JP2001184509A - パターン認識装置及び方法並びに記録媒体 - Google Patents

パターン認識装置及び方法並びに記録媒体

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JP2001184509A JP36748499A JP36748499A JP2001184509A JP 2001184509 A JP2001184509 A JP 2001184509A JP 36748499 A JP36748499 A JP 36748499A JP 36748499 A JP36748499 A JP 36748499A JP 2001184509 A JP2001184509 A JP 2001184509A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】主成分分析等に基づいて大分類を行う従来の認
識装置と比べ、より高精度なパターン認識装置の提供。 【解決手段】詳細識別用辞書104中のn次元参照パタ
ーンと、学習パターンから抽出したn次元特徴とから、
現在の特徴選択辞書106に基づき、m(m<n)次元
参照パターン及びm次元特徴を抽出した後、学習パター
ンと同一カテゴリに属するm次元参照パターンのうち、
前記m次元特徴との距離が最も近い参照パターンを参照
パターンAとして抽出し、学習パターンと異なるカテゴ
リに属するm次元参照パターンのうち、前記m次元特徴
との距離がもっとも近い参照パターンを参照パターンB
として抽出し、前記m次元特徴と前記参照パターンAと
の距離がより近づき、更に前記m次元特徴と前記参照パ
ターンBとの距離がより遠ざかるように前記特徴選択辞
書106を修正する特徴選択辞書修正部108を備えた
構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は文字認識、音声認識
等を行うためのパターン認識装置に関し、特に大分類部
を備えたパターン認識装置及び方法並びに記録媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】文字認識・音声認識において、統計的パ
ターン認識手法を用いたパターン認識は、一般に、学習
フェーズと認識フェーズとから構成される。
【0003】学習フェーズでは、各学習パターンから数
十〜数千次元の特徴量を抽出した後、この特徴空間にお
ける認識対象カテゴリの分布やカテゴリ境界の位置を学
習する。学習結果は、識別用辞書として保存される。
【0004】認識フェーズでは、入力パターンから同様
の手順で抽出した特徴量を識別手法によって上記識別用
辞書と照合し、識別結果を出力する。
【0005】識別手法の例としては、従来より、 ・最近傍識別法、 ・単純類似度法、 ・混合類似度法、 ・部分空間法、 ・疑似ベイズ識別法、 など各種手法が知られている。
【0006】このような識別手法は、比較的構築が容易
な上、優れた識別性能を実現できることから、頻繁に認
識装置に利用されている。しかしながら、扱う特徴量が
高次元であるため、程度の差はあっても、計算コストが
高い(多量の計算を要する)、という問題点がある。
【0007】そこで、計算量を削減するための手法とし
て、特徴選択により、特徴の次元数を削減して認識する
手法や、詳細識別の前に大分類を行う方法などが提案さ
れている。
【0008】特徴選択により、次元数を削減して識別す
る手法の代表例としては、 ・主成分分析、もしくは正準判別分析によって特徴次元
数を削減する手法(電子情報通信学会論文誌Vol.J78-D-
II No.11 pp.1627-1638、以下「文献a」という)、 ・分散比と分散の両方を特徴選択の基準としたFKL法
によって次元削減し識別を行う手法(電子情報通信学会
論文誌Vol.J80-D-II No.1 pp.73-80、以下「文献b」と
いう)や、 ・特徴選択のための辞書及び認識用辞書を学習により同
時に学習する手法(特開平9−245125号公報、以
下「文献c」という)などが知られている。
【0009】上記文献a、文献bに記載されている手法
では、まず、各学習パターンから抽出したn次元特徴に
対して、主成分分析や正準判別分析、もしくはこれらを
組み合わせた「FKL法」と呼ばれる分析を施して、特
徴選択辞書を作成し、これに基づいてn次元の原特徴を
m(m≦n)次元特徴に変換する。
【0010】そして変換後のm次元特徴空間におけるカ
テゴリ分布もしくはカテゴリ境界を学習し識別用辞書を
作成する。
【0011】認識時は、入力パターンに対して同様の特
徴抽出及び特徴選択を施して抽出したm次元特徴と識別
用辞書を照合し認識を行う。
【0012】上記文献cに記載されている方法は、m次
元特徴の集合からなる識別用辞書だけでなく、n次元特
徴からm次元特徴を選択するための特徴選択辞書も同時
に学習によって作成する。
【0013】主成分分析や正準判別分析によって求めら
れる固有ベクトルを用いて変換されたm次元特徴空間は
識別に関して最適な空間であるとは限らないが、上記文
献cの方法によれば、より識別に適した特徴選択辞書及
び詳細識別用辞書を構築できる可能性がある。
【0014】但し、上記文献cによれば、原特徴量256
次元からm=16次元の特徴を選択して、部分空間法によ
り認識した場合と、おおむね同等の認識性能であること
が記載されており、16次元よりも高次の部分空間で認識
した場合に比べ認識性能が低下していると考えられる。
すなわち、この手法は、認識性能よりも、認識速度に重
きを置いたものであるといえる。
【0015】一方、低次元空間で大分類を行う手法の例
としては、原特徴を数次元毎に平均化して集約し、得ら
れた低次元の特徴を用いて大分類する場合が多い。
【0016】前記の特徴選択による次元圧縮手法が、n
次元の原特徴からm次元特徴を選択するために、m×n
回の積和演算を要するのに対し、この方法では、n回の
加算演算とm回の除算によって次元を圧縮可能なので、
m次元特徴を高速に抽出できるといった利点がある。
【0017】しかし、この特徴選択方法は、認識性能の
低下を招きやすいため、より認識性能を上げるには、主
成分分析や正準判別分析によって特徴選択を行い大分類
する(以下「手法d」という)のがよい。
【0018】この手法dは、文献a及び文献b等に代表
される手法に比べ、一般的に、速度は遅いが、認識性能
は同等以上の性能を実現できる。
【0019】なお、部分空間法によってパターン認識を
行う際に使用する認識辞書を学習により生成する従来の
手法として、例えば特開平10−301917号公報に
は、入力ベクトルと同じカテゴリに属する部分空間群の
中から、入力ベクトルとの距離が最小となる第1の部分
空間を求めるとともに、入力ベクトルと異なるカテゴリ
に属する部分空間群の中から、入力ベクトルとの間の距
離が最小となる第2の部分空間を求め、第1辞書修正手
段は、第1の部分空間が入力ベクトルに近づくように、
第1の部分空間の原点の位置ベクトル、基底ベクトルを
修正し、第2辞書修正手段は、第2の部分空間が入力ベ
クトルに遠ざかるように、第2の部分空間の原点の位置
ベクトル、基底ベクトルを修正することで、学習パター
ンに対する誤認識率を低減する認識辞書学習方法及び装
置が提案されている。しかしながら、上記特開平10−
301917号公報に記載された方法及び装置は、特徴
選択により、特徴の次元数を削減して認識するための手
段を提供することを課題としたものではない。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記したことから、原
特徴を用いて実現できる認識性能を維持しつつ、認識速
度を向上するには、上記手法dが最も有効である、と思
料される。
【0021】しかしながら、上記手法dを用いた場合で
も、選択する次元数の低下に伴って認識性能が低下する
傾向がある。その1つの原因は、主成分分析や正準判別
分析によって選択される特徴軸が、必ずしも大分類に最
適ではない、ことによる。
【0022】まず、主成分分析を用いる場合の問題点に
ついて、図10を参照して説明する。図10は、2次元
原特徴空間に存在する3種類のカテゴリに属するデータ
の分布を示す図である。
【0023】データ分布範囲1001、1002、10
03は、それぞれカテゴリA、B、Cに属するデータの
分布範囲を示す。特徴軸1004は、本データに対して
主成分分析により選択される特徴軸(第1主軸)を示
す。
【0024】主成分分析によって2次元特徴を1次元特
徴に変換するというのは、図10においては、2次元特
徴空間中の各パターンを、特徴軸1004上に投影する
ことに等しい。
【0025】そこで、2次元特徴空間におけるカテゴリ
A、B、Cの各2次元参照パターンを特徴軸1004上
に投影した1次元の参照パターンをそれぞれ1次元参照
パターン1006、1008、1009とする。
【0026】また、カテゴリAに属するパターン100
5を特徴軸1004上に投影した1次元のパターンを1
次元パターン1007とする。
【0027】すると、図10からも明らかなように、こ
の1次元特徴空間において、大分類を行い2つの候補カ
テゴリを抽出する場合を考えると、正解であるカテゴリ
Aに属する1次元参照パターン1006は3つの1次元
参照パターンのうち1次元パターン1007から最も離
れた位置にあることから、大分類の候補として選出され
ない。
【0028】つまり、3つのカテゴリはY軸方向に良好
に分離しているにもかかわらず、主成分分析によって得
られる特徴軸上では、大分類が必ずしもうまく行えな
い、ということがわかる。
【0029】また判別分析を用いる場合の問題点として
は、 1)各カテゴリのデータ分布が正規分布であることを仮
定しているが、特徴空間における音声パターンや文字パ
ターンの分布形状は一般的に正規分布ではない、 2)識別に有効な特徴が最大(識別対象カテゴリ数−
1)個しか得られない、といった点が挙げられる。
【0030】例えば手書数字10カテゴリを認識する場
合には、最大9個の特徴しか選択できないため、特徴選
択の手法としては、現在ではあまり使用されていない。
【0031】したがって本発明は、上記問題点に鑑みて
なされたものであって、その目的は、主成分分析や判別
分析に基づいて大分類を行う認識装置と比べ、大分類に
用いる特徴次元数及び候補数を同条件とした場合に、よ
り高い認識精度を実現可能な認識装置パターン認識装置
及び方法並びに記録媒体を提供することにある。これ以
外の本発明の目的、特徴、利点等は、以下の説明から当
業者には直ちに明らかとされるであろう。
【0032】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明は、入力パターンから1次特徴としてn次元の特徴を
抽出する特徴抽出部と、前記1次特徴をm次元(m<
n)の特徴に変換する関数を記憶する特徴選択辞書と、
前記特徴選択辞書に記憶される関数に基づき、2次特徴
として前記1次特徴からm次元の特徴を抽出する特徴選
択部と、前記1次特徴に基づく認識用に予め作成してあ
る詳細識別用辞書と、前記詳細識別用辞書中に含まれる
各々の詳細識別用参照パターンを前記特徴選択辞書に記
憶されている関数に基づいてm次元の大分類用参照パタ
ーンに変換し記憶する大分類辞書作成部と、前記大分類
用参照パターンの中から前記特徴選択部で抽出した2次
特徴との距離が近い上位K個の大分類用参照パターンを
抽出し、これらに対応する前記詳細識別用参照パターン
を特定する情報を出力する大分類部と、前記大分類部の
出力情報によって特定されるK個の前記詳細識別用参照
パターンと前記特徴抽出部が抽出した1次特徴とを照合
して、照合結果を出力する詳細識別部と、前記照合結果
を加工してメモリやディスプレイなどに出力する認識結
果出力部と、前記特徴選択辞書に記憶される関数の学習
時には、前記大分類用参照パターン中に含まれる正解カ
テゴリの参照パターンのうち、学習パターンから抽出し
た前記2次特徴との距離が最も近い大分類用参照パター
ンを参照パターンAとして抽出し、さらに前記大分類用
参照パターン中に含まれる不正解カテゴリの参照パター
ンのうち、前記2次特徴との距離が最も近い大分類用参
照パターンを参照パターンBとして抽出した後、前記2
次特徴と前記参照パターンAとの距離がより近づき、更
に前記2次特徴と前記参照パターンBとの距離がより遠
ざかるように前記特徴選択関数を修正する特徴選択辞書
修正部を備えることを特徴とする。
【0033】また本発明は、入力パターンから1次特徴
としてn次元の特徴を抽出する特徴抽出部と、前記1次
特徴をm次元(m<n)の特徴に変換する関数を記憶す
る特徴選択辞書と、前記特徴選択辞書に記憶される関数
に基づき、2次特徴として前記1次特徴からm次元の特
徴を抽出する特徴選択部と、前記1次特徴に基づき認識
用に予め作成してある詳細識別用辞書と、前記詳細識別
用辞書中に含まれる各々の詳細識別用参照パターンを前
記特徴選択辞書に記憶されている関数に基づいてm次元
の大分類用参照パターンに変換し記憶する大分類辞書作
成部と、前記大分類用参照パターンの中から前記特徴選
択部で抽出した2次特徴との類似度が大きい上位K個の
大分類用参照パターンを抽出し、これらに対応する前記
詳細識別用参照パターンを特定する情報を出力する大分
類部と、前記大分類部の出力情報によって特定されるK
個の前記詳細識別用参照パターンと前記特徴抽出部が抽
出した1次特徴とを照合して、照合結果を出力する詳細
識別部と、前記詳細識別部の出力を加工してメモリやデ
ィスプレイなどに出力する認識結果出力部と、前記特徴
選択辞書に記憶される特徴選択関数の学習時には、前記
大分類用参照パターン中に含まれる正解カテゴリの参照
パターンのうち、学習パターンから抽出した前記2次特
徴との類似度が最も高い大分類用参照パターンを参照パ
ターンAとして抽出し、さらに前記大分類用参照パター
ン中に含まれる不正解カテゴリの参照パターンのうち、
前記2次特徴との類似度が最も高い大分類用参照パター
ンを参照パターンBとして抽出した後、前記2次特徴と
前記参照パターンAとの類似度が増大し、更に前記2次
特徴と前記参照パターンBとの類似度がより減少するよ
うに前記特徴選択関数を修正する特徴選択辞書修正部を
備えることを特徴とする。
【0034】本発明に係る方法は、入力パターンの1次
特徴をm次元(但し、m<n)の特徴に変換するための
特徴選択情報を記憶する特徴選択辞書と、入力パターン
の1次特徴に基づく認識のために予め作成されている詳
細識別用参照パターンをカテゴリ毎に記憶する詳細識別
用辞書と、を記憶する記憶手段と、備え、データ処理装
置が、特徴抽出部と、特徴選択部と、大分類辞書作成部
と、大分類部と、詳細識別部と、認識結果出力部と、特
徴選択辞書修正部と、を備えたパターン認識装置のパタ
ーン認識方法であって、学習フェーズが、(a)前記特
徴抽出部において、入力パターンから1次特徴としてn
次元の特徴を抽出するステップと、(b)前記特徴選択
部において、前記特徴選択辞書に記憶される関数に基づ
き、2次特徴として前記1次特徴からm次元の特徴を抽
出するステップと、(c)前記大分類辞書作成部におい
て、前記詳細識別用辞書中に含まれる各々の詳細識別用
参照パターンを、前記特徴選択辞書に記憶されている関
数に基づいて、m次元の大分類用参照パターンに変換し
記憶するステップと、(d)前記大分類部において、前
記大分類用参照パターンの中から前記特徴選択部で抽出
した2次特徴との距離が近い上位の所定個数(K個)の
大分類用参照パターンを抽出し、これらに対応する前記
詳細識別用参照パターンを特定する情報を出力するステ
ップと、(e)前記詳細識別部において、前記大分類処
理の出力情報によって特定される所定個数(K個)の前
記詳細識別用参照パターンと、前記特徴抽出処理で抽出
された1次特徴と、を照合して、照合結果を出力するス
テップと、(f)前記照合結果を加工して記憶装置又は
出力装置に出力する認識結果出力処理と、(g)前記特
徴選択辞書修正部において、前記特徴選択辞書に記憶さ
れる関数の学習時には、前記大分類用参照パターン中に
含まれる参照パターンのうち、学習パターンと同一のカ
テゴリに属し、且つ、学習パターンから抽出した前記2
次特徴との距離が最も近い大分類用参照パターンを第1
の参照パターンとして抽出し、さらに前記大分類用参照
パターン中に含まれる参照パターンのうち、学習パター
ンと同一でないカテゴリに属し、且つ前記2次特徴との
距離が最も近い大分類用参照パターンを第2の参照パタ
ーンとして抽出し、前記2次特徴と第1の前記参照パタ
ーンとの距離がより近づくとともに、前記2次特徴と前
記第2の参照パターンとの距離がより遠ざかるように、
前記特徴選択辞書の情報を修正するステップと、を含
む。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する。まず図9を参照して、本発明の原理・作用につい
て説明する。図9は、2次元の原特徴空間上に3つのカ
テゴリ(カテゴリA,B,C)のデータが分布している
様子を示す図である。
【0036】本発明においては、2次元空間におけるカ
テゴリA、B、Cの参照パターンを現在の特徴選択辞書
(図1の106)により特徴選択して、1次元の参照パ
ターンに変換したものを、1次元参照パターン904、
905、906とし、カテゴリAに属する1つの学習パ
ターン901を同じ特徴選択辞書(106)により変換
して得た1次元特徴を1次元特徴910とする。
【0037】すると、この時点では、1次元特徴910
はカテゴリBの1次元参照パターン905と最も距離が
近く、正解カテゴリであるカテゴリAの1次元参照パタ
ーン904とは距離が最も離れている。
【0038】従って、この特徴選択辞書(106)を用
いて2候補を抽出する大分類を行っても、カテゴリAは
候補として、選ばれない。
【0039】そこで、特徴選択辞書修正部(図1の10
8)は、正解カテゴリの1次元参照パターン904と1
次元特徴910との距離をより近づけ、更に1次元参照
パターン904に最も近い不正解カテゴリの参照パター
ン905と1次元特徴との距離がより離れるように特徴
選択辞書(106)を修正する。
【0040】図9に示す例では、このような特徴選択辞
書(106)の修正を行うと特徴軸が右に回転する。
【0041】そこで得られた特徴選択辞書(106)に
基づいて、1次元参照パターン及び1次元特徴を再度計
算し直す。
【0042】新たな特徴軸が特徴軸903であるとすれ
ば、本軸上では、学習パターンを投影した1次元特徴9
08が正解カテゴリの1次元参照パターン907に最も
近くなり、正しく大分類の候補として選出されるように
なっている。
【0043】このような作用により、特徴選択辞書修正
部(108)を持たない構成の装置に比べ、認識率を向
上することができる。
【0044】本発明に係る方法は、その好ましい一実施
の形態において、図1を参照すると入力パターンの1次
特徴をm次元(但し、m<n)の特徴に変換するための
特徴選択情報を記憶する特徴選択辞書(106)と、入
力パターンの1次特徴に基づく認識のために予め作成さ
れている詳細識別用参照パターンをカテゴリ毎に記憶す
る詳細識別用辞書(104)とを備え、詳細識別用辞書
(104)中のn次元の参照パターンと、学習パターン
から抽出されたn次元特徴とから、特徴選択辞書(10
6)の内容に基づき、m(m<n)次元参照パターンと
m次元特徴とを抽出し、学習パターンと同一カテゴリに
属するm次元参照パターンのうち、前記m次元特徴との
距離が最も近い参照パターンを、第1の参照パターンと
して抽出し、学習パターンと異なるカテゴリに属するm
次元参照パターンのうち、前記m次元特徴との距離が最
も近い参照パターンを第2の参照パターンとして抽出
し、前記m次元特徴と前記第1の参照パターンとの距離
がより近づくとともに、更に前記m次元特徴と前記第2
の参照パターンとの距離がより遠ざかるように特徴選択
辞書(106)の内容を更新する。
【0045】本発明のパターン認識装置は、その好まし
い一実施の形態において、データ入力部(101)から
入力されたパターンから1次特徴としてn次元の特徴を
抽出する特徴抽出部(102)と、1次特徴をm次元
(但し、m<n)の特徴に変換する関数(特徴選択情
報)を記憶する特徴選択辞書(106)と、特徴選択辞
書(106)に記憶される情報に基づき、2次特徴とし
て前記1次特徴からm次元の特徴を抽出する特徴選択部
(103)と、1次特徴に基づく認識用に予め作成され
ている詳細識別用参照パターンを記憶する詳細識別用辞
書(104)と、詳細識別用辞書(104)中に含まれ
る各々の詳細識別用参照パターンを、特徴選択辞書(1
06)に記憶されている関数(特徴選択情報)に基づい
て、m次元の大分類用参照パターンに変換し記憶する大
分類辞書作成部(105)と、大分類用参照パターンの
中から特徴選択部(103)で抽出した2次特徴との距
離が近い上位の所定個数(K個)の大分類用参照パター
ンを抽出し、これらに対応する詳細識別用参照パターン
を特定する情報を出力する大分類部(107)と、大分
類部(107)の出力情報によって特定される所定個数
(K個)の前記詳細識別用参照パターンと、前記特徴抽
出部が抽出した1次特徴と、を照合して、照合結果を出
力する詳細識別部(109)と、照合結果を加工して記
憶装置又は出力装置に出力する認識結果出力部(11
0)と、特徴選択辞書(106)に記憶される関数(特
徴選択情報)の学習時には、前記大分類用参照パターン
中に含まれる参照パターンのうち、学習パターンと同一
のカテゴリ(以下、「正解カテゴリ」という)に属し、
且つ、学習パターンから抽出した前記2次特徴との距離
が最も近い大分類用参照パターンを参照パターン(A)
として抽出し、さらに前記大分類用参照パターン中に含
まれる参照パターンのうち、学習パターンと同一でない
カテゴリ(以下、「不正解カテゴリ」という)に属し、
且つ前記2次特徴との距離が最も近い大分類用参照パタ
ーンを参照パターン(B)として抽出した後、前記2次
特徴と前記参照パターン(A)との距離がより近づき、
更に前記2次特徴と前記参照パターン(B)との距離が
より遠ざかるように、前特徴選択辞書(106)を修正
する特徴選択辞書修正部(108)と、を備える。
【0046】本発明のパターン認識装置は、その一実施
の形態において、上記した特徴抽出部(102)と、特
徴選択部(103)と、大分類辞書作成部(105)
と、大分類部(107)と、詳細識別部(109)と、
認識結果出力部(110)と、特徴選択辞書修正部(1
08)の上記各部における処理は、コンピュータ上で実
行されるプログラムにより実現される。この場合、該プ
ログラムを記録した記録媒体(半導体メモリ、FD(フ
ロッピディスク)、CD−ROM、MT(磁気テー
プ)、DVD(digital versatile disk))等の各種
媒体を、もしくは、通信媒体を介して、該媒体の読み出
し装置及びインタフェースを介してコンピュータに読み
出し、実行形式のプログラムをコンピュータの主記憶に
ロードして実行することで、本発明を実施することがで
きる。
【0047】より詳細には、本発明に係る、プログラム
を記録した記録媒体は、その一実施の形態において、パ
ターン認識装置において、入力パターンの1次特徴(n
次元)をm次元(但し、mはnより小の正整数)の特徴
に変換する関数を記憶する特徴選択辞書と、前記1次特
徴に基づく認識用に予め作成されている詳細識別用参照
パターンを記憶する詳細識別用辞書と、を記憶する記憶
装置を備え、(a)入力パターンから1次特徴としてn
次元の特徴を抽出する特徴抽出処理と、(b)前記特徴
選択辞書に記憶される関数に基づき、2次特徴として前
記1次特徴からm次元の特徴を抽出する特徴選択処理
と、(c)前記詳細識別用辞書中に含まれる各々の詳細
識別用参照パターンを、前記特徴選択辞書に記憶されて
いる関数に基づいて、m次元の大分類用参照パターンに
変換し記憶する大分類辞書作成処理と、(d)前記大分
類用参照パターンの中から前記特徴選択部で抽出した2
次特徴との距離が近い上位の所定個数(K個)の大分類
用参照パターンを抽出し、これらに対応する前記詳細識
別用参照パターンを特定する情報を出力する大分類処理
と、(e)前記大分類処理の出力情報によって特定され
る所定個数(K個)の前記詳細識別用参照パターンと、
前記特徴抽出処理で抽出された1次特徴と、を照合し
て、照合結果を出力する詳細識別処理と、(f)前記照
合結果を加工して記憶装置又は出力装置に出力する認識
結果出力処理と、(g)前記特徴選択辞書に記憶される
関数の学習時には、前記大分類用参照パターン中に含ま
れる参照パターンのうち、学習パターンと同一のカテゴ
リ(以下、「正解カテゴリ」という)に属し、且つ、学
習パターンから抽出した前記2次特徴との距離が最も近
い大分類用参照パターンを参照パターン(A)として抽
出し、さらに前記大分類用参照パターン中に含まれる参
照パターンのうち、学習パターンと同一でないカテゴリ
(以下、「不正解カテゴリ」という)に属し、且つ前記
2次特徴との距離が最も近い大分類用参照パターンを参
照パターン(B)として抽出し、前記2次特徴と前記参
照パターン(A)との距離がより近づき、更に前記2次
特徴と前記参照パターン(B)との距離がより遠ざかる
ように、前記特徴選択辞書の関数を修正する特徴選択辞
書修正処理と、の前記(a)乃至(g)の各処理を、パ
ターン認識装置を構成するコンピュータで実行させるた
めのプログラムを保持している。
【0048】
【実施例】上記した本発明の実施の形態について更に詳
細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照し
て以下に説明する。
【0049】図1は、本発明のパターン認識装置の第1
の実施例の構成を示す図である。図1を参照すると、こ
のパターン認識装置は、データ入力部101と、特徴抽
出部102と、特徴選択部103と、大分類部104
と、特徴選択辞書修正部105と、特徴選択辞書106
と、詳細識別用辞書107と、大分類辞書作成部108
と、詳細識別部109と、認識結果出力部110と、を
備えて構成されている。
【0050】データ入力部101は、認識対象であるデ
ータを取り込んで特徴抽出部102に出力する。認識対
象のデータとしては、例えば画像データや音声データな
どが挙げられる。
【0051】特徴抽出部102は、データ入力部101
から入力されたデータから認識に有効なn次元特徴を抽
出し、特徴選択部103及び詳細識別部109に出力す
る。
【0052】特徴選択部103は、特徴選択辞書106
を参照して、特徴抽出部102が出力するn次元特徴を
m次元特徴に変換し、これを大分類部104及び特徴選
択辞書修正部105に出力する。
【0053】詳細識別用辞書104は、予めなんらかの
学習方法によって構築されている詳細識別用の辞書であ
り、カテゴリコード及び参照パターン番号を付加したn
次元参照パターンの集合である。
【0054】大分類辞書作成部105は、詳細識別用辞
書104に格納されている各n次元参照パターンを特徴
選択辞書106に基づいて大分類用のm次元参照パター
ンに変換する処理部である。各n次元参照パターンとこ
れを変換して得た各m次元参照パターンとの対応関係が
わかるように、両者には同一の参照パターン番号を付加
する。
【0055】特徴選択辞書106は、特徴選択のための
関数を記述した辞書である。線形変換による特徴選択に
限る場合は、変換行列(m×n行列)の各要素値を格納
すれば良い。
【0056】大分類部107は、大分類辞書作成部10
5が出力するm次元参照パターンの集合の中から、特徴
選択部103が出力するm次元特徴パターンとの一致度
が高いパターンをK個抽出し、その参照パターン番号を
出力する処理部である。一致度の評価は、m次元空間に
おける特徴パターンと参照パターンとの距離に基づいて
も良いし、または類似度に基づいても良い。
【0057】本実施例では、ユークリッド距離の2乗に
基づいて一致度を定義するものとする。
【0058】詳細識別部109は、大分類部107が出
力する参照パターン番号に対応するn次元参照パターン
の中から特徴抽出部102が出力するn次元特徴パター
ンに近いものを抽出し、そのカテゴリコード及び認識評
価値を出力する。具体的な識別アルゴリズムとしては、
最近傍識別、単純類似度識別、疑似ベイズ識別など各種
手法があり、任意の手法が用いられる。実施例では、最
近傍識別器を用いた例を示す。
【0059】認識結果出力部110は、詳細識別部10
9が出力したカテゴリコード及び認識評価値を加工し
て、メモリやディスプレイ等に出力する。
【0060】特徴選択辞書修正部108は、学習フェー
ズのみ実行される処理部であり、正解カテゴリの参照パ
ターンが大分類部107においてより候補に残りやすく
なるように、特徴選択辞書106を修正する処理部であ
る。
【0061】次に、図1に示した本発明の第1の実施例
の動作について説明する。
【0062】ここでは、理解をより容易にするために、
本発明を手書数字認識装置に応用した例について具体的
に説明する。また、この手書数字認識装置は、特徴選択
辞書の学習を行う学習フェーズと、完成した特徴選択辞
書を用いて入力データを次々と認識する認識フェーズか
ら構成されるため、各フェーズ毎に動作を説明する。
【0063】まず学習フェーズの動作の一例について図
2を参照して説明する。図2は、学習フェーズの大きな
処理の流れを示すフローチャートである。この学習は、
いわゆる逐次学習である。
【0064】まず、学習サイクル数及び学習するパター
ン数を設定する(ステップS201)。
【0065】更に、特徴選択辞書106の初期化を行う
(ステップS202)。初期値は、例えば主成分分析に
よって設定する。すなわち、全学習パターンから抽出し
たn次元特徴からその共分散行列を作成し、その固有値
のうち大きい順にm個を選出して、これに対する固有ベ
クトルm組を初期値とすればよい。学習サイクル数とは
全学習パターンに対する学習作業を1サイクルと数えた
ときに、その作業を何回繰り返すかを指定する変数であ
る。
【0066】次に、次サイクル数を記憶するカウンタLC
を1に初期化する(ステップS203)。
【0067】この後、学習サイクル数が規定回数を越え
ているかをチェックし(ステップS204)、越えてい
れば学習を終了し、規定回数以下の場合には以下の処理
を行う。
【0068】まず次パターン番号を記憶するカウンタPN
を1に初期化し(ステップS205)、学習パターン数
が規定数を超えたかをチェックする(ステップS20
6)。
【0069】越えていれば次サイクル数を数えるカウン
タLCを1増加させ、ステップS202に戻る。規定回数
以下であれば学習パターンを1つ読み込み、修正量を計
算して特徴選択辞書の修正を行う(ステップS20
7)。
【0070】修正が終了したら次パターンを記憶するカ
ウンタPNを1増加させ、ステップS206に戻る。
【0071】これにより、各学習パターンに対して、学
習サイクル回の修正手続きが実行され、学習フェーズは
終了する。
【0072】次に、学習フェーズにおける特徴選択辞書
修正について詳細に説明する。この処理は、本発明の主
たる特徴をなす処理である。
【0073】まず学習パターンがデータ入力部101に
入力され、特徴抽出部102に出力される。学習パター
ンはあらかじめ切り出された文字画像で、2値画像でも
多値画像でもよい。
【0074】特徴抽出部102はデータ入力部101が
出力する学習パターンから文字認識に有効なn次元特徴
を抽出する。文字認識に有効な特徴としては、例えば局
所方向指数ヒストグラム、拡張セル特徴、外郭方向寄与
度特徴などが知られており、各特徴を用いた場合のnの
値は、概ね64〜1176次元ぐらいが良好とされてい
る。
【0075】特徴選択部103は、特徴抽出部102が
抽出したn次元特徴を、特徴選択辞書106を参照して
m次元特徴に変換する。
【0076】n次元の特徴値をそれぞれx1,x2,...,xn、
m次元の特徴値をそれぞれy1,y2,...,ym、特徴選択のた
めのm個の関数をf1,f2,...,fm、とすれば、特徴選択部
103で行う演算は以下のように記述できる。
【0077】 y1=f1(x1,x2,....,xn) y2=f2(x1,x2,....,xn) ..................... ym=fm(x1,x2,....,xn)
【0078】また特徴選択部103の特徴選択方法を線
形変換とすれば、n次元特徴、m次元特徴をそれぞれベ
クトル X= (x1, x2, x3, ...., xn)T、 ベクトルY=(y1, y2, y3, ...., yn)T、 特徴選択をm*n行列、
【0079】で表現すると、特徴選択部103で行う演
算は、 Y=ZX と簡潔に表すことができる。但し、ここで記号Tは転置
を表す。
【0080】詳細識別用辞書104は、予め学習してあ
る詳細識別部用の辞書であり、本発明においては変化し
ない。
【0081】具体例としては、図3に示すようなカテゴ
リコード情報及び参照パターン番号情報を付加したn次
元参照パターンの集合により表現することができる。
【0082】図3において、カテゴリコード301は、
文字のカテゴリを示す数値であり、ここではASCIIコー
ドを用いた例を示している。この他にもJISコードやEUC
コード、SJISコードなどを用いることが可能であるが、
JISコード、EUCコード、SJISコードなどを用いる場合は
2バイトの領域を要する。
【0083】参照パターン番号302は、詳細識別用参
照パターンと、これを特徴選択して得た大分類用参照パ
ターンとを対応づけるための番号であり、参照パターン
の登録順序に従って1番から順番に番号付けすればよ
い。参照パターン番号を格納する領域の大きさは、参照
パターン数が255以下であれば1バイトで十分である
が、参照パターン数が多い場合はそれ以上の記憶領域を
用意する。
【0084】n次元参照パターン303は特徴値を順番
に格納しており、各要素を1バイトで表現したとすると
nバイトの領域を要する。
【0085】また図3では、参照パターンの最終位置を
示すため、最終参照パターンの直後のカテゴリコード3
04及び参照パターン番号305に値−1を設定してい
るが、別の方法としては、詳細識別用辞書104内に参
照パターン数を保持する別の記憶領域を設けてもよい。
【0086】大分類辞書作成部105は、特徴選択辞書
106を参照して、詳細識別用辞書104中の各n次元
参照パターンを特徴選択部103と同様の演算によりm
次元参照パターンに変換し対応付けて記憶する。
【0087】詳細識別用辞書104中のn次元参照パタ
ーンと大分類辞書作成部105が記憶するm次元参照パ
ターンとは1対1に対応する。
【0088】特徴選択部103が出力するm次元特徴
と、大分類辞書作成部105が記憶するm次元参照パタ
ーンが算出されたら、次に、特徴選択辞書修正部108
が起動される。
【0089】特徴選択辞書修正部108の動作について
図13を参照して説明する。図13は、簡単のため、原
特徴を2次元とし、特徴選択後の次元数を1次元とした
場合について示している。
【0090】2次元空間上に3種類のカテゴリ1307
〜1309に属するパターンが存在する。また、カテゴ
リ毎に、2つのn次元参照パターン1301〜1306
が設定され、各参照パターンは現在の特徴選択部103
によってm次元参照パターン1311〜1316に変換
される。
【0091】またカテゴリ1307に属する学習パター
ン1310は特徴選択によって1次元学習パターン13
17に変換される。
【0092】まず最初のステップとして、m次元参照パ
ターンの中からm次元特徴パターンに距離の近いパター
ンを2つ抽出する。但し、2つのうち一方の参照パター
ンは、入力された学習パターンと同一カテゴリに属する
ものであり、もし学習パターンと同じカテゴリコードを
持つm次元参照パターンが複数ある場合には、m次元特
徴との距離が最も近いものを選択する。
【0093】図13では、1次元参照パターン1312
がこれに該当する。また、もう一方のm次元参照パター
ンは、入力された学習パターンと異なるカテゴリに属す
るm次元参照パターンのうち、m次元特徴に最も距離が
近いものとする。図13では1次元参照パターン131
3がこれに該当する。
【0094】距離は、例えばユークリッド距離の2乗、
すなわち、 d(Y, Pi) = ‖(Y − Pi) ‖2= ‖(ZX − ZRi) ‖2
【0095】で定義する。但し、Piは参照パターン番号
iのm次元参照パターン、Riは参照パターン番号iのn
次元参照パターンを示す。
【0096】抽出した2つの参照パターンのうち、学習
パターンと同カテゴリに属するm次元参照パターンの番
号をc1、異カテゴリに属するm次元参照パターン番号を
c2とすれば、m次元特徴パターンと各参照パターンとの
距離は、それぞれ、 d1=d(Y, Rc1), d2=d(Y, Rc2) となる。
【0097】さて特徴選択辞書の修正は、学習パターン
から抽出したm次元パターンと参照パターンRc1との距
離がより近くなり、学習パターンから抽出したm次元パ
ターンと参照パターンRc2との距離がより遠くなるよう
に実行される。特徴選択辞書Zの変化による距離dの最
大変化方向は、次式(2)で与えられる。
【0098】
【0099】このため、学習パターンから抽出したm次
元パターンと参照パターンRc1との距離1318をより
近くするには、
【0100】
【0101】なる値を、もともとの特徴選択辞書Zから
減じればよい。
【0102】一方、学習パターンから抽出したm次元パ
ターンと参照パターンRc2との距離1319をより遠く
するためには、
【0103】
【0104】なる値を、もともとの特徴選択辞書Zに加
算すればよい。但し、ここでtは学習サイクル、ε1
(t), ε2(t)は修正量を調節するための関数である。従
って、両修正量を加算して、最終的に、以下の修正式
(5)を得る。
【0105】
【0106】この修正により、特徴選択辞書を逐次修正
すれば、既に述べたように特徴選択軸が徐々に識別に適
した方向に変化して正解カテゴリの参照パターンが大分
類部にて上位候補に上がりやすくなり、次元数mを比較
的小さくしても認識性能を高めることができる。
【0107】特徴選択辞書修正部108は、上記修正量
に基づき、特徴選択辞書106を修正する。
【0108】また、上記修正式において、ε1(t), ε2
(t)の値は、1/tに比例することが理論的に望ましい
が、実応用においては、定数としても差し支えない。
【0109】次に、本発明の一実施例における、認識フ
ェーズの動作について、図4を用いて説明する。図4
は、本発明の一実施例における認識フェーズのフローチ
ャートを示す図である。
【0110】認識フェーズでは、初期化(ステップS4
01)、各入力データについて入力(ステップS40
2)、特徴抽出(ステップS403)、特徴選択(ステ
ップS404)、大分類(ステップS405)、詳細分
類(ステップS406)、結果出力(ステップS40
7)を順に行う。以下それぞれの処理について具体的に
説明する。
【0111】まず認識に先立って初期化(ステップS4
01)が行われる。初期化では、大分類辞書作成部10
5が起動され、学習フェーズによって作成された特徴選
択辞書106と詳細識別用辞書104を参照して、m次
元参照パターンを作成し記憶する。
【0112】学習フェーズでは学習パターン毎に大分類
辞書作成部105が起動されたが、認識フェーズでは初
期化にて一度だけ起動される。よって、認識中大分類用
参照パターンは変化しない。
【0113】入力ステップ(ステップS402)では、
認識対象のパターンを1パターンずつ読み込む。
【0114】特徴抽出部102における特徴抽出ステッ
プ(ステップS403)、及び、特徴選択部103にお
ける特徴選択ステップ(ステップS404)が実行され
る。これらの処理内容は、入力データが学習パターンで
はなく、識別対象パターンであることを除いて、学習フ
ェーズと全く変わらない。
【0115】続いて大分類ステップ(ステップ405)
は、大分類部107により、実行される。大分類部10
7は、大分類用辞書作成部105が抽出したm次元参照
パターンの中からm次元特徴パターンに距離が近いもの
を上位K個だけ抽出し、その参照パターン番号を詳細識
別部109に出力する。この際、抽出されたK個の参照
パターンが属するカテゴリは互いに同一でも異なってい
てもかまわない。
【0116】詳細識別部109は、大分類部107が出
力する参照パターン番号に対応するn次元参照パターン
を詳細識別用辞書104の中から抽出して、その中から
特徴抽出部102が出力するn次元特徴パターンに近い
距離のものを出力する。距離はユークリッド距離などで
定義すればよい。
【0117】認識結果出力部110は、詳細識別部10
9が出力する認識結果を加工して、メモリや画面などに
出力する。
【0118】以上の構成により、実際に構築した手書英
数字カナ認識装置の認識実験結果について示す。
【0119】実験に用いた認識対象のカテゴリ数は82
種、入力パターン数(評価パターン数)は約8万5千パ
ターン、特徴は輪郭線の傾きを局所領域毎/方向毎に集
約した特徴(400次元)、詳細識別用辞書は一般化学
習ベクトル量子化法により各カテゴリ毎に10個の参照
ベクトルを作成し、マルチテンプレート辞書を構築し
た。
【0120】大分類部、詳細識別部で用いた識別アルゴ
リズムは共にユークリッド距離に基づく最近傍識別アル
ゴリズムである。
【0121】図5に、実験結果の一例を示す。図5に
は、4つの異なる認識手順による認識率、及び処理時間
が示されている。
【0122】・1段目は、大分類を行わずに400次元
特徴パターンを用いて直接識別を行った場合の認識性能
を示し、 ・2段目は、400次元の特徴パターンを4次元毎に集
約し100次元の特徴パターンを構成して大分類を行
い、400次元特徴を用いて詳細分類を行った場合の認
識性能を示し、 ・3段目は、400次元の特徴パターンから主成分分析
により15次元の特徴パターンを選択して大分類を行
い、400次元特徴を用いて詳細分類を行った場合の認
識性能を示している。
【0123】・4段目は、本発明に基づいて、特徴選択
辞書を学習して15次元特徴空間にて大分類を行った
後、400次元特徴空間において詳細識別を行った場合
の性能を示す。
【0124】認識装置では、400次元特徴パターンを
直接用いた識別時と、ほぼ同等の認識精度を維持し、且
つ認識時間が1/9程度に低減されていることがわか
る。
【0125】一方、3段目に示した主成分分析を用いて
次元圧縮した場合は性能が1段目の方法よりも低下して
いることがわかる。
【0126】追加実験の結果、主成分分析を用いた場合
は、少なくとも25次元以上の特徴を選択しないと同等
の認識性能を実現できなかった。
【0127】また本発明は、2段目に示した100次元
特徴で大分類する手法と比較して、認識率及び認識時間
の両面において優位であることも、図5からわかる。
【0128】図6は、本発明の一実施例による認識装置
において、特徴選択辞書の学習フェーズにおける学習サ
イクル数と認識性能の関係を示す図である。
【0129】特徴選択辞書の初期値は、主成分分析によ
り作成した。
【0130】図6から、学習を行うことによって認識性
能が徐々に向上し、学習サイクル数12回程度で大分類
無しの場合とほぼ同程度の認識性能を実現していること
がわかる。
【0131】以上の実施例では、大分類部、大分類辞書
作成部、詳細分類部とも、距離尺度によって分類/識別
処理を行う例を示したが、これらは、類似度を尺度とし
てもよい。
【0132】大分類部、及び大分類辞書作成部が類似度
に基づく場合には、同様に、類似度を特徴選択辞書Zで
偏微分した値を、ε1(t), ε2(t)倍した後、これをもと
の特徴選択辞書Zに加算/減算することにより、類似度
をより増大/減少させることができる。
【0133】次に本発明の第2の実施例について、図7
を参照して説明する。本発明の第2の実施例は、前記実
施例と相違して、特徴選択辞書修正部708が、更に詳
細識別部709の出力も参照して修正量を算出する。
【0134】本発明の第2の実施例について、図12を
参照して、説明する。n次元参照パターン1201、1
202は、カテゴリDに属する参照パターンを示し、n
次元参照パターン1203、1204はカテゴリEに属
する参照パターンを示し、n次元参照パターン120
5、1206はカテゴリFに属する参照パターンを示
す。
【0135】また、これを現在の特徴選択辞書によって
特徴軸1208上に投影したm次元参照パターンをそれ
ぞれm次元参照パターン1211〜1216とする。
【0136】ここで、学習パターンから抽出したn次元
特徴をn次元特徴1207とすると、前記第1の実施例
では、1次元参照パターン1212及び1次元参照パタ
ーン1213を抽出し、辞書の修正量を決定している。
【0137】しかしながら、詳細識別用辞書104が、
1つのカテゴリに対し複数の参照パターンを含むマルチ
テンプレート辞書である場合、n次元特徴空間において
入力パターンから抽出したn次元特徴の最近傍にある正
解カテゴリの参照パターンが、m次元特徴空間において
入力パターンから得たm次元特徴の最近傍にある正解カ
テゴリの参照パターンと対応するとは限らない。
【0138】実際に、図12に示す例の場合、2次元特
徴空間において、n次元特徴1207の最近傍にあるn
次元参照パターン1201は、1次元特徴1217の最
近傍にある1次元参照パターン1212とは対応しな
い。
【0139】そこで、詳細識別時に最も入力パターンと
の距離が近い参照パターンがより大分類の候補として選
出されるようにするためには、1次元参照パターン12
12とm次元特徴1217が近づくように特徴選択辞書
706を修正するのでなく、1次元参照パターン121
1と、m次元特徴1217とが近づくように、特徴選択
辞書706を修正すればよい。
【0140】そこで、n次元特徴空間において、入力パ
ターンと同じカテゴリに属し、且つ入力パターンから得
たn次元特徴ベクトルに最も距離が近いn次元参照パタ
ーンの番号をc1´とすれば、特徴選択辞書修正部707
における修正手続きを、次式(6)と定義することがで
きる。
【0141】
【0142】図11は、本発明の第2の実施例の処理手
順を示すフローチャートである。図11を参照すると、
本発明の第2の実施例においては、最初に、詳細識別部
7−9による参照パターンRc1´の抽出を、全学習パタ
ーンに対して行う(ステップS1102)。このとき、
詳細識別部709は、大分類部の出力とは無関係に動作
し、学習パターンと同カテゴリに属する詳細識別用辞書
704中の全参照パターンから、最も距離が近いものを
抽出し記憶する。
【0143】これにより、全学習パターンに対して正解
カテゴリの参照パターン番号c1´が抽出できるので、以
降の修正ステップ(ステップS1107)では、異カテ
ゴリの参照パターン番号c2を決定すれば、前述の修正を
行うことが可能となる。
【0144】図8は、本発明の第2の実施例に従って構
成された認識装置による認識性能及び認識時間を示す図
である。なお、実験条件は、図6に示した場合と同じで
ある。
【0145】図8から、本発明の第2の実施例が、前記
第1の実施例と同等の認識性能を達成していることがわ
かる。
【0146】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、主
成分分析等によって生成した特徴選択辞書を用いて大分
類を行う認識手法に比べ、高い認識性能を実現すること
ができる、という効果を奏する。
【0147】その理由は、本発明においては、正解カテ
ゴリに対応する参照ベクトルが大分類の候補として選択
されやすくなるように特徴選択辞書を逐次学習する手段
を具備しているためである。
【0148】また、本発明によれば、別の捉え方をすれ
ば、主成分分析等によって生成した特徴選択辞書を用い
て大分類を行う認識手法よりも、大分類に用いる特徴の
次元数をより少なくしても同等の認識性能を実現するこ
とができ、認識速度を向上することができる、という効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例における学習フェーズの
処理手順を示す流れ図である。
【図3】本発明の第1の実施例における詳細識別用辞書
の具体例を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施例における認識フェーズの
処理手順を示す流れ図である。
【図5】本発明の第1の実施例を適用した認識装置によ
る手書英数字カナの認識実験結果を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施例を適用した認識装置にお
ける学習回数と認識性能の関係を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施例の構成を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施例を適用した認識装置によ
る手書英数字カナの認識実験結果を示す図である。
【図9】本発明を説明するための図であり、特徴選択辞
書の修正により大分類の候補が変わる様子を説明するた
めの図である。
【図10】2次元空間における3つのカテゴリに属する
データの分布例と、これに対する主成分分析により得ら
れる第1主軸の例を示す図である。
【図11】本発明の第2の実施例における学習フェーズ
の処理手順を示す流れ図である。
【図12】本発明の第2の実施例を説明するための図で
あり、特徴選択辞書の修正に用いられる参照パターンを
示す図である。
【図13】本発明の実施例における特徴選択辞書の修正
を説明するための図である。
【符号の説明】
101 データ入力部 102 特徴抽出部 103 特徴選択部 104 詳細識別用辞書 105 大分類辞書作成部 106 特徴選択辞書 107 大分類部 108 特徴選択辞書修正部 109 詳細識別部 110 認識結果出力部 301 参照ベクトル番号 302 カテゴリコード 303 n次元特徴 601 第1の実施例による認識性能と学習回数の関係 602 大分類を行わない場合の認識性能 701 データ入力部 702 特徴抽出部 703 特徴選択部 704 詳細識別用辞書 705 大分類辞書作成部 706 特徴選択辞書 707 大分類部 708 特徴選択辞書修正部 709 詳細識別部 710 認識結果出力部 901 学習パターンから抽出した2次元特徴 902 現在の特徴選択辞書により定まる特徴軸 903 特徴選択辞書修正後の特徴軸 904 現在の特徴選択辞書によって得られるカテゴリ
Aの1次元参照パターン 905 現在の特徴選択辞書によって得られるカテゴリ
Bの1次元参照パターン 906 現在の特徴選択辞書によって得られるカテゴリ
Cの1次元参照パターン 907 特徴選択辞書修正後のカテゴリAの1次元参照
パターン 908 特徴選択辞書修正後の1次元特徴 909 特徴選択辞書修正後のカテゴリBの1次元参照
パターン 910 現在の特徴選択辞書によって得られる1次元特
徴 1001 2次元特徴空間におけるカテゴリAの分布範
囲 1002 2次元特徴空間におけるカテゴリBの分布範
囲 1003 2次元特徴空間におけるカテゴリCの分布範
囲 1004 現在の特徴選択辞書によって定まる特徴軸 1005 学習パターンから抽出した2次元特徴 1006 特徴選択辞書に基づいて得られるカテゴリA
の1次元参照パターン 1007 学習パターンから抽出した2次元特徴を特徴
選択辞書に基づいて変換し得た1次元特徴 1008 特徴選択辞書に基づいて得られるカテゴリB
の1次元参照パターン 1009 特徴選択辞書に基づいて得られるカテゴリC
の1次元参照パターン 1201、1202 カテゴリDの2次元参照パターン 1203、1204 カテゴリEの2次元参照パターン 1205、1206 カテゴリFの2次元参照パターン 1207 学習パターンから抽出した2次元特徴 1208 特徴選択辞書によって定められる特徴軸 1211、1212 カテゴリDの2次元参照パターン
を特徴選択辞書に基づいて特徴軸に投影して得た1次元
参照パターン 1213、1214 カテゴリEの2次元参照パターン
を特徴選択辞書に基づいて特徴軸に投影して得た1次元
参照パターン 1215、1216 カテゴリFの2次元参照パターン
を特徴選択辞書に基づいて特徴軸に投影して得た1次元
参照パターン 1301、1302 カテゴリ1307に属する2つの
n次元参照パターン 1303、1304 カテゴリ1308に属する2つの
n次元参照パターン 1305、1306 カテゴリ1309に属する2つの
n次元参照パターン 1307、1308、1309 カテゴリ 1310 学習パターン(2次元) 1311、1312 n次元参照パターン1301、1
302を特徴選択して得たm次元参照パターン 1313、1314 n次元参照パターン1303、1
304を特徴選択して得たm次元参照パターン 1315、1316 n次元参照パターン1305、1
306を特徴選択して得たm次元参照パターン 1317 学習パターン1310を特徴選択して得た1
次元学習パターン 1318 1次元学習パターン1317と参照パターン
C1との距離 1319 1次元学習パターン1317と参照パターン
C2との距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B064 DA05 DA09 DA13 DA27 5D015 GG04 HH03 5L096 BA16 BA17 HA09 JA11 JA14 JA22 KA04

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力パターンから1次特徴としてn次元の
    特徴を抽出する特徴抽出部と、 前記1次特徴をm次元(但し、m<n)の特徴に変換す
    る関数を記憶する特徴選択辞書と、 前記特徴選択辞書に記憶される関数に基づき、2次特徴
    として前記1次特徴からm次元の特徴を抽出する特徴選
    択部と、 前記1次特徴に基づく認識用に予め作成されている詳細
    識別用参照パターンを記憶する詳細識別用辞書と、 前記詳細識別用辞書中に含まれる各々の詳細識別用参照
    パターンを、前記特徴選択辞書に記憶されている関数に
    基づいて、m次元の大分類用参照パターンに変換し記憶
    する大分類辞書作成部と、 前記大分類用参照パターンの中から前記特徴選択部で抽
    出した2次特徴との距離が近い上位の所定個数(K個)
    の大分類用参照パターンを抽出し、これらに対応する前
    記詳細識別用参照パターンを特定する情報を出力する大
    分類部と、 前記大分類部の出力情報によって特定される所定個数
    (K個)の前記詳細識別用参照パターンと、前記特徴抽
    出部が抽出した1次特徴と、を照合して、照合結果を出
    力する詳細識別部と、 前記照合結果を加工して記憶装置又は出力装置に出力す
    る認識結果出力部と、 前記特徴選択辞書に記憶される関数の学習時には、前記
    大分類用参照パターン中に含まれる参照パターンのう
    ち、学習パターンと同一のカテゴリ(以下、「正解カテ
    ゴリ」という)に属し、且つ、学習パターンから抽出し
    た前記2次特徴との距離が最も近い大分類用参照パター
    ンを参照パターン(A)として抽出し、 さらに前記大分類用参照パターン中に含まれる参照パタ
    ーンのうち、学習パターンと同一でないカテゴリ(以
    下、「不正解カテゴリ」という)に属し、且つ前記2次
    特徴との距離が最も近い大分類用参照パターンを参照パ
    ターン(B)として抽出した後、前記2次特徴と前記参
    照パターン(A)との距離がより近づき、更に前記2次
    特徴と前記参照パターン(B)との距離がより遠ざかる
    ように、前記特徴選択関数を修正する特徴選択辞書修正
    部と、 を備える、ことを特徴とするパターン認識装置。
  2. 【請求項2】入力パターンから1次特徴としてn次元の
    特徴を抽出する特徴抽出部と、 前記1次特徴をm次元(但し、m<n)の特徴に変換す
    る関数を記憶する特徴選択辞書と、 前記特徴選択辞書に記憶される関数に基づき、2次特徴
    として前記1次特徴からm次元の特徴を抽出する特徴選
    択部と、 前記1次特徴に基づく認識用に予め作成されている詳細
    識別用参照パターンを記憶する詳細識別用辞書と、 前記詳細識別用辞書中に含まれる各々の詳細識別用参照
    パターンを前記特徴選択辞書に記憶されている関数に基
    づいてm次元の大分類用参照パターンに変換し記憶する
    大分類辞書作成部と、 前記大分類用参照パターンの中から前記特徴選択部で抽
    出した2次特徴との類似度が大きい上位所定個数(K
    個)の大分類用参照パターンを抽出し、これらに対応す
    る前記詳細識別用参照パターンを特定する情報を出力す
    る大分類部と、 前記大分類部の出力情報によって特定される所定個数
    (K個)の前記詳細識別用参照パターンと前記特徴抽出
    部が抽出した1次特徴とを照合して、照合結果を出力す
    る詳細識別部と、 前記詳細識別部の出力を加工して出力する認識結果出力
    部と、 前記特徴選択辞書に記憶される特徴選択関数の学習時に
    は、前記大分類用参照パターン中に含まれる正解カテゴ
    リの参照パターンのうち、学習パターンから抽出した前
    記2次特徴との類似度が最も高い大分類用参照パターン
    を参照パターン(A)として抽出し、 さらに前記大分類用参照パターン中に含まれる不正解カ
    テゴリの参照パターンのうち、前記2次特徴との類似度
    が最も高い大分類用参照パターンを参照パターン(B)
    として抽出した後、前記2次特徴と前記参照パターン
    (A)との類似度より増大し、更に前記2次特徴と前記
    参照パターン(B)との類似度がより減少するように、
    前記特徴選択関数を修正する特徴選択辞書修正部と、 を備える、ことを、特徴とするパターン認識装置。
  3. 【請求項3】入力パターンからn次元の特徴ベクトルを
    抽出する特徴抽出部と、 前記n次元特徴ベクトルからm次元特徴ベクトル(但
    し、m<n)を選択するための情報を格納する特徴選択
    辞書と、 前記特徴選択辞書を参照して前記特徴抽出部が抽出した
    n次元特徴ベクトルから大分類用のm次元特徴ベクトル
    を抽出する特徴選択部と、 n次元参照ベクトルの集合からなる詳細識別用辞書と、 前記詳細識別用辞書を前記特徴選択辞書に基づいてm次
    元参照ベクトルの集合を抽出する大分類辞書作成部と、 前記特徴選択部で抽出したm次元特徴ベクトルと前記大
    分類辞書作成部が抽出したm次元参照ベクトルとを照合
    し、前記m次元特徴ベクトルとの距離が近い順に上位K
    個の前記m次元参照ベクトルの番号を候補参照ベクトル
    番号として抽出する大分類部と、 前記大分類部にて抽出した候補参照ベクトル番号に対応
    する前記詳細識別用辞書中の所定個数(K個)のn次元
    参照ベクトルと前記特徴抽出部にて抽出したn次元特徴
    ベクトルとを照合して照合結果を出力する詳細識別部
    と、 前記詳細識別部の出力結果に基づいて認識結果を出力す
    る認識結果出力部と、 特徴選択辞書の学習時には、前記m次元参照ベクトル中
    に含まれる正解カテゴリの参照ベクトルのうち、学習パ
    ターンから抽出した前記m次元特徴ベクトルとの距離が
    最も近いm次元参照ベクトルを参照ベクトル(A)とし
    て抽出し、さらに前記m次元参照ベクトル中に含まれる
    不正解カテゴリの参照ベクトルのうち、前記m次元特徴
    ベクトルとの距離が最も近いm次元参照ベクトルを参照
    ベクトル(B)として抽出した後、前記m次元特徴ベク
    トルと前記参照ベクトル(A)との距離がより近づき、
    更に前記m次元特徴ベクトルと前記参照ベクトル(B)
    との距離がより遠ざかるように、前記特徴選択辞書を修
    正する特徴選択辞書修正部と、 を備える、ことを特徴とするパターン認識装置。
  4. 【請求項4】入力パターンからn次元の特徴ベクトルを
    抽出する特徴抽出部と、 n次元特徴ベクトルからm次元特徴ベクトル(但し、m
    <n)を選択するための情報を格納する特徴選択辞書
    と、 前記特徴選択辞書を参照して前記特徴抽出部が抽出した
    n次元特徴ベクトルから大分類用のm次元特徴ベクトル
    を抽出する特徴選択部と、 n次元参照ベクトルの集合からなる詳細識別用辞書と、 前記詳細識別用辞書を前記特徴選択辞書に基づいてm次
    元参照ベクトルの集合を抽出する大分類辞書作成部と、 前記特徴選択部で抽出したm次元特徴ベクトルと前記大
    分類辞書作成部が抽出したm次元参照ベクトルとを照合
    し、前記m次元特徴ベクトルとの類似度が大きい順に上
    位所定個数(K個)の前記m次元参照ベクトルの番号を
    候補参照ベクトル番号として抽出する大分類部と、 前記大分類部にて抽出した候補参照ベクトル番号に対応
    する前記詳細識別用辞書中の所定個数(K個)のn次元
    参照ベクトルと前記特徴抽出部にて抽出したn次元特徴
    ベクトルとを照合して照合結果を出力する詳細識別部
    と、 前記詳細識別部の出力結果に基づいて認識結果を出力す
    る認識結果出力部と、 特徴選択辞書の学習時には、前記m次元参照ベクトル中
    に含まれる正解カテゴリの参照ベクトルのうち、学習パ
    ターンから抽出した前記m次元特徴ベクトルとの類似度
    が最も大きいm次元参照ベクトルを参照ベクトル(A)
    として抽出し、さらに前記m次元参照ベクトル中に含ま
    れる不正解カテゴリの参照ベクトルのうち、前記m次元
    特徴ベクトルとの類似度が最も大きいm次元参照ベクト
    ルを、参照ベクトル(B)として抽出した後、前記m次
    元特徴ベクトルと前記参照ベクトル(A)との類似度が
    より増大し、更に前記m次元特徴ベクトルと前記参照ベ
    クトル(B)との類似度がより減少するように、前記特
    徴選択辞書を修正する特徴選択辞書修正部と、 を備える、ことを特徴とするパターン認識装置。
  5. 【請求項5】入力パターンからn次元の特徴ベクトルを
    抽出する特徴抽出部と、 n次元特徴ベクトルからm次元特徴ベクトル(但し、m
    <n)を選択するための情報を格納する特徴選択辞書
    と、 前記特徴選択辞書を参照して前記特徴抽出部が抽出した
    n次元特徴ベクトルから大分類用のm次元特徴ベクトル
    を抽出する特徴選択部と、 n次元参照ベクトルの集合からなる詳細識別用辞書と、 前記詳細識別用辞書を前記特徴選択辞書に基づいてm次
    元参照ベクトルの集合を抽出する大分類辞書作成部と、 前記特徴選択部で抽出したm次元特徴ベクトルと前記大
    分類辞書作成部が抽出したm次元参照ベクトルとを照合
    し、前記m次元特徴ベクトルとの距離が近い順に上位所
    定個数(K個)の前記m次元参照ベクトルの番号を候補
    参照ベクトル番号として抽出する大分類部と、 前記大分類部にて抽出した候補参照ベクトル番号に対応
    する前記詳細識別用辞書中の所定個数(K個)のn次元
    参照ベクトルと前記特徴抽出部にて抽出したn次元特徴
    ベクトルとを照合して照合結果を出力する詳細識別部
    と、 前記詳細識別部の出力結果に基づいて認識結果を出力す
    る認識結果出力部と、 特徴選択辞書の学習時には、前記詳細識別用辞書中に含
    まれる正解カテゴリのn次元参照ベクトルのうち、学習
    パターンから抽出した前記n次元特徴ベクトルとの距離
    が最も近いn次元参照ベクトルを選び出し、これに対応
    するm次元参照ベクトルを参照ベクトル(C)として抽
    出し、さらにm次元参照ベクトル中の不正解m次元参照
    ベクトルのうち、前記m次元特徴ベクトルとの距離が最
    も近いm次元参照ベクトルを参照ベクトル(B)として
    抽出し、前記m次元特徴ベクトルと前記m次元参照ベク
    トル(C)との距離がより近づき、更に前記m次元特徴
    ベクトルと前記m次元参照ベクトル(B)との距離がよ
    り遠ざかるように、前記特徴選択関数を修正する特徴選
    択辞書修正部と、 を備える、ことを特徴とするパターン認識装置。
  6. 【請求項6】入力パターンからn次元の特徴ベクトルを
    抽出する特徴抽出部と、 n次元特徴ベクトルからm次元特徴ベクトル(但し、m
    <n)を選択するための情報を格納する特徴選択辞書
    と、 前記特徴選択辞書を参照して前記特徴抽出部が抽出した
    n次元特徴ベクトルから大分類用のm次元特徴ベクトル
    を抽出する特徴選択部と、 n次元参照ベクトルの集合からなる詳細識別用辞書と、 前記詳細識別用辞書を前記特徴選択辞書に基づいてm次
    元参照ベクトルの集合を抽出する大分類辞書作成部と、 前記特徴選択部で抽出したm次元特徴ベクトルと前記大
    分類辞書作成部が抽出したm次元参照ベクトルとを照合
    し、前記m次元特徴ベクトルとの類似度が大きい順に上
    位所定個数(K個)の前記m次元参照ベクトルの番号を
    候補参照ベクトル番号として抽出する大分類部と、 前記大分類部にて抽出した候補参照ベクトル番号に対応
    する前記詳細識別用辞書中の所定個数(K個)のn次元
    参照ベクトルと前記特徴抽出部にて抽出したn次元特徴
    ベクトルとを照合して照合結果を出力する詳細識別部
    と、 前記詳細識別部の出力結果に基づいて認識結果を出力す
    る認識結果出力部と、 特徴選択辞書の学習時には、前記詳細識別用辞書中に含
    まれる正解カテゴリのn次元参照ベクトルのうち、学習
    パターンから抽出した前記n次元特徴ベクトルとの類似
    度が最も大きいn次元参照ベクトルを選び出し、これに
    対応するm次元参照ベクトルを参照ベクトル(C)とし
    て抽出し、さらにm次元参照ベクトル中の不正解m次元
    参照ベクトルのうち、前記m次元特徴ベクトルとの類似
    度が最も大きいm次元参照ベクトルを参照ベクトル
    (B)として抽出し、前記m次元特徴ベクトルと前記参
    照ベクトル(C)との類似度がより増大し、更に前記m
    次元特徴ベクトルと前記参照ベクトル(B)との類似度
    がより減少するように、前記特徴選択関数を修正する特
    徴選択辞書修正部と、 を備える、ことを特徴とするパターン認識装置。
  7. 【請求項7】入力パターンの1次特徴をm次元(但し、
    m<n)の特徴に変換するための特徴選択情報を記憶す
    る特徴選択辞書と、 入力パターンの1次特徴に基づく認識のために予め学習
    により作成されている詳細識別用参照パターンをカテゴ
    リ毎に記憶する詳細識別用辞書と、を記憶する記憶手段
    を備え、 前記詳細識別用辞書中のn次元の参照パターンと、学習
    パターンから抽出されたn次元特徴とから、前記特徴選
    択辞書の内容に基づき、m次元参照パターンとm次元特
    徴とを抽出する手段と、 前記学習パターンと同一カテゴリに属するm次元参照パ
    ターンのうち、前記m次元特徴との距離が最も近い参照
    パターンを、第1の参照パターンとして抽出する手段
    と、 前記学習パターンと異なるカテゴリに属するm次元参照
    パターンのうち、前記m次元特徴との距離が最も近い参
    照パターンを第2の参照パターンとして抽出する手段
    と、 前記m次元特徴と前記第1の参照パターンとの距離がよ
    り近づくとともに、前記m次元特徴と前記第2の参照パ
    ターンとの距離がより遠ざかるように、前記特徴選択辞
    書の内容を修正する手段と、 を備えた、ことを特徴とするパターン認識装置。
  8. 【請求項8】パターン認識装置において、 入力パターンの1次特徴(n次元)をm次元(但し、m
    はnより小の正整数)の特徴に変換する関数を記憶する
    特徴選択辞書と、 前記1次特徴に基づく認識用に予め作成されている詳細
    識別用参照パターンを記憶する詳細識別用辞書と、を記
    憶する記憶装置を備え、 (a)入力パターンから1次特徴としてn次元の特徴を
    抽出する特徴抽出処理と、 (b)前記特徴選択辞書に記憶される関数に基づき、2
    次特徴として前記1次特徴からm次元の特徴を抽出する
    特徴選択処理と、 (c)前記詳細識別用辞書中に含まれる各々の詳細識別
    用参照パターンを、前記特徴選択辞書に記憶されている
    関数に基づいて、m次元の大分類用参照パターンに変換
    し記憶する大分類辞書作成処理と、 (d)前記大分類用参照パターンの中から前記特徴選択
    部で抽出した2次特徴との距離が近い上位の所定個数
    (K個)の大分類用参照パターンを抽出し、これらに対
    応する前記詳細識別用参照パターンを特定する情報を出
    力する大分類処理と、 (e)前記大分類処理の出力情報によって特定される所
    定個数(K個)の前記詳細識別用参照パターンと、前記
    特徴抽出処理で抽出された1次特徴と、を照合して、照
    合結果を出力する詳細識別処理と、 (f)前記照合結果を加工して記憶装置又は出力装置に
    出力する認識結果出力処理と、 (g)前記特徴選択辞書に記憶される関数の学習時に
    は、前記大分類用参照パターン中に含まれる参照パター
    ンのうち、学習パターンと同一のカテゴリ(以下、「正
    解カテゴリ」という)に属し、且つ、学習パターンから
    抽出した前記2次特徴との距離が最も近い大分類用参照
    パターンを参照パターン(A)として抽出し、さらに前
    記大分類用参照パターン中に含まれる参照パターンのう
    ち、学習パターンと同一でないカテゴリ(以下、「不正
    解カテゴリ」という)に属し、且つ前記2次特徴との距
    離が最も近い大分類用参照パターンを参照パターン
    (B)として抽出し、前記2次特徴と前記参照パターン
    (A)との距離がより近づき、更に前記2次特徴と前記
    参照パターン(B)との距離がより遠ざかるように、前
    記特徴選択辞書の関数を修正する特徴選択辞書修正処理
    と、 の前記(a)乃至(g)の各処理を前記パターン認識装
    置を構成するコンピュータで実行させるためのプログラ
    ムを記録した記録媒体。
  9. 【請求項9】パターン認識装置において、 入力パターンの1次特徴(n次元)をm次元(但し、m
    はnより小の正整数)の特徴に変換する関数を記憶する
    特徴選択辞書と、 前記1次特徴に基づく認識用に予め作成されている詳細
    識別用参照パターンを記憶する詳細識別用辞書と、を記
    憶する記憶装置を備え、 (a)入力パターンから1次特徴としてn次元の特徴を
    抽出する特徴抽出処理と、 (b)前記特徴選択辞書に記憶される関数に基づき2次
    特徴として前記1次特徴からm次元の特徴を抽出する特
    徴選択処理と、 (c)前記詳細識別用辞書中に含まれる各々の詳細識別
    用参照パターンを前記特徴選択辞書に記憶されている関
    数に基づいてm次元の大分類用参照パターンに変換し記
    憶する大分類辞書作成処理と、 (d)前記大分類用参照パターンの中から前記特徴選択
    処理で抽出された2次特徴との類似度が大きい上位所定
    個数(K個)の大分類用参照パターンを抽出し、これら
    に対応する前記詳細識別用参照パターンを特定する情報
    を出力する大分類処理と、 (e)前記大分類部の出力情報によって特定される所定
    個数(K個)の前記詳細識別用参照パターンと前記特徴
    抽出部が抽出した1次特徴とを照合して、照合結果を出
    力する詳細識別処理と、 (f)前記詳細識別部の出力を加工して記憶装置又は出
    力装置に出力する認識結果出力処理と、 (g)前記特徴選択辞書に記憶される特徴選択関数の学
    習時には、前記大分類用参照パターン中に含まれる正解
    カテゴリの参照パターンのうち、学習パターンから抽出
    した前記2次特徴との類似度が最も高い大分類用参照パ
    ターンを参照パターン(A)として抽出し、 さらに前記大分類用参照パターン中に含まれる不正解カ
    テゴリの参照パターンのうち、前記2次特徴との類似度
    が最も高い大分類用参照パターンを参照パターン(B)
    として抽出した後、前記2次特徴と前記参照パターン
    (A)との類似度より増大し、更に前記2次特徴と前記
    参照パターン(B)との類似度がより減少するように、
    前記特徴選択辞書の関数を修正する特徴選択辞書修正処
    理と、 の前記(a)乃至(g)の各処理を前記パターン認識装
    置を構成するコンピュータで実行させるためのプログラ
    ムを記録した録媒体。
  10. 【請求項10】パターン認識装置において、 入力パターンの1次特徴(n次元特徴ベクトル)からm
    次元特徴ベクトル(但し、mはnより小の正整数)を選
    択するための情報を格納する特徴選択辞書と、 n次元参照ベクトルの集合からなる詳細識別用辞書と、
    を記憶する記憶装置を備え、 (a)入力パターンからn次元の特徴ベクトルを抽出す
    る特徴抽出処理と、 (b)前記特徴選択辞書を参照して前記特徴抽出処理で
    抽出されたn次元特徴ベクトルから大分類用のm次元特
    徴ベクトルを抽出する特徴選択処理と、 (c)前記詳細識別用辞書から前記特徴選択辞書に基づ
    いてm次元参照ベクトルの集合を抽出する大分類辞書作
    成処理と、 (d)前記特徴選択処理で抽出したm次元特徴ベクトル
    と前記大分類辞書作成処理で抽出されたm次元参照ベク
    トルとを照合し、前記m次元特徴ベクトルとの距離が近
    い順に上位所定個数(K個)の前記m次元参照ベクトル
    の番号を候補参照ベクトル番号として抽出する大分類処
    理と、 (e)前記大分類処理にて抽出された候補参照ベクトル
    番号に対応する前記詳細識別用辞書中の所定個数(K
    個)のn次元参照ベクトルと前記特徴抽出部にて抽出し
    たn次元特徴ベクトルとを照合して照合結果を出力する
    詳細識別処理と、 (f)前記詳細識別処理の出力結果に基づいて認識結果
    を記憶装置又は出力装置に出力する認識結果出力処理
    と、 (g)特徴選択辞書の学習時には、前記m次元参照ベク
    トル中に含まれる正解カテゴリの参照ベクトルのうち、
    学習パターンから抽出した前記m次元特徴ベクトルとの
    距離が最も近いm次元参照ベクトルを参照ベクトル
    (A)として抽出し、さらに前記m次元参照ベクトル中
    に含まれる不正解カテゴリの参照ベクトルのうち、前記
    m次元特徴ベクトルとの距離が最も近いm次元参照ベク
    トルを参照ベクトル(B)として抽出した後、前記m次
    元特徴ベクトルと前記参照ベクトル(A)との距離がよ
    り近づき、更に前記m次元特徴ベクトルと前記参照ベク
    トル(B)との距離がより遠ざかるように、前記特徴選
    択辞書を修正する特徴選択辞書修正処理と、 の前記(a)乃至(g)の各処理を前記パターン認識装
    置を構成するコンピュータで実行させるためのプログラ
    ムを記録した記録媒体。
  11. 【請求項11】パターン認識装置において、 入力パターンの1次特徴(n次元特徴ベクトル)からm
    次元特徴ベクトル(但し、mはnより小の正整数)を選
    択するための情報を格納する特徴選択辞書と、 n次元参照ベクトルの集合からなる詳細識別用辞書と、
    を記憶する記憶装置を備え、 (a)入力パターンからn次元の特徴ベクトルを抽出す
    る特徴抽出処理と、 (b)前記特徴選択辞書を参照して前記特徴抽出処理で
    抽出されたn次元特徴ベクトルから大分類用のm次元特
    徴ベクトルを抽出する特徴選択処理と、 (c)前記詳細識別用辞書を前記特徴選択辞書に基づい
    てm次元参照ベクトルの集合を抽出する大分類辞書作成
    処理と、 (d)前記特徴選択処理で抽出されたm次元特徴ベクト
    ルと前記大分類辞書作成処理で抽出されたm次元参照ベ
    クトルとを照合し、前記m次元特徴ベクトルとの類似度
    が大きい順に上位所定個数(K個)の前記m次元参照ベ
    クトルの番号を候補参照ベクトル番号として抽出する大
    分類処理と、 (e)前記大分類処理で抽出された候補参照ベクトル番
    号に対応する前記詳細識別用辞書中の所定個数(K個)
    のn次元参照ベクトルと前記特徴抽出処理にて抽出され
    たn次元特徴ベクトルとを照合して照合結果を出力する
    詳細識別処理と、 (f)前記詳細識別処理の出力結果に基づいて認識結果
    を出力する認識結果出力処理と、 (g)特徴選択辞書の学習時には、前記m次元参照ベク
    トル中に含まれる正解カテゴリの参照ベクトルのうち、
    学習パターンから抽出した前記m次元特徴ベクトルとの
    類似度が最も大きいm次元参照ベクトルを参照ベクトル
    (A)として抽出し、さらに前記m次元参照ベクトル中
    に含まれる不正解カテゴリの参照ベクトルのうち、前記
    m次元特徴ベクトルとの類似度が最も大きいm次元参照
    ベクトルを、参照ベクトル(B)として抽出した後、前
    記m次元特徴ベクトルと前記参照ベクトル(A)との類
    似度がより増大し、更に前記m次元特徴ベクトルと前記
    参照ベクトル(B)との類似度がより減少するように、
    前記特徴選択辞書を修正する特徴選択辞書修正処理と、 の前記(a)乃至(g)の各処理を前記パターン認識装
    置を構成するコンピュータで実行させるためのプログラ
    ムを記録した記録媒体。
  12. 【請求項12】パターン認識装置において、 入力パターンの1次特徴(n次元特徴ベクトル)からm
    次元特徴ベクトル(但し、mはnより小の正整数)を選
    択するための情報を格納する特徴選択辞書と、 n次元参照ベクトルの集合からなる詳細識別用辞書と、
    を記憶する記憶装置を備え、 (a)入力パターンからn次元の特徴ベクトルを抽出す
    る特徴抽出処理と、 (b)前記特徴選択辞書を参照して前記特徴抽出処理で
    抽出されたn次元特徴ベクトルから大分類用のm次元特
    徴ベクトルを抽出する特徴選択処理と、 (c)前記詳細識別用辞書から前記特徴選択辞書に基づ
    いてm次元参照ベクトルの集合を抽出する大分類辞書作
    成処理と、 (d)前記特徴選択処理で抽出されたm次元特徴ベクト
    ルと前記大分類辞書作成部で抽出されたm次元参照ベク
    トルとを照合し、前記m次元特徴ベクトルとの距離が近
    い順に上位所定個数(K個)の前記m次元参照ベクトル
    の番号を候補参照ベクトル番号として抽出する大分類処
    理と、 (e)前記大分類処理にて抽出された候補参照ベクトル
    番号に対応する前記詳細識別用辞書中の所定個数(K
    個)のn次元参照ベクトルと前記特徴抽出処理にて抽出
    したn次元特徴ベクトルとを照合して照合結果を出力す
    る詳細識別処理と、 (f)前記詳細識別処理の出力結果に基づいて認識結果
    を出力する認識結果出力処理と、 (g)前記特徴選択辞書の学習時には、前記詳細識別用
    辞書中に含まれる正解カテゴリのn次元参照ベクトルの
    うち、学習パターンから抽出した前記n次元特徴ベクト
    ルとの距離が最も近いn次元参照ベクトルを選び出し、
    これに対応するm次元参照ベクトルを参照ベクトル
    (C)として抽出し、さらにm次元参照ベクトル中の不
    正解m次元参照ベクトルのうち、前記m次元特徴ベクト
    ルとの距離が最も近いm次元参照ベクトルを参照ベクト
    ル(B)として抽出し、前記m次元特徴ベクトルと前記
    m次元参照ベクトル(C)との距離がより近づき、更に
    前記m次元特徴ベクトルと前記m次元参照ベクトル
    (B)との距離がより遠ざかるように、前記特徴選択辞
    書の関数を修正する特徴選択辞書修正処理と、 の前記(a)乃至(g)の各処理を前記パターン認識装
    置を構成するコンピュータで実行させるためのプログラ
    ムを記録した記録媒体。
  13. 【請求項13】パターン認識装置において、 入力パターンの1次特徴(n次元特徴ベクトル)からm
    次元特徴ベクトル(但し、mはnより小の正整数)を選
    択するための情報を格納する特徴選択辞書と、n次元参
    照ベクトルの集合からなる詳細識別用辞書と、を記憶す
    る記憶装置を備え、 (a)入力パターンからn次元の特徴ベクトルを抽出す
    る特徴抽出処理と、 (b)前記特徴選択辞書を参照して前記特徴抽出処理で
    抽出されたn次元特徴ベクトルから大分類用のm次元特
    徴ベクトルを抽出する特徴選択処理と、 (c)前記詳細識別用辞書から前記特徴選択辞書に基づ
    いてm次元参照ベクトルの集合を抽出する大分類辞書作
    成処理と、 (d)前記特徴選択処理で抽出したm次元特徴ベクトル
    と前記大分類辞書作成処理で抽出されたm次元参照ベク
    トルとを照合し、前記m次元特徴ベクトルとの類似度が
    大きい順に上位所定個数(K個)の前記m次元参照ベク
    トルの番号を候補参照ベクトル番号として抽出する大分
    類処理と、 (e)前記大分類処理にて抽出した候補参照ベクトル番
    号に対応する前記詳細識別用辞書中の所定個数(K個)
    のn次元参照ベクトルと前記特徴抽出処理にて抽出した
    n次元特徴ベクトルとを照合して照合結果を出力する詳
    細識別処理と、 (f)前記詳細識別処理の出力結果に基づいて認識結果
    を出力する認識結果出力処理と、 (g)前記特徴選択辞書の学習時には、前記詳細識別用
    辞書中に含まれる正解カテゴリのn次元参照ベクトルの
    うち、学習パターンから抽出した前記n次元特徴ベクト
    ルとの類似度が最も大きいn次元参照ベクトルを選び出
    し、これに対応するm次元参照ベクトルを参照ベクトル
    (C)として抽出し、さらにm次元参照ベクトル中の不
    正解m次元参照ベクトルのうち、前記m次元特徴ベクト
    ルとの類似度が最も大きいm次元参照ベクトルを参照ベ
    クトル(B)として抽出し、前記m次元特徴ベクトルと
    前記参照ベクトル(C)との類似度がより増大し、更に
    前記m次元特徴ベクトルと前記参照ベクトル(B)との
    類似度がより減少するように、前記特徴選択辞書の関数
    を修正する特徴選択辞書修正処理と、 の前記(a)乃至(g)の各処理を前記パターン認識装
    置を構成するコンピュータで実行させるためのプログラ
    ムを記録した記録媒体。
  14. 【請求項14】入力パターンの1次特徴をm次元(但
    し、m<n)の特徴に変換するための特徴選択情報を記
    憶する特徴選択辞書と、 入力パターンの1次特徴に基づく認識のために予め作成
    されている詳細識別用参照パターンをカテゴリ毎に記憶
    する詳細識別用辞書と、を記憶する記憶手段を備え、 前記詳細識別用辞書中のn次元の参照パターンと、学習
    パターンから抽出されたn次元特徴とから、前記特徴選
    択辞書の内容に基づき、m次元参照パターンとm次元特
    徴とを抽出し、 前記学習パターンと同一カテゴリに属するm次元参照パ
    ターンのうち、前記m次元特徴との距離が最も近い参照
    パターンを、第1の参照パターンとして抽出し、 前記学習パターンと異なるカテゴリに属するm次元参照
    パターンのうち、前記m次元特徴との距離が最も近い参
    照パターンを第2の参照パターンとして抽出し、 前記m次元特徴と前記第1の参照パターンとの距離がよ
    り近づくとともに、更に前記m次元特徴と前記第2の参
    照パターンとの距離がより遠ざかるように前記特徴選択
    辞書の内容を更新する、ことを特徴とするパターン認識
    方法。
  15. 【請求項15】入力パターンの1次特徴をm次元(但
    し、m<n)の特徴に変換するための特徴選択情報を記
    憶する特徴選択辞書と、入力パターンの1次特徴に基づ
    く認識のために予め作成されている詳細識別用参照パタ
    ーンをカテゴリ毎に記憶する詳細識別用辞書と、を記憶
    する記憶手段を備え、 データ処理装置が、特徴抽出部と、特徴選択部と、大分
    類辞書作成部と、大分類部と、詳細識別部と、認識結果
    出力部と、特徴選択辞書修正部と、を備えたパターン認
    識装置のパターン認識方法であって、 学習フェーズが、 (a)前記特徴抽出部において、入力パターンから1次
    特徴としてn次元の特徴を抽出するステップと、 (b)前記特徴選択部において、前記特徴選択辞書に記
    憶される関数に基づき、2次特徴として前記1次特徴か
    らm次元の特徴を抽出するステップと、 (c)前記大分類辞書作成部において、前記詳細識別用
    辞書中に含まれる各々の詳細識別用参照パターンを、前
    記特徴選択辞書に記憶されている関数に基づいて、m次
    元の大分類用参照パターンに変換し記憶するステップ
    と、 (d)前記大分類部において、前記大分類用参照パター
    ンの中から前記特徴選択部で抽出した2次特徴との距離
    が近い上位の所定個数(K個)の大分類用参照パターン
    を抽出し、これらに対応する前記詳細識別用参照パター
    ンを特定する情報を出力するステップと、 (e)前記詳細識別部において、前記大分類処理の出力
    情報によって特定される所定個数(K個)の前記詳細識
    別用参照パターンと、前記特徴抽出処理で抽出された1
    次特徴と、を照合して、照合結果を出力するステップ
    と、 (f)前記照合結果を加工して記憶装置又は出力装置に
    出力する認識結果出力処理と、 (g)前記特徴選択辞書修正部において、前記特徴選択
    辞書に記憶される関数の学習時には、前記大分類用参照
    パターン中に含まれる参照パターンのうち、学習パター
    ンと同一のカテゴリに属し、且つ、学習パターンから抽
    出した前記2次特徴との距離が最も近い大分類用参照パ
    ターンを第1の参照パターンとして抽出し、さらに前記
    大分類用参照パターン中に含まれる参照パターンのう
    ち、学習パターンと同一でないカテゴリに属し、且つ前
    記2次特徴との距離が最も近い大分類用参照パターンを
    第2の参照パターンとして抽出し、前記2次特徴と第1
    の前記参照パターンとの距離がより近づくとともに、前
    記2次特徴と前記第2の参照パターンとの距離がより遠
    ざかるように、前記特徴選択辞書の情報を修正するステ
    ップと、 を含むことを特徴とするパターン認識方法。
  16. 【請求項16】認識フェーズでは、 (h)初期化処理として、前記大分類辞書作成部におい
    て、前記学習フェーズによって予め作成された前記特徴
    選択辞書と前記詳細識別用辞書を参照してm次元参照パ
    ターンを作成し記憶し、 (i)認識対象のパターンを読み込み、入力パターンか
    ら1次特徴としてn次元の特徴を前記特徴抽出部で抽出
    し、 (j)前記特徴選択部において、前記特徴選択辞書に記
    憶される関数に基づき、2次特徴として前記1次特徴か
    らm次元の特徴パターンを抽出し、 (k)前記大分類部では、前記詳細識別用辞書中に含ま
    れる各々の詳細識別用参照パターンを、前記特徴選択辞
    書に記憶されている関数に基づいてm次元の大分類用参
    照パターンを抽出し記憶する大分類用辞書作成部で抽出
    されたm次元参照パターンの中から前記m次元特徴パタ
    ーンに距離が近いものを所定個数抽出して、その参照パ
    ターン情報を前記詳細識別部に出力し、 (l)前記詳細識別部において、前記大分類部が出力す
    る参照パターン番号に対応するn次元参照パターンを前
    記詳細識別用辞書の中から抽出して、その中から特徴抽
    出部が出力するn次元特徴パターンに近い距離のものを
    出力し、 (m)前記認識結果出力部において、前記詳細識別部が
    出力する認識結果を加工して出力装置に出力する、こと
    を特徴とする請求項15記載のパターン認識方法。
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