JP2001210116A - 採光装置 - Google Patents

採光装置

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JP2001210116A
JP2001210116A JP2000019428A JP2000019428A JP2001210116A JP 2001210116 A JP2001210116 A JP 2001210116A JP 2000019428 A JP2000019428 A JP 2000019428A JP 2000019428 A JP2000019428 A JP 2000019428A JP 2001210116 A JP2001210116 A JP 2001210116A
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sun
daylighting
control means
orbit
sensor
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JP2000019428A
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English (en)
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Hideaki Fukui
秀明 福井
Norihide Arakane
仙英 荒金
Yoshiaki Mitsuoka
嘉昭 三岡
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Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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    • E04BUILDING
    • E04DROOF COVERINGS; SKY-LIGHTS; GUTTERS; ROOF-WORKING TOOLS
    • E04D13/00Special arrangements or devices in connection with roof coverings; Protection against birds; Roof drainage ; Sky-lights
    • E04D13/03Sky-lights; Domes; Ventilating sky-lights
    • E04D13/033Sky-lights; Domes; Ventilating sky-lights provided with means for controlling the light-transmission or the heat-reflection, (e.g. shields, reflectors, cleaning devices)

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 曇天から晴天への変化時にも迅速に採光手段
の追尾駆動が行われ、太陽軌道を算出するためのデータ
入力をも要しない採光装置を提供する。 【解決手段】 採光手段1、駆動手段2、制御手段3を
備え、制御手段3には演算部を有し、この演算部で算出
された太陽軌道に対応するよう、同制御手段3で駆動手
段2が採光手段1を追尾駆動させるようになした採光装
置であり、GPS5で測定された緯度、経度の両データ
を用いて、前記演算部で太陽軌道が算出されるようにな
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽に対し追尾駆
動されて太陽光を屋内へと採光する採光装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から、太陽光を屋内へと採光する採
光手段と、該採光手段を太陽に対して追尾駆動させる駆
動手段と、該駆動手段の追尾駆動を動作制御する制御手
段とを備えた採光装置は知られている。該採光装置にお
いては、太陽光を受けて現実の太陽位置を検知する太陽
検知センサを備え、該太陽検知センサで検知された太陽
位置に対応するよう、前記制御手段で駆動手段の追尾駆
動が動作制御されるようになっている。
【0003】この場合、太陽光を屋内へと採光する採光
手段としては、太陽光を鏡で反射して屋内へと採光する
ものや、太陽光を集光レンズで集め光ファイバーを介し
て屋内へと採光するものがあった。前者の採光手段では
鏡が太陽に対して追尾駆動され、後者の採光装置では集
光レンズが太陽に対して追尾駆動される。そして、いず
れの場合にあっても、太陽検知センサの検知出力に応じ
て現実の太陽位置が把握され、該太陽位置に対応するよ
う鏡或いは集光レンズが追尾駆動されて、太陽光は効率
良く屋内へと採光される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術において、晴天時には、太陽検知センサが現実
の太陽位置を検知して採光手段は支障なく追尾駆動され
るが、曇天になると、同太陽検知センサは現実の太陽位
置を検知することができなくなり、同採光手段の追尾駆
動は行われなくなる。こうなると、曇天から晴天への変
化時には、採光手段が現実の太陽位置に対応するよう復
帰動作された後に、前記追尾駆動を開始することになっ
て、迅速には採光が再開されない。
【0005】そこで、曇天から晴天への変化時に、迅速
に採光が再開されるよう、曇天時に太陽軌道を算出し、
該太陽軌道に採光手段を対応するよう移動、待機させて
おくことも提案されている。この場合、制御手段には、
設置場所の緯度、経度、時刻の各データに基づいて太陽
軌道を計算する演算部が設けられ、該演算部で算出され
た太陽軌道に対応するよう、同制御手段で駆動手段の追
尾駆動は動作制御されることとなる。
【0006】しかし、この場合には、装置を施工する際
に、施工業者或いはユーザーが、設置場所の緯度、経度
の両データを入力しておかなければならず、該両データ
を各設置場所毎で正確に得ることは困難でもあり、施工
に技術知識と手間とを要するものとなる。又、メーカー
側で、顧客の住所を基に緯度、経度の両データを入力設
定してから出荷することも考えられるが、この場合に
は、各種データの管理や物流管理が複雑化して、製品管
理の面で望ましくない。
【0007】本発明は、上記従来の技術における問題を
悉く解決するために発明されたもので、その課題は、採
光手段が太陽軌道に対応するよう動作され、曇天から晴
天への変化時にも、迅速に該採光手段の追尾駆動は行わ
れ、出荷や施工等の際に、同太陽軌道を算出するための
データ入力を要さず、施工が簡単で製品管理上も望まし
い採光装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
採光装置は、太陽光を屋内へと採光する採光手段と、該
採光手段を太陽に対して追尾駆動させる駆動手段と、該
駆動手段の追尾駆動を動作制御する制御手段とを備え、
該制御手段には、設置場所の緯度、経度、時刻の各デー
タに基づいて太陽軌道を計算する演算部を有し、該演算
部で算出された太陽軌道に対応するよう、同制御手段で
前記駆動手段の追尾駆動を動作制御するようになした採
光装置であって、衛生からの信号により現在地の緯度、
経度、時刻等を測定するGPSを備え、該GPSで測定
された緯度、経度の両データを用いて、前記制御手段の
演算部で計算が行われ、前記駆動手段の追尾駆動が動作
制御されるようになしたものである。
【0009】したがって、この場合、制御手段で駆動手
段が動作制御されて、該駆動手段により採光手段は太陽
に対して追尾駆動され、該採光手段によって太陽光が効
率良く屋内へと採光される。しかも、前記制御手段に
は、設置場所の緯度、経度、時刻の各データに基づいて
太陽軌道を計算する演算部を有し、該演算部で算出され
た太陽軌道に対応するよう、同制御手段で前記駆動手段
の追尾駆動が動作制御されるので、前記採光手段は太陽
軌道に対応するよう動作され、曇天から晴天への変化時
にも、迅速に該採光手段の追尾駆動が行われる。
【0010】更に、衛生からの信号により現在地の緯
度、経度、時刻等を測定するGPSを備え、該GPSで
測定された緯度、経度の両データを用いて、前記制御手
段の演算部では計算が行われるので、各種のデータは同
GPSから容易に得られ、出荷や施工等の際に、前記太
陽軌道を算出するためのデータ入力を要さず、施工が簡
単で製品管理上も望ましいものとなる。
【0011】本発明の請求項2記載の採光装置は、上記
請求項1記載の採光装置において、太陽光を受けて現実
の太陽位置を検知する太陽検知センサを備え、該太陽検
知センサで検知された太陽位置に対応するよう、制御手
段で駆動手段の追尾駆動が優先的に動作制御されるよう
になしたことを特徴とするものである。
【0012】したがって、この場合は特に、太陽検知セ
ンサで検知された太陽位置に対応するよう、制御手段で
駆動手段の追尾駆動が優先的に動作制御されるので、晴
天時には、同太陽検知センサが現実の太陽位置を検知
し、該太陽検知センサの検知出力に応じて採光手段は追
尾駆動され、該採光手段によって太陽光がより効率良く
屋内へと採光される。そして、曇天になると、上記演算
部で算出された太陽軌道に対応するよう、制御手段で追
尾駆動が動作制御されて、採光手段は太陽軌道に対応す
るよう動作される。そのため、曇天から晴天への変化時
には、採光手段が太陽軌道に対応するよう移動、待機さ
れていて、前記効率の良い採光は迅速に再開される。
【0013】本発明の請求項3記載の採光装置は、上記
請求項1又は2記載の採光装置において、制御手段の演
算部で行われる計算に、GPSで測定された時刻のデー
タをも用いるようになしたことを特徴とするものであ
る。
【0014】したがって、この場合は特に、月日と共に
狂いが大きくなるマイコン等の時計機能に比べ、GPS
からは正確な現在時刻を得ることができ、該GPSから
得られる時刻のデータを用いることで、制御手段の演算
部では正確な太陽軌道が算出される。
【0015】本発明の請求項4記載の採光装置は、上記
請求項1〜3のいずれか一つに記載の採光装置におい
て、装置の設置されるべき所定方位と現実の設置方位と
の差異を検出する方位センサを備え、該方位センサの出
力データに基づいて、演算部で計算される太陽軌道が補
正されるようになしたことを特徴とするものである。
【0016】したがって、この場合は特に、装置を設置
する方位のズレが方位センサで検出され、これに基づい
て、演算部では方位に関する補正が行われて、太陽軌道
はより正確に算出される。これにより、施工業者は方位
のズレに配慮を要することなく、容易に装置を設置する
ことができ、設置方位には影響されることなく、安定し
た採光を得ることができる。
【0017】すなわち、通常なれば、施工業者はコンパ
ス等を用いて、装置を真南(所定方位)に向けて正確に
設置しなければならず、施工技術を要して施工が手間取
るものとなる。又、真南方位に対する施工ズレに関して
は、施工業者が入力することで補正されるようになすこ
とも考えられるが、真南方位に対する施工ズレを正確に
把握することは容易でなく、これを施工業者が入力する
ことは極めて困難であり、コンパスで得られる真南方向
も、磁偏差によりズレていて正確でない。このような問
題が、方位センサによる自動的補正で解決されるのであ
る。
【0018】本発明の請求項5記載の採光装置は、上記
請求項1〜4のいずれか一つに記載の採光装置におい
て、装置の設置されるべき所定傾斜角度と現実の設置傾
斜角度との差異を検出する傾きセンサを備え、該傾きセ
ンサの出力データに基づいて、演算部で計算される太陽
軌道が補正されるようになしたことを特徴とするもので
ある。
【0019】したがって、この場合は特に、装置を設置
する傾斜角度のズレが傾きセンサで検出され、これに基
づいて、演算部では傾斜角度に関する補正が行われて、
太陽軌道はより正確に算出される。これにより、施工業
者は傾斜角度のズレに配慮を要することなく、容易に装
置を設置することができ、屋根勾配等に伴う設置角度に
は影響されることなく、安定した採光を得ることができ
る。すなわち、通常なれば、施工業者は水準器等を用い
て、装置を水平(所定傾斜角度)にして正確に設置しな
ければならず、施工技術を要して施工が手間取るものと
なる。このような問題が、傾きセンサによる自動的補正
で解決されるのである。
【0020】
【発明の実施の形態】図1〜4は、本発明の請求項1〜
5全てに対応する一実施形態を示す。該実施形態の採光
装置は、図1、3に示す如く、太陽光25を屋内へと採光
する採光手段1と、該採光手段1を太陽24に対して追尾
駆動させる駆動手段2と、該駆動手段2の追尾駆動を動
作制御する制御手段3とを備えている。そして、制御手
段3には、図2に示す如く、設置場所の緯度、経度、時
刻の各データに基づいて太陽軌道を計算する演算部4を
有しており、該演算部4で算出された太陽軌道に対応す
るよう、同制御手段3で前記駆動手段2の追尾駆動を動
作制御するようになっている。
【0021】更には、衛生からの信号により現在位置の
緯度、経度、時刻等を測定するGPS5(GPS受信機
22及びGPSアンテナ23を内蔵)を備えており、該GP
S5で測定された緯度、経度の両データを用いて、前記
制御手段3の演算部4で計算が行われ、前記駆動手段2
の追尾駆動が動作制御されるようになっている。この場
合、制御手段3の演算部4で行われる計算に、GPS5
で測定された時刻のデータをも用いるようになってい
る。
【0022】しかも、該実施形態の採光装置において
は、太陽光25を受けて現実の太陽24の位置を検知する太
陽検知センサ6を備え、該太陽検知センサ6で検知され
た太陽24の位置に対応するよう、制御手段3で駆動手段
2の追尾駆動が優先的に動作制御されるようになってい
る。又、装置の設置されるべき所定方位と現実の設置方
位との差異を検出する方位センサ7を備え、該方位セン
サ7の出力データに基づいて、演算部4で計算される太
陽軌道が補正されるようになっている。又、装置の設置
されるべき所定傾斜角度と現実の設置傾斜角度との差異
を検出する傾きセンサ8を備え、該傾きセンサ8の出力
データに基づいて、演算部4で計算される太陽軌道が補
正されるようにもなっている。
【0023】又、該実施形態の採光装置は、従来の天窓
に取り付けた構造となっており、アクリル樹脂製のドー
ム15を備えた天窓部材9と、取付架台10と、採光装置本
体11とでなる。この場合、野地板12の開口に設置された
天窓木枠13に取付架台10が架設固定され、該取付架台10
の略中央上に採光装置本体11が設置されている。採光装
置本体11は、採光手段1となる集光レンズ28と、該集光
レンズ28を駆動させる駆動手段2とを備えている。駆動
手段2は、集光レンズ28を垂直に回動させる高度用モー
タ20と、同集光レンズ28を水平に回動させる方位用モー
タ21とで構成される。なお、採光手段1としては、太陽
光25を鏡で反射して屋内へと採光するものが採用されて
も良い。
【0024】天窓の周囲には天窓水切り部材14が設けら
れ、該天窓水切り部材14の周辺の屋根26には野地板12上
に屋根瓦27が敷設施工されている。そして、天窓木枠13
上に透明なドーム15が取り付けられ、該ドーム15はその
周囲に設けられる天窓周囲カバー16で固定され、同ドー
ム15によって採光装置本体11が覆われている。この場
合、採光装置本体11の採光手段1となる集光レンズ28が
屋根26より上方へ突出しており、該突出した部分をドー
ム15は覆っている。なお、採光装置本体11の集光レンズ
28上側には太陽検知センサ6が付設されており、取付架
台10上には、同採光装置本体11の他、その周辺に、制御
手段3となるマイコン基板BOX、方位センサ7及び傾
きセンサ8、GPS受信機22及びGPSアンテナ23を内
蔵したGPS5等が設置固定されている。
【0025】そして、採光装置本体11の集光レンズ28の
集光部29には、光ファイバー17が接続されている。光フ
ァイバー17は、図3に示す如く、北側一階部屋18にまで
延設され、該北側一階部屋18の天井で発光器具19に接続
されている。この場合、集光部29で光ファイバー17の受
光端面に太陽光25が入射され、該光ファイバー17内を光
搬送された同太陽光25は発光器具19より北側一階部屋18
内へと採光される。なお、天窓の取付架台10の隙間から
入射した太陽光25は、乳白色で半透明の配光板30を介し
て、南側二階部屋31へと採光される。
【0026】ここで、施工後の初期運転時における自動
設定の方法を説明する。このとき制御手段3のマイコン
基板BOXでは、GPS5のGPS受信機22からの出力
により、設置場所の緯度(北緯)及び経度を検知して記
憶している。そして、同じ制御手段3のマイコン基板B
OXで、傾きセンサ8及び方位センサ7からの出力によ
り、屋根26の傾斜角度α(図1に示す屋根勾配)と、設
置された採光装置本体11にとっての真南方向(図4で右
斜め下方向)がコンパスの示す真南方向(図4で真下方
向)に対してズレている角度γと、を検出(傾きセンサ
8、方位センサ7の各センサ出力を角度に変換すること
でα及びγは得られる)して記憶している。以降、制御
手段3に記憶されたこれ等のデータが用いられて、同制
御手段3の演算部4では太陽軌道が計算され補正される
ことになる。
【0027】次に、晴天時における採光の動作を説明す
る。図3に示す如く、太陽24からの太陽光25は、屋根26
に設置された採光装置本体11へ照射される。採光装置本
体11では、図1に示す如く、集光レンズ28の横に付設さ
れた太陽検知センサ6の出力結果に基づいて、高度用モ
ータ20及び方位用モータ21でなる駆動手段2が動作制御
され、該駆動手段2の操作によって、採光手段1となる
同集光レンズ28は太陽24の位置へ向くように駆動され
る。そして、集光レンズ28にて太陽光25が集光部29に集
光され、前述の如く、該集光部29から光ファイバー17を
介して、同太陽光25は発光器具19より北側一階部屋18内
へと採光され、その際、取付架台10の隙間を通った太陽
光25が、配光板30を介して南側二階部屋31へも採光され
る。
【0028】続いて、曇天時における採光の動作を説明
する。太陽24が雲に隠れて陰った状態では、太陽検知セ
ンサ6による追尾駆動が不可能となる。そこで、初期に
前記制御手段3で記憶設定された緯度、経度のデータを
基に、同制御手段3の演算部4で太陽軌道が計算され、
これと共に、先に導出された傾き及び方位のズレは補正
されて、採光手段1が現在の太陽24の位置に対応するよ
う移動、待機されるようになっている。これにより、晴
れ間と共に、瞬時に採光が再開される。
【0029】制御手段3の演算部4で太陽軌道を算出す
る計算式は、次の通りである。 ・θ=φ−α ・sinH=sinθsinδ+cosθcosδco
st ・sinε=cosδsintsecH ・A=ε−γ−λ λ:磁偏差(真南とコンパスの南とのズレ)であり、該
λは日本測量協会の近似式を利用すれば、入力が不要と
なる値である。 ここでは、GPS5より得られた緯度(φ)と、経度
(ψ)を基に算出された時角(t)と、月日より算出さ
れる赤緯(δ)とを利用することで、太陽軌道の高度H
と方位Aとが求められるものである。又、その際、前記
傾きのズレ角度αと方位のズレ角度γとが取り入れられ
て、各々補正されるものである。
【0030】したがって、該実施形態の採光装置におい
ては、制御手段3で駆動手段2となる高度用モータ20及
び方位用モータ21が動作制御されて、これにより採光手
段1となる集光レンズ28は太陽24に対して追尾駆動さ
れ、該集光レンズ28で集光された太陽光25が光ファイバ
ー17を介して効率良く室内へと採光される。しかも、前
記制御手段3には、設置場所の緯度、経度、時刻の各デ
ータに基づいて太陽軌道を計算する演算部4を有してお
り、該演算部4で算出された太陽軌道に対応するよう、
同制御手段3で前記駆動手段2の追尾駆動が動作制御さ
れるので、前記採光手段1は太陽軌道に対応するよう動
作され、曇天から晴天への変化時にも、迅速に該採光手
段1の追尾駆動が行われる。
【0031】更には、衛生からの信号により現在位置の
緯度、経度、時刻等を測定するGPS5を備え、該GP
S5で測定された緯度、経度の両データを用いて、前記
制御手段3の演算部4では計算が行われる。しかも、月
日と共に狂いが大きくなるマイコン等の時計機能に比
べ、GPS5からは正確な現在時刻を得ることができる
ので、該GPS5から得られる時刻のデータを用いるこ
とにより、制御手段3の演算部4では正確な太陽軌道が
算出される。このように、各種のデータはGPS5から
容易に得られて、出荷や施工等の際に、出荷者或いは施
工業者やユーザー等がデータを入力する手間は省略さ
れ、前記太陽軌道を算出するためのデータ入力を要さ
ず、施工が簡単で製品管理上も望ましいものとなる。
【0032】又、該実施形態の採光装置においては、太
陽検知センサ6で検知された太陽24の位置に対応するよ
う、制御手段3で駆動手段2の追尾駆動が優先的に動作
制御されるので、晴天時には、同太陽検知センサ6が現
実の太陽24の位置を正確に検知し、該太陽検知センサ6
の検知出力に応じて採光手段1は追尾駆動され、該採光
手段1によって太陽光25がより効率良く室内へと採光さ
れる。そして、曇天になると、前記演算部4で算出され
た太陽軌道に対応するよう、制御手段3で追尾駆動が動
作制御されて、採光手段1は同太陽軌道に対応するよう
動作される。そのため、曇天から晴天への変化時には、
採光手段1が太陽軌道に対応するよう移動、待機されて
いて、前記効率の良い採光は迅速に再開される。
【0033】又、該実施形態の採光装置においては、装
置を設置する方位のズレが方位センサ7で、傾斜角度の
ズレが傾きセンサ8で各々検出され、これに基づいて、
演算部4では方位及び傾斜角度に関する補正が行われ
て、太陽軌道はより正確に算出される。これにより、施
工業者は方位及び傾斜角度のズレに配慮を要することな
く、容易に装置を設置することができ、設置方位や屋根
勾配等に伴う設置角度には影響されることなく、安定し
た採光を得ることができる。
【0034】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1記載の採
光装置においては、追尾駆動される採光手段によって太
陽光が効率良く屋内へと採光され、該採光手段は太陽軌
道に対応するよう動作されて、曇天から晴天への変化時
にも、迅速に同採光手段の追尾駆動が行われる。しか
も、各種のデータがGPSから容易に得られて、出荷や
施工等の際に、前記太陽軌道を算出するためのデータ入
力を要さず、施工は簡単で製品管理上も望ましいものと
なる。
【0035】又、本発明の請求項2記載の採光装置にお
いては、特に、晴天時に太陽検知センサの出力に応じ採
光手段が追尾駆動されて、太陽光はより効率良く屋内へ
と採光され、曇天になると、同採光手段が上記算出され
た太陽軌道に対応するよう動作される。そのため、曇天
から晴天への変化時には、採光手段が太陽軌道に対応す
るよう移動、待機されていて、前記効率の良い採光は迅
速に再開される。
【0036】又、本発明の請求項3記載の採光装置にお
いては、特に、GPSから正確な現在時刻を得ることが
でき、該GPSから得られる時刻のデータを用いること
により、制御手段の演算部では正確な太陽軌道が算出さ
れる。
【0037】又、本発明の請求項4記載の採光装置にお
いては、特に、方位センサにより自動的補正が行われ
て、施工業者は方位のズレに配慮を要することなく、容
易に装置を設置することができ、設置方位には影響され
ることなく、安定した採光を得ることができる。
【0038】又、本発明の請求項5記載の採光装置にお
いては、特に、傾きセンサにより自動的補正が行われ
て、施工業者は傾斜角度のズレに配慮を要することな
く、容易に装置を設置することができ、設置角度には影
響されることなく、安定した採光を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である採光装置の要部構成
を示す縦断面図。
【図2】同採光装置における制御の流れを示す概略ブロ
ック図。
【図3】同採光装置の施工状態を示す概略縦断面図。
【図4】同採光装置の施工状態を示す概略平面図。
【符号の説明】
1 採光手段 2 駆動手段 3 制御手段 4 演算部 5 GPS 6 太陽検知センサ 7 方位センサ 8 傾きセンサ 24 太陽 25 太陽光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三岡 嘉昭 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 2H043 BD02 BD10 BD12 BD13 5H303 AA30 BB02 BB07 BB14 CC10 DD01 EE08 FF03 GG11 GG20 HH01 QQ09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽光を屋内へと採光する採光手段と、
    該採光手段を太陽に対して追尾駆動させる駆動手段と、
    該駆動手段の追尾駆動を動作制御する制御手段とを備
    え、該制御手段には、設置場所の緯度、経度、時刻の各
    データに基づいて太陽軌道を計算する演算部を有し、該
    演算部で算出された太陽軌道に対応するよう、同制御手
    段で前記駆動手段の追尾駆動を動作制御するようになし
    た採光装置であって、衛生からの信号により現在地の緯
    度、経度、時刻等を測定するGPSを備え、該GPSで
    測定された緯度、経度の両データを用いて、前記制御手
    段の演算部で計算が行われ、前記駆動手段の追尾駆動が
    動作制御されるようになした採光装置。
  2. 【請求項2】 太陽光を受けて現実の太陽位置を検知す
    る太陽検知センサを備え、該太陽検知センサで検知され
    た太陽位置に対応するよう、制御手段で駆動手段の追尾
    駆動が優先的に動作制御されるようになしたことを特徴
    とする請求項1記載の採光装置。
  3. 【請求項3】 制御手段の演算部で行われる計算に、G
    PSで測定された時刻のデータをも用いるようになした
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の採光装置。
  4. 【請求項4】 装置の設置されるべき所定方位と現実の
    設置方位との差異を検出する方位センサを備え、該方位
    センサの出力データに基づいて、演算部で計算される太
    陽軌道が補正されるようになしたことを特徴とする請求
    項1〜3のいずれか一つに記載の採光装置。
  5. 【請求項5】 装置の設置されるべき所定傾斜角度と現
    実の設置傾斜角度との差異を検出する傾きセンサを備
    え、該傾きセンサの出力データに基づいて、演算部で計
    算される太陽軌道が補正されるようになしたことを特徴
    とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の採光装置。
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