JP2001174551A - 移動体同定装置 - Google Patents

移動体同定装置

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JP2001174551A
JP2001174551A JP36275799A JP36275799A JP2001174551A JP 2001174551 A JP2001174551 A JP 2001174551A JP 36275799 A JP36275799 A JP 36275799A JP 36275799 A JP36275799 A JP 36275799A JP 2001174551 A JP2001174551 A JP 2001174551A
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model
motion
moving object
motion model
reliability
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Kazumasa Uda
和正 宇田
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Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体の関連付け結果の信頼性を高めること
ができる移動体同定装置を得る。 【解決手段】 直進移動体のみならず移動体が曲進した
場合においても移動体を維持できるように、予想される
移動体の運動モデルを複数仮定し、これらの運動モデル
で移動体が運動をした場合の信頼性を算出する装置を組
み込み、それらを的確に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の観測装置
が観測した移動体が同一移動体か異なる移動体かを関連
判定処理し、同一移動体と判定された場合には当該移動
体を統合処理する移動体同定装置に関するものである。
【0002】図16はこの発明の背景を説明した図であ
る。図16において、1は移動体及びクラッタ等の不要
信号からの検出結果の位置・方位等を観測情報として出
力する第1の観測装置であり、2は前記第1の観測装置
とは異なる位置に配置されている第nの観測装置、48
は各観測装置1,2が観測しようとする移動体、49は
第1の観測装置1が観測した移動体、50は第nの観測
装置2が観測した移動体、51は上記観測装置1,2が
観測した移動体の関連付けを行う移動体同定装置であ
る。
【0003】図16では、複数の観測装置(第1の観測
装置1及び第nの観測装置2)があり、前記の複数の観
測装置が同一の移動体を観測したとき、各観測装置の精
度や設置場所等により、各観測装置が捉えた移動体の位
置・速度等の移動体諸元が必ずしも同一の値となるとは
限らない。そこで、各観測装置が捉えた移動体が同一の
ものか異なるものかの関連判定処理を行い、その判定で
各観測装置が捉えた各移動体が同一移動体であると判定
された場合に限り、該当する移動体の諸元等を融合/選
択処理し、同一の移動体として扱う移動体同定装置が必
要となった。特にこの発明は、より確からしい移動体の
統合を行うために、実際に移動体が運動すると思われる
複数の運動モデルを考慮することにより、より現実に則
した移動体の関連判定を行い、またそれらの情報を融合
/選択処理する装置を組み込んだ移動体同定に関するも
のである。
【0004】
【従来の技術】図17は従来の移動体同定方法に対応し
た移動体同定装置の構成図の一例、図18は従来の移動
体同定装置の移動体同定方法を示す処理手順を示す図で
ある。
【0005】図17において、1は移動体及びクラッタ
等の不要信号からの検出結果の位置・方位等を観測情報
として出力する第1の観測装置、2は前記第1の観測装
置1とは異なる位置に配置されている第nの観測装置、
3は観測情報を関連付けを行う座標系に変換を行い、関
連付けの為の前処理を行う観測情報変換器、4は当該移
動体が存在すると予測される範囲の算出処理を行う移動
体存在予測範囲算出器、5は観測情報が当該移動体の予
測情報に対して関連があるか否かの可否判定を行う運動
諸元関連判定器、6は関連のある観測物体と当該移動体
間で、関連の組み合わせを生成する仮説生成及び前記仮
説と観測情報及び移動体情報を基に各仮説の信頼性を算
出する仮説信頼度算出を行う仮説生成及び信頼度算出
器、7は当該移動体の予測情報と観測物体の観測情報か
ら現時刻における運動諸元の位置・速度等の平滑情報の
算出を行う運動諸元平滑器、8は前記決定された仮説内
で観測物体と当該移動体が一致していると判断されるも
のに関して移動体の統合を行う移動体同定器、9は次に
当該移動体が観測される時刻における当該移動体の運動
諸元の位置・速度等の予測情報の算出を行う運動諸元予
測器である。
【0006】図18において、従来の移動体同定方法
は、処理26で観測物体の観測位置を基にカルマンフィ
ルタ理論に基づき移動体位置・速度の平滑値及び平滑誤
差共分散行列といった移動体平滑情報の初期値を算出
し、処理27で新移動体の観測情報を入力し、処理28
で当該移動体の現時刻における位置・速度の予測値及び
予測値の誤差を推定した予測誤差共分散行列といった予
測情報を算出し、処理29で観測位置等の運動諸元を観
測情報として入力し、処理30で当該移動体が現時刻に
おいて存在すると予想される存在範囲を算出し、処理3
1で観測物体が当該移動体と関連があるかを判断するた
め観測情報が当該移動体の予測位置を中心とした存在予
測範囲内に入るか否かの関連判定を予測誤差共分散行列
を使用して判定し、処理32で関連があると判定された
観測物体と当該移動体の組に対して、どの観測物体がど
の移動体に相当するのか、新移動体なのかあるいは不要
信号なのかの仮説を生成し、処理33で処理32におい
て生成された仮説に対する信頼度を当該移動体の予測情
報と観測物体の観測情報を基に算出し、処理34でカル
マンフィルタ理論に基づき位置・速度の平滑値及び平滑
誤差共分散行列といった平滑情報を算出し、処理35で
全ての仮説において観測物体と当該移動体が一致してい
るものに関して移動体の同定を行い、処理36で同定終
了になるまでこの一連の流れを繰り返すようになってい
た。
【0007】また、図19に処理18における観測物体
と当該移動体の関連関係の判定方法を示す。図19にお
いて、52は移動体iの平滑位置でχi(+)で示さ
れ、53は移動体iの予測位置でχi(−)で示され、
54は移動体iの観測位置でZiで示され、55は移動
体存在予測範囲を表している。処理30では、移動体と
観測物体が関連関係にあるかの判定を行うために、ま
ず、各移動体毎にχi(−)を中心とした予測存在範囲
を作成する。この予測存在範囲とは、移動体の予測誤差
範囲のことであり、予測時間における移動体の存在範囲
を示している。このとき予測誤差範囲として予測誤差共
分散が使用される。よって、この範囲内に観測物体が存
在すれば、前記観測物体は前記存在予測範囲を作る移動
体と同一移動体である可能性があるということになる。
関連があるということは、前記可能性があることを意味
する。例えば、図19のように、観測物体2は移動体1
の予測存在範囲内にあり、観測物体2は移動体1と関連
関係があることになる。一方、それ以外の観測物体は移
動体1の予測存在範囲内に存在しないため移動体1とは
関連関係がないことになる。この操作を全ての観測物体
と移動体について行い、最終的にどの観測物体とどの移
動体とが関連関係にあるかの組み合わせを決定する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の移動体同定装置
では、観測された移動体がどの様な移動体であるのかを
判別するために仮説を生成する際に、移動体同定装置で
同定された移動体は、等速直線運動を行うものとして予
測計算されてきたため、観測された移動体が曲進運動を
行う場合、移動体の予測位置を中心とする存在予測範囲
内に前記曲進移動体が観測されず、移動体の維持が困難
なものとなっていた。また、たとえ存在予測範囲内に前
記曲進移動体が観測され、移動体が維持できたとして
も、移動体としての信頼度はそれほど良いものではな
く、他の観測物体が前記存在予測範囲内のより信頼度の
高い部分に観測されるなど、観測物体と移動体との関連
付けとして誤った関連付けを行っている場合もあった。
【0009】本発明は上記のような課題を解決するため
になされたもので、直進移動体のみならず移動体が曲進
した場合においても移動体を維持できるように、予想さ
れる移動体の運動モデルを複数仮定し、これらの運動モ
デルで移動体が運動をした場合の信頼性を算出する装置
を組み込み、それらを的確に制御することによって、移
動体の関連付け結果の信頼性を高めることを目的として
いる。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明による移動体
同定装置は、複数の運動モデルを予め設定しておき、そ
れらの運動モデルを移動体が行うと仮定して、各運動モ
デル毎に一定の存在予測範囲を設定し、その存在予測範
囲に対して、各運動モデルの信頼度を算出し、この運動
モデル信頼度を仮説生成及び仮説信頼度算出処理に適用
し、より確からしい仮説の選択や移動体の平滑情報の精
度を高めることを目的とし、前記運動モデルを設定する
運動モデル設定器とその運動モデル毎に予測値を算出す
る運動モデル毎の運動諸元予測器と、運動モデル毎に移
動体と観測物体の関連判定を行う運動モデル毎の運動諸
元関連判定器と、運動モデル毎の仮説や信頼度を算出す
る運動モデル毎の仮説生成及び信頼度算出器と、これま
での運動モデル信頼度を累積計算し、各運動モデルとし
ての累積モデル信頼度を算出する運動モデル毎の累積モ
デル信頼度算出器と、各運動モデル毎に平滑値を算出す
る運動モデル毎の運動諸元平滑器と、これらの運動モデ
ルの累積モデル信頼度を考慮して各運動モデル毎に算出
された平滑結果を融合し、同定する運動モデル毎の累積
モデル信頼度に応じた移動体融合器を備える。
【0011】また、第2の発明による移動体同定装置
は、複数の運動モデルを予め設定しておき、それらの運
動モデルを移動体が行うと仮定して、各運動モデル毎に
一定の予測存在範囲を設定し、その予測存在範囲に対し
て、各運動モデルの信頼度を算出し、この運動モデル信
頼度を仮説生成及び仮説信頼度算出処理に適用し、より
確からしい仮説の選択や移動体の平滑情報の精度を高め
ることを目的とし、前記運動モデルを設定する運動モデ
ル設定器と、その運動モデル毎に予測値を算出する運動
モデル毎の運動諸元予測器と、運動モデル毎に移動体と
観測物体の関連判定を行う運動モデル毎の運動諸元関連
判定器と、運動モデル毎の仮説や信頼度を算出する運動
モデル毎の仮説生成及び信頼度算出器と、これまでの運
動モデル信頼度を累積計算し、各運動モデルとしての累
積モデル信頼度を算出する運動モデル毎の累積モデル信
頼度算出器と、各運動モデル毎に平滑値を算出する運動
モデル毎の運動諸元平滑器と、これらの運動モデルの累
積モデル信頼度を考慮して、その累積モデル信頼度の最
も高い運動モデルの平滑結果を選択し、この結果を同定
結果とする運動モデル毎の累積モデル信頼度に応じた移
動体選択器を備える。
【0012】第3の発明による移動体同定装置は、複数
の運動モデルを予め設定しておき、それらの運動モデル
を移動体が行うと仮定して、各運動モデル毎に現時点に
おける各運動モデルに適した移動体予測存在範囲を設定
し、その移動体予測存在範囲に対して、各運動モデルの
信頼度を算出し、この運動モデル信頼度を仮説生成及び
仮説信頼度算出処理に適用し、より確からしい仮説の選
択や移動体の平滑情報の精度を高めることを目的とし、
前記運動モデルを設定する運動モデル設定器と、その運
動モデル毎に予測値を算出する運動モデル毎の運動諸元
予測器と、運動モデル毎に適した移動体予測存在範囲を
設定する運動モデル毎の移動体存在予測範囲算出器と、
運動モデル毎に移動体と観測物体の関連判定を行う運動
モデル毎の運動諸元関連判定器と、運動モデル毎の仮説
や信頼度を算出する運動モデル毎の仮説生成及び存在予
測範囲に応じた信頼度算出器と、これまでの運動モデル
信頼度を累積計算し、各運動モデルとしての累積モデル
信頼度を算出する運動モデル毎の累積モデル信頼度算出
器と、各運動モデル毎に平滑値を算出する運動モデル毎
の運動諸元平滑器と、これらの運動モデルの累積モデル
信頼度を考慮して各運動モデル毎に算出された平滑結果
を融合し、同定する運動モデル毎の累積モデル信頼度に
応じた移動体融合器を備える。
【0013】また、第4の発明による移動体同定装置
は、複数の運動モデルを予め設定しておき、それらの運
動モデルを移動体が行うと仮定して、各運動モデルにお
ける現時刻における予測位置を算出し、これまでの各運
動モデルの累積モデル信頼度に応じてその予測値を1つ
の統一予測値とし、その統一予測値に対して予測存在範
囲を設定し、その予測存在範囲に対して、観測物体との
関連判定、仮説生成及び仮説信頼度算出処理を実施し、
より確からしい仮説の選択や移動体の平滑情報の精度を
高めることを目的とし、前記運動モデルを設定する運動
モデル設定器と、その運動モデル毎に予測値を算出し、
これまでの各運動モデルにおける累積モデル信頼度によ
り前記予測値を融合し、統一予測位置を算出する運動モ
デル毎の累積モデル信頼度に応じて融合する運動諸元予
測器と、統一予測位置に対して移動体予測存在範囲を設
定する統一予測位置に対する移動体存在予測範囲算出器
と、移動体と観測物体の関連判定を行う統一予測位置に
対する運動諸元関連判定器と、仮説や信頼度を算出する
統一予測位置に対する仮説生成及び信頼度算出器と、平
滑値を算出する統一予測位置に対する運動諸元平滑器
と、これまでの運動モデル信頼度を累積計算し、各運動
モデルとしての累積モデル信頼度を算出する移動体同定
情報に応じた運動モデル毎の累積モデル信頼度算出器と
を備える。
【0014】第5の発明による移動体同定装置は、複数
の運動モデルを予め設定しておき、それらの運動モデル
を移動体が行うと仮定して、各運動モデルにおける現時
刻における予測位置を算出し、これまでの各運動モデル
の累積モデル信頼度の中で最も信頼度の高い運動モデル
の予測値を統一予測値とし、その統一予測値に対して予
測存在範囲を設定し、その予測存在範囲に対して、観測
物体との関連判定、仮説生成及び仮説信頼度算出処理を
実施し、より確からしい仮説の選択や移動体の平滑情報
の精度を高めることを目的とし、前記運動モデルを設定
する運動モデル設定器と、その運動モデル毎に予測値を
算出し、これまでの各運動モデルにおける累積モデル信
頼度により前記予測値を選択し、統一予測位置を算出す
る運動モデル毎の累積モデル信頼度に応じて選択する運
動諸元予測器と、統一予測位置に対して予測存在範囲を
設定する統一予測位置に対する存在予測範囲算出器と、
移動体と観測物体の関連判定を行う統一予測位置に対す
る運動諸元関連判定器と、仮説や信頼度を算出する統一
予測位置に対する仮説生成及び信頼度算出器と、平滑値
を算出する統一予測位置に対する運動諸元平滑器と、こ
れまでの運動モデル信頼度を累積計算し、各運動モデル
としての累積モデル信頼度を算出する移動体同定情報に
応じた運動モデル毎の累積モデル信頼度算出器とを備え
る。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1、図2はそれ
ぞれこの発明の実施の形態1を示す構成図及び処理フロ
ー図である。図1において、1〜4は、図17に示すも
のと同様である。10は複数の運動モデルを設定する運
動モデル設定器、11は観測情報が移動体の各運動モデ
ル毎の予測情報に対して関連関係にあるか否かの可否判
定を行う運動モデル毎の運動諸元関連判定器、12は移
動体が前記運動モデルに従って運動を行った場合にその
運動モデルが妥当な運動モデルかの仮説をたて、その信
頼度を算出する運動モデル毎の仮説生成及び信頼度算出
器、13は移動体の予測情報と観測物体の観測情報から
現時刻における運動諸元の位置・速度等の平滑情報の算
出を各運動モデル毎に行う運動モデル毎の運動諸元平滑
器、14は、次に移動体が観測される時刻における移動
体の運動諸元の位置・速度等の予測情報の算出を各運動
モデル毎に行う運動モデル毎の運動諸元予測器、15
は、各運動モデル毎に、過去からの運動モデルの信頼度
を累積する運動モデル毎の累積モデル信頼度算出器、1
6は各運動モデルの累積モデル信頼度に応じて現時刻に
おける平滑情報を融合し、1つの移動体同定情報とする
運動モデル毎の累積モデル信頼度に応じた移動体融合器
である。
【0016】図1及び図2において、運動モデル設定器
10で予め移動体の運動モデルを設定(処理37)して
おく。観測情報変換器3は所定の観測装置1,2の何れ
かから観測情報が入力された場合、その観測情報を関連
付けを行う座標系に座標変換を行い、その移動体位置等
の観測情報を基にカルマンフィルタ理論に基づき移動体
の位置・速度の平滑値及び平滑誤差共分散行列の初期値
を算出(処理26)し、また最初に移動体を検出した場
合には新移動体としてその観測情報を入力(処理27)
する。運動モデル毎の運動諸元予測器14は移動体が次
に観測される時刻における予測情報を各運動モデル毎に
算出(処理38)する。観測装置1または2でその時刻
に捉えられた移動体の観測情報が入力(処理29)され
ると、どの観測物体がどの移動体に相当する可能性があ
るかの関連関係を判断するため、移動体存在予測範囲算
出器4では移動体の各運動モデル毎の予測位置を中心と
した移動体予測存在範囲を算出(処理38)する。運動
モデル毎の運動諸元関連判定器11ではどの移動体のど
の運動モデルの移動体予測存在範囲にどの観測物体が入
るのかの関連判定(処理31)を行う。運動モデル毎の
仮説生成及び信頼度算出器12は所定の観測物体がどの
移動体である可能性が高いのか、新移動体なのかあるい
は不要信号なのかの仮説を各運動モデル毎に生成(処理
39)し、生成された仮説の信頼度を前記判定結果を基
に観測物体と移動体、新移動体、不要信号との関連の強
さに応じて運動モデル毎に算出(処理40)する。今回
の累積モデル信頼度を前記累積モデル信頼度に処理40
で各運動モデル毎に算出した信頼度を運動モデル毎の累
積モデル信頼度算出器15で積算することによって算出
(処理41)する。運動モデル毎の運動諸元平滑器13
は処理39で作成された仮説において、その仮説内で決
定された観測物体と移動体の組に対し、カルマンフィル
タ理論に基づき各運動モデル毎に移動体平滑情報を算出
(処理42)する。運動モデル毎の累積モデル信頼度に
応じた移動体融合器16は観測物体と移動体との各運動
モデル毎の平滑結果を累積モデル信頼度に応じて融合
し、その結果を移動体の同定情報として登録(処理4
3)を行う。この一連の処理を同定終了(処理36)に
なるまで繰り返す。
【0017】また、図3に処理38から処理43におけ
る各処理の考え方について示す。図3において56は移
動体の現在までの航跡、57は現在の移動体の位置、5
8は予め設定された運動モデルによる移動体の観測時刻
までの予測航跡、59は観測時刻に各運動モデルの予測
位置、60は移動体が観測時刻時に存在が予想される移
動体存在予測範囲であり、この範囲は全てのモデルに対
して一定の範囲が設定される。61は観測時刻に観測さ
れた移動体の位置、62は各運動モデルで観測された移
動体と平滑を行った平滑位置を示している。移動体は処
理38において、57で示される現在の位置から61の
観測が行われる時刻まで予め設定された運動モデルに従
って59で示される予測値χij(−)t を算出し、各運
動モデル毎に計算された予測位置を中心に一定の移動体
存在予測範囲を設定し、処理31において、その移動体
存在予測範囲内に観測物体が入った場合、処理39にお
いて、移動体存在予測範囲内に入った観測物体が当該移
動体なのか不要信号なのか新規移動体なのかの仮説をた
て、処理40において、その仮説の仮説信頼度βijを従
来行われてきた処理33と同じ算出方法で各運動モデル
毎に算出し、処理41において、各運動モデルに対して
これまで計算されてきた信頼度の累計αijを算出し、処
理42において、各運動モデルで算出された予測値と観
測物体との平滑値χij(+)t を算出し、最終的に処理
43において、前記平滑値χij(+) t を信頼度の累計
αij, tで重み付け平均をし、その結果を同定情報とす
る。
【0018】実施の形態2.図4、図5はそれぞれこの
発明の実施の形態2を示す構成図及び処理フロー図であ
る。図4において、1〜4,10〜15は図1に示した
ものと同様である。17は現時刻における各運動モデル
の累積モデル信頼度の内、最も信頼度の高い運動モデル
の平滑情報を移動体同定情報として選択する運動モデル
毎の累積モデル信頼度に応じた移動体選択器である。
【0019】図4及び図5において、観測装置1〜移動
体存在予測範囲算出器4、運動モデル設定器10〜運動
モデル毎の累積モデル信頼度算出器15及び処理26,
27,29,31,36,37,38,39,40,4
1,42は図1、図2と同様の動作を行う。運動モデル
毎の累積モデル信頼度に応じた移動体選択器17は各運
動モデルにおける累積モデル信頼度の最も高い運動モデ
ルによる観測物体と移動体との平滑結果を選択し、その
結果を移動体の同定情報として登録(処理44)を行
う。この一連の処理を同定終了(処理36)になるまで
繰り返す。
【0020】また、図6に処理38から処理44におけ
る各処理の考え方について示す。図6において56は移
動体の現在までの航跡、57は現在の移動体の位置、5
8は予め設定された運動モデルによる移動体の観測時刻
までの予測航跡、59は観測時刻に各運動モデルの予測
位置、60は移動体が観測時刻時に存在が予想される移
動体存在予測範囲であり、この範囲は全てのモデルにお
いて一定の範囲が設定される。61は観測時刻に観測さ
れた移動体の位置であり、62は各運動モデルで観測さ
れた移動体と平滑を行った平滑位置であり、63は観測
時刻において最も累積モデル信頼度が高い運動モデルを
示したものであり、64は63以外の運動モデルを示し
ている。移動体は処理38において、57で示される現
在の位置から61の観測が行われる時刻まで予め設定さ
れた運動モデルに従って59で示される予測値χ
ij(−)t を算出し、各運動モデル毎に計算された予測
位置を中心に一定の移動体予測存在範囲を設定し、処理
31において、その移動体存在予測範囲内に観測物体が
入った場合、処理39において、移動体存在予測範囲内
に入った観測物体が当該移動体なのか不要信号なのか新
規移動体なのかの仮説をたて、処理40において、その
仮説の仮説信頼度βijを従来行われてきた処理33と同
じ算出方法で各運動モデル毎に算出し、処理41におい
て、各運動モデルに対してこれまで計算されてきた信頼
度の累計αijを算出し、処理42において、各運動モデ
ルで算出された予測値と観測物体との平滑値χij(+)
t を算出し、最終的に処理44において、前記平滑値χ
ij(+)t の内、信頼度の累計αij, tが最も高い運動モ
デルの平滑値を同定情報とする。
【0021】実施の形態3.図7、図8はそれぞれこの
発明の実施の形態3を示す構成図及び処理フロー図であ
る。本実施の形態3は実施の形態1の移動体存在予測範
囲算出器4に代えて運動モデル毎の移動体存在予測範囲
算出器18を設けたものである。図7において、18は
移動体が現時刻に存在すると予測される範囲を各運動モ
デル毎に算出された予測情報を基に算出する運動モデル
毎の移動体存在予測範囲算出器である。
【0022】図7及び図8において、運動モデル毎の運
動諸元予測器14は移動体が次に観測される時刻におけ
る予測情報を各運動モデル毎に算出(処理38)する。
上記観測装置1または2でその時刻に捉えられた移動体
の観測情報が入力(処理29)されると、運動モデル毎
の移動体存在予測範囲算出器18はどの観測物体がどの
移動体に相当する可能性があるかの関連関係を判断する
ため、移動体の各運動モデル毎の予測位置を中心とした
移動体予測存在範囲を各運動モデル毎に算出された予測
情報を基に各運動モデル毎に算出(処理45)する。運
動モデル毎の運動諸元関連判定器11はどの移動体のど
の運動モデルの移動体予測存在範囲にどの観測物体が入
るのかの関連判定(処理31)する。運動モデル毎の仮
説生成及び信頼度算出器12は所定の観測物体がどの移
動体である可能性が高いのか、新移動体なのかあるいは
不要信号なのかの仮説を各運動モデル毎に生成(処理3
9)し、生成された仮説の信頼度を前記判定結果を基に
観測物体と移動体、新移動体、不要信号との関連の強さ
に応じて運動モデル毎に算出(処理40)する。運動モ
デル毎の累積モデル信頼度算出器15は今回の累積モデ
ル信頼度を前記累積モデル信頼度に処理40で各運動モ
デル毎に算出した信頼度を積算することによって算出
(処理41)する。運動モデル毎の運動諸元平滑器13
は処理39で作成された仮説において、その仮説内で決
定された観測物体と移動体の組に対し、カルマンフィル
タ理論に基づき各運動モデル毎に移動体平滑情報を算出
(処理42)し、運動モデル毎の累積モデル信頼度に応
じた移動体融合器16は観測物体と移動体との各運動モ
デル毎の平滑結果を累積モデル信頼度に応じて融合し、
その結果を移動体の同定情報として登録(処理43)を
行う。この一連の処理を同定終了(処理36)になるま
で繰り返す。
【0023】また、図9に処理31から処理45におけ
る各処理の考え方について示す。図9において56は移
動体の現在までの航跡、57は現在の移動体の位置、5
8は予め設定された運動モデルによる移動体の観測時刻
までの予測航跡、59は観測時刻に各運動モデルの予測
位置、65は移動体が観測時刻時に存在が予想される移
動体存在予測範囲であり、この範囲は各運動モデル毎に
算出されている予測誤差共分散等の予測情報により、各
々異なる範囲が設定される、61は観測時刻に観測され
た移動体の位置であり、62は各運動モデルで観測され
た移動体と平滑を行った平滑位置を示している。移動体
は処理45において、57で示される現在の位置から6
1の観測が行われる時刻まで予め設定された運動モデル
に従って59で示される予測値χij(−)t を算出し、
各運動モデル毎に計算された予測位置を中心にそれぞれ
の移動体予測存在範囲を各運動モデル毎に算出されてい
る予測情報より算出し、処理31において、その移動体
存在予測範囲内に観測物体が入った場合、処理39にお
いて、移動体存在予測範囲内に入った観測物体が当該移
動体なのか不要信号なのか新規移動体なのかの仮説をた
て、処理40において、その仮説の仮説信頼度βijを従
来行われてきた処理33と同じ算出方法で各運動モデル
毎に算出し、処理41において、各運動モデルに対して
これまで計算されてきた信頼度の累計αijを算出し、処
理42において、各運動モデルで算出された予測値と観
測物体との平滑値χij(+)t を算出し、最終的に処理
43において、前記平滑値χij(+)t を信頼度の累計
αij,tで重み付け平均をし、その結果を同定情報とす
る。
【0024】実施の形態4.図10、図11はそれぞれ
この発明の実施の形態4を示す構成図及び処理フロー図
である。図10において、19は統一予測位置を中心に
移動体が現時刻に存在すると予測される範囲を各運動モ
デル毎に算出された予測情報を基に設定する統一予測位
置に対する移動体存在予測範囲算出器、20は観測情報
が移動体の統合予測情報に対して関連関係にあるか否か
の可否判定を行う統一予測位置に対する運動諸元関連判
定、21は、観測物体がどの移動体に対応するのかの仮
説をたて、その信頼度を算出する統一予測位置に対する
仮説生成及び信頼度算出器、22は移動体の予測情報と
観測物体の観測情報から現時刻における運動諸元の位置
・速度等の平滑情報の算出を行う統一予測位置に対する
運動諸元平滑器、8は仮説内で観測物体と当該移動体が
一致していると判断されるものに関して移動体の統合を
行う移動体同定器、23は前記移動体同定器から出力さ
れる、どの移動体がどの観測物体と統合したかの結果を
基に、その融合された位置から各運動モデルに対する信
頼度を計算し、各運動モデルにおける過去からの運動モ
デルの信頼度を累積する移動体同定情報に応じた運動モ
デル毎の累積モデル信頼度算出器、24は次に移動体が
観測される時刻における移動体の運動諸元の位置・速度
等の予測情報の算出を各運動モデル毎に対して行い、前
記累積モデル信頼度に応じてその予測位置を重み付け
し、融合する運動モデル毎の累積モデル信頼度に応じて
融合する運動諸元予測器である。
【0025】図10及び図11において、予め移動体の
運動モデルを設定(装置10、処理37)しておき、所
定の観測装置の何れかから観測情報が入力された場合、
その観測情報を関連付けを行う座標系に座標変換を行
い、その移動体位置等の観測情報を基にカルマンフィル
タ理論に基づき移動体位置・速度の平滑値及び平滑誤差
共分散行列の初期値を算出(装置3、処理26)し、ま
た最初に移動体を検出した場合には新移動体としてその
観測情報を入力(装置3、処理27)する。移動体に対
しては次の観測時刻における予測情報を各運動モデル毎
に算出(装置24、処理38)し、前回までの各運動モ
デル毎の累積モデル信頼度に応じて、1つの予測情報を
算出(装置24、処理46)し、その時刻に捉えられた
移動体の観測情報が入力(装置1または装置2、処理2
9)されると、どの観測物体がどの移動体に相当する可
能性があるかの関連関係を判断するため、移動体の統一
予測位置を中心とした移動体予測存在範囲を各運動モデ
ル毎に算出された予測情報を基に全ての運動モデルの移
動体予測存在範囲を含むことができるような移動体予測
存在範囲を算出(装置19、処理46)し、どの移動体
の移動体予測存在範囲にどの観測物体が入るのかの関連
判定(装置20、処理31)が行われ、所定の観測物体
がどの移動体である可能性が高いのか、新移動体なのか
あるいは不要信号なのかの仮説を各運動モデル毎に生成
(装置21、処理32)し、生成された仮説の信頼度を
前記判定結果を基に観測物体と移動体、新移動体、不要
信号との関連の強さに応じて算出(装置21、処理3
3)し、処理32で作成された仮説において、その仮説
内で決定された観測物体と移動体の組に対し、カルマン
フィルタ理論に基づき移動体平滑情報を算出(装置2
2、処理34)し、観測物体と移動体とを処理33で算
出された仮説信頼度に応じて融合し、その結果を移動体
の同定情報として登録(装置8、処理35)し、同定情
報を基に各運動モデルに対して、その位置関係から運動
モデル信頼度を算出(装置23、処理39)し、その結
果を前回までの累積モデル信頼度に加えることにより、
今回までの累積モデル信頼度の算出(装置23、処理4
0)を行う。この一連の処理を同定終了(装置3、処理
36)になるまで繰り返す。
【0026】また、図12に処理38から処理46にお
ける各処理の考え方について示す。図12において56
は移動体の現在までの航跡、57は現在の移動体の位
置、58は予め設定された運動モデルによる移動体の観
測時刻までの予測航跡、59は観測時刻に各運動モデル
の予測位置、67は59の各運動モデル毎の予測位置を
前回までの累積モデル信頼度に応じて重み付け平均した
統一予測位置、66は移動体が観測時刻時に統一予測位
置において存在が予想される移動体存在予測範囲であ
り、この範囲は67の位置を中心として各運動モデル毎
に算出されている予測誤差共分散等の予測情報により、
各運動モデルの存在予測範囲を含めた範囲が設定され、
61は観測情報に観測された移動体の位置であり、68
は67の統一予測位置と61の観測位置との平滑を行っ
た平滑位置を示している。移動体は処理38において、
57で示される現在の位置から61の観測が行われる時
刻まで予め設定された運動モデルに従って59で示され
る予測値χij(−)t を算出し、処理46で各運動モデ
ル毎に算出された予測位置を前回までの累積モデル信頼
度で重み付け平均し、その位置を移動体の予測位置と
し、その予測位置を中心として、移動体の移動体予測存
在範囲を各運動モデル毎に算出されている予測誤差共分
散より算出し、処理31において、その移動体存在予測
範囲内に観測物体が入った場合、処理32において移動
体存在予測範囲内に入った観測物体が当該移動体なのか
不要信号なのか新規移動体なのかの仮説をたて、処理3
3においてその仮説の信頼度βi を従来行われてきた処
理33と同じ算出方法で各運動モデル毎に算出し、処理
34で移動体の統一予測値と観測物体との平滑値χi
(+)tを算出し、処理39において平滑値χi (+)t
を満足する旋回加速度を算出し、その旋回加速度と各
運動モデルで設定されている旋回加速度とを比較して、
各運動モデルに対する信頼度βijを算出し、処理40に
おいて、各運動モデルに対してこれまで計算されてきた
信頼度の累計αijを算出する。
【0027】実施の形態5.図13、図14はそれぞれ
この発明の実施の形態5を示す構成図及び処理フロー図
である。図13において、25は次に移動体が観測され
る時刻における移動体の運動諸元の位置・速度等の予測
情報の算出を各運動モデル毎に対して行い、前記累積モ
デル信頼度の中で最も信頼度の高い運動モデルの予測位
置を移動体の予測位置とする運動モデル毎の累積モデル
信頼度に応じて選択する運動諸元予測器である。
【0028】図13及び図14において、予め移動体の
運動モデルを設定(装置10、処理37)しておき、所
定の観測装置の何れかから観測情報が入力された場合、
その観測情報を関連付けを行う座標系に座標変換を行
い、その移動体位置等の観測情報を基にカルマンフィル
タ理論に基づき移動体位置・速度の平滑値及び平滑誤差
共分散行列の初期値を算出(装置3、処理26)し、ま
た最初に移動体を検出した場合には新移動体としてその
観測情報を入力(装置3、処理27)する。移動体に対
しては次の観測時刻における予測情報を各運動モデル毎
に算出(装置25、処理38)し、前回までの各運動モ
デル毎の累積モデル信頼度の中で最も信頼度の高い運動
モデルの予測情報を移動体として予測情報に設定(装置
25、処理47)し、その時刻に捉えられた移動体の観
測情報が入力(装置1または装置2、処理29)される
と、どの観測物体がどの移動体に相当する可能性がある
かの関連関係を判断するため、移動体の統一予測位置を
中心とした移動体予測存在範囲を各運動モデル毎に算出
された予測情報を基に全ての運動モデルの移動体予測存
在範囲を含むことができるような移動体予測存在範囲を
算出(装置19、処理47)し、どの移動体の移動体予
測存在範囲にどの観測物体が入るのかの関連判定(装置
20、処理31)が行われ、所定の観測物体がどの移動
体である可能性が高いのか、新移動体なのかあるいは不
要信号なのかの仮説を各運動モデル毎に生成(装置2
1、処理32)し、生成された仮説の信頼度を前記判定
結果を基に観測物体と移動体、新移動体、不要信号との
関連の強さに応じて算出(装置21、処理33)し、処
理32で作成された仮説において、その仮説内で決定さ
れた観測物体と移動体の組に対し、カルマンフィルタ理
論に基づき移動体平滑情報を算出(装置22、処理3
4)し、観測物体と移動体とを処理33で算出された仮
説信頼度に応じて融合し、その結果を移動体の同定情報
として登録(装置8、処理35)し、同定情報を基に各
運動モデルに対して、その位置関係から運動モデル信頼
度を算出(装置23、処理39)し、その結果を前回ま
での累積モデル信頼度に加えることにより、今回までの
累積モデル信頼度の算出(装置23、処理40)を行
う。この一連の処理を同定終了(装置3、処理36)に
なるまで繰り返す。
【0029】また、図15に処理38から処理47にお
ける各処理の考え方について示す。図15において56
は移動体の現在までの航跡、57は現在の移動体の位
置、58は予め設定された運動モデルによる移動体の観
測時刻までの予測航跡、59は観測時刻に各運動モデル
の予測位置、69は59の各運動モデル毎の予測位置の
内、前回までの累積モデル信頼度の最も高い運動モデル
を移動体の予測位置とした統一予測位置、66は移動体
が観測時刻時に存在が予想される移動体存在予測範囲で
あり、この範囲は69の位置を中心として各運動モデル
毎に算出されている予測誤差共分散等の予測情報によ
り、各運動モデルの存在予測範囲を含めた範囲が設定さ
れる、61は観測時刻に観測された移動体の位置であ
り、68は69の統一予測位置と61の観測位置との平
滑を行った平滑位置を示している。移動体は処理38に
おいて、57で示される現在の位置から61の観測が行
われる時刻まで予め設定された運動モデルに従って59
で示される予測値χij(−)t を算出し、処理46で各
運動モデル毎に算出される予測位置を前回までの累積モ
デル信頼度で重み付け平均を算出し、その位置を移動体
の予測位置とし、その予測位置を中心として、移動体の
移動体予測存在範囲を各運動モデル毎に算出されている
予測誤差共分散より算出し、処理31において、その移
動体存在予測範囲内に観測物体が入った場合、処理32
において移動体存在予測範囲内に入った観測物体が当該
移動体なのか不要信号なのか新規移動体なのかの仮説を
たて、処理33においてその仮説の信頼度βi を従来行
われてきた処理33と同じ算出方法で各運動モデル毎に
算出し、処理34で移動体の統一予測値と観測物体との
平滑値χi (+)t を算出し、処理39において平滑値
χi (+)t を満足する旋回加速度を算出し、その旋回
加速度と各運動モデルで設定されている旋回加速度とを
比較して、各運動モデルに対する信頼度βijを算出し、
処理40において各運動モデルに対してこれまで計算さ
れてきた信頼度の累計αijを算出する。
【0030】
【発明の効果】第1の発明によれば、従来の装置に運動
モデル設定器、運動モデル毎の累積モデル信頼度算出器
を設け、所定の機器を運動モデル毎の運動諸元関連判定
器、運動モデル毎の仮説生成及び信頼度算出器、運動モ
デル毎の運動諸元平滑器、運動モデル毎の運動諸元予測
器、運動モデル毎の累積モデル信頼度に応じた移動体融
合器に置き換えることにより、今まで移動体の運動を等
速直進モデル等の1つの運動モデルしか仮定できなかっ
たものを、複数の運動モデルを仮定できるようになり、
移動体の多様な運動に適応でき、移動体の追尾を継続で
きる追尾維持精度を向上させることが可能となる。
【0031】また、第2の発明によれば、従来の装置に
運動モデル設定器、運動モデル毎の累積モデル信頼度算
出器を設け、所定の機器を運動モデル毎の運動諸元関連
判定器、運動モデル毎の仮説生成及び信頼度算出器、運
動モデル毎の運動諸元平滑器、運動モデル毎の運動諸元
予測器、運動モデル毎の累積モデル信頼度に応じた移動
体選択器に置き換えることにより、今まで移動体の運動
を等速直進モデル等の1つの運動モデルしか仮定できな
かったものを、複数の運動モデルを仮定できるようにな
り、移動体の多様な運動に適応でき、移動体の追尾を継
続できる追尾維持精度を向上させることが可能となり、
また各運動モデルの内、最も累積モデル信頼度が高いモ
デルを計算時に採用するため、処理不可を軽減させるこ
とが可能となる。
【0032】第3の発明によれば、従来の装置に運動モ
デル設定器、運動モデル毎の累積モデル信頼度算出器を
設け、所定の機器を運動モデル毎の運動諸元関連判定
器、運動モデル毎の仮説生成及び信頼度算出器、運動モ
デル毎の運動諸元平滑器、運動モデル毎の運動諸元予測
器、運動モデル毎の累積モデル信頼度に応じた移動体融
合器、運動モデル毎の移動体存在予測範囲算出器に置き
換えることにより、今まで移動体の運動を等速直進モデ
ル等の1つの運動モデルしか仮定できなかったものを、
複数の運動モデルを仮定できるようになり、移動体の多
様な運動に適応でき、移動体の追尾を継続できる追尾維
持精度を向上させることが可能となる。また、各運動モ
デル毎に移動体存在予測範囲を設定できるため移動体の
位置誤差等の移動体追尾精度を向上させることが可能と
なる。
【0033】また、第4の発明によれば、従来の装置に
運動モデル設定器、移動体同定情報に応じた運動モデル
毎の累積モデル信頼度算出器を設け、所定の機器を統一
予測位置に対する移動体存在予測範囲算出器、統一予測
位置に対する運動諸元関連判定器、統一予測位置に対す
る仮説生成及び信頼度算出器、統一予測位置に対する運
動諸元平滑器、運動モデル毎の累積モデル信頼度に応じ
て融合する運動諸元予測器に置き換えることにより、今
まで移動体の運動を等速直進モデル等の1つの運動モデ
ルしか仮定できなかったものを、複数の運動モデルを仮
定できるようになり、移動体の多様な運動に適応でき、
移動体の追尾を継続できる追尾維持精度を向上させるこ
とが可能となる。また、移動体の予測位置をこれまでの
各運動モデル毎の累積モデル信頼度に応じて1つの予測
位置に統合するため処理不可の軽減をさせることが可能
となる。
【0034】第5の発明によれば、従来の装置に運動モ
デル設定器、移動体同定情報に応じた運動モデル毎の累
積モデル信頼度算出器を設け、所定の機器を統一予測位
置に対する移動体存在予測範囲算出器、統一予測位置に
対する運動諸元関連判定器、統一予測位置に対する仮説
生成及び信頼度算出器、統一予測位置に対する運動諸元
平滑器、運動モデル毎の累積モデル信頼度に応じて選択
する運動諸元予測器に置き換えることにより、今まで移
動体の運動を等速直進モデル等の1つの運動モデルしか
仮定できなかったものを、複数の運動モデルを仮定でき
るようになり、移動体の多様な運動に適応でき、移動体
の追尾を継続できる追尾維持精度を向上させることが可
能となる。また、移動体の予測位置をこれまでの各運動
モデル毎の累積モデル信頼度に応じて1つの予測位置に
統合するため処理不可の軽減をさせることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による移動体同定装置の実施の形態
1の構成を示す図である。
【図2】 この発明による移動体同定装置の実施の形態
1の処理フローを示す図である。
【図3】 この発明による移動体同定装置の実施の形態
1の運動モデルの生成から移動体の統合位置算出までの
求め方を示す図である。
【図4】 この発明による移動体同定装置の実施の形態
2の構成を示す図である。
【図5】 この発明による移動体同定装置の実施の形態
2の処理フローを示す図である。
【図6】 この発明による移動体同定装置の実施の形態
2の運動モデルの生成から移動体の統合位置算出までの
求め方を示す図である。
【図7】 この発明による移動体同定装置の実施の形態
3の構成を示す図である。
【図8】 この発明による移動体同定装置の実施の形態
3の処理フローを示す図である。
【図9】 この発明による移動体同定装置の実施の形態
3の運動モデルの生成から移動体の統合位置算出までの
求め方を示す図である。
【図10】 この発明による移動体同定装置の実施の形
態4の構成を示す図である。
【図11】 この発明による移動体同定装置の実施の形
態4の処理フローを示す図である。
【図12】 この発明による移動体同定装置の実施の形
態4の運動モデルの生成から移動体の統合位置算出まで
の求め方を示す図である。
【図13】 この発明による移動体同定装置の実施の形
態5の構成を示す図である。
【図14】 この発明による移動体同定装置の実施の形
態5の処理フローを示す図である。
【図15】 この発明による移動体同定装置の実施の形
態5の運動モデルの生成から移動体の統合位置算出まで
の求め方を示す図である。
【図16】 この発明の背景を説明する図である。
【図17】 従来の移動体同定装置の構成を示す図であ
る。
【図18】 従来の移動体同定装置の処理フローを示す
図である。
【図19】 観測物体と管理移動体の関連関係の判定方
法を示す図である。
【符号の説明】
1 第1の観測装置、2 第nの観測装置、3 観測情
報変換器、4 移動体存在予測範囲算出器、5 運動諸
元関連判定器、6 仮説生成・縮小及び信頼度算出器、
7 運動諸元平滑器、8 移動体同定器、9 運動諸元
予測器、10運動モデル設定器、10 移動体運動モデ
ル信頼度算出器、11 運動モデル毎の運動諸元関連判
定器、12 運動モデル毎の仮説生成及び信頼度算出
器、13運動モデル毎の運動諸元平滑器、14 運動モ
デル毎の運動諸元予測器、15運動モデル毎の累積モデ
ル信頼度算出器、16 運動モデル毎の累積モデル信頼
度に応じた移動体融合器、17 運動モデル毎の累積モ
デル信頼度に応じた移動体選択器、18 運動モデル毎
の移動体存在予測範囲算出器、19 統一予測位置に対
する移動体存在予測範囲算出器、20 統一予測位置に
対する運動諸元関連判定器、21 統一予測位置に対す
る仮説生成及び信頼度算出器、22 統一予測位置に対
する運動諸元平滑器、23 移動体同定情報に応じた運
動モデル毎の累積モデル信頼度算出器、24 運動モデ
ル毎の累積モデル信頼度に応じて融合する運動諸元予測
器、25 運動モデル毎の累積モデル信頼度に応じて選
択する運動諸元予測器。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体からの観測情報及び観測装置の位
    置情報を出力する複数の観測装置と、前記観測装置から
    の観測情報を関連付け座標系に変換する観測情報変換器
    と、移動体の運動の仕方を複数設定可能な運動モデル設
    定器と、運動モデル毎の運動諸元平滑器で算出された各
    運動モデル毎の平滑諸元から各運動モデル毎に現観測時
    刻における予測諸元を算出する運動モデル毎の運動諸元
    予測器と、前記運動モデル毎の運動諸元予測器からの予
    測情報と前記観測情報変換器からの観測情報とから各運
    動モデルにおける一定の移動体存在予測範囲を算出する
    移動体存在予測範囲算出器と、前記移動体存在予測範囲
    算出器で算出された移動体存在予測範囲に観測物体が存
    在し得るかの関連判定を各運動モデル毎に行う運動モデ
    ル毎の運動諸元関連判定器と、前記運動モデル毎の運動
    諸元関連判定器からの関連判定結果を基に各運動モデル
    毎に観測物体が当該モデルで想定している移動体なのか
    不要信号なのかの仮説をたて、その信頼性を算出する運
    動モデル毎の仮説生成及び信頼度算出器と、前記運動モ
    デル毎の仮説生成及び信頼度算出器からの仮説内容に応
    じて運動モデル毎に予測情報と観測情報から平滑諸元を
    算出する運動モデル毎の運動諸元平滑器と、前記運動モ
    デル毎の仮説生成及び信頼度算出器からの各運動モデル
    毎の信頼度を前回までの各運動モデル毎の累積モデル信
    頼度に加算し、各運動モデル毎に今回の累積モデル信頼
    度を算出する運動モデル毎の累積モデル信頼度算出器
    と、前記運動モデル毎の運動諸元平滑器からの各運動モ
    デルの平滑諸元と前記運動モデル毎の累積モデル信頼度
    算出器からの各運動モデルの累積モデル信頼度から各運
    動モデルの平滑情報をその累積モデル信頼度で重み付け
    した値を移動体同定諸元とする運動モデル毎の累積モデ
    ル信頼度に応じた移動体融合器とを備えたことを特徴と
    する移動体同定装置。
  2. 【請求項2】 移動体からの観測情報及び観測装置の位
    置情報を出力する複数の観測装置と、前記観測装置から
    の観測情報を関連付け座標系に変換する観測情報変換器
    と、移動体の運動の仕方を複数設定可能な運動モデル設
    定器と、運動モデル毎の運動諸元平滑器で算出された各
    運動モデル毎の平滑諸元から各運動モデル毎に現観測時
    刻における予測諸元を算出する運動モデル毎の運動諸元
    予測器と、前記運動モデル毎の運動諸元予測器からの予
    測情報と前記観測情報変換器からの観測情報とから各運
    動モデルにおける一定の移動体存在予測範囲を算出する
    移動体存在予測範囲算出器と、前記移動体存在予測範囲
    算出器で算出された移動体存在予測範囲に観測物体が存
    在し得るかの関連判定を各運動モデル毎に行う運動モデ
    ル毎の運動諸元関連判定器と、前記運動モデル毎の運動
    諸元関連判定器からの関連判定結果を基に各運動モデル
    毎に観測物体が当該モデルで想定している移動体なのか
    不要信号なのかの仮説をたて、その信頼性を算出する運
    動モデル毎の仮説生成及び信頼度算出器と、前記運動モ
    デル毎の仮説生成及び信頼度算出器からの仮説内容に応
    じて運動モデル毎に予測情報と観測情報から平滑諸元を
    算出する運動モデル毎の運動諸元平滑器と、前記運動モ
    デル毎の仮説生成及び信頼度算出器からの各運動モデル
    毎の信頼度を前回までの各運動モデル毎の累積モデル信
    頼度に加算し、各運動モデル毎に今回の累積モデル信頼
    度を算出する運動モデル毎の累積モデル信頼度算出器
    と、前回運動モデル毎の運動諸元平滑器からの各運動モ
    デルの平滑諸元と前記運動モデル毎の累積モデル信頼度
    算出器からの各運動モデルの累積モデル信頼度から前記
    運動モデル毎の運動諸元関連判定器で関連があった運動
    モデルの中で最も累積モデル信頼度の高いモデルの平滑
    情報を移動体同定諸元とする運動モデル毎の累積モデル
    信頼度に応じた移動体選択器とを備えたことを特徴とす
    る移動体同定装置。
  3. 【請求項3】 移動体からの観測情報及び観測装置の位
    置情報を出力する複数の観測装置と、前記観測装置から
    の観測情報を関連付け座標系に変換する観測情報変換器
    と、移動体の運動の仕方を複数設定可能な運動モデル設
    定器と、運動モデル毎の運動諸元平滑器で算出された各
    運動モデル毎の平滑諸元から各運動モデル毎に現観測時
    刻における予測諸元を算出する運動モデル毎の運動諸元
    予測器と、前記運動モデル毎の運動諸元予測器からの予
    測情報と前記観測情報変換器からの観測情報とから各運
    動モデルにおける移動体存在予測範囲を予測誤差および
    観測誤差を考慮して算出する運動モデル毎の移動体存在
    予測範囲算出器と、前記運動モデル毎の移動体存在予測
    範囲算出器で算出された各運動モデル毎の移動体存在予
    測範囲に観測物体が存在し得るかの関連判定を各運動モ
    デル毎に行う運動モデル毎の運動諸元関連判定器と、前
    記運動モデル毎の運動諸元関連判定器からの関連判定結
    果を基に各運動モデル毎に観測物体が当該モデルで想定
    している移動体なのか不要信号なのかの仮説をたて、そ
    の信頼性を各運動モデルの移動体予測存在範囲を用いて
    算出する運動モデル毎の仮説生成及び信頼度算出器と、
    前記運動モデル毎の仮説生成及び信頼度算出器からの仮
    説内容に応じて運動モデル毎に予測情報と観測情報から
    平滑諸元を算出する運動モデル毎の運動諸元平滑器と、
    前記運動モデル毎の仮説生成及び信頼度算出器からの各
    運動モデル毎の信頼度を前回までの各運動モデル毎の累
    積モデル信頼度に加算し、各運動モデル毎に今回の累積
    モデル信頼度を算出する運動モデル毎の累積モデル信頼
    度算出器と、前記運動モデル毎の運動諸元平滑器からの
    各運動モデルの平滑諸元と前記運動モデル毎の累積モデ
    ル信頼度算出器からの各運動モデルの累積モデル信頼度
    から各運動モデルの平滑情報をその累積モデル信頼度で
    重み付けした値を移動体同定諸元とする運動モデル毎の
    累積モデル信頼度に応じた移動体融合器とを備えたこと
    を特徴とする移動体同定装置。
  4. 【請求項4】 移動体からの観測情報及び観測装置の位
    置情報を出力する複数の観測装置と、前記観測装置から
    の観測情報を関連付け座標系に変換する観測情報変換器
    と、移動体の運動の仕方を複数設定可能な運動モデル設
    定器と、移動体同定器で融合された移動体同定情報から
    各運動モデル毎の信頼度に換算し、前回までの各運動モ
    デル毎の累積モデル信頼度に加算し、各運動モデル毎に
    今回の累積モデル信頼度を算出する移動体同定情報に応
    じた運動モデル毎の累積モデル信頼度算出器と、移動体
    同定器からの移動体同定情報の移動体位置を起点として
    各運動モデル毎に現観測時刻における予測諸元を算出
    し、前記移動体同定情報に応じた運動モデル毎の累積モ
    デル信頼度算出器からの累積モデル信頼度により重み付
    けし、その重心位置を統一予測位置とする運動モデル毎
    の累積モデル信頼度に応じて融合する運動諸元予測器
    と、前記運動モデル毎の累積モデル信頼度に応じて融合
    する運動諸元予測器で算出された各運動モデル毎の予測
    諸元及び統一予測位置から統一予測位置を中心とした移
    動体存在予測範囲を算出する統一予測位置に対する移動
    体存在予測範囲算出器と、前記統一予測位置に対する移
    動体存在予測範囲算出器で算出された移動体存在予測範
    囲内に観測物体が存在し得るかの関連判定を移動体予測
    位置に対して行う統一予測位置に対する運動諸元関連判
    定器と、前記統一予測位置に対する運動諸元関連判定器
    からの関連判定結果を基に統一予測位置に対して観測物
    体が想定している移動体なのか不要信号なのかの仮説を
    たて、その信頼性を算出する統一予測位置に対する仮説
    生成及び信頼度算出器と、前記統一予測位置に対する仮
    説生成及び信頼度算出器からの仮説内容に応じて統一予
    測位置と観測情報から平滑諸元を算出する統一予測位置
    に対する運動諸元平滑器と、前記統一予測位置に対する
    仮説生成及び信頼度算出器による仮説の内容と信頼度に
    より観測物体との組み合わせの確定を行い、確定した組
    み合わせに対して、前記統一予測位置に対する運動諸元
    平滑器で算出した平滑諸元を移動体同定諸元とする移動
    体同定器とを備えたことを特徴とする移動体同定装置。
  5. 【請求項5】 移動体からの観測情報及び観測装置の位
    置情報を出力する複数の観測装置と、前記観測装置から
    の観測情報を関連付け座標系に変換する観測情報変換器
    と、移動体の運動の仕方を複数設定可能な運動モデル設
    定器と、移動体同定器で融合された移動体同定情報から
    各運動モデル毎の信頼度に換算し、前回までの各運動モ
    デル毎の累積モデル信頼度に加算し、各運動モデル毎に
    今回の累積モデル信頼度を算出する移動体同定情報に応
    じた運動モデル毎の累積モデル信頼度算出器と、移動体
    同定器からの移動体同定情報の移動体位置を起点として
    各運動モデル毎に現観測時刻における予測諸元を算出
    し、前記移動体同定情報に応じた運動モデル毎の累積モ
    デル信頼度算出器からの累積モデル信頼度が最も高い運
    動モデルの予測位置を統一予測位置とする運動モデル毎
    の累積モデル信頼度に応じて選択する運動諸元予測器
    と、前記運動モデル毎の累積モデル信頼度に応じて選択
    する運動諸元予測器で算出された各運動モデル毎の予測
    諸元及び統一予測位置から統一予測位置を中心とした移
    動体存在予測範囲を算出する統一予測位置に対する移動
    体存在予測範囲算出器と、前記統一予測位置に対する移
    動体存在予測範囲算出器で算出された移動体存在予測範
    囲内に観測物体が存在し得るかの関連判定を移動体予測
    位置に対して行う統一予測位置に対する運動諸元関連判
    定器と、前記統一予測位置に対する運動諸元関連判定器
    からの関連判定結果を基に統一予測位置に対して観測物
    体が想定している移動体なのか不要信号なのかの仮説を
    たて、その信頼性を算出する統一予測位置に対する仮想
    生成及び信頼度算出器と、前記統一予測位置に対する仮
    説生成及び信頼度算出器からの仮説内容に応じて統一予
    測位置と観測情報から平滑諸元を算出する統一予測位置
    に対する運動諸元平滑器と、前記統一予測位置に対する
    仮説生成及び信頼度算出器による仮説の内容と信頼度に
    より観測物体との組み合わせの確定を行い、前記確定し
    た組み合わせに対して、前記統一予測位置に対する運動
    諸元平滑器で算出した平滑諸元を移動体同定諸元とする
    移動体同定器とを備えたことを特徴とする移動体同定装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007042072A (ja) * 2005-07-05 2007-02-15 Omron Corp 追跡装置
US7796820B2 (en) 2003-10-02 2010-09-14 Robert Bosch Gmbh Method for evaluation and stabilization over time of classification results
WO2022176444A1 (ja) * 2021-02-17 2022-08-25 ソニーグループ株式会社 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム

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