JP2001197069A - 無線lan装置 - Google Patents

無線lan装置

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JP2001197069A
JP2001197069A JP2000001729A JP2000001729A JP2001197069A JP 2001197069 A JP2001197069 A JP 2001197069A JP 2000001729 A JP2000001729 A JP 2000001729A JP 2000001729 A JP2000001729 A JP 2000001729A JP 2001197069 A JP2001197069 A JP 2001197069A
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slave
master unit
control circuit
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JP2000001729A
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English (en)
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Masatsune Terauchi
真恒 寺内
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 親機や子機の送受信レベルを低下させずに、
他の情報パケットの通信との多重化を維持したまま、セ
キュリティ対策を行いつつ、ネットワーク設定を可能と
した無線LAN装置を提供する。 【解決手段】 少なくともゲートウェイ機能又はサーバ
機能を有する親機20と、親機20における各種ネット
ワーク設定を変更するための特権が与えられた特権子機
を含む複数の子機とにより無線LAN装置を構成する。
親機20と特権子機との接近状態を判断するための接近
状態判断手段(受信電力検出回路4a等)を設ける。接
近状態判断手段は、親機20と特権子機との通信中に、
特権子機の受信電力値が所定値を超えると、親機20と
特権子機とが接近状態にあると判断し、親機では、各種
ネットワーク設定の変更を許可する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信電力検出機能
を有する受信機により構成された無線LAN装置に関
し、特に、無線LAN装置を構成する各機器間の通信距
離に基づいてセキュリティ対策を施すことが可能な無線
LAN装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の無線LAN装置のセ
キュリティ対策として、例えば、特開平3−21083
8号公報に開示されたコードレス電話装置が知られてい
る。このコードレス電話装置は、コードレス電話機(子
機)を親機に登録する際に、子機と親機間の送受信レベ
ルを低下させることにより、通信機器の距離に基づいた
セキュリティ対策を施すようにしている。
【0003】すなわち、特開平3−210838号公報
に示された技術は、親機に対して子機を初期登録する際
に使用される技術であり、親機に対して未登録の子機を
登録する際に、当該登録シーケンス動作に入ると、親機
の送信電力や受信能力を低下させることにより、親機の
通信可能範囲を狭くして、親機から遠距離に位置する子
機からの登録を防止することにより、セキュリティ対策
を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術では、送受信レベルを低下させているた
め、子機を初期登録するためのセキュリティとしては有
効であったが、ネットワークを運用中に親機の設定変更
を行う場合には、設定変更以外の通信も制限を受けてし
まうという問題があった。
【0005】上述した従来の技術を使用して、無線LA
Nにおけるネットワーク設定を行う際のセキュリティ対
策について、具体的に説明する。無線LANネットワー
クでは、データを一定長以下のパケットに区切って多重
化通信を行うのが一般的である。このようなパケット通
信を行う場合には、設定変更を目的とするネットワーク
設定のパケットと、その他の情報パケットとが多重化通
信されている。このため、ネットワークの設定を変更す
る場合であっても、他の情報パケットの通信を妨害して
はならない。
【0006】ところが、上述した従来の技術を使用した
場合には、登録シーケンス時に親機の無線通信範囲を狭
めてしまうため、他の情報パケットの通信が妨害されて
しまうという問題があった。
【0007】本発明は、上述した事情に鑑み提案された
もので、親機や子機の送受信レベルを低下させずに、他
の情報パケットの通信との多重化を維持したまま、セキ
ュリティ対策を行いつつ、ネットワーク設定を可能とし
た無線LAN装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る無線LAN
装置は、上述した目的を達成するため、以下の特徴点を
備えている。すなわち、本発明に係る無線LAN装置
は、少なくともゲートウェイ機能又はサーバ機能を有す
る親機と、該親機における各種ネットワーク設定を変更
するための特権が与えられた特権子機を含む複数の子機
とにより構成された無線LAN装置において、前記特権
子機に、受信電力値を検出する受信電力検出手段を備
え、前記親機と前記特権子機のいずれかに、前記受信電
力値に基づいて接近状態を判断する接近状態判断手段を
備え、前記親機は、前記接近状態判断手段において前記
特権子機が接近状態にあると判断した場合に、当該親機
における各種ネットワーク設定の変更を許可するととも
に、前記接近状態判断手段において前記特権子機が離隔
状態にあると判断した場合に、当該親機における各種ネ
ットワーク設定の変更を却下することを特徴とするもの
である。
【0009】また、本発明に係る無線LAN装置は、少
なくともゲートウェイ機能又はサーバ機能を有する親機
と、該親機における各種ネットワーク設定を変更するた
めの特権が与えられた特権子機を含む複数の子機とによ
り構成された無線LAN装置において、前記親機及び前
記特権子機の両方に受信電力値を検出する受信電力検出
手段を備え、前記親機と前記特権子機のいずれかに、双
方の前記受信電力値に基づいて接近状態を判断する接近
状態判断手段を備え、前記親機は、前記接近状態判断手
段において前記特権子機が接近状態にあると判断した場
合に、当該親機における各種ネットワーク設定の変更を
許可するとともに、前記接近状態判断手段において前記
特権子機が離隔状態にあると判断した場合に、当該親機
における各種ネットワーク設定の変更を却下することを
特徴とする。
【0010】さらに、本発明に係る無線LAN装置は、
前記無線LAN装置を構成する無線機器が送信電力制御
を行っている場合に、当該送受信電力制御を行っている
無線機器に対して、検出した受信電力値に送信電力制御
で低下した電力を加算することにより補正値を算出し、
該補正値に基づいて前記接近状態判断手段における判断
を行うように構成することも可能である。
【0011】上述した構成とすることにより、受信電力
値に基づいて親機と特権子機の距離を測定して両者が接
近したと判断した場合には、親機における各種ネットワ
ーク設定を可能な状態にすることができる。一方、両者
が離隔したと判断した場合には、親機における各種ネッ
トワーク設定を不可能な状態にすることができる。した
がって、親機や子機の送受信レベルが低下しないため、
セキュリティ対策を行いつつ、他の情報パケットの通信
との多重化を維持したまま、各種ネットワーク設定を行
うことが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明に
係る無線LAN装置の実施形態の一例を説明する。
【0013】図1〜3は、無線LAN装置を構成する通
信機器を示すもので、図1は、親機の概略構成を示すブ
ロック図、図2は、子機の概略構成を示すブロック図、
図3は、特権子機の概略構成を示すブロック図である。
【0014】<親機>本発明の一実施形態に係る無線L
AN装置を構成する親機20は、図1に示すように、ア
ンテナ1a、送信機2a、受信機3a、受信電力検出回
路4a、無線制御回路5a、ネットワーク制御回路6、
各種設定情報7を書き換えて記録可能な記録装置11、
他の機器の制御回路8等を備えて構成されている。
【0015】各種設定情報7には、例えば、親機20本
体の情報(IPアドレス、LANセキュリティID
等)、無線LAN管理情報(IPアドレス管理手段、無
線LANセキュリティID等)、ゲートウェイ情報(他
のネットワークの接続手段、接続のためのセキュリティ
情報、接続先のIPアドレス、電話番号、ゲートウェイ
セキュリティ等)が含まれる。また、他の機器の制御回
路8を介して接続される他のネットワーク機器は、例え
ば、電話回線、セルラー電話、PHS、衛星通信、CA
TV、イーサネット等からなる。
【0016】この親機20は、以下の手順に従って、他
の機器との通信を行う。親機20では、アンテナ1aに
より受信した子機30等からのRF信号を、受信機3a
によりベースバンド信号に復調し、無線制御回路5aに
より親機20に対する情報のみをデジタル信号に複合化
して、ネットワーク制御回路6に受け渡す。デジタル信
号を受け取ったネットワーク制御回路6は、このデジタ
ル信号を解析し、他の機器の制御回路8を介して、他の
ネットワーク機器へ情報を受け渡すためのゲートウェイ
機能を有するとともに、当該情報を保存したり、保存し
た情報あるいはサーバとしての演算結果を、他のネット
ワーク機器や無線LANネットワーク上の端末に対して
返答するサーバ機能を有している。また、他のネットワ
ーク機器からの情報は、他の機器の制御回路8を介して
ネットワーク制御回路6に受け渡され、ネットワーク制
御回路6により当該情報が解析される。
【0017】親機20がゲートウェイとして動作する場
合には、無線制御回路5aにより無線区間で多重化可能
なベースバンド信号を生成し、送信機2aによりRF信
号に変換し、アンテナ1aから放射することにより無線
LAN装置を構成するたの無線機器に情報が受け渡され
る。また、サーバとして動作する場合には、受け取った
情報を保存したり、保存した情報あるいはサーバとして
の演算結果を、他のネットワークや無線LANネットワ
ーク上の端末に対して返答する。
【0018】<子機>本発明の一実施形態に係る無線L
AN装置を構成する子機30は、図2に示すように、ア
ンテナ1b、送信機2b、受信機3b、無線制御回路5
b、子機制御回路9b、ユーザインターフェース回路1
0b等を備えて構成されている。ユーザインターフェイ
ス回路10bを介して接続されるユーザインターフェー
スは、例えば、マイク、スピーカ、キー、タブレット、
ディスプレイ、LED等からなる。
【0019】この子機30は、以下の手順に従って、他
の機器との通信を行う。子機30では、アンテナ1bに
より受信した親機20等からのRF信号を、受信機3b
によりベースバンド信号に復調し、無線制御回路5bに
より子機30で必要な情報のみをデジタル信号に複合化
して、子機制御回路9bに受け渡す。デジタル信号を受
け取った子機制御回路9bは、受け取った情報に応じ
て、各種のデータや親機20に保存された情報、あるい
は親機20からの演算結果を、ユーザインターフェース
回路10bを介してユーザインターフェースに出力す
る。これらのデータ等は、スピーカから発せられる音声
やディスプレイに表示される画像として、ユーザに受け
渡される。
【0020】また、子機制御回路9bは、無線制御回路
5b、送信機2b、アンテナ1bを介して、無線LAN
側に返答を行う。さらに、ユーザインターフェース回路
10bを介して、ユーザインターフェースから子機制御
回路9bに受け渡されたデータについても、子機制御回
路9bにより解析されて、同様の処理が行われる。
【0021】<特権子機>本発明の一実施形態に係る無
線LAN装置を構成する特権子機40は、図3に示すよ
うに、アンテナ1c、送信機2c、受信機3c、受信電
力検出回路4c、無線制御回路5c、特権子機制御回路
9c,ユーザインターフェース回路10c等を備えて構
成されている。ユーザインターフェイス回路10cを介
して接続されるユーザインターフェースは、例えば、マ
イク、スピーカ、キー、タブレット、ディスプレイ、L
ED等からなる。
【0022】特権子機制御回路9cは、上述した子機制
御回路9bに特定の特権に対する制御機能を付加したも
のであり、その他の構成は、上述した子機制御回路9b
とほぼ同様となっている。したがって、特権子機40が
他の機器と通信を行う手順は、特権子機40に特有の機
能である特定の特権に対する制御以外において、上述し
た子機30と同様である。
【0023】<親機における各種ネットワークの設定:
実施例1>以下、上述した無線LAN装置の親機20に
おける各種ネットワークの設定を、具体的な実施例に基
づいて説明する。実施例1に係る各種ネットワークの設
定では、親機20と特権子機40とが通信中に、特権子
機40の受信電力値が所定値を超えると、親機20の記
録装置7に記憶されている各種設定情報7の変更を許可
し、特権子機40の受信電力値が所定値を下回った場合
は、親機20における各種設定情報7の変更を許可しな
い。
【0024】具体的には、親機20と通信している特権
子機40では、受信電力検出回路4cにより親機20か
らの受信電力値を検出し、特権子機制御回路9cがこの
受信電力値に基づいて接近状態を判断している。すなわ
ち、特権子機制御回路9cが接近状態判断手段として機
能している。なお、実施例1では、特権子機40の受信
電力検出回路4cにおいて、親機20からの受信電力値
を常時検出するが、これ以外に、一定間隔で親機20か
らの受信電力値を検出したり、特権子機制御回路9cに
対して、ユーザインターフェース回路10cもしくは無
線制御回路5cを介して親機20のネットワーク設定変
更の要求が行われた場合にのみ、親機20からの受信電
力値を検出するように構成してもよい。
【0025】ここで、受信電力値が、親機20と特権子
機40の距離が十分に接近しているとみなされる一定の
閾値を超えると、特権子機制御回路9cは、親機20と
特権子機40とが接近した旨の信号を無線制御回路5
c、送信機2c、アンテナ1cを介して親機20に送信
する。親機20において、特権子機40からの信号を、
アンテナ1a、受信機3aを介して無線制御回路5aに
伝へ、ネットワーク制御回路6によりこの信号を確認す
る。そして、ネットワーク制御回路6は、記憶装置11
に対して、各種設定情報7における情報内容の書き換え
属性を許可状態に設定する。この許可状態は、親機20
と特権子機40が離れることにより、特権子機40にお
ける受信電力値が所定の閾値を下回ったり、所定時間が
経過することにより、自動的に拒否状態に推移する。ま
た、書き換え属性が拒否状態である場合には、ネットワ
ーク制御回路6が各種設定情報7の情報内容を書き換え
ることはできない。
【0026】なお、実施例1では、記憶装置11におい
て各種設定情報7が書き換え可能状態となっている場合
に、親機20に接続されている全ての端末およびネット
ワークからの書き換えを許可しているが、ネットワーク
制御回路6により特権子機40から要求された書き換え
のみを許可したり、他の特定の子機30から要求された
書き換えのみを許可するように構成することもできる。
【0027】各種設定情報7の情報内容の書き換え属性
が許可状態となっている場合に、子機30や特権子機4
0のユーザインターフェース回路10b,10cから、
親機20のネットワーク設定の変更要求が入力される
と、子機30あるいは特権子機40において、子機制御
回路9bまたは特権子機制御回路9c、無線制御回路5
b,5c、送信機2b,2c、アンテナ1b,1cを介
して、変更要求信号が送信される。この変更要求信号
は、親機20において、アンテナ1a、受信機3a、無
線制御回路5aを介してネットワーク制御回路6に伝え
られ、各種設定情報7が変更される。
【0028】一方、特権子機40と親機20とが離れ
て、特権子機40の受信電力が所定の閾値を下回った場
合には、上述したと同様の手段により、記憶装置11に
対して各種設定情報7の情報内容の書き換え属性を拒否
状態に設定することで、各種設定情報7の内容が保護さ
れる。また、各種設定情報7の情報内容の書き換え属性
が許可状態となると、ネットワーク制御回路6は、情報
内容の書き換えが許可されてからの時間を計測し、所定
時間が経過すると、各種設定情報7の情報内容の書き換
え属性を拒否状態に設定することで、各種設定情報7の
内容が保護される。
【0029】なお、実施例1では、接近状態判断は特権
子機制御回路9cが行っていたが、親機20のネットワ
ーク制御回路6が判断してもよい。この場合は、特権子
機40は、受信電力検出回路4aが検出した受信電力値
を親機に送信し、親機20はアンテナ1a、受信機3
a、無線制御回路5aを介してネットワーク制御回路6
に伝えられ、接近状態を判断する。
【0030】<親機における各種ネットワークの設定:
実施例2>実施例2に係る各種ネットワークの設定で
は、親機20が記憶装置11に対して各種設定情報7の
情報内容の書き換え属性を変更する前に、親機20の受
信電力検出回路4aにおいて、特権子機40から送信さ
れてくる特権子機40側の受信電力値を測定する。そし
て特権子機制御回路9cにおいて、測定した電力値が、
親機20と特権子機40の距離が十分に接近していると
みなされる所定の閾値を超えているか否かを判断する。
この判断データを無線制御回路5c、送信機2c、アン
テナ1cを介して親機20に送信する。
【0031】さらに、親機20の受信電力検出回路4a
において、当該親機20の受信電力値を測定する。そし
て、ネットワーク制御回路6において、測定した電力値
が、親機20と特権子機40の距離が十分に接近してい
るとみなされる所定の閾値を超えているか否か判断す
る。また、特権子機40からの接近状態判断データは、
受信機3a、無線制御回路5aを介してネットワーク制
御回路6に達している。ここで、ネットワーク制御回路
6は、特権子機と親機の接近状態判断がともに、接近状
態であるということであれば、すなわち体特権子機40
側の受信電力値と、親機20側の受信電力値の双方が所
定の閾値を超えている場合には、上述した実施例1と同
様に、記憶装置11に対して各種設定情報7における情
報内容の書き換え属性を許可状態に設定する。
【0032】一方、いずれか一方が接近状態ではないと
判断している場合、すなわち特権子機40側の受信電力
値と、親機20側の受信電力値のいずれか一方でも所定
の閾値を超えていない場合、記憶装置11に対して各種
設定情報7における情報内容の書き換え属性を不許可状
態に設定する。実施例2に係る各種ネットワークの設定
では、親機20側と特権子機40側の双方における受信
電力値を測定することにより、親機20と特権子機40
との距離測定の精度を向上させることができる。
【0033】実施例2では、特権子機制御回路5cとネ
ットワーク制御回路6で接近状態を個別に判断し、さら
にネットワーク制御回路にて双方の判断を加味して接近
状態を判断しているが、親機20のネットワーク制御回
路6でのみ接近状態を判断するものでもよい。この場合
は、特権子機40からは、受信電力値が親機20に送信
され、ネットワーク制御回路6が親機20と特権子機4
0双方の受信電力値に基づいて接近状態を判断する。
【0034】また、特権子機40の特権子機制御回路9
cでのみ接近状態を判断するものでもよい。が判断親機
20と特権子機40双方の受信電力値に基づいて接近状
態を判断するものでもよい。この場合は、親機20から
特権子機40に受信電力値が送信され、特権子機制御回
路9cが親機20と特権子機40双方の受信電力値に基
づいて接近状態を判断する。そして、その結果を親機2
0に送信し、ネットワーク制御回路6が接近状態に基づ
いて処理を行う。
【0035】<親機における各種ネットワークの設定:
実施例3>実施例3に係る各種ネットワークの設定で
は、無線LAN装置を構成する無線機器が送信電力制御
を行っている場合に、当該送受信電力制御を行っている
無線機器に対して、検出した受信電力値に送信電力制御
で低下した電力を加算することにより補正値を算出し、
この補正値に基づいて受信電力値の判断を行う。
【0036】すなわち、送信機が電力制御を行って出力
レベルを可変させている無線LAN装置において、上述
した実施例1あるいは実施例2のような各種ネットワー
クの設定方法を用いると、送信出力制御の影響で受信電
力値が変化し、正確な判定が困難となる。このため、実
施例3に係る各種ネットワーク設定では、演算処理によ
って受信電力値を補正することにより、正確な距離判断
が可能となる。
【0037】ここでは、上述した実施例1に係る各種ネ
ットワーク設定方法に対して、当該補正演算処理を追加
する場合を説明する。この実施例3に係る各種ネットワ
ーク設定では、親機20と通信している特権子機40の
特権子機制御回路9cは、受信電力検出回路4cを介し
て、親機20からの受信電力値を検出している。また、
特権子機制御回路9cは、検出した受信電力値を、所定
間隔で、無線制御回路5c、送信機2c、アンテナ1c
を介して、親機20に送信する。
【0038】親機20では、アンテナ1aにより受信し
た特権子機40からの受信電力値に関する信号を、受信
機3aにより復調し、無線制御回路5aにより複合化し
て、ネットワーク制御回路6に受け渡す。ネットワーク
制御回路6では、所定の演算を行うことにより伝搬損失
を求めることができる。なお、親機20の送信電力は、
特権子機40が検出した時点の送信機2aの出力値であ
り、無線制御回路5aにより制御されている。したがっ
て、親機20の送信電力は、ネットワーク制御回路6が
無線制御回路5aに問い合わせることで確認することが
できる。
【0039】ネットワーク制御回路6において行われる
所定の演算は、以下の通りである。「伝搬損失値」=
「親機の送信電力値」−「特権子機の受信電力値」ネッ
トワーク制御回路6は、伝搬損失値が所定の閾値を下回
った場合に、親機20と特権子機40とが接近したと判
断し、各種設定情報7における情報内容の書き換え属性
を許可状態に設定する。この許可状態は、親機20と特
権子機40が離れたり、所定時間が経過することによ
り、自動的に拒否状態に推移する。一方、伝搬損失値
が、所定の閾値を超えた場合は、各種設定情報7におけ
る情報内容の書き換え属性を拒否状態に設定すること
で、各種設定情報7の内容が保護される。また、各種設
定情報7の情報内容の書き換え属性が許可状態となる
と、ネットワーク制御回路6は、情報内容の書き換えが
許可されてからの時間を計測し、所定時間が経過する
と、各種設定情報7の情報内容の書き換え属性を拒否状
態に設定することで、各種設定情報7の内容が保護され
る。
【0040】
【発明の効果】本発明に係る無線LAN装置は、親機と
特権子機との通信中に、特権子機の受信電力値を測定
し、当該受信電力値に基づいて親機と特権子機との接近
状態を判断して、両者が接近状態にある場合にのみ、親
機における各種ネットワーク設定の変更を許可してい
る。したがって、親機や子機の送受信レベルを低下させ
ずに、他の情報パケットの通信との多重化を維持したま
ま、セキュリティ対策を行いつつ、ネットワーク設定を
行うことができる。
【0041】また、親機側と特権子機側の双方における
受信電力値を測定し、親機側および特権子機側の双方の
受信電力値に基づいて、親機と特権子機との接近状態を
判断するように構成すれば、親機と特権子機との距離測
定の精度をさらに向上させることができる。
【0042】また、無線LAN装置を構成する無線機器
が送信電力制御を行っている場合に、当該送受信電力制
御を行っている無線機器に対して、検出した受信電力値
に送信電力制御で低下した電力を加算することにより補
正値を算出し、この補正値に基づいて受信電力値の判断
を行うことにより、親機と特権子機との距離測定の精度
をさらに一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る無線LAN装置を構
成する親機の概略ブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る無線LAN装置を構
成する子機の概略ブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る無線LAN装置を構
成する特権子機の概略ブロック図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 送信機 3 受信機 4 受信電力検出回路 5 無線制御回路 6 ネットワーク制御回路 7 各種設定情報 8 他の機器の制御回路 9 子機制御回路 10 ユーザインターフェース回路 20 親機 30 子機 40 特権子機

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともゲートウェイ機能又はサーバ
    機能を有する親機と、該親機における各種ネットワーク
    設定を変更するための特権が与えられた特権子機を含む
    複数の子機とにより構成された無線LAN装置におい
    て、 前記特権子機に、受信電力値を検出する受信電力検出手
    段を備え、 前記親機と前記特権子機のいずれかに、前記受信電力値
    に基づいて接近状態を判断する接近状態判断手段を備
    え、 前記親機は、前記接近状態判断手段において前記特権子
    機が接近状態にあると判断した場合に、当該親機におけ
    る各種ネットワーク設定の変更を許可するとともに、前
    記接近状態判断手段において前記特権子機が離隔状態に
    あると判断した場合に、当該親機における各種ネットワ
    ーク設定の変更を却下することを特徴とする無線LAN
    装置。
  2. 【請求項2】 少なくともゲートウェイ機能又はサーバ
    機能を有する親機と、該親機における各種ネットワーク
    設定を変更するための特権が与えられた特権子機を含む
    複数の子機とにより構成された無線LAN装置におい
    て、 前記親機及び前記特権子機の両方に受信電力値を検出す
    る受信電力検出手段を備え、 前記親機と前記特権子機のいずれかに、双方の前記受信
    電力値に基づいて接近状態を判断する接近状態判断手段
    を備え、 前記親機は、前記接近状態判断手段において前記特権子
    機が接近状態にあると判断した場合に、当該親機におけ
    る各種ネットワーク設定の変更を許可するとともに、前
    記接近状態判断手段において前記特権子機が離隔状態に
    あると判断した場合に、当該親機における各種ネットワ
    ーク設定の変更を却下することを特徴とする無線LAN
    装置。
  3. 【請求項3】 前記無線LAN装置を構成する無線機器
    が送信電力制御を行っている場合に、当該送受信電力制
    御を行っている無線機器に対して、検出した受信電力値
    に送信力制御で低下した電力を加算することにより補正
    値を算出し、該補正値に基づいて前記接近状態判断手段
    における判断を行うことを特徴とする請求項1または2
    記載の無線LAN装置。
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