JP2001204503A - 靴 底 - Google Patents

靴 底

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JP2001204503A
JP2001204503A JP2000020426A JP2000020426A JP2001204503A JP 2001204503 A JP2001204503 A JP 2001204503A JP 2000020426 A JP2000020426 A JP 2000020426A JP 2000020426 A JP2000020426 A JP 2000020426A JP 2001204503 A JP2001204503 A JP 2001204503A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一連の動的な歩行工程において、煽り歩行を促
進し、歩行バランスを保持して、歩行の際の躓き、外方
向への倒れを未然に予防する。 【構成】踵部1から踏みつけ部3にかけて漸次肉薄な傾
斜部aを、踵部後方辺において、踵部サポートbを、踵
部サポートbに隣接して踵部中心辺から踏まず部外側中
央辺において、先端に向かって漸次薄肉先細で、長軸L
部辺から外側に向かって漸次隆起した外アーチサーポー
トcを、踏まず部2において外アーチサポートcと一定
の間隔をおいて、長軸L部辺から内側に向かって漸次隆
起した半月状の内アーチサポートdを、踏み付け部3に
おいて踏み付け部サポートeをそれぞれ靴底上面に形成
すると共にトウスプリングθを6〜20度とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、靴底、特に歩行機能
の低下した高齢者に好適な靴底に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高齢者に多いとされるO脚による
歩行の際の足の過度の回外(オーバースピネーション)
を予防する履物として、実公平6―31293号によって、靴
底の内側から外側踏まず部(第1楔骨から立方骨に対応
する部分)にかけてその上面に漸次高くしたアーチサポ
ートを設けたものが提案されている。しかしながらこの
種の履物は立脚時における体重負荷を単に靴底の長軸
(足の長軸に対応する軸)の外側部から靴底の長軸方向
へ静的に移動するだけであり、一連の動的な歩行工程に
いては正常な歩行をサポートすることができなかった。
【0003】正常な成人の歩行においては、足の長軸手
方向に沿った内外側の2つの縦アーチ、即ち踵骨から第
1中足骨の頭部へかけての内側アーチと踵骨から第5中
足骨頭部へかけての外側の縦アーチと、足の短手方向へ
の2つの横アーチ、即ち第1楔骨から立方骨の先端にか
けての第1の横アーチと、第1中足骨の頭部から第5中
足骨の頭部にかけてのボール部の第2の横アーチで体重
負荷による着地衝撃圧を吸収しながら歩行するものであ
る。そして歩行工程において体重負荷は、まず踵部外側
から内側にかけて回内しながら踵部裏面に負荷され、次
に踵部裏面から足の長手方向における外踏まず部裏面に
沿って徐々に前方へ向けて回外しながら移動され、第5
指のボール部裏面、即ち第5中足骨と第5基節骨との関
節部裏面で足を回外して強く地面を踏みつけてから第1
指のボールジョイント部裏面、即ち第1中足骨と第1基
節骨との関節部裏面へとローリングしながら地面を踏み
つけて移動され、次に第1基節骨と第1末節骨を反らせ
てピッチングさせながら第1末節骨(第1指)裏面で地
面を強力に把持して第1〜第5指、特に第1.2.3指で
地面を蹴って前進する工程を繰り返しながら歩行、所謂
「あおり歩行」するものと言われている。
【0004】しかしながら人間の脚の膝部は、老化によ
って外側に湾曲(O脚)し、立脚時における体重の重心
線が膝の内側に位置し,歩行時に体重負荷が足裏の外側
に集中して負荷されるようになり、これが老化による足
の筋肉や靭帯の機能低下による2つの縦アーチ、と2つ
の横アーチの低平化とあいまって煽り歩行ができなくな
り、歩行の際の体重負荷は踵部外側から爪先部外側へと
直線的に移動される様になり歩行の際、バランスを失っ
て、躓ずいたり、踏みつけ部が過度に回外(オーバース
ピネーション)して外側方向へ倒れたりし易いと言われ
ている。
【0005】
【発明の課題】この発明は、一連の動的な歩行工程にお
いて煽り歩行を促進して歩行バランスを保持し、歩行の
際の躓き、外側方向への倒れ等を未然に予防出来る靴
底、特に高齢者用の靴底を提供しようとするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、踵部1から
踏みつけ部3にかけて漸次肉薄な傾斜部aを、踵部後方
辺11において、その内側111から外側112にかけ
て漸次厚肉な傾斜部からなる踵部サポートbを、踵部サ
ポートbに隣接して踵部中心辺12から外踏まず部外側
中央辺222において、先端に向かって漸次薄肉で三角
形状、翼形状等のように先細形状で、しかも足の長軸に
対応する靴底の長軸L部辺から踏まず部外側22に向か
って漸次厚肉な傾斜部からなる外アーチサーポートc
を、踏まず部2において外アーチサポートcと一定の間
隔をおいて、足の長軸に対応する靴底の長軸L部辺から
踏まず部内側21に向かって漸次隆起した半月状の内ア
ーチサポートdを、踏み付け部3において踏み付け部サ
ポートeをそれぞれ靴底上面に形成すると共にトウスプ
リングθ(靴底を床面に水平においた時、靴底爪先部底
面と床面とで形成される角度θ...爪先き上がりとも
言う)を6〜20度とした靴底を請求項1の発明とする
ものである。
【0007】この発明において靴底とは、外底、ミッド
ソール、中底、中敷きのいずれか又はこれらの内の2種
以上を組み合わせて構成されたものを意味するものとす
る。そしてこれらは、ゴム、PVC、EVA、ポリウレ
タン等、通常これらの靴底に使用される材料で形成され
ている。そして踵部から踏み付け部にかけて靴底を軽量
化する為に、踵部にぬすみ即ち空洞部を設けておくこと
も出来る。この発明においてトウスプリングθを6〜2
0度に限定したのは、トウスプリンθがそれ以下となれ
は、歩行工程でのチッピング、蹴り動作がスムーズに行
なえず躓き易くなり、またトウスプリングθがそれ以上
となれば歩行工程での踏みつけが不安定になり歩行バラ
ンスが崩れ易くなる欠点があるからである。特に歩幅が
狭く、上下動がない歩行機能の低下した高齢者用の靴底
としては、トウスプリングθを9〜17度に設定するこ
とが歩行安定性という点から、より望ましい。
【0008】また請求項2の発明は、請求項1の発明に
おいて踏み付け部サポートeを踏み付け部3の第1指の
ボールジョイント部に対応する部辺に形成された窪み
e’で構成することにより、地面を踏みつける際、即ち
第5指のボールジョイント部から第1指のボールジョイ
ント部へ体重負荷が移動する際、第1指のボールジョイ
ント部が窪e’’に落ち込み、足の踏み付け部が内側方
向へ傾いて、踏み付け部3での足のローリングが促進さ
れると共に踏み付け部3での足のオーバースピネーショ
ンが阻止される。請求項2の発明において必要によって
は窪みe’’部に、例えば不完全架橋のウレタン発泡
体、ゴム,EVA,PVC等の弾性材料に通常以上の粘
着剤を添加して発泡架橋したもののような圧縮変形性の
粘弾性発泡体等で構成された衝撃吸収材を挿入しておけ
ば、その圧縮変形性によって窪みe’’に対する第1指
のボールジョイント部の落ち込みが阻害されることなく
煽り歩行が出来、しかも煽り歩行の際第1指のボールジ
ョイント部に負荷される最大衝撃圧を緩和することが出
来、第1指のボールジョイント部の痛みと障害を予防す
ることが出来る。
【0009】また請求項3の発明は、請求項1の発明に
おいて踏み付け部サポートeを踏み付け部3の第1指の
ボールジョイント部から第2指のボールジョイント部に
対応する部辺かけて設けられた窪みe’’で構成するこ
とにより、地面を踏みつける際、即ち第5指のボールジ
ョイント部から第1指のボールジョイント部〜第2指の
ボールジョイント部へ体重負荷が移動しようとする際、
窪みe’’によって第1指〜第2指のボールジョイント
部が窪みe’’に落ち込んで、足の踏み付け部が内側方
向へ傾いて足のローリングがより促進されると共に踏み
付け部3での足のオーバースピネーションが阻止され
る。又またO脚でなくても高齢者の場合、老化による足
の筋肉や靭帯の機能低下による縦アーチと2つの横アー
チの低平化とあいまって煽り歩行ができな場合が多く、
歩行の際体重負荷が踵部中央から踏み付け部中央へと直
線的に移動され易く、踏みつけの際の最大体重負荷が第
1指のボールジョイント部に集中的に負荷され易く第1
指のボージョイント部の痛みと障害が激しいと言われて
いるが、請求項3の発明では、踏み付け時の最大体重負
荷を第1指のボージョイント部〜第2指のボールジョイ
ント部に分散することができ、第1指のボージョイント
部の痛みと障害が緩和される。請求項3の発明において
必要によっては窪みe’’部に、上記のような圧縮変形
性の粘弾性発泡体等で構成された衝撃吸収材発泡体を挿
入しておけば、上記同様煽り歩行の際第1指のボールジ
ョイント部から第2指のボールジョイント部に負荷され
る最大体重負荷(衝撃圧)を、踏み付け部3の第1指の
ボールジョイント部〜第2指のボールジョイント部に対
応する部分に設けられた窪みe’’部に挿入された衝撃
吸収性の発泡体で分散吸収することが出来、高齢者に多
いとされる第1指のボールジョイント部の痛みと障害を
予防することが出来る。
【0010】また請求項4の発明は、請求項1の発明に
おいて踏み付け部サポートeが踏み付け部3においてそ
の内側辺31から外側辺32にかけて漸次肉厚に形成さ
れた傾斜部e’’’で構成することにより、踏み付け時
に第5指のボールジョイント部が着地した際、傾斜部
e’’’によって第5指のボールジョイント部から第1
指のボールジョイント部への体重負荷の移動、即ちロー
リングが促進されると共に踏み付け部3での足のオーバ
ースピネーションが阻止される。
【0011】請求項5の発明は請求項1の発明の靴底
に、さらに踵部1から踏まず部の外周辺に、外側部にお
いてその先端が踏まず部の外側中央辺222に伸び、内
側部においてその先端が踵部内側先端辺131に伸びる
アウトサイドカウンターfを、アウトサイドカウンター
fに隣接して、踏まず部内側21の外周辺に内アーチ安
定片gを形成したもので、さらに歩行の際の踵部から踏
み付け部にかけての着地安定性を向上させることが出来
る。アウトサイドカウンターfと内アーチ安定片gは靴
底と一体に成形されていても良いし別体に成形されてい
ても良い。
【0012】請求項6の発明は、請求項1乃至5のいず
れかの発明の靴底において靴底踵部後方辺11並びに爪
先部先端辺41における接地面が平滑な意匠hで構成さ
れ、踵部後方での足の着地性と爪先部での蹴り動作が滑
らかなものとされる。
【0013】請求項7の発明は、請求項1乃至6のいず
れかの発明の靴底において踵部後方背面113が接地面
に対して斜めにカットされており、歩行の際の初期着地
安定性が図られる。
【0014】この発明において、必要によっては第2中
足骨の体部から第4中足骨の体部に対応する靴底上面に
中足骨サポート、所謂中足骨パットを形成しておけば、
特に第2横アーチが偏平化した着用者にとっては、踏み
付け時ボールジョイント部、特に第1指から第2指にか
けてのボールジョイント部に集中負荷される最大体重負
荷がその後方の中足骨の体部に分散出来るので、第1指
から第2指のボールジョイント部の痛みや障害が緩和さ
れる。
【0015】
【発明の作用】この発明の靴底は以上のように構成され
ているので、足の2つの縦アーチと第1の横アーチは半
月状の内アーチサポートdと外アーチサポートcとによ
つて支持され、O脚の人がこの靴底を装着した靴を履い
て歩行した場合、歩行工程において、先ず踵部1におい
て外側112が着地した際、踵部サポートbによって足
裏に負荷される体重負荷は踵部内側111へ移動されて
足の踵の回内が促進され、従って歩行初期での踵の着地
安定性が保持される。次に足裏に負荷される体重負荷
は、踵部から傾斜面aによって、踵部中心部を経て斜め
前方の内アーチサポートd方向へ移動されようとする
が、半円状の内アーチサポートdの隆起部で過度の回内
(オーバープロネーション)が抑制され、同時に外アー
チサポートcの短手方向における傾斜面で過度の回外
(オーバースピネーション)が抑制され、傾斜面aと漸
次先細肉薄な外アーチサポートcの長手方向の傾斜面に
沿って誘導され、内アーチサポートdと外アーチサポー
トc間を通って第5指のボールジョイント部裏面へと、
足を回外して移動される。そして第5指のボールジョイ
ント部裏面へ達した足裏の体重負荷は、踏み付け部サポ
ートeによって第1指のボールジョイント部裏面へとロ
ーリングしながら移動されて地面がしっかりと踏みつけ
られる。そして爪先部においては靴底のトウスプリング
θが6〜20度と通常の靴底より高めに設定されている
ので、躓くことなく、しかも第1指でのピッチングが促
進され、特に第1.2.3指での蹴りが円滑に行なえ、
煽り歩行が促進される。従って高齢者の歩行においても
一連の動的な歩行工程で、歩行バランスが保持され、歩
行の際躓いたり、外側方向へ倒れたりすることがない。
【0016】
【実施例】踵部1から踏みつけ部3にかけて12mm厚
差の漸次肉薄な傾斜部aを、踵部後方辺11において、
その内側111から外側112にかけて2mm厚保差の
漸次厚肉な傾斜部からなる踵部サポートbを、踵部サポ
ートbに隣接して踵部中心辺12から踏まず部外側中央
辺222において、2mm厚差で漸次薄肉で翼状に先細
で、しかも足の長軸に対応する靴底の長軸L部辺から踏
まず部外側22向かって0.1〜2mm厚差で漸次厚肉
な傾斜部からなる外アーチサーポートcを、踏まず部2
において外アーチサポートcと一定の間隔をおいて、踏
まず部の内側後端辺211と前端辺213並びに足の長
軸に対応する靴底の長軸L部辺から踏まず部内側中央辺
212に向かって3mm厚差で漸次隆起した半月状の内
アーチサポートdを、踏み付け部3において踏み付け部
において第1指から第2指のボールジョイント部に、そ
の中心部に向かって漸次深く形成された深さ0.7mm
の窪みe’’からなる踏みつけ部サポートeをそれぞれ
靴底上面に形成すると共にトウスプリングθを13度と
し、踵部1から踏まず部2の外周辺に、外側部において
その先端が踏まず部の外側中央辺222に伸び、内側部
においてその先端が踵部内側先端辺131に伸びるアウ
トサイドカウンターfを、踏まず部内側21外周辺に内
アーチ安定片gを形成し、踵部背面に半径が8mmの凸
状球面で形成された斜面を、そして踵部後方辺11と爪
先部先端辺41における接地面に梨地模様の平滑な意匠
hを、その他の接地面にはリップル意匠からなる滑り止
め意匠iを備えた靴底を、ゴム発泡体によつて一体成形
した。この実施例の靴底において本発所望の靴底を提供
することが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】靴底の見取り図である。
【図2】着用した時の靴底と足の骨の位置関係を示す説
明図である。
【図3】図2のA−A線における断面図である。
【図4】図2のB−B線における断面図である。
【図5】図2のD−D線における断面図である。
【図6】図2のE−E線における断面図である。
【図7】図2のF−F線(足の外側の縦アーチに対応し
た)における靴底の断面図である。
【図8】図2のG−G線(足の内側の縦アーチに対応し
た)における靴底の断面図である。
【図9】図2のH−H線(足の長軸Lに対応した)にお
ける靴底の長軸の断面図である。
【図10】他の実施例における図6に従った断面図であ
る。
【符号の説明】
1.踵部 11.踵部後方辺 111.踵部内側 112.踵部
外側 113.踵部背面 12.踵部中心辺 131.踵部内側先端辺 2.踏まず部
21.踏まず部内側 211.踏まず部内側後端辺 212.外踏まず部内側中央辺
213.踏まず部内側先端辺 22.踏まず部外側 222.
踏まず部外側中央辺 3.踏み付け部 31.踏み付け部
内側辺 32.踏み付け部外側辺 4.爪先部 41爪先部
先端辺 a.傾斜部 b.踵部サポート c.外アーチサポート
d.内アーチサポート e.踏み付け部サポート e’(. e’’).窪み
e’’’.傾斜部 f.アウトサイドカウンター g.
内アーチ安定片 h.平滑な意匠 i.滑り止め意匠
θ.トウスプリング L.靴底の長軸

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】踵部1から踏みつけ部3にかけて漸次肉薄
    な傾斜部aを、踵部後方辺11において、その内側11
    1から外側112にかけて漸次厚肉な傾斜部からなる踵
    部サポートbを、踵部サポートbに隣接して踵部中心辺
    12から踏まず部外側中央辺222において、先端に向
    かって漸次薄肉先細で、しかも足の長軸に対応する靴底
    の長軸L部辺から踏まず部外側22に向かって漸次厚肉
    な傾斜部からなる外アーチサーポートcを、踏まず部2
    において外アーチサポートcと一定の間隔をおいて、足
    の長軸に対応する靴底の長軸L部辺から踏まず部内側2
    1に向かって漸次隆起した半月状の内アーチサポートd
    を、踏み付け部3において踏み付け部サポートeをそれ
    ぞれ靴底上面に形成すると共にトウスプリングθを6〜
    20度とした靴底。
  2. 【請求項2】踏み付け部サーポートeが踏み付け部3の
    第1指のボールジョイント部に対応する部辺に形成され
    た窪みe’であることを特徴とする請求項1記載の靴
    底。
  3. 【請求項3】踏み付け部サーポートeが踏み付け部3の
    第1指のボールジョイント部から第2指のボールジョイ
    ント部に対応する部辺にかけて形成された窪みe’’で
    あることを特徴とする請求項1記載の靴底。
  4. 【請求項4】踏み付け部サーポートeが、踏み付け部3
    においてその内側辺31から外側辺32にかけて漸次肉
    厚に形成された傾斜部e’’’であることを特徴とする
    請求項1記載の靴底。
  5. 【請求項5】踵部1から踏みつけ部3にかけて漸次肉薄
    な傾斜部aを、踵部後方辺11において、その内側11
    1から外側112にかけて漸次厚肉な傾斜部からなる踵
    部サポートbを、踵部サポートbに隣接して踵部中心辺
    12から踏まず部外側中央辺222において、先端に向
    かって漸次薄肉先細で、しかも足の長軸に対応する靴底
    の長軸L部辺から踏まず部外側22に向かって漸次厚肉
    な傾斜部からなる外アーチサーポートcを、踏まず部2
    において外アーチサポートcと一定の間隔をおいて、足
    の長軸に対応する靴底の長軸L部辺から踏まず部内側2
    1に向かって漸次隆起した半月状の内アーチサポートd
    を、踏み付け部3において踏み付け部サポートeをそれ
    ぞれ靴底上面に形成すると共にトウスプリングθを6〜
    20度とし、踵部1から踏まず部2の外周辺に、その外
    側部においてその先端が踏まず部の外側中央辺222に
    伸び、内側部においてその先端が踵部内側先端 辺13
    1に伸びるアウトサイドカウンターfを、アウトサイド
    カウンターfに隣接して、踏まず部内側21の外周辺に
    内アーチ安定片gを形成した靴底。
  6. 【請求項6】踵部後方辺11並びに爪先部先端辺41に
    おける接地面が平滑な意匠hで構成されていることを特
    徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載された
    靴底。
  7. 【請求項7】踵部背面113が接地面に対して斜めにカ
    ットされていることを特徴とする請求項1乃至請求項6
    のいずれかに記載された靴底。
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