JP2001200488A - スクリーンシリンダ - Google Patents

スクリーンシリンダ

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JP2001200488A
JP2001200488A JP2000009493A JP2000009493A JP2001200488A JP 2001200488 A JP2001200488 A JP 2001200488A JP 2000009493 A JP2000009493 A JP 2000009493A JP 2000009493 A JP2000009493 A JP 2000009493A JP 2001200488 A JP2001200488 A JP 2001200488A
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adhesive
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Kokichi Maedera
孝吉 前寺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクリーンシリンダに関し、品質の低下を招
くことなく紙料の処理量を向上させることを可能にす
る。 【解決手段】 複数の板状部材31を一定間隔で環状に
配列し、隣り合う板状部材31,31間の隙間をスリッ
ト開口25とする紙料精選装置のスクリーンシリンダに
おいて、板状部材31を支持するための複数の溝32を
有する環状部材26をそなえ、板状部材31を溝32で
支持するとともに、板状部材31と溝32との間に形成
される隙間33に接着剤201を充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙料原料中の良質
繊維と異物とを分離する紙料精選装置にそなえられるス
クリーンシリンダに関する。
【0002】
【従来の技術】抄紙機の上流側には、紙料精選装置(紙
料精選スクリーン)がそなえられている。紙料精選装置
は、スクリーンシリンダを用いて紙料原料(濃度0.2
〜5%の紙料溶液)中の良質繊維と異物とを精選分離す
る装置であり、スクリーンシリンダを1個そなえたもの
或いは2個そなえたものが一般的である。ここでは、ス
クリーンシリンダを2個そなえた従来の紙料精選装置の
構成について図4,図5を用いて説明する。図4は従来
の紙料精選装置の構成を示す断面図、図5は図4のA−
A断面図である。
【0003】図4,図5に示すように、筒状の容器17
内には径の異なる円筒状の2個のスクリーンシリンダ
1,2がそなえられている。これらのスクリーンシリン
ダ1,2間には撹拌室7が形成され、外側スクリーンシ
リンダ2の外側に外側出口室18b、内側スクリーンシ
リンダ1の内側に内側出口室18aがそれぞれ形成され
ている。外側出口室18bと内側出口室18aとは底部
で連通している。
【0004】図示しないポンプによって送給された紙料
溶液は、まず、入口管3から容器17内に接線方向に流
入し、容器17内部で攪拌室7の外周部に形成される環
状の流路4に進むようになっている。紙料溶液がこの流
路4を循環している際に砂等の重量異物はトラップ5か
ら系外に排出され、他の紙料は流路4から攪拌室7内に
流入するようになっている。なお、装置を圧力下で運転
できるように容器17の上面には蓋19が設けられてい
る。
【0005】攪拌室7を形成するスクリーンシリンダ
1,2は、その周面に隙間0.15〜0.5mmのスリッ
トまたは直径0.2〜4.8mmの孔が多数設けられてい
るため、紙料は撹拌室7を流下する過程で内外スクリー
ンシリンダ1,2を通過して出口室18a,18bへ濾
過選別され、出口管8から放出されるようになってい
る。一方、スクリーンシリンダ1,2を通過出来ない大
きさの異物は撹拌室7をそのまま流下してリジェクト室
9に達し、リジェクト出口管10から外部に排出される
ようになっている。
【0006】また、攪拌室7内には外側スクリーンシリ
ンダ2に対向して複数の翼12bを対向して配設し、内
側スクリーンシリンダ1に対向して複数の翼12aを対
向して配設している。各翼12a,12bは軸11の上
部から吊り下げられたロータ13に固設されており、周
方向に等間隔で、かつ内外スクリーンシリンダ1,2の
表面と一定の隙間を保って配設されている。
【0007】軸11は容器17との間をシール16によ
り密封された状態で軸受15,15により回転自在に支
持され、その下端部に固設されたVプーリ14を介して
図示しないモータにより回転駆動されるようになってい
る。そして、軸11がモータにより回転駆動され翼12
a,12bが攪拌室7内を旋回することにより、撹拌室
7内の紙料溶液が攪拌され、紙料中の異物が分離される
とともに繊維塊がほぐされてスクリーンシリンダ1,2
の目詰まりが防止されるようになっている。
【0008】上述の構成を有する紙料精選装置の処理能
力は、スクリーンシリンダ1,2を通過する紙料の量に
より決まる。したがって、紙料精選装置の処理能力を最
大化するためには、スクリーンシリンダ1,2の全面積
に対するスリット若しくは孔の開口率を可能な限り大き
くすればよい。ここで、スリットを設けた従来のスクリ
ーンシリンダの構成について、図6〜図8を用いて説明
する。図6は従来の外側スクリーンシリンダ2の構成を
示す斜視図である。図6に示すように、スクリーンシリ
ンダ2の上部開口部には容器17に固定するためのフラ
ンジ27が設けられ、外周部は複数の補強リング26に
より補強されている。そして、周面の補強リング26,
26間及び補強リング26とフランジ27との間には、
複数のスリット開口25が軸方向に設けられている。な
お、図4中では一部のスリット開口25のみを図示して
いる。
【0009】スリット開口25の形成方法としては例え
ば以下の方法が挙げられる。まずは機械加工(ミーリン
グ)によりスリット開口25を形成する方法である。図
7は機械加工によりスリット開口25を形成した場合の
図6のB−B断面図、図8は図6のC−C断面図であ
る。この場合は、図7,図8に示すように板状部材28
の入口表面(攪拌室側表面)に凹み29を機械加工し、
出口表面(出口室側表面)に逃げ溝30を機械加工し、
中央部にスリット開口25を機械加工する。そして、上
記の機械加工を施した板状部材を円筒状に曲げ、外周面
のスリット開口25を設けていない部分に補強リング2
6を溶接して固定する。
【0010】また、ダイス加工等で製作した板状の引抜
き部材を配列することによりスリット開口25を形成す
る方法もある。図9は引抜き部材を配列してスリット開
口25を形成した場合の図6のB−B断面図、図10は
図6のC−C断面図である。この場合は、図9,図10
に示すように複数の板状の引抜部材31を一定間隔に保
って円筒状に並べ、両端を補強リング26に溶接して固
定する。これにより、補強リング26に固定された引抜
部材31,31間にスリット開口25が形成される。
【0011】さらに、引抜き部材を配列してスリット開
口25を形成する場合には、次のような方法もある。図
11は引抜き部材を配列してスリット開口25を形成し
た場合の図6のB−B断面図、図12は補強リングの溝
の拡大図、図13は図6のC−C断面図である。この場
合は、図12に示すように補強リング26に引抜き部材
31の断面形状と同等の大きさの溝32を設ける。そし
て、図11,図13に示すようにダイス加工等で製作し
た複数の引抜き部材31を上記の溝32に挿入する。こ
れにより、溝32により保持された引抜部材31,31
間にスリット開口25が形成される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のスクリーンシリンダの構造には次のような課題があ
った。まず、スリット開口25を機械加工で製作する場
合には(図7,図8参照)、カッタの切削逃げ半径を必
要とするためにスリットの切削ピッチに下限がある。こ
のため、スリット開口率を大きくすることができず、処
理能力の向上には限度があった。
【0013】一方、引抜き部材31を補強リング26に
溶接してスリット開口25を形成する場合には(図9,
図10参照)、引抜き部材31を一定間隔に並べ補強リ
ング26に溶接するため処理能力の最大化は可能であっ
たが、スリット開口寸法の精度が低いために精選効率が
低下したり、引抜き部材31を一定間隔に並べる為の組
立コストが生じてしまうという課題があった。さらに、
溶接による入熱の最小化のために電子ビーム溶接を採用
する場合には、真空室を必要とするために真空室の設備
費が高くつくという課題もあった。
【0014】これに対し、引抜き部材31を補強リング
26の溝32に挿入してスリット開口25を形成する場
合には(図11〜図13参照)、溶接方式と同様に処理
能力の最大化が可能であるとともに、コストの増加も発
生しない。ところが、図11中のD部を拡大した図14
に示すように、制作上の公差によって引抜き部材31と
補強リング26の溝32との間に無数の隙間(図14中
では便宜上大きく示している)33が形成されてしま
う。このため、装置の運転中にパルプ繊維が引っ掛か
り、時には引っ掛かったパルプ繊維が集まってできた繊
維塊が外れて下流に流れて良質繊維と混合してしまい紙
の品質が低下してしまうという課題があった。また、引
抜き部材31と溝32との隙間33が大きい場合には運
転中に引抜き部材31が脱落してしまう虞もあった。
【0015】本発明は、上記の課題に鑑み創案されたも
のであり、品質の低下を招くことなく紙料の処理量を向
上させることを可能にした、スクリーンシリンダを提供
することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のスクリーンシリンダは、複数の板状部材を
一定間隔で環状に配列し、隣り合う前記板状部材間の隙
間をスリット開口とする紙料精選装置のスクリーンシリ
ンダにおいて、該板状部材を支持するための複数の溝を
有する環状部材をそなえ、該板状部材を該溝で支持する
とともに、該板状部材と該溝との間に形成される隙間に
接着剤を充填したことを特徴としている。
【0017】なお、上記スクリーンシリンダは、複数の
板状部材を環状部材に設けられた溝に挿入して組み付け
る工程と、次いで該板状部材と該環状部材との組立物を
容器内に設置する工程と、次いで該容器内に接着剤を供
給する工程と、次いで該容器内に所定の圧力を作用させ
て加圧する工程と、次いで該容器内から該組立物を取り
出して静置し該接着剤を固着させる工程とをそなえた製
造方法により製造することが好ましい。
【0018】若しくは、上記スクリーンシリンダは、複
数の板状部材を環状部材に設けられた溝に挿入して組み
付ける工程と、次いで該板状部材と該環状部材との組立
物を容器内に設置する工程と、次いで該容器内に接着剤
を供給する工程と、次いで該容器内に所定の負圧を作用
させる工程と、次いで該容器内から該組立物を取り出し
て静置し該接着剤を固着させる工程とをそなえた製造方
法により製造することが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図3は本発明の一実施形態
としてのスクリーンシリンダを示すものである。図1は
本スクリーンシリンダの断面形状を示す断面図であり、
前述の図14に対応している。図2,図3はそれぞれ本
スクリーンシリンダを製造するための装置構成図であ
る。なお、ここでは外側スクリーンシリンダ2に適用し
た場合について説明する。また、前記した従来のスクリ
ーンシリンダと同一の部位については図中同一の符号を
付して示している。
【0020】まず、本スクリーンシリンダの構成につい
て図1を用いて説明する。本スクリーンシリンダは、図
1に示すように、補強リング(環状部材)26にダイス
加工等で製作した複数の板状の引抜き部材(板状部材)
31を組み合わせて構成されている。補強リング26の
入口側(攪拌室側)には、引抜き部材31の断面形状と
同等の大きさの溝32が複数設けられており、この溝3
2に引抜き部材31を挿入するようになっている。
【0021】このとき、引抜き部材31と溝32との間
には製作上の公差による隙間33が形成される(図1中
では、わかり易くするために隙間33を大きく示してい
る)が、本スクリーンシリンダでは、この隙間33に接
着剤201を供給して引抜き部材31と溝32とを接着
するとともに、さらに隙間33内を接着剤201で充満
させている。引抜き部材31が溝32で保持されること
により、引抜部材31,31間にはスリット開口25が
形成される。
【0022】上記の隙間33は5〜40ミクロンと狭
く、かつ無数にある。このため、大気圧下では隙間33
に接着剤201を充填することは困難である。そこで、
本スクリーンシリンダは以下に説明する装置(接着材充
填装置)を用いることによって隙間33に接着剤201
が充填されるようになっている。図2に示すように、接
着材充填装置には接着剤貯糟104がそなえられてい
る。この接着剤貯糟104には、引抜き部材31と補強
リング26の溝32との間に形成される無数の隙間33
を接着するための接着剤(好ましくは嫌気性接着剤)2
01が貯えられている。接着剤貯糟104の上面には異
物の混入を防止するための蓋105が付属している。
【0023】接着剤貯糟104の下方には浸漬タンク
(容器)101がそなえられている。浸漬タンク101
の底部と接着剤貯糟104の底部とは配管107により
連結されており、弁109を開くことにより接着剤貯糟
104から浸漬タンク101に接着剤201が供給され
るようになっている。また、浸漬タンク101の底部に
はドレン用の弁111もそなえられている。浸漬タンク
101は加圧下で使用できる強度と構造とを有し、その
上面にはスクリンシリンダ2の出し入れが可能な蓋10
2が装備されている。蓋202には内部の圧抜きのため
の弁110がそなえられている。
【0024】浸漬タンク101は圧縮機103と配管1
08によって接続されており、圧縮機103からの圧縮
空気により内部が加圧されるようになっている。また、
浸漬タンク101には圧力管理ができるように圧力計1
14が装備されている。浸漬タンク101内の接着剤2
01の液面は、浸漬タンク101に取り付けた液面計1
15で監視できるようになっている。
【0025】次に、上記装置を用いたスクリーンシリン
ダ2の製造手順(引抜き部材31と溝32との接着手
順)について説明する。まず、複数の引抜き部材31を
補強リング26の溝32に挿入して図6に示すようなシ
リンダ状に配列し、脱脂の後に浸漬タンク101内に配
置する。そして、蓋102を浸漬タンク101に取付け
固定し、弁111は閉,弁110は開の状態で弁109
を開き、接着剤貯糟104内の接着剤201を配管10
7を介して重力で浸漬タンク101に供給する。
【0026】次に、弁109,110を閉じて圧縮機1
03を運転し、浸漬タンク101内を適当な圧力で一定
時間加圧する。一定時間経過後は弁109を開き、使用
しなかった接着剤201を接着剤貯糟104に圧送す
る。そして、浸漬タンク101の液面計115で接着剤
201が返送されたことを確認した後、弁109を閉じ
て圧縮機103を停止する。
【0027】次に、蓋102を開いてスリンシリンダ2
の表面、特に引抜き部材31や補強リング26の表面に
付着した接着剤201の残液を洗い落とす。浸漬タンク
101内に貯まった洗浄残液は弁111を開いてドレン
溜113に排出する。そして、スリンシリンダ2を浸漬
タンク101から取り出し、引抜き部材31と溝32と
が固く接着するまで所定時間静置する。
【0028】以上の方法は加圧下で引抜き部材31と溝
32との隙間33に接着剤201を充填する方法である
が、負圧下で接着剤201を隙間33に取り込むことも
可能である。この場合の装置構成は図3に示すようにな
る。つまり、接着剤貯糟104を浸漬タンク101の下
方に配置するとともに、圧縮機103に代えて真空ポン
プ106を浸漬タンク101に接続する。また、蓋10
2には浸漬タンク101内の真空度を計測するための真
空計116を取り付ける。
【0029】上記装置を用いたスクリーンシリンダ2の
製造手順(引抜き部材31と溝32との接着手順)につ
いて説明すると、まず、前述の加圧方式と同様に、複数
の引抜き部材31を補強リング26の溝32に挿入し、
脱脂の後に浸漬タンク101内に配置する。それから、
蓋102を浸漬タンク101に取付け固定し、弁111
は閉,弁110は開の状態で弁109を開く。そして、
真空ポンプ106を運転して接着剤貯糟104内の接着
剤201を配管107を介して浸漬タンク101に取り
込む。接着剤201を浸漬タンク201内に取り込んだ
後に弁109を閉じ、この負圧の状態を一定時間保持し
て引抜き部材31と溝32との隙間33に接着剤201
を充填する。
【0030】一定時間経過後は圧縮機103を停止して
弁109,弁110を開き、使用しなかった接着剤20
1を重力で接着剤貯糟104に返送する。そして、浸漬
タンク101の液面計115で接着剤201が返送され
たことを確認した後、弁109を閉じる。次に、蓋10
2を開いてスリンシリンダ2の表面に付着した接着剤2
01の残液を洗い落とし、洗浄残液は弁111を開いて
ドレン溜113に排出する。そして、浸漬タンク101
からスリンシリンダ2を取り出し、引抜き部材31と溝
32とが固く接着するまで所定時間静置する。
【0031】以上のような方法で製造することによっ
て、本スクリーンシリンダでは、引抜き部材31と補強
リング26の溝32との隙間33には接着剤201が充
満しており、隙間33は完全に塞がれている。このた
め、紙料精選装置の運転中に繊維が隙間33に引っ掛か
ることがないので、従来のように引っ掛かった繊維が集
まってできた繊維塊が処理済みの良質繊維と混合するこ
とはない。また、引抜き部材31と溝32とは接着剤2
01で接着されるので、紙料精選装置の運転中に引抜き
部材31が溝32から抜け落ちる虞もない。
【0032】したがって、本スクリーンシリンダによれ
ば、スリット開口率を大きくすることができるととも
に、繊維の引っ掛かりによる品質の低下を招くこともな
いので、処理量の最大化と精選効率の向上とを同時に図
ることが可能になる。もちろん、大きなコスト増を招く
こともない。以上、本発明のスクリーンシリンダの実施
の形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に
限定されるものではない。例えば、本スクリーンシリン
ダは外側スクリーンシリンダ2だけでなく、内側スクリ
ーンシリンダ1にも適用可能である。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように本発明のスクリーン
シリンダによれば、複数の板状部材を一定間隔で環状に
配列し、隣り合う前記板状部材間の隙間をスリット開口
とするので、スリット開口率を大きくすることが可能で
あるとともに、スリット開口を形成する板状部材と板状
部材を支持する溝との間に形成される隙間に接着剤を充
填しているので、板状部材が溝に接着されるとともに、
板状部材と溝との間に形成される隙間に繊維が引っかか
ることがない。したがって、品質の低下を招くことなく
紙料の処理量を向上させることが可能になるという利点
がある(請求項1)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのスクリーンシリン
ダの構成を示す引抜き部材と補強リングとの係合部分の
断面図である。
【図2】本発明の一実施形態としてのスクリーンシリン
ダを製造するための装置構成図である。
【図3】本発明の一実施形態としてのスクリーンシリン
ダを製造するための装置構成図である。
【図4】従来の紙料精選装置の構成を示す断面図であ
る。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】従来のスクリーンシリンダの構成を示す斜視図
である。
【図7】図6のB−B断面の一例を示す図である。
【図8】図6のC−C断面の一例を示す図である。
【図9】図6のB−B断面の他の例を示す図である。
【図10】図6のC−C断面の他の例を示す図である。
【図11】図6のB−B断面の他の例を示す図である。
【図12】図11に示す溝の拡大図である。
【図13】図6のC−C断面の他の例を示す図である。
【図14】図11中のD部の拡大図である。
【符号の説明】
1,2 スクリーンシリンダ 4 流路 7 攪拌室 12a,12b 翼 18a,18b 出口室 25 スリット開口 26 補強リング(環状部材) 27 フランジ 28 板状部材 29 凹み 30 逃げ溝 31 引抜き部材(板状部材) 32 溝 33 隙間 101 浸漬タンク(容器) 102 蓋 103 圧縮機 104 接着剤貯漕 105 蓋 106 真空ポンプ 107,108 配管 109,110,111 弁 113 ドレン溜 114 圧力計 115 液面計 116 真空計 201 接着剤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の板状部材を一定間隔で環状に配列
    し、隣り合う前記板状部材間の隙間をスリット開口とす
    る紙料精選装置のスクリーンシリンダにおいて、 該板状部材を支持するための複数の溝を有する環状部材
    をそなえ、 該板状部材を該溝で支持するとともに、該板状部材と該
    溝との間に形成される隙間に接着剤を充填したことを特
    徴とする、スクリーンシリンダ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002346430A (ja) * 2001-05-23 2002-12-03 Mitsubishi Heavy Ind Ltd スクリーンシリンダの製作方法、スクリーン、および材料ふるい分け装置
EP2129477B1 (de) 2007-04-02 2015-07-08 Andritz Fiedler Gmbh Siebvorrichtung
CN105013889A (zh) * 2015-07-10 2015-11-04 江苏腾迈机械有限公司 一种夹持式筛筐的制造方法及夹持式筛筐

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