JP2001200802A - 油圧駆動装置 - Google Patents

油圧駆動装置

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JP2001200802A
JP2001200802A JP2000004948A JP2000004948A JP2001200802A JP 2001200802 A JP2001200802 A JP 2001200802A JP 2000004948 A JP2000004948 A JP 2000004948A JP 2000004948 A JP2000004948 A JP 2000004948A JP 2001200802 A JP2001200802 A JP 2001200802A
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oil
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Haruo Kodama
晴夫 児玉
Nobuaki Shimizu
信昭 清水
Yoji Asano
陽次 浅野
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Original Assignee
Teijin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気・油圧サーボバルブと少なくとも1つ以
上の汎用バルブを備え、同時に、複数の油圧モータのそ
れぞれを操作することができる油圧駆動装置を提供する 【解決手段】 油圧ポンプ102から汎用バルブとして
の第二コントロールバルブ350に供給される作動油の
流量を調整することにより、油圧ポンプ102から電気
・油圧サーボバルブとしての第一コントロールバルブ2
50に供給される作動油の圧力を制御する圧力制御弁1
50と、第一操作レバー210及び第二操作レバー31
0に入力される操作位置に応じて圧力制御弁150の設
定圧力を調整する圧力調整信号出力回路220Bと、を
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油圧ショベル、クレ
ーン、アスファルトクラッシャ及び工作機械等に用いら
れる油圧駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、油圧ショベル等に代表される汎用
建設機械の油圧駆動装置として、例えば、特開平11−
36374号公報に示されているように、1つの油圧ポ
ンプで複数の油圧モータを複数のコントロールバルブを
介して駆動する油圧駆動装置が知られている。
【0003】以下、図を用いて従来の油圧駆動装置の例
を説明する。
【0004】図10に示した油圧駆動装置500におい
て、操作レバー610に操作位置が入力されると、操作
レバー610に入力された操作位置に応じて電動機63
0が駆動回転する。ここで、コントロールバルブ650
は電動機630及び油圧モータ601の回転速度に差が
生じると、油圧ポンプ502から油圧モータ601に供
給される作動油の流量を調整し、油圧モータ601を駆
動回転させて電動機630及び油圧モータ601の回転
速度の差を減少させるように設計されているので、電動
機630が駆動回転すると、コントロールバルブ650
によって、油圧モータ601は電動機630に追従して
駆動回転する。以下、コントロールバルブ650のよう
に、電動機及び油圧モータの回転速度の差に応じて油圧
モータを駆動回転させるコントロールバルブを電気・油
圧サーボバルブという。
【0005】また、操作レバー710に操作位置が入力
されると、操作レバー710に入力された操作位置に応
じて操作油が操作油路711及び712中を流通し、操
作油によってコントロールバルブ750が位置を移動す
る。コントロールバルブ750の位置が移動すると、コ
ントロールバルブ750によって油圧ポンプ502から
油圧モータ701に供給される作動油の流量が調整さ
れ、油圧モータ701が駆動回転する。以下、コントロ
ールバルブ750のように、操作レバーに入力された操
作位置に応じて油圧モータを駆動回転させる電気・油圧
サーボバルブ以外のコントロールバルブを汎用バルブと
いう。
【0006】なお、一般に電気・油圧サーボバルブは汎
用バルブより制御精度が高い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の油圧駆動装置500においては、特定の回転軸の制
御精度を向上させるために、複数のコントロールバルブ
の1つに電気・油圧サーボバルブを用いる場合、同時
に、複数の油圧モータのそれぞれを操作することが困難
であるという問題があった。
【0008】例えば、油圧モータ601及び油圧モータ
701を同時に駆動回転させようとする際、油圧モータ
701の負荷が油圧モータ601の負荷よりも小さい
と、油圧ポンプ502から供給される作動油は、汎用バ
ルブであるコントロールバルブ750を流通するが、電
気・油圧サーボバルブであるコントロールバルブ650
を流通しない。したがって、油圧モータ701は駆動回
転されるが、油圧モータ601は駆動回転されないとい
う問題があった。
【0009】そこで、本発明では、電気・油圧サーボバ
ルブと少なくとも1つ以上の汎用バルブを備え、同時
に、複数の油圧モータのそれぞれを操作することができ
る油圧駆動装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の油圧駆動装置は、作動油を供給する油圧ポ
ンプと、前記油圧ポンプから作動油を供給され、該供給
される作動油によって駆動回転させられる第一油圧モー
タと、前記第一油圧モータを駆動回転させる第一操作ユ
ニットと、前記油圧ポンプから作動油を供給され、該供
給される作動油によって駆動回転させられる第二油圧モ
ータと、前記第二油圧モータを駆動回転させる第二操作
ユニットと、を備え、前記第一操作ユニットが、任意の
操作位置を入力され、該操作位置に応じた操作位置信号
を生成して出力する第一操作位置入力手段と、前記操作
位置信号を入力され、該操作位置信号を演算処理して駆
動信号に変換して出力する駆動信号出力手段と、前記駆
動信号を入力され、該駆動信号に応じた回転速度で駆動
回転する電動機と、前記油圧ポンプから前記第一油圧モ
ータに供給される作動油を流通させ、該流通させる作動
油の量を前記電動機及び前記第一油圧モータの回転速度
に応じて調整することにより、前記油圧ポンプから前記
第一油圧モータに供給される作動油の量を調整する第一
コントロールバルブと、を備え、前記第一操作位置入力
手段に入力される操作位置に応じて、前記第一油圧モー
タを駆動回転させ、前記第二操作ユニットが、任意の操
作位置を入力される第二操作位置入力手段と、前記油圧
ポンプから前記第二油圧モータに供給される作動油を流
通させ、該流通させる作動油の量を前記第二操作位置入
力手段に入力される操作位置に応じて調整することによ
り、前記油圧ポンプから前記第二油圧モータに供給され
る作動油の量を調整する第二コントロールバルブと、を
備え、前記第二操作位置入力手段に入力される操作位置
に応じて、前記第二油圧モータを駆動回転させる油圧駆
動装置において、前記油圧ポンプから前記第一コントロ
ールバルブに供給される作動油の圧力を検出し、該圧力
に応じた供給油圧信号を生成して出力する供給油圧検出
手段と、前記第一油圧モータを駆動回転させる作動油の
圧力を検出し、該圧力に応じた駆動油圧信号を生成して
出力する駆動油圧検出手段と、前記油圧ポンプから作動
油を供給され、該供給される作動油を流通させることに
より、前記油圧ポンプから前記第一コントロールバルブ
に供給される作動油の圧力を設定圧力以下に調整する第
一作動油圧調整手段と、前記油圧ポンプから前記第二コ
ントロールバルブに供給される作動油を流通させること
により、前記油圧ポンプから前記第一コントロールバル
ブに供給される作動油の圧力を設定圧力以下に調整する
第二作動油圧調整手段と、前記操作位置信号、前記供給
油圧信号、及び、前記駆動油圧信号を入力され、入力さ
れた前記操作位置信号に応じて、前記第一操作ユニット
が前記第一油圧モータを駆動回転させるか、又は、前記
第一操作ユニットが前記第一油圧モータの駆動回転を停
止させるか、を判断し、前記第一操作ユニットが前記第
一油圧モータを駆動回転させるときは、入力された前記
供給油圧信号及び前記駆動油圧信号に応じて前記第一油
圧モータを駆動回転させるために必要な作動油の圧力を
算出し、前記第二作動油圧調整手段の設定圧力が前記第
一油圧モータを駆動回転させるために必要な作動油の圧
力より所定圧力高い圧力になるように、前記第二作動油
圧調整手段の設定圧力を該第二作動油圧調整手段に調整
させる圧力調整信号を生成し、前記第一操作ユニットが
前記第一油圧モータの駆動回転を停止させるときは、前
記第二作動油圧調整手段の設定圧力が、該第二作動油圧
調整手段が作動油を自由に流通させることができる圧力
になるように、前記第二作動油圧調整手段の設定圧力を
該第二作動油圧調整手段に調整させる圧力調整信号を生
成し、生成した圧力調整信号を前記第二作動油圧調整手
段に出力する圧力調整信号出力手段と、を備え、前記第
一コントロールバルブ、前記第一作動油圧調整手段、及
び、前記第二作動油圧調整手段が、該第一コントロール
バルブ、該第一作動油圧調整手段、及び、該第二作動油
圧調整手段に供給される作動油の圧力が互いに等しくな
るように配置されたことを特徴とする。この構成によ
り、電気・油圧サーボバルブに供給される作動油の圧力
を補償することができ、電気・油圧サーボバルブと1つ
の汎用バルブを備え、同時に、複数の油圧モータのそれ
ぞれを操作することが可能な油圧駆動装置を提供するこ
とができる。
【0011】また、請求項2に記載の油圧駆動装置は、
前記油圧ポンプが供給する作動油の流量を調整する供給
油量調整手段と、前記第二操作位置入力手段に入力され
る操作位置を検出し、該操作位置に応じた操作位置検出
信号を生成して出力する操作位置検出手段と、前記操作
位置信号、及び、前記操作位置検出信号を入力され、該
操作位置信号、及び、該操作位置検出信号に応じて、前
記供給油量調整手段に前記油圧ポンプが供給する作動油
の流量を調整させる供給油量調整信号を生成し、該供給
油量調整信号を前記供給油量調整手段に出力する供給油
量調整信号出力手段と、を備え、前記供給油量調整信号
出力手段が、前記操作位置検出信号に応じて、前記第二
操作ユニットが前記第二油圧モータを駆動回転させる
か、又は、駆動回転を停止させるか、を判断し、前記第
二操作ユニットが前記第二油圧モータを駆動回転させる
ときは、前記油圧ポンプが供給する作動油の流量が所定
流量になるように、前記供給油量調整信号を生成し、前
記第二操作ユニットが前記第二油圧モータの駆動回転を
停止させるときは、前記操作位置信号に応じて前記第一
油圧モータを駆動回転させるために必要な作動油の流量
を算出し、前記油圧ポンプが供給する作動油の流量が前
記第一油圧モータを駆動回転させるために必要な作動油
の流量より所定量多い量になるように、前記供給油量調
整信号を生成することを特徴とする。この構成により、
電気・油圧サーボバルブに供給される作動油の流量を補
償することができ、電気・油圧サーボバルブと1つの汎
用バルブを備え、同時に、複数の油圧モータのそれぞれ
を操作することが可能な油圧駆動装置を提供することが
できる。
【0012】また、請求項3に記載の油圧駆動装置は、
前記第二コントロールバルブは、前記第二操作位置入力
手段が、入力される操作位置に応じた量の前記第二コン
トロールバルブを操作する操作油を供給し、前記第二コ
ントロールバルブが、前記第二操作位置入力手段から操
作油を供給され、該供給される操作油の量に応じて前記
流通させる作動油の量を調整することによって、前記流
通させる作動油の量を前記第二操作位置入力手段に入力
される操作位置に応じて調整し、前記操作位置検出手段
は、前記第二操作位置入力手段から前記第二コントロー
ルバルブに供給される操作油の圧力を検出することによ
り、前記第二操作位置入力手段に入力される操作位置を
検出することを特徴とする。この構成により、汎用バル
ブを操作するために操作レバーに入力された操作位置を
容易に検出することができ、電気・油圧サーボバルブと
1つの汎用バルブを備え、同時に、複数の油圧モータの
それぞれを操作することが可能な油圧駆動装置を提供す
ることができる。
【0013】また、請求項4に記載の油圧駆動装置は、
前記油圧ポンプから作動油を供給され、該供給される作
動油によって駆動回転させられる少なくとも1つ以上の
追加油圧モータと、前記追加油圧モータを駆動回転させ
る前記追加油圧モータと同数の追加操作ユニットと、を
備え、前記追加操作ユニットが、それぞれ、任意の操作
位置を入力される追加操作位置入力手段と、前記油圧ポ
ンプから前記追加油圧モータに供給される作動油を流通
させ、該流通させる作動油の量を前記追加操作位置入力
手段に入力される操作位置に応じて調整することによ
り、前記油圧ポンプから前記追加油圧モータに供給され
る作動油の量を調整する追加コントロールバルブと、を
備え、前記追加操作位置入力手段に入力される操作位置
に応じて、前記追加油圧モータを駆動回転させ、前記第
二作動油圧調整手段が、前記油圧ポンプから前記追加コ
ントロールバルブに供給される作動油を流通させ、該流
通させる作動油の圧力を調整することを特徴とする。こ
の構成により、電気・油圧サーボバルブに供給される作
動油の圧力を補償することができ、電気・油圧サーボバ
ルブと少なくとも2つ以上の汎用バルブを備え、同時
に、複数の油圧モータのそれぞれを操作することが可能
な油圧駆動装置を提供することができる。
【0014】また、請求項5に記載の油圧駆動装置は、
前記追加コントロールバルブ及び前記第二コントロール
バルブが、該追加コントロールバルブ及び該第二コント
ロールバルブに供給される作動油の圧力が互いに等しく
なるように配置されたことを特徴とする。この構成によ
り、同時に、電気・油圧サーボバルブを流通した作動油
によって駆動回転させされる油圧モータと、それぞれ複
数の汎用バルブを流通した作動油によって駆動回転させ
られる複数の油圧モータの全てと、をそれぞれ操作する
ことが可能な油圧駆動装置を提供することができる。
【0015】また、請求項6に記載の油圧駆動装置は、
前記追加コントロールバルブ及び前記第二コントロール
バルブが、前記追加コントロールバルブに供給される作
動油が前記第二コントロールバルブを流通した作動油で
あるように、配置されたことを特徴とする。この構成に
より、同時に、電気・油圧サーボバルブを流通した作動
油によって駆動回転させされる油圧モータと、それぞれ
複数の汎用バルブを流通した作動油によって駆動回転さ
せられる複数の油圧モータの何れか1つと、をそれぞれ
操作することが可能な油圧駆動装置を提供することがで
きる。
【0016】また、請求項7に記載の油圧駆動装置は、
前記油圧ポンプが供給する作動油の流量を調整する供給
油量調整手段と、それぞれ、前記第二操作位置入力手段
及び前記追加操作位置入力手段のうちの互いに異なる1
つに入力される操作位置を検出し、該操作位置に応じた
操作位置検出信号を生成して出力する前記第二操作位置
入力手段及び前記追加操作位置入力手段の総数と等しい
数の操作位置検出手段と、前記操作位置信号及び前記操
作位置検出信号を入力され、該操作位置信号及び該操作
位置検出信号に応じて、前記供給油量調整手段に前記油
圧ポンプが供給する作動油の流量を調整させる供給油量
調整信号を生成し、該供給油量調整信号を前記供給油量
調整手段に出力する供給油量調整信号出力手段と、を備
え、前記供給油量調整信号出力手段が、前記操作位置検
出信号に応じて、前記第二操作ユニット及び前記追加操
作ユニットのうち少なくとも1つが前記第二油圧モータ
及び前記追加油圧モータの何れかを駆動回転させるか、
又は、前記第二操作ユニット及び前記追加操作ユニット
の全てが前記第二油圧モータ及び前記追加油圧モータの
全ての駆動回転を停止させるか、を判断し、前記第二操
作ユニット及び前記追加操作ユニットのうち少なくとも
1つが前記第二油圧モータ及び前記追加油圧モータの何
れかを駆動回転させるときは、前記油圧ポンプが供給す
る作動油の流量が前記油圧ポンプの最大流量になるよう
に、前記供給油量調整信号を生成し、前記第二操作ユニ
ット及び前記追加操作ユニットの全てが前記第二油圧モ
ータ及び前記追加油圧モータの全ての駆動回転を停止さ
せるときは、前記操作位置信号に応じて前記第一油圧モ
ータを駆動回転させるために必要な作動油の流量を算出
し、前記油圧ポンプが供給する作動油の流量が前記第一
油圧モータを駆動回転させるために必要な作動油の流量
より所定量多い量になるように、前記供給油量調整信号
を生成することを特徴とする。この構成により、電気・
油圧サーボバルブに供給される作動油の流量を補償する
ことができ、電気・油圧サーボバルブと少なくとも2つ
以上の汎用バルブを備え、同時に、複数の油圧モータの
それぞれを操作することが可能な油圧駆動装置を提供す
ることができる。
【0017】また、請求項8に記載の油圧駆動装置は、
前記第二コントロールバルブ及び前記追加コントロール
バルブのそれぞれは、前記第二操作位置入力手段及び前
記追加操作位置入力手段のそれぞれが、入力される操作
位置に応じた量の、前記第二コントロールバルブ及び前
記追加コントロールバルブのそれぞれを操作する操作油
を供給し、前記第二コントロールバルブ及び前記追加コ
ントロールバルブのそれぞれが、前記第二操作位置入力
手段及び前記追加操作位置入力手段のそれぞれから操作
油を供給され、該供給される操作油の量に応じて前記流
通させる作動油の量を調整することによって、前記流通
させる作動油の量を前記第二操作位置入力手段及び前記
追加操作位置入力手段のそれぞれに入力される操作位置
に応じて調整し、複数の前記操作位置検出手段のそれぞ
れは、前記第二操作位置入力手段及び前記追加操作位置
入力手段のそれぞれから前記第二コントロールバルブ及
び前記追加コントロールバルブのそれぞれに供給される
操作油の圧力を検出し、該圧力に応じた操作油圧信号を
生成して出力することにより、前記第二操作位置入力手
段及び前記追加操作位置入力手段のそれぞれに入力され
る操作位置を検出し、該操作位置に応じた複数の操作位
置検出信号を生成して出力することを特徴とする。この
構成により、汎用バルブを操作するために操作レバーに
入力された操作位置を容易に検出することができ、電気
・油圧サーボバルブと少なくとも2つ以上の汎用バルブ
を備え、同時に、複数の油圧モータのそれぞれを操作す
ることが可能な油圧駆動装置を提供することができる。
【0018】また、請求項9に記載の油圧駆動装置は、
前記第二作動油圧調整手段が、前記油圧ポンプから供給
される作動油を流通させることにより、前記油圧ポンプ
から前記第一コントロールバルブに供給される作動油の
圧力を設定圧力以下に調整するとともに、前記圧力調整
信号を入力され、該圧力調整信号に応じて設定圧力を調
整する電磁リリーフ弁から構成されたことを特徴とす
る。この構成により、電気・油圧サーボバルブに供給さ
れる作動油の圧力を容易に補償することができ、電気・
油圧サーボバルブと少なくとも1つ以上の汎用バルブを
備え、同時に、複数の油圧モータのそれぞれを操作する
ことが可能な油圧駆動装置を提供することができる。
【0019】また、請求項10に記載の油圧駆動装置
は、前記第二作動油圧調整手段が、前記油圧ポンプから
供給される作動油を流通させることにより、前記油圧ポ
ンプから前記第一コントロールバルブに供給される作動
油の圧力を設定圧力以下に調整するメインリリーフ弁
と、前記圧力調整信号を入力され、該圧力調整信号に応
じて設定圧力を調整することにより前記メインリリーフ
弁の設定圧力を調整する電磁リリーフ弁と、から構成さ
れたことを特徴とする。この構成により、電気・油圧サ
ーボバルブに供給される作動油の圧力を容易に補償する
ことができ、電気・油圧サーボバルブと少なくとも1つ
以上の汎用バルブを備え、同時に、複数の油圧モータの
それぞれを操作することが可能な油圧駆動装置を提供す
ることができる。
【0020】また、請求項11に記載の油圧駆動装置
は、作動油を供給する油圧ポンプと、前記油圧ポンプか
ら作動油を供給され、該供給される作動油によって駆動
回転させられる第一油圧モータと、前記第一油圧モータ
を駆動回転させる第一操作ユニットと、前記油圧ポンプ
から作動油を供給され、該供給される作動油によって駆
動回転させられる第二油圧モータと、前記第二油圧モー
タを駆動回転させる第二操作ユニットと、を備え、前記
第一操作ユニットが、任意の操作位置を入力され、該操
作位置に応じた操作位置信号を生成して出力する第一操
作位置入力手段と、前記操作位置信号を入力され、該操
作位置信号を演算処理して駆動信号に変換して出力する
駆動信号出力手段と、前記駆動信号を入力され、該駆動
信号に応じた回転速度で駆動回転する電動機と、前記油
圧ポンプから前記第一油圧モータに供給される作動油を
流通させ、該流通させる作動油の量を前記電動機及び前
記第一油圧モータの回転速度に応じて調整することによ
り、前記油圧ポンプから前記第一油圧モータに供給され
る作動油の量を調整する第一コントロールバルブと、を
備え、前記第一操作位置入力手段に入力される操作位置
に応じて、前記第一油圧モータを駆動回転させ、前記第
二操作ユニットが、任意の操作位置を入力される第二操
作位置入力手段と、前記油圧ポンプから前記第二油圧モ
ータに供給される作動油を流通させ、該流通させる作動
油の量を前記第二操作位置入力手段に入力される操作位
置に応じて調整することにより、前記油圧ポンプから前
記第二油圧モータに供給される作動油の量を調整する第
二コントロールバルブと、を備え、前記第二操作位置入
力手段に入力される操作位置に応じて、前記第二油圧モ
ータを駆動回転させる油圧駆動装置において、前記油圧
ポンプから前記第一コントロールバルブに供給される作
動油の圧力を検出し、該圧力に応じた供給油圧信号を生
成して出力する供給油圧検出手段と、前記第一油圧モー
タを駆動回転させる作動油の圧力を検出し、該圧力に応
じた駆動油圧信号を生成して出力する駆動油圧検出手段
と、前記油圧ポンプから作動油を供給され、該供給され
る作動油を流通させることにより、前記油圧ポンプから
前記第一コントロールバルブに供給される作動油の圧力
を設定圧力以下に調整する作動油圧調整手段と、前記油
圧ポンプが供給する作動油の流量を調整する供給油量調
整手段と、前記油圧ポンプから前記第二コントロールバ
ルブに供給される作動油を流通させ、該流通させる作動
油の量を調整する作動油量調整手段と、前記第二操作位
置入力手段に入力される操作位置を検出し、該操作位置
に応じた操作位置検出信号を生成して出力する操作位置
検出手段と、前記操作位置信号、及び、前記操作位置検
出信号を入力され、入力される前記操作位置検出信号に
応じて、前記第二操作ユニットが前記第二油圧モータを
駆動回転させるか、又は、駆動回転を停止させるか、を
判断し、前記第二操作ユニットが前記第二油圧モータの
駆動回転を停止させるときは、前記操作位置信号に応じ
て前記第一油圧モータを駆動回転させるために必要な作
動油の流量を算出し、前記作動油量調整手段が流通させ
る作動油の量が前記第一油圧モータを駆動回転させるた
めに必要な作動油の流量に対して所定量になるように、
前記作動油量調整手段に該作動油量調整手段が流通させ
る作動油の量を調整させる作動油量調整信号を生成し、
前記油圧ポンプが供給する作動油の流量が前記第一油圧
モータを駆動回転させるために必要な作動油の流量より
所定量多い量になるように、前記供給油量調整手段に該
油圧ポンプが供給する作動油の流量を調整させる供給油
量調整信号を生成し、前記第二操作ユニットが前記第二
油圧モータを駆動回転させるときは、前記作動油量調整
手段が作動油を自由に流通させることができるように、
前記作動油量調整信号を生成し、前記油圧ポンプが供給
する作動油の流量が所定量になるように、前記供給油量
調整信号を生成し、生成した前記作動油量調整信号を前
記作動油量調整手段に出力し、生成した前記供給油量調
整信号を前記供給油量調整手段に出力する油量調整信号
出力手段と、を備え、前記第一コントロールバルブ、前
記作動油圧調整手段、及び、前記作動油量調整手段が、
該第一コントロールバルブ、該作動油圧調整手段、及
び、該作動油量調整手段に供給される作動油の圧力が互
いに等しくなるように配置されたことを特徴とする。こ
の構成により、電気・油圧サーボバルブに供給される作
動油の流量を補償することができ、電気・油圧サーボバ
ルブと1つの汎用バルブを備え、同時に、複数の油圧モ
ータのそれぞれを操作することが可能な油圧駆動装置を
提供することができる。
【0021】また、請求項12に記載の油圧駆動装置
は、前記第二コントロールバルブは、前記第二操作位置
入力手段が、入力される操作位置に応じた量の前記第二
コントロールバルブを操作する操作油を供給し、前記第
二コントロールバルブが、前記第二操作位置入力手段か
ら操作油を供給され、該供給される操作油の量に応じて
前記流通させる作動油の量を調整することによって、前
記流通させる作動油の量を前記第二操作位置入力手段に
入力される操作位置に応じて調整し、前記操作位置検出
手段は、前記第二操作位置入力手段から前記第二コント
ロールバルブに供給される操作油の圧力を検出し、該圧
力に応じた操作油圧信号を生成して出力することによ
り、前記第二操作位置入力手段に入力される操作位置を
検出し、該操作位置に応じた操作位置検出信号を生成し
て出力することを特徴とする。この構成により、汎用バ
ルブを操作するために操作レバーに入力された操作位置
を容易に検出することができ、電気・油圧サーボバルブ
と1つの汎用バルブを備え、同時に、複数の油圧モータ
のそれぞれを操作することが可能な油圧駆動装置を提供
することができる。
【0022】また、請求項13に記載の油圧駆動装置
は、前記供給油圧信号、前記駆動油圧信号、及び、前記
操作位置検出信号を入力され、入力された前記操作位置
検出信号に応じて、前記第二操作ユニットが前記第二油
圧モータを駆動回転させるか、又は、駆動回転を停止さ
せるか、を判断し、前記第二操作ユニットが前記第二油
圧モータの駆動回転を停止させるときは、前記供給油圧
信号及び前記駆動油圧信号に応じて前記第一油圧モータ
を駆動回転させるために必要な作動油の圧力を算出し、
前記作動油圧調整手段の設定圧力が前記第一油圧モータ
を駆動回転させるために必要な作動油の圧力より所定圧
力高い圧力になるように、前記作動油圧調整手段の設定
圧力を前記作動油圧調整手段に調整させる圧力調整信号
を生成し、前記第二操作ユニットが前記第二油圧モータ
を駆動回転させるときは、前記作動油圧調整手段の設定
圧力が所定圧力になるように、前記作動油圧調整手段の
設定圧力を前記作動油圧調整手段に調整させる圧力調整
信号を生成し、生成した前記圧力調整信号を前記作動油
圧調整手段に出力する圧力調整信号出力手段を備えたこ
とを特徴とする。この構成により、電気・油圧サーボバ
ルブに供給される作動油の圧力を補償することができ、
電気・油圧サーボバルブと1つの汎用バルブを備え、同
時に、複数の油圧モータのそれぞれを操作することが可
能な油圧駆動装置を提供することができる。
【0023】また、請求項14に記載の油圧駆動装置
は、作動油を供給する油圧ポンプと、前記油圧ポンプか
ら作動油を供給され、該供給される作動油によって駆動
回転させられる第一油圧モータと、前記第一油圧モータ
を駆動回転させる第一操作ユニットと、前記油圧ポンプ
から作動油を供給され、該供給される作動油によって駆
動回転させられる第二油圧モータと、前記第二油圧モー
タを駆動回転させる第二操作ユニットと、前記油圧ポン
プから作動油を供給され、該供給される作動油によって
駆動回転させられる少なくとも1つ以上の追加油圧モー
タと、前記追加油圧モータを駆動回転させる前記追加油
圧モータと同数の追加操作ユニットと、を備え、前記第
一操作ユニットが、任意の操作位置を入力され、該操作
位置に応じた操作位置信号を生成して出力する第一操作
位置入力手段と、前記操作位置信号を入力され、該操作
位置信号を演算処理して駆動信号に変換して出力する駆
動信号出力手段と、前記駆動信号を入力され、該駆動信
号に応じた回転速度で駆動回転する電動機と、前記油圧
ポンプから前記第一油圧モータに供給される作動油を流
通させ、該流通させる作動油の量を前記電動機及び前記
第一油圧モータの回転速度に応じて調整することによ
り、前記油圧ポンプから前記第一油圧モータに供給され
る作動油の量を調整する第一コントロールバルブと、を
備え、前記第一操作位置入力手段に入力される操作位置
に応じて、前記第一油圧モータを駆動回転させ、前記第
二操作ユニットが、任意の操作位置を入力される第二操
作位置入力手段と、前記油圧ポンプから前記第二油圧モ
ータに供給される作動油を流通させ、該流通させる作動
油の量を前記第二操作位置入力手段に入力される操作位
置に応じて調整することにより、前記油圧ポンプから前
記第二油圧モータに供給される作動油の量を調整する第
二コントロールバルブと、を備え、前記第二操作位置入
力手段に入力される操作位置に応じて、前記第二油圧モ
ータを駆動回転させ、前記追加操作ユニットが、それぞ
れ、任意の操作位置を入力される追加操作位置入力手段
と、前記油圧ポンプから前記追加油圧モータに供給され
る作動油を流通させ、該流通させる作動油の量を前記追
加操作位置入力手段に入力される操作位置に応じて調整
することにより、前記油圧ポンプから前記追加油圧モー
タに供給される作動油の量を調整する追加コントロール
バルブと、を備え、前記追加操作位置入力手段に入力さ
れる操作位置に応じて、前記追加油圧モータを駆動回転
させる油圧駆動装置において、前記油圧ポンプから前記
第一コントロールバルブに供給される作動油の圧力を検
出し、該圧力に応じた供給油圧信号を生成して出力する
供給油圧検出手段と、前記第一油圧モータを駆動回転さ
せる作動油の圧力を検出し、該圧力に応じた駆動油圧信
号を生成して出力する駆動油圧検出手段と、前記油圧ポ
ンプから作動油を供給され、該供給される作動油を流通
させることにより、前記油圧ポンプから前記第一コント
ロールバルブに供給される作動油の圧力を設定圧力以下
に調整する作動油圧調整手段と、前記油圧ポンプが供給
する作動油の流量を調整する供給油量調整手段と、前記
油圧ポンプから前記第二コントロールバルブに供給され
る作動油、及び、前記油圧ポンプから前記追加コントロ
ールバルブに供給される作動油を流通させ、該流通させ
る作動油の量を調整する作動油量調整手段と、それぞ
れ、前記第二操作位置入力手段及び前記追加操作位置入
力手段に入力される操作位置を検出し、該操作位置に応
じた操作位置検出信号を生成して出力する複数の操作位
置検出手段と、前記操作位置信号、及び、前記操作位置
検出信号を入力され、入力される前記操作位置検出信号
に応じて、前記第二操作ユニット及び前記追加操作ユニ
ットの少なくとも1つが前記第二油圧モータ及び前記追
加油圧モータの何れかを駆動回転させるか、又は、前記
第二操作ユニット及び前記追加操作ユニットの全てが、
それぞれ前記第二油圧モータ及び前記追加油圧モータの
駆動回転を停止させるか、を判断し、前記第二操作ユニ
ット及び前記追加操作ユニットの全てが、それぞれ前記
第二油圧モータ及び前記追加油圧モータの駆動回転を停
止させるときは、前記操作位置信号に応じて前記第一油
圧モータを駆動回転させるために必要な作動油の流量を
算出し、前記作動油量調整手段が流通させる作動油の量
が前記第一油圧モータを駆動回転させるために必要な作
動油の流量に対して所定量になるように、前記作動油量
調整手段に該作動油量調整手段が流通させる作動油の量
を調整させる作動油量調整信号を生成し、前記油圧ポン
プが供給する作動油の流量が前記第一油圧モータを駆動
回転させるために必要な作動油の流量より所定量多い量
になるように、前記供給油量調整手段に該油圧ポンプが
供給する作動油の流量を調整させる供給油量調整信号を
生成し、前記第二操作ユニット及び前記追加操作ユニッ
トの少なくとも1つが前記第二油圧モータ及び前記追加
油圧モータの何れかを駆動回転させるときは、前記作動
油量調整手段が作動油を自由に流通させることができる
ように、前記作動油量調整信号を生成し、前記油圧ポン
プが供給する作動油の流量が所定量になるように、前記
供給油量調整信号を生成し、生成した前記作動油量調整
信号を前記作動油量調整手段に出力し、生成した前記供
給油量調整信号を前記供給油量調整手段に出力する油量
調整信号出力手段と、を備え、前記第一コントロールバ
ルブ、前記作動油圧調整手段、及び、前記作動油量調整
手段が、該第一コントロールバルブ、該作動油圧調整手
段、及び、該作動油量調整手段に供給される作動油の圧
力が互いに等しくなるように配置されたことを特徴とす
る。この構成により、電気・油圧サーボバルブに供給さ
れる作動油の流量を補償することができ、電気・油圧サ
ーボバルブと少なくとも2つ以上の汎用バルブを備え、
同時に、複数の油圧モータのそれぞれを操作することが
可能な油圧駆動装置を提供することができる。
【0024】また、請求項15に記載の油圧駆動装置
は、前記追加コントロールバルブ及び前記第二コントロ
ールバルブが、該追加コントロールバルブ及び該第二コ
ントロールバルブに供給される作動油の圧力が互いに等
しくなるように配置されたことを特徴とする。この構成
により、同時に、電気・油圧サーボバルブを流通した作
動油によって駆動回転させされる油圧モータと、それぞ
れ複数の汎用バルブを流通した作動油によって駆動回転
させられる複数の油圧モータの全てと、をそれぞれ操作
することが可能な油圧駆動装置を提供することができ
る。
【0025】また、請求項16に記載の油圧駆動装置
は、前記追加コントロールバルブ及び前記第二コントロ
ールバルブが、前記追加コントロールバルブに供給され
る作動油が前記第二コントロールバルブを流通した作動
油であるように、配置されたことを特徴とする。この構
成により、同時に、電気・油圧サーボバルブを流通した
作動油によって駆動回転させされる油圧モータと、それ
ぞれ複数の汎用バルブを流通した作動油によって駆動回
転させられる複数の油圧モータの何れか1つと、をそれ
ぞれ操作することが可能な油圧駆動装置を提供すること
ができる。
【0026】また、請求項17に記載の油圧駆動装置
は、前記第二コントロールバルブ及び前記追加コントロ
ールバルブのそれぞれは、前記第二操作位置入力手段及
び前記追加操作位置入力手段が、入力される操作位置に
応じた量の前記第二コントロールバルブ及び前記追加コ
ントロールバルブを操作する操作油を供給し、前記第二
コントロールバルブ及び前記追加コントロールバルブ
が、前記第二操作位置入力手段及び前記追加操作位置入
力手段から操作油を供給され、該供給される操作油の量
に応じて前記流通させる作動油の量を調整することによ
って、前記流通させる作動油の量を前記第二操作位置入
力手段及び前記追加操作位置入力手段に入力される操作
位置に応じて調整し、前記操作位置検出手段のそれぞれ
は、前記第二操作位置入力手段及び前記追加操作位置入
力手段から前記第二コントロールバルブ及び前記追加コ
ントロールバルブに供給される操作油の圧力を検出し、
該圧力に応じた操作油圧信号を生成して出力することに
より、前記第二操作位置入力手段及び前記追加操作位置
入力手段に入力される操作位置を検出し、該操作位置に
応じた操作位置検出信号を生成して出力することを特徴
とする。この構成により、汎用バルブを操作するために
操作レバーに入力された操作位置を容易に検出すること
ができ、電気・油圧サーボバルブと少なくとも2つ以上
の汎用バルブを備え、同時に、複数の油圧モータのそれ
ぞれを操作することが可能な油圧駆動装置を提供するこ
とができる。
【0027】また、請求項18に記載の油圧駆動装置
は、前記供給油圧信号、前記駆動油圧信号、及び、前記
操作位置検出信号を入力され、入力された前記操作位置
検出信号に応じて、前記第二操作ユニット及び前記追加
操作ユニットの少なくとも1つが前記第二油圧モータ及
び前記追加油圧モータの何れかを駆動回転させるか、又
は、前記第二操作ユニット及び前記追加操作ユニットの
全てが、それぞれ前記第二油圧モータ及び前記追加油圧
モータの駆動回転を停止させるか、を判断し、前記第二
操作ユニット及び前記追加操作ユニットの全てが、それ
ぞれ前記第二油圧モータ及び前記追加油圧モータの駆動
回転を停止させるときは、前記供給油圧信号及び前記駆
動油圧信号に応じて前記第一油圧モータを駆動回転させ
るために必要な作動油の圧力を算出し、前記作動油圧調
整手段の設定圧力が前記第一油圧モータを駆動回転させ
るために必要な作動油の圧力より所定圧力高い圧力にな
るように、前記作動油圧調整手段の設定圧力を前記作動
油圧調整手段に調整させる圧力調整信号を生成し、前記
第二操作ユニット及び前記追加操作ユニットの少なくと
も1つが前記第二油圧モータ及び前記追加油圧モータの
何れかを駆動回転させるときは、前記作動油圧調整手段
の設定圧力が所定圧力になるように、前記作動油圧調整
手段の設定圧力を前記作動油圧調整手段に調整させる圧
力調整信号を生成し、生成した前記圧力調整信号を前記
作動油圧調整手段に出力する圧力調整信号出力手段を備
えたことを特徴とする。この構成により、電気・油圧サ
ーボバルブに供給される作動油の圧力を補償することが
でき、電気・油圧サーボバルブと少なくとも2つ以上の
汎用バルブを備え、同時に、複数の油圧モータのそれぞ
れを操作することが可能な油圧駆動装置を提供すること
ができる。
【0028】また、請求項19に記載の油圧駆動装置
は、前記作動油圧調整手段が、前記油圧ポンプから供給
される作動油を流通させることにより、前記油圧ポンプ
から前記第一コントロールバルブに供給される作動油の
圧力を設定圧力以下に調整するとともに、前記圧力調整
信号を入力され、該圧力調整信号に応じて設定圧力を調
整する電磁リリーフ弁から構成されたことを特徴とす
る。この構成により、電気・油圧サーボバルブに供給さ
れる作動油の圧力を容易に補償することができ、電気・
油圧サーボバルブと少なくとも1つ以上の汎用バルブを
備え、同時に、複数の油圧モータのそれぞれを操作する
ことが可能な油圧駆動装置を提供することができる。
【0029】また、請求項20に記載の油圧駆動装置
は、前記作動油圧調整手段が、前記油圧ポンプから供給
される作動油を流通させることにより、前記油圧ポンプ
から前記第一コントロールバルブに供給される作動油の
圧力を設定圧力以下に調整するメインリリーフ弁と、前
記圧力調整信号を入力され、該圧力調整信号に応じて設
定圧力を調整することにより前記メインリリーフ弁の設
定圧力を調整する電磁リリーフ弁と、から構成されたこ
とを特徴とする。この構成により、電気・油圧サーボバ
ルブに供給される作動油の圧力を容易に補償することが
でき、電気・油圧サーボバルブと少なくとも1つ以上の
汎用バルブを備え、同時に、複数の油圧モータのそれぞ
れを操作することが可能な油圧駆動装置を提供すること
ができる。
【0030】
〔第1実施形態〕
【0031】図1は本発明の第1実施形態に係る油圧駆
動装置100の油圧回路図である。
【0032】まず、本実施形態に係る油圧駆動装置10
0の構成について説明する。
【0033】図1において、油圧駆動装置100は、作
動油をタンク101から油路111を介して油路112
に供給する油圧ポンプ102を備えている。
【0034】また、油圧駆動装置100は、油圧ポンプ
102から油路112を介した後、油路113又は11
4の一方を介して作動油を供給され、該供給される作動
油によって駆動回転させられる第一油圧モータ201
と、油圧ポンプ102から油路112、118、11
9、120及び121を介した後、油路122又は12
3の一方を介して作動油を供給され、該供給される作動
油によって駆動回転させられる第二油圧モータ301
と、を備えている。
【0035】また、油圧駆動装置100は、任意の操作
位置を入力され、該操作位置に応じた操作位置信号を生
成して出力する第一操作位置入力手段としての第一操作
レバー210と、信号伝達路161を介して第一操作レ
バー210が出力する操作位置信号を入力され、該操作
位置信号を演算処理して駆動信号に変換して出力する駆
動信号出力手段としての駆動信号出力回路220Aと、
信号伝達路162を介して駆動信号出力回路220Aが
出力する駆動信号を入力され、該駆動信号に応じた回転
速度で駆動回転する電動機230と、油圧ポンプ102
から第一油圧モータ201に供給される作動油を流通さ
せ、該流通させる作動油の量を電動機230及び第一油
圧モータ201の回転速度に応じて調整することによ
り、油圧ポンプ102から第一油圧モータ201に供給
される作動油の量を調整する第一コントロールバルブ2
50と、を備え、第一操作レバー210に入力される操
作位置に応じて、第一油圧モータ201を駆動回転させ
る第一操作ユニット200を備えている。
【0036】ここで、第一油圧モータ201の駆動回転
は、減速機202によって減速されて負荷203に伝達
されるようになっている。また、上述したように、第一
コントロールバルブ250は、油圧ポンプ102から第
一油圧モータ201に供給される作動油を流通させ、該
流通させる作動油の量を電動機230及び第一油圧モー
タ201の回転速度に応じて調整することにより、油圧
ポンプ102から第一油圧モータ201に供給される作
動油の量を調整するようになっているが、より詳細に説
明すると、第一コントロールバルブ250は、電動機2
30の回転軸、及び、第一油圧モータ201の回転軸と
ネジ結合されていて、電動機230及び第一油圧モータ
201の回転速度に差が生じると、電動機230及び第
一油圧モータ201の回転速度が互いに等しくなるよう
に、流通させる作動油の量、即ち、油圧ポンプ102か
ら第一油圧モータ201に供給される作動油の量を調整
して、第一油圧モータ201を駆動回転させるようにな
っている。また、第一油圧モータ201を駆動回転させ
た作動油は、油路113又は114の他方を介した後、
再び第一コントロールバルブ250を介し、更に油路1
15を介して再びタンク101に供給されるようになっ
ている。
【0037】なお、第一コントロールバルブ250は電
気・油圧サーボバルブを構成している。
【0038】また、油圧駆動装置100は、任意の操作
位置を入力される第二操作位置入力手段としての第二操
作レバー310と、油圧ポンプ102から第二油圧モー
タ301に供給される作動油を流通させ、該流通させる
作動油の量を第二操作レバー310に入力される操作位
置に応じて調整することにより、油圧ポンプ102から
第二油圧モータ301に供給される作動油の量を調整す
る第二コントロールバルブ350と、を備え、第二操作
レバー310に入力される操作位置に応じて、第二油圧
モータ301を駆動回転させる第二操作ユニット300
を備えている。
【0039】ここで、油路120及び121は、逆止弁
170を介して連通されている。また、第二油圧モータ
301の駆動回転は、減速機302によって減速されて
負荷303に伝達されるようになっている。また、第二
油圧モータ301を駆動回転させた作動油は、油路12
2又は123の他方を介した後、再び第二コントロール
バルブ350を介し、更に油路124を介して再びタン
ク101に供給されるようになっていて、油路119を
流通する作動油のうち第二油圧モータ301に供給され
る作動油以外の作動油は、第二コントロールバルブ35
0及び油路125を介して再びタンク101に供給され
るようになっている。
【0040】なお、第二コントロールバルブ350は汎
用バルブを構成している。
【0041】また、油圧駆動装置100は、油圧ポンプ
102から第一コントロールバルブ250に供給される
作動油の圧力を検出し、該圧力に応じた供給油圧信号を
生成して出力する供給油圧検出手段としての圧力センサ
131と、第一油圧モータ201を駆動回転させる作動
油の圧力を検出し、該圧力に応じた駆動油圧信号を生成
して出力する駆動油圧検出手段としての圧力センサ13
2及び133と、を備えている。圧力センサ131、1
32及び133は、それぞれ油路112、113及び1
14を流通する作動油の圧力を検出するようになってい
る。
【0042】また、油圧駆動装置100は、油圧ポンプ
102から油路112及び116を介して作動油を供給
され、該供給される作動油を流通させることにより、油
圧ポンプ102から第一コントロールバルブ250に供
給される作動油の圧力を設定圧力以下に調整する第一作
動油圧調整手段としての圧力制御弁140と、油圧ポン
プ102から第二コントロールバルブ350に供給され
る作動油を流通させることにより、油圧ポンプ102か
ら第一コントロールバルブ250に供給される作動油の
圧力を設定圧力以下に調整する第二作動油圧調整手段と
しての圧力制御弁150と、信号伝達路161を介して
第一操作レバー210が出力する操作位置信号を入力さ
れ、図示していない信号伝達路を介して圧力センサ13
1が出力する供給油圧信号を入力され、図示していない
信号伝達路を介して圧力センサ132及び133が出力
する駆動油圧信号を入力され、入力された操作位置信号
に応じて第一操作ユニット200が第一油圧モータ20
1を駆動回転させるか、又は、第一操作ユニット200
が第一油圧モータ201の駆動回転を停止させるか、を
判断し、第一操作ユニット200が第一油圧モータ20
1を駆動回転させるときは、入力された供給油圧信号及
び駆動油圧信号に応じて第一油圧モータ201を駆動回
転させるために必要な作動油の圧力を算出し、圧力制御
弁150の設定圧力が第一油圧モータ201を駆動回転
させるために必要な作動油の圧力より所定圧力高い圧
力、例えば、本実施形態においては第一油圧モータ20
1を駆動回転させるために必要な作動油の圧力より20
kg/cm2高い圧力になるように、圧力制御弁150
の設定圧力を圧力制御弁150に調整させる圧力調整信
号を生成し、第一操作ユニット200が第一油圧モータ
201の駆動回転を停止させるときは、圧力制御弁15
0の設定圧力が、圧力制御弁150が作動油を自由に流
通させることができる圧力、例えば、本実施形態におい
ては0kg/cm2になるように、圧力制御弁150の
設定圧力を圧力制御弁150に調整させる圧力調整信号
を生成し、生成した圧力調整信号を、信号伝達路163
を介して圧力制御弁150に出力する圧力調整信号出力
手段としての圧力調整信号出力回路220Bと、を備え
ている。
【0043】ここで、圧力制御弁140を流通した作動
油は、油路117を介して再びタンク101に供給され
るようになっている。
【0044】また、圧力制御弁150は、油圧ポンプ1
02から供給される作動油を流通させることにより、油
圧ポンプ102から第一コントロールバルブ250に供
給される作動油の圧力を設定圧力以下に調整するメイン
リリーフ弁151と、信号伝達路163を介して圧力調
整信号を入力され、該圧力調整信号に応じて設定圧力を
調整することによりメインリリーフ弁151の設定圧力
を調整する電磁リリーフ弁152と、から構成されてい
る。
【0045】また、図1において示したように、第一コ
ントロールバルブ250、圧力制御弁140、及び、圧
力制御弁150は、供給される作動油の圧力が互いに等
しくなるように配置されている。
【0046】また、油圧駆動装置100は、油圧ポンプ
102が供給する作動油の流量を調整する供給油量調整
手段としてのポンプレギュレータ180と、第二操作レ
バー310に入力される操作位置を検出し、該操作位置
に応じた操作位置検出信号を生成して出力する操作位置
検出手段としての圧力センサ134と、信号伝達路16
1を介して第一操作レバー210が出力する操作位置信
号を入力されるとともに、図示していない信号伝達路を
介して圧力センサ134が出力する操作位置検出信号を
入力され、入力された操作位置検出信号に応じて、第二
操作ユニット300が第二油圧モータ301を駆動回転
させるか、又は、第二操作ユニット300が第二油圧モ
ータ301の駆動回転を停止させるか、を判断し、第二
操作ユニット300が第二油圧モータ301を駆動回転
させるときは、油圧ポンプ102が供給する作動油の流
量が所定流量、例えば、本実施形態においては油圧ポン
プ102の最大流量になるように、ポンプレギュレータ
180に油圧ポンプ102が供給する作動油の流量を調
整させる供給油量調整信号を生成し、第二操作ユニット
300が第二油圧モータ301の駆動回転を停止させる
ときは、信号伝達路161を介して入力される操作位置
信号に応じて第一油圧モータ201を駆動回転させるた
めに必要な作動油の流量を算出し、油圧ポンプ102が
供給する作動油の流量が第一油圧モータ201を駆動回
転させるために必要な作動油の流量より所定量多い量、
例えば、本実施形態においては第一油圧モータ201を
駆動回転させるために必要な作動油の流量の5%の量多
い量になるように、ポンプレギュレータ180に油圧ポ
ンプ102が供給する作動油の流量を調整させる供給油
量調整信号を生成し、生成した供給油量調整信号を信号
伝達路164を介してポンプレギュレータ180に出力
する供給油量調整信号出力手段としての供給油量調整信
号出力回路220Cと、を備えている。
【0047】また、駆動信号出力回路220A、圧力調
整信号出力回路220B又は供給油量調整信号出力回路
220Cは、制御ユニット220内に収納されている。
【0048】また、上述したように、第二コントロール
バルブ350は、流通させる作動油の量を第二操作レバ
ー310に入力される操作位置に応じて調整するように
なっているが、より詳細に説明すると、第二操作レバー
310は、入力される操作位置に応じた量の操作油を供
給するようになっていて、第二コントロールバルブ35
0は、操作油路311又は312を介して第二操作レバ
ー310から操作油を供給され、該供給される操作油の
量に応じて流通させる作動油の量を調整するようになっ
ている。
【0049】また、上述したように、圧力センサ134
は、第二操作レバー310に入力される操作位置を検出
するようになっているが、より詳細に説明すると、圧力
センサ134は、操作油路311又は312を流通する
操作油のうち圧力が高い方の圧力を検出することによっ
て、第二操作レバー310から第二コントロールバルブ
350に供給される操作油の圧力を検出し、第二操作レ
バー310から第二コントロールバルブ350に供給さ
れる操作油の圧力を検出することによって、第二操作レ
バー310から第二コントロールバルブ350に供給さ
れる操作油の圧力に比例した第二操作レバー310に入
力される操作位置を検出するようになっている。
【0050】次に、本実施形態に係る油圧駆動装置10
0の作用について説明する。
【0051】まず、第一操作ユニット200が第一油圧
モータ201を駆動回転させ、第二操作ユニット300
が第二油圧モータ301の駆動回転を停止させる場合
(以下、第一の場合という。)について説明する。
【0052】油圧ポンプ102は、作動油をタンク10
1から油路111を介して油路112に供給する。
【0053】第一の場合においては、第一操作ユニット
200は、第一操作レバー210に入力される操作位置
に応じて、第一油圧モータ201を駆動回転させる。以
下、第一操作ユニット200が、第一操作レバー210
に入力される操作位置に応じて、第一油圧モータ201
を駆動回転させる作用について説明する。
【0054】第一操作レバー210には任意の操作位置
が入力される。任意の操作位置を入力された第一操作レ
バー210は、入力された操作位置に応じた操作位置信
号を生成する。生成された操作位置信号は、第一操作レ
バー210によって信号伝達路161に出力され、信号
伝達路161を介して駆動信号出力回路220Aに入力
される。
【0055】駆動信号出力回路220Aは、入力された
操作位置信号を演算処理して駆動信号に変換する。変換
された駆動信号は、駆動信号出力回路220Aによって
信号伝達路162に出力され、信号伝達路162を介し
て電動機230に入力される。駆動信号を入力された電
動機230は、入力された駆動信号に応じた回転速度で
駆動回転する。ここで、第一コントロールバルブ250
は、上述したように、電動機230及び第一油圧モータ
201の回転速度に差が生じると、電動機230及び第
一油圧モータ201の回転速度が互いに等しくなるよう
に、流通させる作動油の量、即ち、油圧ポンプ102か
ら油路113又は114のうちの一方を介して第一油圧
モータ201に供給される作動油の量を調整して、第一
油圧モータ201を駆動回転させるようになっているの
で、第一油圧モータ201は、電動機230と実質的に
等しい回転速度で駆動回転する。第一油圧モータ201
が駆動回転すると、第一油圧モータ201の駆動回転
は、減速機202によって減速されて負荷203に伝達
される。
【0056】以上のようにして、第一操作ユニット20
0は、第一操作レバー210に入力される操作位置に応
じて、第一油圧モータ201を駆動回転させる。
【0057】また、第一油圧モータ201を駆動回転さ
せた作動油は、油路113又は114のうちの他方を介
した後、再び第一コントロールバルブ250を介し、更
に油路115を介して再びタンク101に供給される。
【0058】また、第一の場合においては、第二操作ユ
ニット300は第二油圧モータ301の駆動回転を停止
させるので、第二コントロールバルブ350は中立位置
であり、圧力制御弁150を流通した作動油は、油路1
19、第二コントロールバルブ350及び油路125を
介して再びタンク101に供給される。
【0059】また、第一の場合においては、油圧ポンプ
102が供給する作動油の流量は、第一油圧モータ20
1を駆動回転させるために必要な作動油の流量より5%
多い量にされる。以下、油圧ポンプ102が供給する作
動油の流量が、第一油圧モータ201を駆動回転させる
ために必要な作動油の流量より5%多い量にされる作用
について説明する。
【0060】操作位置信号は、第一操作レバー210か
ら信号伝達路161を介して供給油量調整信号出力回路
220Cに入力される。
【0061】また、圧力センサ131から出力された供
給油圧信号、及び、圧力センサ134から出力された操
作位置検出信号は、それぞれ、図示していない信号伝達
路を介して供給油量調整信号出力回路220Cに入力さ
れる。
【0062】供給油量調整信号出力回路220Cは、入
力された操作位置検出信号に応じて第二操作ユニット3
00が第二油圧モータ301の駆動回転を停止させると
いうことを判断し、入力された操作位置信号に応じて、
第一油圧モータ201を駆動回転させるために必要な作
動油の流量を算出する。即ち、第一油圧モータ201の
容量は予め判明しており、前述したように、第一油圧モ
ータ201の回転速度は、第一操作レバー210から出
力される操作位置信号に応じて決定されるので、供給油
量調整信号出力回路220Cは、予め判明している第一
油圧モータ201の容量と、操作位置信号から得られる
第一油圧モータ201の回転速度と、を互いに掛け合わ
せることで第一油圧モータ201を駆動回転させるため
に必要な作動油の流量を得る。そして、供給油量調整信
号出力回路220Cは、油圧ポンプ102が供給する作
動油の流量が、第一油圧モータ201を駆動回転させる
ために必要な作動油の流量より5%多い量になるよう
に、ポンプレギュレータ180に油圧ポンプ102が供
給する作動油の流量を調整させる供給油量調整信号を生
成する。
【0063】供給油量調整信号出力回路220Cによっ
て生成された供給油量調整信号は、供給油量調整信号出
力回路220Cによって信号伝達路164に出力され、
信号伝達路164を介してポンプレギュレータ180に
入力される。供給油量調整信号を入力されたポンプレギ
ュレータ180は、油圧ポンプ102が供給する作動油
の流量が、第一油圧モータ201を駆動回転させるため
に必要な作動油の流量より5%多い量になるように、油
圧ポンプ102が供給する作動油の流量を調整する。
【0064】以上のようにして、油圧ポンプ102が供
給する作動油の流量は、第一油圧モータ201を駆動回
転させるために必要な作動油の流量より5%多い量にさ
れる。
【0065】なお、第一の場合において、供給油量調整
信号出力回路220Cに入力された供給油圧信号は、供
給油量調整信号を生成するために供給油量調整信号出力
回路220Cによって使用されることはない。
【0066】また、第一の場合においては、油圧ポンプ
102から第一コントロールバルブ250に供給される
作動油の圧力は、第一油圧モータ201を駆動回転させ
るために必要な作動油の圧力より20kg/cm2高い
圧力以下の圧力にされる。以下、油圧ポンプ102から
第一コントロールバルブ250に供給される作動油の圧
力が、第一油圧モータ201を駆動回転させるために必
要な作動油の圧力より20kg/cm2高い圧力以下の
圧力にされる作用について説明する。
【0067】操作位置信号は、第一操作レバー210か
ら信号伝達路161を介して圧力調整信号出力回路22
0Bに入力される。
【0068】また、圧力センサ131は、油圧ポンプ1
02から第一コントロールバルブ250に供給される作
動油の圧力を検出し、該圧力に応じた供給油圧信号を生
成する。生成された供給油圧信号は、圧力センサ131
によって図示していない信号伝達路に出力され、該信号
伝達路を介して圧力調整信号出力回路220Bに入力さ
れる。
【0069】更に、圧力センサ132及び133は、第
一油圧モータ201を駆動回転させる作動油の圧力を検
出し、該圧力に応じた駆動油圧信号を生成する。生成さ
れた駆動油圧信号は、圧力センサ132及び133によ
って、それぞれ図示していない信号伝達路に出力され、
該信号伝達路を介して圧力調整信号出力回路220Bに
入力される。
【0070】圧力調整信号出力回路220Bは、入力さ
れた操作位置信号に応じて第一操作ユニット200が第
一油圧モータ201を駆動回転させるということを判断
し、入力された駆動油圧信号に応じて、第一油圧モータ
201を駆動回転させるために必要な作動油の圧力を算
出する。即ち、本実施形態においては、圧力調整信号出
力回路220Bは、圧力センサ132及び133のそれ
ぞれから駆動油圧信号を入力されるが、圧力調整信号出
力回路220Bは、入力された2つの駆動油圧信号から
得られる圧力のうち大きい方を、第一油圧モータ201
を駆動回転させるために必要な作動油の圧力であると判
断する。また、圧力調整信号出力回路220Bは、入力
された供給油圧信号から、油圧ポンプ102から第一コ
ントロールバルブ250に供給される作動油の圧力を得
る。そして、圧力調整信号出力回路220Bは、油圧ポ
ンプ102から第一コントロールバルブ250に供給さ
れる作動油の圧力が第一油圧モータ201を駆動回転さ
せるために必要な作動油の圧力より20kg/cm2
い圧力以下の圧力になるように、圧力制御弁150の設
定圧力を調整する圧力調整信号を生成する。
【0071】圧力調整信号出力回路220Bによって生
成された圧力調整信号は、圧力調整信号出力回路220
Bによって信号伝達路163に出力され、信号伝達路1
63を介して圧力制御弁150に入力される、即ち、圧
力調整信号は電磁リリーフ弁152に入力される。圧力
調整信号を入力された電磁リリーフ弁152は、入力さ
れた圧力調整信号に応じて設定圧力を調整することによ
りメインリリーフ弁151の設定圧力を、第一油圧モー
タ201を駆動回転させるために必要な作動油の圧力よ
り20kg/cm2高い圧力に調整し、メインリリーフ
弁151は、油圧ポンプ102から第一コントロールバ
ルブ250に供給される作動油の圧力を設定圧力以下の
圧力、即ち、第一油圧モータ201を駆動回転させるた
めに必要な作動油の圧力より20kg/cm2高い圧力
以下の圧力に調整する。
【0072】以上のようにして、油圧ポンプ102から
第一コントロールバルブ250に供給される作動油の圧
力は、第一油圧モータ201を駆動回転させるために必
要な作動油の圧力より20kg/cm2高い圧力以下の
圧力にされる。
【0073】また、圧力制御弁140の設定圧力は十分
に高く設定してあり、第一の場合においては、圧力制御
弁150の設定圧力が、圧力制御弁140の設定圧力よ
り高くなることは無く、作動油は圧力制御弁140を流
通することはない。
【0074】以上説明したように、第一の場合において
は、油圧ポンプ102が供給する作動油の流量は、第一
油圧モータ201を駆動回転させるために必要な作動油
の流量より5%多い量にされる。また、油圧ポンプ10
2から第一コントロールバルブ250に供給される作動
油の圧力は、第一油圧モータ201を駆動回転させるた
めに必要な作動油の圧力より20kg/cm2高い圧力
以下の圧力にされる。
【0075】次に、第一操作ユニット200が第一油圧
モータ201の駆動回転を停止させ、第二操作ユニット
300が第二油圧モータ301を駆動回転させる場合
(以下、第二の場合という。)について説明する。
【0076】油圧ポンプ102は、作動油をタンク10
1から油路111を介して油路112に供給する。
【0077】第二の場合においては、第一操作レバー2
10には第一油圧モータ201の駆動回転を停止させる
操作位置が入力される。第一操作レバー210に第一油
圧モータ201の駆動回転を停止させる操作位置が入力
されると、第一の場合と同様にして、駆動信号出力回路
220Aは駆動信号を電動機230に出力し、電動機2
30の駆動回転を停止させる。電動機230の駆動回転
が停止すると、上述したように第一油圧モータ201は
電動機230と実質的に等しい回転速度で駆動回転する
ので、第一油圧モータ201の駆動回転も停止する。
【0078】また、第二の場合においては、第二操作ユ
ニット300は、第二操作レバー310に入力される操
作位置に応じて、第二油圧モータ301を駆動回転させ
る。以下、第二操作ユニット300が、第二操作レバー
310に入力される操作位置に応じて、第二油圧モータ
301を駆動回転させる作用について説明する。
【0079】第二操作レバー310には任意の操作位置
が入力される。第二操作レバー310に操作位置が入力
されると、操作油路311又は312には、第二操作レ
バー310に入力された操作位置に応じて操作油が流通
するので、第二コントロールバルブ350は、操作油路
311又は312を流通する操作油に応じて、油路12
1から流通する作動油の量を調整する。第二コントロー
ルバルブ350を流通した作動油は、油路122又は1
23のうちの一方を流通し、第二油圧モータ301を駆
動回転させる。また、第二油圧モータ301が駆動回転
すると、第二油圧モータ301の駆動回転は、減速機3
02によって減速されて負荷303に伝達される。
【0080】以上のようにして、第二操作ユニット30
0は、第二操作レバー310に入力される操作位置に応
じて、第二油圧モータ301を駆動回転させる。
【0081】また、第二油圧モータ301を駆動回転さ
せた作動油は、油路122又は123の他方を流通した
後、第二コントロールバルブ350を流通し、更に油路
124を流通して再びタンク101に供給される。
【0082】また、第二の場合においては、油圧ポンプ
102から第二コントロールバルブ350に供給される
作動油の圧力は、圧力制御弁140の設定圧力以下の圧
力にされる。以下、油圧ポンプ102から第二コントロ
ールバルブ350に供給される作動油の圧力が、圧力制
御弁140の設定圧力以下の圧力にされる作用について
説明する。
【0083】圧力調整信号出力回路220Bには、第一
の場合において述べたように、操作位置信号、供給油圧
信号、及び、駆動油圧信号が入力される。
【0084】圧力調整信号出力回路220Bは、入力さ
れた操作位置信号から、第一操作ユニット200が第一
油圧モータ201の駆動回転を停止させるということを
判断し、圧力制御弁150の設定圧力を0kg/cm2
にする圧力調整信号を生成し、生成した圧力調整信号を
信号伝達路163を介して圧力制御弁150に入力す
る。
【0085】したがって、油圧ポンプ102から第一コ
ントロールバルブ250に供給される作動油の圧力、即
ち、油圧ポンプ102から第二コントロールバルブ35
0に供給される作動油の圧力は、圧力制御弁140の設
定圧力以下の圧力になる。
【0086】以上のようにして、油圧ポンプ102から
第二コントロールバルブ350に供給される作動油の圧
力は、圧力制御弁140の設定圧力以下の圧力になる。
【0087】なお、第二の場合において、圧力調整信号
出力回路220Bに入力された供給油圧信号及び駆動油
圧信号は、圧力調整信号を生成するために圧力調整信号
出力回路220Bによって使用されることはない。
【0088】また、圧力制御弁140を流通した作動油
は、油路117を介して再びタンク101に供給され
る。
【0089】また、第二の場合においては、油圧ポンプ
102が供給する作動油の流量は、油圧ポンプ102が
供給することができる最大流量にされる。以下、油圧ポ
ンプ102が供給する作動油の流量が、油圧ポンプ10
2が供給することができる最大流量にされる作用につい
て説明する。
【0090】供給油量調整信号出力回路220Cには、
第一の場合において述べたように、信号伝達路161を
介して操作位置信号が、それぞれ図示していない信号伝
達路を介して供給油圧信号及び操作位置検出信号が、入
力される。
【0091】供給油量調整信号出力回路220Cは、入
力された操作位置検出信号に応じて第二操作ユニット3
00が第二油圧モータ301を駆動回転させるというこ
とを判断し、入力された供給油圧信号に応じて油圧ポン
プ102が供給することができる最大流量を算出する。
即ち、供給油量調整信号出力回路220Cは、供給油圧
信号から得られる油圧ポンプ102から第一コントロー
ルバルブ250に供給される作動油の圧力と、油圧ポン
プ102を駆動するエンジンの馬力の制限と、から油圧
ポンプ102が供給することができる最大流量を算出す
る。そして、供給油量調整信号出力回路220Cは、油
圧ポンプ102が供給する作動油の流量が、油圧ポンプ
102が供給することができる最大流量になるように、
ポンプレギュレータ180に油圧ポンプ102が供給す
る作動油の流量を調整させる供給油量調整信号を生成す
る。
【0092】供給油量調整信号出力回路220Cによっ
て生成された供給油量調整信号は、供給油量調整信号出
力回路220Cによって信号伝達路164に出力され、
信号伝達路164を介してポンプレギュレータ180に
入力される。供給油量調整信号を入力されたポンプレギ
ュレータ180は、油圧ポンプ102が供給する作動油
の流量が、油圧ポンプ102が供給することができる最
大流量になるように、油圧ポンプ102が供給する作動
油の流量を調整する。
【0093】以上のようにして、油圧ポンプ102が供
給する作動油の流量は、油圧ポンプ102が供給するこ
とができる最大流量にされる。
【0094】なお、第二の場合において、供給油量調整
信号出力回路220Cに入力された操作位置信号は、供
給油量調整信号を生成するために供給油量調整信号出力
回路220Cによって使用されることはない。
【0095】以上説明したように、第二の場合において
は、油圧ポンプ102から第二コントロールバルブ35
0に供給される作動油の圧力は、圧力制御弁140の設
定圧力以下になる。また、油圧ポンプ102が供給する
作動油の流量は、油圧ポンプ102が供給することがで
きる最大流量にされる。
【0096】次に、第一操作ユニット200が第一油圧
モータ201を駆動回転させるとともに、第二操作ユニ
ット300が第二油圧モータ301を駆動回転させる場
合(以下、第三の場合という。)について説明する。
【0097】油圧ポンプ102は、作動油をタンク10
1から油路111を介して油路112に供給する。
【0098】第三の場合においては、第一の場合と同様
に、第一操作ユニット200は、第一操作レバー210
に入力される操作位置に応じて、第一油圧モータ201
を駆動回転させる。
【0099】また、第三の場合においては、第二の場合
と同様に、第二操作ユニット300は、第二操作レバー
310に入力される操作位置に応じて、第二油圧モータ
301を駆動回転させる。
【0100】また、第三の場合においては、油路119
中の作動油の圧力が圧力制御弁150の設定圧力より低
い場合、油路112を介して第一コントロールバルブ2
50に供給される作動油の圧力は、第一油圧モータ20
1を駆動回転させるために必要な作動油の圧力より20
kg/cm2高い圧力以下の圧力になり、油路119中
の作動油の圧力が圧力制御弁150の設定圧力より高い
場合、油路112を介して第一コントロールバルブ25
0に供給される作動油の圧力は、油路121を介して第
二コントロールバルブ350に供給される作動油の圧力
と実質的に等しい圧力、且つ、圧力制御弁140の設定
圧力以下の圧力になる。以下、詳細に説明する。
【0101】第三の場合においては、第一操作ユニット
200が第一油圧モータ201を駆動回転させるので、
圧力調整信号出力回路220Bによって、第一の場合と
同様に、圧力制御弁150の設定圧力は、第一油圧モー
タ201を駆動回転させるために必要な作動油の圧力よ
り20kg/cm2高い圧力にされる。すなわち、油圧
ポンプ102から第一コントロールバルブ250に供給
される作動油の圧力が、第一油圧モータ201を駆動回
転させるために必要な作動油の圧力より20kg/cm
2以上高いとき、圧力調整信号出力回路220Bは、圧
力制御弁150に流路を開かせ、油路118から油路1
19に作動油を流出させて、油圧ポンプ102から第一
コントロールバルブ250に供給される作動油の圧力を
下げようとする。
【0102】したがって、油路119中の作動油の圧力
が圧力制御弁150の設定圧力より低い場合、油路11
2を介して第一コントロールバルブ250に供給される
作動油の圧力は、圧力制御弁150の設定圧力以下の圧
力、即ち、第一油圧モータ201を駆動回転させるため
に必要な作動油の圧力より20kg/cm2高い圧力以
下の圧力になる。また、油路119中の作動油の圧力が
圧力制御弁150の設定圧力より高い場合、油路118
中の作動油の圧力と油路119中の作動油の圧力とは互
いに実質的に等しくなるので、油路112を介して第一
コントロールバルブ250に供給される作動油の圧力
は、油路121を介して第二コントロールバルブ350
に供給される作動油の圧力と実質的に等しい圧力、且
つ、圧力制御弁140の設定圧力以下の圧力になる。
【0103】また、第三の場合においては、第二操作ユ
ニット300が第二油圧モータ301を駆動回転させる
ので、供給油量調整信号出力回路220Cによって、第
二の場合と同様に、油圧ポンプ102が供給する作動油
の流量は、油圧ポンプ102が供給することができる最
大流量にされる。
【0104】以上説明したように、第三の場合において
は、油路119中の作動油の圧力が圧力制御弁150の
設定圧力より低い場合、油路112を介して第一コント
ロールバルブ250に供給される作動油の圧力は、第一
油圧モータ201を駆動回転させるために必要な作動油
の圧力より20kg/cm2高い圧力以下の圧力にな
り、油路119中の作動油の圧力が圧力制御弁150の
設定圧力より高い場合、油路112を介して第一コント
ロールバルブ250に供給される作動油の圧力は、油路
121を介して第二コントロールバルブ350に供給さ
れる作動油の圧力と実質的に等しい圧力、且つ、圧力制
御弁140の設定圧力以下の圧力になる。また、油圧ポ
ンプ102が供給する作動油の流量は、油圧ポンプ10
2が供給することができる最大流量にされる。
【0105】なお、本実施形態では、第一の場合及び第
三の場合において、圧力制御弁150の設定圧力を、第
一油圧モータ201を駆動回転させるために必要な作動
油の圧力より20kg/cm2高い圧力としたが、所定
圧力は、油圧ポンプ102の運転馬力を実質的に無駄に
しない範囲で20kg/cm2以外の圧力を設定しても
よい。また、第二の場合において、圧力制御弁150の
設定圧力を、0kg/cm2としたが、圧力制御弁15
0の設定圧力は、油路118中の作動油が油路119に
実質的に自由に流出することができる範囲で0kg/c
2以外の圧力を設定してもよい。
【0106】また、本実施形態では、第一の場合におい
て、油圧ポンプ102が供給する作動油の流量は、第一
油圧モータ201を駆動回転させるために必要な作動油
の流量より5%多い量にされるようにしたが、所定量
は、流量損失が実質的に少ない範囲で5%以外の量を設
定してもよい。また、第二の場合及び第三の場合におい
て、油圧ポンプ102が供給する作動油の流量は、油圧
ポンプ102が供給することができる最大流量にされる
ようにしたが、厳格に最大流量でなくても最大流量付近
の流量であればよいし、第二油圧モータ301を駆動回
転させる速度に応じた流量であればよい。
【0107】また、本実施形態では、汎用バルブとして
の第二コントロールバルブ350は、操作油によって位
置を移動されるようになっているが、第二操作レバー3
10に入力された操作位置に応じて位置を移動する構成
ならば、本実施形態で示したように操作油によって位置
を移動される構成でなくてもよい。
【0108】また、本実施形態では、操作位置検出手段
として圧力センサ134を用いたが、第二操作レバー3
10に入力された操作位置を検出できるものであれば、
圧力センサ134でなくてもよい。 〔第2実施形態〕
【0109】図2は本発明の第2実施形態に係る油圧駆
動装置100の油圧回路図である。
【0110】本実施形態に係る油圧駆動装置100の構
成は、第1実施形態に係る油圧駆動装置100の圧力制
御弁150がメインリリーフ弁151及び電磁リリーフ
弁152から構成されているのに対して、圧力制御弁1
50が電磁リリーフ弁153のみから構成されていると
いうことを除いて、第1実施形態に係る油圧駆動装置1
00の構成と同様である。
【0111】したがって、本実施形態に係る油圧駆動装
置100の作用は、第1実施形態に係る油圧駆動装置1
00と同様である。 〔第3実施形態〕
【0112】図3は本発明の第3実施形態に係る油圧駆
動装置100の油圧回路図である。
【0113】まず、本実施形態に係る油圧駆動装置10
0の構成について説明する。
【0114】本実施形態に係る油圧駆動装置100の構
成は、第1実施形態に係る油圧駆動装置100の構成と
以下に述べる構成を除いて同様である。
【0115】本実施形態に係る油圧駆動装置100は、
油路125とタンク101との間に、油圧ポンプ102
から油路112、118、119、第二コントロールバ
ルブ350、油路125、181及び182を介した
後、油路183又は184を介して作動油を供給され、
該供給される作動油によって駆動回転させられる追加油
圧モータ401と、を備えている。
【0116】また、本実施形態に係る油圧駆動装置10
0は、任意の操作位置を入力される追加操作位置入力手
段としての追加操作レバー410と、油圧ポンプ102
から追加油圧モータ401に供給される作動油を流通さ
せ、該流通させる作動油の量を追加操作レバー410に
入力される操作位置に応じて調整することにより、油圧
ポンプ102から追加油圧モータ401に供給される作
動油の量を調整する追加コントロールバルブ450と、
を備え、追加操作レバー410に入力される操作位置に
応じて、追加油圧モータ401を駆動回転させる追加操
作ユニット400を備えている。
【0117】ここで、油路181及び182は、逆止弁
171を介して連通されている。また、追加油圧モータ
401の駆動回転は、減速機402によって減速されて
負荷403に伝達されるようになっている。また、追加
油圧モータ401を駆動回転させた作動油は、油路18
3又は184を介した後、再び追加コントロールバルブ
450を介し、更に油路185を介して再びタンク10
1に供給されるようになっていて、油路125を流通す
る作動油のうち追加油圧モータ401に供給される作動
油以外の作動油は、追加コントロールバルブ450及び
油路186を介して再びタンク101に供給されるよう
になっている。
【0118】なお、追加コントロールバルブ450は汎
用バルブを構成している。
【0119】また、追加コントロールバルブ450は、
流通させる作動油の量を追加操作レバー410に入力さ
れる操作位置に応じて調整するようになっているが、よ
り詳細に説明すると、追加操作レバー410は、入力さ
れる操作位置に応じた量の操作油を供給するようになっ
ていて、追加コントロールバルブ450は、操作油路4
11又は412を介して追加操作レバー410から操作
油を供給され、該供給される操作油の量に応じて前記流
通させる作動油の量を調整するようになっている。
【0120】また、操作位置検出手段としての圧力セン
サ135は、追加操作レバー410に入力される操作位
置を検出するようになっているが、より詳細に説明する
と、圧力センサ135は、操作油路411又は412を
流通する操作油のうち圧力が高い方の圧力を検出するこ
とによって、追加操作レバー410から追加コントロー
ルバルブ450に供給される操作油の圧力を検出するよ
うになっている。
【0121】また、第1実施形態においては、供給油量
調整信号出力回路220Cが、入力された操作位置検出
信号から第二操作ユニット300が第二油圧モータ30
1の駆動回転を停止させるということを判断するように
していたのに代えて、本実施形態においては、供給油量
調整信号出力回路220Cが、入力された各操作位置検
出信号から第二操作ユニット300及び追加操作ユニッ
ト400がそれぞれ第二油圧モータ301及び追加油圧
モータ401の駆動回転を停止させるということを判断
するようにしている。また、同様にして、第1実施形態
においては、供給油量調整信号出力回路220Cが、入
力された操作位置検出信号から第二操作ユニット300
が第二油圧モータ301を駆動回転させるということを
判断するようにしていたのに代えて、本実施形態におい
ては、供給油量調整信号出力回路220Cが、入力され
た各操作位置検出信号から第二操作ユニット300及び
追加操作ユニット400の何れか一方が第二油圧モータ
301及び追加油圧モータ401のうち一方を駆動回転
させるということを判断するようにしている。
【0122】したがって、本実施形態に係る油圧駆動装
置100の作用は、追加油圧モータ401を操作するこ
とができるということを除いて、第1実施形態に係る油
圧駆動装置100の作用と概ね同様である。
【0123】なお、本実施形態に係る油圧駆動装置10
0においては、第二油圧モータ301及び追加油圧モー
タ401を、同時に操作することはできない。 〔第4実施形態〕
【0124】図4は本発明の第4実施形態に係る油圧駆
動装置100の油圧回路図である。
【0125】まず、本実施形態に係る油圧駆動装置10
0の構成について説明する。
【0126】本実施形態に係る油圧駆動装置100の構
成は、第3実施形態に係る油圧駆動装置100の油路1
81が油路125と連通しているのに対し、本実施形態
に係る油圧駆動装置100の油路181は油路119と
連通しているという構成を除いて、第3実施形態に係る
油圧駆動装置100の構成と概ね同様である。
【0127】次に、本実施形態に係る油圧駆動装置10
0の作用について説明する。
【0128】本実施形態に係る油圧駆動装置100の作
用は、本実施形態に係る油圧駆動装置100において
は、第二油圧モータ301及び追加油圧モータ401
は、同時に操作することができるという作用を除いて、
第3実施形態に係る油圧駆動装置100の作用と概ね同
様である。 〔第5実施形態〕
【0129】図5は本発明の第5実施形態に係る油圧駆
動装置100の油圧回路図である。
【0130】まず、本実施形態に係る油圧駆動装置10
0の構成について説明する。
【0131】本実施形態に係る油圧駆動装置100の構
成は、第1実施形態に係る油圧駆動装置100の構成と
以下に述べる構成を除いて概ね同様である。
【0132】第1実施形態においては、油路118及び
油路119は、圧力制御弁150を介して連通されてい
るのに対し、本実施形態においては、油路118及び油
路119は、油圧ポンプ102から第二コントロールバ
ルブ350に供給される作動油を流通させ、該流通させ
る作動油の量を調整する作動油量調整手段としての流量
調整弁190を介して連通されている。
【0133】また、第1実施形態に係る油圧駆動装置1
00が圧力調整信号出力回路220B及び供給油量調整
信号出力回路220Cを備えているのに対し、本実施形
態に係る油圧駆動装置100は、第一操作レバー210
が出力する操作位置信号を入力され、該操作位置信号に
応じて、流量調整弁190に該流量調整弁190が流通
させる作動油の量を調整させる作動油量調整信号、及
び、ポンプレギュレータ180に油圧ポンプ102が供
給する作動油の流量を調整させる供給油量調整信号を生
成し、生成した作動油量調整信号を流量調整弁190に
出力し、生成した供給油量調整信号をポンプレギュレー
タ180に出力する油量調整信号出力手段としての油量
調整信号出力回路220Dを備えている。また、本実施
形態に係る油圧駆動装置100においては、駆動信号出
力回路220A及び油量調整信号出力回路220Dは、
制御ユニット220内に収納されている。
【0134】また、圧力制御弁140は、油圧ポンプ1
02から作動油を供給され、該供給される作動油を流通
させることにより、油圧ポンプ102から第一コントロ
ールバルブ250に供給される作動油の圧力を設定圧力
以下に調整する作動油圧調整手段を構成している。
【0135】次に、本実施形態に係る油圧駆動装置10
0の作用について説明する。
【0136】まず、第一操作ユニット200が第一油圧
モータ201を駆動回転させ、第二操作ユニット300
が第二油圧モータ301の駆動回転を停止させる場合
(以下、第一の場合という。)について説明する。
【0137】第一の場合においては、第1実施形態と同
様にして、第一油圧モータ201は、第一操作ユニット
200によって駆動回転させられ、第二油圧モータ30
1は、第二操作ユニット300によって駆動回転を停止
させられる。
【0138】また、第一の場合においては、油圧ポンプ
102から第一コントロールバルブ250に供給される
作動油の圧力は、圧力制御弁140によって、圧力制御
弁140の設定圧力以下に制御され、圧力制御弁140
を流通した作動油は、油路117を介して再びタンク1
01に供給される。
【0139】また、第一の場合においては、油圧ポンプ
102が供給する作動油の流量は、第一油圧モータ20
1を駆動回転させるために必要な作動油の流量より5%
多い量にされ、流量調整弁190が流通させる作動油の
流量は、第一油圧モータ201を駆動回転させるために
必要な作動油の流量の5%の量にされる。以下、油圧ポ
ンプ102が供給する作動油の流量は、第一油圧モータ
201を駆動回転させるために必要な作動油の流量より
5%多い量にされ、流量調整弁190が流通させる作動
油の流量は、第一油圧モータ201を駆動回転させるた
めに必要な作動油の流量の5%の量にされる作用につい
て説明する。
【0140】操作位置信号は、第一操作レバー210か
ら信号伝達路161を介して油量調整信号出力回路22
0Dに入力される。
【0141】また、圧力センサ131から出力された供
給油圧信号、及び、圧力センサ134から出力された操
作位置検出信号は、図示していない信号伝達路を介して
油量調整信号出力回路220Dに入力される。
【0142】油量調整信号出力回路220Dは、入力さ
れた操作位置検出信号に応じて第二操作ユニット300
が第二油圧モータ301の駆動回転を停止させるという
ことを判断し、第1実施形態の供給油量調整信号出力回
路220Cと同様にして、入力された操作位置信号に応
じて、第一油圧モータ201を駆動回転させるために必
要な作動油の流量を算出する。そして、油量調整信号出
力回路220Dは、油圧ポンプ102が供給する作動油
の流量が、第一油圧モータ201を駆動回転させるため
に必要な作動油の流量より5%多い量になるように、ポ
ンプレギュレータ180に油圧ポンプ102が供給する
作動油の流量を調整させる供給油量調整信号を生成し、
流量調整弁190が流通させる作動油の流量が、第一油
圧モータ201を駆動回転させるために必要な作動油の
流量の5%の量になるように、流量調整弁190に流通
させる作動油の流量を調整させる作動油量調整信号を生
成する。
【0143】油量調整信号出力回路220Dによって生
成された供給油量調整信号は、油量調整信号出力回路2
20Dによって信号伝達路164に出力され、信号伝達
路164を介してポンプレギュレータ180に入力され
る。供給油量調整信号を入力されたポンプレギュレータ
180は、油圧ポンプ102が供給する作動油の流量
が、第一油圧モータ201を駆動回転させるために必要
な作動油の流量より5%多い量になるように、油圧ポン
プ102が供給する作動油の流量を調整する。
【0144】また、油量調整信号出力回路220Dによ
って生成された作動油量調整信号は、油量調整信号出力
回路220Dによって信号伝達路163に出力され、信
号伝達路163を介して流量調整弁190に入力され
る。作動油量調整信号を入力された流量調整弁190
は、流量調整弁190を流通する作動油の流量が、第一
油圧モータ201を駆動回転させるために必要な作動油
の流量の5%の量になるように、流通させる作動油の流
量を調整する。
【0145】以上のようにして、油圧ポンプ102が供
給する作動油の流量は、第一油圧モータ201を駆動回
転させるために必要な作動油の流量より5%多い量にさ
れ、流量調整弁190が流通させる作動油の流量は、第
一油圧モータ201を駆動回転させるために必要な作動
油の流量の5%の量にされる。
【0146】なお、第一の場合において、油量調整信号
出力回路220Dに入力された供給油圧信号は、供給油
量調整信号及び作動油量調整信号を生成するために油量
調整信号出力回路220Dによって使用されることはな
い。
【0147】以上説明したように、第一の場合において
は、油圧ポンプ102が供給する作動油の流量は、第一
油圧モータ201を駆動回転させるために必要な作動油
の流量より5%多い量にされ、流量調整弁190が流通
させる作動油の流量は、第一油圧モータ201を駆動回
転させるために必要な作動油の流量の5%の量にされる
ので、第一油圧モータ201に第一油圧モータ201を
駆動回転させるために必要な量の作動油を供給すること
ができる。
【0148】次に、第一操作ユニット200が第一油圧
モータ201の駆動回転を停止させ、第二操作ユニット
300が第二油圧モータ301を駆動回転させる場合
(以下、第二の場合という。)について説明する。
【0149】第二の場合においては、第1実施形態と同
様にして、第一油圧モータ201は、第一操作ユニット
200によって駆動回転を停止させられ、第二油圧モー
タ301は、第二操作ユニット300によって駆動回転
させられる。
【0150】また、第二の場合においては、第一の場合
と同様にして、油圧ポンプ102から第一コントロール
バルブ250に供給される作動油の圧力は、圧力制御弁
140によって、圧力制御弁140の設定圧力以下に制
御される。
【0151】また、第二の場合においては、油圧ポンプ
102が供給する作動油の流量は、油圧ポンプ102が
供給することができる最大流量にされ、流量調整弁19
0は作動油を自由に流通させるようにされる。以下、油
圧ポンプ102が供給する作動油の流量は、油圧ポンプ
102が供給することができる最大流量にされ、流量調
整弁190は作動油を自由に流通させるようにされる作
用について説明する。
【0152】油量調整信号出力回路220Dには、第一
の場合において述べたように、信号伝達路161を介し
て操作位置信号が、それぞれ図示していない信号伝達路
を介して供給油圧信号及び操作位置検出信号が、入力さ
れる。
【0153】油量調整信号出力回路220Dは、入力さ
れた操作位置信号に応じて第一操作ユニット200が第
一油圧モータ201の駆動回転を停止させるということ
を判断し、第1実施形態の供給油量調整信号出力回路2
20Cと同様にして、入力された供給油圧信号に応じて
油圧ポンプ102が供給することができる最大流量を算
出する。そして、油量調整信号出力回路220Dは、油
圧ポンプ102が供給する作動油の流量が、油圧ポンプ
102が供給することができる最大流量になるように、
ポンプレギュレータ180に油圧ポンプ102が供給す
る作動油の流量を調整させる供給油量調整信号を生成
し、流量調整弁190を介して油路118から油路11
9に流通する作動油が流量調整弁190を自由に流通す
ることができるように、流量調整弁190に流量調整弁
190を流通させる作動油の流量を調整させる作動油量
調整信号を生成する。
【0154】油量調整信号出力回路220Dによって生
成された供給油量調整信号は、油量調整信号出力回路2
20Dによって信号伝達路164に出力され、信号伝達
路164を介してポンプレギュレータ180に入力され
る。供給油量調整信号を入力されたポンプレギュレータ
180は、油圧ポンプ102が供給する作動油の流量
が、油圧ポンプ102が供給することができる最大流量
になるように、油圧ポンプ102が供給する作動油の流
量を調整する。
【0155】また、油量調整信号出力回路220Dによ
って生成された作動油量調整信号は、油量調整信号出力
回路220Dによって信号伝達路163に出力され、信
号伝達路163を介して流量調整弁190に入力され
る。作動油量調整信号を入力された流量調整弁190
は、流量調整弁190を介して油路118から油路11
9に流通する作動油が流量調整弁190を自由に流通す
ることができるように、流量調整弁190を流通させる
作動油の流量を調整する。
【0156】以上のようにして、油圧ポンプ102が供
給する作動油の流量は、油圧ポンプ102が供給するこ
とができる最大流量にされ、流量調整弁190は作動油
を自由に流通させるようにされる。
【0157】なお、第二の場合において、油量調整信号
出力回路220Dに入力された操作位置信号は、供給油
量調整信号を生成するために油量調整信号出力回路22
0Dによって使用されることはない。
【0158】以上説明したように、第二の場合において
は、油圧ポンプ102が供給する作動油の流量は、油圧
ポンプ102が供給することができる最大流量にされ、
流量調整弁190は作動油を自由に流通させるようにさ
れるので、第二油圧モータ301には、油圧ポンプ10
2が供給することができる最大流量が供給される。
【0159】次に、第一操作ユニット200が第一油圧
モータ201を駆動回転させるとともに、第二操作ユニ
ット300が第二油圧モータ301を駆動回転させる場
合(以下、第三の場合という。)について説明する。
【0160】第三の場合においては、第一操作ユニット
200は、第一操作レバー210に入力される操作位置
に応じて、第一油圧モータ201を駆動回転させ、第二
操作ユニット300は、第二操作レバー310に入力さ
れる操作位置に応じて、第二油圧モータ301を駆動回
転させる。
【0161】また、第三の場合においては、第一の場合
と同様にして、油圧ポンプ102から第一コントロール
バルブ250に供給される作動油の圧力は、圧力制御弁
140によって、圧力制御弁140の設定圧力以下に制
御される。
【0162】また、第三の場合においては、第二操作ユ
ニット300が第二油圧モータ301を駆動回転させる
ので、油量調整信号出力回路220Dによって、第二の
場合と同様に、油圧ポンプ102が供給する作動油の流
量は、油圧ポンプ102が供給することができる最大流
量にされる。
【0163】以上説明したように、第三の場合において
は、油圧ポンプ102が供給する作動油の流量は、油圧
ポンプ102が供給することができる最大流量にされ、
流量調整弁190は作動油を自由に流通させるようにさ
れるので、第二油圧モータ301には、油圧ポンプ10
2が供給することができる最大流量が供給される。
【0164】なお、本実施形態では、第一の場合におい
て、油圧ポンプ102が供給する作動油の流量は、第一
油圧モータ201を駆動回転させるために必要な作動油
の流量より5%多い量にされ、流量調整弁190が流通
させる作動油の流量は、第一油圧モータ201を駆動回
転させるために必要な作動油の流量の5%の量にされる
ようにしたが、所定量は、流量損失が実質的に少ない範
囲でそれぞれ5%以外の量を設定してもよい。また、第
二の場合及び第三の場合において、油圧ポンプ102が
供給する作動油の流量は、油圧ポンプ102が供給する
ことができる最大流量にされるようにしたが、厳格に最
大流量でなくても最大流量付近の流量であればよい。
【0165】また、本実施形態においては、第1実施形
態に対する第3実施形態又は第4実施形態のように、第
二油圧モータ301及び第二操作ユニット300に加え
て追加油圧モータ及び追加操作ユニットを備えてもよ
い。 〔第6実施形態〕
【0166】図6は本発明の第6実施形態に係る油圧駆
動装置100の油圧回路図である。
【0167】まず、本実施形態に係る油圧駆動装置10
0の構成について説明する。
【0168】本実施形態に係る油圧駆動装置100の構
成は、以下に述べる構成を除いて、第5実施形態に係る
油圧駆動装置100の構成と同様である。
【0169】本実施形態に係る油圧駆動装置100にお
いては、圧力制御弁140は電磁リリーフ弁141から
構成されている。
【0170】また、本実施形態に係る油圧駆動装置10
0は、圧力センサ131から図示していない信号伝達路
を介して供給油圧信号を入力され、圧力センサ132及
び圧力センサ133から図示していない信号伝達路を介
して駆動油圧信号を入力され、第一操作レバー210か
ら信号伝達路161を介して操作位置信号を入力され、
圧力センサ134から図示していない信号伝達路を介し
て操作位置検出信号を入力され、入力された操作位置検
出信号に応じて、第二操作ユニット300が第二油圧モ
ータ301を駆動回転させるか、又は、駆動回転を停止
させるか、を判断し、第二操作ユニットが第二油圧モー
タ301の駆動回転を停止させるときは、入力された供
給油圧信号及び駆動油圧信号に応じて第一油圧モータ2
01を駆動回転させるために必要な作動油の圧力を算出
し、圧力制御弁140の設定圧力が、第一油圧モータ2
01を駆動回転させるために必要な作動油の圧力より所
定圧力高い圧力、例えば、本実施形態においては、第一
油圧モータ201を駆動回転させるために必要な作動油
の圧力より20kg/cm2高い圧力になるように、圧
力制御弁140の設定圧力を圧力制御弁140に調整さ
せる圧力調整信号を生成し、第二操作ユニット300が
第二油圧モータ301を駆動回転させるときは、圧力制
御弁140の設定圧力が所定圧力、例えば、本実施形態
においては、350kg/cm2になるように、圧力制
御弁140の設定圧力を圧力制御弁140に調整させる
圧力調整信号を生成し、生成した圧力調整信号を圧力制
御弁140に出力する圧力調整信号出力手段としての圧
力調整信号出力回路220Eを備えている。
【0171】また、第5実施形態に係る油圧駆動装置1
00が、流量調整弁190を備えているのに対し、本実
施形態に係る油圧駆動装置100は、第5実施形態に係
る油圧駆動装置100の流量調整弁190に比べて、作
動油の流通をより完全に停止させることができる流量調
整弁191を備えている。
【0172】次に、本実施形態に係る油圧駆動装置10
0の作用について説明する。
【0173】本実施形態に係る油圧駆動装置100の作
用は、以下に述べる作用を除いて、第5実施形態に係る
油圧駆動装置100の作用と同様である。
【0174】まず、第一の場合について説明する。
【0175】第一の場合においては、第5実施形態で
は、流量調整弁190が流通させる作動油の流量は、油
量調整信号出力回路220Dによって、第一油圧モータ
201を駆動回転させるために必要な作動油の流量の5
%の量にされるが、本実施形態では、流量調整弁191
は、油量調整信号出力回路220Dによって、作動油の
流通を停止させるようにされる。
【0176】また、第一の場合においては、油圧ポンプ
102から第一コントロールバルブ250に供給される
作動油の圧力は、第一油圧モータ201を駆動回転させ
るために必要な作動油の圧力より20kg/cm2高い
圧力以下の圧力にされる。以下、油圧ポンプ102から
第一コントロールバルブ250に供給される作動油の圧
力が、第一油圧モータ201を駆動回転させるために必
要な作動油の圧力より20kg/cm2高い圧力以下の
圧力にされる作用について説明する。
【0177】操作位置信号は、第一操作レバー210か
ら信号伝達路161を介して圧力調整信号出力回路22
0Eに入力される。また、操作位置検出信号は、圧力セ
ンサ134から図示していない信号伝達路を介して圧力
調整信号出力回路220Eに入力される。また、供給油
圧信号は、圧力センサ131から図示していない信号伝
達路を介して圧力調整信号出力回路220Eに入力され
る。更に、駆動油圧信号は、圧力センサ132及び13
3から、それぞれ図示していない信号伝達路を介して圧
力調整信号出力回路220Eに入力される。
【0178】圧力調整信号出力回路220Eは、入力さ
れた操作位置信号及び操作位置検出信号に応じて、第二
操作ユニット300が第二油圧モータ301の駆動回転
を停止させるということを判断し、第1実施形態に係る
圧力調整信号出力回路220Bの第一の場合と同様にし
て、入力された供給油圧信号及び駆動油圧信号に応じて
第一油圧モータ201を駆動回転させるために必要な作
動油の圧力を算出する。そして、圧力制御弁140の設
定圧力が第一油圧モータ201を駆動回転させるために
必要な作動油の圧力より20kg/cm2高い圧力にな
るように、圧力制御弁140の設定圧力を圧力制御弁1
40に調整させる圧力調整信号を生成する。
【0179】圧力調整信号出力回路220Eによって生
成された圧力調整信号は、圧力調整信号出力回路220
Eによって信号伝達路165に出力され、信号伝達路1
65を介して圧力制御弁140に入力される、即ち、圧
力調整信号は電磁リリーフ弁141に入力される。圧力
調整信号を入力された電磁リリーフ弁141は、入力さ
れた圧力調整信号に応じて設定圧力を調整し、油圧ポン
プ102から第一コントロールバルブ250に供給され
る作動油の圧力を設定圧力以下に調整する。
【0180】以上のようにして、第一の場合において
は、油圧ポンプ102から第一コントロールバルブ25
0に供給される作動油の圧力は、第一油圧モータ201
を駆動回転させるために必要な作動油の圧力より20k
g/cm2高い圧力以下の圧力にされる。
【0181】次に、第二の場合及び第三の場合について
説明する。
【0182】また、第二の場合及び第三の場合において
は、油圧ポンプ102から第一コントロールバルブ25
0に供給される作動油の圧力は、350kg/cm2
下の圧力になる。以下、油圧ポンプ102から第一コン
トロールバルブ250に供給される作動油の圧力が、3
50kg/cm2以下の圧力になる作用について説明す
る。
【0183】圧力調整信号出力回路220Eには、第一
の場合において述べたように、操作位置信号、操作位置
検出信号、供給油圧信号、及び、駆動油圧信号が入力さ
れる。
【0184】圧力調整信号出力回路220Eは、入力さ
れた操作位置信号から、第二操作ユニット300が第二
油圧モータ301を駆動回転させるということを判断
し、圧力制御弁140の設定圧力を350kg/cm2
にする圧力調整信号を生成し、生成した圧力調整信号を
信号伝達路165を介して圧力制御弁140に入力す
る。
【0185】したがって、第二の場合及び第三の場合に
おいては、油圧ポンプ102から第一コントロールバル
ブ250に供給される作動油の圧力、即ち、油圧ポンプ
102から第二コントロールバルブ350に供給される
作動油の圧力は、圧力制御弁140の設定圧力、即ち、
350kg/cm2以下の圧力になる。
【0186】なお、本実施形態では、第一の場合におい
て、圧力制御弁140の設定圧力を、第一油圧モータ2
01を駆動回転させるために必要な作動油の圧力より2
0kg/cm2高い圧力としたが、所定圧力は、油圧ポ
ンプ102の運転馬力を実質的に無駄にしない範囲で2
0kg/cm2以外の圧力を設定してもよい。また、第
二の場合及び第三の場合において、圧力制御弁140の
設定圧力を、350kg/cm2としたが、圧力制御弁
140の設定圧力は、第一油圧モータ201を駆動回転
させるために必要な作動油の圧力より実質的に充分大き
ければ350kg/cm2以外の圧力を設定してもよ
い。 〔第7実施形態〕
【0187】図7は本発明の第7実施形態に係る油圧駆
動装置100の油圧回路図である。
【0188】本実施形態に係る油圧駆動装置100の構
成は、第6実施形態に係る油圧駆動装置100の圧力制
御弁140が電磁リリーフ弁141から構成されている
のに対して、本実施形態に係る油圧駆動装置100の圧
力制御弁140はメインリリーフ弁142及び電磁リリ
ーフ弁143から構成されているということを除いて、
第6実施形態に係る油圧駆動装置100の構成と同様で
ある。
【0189】したがって、本実施形態に係る油圧駆動装
置100の作用は、第6実施形態に係る油圧駆動装置1
00と概ね同様である。 〔第8実施形態〕
【0190】図8は本発明の第8実施形態に係る油圧駆
動装置100の油圧回路図である。
【0191】まず、本実施形態に係る油圧駆動装置10
0の構成について説明する。
【0192】本実施形態に係る油圧駆動装置100の構
成は、第5実施形態に係る油圧駆動装置100の構成と
以下に述べる構成を除いて同様である。
【0193】本実施形態に係る油圧駆動装置100は、
油路125とタンク101との間に、油圧ポンプ102
から油路112、118、119、第二コントロールバ
ルブ350、油路125、181及び182を介した
後、油路183又は184を介して作動油を供給され、
該供給される作動油によって駆動回転させられる追加油
圧モータ401と、を備えている。
【0194】また、本実施形態に係る油圧駆動装置10
0は、任意の操作位置を入力される追加操作位置入力手
段としての追加操作レバー410と、油圧ポンプ102
から追加油圧モータ401に供給される作動油を流通さ
せ、該流通させる作動油の量を追加操作レバー410に
入力される操作位置に応じて調整することにより、油圧
ポンプ102から追加油圧モータ401に供給される作
動油の量を調整する追加コントロールバルブ450と、
を備え、追加操作レバー410に入力される操作位置に
応じて、追加油圧モータ401を駆動回転させる追加操
作ユニット400を備えている。
【0195】ここで、油路181及び182は、逆止弁
171を介して連通されている。また、追加油圧モータ
401の駆動回転は、減速機402によって減速されて
負荷403に伝達されるようになっている。また、追加
油圧モータ401を駆動回転させた作動油は、油路18
3又は184を介した後、再び追加コントロールバルブ
450を介し、更に油路185を介して再びタンク10
1に供給されるようになっていて、油路125を流通す
る作動油のうち追加油圧モータ401に供給される作動
油以外の作動油は、追加コントロールバルブ450及び
油路186を介して再びタンク101に供給されるよう
になっている。
【0196】また、追加コントロールバルブ450は、
流通させる作動油の量を追加操作レバー410に入力さ
れる操作位置に応じて調整するようになっているが、よ
り詳細に説明すると、追加操作レバー410は、入力さ
れる操作位置に応じた量の操作油を供給するようになっ
ていて、追加コントロールバルブ450は、操作油路4
11又は412を介して追加操作レバー410から操作
油を供給され、該供給される操作油の量に応じて前記流
通させる作動油の量を調整するようになっている。
【0197】また、操作位置検出手段としての圧力セン
サ135は、追加操作レバー410に入力される操作位
置を検出するようになっているが、より詳細に説明する
と、圧力センサ135は、操作油路411又は412を
流通する操作油のうち圧力が高い方の圧力を検出するこ
とによって、追加操作レバー410から追加コントロー
ルバルブ450に供給される操作油の圧力を検出するよ
うになっている。
【0198】また、第5実施形態においては、油量調整
信号出力回路220Dが、入力された操作位置検出信号
から第二操作ユニット300が第二油圧モータ301を
駆動回転させるということを判断するようにしていたの
に代えて、本実施形態においては、油量調整信号出力回
路220Dが、入力された操作位置検出信号から第二操
作ユニット300及び追加操作ユニット400の少なく
とも1つが第二油圧モータ301及び追加油圧モータ4
01の何れかを駆動回転させるということを判断するよ
うにしている。また、同様にして、第5実施形態におい
ては、油量調整信号出力回路220Dが、入力された操
作位置検出信号から第二操作ユニット300が、第二油
圧モータ301の駆動回転を停止させるということを判
断するようにしていたのに代えて、本実施形態において
は、油量調整信号出力回路220Dが、入力された操作
位置検出信号から第二操作ユニット300及び追加操作
ユニット400の全てが、それぞれ第二油圧モータ30
1及び追加油圧モータ401の駆動回転を停止させると
いうことを判断するようにしている。
【0199】したがって、本実施形態に係る油圧駆動装
置100の作用は、追加油圧モータ401を操作するこ
とができるということを除いて、第5実施形態に係る油
圧駆動装置100の作用と概ね同様である。
【0200】なお、本実施形態に係る油圧駆動装置10
0においては、第二油圧モータ301及び追加油圧モー
タ401を、同時に操作することはできない。 〔第9実施形態〕
【0201】図9は本発明の第9実施形態に係る油圧駆
動装置100の油圧回路図である。
【0202】まず、本実施形態に係る油圧駆動装置10
0の構成について説明する。
【0203】本実施形態に係る油圧駆動装置100の構
成は、第8実施形態に係る油圧駆動装置100の油路1
81が油路125と連通しているのに対し、本実施形態
に係る油圧駆動装置100の油路181は油路119と
連通しているという構成を除いて、第3実施形態に係る
油圧駆動装置100の構成と概ね同様である。
【0204】次に、本実施形態に係る油圧駆動装置10
0の作用について説明する。
【0205】本実施形態に係る油圧駆動装置100の作
用は、本実施形態に係る油圧駆動装置100において
は、第二油圧モータ301及び追加油圧モータ401
は、同時に操作することができるという作用を除いて、
第8実施形態に係る油圧駆動装置100の作用と概ね同
様である。
【0206】
【発明の効果】請求項1、4、13及び18に記載の油
圧駆動装置によれば、電気・油圧サーボバルブに供給さ
れる作動油の圧力を補償することができ、電気・油圧サ
ーボバルブと少なくとも1つ以上の汎用バルブを備え、
同時に、複数の油圧モータのそれぞれを操作することが
可能な油圧駆動装置を提供することができる。
【0207】また、請求項2、7、11及び14に記載
の油圧駆動装置によれば、電気・油圧サーボバルブに供
給される作動油の流量を補償することができ、電気・油
圧サーボバルブと少なくとも1つ以上の汎用バルブを備
え、同時に、複数の油圧モータのそれぞれを操作するこ
とが可能な油圧駆動装置を提供することができる。
【0208】また、請求項3、8、12及び17に記載
の油圧駆動装置によれば、汎用バルブを操作するために
操作レバーに入力された操作位置を容易に検出すること
ができ、電気・油圧サーボバルブと少なくとも1つ以上
の汎用バルブを備え、同時に、複数の油圧モータのそれ
ぞれを操作することが可能な油圧駆動装置を提供するこ
とができる。
【0209】また、請求項5及び15に記載の油圧駆動
装置によれば、同時に、電気・油圧サーボバルブを流通
した作動油によって駆動回転させされる油圧モータと、
それぞれ複数の汎用バルブを流通した作動油によって駆
動回転させられる複数の油圧モータの全てと、をそれぞ
れ操作することが可能な油圧駆動装置を提供することが
できる。
【0210】また、請求項6及び16に記載の油圧駆動
装置によれば、同時に、電気・油圧サーボバルブを流通
した作動油によって駆動回転させされる油圧モータと、
それぞれ複数の汎用バルブを流通した作動油によって駆
動回転させられる複数の油圧モータの何れか1つと、を
それぞれ操作することが可能な油圧駆動装置を提供する
ことができる。
【0211】また、請求項9、10、19及び20に記
載の油圧駆動装置によれば、電気・油圧サーボバルブに
供給される作動油の圧力を容易に補償することができ、
電気・油圧サーボバルブと少なくとも1つ以上の汎用バ
ルブを備え、同時に、複数の油圧モータのそれぞれを操
作することが可能な油圧駆動装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る油圧駆動装置の油
圧回路図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係る油圧駆動装置の油
圧回路図である。
【図3】本発明の第3実施形態に係る油圧駆動装置の油
圧回路図である。
【図4】本発明の第4実施形態に係る油圧駆動装置の油
圧回路図である。
【図5】本発明の第5実施形態に係る油圧駆動装置の油
圧回路図である。
【図6】本発明の第6実施形態に係る油圧駆動装置の油
圧回路図である。
【図7】本発明の第7実施形態に係る油圧駆動装置の油
圧回路図である。
【図8】本発明の第8実施形態に係る油圧駆動装置の油
圧回路図である。
【図9】本発明の第9実施形態に係る油圧駆動装置の油
圧回路図である。
【図10】従来の油圧駆動装置の油圧回路図である。
【符号の説明】
102 油圧ポンプ 201 第一油圧モータ 210 第一操作レバー(第一操作位置入力手段) 220A 駆動信号出力回路(駆動信号出力手段) 230 電動機 250 第一コントロールバルブ 200 第一操作ユニット 301 第二油圧モータ 310 第二操作レバー(第二操作位置入力手段) 350 第二コントロールバルブ 300 第二操作ユニット 131 圧力センサ(供給油圧検出手段) 132、133 圧力センサ(駆動油圧検出手段) 100 油圧駆動装置 140 圧力制御弁(第一作動油圧調整手段) 150 圧力制御弁(第二作動油圧調整手段) 220B 圧力調整信号出力回路(圧力調整信号出力手
段) 180 ポンプレギュレータ(供給油量調整手段) 134 圧力センサ(操作位置検出手段) 220C 供給油量調整信号出力回路(供給油量調整信
号出力手段) 401 追加油圧モータ 410 追加操作レバー(追加操作位置入力手段) 450 追加コントロールバルブ 400 追加操作ユニット 135 圧力センサ(操作位置検出手段) 153 電磁リリーフ弁 151 メインリリーフ弁 152 電磁リリーフ弁 220D 油量調整信号出力回路(油量調整信号出力手
段) 220E 圧力調整信号出力回路(圧力調整信号出力手
段) 190、191 流量調整弁(作動油量調整手段) 141 電磁リリーフ弁 142 メインリリーフ弁 143 電磁リリーフ弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅野 陽次 岐阜県不破郡垂井町御所野1414 帝人製機 株式会社岐阜第二工場内 Fターム(参考) 2D003 AA01 AA06 AB07 BA02 BB02 CA03 DA03 DA04 DB02 DB05 3H089 AA73 AA74 CC08 CC12 DA03 DB03 DB33 DB46 DB49 EE14 EE15 EE36 FF02 FF07 GG02 JJ01 JJ02 JJ08

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作動油を供給する油圧ポンプと、 前記油圧ポンプから作動油を供給され、該供給される作
    動油によって駆動回転させられる第一油圧モータと、 前記第一油圧モータを駆動回転させる第一操作ユニット
    と、 前記油圧ポンプから作動油を供給され、該供給される作
    動油によって駆動回転させられる第二油圧モータと、 前記第二油圧モータを駆動回転させる第二操作ユニット
    と、 を備え、 前記第一操作ユニットが、任意の操作位置を入力され、
    該操作位置に応じた操作位置信号を生成して出力する第
    一操作位置入力手段と、前記操作位置信号を入力され、
    該操作位置信号を演算処理して駆動信号に変換して出力
    する駆動信号出力手段と、前記駆動信号を入力され、該
    駆動信号に応じた回転速度で駆動回転する電動機と、前
    記油圧ポンプから前記第一油圧モータに供給される作動
    油を流通させ、該流通させる作動油の量を前記電動機及
    び前記第一油圧モータの回転速度に応じて調整すること
    により、前記油圧ポンプから前記第一油圧モータに供給
    される作動油の量を調整する第一コントロールバルブ
    と、を備え、前記第一操作位置入力手段に入力される操
    作位置に応じて、前記第一油圧モータを駆動回転させ、 前記第二操作ユニットが、任意の操作位置を入力される
    第二操作位置入力手段と、前記油圧ポンプから前記第二
    油圧モータに供給される作動油を流通させ、該流通させ
    る作動油の量を前記第二操作位置入力手段に入力される
    操作位置に応じて調整することにより、前記油圧ポンプ
    から前記第二油圧モータに供給される作動油の量を調整
    する第二コントロールバルブと、を備え、前記第二操作
    位置入力手段に入力される操作位置に応じて、前記第二
    油圧モータを駆動回転させる油圧駆動装置において、 前記油圧ポンプから前記第一コントロールバルブに供給
    される作動油の圧力を検出し、該圧力に応じた供給油圧
    信号を生成して出力する供給油圧検出手段と、 前記第一油圧モータを駆動回転させる作動油の圧力を検
    出し、該圧力に応じた駆動油圧信号を生成して出力する
    駆動油圧検出手段と、 前記油圧ポンプから作動油を供給され、該供給される作
    動油を流通させることにより、前記油圧ポンプから前記
    第一コントロールバルブに供給される作動油の圧力を設
    定圧力以下に調整する第一作動油圧調整手段と、 前記油圧ポンプから前記第二コントロールバルブに供給
    される作動油を流通させることにより、前記油圧ポンプ
    から前記第一コントロールバルブに供給される作動油の
    圧力を設定圧力以下に調整する第二作動油圧調整手段
    と、 前記操作位置信号、前記供給油圧信号、及び、前記駆動
    油圧信号を入力され、入力された前記操作位置信号に応
    じて、前記第一操作ユニットが前記第一油圧モータを駆
    動回転させるか、又は、前記第一操作ユニットが前記第
    一油圧モータの駆動回転を停止させるか、を判断し、前
    記第一操作ユニットが前記第一油圧モータを駆動回転さ
    せるときは、入力された前記供給油圧信号及び前記駆動
    油圧信号に応じて前記第一油圧モータを駆動回転させる
    ために必要な作動油の圧力を算出し、前記第二作動油圧
    調整手段の設定圧力が前記第一油圧モータを駆動回転さ
    せるために必要な作動油の圧力より所定圧力高い圧力に
    なるように、前記第二作動油圧調整手段の設定圧力を該
    第二作動油圧調整手段に調整させる圧力調整信号を生成
    し、前記第一操作ユニットが前記第一油圧モータの駆動
    回転を停止させるときは、前記第二作動油圧調整手段の
    設定圧力が、該第二作動油圧調整手段が作動油を自由に
    流通させることができる圧力になるように、前記第二作
    動油圧調整手段の設定圧力を該第二作動油圧調整手段に
    調整させる圧力調整信号を生成し、生成した圧力調整信
    号を前記第二作動油圧調整手段に出力する圧力調整信号
    出力手段と、 を備え、 前記第一コントロールバルブ、前記第一作動油圧調整手
    段、及び、前記第二作動油圧調整手段が、該第一コント
    ロールバルブ、該第一作動油圧調整手段、及び、該第二
    作動油圧調整手段に供給される作動油の圧力が互いに等
    しくなるように配置されたことを特徴とする油圧駆動装
    置。
  2. 【請求項2】前記油圧ポンプが供給する作動油の流量を
    調整する供給油量調整手段と、 前記第二操作位置入力手段に入力される操作位置を検出
    し、該操作位置に応じた操作位置検出信号を生成して出
    力する操作位置検出手段と、 前記操作位置信号、及び、前記操作位置検出信号を入力
    され、該操作位置信号、及び、該操作位置検出信号に応
    じて、前記供給油量調整手段に前記油圧ポンプが供給す
    る作動油の流量を調整させる供給油量調整信号を生成
    し、該供給油量調整信号を前記供給油量調整手段に出力
    する供給油量調整信号出力手段と、 を備え、 前記供給油量調整信号出力手段が、 前記操作位置検出信号に応じて、前記第二操作ユニット
    が前記第二油圧モータを駆動回転させるか、又は、駆動
    回転を停止させるか、を判断し、 前記第二操作ユニットが前記第二油圧モータを駆動回転
    させるときは、前記油圧ポンプが供給する作動油の流量
    が所定流量になるように、前記供給油量調整信号を生成
    し、前記第二操作ユニットが前記第二油圧モータの駆動
    回転を停止させるときは、前記操作位置信号に応じて前
    記第一油圧モータを駆動回転させるために必要な作動油
    の流量を算出し、前記油圧ポンプが供給する作動油の流
    量が前記第一油圧モータを駆動回転させるために必要な
    作動油の流量より所定量多い量になるように、前記供給
    油量調整信号を生成することを特徴とする請求項1に記
    載の油圧駆動装置。
  3. 【請求項3】前記第二コントロールバルブは、 前記第二操作位置入力手段が、入力される操作位置に応
    じた量の前記第二コントロールバルブを操作する操作油
    を供給し、前記第二コントロールバルブが、前記第二操
    作位置入力手段から操作油を供給され、該供給される操
    作油の量に応じて前記流通させる作動油の量を調整する
    ことによって、 前記流通させる作動油の量を前記第二操作位置入力手段
    に入力される操作位置に応じて調整し、 前記操作位置検出手段は、前記第二操作位置入力手段か
    ら前記第二コントロールバルブに供給される操作油の圧
    力を検出することにより、前記第二操作位置入力手段に
    入力される操作位置を検出することを特徴とする請求項
    2に記載の油圧駆動装置。
  4. 【請求項4】前記油圧ポンプから作動油を供給され、該
    供給される作動油によって駆動回転させられる少なくと
    も1つ以上の追加油圧モータと、 前記追加油圧モータを駆動回転させる前記追加油圧モー
    タと同数の追加操作ユニットと、 を備え、 前記追加操作ユニットが、それぞれ、任意の操作位置を
    入力される追加操作位置入力手段と、前記油圧ポンプか
    ら前記追加油圧モータに供給される作動油を流通させ、
    該流通させる作動油の量を前記追加操作位置入力手段に
    入力される操作位置に応じて調整することにより、前記
    油圧ポンプから前記追加油圧モータに供給される作動油
    の量を調整する追加コントロールバルブと、を備え、前
    記追加操作位置入力手段に入力される操作位置に応じ
    て、前記追加油圧モータを駆動回転させ、 前記第二作動油圧調整手段が、前記油圧ポンプから前記
    追加コントロールバルブに供給される作動油を流通さ
    せ、該流通させる作動油の圧力を調整することを特徴と
    する請求項1に記載の油圧駆動装置。
  5. 【請求項5】前記追加コントロールバルブ及び前記第二
    コントロールバルブが、該追加コントロールバルブ及び
    該第二コントロールバルブに供給される作動油の圧力が
    互いに等しくなるように配置されたことを特徴とする請
    求項4に記載の油圧駆動装置。
  6. 【請求項6】前記追加コントロールバルブ及び前記第二
    コントロールバルブが、前記追加コントロールバルブに
    供給される作動油が前記第二コントロールバルブを流通
    した作動油であるように、配置されたことを特徴とする
    請求項4に記載の油圧駆動装置。
  7. 【請求項7】前記油圧ポンプが供給する作動油の流量を
    調整する供給油量調整手段と、 それぞれ、前記第二操作位置入力手段及び前記追加操作
    位置入力手段のうちの互いに異なる1つに入力される操
    作位置を検出し、該操作位置に応じた操作位置検出信号
    を生成して出力する前記第二操作位置入力手段及び前記
    追加操作位置入力手段の総数と等しい数の操作位置検出
    手段と、 前記操作位置信号及び前記操作位置検出信号を入力さ
    れ、該操作位置信号及び該操作位置検出信号に応じて、
    前記供給油量調整手段に前記油圧ポンプが供給する作動
    油の流量を調整させる供給油量調整信号を生成し、該供
    給油量調整信号を前記供給油量調整手段に出力する供給
    油量調整信号出力手段と、 を備え、 前記供給油量調整信号出力手段が、 前記操作位置検出信号に応じて、前記第二操作ユニット
    及び前記追加操作ユニットのうち少なくとも1つが前記
    第二油圧モータ及び前記追加油圧モータの何れかを駆動
    回転させるか、又は、前記第二操作ユニット及び前記追
    加操作ユニットの全てが前記第二油圧モータ及び前記追
    加油圧モータの全ての駆動回転を停止させるか、を判断
    し、 前記第二操作ユニット及び前記追加操作ユニットのうち
    少なくとも1つが前記第二油圧モータ及び前記追加油圧
    モータの何れかを駆動回転させるときは、前記油圧ポン
    プが供給する作動油の流量が前記油圧ポンプの最大流量
    になるように、前記供給油量調整信号を生成し、前記第
    二操作ユニット及び前記追加操作ユニットの全てが前記
    第二油圧モータ及び前記追加油圧モータの全ての駆動回
    転を停止させるときは、前記操作位置信号に応じて前記
    第一油圧モータを駆動回転させるために必要な作動油の
    流量を算出し、前記油圧ポンプが供給する作動油の流量
    が前記第一油圧モータを駆動回転させるために必要な作
    動油の流量より所定量多い量になるように、前記供給油
    量調整信号を生成することを特徴とする請求項4〜6の
    何れかに記載の油圧駆動装置。
  8. 【請求項8】前記第二コントロールバルブ及び前記追加
    コントロールバルブのそれぞれは、 前記第二操作位置入力手段及び前記追加操作位置入力手
    段のそれぞれが、入力される操作位置に応じた量の、前
    記第二コントロールバルブ及び前記追加コントロールバ
    ルブのそれぞれを操作する操作油を供給し、前記第二コ
    ントロールバルブ及び前記追加コントロールバルブのそ
    れぞれが、前記第二操作位置入力手段及び前記追加操作
    位置入力手段のそれぞれから操作油を供給され、該供給
    される操作油の量に応じて前記流通させる作動油の量を
    調整することによって、 前記流通させる作動油の量を前記第二操作位置入力手段
    及び前記追加操作位置入力手段のそれぞれに入力される
    操作位置に応じて調整し、 複数の前記操作位置検出手段のそれぞれは、前記第二操
    作位置入力手段及び前記追加操作位置入力手段のそれぞ
    れから前記第二コントロールバルブ及び前記追加コント
    ロールバルブのそれぞれに供給される操作油の圧力を検
    出し、該圧力に応じた操作油圧信号を生成して出力する
    ことにより、前記第二操作位置入力手段及び前記追加操
    作位置入力手段のそれぞれに入力される操作位置を検出
    し、該操作位置に応じた複数の操作位置検出信号を生成
    して出力することを特徴とする請求項7に記載の油圧駆
    動装置。
  9. 【請求項9】前記第二作動油圧調整手段が、 前記油圧ポンプから供給される作動油を流通させること
    により、前記油圧ポンプから前記第一コントロールバル
    ブに供給される作動油の圧力を設定圧力以下に調整する
    とともに、前記圧力調整信号を入力され、該圧力調整信
    号に応じて設定圧力を調整する電磁リリーフ弁から構成
    されたことを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の
    油圧駆動装置。
  10. 【請求項10】前記第二作動油圧調整手段が、 前記油圧ポンプから供給される作動油を流通させること
    により、前記油圧ポンプから前記第一コントロールバル
    ブに供給される作動油の圧力を設定圧力以下に調整する
    メインリリーフ弁と、 前記圧力調整信号を入力され、該圧力調整信号に応じて
    設定圧力を調整することにより前記メインリリーフ弁の
    設定圧力を調整する電磁リリーフ弁と、 から構成されたことを特徴とする請求項1〜8の何れか
    に記載の油圧駆動装置。
  11. 【請求項11】作動油を供給する油圧ポンプと、 前記油圧ポンプから作動油を供給され、該供給される作
    動油によって駆動回転させられる第一油圧モータと、 前記第一油圧モータを駆動回転させる第一操作ユニット
    と、 前記油圧ポンプから作動油を供給され、該供給される作
    動油によって駆動回転させられる第二油圧モータと、 前記第二油圧モータを駆動回転させる第二操作ユニット
    と、 を備え、 前記第一操作ユニットが、任意の操作位置を入力され、
    該操作位置に応じた操作位置信号を生成して出力する第
    一操作位置入力手段と、前記操作位置信号を入力され、
    該操作位置信号を演算処理して駆動信号に変換して出力
    する駆動信号出力手段と、前記駆動信号を入力され、該
    駆動信号に応じた回転速度で駆動回転する電動機と、前
    記油圧ポンプから前記第一油圧モータに供給される作動
    油を流通させ、該流通させる作動油の量を前記電動機及
    び前記第一油圧モータの回転速度に応じて調整すること
    により、前記油圧ポンプから前記第一油圧モータに供給
    される作動油の量を調整する第一コントロールバルブ
    と、を備え、前記第一操作位置入力手段に入力される操
    作位置に応じて、前記第一油圧モータを駆動回転させ、 前記第二操作ユニットが、任意の操作位置を入力される
    第二操作位置入力手段と、前記油圧ポンプから前記第二
    油圧モータに供給される作動油を流通させ、該流通させ
    る作動油の量を前記第二操作位置入力手段に入力される
    操作位置に応じて調整することにより、前記油圧ポンプ
    から前記第二油圧モータに供給される作動油の量を調整
    する第二コントロールバルブと、を備え、前記第二操作
    位置入力手段に入力される操作位置に応じて、前記第二
    油圧モータを駆動回転させる油圧駆動装置において、 前記油圧ポンプから前記第一コントロールバルブに供給
    される作動油の圧力を検出し、該圧力に応じた供給油圧
    信号を生成して出力する供給油圧検出手段と、 前記第一油圧モータを駆動回転させる作動油の圧力を検
    出し、該圧力に応じた駆動油圧信号を生成して出力する
    駆動油圧検出手段と、 前記油圧ポンプから作動油を供給され、該供給される作
    動油を流通させることにより、前記油圧ポンプから前記
    第一コントロールバルブに供給される作動油の圧力を設
    定圧力以下に調整する作動油圧調整手段と、 前記油圧ポンプが供給する作動油の流量を調整する供給
    油量調整手段と、 前記油圧ポンプから前記第二コントロールバルブに供給
    される作動油を流通させ、該流通させる作動油の量を調
    整する作動油量調整手段と、 前記第二操作位置入力手段に入力される操作位置を検出
    し、該操作位置に応じた操作位置検出信号を生成して出
    力する操作位置検出手段と、 前記操作位置信号、及び、前記操作位置検出信号を入力
    され、入力される前記操作位置検出信号に応じて、前記
    第二操作ユニットが前記第二油圧モータを駆動回転させ
    るか、又は、駆動回転を停止させるか、を判断し、前記
    第二操作ユニットが前記第二油圧モータの駆動回転を停
    止させるときは、前記操作位置信号に応じて前記第一油
    圧モータを駆動回転させるために必要な作動油の流量を
    算出し、前記作動油量調整手段が流通させる作動油の量
    が前記第一油圧モータを駆動回転させるために必要な作
    動油の流量に対して所定量になるように、前記作動油量
    調整手段に該作動油量調整手段が流通させる作動油の量
    を調整させる作動油量調整信号を生成し、前記油圧ポン
    プが供給する作動油の流量が前記第一油圧モータを駆動
    回転させるために必要な作動油の流量より所定量多い量
    になるように、前記供給油量調整手段に該油圧ポンプが
    供給する作動油の流量を調整させる供給油量調整信号を
    生成し、前記第二操作ユニットが前記第二油圧モータを
    駆動回転させるときは、前記作動油量調整手段が作動油
    を自由に流通させることができるように、前記作動油量
    調整信号を生成し、前記油圧ポンプが供給する作動油の
    流量が所定量になるように、前記供給油量調整信号を生
    成し、生成した前記作動油量調整信号を前記作動油量調
    整手段に出力し、生成した前記供給油量調整信号を前記
    供給油量調整手段に出力する油量調整信号出力手段と、 を備え、 前記第一コントロールバルブ、前記作動油圧調整手段、
    及び、前記作動油量調整手段が、該第一コントロールバ
    ルブ、該作動油圧調整手段、及び、該作動油量調整手段
    に供給される作動油の圧力が互いに等しくなるように配
    置されたことを特徴とする油圧駆動装置。
  12. 【請求項12】前記第二コントロールバルブは、 前記第二操作位置入力手段が、入力される操作位置に応
    じた量の前記第二コントロールバルブを操作する操作油
    を供給し、前記第二コントロールバルブが、前記第二操
    作位置入力手段から操作油を供給され、該供給される操
    作油の量に応じて前記流通させる作動油の量を調整する
    ことによって、 前記流通させる作動油の量を前記第二操作位置入力手段
    に入力される操作位置に応じて調整し、 前記操作位置検出手段は、前記第二操作位置入力手段か
    ら前記第二コントロールバルブに供給される操作油の圧
    力を検出し、該圧力に応じた操作油圧信号を生成して出
    力することにより、前記第二操作位置入力手段に入力さ
    れる操作位置を検出し、該操作位置に応じた操作位置検
    出信号を生成して出力することを特徴とする請求項11
    に記載の油圧駆動装置。
  13. 【請求項13】前記供給油圧信号、前記駆動油圧信号、
    及び、前記操作位置検出信号を入力され、入力された前
    記操作位置検出信号に応じて、前記第二操作ユニットが
    前記第二油圧モータを駆動回転させるか、又は、駆動回
    転を停止させるか、を判断し、前記第二操作ユニットが
    前記第二油圧モータの駆動回転を停止させるときは、前
    記供給油圧信号及び前記駆動油圧信号に応じて前記第一
    油圧モータを駆動回転させるために必要な作動油の圧力
    を算出し、前記作動油圧調整手段の設定圧力が前記第一
    油圧モータを駆動回転させるために必要な作動油の圧力
    より所定圧力高い圧力になるように、前記作動油圧調整
    手段の設定圧力を前記作動油圧調整手段に調整させる圧
    力調整信号を生成し、前記第二操作ユニットが前記第二
    油圧モータを駆動回転させるときは、前記作動油圧調整
    手段の設定圧力が所定圧力になるように、前記作動油圧
    調整手段の設定圧力を前記作動油圧調整手段に調整させ
    る圧力調整信号を生成し、生成した前記圧力調整信号を
    前記作動油圧調整手段に出力する圧力調整信号出力手段
    を備えたことを特徴とする請求項11又は12に記載の
    油圧駆動装置。
  14. 【請求項14】作動油を供給する油圧ポンプと、 前記油圧ポンプから作動油を供給され、該供給される作
    動油によって駆動回転させられる第一油圧モータと、 前記第一油圧モータを駆動回転させる第一操作ユニット
    と、 前記油圧ポンプから作動油を供給され、該供給される作
    動油によって駆動回転させられる第二油圧モータと、 前記第二油圧モータを駆動回転させる第二操作ユニット
    と、 前記油圧ポンプから作動油を供給され、該供給される作
    動油によって駆動回転させられる少なくとも1つ以上の
    追加油圧モータと、 前記追加油圧モータを駆動回転させる前記追加油圧モー
    タと同数の追加操作ユニットと、 を備え、 前記第一操作ユニットが、任意の操作位置を入力され、
    該操作位置に応じた操作位置信号を生成して出力する第
    一操作位置入力手段と、前記操作位置信号を入力され、
    該操作位置信号を演算処理して駆動信号に変換して出力
    する駆動信号出力手段と、前記駆動信号を入力され、該
    駆動信号に応じた回転速度で駆動回転する電動機と、前
    記油圧ポンプから前記第一油圧モータに供給される作動
    油を流通させ、該流通させる作動油の量を前記電動機及
    び前記第一油圧モータの回転速度に応じて調整すること
    により、前記油圧ポンプから前記第一油圧モータに供給
    される作動油の量を調整する第一コントロールバルブ
    と、を備え、前記第一操作位置入力手段に入力される操
    作位置に応じて、前記第一油圧モータを駆動回転させ、 前記第二操作ユニットが、任意の操作位置を入力される
    第二操作位置入力手段と、前記油圧ポンプから前記第二
    油圧モータに供給される作動油を流通させ、該流通させ
    る作動油の量を前記第二操作位置入力手段に入力される
    操作位置に応じて調整することにより、前記油圧ポンプ
    から前記第二油圧モータに供給される作動油の量を調整
    する第二コントロールバルブと、を備え、前記第二操作
    位置入力手段に入力される操作位置に応じて、前記第二
    油圧モータを駆動回転させ、 前記追加操作ユニットが、それぞれ、任意の操作位置を
    入力される追加操作位置入力手段と、前記油圧ポンプか
    ら前記追加油圧モータに供給される作動油を流通させ、
    該流通させる作動油の量を前記追加操作位置入力手段に
    入力される操作位置に応じて調整することにより、前記
    油圧ポンプから前記追加油圧モータに供給される作動油
    の量を調整する追加コントロールバルブと、を備え、前
    記追加操作位置入力手段に入力される操作位置に応じ
    て、前記追加油圧モータを駆動回転させる油圧駆動装置
    において、 前記油圧ポンプから前記第一コントロールバルブに供給
    される作動油の圧力を検出し、該圧力に応じた供給油圧
    信号を生成して出力する供給油圧検出手段と、 前記第一油圧モータを駆動回転させる作動油の圧力を検
    出し、該圧力に応じた駆動油圧信号を生成して出力する
    駆動油圧検出手段と、 前記油圧ポンプから作動油を供給され、該供給される作
    動油を流通させることにより、前記油圧ポンプから前記
    第一コントロールバルブに供給される作動油の圧力を設
    定圧力以下に調整する作動油圧調整手段と、 前記油圧ポンプが供給する作動油の流量を調整する供給
    油量調整手段と、 前記油圧ポンプから前記第二コントロールバルブに供給
    される作動油、及び、前記油圧ポンプから前記追加コン
    トロールバルブに供給される作動油を流通させ、該流通
    させる作動油の量を調整する作動油量調整手段と、 それぞれ、前記第二操作位置入力手段及び前記追加操作
    位置入力手段に入力される操作位置を検出し、該操作位
    置に応じた操作位置検出信号を生成して出力する複数の
    操作位置検出手段と、 前記操作位置信号、及び、前記操作位置検出信号を入力
    され、入力される前記操作位置検出信号に応じて、前記
    第二操作ユニット及び前記追加操作ユニットの少なくと
    も1つが前記第二油圧モータ及び前記追加油圧モータの
    何れかを駆動回転させるか、又は、前記第二操作ユニッ
    ト及び前記追加操作ユニットの全てが、それぞれ前記第
    二油圧モータ及び前記追加油圧モータの駆動回転を停止
    させるか、を判断し、前記第二操作ユニット及び前記追
    加操作ユニットの全てが、それぞれ前記第二油圧モータ
    及び前記追加油圧モータの駆動回転を停止させるとき
    は、前記操作位置信号に応じて前記第一油圧モータを駆
    動回転させるために必要な作動油の流量を算出し、前記
    作動油量調整手段が流通させる作動油の量が前記第一油
    圧モータを駆動回転させるために必要な作動油の流量に
    対して所定量になるように、前記作動油量調整手段に該
    作動油量調整手段が流通させる作動油の量を調整させる
    作動油量調整信号を生成し、前記油圧ポンプが供給する
    作動油の流量が前記第一油圧モータを駆動回転させるた
    めに必要な作動油の流量より所定量多い量になるよう
    に、前記供給油量調整手段に該油圧ポンプが供給する作
    動油の流量を調整させる供給油量調整信号を生成し、前
    記第二操作ユニット及び前記追加操作ユニットの少なく
    とも1つが前記第二油圧モータ及び前記追加油圧モータ
    の何れかを駆動回転させるときは、前記作動油量調整手
    段が作動油を自由に流通させることができるように、前
    記作動油量調整信号を生成し、前記油圧ポンプが供給す
    る作動油の流量が所定量になるように、前記供給油量調
    整信号を生成し、生成した前記作動油量調整信号を前記
    作動油量調整手段に出力し、生成した前記供給油量調整
    信号を前記供給油量調整手段に出力する油量調整信号出
    力手段と、 を備え、 前記第一コントロールバルブ、前記作動油圧調整手段、
    及び、前記作動油量調整手段が、該第一コントロールバ
    ルブ、該作動油圧調整手段、及び、該作動油量調整手段
    に供給される作動油の圧力が互いに等しくなるように配
    置されたことを特徴とする油圧駆動装置。
  15. 【請求項15】前記追加コントロールバルブ及び前記第
    二コントロールバルブが、該追加コントロールバルブ及
    び該第二コントロールバルブに供給される作動油の圧力
    が互いに等しくなるように配置されたことを特徴とする
    請求項14に記載の油圧駆動装置。
  16. 【請求項16】前記追加コントロールバルブ及び前記第
    二コントロールバルブが、前記追加コントロールバルブ
    に供給される作動油が前記第二コントロールバルブを流
    通した作動油であるように、配置されたことを特徴とす
    る請求項14に記載の油圧駆動装置。
  17. 【請求項17】前記第二コントロールバルブ及び前記追
    加コントロールバルブのそれぞれは、 前記第二操作位置入力手段及び前記追加操作位置入力手
    段が、入力される操作位置に応じた量の前記第二コント
    ロールバルブ及び前記追加コントロールバルブを操作す
    る操作油を供給し、前記第二コントロールバルブ及び前
    記追加コントロールバルブが、前記第二操作位置入力手
    段及び前記追加操作位置入力手段から操作油を供給さ
    れ、該供給される操作油の量に応じて前記流通させる作
    動油の量を調整することによって、 前記流通させる作動油の量を前記第二操作位置入力手段
    及び前記追加操作位置入力手段に入力される操作位置に
    応じて調整し、 前記操作位置検出手段のそれぞれは、前記第二操作位置
    入力手段及び前記追加操作位置入力手段から前記第二コ
    ントロールバルブ及び前記追加コントロールバルブに供
    給される操作油の圧力を検出し、該圧力に応じた操作油
    圧信号を生成して出力することにより、前記第二操作位
    置入力手段及び前記追加操作位置入力手段に入力される
    操作位置を検出し、該操作位置に応じた操作位置検出信
    号を生成して出力することを特徴とする請求項14〜1
    6の何れかに記載の油圧駆動装置。
  18. 【請求項18】前記供給油圧信号、前記駆動油圧信号、
    及び、前記操作位置検出信号を入力され、入力された前
    記操作位置検出信号に応じて、前記第二操作ユニット及
    び前記追加操作ユニットの少なくとも1つが前記第二油
    圧モータ及び前記追加油圧モータの何れかを駆動回転さ
    せるか、又は、前記第二操作ユニット及び前記追加操作
    ユニットの全てが、それぞれ前記第二油圧モータ及び前
    記追加油圧モータの駆動回転を停止させるか、を判断
    し、前記第二操作ユニット及び前記追加操作ユニットの
    全てが、それぞれ前記第二油圧モータ及び前記追加油圧
    モータの駆動回転を停止させるときは、前記供給油圧信
    号及び前記駆動油圧信号に応じて前記第一油圧モータを
    駆動回転させるために必要な作動油の圧力を算出し、前
    記作動油圧調整手段の設定圧力が前記第一油圧モータを
    駆動回転させるために必要な作動油の圧力より所定圧力
    高い圧力になるように、前記作動油圧調整手段の設定圧
    力を前記作動油圧調整手段に調整させる圧力調整信号を
    生成し、前記第二操作ユニット及び前記追加操作ユニッ
    トの少なくとも1つが前記第二油圧モータ及び前記追加
    油圧モータの何れかを駆動回転させるときは、前記作動
    油圧調整手段の設定圧力が所定圧力になるように、前記
    作動油圧調整手段の設定圧力を前記作動油圧調整手段に
    調整させる圧力調整信号を生成し、生成した前記圧力調
    整信号を前記作動油圧調整手段に出力する圧力調整信号
    出力手段を備えたことを特徴とする請求項14〜17の
    何れかに記載の油圧駆動装置。
  19. 【請求項19】前記作動油圧調整手段が、 前記油圧ポンプから供給される作動油を流通させること
    により、前記油圧ポンプから前記第一コントロールバル
    ブに供給される作動油の圧力を設定圧力以下に調整する
    とともに、前記圧力調整信号を入力され、該圧力調整信
    号に応じて設定圧力を調整する電磁リリーフ弁から構成
    されたことを特徴とする請求項13又は18に記載の油
    圧駆動装置。
  20. 【請求項20】前記作動油圧調整手段が、 前記油圧ポンプから供給される作動油を流通させること
    により、前記油圧ポンプから前記第一コントロールバル
    ブに供給される作動油の圧力を設定圧力以下に調整する
    メインリリーフ弁と、 前記圧力調整信号を入力され、該圧力調整信号に応じて
    設定圧力を調整することにより前記メインリリーフ弁の
    設定圧力を調整する電磁リリーフ弁と、 から構成されたことを特徴とする請求項13又は18に
    記載の油圧駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101476734B1 (ko) * 2014-02-25 2014-12-26 이한준 에너지 소비를 줄이고 공해를 발생하지 않는 전기 에너지용 페이로더
CN105612359A (zh) * 2013-10-31 2016-05-25 川崎重工业株式会社 液压驱动装置
WO2023065625A1 (zh) * 2021-10-22 2023-04-27 华侨大学 工程机械电液复合储能驱动系统及其控制方法

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