JP2001186679A - ポンプアップによるバッテリー充電装置 - Google Patents

ポンプアップによるバッテリー充電装置

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JP2001186679A
JP2001186679A JP37748399A JP37748399A JP2001186679A JP 2001186679 A JP2001186679 A JP 2001186679A JP 37748399 A JP37748399 A JP 37748399A JP 37748399 A JP37748399 A JP 37748399A JP 2001186679 A JP2001186679 A JP 2001186679A
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Kimitaka Seki
公▲隆▼ 関
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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Abstract

(57)【要約】 [課題] 弱風時における風力発電機の低電圧発電電
力を有効利用するため、低電圧を昇圧する際、昇圧によ
る負荷への電力の供給で発電機に負荷が加わり、風車の
回転が停止しないよう間欠的に昇圧することで、低電圧
発電電力を高電圧へ電力変換し、バッテリーへ充電でき
るようにし、強風時は、ポンプアップ動作をやめ常時昇
圧して効率をはかる。 [解決手段] 発電電力を整流する整流器102の出
力側へ2個の昇圧アンプ17,18と3個のコンデンサ
14,15,16と、3個の電界効果トランジスタ1
1,12,13及び電界効果トランジスタ11,12,
13のゲート20,21,22を制御するマイクロコン
トローラ19,整流器102の出力電圧を監視する電圧
監視器10を図1のように回路構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の属する技術分野]この発明は、弱
風時における低速回転での風力発電機の低電圧発電電力
を、高電圧へ昇圧する際に、負荷を取ることで低速回転
の風車に過負荷が掛り風車の回転が停止しないよう、間
欠的に負荷を取る昇圧方法で、風車への負荷を軽減しつ
つ、低速回転時の発電電力も、より有効にバッテリーへ
充電できるようにした装置である。
【0002】[従来の技術]図2のような回路構成であ
るため、風力発電機の発電電力が、バッテリーに充電さ
れている電圧以上にならないと充電できず、弱風時の風
車の低速回転による低電圧発電電力では充電できないた
め、風力発電機の能力を十分に発揮できず、有効利用で
きない。
【0003】[発明が解決しようとする課題]弱風時の
風車の低速回転による低電圧発電電力をも有効に利用す
るため、バッテリーへ充電可能な電圧まで昇圧でき、か
つ、弱風時の風車の低速回転による風力発電機に掛かる
負荷を軽減して、風車が停止しないような昇圧方法が必
要である。
【0004】[課題を解決するための手段]上記目的を
達成するために、請求項1の記載内容の方法に依れば、
弱風時の低電圧発電時の発電電力をもバッテリーへ充電
することができ、自然エネルギーの有効利用が可能であ
る。
【0005】また、コンデンサ14に容量の大きいもの
を使用することで、発電電力を可能な限り蓄積し、後段
へ最大限に電荷を受渡すと同時に、風速の変化による発
電電力の変動をコンデンサ14の充放電動作により極力
おさえる目的も有る。電荷の受渡しタイミングは、図3
の記載に依るが、電荷を受渡す電界効果トランジスタ1
1が動作するチャート(a)の時間tと電界効果トラ
ンシスタ12が動作するチャート(b)の時間tの間
隔tと、電界効果トランジスタ12が動作するチャー
ト(b)の時間tと電界効果トランジスタ13が動作
するチャート(a)の時間tとの間隔tを完全にオ
フにすることで、弱風時の発電機に一気に重負荷が掛か
らないよう配慮している。スイッチとして使用する電界
効果トランジスタ11,12,13は動作抵抗の低いも
のを使用し、スイッチ部での電力消費を極力おさえ、ま
た2段の昇圧アンプ17,18は、図4の回路構成で昇
圧動作を実施する。
【0006】一方、弱風から風速が増し、十分発電電力
が得られるようになると、発電電圧を監視している電圧
監視器10がハイレベルを検知し、マイクロコントロー
ラ19がハイレベルを認識すると、3個の電界効果トラ
ンジスタ11,12,13が全てオンとなり、定常的に
昇圧を行なう動作状態となる。これが請求項2の動作で
ある。
【0007】[発明の実施形態]本発明の実施例につ
き、図1から図4を用いて説明する。風力発電機の発電
電力を利用してバッテリーを充電する場合、概、図2の
ような、比較的簡単な回路構成をとっている。この方法
であると、安価に回路構成できるが、風力発電機の発電
電力は、風車の回転数が風速に比例し、発電電力量も比
例するため、すでにある程度充電されているバッテリー
へ補充電するためには、現在のバッテリーの端子電圧以
上の電圧を供給できる風速をもった風が発生しないと補
充電できない。
【0008】しかるに、図1の回路構成において、ポン
プアップ充電装置100を設置することにより、弱風時
でも補充電が可能となる。風力発電機101で充電され
た電力は、整流器102を通過し、コンデンサ14へ予
備充電される。このコンデンサ14は交流を直流へ変換
した際の平滑作用も兼ねている。コンデンサ14は、可
能な限り大容量にしているため、風速の変化による発電
電力の変化分を極力おさえ、後段における昇圧動作に与
える影響を少なくしている。
【0009】図1の電圧監視器10で、コンデンサ14
に印加される入力電圧を監視し、あらかじめ、設定した
規定電値以下の場合は、コンデンサ14に充電した電荷
を受渡しする電界効果トランジスタ11,12,13で
構成したスイッチを図3のタイミング動作に従ってオ
ン,オフさせ、コンデンサ14に予備充電した電荷を順
次昇圧しつつコンデンサ15,16へと受渡していく。
コンデンサ16に充電された昇圧電荷はバッテリー10
4の充電状態にもよるが、逆流防止ダイオード103を
通して十分充電可能な電圧を得ることができる。このポ
ンプアップ充電装置100は電力変換器であるため、電
圧が昇圧された分、バッテリー104へ流出する電流は
入力電流に比べて減少する。
【0010】一方、昇圧アンプの動作を、図4の回路を
もとに昇圧アンプ17について説明する。コンデンサ1
4に充電された電荷は、電界効果トランジスタ11がオ
ンすると、まずインダクタンス50とダイオード51を
通過してコンデンサ15へ充電される。コンデンサ15
の(+)電極に接続する抵抗54と、抵抗54と直列接
続する抵抗55との接続点59の電圧を監視し、この電
圧が昇圧アンプ17の設定電圧58に達していない場
合、スイッチング制御回路57が高い周波数のパルスを
電界効果トランジスタ52のゲート端子53へ供給す
る。電界効果トランジスタ52のオン、オフ動作によ
り、インダクタンス50に貯えられた電荷は、電界効果
トランジスタ52がオフした瞬間、インダクタンス50
に貯えられた電荷の極性が逆転し、蓄積した電圧より高
電圧となってダイオード51を正バイアスし、コンデン
サ15を充電する。この動作をくり返すことによりコン
デンサ15は、設定電圧に達する。コンデンサ15が設
定電圧に達すると、コンパレータ56を介してスイッチ
ング制御回路57は、電界効果トランジスタ52のゲー
ト53へ供給していたパルスの周波数を低下する。電界
効果トランジスタ12がオンし、コンデンサ15の電荷
が後段の昇圧アンプ18へ転送されると、またコンデン
サ15の端子電圧が低下するから、ノード59の電圧も
低下し、コンパレータ56がスイッチング制御回路57
をトリガーして、パルスが電界効果トランジスタ52の
ゲート53へ供給される。また、電界効果トランジスタ
52が、高い周波数で動作するため、コンデンサ15へ
電荷が供給されて端子電圧が上昇する。この動作をくり
返す。昇圧アンプ18も、同様の動作をくり返す。
【0011】[発明の効果]本発明、ポンプアップ充電
装置を風力発電機の出力側へ設置することで、今まで利
用できなかった弱風時の低電圧発電電力をも、多少なり
とも有効利用することができるようになり、風力発電機
の相対的な効率がアップすることに成る。又、強い風に
よる高電圧発電時は、ポンプアップ動作をやめ、常時昇
圧動作に切換わることで、一層充電効率がアップする。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における充電回路図。
【図2】既存の充電方法。
【図3】実施例における3個の電界効果トランジスタの
動作チャート。
【図4】実施例における昇圧アンプの回路図。
【符号の説明】
100 ポンプアップ充電装置 101 風力発電機 102 整流器 103 ダイオード 104 バッテリー 10 電圧監視器 11,12,13 電界効果トランジスタ 14,15,16 コンデンサ 17,18 昇圧アンプ 19 マイクロコントローラ 20,21,22 電界効果トランジスタのゲート 50 インダクタンス 51 ダイオード 52 電界効果トランジスタ 53 電界効果トランジスタ52のゲート 54,55 分圧抵抗 56 コンパレータ 57 スイッチング制御回路 58 基準電圧 59 ノード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 風力発電機の発電電力をバッテリーに
    充電する際、弱風時の発電機の低速回転による低電圧発
    電電力をバッテリーへ昇圧充電するために、図1の回路
    において、回転する風力発電機が負荷による影響を極力
    受けないよう、昇圧アンプ17,18を2段階に設置
    し、3個の電界効果トランジスタ11,12,13と、
    3個の予備充電用コンデンサ14,15,16および電
    圧監視器10,制御用マイクロコントローラ19を接続
    する。2個の電界効果トランジスタ11,13のゲート
    20,22と電界効果トランジスタ12のゲート21を
    図3の動作チャートに従い、動作波形(a)をゲート2
    0,22へ印加し、動作波形(b)をゲート21へ供給
    して、スイッチの機能を持つ電界効果トランジスタ1
    1,13および12を交互に動作させ、ポンプアップす
    ることで、2個のコンデンサ15,16へ順次昇圧した
    電荷を予備充電した後、バッテリー104へ充電する装
    置。
  2. 【請求項2】 風が強くなり風力発電機101が高速
    回転し始めると、風力発電機101の発電電力量が増加
    し、電圧も高くなるので電圧監視器10がハイレベルを
    検出する。このハイレベル信号を、マイクロコントロー
    ラ19が検出すると、図3の動作チャートのタイミング
    で動いていた電界効果トランジスタ11,12,13は
    ポンプアップ動作をやめ、3個共、オン状態へ移項す
    る。風力発電機101は発電電力量が増加しているた
    め、電界効果トランジスタ11,12,13のオンオフ
    動作をやめても大きな負荷変動は発生せず、昇圧アンプ
    17,18が定常的に発電電力を昇圧するので、より一
    層効率よくバッテリー104へ充電できる装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200490439Y1 (ko) * 2018-09-28 2019-12-02 박찬도 매립형 발전장치.

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200490439Y1 (ko) * 2018-09-28 2019-12-02 박찬도 매립형 발전장치.

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