JP2001197113A - データ伝送方法 - Google Patents

データ伝送方法

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JP2001197113A
JP2001197113A JP2000004411A JP2000004411A JP2001197113A JP 2001197113 A JP2001197113 A JP 2001197113A JP 2000004411 A JP2000004411 A JP 2000004411A JP 2000004411 A JP2000004411 A JP 2000004411A JP 2001197113 A JP2001197113 A JP 2001197113A
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packet
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video
audio
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JP2000004411A
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Shingo Ishiyama
慎吾 石山
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Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御情報TSパケットの送出頻度を下げ、代
りにビデオTSパケット及びオーディオTSパケット及
びプライベートTSパケットを伝送することで、データ
の伝送容量を増加させ、画質や音質の向上などの、より
高性能なシステムやアプリケーションを構築する。 【解決手段】 時分割多重しパケット化したトランスポ
ートストリーム中に周期的に多重する制御情報の多重頻
度、所謂送出頻度を、所定周期に下げると共に、この制
御情報に変更が発生した時点で当該変更内容のみを符号
化し、当該符号化情報を、ビデオ圧縮データをペイロー
ドとする上記TSパケットのヘッダ情報であるアダプテ
ーションフィールド内のプライベートデータ領域に付加
・送出するようにしたもので、これにより、ビデオ圧縮
データ、オーディオ圧縮データ及びプライベートデータ
の伝送容量を増やすことが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧縮した動画像信号
及び音声信号の送受信に関するもので、特に圧縮した動
画像信号と音声信号に関連した制御情報の送出方法の改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、画像処理技術、とりわけ画像情
報、音声情報の圧縮技術は、めざましい発展を遂げてお
り、容量の小さい伝送路であっても高品質な動画像や音
声の伝送が可能となった。 特に伝送路が固定の伝送容
量の場合、より高品質な動画像や音声の伝送を実現する
ためにはどれだけのデータを伝送可能とするか、または
どれだけのチャンネル数を伝送可能とするかが重要なポ
イントとなる。
【0003】図2に、このシステムの基本構成の概要を
示す。このシステムは、カメラ1、マイク2、トランス
ポートストリーム(以下、TSと称す)作成部5、伝送
路7、TS解析部9、モニタ12、スピーカ13により
構成される。TS作成部5は、カメラ1によって撮影さ
れた映像、いわゆるビデオ信号3を得ると、ビデオ圧縮
装置5aにおいて圧縮し、ビデオ圧縮データとする。
【0004】一方、マイク2によって録音された音声、
いわゆるオーディオ信号4を得るとオーディオ圧縮装置
5bにおいて圧縮し、オーディオ圧縮データとする。多
重化装置5cは、制御装置16にて設定された制御情報
17を含むTSパケット(以後、制御情報TSパケット
と称す)とヘッダ情報の付加されたビデオ圧縮データを
ペイロードとするTSパケット(以後、ビデオTSパケ
ットと称す)とヘッダ情報の付加されたオーディオ圧縮
データをペイロードとするTSパケット(以後、オーデ
ィオTSパケットと称す)とを時分割パケット多重して
伝送クロック(CK)14に同期したTS6を生成し伝送
路7に出力する。
【0005】伝送路7は、TS6を送端側から取込み、
受端側にTS8を出力する形で伝送を行う。 なお、伝
送CK15は伝送CK14と同一のものである。TS解
析部9は、TS8と伝送CK15を得ると、分離分割装
置9cにおいてTS8内のヘッダ情報に基づき多重化さ
れたビデオ圧縮データとオーディオ圧縮データを分離分
割する。 ビデオ伸長装置9aは、分離・分割されたビ
デオ圧縮データをビデオ信号10に伸長変換し、またオ
ーディオ伸長装置9bは、分離・分割されたオーディオ
圧縮データをオーディオ信号11に伸長変換して、モニ
タ12およびスピーカ13に出力する。
【0006】次に、図3によってTS作成部5につい
て、詳しく説明する。TS作成部5は、ビデオ圧縮部5
−1、オーディオ圧縮部5−2、システム・タイム・ク
ロック(STC)カウンタ5−3、システムCK発生器5
−4、ビデオPES(Packetized Elementary Stream)パ
ケット化部5−5、ビデオタイムスタンプ演算部5−
6、オーディオPESパケット化部5−7、オーディオ
タイムスタンプ演算部5−8、ラッチ5−9、FIFO
(First In First Out)メモリ5−10,5−11,5−
12,5−13、PCR(Program Clock Reference)符
号化部5−14、TSパケット多重制御部5−15、T
Sヘッダ格納ROM5−16、多重スケジュールデータ
格納ROM5−17、制御情報格納メモリ5−18によ
り構成される。 なお、PES(Packetized Elementary
Stream)とは、圧縮データにヘッダ情報を付加しパケッ
ト化したものであり、PCR(Program ClockReference)
とは、STCカウンタ値を符号化したものである。
【0007】ビデオ圧縮部5−1、オーディオ圧縮部5
−2、STCカウンタ5−3には、システムCK500
が供給される。 例えば、その周波数は27MHzであ
る。また、FIFOメモリ5−10,5−11,5−1
2,5−13の書き込み側、ラッチ5−9、PCR符号
化部5−14には、システムCK500に関連した信号
が、FIFOメモリ5−10,5−11,5−12,5
−13、PCR符号化部5−14、TSヘッダ格納RO
M5−16、および多重スケジュールデータ格納ROM
5−17の読み出し側には、伝送クロック14に関連し
た信号が供給される。
【0008】次に、これらの詳細動作について説明す
る。ビデオ圧縮部5−1、オーディオ圧縮部5−2は、
システムCK500に応じて、ビデオ信号3、オーディ
オ信号4を、ビデオ圧縮データ501、オーディオ圧縮
データ502に変換する。ビデオPESパケット化部5
−5とオーディオPESパケット化部5−7は、ビデオ
圧縮部5−1とオーディオ圧縮部5−2より得たビデオ
圧縮データ501とオーディオ圧縮データ502にヘッ
ダ情報を付加してそれぞれPESパケット化する。 更
にPESパケット化されたビデオ圧縮データ(ビデオP
ESパケットデータ)504とPESパケット化された
オーディオ圧縮データ(オーディオPESパケットデー
タ)509を、書き込み信号505と510にて、FI
FOメモリ5−10と5−12に書き込む。
【0009】また、ビデオPESパケットデータの最
後、いわゆるパケットの最後を示す信号506と、オー
ディオPESパケットデータの最後、いわゆるパケット
の最後を示す信号511を、ビデオタイムスタンプ演算
部5−6とオーディオタイムスタンプ演算部5−8に出
力する。ビデオタイムスタンプ演算部5−6は、ビデオ
圧縮データ501からビデオタイムスタンプ演算の基準
となるヘッダ情報を検出すると同時に、STCカウンタ
5−3の出力、即ちSTCカウンタ値503をホールド
する。 そして、ホールドしたSTCカウンタ値にオフ
セット等を加算してビデオタイムスタンプ値507と
し、ビデオPESパケット化部5−5からのPESパケ
ットデータの最後を示す信号506によって書き込み信
号508を生成し、ビデオタイムスタンプ値507をF
IFOメモリ5−11に書き込む。 言い換えれば、F
IFOメモリ5−10に1つのPESパケットデータ分
が蓄積されたら、FIFOメモリ5−11にビデオタイ
ムスタンプ値507を書き込み、上記動作を繰り返す。
【0010】オーディオタイムスタンプ演算部5−8
は、オーディオ圧縮データ502からオーディオタイム
スタンプ演算の基準となるヘッダを検出すると同時に、
STCカウンタ5−3の出力、即ちSTCカウンタ値5
03をホールドする。 そしてホールドしたSTCカウ
ンタ値にオフセット等を加算してオーディオタイムスタ
ンプ値512とし、オーディオPESパケット化部5−
7からのPESパケットの最後を示す信号511によっ
て書き込み信号513を生成し、オーディオタイムスタ
ンプ値512を、FIFOメモリ5−13に書き込む。
言い換えれば、FIFOメモリ5−12に1PESパ
ケットデータ分が蓄積されたら、FIFOメモリ5−1
3にオーディオタイムスタンプ値512を書き込み、上
記動作を繰り返す。
【0011】次に、多重化動作について説明する。TS
パケット多重制御部5−15は、多重スケジュールデー
タ格納ROM5−17に、アドレス529を出力し、得
られる多重スケジュールデータ530に従って、アドレ
ス527をTSヘッダ格納ROM5−16に出力する。
そして、得られるヘッダ情報528と、FIFOメモ
リ5−10,5−11,5−12,5−13から読み出
されるビデオPESパケットデータ516、ビデオタイ
ムスタンプ値518、オーディオPESパケットデータ
521、オーディオタイムスタンプ値523と、TSパ
ケット多重制御部5−15からの制御信号515によっ
てホールドされたSTCカウンタ値503、いわゆるS
TCカウンタ値514をPCR符号化5−14で符号化
したPCR値526とを多重化して、TS6を生成、出
力する。
【0012】次に、TS作成部5のFIFOメモリの読
み出し動作について説明する。TSパケット多重制御部
5−15は、FIFOメモリ5−11のエンプティ(E
MPTY)フラグ519を常に監視しており、FIFO
メモリ5−10に1PESパケット分のビデオPESパ
ケットデータが蓄積され、FIFOメモリ5−11にビ
デオタイムスタンプ値507が書き込まれたら、即ちE
MPTYが解除されたら、多重スケジュールデータ格納
ROM5−17から得た多重スケジュールデータ530
に関連した読み出し信号520を生成し、ビデオタイム
スタンプ値518を読み出し、続いて読み出し信号51
7で、FIFOメモリ5−10からビデオPESパケッ
トデータ516を読み出す。
【0013】また、TSパケット多重制御部5−15
は、FIFOメモリ5−13のEMPTYフラグ524
を常に監視し、FIFOメモリ5−12に1PESパケ
ット分のオーディオPESパケットデータが蓄積され、
FIFOメモリ5−13にオーディオタイムスタンプ値
512が書き込まれたら、即ちEMPTYが解除された
ら、多重スケジュールデータ格納ROM5−17から得
た多重スケジュールデータ530に関連した読み出し信
号525を生成し、オーディオタイムスタンプ値523
を読み出し、続いて読み出し信号522でFIFOメモ
リ5−12からオーディオPESパケットデータ523
を読み出す。
【0014】以上の動作を繰り返し、ビデオPESパケ
ットデータとオーディオPESパケットデータ、並びに
各ヘッダ情報、制御情報をTSパケット(188バイト
単位)化し、時分割多重してTS6を生成、出力する。
続いて、図4を用いTSの基本的な構成を示し、上記の
制御情報TSパケットについて、詳細に説明する。
【0015】制御情報TSパケットの代表的なものとし
ては、図4に示す、PAT(ProgramAssociation Table)
パケットとPMT(Program Map Table)パケットがあ
る。ここで、PATパケットには、PMTパケットのP
ID(Program ID)値、所謂PMTパケットの識別番号
(図4では“0x20”,“0x30”)が記述されている。ま
た、PMTパケットには、ビデオTSパケットのPID
値(図4では“0x50”,“0x80”)、オーディオTSパケ
ットのPID値(図4では“0x60”,“0x90”)、及びプ
ライベートTSパケットのPID値(図4では“0x70”,
“0xA0”)が記述されている。
【0016】例えば、この制御情報TSパケットは、1
回以上/100m secの割合で送出されることが、最も
一般的なものとされている。 また、制御情報TSパケ
ットは、その制御情報内容の変更の有無に関わらず、1
回以上/100msの割合で送出される。受信機側での
基本的な処理としては、まず、受信したTSから予め定
められたPATパケットのPID値(例えば“0x00”)を
見つけ、当該PATパケット内に記述された制御情報か
らPMTパケットのPID値を取得し、PMTパケット
を抽出する。 次に、当該PMTパケット内に記述され
た制御情報からそれぞれのTSパケットのPID値を取
得し、続いて取得したPID値の各TSパケットを抽出
し、更にこれらのTSパケット内からそれぞれの圧縮デ
ータを分離分割してデコーダに出力し、デコーダで伸張
再生する形となる。
【0017】次に、図6を用いて制御情報TSパケット
について、さらに説明する。上記制御情報TSパケット
において、実際に制御情報が付加されている割合は、用
いられるアプリケーション又はチャンネル数(プログラ
ム数)等に依存するが、図6に示す様にTSパケットの
単位である188バイトの内、1/3に満たないケース
が多く、他はスタッフィングバイトなる意味の無いデー
タ“FF”が付加される。
【0018】したがって、前述した通り、制御情報TS
パケット内の制御情報の内容が変更されたか否かに関係
なく、制御情報を、1回/100ms以上送出すると、
実際の制御情報よりもスタッフィングバイトの伝送容量
が多くなり、非常に無駄が多いTSの伝送となる。次
に、図5を用いてTS解析部9について説明する。
【0019】TS解析部9は、PATパケット抽出部9
−1、PMTパケット抽出部9−2、メモリ9−3、C
PU9−4、ビデオTSパケット抽出部9−5、オーデ
ィオTSパケット抽出部9−6、PCRパケット抽出部
9−7、TSパケットペイロード抽出部9−8、ビデオ
タイムスタンプ値抽出部9−10、オーディオTSパケ
ットペイロード抽出部9−10、オーディオタイムスタ
ンプ値抽出部9−11、符号化部9−12、FIFOメ
モリ9−13,9−15、読み出しタイミング調整部9
−14,9−16、ラッチ9−17、STCカウンタ9
−18、ビデオ伸張部9−19、オーディオ伸張部9−
20、システムCK発生器9−21により構成される。
【0020】PATパケット抽出部9−1、PMTパケ
ット抽出部9−2、ビデオTSパケット抽出部9−5、
オーディオTSパケット抽出部9−6、PCRパケット
抽出部9−7には、伝送路7から得られる伝送CK15
が供給される。 また、ビデオ伸張部9−19、オーデ
ィオ伸張部9−20、STCカウンタ9−18には、シ
ステムCK924が供給される。
【0021】続いて、TS解析部9の詳細動作について
説明する。PATパケット抽出部9−1では、TS8を
得ると、TS8内の制御情報TSパケットであるPAT
パケットを抽出して、当該パケット内の制御情報900
を書き込み信号901にてメモリ9−3に書き込む。C
PU9−4は、メモリ9−3に書き込まれたPATパケ
ットの制御情報からPMTパケットのPID値を取得
し、制御信号906をPMTパケット抽出部9−2に出
力する。 PMTパケット抽出部9−2は、制御信号9
06を得ると、TS8内の制御情報TSパケットである
PMTパケットを抽出し、当該パケット内の制御情報9
02を書き込み信号903にてメモリ9−3に書き込
む。
【0022】CPU9−4は、メモリ9−3に書き込ま
れたPMTパケットの制御情報からビデオTSパケッ
ト、オーディオTSパケット、PCRパケットの各PI
D値を取得し、対応する制御信号906を、ビデオTS
パケット抽出部9−5、オーディオTSパケット抽出部
9−6、PCRパケット抽出部9−7に出力する。ビデ
オTSパケット抽出部9−5は、この制御信号906に
より、TS8内のビデオTSパケットを抽出し、これ
を、TSパケットペイロード抽出部9−8とビデオタイ
ムスタンプ値抽出部9−9に出力する。
【0023】オーディオTSパケット抽出部9−6は、
上記制御信号906により、TS8内のオーディオTS
パケットを抽出し、これを、TSパケットペイロード抽
出部9−10とオーディオタイムスタンプ値抽出部9−
11に出力する。PCRパケット抽出部9−7は、上記
制御信号906により、TS8内のPCRパケットを抽
出し、上記パケット内からPCR値909を抽出し、符
号化部9−12に出力する。
【0024】TSパケットペイロード抽出部9−8は、
ビデオTSパケット907を得るとこのパケットからヘ
ッダ情報を取り除いた正味のビデオ圧縮データ910を
抽出し、書き込み信号911でFIFOメモリ9−13
に書き込む。ビデオタイムスタンプ値抽出部9−9は、
ビデオTSパケット907を得ると当該パケットからヘ
ッダ情報内にあるビデオタイムスタンプ値912を抽出
し、読み出しタイミング調整部9−14に出力すると共
に、制御信号913をラッチ9−17に出力する。
【0025】TSパケットペイロード抽出部9−10
は、オーディオTSパケット908を得ると、このパケ
ットからヘッダ情報を取り除いた正味のオーディオ圧縮
データ914を抽出し、書き込み信号916でFIFO
メモリ9−15に書き込む。オーディオタイムスタンプ
値抽出部9−11は、オーディオTSパケット908を
得ると、当該パケットからヘッダ情報内にあるオーディ
オタイムスタンプ値917を抽出し、読み出しタイミン
グ調整部9−16に出力すると共に制御信号913をラ
ッチ9−17に出力する。
【0026】符号化部9−12は、PCR値909を得
ると、これを符号化し、カウンタ値918をロード信号
919にてSTCカウンタ9−18にロードする。 S
TCカウンタ9−14は、ロードされた値からカウント
を開始する。以後、送信側から周期的に伝送されてくる
PCR値909と、伝送されてきた時点の受信側のST
Cカウンタ値を比較することで、いわゆる送信側と受信
側のシステムCKの同期を実現している。
【0027】読み出しタイミング調整部9−14は、ビ
デオタイムスタンプ値抽出部9−9より得たビデオタイ
ムスタンプ値912から、90KHzクロックを基準と
してラッチ9−17からの信号915の値までカウント
ダウンを行ない、値が一致した時点で、FIFO読み出
し信号921をFIFOメモリ9−13に出力する。所
謂、ビデオタイムスタンプ動作を行う。
【0028】読み出しタイミング調整部9−16は、オ
ーディオタイムスタンプ値抽出部9−11より得たオー
ディオタイムスタンプ値917から、90KHzクロッ
クを基準としてラッチ9−17からの信号915の値ま
でカウントダウンを行ない、値が一致した時点で、FI
FO読み出し信号923をFIFOメモリ9−15に出
力する。 所謂、オーディオタイムスタンプ動作を行
う。
【0029】ビデオ伸張部9−19は、FIFOメモリ
9−13から得たビデオ圧縮データ920を伸張し、ビ
デオ信号10を前述のモニタ12に出力再生する。オー
ディオ伸張部9−20は、FIFOメモリ9−15から
得たオーディオ圧縮データ922を伸張し、オーディオ
信号11を前述のスピーカ13に出力再生する。
【0030】ところで、前述した通り、TSに多重化さ
れた制御情報は、制御情報の内容の変更の有無に関わら
ず、1回/100ms以上、送出されるものであり、ま
た、その制御情報を含む制御情報TSパケット中の実際
の制御情報は、1パケット(188バイト)の1/3程度
であり、ほとんどの場合、実際の制御情報よりも、スタ
ッフィングバイトの占める割合の方が多くなるものであ
る。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術を用いたシ
ステムにおいて、送信側で生成出力するトランスポート
ストリーム内に多重される制御情報TSパケットの送出
頻度は、当該制御情報を用いて受信機側を制御する観点
から、放送などのリアルタイム送受信系システムでは、
受信機のハングアップまたはリセットからの最適な復帰
時間を考慮して、1回/100ms以上の送出を、一般
的に理想としている。
【0032】ところが、受信機の復帰時間が長くても特
に問題にならないシステム(例えば受信機の復帰時間の
間は別の映像を出力する構成、あるいは復帰時間を無視
できるぐらいのアンリアルタイムシステム等)やアプリ
ケーションでは、上記の制御情報TSパケットの送出頻
度を、1回/100ms以上にする必要はなく、また上
記制御情報の変更が発生した場合は、その時点で、その
変更情報を送出すればよい。
【0033】本発明は、制御情報TSパケットの送出頻
度を下げ、代りにビデオTSパケット及びオーディオT
Sパケット及びプライベートTSパケットを伝送するこ
とで上記データの伝送容量を増加させ、画質や音質の向
上などの、より高性能なシステムやアプリケーションを
構築することを目的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の目的を達
成するため、送信側からビデオ圧縮データとオーディオ
圧縮データおよび制御情報を時分割多重しパケット化し
たトランスポートストリーム(以下、TSと称す)とし
て伝送し、受信側で上記ビデオ圧縮データとオーディオ
圧縮データを分離分割、伸長して復号化するデータ伝送
方法において、上記TS中に周期的に多重する上記制御
情報の多重頻度、所謂送出頻度を所定周期に下げると共
に、上記制御情報に変更が発生した時点で当該変更内容
のみを符号化し、当該符号化情報を、ビデオ圧縮データ
をペイロードとする上記TSパケットのヘッダ情報であ
るアダプテーションフィールド内のプライベートデータ
領域に付加・送出するものであり、以上の手段により、
ビデオ圧縮データ、オーディオ圧縮データ及びプライベ
ートデータの伝送容量を増やす事が可能になる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
説明するが、従来技術におけるシステムとの相違点は、
図4、図6で説明した制御情報TSパケットの送出頻度
を変更する点である。まず、図1を用いて制御情報TS
パケットの送出方法について説明をする。図1は、本発
明における制御情報TSパケットの送出の一例を示す図
である。
【0036】本実施例では、制御情報TSパケット(P
ATパケット、PMTパケット)の送出頻度を、1回/
10 secとする。そして、制御情報の内容に変更が生じ
た場合、その時点で、この変更した内容の符号化情報
を、ビデオTSパケットのヘッダ情報であるアダプテー
ションフィールドのプライベートデータ領域に付加して
送出する。
【0037】これにより、従来システム(図6)のように
制御情報TSパケット内の制御情報の後に、スタッフィ
ングバイトなる意味の無いデータを多重する必要がなく
なり、ここにもビデオ圧縮データを多重することができ
る。次に、具体的に本実施例における伝送容量を計算す
る。まず、従来システムにおける制御情報TSパケット
の伝送容量は、仮に、送出頻度を、1回/100msと
した場合、188byte×10回×8bit=15k
bit/s となる。
【0038】一方、本発明の送出方法における制御情報
TSパケットの伝送容量は、仮に、送出頻度を、1回/
10sとし、制御情報の変更がないとした場合、188
byte/0.1回×8bit=0.15kbit/s
となる。従って、本発明の送出方法は、従来の送出方
法に比べ、14.8kbit/sの伝送容量を、制御情
報送出以外に割当てることが可能になる。
【0039】なお、上記例では、制御情報TSパケット
としては、PATパケットとPMTパケットの2種類あ
るため、14.8kbit/sの倍の、29.6kbit
/sの伝送容量を、制御情報送出以外に割当てることが
可能になる。制御情報の種類は、MPEG規格、あるい
はDVB規格などでは、上記PATパケット、PMTパ
ケット以外にも、CATパケット、NITパケットなど
複数あり、本発明をこれらの制御情報にも適用すれば、
制御情報の種類と制御情報の送出頻度の関係により、更
にデータの伝送容量を増加させることが可能になる。特
に、ビデオ圧縮データが低ビットレートの場合は、人間
の視覚上僅かなビットレートの増加でも顕著に画質の向
上が見受けられるため、本発明は有効である。
【0040】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、データ伝
送におけるプログラム数(チャンネル数)またはビデオ
やオーディオ、プライベートデータのビットレートを上
げることが可能になり、より高画質、高音質の高性能な
システムやアプリケーションを構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における制御情報TSパケットの送出の
一実施例を示す模式図
【図2】一般的な伝送システムの全体構成を示すブロッ
ク図
【図3】一般的な伝送システムの送信側の構成を示すブ
ロック図
【図4】一般的な伝送システムにおける制御情報TSパ
ケットの送出例を示す模式図
【図5】一般的な伝送システムの受信側の構成を示すブ
ロック図
【図6】一般的な伝送システムの制御情報TSパケット
構成を示す模式図
【符号の説明】
5:TS作成部、6,8:トランスポートストリーム、
7:伝送部、9:TS解析部、5−1:ビデオ圧縮部、
5−2:オーディオ圧縮部、5−3:STCカウンタ、
5−4:システムCK発生器、5−5:ビデオPESパ
ケット化部、5−6:ビデオタイムスタンプ演算部、5
−7:オーディオPESパケット化部、5−8:オーデ
ィオタイムスタンプ演算部、5−9:ラッチ、5−1
0,5−11,5−12,5−13:FIFOメモリ、
5−14:PCR符号化部、5−15:TSパケット多
重制御部、5−16:TSヘッダ格納ROM、5−1
7:多重スケジュール情報格納ROM、5−18:制御
情報格納ROM、9−1:PATパケット抽出部、9−
2:PMTパケット抽出部、9−3:メモリ、9−4:
CPU、9−5:ビデオTSパケット抽出部、9−6:
オーディオTSパケット抽出部、9−7:PCRパケッ
ト抽出部、9−8:TSパケットペイロード抽出部、9
−9:ビデオタイムスタンプ値抽出部、9−10:TS
パケットペイロード抽出部、9−11:オーディオタイ
ムスタンプ値抽出部、9−12:符号化部、9−13,
9−15:FIFOメモリ、9−14,9−16:読み
出しタイミング調整部、9−17:ラッチ、9−18:
STCカウンタ、9−19:ビデオ伸張部、9−20:
オーディオ伸張部、9−21:システムCK発生器、9
00,902,905,906:制御情報、907:ビ
デオTSパケット、908:オーディオTSパケット、
910:ビデオ圧縮データ、914:オーディオ圧縮デ
ータ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側からビデオ圧縮データとオーディ
    オ圧縮データおよび制御情報を時分割多重しパケット化
    したトランスポートストリーム(以下、TSと称す)と
    して伝送し、受信側で上記ビデオ圧縮データとオーディ
    オ圧縮データを分離分割、伸長して復号化するデータ伝
    送方法において、上記TS中に周期的に多重する上記制
    御情報の多重頻度、所謂送出頻度を数秒以上の周期とす
    ると共に、上記制御情報に変更が発生した時点で当該変
    更の内容のみを符号化し、当該符号化情報を、ビデオ圧
    縮データをペイロードとする上記TSパケットのヘッダ
    情報であるアダプテーションフィールド内のプライベー
    トデータ領域に付加送出することを特徴とするデータ伝
    送方法。
  2. 【請求項2】 送信側からビデオ圧縮データとオーディ
    オ圧縮データおよび制御情報を時分割多重しパケット化
    したトランスポートストリーム(以下、TSと称す)と
    して伝送し、受信側で上記ビデオ圧縮データとオーディ
    オ圧縮データを分離分割、伸長して復号化するデータ伝
    送方法において、上記TS中に周期的に多重する上記制
    御情報の多重頻度、所謂送出頻度を所定周期に下げると
    共に、上記制御情報に変更が発生した時点で当該変更内
    容のみを符号化し、当該符号化情報を、ビデオ圧縮デー
    タをペイロードとする上記TSパケットのヘッダ情報で
    あるアダプテーションフィールド内のプライベートデー
    タ領域に付加・送出し、圧縮データの伝送容量を増加さ
    せることを特徴とするデータ伝送方法。
JP2000004411A 2000-01-13 2000-01-13 データ伝送方法 Pending JP2001197113A (ja)

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