較した送信信号の相対電力を表している。
【0076】図5の特性で示されるFBGによって送信
されたWDM信号又は反射されたWDM信号における有
効な信号帯域幅は、関連する入力信号の電力に対して反
射される電力又は送信される電力が10dBに低下する
波長によって区分される。したがって、図5における有
効な送信帯域幅512は約0.45nmであり、有効な
反射帯域幅514は約0.4nmである。
【0077】OC48信号レート及びOC192信号レ
ートの両方で機能するために、これらの有効な帯域幅
は、低めのデータレート(例えば、約0.4nmだけわ
ずかに離れたOC48チャネル)をもつ近傍のチャネル
からの隣接チャネルクロストークを回避するに十分なほ
ど狭いことが必要である。さらに、これらの有効な帯域
幅は、高めのデータレートをもつ信号(例えば、約0.
8nmだけわずかに離れたチャネルにおいて搬送される
OC192信号)の部分を捕らえるに十分なほど広いこ
とが必要である。
【0078】適切なFBG帯域幅は、様々な有効FBG
帯域幅における両方の信号レートについての信号電力ペ
ナルティを解析することによって選択することが可能に
なる。信号品質の解析において使用される電力ペナルテ
ィはよく知られた技術である(Harry J.R.D
utton著「Understanding Opti
cal Communications」;Prent
ice−Hall,1998,403,404ページを
参照)。信号品質の通常の測定は、信号対ノイズ比及び
内部シンボル干渉を含んでいる。
【0079】図7(A)及び図7(B)は、様々な有効
帯域幅におけるOC48信号レート及びOC192信号
レートのそれぞれに対するFBG電力ペナルティを示し
ている。その電力ペナルティは、FBGに入力されるW
DM信号内の様々な送信欠陥の存在によって影響を受け
る。
【0080】これらの入力信号の欠陥は、自己位相変調
/相互位相変調(SPM/XPM)ペナルティ、内部シ
ンボル干渉に関する前置FBG電力ペナルティ測定によ
って特徴づけられる。SPM/XPMペナルティは、例
えば、分散特性に含まれるWDMシステム特性の変化、
システム構造、信号チャープ(chirp)、及び信号
電力によって影響を受ける。図7(A)及び図7(B)
に示すように、FBG電力ペナルティはSPM/XPM
ペナルティとともに非直線的に変化する。
【0081】図7(A)及び図7(B)において、FB
G電力ペナルティは有効帯域幅及びSPM/XPMペナ
ルティの機能として示されている。SPM/XPMペナ
ルティはペナルティなし(チャープなし)から2.0d
Bのペナルティまでの入力信号範囲の中に存在する。
【0082】図7(A)において、OC48信号レート
に対するFBG電力ペナルティの増加は、上側限界の帯
域幅における隣接チャネルからのクロストークの結果、
及び下側限界の信号スペクトルの損失の結果を反映す
る。同様に、図7(B)において、OC192信号レー
トに対するFBG電力ペナルティの増加は、下側限界の
信号スペクトルの損失の結果を反映する。
【0083】SPM/XPMペナルティが2.0dBの
場合には、約0.38nmの有効帯域幅は、OC48信
号レート及びOC192信号レートの両方における全体
的な電力ペナルティを最小にすることは明らかである。
OC192信号は、与えられたWDMネットワークにお
いて、OC48信号より高いSPM/XPMペナルティ
を累積しようとし、また、FBGは大きなドリフト及び
ジッタを受けるので、約0.45nm(約54GHz)
の有効帯域幅724が幾分大きいほど全体の性能をより
向上できることが経験から言える。
【0084】OC192信号レートについては、信号分
散は臨界の結果を生む。図3に示すように及び上記した
ように、挿入WADM301に導入された信号に対する
分散、及び分岐WADM303において分岐された信号
に対する分散は、様々な手段によってわずかに調整する
ことができる。
【0085】しかしながら、反射帯域幅を介して強く変
化する分散をFBGが典型的に示す場合に、わずかな条
件を処理するだけでは不十分である。例えば、SPM/
XPMペナルティが増加すると、エッジ波長において分
散が急激に増加することが経験から言える。
【0086】このような変化の影響は適切に制限する必
要がある。図9は、本発明の要求を満たすための適切な
制限をもつ分散テンプレートを示している。約0.45
nmの有効帯域幅をもつFBGによって反射されたOC
192信号について、テンプレートのグラフは、FBG
電力ペナルティ(関連するSPM/XPMペナルティを
含む)が2.0dBより大きくないような帯域幅を介し
たわずかな値からの分散変動内の許容できる制限を示し
ている。
【0087】許容できる分散制限は、制限910によっ
て示される。制限910は、FBGの指標波長904の
0.05nm内において反射された波長に適用できる領
域908を定義する。領域908内において、分散は、
わずかなFBG分散値902(例えば、250ps/n
m)から150ps/nm以下の範囲で変化する。領域
908を超えて反射された波長については、150ps
/nmの制限は、20,000ps/nm2以下のレー
トで、領域908のエッジ907及び909から増加す
る。
【0088】FBG分散変化は、様々なFBGの経年変
化の影響の結果として実際に増加する。制限910の境
界内において性能を維持するために、ガード帯域制限9
12が新たに製造されるFBGのために確立される。図
9に示す例において、ガード帯域制限912は、FBG
の中心波長904の0.1nm内において反射された波
長に適用できる領域906を定義する。
【0089】領域906内において、分散は、わずかな
FBG分散値902から150ps/nm以下の範囲で
変化する。領域906を超えて反射された波長について
は、150ps/nmの制限は、20,000ps/n
2以下のレートで、領域906のエッジ903及び9
05から増加する。様々な他のガード帯域制限が、FB
Gの経年変化の影響をもつ実例に応じて確立される。図
9の分散テンプレートに従ったFBGにおける分散特性
のいくつかの例を図10に示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】 WADM信号から光チャネルを分岐する本発
明の第1の実施形態を示す図。
【図2】 WADM信号に光チャネルを挿入する本発明
の第2の実施形態を示す図
【図3】 図1及び図2における第1及び第2の実施形
態の両方で用いるWADMを示す図。
【図4】 WDMネットワークにおいて図3のWADM
がどのように配置されるかを示す図。
【図5】 図1〜図4の実施形態で用いられるファイバ
ブラッググレーティング(FBG)における普通の反射
スペクトル及び送信スペクトルを示す図。
【図6】 図1〜図4の実施形態で用いられるFBG及
び薄膜フィルタにおける反射スペクトルの比較を示す
図。
【図7】 OC192及びOC48において本発明で使
用されたFBGに対するSPM/XPMのペナルティを
示す図。
【図8】 一連のOC192チャネル及びOC48チャ
ネルを挿入又は分岐するのに多重WADMがいかに使用
されるかを示す図。
【図9】 波長に対するFBG分散レベルの限界を示す
図。
【図10】 図1〜図4の実施形態において使用される
代表的なFBGにおける分散レベルを示す図。なお、各
図において同等の構成要素は下位2桁の識別番号を共有
する(例えば、図1のFBG132と図2のFBG23
2は同じものである)。
【符号の説明】
100,200,301,303 波長挿入/分岐マル
チプレクサ(WADM) 102,202,206,208,210,212,3
02,306A,308A,310A,312A 入力 104,106,108,110,112,204,3
04,306D,308D,310D,312D 出力 114,115,116,117,119,121,1
23,125,127,215,216,217,21
9,221,223,335,227,351,35
3,413,415 リンク 130,230,330A,330D 光サーキュレー
タ 132,134,136,138,232,234,2
36,238,332A,334A,336A,338
A,332D,334D,336D,338D ファイ
バブラッググレーティング(FBG) 120,220,320A,320D 薄膜フィルタ 122,124,126,128,222,224,2
26,228 薄膜フィルタ要素(TFFE) 305,405,406,407 光増幅器 307 分散補償ファイバ(DCF) 309,311 単一モードファイバ 400 波長挿入/分岐マルチプレクサネットワーク 401 光マルチプレクサ 402,404,410 波長分割多重(WDM)ター
ミナル 403 光デマルチプレクサ 408 光リピータ 502,504 反射特性 506,508 送信特性 512 有効送信帯域幅 513,642 固有の波長 514 有効反射帯域幅 515,646,647 固有の波長から離れた波長 632,634 FBG特性 636 TFFE特性 648,903,905,907,909 チャネルエ
ッジ 649 隣接チャネルクロストーク 722,724 有効帯域幅 802,804,806,808,810,812 波
長分割多重(WDM)信号 803,805,807,809,811,813 ス
ペクトル 908 領域 910 限界 912 ガード帯域限界
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596077259 600 Mountain Avenue, Murray Hill, New Je rsey 07974−0636U.S.A. (72)発明者 トーベン エヌ.ニールセン アメリカ合衆国、07750 ニュージャージ ー、モンマウス、オーシャン アベニュー 45、アパートメント 8B (72)発明者 ウィリアム エー トンプソン アメリカ合衆国、07701 ニュージャージ ー、レッド バンク、トッド ドライブ 8

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A)光サーキュレータと、 B)前記サーキュレータに光学的に結合され、直列に相
    互接続された複数のファイバブラッググレーティング
    (FBG)と、 C)前記サーキュレータに光学的に結合され、直列に相
    互接続された複数の薄膜フィルタ要素(TFFE)を有
    する薄膜フィルタと、 を備えた光波長分岐/挿入マルチプレクサ(WAD
    M)。
  2. 【請求項2】 前記複数のFBGの各々は、複数のデー
    タレートで動作するFBGを介した信号低下を最小にす
    る有効帯域幅によって特性を与えられることを特徴とす
    る請求項1記載の光波長分岐/挿入マルチプレクサ。
  3. 【請求項3】 前記複数のFBGの各々はさらに、前記
    複数のデータレートの最高速度の1つで動作する場合に
    FBGを介した信号低下を所定レベル以下に維持するた
    めに選択された分散特性によって特性を与えられること
    を特徴とする請求項2記載の光波長分岐/挿入マルチプ
    レクサ。
  4. 【請求項4】 前記信号低下は、電力ペナルティとして
    決定されることを特徴とする請求項2又は3記載の光波
    長分岐/挿入マルチプレクサ。
  5. 【請求項5】 A)多重波長光信号を受信しかつ分配す
    る光サーキュレータと、 B)直列に相互接続されるとともに前記多重波長光信号
    を受信する前記サーキュレータに結合され、第1のデー
    タレート又は第2のデータレートのいずれかにおいて各
    々が動作する複数の光チャネルの1つを前記多重波長光
    信号において選択するために各々が動作し、選択された
    光チャネルを前記サーキュレータに反射して戻す複数の
    ファイバブラッググレーティング(FBG)と、 C)前記FBGによって反射された光信号を受信すると
    ともに、反射された信号から複数の光チャネルを分岐す
    る前記サーキュレータに結合されたデマルチプレクサ
    と、 を備え、多重波長光信号において、各々が固有の波長を
    ほぼ中心とする有効帯域幅をもつ複数の光チャネルを分
    岐する光波長分岐/挿入マルチプレクサ(WADM)。
  6. 【請求項6】 前記デマルチプレクサは、直列に相互接
    続された複数の薄膜フィルタ要素(TFFE)を有する
    薄膜フィルタであることを特徴とする請求項5記載の光
    波長分岐/挿入マルチプレクサ。
  7. 【請求項7】 前記複数の光チャネルの各々は、前記複
    数のFBGの1つと定義された順序で関係し、その関係
    は前記複数のFBGについて前記光サーキュレータから
    の光学的な距離が増加する順序で形成されることを特徴
    とする請求項6記載の光波長分岐/挿入マルチプレク
    サ。
  8. 【請求項8】 前記複数の光チャネルの各々はさらに、
    前記複数の薄膜フィルタ要素の1つと定義された順序で
    関係し、その関係は前記複数の薄膜フィルタ要素につい
    て前記光サーキュレータからの光学的な距離が減少する
    順序で形成されることを特徴とする請求項7記載の光波
    長分岐/挿入マルチプレクサ。
  9. 【請求項9】 前記複数のFBGの各々についての有効
    帯域幅は、前記第1のデータレート及び前記第2のデー
    タレートの両方で動作するFBGを介した信号低下を最
    小にするように選択されることを特徴とする請求項5記
    載の光波長分岐/挿入マルチプレクサ。
  10. 【請求項10】 前記信号低下は、電力ペナルティとし
    て決定されることを特徴とする請求項9記載の光波長分
    岐/挿入マルチプレクサ。
  11. 【請求項11】 前記第1のデータレートは2.5ギガ
    ビット/秒以下になるように選択され、前記第2のデー
    タレートは10ギガビット/秒になるように選択される
    ことを特徴とする請求項5記載の光波長分岐/挿入マル
    チプレクサ。
  12. 【請求項12】 前記第1のデータレートで動作するチ
    ャネルは約50GHzの間隔で離され、前記第2のデー
    タレートで動作するチャネルは約100GHzの間隔で
    離されていることを特徴とする請求項11記載の光波長
    分岐/挿入マルチプレクサ。
  13. 【請求項13】 フィルタ処理される前記複数のチャネ
    ルのうち連続するチャネルに関係する固有の波長間の間
    隔は、約200GHzになるように選択されることを特
    徴とする請求項11記載の光波長分岐/挿入マルチプレ
    クサ。
  14. 【請求項14】 前記複数のFBGの各々の帯域幅は、
    前記固有の波長における電力レベルから10dB以下ま
    で変化する電力レベルにおいて約0.45ナノメータに
    なるように選択されることを特徴とする請求項9記載の
    光波長分岐/挿入マルチプレクサ。
  15. 【請求項15】 前記複数のFBGの各々について選択
    された帯域幅を介した分散特性はさらに、前記複数のデ
    ータレートのうち最高速度の1つで動作する場合に各F
    BGを介した信号低下を所定レベル以下に維持するよう
    に選択されることを特徴とする請求項9記載の光波長分
    岐/挿入マルチプレクサ。
  16. 【請求項16】 前記信号低下は、電力ペナルティとし
    て決定されることを特徴とする請求項15記載の光波長
    分岐/挿入マルチプレクサ。
  17. 【請求項17】 前記複数のFBGの各々の前記帯域幅
    は前記固有の波長における電力レベルから10dB以下
    まで変化する電力レベルにおいて約0.45ナノメータ
    になるように選択され、 前記複数のFBGの各々に対する分散特性は、前記固有
    の波長の上下0.1ナノメータ以下の波長において所定
    の基準値から約150ピコ秒/ナノメータまで変動する
    分散値によって定義され、その変動は前記固有の波長か
    ら0.1ナノメータ以上の波長において約20,000
    ピコ秒/平方ナノメータ以下において増加するものであ
    ることを特徴とする請求項15記載の光波長分岐/挿入
    マルチプレクサ。
  18. 【請求項18】 4つのFBGが直列に前記サーキュレ
    ータに相互接続され、 4つの薄膜フィルタ要素が前記
    薄膜フィルタ内に含まれるとともに前記サーキュレータ
    に相互接続されていることを特徴とする請求項4記載の
    光波長分岐/挿入マルチプレクサ。
  19. 【請求項19】 A)多重波長光信号を受信しかつ分配
    する光サーキュレータと、 B)挿入された複数の光チャネルを受信し、当該複数の
    挿入光チャネルを合成し、当該合成された挿入光チャネ
    ルを分配するマルチプレクサと、 C)直列に相互接続されるとともに前記挿入光チャネル
    と一緒にされた前記多重波長光信号を受信する前記サー
    キュレータに結合され、第1のデータレート又は第2の
    データレートのいずれかにおいて各々が動作する複数の
    光チャネルの1つを前記多重波長光信号において選択す
    るために各々が動作し、選択された光チャネルを前記サ
    ーキュレータに反射して戻す複数のファイバブラッググ
    レーティング(FBG)と、 を備え、多重波長光信号において、各々が固有の波長を
    ほぼ中心とする有効帯域幅をもつ複数の光チャネルを挿
    入する光波長分岐/挿入マルチプレクサ(WADM)。
  20. 【請求項20】 前記マルチプレクサは、直列に相互接
    続された複数の薄膜フィルタ要素(TFFE)を有する
    薄膜フィルタであることを特徴とする請求項19記載の
    光波長分岐/挿入マルチプレクサ。
  21. 【請求項21】 前記複数の光チャネルの各々は、前記
    複数のFBGの1つと定義された順序で関係し、その関
    係は前記複数のFBGについて前記光サーキュレータか
    らの光学的な距離が増加する順序で形成されることを特
    徴とする請求項20記載の光波長分岐/挿入マルチプレ
    クサ。
  22. 【請求項22】 前記複数の光チャネルの各々はさら
    に、前記複数の薄膜フィルタ要素の1つと定義された順
    序で関係し、その関係は前記複数の薄膜フィルタ要素に
    ついて前記光サーキュレータからの光学的な距離が減少
    する順序で形成されることを特徴とする請求項21記載
    の光波長分岐/挿入マルチプレクサ。
  23. 【請求項23】 前記複数のFBGの各々についての有
    効帯域幅は、前記第1のデータレート及び前記第2のデ
    ータレートの両方で動作するFBGを介した信号低下を
    最小にするように選択されることを特徴とする請求項1
    9記載の光波長分岐/挿入マルチプレクサ。
  24. 【請求項24】 前記信号低下は、電力ペナルティとし
    て決定されることを特徴とする請求項23記載の光波長
    分岐/挿入マルチプレクサ。
  25. 【請求項25】 前記第1のデータレートは2.5ギガ
    ビット/秒以下になるように選択され、前記第2のデー
    タレートは10ギガビット/秒になるように選択される
    ことを特徴とする請求項19記載の光波長分岐/挿入マ
    ルチプレクサ。
  26. 【請求項26】 前記第1のデータレートで動作するチ
    ャネルは約50GHzの間隔で離され、前記第2のデー
    タレートで動作するチャネルは約100GHzの間隔で
    離されていることを特徴とする請求項25記載の光波長
    分岐/挿入マルチプレクサ。
  27. 【請求項27】 フィルタ処理される前記複数のチャネ
    ルのうち連続するチャネルに関係する固有の波長間の間
    隔は、約200GHzになるように選択されることを特
    徴とする請求項25記載の光波長分岐/挿入マルチプレ
    クサ。
  28. 【請求項28】 前記複数のFBGの各々の帯域幅は、
    前記固有の波長における電力レベルから10dB以下ま
    で変化する電力レベルにおいて約0.45ナノメータに
    なるように選択されることを特徴とする請求項23記載
    の光波長分岐/挿入マルチプレクサ。
  29. 【請求項29】 前記複数のFBGの各々について選択
    された帯域幅を介した分散特性は、前記複数のデータレ
    ートのうち最高速度の1つで動作する場合に各FBGを
    介した信号低下を所定レベル以下に維持するように選択
    されることを特徴とする請求項23記載の光波長分岐/
    挿入マルチプレクサ。
  30. 【請求項30】 前記信号低下は、電力ペナルティとし
    て決定されることを特徴とする請求項29記載の光波長
    分岐/挿入マルチプレクサ。
  31. 【請求項31】 前記複数のFBGの各々の前記帯域幅
    は前記固有の波長における電力レベルから10dB以下
    まで変化する電力レベルにおいて約0.45ナノメータ
    になるように選択され、 前記分散特性は、前記固有の波長の上下0.1ナノメー
    タ以下の波長において所定の基準値から約150ピコ秒
    /ナノメータまで変動する分散値によって定義され、そ
    の変動は前記固有の波長から0.1ナノメータ以上の波
    長において約20,000ピコ秒/平方ナノメータ以下
    において増加するものであることを特徴とする請求項2
    9記載の光波長分岐/挿入マルチプレクサ。
  32. 【請求項32】 4つのFBGが直列に前記サーキュレ
    ータに相互接続され、 4つの薄膜フィルタ要素が前記
    薄膜フィルタ内に含まれるとともに前記サーキュレータ
    に相互接続されていることを特徴とする請求項19記載
    の光波長分岐/挿入マルチプレクサ。
  33. 【請求項33】 A)複数のデータレートの各々で動作
    する場合に信号低下を最小にするように選択された有効
    帯域幅と、 B)前記複数のデータレートのうち最高速度の1つで動
    作する場合に前記信号低下を所定レベル以下に維持する
    ように選択された前記有効帯域幅を通過する分散特性
    と、 を有し、前記複数のデータレートにおいて動作可能なW
    DMチャネルからの信号を選択するために応答する光波
    長分岐/挿入マルチプレクサに使用されるフィルタ要
    素。
  34. 【請求項34】 前記信号低下は、電力ペナルティとし
    て決定されることを特徴とする請求項33記載の光波長
    分岐/挿入マルチプレクサに使用されるフィルタ要素。
  35. 【請求項35】 前記フィルタ要素はFBGであること
    を特徴とする請求項33記載の光波長分岐/挿入マルチ
    プレクサに使用されるフィルタ要素。
  36. 【請求項36】 前記有効帯域幅は、前記固有の波長に
    おける電力レベルから10dB以下まで変化する電力レ
    ベルにおいて約0.45ナノメータになるように選択さ
    れることを特徴とする請求項34記載の光波長分岐/挿
    入マルチプレクサに使用されるフィルタ要素。
  37. 【請求項37】 前記FBGは、前記固有の波長の上下
    0.1ナノメータ以下の波長において所定の基準値から
    約150ピコ秒/ナノメータまで変動する分散値を有
    し、その変動は前記固有の波長から0.1ナノメータ以
    上の波長において約20,000ピコ秒/平方ナノメー
    タ以下において増加することを特徴とする請求項35記
    載の光波長分岐/挿入マルチプレクサに使用されるフィ
    ルタ要素。
  38. 【請求項38】 前記複数のデータレートのうち前記最
    高速度は約10ギガビット/秒であり、前記複数のデー
    タレートのうち他の速度は2.5ギガビット/秒以下で
    あることを特徴とする請求項33記載の光波長分岐/挿
    入マルチプレクサに使用されるフィルタ要素。
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