JP2001176611A - 信号伝送装置およびジャック - Google Patents

信号伝送装置およびジャック

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JP2001176611A
JP2001176611A JP36041699A JP36041699A JP2001176611A JP 2001176611 A JP2001176611 A JP 2001176611A JP 36041699 A JP36041699 A JP 36041699A JP 36041699 A JP36041699 A JP 36041699A JP 2001176611 A JP2001176611 A JP 2001176611A
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昭行 野田
Shinji Takemoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラグ差し込み無しのときにはジャックを介
しての信号伝送に関係のない回路における不必要な電力
消費を削減することを前提として、その機能を構造簡単
にして比較的低価格で実現し、さらにプラグ差し込みの
有無の検出の精度を高いものとして信頼性を向上させ、
また、電源供給・停止の自動的な制御が適正か否かの動
作状況のユーザーによる確認を容易化する。 【解決手段】 同軸ケーブル用ジャック100における
外側導体部60を分割化接地端子100cと分割化接続
検出端子100bとに分け、両者を絶縁連結体100d
で一体化する。同軸ケーブル用プラグを差し込むと、そ
のプラグを介して分割化接続検出端子100bが分割化
接地端子100cに接続されて、電位が変化し、それを
電源制御手段105がとらえて、スイッチ手段104を
閉成し、電源手段103からの電源を信号送信手段10
2に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号を送信する出
力ジャックまたは受信する入力ジャックを持ち、プラグ
とジャックの接続状況に応じて不必要な消費電力を削減
したり、プラグとジャックの接続状況と内部回路の動作
状況の不整合を検出してユーザーに報知するようにした
信号伝送装置および主として前記のような信号伝送装置
に使用されるジャックに関する。
【0002】
【従来の技術】昨今のマルチメディア化により、ディジ
タル機器の需要が伸びている。機器のディジタル化によ
り、映像、音声、文字などあらゆる情報が垣根なく扱え
るようになり、従来はまったく別のカテゴリであった機
器どうしが通信によって情報をやりとりし、何時でも、
また何処にいても所望する情報が得られる環境が整いつ
つある。
【0003】その一方で、限られた資源の有効活用を図
り、また、安心して生活できる美しい環境を作るため
に、エネルギー消費量を減らすことも求められている。
【0004】ディジタル機器はアナログ機器に比べて非
常に複雑な処理ができる反面、消費電力が大きくなると
いう課題がある。とりわけ、マルチメディア化によるデ
ィジタル伝送では動作周波数が非常に高く、消費電力の
小さいCMOS回路で構成することが難しい部分もあ
る。
【0005】この課題を解決する手段として、大きく分
けて2つの方法がある。第1の方法は、回路の合理化を
図って全体の消費電力を削減するものである。第2の方
法は、装置の動作モードにより、そのモードで動作させ
る必要のない回路の電源を遮断し、消費電力を削減する
ものである。
【0006】第1の方法の具体例としては、使用してい
る集積回路のプロセスルールを細かくしたり、複数の集
積回路を1つにまとめて消費電力の大きい入出力回路を
減らす手法などがとられる。しかし、これを実施するた
めには多大な費用と時間が必要になるのが一般的であ
る。
【0007】第2の方法の具体例としては、使用してい
ない回路の電源を遮断して、不必要な電力を消費しない
ようにする方法がある。たとえば、テレビやVTRなど
では待機モード時にリモコンからの信号を受信する部分
だけに通電し、残りの回路はすべて電源を遮断すること
などがあげられる。この方法は、第1の方法とは異な
り、比較的簡単にかつ安価に実現することができ、また
効果も大きいことから、さまざまな機器で採用されてい
る方法である。
【0008】また、この第2の方法は通信においても重
要な方法である。マルチメディア化の進んでいる昨今、
さまざまな機器が何らかの通信手段を備えているが、通
常の使用状態では他の機器と接続して使うことがまれな
機器がある。たとえば、カメラ一体型VTRの場合、コ
ンピュータにシリアル・インタフェースの規格であるI
EEE1394用ケーブルなどを接続して画像を伝送す
ることがあるが、通常はカメラ一体型VTRを単体で使
用するといったことが例としてあげられる。
【0009】このような機器の場合、データ伝送は行わ
ない通常の使用状態においては、通信のための回路の電
源を切ることが消費電力削減に有効な手段となる。しか
しながら、操作部を設けて人間がマニュアルで操作する
となると、誤操作や電源の切り忘れを生じる。また、バ
ッテリーを使用している機器においては、通信用回路の
電源の切り忘れは、稼動できる時間が短くなるため、使
いたいときに使えないという不具合が発生する可能性も
増える。
【0010】上記の課題を解決するために、その機器に
他の機器が接続されているかどうかを自動的に検出し
て、通信用回路の電源を制御する技術が従来よりいくつ
か提案されている。
【0011】第1の従来技術として、特開平7−578
19号公報に開示されたものがある。この公報における
接続確認機能付きコネクタの概略構成を図7に示して以
下に説明する。
【0012】図7において、符号の1はジャック、2は
ジャック1に対して挿抜自在に接続されるプラグ、3は
ジャック1の奥端に設置された発光素子、4は発光素子
3が発光した光を検出する受光素子、5は発光素子3お
よび受光素子4に接続された光センサー駆動回路、6は
外部機器との間でジャック1を介して信号の入力または
出力が行えるようにジャック1に接続されている内部回
路、7は内部回路6および光センサー駆動回路5に電源
供給を行う装置電源、8は受光素子4に接続され、接続
状態を確認する制御回路、9は内部回路6と装置電源7
との間に介挿されて、制御回路8の指令に基づいて内部
回路6に対して電源を供給する状態と遮断する状態とを
切り換えるスイッチである。
【0013】ジャック1と発光素子3と受光素子4の関
係は、次のように構成されている。すなわち、ジャック
1にプラグ2が差し込まれていない状態あるいは差し込
まれていても差し込み不充分の状態では、発光素子3か
らの出射光が受光素子4に入射され、逆に、ジャック1
に正しく差し込まれている状態では、発光素子3からの
出射光が差し込み状態のプラグ2によって遮光されて受
光素子4には入射されなくなるような関係となってい
る。
【0014】光センサー駆動回路5は常時的に装置電源
7から電源を供給されている。また、制御回路8も同様
である。
【0015】制御回路8は受光素子4からの検出信号を
受けて、スイッチ9に対する制御を行う。すなわち、受
光素子4が光を入射していることを検出したときには、
制御回路8はスイッチ9を接続状態に制御し、装置電源
7からスイッチ9を介して内部回路6に電源を供給す
る。内部回路6は必要に応じて、ジャック1からプラグ
2および図示しないケーブルを介して信号を送信した
り、あるいは逆に、図示しないケーブルからプラグ2お
よびジャック1を介して送信されてくる信号を受信した
りする。
【0016】また、受光素子4に対する入射光が遮光さ
れたことを検出したときには、制御回路8はスイッチ9
を遮断状態に制御し、装置電源7からの内部回路6に対
する給電を遮断する。
【0017】以上によって、プラグ2がジャック1に対
して正しく差し込まれ、発光素子3から受光素子4への
光が遮断されたときには、制御回路8はジャック1にプ
ラグ2が接続されたと認識してスイッチ9を接続する。
そして、プラグ2がジャック1から抜き取られたとき、
あるいはジャック1に対する差し込みが不良であるとき
には、制御回路8はスイッチ9を遮断して、装置電源7
から内部回路6に対する給電を停止し、このことによっ
て、不必要な電力消費を削減している。
【0018】第2の従来技術として、特開平5−627
39号公報に開示されたものがある。この公報における
同軸ケーブル用コネクタの構造を図8に示して以下に説
明する。
【0019】図8において、符号の10はジャック、1
1はジャック10に対して挿抜自在に接続されるプラ
グ、11aはオスコンタクト、11bは絶縁性筒部、1
2はオスコンタクト11aと電気的に導通状態となって
いるプラグ11におけるフランジ、19は絶縁体ブロッ
ク、17はジャック10の基端部をなすジャック10と
一体のフランジ、13はジャック10にプラグ11が正
常に接続されたときにフランジ12が接触する探触部、
18はフランジ17と探触部13との間に介在された絶
縁性のスペーサである。探触部13、スペーサ18およ
びジャック10のフランジ17は絶縁体ブロック19に
対して共通的に取り付けられている。16は絶縁体ブロ
ック19の内部に通されて、ジャック10の内部におい
てジャック10と電気的に導通状態となっているメスコ
ンタクト(図示せず)に接続されている導線、13aは
探触部13に一体形成されたタブ、17aはフランジ1
7に一体形成されたタブ、14は探触部13のタブ13
aに接続された電線、15はフランジ17のタブ17a
に接続された電線である。
【0020】ジャック10に対してプラグ11を差し込
むときの動作は次のようになる。プラグ11の絶縁性筒
部11bがジャック10に内嵌され、プラグ11のフラ
ンジ12がジャック10に外嵌される。プラグ11にお
けるオスコンタクト11aがジャック10における図示
しないメスコンタクトに接触し、電気的な導通状態とな
る。そのメスコンタクトは構造的にジャック10と電気
的に導通状態となっている。ジャック10とフランジ1
7とも電気的に導通状態となっている。プラグ11のフ
ランジ12の前端面は探触部13における折り曲げ端面
に突き合わせ面接触し、電気的な導通状態となる。
【0021】以上の結果として、ジャック10に対して
プラグ11が正しく差し込まれた状態では、電線14→
タブ13a→探触部13→フランジ12→プラグ11→
オスコンタクト11a→メスコンタクト→ジャック10
→フランジ17→タブ17a→電線15のような経路で
電線14と電線15とが電気的な導通状態となる。
【0022】逆に、ジャック10に対するプラグ11の
差し込み状態が不良であると、プラグ11におけるフラ
ンジ12の前端面とジャック10における探触部13の
折り曲げ端面とが突き合わせ面接触とはならず、電線1
4と電線15とは電気的に分離された状態となる。この
不完全結合を検知することを通じて、不完全結合を防止
するようにしている。なお、電源供給の制御について
は、この公報では触れられていない。
【0023】上記の例のように他の機器と接続されてい
るかどうかを自動的に検出する装置においても別の課題
がある。ケーブルが正しく接続されていても、正しい動
作をしているかどうかをユーザーが簡単に把握すること
ができない。また、長い距離を伝送しようとする場合
に、非常に不便である。
【0024】この第2の課題を解決する従来技術(第3
の従来技術)として、特開平6−52938号公報に開
示されたものがある。この公報における同軸ケーブル用
のコネクタの構造を図9に示して以下に説明する。
【0025】図9において、符号の20はネットワーク
側のケーブル、21はコネクタ、22はコネクタ内の信
号線、23はコネクタ内の接地線、24は信号が送信さ
れている状態では発光し、送信されていない状態では消
灯する発光素子、25はネットワークのケーブルの終端
位置に設けられる終端抵抗と同じ値を持つ抵抗、26は
コンピュータや端末機器であるノード側のケーブル、2
1aはネットワーク側のケーブル20との接続部、21
bはノード側のケーブル26との接続部、22a,22
bは信号線端子、23a,23bは接地線端子である。
【0026】ネットワーク側のケーブル20とノード側
のケーブル26とがコネクタ21を介して接続されてい
る。すなわち、ネットワーク側のケーブル20はコネク
タ21の接続部21aに接続され、信号線端子22a、
接地線端子23aのそれぞれは信号線22、接地線23
を介してノード側の接続部21bにおける信号線端子2
2b、接地線端子23bに対して接続され、ノード側の
ケーブル26を通って図示しないノード装置に接続され
ている。
【0027】高周波のディジタル信号が信号線22を通
って双方向に伝送される。ケーブル20,26に断線が
発生していない正常状態のとき、およびコネクタ21の
接続部21a,21bにおける接触不良などがない正常
状態のときには、ディジタル信号の伝送によって発光素
子24が発光する。しかし、断線や接触不良があると、
発光素子24は発光しない。このように発光素子24の
発光の有無の検出をもって、断線や接触不良の有無をチ
ェックするようにしている。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】信号伝送装置において
は、信号を伝送する必要があるときだけ信号送信手段ま
たは信号受信手段に電源を供給し、不要な場合に電源を
遮断することによって消費電力を削減することが要求さ
れている。また、ケーブルのプラグが正しく装着され、
かつ内部回路が正しく動作しているかどうかをユーザー
が確認することができるようにして、高い信頼性を確保
することが要求されている。
【0029】第1の従来技術としての特開平7−578
19号公報に開示の接続確認機能付きコネクタ(図7参
照)の場合には、プラグ2の差し込みの有無の検出に当
たって、発光素子3や受光素子4や光センサー駆動回路
5などの高価な部品を必要としており、部品点数が多
く、また全体的に構造が複雑化しているとともに、コス
トアップを招く結果となっている。
【0030】また、第2の従来技術としての特開平5−
62739号公報に開示の同軸ケーブル用コネクタ(図
8参照)の場合には、特殊な形状の探触部13と、この
探触部13とジャック1のフランジ2との間に介在させ
るスペーサ18とを新たに追加しなければならないだけ
でなく、探触部13、スペーサ18およびフランジ2を
絶縁体ブロック19に対して共通に取り付けなければな
らないので、全体としての形状および構造が著しく複雑
なものとなっている。さらに、探触部13の折り曲げ端
面とプラグ11側のフランジ12の前端面との突き合わ
せ面接触をもって差し込みの有無を検出するので、ジャ
ックやプラグの加工精度としてきわめてシビアなものが
要求されることになり、コストアップを招くこととな
る。それでいて、接合したときの遊びに対しての精度が
出しにくく、しかも、ジャックとプラグの嵌合長が同じ
でないと検出できない。言い換えれば、ジャックとプラ
グとして異なるメーカー製のものを使うことに対して制
約がかかってしまうということである。
【0031】さらに、第3の従来技術としての特開平6
−52938号公報に開示の同軸ケーブル用のコネクタ
(図9参照)の場合には、双方向伝送の場合や単方向伝
送の送信側にとっては有効かも知れないが、単方向伝送
の受信側での検出は難しい。また、この手段では信号線
22そのものに負荷である発光素子24が接続されてい
るため、周波数が高くなると伝送距離が短くなってしま
う。
【0032】本発明は上記した課題の解決を図るべく創
作したものであって、プラグ差し込み無しのときにはジ
ャックを介しての信号伝送に関係のない回路における不
必要な消費電力を削減する構成を前提として、その機能
を構造簡単にして比較的低価格で実現し、さらにプラグ
差し込みの有無検出の精度を高いものとして信頼性を向
上させることを目的としている。また、プラグ差し込み
の有無検出に基づく電源供給・停止の自動的な制御が適
正か否かの動作状況のユーザーによる確認を容易化する
ことを目的としている。
【0033】
【課題を解決するための手段】上記した課題の解決を図
ろうとする本発明にかかわる信号伝送装置は、ジャック
における接地端子(一般的な接地端子に相当するもの)
を電気的分離状態で複数に分割して一方を接地される分
割化接地端子となすとともに他方を分割化接続検出端子
となしておくものである。
【0034】このような形態のジャックに対してプラグ
を差し込むと、前記分割化接続検出端子が前記分割化接
地端子と電気的に接続された状態となる。これに対し
て、プラグが差し込まれていない状態、あるいは差し込
まれていても差し込み不良が生じている状態では、分割
化接続検出端子と分割化接地端子とが電気的に分離され
たままの状態となる。このような2状態を識別すること
により、プラグ差し込みの有・無を検出することがで
き、差し込み有りのときには回路に電源を供給して必要
な動作を行わせることができるとともに、差し込み無し
のときには電源供給を遮断して、無駄な電力消費を削減
することができる。
【0035】そして、このような機能を発揮させるに当
たり、一般的な接地端子に相当するものを電気的分離状
態で複数に分割して一方を接地される分割化接地端子と
なし、他方を分割化接続検出端子となすだけの簡単な構
造のものでよく、また、部品点数も少なくでき、コスト
負担増を抑制することができる。
【0036】特に、分割化接続検出端子と分割化接地端
子とを合わせた形態は、もとは一般的な接地端子に相当
するものであり、プラグを差し込むと、その一般的な接
地端子に対してプラグが電気的な接続状態を現出するよ
うになっているので、その一般的な接地端子に相当する
分割化接続検出端子と分割化接地端子とは、差し込まれ
たプラグを介して良好な電気的接続状態を現出すること
となる。これは、通常は、突き合わせ面接触ではなく、
嵌合面接触であり、確実な接触が得られる。したがっ
て、差し込み有りと差し込み無しとを明確に識別するこ
とが可能であり、検出精度がすぐれたものとなる。それ
でいて、加工精度としてはそれほどシビアなものが要求
されないですむ。すなわち、構造をきわめて簡素なもの
となし、コスト増を抑制しながら、信頼性を高めること
ができるのである。
【0037】また、上記のようなジャックの構造はジャ
ック側の変更のみで対応することが可能であって、プラ
グ側には改変を要求しないですむので、プラグとして
は、一般的な従来のものと同様のものをそのまま使うこ
とが可能であり、あるいは、今後開発される新しいが一
般的なタイプのものをそのまま適用することも可能とな
る。
【0038】また、本発明の信号伝送装置は、上記の要
件に加えて、電源の供給・遮断の制御の不整合を検出し
て不整合状態を報知するように構成したものとなってい
る。このようにすることにより、プラグ差し込み有りの
ときの自動的な電源供給によって該当回路が所期通りに
能動状態になったか否か、また、プラグ差し込み無しの
ときの自動的な電源遮断によって該当回路が所期通りに
不動作状態になったか否かという制御の不整合状態(換
言すれば、適正制御の実現)をユーザーに確認させるこ
とができ、動作の信頼性を向上することができる。
【0039】また、本発明のジャックは、上述したとお
りの、接地端子(一般的な接地端子に相当するもの)が
複数に分割されてなる一方の接地される側の分割化接地
端子と、前記分割の残りの前記分割化接地端子とは電気
的分離状態となる他方の分割化接続検出端子とを有する
構造とされたものとなっている。このようなジャック
は、主として上述のような信号伝送装置において用いら
れるものであるが、それによって、上記のすぐれた作用
・効果を発揮する信号伝送装置の構築を行いやすくする
ことができる。
【0040】なお、上記において、ジャックとプラグと
いう関係で説明してきたが、この表現には必ずしもそれ
にとらわれる必要性はなく、オスコネクタとメスコネク
タという関係でとらえてもよきものとし、さらには、メ
ス側についてはソケットとかレセプタクルといった概念
でとらえてもよきものとする。すなわち、代表例として
は同軸ケーブル用ジャックやIEEE1394ケーブル
用ジャックなどがあげられるが、これ以外の任意の態様
のコネクタ類を適用対象としてよいものとする。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を総括
的に説明する。
【0042】本願第1の発明の信号伝送装置は、ジャッ
クにおける接地端子(一般的な接地端子に相当するも
の)を電気的分離状態で複数に分割して一方を接地され
る分割化接地端子となすとともに他方を分割化接続検出
端子となしておき、前記ジャックに対するプラグの差し
込みの有・無に応じた前記分割化接地端子と前記分割化
接続検出端子の電気的接続・分離の切り換えに基づいて
電源の供給・遮断の制御を行うように構成したものであ
る。
【0043】この第1の発明による作用は次のとおりで
ある。プラグ差し込み有りのときに回路に電源を供給し
て必要な動作を行わせ、また、プラグ差し込み無しのと
きには電源供給を遮断して、無駄な電力消費を削減する
ことができるのであるが、その機能を発揮させるための
ジャックの構造は上記のとおりに、一方を接地される分
割化接地端子に、他方を分割化接続検出端子となすだけ
の簡単なものですむ。しかも、プラグを差し込むことに
よる嵌合面接触であるために、分割化接続検出端子と分
割化接地端子との電気的接続状態を確実なものとするこ
とができ、差し込み有りと差し込み無しとを明確に識別
することが可能であり、検出精度がすぐれたものとな
る。それでいて、加工精度としてはそれほどシビアなも
のが要求されないですむ。すなわち、構造をきわめて簡
素なものとなし、また、部品点数も少なくでき、コスト
負担増を抑制しながら、信頼性を高めることができる。
さらには、プラグ側には改変を要求しないですみ、一般
的な従来のものと同様のプラグのそのままの使用が可能
となる。
【0044】本願第2の発明の信号伝送装置は、上記の
第1の発明において、前記分割化接地端子と前記分割化
接続検出端子とが両者間に介在した絶縁連結体を介して
一体化されたものとして構成されている。分割化接地端
子と分割化接続検出端子とに分割していても、結局は両
者を絶縁連結体で一体化しているので、分割による強度
低下は生じない。
【0045】本願第3の発明の信号伝送装置は、上記の
第1・第2の発明において、前記分割化接続検出端子が
プルアップ抵抗を介して直流電源に接続され、前記分割
化接続検出端子と前記プルアップ抵抗との接続点からプ
ラグ差し込み有無の検出信号を出力するように構成した
ものとなっている。プラグ差し込み無しのときは、分割
化接続検出端子は“H”レベルとなり、逆にプラグ差し
込み有りのときは、分割化接続検出端子はプラグを介し
て分割化接地端子に接続されて“L”レベルとなるた
め、差し込み有りと差し込み無しとを明確に識別でき、
検出精度をすぐれたものとすることができる。
【0046】本願第4の発明の信号伝送装置は、上記の
第1〜第3の発明において、信号送信手段と、前記信号
送信手段に電源供給を行う電源手段と、前記信号送信手
段と前記電源手段との間に介挿されたスイッチ手段と、
前記ジャックに対する前記プラグの差し込みの有・無に
応じて前記スイッチ手段をオン・オフ制御する電源制御
手段とを備え、前記信号送信手段が前記ジャックに接続
されているという構成になっている。これは、送信側の
信号伝送装置についてのものである。
【0047】この第4の発明による作用は次のとおりで
ある。プラグ差し込み有りのときはスイッチ手段をオン
にして電源を信号送信手段に供給し、信号送信手段を能
動状態となして、信号送信機能を発揮させ、逆に、プラ
グ差し込み無しのときはスイッチ手段をオフにして信号
送信手段に対して電源供給を停止し、信号送信手段を不
動作となして、無駄な電力消費を削減することができ
る。そして、このような機能を発揮させるに当たって、
前述のようなジャックを用いるので、構造簡単にして相
対的に低廉となしながらも信頼性を高いものとすること
ができる。
【0048】本願第5の発明の信号伝送装置は、上記の
第1〜第3の発明において、信号受信手段と、前記信号
受信手段に電源供給を行う電源手段と、前記信号受信手
段と前記電源手段との間に介挿されたスイッチ手段と、
前記ジャックに対する前記プラグの差し込みの有・無に
応じて前記スイッチ手段をオン・オフ制御する電源制御
手段とを備え、前記信号受信手段が前記ジャックに接続
されているという構成になっている。これは、受信側の
信号伝送装置についてのものである。
【0049】この第5の発明による作用は次のとおりで
ある。プラグ差し込み有りのときはスイッチ手段をオン
にして電源を信号受信手段に供給し、信号受信手段を能
動状態となして、信号受信機能を発揮させ、逆に、プラ
グ差し込み無しのときはスイッチ手段をオフにして信号
受信手段に対して電源供給を停止し、信号受信手段を不
動作となして、無駄な電力消費を削減することができ
る。そして、このような機能を発揮させるに当たって、
前述のようなジャックを用いるので、構造簡単にして相
対的に低廉となしながらも信頼性を高いものとすること
ができる。
【0050】本願第6の発明の信号伝送装置は、上記の
第4の発明の各構成要素と上記の第5の発明の各構成要
素とを併せ有したものとして構成されている。これは、
送受信双方の機能を有する信号伝送装置についてのもの
であり、上記第4・第5の発明の作用・効果の双方を発
揮することができる。
【0051】本願第7の発明の信号伝送装置は、上記の
第1〜第6の発明において、前記電源の供給・遮断の制
御の不整合を検出して不整合状態を報知するように構成
したものとなっている。
【0052】この第7の発明によると、プラグ差し込み
有りのときの自動的な電源供給によって該当回路が所期
通りに能動状態になったか否か、また、プラグ差し込み
無しのときの自動的な電源遮断によって該当回路が所期
通りに不動作状態になったか否かという制御の不整合状
態(換言すれば、適正制御の実現)をユーザーに確認さ
せることができ、ユーザーの適切な対応を通じて動作の
信頼性を確保することができる。
【0053】本願第8の発明の信号伝送装置は、上記の
第4・第6・第7の発明において、前記信号送信手段の
出力状態と前記電源制御手段の出力状態とを比較対照す
ることに基づいて制御状態に不整合があるか否かを検出
する不整合状態検出手段と、前記不整合状態検出手段に
よる不整合状態を報知する不整合状態報知手段とを備え
たものとして構成されている。これは、上記の第7の発
明をより具体的に記述したものに相当する。
【0054】この第8の発明によると、不整合状態検出
手段が信号送信手段の出力状態と電源制御手段の出力状
態との不整合を検出すると、その検出信号を不整合状態
報知手段に送出することにより、不整合状態を報知して
ユーザーに知らせることができる。
【0055】本願第9の発明の信号伝送装置は、上記の
第5〜第7の発明において、前記信号受信手段の出力状
態と前記電源制御手段の出力状態とを比較対照すること
に基づいて制御状態に不整合があるか否かを検出する不
整合状態検出手段と、前記不整合状態検出手段による不
整合状態を報知する不整合状態報知手段とを備えたもの
として構成されている。これは、上記の第7の発明をよ
り具体的に記述したものに相当する。
【0056】この第9の発明によると、不整合状態検出
手段が信号受信手段の出力状態と電源制御手段の出力状
態との不整合を検出すると、その検出信号を不整合状態
報知手段に送出することにより、不整合状態を報知して
ユーザーに知らせることができる。
【0057】本願第10の発明の信号伝送装置は、上記
の第8・第9の発明において、前記不整合状態報知手段
が表示手段であるというものである。報知の形態として
は、警報ブザーなどの音によるものでもよいのである
が、表示することにより、より具体的で詳細な報知が可
能となる。すなわち、プラグ差し込み無し状態であるに
もかかわらず回路が能動状態となってしまっているの
か、それとも、プラグ差し込み有り状態であるにもかか
わらず回路が不動作状態となってしまっているのかとい
った具合に具体的かつ詳細に知らせることができる。
【0058】本願第11の発明の信号伝送装置は、上記
の第1〜第10の発明において、前記ジャックが同軸ケ
ーブル用ジャックに構成されたものとなっている。
【0059】また、本願第12の発明の信号伝送装置
は、上記の第1〜第10の発明において、前記ジャック
がIEEE1394ケーブル用ジャックに構成されたも
のとなっている。IEEE1394は、IEEE(Inst
itute of Electrical and Electronics Engineers:米
国電気電子技術者協会)の規格によるシリアル・インタ
フェースの規格であり、動画や音声などの膨大なデータ
の転送用に用いられることが多い。
【0060】本願第13以下の発明は、ジャックについ
てのものである。
【0061】本願第13の発明のジャックは、信号を伝
送するコンタクトと接地端子とからなるジャックであっ
て、前記接地端子が複数に分割されてなる一方の接地さ
れる側の分割化接地端子と、前記分割の残りの前記分割
化接地端子とは電気的分離状態とされた他方の分割化接
続検出端子とを有する構造となっている。
【0062】この第13の発明による作用は次のとおり
である。プラグ差し込みの有無を検出する上で上述のと
おりにすぐれた検出精度を発揮するが、その機能の実現
において、一方を接地される分割化接地端子に、他方を
分割化接続検出端子となすだけのきわめて簡単な構造で
実現でき、また、部品点数も少なくでき、加工精度とし
てはそれほどシビアなものが要求されないですみ、コス
ト負担増を抑制しながら、信頼性を高めることができ
る。さらには、プラグ側には改変を要求しないですみ、
一般的な従来のものと同様のプラグのそのままの使用が
可能となる。
【0063】本願第14の発明のジャックは、上記の第
13の発明において、前記分割化接地端子と前記分割化
接続検出端子とが両者間に介在した絶縁連結体を介して
一体化されたものとして構成されている。この第14の
発明によると、分割化接地端子と分割化接続検出端子と
に分割していても、結局は両者が絶縁連結体を介して一
体化されているので、所要の強度を確保しやすくなる。
【0064】本願第15の発明のジャックは、同軸ケー
ブル用ジャックとして構成されたものとなっている。
【0065】また、本願第16の発明のジャックは、I
EEE1394ケーブル用ジャックとして構成されたも
のとなっている。
【0066】以下、本発明にかかわる信号伝送装置およ
びジャックの具体的な実施の形態を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0067】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1の送信側の信号伝送装置の電気的構成を示すブロッ
ク図、図2はその信号伝送装置における同軸ケーブル用
ジャックの構造を示す斜視図である。本実施の形態1
は、送信側の信号伝送装置についてのものである。
【0068】まず、図1に基づいて信号伝送装置の概略
的な構成について説明する。符号の100は図示しない
外部の同軸ケーブル用プラグを挿抜させて電気的な接続
・分離を行うジャック、101は信号処理手段、102
は信号処理手段101の出力信号を受け取って送信に適
した信号形態に変換して送信を行う信号送信手段、10
3は信号送信手段102に電源を供給する電源手段、1
04は電源手段103と信号送信手段102との間に介
挿されて、電源手段103から信号送信手段102に対
する給電のオン・オフを行うスイッチ手段、105はジ
ャック100に対する図示しない同軸ケーブル用プラグ
の接続状態の検出に基づいてスイッチ手段104をオン
・オフ制御する電源制御手段である。なお、同軸ケーブ
ル用ジャック100の構成要素としての符号の100
a,100b,100cについては後述する。
【0069】電源制御手段105によるスイッチ手段1
04の制御の態様は次のとおりである。
【0070】電源制御手段105は、ジャック100に
対する同軸ケーブル用プラグ(図示せず)の差し込みの
有無の状況を監視している。ジャック100は、プラグ
差し込み有無の検出信号を電源制御手段105に出力す
る。電源制御手段105は、差し込み有りを検出したと
きには、スイッチ手段104に対してオン制御信号を送
出する。オン制御信号を受け取ったスイッチ手段104
は、閉成動作を行い、電源手段103を信号送信手段1
02に接続し、電源手段103からの電源を信号送信手
段102に給電する。これにより、信号送信手段102
は能動状態となり、信号処理手段101が生成した信号
を信号送信手段102を介してジャック100に送出
し、ジャック100からさらに同軸ケーブル用プラグお
よび同軸ケーブルを介して外部機器に送出する。
【0071】電源制御手段105は、また、ジャック1
00に対する同軸ケーブル用プラグの差し込み無し(差
し込み不良を含む)を検出したときには、スイッチ手段
104に対してオフ制御信号を送出する。オフ制御信号
を受け取ったスイッチ手段104は、開成動作を行い、
信号送信手段102を電源手段103から切り離し、信
号送信手段102に対する給電を停止する。
【0072】この給電停止の意味は次のとおりである。
信号送信手段102を能動状態としていても、ジャック
100に同軸ケーブル用プラグが接続されていなくて、
外部機器への信号送出の媒体がないのであるから、信号
送信手段102に電源を供給して能動状態としておくこ
とは無駄である。したがって、信号送信手段102を不
動作状態とすることにより、無駄な電力消費を節減する
ことができる。
【0073】次に、図2を用いてジャック100の具体
的構造について説明する。
【0074】従来の同軸ケーブル用ジャックの接地部分
は円筒形で、すべての部分が電気的に同じ電位を持つよ
うに構成されている。本実施の形態1における同軸ケー
ブル用ジャック100は、従来の同軸ケーブル用ジャッ
クの接地部分を電気的分離状態で複数に分割して一方を
接地される分割化接地端子100cとなすとともに他方
を分割化接続検出端子100bとなしておき、ジャック
に対するプラグの差し込みの有・無に応じた分割化接地
端子100cと分割化接続検出端子100bとの電気的
接続・分離の切り換えに基づいて前記電源の供給・遮断
の制御を行うように構成してある。
【0075】図2に示す同軸ケーブル用ジャック100
は、内側導体部50と外側導体部60とが同心状に配置
され、両者間に図示しない絶縁体が介在された状態で内
側導体部50と外側導体部60とが一体化されている。
外側導体部60には同心状の鍔部61が一体的に設けら
れているとともに、ガイドピン62,62が一体的に植
設されており、さらに接地接続部63が一体的に設けら
れている。内側導体部50は、細長い筒状に構成されて
おり、その筒部の中心孔がメスコンタクト100aに構
成されている。
【0076】さらに、本実施の形態においては、外側導
体部60が2つに分割されている。その一方はサイズが
大きく、一般のものと同様に接地端子100cとなって
いる。本明細書では、この接地端子100cを分割化接
地端子100cと呼んでいる。外側導体部60の分割さ
れた他方はサイズが小さい分割化接続検出端子100b
となっている。鍔部61、ガイドピン62,62および
接地接続部63は分割化接地端子100cの方に存在し
ている。分割化接続検出端子100bの形状は、軸線方
向に沿って細長い部分円弧の短冊状となっている。そし
て、分割化接続検出端子100bと分割化接地端子10
0cとの間には、絶縁連結体100dが介在されてお
り、分割化接地端子100cと絶縁連結体100dと分
割化接地端子100cとで一般のものと同様の一体の筒
状体を構成している。鍔部61の奥側相当位置で、分割
化接続検出端子100bにプラグ差し込み有無の検出信
号の出力端子64が設けられている。
【0077】なお、図示した分割化接続検出端子100
bの形状やサイズは好ましいと思われる一例であるに過
ぎず、また、鍔部61やガイドピン62,62や接地接
続部63や出力端子64の有無や態様についても好まし
いと思われる一例であるに過ぎず、これらについては任
意に定め得るものとする。また、もとの外側導体部60
の分割数については任意に定め得るものとする。絶縁連
結体100dの材質やサイズについても同様とする。要
するに、既存の同軸ケーブル用プラグの接地端子の分割
数や接地端子間の隙間の幅などを考慮して適切な値に設
定するものとする。
【0078】図1について、上記では説明していなかっ
たが、図2をもって説明した同軸ケーブル用ジャック1
00は、図1にも示すように、電気的に分離された3つ
のエレメント、すなわちメスコンタクト100aと分割
化接続検出端子100bと分割化接地端子100cとか
らなり、その分割化接続検出端子100bにおける出力
端子64がプルアップ抵抗106を介して直流電源Vcc
に接続されているとともに、電源制御手段105に入力
接続されている。
【0079】図示しない同軸ケーブル用プラグを差し込
まない差し込み無しの状態では、上記のとおり、分割化
接続検出端子100bは分割化接地端子100cとは電
気的に分離されているので、分割化接続検出端子100
bにおける電位は直流電源Vccからプルアップ抵抗10
6の電圧降下分を引いた“H”レベルとなる。電源制御
手段105は、分割化接続検出端子100bから“H”
レベルのプラグ差し込み無しの検出信号を入力したとき
には、スイッチ手段104に対してオフ制御信号を出力
することになる。この場合、スイッチ手段104は開成
され、信号送信手段102に対する電源手段103から
の給電は停止となり、信号送信手段102は不動作状態
となる。
【0080】図示しない同軸ケーブル用プラグを差し込
んだ差し込み有りの状態では、その同軸ケーブル用プラ
グが分割化接続検出端子100bにも分割化接地端子1
00cにも接触するので、分割化接続検出端子100b
が同軸ケーブル用プラグを介して分割化接地端子100
cに接続され、その分割化接地端子100cはグランド
GNDに接続されているから、結局、分割化接続検出端
子100bは実質的にグランドGNDに接続されたこと
になり、プルアップ抵抗106における電圧降下はVcc
と同じとなり、分割化接続検出端子100bの電位は
“L”レベルとなる。電源制御手段105は、分割化接
続検出端子100bから“L”レベルのプラグ差し込み
有りの検出信号を入力したときには、スイッチ手段10
4に対してオン制御信号を出力することになる。この場
合、スイッチ手段104は閉成され、電源手段103か
ら信号送信手段102に対する電源が供給されることに
なり、信号送信手段102は能動状態となる。
【0081】同軸ケーブル用ジャック100に同軸ケー
ブル用プラグを差し込んだ状態では、同軸ケーブル用プ
ラグにおける図示しないオスコンタクトがメスコンタク
ト100aに導通接触されることになり、給電を受けて
能動状態となっている信号送信手段102は、信号処理
手段101からの信号に所定の変換を行った信号を送出
することになり、その送出された信号は同軸ケーブル用
ジャック100におけるメスコンタクト100aから同
軸ケーブル用プラグにおけるオスコンタクトを経て、そ
して、同軸ケーブルを経て、外部機器に送出されること
になる。
【0082】なお、本実施の形態1においては、分割化
接続検出端子100bと分割化接地端子100cとを絶
縁連結体100dを介して一体化してあるので、強度的
に一般のものと遜色ないものとなっている。ただし、材
質や肉厚の工夫によっては、絶縁連結体100dを省略
した態様のもので実施することも考えられる。
【0083】本実施の形態1における同軸ケーブル用ジ
ャック100は、同軸ケーブル用プラグの差し込みの有
無を検出する機能を、同軸ケーブル用プラグの差し込み
による電気的接触の有無をもって達成しているので、図
7に示した第1の従来技術の場合の発光素子、受光素子
および光センサー駆動回路を用いたものに比べて、その
構造がはるかに簡単なものとなっている。
【0084】また、本実施の形態1における同軸ケーブ
ル用ジャック100の態様は、図8に示した第2の従来
技術の場合のジャック10に比べてはるかに簡単な構造
となっており、その製造コストも低く抑えることが可能
となっている。
【0085】また、この同軸ケーブル用ジャック100
に差し込まれるべき同軸ケーブル用プラグとしては、第
2の従来技術(図8)のように嵌合長がシビアに規格化
された特定の同軸ケーブル用プラグでなくてもよくて、
一般的な従来のものと同様のものそのままでよい。ある
いは、今後開発される新しいが一般的なタイプのものを
そのまま適用することが可能となっている。
【0086】(実施の形態2)図3は本発明の実施の形
態2の信号伝送装置の電気的構成を示すブロック図であ
る。本実施の形態2は、受信側の信号伝送装置について
のものである。
【0087】図3において、符号の100は実施の形態
1の場合の図1を用いて説明したのと同じ図2に示す同
軸ケーブル用ジャック、201は信号処理手段、202
は同軸ケーブル用ジャック100から入力した信号をあ
との信号処理に適した信号形態に変換して信号処理手段
201に対して受け渡す信号受信手段、203は信号受
信手段202に電源を供給する電源手段、204は電源
手段203と信号受信手段202との間に介挿されて、
電源手段203から信号受信手段202に対する給電の
オン・オフを行うスイッチ手段、205はジャック10
0に対する図示しない同軸ケーブル用プラグの接続状態
の検出に基づいてスイッチ手段204をオン・オフ制御
する電源制御手段、206は同軸ケーブル用ジャック1
00における分割化接続検出端子100bをプルアップ
するプルアップ抵抗である。
【0088】電源制御手段205によるスイッチ手段2
04の制御の態様は次のとおりである。
【0089】電源制御手段205は、ジャック100に
対する図示しない同軸ケーブル用プラグの差し込みの有
無の状況を監視している。同軸ケーブル用プラグを差し
込んだ差し込み有りの状態では、その同軸ケーブル用プ
ラグが同軸ケーブル用ジャック100における分割化接
続検出端子100bにも分割化接地端子100cにも接
触するので、分割化接続検出端子100bが同軸ケーブ
ル用プラグを介して分割化接地端子100cに接続さ
れ、その分割化接地端子100cはグランドGNDに接
続されているから、結局、分割化接続検出端子100b
は実質的にグランドGNDに接続されたことになり、プ
ルアップ抵抗206における電圧降下はVccと同じとな
り、分割化接続検出端子100bの電位は“L”レベル
となる。電源制御手段205は、分割化接続検出端子1
00bから“L”レベルのプラグ差し込み有りの検出信
号を入力したときには、スイッチ手段204に対してオ
ン制御信号を出力することになる。この場合、スイッチ
手段204は閉成され、電源手段203から信号受信手
段202に対する電源が供給されることになり、信号受
信手段202は能動状態となる。図示しない同軸ケーブ
ル、および同軸ケーブル用プラグを介して同軸ケーブル
用ジャック100から入力した信号を信号受信手段20
2を介して信号処理手段201に送出する。
【0090】図示しない同軸ケーブル用プラグを差し込
まない差し込み無しの状態では、同軸ケーブル用ジャッ
ク100における分割化接続検出端子100bは分割化
接地端子100cとは電気的に分離されているので、分
割化接続検出端子100bにおける電位は直流電源Vcc
からプルアップ抵抗206の電圧降下分を引いた“H”
レベルとなる。電源制御手段205は、分割化接続検出
端子100bから“H”レベルのプラグ差し込み無しの
検出信号を入力してプラグの差し込み無しと判断したと
きには、スイッチ手段204に対してオフ制御信号を出
力することになる。この場合、スイッチ手段204は開
成され、信号受信手段202に対する電源手段203か
らの給電は停止となり、信号受信手段202は不動作状
態となる。
【0091】この給電停止の意味は次のとおりである。
信号受信手段202を能動状態としていても、ジャック
100に同軸ケーブル用プラグが接続されていなくて、
外部機器からの信号を受ける媒体がないのであるから、
信号受信手段202に電源を供給して能動状態としてお
くことは無駄である。したがって、信号受信手段202
を不動作状態とすることにより、無駄な電力消費を節減
することができる。
【0092】本実施の形態2においても、その他の構
成、動作、作用・効果については実施の形態1の場合と
同様であるので、説明を省略する。
【0093】(実施の形態3)図4は本発明の実施の形
態3の送信側の信号伝送装置の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【0094】実施の形態1についての図1におけるのと
同じ符号は本実施の形態3についての図4においても同
一構成要素を指示しているので、ここでは符号名称を記
載するにとどめることとし、また、実施の形態1におい
て説明した事項であって本実施の形態3において改めて
説明しない事項についてはそのまま本実施の形態3にも
該当するものとし、詳しい説明は省略する。符号の10
0は同軸ケーブル用ジャック、100aはメスコンタク
ト、100bは分割化接続検出端子、100cは分割化
接地端子、101は信号処理手段、102は信号送信手
段、103は電源手段、104はスイッチ手段、105
は電源制御手段、106はプルアップ抵抗である。本実
施の形態3における構成が実施の形態1と相違する点は
以下のとおりである。
【0095】新たな構成要素として、不整合状態検出手
段107と不整合状態報知手段108とが設けられてい
る。不整合状態報知手段108としては、液晶ディスプ
レイ(LCD)などの表示手段とするほか、電子ブザー
などでもよい。
【0096】不整合状態検出手段107は、電源制御手
段105からの出力信号と信号送信手段102からの出
力信号とを入力し、それら両信号に基づいて装置が正常
に動作しているかどうかを検出するようになっている。
具体的には、電源制御手段105から出力された信号が
オン制御信号であるときに、信号送信手段102から有
効な出力信号が出力されていない場合は、不整合が発生
しているものとして、不整合検出信号を不整合状態報知
手段108に出力する。
【0097】また、不整合状態検出手段107は、電源
制御手段105から出力された信号がオフ制御信号であ
るときに、信号送信手段102から有効な出力信号が出
力されている場合は、不整合が発生しているものとし
て、不整合検出信号を不整合状態報知手段108に出力
する。
【0098】不整合検出信号を入力した不整合状態報知
手段108は、不整合状態が検出された旨をユーザーに
知らせる表示を行う。例えば、「正常休止状況」と表示
する。
【0099】上記以外の場合、すなわち、電源制御手段
105から出力された信号がオン制御信号であるとき
に、信号送信手段102から有効な出力信号が出力され
ている場合、あるいは、電源制御手段105から出力さ
れた信号がオフ制御信号であるときに、信号送信手段1
02から有効な出力信号が出力されていない場合は、整
合状態であるものとして、不整合状態報知手段108に
対しては不整合検出信号を出力しない。このとき、不整
合状態報知手段108は、特別には表示を行わない。あ
るいは、不整合状態検出手段107は、整合状態である
と判定したときに、不整合状態報知手段108に整合状
態検出信号を出力することとし、不整合状態報知手段1
08は、整合状態である旨をユーザーに知らせる表示を
行うように構成してもよい。例えば、「正常動作状況」
と表示する。
【0100】以上のように、本実施の形態3の信号伝送
装置においては、同軸ケーブル用ジャック100に対す
る同軸ケーブル用プラグの差し込みが正しく行われたと
ユーザーが思っていても、差し込みに差し込み量不足な
どの不良が生じている場合には、「正常休止状況」が表
示され、正しく差し込まれたときには、「正常動作状
況」が表示されるため、ユーザーの思い込みに起因して
の装置の動作不良を事前に回避したり、回路の故障をユ
ーザーに知らせることができる。
【0101】なお、上記の説明では信号送信手段102
の出力を同軸ケーブル用ジャック100と不整合状態検
出手段107の双方に送出することを簡単に記述した
が、実際の回路構成としては、信号送信手段102の出
力側に分配器を設け、ジャック100に対する伝送を行
う信号線の負荷を通常と同じ状態に保つようになし、こ
れによって伝送距離の低下を防ぐようにする工夫を施す
ことが好ましい。
【0102】(実施の形態4)図5は本発明の実施の形
態4の受信側の信号伝送装置の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【0103】実施の形態2についての図3におけるのと
同じ符号は本実施の形態4についての図5においても同
一構成要素を指示しているので、ここでは符号名称を記
載するにとどめることとし、また、実施の形態2におい
て説明した事項であって本実施の形態4において改めて
説明しない事項についてはそのまま本実施の形態4にも
該当するものとし、詳しい説明は省略する。符号の10
0は同軸ケーブル用ジャック、100aはメスコンタク
ト、100bは分割化接続検出端子、100cは分割化
接地端子、201は信号処理手段、202は信号受信手
段、203は電源手段、204はスイッチ手段、205
は電源制御手段、206はプルアップ抵抗である。本実
施の形態4における構成が実施の形態2と相違する点は
以下のとおりである。
【0104】新たな構成要素として、不整合状態検出手
段207と不整合状態報知手段208とが設けられてい
る。不整合状態報知手段208としては、液晶ディスプ
レイ(LCD)などの表示手段とするほか、電子ブザー
などでもよい。
【0105】不整合状態検出手段207は、電源制御手
段205からの出力信号と信号受信手段202からの出
力信号とを入力し、それら両信号に基づいて装置が正常
に動作しているかどうかを検出するようになっている。
具体的には、電源制御手段205から出力された信号が
オン制御信号であるときに、信号受信手段202から有
効な出力信号が出力されていない場合は、不整合が発生
しているものとして、不整合検出信号を不整合状態報知
手段208に出力する。
【0106】また、不整合状態検出手段207は、電源
制御手段205から出力された信号がオフ制御信号であ
るときに、信号受信手段202から有効な出力信号が出
力されている場合は、不整合が発生しているものとし
て、不整合検出信号を不整合状態報知手段208に出力
する。
【0107】不整合検出信号を入力した不整合状態報知
手段208は、不整合状態が検出された旨をユーザーに
知らせる表示を行う。例えば、「正常休止状況」と表示
する。
【0108】上記以外の場合、すなわち、電源制御手段
205から出力された信号がオン制御信号であるとき
に、信号受信手段202から有効な出力信号が出力され
ている場合、あるいは、電源制御手段205から出力さ
れた信号がオフ制御信号であるときに、信号受信手段2
02から有効な出力信号が出力されていない場合は、整
合状態であるものとして、不整合状態報知手段208に
対しては不整合検出信号を出力しない。このとき、不整
合状態報知手段208は、特別には表示を行わない。あ
るいは、不整合状態検出手段207は、整合状態である
と判定したときに、不整合状態報知手段208に整合状
態検出信号を出力することとし、不整合状態報知手段2
08は、整合状態である旨をユーザーに知らせる表示を
行うように構成してもよい。例えば、「正常動作状況」
と表示する。
【0109】以上のように、本実施の形態4の信号伝送
装置においては、同軸ケーブル用ジャック100に対す
る同軸ケーブル用プラグの差し込みが正しく行われたと
ユーザーが思っていても、差し込みに差し込み量不足な
どの不良が生じている場合には、「正常休止状況」が表
示され、正しく差し込まれたときには、「正常動作状
況」が表示されるため、ユーザーの思い込みに起因して
の装置の動作不良を事前に回避したり、回路の故障をユ
ーザーに知らせることができる。
【0110】(実施の形態5)実施の形態5は、ジャッ
クについての別の形態に関するものである。図6は本発
明の実施の形態5のIEEE1394ケーブル用ジャッ
クの構造を示す斜視図である。
【0111】IEEE1394ケーブル用ジャック30
0の構成要素としての符号の300aは信号を伝送する
4本または6本のコンタクト、300bはIEEE13
94ケーブル用ジャック300の筐体接地端子を2つに
分けた一方であってプラグの差し込み有無の検出用に使
用する分割化接続検出端子、300cは筐体接地端子を
2つに分けた残りの部分であって本来通りに接地用に使
用される分割化接地端子である。なお、強度を確保する
ために、分割化接続検出端子300bと分割化接地端子
300cの間に絶縁連結体を介在させて一体化してもよ
い。
【0112】以上のように構成されたIEEE1394
ケーブル用ジャック300は、図1、図3、図4、図5
に示す信号伝送装置における同軸ケーブル用ジャック1
00に代えて用いることができる。具体的には、メスコ
ンタクト100aをコンタクト300aに、分割化接続
検出端子100bを分割化接続検出端子300bに、分
割化接地端子100cを分割化接地端子300cにそれ
ぞれ置き換えたものに相当する。
【0113】このIEEE1394ケーブル用ジャック
300を用いた信号伝送装置にあっては、その他の構
成、動作、作用・効果については各々に対応する実施の
形態1〜4と同様であるので、説明を省略する。
【0114】以上、本発明の実施の形態について詳述し
てきたが、本発明は上記の実施の形態に限定される必要
性はなく、次のような実施の形態も含み得るものであ
る。 (1)上記の実施の形態においては、ジャックにおい
て、分割化接続検出端子と分割化接地端子とを絶縁連結
体を介して一体化したが、絶縁連結体は必ずしも必要で
はなくて、材質や肉厚の工夫によっては、絶縁連結体を
省略して実施してもよい。 (2)上記の実施の形態においては、送信側の信号伝送
装置と受信側の信号伝送装置とを別々に論じたが、必ず
しもそれにとらわれる必要性はなく、送信機能と受信機
能の双方を有している信号伝送装置として構成してもよ
い。 (3)上記の(2)の場合において、ジャックとして
は、送信用のものと受信用のものとをそれぞれ単体もの
として構成してもよいし、両者をまとめた一体型のもの
として構成してもよい。一体型の場合には、もとの外側
導体部60の分割数を4分割や6分割などの偶数分割と
することになる。 (4)上記においては、ジャックとプラグという関係で
説明してきたが、この表現には必ずしもそれにとらわれ
る必要性はなく、オスコネクタとメスコネクタという関
係でとらえてもよきものとする。さらには、メス側につ
いてはソケットとかレセプタクルといった概念でとらえ
てもよい。すなわち、上記においては、同軸ケーブル用
ジャックと、IEEE1394ケーブル用ジャックとを
代表例としてあげたが、これ以外に、主としてRS−2
32Cケーブルに用いられるD‐subコネクタ、アン
フェノールコネクタ、DINコネクタ、ミニDINコネ
クタ、HDIコネクタ、S映像端子用コネクタ、BNC
コネクタ、各種バスコネクタなどに適用展開することが
考えられる。
【0115】上記の(1)〜(4)は互いに独立した事
項であり、これらのうち任意の事項を任意数適当に組み
合わせてもよきものとする。
【0116】なお、本願の明細書または図面に記載して
ある任意の事項について、その省略の可能性、または特
許請求の範囲への追加ならびに発明の詳細な説明の変更
の可能性を留保する。
【0117】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、プラグ差
し込み無しのときに該当回路への電源供給を停止して無
駄な電力消費を削減するようにした信号伝送装置におい
て、分割化接地端子と分割化接続検出端子との分割構造
というきわめて簡単な構造をとりながらも、プラグの嵌
合面接触という形態でのプラグの差し込み状態の有無検
出を高精度に行うことができ、それでいて、加工精度と
してはそれほどシビアなものが要求されないですみ、コ
スト増を抑制しながら、信頼性を高めることができる。
【0118】さらに、ジャック側の変更のみで対応する
ことが可能であって、プラグ側には改変を要求しないで
すむので、プラグとしては、一般的な従来のものと同様
のものをそのまま使うことが可能であり、あるいは、今
後開発される新しいが一般的なタイプのものをそのまま
適用することも可能となる。
【0119】また、プラグ差し込み有りのときの自動的
な電源供給によって該当回路が所期通りに能動状態にな
ったか否か、また、プラグ差し込み無しのときの自動的
な電源遮断によって該当回路が所期通りに不動作状態に
なったか否かという制御の不整合状態(換言すれば、適
正制御の実現)をユーザーに確認させることができ、動
作の信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の送信側の信号伝送装
置の電気的構成を示すブロック図
【図2】 実施の形態1の信号伝送装置における同軸ケ
ーブル用ジャックの構造を示す斜視図
【図3】 本発明の実施の形態2の受信側の信号伝送装
置の電気的構成を示すブロック図
【図4】 本発明の実施の形態3の送信側の信号伝送装
置の電気的構成を示すブロック図
【図5】 本発明の実施の形態4の受信側の信号伝送装
置の電気的構成を示すブロック図
【図6】 本発明の実施の形態5の信号伝送装置におけ
るIEEE1394ケーブル用ジャックの構造を示す斜
視図
【図7】 第1の従来技術の接続確認機能付きコネクタ
の概略構成を示すブロック図
【図8】 第2の従来技術の同軸ケーブル用コネクタの
概略構造を示す斜視図
【図9】 第3の従来技術の同軸ケーブル用コネクタの
概略構成を示す回路構成図
【符号の説明】 50 内側導体部 60 外側導体部 63 接地接続部 64 接地接続部の出力端子 100 同軸ケーブル用ジャック 100a メスコンタクト 100b 分割化接続検出端子 100c 分割化接地端子 100d 絶縁連結体 101 信号処理手段 102 信号送信手段 103 電源手段 104 スイッチ手段 105 電源制御手段 106 プルアップ抵抗 107 不整合状態検出手段 108 不整合状態報知手段 201 信号処理手段 202 信号受信手段 203 電源手段 204 スイッチ手段 205 電源制御手段 206 プルアップ抵抗 207 不整合状態検出手段 208 不整合状態報知手段 300 IEEE1394ケーブル用ジャック 300a コンタクト 300b 分割化接続検出端子 300c 分割化接地端子
フロントページの続き Fターム(参考) 2G014 AA13 AA25 AB34 AB60 AC08 AC15 5E021 FA16 FB16 FB17 FB21 FC38 FC40 JA20 KA11 KA13

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジャックにおける接地端子を電気的分離
    状態で複数に分割して一方を接地される分割化接地端子
    となすとともに他方を分割化接続検出端子となしてお
    き、前記ジャックに対するプラグの差し込みの有・無に
    応じた前記分割化接地端子と前記分割化接続検出端子の
    電気的接続・分離の切り換えに基づいて電源の供給・遮
    断の制御を行うように構成してあることを特徴とする信
    号伝送装置。
  2. 【請求項2】 前記分割化接地端子と前記分割化接続検
    出端子とが両者間に介在した絶縁連結体を介して一体化
    されていることを特徴とする請求項1に記載の信号伝送
    装置。
  3. 【請求項3】 前記分割化接続検出端子がプルアップ抵
    抗を介して直流電源に接続され、前記分割化接続検出端
    子と前記プルアップ抵抗との接続点からプラグ差し込み
    有無の検出信号を出力するように構成してあることを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の信号伝送装
    置。
  4. 【請求項4】 信号送信手段と、前記信号送信手段に電
    源供給を行う電源手段と、前記信号送信手段と前記電源
    手段との間に介挿されたスイッチ手段と、前記ジャック
    に対する前記プラグの差し込みの有・無に応じて前記ス
    イッチ手段をオン・オフ制御する電源制御手段とを備
    え、前記信号送信手段が前記ジャックに接続されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか
    に記載の信号伝送装置。
  5. 【請求項5】 信号受信手段と、前記信号受信手段に電
    源供給を行う電源手段と、前記信号受信手段と前記電源
    手段との間に介挿されたスイッチ手段と、前記ジャック
    に対する前記プラグの差し込みの有・無に応じて前記ス
    イッチ手段をオン・オフ制御する電源制御手段とを備
    え、前記信号受信手段が前記ジャックに接続されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか
    に記載の信号伝送装置。
  6. 【請求項6】 上記請求項4の各構成要素と上記請求項
    5の各構成要素とを併せ有していることを特徴とする信
    号伝送装置。
  7. 【請求項7】 前記電源の供給・遮断の制御の不整合を
    検出して不整合状態を報知するように構成してあること
    を特徴とする請求項1から請求項6までのいずれかに記
    載の信号伝送装置。
  8. 【請求項8】 前記信号送信手段の出力状態と前記電源
    制御手段の出力状態とを比較対照することに基づいて制
    御状態に不整合があるか否かを検出する不整合状態検出
    手段と、前記不整合状態検出手段による不整合状態を報
    知する不整合状態報知手段とを備えていることを特徴と
    する請求項4または請求項6または請求項7に記載の信
    号伝送装置。
  9. 【請求項9】 前記信号受信手段の出力状態と前記電源
    制御手段の出力状態とを比較対照することに基づいて制
    御状態に不整合があるか否かを検出する不整合状態検出
    手段と、前記不整合状態検出手段による不整合状態を報
    知する不整合状態報知手段とを備えていることを特徴と
    する請求項5から請求項7までのいずれかに記載の信号
    伝送装置。
  10. 【請求項10】 前記不整合状態報知手段が表示手段で
    あることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の
    信号伝送装置。
  11. 【請求項11】 前記ジャックが同軸ケーブル用ジャッ
    クに構成されていることを特徴とする請求項1から請求
    項10までのいずれかに記載の信号伝送装置。
  12. 【請求項12】 前記ジャックがIEEE1394ケー
    ブル用ジャックに構成されていることを特徴とする請求
    項1から請求項10までのいずれかに記載の信号伝送装
    置。
  13. 【請求項13】 信号を伝送するコンタクトと接地端子
    とからなるジャックであって、前記接地端子が複数に分
    割されてなる一方の接地される側の分割化接地端子と、
    前記分割の残りの前記分割化接地端子とは電気的分離状
    態とされた他方の分割化接続検出端子とを有する構造と
    されていることを特徴とするジャック。
  14. 【請求項14】 前記分割化接地端子と前記分割化接続
    検出端子とが両者間に介在した絶縁連結体を介して一体
    化されていることを特徴とする請求項13に記載のジャ
    ック。
  15. 【請求項15】 同軸ケーブル用ジャックとして構成さ
    れていることを特徴とする請求項13または請求項14
    に記載のジャック。
  16. 【請求項16】 IEEE1394ケーブル用ジャック
    として構成されていることを特徴とする請求項13また
    は請求項14に記載のジャック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6973582B2 (en) 2001-08-03 2005-12-06 Nec Corporation Audio signal output device in which optical signals are not output when a plug is not connected to an S/PDIF output terminal
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