JP2001216264A - 個人照合方法および個人照合装置 - Google Patents

個人照合方法および個人照合装置

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JP2001216264A
JP2001216264A JP2000027854A JP2000027854A JP2001216264A JP 2001216264 A JP2001216264 A JP 2001216264A JP 2000027854 A JP2000027854 A JP 2000027854A JP 2000027854 A JP2000027854 A JP 2000027854A JP 2001216264 A JP2001216264 A JP 2001216264A
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Atsushi Kara
淳 加羅
Sachiko Kara
幸子 加羅
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易かつ安全確実に個人照合が可能となる個
人照合方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 個人照合装置1は、本人照合の基準とな
る秘匿情報を秘匿環境内に登録した情報秘匿部4と、本
人識別の際の情報入力用の入力手段と、この入力手段に
よる入力情報と上記秘匿情報とを比較して両者の同一性
を判別する比較判別手段とからなり、上記情報秘匿部4
は目視可能な映像を秘匿情報として登録し、また、上記
入力手段は、情報秘匿部4の登録映像をその他のランダ
ムに選択される付加的な映像と合せて表示する混合表示
手段6と、その中から映像を選択するための選択指示手
段7とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本人識別を行うた
めの個人照合方法及びその装置に関し、特に、簡易かつ
安全確実に個人照合が可能となる個人照合方法及びその
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、個人照合は、対象者を特定人に
限定する場合等に必要となる。例えば、コンピュータに
蓄積された情報の機密を守り、コンピュータの使用権限
を特定者に限定し、あるいは、個人のプライバシーや財
産保全に関わる社会サービスの利用を特定個人に制限す
る場合においては、当事者としての個人照合が必要とな
る。従来、個人照合の手段として、パスワード方式およ
び生体測定情報利用方式の二種類の方式が用いられてい
た。パスワード方式は、本人である個人が事前にパスワ
ードとしての文字列を登録しておき、個人照合の際に、
当該個人の入力したパスワードと登録されているパスワ
ードが一致しているかどうかを比較して当否判別する方
式であり、簡易なシステムによって判別が可能となる。
また、アメリカ合衆国特許第4291222号に記述さ
れているように、パスワードを文字列のみならず、一般
の「記号(signs or symbols)」により構成し、これらの
記号が表示されたボタンを順次押下することにより個人
照合を行う方式も提案されている。一方、生体測定情報
利用方式は、音声、眼の虹彩模様、指紋など、個人を特
徴付ける生体情報を利用し、この個人の生体情報を事前
に登録しておき、個人照合の際に生体測定を行い、登録
情報と対比して判別するもの(情報処理学会、1999
年11月号、Vol.40、No.11、1072−1103頁参
照)であり、他人による作為性を排除することができる
という利点を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パスワ
ードは自己のみが認識するべきものであることから、パ
スワード方式においては、パスワード文字列が他人によ
って容易に見破られないように、文字列を長くし、ある
いは言語的に意味をなさない文字列を使用する場合があ
る。このようなパスワードは高い安全性が得られるもの
の忘却のおそれも高く、これを忘れないように紙に書き
留める等の記録を残した場合はその記録媒体を介してパ
スワード盗難という事態を招くことがある。また、前述
のアメリカ合衆国特許第4291222号にあるよう
に、パスワードを「記号」の集合に拡張する方式も、パ
スワードと同じく忘却の危険性があるとともに、使用す
る記号がボタン上に表示されるような一見によって容易
に記録可能なものであれば、盗難の危険性においてもパ
スワードのもつ課題を解決するものではない。一方の生
体測定情報利用方式においては、生体情報の検出のため
に専用のセンサーを必要とする上、生体なるが故の経時
変化やノイズ、汚れ等による生体測定情報のバラツキが
避けられないことから信頼性の点で問題がある。また、
登録者の数が増加すると類似の情報によって判別エラー
を起こす場合がある。この問題を避けるためには高精度
の情報と測定が必要となるのでシステムの複雑化が避け
られない。
【0004】本発明の目的は、簡易かつ安全確実な個人
照合を可能とする個人照合方法及び装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本人照合の基準となる秘匿情報を秘匿環境内に登録
した情報秘匿部と、本人識別の際の情報入力用の入力手
段と、この入力手段による入力情報と上記秘匿情報とを
比較して両者の同一性を判別する比較判別手段とからな
る個人照合装置において、上記情報秘匿部は目視可能な
映像を秘匿情報として登録し、また、上記入力手段は、
情報秘匿部の登録映像をその他のランダムに選択される
付加的な映像と合せて表示する混合表示手段と、その中
から映像を選択するための選択指示手段とから構成す
る。
【0006】上記個人照合装置は、映像を秘匿情報と
し、映像を介して照合がなされるので、個人的な記憶に
基づいた内容を登録することにより、その個人照合方法
を含め、忘却による事故を回避することができるととも
に、画像内容の伝達の困難性から、情報洩れを防止する
ことができる。また、混合表示手段と選択指示手段とを
備えて付加的映像を混合表示した中から選択入力するこ
とから、簡易な構成によって画像照合を行うことができ
る。
【0007】前記混合表示手段は、情報秘匿部の情報の
復元を行う暗号復号化手段を介設することにより、暗号
記録を利用することが可能となることから高度の秘匿環
境が確保される。前記情報秘匿部に秘匿情報を新たに登
録するための秘匿情報登録手段を備えることにより、秘
匿情報を随時変更することができるので、秘匿情報の洩
れに対抗することが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】上記発明の実施の形態について以
下に図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の個人
照合装置の要部を示す機能構成図である。個人照合装置
1は、映像を介して個人照合を行うことを特徴とし、照
会による登録情報の処理に関し、目視可能な複数の映像
を入力するための画像入力装置2、その暗号化装置3、
この秘匿情報を記録する記録装置4、その暗号化情報を
復号する復号化装置5、複数の画像を表示する画像表示
装置6、その複数画像中から選択指示するための画像選
択装置7、および、秘匿情報と選択情報の同一性を判断
する画像照合装置8とから構成する。
【0009】画像入力装置2は、スキャナ、カメラ、記
録媒体の読み取り装置等により構成し、静止画像等の本
人照合の基準としての複数件の映像情報の入力を行う。
暗号化装置3は、上記画像入力装置2の入力情報を秘匿
環境下で暗号化処理し、両者により秘匿情報登録手段を
構成し、その暗号化された情報を記録装置4に送る。記
録装置4は、秘匿環境下に配置され、個人識別番号等に
よる照会に応じて暗号化形式の秘匿情報を出力する情報
秘匿部を構成する。
【0010】画像表示装置6は、復号化装置5を介して
目視可能な複数の映像として復元表示するとともに、そ
の他のランダムに選択される付加的な映像と合せて表示
する混合表示手段を構成する。画像選択装置7は、画像
表示装置6の表示画像を選択するべく、一時的に付した
参照番号や、配置座標等による選択指示手段を構成す
る。画像照合装置8は、画像選択装置7から入力された
選択情報と、照会による秘匿情報とを比較対照し、両者
の一致または不一致を出力する比較判別手段を構成す
る。
【0011】上記構成の個人照合装置による本人識別の
ための操作について説明する。まず、個人が画像入力装
置2を用いて自己の記憶に馴染み深い画像、例えば、知
人、親戚、家族、ペットの写真や、想い出深い風景等の
静止画、又は、短いビデオ等の映像を複数枚、又は、複
数シーンを入力する。
【0012】暗号化装置3は上記入力映像を氏名、アカ
ウント番号等の個人の識別情報とともに暗号化し、記録
装置4に秘匿情報として記録される。個人照合を要する
場面においては、個人照合の対象となる者が、個人識別
情報を入力すると、この照会を受けて記録装置4から対
応する秘匿情報が混合表示手段をなす復号化装置5を介
して画像表示装置6に送られる。
【0013】図2は、混合表示手段による表示例であ
る。画像表示装置6は、目視可能な複数の映像として照
会に対応する複数の画像を復元表示するとともに、付加
的な映像をランダムに選択してランダムに混合表示す
る。この付加映像は、当該照会と無関係な第三者の記録
情報、または、本人照合用の秘匿情報と異なる秘匿環境
下に記録した付加映像用の記録情報を用いる。
【0014】次に、画像選択装置7を用いて自己の登録
画像を選んで指示し、または該当しない画像を排除指示
することにより、画像を選択入力する。この選択情報
は、比較判別手段をなす画像照合装置8が、選択情報と
秘匿情報とを比較対照し、両者の画像集合の一致または
不一致を出力する。すなわち、個人照合は「一致」によ
り成立とし、「不一致」により否定と判断することがで
きる。
【0015】上記混合表示手段による表示態様は、上述
の画面分割による一括表示の他に、映像単位で逐次表示
し、画像選択装置の取扱いと対応させることにより、画
像表示装置6と画像選択装置7を簡易に構成することが
できる。
【0016】このように、本発明の個人照合装置によれ
ば、画像登録手段を用いて登録する際に、当該個人の親
戚、知人の写真や、慣れ親しんでいる風景等の容易に忘
却することのないものを選択することにより、パスワー
ド忘却等の危険を軽減することができるとともに、登録
画像の数を増やすことにより、第三者が悪意を持って、
あるいは偶然に、上記選択指示手段を用いて登録画像と
同一の画像集合を指示する確率を小さくすることができ
る。
【0017】さらに、画像の記憶は忘れることがないこ
とから、パスワードのように紙等に書き留める必要もな
く、したがって、第三者による盗難の危険を回避するこ
とができる。また、本発明の個人照合装置は、通常のコ
ンピュータや預貯金端末に標準的に装備されている画像
提示手段と選択指示手段のみを用いて構成することがで
きるので、生体測定情報のようなセンサーを要すること
なく、簡易に個人照合が可能となる。
【0018】その他、当該個人と生活環境、行動を異に
する者であれば、同一の画像集合を登録する確率は極め
て小さいと考えられることから、個人照合の対象者が拡
大して登録数が増加した場合にも、照合判定の信頼性は
損なわれることがなく、安全確実な照合が維持される。
【0019】
【発明の効果】本発明の個人照合装置は、以下の効果を
奏する。上記個人照合装置は、映像を秘匿情報とし、映
像を介して照合がなされるので、個人的な記憶に基づい
た内容を登録することにより、忘却による事故を回避す
ることができるとともに、画像内容の伝達の困難性か
ら、情報洩れを防止することができる。また、混合表示
手段と選択指示手段とを備えて付加的映像を混合表示し
た中から選択入力することから、簡易な構成によって画
像照合を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の個人照合装置の要部を示す機能構成図
【図2】混合表示手段による表示例
【符号の説明】
1 個人照合装置 2 画像入力装置(秘匿情報登録手段) 3 暗号化装置(秘匿情報登録手段) 4 記録装置(情報秘匿部) 5 復号化装置(混合表示手段) 6 画像表示装置(混合表示手段) 7 画像選択装置(選択指示手段) 8 画像照合装置(比較判別手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加羅 幸子 福島県会津若松市一箕町松長1丁目17番25 号 Fターム(参考) 5B085 AE09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本人照合の基準として秘匿環境に登録し
    た秘匿情報と本人識別の際の入力情報とを比較して両者
    の同一性を判別する比較判別工程からなる個人照合方法
    において、 上記秘匿情報は目視可能な映像情報を用い、この映像情
    報を他の異なる映像による付加情報と混合した中から選
    択したものを上記入力情報とすることを特徴とする個人
    照合方法。
  2. 【請求項2】 本人照合の基準となる秘匿情報を秘匿環
    境内に登録した情報秘匿部と、本人識別の際の情報入力
    用の入力手段と、この入力手段による入力情報と上記秘
    匿情報とを比較して両者の同一性を判別する比較判別手
    段とからなる個人照合装置において、 上記情報秘匿部は目視可能な映像を秘匿情報として登録
    し、また、上記入力手段は、情報秘匿部の登録映像をそ
    の他のランダムに選択される付加的な映像と合せて表示
    する混合表示手段と、その中から映像を選択するための
    選択指示手段とからなることを特徴とする個人照合装
    置。
  3. 【請求項3】 前記混合表示手段は、情報秘匿部の情報
    の復元を行う暗号復号化手段を介設してなることを特徴
    とする請求項2記載の個人照合装置。
  4. 【請求項4】 前記情報秘匿部に秘匿情報を新たに登録
    するための秘匿情報登録手段を備えることを特徴とする
    請求項2記載の個人照合装置。
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