JP2001182546A - 過給圧制御装置 - Google Patents

過給圧制御装置

Info

Publication number
JP2001182546A
JP2001182546A JP36704899A JP36704899A JP2001182546A JP 2001182546 A JP2001182546 A JP 2001182546A JP 36704899 A JP36704899 A JP 36704899A JP 36704899 A JP36704899 A JP 36704899A JP 2001182546 A JP2001182546 A JP 2001182546A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
positive pressure
valve
pipe
pressure
variable nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP36704899A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Mimura
村 哲 也 三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jidosha Denki Kogyo KK
Original Assignee
Jidosha Denki Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Jidosha Denki Kogyo KK filed Critical Jidosha Denki Kogyo KK
Priority to JP36704899A priority Critical patent/JP2001182546A/ja
Publication of JP2001182546A publication Critical patent/JP2001182546A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Supercharger (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 正圧を用いてノズルベーンの制御を行うこと
により、簡単な構造にできる過給圧制御装置を提供す
る。 【解決手段】 正圧により可変ノズル式ターボチャージ
ャー20のノズルベーン20aを駆動可能な正圧コント
ロールアクチュエータ2と、正圧コントロールアクチュ
エータ2に正圧を与える第1のコントロールバルブ4を
備えている過給圧制御装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は可変ノズル式ター
ボチャージャーのノズルベーンの角度を変更してエンジ
ンの制御を行う過給圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】可変ノズル式ターボチャージャーのノズ
ルベーンの角度を変更してエンジンの制御を行う過給圧
制御装置としては、負圧により作動するアクチュエータ
を用いたものや、電気的に作動するアクチュエータを用
いたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の過給圧制御装置
のうち、負圧を利用したものでは、負圧を発生するため
のバキュームポンプ、そのバキュームポンプが発生した
負圧を蓄積させるためのバキュームタンク、バキューム
ダンパなどが必要なため、構造が複雑になるという問題
点があった。また、電動式のアクチュエータを用いたも
のでは、モータ、モータに結合された減速機構等が内蔵
されることによってアクチュエータが複雑な構造になる
とともに、アクチュエータに対する電気的な制御を行わ
なければならないので制御が複雑になるという問題点が
あった。
【0004】
【発明の目的】この発明に係わる過給圧制御装置は、正
圧を用いてノズルベーンの制御を行うことにより、簡単
な構造にできる過給圧制御装置を提供することを目的と
している。
【0005】
【発明の構成】
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わる過給圧制御装置では、可変ノズル式ターボチャージ
ャーのノズルベーンに連結された第1の出力部材をもつ
とともに、導入される正圧のレベルによりノズルベーン
を閉側にまたは開側に移動させるように第1の出力部材
を駆動可能な第1の正圧室をもつ正圧コントロールアク
チュエータと、正圧コントロールアクチュエータの第1
の正圧室に連通接続されているとともに、正圧が発生し
ているエンジンの吸気管に連通接続された第1の正圧導
入管と、オン時間の割合が変動する過給圧制御信号が与
えられて開駆動される第1の弁体をもち、第1の弁体の
開駆動により上記第1の正圧導入管を通じて正圧コント
ロールアクチュエータの第1の正圧室に対する正圧レベ
ルを変更可能な第1のコントロールバルブを備えている
構成としたことを特徴としている。
【0007】この発明の請求項2に係わる過給圧制御装
置では、請求項1の構成に加え、第1のコントロールバ
ルブには、可変ノズル式ターボチャージャーの低圧側に
配置された第1の吸気管に連通接続された第1の連通管
と、可変ノズル式ターボチャージャーの高圧側に配置さ
れた第2の吸気管に連通接続されていて第1の弁体の開
駆動により第1の連通管に連通接続される第2の連通管
とが備えられている構成としたことを特徴としている。
【0008】この発明の請求項3に係わる過給圧制御装
置では、請求項1または2の構成に加え、エンジンの排
気マニホールドから可変ノズル式ターボチャージャーま
での間に配置され、開駆動により可変ノズル式ターボチ
ャージャーに与えられる給気圧力を逃がすウェイストゲ
イトと、ウェイストゲイトに連結された第2の出力部材
をもつとともに、導入される正圧のレベルによりウェイ
ストゲイトを閉側にまたは開側に移動させるように第2
の出力部材を駆動可能な第2の正圧室をもつスイングバ
ルブと、スイングバルブの第2の正圧室に連通接続され
ているとともに、正圧が発生しているエンジンの吸気管
に連通接続された第2の正圧導入管と、パイパス指令信
号により開駆動される第2の弁体をもち、第2の弁体の
開駆動により上記第2の正圧導入管を通じてスイングバ
ルブの第2の正圧室に対する正圧レベルを変更可能な第
2のコントロールバルブを備えている構成としたことを
特徴としている。
【0009】この発明の請求項4に係わる過給圧制御装
置では、請求項3の構成に加え、第2のコントロールバ
ルブには、可変ノズル式ターボチャージャーの低圧側に
配置された第1の吸気管に連通接続された第3の連通管
と、可変ノズル式ターボチャージャーの高圧側に配置さ
れた第2の吸気管に連通接続されていて第2の弁体の開
駆動により第3の連通管に連通接続される第4の連通管
とが備えられている構成としたことを特徴としている。
【0010】
【発明の作用】この発明の請求項1、2、3、4に係わ
る過給圧制御装置において、第1のコントロールバルブ
は、オン時間の割合が少ない過給圧制御信号が与えられ
ることによって、第1の弁体が開時間を短くして駆動さ
れ、正圧コントロールアクチュエータの第1の正圧室に
与える正圧のレベルを高くして第1の出力部材が可変ノ
ズル式ターボチャージャーのノズルベーンを閉側に移動
させ、その結果、可変ノズル式ターボチャージャーの過
給圧を上げる。そして、第1のコントロールバルブは、
オン時間の割合が多い過給圧制御信号が与えられること
によって、第1の弁体が開時間を長くして駆動され、正
圧コントロールアクチュエータの第1の正圧室に与える
正圧のレベルを低くして第1の出力部材が可変ノズル式
ターボチャージャーのノズルベーンを開側に移動させ、
その結果、可変ノズル式ターボチャージャーの過給圧を
下げる。それ故、負圧を利用した過給圧制御装置と比べ
て、バキュームポンプやバキュームタンクやバキューム
ダンパなどが不要になるため、構造が複雑にならない。
また、電動式のアクチュエータを用いた過給圧制御装置
と比べて、モータや、減速機構等が内蔵されるアクチュ
エータが不要になるとともに、そのアクチュエータに対
する電気的な制御も不要になる。
【0011】
【発明の実施の形態】
【0012】
【実施例】図1には、この発明に係わる過給圧制御装置
の一実施例が示されている。
【0013】図示する過給圧制御装置1は、主として、
正圧コントロールアクチュエータ2、第1の正圧導入管
3、第1のコントロールバルブ4、第1の連通管5、第
2の連通管6、スイングバルブ7、第2の正圧導入管
8、第2のコントロールバルブ9、第3の連通管10、
第4の連通管11、コントロールユニット12から構成
されている。
【0014】正圧コントロールアクチュエータ2には、
第1の出力部材2a、第1の正圧室2b、ダイヤフラム
2c、アクチュエータケース2d、ロッド2eが備えら
れている。
【0015】第1の出力部材2aは、ダイヤフラム2c
に結合されてアクチュエータケース2d内に配置されて
おり、戻しばね2fにより所定位置に付勢されて、可変
ノズル式ターボチャージャー(以下、過給機と言う。)
20に備えられたノズルベーン(可変翼)20aにロッ
ド2eを介して連結されている。
【0016】過給機20は、第1のタービンケース20
b内に配置された第1の回転翼20cが、エンジン30
のエキゾーストマニホールド側に配置された第1の排気
管30aと、エンジン30のエキゾーストチューブ側に
配置された第2の排気管30bとの間に設けられている
とともに、第1のタービンケース20bとは独立して形
成された第2のタービンケース20d内に配置されてい
て第1の回転翼20cに連動する第2の回転翼20e
が、エンジン30のエアインテーク側に配置された第1
の吸気管30cと、エンジン30のインテークマニホー
ルド側に配置された第2の吸気管30dとの間に設けら
れている。ノズルベーン20aは、第1の回転翼20c
の回りに配置されており、正圧コントロールアクチュエ
ータ2のロッド2eが押圧作動されることによって開度
が減少されるとともに、そのロッド2eが引張作動され
ることによって開度が増加されることによって、全運転
領域においてターボのレスポンス、加速性能および燃費
の向上を図るようになっている。エンジン30の第1の
吸気管30c内には負圧が発生し、これに反して、エン
ジン30の第2の吸気管30d内には正圧が発生してい
る。
【0017】第1の正圧室2bは、アクチュエータケー
ス2d内で第1の出力部材2aの第1の正圧導入管3側
に配置されており、この第1の正圧室2bは、第1の正
圧導入管3を通じて正圧が多く導入されることにより、
高いレベルの正圧が導入されて第1の出力部材2aを戻
しばねに抗してロッド2eの押圧側に出力移動させる。
これに反して、第1の正圧室2bは、第1の正圧導入管
3を通じて正圧が少なく導入されることにより、高いレ
ベルの正圧が導入されずに第1の出力部材2aをロッド
2eの押圧側に出力移動させないので、戻しばねにより
第1の出力部材2aが所定の位置に復帰し、ロッド2e
を押圧側に移動させない。
【0018】第1の正圧導入管3は、一端部が正圧コン
トロールアクチュエータ2の第1の正圧室2bに連通接
続され、他端部がエンジン30の第2の吸気管30d内
に連通接続されている。第1の正圧導入管3は、正圧コ
ントロールアクチュエータ2の第1の正圧室2bに正圧
を与えるのに用いられる。
【0019】第1のコントロールバルブ4には、第1の
弁体4a、プランジャ4b、コイル4c、正圧導入口4
d、正圧導出口4eがそれぞれ備えられている。第1の
弁体4aは、プランジャ4bに一体的に結合されて戻し
ばね4fにより正圧導入口4dを常閉している。正圧導
入口4dは第1の連通管5に連通接続され、正圧導出口
4eは第2の連通管6に連通接続されている。第1の連
通管5はエンジン30の第2の吸気管30dに連通接続
されている。第2の連通管6はエンジン30の第1の吸
気管30cに連通接続されている。
【0020】第1のコントロールバルブ4は、コイル4
cに対し、コントロールユニット10から、オン時間の
割合が少ないか、あるいはオン時間の割合が多いデュー
ティで過給圧制御信号21が与えられる。
【0021】第1のコントロールバルブ4は、コイル4
cに与えられる過給圧制御信号21が、オン時間の割合
が少ないデューティになっていると、第1の弁体4aが
正圧導入口4dを閉じる時間が長くなって、エンジン3
0の第2の吸気管30dに発生している正圧を正圧コン
トロールアクチュエータ2の第1の正圧室2bに直接与
え、第1の正圧室2bに高いレベルの正圧が導入されて
第1の出力部材2aがロッド2eの押圧側に出力移動す
るので、過給機20のノズルベーン20aの開度が減少
されて過給圧を上げる。
【0022】第1のコントロールバルブ4は、コイル4
cに与えられる過給圧制御信号21が、オン時間の割合
が多いデューティになっていると、第1の弁体4aが正
圧導入口4dを開ける時間が長くなって、エンジン30
の第2の吸気管30dに発生している正圧が正圧導入口
4dから正圧導出口4eを通じてエンジン30の第1の
吸気管30cに戻され、その結果、正圧コントロールア
クチュエータ2の第1の正圧室2bに与えられる正圧の
レベルを高くせずに、第1の出力部材2aがロッド2e
の押圧側に移動しないので、過給機20のノズルベーン
20aの開度が増加されて過給圧を下げる。
【0023】スイングバルブ7には、第2の出力部材7
a、第2の正圧室7b、ダイヤフラム7c、バルブケー
ス7d、ロッド7eが備えられている。
【0024】第2の出力部材7aは、ダイヤフラム7c
に結合されてバルブケース7d内に配置されており、戻
しばね7fにより所定の位置に付勢されて、過給機20
の第1のタービンケース20bと第1の排気管30aと
の間に配置されたウェイストゲイト40に備えられた弁
体40aにリンク40bを介して連結されている。
【0025】第2の正圧室7bは、バルブケース7d内
で第2の出力部材7aの第2の正圧導入管8側に配置さ
れており、この第2の正圧室7bは、第2の正圧導入管
8を通じて正圧が導入されることにより、第2の出力部
材7aをロッド7eの押圧側に出力移動させる。第2の
正圧室7bに正圧が導入されないと、第2の出力部材7
bは、戻しばねにより所定の位置に付勢されてロッド7
eを押圧移動させない。
【0026】第2の正圧導入管8は、一端部がスイング
バルブ7の第2の正圧室7bに連通接続され、他端部が
エンジン30の第2の吸気管30d内に連通接続されて
いる。第2の正圧導入管8は、スイングバルブ7の第2
の正圧室7bに正圧を与えるのに用いられる。
【0027】第2のコントロールバルブ9には、第2の
弁体9a、プランジャ9b、コイル9c、正圧導入口9
d、正圧導出口9eがそれぞれ備えられている。第2の
弁体9aは、プランジャ9bに一体的に結合されて戻し
ばね9fにより正圧導入口9dを常閉している。正圧導
入口9dは第3の連通管10に連通接続され、正圧導出
口9eは第4の連通管11に連通接続されている。第3
の連通管10はエンジン30の第2の吸気管30dに連
通接続されている。第4の連通管11はエンジン30の
第1の吸気管30cに連通接続されている。
【0028】ウェイストゲイト40には、第1の排出管
30aのバイパス孔30a1を閉塞可能な弁体40a、
リンク40b、第2の排気管30bのバイパス孔30b
1に連通されたバイパス流路40cがそれぞれ備えられ
ている。ウェイストゲイト40は、スイングバルブ7の
ロッド7eが押圧作動されない通常時に弁体40aによ
り第1の排気管30aのバイパス孔30a1を閉塞す
る。これに対し、過給機20の過給圧が必要以上に上が
っている時には、スイングバルブ7のロッド7eが押圧
作動されることによって、リンク40bを介し弁体40
aが開駆動される。よって、排気流体は、第1の排気管
30aのバイパス孔30a1よりバイパス流路40cを
通じて第2の排気管30bのバイパス孔30b1より第
2の排気管30bに流されるので、エンジン30の第1
の排気管30a内の排気流体の圧力を第2の排気管30
bに逃がす。
【0029】第2のコントロールバルブ9は、コントロ
ールユニット12からコイル9cに対しバイパス指令信
号22が与えられない通常時に、第2の弁体9aが正圧
導入口9dを開放しているため、正圧導入口9dが正圧
導出口9eに連通されてスイングバルブ7の第2の正圧
室7bに正圧を与えず、スイングバルブ7の第2の出力
部材7b、ロッド7eを押圧移動させないので、ウェイ
ストゲート40の弁体40aにより第1の排気管30a
のバイパス孔30a1を閉塞する。
【0030】第2のコントロールバルブ9は、コントロ
ールユニット12からコイル9cに対しバイパス指令信
号22が与えられると、第2の弁体9aが正圧導入口9
dを閉じるため、第2の正圧導入管8を通じてスイング
バルブ7の第1の正圧室7bにエンジン30の第2の吸
気管30d内に発生している正圧が与えられ、スイング
バルブ7の第2の出力部材7aをロッド7eの押圧側に
出力移動させることによって、ウェイストゲイト40の
弁体40aを開駆動させ、バイパス流路40cを通じて
エンジン30の第1の排気管30a内の圧力を第2の排
気管30bに逃がして、過給圧力が予め定められた値を
越えないようにする。
【0031】コントローラ12には、図示しないスロッ
トルセンサからのスロットル開度信号、車速センサから
の車速信号、エアフローメータからの吸入空気量信号、
クランク角センサからの回転信号が転送され、内蔵され
た演算手段による処理が行われることによって、第1の
コントロールバルブ4のコイル4cに対し、過給圧を上
げる必要が生じたときにオン時間の割合が少ないデュー
ティで過給圧制御信号21を与え、過給圧を下げる必要
が生じたときにオン時間の割合が多いデューティで過給
圧制御信号21を与える一方、図示しない過給圧センサ
により過給圧力が予め定められた値を越えた際に、第1
のコントロールバルブ9のコイル9cに対してバイパス
指令信号を与える。
【0032】上述したように、過給圧制御装置1では、
第1のコントロールバルブ4は、オン時間の割合が少な
い過給圧制御信号21が与えられることによって、第1
の弁体4aが開時間を短くして駆動され、正圧コントロ
ールアクチュエータ2の第1の正圧室2bに与える正圧
のレベルを高くして第1の出力部材2aが過給機20の
ノズルベーン20aを閉側に移動させ、その結果、過給
機20の過給圧を上げる。そして、第1のコントロール
バルブ4は、オン時間の割合が多い過給圧制御信号21
が与えられることによって、第1の弁体4aが開時間を
長くして駆動され、正圧コントロールアクチュエータ2
の第1の正圧室2bに与える正圧のレベルを低くして第
1の出力部材2aが過給機20のノズルベーン20aを
開側に移動させ、その結果、過給機20の過給圧を下げ
る。それ故、負圧を利用した過給圧制御装置と比べて、
バキュームポンプやバキュームタンクやバキュームダン
パなどが不要になるため、構造が複雑にならない。ま
た、電動式のアクチュエータを用いた過給圧制御装置と
比べて、モータや、減速機構等が内蔵されるアクチュエ
ータが不要になるとともに、そのアクチュエータに対す
る電気的な制御も不要になる。
【0033】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1、2、3、4に係わる過給圧制御装置によれば、
第1のコントロールバルブは、オン時間の割合が少ない
過給圧制御信号が与えられることによって、第1の弁体
が開時間を短くして駆動され、正圧コントロールアクチ
ュエータの第1の正圧室に与える正圧のレベルを高くし
て第1の出力部材が可変ノズル式ターボチャージャーの
ノズルベーンを閉側に移動させ、その結果、可変ノズル
式ターボチャージャーの過給圧を上げる。そして、第1
のコントロールバルブは、オン時間の割合が多い過給圧
制御信号が与えられることによって、第1の弁体が開時
間を長くして駆動され、正圧コントロールアクチュエー
タの第1の正圧室に与える正圧のレベルを低くして第1
の出力部材が可変ノズル式ターボチャージャーのノズル
ベーンを開側に移動させ、その結果、可変ノズル式ター
ボチャージャーの過給圧を下げる。それ故、負圧を利用
した過給圧制御装置と比べて、バキュームポンプやバキ
ュームタンクやバキュームダンパなどが不要になるた
め、構造が複雑にならない。また、電動式のアクチュエ
ータを用いた過給圧制御装置と比べて、モータや、減速
機構等が内蔵されるアクチュエータが不要になるととも
に、そのアクチュエータに対する電気的な制御も不要に
なる。よって、正圧を用いてノズルベーンの制御を行う
ことにより、簡単な構造にできるという優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる過給圧制御装置の一実施例の
概略図である。
【符号の説明】
1 過給圧制御装置 2 正圧コントロールアクチュエータ 2a 第1の出力部材 2b 第1の正圧室 3 第1の正圧導入管 4 第1のコントロールバルブ 4a 第1の弁体 5 第1の連通管 6 第2の連通管 7 スイングバルブ 7a 第2の出力部材 7b 第2の正圧室 8 第2の正圧導入管 9 第2のコントロールバルブ 9a 第2の弁体 10 第3の連通管 11 第4の連通管 20 (可変ノズル式ターボチャージャー)過給機 20a ノズルベーン 30c 第1の吸気管 30d (吸気管)第2の吸気管 40 ウェイストゲイト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変ノズル式ターボチャージャーのノズ
    ルベーンに連結された第1の出力部材をもつとともに、
    導入される正圧のレベルによりノズルベーンを閉側にま
    たは開側に移動させるように該第1の出力部材を駆動可
    能な第1の正圧室をもつ正圧コントロールアクチュエー
    タと、 上記正圧コントロールアクチュエータの第1の正圧室に
    連通接続されているとともに、正圧が発生しているエン
    ジンの吸気管に連通接続された第1の正圧導入管と、 オン時間の割合が変動する過給圧制御信号が与えられて
    開駆動される第1の弁体をもち、該第1の弁体の開駆動
    により上記第1の正圧導入管を通じて上記正圧コントロ
    ールアクチュエータの第1の正圧室に対する正圧レベル
    を変更可能な第1のコントロールバルブを備えているこ
    とを特徴とする過給圧制御装置。
  2. 【請求項2】 第1のコントロールバルブには、可変ノ
    ズル式ターボチャージャーの低圧側に配置された第1の
    吸気管に連通接続された第1の連通管と、該可変ノズル
    式ターボチャージャーの高圧側に配置された第2の吸気
    管に連通接続されていて第1の弁体の開駆動により該第
    1の連通管に連通接続される第2の連通管とが備えられ
    ていることを特徴とする請求項1に記載の過給圧制御装
    置。
  3. 【請求項3】 エンジンの排気マニホールドから可変ノ
    ズル式ターボチャージャーまでの間に配置され、開駆動
    により該可変ノズル式ターボチャージャーに与えられる
    給気圧力を逃がすウェイストゲイトと、 上記ウェイストゲイトに連結された第2の出力部材をも
    つとともに、導入される正圧のレベルにより該ウェイス
    トゲイトを閉側にまたは開側に移動させるように該第2
    の出力部材を駆動可能な第2の正圧室をもつスイングバ
    ルブと、 上記スイングバルブの第2の正圧室に連通接続されてい
    るとともに、正圧が発生しているエンジンの吸気管に連
    通接続された第2の正圧導入管と、 パイパス指令信号により開駆動される第2の弁体をも
    ち、該第2の弁体の開駆動により上記第2の正圧導入管
    を通じて上記スイングバルブの第2の正圧室に対する正
    圧レベルを変更可能な第2のコントロールバルブを備え
    ていることを特徴とする請求項1または2に記載の過給
    圧制御装置。
  4. 【請求項4】 第2のコントロールバルブには、可変ノ
    ズル式ターボチャージャーの低圧側に配置された第1の
    吸気管に連通接続された第3の連通管と、該可変ノズル
    式ターボチャージャーの高圧側に配置された第2の吸気
    管に連通接続されていて第2の弁体の開駆動により該第
    3の連通管に連通接続される第4の連通管とが備えられ
    ていることを特徴とする請求項3に記載の過給圧制御装
    置。
JP36704899A 1999-12-24 1999-12-24 過給圧制御装置 Pending JP2001182546A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36704899A JP2001182546A (ja) 1999-12-24 1999-12-24 過給圧制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36704899A JP2001182546A (ja) 1999-12-24 1999-12-24 過給圧制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001182546A true JP2001182546A (ja) 2001-07-06

Family

ID=18488337

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36704899A Pending JP2001182546A (ja) 1999-12-24 1999-12-24 過給圧制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001182546A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4680472B2 (ja) タービン動力制御を備えたモータービークル、特に産業用ビークルのための内燃機関−ターボ過給機のユニット
EP1219799A2 (en) Exhaust gas turbine for internal combustion engine and exhaust turbo-supercharger
US6079211A (en) Two-stage supercharging systems for internal combustion engines
CN103206301B (zh) 涡轮增压直流电动执行机构及其自动控制叶片开度的方法
JP2008528860A (ja) ツインチャージャー式燃焼機関とその動作方法
CN102182544B (zh) 可变流道涡轮进气调节装置
US4718235A (en) Turbo compound internal combustion engine
KR100367667B1 (ko) 터보차져의 출력지연 감소장치
JP2001182546A (ja) 過給圧制御装置
CN210622922U (zh) 可变流量的废气涡轮增压器
CN110541754A (zh) 可变流量的废气涡轮增压器
JPH1089081A (ja) 可変容量ターボチャージャの過給圧制御装置
KR20160030312A (ko) 아스피레이터 및 이젝터 시스템
CN104806345B (zh) 一种发动机电动气体配给装置
KR101191321B1 (ko) 바이패스 밸브를 이용한 엔진과급장치
JP2501655Y2 (ja) 二段タ―ボエンジンのタ―ボチャ―ジャ配設構造
US11261779B2 (en) Turbine arrangement for controlling a gas flow
KR100201897B1 (ko) 터보차저의 과급압 제어장치
KR100531603B1 (ko) 터빈 배기가스 재순환 제어밸브 및 배기가스바이패스밸브와 일체로 된 터보차저
JPH0723548Y2 (ja) 自動車エンジンのターボ過給装置
KR100967076B1 (ko) 흡기소음 방지 시스템
JPS62126224A (ja) 過給機
JP2000257435A (ja) バリアブルノズル型ターボチャージャを搭載する内燃機関の制御装置
KR20010061233A (ko) 터보차저 엔진
KR20030018094A (ko) 자동차의 터보차저조립체