JP2001203714A - 無線パケットデータ送受信装置及び無線パケットデータ送受信方法 - Google Patents

無線パケットデータ送受信装置及び無線パケットデータ送受信方法

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JP2001203714A
JP2001203714A JP2000014126A JP2000014126A JP2001203714A JP 2001203714 A JP2001203714 A JP 2001203714A JP 2000014126 A JP2000014126 A JP 2000014126A JP 2000014126 A JP2000014126 A JP 2000014126A JP 2001203714 A JP2001203714 A JP 2001203714A
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wireless
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wired
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JP2000014126A
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English (en)
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Yasuhiko Mizoguchi
康彦 溝口
Morihiko Hayashi
守彦 林
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有線ネットワークに対しても通信端末に対し
ても接続可能とする。 【解決手段】 無線局10は、他の無線局と無線通信を
行うための無線機11と、データを送受信するための有
線LANI/F回路12と、パケットデータの無線MA
C用宛先アドレスRAと有線MAC用宛先アドレスDA
とを対応させて記憶するアドレスリスト記憶回路13
と、アドレスリスト記憶回路13に記憶されているアド
レスリストに従ってパケットデータのフレームを構成す
るアドレス変更回路14と、パケットデータの種類の判
別及び無線MAC用宛先アドレスRAと有線MAC用宛
先アドレスDAとを検出して判別を行うアドレス判別回
路15と、各回路における処理を制御して実行するCP
Uとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線によりパケッ
トデータの送受信を行う無線パケットデータ送受信装置
及び無線パケットデータ送受信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】IEEE(The Institute
of Electrical Electronic
s Engineers,Inc.;アメリカ電気・電
子技術者協会)802.11によって、国際的に標準規
格化されている無線LAN(Local Area N
etwork)では、無線LANによって構成される無
線ネットワークと有線LANとによって構成されるネッ
トワークとを接続する場合、有線LANに特定の機能を
有する無線局を設けている。この無線局は、例えばアク
セスポイントと呼ばれ、無線ネットワークを構成する全
無線局及び有線LANに接続される全通信端末を管理し
ている。
【0003】このようなIEEE802.11に準拠す
る無線LANでは、無線ネットワークを構成する各無線
局は、アクセスポイントとの間でアソシエーションと呼
ばれる手順に従って通信を行うことにより、アクセスポ
イントに管理されている。
【0004】IEEE802.11に準拠する無線LA
Nでは、アクセスポイントに管理されている無線局から
構成される無線ネットワークに、新規の無線局が加入す
る場合、新規の無線局は、アクセスポイントに対して、
自局の無線アドレスをアドレス対応リストに記憶するこ
とを要求する。新規の無線局は、アクセスポイントから
承認を得ることによって、この無線ネットワーク内で他
の無線局との通信が可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のアソ
シエーションという処理を用いた各無線局のアドレス管
理は、無線ネットワーク内にアクセスポイントが存在す
ることを前提としており、使用者にとっては、アクセス
ポイントの機能をもった無線局をサービスエリア内に設
置することを認識して無線ネットワークの構成を行わな
くてはならないという煩雑さ・不都合さがあった。
【0006】また、使用者は、無線ネットワークを構成
する無線局の構成変更等に対応するため、定期的に無線
ネットワーク内の無線局をスキャニングして無線局の再
設定を行う必要があった。
【0007】また、アクセスポイントとして使用される
無線局は、多くの情報を処理する必要があるため、通常
の無線局とは異なる特定の機能を有するアクセスポイン
ト専用の無線局として市販されている。専用の無線局と
してアクセスポイントが存在すると、少数の無線局を用
いて無線ネットワークを構築する場合、特に2台の無線
局の間で互いに無線通信を行う無線ネットワークを構築
する場合にも、特定の機能を有するアクセスポイントを
設けなければならないという問題点があった。
【0008】そこで、本発明は、このような従来の実情
に鑑みて提案されたものであり、有線ネットワークに対
しても通信端末に対しても、区別することなく接続可能
な無線パケットデータ送受信装置を提供することを目的
とする。
【0009】また、有線ネットワークに対しても通信端
末に対しても、区別することなく接続してパケットデー
タの送受信が可能となる無線パケットデータ送受信方法
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明に係る無線パケットデータ送受信装置
は、少なくとも1つの有線端末が有線によって接続さ
れ、他の無線局から供給されるパケットデータを有線端
末に対して有線により供給する、又は有線端末から有線
により供給されるパケットデータを他の無線局に対して
無線により送信する無線パケットデータ送受信装置であ
って、無線局の識別に用いられる無線アドレスと無線局
に有線により接続されている端末の識別に用いられる有
線アドレスとを対応付けた対応リストを記憶するアドレ
ス記憶手段と、他の無線局から受信したパケットデータ
に付与されているパケットデータの宛先の無線局を示す
宛先無線アドレスと、パケットデータに付与されている
パケットデータの宛先の端末を示す宛先有線アドレスと
を判別するアドレス判別手段と、宛先無線アドレスが自
らの無線アドレスでなく且つ宛先有線アドレスが有線端
末の有線アドレスであった場合に、パケットデータを送
信した他の無線局に対して、他の無線局が記憶手段に記
憶している対応リストの変更を要求する制御手段とを備
えることを特徴とする。
【0011】以上のような無線パケットデータ送受信装
置は、アドレス記憶手段において、無線局の識別に用い
られる無線アドレスと無線局に有線により接続されてい
る端末の識別に用いられる有線アドレスとを対応付けた
対応リストを記憶し、アドレス判別手段において、他の
無線局から受信したパケットデータに付与されているパ
ケットデータの宛先の無線局を示す宛先無線アドレス
と、パケットデータに付与されているパケットデータの
宛先の端末を示す宛先有線アドレスとを判別し、制御手
段において、宛先無線アドレスが自らの無線アドレスで
なく且つ宛先有線アドレスが有線端末の有線アドレスで
あった場合に、パケットデータを送信した他の無線局に
対して、他の無線局が記憶手段に記憶している対応リス
トの変更を要求する。
【0012】上述した目的を達成するために、本発明に
係る無線パケットデータ送受信方法は、少なくとも1つ
の有線端末が有線によって接続される一方の無線局と、
少なくとも1つの有線端末が有線によって接続される他
方の無線局との間で、パケットデータを無線により送受
信する無線パケットデータ送受信方法であって、一方の
無線局は、他方の無線局から受信したパケットデータに
付与されているパケットデータの宛先の無線局を示す宛
先無線アドレスと、パケットデータに付与されているパ
ケットデータの宛先の端末を示す宛先有線アドレスとを
判別するアドレス判別工程と、宛先無線アドレスが自ら
の無線アドレスでなく且つ宛先有線アドレスが有線端末
の有線アドレスであった場合に、パケットデータを送信
した他方の無線局に対して、他方の無線局が記憶手段に
記憶している無線局の識別に用いられる無線アドレスと
無線局に有線により接続されている端末の識別に用いら
れる有線アドレスとを対応付けた対応リストの変更を要
求する制御工程とを備えることを特徴とする。
【0013】以上のような無線パケットデータ送受信方
法は、アドレス判別工程において、上記他方の無線局か
ら受信したパケットデータに付与されている上記パケッ
トデータの宛先の無線局を示す宛先無線アドレスと、上
記パケットデータに付与されている上記パケットデータ
の宛先の端末を示す宛先有線アドレスとを判別し、制御
工程において、上記宛先無線アドレスが自らの無線アド
レスでなく且つ上記宛先有線アドレスが有線端末の有線
アドレスであった場合に、上記パケットデータを送信し
た上記他方の無線局に対して、上記他方の無線局が記憶
手段に記憶している無線局の識別に用いられる無線アド
レスと上記無線局に有線により接続されている端末の識
別に用いられる有線アドレスとを対応付けた対応リスト
の変更を要求する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参考にして詳細に説明する。
【0015】本発明を適用した実施の形態は、本発明に
係る無線パケットデータ送受信装置を適用した無線局を
用いて構成される無線パケットデータ送受信システムで
ある。
【0016】この無線パケットデータ送受信システム
は、例えば、複数の無線局が、無線によりパケットデー
タの送受信を行うような無線LAN(Local Ar
eaNetwork)であり、各無線局は、通信端末が
接続されている無線局を指定するMAC(Media
Access Control;媒体アクセス制御)ア
ドレスと、無線局に接続される通信端末の中からパケッ
トデータの送受信を行う通信端末を指定するMACアド
レスとを対応して記憶することによって、無線パケット
データ送受信システムの構成を管理している。
【0017】本来、各無線局は、互いに同等の機能を有
し、区別して用いられることはないが、本実施の形態に
おいては、無線パケットデータ送受信システムを構成す
る無線局のうち1つが行うパケットデータの送受信処理
について示す。
【0018】本発明を適用した無線パケットデータ送受
信システム1の実施の形態の一構成例を、図1に示す。
無線パケットデータ送受信システム1は、後述する無線
局20又は後述する無線局30との間で通信を行う無線
局10と、無線局10又は後述する無線局30との間で
通信を行う無線局20と、無線局10及び無線局20と
の間で通信を行う無線局30とから構成されている。
【0019】無線局10は、有線ネットワークによっ
て、複数個の通信端末と接続されている。具体的には、
有線ネットワークは、IEEE(The Instit
uteof Electrical Electron
ics Engineers,Inc.;アメリカ電気
・電子技術者協会)によって標準化されている10BA
SE−Tに準拠し、インターフェイスコネクタが、いわ
ゆるRJ45と呼ばれるモジュラージャックのポート形
状をサポートしている集線装置(以下、HUBと記
す。)40と、上記HUB40に接続される通信端末1
0a,10b,10c及び10dとから構成されてい
る。
【0020】このような無線パケットデータ送受信シス
テム1において、通信端末間を送受信されるパケットデ
ータは、例えば、IEEE802.3に規定されている
CSMA/CD(キャリア検知多重アクセス/衝突検
出)型LANに準拠したフレームフォーマットの構造と
されている。
【0021】無線パケットデータ送受信システム1にお
いて、通信端末間を送受信されるパケットデータのMA
Cアドレスは、図2に示すように、当該パケットデータ
や、後述する送信データ領域に格納されるデータ等の情
報を格納しているフレームコントロール領域(Fram
e Control)と、フレーム長を示すデュレーシ
ョンID領域(Duration ID)と、無線ネッ
トワークにおいて受信しようとしているフレームのアド
レスRA(レシーバ・アドレス)、すなわち無線ネット
ワークにおける当該パケットデータの宛先となる無線局
を指定する宛先アドレスが書き込まれているアドレス1
領域(Address1)と、無線ネットワークにおい
て送信しようとしているフレームのアドレスTA(トラ
ンスミッタ・アドレス)、すなわち無線ネットワークに
おける当該パケットデータの送信元となる無線局の送信
元アドレスが書き込まれているアドレス2領域(Add
ress2)と、当該パケットデータの宛先となる通信
端末を指定する宛先アドレスDA(デスティネーション
・アドレス)が書き込まれているアドレス3領域(Ad
dress3)と、当該パケットデータの送信元となる
通信端末を示す送信元アドレスSA(ソース・アドレ
ス)が書き込まれているアドレス4領域(Addres
s4)と、シーケンスの制御を行うシーケンスコントロ
ール領域(Sequence Control)と、送
信データを格納する送信データ領域(Frame Bo
dy)と、パケット伝送中のエラーの検出を行うCRC
(サイクリック・リダンダンシ・チェック)領域とから
構成されている。
【0022】上述したパケットデータのフレーム構造に
おいて、特に、アドレス1領域に格納されるアドレスR
A、すなわち無線ネットワークにおける当該パケットデ
ータの宛先となる無線局を指定する宛先アドレスを、無
線MAC用宛先アドレスRAと記し、アドレス2領域に
格納されるアドレスTA、すなわち無線ネットワークに
おける当該パケットデータの送信元となる無線局の送信
元アドレスを、無線MAC用送信元アドレスTAと記
し、アドレス3領域に格納される当該パケットデータの
宛先となる通信端末を指定する宛先アドレスDAを、有
線MAC用宛先アドレスDAと記し、アドレス4領域に
格納される当該パケットデータの送信元となる通信端末
を示す送信元アドレスSAを、有線MAC用送信元アド
レスSAと記す。
【0023】無線局10,無線局20及び無線局30
は、例えば図3に示すような機能構成を有している。各
々の無線局は、便宜上、無線局10,無線局20,無線
局30と名称を付しているが、本来は互いに同等の機能
を有し、区別して用いられることはない。したがって、
ここでは無線局10を用いて各機能構成を説明する。
【0024】無線局10は、図3に示すように、無線局
20及び無線局30との間で無線通信を行うための無線
機11と、10BASE−TのHUB40、又は通信端
末等とデータを送受信するための有線LANI/F(イ
ンターフェイス)回路12と、パケットデータの無線M
AC用宛先アドレスRAと、有線MAC用宛先アドレス
DAとを対応させて、これをアドレスリストとして記憶
するアドレスリスト記憶回路13と、上記アドレスリス
ト記憶回路13に記憶されているアドレスリストに従っ
て無線により送出する際のパケットデータのフレームを
構成するアドレス変更回路14と、パケットデータの種
類の判別、及び無線MAC用宛先アドレスRAと有線M
AC用宛先アドレスDAとを検出して判別を行うアドレ
ス判別回路15と、図示しないが各回路における処理を
制御して実行するCPU(Central Proce
ssing Unit;中央演算処理装置)とを備え
る。
【0025】無線局10において、無線機11は、有線
LANI/F回路12からパケットデータを供給され
る。無線機11は、無線局20及び無線局30から無線
により供給されるパケットデータを受信する。また、無
線機11は、無線局20及び無線局30に対してパケッ
トデータを送信する。
【0026】有線LANI/F回路12は、10BAS
E−TのHUB40又は通信端末よりパケットデータを
供給される。また、有線LANI/F回路12は、10
BASE−TのHUB40又は通信端末へとパケットデ
ータを供給する。
【0027】アドレスリスト記憶回路13は、無線ネッ
トワークを構成する無線局20,30について、無線M
AC用宛先アドレスRAと、有線MAC用宛先アドレス
DAとを対応づける、表1に示すようなアドレスリスト
を記憶している。
【0028】無線局10,無線局20,無線局30の各
無線MAC用宛先アドレスを、それぞれRA10,R
20,RA30と表し、通信端末10a,10b,10
c,10d,20a,30aの各有線MAC用宛先アド
レスを、それぞれDA10a,DA10b,DA10c,D
10d,DA20a,DA30aと表すとき、例えば通信端末
10aの宛先アドレスは、表1に示すアドレスリストに
おいて、無線MAC用宛先アドレスがRA10であり、有
線MAC用宛先アドレスがDA10aであると記憶されて
いる。また、通信端末20aの宛先アドレスは、無線M
AC用宛先アドレスがRA20であり、有線MAC用宛先
アドレスがDA20aであると記憶されている。
【0029】
【表1】
【0030】アドレス変更回路14は、アドレスリスト
記憶回路13に記憶されているアドレスリストに基づい
て、パケットデータを無線により送出する際の無線パケ
ットデータのフレーム構成を行う。
【0031】アドレスリスト記憶回路13にアドレスリ
ストが記憶されていない場合、パケットデータの有線M
AC用宛先アドレスDAを当該パケットデータの無線M
AC用宛先アドレスRAとして使用して、無線パケット
データのフレーム構成を行う。このとき、確認応答が得
られなければ、アドレス変更回路14は、有線ネットワ
ークに接続される無線局の無線MAC用宛先アドレスR
Aを当該パケットデータの無線MAC用宛先アドレスR
Aとして無線パケットデータのフレーム構成を行う。更
に確認応答が得られなければ、アドレス変更回路14
は、当該パケットデータを同報パケットデータとしてフ
レーム構成を行う。
【0032】アドレス判別回路15は、無線機11より
供給されるパケットデータの種類の判別を行う。また
は、パケットデータの無線MAC用宛先アドレスRA及
び有線MAC用宛先アドレスDAが、無線局10になっ
ているか否かの判別を行う。
【0033】図示しないCPUは、無線局10を構成す
る上述の各回路における処理を制御して実行する。
【0034】上述の構成を有する無線局10は、当該無
線局10自身に有線で接続される通信端末10a,10
b,10c及び10dの各々と10BASE−Tを介し
てパケットデータの送受信が可能である。また、無線局
10は、無線局20,無線局30と無線によるパケット
データの送受信が可能である。
【0035】したがって、無線局10は、無線局10自
身に接続される通信端末10a乃至10dの各々と、無
線局20に接続されている通信端末20aと、無線局3
0に接続されている通信端末30aとの間で、パケット
データの送受信を行うことができる。
【0036】通信端末10a乃至10d,通信端末20
a,通信端末30aは、例えばPC(Personal
Computer)やプリンタ等のデータ処理装置で
ある。通信端末10a乃至10dは、10BASE−T
のHUB40を介して、無線局10とパケットデータの
送受信を行う。また、通信端末10a乃至10dは、1
0BASE−TのHUB40を介して、互いにパケット
データの送受信を行うこともできる。
【0037】上述のように構成される無線パケットデー
タ送受信システム1において、本発明に係る無線パケッ
トデータ送受信装置を適用した無線局は、図4及び図5
に示す一連の工程を経ることによって、ある通信端末か
ら、別の無線局に接続される通信端末へとパケットデー
タを送出する。ここでは、例えば通信端末10aが、通
信端末20aへとパケットデータを送信する場合を考え
る。通信端末10aは、有線ネットワークの構成要素で
あり、無線局10には有線ネットワークが接続されてい
る。
【0038】通信端末10aからパケットデータが供給
されると、無線局10における有線LANI/F回路1
2は、ステップS1において、通信端末10aからのパ
ケットデータを有線を介して受信する。
【0039】ステップS2において、無線局10におけ
るアドレス判別回路15は、通信端末10aから供給さ
れたパケットデータの有線MAC用送信元アドレスSA
が、アドレスリスト記憶回路13に記憶されているか否
かを判別する。
【0040】通信端末10aから供給されたパケットデ
ータの有線MAC用送信元アドレスSAが、アドレスリ
スト記憶回路13に記憶されていない場合、アドレスリ
スト記憶回路13は、ステップS3において、このパケ
ットデータの有線MAC用送信元アドレスSAが、無線
局10自らの無線MAC用送信元アドレスTAに対応し
ていることを記憶する。すなわち、アドレスリスト記憶
回路13は、通信端末10aの送信元を示す有線MAC
用送信元アドレスSAを、無線局20及び30間の無線
通信に用いる自局の無線MAC用送信元アドレスTAと
して登録する。
【0041】通信端末10aの有線MAC用送信元アド
レスSAが、既にアドレスリスト記憶回路13に記憶さ
れている場合、ステップS4へと進む。ステップS4に
おいて、アドレス判別回路15は、パケットデータの無
線MAC用宛先アドレスRAが、アドレスリスト記憶回
路13に記憶されているか否か判別を行う。
【0042】パケットデータの宛先アドレスが、アドレ
スリスト記憶回路13に記憶されている場合、ステップ
S5に進んで、アドレス変更回路14は、アドレスリス
ト記憶回路13に記憶されているアドレスリストに基づ
いて、有線MAC用宛先アドレスDAと無線MAC用宛
先アドレスRAとを対応させて無線パケットデータのフ
レームを構成する。
【0043】アドレス変更回路14は、ステップS6に
おいて、作成した無線パケットデータを無線機11へと
供給する。無線機11は、無線パケットデータを無線に
より外部へと送出する。
【0044】このとき、パケットデータの宛先である通
信端末20aが、所定の無線局に接続されていれば、通
信端末20aが接続される無線局からは、確認応答が返
信される。
【0045】ステップS7において、無線局10におけ
るCPUは、無線機11が受信するデータが、確認応答
であるか否かの判別を行う。
【0046】無線機11が受信したパケットデータが確
認応答の場合、通信端末20aは、上述のように構成さ
れた無線パケットデータを受信することができたことに
なるため、一連の処理を終了する。
【0047】無線機11が受信したパケットデータが確
認応答でない場合、無線局10におけるCPUは、ステ
ップS8において、このパケットデータを無線パケット
データへと変換する際に用いたアドレスリストを削除し
て処理を終了する。或いはこの後、ステップS9に示し
た工程へと進んでも良い。
【0048】ステップS4の工程において、パケットデ
ータの無線MAC用宛先アドレスRAが、アドレスリス
ト記憶回路13に記憶されていない場合、ステップS9
において、アドレス変更回路14は、通信端末20aの
有線MAC用宛先アドレスDAを、このパケットデータ
の無線MAC用宛先アドレスRAとして無線パケットデ
ータのフレームを構成する。
【0049】アドレス変更回路14は、ステップS10
において、作成した無線パケットデータを無線機11へ
と供給する。無線機11は、無線パケットデータを無線
により外部へと送出し、Aへと進む。
【0050】このとき、パケットデータの宛先である通
信端末20aが、図1に示すように無線局に単独で接続
されていれば、通信端末20aが接続される無線局から
は、確認応答が返信される。
【0051】続いて図5において、図4のAから続くス
テップS11において、無線局10におけるCPUは、
無線機11が受信するデータが、確認応答であるか否か
の判別を行う。
【0052】無線機11が受信したパケットデータが確
認応答の場合、通信端末20aは、上述のように構成さ
れた無線パケットデータを受信することができたことに
なるため、アドレスリスト記憶回路13は、ステップS
12において、通信端末20aの無線MAC用宛先アド
レスRAが、通信端末20aの有線MAC用宛先アドレ
スDAに対応していることを登録して、一連の処理を終
了する。
【0053】無線機11が受信したパケットデータが確
認応答でない場合、通信端末20aは、無線局10にお
けるアドレス変更回路14は、ステップS13におい
て、通信端末20aの無線MAC用宛先アドレスRAを
有線ネットワークに接続されている無線局の無線MAC
用宛先アドレスRAとして無線パケットデータのフレー
ムを構成する。
【0054】アドレス変更回路14は、ステップS14
において、作成した無線パケットデータを無線機11へ
と供給する。無線機11は、無線パケットデータを無線
により外部へと送出する。
【0055】このとき、パケットデータの宛先である通
信端末20aが、有線ネットワークに接続される無線局
に接続されていれば、通信端末20aが接続される無線
局20からは、確認応答が返信される。
【0056】ステップS15において、無線局10にお
けるCPUは、無線機11が受信するデータが、確認応
答であるか否かの判別を行う。
【0057】無線機11が受信したパケットデータが確
認応答の場合、通信端末20aは、上述のように構成さ
れた無線パケットデータを受信することができたことに
なるため、アドレスリスト記憶回路13は、ステップS
16において、通信端末20aの無線MAC用宛先アド
レスRAが、有線ネットワークに接続されている無線局
20の無線MAC用宛先アドレスRAに対応しているこ
とを登録して、一連の処理を終了する。
【0058】無線機11が受信したパケットデータが確
認応答でない場合、無線局10におけるアドレス変更回
路14は、ステップS17において、通信端末20a宛
のパケットデータを同報パケットデータとして無線パケ
ットデータのフレームを構成する。
【0059】アドレス変更回路14は、ステップS18
において、作成した無線パケットデータを無線機11へ
と供給する。無線機11は、無線パケットデータを無線
により外部へと送出する。
【0060】続いて、無線パケットデータ送受信システ
ム1において、本発明に係る無線パケットデータ送受信
装置を適用した無線局がパケットデータを受信し、この
パケットデータを判別する際の処理を図6に示す。
【0061】ここでは、図1における通信端末10a
が、通信端末20aからパケットデータを受信する場合
を考える。このとき無線局10は、無線により他の無線
局20よりパケットデータを受信する。
【0062】無線局10における無線機11は、ステッ
プS20において、無線によりパケットデータを受信す
る。無線機11は、このパケットデータをアドレス判別
回路15へと供給する。
【0063】アドレス判別回路15は、ステップS21
において、無線機11より供給されたパケットデータ
が、アドレスリスト記憶回路13に記憶されているアド
レスリストの修正要求パケットデータであるか否かの判
別を行う。
【0064】修正要求パケットデータとは、アドレスリ
スト記憶回路13に記憶されている有線MAC用宛先ア
ドレスDAと無線MAC用宛先アドレスRAとの対応関
係の修正等を指定した情報が書き込まれているパケット
データである。
【0065】パケットデータが修正要求パケットデータ
の場合、ステップS22において、無線局10における
CPUは、修正要求パケットデータに含まれる修正内容
に基づいて、アドレスリスト記憶回路13に記憶されて
いるアドレスリストの所定の修正個所を修正して処理を
終了する。
【0066】パケットデータが修正要求パケットデータ
でない場合、ステップS23において、アドレス判別回
路15は、このパケットデータの無線MAC用宛先アド
レスRAが、自局すなわち無線局10宛であるか否かの
判別を行う。
【0067】パケットデータの無線MAC用宛先アドレ
スRAが自局宛である場合、CPUは、ステップS24
において、確認応答を生成する。続いて、無線機11
は、ステップS25において、送信元の通信端末宛に送
出する。その後、後述するステップS30へと進む。
【0068】パケットデータの無線MAC用アドレスが
自局宛でない場合、アドレス判別回路15は、ステップ
S26において、このパケットデータの有線MAC用宛
先アドレスDAが、自局すなわち無線局10宛であるか
否かの判別を行う。
【0069】パケットデータの有線MAC用宛先アドレ
スDAが、自局宛である場合、CPUは、ステップS2
7において、この無線局のアドレスリスト記憶回路に記
憶されているアドレスリストの修正を指定する修正要求
パケットデータを生成する。無線機11は、ステップS
28において、このパケットデータの送信元である通信
端末が接続される無線局に対して、修正要求パケットデ
ータを送出し、後述するステップS30へと進む。
【0070】パケットデータの有線MAC用宛先アドレ
スDAが、自局宛でない場合、アドレス判別回路15
は、ステップS29において、このパケットデータが同
報パケットデータであるか否かを判別する。同報パケッ
トデータではない場合、処理を終了する。
【0071】宛先が同報パケットデータである場合、ス
テップS30において、アドレス判別回路15は、この
パケットデータを有線LANI/F回路12へと供給す
る。ステップS31において、有線LANI/F回路1
2は、このパケットデータを接続されている通信端末へ
と供給する。
【0072】以上のように、無線パケットデータ送受信
システム1は、各通信端末の無線MAC用宛先アドレス
と有線MAC宛先アドレスとを対応させたアドレスリス
トとして記憶し、かつ修正要求に応じてアドレスリスト
を修正することが可能である。
【0073】したがって、無線パケットデータ送受信シ
ステム1は、構成に変更が生じた場合、例えば通信端末
20aが有線ネットワークから移動され、新たな無線局
の下に接続されて使用されるような場合、パケットデー
タの送信元である通信端末10aは、移動前のアドレス
に対してパケットデータを送信し続けることはなく、送
信元である無線局に対してアドレスの修正を要求するパ
ケットデータを送出することによって、以後正しい移動
先アドレスに送信を行うことが可能である。そのため、
無線パケットデータ送受信システム1は、定期的に登録
済みの無線局のスキャニングを行う必要がなくなり、無
線帯域を有効に使用することが可能である。
【0074】無線局10は、パケットデータの送信先で
ある無線局から確認応答を受信することができる。これ
により、無線ネットワーク内での通信品質が向上する。
【0075】なお、アドレスリスト記憶回路13におい
てアドレスリストの変更は、他の無線局から送信される
修正要求パケットデータによって行われるほかに、他の
無線局間で送受信が行われるパケットデータの無線MA
C用宛先アドレスと有線MAC用宛先アドレスとを、常
にモニタすることによって、アドレスリストの誤った箇
所を自動的に更新するようにしても良い。
【0076】このような無線パケットデータ送受信シス
テム1は、最新のシステム構成に対応したアドレスリス
トを保有するため、構成の変更に素早く対応することが
可能である。
【0077】
【発明の効果】本発明に係る無線パケットデータ送受信
装置は、少なくとも1つの有線端末が有線によって接続
され、他の無線局から供給されるパケットデータを有線
端末に対して有線により供給する、又は有線端末から有
線により供給されるパケットデータを他の無線局に対し
て無線により送信する無線パケットデータ送受信装置で
あって、無線局の識別に用いられる無線アドレスと無線
局に有線により接続されている端末の識別に用いられる
有線アドレスとを対応付けた対応リストを記憶するアド
レス記憶手段と、他の無線局から受信したパケットデー
タに付与されているパケットデータの宛先の無線局を示
す宛先無線アドレスと、パケットデータに付与されてい
るパケットデータの宛先の端末を示す宛先有線アドレス
とを判別するアドレス判別手段と、宛先無線アドレスが
自らの無線アドレスでなく且つ宛先有線アドレスが有線
端末の有線アドレスであった場合に、パケットデータを
送信した他の無線局に対して、他の無線局が記憶手段に
記憶している対応リストの変更を要求する制御手段とを
備えることを特徴とする。
【0078】以上のような無線パケットデータ送受信装
置は、アドレス記憶手段において、無線局の識別に用い
られる無線アドレスと無線局に有線により接続されてい
る端末の識別に用いられる有線アドレスとを対応付けた
対応リストを記憶し、アドレス判別手段において、他の
無線局から受信したパケットデータに付与されているパ
ケットデータの宛先の無線局を示す宛先無線アドレス
と、パケットデータに付与されているパケットデータの
宛先の端末を示す宛先有線アドレスとを判別し、制御手
段において、宛先無線アドレスが自らの無線アドレスで
なく且つ宛先有線アドレスが有線端末の有線アドレスで
あった場合に、パケットデータを送信した他の無線局に
対して、他の無線局が記憶手段に記憶している対応リス
トの変更を要求する。
【0079】したがって、本発明に係る無線パケットデ
ータ送受信装置は、それぞれ無線局の宛先と通信端末の
宛先とを対応づけるアドレス対応リストを所有している
ため、当該無線パケットデータ送受信装置を用いて構成
される無線パケットデータ送受信システムを構成する
際、使用者が、無線ネットワークを構成する無線局の構
成変更等に対応するための無線ネットワーク内の無線局
の再設定等を行わなくとも、各ノードの位置を自動的に
認識し、構成変更に素早く対応することが可能である。
【0080】また、本発明に係る無線パケットデータ送
受信装置は、無線局のアドレス管理を特定の無線局に依
存することなく、各無線局に分散させ、簡略化して行う
ことが可能である。これにより、処理負荷の大きい特定
の無線局を用いることなく、無線ネットワークを構築す
ることが可能となる。特に、少数の無線局からなる無線
ネットワークを構成するような場合、特定の無線局を設
ける必要がないため、無線ネットワーク構築にかかるコ
ストを削減することができる。
【0081】更に、本発明に係る無線パケットデータ送
受信装置は、パケットデータの送信元の無線局に対して
確認応答を返信するため、本発明に係る無線パケットデ
ータ送受信装置を用いて無線ネットワークを構成すれ
ば、通信品質が向上される。
【0082】本発明に係る無線パケットデータ送受信方
法は、少なくとも1つの有線端末が有線によって接続さ
れる一方の無線局と、少なくとも1つの有線端末が有線
によって接続される他方の無線局との間で、パケットデ
ータを無線により送受信する無線パケットデータ送受信
方法であって、一方の無線局は、他方の無線局から受信
したパケットデータに付与されているパケットデータの
宛先の無線局を示す宛先無線アドレスと、パケットデー
タに付与されているパケットデータの宛先の端末を示す
宛先有線アドレスとを判別するアドレス判別工程と、宛
先無線アドレスが自らの無線アドレスでなく且つ宛先有
線アドレスが有線端末の有線アドレスであった場合に、
パケットデータを送信した他方の無線局に対して、他方
の無線局が記憶手段に記憶している無線局の識別に用い
られる無線アドレスと無線局に有線により接続されてい
る端末の識別に用いられる有線アドレスとを対応付けた
対応リストの変更を要求する制御工程とを備える。
【0083】以上のような無線パケットデータ送受信方
法は、アドレス判別工程において、上記他方の無線局か
ら受信したパケットデータに付与されている上記パケッ
トデータの宛先の無線局を示す宛先無線アドレスと、上
記パケットデータに付与されている上記パケットデータ
の宛先の端末を示す宛先有線アドレスとを判別し、制御
工程において、上記宛先無線アドレスが自らの無線アド
レスでなく且つ上記宛先有線アドレスが有線端末の有線
アドレスであった場合に、上記パケットデータを送信し
た上記他方の無線局に対して、上記他方の無線局が記憶
手段に記憶している無線局の識別に用いられる無線アド
レスと上記無線局に有線により接続されている端末の識
別に用いられる有線アドレスとを対応付けた対応リスト
の変更を要求する。
【0084】したがって、本発明に係る無線パケットデ
ータ送受信方法は、無線局の宛先と通信端末の宛先とを
対応づけるアドレス対応リストに基づいてパケットデー
タの送受信を行うため、当該無線パケットデータ送受信
方法を用いてパケットデータ送受信システムを構成する
際、使用者が、無線ネットワークを構成する無線局の構
成変更等に対応するための無線ネットワーク内の無線局
の再設定等を行わなくとも、各ノードの位置を自動的に
認識し、構成変更に素早く対応することが可能である。
【0085】また、本発明に係る無線パケットデータ送
受信方法は、無線局のアドレス管理を、特定の無線局に
依存することなく各無線局に分散させ、簡略化して行う
ことが可能である。これにより、処理負荷の大きい特定
の無線局を用いることなく、無線ネットワークを構築し
てパケットデータの送受信を行うことが可能となる。特
に、少数の無線局からなる無線ネットワークを構成する
場合、特定の無線局を設ける必要がないため、無線ネッ
トワーク構築にかかるコストを削減することができる。
【0086】更に、本発明に係る無線パケットデータ送
受信方法では、パケットデータの送信元の無線局に対し
て確認応答を返信するため、本発明に係る無線パケット
データ送受信方法を用いてパケットデータの送受信を行
うことによって、通信品質が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る無線パケットデータ送受信装置を
適用した無線局を用いて構成される無線パケット送受信
システムの一構成例を示す構成図である。
【図2】本発明に係る無線パケットデータ送受信装置を
適用した無線局を用いて構成される無線パケット送受信
システムの各通信端末間を送受信されるパケットデータ
のフレーム構造を示す構成図である。
【図3】本発明に係る無線パケットデータ送受信装置を
適用した無線局の一構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る無線パケットデータ送受信装置を
適用した無線局を用いて構成される無線パケット送受信
システムが、パケットデータを送信する際の処理を示す
フローチャートであり、Aにおいて図5へと続いてい
る。
【図5】本発明に係る無線パケットデータ送受信装置を
適用した無線局を用いて構成される無線パケット送受信
システムが、パケットデータを送信する際の処理を示す
フローチャートであり、図4に示すA以降の各工程を示
している。
【図6】本発明に係る無線パケットデータ送受信装置を
適用した無線局を用いて構成される無線パケット送受信
システムが、パケットデータを受信する際の処理を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
0 無線パケットデータ送受信システム、10,20,
30 無線局、10a,10b,10c,20a,30
a 通信端末、11 無線機、12 有線LANI/F
回路、13 アドレスリスト記憶回路、14 アドレス
変更回路、15アドレス判別回路 40 HUB

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの有線端末が有線によっ
    て接続され、他の無線局から供給されるパケットデータ
    を上記有線端末に対して有線により供給する、又は上記
    有線端末から有線により供給されるパケットデータを他
    の無線局に対して無線により送信する無線パケットデー
    タ送受信装置であって、 無線局の識別に用いられる無線アドレスと上記無線局に
    有線により接続されている端末の識別に用いられる有線
    アドレスとを対応付けた対応リストを記憶するアドレス
    記憶手段と、 上記他の無線局から受信したパケットデータに付与され
    ている上記パケットデータの宛先の無線局を示す宛先無
    線アドレスと、上記パケットデータに付与されている上
    記パケットデータの宛先の端末を示す宛先有線アドレス
    とを判別するアドレス判別手段と、 上記宛先無線アドレスが自らの無線アドレスでなく且つ
    上記宛先有線アドレスが上記有線端末の有線アドレスで
    あった場合に、上記パケットデータを送信した上記他の
    無線局に対して、上記他の無線局が記憶手段に記憶して
    いる上記対応リストの変更を要求する制御手段とを備え
    ることを特徴とする無線パケットデータ送受信装置。
  2. 【請求項2】 上記他の無線局から供給されるパケット
    データを上記有線端末に対して有線により供給する際、 上記制御手段は、上記パケットデータの上記宛先無線ア
    ドレスが自らの無線アドレスであった場合に、上記パケ
    ットデータを送信した上記他の無線局に対して、確認応
    答を返信することを特徴とする請求項1記載の無線パケ
    ットデータ送受信装置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、上記パケットデータ
    が、上記対応リストの変更を要求する変更要求パケット
    データであった場合に、上記アドレス記憶手段に記憶さ
    れる上記対応リストを変更することを特徴とする請求項
    1記載の無線パケットデータ送受信装置。
  4. 【請求項4】 上記有線端末から有線により供給される
    パケットデータを他の無線局に対して無線により送信す
    る際、 上記制御手段は、上記アドレス記憶手段に記憶されてい
    る上記対応リストに基づいて、上記パケットデータのフ
    レームを構成することを特徴とする請求項1記載の無線
    パケットデータ送受信装置。
  5. 【請求項5】 上記フレームで構成されるパケットデー
    タを送出した後、確認応答を受信しなかった場合、 上記対応リストにおいて、上記フレームを構成する際に
    使用した無線アドレスと有線アドレスとの対応付けを削
    除することを特徴とする請求項4記載の無線パケットデ
    ータ送受信装置。
  6. 【請求項6】 上記有線端末から有線により供給される
    パケットデータを他の無線局に対して無線により送信す
    る際、 上記パケットデータに付与されている上記パケットデー
    タの送信元の端末を示す送信元有線アドレスが上記アド
    レス記憶手段に記憶されていない場合、 上記アドレス記憶手段は、上記送信元有線アドレスを自
    らの無線アドレスとして記憶することを特徴とする請求
    項1記載の無線パケットデータ送受信装置。
  7. 【請求項7】 上記有線端末から有線により供給される
    パケットデータを他の無線局に対して無線により送信す
    る際、 上記パケットデータに付与されている上記パケットデー
    タの宛先の端末を示す宛先無線アドレスがアドレス記憶
    手段に記憶されていない場合、 上記制御手段は、上記パケットデータに付与されている
    上記パケットデータの宛先の端末を示す宛先有線アドレ
    スを、上記パケットデータの宛先の無線局を示す宛先無
    線アドレスとして上記パケットデータのフレームを構成
    することを特徴とする請求項1記載の無線パケットデー
    タ送受信装置。
  8. 【請求項8】 上記フレームで構成されるパケットデー
    タを送出した後、確認応答を受信した場合、 上記アドレス記憶手段は、上記パケットデータの宛先の
    無線局を示す宛先無線アドレスを、上記パケットデータ
    に付与されている上記パケットデータの宛先の端末を示
    す宛先有線アドレスとして記憶することを特徴とする請
    求項7記載の無線パケットデータ送受信装置。
  9. 【請求項9】 上記パケットデータを送出した後、確認
    応答を受信しなかった場合、 上記制御手段は、複数の端末が有線によって接続される
    無線局の宛先無線アドレスを、上記パケットデータの宛
    先の無線局を示す宛先無線アドレスとして上記パケット
    データの他のフレームを構成することを特徴とする請求
    項7記載の無線パケットデータ送受信装置。
  10. 【請求項10】 上記他のフレームで構成されるパケッ
    トデータを送出した後、確認応答を受信した場合、 上記アドレス記憶手段は、上記複数の端末が有線によっ
    て接続される無線局の宛先無線アドレスを、上記パケッ
    トデータの宛先の無線局を示す宛先無線アドレスとして
    記憶することを特徴とする請求項9記載の無線パケット
    データ送受信装置。
  11. 【請求項11】 上記他のフレームのパケットデータを
    送出した後、確認応答を受信しなかった場合、 上記制御手段は、同報アドレスを上記パケットデータの
    宛先無線アドレスとしてパケットデータのフレームを構
    成することを特徴とする請求項9記載の無線パケットデ
    ータ送受信装置。
  12. 【請求項12】 少なくとも1つの有線端末が有線によ
    って接続される一方の無線局と、少なくとも1つの有線
    端末が有線によって接続される他方の無線局との間で、
    パケットデータを無線により送受信する無線パケットデ
    ータ送受信方法であって、 一方の無線局は、 上記他方の無線局から受信したパケットデータに付与さ
    れている上記パケットデータの宛先の無線局を示す宛先
    無線アドレスと、上記パケットデータに付与されている
    上記パケットデータの宛先の端末を示す宛先有線アドレ
    スとを判別するアドレス判別工程と、 上記宛先無線アドレスが自らの無線アドレスでなく且つ
    上記宛先有線アドレスが上記有線端末の有線アドレスで
    あった場合に、上記パケットデータを送信した上記他方
    の無線局に対して、上記他方の無線局が記憶手段に記憶
    している無線局の識別に用いられる無線アドレスと上記
    無線局に有線により接続されている端末の識別に用いら
    れる有線アドレスとを対応付けた対応リストの変更を要
    求する制御工程とを備えることを特徴とする無線パケッ
    トデータ送受信方法。
  13. 【請求項13】 上記他の無線局から供給されるパケッ
    トデータを上記有線端末に対して有線により供給する
    際、 上記制御工程において、上記宛先無線アドレスが自らの
    無線局アドレスであった場合に、上記パケットデータを
    送信した上記他の無線局に対して、確認応答を返信する
    ことを特徴とする請求項12記載の無線パケットデータ
    送受信方法。
  14. 【請求項14】 上記制御工程において、上記パケット
    データが、上記対応リストの変更を要求する変更要求パ
    ケットデータであった場合に、上記対応リストを変更す
    ることを特徴とする請求項12記載の無線パケットデー
    タ送受信方法。
  15. 【請求項15】 上記有線端末から有線により供給され
    るパケットデータを他の無線局に対して無線により送信
    する際、 上記制御工程において、上記対応リストに基づいて、上
    記パケットデータのフレームを構成することを特徴とす
    る請求項12記載の無線パケットデータ送受信方法。
  16. 【請求項16】 上記フレームで構成されるパケットデ
    ータを送出した後、確認応答を受信しなかった場合、 上記対応リストにおいて、上記フレームを構成する際に
    使用した無線アドレスと有線アドレスとの対応付けを削
    除することを特徴とする請求項15記載の無線パケット
    データ送受信方法。
  17. 【請求項17】 上記有線端末から有線により供給され
    るパケットデータを他の無線局に対して無線により送信
    する際、 上記パケットデータに付与されている上記パケットデー
    タの送信元の端末を示す送信元有線アドレスが上記対応
    リストに記憶されていない場合、 上記送信元有線アドレスを自らの無線アドレスとして記
    憶することを特徴とする請求項12記載の無線パケット
    データ送受信装置。
  18. 【請求項18】 上記端末から有線により供給されるパ
    ケットデータを他の無線局に対して無線により送信する
    際、 上記パケットデータに付与されている上記パケットデー
    タの宛先の端末を示す宛先無線アドレスが上記対応リス
    トに記憶されていない場合、 上記制御工程において、上記パケットデータに付与され
    ている上記パケットデータの宛先の端末を示す宛先有線
    アドレスを、上記パケットデータの宛先の無線局を示す
    宛先無線アドレスとして上記パケットデータのフレーム
    を構成することを特徴とする請求項12記載の無線パケ
    ットデータ送受信方法。
  19. 【請求項19】 上記フレームのパケットデータを送出
    した後、確認応答を受信した場合、 上記パケットデータの宛先の無線局を示す宛先無線アド
    レスを、上記パケットデータに付与されている上記パケ
    ットデータの宛先の端末を示す宛先有線アドレスとして
    記憶することを特徴とする請求項14記載の無線パケッ
    トデータ送受信方法。
  20. 【請求項20】 上記パケットデータを送出した後、確
    認応答を受信しなかった場合、 複数の端末が有線によって接続される無線局の宛先無線
    アドレスを、上記パケットデータの宛先の無線局を示す
    宛先無線アドレスとして上記パケットデータのフレーム
    を構成することを特徴とする請求項14記載の無線パケ
    ットデータ送受信方法。
  21. 【請求項21】 上記フレームのパケットデータを送出
    した後、確認応答を受信した場合、 上記複数の端末が有線によって接続される無線局の宛先
    無線アドレスを、上記パケットデータの宛先の無線局を
    示す宛先無線アドレスとして記憶することを特徴とする
    請求項20記載の無線パケットデータ送受信方法。
  22. 【請求項22】 上記フレームのパケットデータを送出
    した後、確認応答を受信しなかった場合、 上記制御工程において、同報アドレスを上記パケットデ
    ータの宛先無線アドレスとしてパケットデータのフレー
    ムを構成することを特徴とする請求項20記載の無線パ
    ケットデータ送受信方法。
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