JP2001215793A - 現像装置、現像スリーブ及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置、現像スリーブ及び画像形成装置

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JP2001215793A
JP2001215793A JP2000026371A JP2000026371A JP2001215793A JP 2001215793 A JP2001215793 A JP 2001215793A JP 2000026371 A JP2000026371 A JP 2000026371A JP 2000026371 A JP2000026371 A JP 2000026371A JP 2001215793 A JP2001215793 A JP 2001215793A
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developing
sleeve
developer
image forming
developing sleeve
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JP2000026371A
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Makoto Kobu
真 小夫
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 現像領域での現像剤穂立ち高さを短くし、現
像剤が像担持体に接触する現像ニップを狭くし、且つ現
像スリーブと像担持体の間隔も狭い条件設定を行うこと
ができ、後端白抜けを防ぐことができ、横線及びドット
の再現性が良好で、エッジ効果のない画質を得ることが
できるようにする。 【解決手段】 現像スリーブ1の周表面にスリーブ上の
現像剤の厚みを規定する複数の突起5が分布して備えら
れ、当該突起の先端に現像剤量規制部材4が当接するよ
うになっていて、上記突起の高さLdと現像ギャップL
pがLd<Lpの関係にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像剤担持体表面
の所謂現像領域部分に現像剤を穂立ちさせて現像処理す
る様式の現像装置、及び当該現像装置に配設される現像
スリーブ並びに当該現像装置を装着した画像形成装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機、プリンタ、ファクシミ
リなどの電子写真式や静電記録式の画像形成装置におい
ては、感光体ドラムや感光体ベルトなどからなる像担持
体(潜像担持体)上に画像情報に対応した静電潜像が形
成され、現像装置によって現像動作が実行され、可視像
が得られるようになっている。このように現像動作を実
行するにあたり、転写性、ハーフトーンの再現性、温度
・湿度に対する現像特性の安定性などの観点から、トナ
ーとキャリアからなる2成分現像剤を用いた磁気ブラシ
現像方式が主流になってきている。つまり、現像装置で
は、現像剤担持体上に2成分現像剤がブラシチェーン状
に穂立ちされて保持されながら、像担持体に対向する現
像領域に搬送されて、現像剤中のトナーを像担持体上の
潜像部分に供給するのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来から、潜像が形成
された像担持体と現像スリーブ上に形成される磁気ブラ
シが潜像を形成担持する像担持体と摺擦する現像ニップ
が広がると、像担持体に現像剤が接触する範囲が長く
(広く)なり、ベタラインのクロス部や黒ベタ、ハーフ
トーンベタ画像の後端部に白抜けを生じる所謂「後端白
抜け」と称される現象が起こったり、同じ幅で形成した
格子画像の横線が縦線よりも細くなるような横ライン再
現性の悪化が生じることが知られている。
【0004】これらの現象のメカニズムを、磁気ブラシ
の穂立ち・穂倒れと静電潜像の位置関係を示す図12に
おいて、キャリアに付着するトナーの挙動として、考察
する。図12a,bは、静電潜像の表面電位と現像バイ
アスの関係、現像ニップでの静電潜像位置、及び現像ニ
ップ前後での磁気ブラシの動きを示している。現像スリ
ーブは通常円筒状に形成されるが、ここでは説明の便宜
上、平坦なものとして示す。
【0005】図12aでは静電潜像の地肌部と画像部の
境がニップのほぼ中央に位置している。現像スリーブと
像担持体が共に同一方向に移動し、像担持体移動速度S
p<現像スリーブ移動速度Ssの関係において、磁気ブ
ラシはH1の位置で穂立ちし、像担持体と磁気ブラシ先
端のキャリアとが接触を開始する。H2の位置では磁気
ブラシは地肌部を擦って移動し、H3の位置では磁気ブ
ラシは画像部を通過し、H4の位置では穂倒れになり、
磁気ブラシ先端のキャリアが像担持体と離間する。これ
らH1〜H4間で像担持体と接触する磁気ブラシ先端の
キャリアは、ほとんどその高さ位置を変えることなく、
但しローリングしながら、ニップ内を通過する。
【0006】図12aでのH1〜H4間の磁気ブラシに
おける先端キャリアとトナーの付着状態をモデル図で示
したものが図13a〜dであり、磁気ブラシ位置H1が
図13aに相当し、以下H2〜H4が図13b〜図13
dに相当する。磁気ブラシ位置H1はニップに入ってか
ら間もないので、比較的均一にキャリアの周囲にトナー
が付着している(図13a)。磁気ブラシ位置H2で
は、現像バイアスVbの電圧と像担持体の地肌部の静電
電位で形成される電界が像担持体側から現像スリーブに
向かう方向性を有する領域であるため、トナーは像担持
体から遠ざかるように移動し、図13bのように像担持
体近傍でのトナーが減少する。この状態はニップ内をキ
ャリアがローリングしながら移動するため、ニップ幅が
広くなるのに伴い、像担持体近傍のキャリア表面の、ト
ナーが少なくなる表面積が増加することとなる。
【0007】磁気ブラシ位置H3では、現像バイアスV
bの電圧と像担持体の画像部の静電電位で形成される電
界が、現像スリーブ側から像担持体に向かう方向性を有
する領域になるが、下方に移動していたトナーが瞬時に
像担持体の静電画像に付着することはできない。そして
その間に像担持体の当該画像部を先に通過した現像剤部
分によって像担持体に付着した当該像担持体上のトナー
が磁気ブラシ側キャリアのカウンターチャージのために
キャリア側に移るトナー逆移動が生じる。磁気ブラシ先
端のキャリア表面のトナーが増えて、像担持体画像部後
端のトナー付着が減っている状態が図13cである。
【0008】トナー逆移動によってトナー量が増えると
カウンターチャージも減じ、下方に移動していたトナー
が再び磁気ブラシ先端に移動しやすくなり、現像スリー
ブ側から像担持体に向いた電界でキャリア上のトナーが
像担持体に向かう正規な現像領域になり、逆移動してい
たトナーも再度像担持体に付着することができる。この
状態を図13dに示した。
【0009】時間の経過に伴い相対移動し、図12bに
示したように画像部後端が磁気ブラシ位置H4になる
と、図13cに示した状態で像担持体/現像スリーブが
ニップを通過する。即ち、かなりの像担持体上のトナー
が磁気ブラシ先端のキャリア側に逆移動して、画像部の
トナー付着が少なくなった状態になる。これが「後端白
抜け」で、ハーフトーンでは一層顕著に現れる。後端白
抜けが顕著な現像条件では、横線及びドットの再現性も
悪い。上記現像ニップ内が全て画像部になった場合、キ
ャリア表面のトナー画像担持体側に移動したり、像担持
体側に付着したトナーがキャリア側に移動したりを繰り
返しながらキャリアは現像ニップ内を通過することとな
る。
【0010】以上のようなメカニズムの理解を前提に、
現像ニップ内で図13bに示した状態とならないよう
に、あるいは当該状態が軽微であるうちに、キャリアが
像担持体から離間できるような短い、言い換えれば狭い
現像ニップとすれば、後端白抜けの発生が抑制されるこ
とが理解できる。したがって、本発明は、現像領域での
現像剤穂立ち高さを短くし、現像剤が像担持体に接触す
る現像ニップを狭くし、且つ現像スリーブと像担持体の
間隔も狭い条件設定を行うことができ、後端白抜けを防
ぐことができ、横線及びドットの再現性が良好で、エッ
ジ効果のない画質を得ることができる現像装置、及び当
該現像装置に配設される現像スリーブ並びに当該現像装
置を装着した画像形成装置を提供することを課題とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題のうち現像装置
に関しては、本発明にしたがって、穂立ちされるべき現
像剤を担持する現像スリーブ上の現像剤量を規制するた
めの規制部材を有し、潜像担持体との間の現像ギャップ
を規定する突き当て部を潜像領域に対応する範囲の外に
備え、現像剤を穂立ちさせて潜像を可視像化する様式の
現像装置において、上記現像スリーブの周表面にスリー
ブ上の現像剤の厚みを規定する複数の突起が分布して備
えられ、当該突起の先端に上記規制部材が当接するよう
になっていて、上記突起の高さLdと現像ギャップLp
がLd<Lpの関係にあることによって、解決される。
【0012】上記突起の高さLdが現像剤キャリアの想
定される最大粒径よりも高いこと、上記突起の高さLd
と現像ギャップLpがLp−Ld>平均体積キャリア径
の関係にあること、上記突起が現像スリーブ線速を潜像
担持体線速で除した値に現像ニップ値を乗算した値より
小さい長さ部分を有すること、上記突起の先端に現像剤
量を規制するための規制部材が当接すること、上記規制
部材は常時少なくとも2つの上記突起と当接すること、
あるいは上記突起の先端が現像スリーブと同心の円弧曲
面を有することが好適である。平均体積キャリア径と
は、本現像装置において使用される現像剤キャリアにつ
いて、モデル的にその全体重量と全個数から平均体積を
算出して、それに基づいて導き出されるキャリア径を意
味する。
【0013】また上記課題のうち現像スリーブに関して
は、本発明にしたがって、現像スリーブの周表面にスリ
ーブ上の現像剤の厚みを規定する複数の突起が、スリー
ブ上の現像剤量を規制するための規制部材とそれらの先
端で当接するように分布して備えられ、上記突起の高さ
Ldと現像ギャップLpがLd<Lpの関係にあること
によって、解決される。
【0014】上記のような構成の現像装置を備える画像
形成装置、またそのような現像装置を格納した作像ケー
スを有する画像形成装置、それらが像形成装置がカラー
作像タイプのものであることによって、上記課題のうち
画像形成装置に関する点が解決される。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の詳細を図面に基づいて説
明する。図1a、bに、2成分現像方式での本発明に係
る現像装置における、現像スリーブと像担持体(以下、
感光体という)の接触近傍を概略的に示す。図1aが現
像スリーブの軸線を垂直に切る面での図であり、図1b
がそれとは直角の軸線に沿った方向での図である。
【0016】図1aにおいて、現像スリーブ1に形成さ
れた現像剤厚み規制突起(以下、規制突起という)の高
さを、スリーブ径と現像ギャップコロ径の関係において
示す。現像ギャップコロ2を実線で示すが、この径外周
は感光体3と接触するものであり、点線で示すスリーブ
径をなす現像スリーブ1の底部表面との間で現像ギャッ
プ(感光体と現像スリーブの最近接点の距離)となる間
隔を設定する。現像スリーブ1の底部には現像バイアス
電圧が印加されるようになっており、この位置で現像ス
リーブ1に汲み上げられる現像剤がより多く接触する。
スリーブ底部表面に荒し加工が施されている場合には、
その荒し平均値でもって底部が示されると理解されるべ
きである。また荒し面の山部分の高さは規制突起の高さ
を越えることはない。
【0017】実線で示された現像ギャップコロ径と点線
で示されたスリーブ底部径の間に位置するの短破線は、
規制突起の先端径を示すものである。この規制突起先端
は規制ブレード4と当接し、現像スリーブ1に汲み上げ
られる現像剤量を規制する。規制突起5は、図1b及び
図2から認識できるように、現像スリーブ底部表面に分
布して設けられている。
【0018】図1bにおいて、規制突起5のスリーブ底
部からの高さLdと、現像ギャップコロ2の外周で形成
されるスリーブ底部からの高さLp、即ち現像ギャップ
はLd<Lpの関係となり、規制突起5の先端は感光体
3に接触しない。規制突起5の高さLdは現像剤ギャリ
アの平均粒径より高く設定されている。その突起形状は
図示の例では略直方体であるが、球形、半球形、略立方
体、略円柱体、多角錐体等であってもよい。ここで略直
方体の「略」は、突起形状の先端外周の軌跡が現像スリ
ーブと基本的に同心円の部分に一致するための表現であ
る。
【0019】図2において、規制突起5のTtは現像ス
リーブ円周方向の長さであり、Tyは現像スリーブ軸方
向の長さである。Ttは0.1mm以上で、現像スリー
ブ線速を感光体線速で除算した値(線速比)に現像ニッ
プ値を乗算した値より小さい値以下の長さである。この
小さい値以下の長さにするのは、規制突起の先端に現像
剤キャリアが存在しないために現像されなくなる部分が
発生することをなくすためである。つまり、この突起の
先端部分と感光体の間の距離は、後述するように現像剤
のキャリア径よりも大きく設定され、したがってこの間
にキャリアが入り込む余地はあるが、突起先端の面全体
に複数のキャリアが分布するようになる可能性は他の現
像スリーブ範囲よりも極端に低く、そのため、Ttが長
すぎて線速比×ニップ幅よりも長くなると、規制突起5
が現像領域を通過する際に静電潜像に対してキャリアが
全く対向しなくなって、現像が行われない可能性が生じ
るからである。Tyも0.1mm程度の幅である。規制
突起5には現像剤規制ブレードが当接するので、その当
接に耐える強度と摩耗耐久が確保できる材料及び形状が
規制部材において選択されるが、柔らかさについては、
材質的に柔らかくても、機構的に柔らかくしてもよい。
【0020】また規制突起は感光体に近接するので、現
像スリーブに印加されたバイアス電圧でリークを生じる
おそれがある場合には、規制突起部分に絶縁処理を施し
たり、規制突起全体を絶縁体で構成するようにしてもよ
い。
【0021】規制ブレードと規制突起との当接について
は、図2で破線に示すような位置では規制突起のT1か
らT3が規制ブレードに接触して、ブレード位置を保持
している。このように規制突起が規制ブレード位置を保
持するために、規制ブレード先端と同時に当接する規制
突起は2ヶ以上あるのが好ましい。規制ブレードに柔軟
な材料が選択される場合は、規制ブレードがたわまない
ように、現像スリーブの底部表面に規制突起を密に分布
させることが必要であるが、堅い材料が選択される場合
は、疎に分布させることができる。
【0022】図3に、規制突起と規制ブレードによって
規制された、現像スリーブ上の現像剤の状態を、スリー
ブ軸線を沿った面で切って(図1bに対応する)概略的
に平坦なものとして示す(軸長方向断面)。図3aは規
制ブレードを通過した直後の状態であり、突起規制の高
さに現像剤が揃えられている。図3bは現像領域での状
態であり、現像剤が穂立ちしている。少なくとも穂立ち
高さ位置で現像剤と感光体が接触して現像が行われる。
この現像剤と感光体が接触する穂立ち高さを確保するた
めに、規制突起高さLdの高い側の境界値はLp−Ld
>平均体積キャリア径に設定されなければならない。
【0023】以上のような構成における作用を以下に述
べる。図4,5に現像剤の穂立ち状態の断面概略を示す
(e.g., キャリア径は30〜80μm、トナー径は5〜
10μm)。図4は、従来のように規制ブレードのみを
用いて現像スリーブ上の現像剤の層厚を規制した場合を
示し、層厚は0.3mm程度以上である。このために穂
立ちの現像剤量が多くなり、現像ニップが広くならざる
を得ないので、現像キャップを広げ、適度な現像領域を
確保する必要があった。これに対して図5は本発明に係
る構成での状態を図4との比較において示す図である。
図4との比較を認識しやすくするために当該図には規制
突起や現像ギャップコロは記載を省略している。規制突
起を設けることにより現像剤層厚を現像剤キャリア径程
度から任意の厚みで設定できるので、例えば現像剤層を
キャリア径の2、3層程度にも設定可能である。このた
め、従来と同じ現像主極マグネットを用いて現像領域で
穂立ちを行っても、低く穂立ちを行うことができ、した
がって現像ギャップを狭くすることができ、現像領域も
狭めることができるようになる。また現像ギャップの保
持や現像剤層厚の形成に突起部材を利用するようにして
いるので、微小なギャップを安定して確実に確保するこ
とができる。これは現像スリーブの外径が細くなる程、
顕著な効果として現れることとなる。この結果、図13
bに示した状態が軽微のうちに、キャリアが感光体から
離間することとなり、後端白抜けの発生が抑制される。
同時に横線及びドットの再現性が良好となり、現像ギャ
ップが狭く設定できるために、所謂エッジ効果のない画
質が得られる。また、微少なギャップを安定して確実に
確保できるため、感光体に対する現像スリーブの線速比
を高めることができ、画像の濃度確保及び濃度ムラのな
い均一な画質を得ることができる。
【0024】以上のような構成を有した現像スリーブを
備えた現像装置を、以下に説明するカラー作像装置や作
像ケースに格納した作像装置に展開することができる。
作像装置を作像ケースに格納するようにすれば、小型で
操作性が向上した画像形成装置を提供可能である。以下
にそれらの構成例を示す。
【0025】電子写真方式でカラー画像を得るための作
像装置において用いられる転写方式には、記録紙を直接
感光体に接触させてトナー像を転写する直接転写法と、
感光体上のトナー像を一旦中間転写体上に転写し、その
後に当該中間転写体上からトナー像を記録紙に転写する
中間転写法とがある。
【0026】また感光体構成としては、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B
k)の4色で作像するプロセスカラーで、4色毎を個々
に4本の感光体を保有する所謂4ドラ構成と、1本の感
光体のみで作像装置を構成する所謂1ドラ構成とがあ
る。
【0027】以上のような転写法とドラム構成の組み合
わせで各種の作像装置が存在する。代表的な構成例とし
て4例を図6〜9に示す。図6は4ドラ直接転写法での
作像装置例である。各感光体3〜3'''の周囲には現像
ユニット10、クリーニングユニット20、帯電ローラ
30、書込み光の照射40が配設され(図示の簡略化の
ために第1作像部についてのみ符号を記す)、各1色の
作像部を構成している。紙搬送ベルト50に沿って第1
作像部から第4作像部が配置される。記録紙は給紙方向
から搬送され、紙搬送ベルト50表面に密着し、各作像
部の転写ローラ60と感光体とに狭持された転写部を通
過し、各色のトナー像を1枚の記録紙上に転写する。第
4作像部の転写部を記録紙が通過後、定着ユニット70
を通過して排紙される。
【0028】図7は1ドラ直接転写法での作像装置例で
ある。感光体3の周囲にはリボルバー現像ユニット1
1、クリーニングユニット21、帯電ローラ31、書込
み光の照射41で構成される。記録紙は給紙側から搬送
され紙搬送ドラム51に密着巻き付けられる。リボルバ
ー現像ユニット11は回転により1色毎の現像部材が感
光体3に対向し、1色ずつ感光体3にトナー像が形成さ
れ、紙搬送ドラム51に密着巻き付けられた記録紙に1
色毎に転写ローラ61の転写部で転写される。4色の転
写が終了すると紙搬送ドラム51から記録紙が離され、
定着ユニット71を通過して排紙される。
【0029】上記図6、7での紙搬送ベルト50、紙搬
送ドラム51は可撓性のあるフィルム材料で構成されてい
る。図8は4ドラ中間転写法の作像装置例である。各作
像部における配置構成は図6のものと同じであるので、
配置構成に関する説明は省略して符号のみを示す。中間
転写ベルト80は感光体と直接接触し、感光体上のトナ
ー像を転写ローラ60により転写ベルト80上に転写す
る。転写ベルト上へ4色のトナー像が順次転写されて中
間転写が終了した後、中間転写ベルト80と転写ローラ
62に狭持された転写部に記録紙を通過させ、中間転写
ベルト上の合成トナー像を記録紙上に転写し、定着ユニ
ット72を通過して排紙する。転写ローラ62通過後、
中間転写ベルト上に残留したトナーをベルトクリーニン
グユニット90でクリーニングして、次の作像に備え
る。
【0030】図9は1ドラ中間転写法の作像装置例であ
る。作像部の配置構成は図7のものと同じであるので、
配置構成に関する説明は省略して符号のみを示す。中間
転写ドラム81は感光体3と直接接触し、感光体上のト
ナー像を転写ローラ61により転写ドラム81上に転写
する。リボルバー現像ユニット11は回転により1色毎
の現像部材が感光体3に対向し、1色ずつ感光体3にト
ナー像が形成され、中間転写ドラム81に1色毎トナー
像が重ね転写される。4色の転写が終了すると中間転写
ドラム81に接触するように記録紙が搬送され、転写ロ
ーラ63により中間転写ドラム上のトナー像が記録紙に
転写され、定着ユニット73を通過して排紙される。転
写ローラ63通過後、中間転写ドラム上に残留したトナ
ーをドラムクリーニングユニット91でクリーニングし
て、次の作像に備える。
【0031】図8、9の中間転写ベルト80及び中間転
写ドラム81は表面に弾性層を有することで、トナー像
のトナーを記録紙の繊維中までも押し込めることができ
るようになり、普通紙と称される記録紙に対する高画質
化の重要な部品となっている。
【0032】上記図6〜9は代表的な構成例を示したも
ので、図6、図8の構成では、紙搬送ベルトや中間転写
ベルトがドラム形状をなし、そのドラム周囲に第1作像
部から第4作像部まで配置される構成もある。図7、図
9の構成では、リボルバー現像ユニットが感光体周囲に
配置される併置現像ユニット(固定式ユニット)として
も構成され得る。4ドラ構成はプリント速度を高速にで
きるというメリットがあり、1ドラ構成は装置を小型化
で、したがって設置面積を減らすことができるというメ
リットがある。また中間転写方式は、直線搬送のために
紙種対応を広げることができ、普通紙での高画質化を実
現できるというメリットがある。これらのカラー作像装
置における現像ユニット中に、本発明に係る上記構成の
現像スリーブを装着することで、カラー画像において
も、後端色抜けの抑制、横線及びドット再現性の改善が
実現する。
【0033】また電子写真装置の操作性を向上させるた
めに感光体の周辺に配置されるべきユニット及び部品類
を1つ若しくは複数の作像ケースに格納して電子写真装
置本体内に収めるようにした構成が知られている。図1
0、11がその構成概略図である。
【0034】図10は、感光体周辺に配されるべきクリ
ーニングユニット22、帯電ローラ32、現像ユニット
12を感光体3と共に1つの作像ケース100にまとめ
た構成を示す。作像ケースの上方には、感光体表面に潜
像を形成するため、走査するレーザ光をケース内に取り
入れるための書込み光照射口110が設けられている。
光源がLEDのような小型であって作像ケース内に組み
込まれる構造になるならば、この書込み光照射口は不要
である。作像ケース100は電子写真装置本体120の
上面又は側面に形成された作像ケース開口部を介して出
し入れができる。なお、現像ユニット12にトナーを供
給するトナータンクは、作像ケースとは別体で構成する
ようにしても良い。
【0035】図11は、感光体周辺に配されるべきユニ
ット及び部品類を複数のケースに格納した例を示す。図
11では、感光体周辺のクリーニングユニット22、帯
電ローラ32、感光体3を第1作像ケース101に格納
し、現像ユニット12を第1作像ケース101と切り離
した第2作像ケース102に格納している。第1作像ケ
ース101には、感光体表面に潜像を形成するため、走
査するレーザ光をケース内に取り入れるための書込み光
照射口111が設けられている。このような作像ケース
への格納部品、ユニットについては、現像ユニットとク
リーニングユニットを一方の作像ケースに、感光体、帯
電ローラを他の作像ケースに収めるような組み合わせ構
成も考えられる。複数の作像ケースでの構成において
も、電子写真装置本体の上面又は側面に形成された作像
ケース開口部を介して個別に出し入れ可能である。
【0036】上記のような作像ユニット類は、1ドラ乃
至4ドラ直接転写法、中間転写法のカラー作像装置の各
色毎の作像装置として活用することができる。4ドラ構
成であれば、図10、11のいずれの作像ケースも活用
可能である。1ドラ構成であれば図11の作像ケースが
活用可能である。そして、作像ケースに格納された現像
ユニット中に、本発明に係る上記構成の現像スリーブを
装着するのである。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、微小なギャップを安定
して確実に確保でき、潜像担持体に対する現像スリーブ
の線速比を大きくすることができ、画像の濃度確保及び
濃度ムラのない均一な画質を得ることができる。
【0038】また突起高さを現像ギャップより小さくす
ることで、薄い現像剤層を確保することができ、現像領
域では比較的短く穂立ちした現像剤を潜像担持体に接触
させることができ、したがって現像ギャップの狭い、そ
れ故に現像領域の狭い条件を作り出すことができる。こ
のため、現像剤キャリアの潜像担持体からの離間が素早
くできるようになり、後端白抜けの発生が抑制される。
同時に横線及びドットの再現性が良好となる。また、現
像ギャップを狭く設定できるために、エッジ効果のない
画質を得ることができる。
【0039】突起高さを現像剤キャリアの最大粒径より
も大きくすることで、キャリアが規制部材とのスリーブ
表面上に詰まって規制部材の働きを損ねたり、当該部材
を破損することを回避できる。(現像ギャップ−突起高
さ)を平均体積キャリア径より大きくすることで、現像
領域で突起先端面と感光体との間にキャリアが入り込む
間隙ができ、現像の抜けを減少させることができる。現
像スリーブ円周方向の長さとして、スリーブ線速比に現
像ニップ幅の値を乗算した値より小さい値とすること
で、突起の先端に現像剤キャリアが存在しないための非
現像部分の発生をなくすためである。規制部材が少なく
とも2つの突起と当接することで、規制部材先端と現像
スリーブ表面のギャップが現像スリーブ長手方向にわた
って正確に維持することができ、トナー薄層を均一に形
成することが可能である。突起先端がスリーブと同心の
円弧曲面を有するならば、規制部材が突起に当接してト
ナー高さを規制する際に、スリーブ上のトナー薄層がス
リーブ円周方向に対して均一の厚みに形成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る現像装置における、現像スリーブ
と像担持体の接触近傍を概略的に示す図であり、(a)
は現像スリーブの軸線を垂直に切る面での図であり、
(b)はスリーブ軸線に沿った方向での図である。
【図2】本発明に係る現像スリーブの概略斜視図であ
る。
【図3】規制突起と規制ブレードによって規制された、
現像スリーブ上の現像剤の状態を、スリーブ軸線を垂直
に切る面で示した概略図であり、(a)は規制ブレード
を通過した直後の状態を示し、(b)は現像領域での状
態を示す。
【図4】規制ブレードのみを用いて現像スリーブ上の現
像剤の層厚を規制した従来例の概略概念図である。
【図5】規制突起と規制ブレードを用いて現像スリーブ
上の現像剤の層厚を規制した本発明に係る概略概念図で
ある。
【図6】4ドラ直接転写法での作像装置の一例を示す概
略図である。
【図7】1ドラ直接転写法での作像装置の一例を示す概
略図である。
【図8】4ドラ中間転写法での作像装置の一例を示す概
略図である。
【図9】1ドラ中間転写法での作像装置の一例を示す概
略図である。
【図10】1つの作像ケースにクリーニングユニットや
現像ユニットを感光体に格納した例の構成概略図であ
る。
【図11】作像ユニットを感光体格納ケースとは異なる
作像ケースに収容した例の構成概略図である。
【図12】現像ニップ内での磁気ブラシにおけるキャリ
アに付着しているトナーの振る舞いを静電潜像との位置
関係で示すもので、静電潜像の表面電位とニップでの静
電潜像位置の状態及びニップ内での磁気ブラシの動きを
夫々a,bで示す。
【図13】図12aでの磁気ブラシの先端キャリアとト
ナーの付着状態をモデル図として表したもので、a〜d
がそれぞれ磁気ブラシ位置H1,H2,H3,H4に相
当する。
【符号の説明】
1 潜像スリーブ 2 現像ギャップコロ 3 感光体 4 規制ブレード 5 現像剤厚み規制突起

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穂立ちされるべき現像剤を担持する現像
    スリーブ上の現像剤量を規制するための規制部材を有
    し、潜像担持体との間の現像ギャップを規定する突き当
    て部を潜像領域に対応する範囲の外に備え、現像剤を穂
    立ちさせて潜像を可視像化する様式の現像装置におい
    て、 上記現像スリーブの周表面にスリーブ上の現像剤の厚み
    を規定する複数の突起が分布して備えられ、当該突起の
    先端に上記規制部材が当接するようになっていて、上記
    突起の高さLdと現像ギャップLpがLd<Lpの関係
    にあることを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 上記突起の高さLdが現像剤キャリアの
    想定される最大粒径よりも高いことを特徴とする請求項
    1に記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 上記突起の高さLdと現像ギャップLp
    がLp−Ld>平均体積キャリア径の関係にあることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 上記突起が、現像スリーブ線速を潜像担
    持体線速で除した値に現像ニップ値を乗算した値より小
    さい長さ部分を有することを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか一項に記載の現像装置。
  5. 【請求項5】 上記規制部材は常時少なくとも2つの上
    記突起と当接することを特徴とする請求項1〜4のいず
    れか一項に記載の現像装置。
  6. 【請求項6】 上記突起の先端が現像スリーブと同心の
    円弧曲面を有することを特徴とする請求項1〜5のいず
    れか一項に記載の現像装置。
  7. 【請求項7】 穂立ちされるべき現像剤を担持する現像
    スリーブであって、潜像担持体との間の現像ギャップを
    規定する突き当て部を潜像領域に対応する範囲の外に備
    える現像スリーブにおいて、 上記現像スリーブの周表面にスリーブ上の現像剤の厚み
    を規定する複数の突起が、スリーブ上の現像剤量を規制
    するための規制部材とそれらの先端で当接するように、
    分布して備えられ、上記突起の高さLdと現像ギャップ
    LpがLd<Lpの関係にあることを特徴とする現像ス
    リーブ。
  8. 【請求項8】 上記突起の高さLdが現像剤キャリアの
    想定される最大粒径よりも高いことを特徴とする請求項
    7に記載の現像スリーブ。
  9. 【請求項9】 上記突起の高さLdと現像ギャップLp
    がLp−Ld>平均体積キャリア径の関係にあることを
    特徴とする請求項7又は8に記載の現像スリーブ。
  10. 【請求項10】 上記突起が、現像スリーブ線速を潜像
    担持体線速で除した値に現像ニップ値を乗算した値より
    小さい長さ部分を有することを特徴とする請求項7〜9
    のいずれか一項に記載の現像スリーブ。
  11. 【請求項11】 常時少なくとも2つの上記突起が規制
    部材と当接するように分布していることを特徴とする請
    求項7〜10のいずれか一項に記載の現像スリーブ。
  12. 【請求項12】 上記突起の先端が現像スリーブと同心
    の円弧曲面を有することを特徴とする請求項7〜11の
    いずれか一項に記載の現像スリーブ。
  13. 【請求項13】 上記請求項1〜6のいずれか一項に係
    る現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】 上記請求項1〜6のいずれか一項に係
    る現像装置を格納した作像ケースを有することを特徴と
    する画像形成装置。
  15. 【請求項15】 上記請求項1〜6のいずれか一項に係
    る現像装置を現像部に備えることを特徴とするカラー作
    像の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 上記請求項1〜6のいずれか一項に係
    る現像装置を格納した作像ケースを搭載することを特徴
    とするカラー作像の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008102550A (ja) * 2002-01-11 2008-05-01 Ricoh Co Ltd 現像方法
JP2012203370A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2013218271A (ja) * 2012-03-15 2013-10-24 Ricoh Co Ltd 現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置

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