JP2001205594A - ペットボトルの切断装置及びその切断方法 - Google Patents

ペットボトルの切断装置及びその切断方法

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JP2001205594A
JP2001205594A JP2000054765A JP2000054765A JP2001205594A JP 2001205594 A JP2001205594 A JP 2001205594A JP 2000054765 A JP2000054765 A JP 2000054765A JP 2000054765 A JP2000054765 A JP 2000054765A JP 2001205594 A JP2001205594 A JP 2001205594A
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neck
plastic bottle
label
cutting blade
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Kiyohiko Hirose
清彦 広瀬
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DAIICHI BANKIN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペットボトルの頸部の除去及びラベルの切断
が鋏及びカッターナイフ等を用いての手作業であり、リ
サイクル価格が上昇し、これがマテリアルリサイクルの
ネックとなり、省資源と環境の保全に悪影響を及ぼして
いた。 【解決手段】 ペットボトルPの頸部P−1を雌型の頸
部カッター8の切断刃部13内に挿入し、雄型の頸部カ
ッター18の前進により、切断刃部13、23で円を作
ってペットボトルPの頸部P−1を囲んで固定し、その
後、雄型の頸部カッター18の押し込みにより、切断刃
部13、23で頸部P−1を切断し、また、雄型のラベ
ルカッター17の傾斜した切断刃部21Aの端部21a
をペットボトル本体P′に食い込ませ、切断刃部21A
が切断刃部6Aに噛み合うことでペットボトル本体P′
を縦に切断し、ペットボトルPに設けたラベルP−2を
分断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は飲料用容器としての
ペットボトルの切断装置及びその切断方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】大量に発生する使用済みのペットボトル
は市町村による回収のほか、産業廃棄物運搬業者により
回収された後、処理業者によってリサイクル化、焼却、
埋立て等で処理されている。現状ではリサイクルされる
ものは約30%であり、省資源のためにも、よりマテリ
アルリサイクルの必要がある。
【0003】ペットボトルから高品質のフレーク及びペ
レットを作るためには、ペットボトルの頸部とラベルと
をペットボトル本体から除去する必要があるが、ペット
ボトルの頸部とラベルとは異なる材質のため、大小さま
ざまに対応する装置はなく、すべて手作業による人力で
行われていた。
【0004】すなわち、ペットボトルの頸部のペットボ
トル本体からの除去は、鋏による切断で行われる。すな
わち、ペットボトルの形状、容量はそれぞれのメーカー
による個別的なものであり、その頸部の切断は鋏による
切断がいづれの形にも対応し、簡便であり鋏の価格も安
価であるからである。
【0005】また、一部には、ペットボトルの頸部のペ
ットボトル本体からの除去に回転鋸刃によるカットも行
われていた。
【0006】また、ペットボトルのラベルについては、
その形状、容量及び貼付けの大きさ、位置等多種多様で
あり、専ら、カッターナイフ等でのカットを余儀なくさ
れている。一部には、ペットボトル本体とラベルとの比
重差を利用して、ペットボトルをフレーク状にした後、
比重選別を行うようにすることもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たようにペットボトルを頸部のペットボトル本体から除
去するのに鋏を用いており、また、ペットボトルのラベ
ルの切断をカッターナイフ等で行っているために、多数
の専用従業者を必要とし、リサイクル価格が上昇してい
た。
【0008】また、回転鋸刃によるペットボトルの頸部
カットの場合は各種のペットボトルにすべて対応するこ
とが難しく、カットの際、回転鋸刃にペットボトルの切
削屑である粉末が溶着し、常に、粉末の除去を必要と
し、リサイクル価格が上昇していた。
【0009】これらのことがマテリアルリサイクルのネ
ックとなり、省資源と環境の保全に悪影響を及ぼすいう
問題点があった。
【0010】本発明は、上記の従来の問題点に着目して
なされたものであって、その第1の目的とするところ
は、容易に且つ確実に多数のペットボトルの頸部及びラ
ベルの切断を行うことが可能になり、マテリアルリサイ
クルを容易化し、省資源と環境の保全に役立つペットボ
トルの切断装置を提供することにある。
【0011】また、本発明の第2の目的とするところ
は、容易に且つ確実に多数のペットボトルの頸部及びラ
ベルの切断を可能にするペットボトルの切断方法を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するために、本発明に係るペットボトルの切断装置は、
ペットボトル投入口を有する装置本体と、ペットボトル
投入口より投入されたペットボトルを装置本体内で保持
するペットボトル保持手段と、装置本体に設けられて一
方のラベルカッターと一方の頸部カッターとを有する固
定側切断刃ユニットと、一方のラベルカッターと共にペ
ットボトルのラベルを切断する他方のラベルカッター
と、一方の頸部カッターと共にペットボトルの頸部を切
断する他方の頸部カッターとを有し且つ装置本体に固定
側切断刃ユニット側に移動可能に設けられた可動側切断
刃ユニットと、装置本体に設けられて可動側切断刃ユニ
ットを移動操作する可動側切断刃駆動ユニットとを備え
たものである。
【0013】また、一方のラベルカッター及び一方の頸
部カッターがそれぞれ雌型であり、他方のラベルカッタ
ー及び他方の頸部カッターがそれぞれ雄型であることが
好ましい。
【0014】かかる構成により、ペットボトル投入口よ
り投入されたペットボトルをペットボトル保持手段で保
持し、可動側切断刃ユニットの固定側切断刃ユニット側
への移動により他方のラベルカッター及び他方の頸部カ
ッターを移動して、一方及び他方の頸部カッターで頸部
を切断し、また、一方及び他方のラベルカッターでペッ
トボトル本体を縦に切断し、ラベルを左右に分断するこ
とができる。
【0015】このように、ペットボトルの頸部をペット
ボトル本体から除去するのに、また、ペットボトルのラ
ベルを切断するのに、多数の専用従業者を動員して鋏及
びカッターナイフ等を用いる必要がなく、容易に且つ確
実に多数のペットボトルの頸部及びラベルの切断を行う
ことが可能になり、マテリアルリサイクルを容易化し、
省資源と環境の保全に役立つようになる。
【0016】また、上記した本発明に係るペットボトル
の切断装置において、ペットボトル保持手段が、可動側
切断刃ユニットの固定側切断刃ユニット側への移動時、
他方の頸部カッターに先行する他方のラベルカッターで
ペットボトルを一方のラベルカッターに押し付けること
で、ペットボトルの保持を行うものである。
【0017】かかる構成により、他方の頸部カッターに
先行する他方のラベルカッターでペットボトルを一方の
ラベルカッターに押し付けることで、ペットボトルの保
持を行うことが可能になって、ペットボトル保持手段を
独立した機構構成にする必要がなく装置を簡素化するこ
とができる。
【0018】また、上記した本発明に係るペットボトル
の切断装置において、他方のラベルカッターの切断刃部
を、一方のラベルカッターの切断刃部に対して角度をも
たせてもよい。
【0019】かかる構成により、他方のラベルカッター
の傾斜した切断刃部の端部がペットボトルの本体に食い
込み、この切断刃部を一方のラベルカッターの切断刃部
に噛み合わせることでペットボトルの本体を縦に切断
し、ラベルを左右に分断することができる。
【0020】また、上記した本発明に係るペットボトル
の切断装置において、一方及び他方の頸部カッターがそ
れぞれ半円形状の切断刃部を有しており、一方の頸部カ
ッターの切断刃部に座ぐりを形成して、座ぐりで、投入
されたペットボトルの頸部を切断刃部内に案内するよう
にしてもよい。
【0021】かかる構成により、ペットボトルの頸部の
一方の切断刃部内への挿入が容易に行われ、他方の頸部
カッターの前進により、一方及び他方の切断刃部で円を
作ってペットボトルの頸部を囲んで固定し、その後、他
方の頸部カッターの押し込みで、一方及び他方の切断刃
部で頸部を切断することができる。
【0022】また、上記の第2の目的を達成するため
に、本発明に係るペットボトルの切断方法は、装置本体
に設けたペットボトル投入口からペットボトルを、その
頸部を下にして投入し、ペットボトルの頸部を、半円形
状の一方の切断刃部を有する雌型の頸部カッターと、半
円形状の他方の切断刃部を有する雄型の頸部カッターと
で切断し且つ雌、雄型のラベルカッターでペットボトル
本体に設けたラベルを左右に分断するペットボトルの切
断方法であって、ペットボトルの頸部を一方の切断刃部
内に挿入し、雄型の頸部カッターの前進により、一方及
び他方の切断刃部で円を作ってペットボトルの頸部を囲
んで固定し、その後、雄型の頸部カッターの押し込み
で、一方及び他方の切断刃部で頸部を切断するようにし
たものである。
【0023】したがって、ペットボトルの頸部をペット
ボトル本体から除去するのに、また、ペットボトルのラ
ベルを切断するのに、多数の専用従業者を動員して鋏及
びカッターナイフ等を用いる必要がなく、容易に且つ確
実に多数のペットボトルの頸部及びラベルの切断を行う
ことが可能になり、マテリアルリサイクルを容易化し、
省資源と環境の保全に役立つようになる。
【0024】また、上記した本発明に係るペットボトル
の切断装置において、雄型のラベルカッターの切断刃部
を、雌型のラベルカッターの切断刃部に対して角度をも
たせ、この傾斜した切断刃部の端部をペットボトル本体
に食い込ませ、当該切断刃部を雌型のラベルカッターの
切断刃部に噛み合わせることでペットボトル本体を縦に
切断し、ペットボトル本体に設けたラベルを左右に分断
することが好ましい。
【0025】したがって、雄型のラベルカッターの傾斜
した切断刃部の端部がペットボトル本体に食い込み、こ
の切断刃部が雌側ラベルカッターの切断刃部に噛み合う
ことでペットボトル本体を縦に切断し、ラベルを左右に
分断することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
面を参照して詳述する。
【0027】図1は本発明に係るペットボトルの切断装
置の斜視図、図2は同ペットボトルの切断装置の一部破
断した斜視図、図3は同ペットボトルの切断装置の一部
破断した平面図である。
【0028】本発明に係るペットボトルの切断装置は、
装置本体1と、この装置本体1に固定された固定側切断
刃ユニット2と、装置本体1に固定側切断刃ユニット2
に対向し且つこの固定側切断刃ユニット2側に移動可能
に設けられた可動側切断刃ユニット3と、装置本体1に
設けられた可動側切断刃駆動ユニット4と、後述するペ
ットボトル保持手段とを備えている。
【0029】装置本体1は筐体骨格1Aを有しており、
この筐体骨格1Aには、上面板1a、左、右側面板1
b、1c及び前、後面板1d、1eが取り付けてある。
そして、上面板1aにはペットボトル投入口26が設け
てある。このペットボトル投入口26は原形を保ったペ
ットボトルP、潰されたペットボトルPの双方にも対応
できるものである。また、ペットボトル投入口26に
は、500mml用として専用アダプタをワンタッチで
組み付けできるようにしてある。
【0030】固定側切断刃ユニット2は、装置本体1の
筐体骨格1Aの右部に取付部材5Bを介して取り付けら
れたベース部材5Aを有しており、このベース部材5A
には保持部材5が取り付けてある。そして、この保持部
材5の面部には、その中央の縦線イを挟んで一方側に一
方のラベルカッターである雌型のラベルカッター6が、
他方側にラベルカッターガイド7がそれぞれ縦方向に且
つ互いに平行に取り付けてある。また、保持部材5の面
部には、その下部に位置させて一方の頸部カッターであ
る雌型の頸部カッター8が取り付けてある。
【0031】この雌型の頸部カッター8は、図4及び図
5に示すように一対のカッターガイド部材9とこれらの
カッターガイド部材9に保持された頸部カッター刃体1
0とで構成してある。そして、一対のカッターガイド部
材9のそれぞれの内面には刃体保持溝部11と案内溝部
12とが形成してある。
【0032】また、頸部カッター刃体10は板状であ
り、この頸部カッター刃体10の先縁部には一方の切断
刃部である半円形状の切断刃部13が形成してある。そ
して、刃体保持溝部11に頸部カッター刃体10の両側
縁部を挿入して、この頸部カッター刃体10が一対のカ
ッターガイド部材9に保持されている。また、一対のカ
ッターガイド部材9の案内溝部12はカッターガイド部
14を構成しており、このカッターガイド部14は頸部
カッター刃体10の下方に位置している。また、ベース
部材5Aの両側にはガイドロッド15の基部側が固着し
てある。
【0033】そして、雌型の頸部カッター8の切断刃部
13には座ぐり13Aが形成してあり、この座ぐり13
Aは、投入されたペットボトルPの頸部P−1を切断刃
部13内に案内するものである。
【0034】可動側切断刃ユニット3は、図6及び図7
に示すように保持部材16を有しており、この保持部材
16には他方のラベルカッターである雄型のラベルカッ
ター17と他方の頸部カッターである雄型の頸部カッタ
ー18とが取付けてある。また、保持部材16の両側に
はガイドボス19が設けてある。
【0035】雄型のラベルカッター17は、図8に示す
ように四角柱状の保持部材20の側面にラベルカッター
刃体21を固着して構成してあり、このラベルカッター
刃体21の切断刃部21Aは雌型のラベルカッター6の
垂直な切断刃部6Aに対して角度βで傾斜していて、こ
の切断刃部21Aは保持部材20の面部20aより突出
している。このように構成された雄型のラベルカッター
17は、その保持部材20を保持部材16に固着して、
この保持部材16の上部中央に縦に装着してある。
【0036】また、雄型の頸部カッター18は、台体2
2に板状の頸部カッター刃体18Aを取り付けて構成し
てあり、この頸部カッター刃体18Aの縁部には他方の
切断刃部である半円形状の切断刃部23が形成してあ
る。そして、雄型の頸部カッター18は、その台体22
を保持部材16に固着して、この保持部材16の下部中
央に水平に装着してある。
【0037】そして、可動側切断刃ユニット3は、その
一対のガイドボス19にガイドロッド15が摺動可能に
挿入された状態で装置本体1に配置されており、可動側
切断刃ユニット3は固定側切断刃ユニット2に対向して
いる。この場合、雄型のラベルカッター17は雌型のラ
ベルカッター6に対向し、雄型の頸部カッター18は雌
型の頸部カッター8に対向している。
【0038】可動側切断刃駆動ユニット4は、装置本体
1の筐体骨格1Aに保持部材24を介して保持された移
動用シリンダ25を有しており、この移動用シリンダ2
5のピストンロッド25Aは可動側切断刃ユニット3の
保持部材16に連結してある。移動用シリンダ25は、
備え付けの足踏みスイッチ(図示せず)を踏むことで駆
動されるようにしてある。
【0039】上記したように、雄型のラベルカッター1
7が雌型のラベルカッター6に対向し、雄型の頸部カッ
ター18が雌型の頸部カッター8に対向するようにし
て、可動側切断刃ユニット3が装置本体1に配置された
状態では、図3に示すように可動側切断刃ユニット3に
おいて、雄型のラベルカッター17は雄型の頸部カッタ
ー18より固定側切断刃ユニット2側に突出している。
したがって、可動側切断刃ユニット3の固定側切断刃ユ
ニット2側への移動時、雄型の頸部カッター18に先行
する雄型のラベルカッター17でペットボトルPを雌型
のラベルカッター6に押し付けることで、ペットボトル
Pの保持を行うペットボトル保持手段を構成するように
なる。
【0040】また、雄型の頸部カッター18における切
断刃部23と雌型の頸部カッター8における切断刃部1
3とは、図11に示すように段差tをもっていて、切断
刃部13、23の噛み合い時に、頸部カッター刃体18
Aの上面18aに頸部カッター刃体10の下面10aが
摺接するようなる。
【0041】また、装置本体1には、切断された頸部P
−1が落下した際に、この頸部P−1を収容する頸部収
容部27が設けてある。
【0042】次に、上記のように構成されたペットボト
ルの切断装置によりペットボトルPの頸部P−1及びラ
ベルP−2の切断を説明する。
【0043】装置本体1の上面板1aに設けたペットボ
トル投入口26からペットボトルPを、その頸部P−1
を下にして、すなわち逆さにして投入する。この投入に
よりペットボトルPの頸部P−1が、図10、図11に
示すように雌型の頸部カッター8の半円形状の切断刃部
13内に挿入される。この場合、切断刃部13は半円形
状であるために、頸部P−1のほぼ後半分P−1−1は
切断刃部13外に突出する。この状態で、ペットボトル
本体P′の肩部P−3が左右のカッターガイド部材9に
載る。
【0044】この状態で、足踏みスイッチを踏み込むこ
とで、移動用シリンダ25を伸張作動させて可動側切断
刃ユニット3を固定側切断刃ユニット2側に移動(前
進)させる。可動側切断刃ユニット3の前進により、雄
型のラベルカッター17のラベルカッター刃体21がペ
ットボトル本体P′のラベルP−2の中央部に当接し
て、このペットボトルPを雄型のラベルカッター17と
雌型のラベルカッター6とで挟み込み、ペットボトルP
を保持し固定状態にする。
【0045】可動側切断刃ユニット3の更なる前進によ
り、雄型のラベルカッター17のラベルカッター刃体2
1がペットボトル本体P′を押すと同時に、雄型の頸部
カッター18の半円形状の切断刃部23がペットボトル
Pの頸部P−1の後半分P−1−1に到達し、雄型の頸
部カッター18の切断刃部23と雌型の頸部カッター8
の切断刃部13とで円を形成してペットボトルPの頸部
P−1を囲んで固定する。
【0046】雄型の頸部カッター18における切断刃部
23と雌型の頸部カッター8における切断刃部13と
は、図11に示すように段差tをもっていて、頸部カッ
ター刃体18Aの上面18aに頸部カッター刃体10の
下面10aが摺接するようにしてあるために、可動側切
断刃ユニット3の更なる前進により雄型の頸部カッター
18が押し込まれてカッターガイド部14に挿入される
ようになり、この切断刃部23と雌型の頸部カッター8
の切断刃部13とでペットボトルPの頸部P−1が切断
される。そして、この切断された頸部P−1は頸部収容
部27に落下し、収容される。
【0047】また、雄型のラベルカッター17のラベル
カッター刃体21は、ペットボトルPの本体P′のラベ
ルP−2の中央部に当接した状態で押し込まれて、図1
0に示すようにラベルカッター刃体21の傾斜した切断
刃部21Aの端部21aがペットボトル本体P′に食い
込み、この切断刃部21Aが雌型のラベルカッター6の
切断刃部6Aに噛み合うことでペットボトル本体P′を
上から下に縦に切断し、ラベルP−2を左右に分断す
る。
【0048】次に、足踏みスイッチから足先を浮かせ
て、その踏圧を解除することで、移動用シリンダ25を
縮小作動させて可動側切断刃ユニット3を後退させ、雄
型のラベルカッター17及び雄型の頸部カッター18を
原点に復帰させる。
【0049】上記の手順を繰り返すことにより多くのペ
ットボトルPの頸部P−1及びラベルP−2の切断を行
う。
【0050】上記した本発明の実施の形態例によれば、
ペットボトルPの頸部P−1を雌型の頸部カッター8の
切断刃部13内に挿入し、雄型の頸部カッター18の前
進により、切断刃部13、23で円を作ってペットボト
ルPの頸部P−1を囲んで固定し、その後、雄型の頸部
カッター18の押し込みにより、切断刃部13、23で
頸部P−1を切断することができ、また、雄型のラベル
カッター17の切断刃部21Aを、雌型のラベルカッタ
ー6の切断刃部6Aに対して角度をもたせ、この傾斜し
た切断刃部21Aの端部21aをペットボトル本体P′
に食い込ませ、当該切断刃部21Aが切断刃部6Aに噛
み合うことでペットボトル本体P′を縦に切断し、ペッ
トボトルPに設けたラベルP−2を左右に分断すること
ができる。
【0051】このように、ペットボトルPの頸部P−1
のペットボトル本体P′から除去するのに、また、ラベ
ルP−2を分断するのに、多数の専用従業者を動員して
鋏及びカッターナイフ等を用いる必要がなく、容易に且
つ確実に多数のペットボトルの頸部及びラベルの切断を
行うことが可能になり、マテリアルリサイクルを容易化
し、省資源と環境の保全に役立つようになる。
【0052】上記のように構成されたペットボトルの切
断装置によれば、賞味期限切れの中味の入ったペットボ
トルPであっても、その頸部P−1及びラベルP−2の
切断は容易である。
【0053】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係るペッ
トボトルの切断装置によれば、ペットボトル投入口より
投入されたペットボトルをペットボトル保持手段で保持
し、可動側切断刃ユニットの固定側切断刃ユニット側へ
の移動により他方のラベルカッター及び他方の頸部カッ
ターを移動して、一方及び他方の頸部カッターで頸部を
切断し、また、一方及び他方のラベルカッターでペット
ボトル本体を縦に切断し、ラベルを左右に分断すること
ができる。
【0054】このように、ペットボトルを頸部のペット
ボトル本体から除去するのに、また、ラベルP−2を分
断するのに、多数の専用従業者を動員して鋏及びカッタ
ーナイフ等を用いる必要がなく、容易に且つ確実に多数
のペットボトルの頸部及びラベルの切断を行うことが可
能になり、マテリアルリサイクルを容易化し、省資源と
環境の保全に役立つようになる。
【0055】また、上記した本発明に係るペットボトル
の切断装置において、他方の頸部カッターに先行する他
方のラベルカッターでペットボトルを一方のラベルカッ
ターに押し付けることで、ペットボトルの保持を行うこ
とが可能になって、ペットボトル保持手段を独立した機
構構成にする必要がなく装置を簡素化することができ
る。
【0056】また、上記した本発明に係るペットボトル
の切断装置において、他方のラベルカッターの切断刃部
を、一方のラベルカッターの切断刃部に対して角度をも
たせることにより、他方のラベルカッターの傾斜した切
断刃部の端部がペットボトル本体に食い込み、この切断
刃部を一方のラベルカッターの切断刃部に噛み合わせる
ことでペットボトル本体を縦に切断しラベルを左右に分
断することができる。
【0057】また、上記した本発明に係るペットボトル
の切断装置において、一方及び他方の頸部カッターがそ
れぞれ半円形状の切断刃部を有しており、一方の頸部カ
ッターの切断刃部に座ぐりを形成して、座ぐりで、投入
されたペットボトルの頸部を切断刃部内に案内するよう
にしたことにより、ペットボトルの頸部を一方の切断刃
部内への挿入が容易に行われ、他方の頸部カッターの前
進により、一方及び他方の切断刃部で円を作ってペット
ボトルの頸部を囲んで固定し、その後、他方の頸部カッ
ターの押し込みで、一方及び他方の切断刃部で頸部を切
断することができる。
【0058】また、本発明に係るペットボトルの切断方
法によれば、装置本体に設けたペットボトル投入口から
ペットボトルを、その頸部を下にして投入し、ペットボ
トルの頸部を、半円形状の一方の切断刃部を有する雌型
の頸部カッターと、半円形状の他方の切断刃部を有する
雄型の頸部カッターとで切断し且つ雌、雄型のラベルカ
ッターでペットボトル本体に設けたラベルを左右に分断
するペットボトルの切断方法であって、ペットボトルの
頸部を一方の切断刃部内に挿入し、雄型の頸部カッター
の前進により、一方及び他方の切断刃部で円を作ってペ
ットボトルの頸部を囲んで固定し、その後、雄型の頸部
カッターの押し込みで、一方及び他方の切断刃部で頸部
を切断することにより、ペットボトルの頸部のペットボ
トル本体から除去するのに、また、ラベルを切断するの
に、多数の専用従業者を動員して鋏及びカッターナイフ
等を用いる必要がなく、容易に且つ確実に多数のペット
ボトルの頸部及びラベルの切断を行うことが可能にな
り、マテリアルリサイクルを容易化し、省資源と環境の
保全に役立つようになる。
【0059】また、本発明に係るペットボトルの切断方
法において、雄型のラベルカッターの切断刃部を、雌型
のラベルカッターの切断刃部に対して角度をもたせ、こ
の傾斜した切断刃部の端部をペットボトルの本体に食い
込ませ、当該切断刃部を雌型のラベルカッターの切断刃
部に噛み合わせることでペットボトル本体を縦に切断
し、ペットボトル本体に設けたラベルを左右に分断する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るペットボトルの切断装置の斜視図
である。
【図2】同ペットボトルの切断装置の一部破断した斜視
図である。
【図3】同ペットボトルの切断装置の一部破断した平面
図である。
【図4】同ペットボトルの切断装置における固定側切断
刃ユニットの平面図である。
【図5】図4のX方向から見た矢視図である。
【図6】同ペットボトルの切断装置における可動側切断
刃ユニットの平面図である。
【図7】図4のY方向から見た矢視図である。
【図8】可動側切断刃ユニットにおける雄型のラベルカ
ッターの一部省略した斜視図である。
【図9】同ペットボトルの切断装置における雌、雄型の
頸部カッターの切断刃部の説明図である。
【図10】ペットボトルの頸部及びラベルの切断の説明
図である。
【図11】ペットボトルの頸部の切断の説明図である。
【符号の説明】
1 装置本体 1A 筐体骨組 2 固定側切断刃ユニット 3 可動側切断刃ユニット 4 可動側切断刃駆動ユニット 5 保持部材 5A ベース部材 5B 取付部材 6 雌型のラベルカッター(一方のラベルカッタ
ー) 7 ラベルカッターガイド 8 雌型の頸部カッター(一方の頸部カッター) 9 カッターガイド部材 10 頸部カッター刃体 11 刃体保持溝部 12 案内溝部 13 切断刃部(一方の切断刃部) 13A 座ぐり 14 カッターガイド部 15 ガイドロッド 16 保持部材 17 雄型のラベルカッター(他方のラベルカッタ
ー) 18 雄型の頸部カッター(他方の頸部カッター) 19 ガイドボス 20 保持部材 21 ラベルカッター刃体 21A 切断刃部 21a 端部 23 切断刃部(他方の切断刃部) 24 保持部材 25 移動用シリンダ 25A ピストンロッド 26 ペットボトル投入口 27 頸部収容部 P ペットボトル P′ ペットボトル本体 P−1 頸部 P−2 ラベル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペットボトル投入口を有する装置本体
    と、 前記ペットボトル投入口より投入されたペットボトルを
    前記装置本体内で保持するペットボトル保持手段と、 前記装置本体に設けられて一方のラベルカッターと一方
    の頸部カッターとを有する固定側切断刃ユニットと、 前記一方のラベルカッターと共に前記ペットボトルのラ
    ベルを切断する他方のラベルカッターと、前記一方の頸
    部カッターと共に前記ペットボトルの頸部を切断する他
    方の頸部カッターとを有し且つ前記装置本体に前記固定
    側切断刃ユニット側に移動可能に設けられた可動側切断
    刃ユニットと、 前記装置本体に設けられて可動側切断刃ユニットを移動
    操作する可動側切断刃駆動ユニットとを備えたことを特
    徴とするペットボトル切断装置。
  2. 【請求項2】 前記ペットボトル保持手段が、前記可動
    側切断刃ユニットの前記固定側切断刃ユニット側への移
    動時、前記他方の頸部カッターに先行する前記他方のラ
    ベルカッターで前記ペットボトルを前記一方のラベルカ
    ッターに押し付けることで、前記ペットボトルの保持を
    行う請求項1に記載のペットボトルの切断装置。
  3. 【請求項3】 前記他方のラベルカッターの切断刃部
    を、前記一方のラベルカッターの切断刃部に対して角度
    をもたせた請求項2に記載のペットボトルの切断装置。
  4. 【請求項4】 前記一方及び他方の頸部カッターがそれ
    ぞれ半円形状の切断刃部を有しており、前記一方の頸部
    カッターの前記切断刃部に座ぐりを形成して、前記座ぐ
    りで、投入された前記ペットボトルの前記頸部を前記切
    断刃部内に案内するようにした請求項1又は請求項2又
    は請求項3に記載のペットボトルの切断装置。
  5. 【請求項5】 前記一方のラベルカッター及び前記一方
    の頸部カッターがそれぞれ雌型であり、前記他方のラベ
    ルカッター及び前記他方の頸部カッターがそれぞれ雄型
    である請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4
    に記載のペットボトルの切断装置。
  6. 【請求項6】 装置本体に設けたペットボトル投入口か
    らペットボトルを、その頸部を下にして投入し、前記ペ
    ットボトルの前記頸部を、半円形状の一方の切断刃部を
    有する雌型の頸部カッターと、半円形状の他方の切断刃
    部を有する雄型の頸部カッターとで切断し且つ前記雌、
    雄型のラベルカッターで前記ペットボトル本体に設けた
    ラベルを左右に分断するペットボトルの切断方法であっ
    て、 前記ペットボトルの前記頸部を前記一方の切断刃部内に
    挿入し、前記雄型の頸部カッターの前進により、前記一
    方及び他方の切断刃部で円を作ってペットボトルの頸部
    を囲んで固定し、その後、前記雄型の頸部カッターの押
    し込みで、前記一方及び他方の切断刃部で前記頸部を切
    断するようにしたことを特徴とするペットボトルの切断
    方法。
  7. 【請求項7】 雄型のラベルカッターの切断刃部を、雌
    型のラベルカッターの切断刃部に対して角度をもたせ、
    この傾斜した前記切断刃部の端部を前記ペットボトル本
    体に食い込ませ、当該切断刃部が前記雌型のラベルカッ
    ターの前記切断刃部に噛み合うことで前記ペットボトル
    本体を縦に切断し、前記ペットボトル本体に設けたラベ
    ルを左右に分断するようにした請求項6に記載のペット
    ボトルの切断方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100413659C (zh) * 2006-03-06 2008-08-27 浙江大学 空塑料饮料瓶收集切割机械装置
CN105150261A (zh) * 2015-10-14 2015-12-16 衢州妙凯节能科技有限公司 一种塑料瓶切割器

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