JP2001174326A - 受光装置 - Google Patents

受光装置

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JP2001174326A
JP2001174326A JP35649099A JP35649099A JP2001174326A JP 2001174326 A JP2001174326 A JP 2001174326A JP 35649099 A JP35649099 A JP 35649099A JP 35649099 A JP35649099 A JP 35649099A JP 2001174326 A JP2001174326 A JP 2001174326A
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JP
Japan
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light
light receiving
photodiode
receiving device
receiving element
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JP35649099A
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English (en)
Inventor
Koya Izeki
孝弥 井関
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易かつ信頼性の高い構成で、限られた受光
面積の受光素子に多くの光を集光して高い受光感度が得
られる受光装置を提供する。 【解決手段】 円筒部11にハンドル12が付いて、円
筒部11の前方中央には前方向にレーザ光を出射する半
導体レーザ13を固設し、反射レーザ光を集光するため
半導体レーザ13の周囲を囲むようにフレネルレンズか
ら成る集光レンズ14を配置する。円筒部11の後方中
央には受信した光を電気信号に変換するフォトダイオー
ド15を固設し、その直前の位置に集光器16を配置す
る。集光器16により焦点ずれしてフォトダイオード1
5から外れる光線もフォトダイオード15に入射させる
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高い受光効率が得
られる受光装置に関し、特に、近距離からの光に対して
著しく高い受光効率が得られる受光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザを使って気体の存在を検知
する又は気体の濃度を測定することが行われている。光
を特によく吸収する波長が各気体に特有に存在すること
が知られており、その波長の光の減衰量によってその気
体の存在を検出する又はその気体の濃度を測定すること
ができる。
【0003】これに関連する公知文献として特開平5−
79976号公報には、光吸収中心波長の前後に周波数
fで光を周波数変調すると共に同周波数fで振幅変調し
て送信し、受信する光の周波数2f成分であるI2f(光
の強度と気体の濃度に比例する)と周波数f成分である
If(光の強度に比例する)との比I2f/Ifから気体の
濃度を測定するガス濃度測定装置が記載されている。こ
こで濃度とは注目する気体の分圧と大気の全圧との比の
ことである。
【0004】図5は、レーザ光の発振周波数と受光素子
の出力との関係を示す図である。ここでは、メタンの赤
外線吸収現象を利用して、メタンを検知する場合の原理
を示す。メタンの吸収線に波長安定化した半導体レーザ
を照射し、受光することで、光路上のメタンを検知す
る。その際に、上述のように半導体レーザの周波数を周
波数fで変調することで、周波数2f成分を受光するこ
とができる。この周波数2f成分は照射半導体レーザの
強度とメタンの濃度に比例するので、メタンの濃度を測
定することができる。
【0005】このようなガス濃度測定装置のハンディ型
として、持ち歩きできるものがある。このハンディ型
は、レーザ光を壁や床などの標的に照射して標的からの
後方散乱光を受信して人が行けないような所望の遠隔地
点に狙いを定めてガス濃度測定をするものである。この
場合、受信光が微弱になるため、通常は適当な距離に焦
点を合わせた集光レンズを用いて受信光を集めることで
感度を上げている。
【0006】図6は、従来技術を説明する図である。半
導体レーザ13からの光を標的21に向けて照射し、そ
の標的21から反射散乱してくる光を集光レンズ14で
集めて、受光素子であるフォトダイオード15で受光す
る。このときの、受光効率A(=受光強度/出射強度)
は、
【0007】
【数1】A=ρη(R)Ao/R2 (1) ρ:標的の単位立体角当たりの反射率(/sr) η(R):光学系効率(=受光強度/集光レンズ入射強
度) Ao:集光レンズ面積(m2) R:集光レンズから標的までの距離(m) ここで、
【0008】
【数2】1/f=(1/R)+(1/L) (2) f:集光レンズの焦点距離(m) L:集光レンズから標的の像までの距離(m)
【0009】式(1)に示すように、標的までの距離R
が大きくなるに従って、標的から集光レンズを見込む立
体角(=Ao/R2)は、Rの2乗に比例して小さくな
り、その分だけ受光効率が下がる。そこで、従来のハン
ディ遠隔ガス検知器では、例えば10mの範囲のガス検
知に対して約6m離れた標的に焦点を合わせてその像の
位置にフォトダイオードをおいて、遠距離の標的に対す
る光学系の効率を上げるように設計している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、逆に近距離の
標的に対しては、焦点がずれて像の位置とフォトダイオ
ードの位置が大きく異なってしまうため、光学系の効率
が極めて小さくなり、受光効率も遠距離の標的よりかえ
って小さくなってしまう。近距離の標的に対しても焦点
を合わせるためにオートフォーカス機構を採用すると、
オートフォーカス特有の問題として、近くに標的が存在
する場合にその近くの標的に焦点が合ってしまって遠く
の標的に対する感度が低くなってしまううえ、フォーカ
シングに時間がかかって瞬時に測定することができず、
さらに、構造が複雑になり、故障の原因を増やして、信
頼性に欠ける。また、焦点ずれした光を受光するために
受光素子であるフォトダイオードの受光面積を大きくす
ると、フォトダイオードが高価になるとともに熱雑音に
よるノイズが増えてしまう。
【0011】本発明は、上記問題点に鑑み、簡易かつ信
頼性の高い構成で、限られた受光面積の受光素子に多く
の光を集光して高い受光感度が得られる受光装置を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の受光装置は、受
信する光を電気信号に変換する受光素子と、該受光素子
の前に配置され円錐台形の光学通路を形成して受信する
光を集光する集光器と、を備えるものである。
【0013】また、前記集光器は、金属の表面で光を反
射させて円錐台形の光学通路を形成することで、簡易に
製造できて、軽量にすることができる。さらに、前記集
光器は、ガラスの内面で光を反射させて円錐台形の光学
通路を形成することで、更に簡易に製造することができ
る。
【0014】また、受信する光を集光する集光レンズを
更に備え、前記集光器は前記集光レンズで集光された光
を更に集光するものであることで、集光レンズからの光
を効率的に集光することができる。
【0015】また、前記集光器は、前記集光レンズから
の光が直接に受光素子に至るのを遮らない位置に配置さ
れていることで、集光レンズで集光する光をすべて受光
素子に入射するとともに、集光しきれない光も受光素子
に入射させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。図1
は、本発明の一実施の形態としてガス濃度測定装置の構
成を示す図である。全体構成の大枠となる円筒部11に
ハンドル12が付いて持ち運べるようになっている。円
筒部11の前方中央には前方向にレーザ光を出射する半
導体レーザ13を固設し、反射レーザ光を集光するため
半導体レーザ13の周囲を囲むようにフレネルレンズか
ら成る集光レンズ14を配置する。また、円筒部11の
後方中央には受信した光を電気信号に変換するフォトダ
イオード15を固設し、その直前の位置にフォトダイオ
ード15との間に微調整のためのすき間を設けて集光器
16を配置する。
【0017】図2は、図1の部分拡大図であり、集光器
16とフォトダイオード15を示す図である。集光器1
6の内側は円錐台の形状をしている。集光器16は集光
レンズ14の開口端とフォトダイオード15とを結ぶ直
線を遮らない位置が望ましい。すなわち、集光器16は
フォトダイオード15から集光レンズ14の開口を見込
む角度以上に開いていることが望ましい。集光器16は
焦点ずれによってフォトダイオード15から少し外れる
光線をフォトダイオード15に入射させるものであるの
で、集光レンズ14からフォトダイオード15までの全
長を覆うものである必要はなく、フォトダイオード15
の直前の部分だけに存在すればよい。すなわち、集光器
16は集光レンズ14とフォトダイオード15の間の距
離の1/5〜1/20の長さ、好ましくは1/10程度
の長さを有するものがよい。これよりも長い場合には、
製造が困難になるとともに、重量が重くなって扱いにく
くなる。また、これよりも短い場合には、集光の機能が
十分に生かされない。
【0018】図3は、受信した光が集光器によって集光
される動作を説明する図である。図3(a)は、本実施の
形態の集光器16によって、受信した光が集光されるこ
とを示す図である。焦点ずれのために、集光器16がな
ければ外側に行ってしまう光線Kが、集光器16の内壁
で反射してフォトダイオード15に入射することが示さ
れている。この集光器16はアルミ削り出しの円錐台形
の孔の内面に金を蒸着することで簡単に製造することが
できる。図3(b)は、集光器の他の例を示す図である。
この例は、ガラス17を円錐台形に研磨して両端面に無
反射コーティングを施したものである。ガラス内面で全
反射されるので、集光効果が得られる。上述の内面鏡型
よりもさらに作成が簡単である。図3(a)と同様に、ガ
ラス17がなければ外側に行ってしまう光線Kが、ガラ
ス17の内面で全反射してフォトダイオード15に入射
することが示されている。
【0019】図4は、集光器により受光効率が上がるこ
とを示す実験データを示すグラフである。横軸が標的ま
での距離R(m)に対する縦軸が受光効率Aを示す。こ
こで、標的には硫酸バリウム(BaSO4)を用いてレー
ザ光を垂直入射させた。受光面は、図2に示すように直
径2mmの円形で、集光器の全長は30mm、前方開口
は直径18mm、後方開口は直径4mmのそれぞれ円形
のものを用いた。
【0020】集光レンズ開口は直径120mm、集光レ
ンズとフォトダイオードまでの距離L=268(=26
5+3)mmである。図4から、集光器が存在すること
によって、近距離において著しく受光効率が上がること
が分かる。例えば、距離R=1mにおいては受光効率が
5倍以上高くなっている。また、遠距離においても、受
光効率が上がっている。これは、遠距離において焦点ず
れした光が集光されるためと考えられる。さらに、合焦
位置である6mの位置においてもわずかに受光効率は上
がっている。これは、レンズの収差及び回折により広が
った光が集光されるためと考えられる。
【0021】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。ガス濃度計ではなく、光の伝播時間か
ら距離を測定する距離計、光の吸収率によって光路上の
温度を測定する温度計、光のドップラー効果によって風
向きを測定する風向計、若しくは、有線又は無線光通信
の受信機などであってもよい。
【0022】さらに、図4に示すように合焦位置からの
光の受光効率も高めることができるので、反射型ではな
く、送光器と受光器とを異なる位置に固定した透過型の
場合であってもよい。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、受光装
置における受光効率を高めることができる。特に、近距
離からの受光に対する受光効率を著しく高めることがで
きる。また、オートフォーカスを使わずに広い範囲の距
離からの光を効率よく受信するので、手前に格子が存在
しその先に壁が存在するような場合でも手前の格子から
の反射光とその先の壁からの反射光の両方を効率よく、
しかも瞬時に受光することができる。さらに、受光素子
の受光面積を広げずに受光光量を増やすものであるの
で、受光素子の熱雑音を増やさずに信号成分のみを増や
すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態としてガス濃度測定装置
の構成を示す図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】受信した光が集光器によって集光される動作を
説明する図である。
【図4】集光器により受光効率が上がることを示す実験
データを示すグラフである。
【図5】レーザ光の発振周波数と受光素子の出力との関
係を示す図である。
【図6】従来技術を説明する図である。
【符号の説明】
11 円筒部 12 ハンドル 13 半導体レーザ 14 集光レンズ 15 フォトダイオード(受光素子) 16 集光器 17 ガラス(集光器) 21 標的

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信する光を電気信号に変換する受光素
    子と、該受光素子の前に配置され円錐台形の光学通路を
    形成して受信する光を集光する集光器と、を備えること
    を特徴とする受光装置。
  2. 【請求項2】 前記集光器は、金属の表面で光を反射さ
    せて円錐台形の光学通路を形成することを特徴とする請
    求項1記載の受光装置。
  3. 【請求項3】 前記集光器は、ガラスの内面で光を反射
    させて円錐台形の光学通路を形成することを特徴とする
    請求項1記載の受光装置。
  4. 【請求項4】 受信する光を集光する集光レンズを更に
    備え、前記集光器は前記集光レンズで集光された光を更
    に集光するものであることを特徴とする請求項1乃至3
    いずれかに記載の受光装置。
  5. 【請求項5】 前記集光器は、前記集光レンズからの光
    が直接に受光素子に至るのを遮らない位置に配置されて
    いることを特徴とする請求項4記載の受光装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009002739A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Horiba Ltd 放射温度計
JP2011232183A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Miura Co Ltd 火炎センサ、火炎検出装置、燃焼装置
JP2012132443A (ja) * 2010-12-17 2012-07-12 General Electric Co <Ge> ガス燃料混合物の当量比の実時間測定のためのシステムおよび方法
JP2018077182A (ja) * 2016-11-11 2018-05-17 リズム時計工業株式会社 時計指針の回転位置検出装置

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