JP2001198233A - 容器内の充填材を押送用高圧ガスと共に送出する装置 - Google Patents
容器内の充填材を押送用高圧ガスと共に送出する装置Info
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- JP2001198233A JP2001198233A JP2000013618A JP2000013618A JP2001198233A JP 2001198233 A JP2001198233 A JP 2001198233A JP 2000013618 A JP2000013618 A JP 2000013618A JP 2000013618 A JP2000013618 A JP 2000013618A JP 2001198233 A JP2001198233 A JP 2001198233A
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Abstract
たり、気が動転していると、噴射できない。自動型は電
源を要し、送電停止や、電池消耗の場合、使用できな
い。また、蓄圧式の場合、ガス漏れで使用時に噴射しな
い例があった。 【解決手段】 この装置は容器1と、開封器2と、セン
サー3を有する。該容器は本体11に充填材12と加圧
気体13が充填され、該本体の開口14を封板15の溶
接で密封してある。該開封器はシリンダ21とピストン
22を有し、該シリンダは該本体に該封板を覆って着脱
自在で、装着状態で通路が確保される充填材の送出路2
3とこれに導結した噴出管24を備えており、該ピスト
ンは一面の穿針25を該封板に向けて該シリンダに摺嵌
している。該センサーはケース31にガス発生剤32を
密封したもので、導管33を介して該シリンダに、該ピ
ストンの該穿針と反対側の面に対して、導通している。
Description
送用高圧ガスと共に送出する装置にかかり、長期間保管
してもガス漏れが起こらず、かつ人手によらず、環境温
度の変化を利用して充填材を送出する型式のものに関す
る。
器を手動で開封し、流出するガスを利用するものに消火
器がある。消火器の場合、流出ガスの圧力で消火用の充
填材を加圧して噴射する加圧式と、消火用の充填材を予
めフロンや窒素で加圧しておき、手動で操作して噴射す
る蓄圧式がある。自動消火器は温度、煙などをセンサー
で検出し、電力を用いて噴射している。最近、火薬(ス
クイブ)を用いて弁などを開放し、噴射させるやり方も
ある。
や蓄圧式の場合、消火器が火元の近くに置かれていると
これに近寄れず、噴射できない。また、火災の場合、気
が動転しているため、恐怖、慌て、忘れなどが原因とな
って、同様に噴射できないことがある。自動の場合は電
源を要し、交流の場合、災害発生などで断線や送電停止
すると噴射できず、電池の場合、長期信頼性に欠けるの
で非常用としては不向きである。また、従来品はどれも
消火用の充填材を入れた容器とその継ぎ手がねじ込み式
で完全密封でないため、蓄圧式の場合、長期間保存する
と、使用時に噴射しない例があった。本発明は封板を本
体に溶接することによって開口を密閉し、長期間保管し
てもガス漏れが起こらず、開封により消火用の充填材を
ガス圧で確実に送出でき、しかもその送出を、環境温度
変化を利用して、自動的に行える容器内の充填材を押送
用高圧ガスと共に送出する装置を提供することを目的と
する。
填材を押送用高圧ガスと共に送出する装置は、容器と、
開封器と、センサーを有している。該容器は本体に充填
材と加圧気体が充填され、該本体の開口が該本体に溶接
した封板で密封されたものである。容器が消火器の場
合、充填材は粉末や液体等の消火剤で、加圧気体は炭酸
ガスや窒素ガス等の非支燃性ガスとなる。該開封器はシ
リンダとピストンを有している。該シリンダは該本体に
該封板を覆って着脱自在で、装着状態で通路が確保され
る充填材の送出路と該送出路に導結された噴射管を備え
ている。該ピストンは一面に穿針を備え、該穿針を該封
板に向けて該シリンダに摺嵌している。ガス圧を受けた
ピストンが移動することによって穿針が封板を開封す
る。該シリンダは本体に固着される型式でもよいが、着
脱式とすると反復使用できる。そして、該センサーはケ
ースにガス発生剤を密封したもので、導管を介して該シ
リンダに、該ピストンの穿針と反対側の面に対して、導
通している。
よいので好ましいが、鋼製その他でもよい。ガス発生剤
も適当に選べるが、例えばアミノテトラゾールが好まし
い。
操作桿が当接自在で、この操作桿は穿針を封板の開封完
了位置へ移動自在となっていてもよい。この場合、セン
サーの作動前に人が開封の必要性を認識した場合、不作
動の場合、訓練等の場合等、いつでも人為的に封板の開
封が行え、ピストンと操作桿は別体なので、組み立て作
業がし易い。
次のように変形することもできる。開封器において、ピ
ストンは一面の穿針を該封板に向けかつ他面から延びた
操作桿を該シリンダの外部へ突出させて該シリンダに摺
嵌する。また、センサーにおいては、これが通路とその
遮断子を有する作動器に装着され、該通路は導管を介
し、一方で該シリンダの送出路とまた他方で噴射ノズル
とそれぞれ導結され、該遮断子が該通路を該センサーの
噴射ガスで開放するようにする。この場合、ピストンと
操作桿が一体なので、ピストンが傾いて摺動困難となっ
たりせず、操作桿を操作することによって、いつでも人
為的に封板の開封を確実に行える。
口が封板の溶接で封止されていてもよい。この場合、小
型に纏まるので取扱が容易で、ガス発生剤が湿気たりす
ることもない。
の開口が樹脂メルトシートで封止されていてもよい。こ
の場合、狭い場所にも設置することができ、ケースの開
封も確実に行われる。
封型のそれぞれ開封装置で、同一符号は同一もしくは相
応部分を示してある。1は容器、2は開封器、3はセン
サーである。容器1は本体11に充填材12と加圧気体
13が充填され、この本体11の開口14がこの本体1
1に溶接した封板15で密封されたものである。この容
器1は内部にサイホン管16が設けられている。
有している。シリンダ21は本体11に封板15を覆っ
て着脱自在で、装着状態で通路が確保される充填材12
の送出路23とこの送出路23に導結された噴射管24
を備えている。ピストン22は一面に穿針25を備え、
この穿針25を封板15に向けてシリンダ21に摺嵌し
ている。
生剤32を密封したもので、導管33を介してシリンダ
21の送入路23’に導結され、ピストン22の穿針2
5と反対側の面に対して、導通している。
から操作桿26が当接自在で、この操作桿26は穿針2
5を封板15の開封完了位置へ移動自在となっている。
こうすると、センサー3の作動前に人が開封の必要性を
認識した場合、不作動の場合、訓練等の場合等に、いつ
でも人為的に封板の開封が行え、ピストン22と操作桿
26は別体なので、組み立て作業がし易い。
25を封板15に向け且つ他面から延びた操作桿26’
をシリンダ21の外部へ突出させてシリンダ21に摺嵌
している。また、センサー3は通路41とその遮断子4
2を有する作動器4に装着され、この通路41は導管5
を介し一方でシリンダ21の送出路23とまた他方で噴
射ノズル6とそれぞれ導結され、遮断子42が通路41
をセンサー3の噴射ガスで開放するようになっている。
作動器4の作動状態はこの遮断子42に適宜のやり方で
連動する表示器43で表示される。こうすると、容器1
を予め人手で開封しておくので、開封ミスを防げ、時間
的な遅れも解消する。勿論、予め開封しておかなくても
よく、この場合はガス漏れが防止される。
1の開口34が封板35の溶接で封止されている。こう
すると、小型に纏まるので取扱が容易となり、ガス発生
剤32が湿気たり、変質するのを防げる。
ス31の開口34が樹脂メルトシール35’で封止され
ている。こうすると、狭い場所にも設置でき、ケース3
1の開封も確実に行える。
容器(1)を窒素ガス(13)で8kg/cm2に加圧し、封板(15)
で密封した。センサー(3)はスクイブ型(3')とし、ガス
発生剤(32)は、アルミ製ケース(31)に5NATK(アミ
ノテトラゾール)を10mg充填し、同様に窒素を封入し
て封板(35)を溶接した。このセンサー(3)を導管(33)で
シリンダ(21)に導結した。また、シリンダ(21)の送出路
(23)を噴射管(24)で噴射ノズル(5)に導結した。導管(3
3)と噴射管(24)の長さをそれぞれ1mとした。この状態
でセンサー(3)の部分をバーナーでゆっくり加熱し、2
35℃になったときに噴射ノズル(5)から約10秒間の
噴射を確認した。
キャピラリー型(3”)とし、スクイブ型と同様にガス発
生剤(32)と窒素を封入し、このセンサー(3)をチューブ
でシリンダ(21)に導結して前記と同様に加熱した場合も
スクイブ型と同様の結果が得られた。キャピラリー型
(3”)は曲げても同様で、このことは、昇温箇所の広い
面積から検知できる特徴がある。
量や噴射距離(10m)が確認されたわけである、ま
た、噴射ノズルを変えることで多目的の目的に使用でき
ることも確認した。
動試験は同様の性能であった。この場合、作動状態が判
断できるように表示器(43)を装着している。実際にテン
プラ油を加熱させ、火災を発生させて実験、確実に作動
することが確認された。
に、封板を手動で開封するようにもしてある。
不活性ガス(窒素)でシールされ、封板の溶接で完全密
閉されるので、輸送、振動などでの誤作動がなく安全
で、長期間保管してもガス漏れが起こらず、充填材やガ
ス発生剤の劣化や老化等が生じることもなく長期間性能
維持が可能で、ガス発生剤センサーにより超小型かつフ
レキシブルに構成でき、あらかじめ危険箇所にきめ細か
く設置可能で、場所を取ることもなく、シンプルな構造
なので、故障がなく、メンテナンスが容易で、低コスト
となり、大型の容器であっても、センサー容量は変わら
なく経済的で、電池も電源も必要とせず、開封により消
火用の充填材をガス圧で確実に送出でき、しかもその送
出を、環境温度変化を利用して、自動的に素早く行うこ
とができ、容器やケースは使用後に穴が開いているの
で、廃棄時に安全である。
が開封の必要性を認識した場合、不作動の場合、訓練等
の場合等、いつでも人為的に封板の開封が行え、ピスト
ンと操作桿は別体なので、組み立て作業がし易い。
体なので、ピストンが傾いて摺動困難となったりせず、
操作桿を操作することによって、いつでも人為的に封板
の開封を確実に行える。
が容易で、ガス発生剤が湿気たりすることもない。
ことができ、ケースの開封も確実に行われる。
と共に送出する装置の具体例を示す一部切断側面図で、
センサーとしてキャピラリー型を付記してある。
と共に送出する装置の別の例を示す一部切断側面図であ
る。
(13)が充填され、該本体 14 開口 15 封板 21 シリンダ 22 ピストン 23 送出路 24 噴出管 25 穿針 26 操作桿 31 ケース 32 ガス発生剤 33 導管 34 開口 35 封板 35’ 樹脂メルトシール 41 通路 42 遮断子
Claims (5)
- 【請求項1】 容器(1)と、開封器(2)と、センサー(3)
を有し、 該容器(1)は本体(11)に充填材(12)と加圧気体(13)が充
填され、該本体(11)の開口(14)が該本体(11)に溶接した
封板(15)で密封されたもので、 該開封器(2)はシリンダ(21)とピストン(22)を有し、該
シリンダ(21)は該本体(11)に該封板(15)を覆って着脱自
在で、装着状態で通路が確保される充填材の送出路(23)
と該送出路(23)に導結された噴出管(24)を備えており、
該ピストン(22)は一面に穿針(25)を備え、該穿針(25)を
該封板(15)に向けて該シリンダ(21)に摺嵌しており、 該センサー(3)はケース(31)にガス発生剤(32)を密封し
たもので、導管(33)を介して該シリンダ(21)に、該ピス
トン(22)の穿針(25)と反対側の面に対して、導通してい
ることを特徴とする容器内の充填材を押送用高圧ガスと
共に送出する装置。 - 【請求項2】 該ピストン(22)の他面に該シリンダ(21)
の外部から操作桿(26)が当接自在で、該操作桿(26)は該
穿針(25)を該封板(15)の開封完了位置へ移動自在となっ
ている請求項1に記載の容器内の充填材を押送用高圧ガ
スと共に送出する装置。 - 【請求項3】 容器(1)と、開封器(2)と、センサー(3)
を有し、 該容器(1)は本体(11)に充填材(12)と加圧気体(13)が充
填され、該本体(11)の開口(14)が該本体(11)に溶接した
封板(15)で密封されたもので、 該開封器(2)はシリンダ(21)とピストン(22)を有し、該
シリンダ(21)は該本体(11)に該封板(15)を覆って着脱自
在で、装着状態で通路が確保される充填材の送出路(23)
と該送出路(23)に導結された噴出管(24)を備えており、
該ピストン(22)は一面の穿針(25)を該封板(15)に向け、
かつ他面から延びた操作桿(26')を該シリンダ(21)の外
部へ突出させて該シリンダ(21)に摺嵌しており、 該センサー(3)はケース(31)にガス発生剤(32)を密封し
たもので、通路(41)とその遮断子(42)を有する作動器
(4)に装着され、該通路(41)は導管(5)を介し、一方で該
シリンダ(21)の送出路(23)とまた他方で噴射ノズル(6)
とそれぞれ導結され、該遮断子(42)が該通路(41)を該セ
ンサー(3)の噴射ガスで開放するようになっていること
を特徴とする容器内の充填材を押送用高圧ガスと共に送
出する装置。 - 【請求項4】 該センサー(3)はスクイブ型(3')で、該
ケース(31)の開口(34)が封板(35)の溶接で封止されてい
る請求項1又は3に記載の容器内の充填材を押送用高圧
ガスと共に送出する装置。 - 【請求項5】 該センサー(3)はキャピラリー型(3”)
で、該ケース(31)の開口(34)が樹脂メルトシール(35')
で封止されている請求項1又は3に記載の容器内の充填
材を押送用高圧ガスと共に送出する装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000013618A JP4398039B2 (ja) | 2000-01-24 | 2000-01-24 | 容器内の充填材を押送用高圧ガスと共に送出する装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011147527A (ja) * | 2010-01-20 | 2011-08-04 | Nippon Tansan Gas Co Ltd | 消火器 |
JP2016534850A (ja) * | 2013-10-30 | 2016-11-10 | フォグメーカー・インターナショナル・エービーFogmaker International AB | 消火システム |
KR20190096221A (ko) * | 2018-02-08 | 2019-08-19 | 주식회사 엔브이씨 | 자립형 화재 진화 장치 |
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- 2000-01-24 JP JP2000013618A patent/JP4398039B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2011147527A (ja) * | 2010-01-20 | 2011-08-04 | Nippon Tansan Gas Co Ltd | 消火器 |
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US11534639B2 (en) | 2013-10-30 | 2022-12-27 | Fogmaker International Ab | Fire extinguishing system |
KR20190096221A (ko) * | 2018-02-08 | 2019-08-19 | 주식회사 엔브이씨 | 자립형 화재 진화 장치 |
KR102032496B1 (ko) * | 2018-02-08 | 2019-11-08 | 주식회사 엔브이씨 | 자립형 화재 진화 장치 |
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