JP2001178743A - 弧線選択装置および方法並びに解剖学的矯正決定装置および方法 - Google Patents

弧線選択装置および方法並びに解剖学的矯正決定装置および方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個々の患者の歯の大きさに基づいて理想的な
大きさの弧線を選択することができるような弧線選択装
置および方法を提供すること。 【解決手段】 複数の歯の大きさの少なくとも1つの合
計および複数の歯の大きさのうち少なくとも一方を入力
装置105,106,107により入力し、前記入力装
置にインターフェイスされたプロセッサ101により、
前記入力装置から前記少なくとも1つの合計および前記
複数の歯の大きさのうち前記少なくとも一方を受信し、
また、前記入力装置から前記複数の歯の大きさを受信し
た際、前記複数の歯の大きさの関数として前記少なくと
も1つの合計を決定しかつ前記少なくとも1つの合計の
関数として少なくとも1本の弧線を選択し、さらに前記
選択された少なくとも1本の弧線を表示装置109によ
り表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科矯正学の分野
に関し、特に、少なくとも1本の弧線を選択するための
弧線選択装置および方法に関し、また、上顎弓および下
顎弓の少なくとも一方用の解剖学的矯正を決定するため
の解剖学的矯正決定装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】歯科矯正学の分野において、上方の(上
顎の)および下方の(下顎の)歯の大きさ(近遠心の
幅)間には、数学的比率が存在している。この数学的比
率は理想的な歯の咬合において存在すべきである。頻繁
という程ではないが、特に歯科矯正の問題を有する患者
においては、歯の大きさの相違が存在している。これら
の統計を確認する信頼し得る疫学的研究はないが、アメ
リカ人の略1/3が、釣り合ったかつ理想的な咬合の理
に適った範囲内にある歯の大きさを有していると判断さ
れる。しかしながら、アメリカ人の残りの2/3は、数
学的比率が理想的でない歯を有しており、かつ重大な歯
の大きさの相違または不適合性に対して消極的である。
【0003】ドクター・ウエイン・エイ・ボルトンによ
る「歯の大きさの不調和および不正咬合の分析および処
置との関係」と題された科学研究論文においては、歯の
大きさの相違の存在および大きさを識別するための方法
(「ボルトン分析」)が記載されている。この方法は6
本の前歯(2本の犬歯、2本の外側歯、および2本の中
切歯)について、または12本の歯(6本の前歯、4本
の小臼歯、および2本の大臼歯)について実施され得
る。数学的比率は、6本の前歯に関しては0.772で
あり、12本の歯の分析に関しては0.913である、
理想的な数学的比率と比較される。この比較により、数
学的比率と理想的な数学的比率との間の差である、あら
ゆる存在している歯の大きさの相違および歯の大きさの
相違の大きさが識別される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】代表的には、ボルトン
分析は、ボルトンの論文に設けられた表、もはや製造さ
れていない計算尺、または計算機を使用して実施され
る。それゆえ、ボルトン分析を使用して歯の大きさの相
違の存在を判定することは、非常に冗長でかつ時間を消
費することである。ボルトン分析は、歯の大きさの相違
の存在および大きさを判定する一方、理想的な咬合を達
成するために上顎および/または下顎の歯に必要な数学
的矯正を定量化するものではない。したがって、歯を測
定しかつ容易かつ迅速な方法で歯の大きさの相違の存在
および大きさを正確に判定するコンピュータ化された装
置が必要である。
【0005】診断の間中歯の大きさの相違の存在および
量を認識し、かつ処置の間中歯の構造の理想的な比率に
近づけることを達成するような歯科矯正医の失敗は、結
果として、上顎および/または下顎歯の密集または広が
り等の処置の問題を生じるかも知れない。理想的な比率
からのずれは、また、処置の再発および/または機能的
な、審美的なかつ衛生的な問題を結果として生じるかも
知れない。
【0006】しかしながら、歯科矯正医がボルトン分析
を使用して判定された歯の大きさの相違を矯正しようと
試みるとき、問題が発生する。ボルトン分析の結果は比
率に直接関連しているので、その結果は上顎または下顎
弓に必要な実際の解剖学的矯正の量を正確には示してい
ない。変化がいずれかの方向に始められると直ぐに、比
率が変化する。歯の大きさの相違が、上顎または下顎弓
において、ボルトン分析の結果によって示された歯の構
造の量を単に追加または除去することによって矯正され
得ると仮定しているような歯科矯正医は間違いを犯すで
あろう。そのうえ、ボルトン分析の結果は、歯の大きさ
の相違を促している1本または複数本の実際の歯を歯科
矯正医または研究者に明瞭には示すものではない。した
がって、ボルトン分析の結果を使用して必要な解剖学的
矯正の量を決定するコンピュータ化された装置がさらに
必要である。歯の大きさの相違の原因となり得る1本ま
たは複数本の歯を医者に即座に知らしめるように、この
装置が各歯の実際のおよび平均の大きさを、モニタ上に
および/またはプリンタ出力に示すならば望ましい。
【0007】超弾性の予め形成された弧線等の予め形成
された弧線が、歯および弓を平らにし、整列させ、回転
させ、および/または成形するような処置の第1および
第2の段階の間に頻繁に使用される。予め形成された弧
線の現行の歯科矯正での使用(上顎弓に1本、下顎弓に
1本)は、患者の略17%が大き過ぎる弧線により処置
されかつ患者の17%が小さ過ぎる弧線により処置され
ることを意味している。これらの予め形成された弧線は
患者の顔面の大きさに調整することができないので、こ
れらの弧線は上顎および/または下顎弓の過剰な膨張ま
たは収縮によって問題を生じるかも知れない。これらの
問題は、最小に望まれるとき、処置において後で修正さ
れるかも知れず、その場合、処置時間が延長されること
になる。加えて、これらの予め形成されたワイヤの使用
は、また、「周遊(ラウンドトリッピング)」、すなわ
ち、歯を間違った方向に動かし、したがって歯を再び矯
正しなければならないという結果を生じるかもしれな
い。かくして、より精密なかつ安定した処置をもたらす
ために理想的な弧線の大きさを決定するコンピュータ化
された装置がさらに必要である。
【0008】したがって、本発明は、個々の患者の歯の
大きさに基づいて理想的な大きさの弧線を選択すること
ができるような弧線選択装置および方法を提供すること
を目的としている。また、本発明は、理想的な解剖学的
矯正を決定することができるような解剖学的矯正決定装
置および方法を提供することを他の目的としている。ま
た、本発明は、理想的な弧線を提供することをさらに他
の目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の弧線選択装置
は、少なくとも1本の弧線を選択するための弧線選択装
置において、複数の歯の大きさの少なくとも1つの合計
および複数の歯の大きさのうち少なくとも一方を入力す
る入力装置と、前記入力装置にインターフェイスされか
つ前記入力装置から前記少なくとも1つの合計および前
記複数の歯の大きさのうち前記少なくとも一方を受信す
るプロセッサであって、前記入力装置から前記複数の歯
の大きさを受信した際、前記複数の歯の大きさの関数と
して前記少なくとも1つの合計を決定しかつ前記少なく
とも1つの合計の関数として少なくとも1本の弧線を選
択する該プロセッサと、前記選択された少なくとも1本
の弧線を表示する表示装置と、を備えてなることを特徴
としている。
【0010】本発明の解剖学的矯正決定装置は、上顎弓
および下顎弓の少なくとも一方用の解剖学的矯正を決定
するための解剖学的矯正決定装置において、少なくとも
1つの歯の大きさを測定するカリパスと、前記カリパス
にインターフェイスされ、前記カリパスから前記少なく
とも1つの歯の大きさ受信し、前記少なくとも1つの歯
の大きさの関数として複数の歯の大きさの少なくとも1
つの合計を決定し、前記上顎弓および前記下顎弓の少な
くとも一方用の前記解剖学的矯正を前記少なくとも1つ
の合計の関数として決定するプロセッサと、前記決定さ
れた解剖学的矯正を表示する表示装置と、を備えてなる
ことを特徴としている。
【0011】本発明の弧線選択方法は、少なくとも1本
の弧線を選択するためのコンピュータ化された弧線選択
方法において、プロセッサによって入力装置から複数の
歯の大きさの少なくとも1つの合計および複数の歯の大
きさのうち少なくとも一方を受信する工程と、前記複数
の歯の大きさが受信される場合に、前記プロセッサによ
って前記少なくとも1つの合計を決定する工程と、前記
プロセッサによって前記少なくとも1つの合計の関数と
して前記少なくとも1本の弧線を選択する工程と、を備
えてなることを特徴としている。
【0012】本発明の解剖学的矯正決定方法は、上顎弓
および下顎弓の少なくとも一方用の解剖学的矯正を決定
するためのコンピュータ化された解剖学的矯正決定方法
において、複数の歯の大きさをカリパスにより測定する
工程と、前記プロセッサによって前記カリパスから前記
少なくとも1つの歯の大きさ受信する工程と、前記プロ
セッサによって前記少なくとも1つの合計を前記複数の
歯の大きさの関数として決定する工程と、少なくとも1
つの近遠心幅の関数として前記上顎弓および前記下顎弓
の少なくとも一方に関して前記解剖学的矯正を決定する
工程と、前記決定された解剖学的矯正を表示する工程
と、を備えてなることを特徴としている。
【0013】本発明の弧線は、上顎弓に嵌合するように
寸法付けられた金属ワイヤを備えてなり、この金属ワイ
ヤが25.4125mm、26.75mmおよび28.
0875mmのうち1つの曲率半径を有していることを
特徴としている。
【0014】本発明の弧線は、下顎弓に嵌合するように
寸法付けられた金属ワイヤを備えてなり、この金属ワイ
ヤが25.4625mm、24.25mmおよび25.
4625mmのうち1つの曲率半径を有していることを
特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面を参照
しながらさらに詳細に説明する。図1は、本発明による
コンピュータ装置を示している。このコンピュータ装置
は、中央処理ユニット(プロセッサ)101、第1記憶
装置(フロッピー(登録商標)ディスクドライブ)10
2、第2記憶装置(ハードディスクドライブ)103、
ダイナミックメモリ装置(ランダムアクセスメモリ(R
AM))104、および入力/出力装置105、10
6、107、108および109(それぞれ、キーボー
ド、マウス、カリパス、レーザプリンタおよびモニタ)
を含んでいる。中央処理ユニット101は、コンピュー
タプログラム、特に、歯の大きさの相違、必要な解剖学
的矯正、歯の大きさの相違の原因となっている1本また
は複数本の歯、および弧線の大きさを決定するソフトウ
ェアプログラムを実行し、コンピュータ装置の動作を管
理かつ制御するためのものである。
【0016】フロッピーディスクドライブ等の第1記憶
装置102は、フロッピーディスク等の取り外し可能な
記憶媒体にデータおよびコンピュータプログラムを書き
込みかつそれから読み取るために中央処理ユニット10
1に結合されている。また、第2記憶装置103も、中
央処理ユニット101に結合されており、コンピュータ
プログラムおよびデータを記憶するための手段を提供し
ている。しかしながら、第2記憶装置103は、例え
ば、大記憶容量を有するハードディスクドライブであっ
てもよい。
【0017】ダイナミックメモリ装置104、例えばR
AMは、中央処理ユニット101に結合されている。コ
ンピュータ装置は、例えば、キーボード105、マウス
106、レーザプリンタ108、およびモニタ109等
の代表的な入力/出力装置を含んでいる。コンピュータ
装置は、また、例えば、コンピュータ化されたカリパス
107等の歯の近遠心幅を測定するための入力/出力装
置を含んでいる。
【0018】本実施形態においては、コンピュータ化さ
れたカリパス107は、例えば、ファウラー「マックス
−カル:コンピュータ化されたカリパス」、注文番号5
4−200−000または54−200−0008等の
デジタルカリパスであってもよい。この装置は、実施形
態にしたがって変更可能である。例えば、測定用タイン
は、それらが鋭く向けられかつ個々の歯の非常に正確な
測定に適するように取り替え可能である。実際の歯また
は歯の石膏モデルが測定可能である。留意すべきこと
は、実際の歯を測定するその場合には、コンピュータ化
されたカリパスを消毒すべきである、ということであ
る。
【0019】カリパス107からの入力を読み取るため
にドライバが設けられる。このドライバは、カリパス1
07の入力ボタンが押された後カリパス107によって
取り込まれた各測定値を検出することができる。ドライ
バは、例えば、カリパスが接続される図1に示したコン
ピュータ装置の通信ポートを決定する。さらに、ドライ
バは、例えば、カリパス107とコンピュータ装置との
間の通信リンクを確立する。
【0020】図2は、使用者が患者の情報、例えば、患
者の氏名、年齢および性別および欠けているかまたは奇
形の歯を入力する画面表示を示している。
【0021】図3は、測定値を入力するのにキーボード
105またはカリパス107を使用するかどうかを選択
するためのプルダウンメニュー205を示している。測
定値をキーボード105を介して入力しようとする場
合、使用者は何も選択すべきでない。測定値をカリパス
107を介して入力しようとする場合、使用者は、通信
ポート、すなわち、カリパス107が接続されているC
OM1,COM2等を選択すべきである。使用者がいっ
たん入力装置を選択しかつ患者の情報を入力すると、使
用者は図6および図7に示されるプログラムを実行する
ために「次へ」ボタンを選択すべきである。
【0022】図4および図5は、図6および図7に示さ
れるフローチャートを実行するプログラムの画面表示で
ある。プログラムは、C++等の通常のプログラミング
言語を使用して実行可能である。
【0023】図4は、使用者が6本の歯の分析に必要な
個々の歯の大きさを入力した画面表示を示している。図
4に示されているように、使用者はラジオボタン(選択
ボタン)201で6本の歯の分析またはラジオボタン2
02で12本の歯の分析を選択することができる。使用
者は、また、ラジオボタン203で個々の歯の大きさま
たはラジオボタン204で上顎および下顎弓の合計を入
力するように選択することができる。この場合、使用者
は6本の歯の分析を選択しかつ個々の歯の大きさを入力
するように選択している。これらの選択はキーボード1
05またはマウス106を介して行われる。使用者が個
々の測定よりむしろ合計を入力するように選択した場
合、使用者は6本の歯の分析に関しては入力点207お
よび208において、12本の歯の分析に関しては入力
点209および210において合計を入力する。
【0024】この段階において、使用者はキーボード1
05またはカリパス107を介して測定値を入力する。
使用者が入力装置としてキーボード105を選択した場
合、使用者はキーボード105を使用して指示された順
序で測定値を入力し、かつキーボード105の入力キー
を押す。本実施形態においては、測定値を入力する順序
は、入力点206において示されているように取り込ま
れるべき測定値を強調することによって指示される。入
力点206の上方には、右上の犬歯の平均の大きさ、
7.91mmが示されている。
【0025】使用者が入力装置としてカリパス107を
選択した場合、使用者は各歯の近遠心幅を測定するため
にカリパス107を使用し、かつ各測定の後カリパス1
07上の入力ボタンを押す。すべての測定値が入力され
た後、使用者は「印刷」ボタン211および/または
「計算」ボタン212をクリックすべきである。「印
刷」ボタン211は、すべての入力された測定値により
図4に示されているような画面表示をプリントアウトす
る。「計算」ボタン212は、弓の大きさ、歯の大きさ
の相違、必要な矯正、および弧線の大きさの決定を実行
し、結果として、例えば、図5に示されるような画面表
示を生じる。
【0026】図5は、図6および図7に示されるフロー
チャートを実行するプログラムの出力分析概要の画面表
示を示している。この画面表示は、上顎弓合計213、
下顎弓合計214、必要な解剖学的矯正215,21
6、および推奨される弧線の大きさ217を示してい
る。この場合においては、上顎弓の合計は44.28m
mそして下顎弓の合計は36.19mmである。必要な
解剖学的矯正は2.6mmだけの上顎弓の増加または
2.01mmだけの下顎弓の減少である。これは、上顎
歯の近遠心幅が2.6mmだけ増加されるべきであり、
そして下顎歯の近遠心幅が2.01mmだけ減少される
べきであることを示している。しかしながら、歯科矯正
医は、また、2つの計算の組み合わせである処置を実行
するように決定することも可能である。推奨される弧線
の大きさ217は、この場合には、「小さい」である。
【0027】歯の大きさの相違の原因となっている歯
は、個々の歯の測定値のすべてを入力した後図4に示し
た画面表示を見ることより決定することができる。この
特別な画面表示は、歯の測定値の上方または下方に各歯
の平均の大きさを示している。上顎の歯に関しては、平
均の大きさは各測定値の上方に表示されている。下顎の
歯の平均の大きさは、各測定値の下方に表示されてい
る。使用者は、各特定の歯に関して測定値を平均の大き
さと比較することによって歯の大きさの相違の原因とな
っている歯を決定することができる。
【0028】図6および図7は、歯の大きさの相違、必
要な歯の大きさの矯正、歯の大きさの相違の原因となっ
ている個々の歯、および本発明による弧線の大きさを決
定するソフトウェアプログラムのフローチャートを示し
ている。
【0029】プログラムの実行の間中、使用者は、6本
の歯の分析または12本の歯の分析が行われるのかどう
かを示すためにキーボード105またはマウス106を
介して6または12を選択する(ステップ301)。次
に、プログラムは6本の歯または12本の歯の分析が選
択されたかどうかを判断する(ステップ302および3
04)。使用者が6本の歯の分析を指示した場合には、
理想的な数学的比率Rは0.772に設定される(ステ
ップ303)。使用者が12本の歯の分析を指示した場
合には、理想的な数学的比率Rは0.913に設定され
(ステップ305)、それ以外の場合には、プログラム
はプログラムの始めに戻る(ステップ301)。
【0030】理想的な数学的比率Rが設定された後、プ
ログラムは個々の歯の大きさまたは各弓の個々の歯の大
きさの合計が入力されるかどうかを判断する(ステップ
306)。合計が入力される場合には、使用者は上顎の
歯の近遠心幅の合計Uを入力する(ステップ307)。
同様に、使用者は下顎の歯の近遠心幅の合計Lを入力す
る(ステップ308)。個々の歯の近遠心幅が入力され
る場合には、使用者は上顎歯の個々の近遠心幅および上
顎歯の近遠心幅の合計Uを入力するように促される(ス
テップ309)。同様に、使用者は下顎歯の個々の近遠
心幅および下顎歯の近遠心幅の合計Lを入力するように
促される(ステップ310)。
【0031】次に、上顎および下顎弓の必要な解剖学的
矯正が決定される。上顎弓に必要な解剖学的矯正Xの大
きさは、略1/100mmに丸みが付けられる(ステッ
プ311)。
【0032】上顎弓に必要な解剖学的矯正Xが、次式、 X=L/R−U (1) にしたがって決定される。
【0033】下顎弓に必要な解剖学的矯正Yが、次式、 Y=(U×R)−L (2) にしたがって決定される。
【0034】次いで、上顎弓に必要な解剖学的矯正Xが
ゼロと比較される(ステップ312)。上顎弓に必要な
解剖学的矯正Xがゼロより大きい場合、プログラムは、
上顎弓の歯の近遠心幅が丸みを付けられたXだけ減少さ
れるべきであることを出力する(ステップ313)。上
顎に必要な解剖学的矯正Xがゼロより小さい場合、プロ
グラムは、上顎弓の歯の近遠心幅が丸みを付けられたX
だけ増加されるべきであることを出力する(ステップ3
14)。上顎弓に必要な解剖学的矯正がゼロに等しい場
合、歯の大きさの相違はなくかつ解剖学的矯正は必要な
い。
【0035】次に、下顎弓に必要な解剖学的矯正Yの大
きさが、略1/100mmに丸みを付けられる(ステッ
プ315)。
【0036】次いで、下顎弓に必要な解剖学的矯正Yが
ゼロと比較される(ステップ316)。必要な解剖学的
矯正Yがゼロより大きい場合、プログラムは、下顎弓の
歯の近遠心幅が丸みを付けられたYだけ減少されるべき
であることを出力する(ステップ317)。必要な解剖
学的矯正Yがゼロより小さい場合、プログラムは、下顎
弓の歯の近遠心幅が下顎弓に関して丸みを付けられたY
だけ増加されるべきであることを出力する(ステップ3
18)。下顎弓に必要な解剖学的矯正Yがゼロに等しい
場合、歯の大きさの相違はなくかつ解剖学的矯正は必要
ない。
【0037】最後に、推奨される弧線の大きさが選択さ
れそして使用者に表示される(ステップ319)。上顎
の歯の合計が44.5mm以下である場合、1組の小さ
い弧線が上顎および下顎弓に関して選択される。上顎の
歯の合計が44.5mmより大きいが49.4mmより
小さい場合、1組の中位の弧線が上顎および下顎弓に関
して選択される。上顎の歯の合計が49.4mm以上で
ある場合、1組の大きい弧線が上顎および下顎弓に関し
て選択される。これらのパラメータは、ボルトンの科学
的研究に使用された未処置の理想的な咬合を有する患者
の上顎の前歯の大きさの平均の合計の標準偏差に基づい
て決定された。
【0038】上顎および下顎弓に必要な解剖学的矯正が
いったん本発明にしたがって計算されたならば、歯科矯
正医は通常の処置方法を選択することができる。歯科矯
正医は、以下の方法の1つまたは組み合わせによって弓
の大きさの相違を修正することができる。 1.歯間磨耗による選択された歯の近遠心幅の選択的な
かつ測定された減少(必要な矯正によるエナメル面の減
少)。 2.摘出。 3.必要な矯正にしたがって義歯の取り替えまたは歯の
追加。 4.存在する歯の大きさを変更する複雑な追加、表面仕
上げまたは人工歯冠を利用する義歯の処置。
【0039】推奨された弧線は処置の全過程の間中使用
されるべきである。本実施形態においては、選択された
弧線は処置の全過程を通して、すなわち始めから終わり
まで使用される。本発明による弧線の使用は3つの問題
に対応している。第1に、歯の測定による弓の大きさの
決定は、ほとんど例外なく、処置の結果が患者の顔およ
び顎との、顔面および骨格の、機能的かつ審美的調和を
もたらすことを保証する。第2に、本発明によって選択
された弧線は、個々の患者の歯の大きさに適合してお
り、処置過程中の弓の過剰な膨張または収縮を防止す
る。第3に、本発明による弧線は、間違った方向に歯を
動かし次いで歯を再び矯正することにより発生する「周
遊」を防止することができる。かかる動きは重い医原性
の後遺症を発生させるかもしれない。
【0040】図8は、本発明による1組の小さい弧線、
中位の弧線および大きい弧線を示す図である。各組は上
顎弓および下顎弓用の弧線を含んでいる。上顎弓用の大
きい弧線は略28.0875mmの曲率半径を有してい
る。下顎弓用の大きい弧線は略25.4625mmの曲
率半径を有している。上顎弓用の中位の弧線は略26.
75mmの曲率半径を有している。下顎弓用の中位の弧
線は略24.25mmの曲率半径を有している。上顎弓
用の小さい弧線は略25.4125mmの曲率半径を有
している。下顎弓用の小さい弧線は略23.0375m
mの曲率半径を有している。弧線の各々の曲率半径は履
歴的な患者のデータから決定されており、小さい弧線お
よび大きい弧線は±標準偏差となっている。
【0041】弧線は、例えば、ステンレス鋼および/ま
たはニッケル−チタン(NiTi)から作られており、
例えば、円形、矩形または正方形であってもよい。Ni
Tiから作られた円形の弧線の大きさは、例えば、0.
014インチ、0.016インチ、および0.018イ
ンチである。矩形のNiTi弧線の寸法は、例えば、
0.016インチ×0.016インチ、0.016イン
チ×0.022インチ、0.017インチ×0.025
インチ、0.018インチ×0.025インチ、0.0
2インチ×0.02インチ、および0.021インチ×
0.028インチである。バイオフォース弧線の寸法
は、例えば、0.016インチ×0.016インチ、
0.016インチ×0.022インチ、0.018イン
チ×0.018インチ、0.018インチ×0.025
インチ、0.02インチ×0.02インチ、および0.
021インチ×0.028インチである。
【0042】歯の大きさの相違、必要な矯正、および弧
線の大きさは、部分的に、ボルトン分析による理想的な
数学的比率を使用して決定される。「歯の大きさの不調
和および不正咬合の分析および処置との関係」と題され
た論文に記載された最初のボルトン分析は、コーカサス
人の患者のみを含んでいた。他の実施形態において、本
発明は、他の人種に特定の、僅かであるが統計的に顕著
な差異を補償するために、その計算を調整している。そ
の方法および過程は同一であるが、個々の歯の理想的な
比率および平均の大きさは、これらの統計的な差異に基
づいて変化する。
【0043】
【発明の効果】上述した説明から明らかなように、本発
明の弧線選択装置および方法によれば、個々の患者の歯
の大きさに基づいて理想的な大きさの弧線を選択するこ
とができる。また、本発明の解剖学的矯正決定装置およ
び方法によれば、理想的な解剖学的矯正を決定すること
ができる。さらに、本発明の弧線によれば、理想的な弧
線が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコンピュータ装置を示すブロック
図である。
【図2】本発明によるプログラムの第1の画面表示を示
す図である。
【図3】図2に示した画面表示からのプルダウンメニュ
ーの第2の画面表示を示す図である。
【図4】図6および図7に示されるフローチャートを実
行するプログラムの第3の画面表示を示す図である。
【図5】図6および図7に示されるフローチャートを実
行するプログラムの第4の画面表示を示す図である。
【図6】歯の大きさの相違、必要な解剖学的矯正、歯の
大きさの相違の原因となっている個々の歯、および上顎
および下顎弓用の推奨される弧線の大きさを決定するた
めの本発明によるソフトウェアプログラムを示すフロー
チャートである。
【図7】歯の大きさの相違、必要な解剖学的矯正、歯の
大きさの相違の原因となっている個々の歯、および上顎
および下顎弓用の推奨される弧線の大きさを決定するた
めの本発明によるソフトウェアプログラムを示すフロー
チャートである。
【図8】本発明による1組の小さい弧線、中位の弧線お
よび大きい弧線を示す図である。
【符号の説明】
101 中央処理ユニット(プロセッサ) 102 第1記憶装置(フロッピーディスクドライブ) 103 第2記憶装置(ハードディスクドライブ) 104 ダイナミックメモリ装置(RAM) 105 入力/出力装置(キーボード) 106 入力/出力装置(マウス) 107 入力/出力装置(コンピュータ化されたカリパ
ス) 108 入力/出力装置(レーザプリンタ) 109 入力/出力装置(モニタ)

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1本の弧線を選択するための
    弧線選択装置において、 複数の歯の大きさの少なくとも1つの合計および複数の
    歯の大きさのうち少なくとも一方を入力する入力装置
    と、 前記入力装置にインターフェイスされかつ前記入力装置
    から前記少なくとも1つの合計および前記複数の歯の大
    きさのうち前記少なくとも一方を受信するプロセッサで
    あって、前記入力装置から前記複数の歯の大きさを受信
    した際、前記複数の歯の大きさの関数として前記少なく
    とも1つの合計を決定しかつ前記少なくとも1つの合計
    の関数として少なくとも1本の弧線を選択する該プロセ
    ッサと、 前記選択された少なくとも1本の弧線を表示する表示装
    置と、を備えてなることを特徴とする弧線選択装置。
  2. 【請求項2】 前記入力装置がデジタルカリパスである
    ことを特徴とする請求項1に記載の弧線選択装置。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも1つの合計が上顎弓の歯
    の大きさの合計および下顎弓の歯の大きさの合計を含
    み、前記プロセッサが前記上顎弓の解剖学的矯正および
    前記下顎弓の解剖学的矯正の少なくとも一方を前記上顎
    弓の歯の大きさの合計および前記下顎弓の歯の大きさの
    合計の関数として決定し、前記表示装置が前記上顎弓の
    解剖学的矯正および前記下顎弓の解剖学的矯正の少なく
    とも一方を表示することを特徴とする請求項2に記載の
    弧線選択装置。
  4. 【請求項4】 前記プロセッサが、次式、 X=L/R−U ここで、Xは上顎弓の解剖学的矯正、 Lは下顎弓の歯の大きさの合計、 Rは比率、 Uは上顎弓の歯の大きさの合計、 を使用して前記上顎弓の解剖学的矯正を決定することを
    特徴とする請求項3に記載の弧線選択装置。
  5. 【請求項5】 前記比率が6本の歯の分析に関する0.
    772および12本の歯の分析に関する0.913の一
    方であることを特徴とする請求項4に記載の弧線選択装
    置。
  6. 【請求項6】 前記プロセッサが、次式、 Y=(U×R)−L ここで、Yは下顎弓の解剖学的矯正、 Uは上顎弓の歯の大きさの合計、 Rは比率、 Lは下顎弓の歯の大きさの合計、 を使用して下顎弓の解剖学的矯正を決定することを特徴
    とする請求項3に記載の弧線選択装置。
  7. 【請求項7】 前記比率が6本の歯の分析に関する0.
    772および12本の歯の分析に関する0.913の一
    方であることを特徴とする請求項6に記載の弧線選択装
    置。
  8. 【請求項8】 前記少なくとも1つの合計が上顎弓の歯
    の大きさの合計および下顎弓の歯の大きさの合計を含
    み、前記選択された少なくとも1本の弧線が上顎弓用の
    弧線および下顎弓用の弧線を含んでいることを特徴とす
    る請求項1に記載の弧線選択装置。
  9. 【請求項9】 前記上顎弓の歯の大きさの前記合計が4
    4.5mm以下である場合、前記上顎弓に選択された前
    記弧線は略25.4125mmの曲率半径を有しかつ前
    記下顎弓に選択された前記弧線は略20.0375mm
    の曲率半径を有することを特徴とする請求項8に記載の
    弧線選択装置。
  10. 【請求項10】 前記上顎弓の歯の大きさの前記合計が
    44.5mmないし49.4mmの間である場合、前記
    上顎弓に選択された前記弧線は略26.75mmの曲率
    半径を有しかつ前記下顎弓に選択された前記弧線は略2
    4.25mmの曲率半径を有することを特徴とする請求
    項8に記載の弧線選択装置。
  11. 【請求項11】 前記上顎弓の歯の大きさの前記合計が
    少なくとも48.4mmである場合、前記上顎弓に選択
    された前記弧線は略28.0875mmの曲率半径を有
    しかつ前記下顎弓に選択された前記弧線は略25.46
    25mmの曲率半径を有することを特徴とする請求項8
    に記載の弧線選択装置。
  12. 【請求項12】 前記入力装置がキーボードであること
    を特徴とする請求項1に記載の弧線選択装置。
  13. 【請求項13】 上顎弓および下顎弓の少なくとも一方
    用の解剖学的矯正を決定するための解剖学的矯正決定装
    置において、 少なくとも1つの歯の大きさを測定するカリパスと、 前記カリパスにインターフェイスされ、前記カリパスか
    ら前記少なくとも1つの歯の大きさ受信し、前記少なく
    とも1つの歯の大きさの関数として複数の歯の大きさの
    少なくとも1つの合計を決定し、前記上顎弓および前記
    下顎弓の少なくとも一方用の前記解剖学的矯正を前記少
    なくとも1つの合計の関数として決定するプロセッサ
    と、 前記決定された解剖学的矯正を表示する表示装置と、を
    備えてなることを特徴とする解剖学的矯正決定装置。
  14. 【請求項14】 前記少なくとも1つの合計が上顎弓の
    歯の大きさの合計および下顎弓の歯の大きさの合計を含
    み、前記プロセッサが前記上顎弓の歯の大きさの合計お
    よび前記下顎弓の歯の大きさの合計の関数として前記上
    顎弓および前記下顎弓の少なくとも一方の解剖学的矯正
    を決定することを特徴とする請求項13に記載の解剖学
    的矯正決定装置。
  15. 【請求項15】 前記プロセッサが、次式、 X=L/R−U ここで、Xは上顎弓の解剖学的矯正、 Lは下顎弓の歯の大きさの合計、 Rは比率、 Uは上顎弓の歯の大きさの合計、 を使用して前記上顎弓の解剖学的矯正を決定することを
    特徴とする請求項13に記載の解剖学的矯正決定装置。
  16. 【請求項16】 前記比率が6本の歯の分析に関する
    0.772および12本の歯の分析に関する0.913
    の一方であることを特徴とする請求項15に記載の解剖
    学的矯正決定装置。
  17. 【請求項17】 前記プロセッサが、次式、 Y=(U×R)−L ここで、Yは下顎弓の解剖学的矯正、 Uは上顎弓の歯の大きさの合計、 Rは比率、 Lは下顎弓の歯の大きさの合計、 を使用して下顎弓の解剖学的矯正を決定することを特徴
    とする請求項13に記載の解剖学的矯正決定装置。
  18. 【請求項18】 前記比率が6本の歯の分析に関する
    0.772および12本の歯の分析に関する0.913
    の一方であることを特徴とする請求項17に記載の解剖
    学的矯正決定装置。
  19. 【請求項19】 少なくとも1本の弧線を選択するため
    のコンピュータ化された弧線選択方法において、 プロセッサによって入力装置から複数の歯の大きさの少
    なくとも1つの合計および複数の歯の大きさのうち少な
    くとも一方を受信する工程と、 前記複数の歯の大きさが受信される場合に、前記プロセ
    ッサによって前記少なくとも1つの合計を決定する工程
    と、 前記プロセッサによって前記少なくとも1つの合計の関
    数として前記少なくとも1本の弧線を選択する工程と、
    を備えてなることを特徴とする弧線選択方法。
  20. 【請求項20】 さらに、前記選択された少なくとも1
    本の弧線を表示する工程を備えてなることを特徴とする
    請求項19に記載の弧線選択方法。
  21. 【請求項21】 前記入力装置がデジタルカリパスであ
    ることを特徴とする請求項19に記載の弧線選択方法。
  22. 【請求項22】 前記少なくとも1つの合計が上顎弓の
    歯の大きさの合計および下顎弓の歯の大きさの合計を含
    み、さらに、 前記上顎弓の歯の大きさの合計および前記下顎弓の歯の
    大きさの合計の関数として前記上顎弓の解剖学的矯正お
    よび前記下顎弓の解剖学的矯正の少なくとも一方を前記
    プロセッサによって決定する工程と、 前記上顎弓の解剖学的矯正および前記下顎弓の解剖学的
    矯正の前記少なくとも一方を表示する工程と、を備えて
    なることを特徴とする請求項19に記載の弧線選択方
    法。
  23. 【請求項23】 前記上顎弓の解剖学的矯正および前記
    下顎弓の解剖学的矯正の少なくとも一方を決定する前記
    工程が、次式、 X=L/R−U ここで、Xは上顎弓の解剖学的矯正、 Lは下顎弓の歯の大きさの合計、 Rは比率、 Uは上顎弓の歯の大きさの合計、 を使用して前記上顎弓の解剖学的矯正を決定する工程を
    含んでいることを特徴とする請求項22に記載の弧線選
    択方法。
  24. 【請求項24】 前記比率が6本の歯の分析に関する
    0.772および12本の歯の分析に関する0.913
    の一方であることを特徴とする請求項23に記載の弧線
    選択方法。
  25. 【請求項25】 前記上顎弓の解剖学的矯正および前記
    下顎弓の解剖学的矯正の少なくとも1つを決定する前記
    工程が、次式、 Y=(U×R)−L ここで、Yは下顎弓の解剖学的矯正、 Uは上顎弓の歯の大きさの合計、 Rは比率、 Lは下顎弓の歯の大きさの合計、 を使用して下顎弓の解剖学的矯正を決定する工程を含ん
    でいることを特徴とする請求項22に記載の弧線選択方
    法。
  26. 【請求項26】 前記比率が6本の歯の分析に関する
    0.772および12本の歯の分析に関する0.913
    の一方であることを特徴とする請求項25に記載の弧線
    選択方法。
  27. 【請求項27】 前記少なくとも1つの合計が上顎弓の
    歯の大きさの合計および下顎弓の歯の大きさの合計を含
    み、かつ前記選択工程が、 前記上顎弓の歯の大きさの前記合計が44.5mm以下
    である場合、略25.4125mmの曲率半径を有する
    上顎弓用の弧線を選択し、略20.0375mmの曲率
    半径を有する下顎弓用の弧線を選択する工程を含んでい
    ることを特徴とする請求項19に記載の弧線選択方法。
  28. 【請求項28】 前記少なくとも1つの合計が上顎弓の
    歯の大きさの合計および下顎弓の歯の大きさの合計を含
    み、かつ前記選択工程が、 前記上顎弓の歯の大きさの前記合計が44.5mmない
    し49.4mmの間である場合、略26.75mmの曲
    率半径を有する上顎弓用の弧線を選択し、略24.25
    mmの曲率半径を有する下顎弓用の弧線を選択する工程
    を含んでいることを特徴とする請求項19に記載の弧線
    選択方法。
  29. 【請求項29】 前記少なくとも1つの合計が上顎弓の
    歯の大きさの合計および下顎弓の歯の大きさの合計を含
    み、かつ前記選択工程が、 前記上顎弓の歯の大きさの前記合計が少なくとも48.
    4mmである場合、略28.0875mmの曲率半径を
    有する上顎弓用の弧線を選択し、略25.4625mm
    の曲率半径を有する下顎弓用の弧線を選択する工程を含
    んでいることを特徴とする請求項19に記載の弧線選択
    方法。
  30. 【請求項30】 前記入力装置がキーボードであること
    を特徴とする請求項19に記載の弧線選択方法。
  31. 【請求項31】 上顎弓および下顎弓の少なくとも一方
    用の解剖学的矯正を決定するためのコンピュータ化され
    た解剖学的矯正決定方法において、 複数の歯の大きさをカリパスにより測定する工程と、 前記プロセッサによって前記カリパスから前記少なくと
    も1つの歯の大きさ受信する工程と、 前記プロセッサによって前記少なくとも1つの合計を前
    記複数の歯の大きさの関数として決定する工程と、 少なくとも1つの近遠心幅の関数として前記上顎弓およ
    び前記下顎弓の少なくとも一方に関して前記解剖学的矯
    正を決定する工程と、 前記決定された解剖学的矯正を表示する工程と、を備え
    てなることを特徴とする解剖学的矯正決定方法。
  32. 【請求項32】 前記少なくとも1つの合計が上顎弓の
    歯の大きさの合計および下顎弓の歯の大きさの合計を含
    んでいることを特徴とする請求項31に記載の解剖学的
    矯正決定方法。
  33. 【請求項33】 前記決定工程が、次式、 X=L/R−U ここで、Xは上顎弓の解剖学的矯正、 Lは下顎弓の歯の大きさの合計、 Rは比率、 Uは上顎弓の歯の大きさの合計、 を使用して前記上顎弓の解剖学的矯正を決定する工程を
    含んでいることを特徴とする請求項32に記載の解剖学
    的矯正決定方法。
  34. 【請求項34】 前記比率が6本の歯の分析に関する
    0.772および12本の歯の分析に関する0.913
    の一方であることを特徴とする請求項33に記載の解剖
    学的矯正決定方法。
  35. 【請求項35】 前記決定工程が、次式、 Y=(U×R)−L ここで、Yは下顎弓の解剖学的矯正、 Uは上顎弓の歯の大きさの合計、 Rは比率、 Lは下顎弓の歯の大きさの合計、 を使用して下顎弓の解剖学的矯正を決定する工程を含ん
    でいることを特徴とする請求項32に記載の解剖学的矯
    正決定方法。
  36. 【請求項36】 前記比率が6本の歯の分析に関する
    0.772および12本の歯の分析に関する0.913
    の一方であることを特徴とする請求項35に記載の解剖
    学的矯正決定方法。
  37. 【請求項37】 上顎弓に嵌合するように寸法付けられ
    た金属ワイヤを備えてなり、この金属ワイヤが25.4
    125mm、26.75mmおよび28.0875mm
    のうち1つの曲率半径を有していることを特徴とする弧
    線。
  38. 【請求項38】 前記金属ワイヤが超弾性の予め形成さ
    れた弧線を含んでいることを特徴とする請求項37に記
    載の弧線。
  39. 【請求項39】 前記金属ワイヤが円形、正方形および
    矩形断面の1つを有していることを特徴とする請求項3
    7に記載の弧線。
  40. 【請求項40】 下顎弓に嵌合するように寸法付けられ
    た金属ワイヤを備えてなり、この金属ワイヤが25.4
    625mm、24.25mmおよび25.4625mm
    のうち1つの曲率半径を有していることを特徴とする弧
    線。
  41. 【請求項41】 前記金属ワイヤが超弾性の予め形成さ
    れた弧線を含んでいることを特徴とする請求項40に記
    載の弧線。
  42. 【請求項42】 前記金属ワイヤが円形、正方形および
    矩形断面の1つを有していることを特徴とする請求項4
    0に記載の弧線。
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