JP2001175842A - 地図データベース、描画装置、描画方法、地図サーバ、端末並びに地図描画システム - Google Patents

地図データベース、描画装置、描画方法、地図サーバ、端末並びに地図描画システム

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JP2001175842A
JP2001175842A JP35480599A JP35480599A JP2001175842A JP 2001175842 A JP2001175842 A JP 2001175842A JP 35480599 A JP35480599 A JP 35480599A JP 35480599 A JP35480599 A JP 35480599A JP 2001175842 A JP2001175842 A JP 2001175842A
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Chiharu Hirono
千春 広野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来よりも多くの色を用いて建物や地形など
の輪郭線に影部や光沢部を付け、建物や地形などに自然
な立体感を与えることができるようにする。 【解決手段】 光線の方向と輪郭線描画の方向との相対
角度に応じて、建物や地形などの輪郭線を色を変え描画
する。たとえば、相対角度Aが0<A≦90度の範囲6
1にある時は、輪郭線は白色,90度<A≦135度の
範囲62にある時は、灰色,135度<A≦315度の
範囲63にある時は、黒色,315度<A≦360度の
範囲64にある時は、灰色で多角形の輪郭線を描画する
ことにより、あたかも左上45度から建物や地形に光が
当たっているような立体感を与えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば地図中の
建物を描画するための地図データベース、描画装置、描
画方法、地図サーバ、端末並びに地図描画システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】今日、カーナビゲーション装置やパーソ
ナルコンピュータ等では、CD−ROM等を用いて必要
とする地図情報を検索し、容易に表示することができ
る。また、インターネットを介して、企業などが運営す
る地図情報サーバにアクセスし、必要な地図情報を検索
し、端末に表示することも可能となっている。
【0003】これらの検索源を基に、カーナビゲーショ
ン装置やパーソナルコンピュータ等で表示される地図に
は、道路以外に建物等の情報も表示される。近年、利用
者にさらに分かり易い地図情報を提供するために、建物
等が立体的に表示されるようになっている。
【0004】たとえば、図15Aに示すように、描画さ
れる建物の形状101に影部102を付け、建物に立体
感を与えることができる。図15Aは以下のような手順
で描かれる。まず、建物を黒などの暗い色で描画する
(図15B)。次に影の部分から左方向に2ピクセル、
上方向に2ピクセルずらした位置に建物を本来の色で描
画する。これによって、影部102を生じさせることが
できる。
【0005】さらに、建物の立体的効果を上げるため
に、図15Cに示すように、建物の形状104に、建物
の影部105に加えて、光沢部103も付ける方法が取
られている。図15Cは以下のような手順で描かれる。
まず、建物を黒などの暗い色で描画する(図15B)。
次に図15Dに示すように、左方向に4ピクセル、上方
向に4ピクセルそれぞれずらした位置に白などの明るい
色で建物を描画する。最後に、暗い色の建物と明るい色
の建物との間の位置(暗い色の建物に対して、左方向に
2ピクセル、上方向に2ピクセルずらした位置)に建物
を描画することによって、図15Cに示すような描画が
できる。これにより、左上45度の照射方向106から
光が建物に当たっているかのような立体的効果を与える
ことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した方
法では、図16に示した辺107のように、建物の輪郭
線のいずれかが水平方向から右下方向に45度の傾きを
持つ場合、すなわち、照射方向106と輪郭線が平行な
場合、その辺に対しては、光沢部や影部が全く描画され
ない。
【0007】また、図15B、図15C、図15Dのよ
うに、一つの建物を描画するために、3回も同じ多角形
を描画しなければならない。そのため、一つの建物を描
画するのに時間がかかる。
【0008】さらに、光沢部103や影部105は、建
物104の輪郭部分にあたる少しの面積でしかないの
に、これらを描画するために建物と同じ面積の多角形を
繰り返し描画しなければならなく、重複した無駄な処理
が多い。
【0009】さらに、自然な立体感を建物に与えるに
は、光沢部103や影部105の2色だけではなく、輪
郭線に入射してくる光の角度に応じて、中間の色も輪郭
線には必要なはずであるが、上述した方法では、2色し
か表示できない。
【0010】したがって、この発明の目的は、描画され
る地図の建物や地形等の輪郭線の全てに立体的効果を与
えることができる地図データベース、描画装置、描画方
法、地図サーバ、端末並びに地図描画システムを提供す
ることにある。
【0011】また、この発明の目的は、従来よりも少な
い処理で、建物や地形等に立体的効果を与えることがで
きる地図データベース、描画装置、描画方法、地図サー
バ、端末並びに地図描画システムを提供することにあ
る。
【0012】さらに、この発明の目的は、建物や地形な
どの輪郭線を多くの色を使用して描画することで、従来
よりも自然な立体感を与えることかできる地図データベ
ース、描画装置、描画方法、地図サーバ、端末並びに地
図描画システムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明は、地図中の地形、建物等を描
画するために、直線、多角形などの地図描画データを格
納するようにした地図データベースにおいて、多角形を
構成する角の点を一定の回転方向で保持し、輪郭線が交
差することのないデータ形式の地図描画データを格納し
たことを特徴とする地図データベースである。
【0014】請求項2の発明は、地図中の地形、建物等
を描画するために、直線、多角形などの地図描画データ
を格納した地図データベースであって、多角形を構成す
る角の点を一定の回転方向で保持し、輪郭線が交差する
ことのないデータ形式の地図描画データを格納した地図
データベースと、地図データベースにアクセスすること
によって地図を描画するコンピュータとからなることを
特徴とする描画装置である。
【0015】請求項3の発明は、地図中の地形、建物等
を描画するために、直線、多角形などの地図描画データ
を格納し、多角形を構成する角の点を一定の回転方向で
保持し、輪郭線が交差することのないデータ形式の地図
描画データを格納し、地図描画データを読み出すことに
よって地図を描画することを特徴とする描画方法であ
る。
【0016】請求項4の発明は、地図中の地形、建物等
を描画するために、直線、多角形などの地図描画データ
を格納した地図データベースであって、多角形を構成す
る角の点を一定の回転方向で保持し、輪郭線が交差する
ことのないデータ形式の地図描画データを格納した地図
データベースを有し、ネットワークに接続されたパソコ
ン等で実行されるウエブブラウザからのリクエストに応
じて、地図データベースをアクセスすることによって地
図を描画し、描画した地図をネットワークを介して送信
することを特徴とする地図サーバである。
【0017】請求項5の発明は、地図中の地形、建物等
を描画するために、直線、多角形などの地図描画データ
を格納した地図データベースであって、多角形を構成す
る角の点を一定の回転方向で保持し、輪郭線が交差する
ことのないデータ形式の地図描画データを格納した地図
データベースを有し、ネットワークに接続されたパソコ
ン等で実行されるウエブブラウザからのリクエストに応
じて、地図データベースを元に地図を描画するためのベ
クトルデータをネットワークを介して送信することを特
徴とする地図サーバである。
【0018】請求項6の発明は、地図中の地形、建物等
を描画するために、直線、多角形などの地図描画データ
を格納した地図データベースであって、多角形を構成す
る角の点を一定の回転方向で保持し、輪郭線が交差する
ことのないデータ形式の地図描画データを格納した地図
データベースを有し、ネットワークに接続されたパソコ
ン等で実行されるウエブブラウザからのリクエストに応
じて、地図データベースを元に地図を描画するためのベ
クトルデータを送信する地図サーバとネットワークを介
して接続される端末において、ベクトルデータを元に地
図を描画する描画方法のプログラムが格納されているこ
とを特徴とする端末である。
【0019】請求項7の発明は、請求項6において物等
を描画するために、直線、多角形などの地図描画データ
を格納した地図データベースであって、多角形を構成す
る角の点を一定の回転方向で保持し、輪郭線が交差する
ことのないデータ形式の地図描画データを格納した地図
データベースを有し、ネットワークに接続されたパソコ
ン等で実行されるウエブブラウザからのリクエストに応
じて、地図データベースを元に地図を描画するためのベ
クトルデータをネットワークを介して送信する地図サー
バと、ベクトルデータを元に地図を描画する描画方法の
プログラムが格納されている端末とからなる地図描画シ
ステムである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、ナビゲーション
システム研究会仕様のCD−ROM等における、データ
の格納特性を示している。ナビゲーションシステム研究
会仕様のCD−ROMでは、建物等を描写するためのデ
ータは、建物等を示す多角形の各頂点の座標データであ
り、これらの頂点の座標データは、多角形の輪郭線を右
回りする順番で格納されている。つまり、図1に示すよ
うな多角形を描画するための頂点の座標のデータは、番
号を付した1〜6の順番で格納されている。
【0021】また、図2Aに示すように、輪郭線が交差
するように見える場合でも、頂点の座標は、必ず右回り
の順番で格納されている。つまり、図2Aに示されてい
る輪郭線の情報は、図2Bに付した1〜4の番号順で頂
点の座標は格納されてはおらず、図2Cに付された1〜
6の番号順で格納されている。この発明の一実施形態で
は、このデータの格納の順番の仕様を利用する。
【0022】最初に、最も単純な多角形として三角形の
輪郭線を描く場合について、図3、図4を参照して説明
する。三角形の3つの頂点のうち最も上にある頂点と、
最も下にある頂点を通る水平線(以下、上下の水平線)
と3つの頂点の位置関係は、図3A、図3B、図3C、
図3Dに示す4通りになる。図3Aは、上下の水平線上
以外の頂点が左側に、図3Bでは右側にある。図3C、
図3Dは、いずれも頂点が上下の水平線上にある。
【0023】ここで、図3A、図3B、図3C、図3D
に示す三角形の輪郭線を、上述した仕様に従って右回り
の順番で描く場合、図4A、図4B、図4C、図4Dに
示される矢印の方向に描くことになる。図4A、図4
B、図4C、図4Dから 矢印が上向きの時、その輪郭線は三角形の左側、 矢印が下向きの時、その輪郭線は三角形の右側、 矢印が右向き水平方向の時、その輪郭線は三角形の上部
の水平線(図4C中、上部の水平な辺1) 矢印が左向き水平方向の時、その輪郭線は三角形の下部
の水平線(図4D中、下部の水平な辺2) であることが分かる。
【0024】図3A、図3B、図3C、図3Dに示す三
角形に対して、左方向から水平に右方向に向かう光が当
たっている場合、これらの三角形に立体感を与えるため
の輪郭線の色について考えてみることにする。
【0025】(1)光が当たっている側の輪郭線の描画
方法 図5Aは、左上方向12に向かって描画される三角形の
輪郭線13を示す。この輪郭線13には、光が当たって
いるので、輪郭線13は明るい色で描画する。光に対し
てより直角に近い輪郭線13ほど、光が強く当たってい
るので輪郭線13の色は明るくなる。また、光に対し
て、より浅い角度の輪郭線13ほど光が弱く当たってい
るので輪郭線13の色は暗くなる。この場合、輪郭線1
3の描画を簡単に行うため、角度を2段階に分け、輪郭
線13の色を2色にすることもできる。例えば、輪郭線
13の色を次のように分ける。
【0026】仰角14が45度未満の時、灰色あるいは
三角形の内側15の色を若干明るくした色(輝度を若干
高くした色)・・・処理A 仰角14が45度以上の時、白色あるいは三角形の内側
15の色を明るくした色(輝度を上記処理Aにおける輝
度に比してより高くした色)・・・処理B 図5Bは、右上方向16に向かって描画される三角形の
輪郭線17を示す。輪郭線17が右上方向16の時も、
図5Aの輪郭線17の色を決定したのと同様の方法で輪
郭線17の色を決定する。
【0027】(2)光が当たっていない側の輪郭線の描
画方法 図5Cは、下方向20に向かって描画される三角形の輪
郭線21を示す。この輪郭線21には、光は当たってい
ないので、影を表す黒色あるいは三角形の内側22の色
を暗くした色(三角形の内側22の輝度を落とした色)
で輪郭線21を描画する。・・・処理Cとする。
【0028】ここで、三角形の内側の色と、輪郭線の色
の明るさあるいは輝度の関係は、仰角が45度未満の時
の輪郭線の明るさをL1とし、仰角が45度以上の時の
輪郭線の明るさをL2とし、光が当たっていない場合の
輪郭線の明るさをL3とし、三角形の内側の明るさをL
3とすると、 L2>L1>L4>L3 の関係になる。
【0029】図6は、上述した方法により、三角形の輪
郭線を描画した例を示す。この方法により、三角形に左
から光が照射されているような立体感を与えることがで
きる。
【0030】次に、一般の多角形について考える。図7
A,図7Bに示すように、任意の多角形は三角形に分割
することができる。有限要素法では、多角形を三角形に
分割するために、ドローネ三角形分割と呼ばれる方法が
用いられている。
【0031】分割された個々の三角形のそれぞれに対し
て、上述した方法を用いると、左から光が当たっている
ような立体感を与えることができる。この際、多角形の
内側にあり、多角形の輪郭にあたらない三角形の輪郭線
は描画しないようにすると、多角形の輪郭のみが立体的
に描画されることになる。
【0032】一方、分割されたそれぞれの三角形を描画
する方向を示す矢印から、多角形の輪郭線に相当するも
のだけを残すと、図7Cに示すものとなる。この図7C
から多角形の輪郭線が右回りに回っていることが分か
る。したがって、多角形の輪郭線を右回りで描画する場
合、三角形に立体感を与えるために用いた(1)、
(2)方法により、左から光が当たっているような立体
感を与えることができる。
【0033】以上の方法は、左から右に水平方向に光が
当たっている場合であるが、一般的に光が当たって立体
的に見えている表現を行う場合は、左上または右上から
光が当たっているものとすることが多い。
【0034】ここで、上述した処理A、B、Cを一般化
するために、建物や地形等の輪郭線を描く場合、図8に
示された、光線の方向32と輪郭線描画の方向33との
間の相対角度31に応じて、輪郭線描画の色を変える。
例えば、時計回りの相対角度をAとして、図9に示すよ
うに輪郭線描画を行う。図9において、矢印41は、光
照射の方向を示す。
【0035】0度<A≦180度の範囲の時、黒色(図
9Aの線描画の方向42と線描画の方向43の間の方
向) 180度<A≦225度の範囲の時、灰色(図9Bの線
描画の方向44と線描画の方向45の間の方向) 225度<A≦315度の範囲の時、白色(図9Cの線
描画の方向46と線描画の方向47の間の方向) 315度<A≦360度の範囲の時、灰色(図9Dの線
描画の方向48と線描画の方向49の間の方向)とす
る。
【0036】図10は、この発明が適用された装置の構
成を示す。この装置は、CD−ROM1、CD−ROM
駆動装置2、メモリ3、ハードディスクドライブ4、マ
ウス5、キーボード6、CPU7、表示回路8、ディス
プレイ9により構成される。
【0037】CD−ROM51は、地図情報を格納して
いる。CD−ROM駆動装置52は、CD−ROM51
に記憶されている情報を読み出し、メモリ53に供給す
る。メモリ53は、プログラムやデータ等の様々な情報
を記憶する。ハードディスクドライブ54は、プログラ
ムやデータを記憶し、必要に応じてメモリ53に送る。
マウス55は、ディスプレイ59に表示されたメニュー
の選択等の操作ができる。キーボード56は、必要とす
る地図を表示させるための位置、縮尺情報等をキー入力
することができる。CPU57は、入出力機器を制御し
てデータを受け取り、それに演算などの処理を加えて結
果を出力する処理等をする。表示回路58は、供給され
た信号をディスプレイ59に表示可能な信号に変換し、
ディスプレイ59に供給する。ディスプレイ59では、
表示回路58から供給された信号に基づき、映像を表示
する。
【0038】上述の構成からなる装置を用いて地図情報
の検索が行われる。ディスプレイ59に表示された情報
を参照しながら、必要な地図情報を表示させるためのパ
ラメータ入力等をキーボード56およびマウス55によ
り行う。CPU57は、キーボード56およびマウス5
5からの入力信号に基づき、CD−ROM駆動装置2を
駆動し、操作に対応した地図データをCD−ROM51
から読み出す。読み出されたデータは、メモリ53に記
憶される。次に、CPU57が、メモリ53に記憶され
ている地図データを読み出し、計算処理等を施してから
表示回路58に供給する。表示回路58は、供給された
信号をディスプレイ59に表示可能な信号に変換し、デ
ィスプレイ59に供給する。ディスプレイ59では、表
示回路58から供給された信号に基づき、地図画像を表
示する。
【0039】以下に、CPU57上で実行される地図描
画アプリケーションにおいて、建物の色を決定するサブ
ルーチンについて説明する。一例として、左上45度方
向から光が照射されているように、建物を描く場合につ
いて述べる。
【0040】図11は、前述した図9A〜図9Dをまと
め、且つ左上45度方向から光が照射される場合を示
す。すなわち、図11において、図9A〜図9Dに相当
する範囲は、次のようになる。図11中の範囲63(図
9Aに対応)、範囲64(図9Bに対応)、範囲61
(図9Cに対応)、範囲62(図9Dに対応)の関係に
ある。これにより、線描画の方向と線の色を次のように
決める。但し、線描画の方向を0時方向を0度とした時
の角度をAとする。
【0041】0<A≦90度の範囲61にある時、白色 90度<A≦135度の範囲62にある時、灰色 135度<A≦315度の範囲63にある時、黒色 315度<A≦360度の範囲64にある時、灰色 とする。
【0042】上述した結果として描いた多角形を図12
に示す。このように、線描画を行うためのサブルーチン
を図13のフローチャートに示す。この処理では、CP
Uの負担を少なくするために、三角関数を用いて角度計
算を行わないで描画するようにしている。つまり、描画
する線のX軸、Y軸の変化量を基に線の色を決定してい
る。
【0043】まず、描写する多角形の一辺の起点の座標
(x1,y1)と終点の座標(x2,y2)を読み込み
(ステップS1)、起点と終点のx座標の差dx=x2
−x1,y座標の差dy=y2−y1を計算する(ステ
ップS2)。次に、dxが0より大きいかどうかを判断
する(ステップS3)。dxが0より大きいならば、d
yが0以上かどうかが判断する(ステップS4)。dy
が0以上ならば、描画線の色を白色に設定する(ステッ
プS5)。dyが0以上でないならば、dxが−dy以
上であるかどうかを判断する(ステップS6)。dxが
−dy以上であるならば輪郭線の色を灰色に設定する
(ステップS7)。dxが−dy以上でないならば輪郭
線の色を黒に設定する(ステップS8)。
【0044】dxが0より大きくないならば、dyが−
dx以上かどうかを判断する(ステップS9)。dyが
−dx以上ならば、輪郭線の色を灰色に設定する(ステ
ップS10)。dyが−dx以上でないならば、輪郭線
の色を黒色に設定する(ステップS8)。
【0045】この発明は、上述した実施例に限られるも
のではない。さらに、ネットワークを介して地図情報等
を検索したりする情報検索システムについても応用可能
である。以下に、この例について説明する。
【0046】図14は、情報検索システムの構成を示
す。この情報検索システムは、利用者端末71、地図ホ
ームページサーバ72、通信手段例えばインターネット
73から構成される。端末71は、一般のインターネッ
ト利用者が利用するパーソナルコンピュータ等の機器で
あり、インターネット73に接続してホームページを閲
覧する機能などを備える。
【0047】地図ホームページサーバ72は、地図を書
くための条件である地図の中心の緯度、経度、縮尺レベ
ル、地図の縦横のピクセルサイズ等の条件をもとに、地
図描画に必要なベクトルデータを検索し、地図を描画
し、インターネット73に送信する機能を備える。イン
ターネット73は、地図ホームページサーバ72、端末
73の他、国内外の多くの機器が接続されており、イン
ターネットを介して相互にデータのやりとりが行われ
る。
【0048】端末71の利用者が、インターネット73
を介して、地図ホームページサーバ72に地図を書くた
めの条件である地図の中心の緯度、経度、縮尺レベル等
の情報を送信する。情報を受信した地図ホームページサ
ーバ72では、これらの情報に基づき、地図を描画す
る。この際、上述した処理により輪郭線の色が決定され
る。この描画された地図が端末71に送信される。これ
により端末71に、建物等に立体感が与えられた地図を
提示することができる。
【0049】また、図14と同一のシステム構成によっ
て、以下のようにしても、端末71に建物等に立体感が
与えられた地図を表示することが可能である。端末71
のユーザが地図ホームページサーバ72にアクセスし、
地図情報を表示するためのアプレットをダウンロード
し、このアプレットが実行される地図ホームページサー
バ72から地図描画に必要なベクトルデータをダウンロ
ードして、地図を描画する。アプレットとは、もともと
は、小さなアプリケーションを意味する造語であって、
Webサーバから転送されてWWWブラウザ等の中で実
行されるプログラムのことである。
【0050】この場合、地図ホームページサーバ72
は、地図を描画するのに必要な地図の中心の緯度・経
度、縮尺レベル、地図の縦・横のピクセルサイズ等の条
件をアプレットから受け取り、地図描画に必要な地図ベ
クトルデータを検索し、検索したベクトルデータをアプ
レットにダウンロードする。ベクトルデータを受け取っ
たアプレットは、地図描画の際に建物などを描画する時
に、上述した方法で輪郭を描く時の線の色を決定する。
【0051】また、上述の実施例では、図12に示すよ
うに多角形の描画線を3色で描画する場合について述べ
たが、光照射の角度に応じて、より細かく色を変化する
ことも可能である。これにより、より自然な陰影を建物
等に付けることが可能である。また、建物に限らず、地
図中の直線、多角形を描くのにこの発明を適用できる。
さらに、図14のシステムにおいて、端末71が携帯用
端末である場合にも、上述と同様にこの発明を適用する
ことができる。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、地図を
描写する際に簡単な処理を施すだけで、描写される建物
等に立体感を与えることができる。また、線描画の方法
を決めておくだけで、線の色が決定されるので、線の色
情報を地図データとして格納する必要がないので、地図
データのデータ量を節約できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態におけるデータ格納の順
番を示す略線図である。
【図2】この発明の一実施形態におけるデータ格納の順
番を示す略線図である。
【図3】この発明の一実施形態における三角形を描画す
る説明に用いる略線図である。
【図4】この発明の一実施形態における三角形を描画す
る説明に用いる略線図である。
【図5】この発明の一実施形態における光線と輪郭線と
の角度の関係を示す略線図である。
【図6】この発明の一実施形態において描画される三角
形を示す略線図である。
【図7】この発明の一実施形態における多角形を描画す
る説明に用いる略線図である。
【図8】この発明の一実施形態における光線と輪郭線と
の角度の関係を示す略線図である。
【図9】この発明の一実施形態である輪郭線の色指定の
説明に用いる略線図である。
【図10】この発明の一実施形態の全体構成を示す略線
図である。
【図11】この発明の一実施形態である輪郭線の色指定
の説明に用いる略線図である。
【図12】この発明の一実施形態において描画される多
角形を示す略線図である。
【図13】この発明の一実施形態におけるプログラムを
説明するフローチャートである。
【図14】この発明の実施形態における変形例を示す略
線図である。
【図15】従来の立体描画方法を示す略線図である。
【図16】従来の立体描画例を示する略線図である。
【符号の説明】
51・・・CD−ROM、54・・・ハードディスクド
ライブ、59・・・ディスプレイ装置、71・・・端
末、72・・・地図ホームページサーバ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地図中の地形、建物等を描画するため
    に、直線、多角形などの地図描画データを格納するよう
    にした地図データベースにおいて、 多角形を構成する角の点を一定の回転方向で保持し、輪
    郭線が交差することのないデータ形式の地図描画データ
    を格納したことを特徴とする地図データベース。
  2. 【請求項2】 地図中の地形、建物等を描画するため
    に、直線、多角形などの地図描画データを格納した地図
    データベースであって、 多角形を構成する角の点を一定の回転方向で保持し、輪
    郭線が交差することのないデータ形式の地図描画データ
    を格納した地図データベースと、 上記地図データベースにアクセスすることによって地図
    を描画するコンピュータとからなることを特徴とする描
    画装置。
  3. 【請求項3】 地図中の地形、建物等を描画するため
    に、直線、多角形などの地図描画データを格納し、 多角形を構成する角の点を一定の回転方向で保持し、輪
    郭線が交差することのないデータ形式の地図描画データ
    を格納し、 上記地図描画データを読み出すことによって地図を描画
    することを特徴とする描画方法。
  4. 【請求項4】 地図中の地形、建物等を描画するため
    に、直線、多角形などの地図描画データを格納した地図
    データベースであって、 多角形を構成する角の点を一定の回転方向で保持し、輪
    郭線が交差することのないデータ形式の地図描画データ
    を格納した地図データベースを有し、 ネットワークに接続されたパソコン等で実行されるウエ
    ブブラウザからのリクエストに応じて、上記地図データ
    ベースをアクセスすることによって地図を描画し、 描画した地図を上記ネットワークを介して送信すること
    を特徴とする地図サーバ。
  5. 【請求項5】 地図中の地形、建物等を描画するため
    に、直線、多角形などの地図描画データを格納した地図
    データベースであって、 多角形を構成する角の点を一定の回転方向で保持し、輪
    郭線が交差することのないデータ形式の地図描画データ
    を格納した地図データベースを有し、 ネットワークに接続されたパソコン等で実行されるウエ
    ブブラウザからのリクエストに応じて、上記地図データ
    ベースを元に地図を描画するためのベクトルデータを上
    記ネットワークを介して送信することを特徴とする地図
    サーバ。
  6. 【請求項6】 地図中の地形、建物等を描画するため
    に、直線、多角形などの地図描画データを格納した地図
    データベースであって、 多角形を構成する角の点を一定の回転方向で保持し、輪
    郭線が交差することのないデータ形式の地図描画データ
    を格納した地図データベースを有し、 ネットワークに接続されたパソコン等で実行されるウエ
    ブブラウザからのリクエストに応じて、上記地図データ
    ベースを元に地図を描画するためのベクトルデータを送
    信する地図サーバとネットワークを介して接続される端
    末において、 上記ベクトルデータを元に地図を描画する描画方法のプ
    ログラムが格納されていることを特徴とする端末。
  7. 【請求項7】 請求項6において物等を描画するため
    に、直線、多角形などの地図描画データを格納した地図
    データベースであって、 多角形を構成する角の点を一定の回転方向で保持し、輪
    郭線が交差することのないデータ形式の地図描画データ
    を格納した地図データベースを有し、 ネットワークに接続されたパソコン等で実行されるウエ
    ブブラウザからのリクエストに応じて、上記地図データ
    ベースを元に地図を描画するためのベクトルデータを上
    記ネットワークを介して送信する地図サーバと、 上記ベクトルデータを元に地図を描画する描画方法のプ
    ログラムが格納されている端末とからなる地図描画シス
    テム。
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