JP2001195173A - 動作時間測定支援装置及び方法並びに動作時間測定支援プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

動作時間測定支援装置及び方法並びに動作時間測定支援プログラムを記録した記録媒体

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JP2001195173A
JP2001195173A JP2000005422A JP2000005422A JP2001195173A JP 2001195173 A JP2001195173 A JP 2001195173A JP 2000005422 A JP2000005422 A JP 2000005422A JP 2000005422 A JP2000005422 A JP 2000005422A JP 2001195173 A JP2001195173 A JP 2001195173A
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Yasuaki Sawamoto
泰明 澤本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業時間研究等において工数を低減し、かつ
特殊技能を必要としない測定が可能となる動作時間測定
支援装置及び方法並びに動作時間測定支援プログラムを
記録した記録媒体を提供する。 【解決手段】 各動作項目に対してそれぞれ記号を割り
当て、上記記号を入力することにより上記動作項目の動
作時間を測定し、測定された動作時間を各記号毎に集計
して、対象となる動作に関する情報を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の動作よりな
る一連の動作における動作時間測定を支援するものであ
り、さらに詳しくは、作業現場における作業時間研究等
において、作業内容や作業時間の記録の自動化、集計作
業の自動化等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の作業時間研究では、まず予備調査
とし、対象となる一連の作業における作業内容を分析
し、作業を要素毎に分割する。次に時間研究の簡便化の
ため、要素別の作業に対し数字などの記号を割り当て
る。また、作業者の余裕率を設定する。この余裕率とは
作業の遂行にあたり、通常、予測される付加的作業や一
般的遅れ、および作業者の生理的あるいは疲労による遅
れに見合う時間の割合である。
【0003】次に、作業時間研究の本調査において、作
業を観測しながら同時に記録用紙に作業内容を示す記号
及び時間をストップウオッチを参照して書き込む。この
作業を必要な回数繰返す。観測回数は要求精度にもよる
が、数十回〜百回程度が一般的である。また、作業者の
標準作業ペースを示すレーティングを同時に観測する必
要がある。実測した時間にレーティングを掛けると標準
時間となる。標準時間とは、その仕事に適正を持ち習熟
している作業者が、良好な作業環境、所定の作業条件、
必要な余裕および適切な指導監督のもとで、正常なペー
スにより、所定の仕事を、あらかじめ決められた方法に
したがって遂行するために必要とされる時間値である。
【0004】その後、記録用紙に書き込まれたデータを
集計する。ここで行われる集計とはレーティングによる
正常ペースでの時間値の修正を含めた集計、計算であ
る。従来は、完全に手作業で集計、計算していたが、最
近では個人向小型計算機などの発達により、コンピュー
タにデータを手作業にて入力し、計算、集計するといっ
たことも行われている。
【0005】集計されたデータを用いて、標準時間テー
ブルなどの原紙に必要事項を書きこむ。現在ではワープ
ロなどにより、必要事項の入力のみと簡略化された作業
も行なわれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の作業時間研究は
以上のようにして行われており、作業者を観測し、作業
時間を測定する際には、作業者の監視、ストップウオッ
チの監視、データの記入という3つの動作を同時に行な
わなければならず、作業者の作業を細かく区切れば区切
るほど、3つの動作のサイクルは短くなり、同時に行な
うことは困難となる。例えば、ラインより製品を取ると
いった1秒程度の作業を正確に判断することは困難であ
る。以上の理由により、作業サイクルの短い精密な測定
は特殊技能を必要とし、習熟していない者には困難であ
った。また、集計時において、データ数にもよるがデー
タの打込み、集計、計算、整理に莫大な作業を必要とす
る。例えば作業者1人につき作業要素が10種類とし、
50回観測するとすれば500回の観測となり、また、
複数人の作業者の観測となるとデータ数は数千にも及
ぶ。たとえ計算機をもちいて計算、整理を簡便化して
も、手作業による入力は避けられず作業量は極めて大き
いという問題があった。また、集計データを標準時間テ
ーブルに書き込む作業であるが、これも基本的には手作
業であり、指定されたフォーマット通りに標準時間テー
ブルを作成する必要があり、大きな作業量を必要とする
という問題があった。
【0007】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたものであり、作業時間研究等において
工数を低減し、かつ特殊技能を必要としない測定が可能
となる動作時間測定支援装置及び方法並びに動作時間測
定支援プログラムを記録した記録媒体を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の構成によ
る動作時間測定支援装置は、対象となる一連の動作を動
作内容毎に分割し、分割された複数の動作項目に対し、
各動作項目の動作時間を複数回測定し、上記対象となる
動作に関する情報を得るものにおいて、上記各動作項目
に対してそれぞれ記号を割り当て、上記記号を入力する
ことにより上記記号に対応する動作項目の動作時間を測
定する手段、入力された記号と測定された動作時間を記
憶する記憶手段、測定された動作時間を各記号毎に集計
する集計手段、及び上記集計結果に基づいて上記対象と
なる動作に関する情報を出力する出力手段を備えたもの
である。
【0009】また、本発明の第2の構成による動作時間
測定支援装置は、第1の構成において、連続する第1の
動作項目と第2の動作項目に対して、第1の動作項目が
終了後、第1の動作項目に対応する記号を入力すること
により、第1の動作項目の動作時間を計測するととも
に、第2の動作項目の開始時間とするものである。
【0010】また、本発明の第3の構成による動作時間
測定支援装置は、第1の構成において、各動作項目に対
してそれぞれ記号を割り当てるとともに、複数の被測定
物に対してそれぞれ記号を割り当て、両記号を入力する
ことにより、各被測定物における各動作項目の動作時間
を測定するものである。
【0011】また、本発明の第4の構成による動作時間
測定支援装置は、第1の構成において、連続する第1の
動作項目と第2の動作項目との間に、定常動作以外の動
作が発生した場合、上記動作に対して定常動作と区別す
る記号を入力するようにしたものである。
【0012】また、本発明の第5の構成による動作時間
測定支援装置は、第1の構成において、記憶手段に格納
された各動作項目に対する動作時間値について、異常値
の検出を行なうものである。
【0013】また、本発明の動作時間測定支援方法は、
対象となる一連の動作を動作内容毎に分割し、分割され
た複数の動作項目に対しそれぞれ記号を割り当てる第1
のステップ、上記記号の入力により上記記号に対応する
動作項目の動作時間を測定し、入力された記号と測定さ
れた動作時間を記憶する第2のステップ、第2のステッ
プを繰り返し、被測定者における各動作項目の動作時間
を複数回測定する第3のステップ、測定された動作時間
を各記号毎に集計する第4のステップ、及び上記集計結
果に基づいて上記対象となる動作に関する情報を出力す
る第5のステップを有するものである。
【0014】また、本発明の動作時間測定支援プログラ
ムを記録した記録媒体は、複数の動作項目よりなる一連
の動作において、上記各動作項目に対してそれぞれ割り
当てられた記号を入力することにより上記記号に対応す
る動作項目の動作時間を測定する第1の手順と、入力さ
れた記号と測定された動作時間を記憶する第2の手順
と、第2の手順を繰り返し、被測定者における各動作項
目の動作時間を複数回測定する第3の手順と、測定され
た動作時間を各記号毎に集計する第4の手順と、上記集
計結果に基づいて上記一連の動作に関する情報を出力す
る第5の手順とをコンピュータに実行させるものであ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、本発明の実
施の形態1を図を用いて説明する。図1〜図3は本発明
の実施の形態1による動作時間測定支援方法を示すフロ
ーチャートであり、図1は予備調査を、図2は本調査に
おける作業時間の測定動作を、図3は測定後の処理を示
すものである。本実施の形態においては、ハードウェア
としてポータブルノート型パーソナルコンピュータ(以
下、パソコンと略記する)及びプリンタを用い、またO
Sとしてwindwos95(マイクロソフト社)を用
い、さらにwindwos95上で動くVB言語を用い
ることにより、図1〜図3に示す処理を実行する。
【0016】本実施の形態では、まず図1に示す予備調
査において、ステップ101で作業分析を行なう。即
ち、対象となる一連の作業における作業内容を分析し、
作業内容毎に複数の作業項目に分割する。次にステップ
102において、作業時間研究の簡便化のため、各作業
項目に対し数字などの記号を割り当てる(但し、ここま
での方法は従来と同じである)。また、定常作業以外の
作業が起こることを想定し、非定常作業に対しても定常
作業と区別する記号を割り当てる。各作業内容と記号の
割り当ての一例を表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】表1で示される作業においては、記号
「1」〜「6」で示される作業内容の繰返し(サイク
ル)作業を行うものとする。また、他にごく稀に発生す
る定期的な作業、例えば50サイクルに1回発生する非
定常作業(50回に1回必ず発生するものであれば定常
作業であるが、ここでは1〜6までのサイクル作業以外
の非サイクル作業を便宜的に非定常作業とした)を「1
0」と定義する(表1では通箱処理を「10」とす
る)。さらに、予想外の非定常作業、例えば設備トラブ
ルや、人為的ミスによる不良品の処置等に対応するため
に「20」を、その他、不定期的に発生する非定常作
業、例えばラインリーダよりの作業指示等に対応するた
めに「30」を割り当てる。
【0019】ステップ103では、作業分析の結果得ら
れた作業項目と割り当てられた記号との関係をパソコン
のメモリに入力する。このような処理により、数値等の
記号をキーボードより入力することで、その記号に対応
する作業時間を集計することが可能になる。
【0020】次に、ステップ104では、各作業項目に
対しての余裕率を設定し、メモリへ入力する。余裕率は
一般的には5〜15%程度であり、不定期的なメンテナ
ンス等の作業余裕、休憩時間等の疲労余裕、作業指示、
朝礼等の職場余裕、作業者の生理的行動等の人的余裕を
考慮して決定されるものである。
【0021】ステップ105では、例えば前述のWin
dows95上で動くVB言語を用いて、プログラムを
セッティングし、キーボードの所定のキー(「1」〜
「6」、または「10」、「20」、「30」)を押え
ることによって、所定のキーに対応する作業項目の完了
を認識し、上記作業項目の作業時間をカウントするとと
もに、次の作業項目の開始を認識するようにセッティン
グする。
【0022】次に、図2に示す作業時間研究の本調査に
おいて、ステップ201では、作業者を監視し、作業を
観測しながら、定常作業であれば、ステップ202で各
作業項目の完了時において、パソコンにあらかじめ入力
しておいた、上記作業項目に割り当てられた記号の入力
というキー操作を行なう。これにより上記作業項目に対
する作業時間が測定される。入力された記号と測定され
た作業時間とをメモリに格納する。ステップ203で
は、上記記号の入力時点を次の作業項目の作業時間の開
始時刻とする。
【0023】具体的には、表1に対して、まず、携帯を
通箱から取出し終わった時点で「1」をテンキーにより
入力し、携帯にバッテリーをはめ終わった時点で「2」
を入力し、さらに、充電のチェックを終わった時点で
「3」を入力する。このように「1」〜「6」という1
サイクルの作業についてテンキーにより入力を行ない
(ステップ204)、さらに、必要な回数だけ、ステッ
プ201〜204の観測、入力を繰り返す(ステップ2
05)。
【0024】定常作業以外の非定常作業が発生した場合
は、ステップ210で、非定常作業の作業内容に応じて
予め割り当てられた記号(「10」、「20」、「3
0」)の入力というキー操作を行なう。これにより非定
常作業に対する作業時間が測定される。入力された記号
と測定された作業時間とをメモリに格納する。ステップ
211では、上記キー入力の時点を次の作業の作業時間
の開始時刻とする。
【0025】表2に入力されたデータの一例を示す。
【0026】
【表2】
【0027】キーイン番号は表1と対応し、「1」〜
「6」は定常作業であり、基本的にはこの作業の繰返し
である。キーイン番号が「20」となっている場所は非
定常作業が観測されたことを示す。表2では、これらの
作業項目に要した時間値、および参考のために測定した
時間を表示している。
【0028】ステップ206では、各作業項目における
作業者の作業、及び作業時間を観測しながら、同時に作
業者のレーティングを観測し、作業時間測定後にレーテ
ィングを決定し入力する。なお、レーティングの決定に
あたっては熟練者の判断に基づいて決定してもよい。
【0029】次に、図3に示す作業時間測定後の処理に
おいて、ステップ301では、パソコンのメモリに格納
されたデータ(各作業項目に対応する記号、各作業項目
の作業時間、余裕率、レーティング)がプログラムによ
り自動的にデータベースに登録される。この登録された
データについて、ステップ302では、定常作業に対し
て測定された各作業時間の平均値を各作業項目毎に計算
し、1回毎のデータ値を上記平均値と比較し、上記平均
値と大きく異なる値、例えば入力誤操作によるものは異
常値と判断し、上記異常値をデータより自動的に除外す
る。例えば、ある1つの作業項目における各々のデータ
に関して以下の条件式を満たさない場合には異常値とし
て除外する。 1/2×データ平均値<データ値<2×データ平均値
【0030】なお、この異常値処理に関しては、異常値
事体が意味を持つ場合も有り、手動での修正を可能とす
る(ステップ310)。修正処理としては上記条件式の
条件を変える場合(許容されるデータ値の範囲を広げ
る)や、異常値と判断するすべての値について除外する
かどうかの判断を行えるようにする場合がある。即ち、
異常値が基準以上に多く出現する場合には、上記修正処
理を行うか、あるいは、作業内容の見直しを促す表示を
行うことにより、作業時間のばらつく作業(例えば、部
品の嵌めあいが難しい等)の見直しができるようにな
る。
【0031】ステップ303では、異常値処理の後に再
度、各々の作業データに対して集計を行ない、最終的な
平均値を計算し、登録する。
【0032】次にプログラムにより、ステップ303で
登録されたデータに対し、ステップ301で登録されて
いるレーティングによる計算及び余裕率の計算を行な
い、最終的に各作業項目に対する標準時間を計算する。
以下に代表的な標準時間の計算式を示す。 標準時間=作業時間平均値×レーティング×余裕率
【0033】なお、図3に示す作業時間測定後の処理に
おいて、通常、定常作業以外の非定常作業に対する作業
時間は除外されるが、一般的には、上記各作業項目に対
する標準時間の計算において、数回あるいは数十回に1
回必ず発生する段取り等の定期的な作業を考慮し、作業
時間に入れる場合がある。例えば表1の記号「10」で
示した通箱処理の他、治具の交換、装置の清掃、注油な
どの定期的作業があげられる。この場合も、作業内容毎
に、例えば「11」、「12」、「13」…と記号を割
り当て、上記各非定常作業の作業時間を個別に測定し、
後処理において、各非定常作業の作業時間平均値を定期
的に発生する回数で割り、標準時間にとりこむことが可
能である。
【0034】ステップ305では、ステップ304で計
算された標準時間を用い、予め定まったフォーマットの
標準時間テーブル(TSテーブル)を自動的に作成し、
印刷を行なう。表3に標準時間テーブルの一例を示す。
【0035】
【表3】
【0036】このように、本実施の形態1においては、
従来の「作業者の監視、ストップウオッチの監視、記入
作業」という作業に対して、「作業者の監視、テンキー
による入力作業」といった簡略化した作業により作業時
間が測定できるため、時間研究を行なう者にとって作業
者の監視に注力できるので、詳細な時間研究の実施が可
能となる。また、従来は時間研究のための特殊技能が必
要とされていたが、あまり習熟していない者でも観測を
容易とすることができる。
【0037】また、データの入力、集計、計算、標準時
間テーブルの手作業での作成という作業を削減すること
ができる。
【0038】なお、上記のような一連の作業に対する各
作業の作業時間の測定、集計、演算結果の出力等の動作
は、作業時間研究支援プログラムによって実現され、該
プログラムは記録媒体に記録して提供される。
【0039】実施の形態2.以下、本発明の実施の形態
2を図を用いて説明する。図4〜図6は本発明の実施の
形態2による動作時間測定支援方法を示すフローチャー
トであり、図4は予備調査を、図5は本調査における作
業時間の測定動作を、図6は測定後の処理を示すもので
ある。基本的には本実施の形態2は実施の形態1と同じ
であり、異なる点は複数の作業者を同時に観測する点で
ある。
【0040】本実施の形態では、まず図4に示す予備調
査において、複数の作業者に対しステップ401で作業
分析を行う。即ち、対象となる一連の作業における作業
内容を分析し、作業者毎、作業内容毎に複数の作業項目
に分割する。次にステップ402において、作業時間研
究の簡便化のために、各作業者ごとの作業項目に対し数
字などの記号を割り当てる。また、定常作業以外の作業
が起こることを想定し、非定常作業に対しても定常作業
と区別する記号を割り当てる。各作業者、各作業内容と
記号の割り当ての一例を表4に示す。
【0041】
【表4】
【0042】表4で示される作業においては、作業者A
は記号「11」〜「15」で示される作業内容の繰返し
(サイクル)作業を行うものとする。作業者Bは記号
「51」〜「55」で示される作業内容の繰返し(サイ
クル)作業を行うものとする。また、ごく希に発生する
定期的な作業、例えば50サイクルに1回発生する非定
常作業について、作業者Aに発生したときは「20」、
作業者Bに発生したときは「60」と定義する(表4で
は通箱処理を「20」、「60」と定義する)。さらに
予想外の非定常作業、例えば設備トラブルや、人為的ミ
スによる不良品の処置等に対応するために、作業者Aに
発生したときは「30」、作業者Bに発生したときは
「70」を割り当てる。その他、不適に発生する非定常
作業、例えばラインリーダよりの作業指示等に対応する
ために、作業者Aには「40」、作業者Bには「80」
を割り当てる。
【0043】ステップ403では、作業分析の結果得ら
れた、作業者毎の作業項目と割り当てられた記号の関係
をパソコンのメモリに入力する。このような処理によ
り、数値等の記号をキーボードより入力することで、そ
の記号に対応する作業時間を集計することが可能にな
る。
【0044】次にステップ404では、各作業者におけ
る各作業項目に対しての余裕率を設定し、メモリへ入力
する。ステップ405では、例えば前述のWindow
s95上で動くVB言語を用いて、プログラムをセッテ
ィングし、キーボードの所定のキー(作業者Aの場合
「11」〜「15」、または「20」、「30」、「4
0」、作業者Bの場合「51」〜「55」、または「6
0」、「70」、「80」)を押えることによって、各
作業者別に所定のキーに対応する作業項目の完了を認識
し、上記作業項目の作業時間を各作業者別にカウントす
るとともに、次の作業項目の開始を認識するようにセッ
ティングする。作業者Aに対応するキーインでは、作業
者Aのみの時間がカウントされ、作業者Bの時間はカウ
ントされない。また、作業者Bに対応するキーインで
は、作業者Bのみの時間がカウントされ、作業者Aの時
間はカウントされない。
【0045】次に図5に示す作業時間研究の本調査にお
いて、複数作業者を同時に観測する。このため、フロー
チャートは作業者Aに対応するステップ501〜と作業
者Bに対応するステップ551〜に大きく分かれ、並行
してすすんでいく。ステップ501とステップ551で
は両方の作業者を監視し、作業を観測しながら、各作業
者の作業が定常作業であれば、作業者Aにはステップ5
02、作業者Bにはステップ552で各作業者の各作業
項目の完了時において、パソコンにあらかじめ入力して
おいた、上記作業項目に割り当てられた記号の入力とい
うキー操作を行う。これにより上記作業者、作業項目に
対する作業時間が測定され、入力された記号と測定され
た作業時間とをメモリに格納する。また、ステップ50
3、553で上記記号の入力時点を各作業者における次
作業項目の作業時間の開示時刻とする。
【0046】具体的には表4に対して、まず作業者Aが
モータを取出し終わった時点で「11」をテンキーによ
り入力し、ブレーキを着け終わった時点で「12」を入
力する。同時に作業者Bも観測し、作業者Bがモータを
取出し終わった時点で「21」、精度測定(O側)を終
わった時点で「22」を入力する。このように各作業者
の1サイクルの作業についてテンキーにより入力(ステ
ップ504、554)を行い、さらに必要な回数だけス
テップ(501〜504、551〜554)を繰り返
す。
【0047】この作業者別作業は、同じサイクルで流れ
るわけではなく、テンキーの入力は図7に示す模式図の
ようになる。
【0048】定常作業以外の非定常作業が発生した場合
は、作業者Aの場合ではステップ510、作業者Bの場
合ではステップ560にて作業内容に応じて予め割り当
てられた記号の入力というキー操作を行う。これにより
非定常作業に対する作業時間が測定される。入力された
記号と測定された作業時間とをメモリに格納する。ステ
ップ511、561では、各作業者別に上記のキー入力
の時点を次の作業の作業時間の開始時刻とする。
【0049】表5に入力されたデータの一例を示す。
【0050】
【表5】
【0051】以降のステップでは各作業者毎に実施の形
態1と同様の処置を施し、ステップ605において作業
者別に標準時間テーブル(TSテーブル)を作成して出
力する。
【0052】このようにすることにより、実施の形態1
の効果に加え、複数の作業者の時間測定が同時に行える
ため、作業時間研究における研究時間が短縮できる。
【0053】なお、上記各実施の形態においては、作業
現場における作業時間研究を支援するものについて述べ
たが、複数の動作よりなる一連の動作における動作時間
測定を支援するものに対しても適用できる。また、時間
測定の対象は作業者の一連の作業であったが、ロボット
や機械等による一連の作業工程であってもよい。
【0054】
【発明の効果】以上のように、この発明の第1の構成の
動作時間測定支援装置によれば、対象となる一連の動作
を動作内容毎に分割し、分割された複数の動作項目に対
し、各動作項目の動作時間を複数回測定し、上記対象と
なる動作に関する情報を得るものにおいて、上記各動作
項目に対してそれぞれ記号を割り当て、上記記号を入力
することにより上記記号に対応する動作項目の動作時間
を測定する手段、入力された記号と測定された動作時間
を記憶する記憶手段、測定された動作時間を各記号毎に
集計する集計手段、及び上記集計結果に基づいて上記対
象となる動作に関する情報を出力する出力手段を備えた
ので、作業が簡便化でき、動作時間の測定に注力できる
ため、あまり習熟していない者でも測定が容易にできる
ようになる。また、データの入力、集計、計算、標準時
間テーブルの作成という作業を削減することができる。
【0055】また、この発明の第2の構成の動作時間測
定支援装置によれば、第1の構成において、連続する第
1の動作項目と第2の動作項目に対して、第1の動作項
目が終了後、第1の動作項目に対応する記号を入力する
ことにより、第1の動作項目の動作時間を計測するとと
もに、第2の動作項目の開始時間とするので、各動作項
目に対する動作時間の測定が簡便化する。
【0056】また、この発明の第3の構成の動作時間測
定支援装置によれば、第1の構成において、各動作項目
に対してそれぞれ記号を割り当てるとともに、複数の被
測定物に対してそれぞれ記号を割り当て、両記号を入力
することにより、各被測定物における各動作項目の動作
時間を測定するので、複数の被測定物の時間測定が同時
に行えるため、測定時間を短縮できる。
【0057】また、この発明の第4の構成の動作時間測
定支援装置によれば、第1の構成において、連続する第
1の動作項目と第2の動作項目との間に、定常動作以外
の動作が発生した場合、上記動作に対して定常動作と区
別する記号を入力するようにしたので、定常作業以外の
時間を除外することができる。
【0058】また、この発明の第5の構成の動作時間測
定支援装置によれば、第1の構成において、記憶手段に
格納された各動作項目に対する動作時間値について、異
常値の検出を行なうので、信頼性の高い時間測定が可能
となるとともに、作業の見直しも可能となる。
【0059】また、この発明の動作時間測定支援方法に
よれば、対象となる一連の動作を動作内容毎に分割し、
分割された複数の動作項目に対しそれぞれ記号を割り当
てる第1のステップ、上記記号の入力により上記記号に
対応する動作項目の動作時間を測定し、入力された記号
と測定された動作時間を記憶する第2のステップ、第2
のステップを繰り返し、被測定者における各動作項目の
動作時間を複数回測定する第3のステップ、測定された
動作時間を各記号毎に集計する第4のステップ、及び上
記集計結果に基づいて上記対象となる動作に関する情報
を出力する第5のステップを有するので、作業が簡便化
でき、動作時間の測定に注力できるため、あまり習熟し
ていない者でも測定が容易にできるようになる。また、
データの入力、集計、計算、標準時間テーブルの作成と
いう作業を削減することができる。
【0060】また、この発明の動作時間測定支援プログ
ラムを記録した記録媒体によれば、複数の動作項目より
なる一連の動作において、上記各動作項目に対してそれ
ぞれ割り当てられた記号を入力することにより上記記号
に対応する動作項目の動作時間を測定する第1の手順
と、入力された記号と測定された動作時間を記憶する第
2の手順と、第2の手順を繰り返し、被測定者における
各動作項目の動作時間を複数回測定する第3の手順と、
測定された動作時間を各記号毎に集計する第4の手順
と、上記集計結果に基づいて上記一連の動作に関する情
報を出力する第5の手順とをコンピュータに実行させる
ので、作業が簡便化でき、動作時間の測定に注力できる
ため、あまり習熟していない者でも測定が容易にできる
ようになる。また、データの入力、集計、計算、標準時
間テーブルの作成という作業を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による動作時間測定
支援方法における予備調査方法を示すフローチャートで
ある。
【図2】 この発明の実施の形態1による動作時間測定
支援方法における本調査方法を示すフローチャートであ
る。
【図3】 この発明の実施の形態1による動作時間測定
支援方法における後処理方法を示すフローチャートであ
る。
【図4】 この発明の実施の形態2による動作時間測定
支援方法における予備調査方法を示すフローチャートで
ある。
【図5】 この発明の実施の形態2による動作時間測定
支援方法における本調査方法を示すフローチャートであ
る。
【図6】 この発明の実施の形態2による動作時間測定
支援方法における後処理方法を示すフローチャートであ
る。
【図7】 この発明の実施の形態2による動作時間測定
支援方法を説明する図である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象となる一連の動作を動作内容毎に分
    割し、分割された複数の動作項目に対し、各動作項目の
    動作時間を複数回測定し、上記対象となる動作に関する
    情報を得るものにおいて、上記各動作項目に対してそれ
    ぞれ記号を割り当て、上記記号を入力することにより上
    記記号に対応する動作項目の動作時間を測定する手段、
    入力された記号と測定された動作時間を記憶する記憶手
    段、測定された動作時間を各記号毎に集計する集計手
    段、及び上記集計結果に基づいて上記対象となる動作に
    関する情報を出力する出力手段を備えたことを特徴とす
    る動作時間測定支援装置。
  2. 【請求項2】 連続する第1の動作項目と第2の動作項
    目に対して、第1の動作項目が終了後、第1の動作項目
    に対応する記号を入力することにより、第1の動作項目
    の動作時間を計測するとともに、第2の動作項目の開始
    時間とすることを特徴とする請求項1記載の動作時間測
    定支援装置。
  3. 【請求項3】 各動作項目に対してそれぞれ記号を割り
    当てるとともに、複数の被測定物に対してそれぞれ記号
    を割り当て、両記号を入力することにより、各被測定物
    における各動作項目の動作時間を測定することを特徴と
    する請求項1記載の動作時間測定支援装置。
  4. 【請求項4】 連続する第1の動作項目と第2の動作項
    目との間に、定常動作以外の動作が発生した場合、上記
    動作に対して定常動作と区別する記号を入力するように
    したことを特徴とする請求項1記載の動作時間測定支援
    装置。
  5. 【請求項5】 記憶手段に格納された各動作項目に対す
    る動作時間値について、異常値の検出を行なうことを特
    徴とする請求項1記載の動作時間測定支援装置。
  6. 【請求項6】 対象となる一連の動作を動作内容毎に分
    割し、分割された複数の動作項目に対しそれぞれ記号を
    割り当てる第1のステップ、上記記号の入力により上記
    記号に対応する動作項目の動作時間を測定し、入力され
    た記号と測定された動作時間を記憶する第2のステッ
    プ、第2のステップを繰り返し、被測定者における各動
    作項目の動作時間を複数回測定する第3のステップ、測
    定された動作時間を各記号毎に集計する第4のステッ
    プ、及び上記集計結果に基づいて上記対象となる動作に
    関する情報を出力する第5のステップを有することを特
    徴とする動作時間測定支援方法。
  7. 【請求項7】 複数の動作項目よりなる一連の動作にお
    いて、上記各動作項目に対してそれぞれ割り当てられた
    記号を入力することにより上記記号に対応する動作項目
    の動作時間を測定する第1の手順と、入力された記号と
    測定された動作時間を記憶する第2の手順と、第2の手
    順を繰り返し、被測定者における各動作項目の動作時間
    を複数回測定する第3の手順と、測定された動作時間を
    各記号毎に集計する第4の手順と、上記集計結果に基づ
    いて上記一連の動作に関する情報を出力する第5の手順
    とをコンピュータに実行させる動作時間測定支援プログ
    ラムを記録した記録媒体。
JP2000005422A 2000-01-14 2000-01-14 動作時間測定支援装置及び方法並びに動作時間測定支援プログラムを記録した記録媒体 Pending JP2001195173A (ja)

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