JP2001175449A - 端末間画面連動表示方法、端末間画面連動表示システム、及び端末間画面連動表示プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

端末間画面連動表示方法、端末間画面連動表示システム、及び端末間画面連動表示プログラムを記録した記録媒体

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JP2001175449A
JP2001175449A JP35938499A JP35938499A JP2001175449A JP 2001175449 A JP2001175449 A JP 2001175449A JP 35938499 A JP35938499 A JP 35938499A JP 35938499 A JP35938499 A JP 35938499A JP 2001175449 A JP2001175449 A JP 2001175449A
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Yoshifumi Anai
井 喜 文 穴
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画面連動表示のための特別なソフトウエアを
必要とすることなく、また、ケーブル等の設備も不要
で、ネットワークに対する負荷も増大することがない、
端末間画面の連動表示を行うこと。 【解決手段】 各端末の連動表示画面1は、画面作成部
品であるコンポーネント2A,2B,…を有しており、
これらのコンポーネントは連動表示制御手段3を有して
いる。連動表示制御手段3は、イベント送信・設定部
4、イベント受信部5、イベントキュー6、及びイベン
ト実行部7を有している。コンポーネント2Aの連動表
示制御手段3は、他の端末の同種のコンポーネントとの
相互通信を可能にするので端末間での画面を連動表示す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数台の端末画面
に同一情報を表示する場合に、表示されている各項目や
表示項目の動きを各端末間で連動させるための端末間画
面連動表示方法、端末間画面連動表示システム、及び端
末間画面連動表示プログラムを記録した記録媒体に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】複数台の端末間で各画面の連動表示が必
要となる場合として、アンケートの集計システムや投票
システム等において集計結果等を多人数に対して表示す
る場合などがある。これらのシステムでは、所定の会場
に設置された集計結果表示用大画面を制御する端末と、
システムの制御や操作を行う操作端末との双方の画面に
同一情報の表示を行う必要がある。このようなシステム
では、会場用画面及び操作用画面の双方に同一情報を表
示するために、各画面の制御ソフトウエアと共に画面相
互で通信を行うソフトウエアの2種類のソフトウエアが
作成されている。
【0003】また、ソフトウエアの教育や各種セミナー
等で講師が操作する特定の端末のソフトウエア画面を受
講者の各端末画面に表示するような場合も各端末間の連
動表示が必要となる。このような場合に用いられる一般
的方式としては、講師が操作している画面の映像をケー
ブルで接続した各端末画面へ出力することで機械的に表
示する方式や、一定時間毎に講師が操作している画面を
スキャンし、イメージデータとしてネットワーク経由で
各端末へ送って表示を行うソフトウエアによる方式など
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のアンケ
ート集計システムや投票システム等における画面連動表
示で用いられるソフトウエアは、通信方式や画面構成等
の相違に応じて開発されているためある程度の標準化が
行われているが、標準化を進めたとしても画面の表示項
目が異なるような場合にはやはりその都度改造が必要と
なる。さらに、画面の表示構成全体が大きく変更された
時は、表示画面の修正だけでなく制御ソフトウエアや通
信ソフトウエアについても修正しなければならない場合
が生じる。
【0005】一方、上記のソフトウエアの教育や各種セ
ミナー等において、機械的表示方式により画面連動表示
を行おうとする場合には、本来必要とするとするコンピ
ュータやネットワーク以外に、映像を出力し送信するケ
ーブルなどの設備が必要となる。したがって、これらケ
ーブル等の設備を備えていない会場ではその都度設備の
設置を行わなければならない。また、ソフトウエアによ
る方式により画面連動表示を行おうとする場合には、一
定時間毎のイメージスキャンとなるため、その画面は滑
らかに動作せず見難いものとなる上に、送信されるデー
タ量が大きなものとなるためネットワークに対する負荷
が大きくなるという問題が発生する。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、画面連動表示のための特別なソフトウエアを必要
とすることなく、また、ケーブル等の設備も不要で、ネ
ットワークに対する負荷も増大することがない、端末間
画面連動表示方法、端末間画面連動表示システム、及び
端末間画面連動表示プログラムを記録した記録媒体を提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1記載の発明は、複数台の端末の
各画面の表示動作を連動して行わせる端末間画面連動表
示方法において、前記各画面の作成に用いられる各端末
の画面作成部品に、他の端末の画面作成部品との間の通
信を可能とする通信機能を持たせ、この画面作成部品の
有する通信機能を用いて前記各画面の表示動作の連動を
行う、ことを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、複数台の端末の各
画面の表示動作を連動して行わせる端末間画面連動表示
システムにおいて、前記各画面の作成に用いられる各端
末の画面作成部品は、他の端末の画面作成部品との間で
通信を行い、自己端末画面と他端末画面との間の連動表
示動作を制御する連動表示制御手段を有するものであ
る、ことを特徴とする 請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、
前記各端末の画面作成部品の連動表示制御手段は、前記
画面作成部品の画面作成動作に必要なイベントデータが
設定されるイベントキューと、イベント発生通知を受け
取った時に、前記イベントキューからイベントデータを
取りだしてそのイベントを実行するイベント実行部と、
自己端末側の操作に基づくイベントデータを入力し、こ
のイベントデータを前記イベントキューに設定すると共
に他端末側に送信し、更に前記イベント発生通知を前記
イベント実行部に通知するイベント送信・設定部と、他
端末側からイベントデータを受信した時に、このイベン
トデータを前記イベントキューに設定し、更に前記イベ
ント発生通知を前記イベント実行部に通知するイベント
受信部と、を有するものであることを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記各端末の画面作成部品の連動表示制御
手段との間で前記イベントデータの授受を行う同期サー
バを備えており、前記各端末の画面作成部品の連動表示
制御手段は、前記画面作成部品の画面作成動作に必要な
イベントデータが設定されるイベントキューと、イベン
ト発生通知を受け取った時に、前記イベントキューから
イベントデータを取りだしてそのイベントを実行するイ
ベント実行部と、自己端末側の操作に基づくイベントデ
ータを入力し、このイベントデータを前記同期サーバに
送信するイベント送信部と、前記同期サーバからイベン
トデータを受信した時に、このイベントデータを前記イ
ベントキューに設定し、更に前記イベント発生通知を前
記イベント実行部に通知するイベント受信部と、を有す
るものであり、前記同期サーバは、前記各端末の画面作
成部品の同期した画面作成動作に必要なイベントデータ
が格納される同期イベントキューと、イベント受信通知
を受け取った時に、前記同期イベントキューからイベン
トデータを取り出してこれを各端末側の前記イベント受
信部へ送信する同期イベント配送部と、前記各端末のイ
ベント送信部からのイベントデータを受信した時に、こ
のイベントデータを前記同期イベントキューに設定し、
更に前記イベント発生通知を前記同期イベント発送部に
通知する同期イベント設定部と、を有するものであるこ
とを特徴とする。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記複数台の端末は、1台の主端末と複数
台の従端末とで構成されており、また、この主端末から
送られてきた前記イベントデータを各従端末に対して同
時に配送する同期サーバを備えており、前記主端末の画
面作成部品の連動表示制御手段は、前記画面作成部品の
画面作成動作に必要なイベントデータが予め設定されて
おり、画面表示指示の入力に基づき、この指示に係るイ
ベントデータを前記同期サーバへ向けて送信するイベン
ト送信・設定部と、自己端末側の操作に基づき前記イベ
ント送信・設定部に対し前記画面表示指示を出力する画
面表示指示出力部と、を有するものであり、前記各従端
末の画面作成部品の連動表示制御手段は、前記画面作成
部品の画面作成動作に必要なイベントデータが設定され
るイベントキューと、イベント発生通知を受け取った時
に、前記イベントキューからイベントデータを取りだし
てそのイベントを実行するイベント実行部と、前記同期
サーバからイベントデータを受信した時に、このイベン
トデータを前記イベントキューに設定し、更に前記イベ
ント発生通知を前記イベント実行部に通知するイベント
受信部と、を有するものであり、前記同期サーバは、前
記各従端末の画面作成部品の同期した画面作成動作に必
要なイベントデータが格納される同期イベントキュー
と、イベント受信通知を受け取った時に、前記同期イベ
ントキューからイベントデータを取り出してこれを各従
端末側の前記イベント受信部へ送信する同期イベント配
送部と、前記主端末のイベント送信・設定部からのイベ
ントデータを受信した時に、このイベントデータを前記
同期イベントキューに設定し、更に前記イベント発生通
知を前記同期イベント発送部に通知する同期イベント設
定部と、を有するものであることを特徴とする。
【0011】請求項6記載の発明は、複数台の端末の各
画面の表示動作を連動して行わせる端末間画面連動表示
プログラムを記録した記録媒体において、前記各画面の
作成に用いられる各端末の画面作成部品が他の端末の画
面作成部品との間で通信動作を行い、この通信動作に基
づき前記各画面の表示動作の連動を行う手順が格納され
た、ことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る端末間画面
連動表示システムの第1の実施形態の要部構成図であ
る。図1において、連動表示画面1は、システム内に有
る複数台の端末のうちの或る1台の端末の画面を示して
いる。この連動表示画面1には画面作成部品であるコン
ポーネント2A,2B,…が配置されている。コンポー
ネント2A,2B,…は、JavaやVisualBasic、Xwindow
等の開発環境では「コントロール」やWidgetとも呼ばれ
るものであり、例えば、テキスト入力ボックス、プルダ
ウンメニュー、スクロールリスト、チェックボックスな
ど種々のものがある。
【0013】図1に示すように、コンポーネント2A,
2B,…は、その内部構成として連動表示制御手段3を
有している。この連動表示制御手段3は、イベント送信
・設定部4、イベント受信部5、イベントキュー6、及
びイベント実行部7を有している。また、この端末に
は、どの端末とどの端末とが連動関係にあるかについて
の情報が書き込まれた連動端末設定ファイル8が設けら
れている。
【0014】イベント送信・設定部4は、ユーザ操作又
はプログラム操作によって発生した操作イベントデータ
を入力し、そのイベントデータをイベントキュー6に設
定すると共に、他の連動関係にある端末の同種のコンポ
ーネントに送信イベントデータとして送信を行うもので
ある。
【0015】イベント受信部5は、他の連動関係にある
端末の同種のコンポーネントから送られてきたイベント
データを受信イベントデータとして入力し、そのイベン
トデータをイベントキュー6に設定するものである。
【0016】イベントキュー6に設定されるイベントデ
ータとは、コンポーネントに対する動作命令に、その動
作に必要なデータが付随したものである。つまり、デー
タを表示するというイベントは、表示という動作命令
と、その動作命令を実行するために必要な表示データと
から構成されている。
【0017】イベント実行部7は、イベントキュー6の
内部を調べ、設定されたイベントが有れば、これをイベ
ントキュー6から取り出して実行するものである。
【0018】次に、図1の動作につき説明する。連動表
示画面1が起動されると、コンポーネント2A,2B,
…は連動端末設定ファイル8を検査し、もし連動関係に
ある端末が設定されていれば、イベント受信部5が受信
待機状態になると共に、イベント送信・設定部4は連動
関係にある端末に対する送信準備を行う。なお、連動端
末設定ファイル8に何ら設定がなされていなければ、コ
ンポーネント2A,2B,…は連動表示動作を行わず、
この端末画面のみに対する表示動作を実行する。
【0019】いま、ユーザ操作又はプログラム操作によ
って操作イベントデータが発生したとすると、イベント
送信・設定部4はこの操作イベントデータを入力し、こ
れをイベントキュー6に設定すると共に、連動関係にあ
る全ての端末の同種のコンポーネントに対して送信イベ
ントデータとして送信を行う。そして、イベント送信・
設定部4は、この送信を終えた後、イベント実行部7に
対してイベントの発生を通知する。
【0020】イベント実行部7は、この通知を受け取る
とイベントキュー6内部を検査し、設定されたイベント
を取り出して、これをイベントキュー6から削除すると
共に、取り出したイベントを実行する。イベント実行部
7は、イベント実行後にイベントキュー6内部を更に検
査し、イベントがあれば上記動作の繰り返しをイベント
キュー6が空になるまで行う。
【0021】また、受信待機状態となっているイベント
受信部5が、他の連動関係にある同種のコンポーネント
から受信イベントデータを受信すると、イベント受信部
5はこれをイベントキュー6に設定し、イベント実行部
7にイベントの発生を通知する。イベント実行部7は、
この通知を受け取ると、上記と同様にしてイベントを実
行する。
【0022】上述したように、第1の実施形態の構成で
は各コンポーネント自体が通信機能を持っており、シス
テム内のある一の端末のコンポーネントと、連動関係に
ある他の端末の同種のコンポーネントとの間における相
互通信に基づいて、各画面の表示動作を容易に連動させ
ることが可能になっている。したがって、この第1の実
施形態によれば、画面連動表示のための特別なソフトウ
エアを作成する必要がなくなり、ソフトウエア作成者あ
るいは開発者は、画面連動表示のための制御ソフトウエ
アや通信ソフトウエアを全く意識することなく各種のソ
フトウエアの作成・開発を行うことができる。
【0023】また、第1の実施形態の構成では、コンポ
ーネント自体に通信機能を持たせることにより画面連動
表示機能を実現させているので、従来の機械的表示方式
のようにケーブル等の設備を必要とすることがない。更
に、第1の実施形態における画面連動表示は、従来のソ
フトウエア方式のようにイメージスキャンを行うもので
はないため、画面が見難くなることはなく、ネットワー
クに対する負荷が増大するということもない。
【0024】図2は、本発明に係る端末間画面連動表示
システムの第2の実施形態の要部構成図である。この実
施形態は、各端末間のコンポーネント同士の通信を同期
サーバを介して行うことにより、各端末間での画面表示
タイミングのズレを極力小さくしようとするものであ
る。
【0025】図2において、各連動表示画面1のコンポ
ーネントは連動表示制御手段3Aを有している。この連
動表示制御手段3Aは、イベント送信部4A、イベント
受信部5、イベントキュー6、及びイベント実行部7を
有している。このイベント送信部4Aは、入力した操作
イベントデータを送信イベントデータとして同期サーバ
9側に送信するのみであり、図1のイベント送信・設定
部4のようにイベントデータをイベントキュー6に対し
て設定することはない。イベント受信部5、イベントキ
ュー6、及びイベント実行部7は図1の場合と同様のも
のであるためその重複した説明を省略する。
【0026】連動関係にある各端末間に介在する同期サ
ーバ9は、同期イベント設定部10、同期イベントキュ
ー11、及び同期イベント配送部12を有している。同
期サーバ9には、また、連動端末設定ファイル8が設け
られている。図1では、各端末に連動端末設定ファイル
8が設けられた構成となっていたが、この図2では、同
期サーバ9のみに連動端末設定ファイル8が設けられて
いる。
【0027】同期イベント設定部10は、各端末のコン
ポーネントのイベント送信部4Aからの送信イベントデ
ータを入力し、そのイベントデータを同期イベントキュ
ー11に設定するものである。そして、同期イベント配
送部12は、同期イベントキュー11からイベントデー
タを取り出し、これを配送イベントデータとして各端末
の同種のコンポーネントのイベント受信部5に配送する
ものである。
【0028】次に、図2の動作につき説明する。ユーザ
操作やプログラム操作により操作イベントデータが発生
すると、まず、イベント送信部4Aがこのイベントデー
タを受け取り、同期サーバ9へ送信イベントデータとし
て送信を行う。この時点では、この連動表示制御手段3
Aのイベントキュー6にイベントデータは設定されず、
画面表示上もコンポーネントは変化しない。
【0029】イベント送信部4Aからの送信イベントデ
ータは、同期サーバ9の同期イベント設定部10で受信
される。同期イベント設定部10は、受信したイベント
データを同期イベントキュー11に対して設定し、その
後同期イベント配送部12に対してイベントデータの受
信を通知する。同期イベント配送部12は、この通知を
受け取ると、同期イベントキュー11内部を検査し、設
定されているイベントデータを取り出して同期イベント
キュー11から削除すると共に、連動端末設定ファイル
8に設定されている各端末に対して、取り出したイベン
トデータを配送イベントデータとして送信する。この送
信後、同期イベント配送部12は、同期イベントキュー
11を再度検査し、イベントデータが設定されていれば
上記動作の繰り返しを同期イベントキュー11が空にな
るまで行う。
【0030】同期イベント配送部12からの配送イベン
トデータは、連動関係にある各端末のイベント受信部5
で受信され、イベント受信部5は受信したイベントデー
タをイベントキュー6に対して設定すると共に、イベン
ト実行部7に対してイベントデータの発生を通知する。
イベント実行部7は、この通知を受け取るとイベントキ
ュー6内部を検査し、設定されているイベントデータを
取り出してこれをイベントキュー6から削除すると共
に、イベントを実行する。イベントの実行後、イベント
実行部7はイベントキュー6を再度検査し、イベントデ
ータが設定されていれば上記動作の繰り返しをイベント
キュー6が空になるまで行う。
【0031】このように、この第2の実施形態では、あ
る連動表示画面1のコンポーネントで発生したイベント
データは一旦同期サーバ9に送信され、この同期サーバ
9からの配送イベントデータによって各連動表示画面1
のコンポーネントが変化するようにしてある。したがっ
て、連動関係にある各端末のコンポーネントがほぼ同時
にイベントデータを受け取ることになり、図1の第1の
実施形態による画面連動表示に比べて表示タイミングの
ズレを小さくすることができる。
【0032】また、第2の実施形態では、連動関係にあ
る端末の設定を行うための連動端末設定ファイル8は同
期サーバ9にのみ必要であり、各端末のコンポーネント
は同期サーバ9のみを送受信の相手とすることになる。
したがって、連動関係の設定を容易に行えると共に、各
端末のコンポーネントに対する負荷が軽い画面連動表示
システムを実現することができる。
【0033】図3は、本発明に係る端末間画面連動表示
システムの第3の実施形態の要部構成図である。既述し
た第1及び第2の実施形態は、連動表示を行う各端末の
画面がいずれも同じ画面構成を持つことを前提とするも
のであるが、この第3の実施形態では、1台の主端末か
らの画面上の指示により複数台の従端末の画面を変化さ
せることができるようになっており、必ずしも全ての端
末の画面構成が同じとはならない。
【0034】図3において、主端末側連動表示制御手段
3Bは、イベント送信・設定部13及び画面表示指示出
力部14を有している。そして、イベント送信・設定部
13には、「イベント1」〜「イベントn」のイベント
データが予め設定されており、また、画面表示指示出力
部14は「画面表示1」〜「画面表示n」についての指
示ボックスを持っている。
【0035】一方、複数台の従端末側連動表示制御手段
3Cは、イベント受信部5、イベントキュー6、及びイ
ベント実行部7を有しているが、これらは図1及び図2
のものと同様のものであるためその説明を省略する。ま
た、同期サーバ9の構成も図2のものと同様であるため
説明を省略する。
【0036】次に、図3の動作につき説明する。主端末
側のオペレータが、表示画面上で例えば「画面表示1」
の指示ボックスを操作(例えば、クリック)すると、そ
の指示が画面表示指示出力部14からイベント送信・設
定部13に送られる。そして、イベント送信・設定部1
3は、「画面表示1」の指示に対応する「イベント1」
のデータを選択し、これを送信イベントデータとして同
期サーバ9へ送信する。
【0037】同期サーバ9は、イベント送信・設定部1
3からの送信イベントデータを受信すると、図2におい
て既述したのと同様に動作して配送イベントデータを従
端末側連動表示制御手段3Cに送信する。この配送イベ
ントデータを受信した各従端末側連動表示制御手段3C
では、イベント受信部5、イベントキュー6、及びイベ
ント実行部7が図2において既述したのと同様に動作し
て「イベント1」についての連動画面表示を行う。この
ように、従端末側で「イベント1」の画面が連動表示さ
れた後、主端末側のオペレータは、順次、「画面表示
2」〜「画面表示n」の指示ボックスを操作して「イベ
ント2」〜「イベントn」の画面を従端末側に連動表示
させる。
【0038】上記したように、第3の実施形態では、主
端末側のオペレータの画面上の操作によって複数台の従
端末側に所望の画面を同じタイミングで自在に連動表示
させることができる。したがって、この第3の実施形態
に係る画面連動表示システムは各種セミナーやプレゼン
テーション等に対して好適である。
【0039】図4及び図5は、上記の第1乃至第3の実
施形態において、端末として用いることができるコンピ
ュータシステムの構成例を示す外観構成図及びブロック
図である。図4において、パーソナルコンピュータ15
は、CPUを含むコンピュータ本体16と、例えばCR
T等の表示装置17と、キーボードやマウス等の入力装
置18と、を備えている。
【0040】コンピュータ本体16は、図5に示すよう
に、RAMより構成される内部メモリ19と、内蔵又は
外付け可能なメモリユニット20とを備えており、メモ
リユニット20には、フレキシブル又はフロッピディス
ク(FD)21、コンパクトディスク(CD)−ROM
ドライブ22、ハードディスクドライブ(HD)ユニッ
ト23等が搭載されている。このメモリユニット20に
は、図4に示したCD−ROM24及びFD25が記録
媒体として用いられる。
【0041】上述した第1乃至第3の実施形態の構成及
び動作手順すなわち端末間画面連動表示プログラムは、
このCD−ROM24に記録することができ、更に、こ
のCD−ROM24に記録されたプログラムをHDユニ
ット23のHD上にコピーすることも可能である。もち
ろん、記録媒体としてはCD−ROMやHDに限定され
ることはなく、充分なメモリ容量を有するものであれば
他の種類の記録媒体を用いるようにしてもよい。なお、
フロッピディスク(FD)はメモリ容量の小さな記録媒
体であるため、システム全体についてのプログラムを記
録することはできないが、一部の機能(例えば、1つの
表示コンポーネント)のみを記録することが可能なの
で、補助的記録媒体として用いることもできる。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、複数台
の端末の各画面の表示動作を連動して行わせる場合に、
各画面の作成に用いられる各端末の画面作成部品に、他
の端末の画面作成部品との間の通信を可能とする通信機
能を持たせ、この画面作成部品の有する通信機能を用い
て表示動作の連動を行う構成としたので、画面連動表示
のための特別なソフトウエアを必要とすることなく、ま
た、ケーブル等の設備も不要で、ネットワークに対する
負荷も増大することがない、端末間画面の連動表示を行
うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る端末間画面連動表示システムの第
1の実施形態の要部構成図。
【図2】本発明に係る端末間画面連動表示システムの第
2の実施形態の要部構成図。
【図3】本発明に係る端末間画面連動表示システムの第
3の実施形態の要部構成図。
【図4】第1乃至第3の実施形態において、端末として
用いることができるコンピュータシステムの構成例を示
す外観構成図。
【図5】第1乃至第3の実施形態において、端末として
用いることができるコンピュータシステムの構成例を示
すブロック図。
【符号の説明】
1 連動表示画面 2A,2B コンポーネント(画面作成部品) 3,3A 連動表示制御手段 3B 主端末側連動表示制御手段 3C 従端末側連動表示制御手段 4 イベント送信・設定部 4A イベント送信部 5 イベント受信部 6 イベントキュー 7 イベント実行部 8 連動端末設定ファイル 9 同期サーバ 10 同期イベント設定部 11 同期イベントキュー 12 同期イベント配送部 13 イベント送信・設定部 14 画面表示指示出力部 15 パーソナルコンピュータ 16 コンピュータ本体 17 表示装置 18 入力装置 19 内部メモリ 20 メモリユニット 21 FDドライブ 22 CD−ROMドライブ 23 HDユニット 24 CD−ROM 25 FD
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 15/177 680 G06F 15/177 680C

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数台の端末の各画面の表示動作を連動し
    て行わせる端末間画面連動表示方法において、 前記各画面の作成に用いられる各端末の画面作成部品
    に、他の端末の画面作成部品との間の通信を可能とする
    通信機能を持たせ、この画面作成部品の有する通信機能
    を用いて前記各画面の表示動作の連動を行う、 ことを特徴とする端末間画面連動表示方法。
  2. 【請求項2】複数台の端末の各画面の表示動作を連動し
    て行わせる端末間画面連動表示システムにおいて、 前記各画面の作成に用いられる各端末の画面作成部品
    は、他の端末の画面作成部品との間で通信を行い、自己
    端末画面と他端末画面との間の連動表示動作を制御する
    連動表示制御手段を有するものである、 ことを特徴とする端末間画面連動表示システム。
  3. 【請求項3】前記各端末の画面作成部品の連動表示制御
    手段は、 前記画面作成部品の画面作成動作に必要なイベントデー
    タが設定されるイベントキューと、 イベント発生通知を受け取った時に、前記イベントキュ
    ーからイベントデータを取りだしてそのイベントを実行
    するイベント実行部と、 自己端末側の操作に基づくイベントデータを入力し、こ
    のイベントデータを前記イベントキューに設定すると共
    に他端末側に送信し、更に前記イベント発生通知を前記
    イベント実行部に通知するイベント送信・設定部と、 他端末側からイベントデータを受信した時に、このイベ
    ントデータを前記イベントキューに設定し、更に前記イ
    ベント発生通知を前記イベント実行部に通知するイベン
    ト受信部と、 を有するものであることを特徴とする請求項2記載の端
    末間画面連動表示システム。
  4. 【請求項4】前記各端末の画面作成部品の連動表示制御
    手段との間で前記イベントデータの授受を行う同期サー
    バを備えており、 前記各端末の画面作成部品の連動表示制御手段は、 前記画面作成部品の画面作成動作に必要なイベントデー
    タが設定されるイベントキューと、 イベント発生通知を受け取った時に、前記イベントキュ
    ーからイベントデータを取りだしてそのイベントを実行
    するイベント実行部と、 自己端末側の操作に基づくイベントデータを入力し、こ
    のイベントデータを前記同期サーバに送信するイベント
    送信部と、 前記同期サーバからイベントデータを受信した時に、こ
    のイベントデータを前記イベントキューに設定し、更に
    前記イベント発生通知を前記イベント実行部に通知する
    イベント受信部と、 を有するものであり、 前記同期サーバは、 前記各端末の画面作成部品の同期した画面作成動作に必
    要なイベントデータが格納される同期イベントキュー
    と、 イベント受信通知を受け取った時に、前記同期イベント
    キューからイベントデータを取り出してこれを各端末側
    の前記イベント受信部へ送信する同期イベント配送部
    と、 前記各端末のイベント送信部からのイベントデータを受
    信した時に、このイベントデータを前記同期イベントキ
    ューに設定し、更に前記イベント発生通知を前記同期イ
    ベント発送部に通知する同期イベント設定部と、 を有するものであることを特徴とする請求項2記載の端
    末間画面連動表示システム。
  5. 【請求項5】前記複数台の端末は、1台の主端末と複数
    台の従端末とで構成されており、また、この主端末から
    送られてきた前記イベントデータを各従端末に対して同
    時に配送する同期サーバを備えており、 前記主端末の画面作成部品の連動表示制御手段は、 前記画面作成部品の画面作成動作に必要なイベントデー
    タが予め設定されており、画面表示指示の入力に基づ
    き、この指示に係るイベントデータを前記同期サーバへ
    向けて送信するイベント送信・設定部と、 自己端末側の操作に基づき前記イベント送信・設定部に
    対し前記画面表示指示を出力する画面表示指示出力部
    と、 を有するものであり、 前記各従端末の画面作成部品の連動表示制御手段は、 前記画面作成部品の画面作成動作に必要なイベントデー
    タが設定されるイベントキューと、 イベント発生通知を受け取った時に、前記イベントキュ
    ーからイベントデータを取りだしてそのイベントを実行
    するイベント実行部と、 前記同期サーバからイベントデータを受信した時に、こ
    のイベントデータを前記イベントキューに設定し、更に
    前記イベント発生通知を前記イベント実行部に通知する
    イベント受信部と、 を有するものであり、 前記同期サーバは、 前記各従端末の画面作成部品の同期した画面作成動作に
    必要なイベントデータが格納される同期イベントキュー
    と、 イベント受信通知を受け取った時に、前記同期イベント
    キューからイベントデータを取り出してこれを各従端末
    側の前記イベント受信部へ送信する同期イベント配送部
    と、 前記主端末のイベント送信・設定部からのイベントデー
    タを受信した時に、このイベントデータを前記同期イベ
    ントキューに設定し、更に前記イベント発生通知を前記
    同期イベント発送部に通知する同期イベント設定部と、 を有するものであることを特徴とする請求項2記載の端
    末間画面連動表示システム。
  6. 【請求項6】複数台の端末の各画面の表示動作を連動し
    て行わせる端末間画面連動表示プログラムを記録した記
    録媒体において、 前記各画面の作成に用いられる各端末の画面作成部品が
    他の端末の画面作成部品との間で通信動作を行い、この
    通信動作に基づき前記各画面の表示動作の連動を行う手
    順が格納された、 ことを特徴とする端末間画面連動表示プログラムを記録
    した記録媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015507313A (ja) * 2012-02-21 2015-03-05 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated マルチユーザ・インタフェースのミラー・インタフェース・ナビゲーション

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015507313A (ja) * 2012-02-21 2015-03-05 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated マルチユーザ・インタフェースのミラー・インタフェース・ナビゲーション
US9967388B2 (en) 2012-02-21 2018-05-08 Qualcomm Incorporated Mirrored interface navigation of multiple user interfaces

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