JP2001211903A - シューズの緊締構造 - Google Patents

シューズの緊締構造

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JP2001211903A
JP2001211903A JP2000356976A JP2000356976A JP2001211903A JP 2001211903 A JP2001211903 A JP 2001211903A JP 2000356976 A JP2000356976 A JP 2000356976A JP 2000356976 A JP2000356976 A JP 2000356976A JP 2001211903 A JP2001211903 A JP 2001211903A
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tightening
heel
folded
tightening member
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Takeshi Dairei
剛 大禮
Yoshifusa Shibahara
吉英 柴原
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Mizuno Corp
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Mizuno Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 踵形状の個人差を問わず、とくに踵部から土
踏まず部分にかけてのフィット性と安定性にすぐれ、し
かも軽量のシューズ緊締構造を提供する。 【解決手段】 緊締部材6の一部を踵部に止着するとと
もに、該緊締部材6をシューズの踵部から内甲側および
外甲側にかけて配設する。緊締部材6の内甲側配設部分
である内甲側緊締部材6aの先端に環状部材12を固着
するとともに、該内甲側緊締部材6aを内甲側の折返し
部であるスリット11により足甲部30側に折り返す。
緊締部材6の外甲側配設部分である外甲側緊締部材6b
の先端付近に一対の面ファスナ13を固着するととも
に、該外甲側緊締部材6bを外甲側の折返し部であるス
リット11により足甲部30側に折り返す。そして、外
甲側緊締部材6bの先端を環状部材12に通し、面ファ
スナ13を用いて緊締する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シューズの緊締構
造に関し、詳細には、シューズの踵部から内甲側および
(または)外甲側にかけて配設された緊締部材を有する
ものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、シューズの踵部の保形性やフ
ィット性の向上を目的として、踵部にカウンター部材を
挿入する技術が知られている。このカウンター部材は、
ファイバーボードや合成樹脂製シートなどから構成され
ており、甲被部の踵部内に挿入されて、ヒートセッティ
ング工程などによって踵形状に形付けされ、外月型を用
いて踵部に固着されるようになっている。
【0003】また、シューズの踵部のフィット性を向上
させるための緊締構造に関して種々の技術が提案されて
いる。たとえば、特開平6−217806号公報に示す
ものでは、靴の内側および外側にそれぞれストラップを
設け、これらのストラップの一端を靴紐に連結すること
によって踵を緊締するようにしている。
【0004】特開平9−299104号公報に示すもの
では、足首に当接する緊締部材にアジャスター部を設
け、該アジャスター部を締め付け調整可能にしている。
さらに、特開平11−32810号公報には、一本の帯
状部材と、内側甲被部分および外側甲被部分に形成され
た締結部分とから、足の固定および着脱を容易にしたも
のが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構造のシューズにおいて、カウンター部材を用いるも
のでは、一般にカウンター部材が固い素材から構成され
ているために、踵部の保形性は確保できても、踵の大き
さや形状が各自異なるすべての着用者にフィット感を与
えることはできず、カウンター部材の大きさや形状に関
して、シューズのサイズに応じた平均的なものしか製作
できないのが実情である。
【0006】このため、一部の着用者にとっては、シュ
ーズの踵部が大きすぎてフィット感が得られなかった
り、また、シューズの踵部が小さすぎてフィット性が悪
い場合もあった。シューズの踵部が大きい場合には、踵
部の安定性が悪くなって記録向上を阻害するだけでな
く、過回内、過回外を引き起こしやすくなり、足の傷害
にもつながるといった問題がある。これとは逆に、シュ
ーズの踵部が小さい場合には、足にマメができるなどの
傷害が起きるといった問題がある。
【0007】また、上記従来のシューズにおいて、スト
ラップなどの緊締部材を用いるものでは、踵部に配置さ
れた緊締部材をソールとともに上方へ引っ張り上げるも
のが大半であり、この場合、緊締部材を締め付けるにし
たがって履口部分が緩む傾向があるため、十分なフィッ
ト性が得られないといった問題がある。さらに、比較的
複雑な構造のものが多いため、シューズ全体の重量が重
くなるといった問題もあった。
【0008】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
なされたもので、踵形状の個人差を問わず、とくに踵部
から土踏まず部にかけてのフィット性と安定性にすぐ
れ、しかも軽量のシューズ緊締構造を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るシ
ューズの緊締構造は、帯状または紐状に延びる緊締部材
をシューズの踵部から内甲側または外甲側にかけて配設
するとともに、緊締部材の一端をシューズの踵部に止着
し、緊締部材の略中央部分を、シューズの内甲側または
外甲側の下方領域に設けた折返し部を介してシューズの
足甲側に折り返し、緊締部材の他端側をシューズの踵部
より前方側においてシューズの足甲部に緊締可能とした
ことを特徴としている。
【0010】この場合には、緊締部材が、着用者の足の
踵骨から前方にかけて内甲側または外甲側の下部まで配
設されるとともに、下部で折り返されて足甲側に延設さ
れるので、緊締部材を足甲部で緊締したときに、シュー
ズの踵部を足のアキレス腱の形状にほぼ密着させること
ができ、着用者の足の踵形状および土踏まず部の形状の
個人差に拘らず良好なフィット性および安定性を発揮で
きる。しかも、この場合には、緊締構造が帯状または紐
状の緊締部材と折返し部とから構成されるので、構造を
簡略化でき、シューズ全体を軽量化できる。
【0011】この場合において、シューズの内甲側に配
設された緊締部材による緊締構造は、回内が生じやすい
X脚の人や、回内動作が生じやすいランニングやウォー
キングなどの種目に適している。また、シューズの外甲
側に配設された緊締部材による緊締構造は、踵の外甲側
への振りの角度が大きい人や、回外が生じやすいO脚の
人に向いており、さらに、サッカー、ラグビー、バレー
ボールおよびバスケットボールなどの外反捻挫の多いボ
ールゲーム種目に適している。このように、競技者や競
技種目のタイプに応じて緊締部材の配設位置を適宜変え
ることにより、足のフィット性および安定性を一層向上
できる。
【0012】請求項2の発明に係るシューズの緊締構造
は、帯状または紐状に延びる緊締部材をシューズの踵部
から内甲側および外甲側にかけて配設するとともに、緊
締部材の一部をシューズの踵部に止着し、緊締部材の内
甲側配設部分および外甲側配設部分を、シューズの内甲
側および外甲側の各下方領域にそれぞれ設けた各折返し
部を介してシューズの足甲側にそれぞれ折り返し、緊締
部材の内甲側および外甲側配設部分の各先端側をシュー
ズの踵部より前方側においてシューズの足甲部に緊締可
能としたことを特徴としている。
【0013】この場合には、緊締部材が、着用者の足の
踵骨を巻回して、踵骨から前方にかけて内甲側および外
甲側の下部まで配設されるとともに、下部で折り返され
て足甲側に延設されるので、緊締部材を足甲部で緊締し
たときに、シューズの踵部を足のアキレス腱の形状に沿
って密着させることができるようになり、着用者の足の
踵形状および土踏まず部の形状の個人差に拘らず、良好
なフィット性と安定性を発揮できる。また、緊締構造が
帯状または紐状の緊締部材と折返し部とから構成される
ので、構造を簡略化でき、シューズ全体を軽量化でき
る。
【0014】請求項3の発明に係るシューズの緊締構造
は、シューズの踵部にカウンター部材を設け、該カウン
ター部材をシューズの踵部に配置された踵部材により被
覆するとともに、緊締部材の一端または一部が踵部材の
最大突出部近傍から上端部近傍にかけての領域のいずれ
かの位置に止着されていることを特徴としている。
【0015】この場合には、緊締部材が、足部骨格構造
における踵骨と外踝との間または踵骨と内踝との間の部
分に沿うような角度で、踵骨から前方下側に延設される
ことになるので、緊締部材を足甲部で緊締したとき、踵
部材の上端部が前方下側に引っ張られて、シューズの踵
部材を足のアキレス腱の形状に沿って密着させることが
できる。さらに、緊締部材の内甲側および(または)外
甲側配設部分が踵骨を両側から包み込むように緊締する
ので、足の各骨と干渉することなく、しかも、踵形状の
個人差に拘らず良好なフィット性と安定性を発揮でき
る。
【0016】また、緊締部材が折返し部で足甲側に折り
返されて上方に引っ張られることにより、シューズのソ
ールを着用者の足裏に密着させることができるととも
に、シューズの中足部の甲被部が内側に締め付けられ、
これにより、さらに良好なフィット性を発揮できる。
【0017】請求項4の発明に係るシューズの緊締構造
は、カウンター部材を、シューズの踵後端下部から着用
者の足のアキレス腱に沿って上下方向に延びる帯状の部
材から構成したことを特徴としている。
【0018】この場合には、従来のカウンター部材の側
壁部が支持していた足の踵部内外領域を緊締部材が締め
付けるようになるので、踵形状の個人差に拘わらず、良
好なフィット性および安定性を確保することができる。
また、カウンターの小形化により、シューズの踵部後端
部の保形性を維持しつつ、シューズを軽量化できる。
【0019】請求項5の発明に記載されているように、
折返し部は、シューズのソールの巻上げ部に穿設された
スリットであってもよい。この場合には、巻上げ部にス
リットを穿設するという簡単な構造であるため、シュー
ズの重量増の問題もなく、コストを低減できる。
【0020】また、折返し部は、請求項6の発明に記載
されているように、シューズのソールの巻上げ部に一体
に形成された環状構造であってもよい。この場合には、
折返し部における緊締部材との摩擦を低減でき、スムー
ズな緊締が可能になる。
【0021】さらに、折返し部は、請求項7の発明に記
載されているように、シューズのソールの巻上げ部に止
着された環状部材であってもよい。この場合には、スム
ーズな緊締が可能になるとともに、足長や足甲高さの個
人差により生じる緊締部材の引張り角度の変化を、巻き
上げ部に止着された環状部材が吸収して最適な角度に方
向付けすることによって、個人差にさらに良好に対応で
きるようになる。
【0022】折返し部は、請求項8ないし10の発明に
それぞれ記載されているように、シューズのソールの外
周縁部に穿設されたスリットであってもよく、また、ソ
ールの外周縁部に一体に形成された環状構造であっても
よく、さらに、ソールの外周縁部に止着された環状部材
であってもよい。これらの発明においては、シューズの
用途により巻上げ部を必要としない場合や、着用者の足
の形状により巻上げ部を用いることができない場合など
において、踵形状の個人差に拘らず、簡単な構造で良好
なフィット性および安定性を確保できるとともに、スム
ーズな緊締が可能となり、個人差にさらに良好に対応で
きるようになる。
【0023】請求項11および12の発明にそれぞれ記
載されているように、折返し部は、シューズの甲被部に
一体に形成された環状構造であってもよく、または、シ
ューズの甲被部に止着された環状部材であってもよい。
これらの発明においては、シューズの用途により巻上げ
部を必要としない場合や、ソールの構造上、ソールの外
周縁部に折返し部を設けることが困難な場合などにおい
て、踵形状の個人差に拘らず、簡易な構造で良好なフィ
ット性と安定性を確保できるとともに、スムーズな緊締
が可能となり、個人差にさらに良好に対応できる。ま
た、折返し部を甲被部に形成する場合には、甲被部の縫
製工程で折返し部を形成することができるので、製造工
程を簡略化できる。
【0024】請求項13の発明に記載されているよう
に、折返し部はシューズの中足部の側縁部に配置されて
いてもよい。この場合には、折返し部により折り返され
た緊締部材が、足裏で最も凹んでいる中節部の足根骨
群、すなわち舟状骨、楔状骨および立方骨近傍を緊締す
ることができ、これにより、土踏まずの落ち込みを防止
して、疲労を軽減でき、足に障害が発生するのを防止で
きる。
【0025】また、この場合には、アーチパッドなどの
固定形状の支持部材を用いて土踏まずの落ち込みを防止
する手段と比較して、個人差や疲労の度合いに応じて生
じる土踏まずの落ち込み度合いに応じて、土踏まず部を
支持できるようになる。さらに、踵形状の個人差に拘ら
ず、簡単な構造で良好なフィット性および安定性を確保
できるとともに、スムーズな緊締が可能となり、個人差
にさらに良好に対応できる。
【0026】請求項14の発明では、緊締部材の先端側
に締着具を設けるとともに、緊締部材の先端が挿通し得
る環状部材をシューズの足甲部に設け、緊締部材の先端
を環状部材に挿入して折り返し、締着具を用いて緊締さ
れるようになっている。この場合には、主として甲被部
の前足部を緊締する靴紐による緊締からは独立して、踵
部のフィッティング調整が可能になり、より良好なフィ
ット性および安定性を確保できる。
【0027】請求項15の発明に記載されているよう
に、緊締部材の先端側に面ファスナを設け、該面ファス
ナにより緊締部材を緊締するようにしてもよく、また、
請求項16の発明に記載されているように、緊締部材の
先端側にバックル構造を設け、該バックル構造により緊
締部材を緊締するようにしてもよく、さらに、請求項1
7の発明に記載されているように、緊締部材の先端側に
ラチェット構造を設け、該ラチェット構造により緊締部
材を緊締するようにしてもよい。これらの場合には、緊
締構造を有するシューズの着脱を迅速かつ確実に行える
ようになる。
【0028】請求項18の発明では、緊締部材の内甲側
配設部分の先端に環状部材を取り付け、緊締部材の外甲
側配設部分の先端側に締着具を設けるとともに、外甲側
配設部分の先端を内甲側配設部分の環状部材に挿入して
折り返し、締着具を用いて緊締されるようになってい
る。
【0029】請求項19の発明では、緊締部材の外甲側
配設部分の先端に環状部材を取り付け、緊締部材の内甲
側配設部分の先端側に締着具を設けるとともに、内甲側
配設部分の先端を外甲側配設部分の環状部材に挿入して
折り返し、締着具により緊締されるようになっている。
【0030】これらの発明では、主として甲被部の前足
部を緊締する靴紐による緊締からは独立して、踵部のフ
ィッティング調整が可能になり、より良好なフィット性
および安定性を確保できる。
【0031】請求項20の発明では、緊締ベルトの内甲
側配設部分および(または)外甲側配設部分の先端を靴
紐に連結したので、靴紐を締めるのに連動して緊締部材
を緊締することができるようになり、フィッティング調
整が容易に行えるようになる。
【0032】
【発明の実施の形態】〔発明の要約〕本発明に係るシュ
ーズの緊締構造は、一般のシューズのみならず、各種ス
ポーツシューズに適用可能である。
【0033】本発明における緊締部材としては、たとえ
ば合成繊維、金属繊維、炭素繊維、天然繊維、人口皮
革、天然皮革などからなる帯状または紐状の部材であっ
て、十分な引張強度と柔軟性を有し、伸びの少ない素材
が好適である。
【0034】緊締部材は、シューズの踵部材の上端に縫
着されて、内甲側または外甲側へ延設されて止着され
る。あるいは、シューズの踵部材の上端に縫着された
り、面ファスナで踵部材の任意位置に取り付けられた
り、踵部に設けられた挿通部に挿入され、内甲側および
外甲側の双方へ延設されて止着される。このとき、緊締
部材の取付角度は、折返し部の位置との関係で変化する
が、水平方向から下方に向かって取り付けられるのが望
ましい。
【0035】また緊締部材は、踵部材の最大突出部近傍
から上端部近傍にかけてのいずれかの位置に止着される
が、カウンター部材との関係で、カウンター部材の上端
をも一体的に止着するようにしてもよい。
【0036】緊締部材の長さとしては、踵上端から踵部
を巻回して折返し部で足甲側上方へ折り返されかつ足甲
部で所定の緊締構造にて緊締可能な十分な長さを必要と
する。
【0037】本発明におけるカウンター部材は、各種合
成樹脂製シート、レザーボードまたはコルクボードなど
を適当な形状に裁断して、踵の形状にほぼ合致するよう
に形付けしたものが用いられる。カウンター部材は、甲
被部を縫製する際に、踵部を囲繞する外月形等の踵部材
と積層した状態で踵部に配置される。
【0038】また、カウンター部材の形状としては、踵
後端下部から足のアキレス腱方向へ縦方向に帯状に延び
る形状に形成することも可能である。具体的には、踵部
の形状を保形するのに十分な大きさである、幅約1〜4
cm程度で長さ約5〜10cm程度の概略矩形状や台形
状の形状が好ましい。
【0039】本発明に係るシューズ緊締構造において
は、折返し部が、踵部より前方であってソールの内甲側
および(または)外甲側の外周縁部に形成される。ある
いは、踵部前方の土踏まず部領域においてソールの外周
縁部に形成される。
【0040】ここで、踵部や土踏まず部といった領域
は、標準的な人体の足部骨格構造に基づいて特定され
る。具体的には、踵部とは、踵骨後端から踵骨前端部近
傍に対応する領域をいい、土踏まず部とは、踵骨前端部
近傍から中足骨頭近傍に対応する領域をいう。
【0041】本発明に係る緊締構造において、折返し部
が形成される部位としては、ソールの外縁部周辺に形成
される巻上げ部、ソール自体の外縁部または甲被部の外
面のいずれかが採用される。このとき、内甲側および外
甲側とも同様の部位に折返し部を形成することも可能で
あるが、内甲側は甲被部の外面に、外甲側は巻上げ部に
というような組み合わせも、またこの逆の組合せも、さ
らにこの他の異なる部位同士の組合せも可能である。
【0042】本発明に係る折返し部の形態としては、ス
リット、環状構造または環状部材のいずれかが採用され
る。スリットは、巻上げ部、ソール外周縁部または甲被
部に形成された1本または2本程度の細長い開孔であ
り、スリットの長さおよび幅は、緊締部材がスムーズに
挿通できる程度の大きさに設定される。
【0043】環状構造は、巻上げ部の上端部や側壁部ま
たはソールの外周縁部に、輪環状、手摺り状または管状
に形成されるものであって、巻上げ部やソールを成形す
る際に一体的に形成されるが、甲被部の一部をループ状
に形成することにより環状構造としてもよい。
【0044】環状部材は、巻上げ部、ソールおよび甲被
部とは別個の金属製または合成樹脂製の、たとえば管状
の部材であって、テープにより縫着されたり、かしめピ
ンなどにより巻上げ部に回動自在に止着される。なお、
環状部材の一部に縫い代などの止着部位を一体に形成し
て甲被部の外面に縫い代を縫着したり、かしめピンで止
着するようにしてもよい。
【0045】本発明に係る緊締構造においては、内甲側
および外甲側に配設した緊締部材の先端に環状部材を止
着し、先端を甲被部のハトメ穴に対応させるようにして
もよい。このとき、用いられる環状部材としては、靴紐
が挿通可能なものであって、金属製または合成樹脂製の
ハトメや、テープにより形成されたループ、あるいは緊
締部材自体の先端をループ状に形成したものなどであ
る。
【0046】また、本発明に係る緊締構造では、緊締部
材の先端側に締着具を設けるとともに、緊締部材の先端
が挿通し得る環状部材をシューズの足甲部に設け、緊締
部材の先端を環状部材に挿入して折り返すとともに締着
具により緊締するようにしてもよい。
【0047】さらに、本発明に係る緊締構造では、内甲
側および外甲側に配設した緊締部材の先端にバックル構
造やラチェット構造を止着して、これらにより緊締部材
を緊締するようにしてもよい。このとき、バックル構造
およびラチェット構造としては、合成樹脂製またはアル
ミニウムなどの軽金属製であって、軽量かつ高強度のも
のが好適である。
【0048】本発明に係る緊締構造においては、緊締部
材の内甲側配設部分の先端に環状部材を取り付け、緊締
部材の外甲側配設部分の先端側に締着具を設け、外甲側
配設部分の先端を内甲側配設部分の環状部材に挿入して
折り返すとともに締着具により緊締するようにしてもよ
い。あるいは、緊締部材の外甲側配設部分の先端に環状
部材を取り付け、緊締部材の内甲側配設部分の先端側に
締着具を設け、内甲側配設部分の先端を外甲側配設部分
の環状部材に挿入して折り返すとともに締着具により緊
締するようにしてもよい。
【0049】また、本発明に係る緊締構造では、緊締部
材の内甲側配設部分および外甲側配設部分の各先端をそ
れぞれ靴紐に連結するようにしてもよい。
【0050】〔実施態様の説明〕以下、本発明の実施態
様を添付図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実
施態様によるシューズ緊締構造を採用した陸上競技用シ
ューズの内甲側側面図、図2はその外甲側側面図、図3
はシューズの後面図であってカウンターを示す図、図4
は緊締部材の止着位置を説明するための図、図5ないし
図7は折返し部の各種態様を示す図、図8はソールの外
周縁部に形成された折返し部を示す図、図9は甲被部の
外面に形成された折返し部を示す図である。
【0051】図1および図2に示すように、この陸上競
技用シューズ1は、底面にスパイクが植設されたソール
2と、甲被部3と、甲被部3の足甲部30を緊締する靴
紐4と、甲被部3の踵部を覆う踵部材5と、帯状に延び
る緊締部材6と、足甲部30を覆うベロ7とから主とし
て構成されている。
【0052】ソール2は、ナイロン樹脂、ウレタン樹脂
等の合成樹脂からなり、その内甲側および外甲側の両外
周縁部の土踏まず部付近には、ソール底面から甲被部外
面に沿って上方へ立ち上がる巻上げ部8が形成されてい
る。
【0053】甲被部3の踵部には、着用者の足の踵形状
に沿うように踵当接面が凹面状に形成されたカウンター
9が設けられている。カウンター9は、適度な柔軟性を
有する合成樹脂製シートから構成されており、甲被部3
に縫着された踵部材5により被覆されている。また、踵
部材5は、天然皮革、合成皮革、合成繊維製布帛等の素
材から構成される。
【0054】カウンター9は、図3に示すように、踵後
端下部から足のアキレス腱に沿って上方に延びる帯状に
形成するようにしてもよい。この場合、カウンター9の
形状としては、幅約1〜4cm、長さ約5〜10cmの
概略矩形状や台形状などが好ましく、しかも、シューズ
の踵部の形状を保持するのに十分な弾力性を有している
のが好ましい。
【0055】緊締部材6は、シューズの内甲側および外
甲側に配設されており、その略中央部分が踵部に止着さ
れている。緊締部材6の踵部への取付けの際には、踵部
材5が甲被部3に縫合等で止着されるときに緊締部材6
が踵部材5とともに甲被部3に止着されるのが好まし
い。あるいは、シューズの踵部材5および緊締部材6の
略中央部にそれぞれ面ファスナを固着し、これらの面フ
ァスナを用いて、緊締部材6をシューズの踵部に止着す
るようにしてもよい。この場合には、緊締部材6の上下
方向の位置を適宜変えることが可能である。
【0056】図4に示すように、緊締部材6の止着位置
は、踵部材5の踵上端部5a近傍位置すなわち履き口1
0から約1〜2cm下方の位置と、踵最大突出部5b近
傍位置との間の領域のいずれかの位置に止着される。
【0057】緊締部材6としては、十分な引張強度と柔
軟性を有し、伸びの少ないものが好適であり、本実施態
様では、幅約1. 5cmのポリアミド系の合成繊維製テー
プが用いられる。緊締部材6のうち内甲側に配設された
内甲側緊締部材6aは、踵上端部5aから踵部を巻回
し、内甲側の折返し部としてのスリット11で足甲側上
方へ折り返されて、足甲部30の靴紐4の近辺まで延び
ており、その先端には環状部材12が取り付けられてい
る。内甲側緊締部材6aの長さは、本実施態様では約1
5cmとした。
【0058】緊締部材6のうち外甲側に配設された外甲
側緊締部材6bは、踵上端部5aから踵部を巻回し、外
甲側の折返し部としてのスリット11で足甲側上方へ折
り返されるとともに、足甲部30を越えて延びており、
その先端付近には一対の面ファスナ13が固着されてい
る。外甲側緊締部材6bの長さは、本実施態様では約3
0cmとした。外甲側緊締部材6bの方を内甲側緊締部
材6aよりも長くしたのは、本実施態様では、緊締部材
6の緊締の際、外甲側緊締部材6bの先端を内甲側緊締
部材6a先端の環状部材12に通して折り返し、外甲側
緊締部材6bの面ファスナ13を用いて緊締するように
しているからである。
【0059】なお、これとは逆に、外甲側緊締部材6b
の先端に環状部材を取り付け、内甲側緊締部材6aの先
端付近に一対の面ファスナを固着して、内甲側緊締部材
6aを外甲側緊締部材6b先端の環状部材を通して折り
返すことにより、緊締部材6の緊締を行うようにしても
よい。
【0060】また、図示していないが、各緊締部材6
a、6bの先端に合成樹脂製または各種軽金属製の一対
のバックル構造またはラチェット構造を設け、これらバ
ックル構造またはラチェット構造を用いて緊締部材6の
緊締を行うようにしてもよい。
【0061】緊締部材6を足甲部30側に折り返すため
の折返し部としては、図1および図5に示すように、ソ
ール2の巻上げ部8に形成されたスリット11が用いら
れる。スリット11は、緊締部材6をスムーズに挿通す
ることができかつ緊締部材6の張力に耐え得るような形
状にする必要がある。本実施態様においては、スリット
11の長さを約2cm、幅を約3mmとして、該スリッ
ト11をソール4の底面とほぼ平行に配置しているが、
スリット11の配設方向としては、後方すなわち踵側に
いくにしたがいソール底面に徐々に接近するような右肩
下がりの方向の方が、緊締部材6が捩れにくくかつ張力
が伝わりやすいことが実験的に確認されている。
【0062】なお、このスリット11のかわりに、図6
に示すように、巻上げ部8の上端縁に一体に形成された
環状構造11′を用いるようにしてもよい。あるいは、
図7に示すように、金属製または合成樹脂製等の環状部
材11″を巻上げ部8の上端縁にかしめピン16などを
用いて回動自在に止着するようにしてもよい。また、図
示していないが、環状部材11″の一部に縫い代等の止
着部位を一体に形成し、該縫い代を巻上げ部8に縫着し
たり、あるいはかしめピンで止着するようにしてもよ
い。
【0063】スリット11などの折返し部が設けられる
部位に関しては、図5に示すようなソール2の巻上げ部
8の他に、図8に示すように、ソール2の外周縁部2a
に形成するようにしてもよく、あるいは、図9に示すよ
うに、シューズの甲被部3の外面に形成するようにして
もよい。
【0064】この場合には、折返し部として、内甲側お
よび外甲側とも必ずしも同種の部位を用いる必要はな
く、内甲側は巻上げ部8を、外甲側は甲被部3の外面を
というような異種の部位を組み合わせるようにしてもよ
い。
【0065】また、折返し部として、内甲側および外甲
側とも必ずしも同じ領域に形成する必要はなく、内甲側
は踵骨前端部近傍から中足骨頭近傍に対応する領域であ
る土踏まず部に形成し、外甲側は踵骨前端部近傍に対応
する領域である踵前端部に形成するというような異なる
領域を組み合わせるようにしてもよい。
【0066】〔他の実施態様〕図10は、本発明の他の
実施態様によるシューズ緊締構造を採用した陸上競技用
シューズの内甲側側面図、図11はその外甲側側面図で
ある。これらの図において、前記実施態様と同一符号は
同一または相当部分を示している。
【0067】図10および図11に示す実施態様が前記
実施態様と大きく異なるのは、シューズの足甲部30に
左右一対の環状部材20,22が固着されている点であ
る。また、内甲側緊締部材6aおよび外甲側緊締部材6
bはほぼ同程度の長さを有しており、各々の先端付近に
は、一対の面ファスナ21,23がそれぞれ固着されて
いる。
【0068】この場合、各緊締部材の緊締の際には、内
甲側緊締部材6aは、内甲側の環状部材20に挿入して
から面ファスナ21を用いて緊締され、また外甲側緊締
部材6bは、外甲側の環状部材22に挿入してから面フ
ァスナ23を用いて緊締される。
【0069】なお、この場合には、内甲側緊締部材6a
および外甲側緊締部材6bのうちのいずれか一方を省略
することも可能である。内甲側緊締部材6aのみを配設
した緊締構造は、回内が生じやすいX脚の人や、回内動
作が生じやすいランニングやウォーキングなどの種目に
適している。また、外甲側緊締部材6bのみを配設した
緊締構造は、踵の外甲側への振りの角度が大きい人や、
回外が生じやすいO脚の人に向いており、さらに、サッ
カー、ラグビー、バレーボールおよびバスケットボール
などの外反捻挫の多いボールゲーム種目に適している。
【0070】このように、競技者や競技種目のタイプに
応じて緊締部材の配設位置を適宜変えることにより、足
のフィット性および安定性を一層向上できる。
【0071】図12は、本発明のさらに他の実施態様に
よるシューズ緊締構造を採用した陸上競技用シューズの
内甲側側面図、図13はその外甲側側面図である。これ
らの図において、前記実施態様と同一符号は同一または
相当部分を示している。
【0072】図12および図13に示す実施態様が前記
実施態様と大きく異なるのは、内甲側緊締部材6aおよ
び外甲側緊締部材6bの各先端に靴紐4が連結されてい
る点である。緊締部材6a,6bの各先端部は袋状に形
成されており、靴紐4は各先端部を挿通している。
【0073】この場合、各緊締部材の緊締の際には、靴
紐4を引っ張ると、内甲側緊締部材6aおよび(また
は)外甲側緊締部材6bが引っ張られて、各緊締部材が
緊締されるようになっている。これにより、靴紐を締め
る動作に連動して緊締部材を緊締することができるの
で、フィッティング調整が容易になる。
【0074】なお、上記実施態様および他の実施態様に
おいては、締着具として面ファスナを用いた例を示した
が、この面ファスナのかわりに、ラチェット、バック
ル、ボタン、ホック等を用いるようにしてもよい。
【0075】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係るシュ
ーズの緊締構造によれば、踵形状の個人差を問わず、と
くに踵部から土踏まず部にかけてのフィット性と安定性
にすぐれ、しかも軽量のシューズ緊締構造を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様によるシューズ緊締構造を
採用した陸上競技用シューズの内甲側側面図である。
【図2】図1のシューズの外甲側側面図である。
【図3】図1のシューズの後面図であってカウンターを
示す図である。
【図4】本発明による緊締部材の止着位置を説明するた
めの図である。
【図5】本発明による折返し部がソールの巻上げ部にス
リットとして設けられる例を示す図である。
【図6】本発明による折返し部がソールの巻上げ部に環
状構造として設けられる例を示す図である。
【図7】本発明による折返し部がソールの巻上げ部に環
状部材として設けられる例を示す図である。
【図8】本発明による折返し部がソールの外周縁部に環
状構造として設けられる例を示す図である。
【図9】本発明における折返し部が甲被部の外面に形成
される例を示す図である。
【図10】本発明の他の実施態様によるシューズ緊締構
造を採用した陸上競技用シューズの内甲側側面図であ
る。
【図11】図10のシューズの外甲側側面図である。
【図12】本発明のさらに他の実施態様によるシューズ
緊締構造を採用した陸上競技用シューズの内甲側側面図
である。
【図13】図12のシューズの外甲側側面図である。
【符号の説明】
1: シューズ 2: ソール 2a: 外周縁部 3: 甲被部 3a: 折返し部 30: 足甲部 4: 靴紐 5: 踵部材 6: 緊締部材 6a: 内甲側緊締部材 6b: 外甲側緊締部材 8: 巻上げ部 9: カウンター 11: スリット 11′: 環状構造 11″: 環状部材 12: 環状部材 13: 面ファスナ 17: 環状構造 20: 環状部材 21: 面ファスナ 22: 環状部材 23: 面ファスナ

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状または紐状に延びる緊締部材をシュ
    ーズの踵部から内甲側または外甲側にかけて配設すると
    ともに、前記緊締部材の一端をシューズの踵部に止着
    し、前記緊締部材の略中央部分を、シューズの内甲側ま
    たは外甲側の下方領域に設けた折返し部を介してシュー
    ズの足甲側に折り返し、前記緊締部材の他端側をシュー
    ズの踵部より前方側においてシューズの足甲部に緊締可
    能とした、ことを特徴とするシューズの緊締構造。
  2. 【請求項2】 帯状または紐状に延びる緊締部材をシュ
    ーズの踵部から内甲側および外甲側にかけて配設すると
    ともに、前記緊締部材の一部をシューズの踵部に止着
    し、前記緊締部材の内甲側配設部分および外甲側配設部
    分を、シューズの内甲側および外甲側の各下方領域にそ
    れぞれ設けた各折返し部を介してシューズの足甲側にそ
    れぞれ折り返し、前記緊締部材の内甲側および外甲側配
    設部分の各先端側をシューズの踵部より前方側において
    シューズの足甲部に緊締可能とした、ことを特徴とする
    シューズの緊締構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 シューズの踵部にカウンター部材を設け、前記カウンタ
    ー部材をシューズの踵部に配置された踵部材により被覆
    するとともに、前記緊締部材の一端または一部が前記踵
    部材の最大突出部近傍から上端部近傍にかけての領域の
    いずれかの位置に止着されている、ことを特徴とするシ
    ューズの緊締構造。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記カウンター部材を、シューズの踵後端下部から着用
    者の足のアキレス腱に沿って上下方向に延びる帯状の部
    材から構成した、ことを特徴とするシューズの緊締構
    造。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、 前記折返し部がシューズのソールの巻上げ部に穿設され
    たスリットである、ことを特徴とするシューズの緊締構
    造。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、 前記折返し部がシューズのソールの巻上げ部に一体に形
    成された環状構造である、ことを特徴とするシューズの
    緊締構造。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、 前記折返し部がシューズのソールの巻上げ部に止着され
    た環状部材である、ことを特徴とするシューズの緊締構
    造。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、 前記折返し部がシューズのソールの外周縁部に穿設され
    たスリットである、ことを特徴とするシューズの緊締構
    造。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、 前記折返し部がシューズのソールの外周縁部に一体に形
    成された環状構造である、ことを特徴とするシューズの
    緊締構造。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし4のいずれかにおい
    て、 前記折返し部がシューズのソールの外周縁部に止着され
    た環状部材である、ことを特徴とするシューズの緊締構
    造。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし4のいずれかにおい
    て、 前記折返し部がシューズの甲被部に一体に形成された環
    状構造である、ことを特徴とするシューズの緊締構造。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし4のいずれかにおい
    て、 前記折返し部がシューズの甲被部に止着された環状部材
    である、ことを特徴とするシューズの緊締構造。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし12のいずれかにおい
    て、 前記折返し部が、シューズの中足部の側縁部に配置され
    ている、ことを特徴とするシューズの緊締構造。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし13のいずれかにおい
    て、 前記緊締部材の先端側に締着具を設けるとともに、前記
    緊締部材の先端が挿通し得る環状部材をシューズの足甲
    部に設け、前記緊締部材の先端を前記環状部材に挿入し
    て折り返すとともに前記締着具により緊締するようにし
    た、ことを特徴とするシューズの緊締構造。
  15. 【請求項15】 請求項1ないし14のいずれかにおい
    て、 前記緊締部材の先端側に面ファスナを設け、該面ファス
    ナにより前記緊締部材を緊締するようにした、ことを特
    徴とするシューズの緊締構造。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし14のいずれかにおい
    て、 前記緊締部材の先端側にバックル構造を設け、該バック
    ル構造により前記緊締部材を緊締するようにした、こと
    を特徴とするシューズの緊締構造。
  17. 【請求項17】 請求項1ないし14のいずれかにおい
    て、 前記緊締部材の先端側にラチェット構造を設け、該ラチ
    ェット構造により前記緊締部材を緊締するようにした、
    ことを特徴とするシューズの緊締構造。
  18. 【請求項18】 請求項2ないし13のいずれかにおい
    て、 前記緊締部材の前記内甲側配設部分の先端に環状部材を
    取り付け、前記緊締部材の前記外甲側配設部分の先端側
    に締着具を設け、前記外甲側配設部分の前記先端を前記
    内甲側配設部分の前記環状部材に挿入して折り返すとと
    もに前記締着具により緊締するようにした、ことを特徴
    とするシューズの緊締構造。
  19. 【請求項19】 請求項2ないし13のいずれかにおい
    て、 前記緊締部材の前記外甲側配設部分の先端に環状部材を
    取り付け、前記緊締部材の前記内甲側配設部分の先端側
    に締着具を設け、前記内甲側配設部分の前記先端を前記
    外甲側配設部分の前記環状部材に挿入して折り返すとと
    もに前記締着具により緊締するようにした、ことを特徴
    とするシューズの緊締構造。
  20. 【請求項20】 請求項1ないし13のいずれかにおい
    て、 前記緊締部材の前記内甲側配設部分または前記外甲側配
    設部分のいずれかまたは双方の各先端をそれぞれ靴紐に
    連結した、ことを特徴とするシューズの緊締構造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100836275B1 (ko) * 2007-04-11 2008-06-10 주식회사화승 운동화
JP2008200458A (ja) * 2007-02-21 2008-09-04 Masato Kanbe 足ピタバンド
JP2008259685A (ja) * 2007-04-12 2008-10-30 Mizuno Corp スポーツシューズの緊締構造
WO2013122382A1 (ko) * 2012-02-13 2013-08-22 주식회사 동진레저 이중 조임 구조를 가진 신발
JP2017029567A (ja) * 2015-08-05 2017-02-09 株式会社アシックス 野球靴

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