JP2001184950A - ワイヤーハーネス - Google Patents

ワイヤーハーネス

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JP2001184950A
JP2001184950A JP37476999A JP37476999A JP2001184950A JP 2001184950 A JP2001184950 A JP 2001184950A JP 37476999 A JP37476999 A JP 37476999A JP 37476999 A JP37476999 A JP 37476999A JP 2001184950 A JP2001184950 A JP 2001184950A
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JP
Japan
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voltage
wires
group
electric wire
wire harness
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP37476999A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Umehara
浩之 梅原
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低電圧電線群と高電圧電線群とが混在するワ
イヤーハーネスにおいて、高電圧電線群でのショートの
発生を阻止すること。 【解決手段】 多数の低電圧用の電線8からなる低電圧
電線群9と多数の高電圧用の電線6からなる高電圧電線
群7とを集束してなるワイヤーハーネス5において、該
ワイヤーハーネス5の断面中央部に前記高電圧電線群7
を配置し、該高電圧電線群7の外周を取り囲むように前
記低電圧電線群9を配置して構成されたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低電圧電線群と高
電圧電線群とを集束してなるワイヤーハーネスに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境対策保全の面から自動車
のエンジン省燃費の向上、電子制御式サスペンション等
に多用される油圧機器駆動のための電子部品や各種電装
品の駆動効率の向上およびワイヤーハーネスの軽量化を
目的とした観点から種々工夫がなされている。殊に、こ
れらの目的を達成するための一方策として、電源電圧を
現状の低電圧域ではなく、高電圧電源システムにより対
応することが、高効率となるためその採用が検討されて
いる。ところが、従来、主として乗用自動車に用いられ
ているワイヤーハーネス用の電線は、電源電圧が14ボ
ルトに対応した電線であった。このため、電源電圧の高
電圧化システムが採用された場合には、従来の14ボル
ト系回路の他に例えば42ボルト系回路が加わることに
なり、図4に示すように、高電圧電線1と低電圧電線2
とが混在して一つに束ねられることが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のように高電圧電
線1と低電圧電線2とが混在して一つに束ねられるワイ
ヤーハーネス3にあっては、高電圧のかかる42ボルト
系回路の電線1が、ワイヤーハーネス3の外周近くに配
置して存在することがある。この場合、ワイヤーハーネ
ス3は、車体構成部材のエッジ部の周りに配索されるこ
とが多く、そのため車体の受ける走行時の振動により、
ワイヤーハーネス3がエッジ部に擦れてテープ4が切損
し、高電圧電線1の被覆も破れてついにはショートを発
生し、ひいては火災原因となることが懸念される。
【0004】本発明は、上述した事情に鑑みて工夫され
たもので、電源電圧の高電圧化に対応して、ショートを
発生せず、火災原因の懸念のないワイヤーハーネスを得
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
なされた請求項1記載の発明に係るワイヤーハーネス
は、多数の低電圧用の電線からなる電線電線群と多数の
高電圧用の電線からなる高電圧電線群とを集束してなる
ワイヤーハーネスにおいて、該ワイヤーハーネスの断面
中央部に前記高電圧電線群を配置し、該高電圧電線群の
外周を取り囲むように前記低電圧電線群を配置して構成
されたことを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載のワ
イヤーハーネスにおいて、前記高電圧電線群を構成する
各電線を間隙が存するように離間して配置させ、該間隙
にクッション手段を介在させて高電圧電線群の各電線が
互いに接触しないように浮かして構成されたことを特徴
とする。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項2記載のワ
イヤーハーネスにおいて、前記クッション手段は、絶縁
性を有する素材で形成されたことを特徴とする。
【0008】請求項1に記載された本発明によれば、ワ
イヤーハーネスの断面中央部に高電圧電線群を配置し、
該高電圧電線群の外周を取り囲むように前記低電圧電線
群を配置して構成しているため、周囲の低電圧電線群が
その内部に存する高電圧電線を保護する。
【0009】請求項2記載の本発明によれば、高電圧電
線群を構成する各電線を間隙が存するように離間して配
置させ、該間隙にクッション手段を介在させて高電圧電
線群の各電線が互いに接触しないように浮かして構成さ
れるため、周囲の振動によりワイヤーハーネス自体が激
しく振動しても、クッション手段により高電圧電線群の
各電線は、互いに接触することはない。
【0010】請求項3記載の本発明によれば、クッショ
ン手段は、絶縁性を有する素材で形成されているため、
高電圧電線同士はもちろん、該電線と車体との間、低電
圧電線群の電線との間での接触を回避する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1,2に示すように、ワイヤー
ハーネス5は、その断面中央部に例えば42ボルト系の
電線6(本実施形態の場合は7本)をテープで下巻きを
して束ねてなる高電圧電線群7が配置される。この電線
6は被覆付きの電線である。高電圧電線群7の周囲に
は、14ボルト系の電線8を多数密集して取り囲むよう
に配置した低電圧電線群9が設けられる。この低電圧電
線群9の電線8も被覆付き電線である。すなわち、テー
プ10を用いて低電圧電線群9の長さ方向の全長に亘っ
て、低電圧電線群9の外周を巻き付けていくことでワイ
ヤーハーネス5が完成する。
【0012】前記実施の形態によれば、高電圧電線群7
と低電圧電線群9とを集束してなるワイヤーハーネス5
には、その断面中央に高電圧電線群7を配置し、その周
囲にに高電圧電線群7を取り囲むように低電圧電線群9
を配置した構成にしたため、たとえワイヤーハーネス5
が、車体構成部材のエッジに擦れても、低電圧電線群9
に若干の切損を生じたとしても、低電圧電線群9が被覆
材の役目をなして高電圧電線群7にまでエッジが衝合し
たりして該電線群7を損傷ないしは切損に至らしめるこ
とはない。このため、高電圧電線群7によるショートを
発生することはないため、該部位から火災を起こすこと
を確実に防止することができる。
【0013】上記実施の形態では、高電圧電線群7の各
電線6を互いに集合して束ねたが、図3のように、各電
線6の間を隙間が存するように配置させ、その隙間に絶
縁性能を有する適宜の合成樹脂体等により形成されたク
ッション手段11を充填ないしは介装させた態様の高電
圧電線群7(点線で囲った内部分)であってもよい。か
かる構成によれば、高電圧電線群7の各電線6は互いに
干渉して接触することがないので、高電圧電線群7の電
線6が接触することを確実に阻止でき、電線6の被覆が
摩擦により切損することはない。また、クッション手段
11を絶縁性能を有する合成樹脂製のごとき素材で形成
すれば、高電圧電線同士はもちろん、該電線と車体との
間、高電圧電線群と低電圧電線群の各電線6,8との間
で絶縁機能を保持でき、ショートの発生を未然に防止で
き、ひいては火災の発生を確実に阻止できる効果を有す
る。
【0014】以上、本発明の実施例を具体的に詳述して
きたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があ
っても本発明に含まれる。例えば、ワイヤーハーネス5
に使用される高低電圧の両電線群7,9に用いられる各
電線は、一般の電線、ツイスト電線、あるいはシールド
電線等である。また、上記では高電圧電線群7をテープ
を使用して束ねたが、特にテープを使用しなくてもよ
い。また、テープを用いる代わりに適宜の接着剤ないし
は粘着剤を各電線6,8に塗布または浸漬せしめる等し
て集束状態を維持するようにすることもできる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載さ
れた本発明によれば、ワイヤーハーネスの断面中央部に
高電圧電線群を配置し、該高電圧電線群の外周を取り囲
むように低電圧電線群を配置して構成しているため、周
囲の低電圧電線群がその内部に存する高電圧電線を保護
し、ショートを生じることがなく、火災発生対策にきわ
めて有利となり、高電圧電線群と低電圧電線群とが混在
する回路への本ワイヤーハーネスの適用を容易に行うこ
とができる効果を奏する。
【0016】請求項2に記載された本発明によれば、高
電圧電線群を構成する各電線を離間して配置し、各電線
の間に存する間隙にクッション手段を介在させたため、
周囲の振動によりワイヤーハーネスが激しく共振して
も、クッション手段の存在により、高電圧電線群の各電
線が、互いに接触することがなく、その結果、断線ない
しはショートの発生を確実に阻止でき、火災発生対策の
上で有利となる効果を奏する。
【0017】請求項3記載の本発明によれば、クッショ
ン手段を、絶縁性を有する素材で形成したので、高電圧
電線同士はもちろん、該電線と車体との間、低電圧電線
群の電線との間での接触を回避することができ、火災発
生対策がより一層有利となる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施の形態を示す外観図であ
る。
【図2】図1の矢印A方向から視た横断面図である。
【図3】上記一実施の形態における変形例における横断
面図である。
【図4】従来のワイヤーハーネスにおける横断面図であ
る。
【符号の説明】
5 ワイヤーハーネス 6 高電圧電線群を構成する電線 7 高電圧電線群 8 低電圧電線群を構成する電線 9 低電圧電線群

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の低電圧用の電線からなる低電圧電
    線群と多数の高電圧用の電線からなる高電圧電線群とを
    集束してなるワイヤーハーネスにおいて、該ワイヤーハ
    ーネスの断面中央部に前記高電圧電線群を配置し、該高
    電圧電線群の外周を取り囲むように前記低電圧電線群を
    配置して構成されたことを特徴とするワイヤーハーネ
    ス。
  2. 【請求項2】 前記高電圧電線群を構成する各電線を間
    隙が存するように離間して配置させ、該間隙にクッショ
    ン手段を介在させて高電圧電線群の各電線が互いに接触
    しないように浮かして構成されたことを特徴とする請求
    項1記載のワイヤーハーネス。
  3. 【請求項3】 前記クッション手段は、絶縁性を有する
    素材で形成されたことを特徴とする請求項2記載のワイ
    ヤーハーネス。
JP37476999A 1999-12-28 1999-12-28 ワイヤーハーネス Withdrawn JP2001184950A (ja)

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