JP2001188728A - 通信システムおよびその制御方法 - Google Patents

通信システムおよびその制御方法

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JP2001188728A
JP2001188728A JP37258099A JP37258099A JP2001188728A JP 2001188728 A JP2001188728 A JP 2001188728A JP 37258099 A JP37258099 A JP 37258099A JP 37258099 A JP37258099 A JP 37258099A JP 2001188728 A JP2001188728 A JP 2001188728A
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JP37258099A
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Masashi Emura
真史 江村
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仮想インターフェースを用いることにより実
際の通信コネクションを一つにまとめて処理でき、か
つ、データの種類によって暗号化あるいは圧縮方法を選
ぶことができ、さらにデータの優先度を考慮したデータ
の送受信を行えるようにして通信の効率を高めた通信シ
ステム方式を提供する。 【解決手段】 クライアント100およびサーバ200
にそれぞれ仮想通信インターフェース部18、28を設
け、実際の通信コネクションは一つにまとめて送受信す
る。このとき、各アプリケーションのデータのヘッダに
暗号化を行うか否かを示す設定情報を付加し、通信制御
部42、52では、この設定情報を解析して暗号化の有
無によって通常通信部61、71と暗号化通信部62、
72とに振り分けて通信データの送受信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通信システムお
よびその制御方法に関し、特に、仮想通信インターフェ
ースを用いるとともに、セッションやデータごとの通信
の付加機能を制御してモバイル環境における通信の効率
を高めた通信システムおよびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットや無線通信を用い
てイントラネット内に接続しデータ通信を行うといった
ネットワークの利用形態が増えてきている。このような
環境下において、データを暗号化したり、無線通信のた
めの回線障害対策など、データの送受信の際に特別な機
能を付加する必要性が増している。
【0003】ところで、このような付加機能は、従来、
アプリケーションプログラム毎に実装する必要があり、
例えば、データの暗号化は、図10に示すように各アプ
リケーションごとに行われ、各アプリケーションごとに
通信インターフェースを介してサーバとのデータの送受
信が行われていた。
【0004】すなわち図10に示す通信システムは、ク
ライアント100とサーバ200との間でネットワーク
300を介して暗号化通信を行うもので、クライアント
100は、アプリケーション10−1とアプリケーショ
ン10−2とが搭載されており、アプリケーション10
−11では、アプリケーション10−1のデータ11を
暗号化部12で暗号化して通信インタフェース(通信I
/F)17に送り、アプリケーション10−2では、ア
プリケーション10−2のデータ13を暗号化部14で
暗号化して通信I/F17に送り、アプリケーション1
0−2のデータ15を暗号化部16で暗号化して通信I
/F17に送る。そして、通信I/F17では、それぞ
れの暗号化されたデータをネットワーク300を介して
サーバ200に送る。
【0005】サーバ200は、アプリケーション20が
搭載されており、ネットワーク300を介してクライア
ント100からのそれぞれの暗号化されたデータを受信
し、これらの暗号化されたデータを、アプリケーション
20の複合化部22、24、26でそれぞれ復号化し、
データ23、25、27として取り込む。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図10に示し
たような通信システムにおいては、接続開始時には、ク
ライアント、サーバ間で暗号処理のためのネゴシエーシ
ョンが必要とされるため、接続切断が繰り返し行われる
ような処理において各アプリケーションごとに暗号化を
行っていたのではネゴシエーションの処理時間が多くな
り、アプリケーション本来の機能の操作性が悪くなると
いう問題があった。
【0007】さらに、暗号化、復号化の処理は送受信す
るデータ毎に行うため、小さなデータを断続的に通信す
るような場合や複数の通信を平行して行う場合には、こ
の復号化の処理が通信性能の劣化の原因となっていた。
【0008】また同様のことはデータを圧縮して送信す
る場合にも生じ、さらには、データの送信に際してデー
タの優先度を考慮して送信する必要もあった。
【0009】そこで、この発明は、仮想インターフェー
スを用いることにより実際の通信コネクションを一つに
まとめて処理でき、かつ、データの種類によって暗号化
あるいは圧縮方法を選ぶことができ、さらにデータの優
先度を考慮したデータの送受信を行えるようにして通信
の効率を高めた通信システム方式を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、請求項1の発明は、ダイヤルアップ接続を介して
端末上の複数のクライアントアプリケーションがネット
ワーク上のサーバアプリケーションとデータ通信を行う
通信システムにおいて、前記端末は、前記複数のクライ
アントアプリケーションに対応して設けられ、各クライ
アントアプリケーションが前記サーバアプリケーション
とデータ通信を行う際に使用する複数の仮想通信インタ
フェースと、前記複数の仮想通信インタフェースに対応
して共通に設けられる通信制御部と、前記通信制御部を
介して前記サーバアプリケーションとデータ通信を行う
通信部とを具備する。
【0011】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、前記仮想通信インターフェースは、通信デー
タおよび前記データ通信の設定情報を格納する通信情報
格納部と、前記通信データに対して前記データ通信の設
定情報を付加情報として付加する設定情報付加手段とを
具備し、前記データ通信の設定情報は、前記仮想通信イ
ンタフェースに対応してそれぞれ設定されることを特徴
とする。
【0012】また、請求項3の発明は、請求項2の発明
において、前記データ通信の設定情報は、前記通信デー
タの暗号化情報、圧縮情報、優先度情報の少なくとも1
つを含むことを特徴とする。
【0013】また、請求項4の発明は、請求項2の発明
において、前記通信制御部は、前記複数の仮想通信イン
ターフェースで共有される通信バッファと、前記仮想通
信インターフェースからの通信通信データを前記通信バ
ッファに書込む通信バッファ書込み手段と、前記通信バ
ッファから前記通信データを読み出し、該通信データの
付加情報を解析するデータ解析手段と、前記データ解析
手段の解析結果に応じて前記通信バッファから読み出し
た通信データを振り分けて格納する複数の通信用送信バ
ッファとを具備することを特徴とする。
【0014】また、請求項5の発明は、請求項4の発明
において、前記通信部は前記複数の通信用送信バッファ
に対応して設けられた複数の通信手段を具備することを
特徴とする。
【0015】また、請求項6の発明は、請求項2の発明
において、前記通信制御部は、前記データ通信の設定情
報に対応して設けられ、それぞれ前記複数の仮想通信イ
ンターフェースで共有される複数の通信バッファと、前
記仮想通信インターフェースからの通信データを該通信
データの付加情報に基づき振り分けて前記複数の通信バ
ッファに書込む通信バッファ書込み手段と、前記複数の
通信バッファに対応して設けられ、前記複数の通信バッ
ファから読み出した通信データを前記通信部にそれぞれ
出力する複数のデータ出力処理手段とを具備することを
特徴とする。
【0016】また、請求項7の発明は、請求項6の発明
において、前記通信部は前記複数の通信用送信バッファ
に対応して設けられた複数の通信手段を具備することを
特徴とする。
【0017】また、請求項8の発明は、請求項2の発明
において、前記通信制御部は、前記データ通信の設定情
報に対応して設けられ、それぞれ前記複数の仮想通信イ
ンターフェースで共有される複数の中間バッファと、前
記仮想通信インターフェースからの通信データを該通信
データの付加情報に基づき振り分けて前記複数の中間バ
ッファに書込むバッファ書込み手段と、前記複数の中間
バッファに対応して共通に設けられた通信バッファと、
前記複数の中間バッファから読み出した通信データを前
記通信バッファに格納するデータ処理手段と前記通信バ
ッファから読み出した通信データを前記通信部に出力す
るデータ出力処理手段とを具備することを特徴とする。
【0018】また請求項9の発明は、ダイヤルアップ接
続を介して端末上の複数のクライアントアプリケーショ
ンがネットワーク上のサーバアプリケーションと暗号化
したデータ通信を行う通信システムの制御方法におい
て、前記複数のクライアントアプリケーションからの通
信データをそれぞれ各クライアントアプリケーションに
対応して設けられた複数の仮想通信インタフェースを介
して該複数の仮想通信インタフェースに対して共通に設
けられた通信制御部に送り、前記通信制御部は、前記複
数のクライアントアプリケーションからの通信データを
通信部で一括して暗号化して前記サーバアプリケーショ
ンに伝送することを特徴とする。
【0019】また請求項10の発明は、ダイヤルアップ
接続を介して端末上の複数のクライアントアプリケーシ
ョンがネットワーク上のサーバアプリケーションと圧縮
したデータ通信を行う通信システムの制御方法におい
て、前記複数のクライアントアプリケーションからの通
信データをそれぞれ各クライアントアプリケーションに
対応して設けられた複数の仮想通信インタフェースを介
して該複数の仮想通信インタフェースに対して共通に設
けられた通信制御部に送り、前記通信制御部は、前記複
数のクライアントアプリケーションからの通信データを
通信部で一括して圧縮して前記サーバアプリケーション
に伝送することを特徴とする。
【0020】また、請求項11の発明は、ダイヤルアッ
プ接続を介して端末上の複数のクライアントアプリケー
ションがネットワーク上のサーバアプリケーションと暗
号化したデータ通信を行う通信システムの制御方法にお
いて、前記複数のクライアントアプリケーションからの
通信データをそれぞれ各クライアントアプリケーション
に対応して設けられた複数の仮想通信インタフェースに
送り、前記仮想通信インタフェースは、前記複数のクラ
イアントアプリケーションからの通信データに対して予
めユーザ設定された暗号化するか否かの設定情報を付加
して該複数の仮想通信インタフェースに対して共通に設
けられた通信制御部に送り、前記通信制御部は、前記通
信データに付加された設定情報を前記複数の仮想通信イ
ンタフェースに共通の通信バッファに格納した後、該通
信バッファに格納された通信データの設定情報を解析し
て、該解析結果に基づき該通信バッファに格納された通
信データを暗号化する通信データと暗号化しない通信デ
ータとに分離して、該分離した通信データ毎に暗号化処
理若しくは暗号化処理無しでそれぞれ前記サーバアプリ
ケーションに伝送することを特徴とする。
【0021】また、請求項12の発明は、ダイヤルアッ
プ接続を介して端末上の複数のクライアントアプリケー
ションがネットワーク上のサーバアプリケーションと暗
号化したデータ通信を行う通信システムの制御方法にお
いて、前記複数のクライアントアプリケーションからの
通信データをそれぞれ各クライアントアプリケーション
に対応して設けられた複数の仮想通信インタフェースに
送り、前記仮想通信インタフェースは、前記複数のクラ
イアントアプリケーションからの通信データに対して予
めユーザ設定された暗号化するか否かの設定情報を付加
して該複数の仮想通信インタフェースに対して共通に設
けられた通信制御部に送り、前記通信制御部は、前記通
信データに付加された設定情報に基づき暗号化する通信
データと暗号化しない通信データとに分離して、該分離
した通信データ毎に該複数の仮想通信インタフェースに
対して共通に設けられた第1の通信バッファ若しくは第
2の通信バッファに蓄積し、該第1の通信バッファに蓄
積された通信データは暗号化処理を施し、前記第2の通
信バッファに格納された通信データは暗号化処理無しで
それぞれ前記サーバアプリケーションに伝送することを
特徴とする。
【0022】また、請求項13の発明は、ダイヤルアッ
プ接続を介して端末上の複数のクライアントアプリケー
ションがネットワーク上のサーバアプリケーションと圧
縮したデータ通信を行う通信システムの制御方法におい
て、前記複数のクライアントアプリケーションからの通
信データをそれぞれ各クライアントアプリケーションに
対応して設けられた複数の仮想通信インタフェースに送
り、前記仮想通信インタフェースは、前記複数のクライ
アントアプリケーションからの通信データに対して予め
ユーザ設定された圧縮するか否かの設定情報を付加して
該複数の仮想通信インタフェースに対して共通に設けら
れた通信制御部に送り、前記通信制御部は、前記通信デ
ータに付加された設定情報を前記複数の仮想通信インタ
フェースに共通の通信バッファに格納した後、該通信バ
ッファに格納された通信データの設定情報を解析して、
該解析結果に基づき該通信バッファに格納された通信デ
ータを暗号化する通信データと暗号化しない通信データ
とに分離して、該分離した通信データ毎に圧縮処理若し
くは圧縮処理無しでそれぞれ前記サーバアプリケーショ
ンに伝送することを特徴とする。
【0023】また、請求項14の発明は、ダイヤルアッ
プ接続を介して端末上の複数のクライアントアプリケー
ションがネットワーク上のサーバアプリケーションと圧
縮したデータ通信を行う通信システムの制御方法におい
て、前記複数のクライアントアプリケーションからの通
信データをそれぞれ各クライアントアプリケーションに
対応して設けられた複数の仮想通信インタフェースに送
り、前記仮想通信インタフェースは、前記複数のクライ
アントアプリケーションからの通信データに対して予め
ユーザ設定された圧縮するか否かの設定情報を付加して
該複数の仮想通信インタフェースに対して共通に設けら
れた通信制御部に送り、前記通信制御部は、前記通信デ
ータに付加された設定情報に基づき圧縮する通信データ
と圧縮しない通信データとに分離して、該分離した通信
データ毎に該複数の仮想通信インタフェースに対して共
通に設けられた第1の通信バッファ若しくは第2の通信
バッファに蓄積し、該第1の通信バッファに蓄積された
通信データは圧縮処理を施し、前記第2の通信バッファ
に格納された通信データは圧縮処理無しでそれぞれ前記
サーバアプリケーションに伝送することを特徴とする。
【0024】また、請求項15の発明は、ダイヤルアッ
プ接続を介して端末上の複数のクライアントアプリケー
ションがネットワーク上のサーバアプリケーションとデ
ータ通信を行う通信システムの制御方法において、前記
複数のクライアントアプリケーションからの通信データ
をそれぞれ各クライアントアプリケーションに対応して
設けられた複数の仮想通信インタフェースに送り、前記
仮想通信インタフェースは、前記複数のクライアントア
プリケーションからの通信データに対して予めユーザ設
定された優先度を示す設定情報を付加して該複数の仮想
通信インタフェースに対して共通に設けられた通信制御
部に送り、前記通信制御部は、前記通信データに付加さ
れた設定情報の示す優先度に基づき該優先度に対応して
設けられた複数の中間バッファに蓄積し、該複数の中間
バッファに蓄積された通信情報を該通信バッファの優先
度に基づきそれぞれ前記複数の中間バッファに共通の通
信バッファに蓄積し、該通信バッファに蓄積された通信
情報を前記サーバアプリケーションに伝送することを特
徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係わる通信シス
テムおよびその制御方法の実施の形態を添付図面を参照
して詳細に説明する。
【0026】図1は、この発明に係わる通信システムお
よびその制御方法を適用して構成した通信システムの基
本概念を示すブロック図である。
【0027】図1において、この通信システムにおいて
は、図10に示した通信システムに仮想通信インタフェ
ース(仮想通信I/F)を導入して構成したものであ
る。
【0028】すなわち、図1において、この通信システ
ムは、図10に示した通信システムと同様に、クライア
ント100とサーバ200との間でネットワーク300
を介して暗号化通信を行うもので、クライアント100
には、アプリケーション(クライアントアプリケーショ
ン)10−1および10−2とが搭載されており、サー
バ200には、アプリケーション(サーバアプリケーシ
ョン)20が搭載されている。
【0029】また、クライアント100には、アプリケ
ーション10−1、10−2のそれぞれのデータ11.
12,13にそれぞれ対応する仮想通信インタフェース
(仮想通信I/F)18−1、18−2、18−3を有
する仮想通信インタフェース部(仮想通信I/F部)1
8、暗号化/復号化モジュール410を有する通信制御
部41が設けられている。
【0030】また、サーバには、暗号化/復号化モジュ
ール510を有する通信制御部51、アプリケーション
20のデータ23、25、27にそれぞれ対応する仮想
通信インタフェース28−1、28−2、28−3を有
する仮想通信インタフェースF部28が設けられてい
る。
【0031】ここで、クライアント100の仮想通信イ
ンタフェース18−1、18−2、18−3は、アプリ
ケーション10−1、10−2のそれぞれのデータ1
1.12,13をサーバ200に送信するために設けら
れたもので、仮想通信インタフェース18−1、18−
2、18−3で、アプリケーション10−1、10−2
から渡されたデータ11.12,13は、通信制御部4
1で1つの通信データにまとめられ、暗号化/復号化モ
ジュール410で暗号化されて、ネットワーク300を
介してサーバ200へ伝送される。
【0032】サーバ200は、クライアントから受信し
て通信データを、通信制御部51で受信し、ここで、暗
号化/復号化モジュール510により復号化される。
【0033】この復号化された通信データは、それぞれ
仮想通信インタフェース28−1、28−2、28−3
を介してアプリケーション20にデータ23、25、2
7として渡される。
【0034】このような仮想通信インタフェースを導入
した構成を採用することで、回線障害対応機能や暗号化
処理などの通信のための付加機能を通信制御部41、5
1に実装することができ、これにより、これらの機能を
アプリケーションごとに実装する必要がなくなるので、
アプリケーション本来の機能を有効に使用することがで
きる。
【0035】そして実際のセッションが一つであるため
暗号化などの通信に関する処理をまとめることができ、
全体の通信処理の効率を高めることができる。
【0036】しかし、データの種類によっては、重要度
が異なるために暗号化をしないで処理速度を重視したい
場合がある。また、データを圧縮する場合、通信するデ
ータによって圧縮の効率が異なるために、効率の良い圧
縮アルゴリズムを選択したい場合がある。
【0037】さらに、今後、無線通信の帯域が広くな
り、複数の通信アプリケーションを同時に動作させるこ
とが多くなると考えられる。例えば、ファイルのダウン
ロード中にインタラクティブな処理を行うアプリケーシ
ョンを動作させた場合、通常はアプリケーションの応答
が悪くなる。この場合、ダウンロードされているファイ
ルのデータ通信は優先度を低くし、インタラクティブな
アプリケーションのデータの優先度を上げ、操作性を良
くする必要がある。
【0038】しかしながら、図1に示した構成において
は、個々のセッションやデータごとに通信部を制御する
ことが可能なようには構成されていないため、上記種々
の要望に対応してデータの通信効率を高めることはでき
ない。
【0039】そこで、以下に示すこの発明の実施の形態
においては、次の3つの観点に基づいて構成した方式を
説明する。
【0040】1)データの種類によって重要度が異なる
ために暗号化をしないで処理速度を重視したい場合があ
る。
【0041】2)データを圧縮する場合、通信するデー
タによって圧縮の効率が異なるために、効率の良い圧縮
アルゴリズムを選択したい場合がある。
【0042】3)無線通信の帯域が広くなり、複数の通
信アプリケーションを同時に動作させることが多くなる
と考えられ、例えば、ファイルのダウンロード中にイン
タラクティブな処理を行うアプリケーションを動作させ
た場合、通常はアプリケーションの応答が悪くなる。こ
の場合、ダウンロードされているファイルのデータ通信
は優先度を低くし、インタラクティブなアプリケーショ
ンのデータの優先度を上げ、操作性を良くする必要があ
る。
【0043】なお、以下の説明において、システムには
複数のクライアントからネットワークを介して接続を受
けつけるサーバアプリケーションがあり、個々のクライ
アントはそれぞれ複数のセッションを接続して処理を行
うものとする。
【0044】また、以下の説明においては、クライアン
ト側からサーバ側でデータを送信する構成について示す
が、サーバ側からクライアント側にデータを伝送する場
合も同様に構成することができる。
【0045】図2は、上記1)の観点に基づき構成され
たこの発明に係る実施の形態の概略構成を示すもので、
図2においては、図1に示した実施の形態と同様に、ク
ライアント100およびサーバ200共に、通信部に仮
想通信インタフェース部18および28を有している。
【0046】また、クライアント100には、通信制御
部42および通常の通信を行う通常通信部61とデータ
を暗号化/複合化して通信を行う暗号化通信部62が設
けられれている。
【0047】また、サーバ200にも、通信制御部52
および通常の通信を行う通常通信部71とデータを暗号
化/複合化して通信を行う暗号化通信部72が設けられ
れている。
【0048】このような構成により、クライアント10
0はネットワーク300を通じて、サーバアプリケーシ
ョン20に複数のセッションを接続して処理を行い、セ
ッションによって通常の通信と暗号化通信を切り替えて
処理を行うことができる。
【0049】図3は、図2に示したクライアント100
の仮想通信インタフェース部18および通信制御部42
の詳細機能構成を示したものである。
【0050】図3において、仮想通信インタフェース部
18の個々の仮想通信インタフェースA〜Dには、それ
ぞれ、データバッファ181−1〜181−4と通信情
報ヘッダ付加部182−1〜182−4が設けられ、暗
号化するか否かの設定ができるよう構成されている。
【0051】また、通信制御部42には、複数の仮想通
信インタフェースA〜Dからのデータを受けつける通信
バッファ書込み部421と、これらデータを格納する通
信バッファ423と、通信バッファ423に格納された
データのヘッダを解析して通常通信バッファ61と暗号
化通信バッファ62に分けるデータ解析部424が設け
られている。
【0052】なお、図3においては、クライアント10
0側がデータ送信側となる場合を示したが、サーバ20
0側がデータ送信側となる場合は、サーバ200側にも
図3に示した構成と同様の構成が設けられる。
【0053】図3に示したように構成された仮想通信イ
ンタフェースA〜Dを用いてデータを送信するときの、
ある1つの仮想通信インタフェースの処理を図4に示
す。
【0054】図4において、図3に示した仮想通信イン
タフェース部18内にある個々の仮想通信インタフェー
スには図4(a)に示すように、暗号化の設定183が
あり、データを格納するデータバッファ181から通信
制御部42にデータを転送するときに、通信情報ヘッダ
付加部182で通信情報ヘッダを付加する。
【0055】通信情報ヘッダは、図4(b)に示すよう
に、仮想通信インターフェース情報として宛先情報およ
び発信元情報が、データ情報としてデータ長が、暗号化
設定情報として暗号化の有無を示すフラグが記録され
る。
【0056】仮想通信インターフェースを通して出力さ
れるデータは、通信制御部42の通信バッファ422に
アクセスした順に格納される。格納するときの排他制御
は通信バッファ書込み部421によってなされる。
【0057】通信バッファ422に格納されたデータ
は、データ解析部423によって読み込まれ、ヘッダ情
報によって通常通信バッファ424若しくは暗号化通信
バッファ425に書き込まれる。このときのデータ解析
部423の動作を図5を参照して説明すると以下のよう
になる。
【0058】(1)データ取り出し部4231で通信バ
ッファ422からヘッダ[Ah]を取り出し、設定情報
解析部4232で暗号化設定情報を読み込む。
【0059】(2) ヘッダに記録されたデータ長のデ
ータ[Ad]を読み出す。
【0060】(3) データ取り出し部4231で通信
バッファ422からヘッダ[Bh]を取り出し、設定情
報解析部4232で暗号化設定情報を読み込む。
【0061】(4) ヘッダ[Bh]の設定情報が前の
データと異なるので、[Ah][Ad]を暗号化通信バ
ッファ425へ書き込む。
【0062】(5) ヘッダに記録されたデータ長のデ
ータ[Bd]を読み出す。
【0063】(6) ヘッダ[Ch]を取り出し、暗号
化設定情報を読み込む。
【0064】(7)ヘッダ[Ch]の設定情報が前のデ
ータと異なるので、[Bh][Bd]を通常通信バッフ
ァ424に書き込む。
【0065】(8)ヘッダに記録されたデータ長のデー
タ[Cd]を読み出す。
【0066】(9)ヘッダ[Dh]を取り出し、暗号化
設定情報を読み込む。
【0067】(10)ヘッダ[Dh]の設定情報が前の
データと同じなので、さらに。ヘッダに記録されたデー
タ長のデータ[Dd]を読み出す。
【0068】(11)ヘッダ[Eh]を取り出し、暗号
化設定情報を読み込む。
【0069】(12)ヘッダ[Eh]の設定情報が前の
データと異なるので、[Eh][Ed]を暗号化通信バ
ッファ425に書き込む。
【0070】上記した手順のように、同じ設定情報を持
ったデータが連続している場合に、それらのデータをま
とめて処理することで、個々のデータの処理方法を変え
ながらその効率を向上させることができ、さらに、個々
のデータにデータ毎の設定情報を持つヘッダを付加する
方式によって、共通バッファの通信方式のプロトコルに
変更を加えることなく通信を行うことができる。
【0071】このような方式は、暗号化に限らず、通信
インターフェース毎、または通信するデータ毎に機能を
付加し、効率的に通信を行う方式に有効である。
【0072】図6は、図2に示した仮想通信インタフェ
ース部18および通信制御部42の他の詳細機能構成を
示したものである。
【0073】図6において、仮想通信インターフェース
部18は、図4に示した構成と同様であり、この実施の
形態においても、図4と同様にして送信するデータには
ヘッダが付加される。
【0074】通信制御部42には、仮想通信インターフ
ェース部18内の個々の仮想通信インターフェースから
書き込まれるデータを受け付け処理をする通信バッファ
書込み部431と、通常の通信を行うデータのための通
常通信バッファ432−1および、暗号化通信をするデ
ータのための暗号化通信バッファ432−2、さらにそ
れぞれのバッファからデータを出力するデータ出力処理
部433、434を持つ。
【0075】通信バッファ書込み部431では、個々の
仮想通信インターフェースからデータを受けつけると、
データのヘッダを解析し、暗号化設定情報のフラグが
「あり」に設定されている場合は暗号化通信バッファ4
32−2に格納し、「なし」に設定されている場合は通
常通信バッファ432−1に格納する。
【0076】データ出力処理部433、434は、それ
ぞれのバッファから一定間隔でデータを読み出し、ぞの
データを一括して通信インターフェースである通常通信
部61または暗号化通信部62に書き込む。データを一
括することで、暗号化のためのオーバーヘッドを軽減
し、データ通信の効率を改善することができる。
【0077】なお、暗号化通信バッファ432−2に対
応するデータ出力処理部434は、バッファサイズおよ
びチェック間隔を記憶する暗号化情報格納部435を有
しており、データ出力処理部434の出力処理は、暗号
化情報格納部435の情報に基づき行われる。
【0078】図7は、上記2)の観点に基づき構成され
たこの発明に係る他の実施の形態を示すもので、クライ
アント100の仮想通信インターフェース部18と通信
制御部44のデータ送信側の構成を示したものである。
【0079】この実施の形態では、仮想通信インターフ
ェース部18の個々の仮想通信インターフェースA〜D
は圧縮の設定をすることができ、その情報を書き込む通
信情報ヘッダ付加手段を持つ。
【0080】通信制御部44には、個々の仮想通信イン
ターフェースA〜Dから書き込まれるデータを受け付
け、通信バッファ442に書き込む通信バッファ書込み
部441と通信バッファ442のデータを逐次読み出
し、データを解析するデータ解析部443と、データを
圧縮するための圧縮処理部444とを持つ。
【0081】通信バッファ書込み部441では、仮想通
信インターフェース部18からデータを受けつけると通
信バッファ441に順に格納していく。
【0082】データ解析部443には、圧縮情報格納部
444があり、圧縮情報格納部444には、データを圧
縮するための圧縮データ長の閾値が予め設定されてい
る。
【0083】データ解析部443は、通信バッファ44
2から一定間隔ごとにデータを読み出し、データのヘッ
ダを解析する。ここで、ヘッダの圧縮情報が「あり」に
設定されていて、かつ、データ長が圧縮情報格納部44
4に格納された設定閾値より大きい場合、データはその
まま通信部60に書き込まれる。このとき、図2乃至図
6に示した実施の形態と同様に、設定が同じデータが連
続している場合は一括して処理することができる。
【0084】圧縮情報格納部444に格納された設定閾
値は圧縮処理部444によって圧縮の効果が現れるデー
タの大きさを指定することで、圧縮効果の少ないデータ
を圧縮することによる処理時間の増加を軽減することが
できる。
【0085】さらに、上述のように、複数の仮想通信イ
ンターフェースからのデータを一括して処理すること
で、一度に圧縮できるデータが大きくなり、圧縮の効果
が大きくなることが期待できる。
【0086】図8は、上記2)の観点に基づき構成され
たこの発明に係る他の実施の形態を示すもので、仮想通
信インターフェース部18と通信制御部45のデータ送
信側の構成を示したものである。
【0087】仮想通信インターフェース部18の個々の
仮想通信インターフェースA〜Dは圧縮部453−1、
423−2の設定をすることができ、その情報を書き込
む通信情報ヘッダ付加部を持つ。
【0088】通信制御部45には、仮想通信インターフ
ェース部18内の個々の仮想通信インターフェースA〜
Dから書き込まれるデータを受け付け処理をする通信バ
ッファ書込み部451と、圧縮処理部453−1で圧縮
するデータのための中間バッファ452−1および、圧
縮処理部453−2で圧縮するデータのための中間バッ
ファ452−2、データを圧縮する圧縮処理部453−
1および圧縮処理部45−2と、中間バッファからデー
タを取り出し通信バッファ455に書き込むデータ処理
部454、および通信バッファ455からデータを取り
出し通信部60にデータを出力するデータ出力処理部4
56を持つ。
【0089】クライアント100のアプリケーション
は、送信する際にデータの圧縮情報を仮想通信インター
フェースに設定する。通信情報ヘッダ付加部は設定され
た圧縮情報をヘッダとして付加し、データを通信制御部
45に出力する。
【0090】通信制御部45では、データを受けつけた
通信バッファ読み込み部451がそのデータのヘッダを
読み取り、設定された圧縮情報に対応した中間バッファ
452−1または452−2に書き込む。
【0091】データ処理部454は、圧縮処理部453
−1または圧縮処理部453−2で圧縮された順に各圧
縮処理部453−1または圧縮処理部453−2からデ
ータを受け取り、通信バッファ455に出力する。
【0092】データ出力処理部456は、通信バッファ
455から一定間隔でデータを読み出し、ぞの読み出し
たデータを一括して通信インターフェースである通信部
60に書き込む。
【0093】図9は、上記3)の観点に基づき構成され
たこの発明に係る他の実施の形態を示すもので、仮想通
信インターフェース部18と通信制御部46のデータ送
信側の構成を示したものである。
【0094】この実施例では、仮想通信インターフェー
ス部18の個々の仮想通信インターフェースA〜Dは優
先度の設定をすることができ、その情報を書き込む通信
情報ヘッダ付加部を持つ。
【0095】通信制御部46には、仮想通信インターフ
ェース部18の個々の仮想通信インターフェースA〜D
から書き込まれるデータを受け付け処理をする通信バッ
ファ書込み部461と優先度毎のデータを保持する中間
バッファ462−1および462−2、中間バッファ4
62−1および462−2からデータを取り出し通信バ
ッファ464に書き込むデータ処理部463、および通
信バッファ463からデータを取り出し通信部60にデ
ータを出力するデータ出力処理部465を持つ。
【0096】クライアント100のアプリケーション
は、送信する際にデータの優先度を仮想通信インターフ
ェースに設定する。通信情報ヘッダ付加部は設定された
優先度情報をヘッダとして付加し、データを通信制御部
46に出力する。
【0097】通信制御部46では、データを受けつけた
通信バッファ書込み部461がそのデータのヘッダを読
み取り、設定された優先度に対応した中間バッファに書
き込む。
【0098】データ処理部463は、優先度の高い順に
中間バッファからデータを読み取り、通信バッファ46
4に出力する。
【0099】データ出力処理部465は、通信バッファ
464から順にデータを取り出し、通信部60にデータ
を出力し、データは送信される。
【0100】以上のように、この実施の形態によれば、
優先度に応じてデータを出力する機能をクライアント毎
に実装することで、そのクライアントにとってデータの
送受信が効率的に行われることが期待できる。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、仮想インターフェースを持ち実際の通信コネクショ
ンは一つにまとめ、かつ、データの種類によって暗号化
あるいは圧縮方法を選ぶことができ、さらにデータの優
先度を考慮したデータの送受信を行える通信システムお
よびその制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる通信システムおよびその制御
方法を適用して構成した通信システムの基本概念を示す
ブロック図。
【図2】この発明に係わる通信システムおよびその制御
方法を適用して構成した通信システムの一実施の形態の
概略構成を示すブロック図。
【図3】図2に示したクライアントの仮想通信インタフ
ェース部および通信制御部の詳細機能構成を示したブロ
ック図。
【図4】図3に示した仮想通信インタフェースの処理の
詳細を示すブロック図。
【図5】図3に示したデータ解析部処理の詳細を示すブ
ロック図。
【図6】図2に示した仮想通信インタフェース部および
通信制御部の他の詳細機能構成を示すブロック図。
【図7】通信情報を圧縮して通信するこの発明に係る他
の実施の形態を示すブロック図。
【図8】通信情報を圧縮して通信するこの発明に係る他
の実施の形態を示すブロック図。
【図9】優先度情報を用いたこの発明に係る他の実施の
形態を示すブロック図。
【図10】従来の通信システムを示すブロック図。
【符号の説明】
10−1 アプリケーション(クライアントアプリケ
ーション) 10−2 アプリケーション(クライアントアプリケ
ーション) 18 仮想通信インタフェース部(仮想通信I/F
部) 18−1〜18−3 仮想通信インタフェース(仮想
通信I/F) 20 アプリケーション(サーバアプリケーション) 28 仮想通信インタフェース部(仮想通信I/F
部) 28−1〜28−3 仮想通信インタフェース(仮想
通信I/F) 41 通信制御部 42 通信制御部 44 通信制御部 45 通信制御部 46 通信制御部 51 通信制御部 52 通信制御部 60 通信部 61 通常通信部 62 暗号化通信部 71 通常通信部 72 暗号化通信部 100 クライアント 200 サーバ 300 ネットワーク 181−1〜181−4 データバッファ 182−1〜182−4 通信情報ヘッダ付加部 421 通信バッファ書込み部 422 通信バッファ 423 データ解析部 424 通常通信バッファ 425 暗号化通信バッファ 4231 データ取り出し部 4232 設定情報解析部 431 通信バッファ書込み部 431−1 中間バッファ 432−2 中間バッファ 433 データ出力処理部 434 データ出力処理部 435 暗号化情報格納部 441 通信バッファ書込み部 442 通信バッファ 443 データ解析部 444 圧縮情報格納部 445 圧縮処理部 451 通信バッファ書込み部 452−1 中間バッファ 452−2 中間バッファ 453−1 圧縮処理部 453−2 圧縮処理部 454 データ処理部 456 データ出力処理部 461 通信バッファ書込み部 462−1 中間バッファ 462−2 中間バッファ 463 データ処理部 464 通信バッファ 465 データ出力処理部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイヤルアップ接続を介して端末上の複
    数のクライアントアプリケーションがネットワーク上の
    サーバアプリケーションとデータ通信を行う通信システ
    ムにおいて、 前記端末は、 前記複数のクライアントアプリケーションに対応して設
    けられ、各クライアントアプリケーションが前記サーバ
    アプリケーションとデータ通信を行う際に使用する複数
    の仮想通信インタフェースと、 前記複数の仮想通信インタフェースに対応して共通に設
    けられる通信制御部と、 前記通信制御部を介して前記サーバアプリケーションと
    データ通信を行う通信部とを具備することを特徴とする
    通信システム。
  2. 【請求項2】 前記仮想通信インターフェースは、 通信データおよび前記データ通信の設定情報を格納する
    通信情報格納部と、 前記通信データに対して前記データ通信の設定情報を付
    加情報として付加する設定情報付加手段とを具備し、 前記データ通信の設定情報は、前記仮想通信インタフェ
    ースに対応してそれぞれ設定されることを特徴とする請
    求項1記載の通信システム。
  3. 【請求項3】 前記データ通信の設定情報は、 前記通信データの暗号化情報、圧縮情報、優先度情報の
    少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項2記載の
    通信システム。
  4. 【請求項4】 前記通信制御部は、 前記複数の仮想通信インターフェースで共有される通信
    バッファと、 前記仮想通信インターフェースからの通信通信データを
    前記通信バッファに書込む通信バッファ書込み手段と、 前記通信バッファから前記通信データを読み出し、該通
    信データの付加情報を解析するデータ解析手段と、 前記データ解析手段の解析結果に応じて前記通信バッフ
    ァから読み出した通信データを振り分けて格納する複数
    の通信用送信バッファとを具備することを特徴とする請
    求項2記載の通信システム。
  5. 【請求項5】 前記通信部は前記複数の通信用送信バッ
    ファに対応して設けられた複数の通信手段を具備するこ
    とを特徴とする請求項4記載の通信システム。
  6. 【請求項6】 前記通信制御部は、 前記データ通信の設定情報に対応して設けられ、それぞ
    れ前記複数の仮想通信インターフェースで共有される複
    数の通信バッファと、 前記仮想通信インターフェースからの通信データを該通
    信データの付加情報に基づき振り分けて前記複数の通信
    バッファに書込む通信バッファ書込み手段と、 前記複数の通信バッファに対応して設けられ、前記複数
    の通信バッファから読み出した通信データを前記通信部
    にそれぞれ出力する複数のデータ出力処理手段とを具備
    することを特徴とする請求項2記載の通信システム。
  7. 【請求項7】 前記通信部は前記複数の通信用送信バ
    ッファに対応して設けられた複数の通信手段を具備する
    ことを特徴とする請求項6記載の通信システム。
  8. 【請求項8】 前記通信制御部は、 前記データ通信の設定情報に対応して設けられ、それぞ
    れ前記複数の仮想通信インターフェースで共有される複
    数の中間バッファと、 前記仮想通信インターフェースからの通信データを該通
    信データの付加情報に基づき振り分けて前記複数の中間
    バッファに書込むバッファ書込み手段と、 前記複数の中間バッファに対応して共通に設けられた通
    信バッファと、 前記複数の中間バッファから読み出した通信データを前
    記通信バッファに格納するデータ処理手段と前記通信バ
    ッファから読み出した通信データを前記通信部に出力す
    るデータ出力処理手段とを具備することを特徴とする請
    求項2記載の通信システム。
  9. 【請求項9】 ダイヤルアップ接続を介して端末上の複
    数のクライアントアプリケーションがネットワーク上の
    サーバアプリケーションと暗号化したデータ通信を行う
    通信システムの制御方法において、 前記複数のクライアントアプリケーションからの通信デ
    ータをそれぞれ各クライアントアプリケーションに対応
    して設けられた複数の仮想通信インタフェースを介して
    該複数の仮想通信インタフェースに対して共通に設けら
    れた通信制御部に送り、 前記通信制御部は、前記複数のクライアントアプリケー
    ションからの通信データを通信部で一括して暗号化して
    前記サーバアプリケーションに伝送することを特徴とす
    る通信システムの制御方法。
  10. 【請求項10】 ダイヤルアップ接続を介して端末上の
    複数のクライアントアプリケーションがネットワーク上
    のサーバアプリケーションと圧縮したデータ通信を行う
    通信システムの制御方法において、 前記複数のクライアントアプリケーションからの通信デ
    ータをそれぞれ各クライアントアプリケーションに対応
    して設けられた複数の仮想通信インタフェースを介して
    該複数の仮想通信インタフェースに対して共通に設けら
    れた通信制御部に送り、 前記通信制御部は、前記複数のクライアントアプリケー
    ションからの通信データを通信部で一括して圧縮して前
    記サーバアプリケーションに伝送することを特徴とする
    通信システムの制御方法。
  11. 【請求項11】 ダイヤルアップ接続を介して端末上の
    複数のクライアントアプリケーションがネットワーク上
    のサーバアプリケーションと暗号化したデータ通信を行
    う通信システムの制御方法において、 前記複数のクライアントアプリケーションからの通信デ
    ータをそれぞれ各クライアントアプリケーションに対応
    して設けられた複数の仮想通信インタフェースに送り、 前記仮想通信インタフェースは、前記複数のクライアン
    トアプリケーションからの通信データに対して予めユー
    ザ設定された暗号化するか否かの設定情報を付加して該
    複数の仮想通信インタフェースに対して共通に設けられ
    た通信制御部に送り、 前記通信制御部は、前記通信データに付加された設定情
    報を前記複数の仮想通信インタフェースに共通の通信バ
    ッファに格納した後、該通信バッファに格納された通信
    データの設定情報を解析して、該解析結果に基づき該通
    信バッファに格納された通信データを暗号化する通信デ
    ータと暗号化しない通信データとに分離して、該分離し
    た通信データ毎に暗号化処理若しくは暗号化処理無しで
    それぞれ前記サーバアプリケーションに伝送することを
    特徴とする通信システムの制御方法。
  12. 【請求項12】 ダイヤルアップ接続を介して端末上の
    複数のクライアントアプリケーションがネットワーク上
    のサーバアプリケーションと暗号化したデータ通信を行
    う通信システムの制御方法において、 前記複数のクライアントアプリケーションからの通信デ
    ータをそれぞれ各クライアントアプリケーションに対応
    して設けられた複数の仮想通信インタフェースに送り、 前記仮想通信インタフェースは、前記複数のクライアン
    トアプリケーションからの通信データに対して予めユー
    ザ設定された暗号化するか否かの設定情報を付加して該
    複数の仮想通信インタフェースに対して共通に設けられ
    た通信制御部に送り、 前記通信制御部は、前記通信データに付加された設定情
    報に基づき暗号化する通信データと暗号化しない通信デ
    ータとに分離して、該分離した通信データ毎に該複数の
    仮想通信インタフェースに対して共通に設けられた第1
    の通信バッファ若しくは第2の通信バッファに蓄積し、 該第1の通信バッファに蓄積された通信データは暗号化
    処理を施し、前記第2の通信バッファに格納された通信
    データは暗号化処理無しでそれぞれ前記サーバアプリケ
    ーションに伝送することを特徴とする通信システムの制
    御方法。
  13. 【請求項13】 ダイヤルアップ接続を介して端末上の
    複数のクライアントアプリケーションがネットワーク上
    のサーバアプリケーションと圧縮したデータ通信を行う
    通信システムの制御方法において、 前記複数のクライアントアプリケーションからの通信デ
    ータをそれぞれ各クライアントアプリケーションに対応
    して設けられた複数の仮想通信インタフェースに送り、 前記仮想通信インタフェースは、前記複数のクライアン
    トアプリケーションからの通信データに対して予めユー
    ザ設定された圧縮するか否かの設定情報を付加して該複
    数の仮想通信インタフェースに対して共通に設けられた
    通信制御部に送り、 前記通信制御部は、前記通信データに付加された設定情
    報を前記複数の仮想通信インタフェースに共通の通信バ
    ッファに格納した後、該通信バッファに格納された通信
    データの設定情報を解析して、該解析結果に基づき該通
    信バッファに格納された通信データを暗号化する通信デ
    ータと暗号化しない通信データとに分離して、該分離し
    た通信データ毎に圧縮処理若しくは圧縮処理無しでそれ
    ぞれ前記サーバアプリケーションに伝送することを特徴
    とする通信システムの制御方法。
  14. 【請求項14】 ダイヤルアップ接続を介して端末上の
    複数のクライアントアプリケーションがネットワーク上
    のサーバアプリケーションと圧縮したデータ通信を行う
    通信システムの制御方法において、 前記複数のクライアントアプリケーションからの通信デ
    ータをそれぞれ各クライアントアプリケーションに対応
    して設けられた複数の仮想通信インタフェースに送り、 前記仮想通信インタフェースは、前記複数のクライアン
    トアプリケーションからの通信データに対して予めユー
    ザ設定された圧縮するか否かの設定情報を付加して該複
    数の仮想通信インタフェースに対して共通に設けられた
    通信制御部に送り、 前記通信制御部は、前記通信データに付加された設定情
    報に基づき圧縮する通信データと圧縮しない通信データ
    とに分離して、該分離した通信データ毎に該複数の仮想
    通信インタフェースに対して共通に設けられた第1の通
    信バッファ若しくは第2の通信バッファに蓄積し、 該第1の通信バッファに蓄積された通信データは圧縮処
    理を施し、前記第2の通信バッファに格納された通信デ
    ータは圧縮処理無しでそれぞれ前記サーバアプリケーシ
    ョンに伝送することを特徴とする通信システムの制御方
    法。
  15. 【請求項15】 ダイヤルアップ接続を介して端末上の
    複数のクライアントアプリケーションがネットワーク上
    のサーバアプリケーションとデータ通信を行う通信シス
    テムの制御方法において、 前記複数のクライアントアプリケーションからの通信デ
    ータをそれぞれ各クライアントアプリケーションに対応
    して設けられた複数の仮想通信インタフェースに送り、 前記仮想通信インタフェースは、前記複数のクライアン
    トアプリケーションからの通信データに対して予めユー
    ザ設定された優先度を示す設定情報を付加して該複数の
    仮想通信インタフェースに対して共通に設けられた通信
    制御部に送り、 前記通信制御部は、前記通信データに付加された設定情
    報の示す優先度に基づき該優先度に対応して設けられた
    複数の中間バッファに蓄積し、 該複数の中間バッファに蓄積された通信情報を該通信バ
    ッファの優先度に基づきそれぞれ前記複数の中間バッフ
    ァに共通の通信バッファに蓄積し、 該通信バッファに蓄積された通信情報を前記サーバアプ
    リケーションに伝送することを特徴とする通信システム
    の制御方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004032214A (ja) * 2002-06-24 2004-01-29 Sharp Corp データ送受信方法、送信機、受信機及び送受信装置
KR100749998B1 (ko) * 2006-03-13 2007-08-16 포스데이타 주식회사 휴대 인터넷 시스템에서 서비스 품질 보장을 위한 트래픽암호화 알고리즘 선택 장치 및 방법

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