JP2001174935A - 照明装置及び印刷装置 - Google Patents

照明装置及び印刷装置

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JP2001174935A
JP2001174935A JP35591799A JP35591799A JP2001174935A JP 2001174935 A JP2001174935 A JP 2001174935A JP 35591799 A JP35591799 A JP 35591799A JP 35591799 A JP35591799 A JP 35591799A JP 2001174935 A JP2001174935 A JP 2001174935A
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JP
Japan
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light
phosphor
halogen lamp
lighting device
red
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JP35591799A
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English (en)
Inventor
Hirohisa Kitano
博久 北野
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体の感度に応じて、目的の波長の光を
目的の光量でもって出射できる照明装置及び印刷装置を
提供する。 【解決手段】 光源(ハロゲンランプ5)と、この光源
5から放出された光を反射する反射鏡6とを備えた照明
装置2に、反射鏡6の全部又は一部に所定の波長の光を
選択的に反射する蛍光体8を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明装置、特に、
電気光学効果を有する光変調素子を利用した印刷装置に
好適に利用できる照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ハロゲンランプから放出された光
の中から加色法の三原色(R:レッド、G:グリーン、
B:ブルー)に対応した波長域の光を個別に採り出し、
これら三原色(R、G、B)の光を受けて減色法の三原
色(C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロー)を発色
する銀塩感光紙に照明してフルカラー画像を得る方法及
び装置が提案されている。
【0003】ところで、ハロゲンランプは図6に示す分
光特性を有し、ブルー(約460nm付近の波長域の
光)の絶対光量がレッド(約650nm付近の波長域の
光)、グリーン(約550nm付近の波長域の光)の絶
対光量よりも僅かに低いものの、それら3つ色の絶対光
量に極端に大きな違いはない。しかし、銀塩感光紙は、
図7に示すように、イエロー発色層とマゼンタ発色層の
分光感度が比較的高い値を示すのに対し、シアン発色層
の分光感度がイエロー発色層とマゼンタ発色層に比べて
相当低い値を示す。そのため、光源にハロゲンランプを
用いた場合には、イエロー、マゼンタに比べて、シアン
の発色が悪いという問題があった。
【0004】そこで、従来、高い発光量のハロゲンラン
プを用いることでレッドの光の光量を上げる一方、減衰
フィルタを用いてグリーンとブルーの光の光量を下げる
方法が採られていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような高
い発光量のハロゲンランプはそれ自体が高価である。し
たがって、このようなハロゲンランプの使用は照明装
置、さらには該照明装置を搭載した印刷装置の高価格化
を招くという問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本願発明は、記
録媒体の感度に応じて、目的の波長の光を目的の光量で
もって出射できる照明装置及び印刷装置を提供すること
を目的とする。この目的を達成するために、本願発明の
照明装置及び印刷装置は、反射鏡の全部又は一部に所定
の波長の光を選択的に反射する蛍光体を設けたことを特
徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】上記構成からなる本願発明の照明
装置及び印刷装置の好適な実施の形態を説明する。図1
は印刷装置の一形態である光プリンタ1を示し、この光
プリンタ1は照明装置2、導光装置3、シャッタ装置4
で構成されている。
【0008】照明装置2は発光源としてハロゲンランプ
5を有する。ハロゲンランプ5は、図6に示す分光特性
を有し、上述のように、ブルー(約460nm付近の波
長域の光)の絶対光量がレッド(約650nm付近の波
長域の光)、グリーン(約550nm付近の波長域の
光)の絶対光量よりも僅かに低いものの、それら3つ色
の絶対光量に大きな違いはない。また、ハロゲンランプ
5の近傍には、このハロゲンランプ5から放出された光
を集めて目的の方向に送り出すために、反射鏡(反射
傘)6が配置されている。
【0009】反射鏡6は、図2に示すように放物線形状
を有し、ハロゲンランプ5に対向する反射面7の一部に
蛍光体8が塗布されている。蛍光体8は、特に、本実施
形態ではレッドの発光量をブルー、グリーンのそれと同
等に調節する目的から、約550〜700nmの波長域
の光を発光する蛍光体が利用されている。この目的に適
した蛍光体としては、図3(蛍光体の発光スペクトル)
に示すように、蛍光体3.5MgO・0.5MgF2
・GeO2:Mn4+(波長ピーク657nm)、蛍光体
(Sr、Mg、Ba)3(PO43:Sn(波長ピー
ク625nm)がある。
【0010】図1、2に戻り、ハロゲンランプ5を挟ん
で反射鏡6の反対側には、ハロゲンランプ5から放出さ
れた光と反射鏡6から反射された光から熱線を反射する
防熱フィルタ9と、この防熱フィルタ9を透過した光か
らレッド、グリーン、ブルーの波長の光を選択的に採り
出す分光フィルタ10が設けてある。
【0011】分光フィルタ10は、図2に示すように、
モータ11に駆動連結された回転軸12と、この回転軸
12に固定したホイール13とを有する。ホイール13
は、図1に示すように、回転軸12を中心として周方向
に等間隔に形成された3つの窓14を有し、これら3つ
の窓14にレッド、グリーン、ブルーの波長の光を選択
的に透過するフィルタ15(レッドフィルタ15R、グ
リーンフィルタ15G、ブルーフィルタ15B)が取り
付けてある。したがって、モータ11の駆動に基づいて
回転軸12及びホイール13が回転すると、ハロゲンラ
ンプ5から直接又は間接に投射された光は、レッドフィ
ルタ15R、グリーンフィルタ15G、ブルーフィルタ
15Bにより順次濾過され、レッド、グリーン、ブルー
の光だけが一定の時間をあけて順番に透過していく。
【0012】導光装置3は、分光フィルタ10を透過し
たレッド、グリーン、ブルーの光を拡散する拡散筒16
と、拡散筒16で拡散された光を多数の点光源に変換す
る光変換器17と、変換された点光源を一列に配置する
ためのホルダ18とからなる。光変換器17は、光プリ
ンタ1で要求される画素数に応じた数の光ファイバケー
ブル19からなる。これら光ファイバケーブル19はそ
れらの一端が拡散筒16の出光端において束ねられてお
り、拡散筒16で拡散された光が各光ファイバケーブル
19に導光されるようにしてある。他方、光ファイバケ
ーブル19の他端はホルダ18で一列に配列されてお
り、これら一列に配置された光ファイバケーブル19か
ら帯状の光が出射されるようにしてある。
【0013】シャッタ装置4は、第1の偏向板20と、
光シャッタモジュール21と、第2偏向板22と、セル
フォックスレンズ23とを有する。ここで、光シャッタ
モジュール21は、上述のように一列に配置された光フ
ァイバケーブル19のそれぞれに対応した光シャッタ要
素を一列に配置したものである。また、各シャッタ要素
は、これに画像情報に応じて電圧を印加することで光を
透過する状態と光を遮断する状態とに切り替えることが
できるもので、例えば、特公平7−31315号、7−
31316号で開示されているものが好適に利用でき
る。
【0014】以上の構成を供えた光プリンタ1によれ
ば、ハロゲンランプ5から放出された光(白色光)は、
図2に示すように、直接に、又は反射鏡6に反射されて
間接に防熱フィルタ9に入射し、分光ホイール13に向
けて送られる。ここで、ハロゲンランプ5から直接分光
ホイール13の進む光と、蛍光体8以外の反射面7で反
射した光は、図6に示す分光特性を有する。これに対
し、蛍光体8は、その発光スペクトル(図3参照)に対
応した特定の周波数領域の光だけを選択的に発光する。
したがって、例えば蛍光体8として図3に示す蛍光体
を使用した場合、波長657nm付近の波長成分だけを
含む光(つまり、レッドの波長成分を含む光)が発光す
る。逆に、蛍光体8に入射した他の成分の光(例えば、
グリーン、ブルーの光の波長成分)は無くなる。そのた
め、分光ホイール13に到達する光において、グリー
ン、ブルー、レッドの光の光量はほぼ等しい。
【0015】分光ホイール13はモータ11の駆動に基
づいて回転し、入射された光の中から、レッド、グリー
ン、ブルーの光を選択的に且つ一定時間ごとに切り替え
て透過する。次に、分光された各光成分(レッド、グリ
ーン、ブルーの光)は、拡散筒16で拡散され、多数の
光ファイバケーブル19のそれぞれに入射される。続い
て、各光ファイバケーブル19に導光された光成分は、
ホルダ18に保持されている光ファイバケーブル19の
端部から帯状に出射される。そして、各光ファイバケー
ブル19から出射された光成分は第1の偏向板20で偏
向され、光シャッタモジュール21で画像信号に応じて
変調され、第2の偏向板22でさらに偏向され、セルフ
ォックスレンズ23を介して図示しない銀塩感光基板
(例えば、銀塩感光紙)に露光され、これにより銀塩感
光基板上にフルカラー画像が形成される。
【0016】上記実施形態の照明装置を製作し、反射面
7に蛍光体を塗布し、照明装置から出射するレッド、
グリーン、ブルーの光の光量を測定した。その結果、グ
リーンとブルーの光量は低下した。しかし、この光量低
下は印刷された画像の画質に影響を与えるものでなかっ
た。一方、レッドの光量は約20%上昇した。
【0017】なお、以上の説明では、反射鏡6の反射面
7に蛍光体8を設けたが、蛍光体8を設ける場所は、ハ
ロゲンランプ5から放出された光が分光フィルタ10に
到達するまでの光路中のいずれにあってもよい。例え
ば、図4は、分光フィルタ10の手前に第2の反射鏡
(反射傘)25を設け、ハロゲンランプ5から直接放出
された光を再びハロゲンランプ5に送り戻すようにした
もので、このような形態によれば、特定の色(例えばレ
ッド)の光の光量をさらに高めることができる。実際、
本実施形態の照明装置を製作し、第2の反射鏡に蛍光体
を塗布してレッドの光の光量を測定したところ、第2
の反射鏡の無い形態の照明装置よりもレッドの光の光量
が約50%上昇することが確認された。
【0018】また、蛍光体8は、防熱フィルタ9に設け
ても良い。この場合、図5に示すように、防熱フィルタ
9の硝子基材26の前面(光源側)に熱線反射コート膜
27を設け、反対側の背面に蛍光体8を設けるのが好ま
しい。
【0019】さらに、以上の説明では、レッドの光の光
量を高めることを目的として、レッドに対応する波長域
の発光スペクトルを有する発光体を用いたが、本発明は
これに限るものでなく、光量調整を目的とする波長域に
発光スペクトルを有する蛍光体を適宜選択すればよい。
【0020】さらにまた、発光源はハロゲンランプに限
るものでなく、その他のランプの場合にも本発明は適用
できることは勿論である。
【0021】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
係る照明装置及び印刷装置によれば、高価なランプを使
用しなくても、記録媒体の感度に応じて、目的の波長の
光を目的の光量でもって出射できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る照明装置及びその照明装置を備
えた印刷装置の斜視図。
【図2】 図1に示す照明装置の断面図。
【図3】 蛍光体の発光スペクトルを示すグラフ。
【図4】 第2の形態の照明装置の断面図。
【図5】 防熱フィルタの断面図及び部分拡大断面図。
【図6】ハロゲンランプの分光特性を示すグラフ。
【図7】 銀塩感光紙の分光感度を示すグラフ。
【符号の説明】
1…光プリンタ、2…照明装置、5…ハロゲンランプ、
6…反射鏡、7…反射面、8…蛍光体。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、この光源から放出された光を反
    射する反射鏡とを備えた照明装置において、 上記反射鏡の全部又は一部に所定の波長の光を選択的に
    反射する蛍光体を設けたことを特徴とする照明装置。
  2. 【請求項2】 電気光学効果を有する光変調素子と、特
    定の波長域の光を出射する照明装置とを有し、この照明
    装置から出射された光を光変調素子を介して銀塩感光基
    板に照射して該銀塩感光基板上にカラー画像を作成する
    印刷装置において、 上記照明装置は、光源と、光源から放出された光を反射
    する反射鏡とを有し、 上記反射鏡はその全部又は一部に所定の波長の光を選択
    的に反射する蛍光体を有することを特徴とする印刷装
    置。
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Effective date: 20050615