JP2001174367A - アフターバーナカメラ - Google Patents
アフターバーナカメラInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 アフターバーナカメラの二重管より噴出した
水がテストセル内に溜まらないようにする。 【解決手段】 エンジンを配置して燃焼試験をするテス
トセルに設けられた排気ダクトに、エンジンのアフター
バーナの後方に位置するよう備えられるアフターバーナ
カメラ19であって、アフターバーナカメラ19が、外
管11と内管12の間に冷却用の水を流し且つ外管11
にアフターバーナの方向に水を噴出する孔15を形成し
た二重管13と、二重管13に形成された観察窓を介し
てアフターバーナを観察するよう内管12に備えられた
カメラ部17と、噴出された水がテストセルに流れない
よう外管11の孔15の前方に水の方向を変える邪魔板
25とを備える。
水がテストセル内に溜まらないようにする。 【解決手段】 エンジンを配置して燃焼試験をするテス
トセルに設けられた排気ダクトに、エンジンのアフター
バーナの後方に位置するよう備えられるアフターバーナ
カメラ19であって、アフターバーナカメラ19が、外
管11と内管12の間に冷却用の水を流し且つ外管11
にアフターバーナの方向に水を噴出する孔15を形成し
た二重管13と、二重管13に形成された観察窓を介し
てアフターバーナを観察するよう内管12に備えられた
カメラ部17と、噴出された水がテストセルに流れない
よう外管11の孔15の前方に水の方向を変える邪魔板
25とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの燃焼試
験に用いるアフターバーナカメラに関するものである。
験に用いるアフターバーナカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】エンジンの燃焼試験は、図7〜図9に示
す如く地上に立設したテストセル1内にエンジン2を配
置して行っており、テストセル1は、エンジン2に給気
を行うよう該エンジン2の前方に取付けられる給気部3
と、エンジン2の後端であるアフターバーナ4に近接す
る排気ダクト5とを備えて密閉空間を形成している。
す如く地上に立設したテストセル1内にエンジン2を配
置して行っており、テストセル1は、エンジン2に給気
を行うよう該エンジン2の前方に取付けられる給気部3
と、エンジン2の後端であるアフターバーナ4に近接す
る排気ダクト5とを備えて密閉空間を形成している。
【0003】排気ダクト5は、テストセル1よりエンジ
ン2の燃焼試験による振動が伝わらないようテストセル
1との接続部に蛇腹状の吸収材6を設けており、排気ダ
クト5の側面にはエンジン2の燃焼による熱に耐えるよ
う水を流して冷却する冷却管7を備えている。
ン2の燃焼試験による振動が伝わらないようテストセル
1との接続部に蛇腹状の吸収材6を設けており、排気ダ
クト5の側面にはエンジン2の燃焼による熱に耐えるよ
う水を流して冷却する冷却管7を備えている。
【0004】排気ダクト5の下流側後方には、エンジン
2の燃焼試験で生じた排気ガスを冷却する排気冷却器8
を設けており、排気冷却器8には、排気ダクト5から流
れてきた水を排水する排水ライン9を備えている。
2の燃焼試験で生じた排気ガスを冷却する排気冷却器8
を設けており、排気冷却器8には、排気ダクト5から流
れてきた水を排水する排水ライン9を備えている。
【0005】排気ダクト5内にはエンジン2のアフター
バーナ4を観察するようアフターバーナカメラ10を備
えており、アフターバーナカメラ10は、排気ダクト5
の側方壁面からエンジン2の排気方向と略垂直方向に延
在して配置されている。
バーナ4を観察するようアフターバーナカメラ10を備
えており、アフターバーナカメラ10は、排気ダクト5
の側方壁面からエンジン2の排気方向と略垂直方向に延
在して配置されている。
【0006】アフターバーナカメラ10は、図8、図9
に示す如く外管11と内管12とからなる鋼製の二重管
13より形成されており、二重管13の外管11には、
排気ダクト5の外部より外管11と内管12の間に水を
流す導水管14と排水管(図示せず)を接続し、二重管
13の外管11と内管12の間には、先端で水が折り返
すよう二重管13の長手方向に仕切る仕切板(図示せ
ず)を設けている。
に示す如く外管11と内管12とからなる鋼製の二重管
13より形成されており、二重管13の外管11には、
排気ダクト5の外部より外管11と内管12の間に水を
流す導水管14と排水管(図示せず)を接続し、二重管
13の外管11と内管12の間には、先端で水が折り返
すよう二重管13の長手方向に仕切る仕切板(図示せ
ず)を設けている。
【0007】外管11にはアフターバーナ4に向かって
二重管13の長手方向に沿う複数の孔15を形成し、内
管12の先端側内部には外部から配線16を介して接続
されたカメラ部17を配置し、内管12の先端部分は、
カメラ部17よりアフターバーナ4を観察し得るよう観
察窓18を備えて外管11を貫通している。
二重管13の長手方向に沿う複数の孔15を形成し、内
管12の先端側内部には外部から配線16を介して接続
されたカメラ部17を配置し、内管12の先端部分は、
カメラ部17よりアフターバーナ4を観察し得るよう観
察窓18を備えて外管11を貫通している。
【0008】エンジン2を燃焼してアフターバーナカメ
ラ10で観察する際には、二重管13の外管11と内管
12の間に水を流すことによってカメラ部17の周囲を
冷却している。
ラ10で観察する際には、二重管13の外管11と内管
12の間に水を流すことによってカメラ部17の周囲を
冷却している。
【0009】又、外管11の孔15から水をエンジン2
のアフターバーナ4の方向に向かって噴出することによ
り二重管13の全体を冷却すると共に外管11と内管1
2の間に空気溜めができないようにしており、噴出され
た水は排気ガスの流れにより図7に示す如く、反対方向
に吹き飛ばされて後方の排気冷却器8に流れ、排水ライ
ン9から外部に排水される。
のアフターバーナ4の方向に向かって噴出することによ
り二重管13の全体を冷却すると共に外管11と内管1
2の間に空気溜めができないようにしており、噴出され
た水は排気ガスの流れにより図7に示す如く、反対方向
に吹き飛ばされて後方の排気冷却器8に流れ、排水ライ
ン9から外部に排水される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エンジ
ン2の始動前や緊急停止時には、図10に示す如く、外
管11より噴出された水はテストセル1の方向へそのま
ま流れてテストセル1の底部に溜まってしまうため、適
宜、人力で排水する作業及び監視等の管理が必要であ
り、手間が掛かるという問題があった。
ン2の始動前や緊急停止時には、図10に示す如く、外
管11より噴出された水はテストセル1の方向へそのま
ま流れてテストセル1の底部に溜まってしまうため、適
宜、人力で排水する作業及び監視等の管理が必要であ
り、手間が掛かるという問題があった。
【0011】本発明のアフターバーナカメラは、上述し
た実情に鑑みてなしたもので、噴出された水がテストセ
ルに溜まらないようにすることを目的としたものであ
る。
た実情に鑑みてなしたもので、噴出された水がテストセ
ルに溜まらないようにすることを目的としたものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のアフターバーナ
カメラは、エンジンを配置して燃焼試験をするテストセ
ルに設けられた排気ダクトに、前記エンジンのアフター
バーナの後方に位置するよう備えられるアフターバーナ
カメラであって、該アフターバーナカメラが、外管と内
管の間に冷却用の水を流し且つ該外管にアフターバーナ
の方向に水を噴出する孔を形成した二重管と、該二重管
に形成された観察窓を介してアフターバーナを観察する
よう内管に備えられたカメラ部と、噴出された水がテス
トセルに流れないよう外管の孔の前方に水の方向を変え
る邪魔板とを備えたものである。
カメラは、エンジンを配置して燃焼試験をするテストセ
ルに設けられた排気ダクトに、前記エンジンのアフター
バーナの後方に位置するよう備えられるアフターバーナ
カメラであって、該アフターバーナカメラが、外管と内
管の間に冷却用の水を流し且つ該外管にアフターバーナ
の方向に水を噴出する孔を形成した二重管と、該二重管
に形成された観察窓を介してアフターバーナを観察する
よう内管に備えられたカメラ部と、噴出された水がテス
トセルに流れないよう外管の孔の前方に水の方向を変え
る邪魔板とを備えたものである。
【0013】エンジンを燃焼してアフターバーナカメラ
で観察する際には、二重管の外管と内管の間に水を流す
ことによってカメラ部の周囲を冷却しており、外管の孔
から噴出された水は、エンジンの燃焼試験を行う場合及
びエンジンの始動前や緊急停止時においても邪魔板に反
射されて排気ダクトの下流側に流れる。
で観察する際には、二重管の外管と内管の間に水を流す
ことによってカメラ部の周囲を冷却しており、外管の孔
から噴出された水は、エンジンの燃焼試験を行う場合及
びエンジンの始動前や緊急停止時においても邪魔板に反
射されて排気ダクトの下流側に流れる。
【0014】このように、外管の孔から噴出される水
は、エンジンの燃焼試験を行う場合のみならずエンジン
の始動前や緊急停止時においても邪魔板に反射されて排
気ダクトの下流側に流れるので、テストセルの底部に水
が溜まることがなく、人力で排水する作業及び監視等の
管理を不要にすることができる。
は、エンジンの燃焼試験を行う場合のみならずエンジン
の始動前や緊急停止時においても邪魔板に反射されて排
気ダクトの下流側に流れるので、テストセルの底部に水
が溜まることがなく、人力で排水する作業及び監視等の
管理を不要にすることができる。
【0015】邪魔板を二重管に対して着脱可能に構成す
ると、邪魔板が劣化した場合等に容易に交換することが
でき、又、邪魔板を取り外すことによりカメラ部等を含
め二重管の点検が容易になる。更に邪魔板を取付けてい
ない既設の二重管に取付け可能となるため、設計変更を
伴うことなく既設の二重管をそのまま利用できる。
ると、邪魔板が劣化した場合等に容易に交換することが
でき、又、邪魔板を取り外すことによりカメラ部等を含
め二重管の点検が容易になる。更に邪魔板を取付けてい
ない既設の二重管に取付け可能となるため、設計変更を
伴うことなく既設の二重管をそのまま利用できる。
【0016】反射された水の方向を調節するよう邪魔板
に曲面を備えると、反射された水の方向は所定方向にな
るので、複数種類の邪魔板の中から適切なものを選択す
ることにより様々な条件に対して水の反射方向を最も良
い状態にすることができる。
に曲面を備えると、反射された水の方向は所定方向にな
るので、複数種類の邪魔板の中から適切なものを選択す
ることにより様々な条件に対して水の反射方向を最も良
い状態にすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
例と共に説明する。
【0018】図1〜図3は本発明の実施の形態の第一の
例を示すアフターバーナカメラ19であり、図中、図7
〜図10と同一の符号を付した部分は同一物を表してい
る。
例を示すアフターバーナカメラ19であり、図中、図7
〜図10と同一の符号を付した部分は同一物を表してい
る。
【0019】アフターバーナカメラ19は、排気ダクト
5の側方からエンジン2の排気方向と略垂直方向に延在
して配置されており、アフターバーナカメラ19は、外
管11と内管12とからなる二重管13より形成されて
いる。
5の側方からエンジン2の排気方向と略垂直方向に延在
して配置されており、アフターバーナカメラ19は、外
管11と内管12とからなる二重管13より形成されて
いる。
【0020】二重管13の外管11には、排気ダクト5
の外部より外管11と内管12の間に水を流す導水管1
4と排水管(図示せず)を接続し、二重管13の外管1
1と内管12の間には、先端で水が折り返すよう二重管
13の長手方向に仕切る仕切板20を設けている。
の外部より外管11と内管12の間に水を流す導水管1
4と排水管(図示せず)を接続し、二重管13の外管1
1と内管12の間には、先端で水が折り返すよう二重管
13の長手方向に仕切る仕切板20を設けている。
【0021】外管11にはアフターバーナ4に向かって
二重管13の長手方向に沿う複数の孔15を形成し、内
管12の先端側内部には外部から配線16を介して接続
されたカメラ部17を配置し、内管12の先端部分は、
カメラ部17よりアフターバーナ4を観察し得るよう観
察窓18を備えて外管11を貫通している。
二重管13の長手方向に沿う複数の孔15を形成し、内
管12の先端側内部には外部から配線16を介して接続
されたカメラ部17を配置し、内管12の先端部分は、
カメラ部17よりアフターバーナ4を観察し得るよう観
察窓18を備えて外管11を貫通している。
【0022】又、二重管13の外管11には、長手方向
に対し所定間隔で周方向に挟み込む複数のバンド体21
(図1では3個)を備えており、バンド体21は、二重
管13の長手方向に対し垂直方向に延びるプレート22
をアフターバーナ4の上流側に設け、アフターバーナ4
の下流側には、ボルト締結可能な締結部23を備え、プ
レート22と締結部23の間には開閉可能な蝶番24を
設けている。
に対し所定間隔で周方向に挟み込む複数のバンド体21
(図1では3個)を備えており、バンド体21は、二重
管13の長手方向に対し垂直方向に延びるプレート22
をアフターバーナ4の上流側に設け、アフターバーナ4
の下流側には、ボルト締結可能な締結部23を備え、プ
レート22と締結部23の間には開閉可能な蝶番24を
設けている。
【0023】ここで、プレート22は、外管11の周方
向から延びるバンド体21により上下に挟み込まれて固
設されており、プレート22の外管11側の端部には、
バンド体21を外管11の所定位置に配置するよう外管
11に合致する円弧面を形成している。又、バンド体2
1に設けられた締結部23は緩み止め構造を備えたもの
である。
向から延びるバンド体21により上下に挟み込まれて固
設されており、プレート22の外管11側の端部には、
バンド体21を外管11の所定位置に配置するよう外管
11に合致する円弧面を形成している。又、バンド体2
1に設けられた締結部23は緩み止め構造を備えたもの
である。
【0024】外管11の反対側であるバンド体21とプ
レート22の先端部には、観察窓18の前方を空けるよ
う観察窓18より排気ダクト5の側方寄りに形成され、
且つ二重管13の長手方向に沿って略平行に延びる平板
の邪魔板25を備えており、邪魔板25は、エンジン2
の排気ガスの衝撃を最少にすると共に冷却水の作用を阻
害しないよう所定の角度と最少の大きさで形成されてい
る。
レート22の先端部には、観察窓18の前方を空けるよ
う観察窓18より排気ダクト5の側方寄りに形成され、
且つ二重管13の長手方向に沿って略平行に延びる平板
の邪魔板25を備えており、邪魔板25は、エンジン2
の排気ガスの衝撃を最少にすると共に冷却水の作用を阻
害しないよう所定の角度と最少の大きさで形成されてい
る。
【0025】以下、本発明の実施の形態の第一の例の作
用を説明する。
用を説明する。
【0026】エンジン2を燃焼してアフターバーナカメ
ラ19で観察する際には、導水管14から排水管(図示
せず)まで二重管13の外管11と内管12の間に水を
流すことによってカメラ部17の周囲を冷却しており、
外管11の孔15から噴出された水は邪魔板25に反射
されると共に、排気ガスの流れにより反対方向に吹き飛
ばされて後方の排気冷却器8に流れ、排水ライン9から
外部に排水される。
ラ19で観察する際には、導水管14から排水管(図示
せず)まで二重管13の外管11と内管12の間に水を
流すことによってカメラ部17の周囲を冷却しており、
外管11の孔15から噴出された水は邪魔板25に反射
されると共に、排気ガスの流れにより反対方向に吹き飛
ばされて後方の排気冷却器8に流れ、排水ライン9から
外部に排水される。
【0027】又、エンジン2の始動前や緊急停止時に
は、外管11の孔15から噴出された水は邪魔板25に
反射されて後方の排気冷却器8に流れ、排水ライン9か
ら外部に排水される。
は、外管11の孔15から噴出された水は邪魔板25に
反射されて後方の排気冷却器8に流れ、排水ライン9か
ら外部に排水される。
【0028】このように、外管11の孔15から噴出さ
れる水は、エンジン2の燃焼試験を行う場合のみならず
エンジン2の始動前や緊急停止時においても邪魔板25
に反射されて排気ダクト5の下流側に流れて排水ライン
9から外部に排水されるので、テストセル1の底部に水
が溜まることがなく、人力で排水する作業及び監視等の
管理を不要にすることができる。
れる水は、エンジン2の燃焼試験を行う場合のみならず
エンジン2の始動前や緊急停止時においても邪魔板25
に反射されて排気ダクト5の下流側に流れて排水ライン
9から外部に排水されるので、テストセル1の底部に水
が溜まることがなく、人力で排水する作業及び監視等の
管理を不要にすることができる。
【0029】バンド体21の締結部23及び蝶番24を
用いることにより邪魔板25を二重管13に対して着脱
可能に構成すると、邪魔板25が劣化した場合等に容易
に交換することができ、又、邪魔板25を取り外すこと
によりカメラ部17等を含め二重管13の点検が容易に
なる。更に邪魔板25を取付けていない既設の二重管1
3に取付け可能となるため、設計変更を伴うことなく既
設の二重管13をそのまま利用できる。
用いることにより邪魔板25を二重管13に対して着脱
可能に構成すると、邪魔板25が劣化した場合等に容易
に交換することができ、又、邪魔板25を取り外すこと
によりカメラ部17等を含め二重管13の点検が容易に
なる。更に邪魔板25を取付けていない既設の二重管1
3に取付け可能となるため、設計変更を伴うことなく既
設の二重管13をそのまま利用できる。
【0030】図4は本発明の実施の形態の第二の例を、
図5は本発明の実施の形態の第三の例を、図6は本発明
の実施の形態の第四の例を示すものであって、邪魔板の
形状を夫々変更したものであり、図中、図1〜図3と同
一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
図5は本発明の実施の形態の第三の例を、図6は本発明
の実施の形態の第四の例を示すものであって、邪魔板の
形状を夫々変更したものであり、図中、図1〜図3と同
一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0031】第二の例のアフターバーナカメラ26にお
ける邪魔板27は外管11側が凹状になるよう湾曲した
ものであり、第三の例のアフターバーナカメラ28にお
ける邪魔板29は長手方向垂直断面が楕円の棒状体であ
り、第四の例のアフターバーナカメラ30における邪魔
板31は長手方向垂直断面が円の棒状体である。
ける邪魔板27は外管11側が凹状になるよう湾曲した
ものであり、第三の例のアフターバーナカメラ28にお
ける邪魔板29は長手方向垂直断面が楕円の棒状体であ
り、第四の例のアフターバーナカメラ30における邪魔
板31は長手方向垂直断面が円の棒状体である。
【0032】又、第二の例、第三の例及び第四の例の邪
魔板27,29,31は、第一の例と同様に、夫々、観
察窓18の前方を空けるよう観察窓18より排気ダクト
5側に形成され、且つ二重管13の長手方向に沿って略
平行に延びるものであり、エンジン2の排気ガスの衝撃
を最少にすると共に冷却水の作用を阻害しないよう所定
の角度と最少の大きさで形成されている。
魔板27,29,31は、第一の例と同様に、夫々、観
察窓18の前方を空けるよう観察窓18より排気ダクト
5側に形成され、且つ二重管13の長手方向に沿って略
平行に延びるものであり、エンジン2の排気ガスの衝撃
を最少にすると共に冷却水の作用を阻害しないよう所定
の角度と最少の大きさで形成されている。
【0033】以下、本発明の実施の形態の第二の例、第
三の例及び第四の例の作用を説明する。
三の例及び第四の例の作用を説明する。
【0034】第二の例、第三の例及び第四の例の如く、
反射された水の方向を調節するよう邪魔板27,29,
31に曲面を備えると、エンジン2の燃焼試験を行う場
合及びエンジン2の始動前や緊急停止時において第二の
例、第三の例及び第四の例の邪魔板27,29,31は
外管11より噴出された水を夫々所定方向に反射するの
で、第二の例、第三の例及び第四の例の邪魔板27,2
9,31を備えたものを適宜選択することにより、様々
な条件に対して水の反射方向を最も良い状態にすること
ができる。
反射された水の方向を調節するよう邪魔板27,29,
31に曲面を備えると、エンジン2の燃焼試験を行う場
合及びエンジン2の始動前や緊急停止時において第二の
例、第三の例及び第四の例の邪魔板27,29,31は
外管11より噴出された水を夫々所定方向に反射するの
で、第二の例、第三の例及び第四の例の邪魔板27,2
9,31を備えたものを適宜選択することにより、様々
な条件に対して水の反射方向を最も良い状態にすること
ができる。
【0035】又、本発明の実施の形態の第二の例、第三
の例及び第四の例の作用は、第一の例と同様な作用効果
を得ることができる。
の例及び第四の例の作用は、第一の例と同様な作用効果
を得ることができる。
【0036】なお、本発明のアフターバーナカメラは、
上述の形態例にのみ限定されるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得るこ
とは勿論である
上述の形態例にのみ限定されるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得るこ
とは勿論である
【0037】
【発明の効果】本発明のアフターバーナカメラによれ
ば、下記の如き、種々の優れた効果を奏し得る。
ば、下記の如き、種々の優れた効果を奏し得る。
【0038】I)外管の孔から噴出される水は、エンジ
ンの燃焼試験を行う場合のみならずエンジンの始動前や
緊急停止時においても邪魔板に反射されて排気ダクトの
下流側に流れるので、テストセルの底部に水が溜まるこ
とがなく、人力で排水する作業及び監視等の管理を不要
にすることができる。
ンの燃焼試験を行う場合のみならずエンジンの始動前や
緊急停止時においても邪魔板に反射されて排気ダクトの
下流側に流れるので、テストセルの底部に水が溜まるこ
とがなく、人力で排水する作業及び監視等の管理を不要
にすることができる。
【0039】II)邪魔板を二重管に対して着脱可能に
構成すると、邪魔板が劣化した場合等に容易に交換する
ことができ、又、邪魔板を取り外すことによりカメラ部
等を含め二重管の点検が容易になる。更に邪魔板を取付
けていない既設の二重管に取付け可能となるため、設計
変更を伴うことなく既設の二重管をそのまま利用でき
る。
構成すると、邪魔板が劣化した場合等に容易に交換する
ことができ、又、邪魔板を取り外すことによりカメラ部
等を含め二重管の点検が容易になる。更に邪魔板を取付
けていない既設の二重管に取付け可能となるため、設計
変更を伴うことなく既設の二重管をそのまま利用でき
る。
【0040】III)反射された水の方向を調節するよ
う邪魔板に曲面を備えると、反射された水の方向は所定
方向になるので、複数種類の邪魔板の中から適切なもの
を選択することにより様々な条件に対して水の反射方向
を最も良い状態にすることができる。
う邪魔板に曲面を備えると、反射された水の方向は所定
方向になるので、複数種類の邪魔板の中から適切なもの
を選択することにより様々な条件に対して水の反射方向
を最も良い状態にすることができる。
【図1】本発明のアフターバーナカメラの実施の形態の
第一の例を示す平面図である。
第一の例を示す平面図である。
【図2】本発明のアフターバーナカメラの実施の形態の
第一の例を示す縦断面図である。
第一の例を示す縦断面図である。
【図3】本発明のアフターバーナカメラの実施の形態の
第一の例を示す状態図である。
第一の例を示す状態図である。
【図4】本発明のアフターバーナカメラの実施の形態の
第二の例を示す縦断面図である。
第二の例を示す縦断面図である。
【図5】本発明のアフターバーナカメラの実施の形態の
第三の例を示す縦断面図である。
第三の例を示す縦断面図である。
【図6】本発明のアフターバーナカメラの実施の形態の
第四の例を示す縦断面図である。
第四の例を示す縦断面図である。
【図7】従来のアフターバーナカメラを備えた排気ダク
ト及びテストセルを示す状態図である。
ト及びテストセルを示す状態図である。
【図8】従来のアフターバーナカメラを示す平面図であ
る。
る。
【図9】従来のアフターバーナカメラを示す水平断面図
である。
である。
【図10】エンジン燃焼前及び終了後のアフターバーナ
カメラより水を噴射している状態図である。
カメラより水を噴射している状態図である。
1 テストセル 2 エンジン 4 アフターバーナ 5 排気ダクト 10 アフターバーナカメラ 11 外管 12 内管 13 二重管 15 孔 17 カメラ部 18 観察窓 19 第一の例のアフターバーナカメラ 25 第一の例の邪魔板 26 第二の例のアフターバーナカメラ 27 第二の例の邪魔板 28 第三の例のアフターバーナカメラ 29 第三の例の邪魔板 30 第四の例のアフターバーナカメラ 31 第四の例の邪魔板
Claims (3)
- 【請求項1】 エンジンを配置して燃焼試験をするテス
トセルに設けられた排気ダクトに、前記エンジンのアフ
ターバーナの後方に位置するよう備えられるアフターバ
ーナカメラであって、該アフターバーナカメラが、外管
と内管の間に冷却用の水を流し且つ該外管にアフターバ
ーナの方向に水を噴出する孔を形成した二重管と、該二
重管に形成された観察窓を介してアフターバーナを観察
するよう内管に備えられたカメラ部と、噴出された水が
テストセルに流れないよう外管の孔の前方に水の方向を
変える邪魔板とを備えたことを特徴とするアフターバー
ナカメラ。 - 【請求項2】 邪魔板を二重管に対して着脱可能に構成
した請求項1記載のアフターバーナカメラ。 - 【請求項3】 反射された水の方向を調節するよう邪魔
板に曲面を備えた請求項1又は2記載のアフターバーナ
カメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36243599A JP2001174367A (ja) | 1999-12-21 | 1999-12-21 | アフターバーナカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36243599A JP2001174367A (ja) | 1999-12-21 | 1999-12-21 | アフターバーナカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001174367A true JP2001174367A (ja) | 2001-06-29 |
Family
ID=18476846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36243599A Pending JP2001174367A (ja) | 1999-12-21 | 1999-12-21 | アフターバーナカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001174367A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106121823A (zh) * | 2016-06-22 | 2016-11-16 | 中国人民解放军63820部队吸气式高超声速技术研究中心 | 飞行器异型曲面内流道流场可视化玻璃观察窗及设计方法 |
-
1999
- 1999-12-21 JP JP36243599A patent/JP2001174367A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106121823A (zh) * | 2016-06-22 | 2016-11-16 | 中国人民解放军63820部队吸气式高超声速技术研究中心 | 飞行器异型曲面内流道流场可视化玻璃观察窗及设计方法 |
CN106121823B (zh) * | 2016-06-22 | 2018-04-24 | 中国人民解放军63820部队吸气式高超声速技术研究中心 | 飞行器异型曲面内流道流场可视化玻璃观察窗及设计方法 |
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