JP2001172948A - 揚水発電設備 - Google Patents

揚水発電設備

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JP2001172948A
JP2001172948A JP36043899A JP36043899A JP2001172948A JP 2001172948 A JP2001172948 A JP 2001172948A JP 36043899 A JP36043899 A JP 36043899A JP 36043899 A JP36043899 A JP 36043899A JP 2001172948 A JP2001172948 A JP 2001172948A
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runner
pump
water
river
function
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JP36043899A
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Hideki Ono
英樹 小野
Ryuichiro Iwano
龍一郎 岩野
Ichiro Harada
一郎 原田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/16Mechanical energy storage, e.g. flywheels or pressurised fluids

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  • Control Of Water Turbines (AREA)
  • Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】市街地でも、特に立地場所や敷地面積の問題に
影響されることなく、安価にかつ容易に揚水発電をする
ことができる揚水発電設備を提供する。 【解決手段】上下関係に配置され、かつ水路にて連通さ
れた上ダムおよび下ダムと、前記水路部に設けられたポ
ンプ水車と、このポンプ水車を駆動,若しくはポンプ水
車に駆動される発電電動機とを備え、前記ポンプ水車の
ポンプ運転と水車運転の切換により揚水あるいは発電が
行なわれる揚水発電設備において、前記上ダムとして、
市街地あるいはその近傍を流れている河川107Aを用
い、かつ前記下ダムとして、市街地の地中に設けられて
いる放水路用地下河川101を用い、前記河川と地下河
川とを連通する水路部に、前記ポンプ水車102および
発電電動機103を配設するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は揚水発電設備に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来一般に採用されているこの種の揚水
発電設備は、例えば図5に示されているように、上ダム
301と下ダム302との間に導水管105と吸出し管
109,およびポンプ水車102および発電電動機10
3が設けられ、発電時は、上ダム301から下ダム30
2への流水によりポンプ水車102を水車として駆動
し、そして、この水車に結合されている発電電動機10
3が駆動され発電が行われる。また、揚水時は、発電電
動機103によりポンプ水車102をポンプとして駆動
し、下ダム302から上ダム301へ揚水運転が行なわ
れる。
【0003】このような揚水発電設備は、上ダムと下ダ
ムに膨大な貯水量と適度な落差,すなわち膨大な面積お
よび高さを必要とするため、一般には電力消費地,すな
わち市街地からは遠く離れた山間部に設けられるのが普
通であった。なお、この種揚水発電設備に関連するもの
としては、例えば特開昭56−138462号公報が挙
げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように形成されて
いる揚水発電設備(揚水発電所)では、上ダム、下ダム
の建設に多額の建設費を要し、また前述したように揚水
発電所が電力消費地から遠く離れているため、遠方から
長い送電線を介して送電されることになり、送電損失が
大きく、また送電線を支える多くの鉄塔など多額の建設
費を投じなければならなかった。
【0005】勿論、市街地あるいはその近くに揚水発電
所が設立できれば問題ないわけであるが、市街地の近傍
にこのような落差および設置面積がある山あるいは丘が
あるとは限らず、また、それに見合うような落差がある
ような構造の建物を建設しようとしても、市街地あるい
はその近傍のことであり、この大きな敷地面積の獲得に
は問題が生ずる。
【0006】本発明はこれに鑑みなされたもので、その
目的とするところは、たとえ電力消費地に近いところ,
すなわち市街地でも、特に立地場所や敷地面積の問題に
影響されることなく、安価にかつ容易に揚水発電をする
ことができるこの種の揚水発電設備を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、上下
関係に配置され、かつ水路にて連通された上ダムおよび
下ダムと、前記水路部に設けられたポンプ機能をもつラ
ンナと水車機能をもつランナと、該ポンプ機能をもつラ
ンナを駆動する電動機と水車機能をもつランナに駆動さ
れる発電機とを備え、前記ポンプ機能をもつランナのポ
ンプ運転と水車機能をもつランナの水車運転の切換によ
り揚水あるいは発電が行なわれる揚水発電設備におい
て、前記上ダムとして、市街地あるいはその近傍を流れ
ている河川あるいは貯水池を用い、かつ前記下ダムとし
て、市街地の地中に設けられている放水路用地下河川を
用い、前記河川と地下河川とを連通する水路部に、前記
ポンプ機能をもつランナと水車機能をもつランナ、およ
び前記電動機、発電機を配設するようにし所期の目的を
達成するようにしたものである。
【0008】また本発明は、上下関係に配置され、かつ
水路にて連通された上ダムおよび下ダムと、前記水路部
に設けられたポンプ機能をもつランナと水車機能をもつ
ランナと、該ポンプ機能をもつランナを駆動する電動機
と水車機能をもつランナに駆動される発電機とを備え、
前記ポンプ機能をもつランナのポンプ運転と水車機能を
もつランナの水車運転の切換により揚水あるいは発電が
行なわれる揚水発電設備において、前記上ダムとして、
市街地あるいはその近傍を流れている河川を用い、かつ
前記下ダムとして、市街地の地中に設けられている放水
路用地下河川を用い、前記河川と前記地下河川とを連通
する水路部に、前記ポンプ水車および発電電動機を配設
するとともに、このポンプ水車および発電電動機を、前
記放水路用地下河川への放水使用が見込まれないときに
駆動するようにしたものである。
【0009】また本発明は、上下関係に配置され、かつ
水路にて連通された上ダムおよび下ダムと、前記水路部
に設けられたポンプ機能をもつランナと水車機能をもつ
ランナと、該ポンプ機能をもつランナを駆動する電動機
と水車機能をもつランナに駆動される発電機とを備え、
前記ポンプ機能をもつランナのポンプ運転と水車機能を
もつランナの水車運転の切換により揚水あるいは発電が
行なわれる揚水発電設備において、前記上ダムとして、
市街地あるいはその近傍を流れている河川を用い、かつ
前記下ダムとして、市街地の地中に設けられ、かつ排水
ポンプ設備を備えている放水路用地下河川を用い、前記
河川と地下河川とを連通する水路部に、前記ポンプ水車
および発電電動機を配設するようにし、かつ前記発電電
動機にて発電された電力を、前記放水路用地下河川の排
水ポンプ設備の平常時の保守用電力として使用するよう
に形成したものである。
【0010】また、この場合、前記ポンプ水車および発
電電動機を、複数セット設けるとともに、一方のポンプ
と他方の水車との間に水流循環ループを形成するように
構成し、先行待機運転や保守運転時に前記循環ループに
循環水流を流し、保守運転確認ができるようにしたもの
である。また、前記ポンプ水車および発電電動機が設置
されている部分に、ガスタービン設備を設け、このガス
タービンと前記発電電動機および前記ポンプ水車を互い
に選択的に動力伝達可能に構成するようにしたものであ
る。
【0011】すなわち、このように形成された揚水発電
設備であると、上ダムとしては、市街地あるいはその近
くを流れている河川が用いられ、また下ダムとして、市
街地の地中に設けられている放水路用地下河川が用いら
れ、そして河川と地下河川とを連通する水路部にポンプ
水車および発電電動機が配設されるので、特に上ダムお
よび下ダムを建設することなく発電することができ、ま
た、電力消費地に近いことから長距離に渡って送電線を
張り回すこともなく、したがって、立地条件に影響され
ること無く電力消費地に近い場所に安価にかつ容易に揚
水発電設備を建設することが可能となるのである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図示した実施例に基づいて本
発明を詳細に説明する。図1には、その揚水発電設備が
線図で示されている。まず、構成を説明すると、102
がポンプ水車であり、103が発電電動機、111がポ
ンプ機場、107Aが大河川、107a,bが中小河
川、101が地下河川である。
【0013】中小河川107a,bは、それぞれポンプ
機場111、水門108を介して立坑106a,bによ
り地下河川101に連結されている。一方、大河川10
7Aには導水管105が連結されており、水量調整弁1
04、ポンプ水車102,下部吸出し管をへて地下河川
101に連結されている。ポンプ水車102の回転軸に
は発電電動機103が連結されている。
【0014】このように構成されている揚水発電設備
は、次のように動作する。まず、はじめに中小河川10
7a,b増水時の動作を説明すると、河川107aが増
水した場合、図中のポンプ機場111のポンプ(図示な
し)は、河川107aの水を強制的に地下河川101に
送り出す。一方、河川107bが増水した場合には、水
門108を開き、河川107bの水を106bから地下
河川101に排水する。中小河川107a,bから地下
河川101に排水された河川水は、発電電動機103の
動力により回転するポンプ水車102により導水管10
5を通して大河川107Aに排水される。
【0015】次に揚水時の動作を説明する。水門108
は閉じ、河川107bから立坑106bへの河川水の流
入を遮断する。また、ポンプ機場111の図示されない
流量調整手段は河川107aから立坑106aへの河川
水の流入を遮断する。流量調整弁104は開き、発電電
動機103でポンプ水車102を駆動し、地下河川内の
水を大河川107Aへ汲み上げる。揚水の完了後、流量
調整弁104は閉じられる。
【0016】次に発電時の動作を説明すると、前記揚水
完了状態から流量調整弁104を開き、大河川107A
の河川水を、地下河川101内に導水する。河川水の流
入によりポンプ水車102は回転運動をし、それに直結
された発電電動機103により発電が行なわれる。
【0017】このように上ダムとして、市街地を流れて
いる大河川107Aが用いられ、また下ダムとして、市
街地の地中に設けられている放水路用の地下河川101
が用いられ、大河川と地下河川とを連通する水路部10
5にポンプ水車102および発電電動機103が配設さ
れるので、市街地の近くで、特に上下ダムを建設するこ
となく揚水発電設備を建設することが可能となる。
【0018】なお、ここで、市街地の地中に設けられて
いる放水路用の地下河川101について図6を用い説明
すると、地下河川は中小河川107a,bの水を大河川
107Aに逃すなど治水の役割を果たす水路のことであ
る。河川107aが増水した場合、図中のポンプ機場1
11は図示されないポンプにより河川107aの水を地
下河川101に強制的に送り出す設備である。なおポン
プ機場の図示されないポンプはガスタービンや電動機等
の駆動機により駆動される。
【0019】また、河川107bが増水した場合は水門
108を開き、河川107bの水を地下河川101に排
水する。中小河川107a,bから地下河川101に排
水された河川水は、駆動機203の動力により回転する
ポンプ201により導水管105を通して大河川107
Aに排水される。なお、放水設備の構成では排水する河
川、される河川がさらに複数個存在したり、排水される
側が貯水池、集水槽であったり様々である。近年、治水
事業として大都市近郊にこのような大規模な地下河川が
建設されている。
【0020】図2は、本発明の第二の実施例を示すもの
で、まずその構成を説明すると、中小河川107a,b
はそれぞれポンプ機場111、水門108を介して立坑
106a,bにより地下河川101に連結されている。
一方大河川107Aには導水管105、流量調整弁10
4cが連結されている。導水管の他端は二つに分岐して
おり流量調整弁104a、104bを介してそれぞれ水
車202、ポンプ201に連結されている。その後、流
路は再び吸出し管109に統合される。吸出し管109
の他端は地下河川101に連結している。水車202、
ポンプ201の回転軸にはそれぞれ発電電動機103、
駆動機203が連結されている。
【0021】次にその動作を説明する。はじめに中小河
川107a,b増水時の動作を説明する。河川107a
が増水した場合、図中のポンプ機場111は河川107
aの水を図示されないポンプにより強制的に地下河川1
01に送り出す。また、河川107bが増水した場合は
水門108を開き、河川107bの水を106bから地
下河川101に排水する。中小河川107a,bから地
下河川101に排水された河川水は、駆動機203によ
り駆動されるポンプ201により大河川107Aに排水
される。この時、流量調整弁104b,104cは開
き、104aは閉じている。
【0022】次に揚水時の動作を説明する。水門10
8、流量調整弁104aは閉じる。流量調整弁104
b,cは開く。河川107bから立坑106bへの河川
水の流入を遮断する。また、ポンプ機場111の図示さ
れない流量調整手段は河川107aから立坑106aへ
の河川水の流入を遮断する。流量調整弁104bは開き
駆動機203によりポンプ201を駆動し、地下河川1
01内の水を大河川107Aにくみ上げる。揚水完了
後、流量調整弁104bは閉じられる。
【0023】次に発電時の動作を説明する。前記揚水完
了状態から流量調整弁104aを開き大河川107Aの
河川水を地下河川101内に導水する。河川水の流入に
より水車202は回転運動をし、それに直結された発電
電動機103で発電を行う。
【0024】次に先行待機運転、保守運転時の動作を説
明する。流量調整弁104a,bを開き、流量調整弁1
04cは閉じる。この時、地下河川101の水位はポン
プ201、水車202が十分水で満たされる水位とす
る。このような状態において駆動機203によりポンプ
201を駆動する。ポンプ201より吐き出された水は
水車202に回転力を与え、再びポンプ201に戻る工
程で循環する。
【0025】さらに図3には、本発明の第三の実施例が
示されている。この場合には、上ダムを海洋110とし
たもので、中小河川107aは、水門108および立坑
106aを介して地下河川101に連結されている。一
方、海洋110には導水管105が連結されており、水
量調整弁104、ポンプ水車102,下部吸出し管10
9をへて地下河川101に連結されている。ポンプ水車
102の回転軸には発電電動機103が連結されてい
る。なお、この場合、ポンプ機能と水車機能を持つラン
ナが最低1つづつあればよいが、それらが複数台組み合
わされて併用されていてもよい。
【0026】さらに図4には、本発明の第四の実施例が
示されている。この場合には、発電電動機103、ガス
タービン115、ポンプ水車102が軸114a,b,
cの一端に固定されている歯車112a,b,cにより
互いに動力を伝達可能となっている。なお、軸114
a,b,cにはクラッチ113a,b,cが設けられて
おり、このクラッチのオンオフにより、発電電動機10
3、ガスタービン115、ポンプ水車102間の動力の
伝達を切り替えることができる。
【0027】次に動作を説明する。揚水時はクラッチ1
13b、113cをオンにし、クラッチ113aをオフ
とし、ガスタービン115を用いる。発電時はクラッチ
113a、113cをオンにし、クラッチ113bをオ
フとしポンプ水車102で発電する。また、クラッチ1
13a、113bをオンにし、クラッチ113cをオフ
とした場合はガスタービン115で発電することが可能
である。
【0028】この実施例のものであると、排水にガスタ
ービン115が用いられるため、電力の供給に左右され
ず排水が行え、また、揚水発電が行えない場合でもガス
タービン115による発電で電力供給が可能である。
【0029】以上説明してきたようにこのように形成さ
れた揚水発電設備であると、大都市近郊に治水の観点か
ら建設された大規模な地下河川を用いることにより、大
都市近郊に揚水発電設備を得ることができるため、従来
の山間部に作られた揚水発電所に比べ発電所と消費地間
距離が格段に短くなり、送電ロスが小さくなる。また、
現状においては、ポンプ水車単体での効率向上が限界に
近づきつつあるため、送電ロス低減による効率向上の経
済的効果は非常に大きい。
【0030】また、放水路用地下河川が下ダムとして用
いられるため、放水設備と揚水発電設備を独立に建設す
る場合に比べ、建設費用を大幅に削減することができ
る。また、水車乃至はポンプ水車が、水車運転吸出し先
に大規模河川や海洋などを有することにより、上ダムの
建設費用も大幅に削減される。
【0031】本発明の地下河川を用いた揚水発電設備は
従来の地下河川の基本構成を備えているので洪水時など
の治水動作に影響はない。さらに、既存の地下放水設備
から本システムへの転用においては、ポンプの一つをポ
ンプ水車に置き換える、若しくは水車を増設することに
より得られる構成となっているため、建設コストの削減
に非常に有効である。
【0032】また、本発明の地下河川を用いた揚水発電
設備は水害発生時を除くほぼ毎日、設備を稼動駆動する
ことが可能であるため、設備の運用効率がよい。本発明
の地下河川を用いた揚水発電設備のポンプ機場は、ポン
プ水車若しくは水車による発電が行え、排水機場におけ
る保守用電力をまかなえるので送電設備を必要とせず、
建設費が安くなる。
【0033】また、本発明の地下河川を用いた揚水発電
設備で、先行待機運転や保守運転時にポンプと水車間に
閉ループを形成するようにしたものにおいては、ポン
プ、若しくはポンプ水車が駆動されているのみで有効な
仕事を行わない先行待機状態や保守運転時に閉ループ内
の水車若しくはポンプ水車でエネルギを回収することが
でき経済的である。
【0034】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、電力消費地に近いところ,すなわち市街地でも、特
に立地場所や敷地面積の問題に影響されることなく、安
価にかつ容易に揚水発電をすることができるこの種の揚
水発電設備を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の揚水発電設備の一実施例を示す縦断側
面図である。
【図2】本発明の揚水発電設備の他の実施例を示す縦断
側面図である。
【図3】本発明の揚水発電設備の他の実施例を示す縦断
側面図である。
【図4】本発明の揚水発電設備の他の実施例を示す縦断
側面図である。
【図5】従来の一般的揚水発電設備を示す概略図であ
る。
【図6】従来の地下放水路設備を示す概略図である。
【符号の説明】
101…放水路用地下河川、102…ポンプ水車、10
3…発電電動機、104a,c…流量調整弁、105…
導水管、106a,b…立坑、107…河川、107A
…大河川、107a,b…中小河川、108…水門、1
09…吸出し管、110…海洋、111…ポンプ機場、
112a,b,c…歯車、113a,b,c…クラッ
チ、114a,b,c…軸、115…ガスタービン、2
01…ポンプ、202…水車、203…駆動機、301
…上ダム、302…下ダム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02P 9/04 H02P 9/04 A (72)発明者 原田 一郎 茨城県土浦市神立町603番地 株式会社日 立製作所土浦事業所内 Fターム(参考) 3H073 AA02 AA12 AA21 AA26 BB01 BB15 BB16 BB21 CD20 CE40 FF10 3H074 AA08 AA10 AA12 AA13 BB07 BB09 BB10 BB13 BB15 BB19 BB30 CC29 CC31 CC38 CC50 5H590 AA02 AA04 AA30 CA12 CA21 CB03 CC01 CE02 CE04 CE10 EA07 EA10 FA01 FA05 5H607 AA00 BB01 BB02 BB25 DD02 DD15 EE02 FF27

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下関係に配置され、かつ水路にて連通
    された上ダムおよび下ダムと、前記水路部に設けられた
    ポンプ機能をもつランナと水車機能をもつランナと、該
    ポンプ機能をもつランナを駆動する電動機と水車機能を
    もつランナに駆動される発電機とを備え、前記ポンプ機
    能をもつランナのポンプ運転と水車機能をもつランナの
    水車運転の切換により揚水あるいは発電が行なわれる揚
    水発電設備において、 前記上ダムとして、市街地あるいはその近傍を流れてい
    る河川を用い、かつ前記下ダムとして、市街地の地中に
    設けられている放水路用地下河川を用い、前記河川と地
    下河川とを連通する水路部に、前記ポンプ機能をもつラ
    ンナと水車機能をもつランナ、および前記電動機、発電
    機を配設するようにしたことを特徴とする揚水発電設
    備。
  2. 【請求項2】 上下関係に配置され、かつ水路にて連通
    された上ダムおよび下ダムと、前記水路部に設けられた
    ポンプ機能をもつランナと水車機能をもつランナと、該
    ポンプ機能をもつランナを駆動する電動機と水車機能を
    もつランナに駆動される発電機とを備え、前記ポンプ機
    能をもつランナのポンプ運転と水車機能をもつランナの
    水車運転の切換により揚水あるいは発電が行なわれる揚
    水発電設備において、 前記上ダムとして、市街地あるいはその近傍を流れてい
    る河川を用い、かつ前記下ダムとして、市街地の地中に
    設けられている放水路用地下河川を用い、前記河川と前
    記地下河川とを連通する水路部に、前記ポンプ水車およ
    び発電電動機を配設するとともに、このポンプ水車およ
    び発電電動機を、前記放水路用地下河川への放水使用が
    見込まれないときに駆動するようにしたことを特徴とす
    る揚水発電設備。
  3. 【請求項3】 上下関係に配置され、かつ水路にて連通
    された上ダムおよび下ダムと、前記水路部に設けられた
    ポンプ機能をもつランナと水車機能をもつランナと、該
    ポンプ機能をもつランナを駆動する電動機と水車機能を
    もつランナに駆動される発電機とを備え、前記ポンプ機
    能をもつランナのポンプ運転と水車機能をもつランナの
    水車運転の切換により揚水あるいは発電が行なわれる揚
    水発電設備において、 前記上ダムとして、市街地あるいはその近傍を流れてい
    る河川を用い、かつ前記下ダムとして、市街地の地中に
    設けられ、かつ排水ポンプ設備を備えている放水路用地
    下河川を用い、前記河川と地下河川とを連通する水路部
    に、前記ポンプ水車および発電電動機を配設するように
    し、かつ前記発電機にて発電された電力を、前記放水路
    用地下河川の排水ポンプ設備の平常時の保守用電力とし
    て使用するように形成したことを特徴とする揚水発電設
    備。
  4. 【請求項4】 前記ポンプ水車および発電電動機が、複
    数セット設けられるとともに、一方のポンプと他方の水
    車との間に水流循環ループが形成されるように構成し、
    先行待機運転や保守運転時に前記循環ループに循環水流
    を流し、保守運転確認をするようにした請求項1,2ま
    たは3記載の揚水発電設備。
  5. 【請求項5】 前記ポンプ水車および発電電動機の設置
    部にガスタービンを備え、前記発電電動機、ガスタービ
    ン、ポンプ水車が互いに選択的に動力伝達可能に構成さ
    れたものである請求項1,2または3記載の揚水発電設
    備。
  6. 【請求項6】 上下関係に配置され、かつ水路にて連通
    された上ダムおよび下ダムと、前記水路部に設けられた
    ポンプ機能をもつランナと水車機能をもつランナと、該
    ポンプ機能をもつランナを駆動する電動機と水車機能を
    もつランナに駆動される発電機とを備え、前記ポンプ機
    能をもつランナのポンプ運転と水車機能をもつランナの
    水車運転の切換により揚水あるいは発電が行なわれる揚
    水発電設備において、 前記上ダムとして、市街地あるいはその近傍の貯水池を
    用い、かつ前記下ダムとして、市街地の地中に設けられ
    ている放水路用地下河川を用い、前記河川と地下河川と
    を連通する水路部に、前記ポンプ機能をもつランナと水
    車機能をもつランナ、および前記電動機、発電機を配設
    するようにしたことを特徴とする揚水発電設備。
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