JP2001166921A - ジョブ投入方法、ジョブ投入システム、及び記録媒体 - Google Patents

ジョブ投入方法、ジョブ投入システム、及び記録媒体

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JP2001166921A
JP2001166921A JP35207599A JP35207599A JP2001166921A JP 2001166921 A JP2001166921 A JP 2001166921A JP 35207599 A JP35207599 A JP 35207599A JP 35207599 A JP35207599 A JP 35207599A JP 2001166921 A JP2001166921 A JP 2001166921A
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Minoru Maeda
実 前田
Shigefumi Goto
茂文 後藤
Yoko Hasegawa
容子 長谷川
Hiroshige Miura
寛滋 三浦
Akinori Sakata
晶紀 坂田
Akimasa Yoshida
明雅 吉田
Takashi Yoshida
貴史 吉田
Atsushi Shirai
敦 白井
Toshiki Wakako
敏規 若子
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ジョブ実行システムによらずに後続ジョブの投
入を制御することのできるジョブ投入方法を提供するこ
と。 【解決手段】終了コード変換制御部33は、ジョブ実行
システム13からの終了コードS1を、自システムが扱
える終了コードに変換し、その変換後の終了コードS1
aを後続ジョブ実行判定部34に出力する。後続ジョブ
実行判定部34は、変換後の終了コードS1aに基づい
て、ジョブ投入部31に後続ジョブの投入又は中断を指
示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は連携ジョブをジョブ
実行システムに投入するジョブ投入方法、ジョブ投入シ
ステム、及び記録媒体に関するものである。
【0002】近年、ネットワークシステムは、異なるア
ーキテクチャ(又はプラットフォーム、ベンダー等)を
有する複数の計算機(コンピュータ)を接続して構成さ
れるようになってきている。このようなネットワークシ
ステムにおいて、負荷を軽減する等の目的で分散処理が
行われるようになってきている。即ち、業務処理は複数
のジョブにて構成され、ジョブ投入システムは、ジョブ
を投入したジョブ実行システムからの終了コードに基づ
いて次のジョブを投入する。しかし、終了コードはシス
テムのアーキテクチャによって異なるため、先行ジョブ
の終了を確実に監視できなくなって後続ジョブを投入で
きなくなる場合があるため、終了コードを確認して後続
ジョブの投入を確実に制御することが要求されている。
【0003】
【従来の技術】従来、複数の計算機(コンピュータ)を
接続して構成されるネットワークシステムにおいて、負
荷を軽減する等の目的で分散処理が行われるようになっ
てきている。即ち、業務処理は複数のジョブにて構成さ
れ、ジョブ投入システムは、ジョブ実行システムにジョ
ブを投入し、そのシステムの終了コードに基づいて次の
後続ジョブをジョブ実行システムに投入する。このよう
に、複数ジョブを連携させて所定の業務を実施する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年では、
異なるアーキテクチャ(又はプラットフォーム、ベンダ
ー等)を有する複数の計算機(コンピュータ)を接続し
てネットワークシステムが構築されるようになってきて
いる。このため、所定の業務を遂行するにあたって、ジ
ョブ投入システムとジョブ実行システムのアーキテクチ
ャが異なる場合がある。終了コードの範囲はアーキテク
チャ、即ちコンピュータ毎に異なるため、その範囲の違
いによってジョブを確実に連携できなくなる場合があ
る。
【0005】例えば、ネットワークシステムにメインフ
レームシステムとUNIXシステム(UNIXはX/Open
Company Limitedがライセンスしている米国ならびに他
の国における登録商標)が接続され、メインフレームシ
ステム(ジョブ投入システム)からUNIXシステム
(ジョブ実行システム)にジョブを投入する。しかし、
メインフレームシステムでは、UNIXシステムの終了
コードを認識することができないため、そのUNIXシ
ステムにおいて実行したジョブが正常終了か否かを判断
することができない。このため、メインフレームシステ
ムでは、先行ジョブが異常終了しているにもかかわらず
後続ジョブを投入してしまうため、業務を正常に実施す
ることができなくなっていた。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的はジョブ実行システムによ
らずに後続ジョブの投入を制御することのできるジョブ
投入方法、ジョブ投入システム、及び記録媒体を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、ジョブを自システムと異なるプラット
フォームにて動作するジョブ実行システムに投入し、該
システムからの終了コードに基づいて前記ジョブと連携
した後続ジョブをジョブ実行システムに投入するジョブ
投入方法において、前記ジョブ実行システムからの第1
の終了コードを自システムが扱う範囲の第2の終了コー
ドに変換し、自システムが扱える第2の終了コードに基
づいて後続ジョブの投入又は中断を制御する。
【0008】また、前記ジョブ実行システムのホスト名
が予め登録されている場合に、自システムが扱う終了コ
ードと該終了コードに対応させる前記ジョブ実行システ
ムの終了コードとが登録されたコード変換テーブルを参
照して前記第1の終了コードを前記第2の終了コードに
変換する。
【0009】さらに、ジョブ実行システムのホスト名が
予め登録されていない場合に、自システムが扱う終了コ
ードと該終了コードに対応して設定された標準の終了コ
ードとが登録された標準コード変換テーブルを用いて前
記第1の終了コードを前記第2の終了コードに変換す
る。
【0010】さらに、前記第1の終了コードが前記各コ
ード変換テーブルに登録された範囲にない場合に、該第
1の終了コードを自システムの終了コードの最大値の前
記第2の終了コードに変換する。
【0011】さらに、入力情報に基づいて投入するジョ
ブを出力するジョブ投入部と、前記ジョブを前記ジョブ
実行システムに転送し、該ジョブ実行システムからの終
了コードを前記終了コード変換制御部に出力する連携制
御部と、前記終了コード変換制御部による変換後の終了
コードに基づいて前記ジョブ投入部に対して後続ジョブ
の投入又は中断を指示する後続ジョブ実行判定部と、を
備える。
【0012】さらに、前記ジョブ実行システムからの第
1の終了コードを自システムが扱う範囲の第2の終了コ
ードに変換する終了コード変換制御部を備え、当該第2
の終了コードに基づいて後続ジョブの投入又は中断を制
御する。
【0013】さらに、記録媒体に記録されたプログラム
は、前記ジョブ実行システムからの第1の終了コードを
自システムが扱う範囲の第2の終了コードに変換し、当
該第2の終了コードに基づいて後続ジョブの投入又は中
断を制御する方法を実行する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図11に従って説明する。図1は、ネッ
トワークシステムの概略構成図である。
【0015】ネットワークシステム10は、ネットワー
ク11に複数のコンピュータ12〜15が接続されて構
成されている。複数のコンピュータ12〜15の内の何
れか(例えばコンピュータ12)は他のコンピュータ1
3〜15にジョブを投入するジョブ投入システムとして
機能し、他のコンピュータ13〜15は投入されたジョ
ブを実行し、その結果及び終了コードをジョブ投入シス
テムであるコンピュータ12へ送信するジョブ実行シス
テムとして機能する。尚、ジョブ投入システム及びジョ
ブ実行システムは1又は複数のコンピュータに固定され
るものではなく、実施される業務に応じて変更される場
合もある。
【0016】図2は、コンピュータ12のハードウェア
構成を概略的に示すブロック図である。尚、他のコンピ
ュータ13〜15は、コンピュータ12と概略同様に構
成されるため、それらの図面及び説明を省略する。
【0017】コンピュータ12は、中央処理装置(CP
U)21を含み、このCPU21は、メモリ22と、入
力装置23と、出力装置24と、記憶装置25と、ドラ
イブ装置26と、通信装置27とをそれに接続された状
態で有している。
【0018】CPU21は、メモリ22を利用してプロ
グラムを実行し、ジョブ投入システム又はジョブ実行シ
ステムとして機能するために必要な処理を実現する。メ
モリ22には、ジョブ投入システム及びジョブ実行シス
テムとして動作するために必要なプログラムとデータが
格納され、メモリ22としては、通常、キャッシュ・メ
モリ、システム・メモリおよびディスプレー・メモリを
含む。
【0019】入力装置23は、キーボードおよびマウス
装置(図示せず)を含み、ユーザからの要求やジョブ投
入指示の入力に用いられる。また、出力装置24は、表
示装置(VDT)またはモニタおよびプリンタを含み、
入力画面やジョブ実行結果の等の出力に用いられる。
【0020】記憶装置25は、通常、磁気ディスク装
置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置を含む。この
記憶装置25には、上述のプログラムとデータが格納さ
れ、CPU21は、入力装置23による指示に応答して
プログラム,データをメモリ22へ転送し、それを実行
する。
【0021】ドライブ装置26は、記録媒体28を駆動
し、その記憶内容にアクセスする。記録媒体28として
は、メモリカード、フロッピーディスク、光ディスク
(CD-ROM,DVD-ROM,…)、光磁気ディスク(MO,MD,…)
等、任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体を使用
することができる。この記録媒体28に、上述のプログ
ラム,データを格納しておき、必要に応じて、メモリ2
2にロードして使用することもできる。
【0022】通信装置27は、ネットワーク11への接
続に用いられ、通信に伴うデータ変換等を行って、他の
コンピュータ13〜15との間でプログラムやデータの
送受信を行う。また、情報処理装置は、外部の情報提供
者のデータベース等からネットワークを介して、上述の
プログラムとデータを受け取り、必要に応じて、メモリ
22にロードして使用することもできる。このような場
合、記録媒体は、外部情報提供者が持つ磁気ディスク装
置等の記憶装置を指す。
【0023】次に、ジョブ投入システムの構成及び動作
を説明する。尚、ここでは、コンピュータ12がジョブ
投入システムであり、コンピュータ13がジョブ実行シ
ステムである場合について説明する。
【0024】図3は、ジョブ投入システム12,ジョブ
実行システム13が持つ機能を示す。ジョブ投入システ
ム12は、ジョブ投入部31、連携制御部32、終了コ
ード変換制御部33、後続ジョブ実行判定部34、及び
ジョブ結果出力部35を含む。ジョブ投入システム12
は、ジョブ投入指示に基づいてジョブ36をジョブ実行
システム13に投入し、ジョブ実行システム13から受
け取るジョブ結果及び終了コードに基づいてジョブ結果
37を出力するとともに後続ジョブ36をジョブ実行シ
ステム13に投入する。
【0025】ジョブ投入部31は、ジョブ投入指示に基
づいてジョブ36を入力し、これを連携制御部32に出
力する。連携制御部32は、投入されたジョブをジョブ
実行システム13にネットワーク11を介して転送す
る。
【0026】ジョブ実行システム13は、ジョブ実行部
38を含み、このジョブ実行部38はネットワーク11
を介して転送されたジョブを実行し、その実行結果及び
終了コードをネットワーク11を介してジョブ投入シス
テム12に転送する。
【0027】連携制御部32は、ジョブ実行システム1
3からネットワーク11を介して転送されるジョブ結果
及び終了コードを入力する。そして、連携制御部32
は、終了コード制御部33にジョブ実行システム13の
終了コードS1を転送し、ジョブ結果出力部35にジョ
ブ結果S2を転送する。
【0028】終了コード変換制御部33は、後述する複
数のテーブルに格納された情報に基づいて終了コードS
1の値を自システムが持つ範囲の終了コードに変換し、
その変換後の終了コードS1aを後続ジョブ実行判定部
34及びジョブ結果出力部35に通知する。これによ
り、後続ジョブ実行判定部34及びジョブ結果出力部3
5は、自システムが扱う範囲値の終了コードS1aにて
それぞれ動作する。
【0029】後続ジョブ実行判定部34は、通知された
終了コードS1aに基づいて、ジョブ投入部31に対し
て後続ジョブの実施又は中断を指示する。詳述すると、
後続ジョブ実行判定部34は、通知された終了コードS
1aが投入ジョブの正常終了を示す場合にはジョブ投入
部31に後続ジョブの実施を指示し、終了コードS1a
が異常終了を示す場合にはジョブの中断(後続ジョブの
投入停止)を指示する。
【0030】ジョブ結果出力部35は、連携制御部32
からのジョブ結果S2に基づいて、終了コード変換制御
部33からの終了コードS1aを含むジョブ結果37を
出力する。
【0031】次に、終了コード変換制御部33の動作
を、図4〜図10に従って説明する。図4及び5は、終
了コード変換制御部33の動作を示すフローチャートで
ある。終了コード変換制御部33は、図4及び図5のス
テップ41〜55に従って動作し、図6のホスト名テー
ブル61及び変換テーブル62a〜62n(nはホスト
名テーブル61に登録されたホスト名のレコード数)と
図7の標準コード変換テーブル63に基づいてジョブ実
行システム13の終了コードS1を自システムの終了コ
ードS1aに変換する。
【0032】先ず、各テーブル61,62a〜62n,
63について説明する。ホスト名テーブル61の各レコ
ードには、ジョブ実行システム12がジョブを投入する
ジョブ実行システム13の名前(ホスト名)が登録され
ている。ホスト名は図9に示すデータ構造を持つ。この
ホスト名に対応してコード変換テーブル61a〜61n
が作成される。
【0033】各コード変換テーブル61a〜61nの各
レコードには、それぞれジョブ投入システム12の終了
コードと、それに対応するジョブ実行システムでジョブ
実行時の終了コードの範囲が登録されている。ジョブ実
行システムの終了コードの範囲は図8に示すデータ構造
を持ち、ジョブ実行システムでジョブ実行時の終了コー
ドは図10に示すデータ構造を持つ。
【0034】標準コード変換テーブル63の各レコード
には、各コード変換テーブル61a〜61nと同様に、
それぞれジョブ投入システムに対応して設定された標準
の終了コードと、それに対応するジョブ実行システムで
ジョブ実行時の終了コードの範囲が登録されている。但
し、このテーブル63における各レコードのジョブ投入
システムの終了コードは、ネットワークに接続される数
が多いシステムに基づいて設定された標準の終了コード
である。従って、ネットワークに接続される多くのシス
テムは、それらの終了コードが標準の終了コードと一致
するため、それらシステムのホスト名の登録及びコード
変換テーブルを作成しなくても、それらの終了コードが
ジョブ投入システムの終了コードに変換される。
【0035】これらテーブル61,62a〜62n,6
3は、予め図2の記憶装置25に記憶された終了コード
の定義文に基づいて、システムの起動時に作成される。
即ち、ジョブ投入システム12は、システムの起動時に
終了コードの定義文を解析し、その定義文に従って各テ
ーブル61,62a〜62n,63に所定の情報を登録
する。尚、終了コードの定義文は、図2の入力装置23
を介してシステムの起動毎に入力される構成としても良
い。また、各テーブル61,62a〜62n,63の作
成は、ジョブの投入開始時などの適当な時機に行われる
構成としても良い。
【0036】次に、コード変換処理の詳細を説明する。
ステップ41〜44はホスト名検索処理のサブステップ
であり、変換制御部33は、ジョブ実行システムのホス
ト名が図6のホスト名テーブル61に登録されているか
否かを検索する。そして、ホスト名が登録されている、
即ちコード変換テーブルが作成されていればそれに対応
したコード変換テーブル62a〜62nを用いて終了コ
ードS1を変換する。一方、ホスト名が登録されていな
い場合には標準コード変換テーブル63を用いて終了コ
ードを変換する。
【0037】詳述すると、先ずステップ41ではジョブ
実行システムのホスト名を読み込み、ステップ42では
ステップ41において読み込んだホスト名がホスト名テ
ーブル61の検索対象レコードに含まれるホスト名と一
致するか否かを判断する。その判断結果に基づいて、そ
れらが一致しない場合には、ステップ43においてホス
ト名テーブル61の次のレコードを検索対象とする。ス
テップ44において検索対象とするレコードが存在する
か否かを判断し、存在する場合にはステップ42に戻っ
てそのホスト名が読み込んだホスト名と一致するか否か
を判断する。従って、ステップ41〜44のホスト名検
索処理において、ホスト名と一致するレコードが存在す
る場合にはステップ42からステップ45に進み、レコ
ードが存在しない場合にはステップ44からステップ4
6に進む。
【0038】ステップ45に進んだ場合には当該ホスト
に対応して記憶された図6のコード変換テーブル62の
使用を設定し、ステップ47に進む。一方、ステップ4
6に進んだ場合にはコード変換テーブルとして図7の標
準コード変換テーブル63の使用を設定し、ステップ4
7に進む。
【0039】ステップ47,48,50,51はコード
範囲検索処理のサブステップであり、変換制御部33
は、変換しようとする終了コードS1が、使用するコー
ド変換テーブル62a〜62n又は標準コード変換テー
ブル63に登録されたコード範囲に含まれるか否かを検
索する。そして、変換制御部33は、範囲に含まれる場
合には、その範囲に対応する登録終了コードを変換後の
終了コードとして出力し、範囲に含まれない場合には、
ジョブ投入システムの終了コードの範囲に基づいて設定
した変換後の終了コードを出力する。
【0040】詳述すると、ステップ47ではジョブ実行
システムでのジョブ実行時の終了コードS1を読み込
み、ステップ48では読み込んだ終了コードがコード変
換テーブル62a〜62n,63の検索対象レコードに
含まれる終了コードの範囲に含まれるか否かを判断す
る。その判断結果に基づいて、含まれる場合にはステッ
プ48からステップ49に進み、そのステップ49にお
いてコード変換テーブル62a〜62nの対象レコード
のジョブ投入システムの終了コードを変換後の終了コー
ドとして出力する。
【0041】一方、検索対象レコードの範囲に含まれな
い場合、ステップ50において当該コード変換テーブル
の次のレコードを検索対象とする。次に、ステップ51
において、検索対象とするレコードが存在するか否かを
判断し、存在する場合にはステップ48に戻ってそのレ
コードに含まれる範囲に終了コードS1が含まれるか否
かを判断する。
【0042】ステップ51において検索対象とするレコ
ードが存在しない場合、ステップ52に進み、そのステ
ップ52においてジョブ投入システムの終了コードの範
囲値を読み込む。そして、ステップ53において、その
設定範囲をジョブ実行システムの終了コードが越えてい
るか否かを判断し、越えていない場合にはステップ53
からステップ54に進む。そのステップ54において、
ジョブ実行でジョブ実行時の終了コードをジョブ投入シ
ステムの終了コードとして出力する。
【0043】一方、ステップ53においてジョブ投入シ
ステムの終了コードが設定範囲を超える場合にはステッ
プ53からステップ55に進む。そのステップ55にお
いて、ジョブ投入システムの終了コードの範囲の最大値
をジョブ投入システムの終了コードとして出力する。
【0044】次に、上記のように構成された終了コード
変換制御部33の作用を説明する。図11は、ホスト
名:HOSTBを持つジョブ実行システム13にジョブ
を投入した場合のホスト名:HOSTAを持つジョブ投
入システム12の動作を示す。
【0045】尚、ジョブ投入システム12には、図11
に示す終了コードの制御方式の定義文[SERVER=HOSTB,TR
NSCODE=(4=1:30,ABEND=31:100)] (各テーブル61,6
2a〜62n,63の登録内容)が記録されている。
(a)の[SERVER=HOSTB,] はジョブ実行システム13の
ホスト名が「HOSTB」であることを示す。(b)の
[TRNSCODE=(4=1:30,] は値「1」から値「30」の範囲
の終了コードを値「4」の終了コードに変換することを
示す。また、(c)の[ABEND=31:100)] は値「31」〜
値「100」の範囲の終了コードをジョブ異常終了(AB
END )とすることを示す。そして、ジョブ投入システム
12におけるジョブの正常終了を示す終了コードの値は
「0」である。
【0046】先ず、ジョブ投入システム12は、ジョブ
1をジョブ実行システム13に投入する。ジョブ実行シ
ステム13は、ジョブ1を実行し、その結果と値が
「1」の終了コードをジョブ実行システム13に返す。
【0047】ジョブ投入システム12は、ジョブ1の終
了を受け取り、値「1」の終了コードをコード変換テー
ブルに基づいて値「4」の終了コードに変換する。とこ
ろで、ジョブ投入システム12におけるジョブの正常終
了を示す終了コードは値「0」である。従って、ジョブ
投入システム12は、ジョブ実行システム13の終了コ
ード「4」に基づいてジョブ1が正常に終了していない
と判断し、後続ジョブ2の投入を回避する。
【0048】以上記述したように、本実施の形態によれ
ば、以下の効果を奏する。 (1)終了コード変換制御部33は、ジョブ実行システ
ム13からの終了コードS1を、自システムが扱える終
了コードに変換し、その変換後の終了コードS1aを後
続ジョブ実行判定部34に出力する。後続ジョブ実行判
定部34は、変換後の終了コードS1aに基づいて、ジ
ョブ投入部31に後続ジョブの投入又は中断を指示す
る。その結果、自システムが扱える終了コードS1aに
より先行ジョブの終了状態を判定することができるた
め、確実に後続ジョブの投入又は中断を制御することが
できる。
【0049】(2)終了コード変換制御部33は、ホス
ト名テーブル61に登録されたホスト名のジョブ実行シ
ステム13からの終了コードS1を、コード変換テーブ
ル62a〜62nに基づいて自システムの終了コードS
1aに変換する。その結果、良く用いるジョブ実行シス
テム13の終了コードS1を確実に変換することができ
る。
【0050】(3)終了コード変換制御部33は、ホス
ト名テーブル61にホスト名が登録されていないジョブ
実行システム13の終了コードS1を、標準コード変換
テーブル63を用いて自システムの終了コードS1aに
変換する。その結果、ネットワークシステムに新たに追
加したジョブ実行システム13においても、ジョブの投
入制御を容易に行うことができる。
【0051】(4)終了コード変換制御部33は、終了
コードS1がコード変換テーブル62a〜62n,63
の範囲にない場合に、その範囲の最大値の終了コードS
1aに変換するようにした。その結果、不用意に後続ジ
ョブがジョブ実行システム13に投入されるのを防ぐこ
とができる。
【0052】(5)ジョブ投入システム12は、そのシ
ステムの立ち上がり時に、終了コードの定義文に基づい
て各テーブル61,62a〜62n,63を作成するよ
うにした。その結果、終了コードの範囲の修正・追加、
新たなシステムの追加等に容易に対応することができ
る。
【0053】尚、前記実施形態は、以下の態様に変更し
てもよい。 ・上記実施形態では、先行ジョブと同じジョブ実行シス
テムに後続ジョブを投入するようにしたが、先行ジョブ
を実行したジョブ実行システムと異なるシステムに後続
ジョブを投入し実行させるようにしてもよい。
【0054】・上記実施形態では、コード変換テーブル
62a〜62n,63に自システムの終了コードに対応
するジョブ実行システムの終了コードを登録したが、自
システムの終了コードの範囲外(自システムが扱えない
範囲)のみを登録する構成としても良い。
【0055】また、所定のジョブ実行システムの終了コ
ードを無条件に1つの任意の値の終了コードに変換する
ようにコード変換テーブル62a〜62n,63に登録
する(定義文を作成する)構成としても良い。
【0056】以上の実施形態をまとめ、本発明の構成に
関する以下の事項を開示する。 (1) ジョブを自システムと異なるプラットフォーム
にて動作するジョブ実行システムに投入し、該システム
からの終了コードに基づいて前記ジョブと連携した後続
ジョブをジョブ実行システムに投入するジョブ投入シス
テムにおいて、前記ジョブ実行システムのホスト名が登
録されたホスト名テーブルと、前記ホスト名テーブルの
ホスト名に対応して設けられ、自システムが扱う終了コ
ードと、該終了コードに対応させる前記ジョブ実行シス
テムの終了コードとが登録されたコード変換テーブル
と、前記ホスト名テーブルに登録されたホスト名に対応
するコード変換テーブルを用いて前記ジョブ実行システ
ムからの第1の終了コードを自システムが扱う範囲の第
2の終了コードに変換する終了コード変換制御部と、を
備え、当該第2の終了コードに基づいて後続ジョブの投
入又は中断を制御する、ことを特徴とするジョブ投入シ
ステム。
【0057】(2) 上記(1)に記載のジョブ投入シ
ステムにおいて、更に、自システムが扱う終了コード
と、該終了コードに対応して設定された標準の終了コー
ドが登録された標準コード変換テーブルを備え、前記終
了コード変換制御部は、前記ホスト名テーブルにホスト
名が登録されていないジョブ実行システムからの第1の
終了コードを前記標準コード変換テーブルを用いて第2
の終了コードに変換する、ことを特徴とするジョブ投入
システム。
【0058】(3) 上記(1)又は(2)に記載のジ
ョブ投入システムにおいて、前記終了コード変換制御部
は、前記第1の終了コードが前記各コード変換テーブル
に登録された範囲にない場合に、該第1の終了コードを
自システムの終了コードの最大値の前記第2の終了コー
ドに変換することを特徴とするジョブ投入システム。
【0059】(4) 上記(1)又は(2)に記載のジ
ョブ投入システムにおいて、予め終了コードの定義文が
記憶され、システムの起動時に前記定義文に基づいて前
記各テーブルを作成することを特徴とするジョブ投入シ
ステム。
【0060】(5) ジョブを自システムと異なるプラ
ットフォームにて動作するジョブ実行システムに投入
し、該システムからの終了コードに基づいて前記ジョブ
と連携した後続ジョブをジョブ実行システムに投入する
ジョブ投入システムにおいて、入力情報に基づいて投入
するジョブを出力するジョブ投入部と、前記ジョブを異
なる前記ジョブ実行システムに転送し、該ジョブ実行シ
ステムからの終了コードを出力する連携制御部と、前記
ジョブ実行システムからの第1の終了コードを自システ
ムが扱う範囲の第2の終了コードに変換する終了コード
変換制御部と、前記終了コード変換制御部からの前記第
2の終了コードに基づいて前記ジョブ投入部に対して後
続ジョブの投入又は中断を指示する後続ジョブ実行判定
部と、を備えたことを特徴とするジョブ投入システム。
【0061】(6) ジョブを自システムと異なるプラ
ットフォームにて動作するジョブ実行システムに投入
し、該システムからの終了コードに基づいて前記ジョブ
と連携した後続ジョブをジョブ実行システムに投入する
プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体であって、前記プログラムは、前記ジョブ実行シス
テムのホスト名が予め登録されている場合に、自システ
ムが扱う終了コードに対応させる前記ジョブ実行システ
ムの終了コードとが登録されたコード変換テーブルを参
照して前記ジョブ実行システムからの第1の終了コード
を自システムが扱う範囲の第2の終了コードに変換し、
当該第2の終了コードに基づいて後続ジョブの投入又は
中断を制御する方法を実行する、記録媒体。
【0062】(7) 上記(6)に記載の記録媒体にお
いて、前記プログラムは、ジョブ実行システムのホスト
名が予め登録されていない場合に、自システムが扱う終
了コードに対応して設定された標準の終了コードが登録
された標準コード変換テーブルを用いて第2の終了コー
ドに変換する、記録媒体。
【0063】(8) 上記(7)に記載の記録媒体にお
いて、前記プログラムは、前記第1の終了コードが前記
各コード変換テーブルに登録された範囲にない場合に、
該第1の終了コードを自システムの終了コードの最大値
の前記第2の終了コードに変換する、記録媒体。
【0064】(9) ジョブを自システムと異なるプラ
ットフォームにて動作するジョブ実行システムに投入
し、該システムからの終了コードに基づいて前記ジョブ
と連携した後続ジョブをジョブ実行システムに投入する
プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体であって、前記プログラムは、入力情報に基づいて
投入するジョブを出力するジョブ投入ステップと、前記
ジョブを異なる前記ジョブ実行システムに転送し、該ジ
ョブ実行システムからの終了コードを受け取る連携制御
ステップと、前記ジョブ実行システムからの第1の終了
コードを自システムが扱う範囲の第2の終了コードに変
換する終了コード変換制御ステップと、前記第2の終了
コードに基づいて前記ジョブが正常終了か否かを判定す
る判定ステップと、を備え、前記ジョブ投入ステップ
は、前記判定ステップの判定結果に基づいて後続ジョブ
を投入又は中断する、記録媒体。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ジョブ実行システムの終了コードを自システムが扱うこ
とができる終了コードに変換することで、ジョブ実行シ
ステムのアーキテクチャを意識しない終了コードによる
後続ジョブの投入制御を行うことが可能となり、異なる
アーキテクチャのシステムがネットワークで接続された
システムにおいて、ジョブの終了コードにより複数ジョ
ブを連携させた業務を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ネットワークシステムの概略構成図である。
【図2】 計算機の概略構成図である。
【図3】 ジョブ投入システムの概略構成図である。
【図4】 終了コード変換制御部の動作フローチャート
である。
【図5】 終了コード変換制御部の動作フローチャート
である。
【図6】 ホスト名テーブル及びコード変換テーブルの
説明図である。
【図7】 標準コード変換テーブルの説明図である。
【図8】 終了コードのデータ構造を示す説明図であ
る。
【図9】 ホスト名のデータ構造を示す説明図である。
【図10】 ジョブ実行時の終了コードのデータ構造を
示す説明図である。
【図11】 ジョブ制御例を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
S1 第1の終了コード(ジョブ実行システムの終了コ
ード) S1a 第2の終了コード(ジョブ投入システムの終了
コード) 33 終了コード変換制御部 12 ジョブ投入システム 13 ジョブ実行システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 容子 愛知県名古屋市東区葵1丁目16番38号 株 式会社富士通愛知エンジニアリング内 (72)発明者 三浦 寛滋 愛知県名古屋市東区葵1丁目16番38号 株 式会社富士通愛知エンジニアリング内 (72)発明者 坂田 晶紀 愛知県名古屋市東区葵1丁目16番38号 株 式会社富士通愛知エンジニアリング内 (72)発明者 吉田 明雅 愛知県名古屋市東区葵1丁目16番38号 株 式会社富士通愛知エンジニアリング内 (72)発明者 吉田 貴史 愛知県名古屋市東区葵1丁目16番38号 株 式会社富士通愛知エンジニアリング内 (72)発明者 白井 敦 愛知県名古屋市東区葵1丁目16番38号 株 式会社富士通愛知エンジニアリング内 (72)発明者 若子 敏規 愛知県名古屋市東区葵1丁目16番38号 株 式会社富士通愛知エンジニアリング内 Fターム(参考) 5B014 EA01 EB03 FA06 FA14 FA17 FB03 GD19 HA05 5B076 AA07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジョブを自システムと異なるプラットフ
    ォームにて動作するジョブ実行システムに投入し、該シ
    ステムからの終了コードに基づいて前記ジョブと連携し
    た後続ジョブをジョブ実行システムに投入するジョブ投
    入方法において、 前記ジョブ実行システムからの第1の終了コードを自シ
    ステムが扱う範囲の第2の終了コードに変換し、当該第
    2の終了コードに基づいて後続ジョブの投入又は中断を
    制御する、ことを特徴とするジョブ投入方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のジョブ投入方法におい
    て、 前記ジョブ実行システムのホスト名が予め登録されてい
    る場合に、自システムが扱う終了コードと該終了コード
    に対応させる前記ジョブ実行システムの終了コードとが
    登録されたコード変換テーブルを参照して前記第1の終
    了コードを前記第2の終了コードに変換する、ことを特
    徴とするジョブ投入方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のジョブ投入方法におい
    て、 ジョブ実行システムのホスト名が予め登録されていない
    場合に、自システムが扱う終了コードと該終了コードに
    対応して設定された標準の終了コードとが登録された標
    準コード変換テーブルを用いて前記第1の終了コードを
    前記第2の終了コードに変換する、ことを特徴とするジ
    ョブ投入方法。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載のジョブ投入方法
    において、 前記第1の終了コードが前記各コード変換テーブルに登
    録された範囲にない場合に、該第1の終了コードを自シ
    ステムの終了コードの最大値の前記第2の終了コードに
    変換することを特徴とするジョブ投入方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のジョブ投入方法におい
    て、 入力情報に基づいて投入するジョブを出力するジョブ投
    入部と、 前記ジョブを前記ジョブ実行システムに転送し、該ジョ
    ブ実行システムからの終了コードを前記終了コード変換
    制御部に出力する連携制御部と、 前記終了コード変換制御部による変換後の終了コードに
    基づいて前記ジョブ投入部に対して後続ジョブの投入又
    は中断を指示する後続ジョブ実行判定部と、を備えたこ
    とを特徴とするジョブ投入方法。
  6. 【請求項6】 ジョブを自システムと異なるプラットフ
    ォームにて動作するジョブ実行システムに投入し、該シ
    ステムからの終了コードに基づいて前記ジョブと連携し
    た後続ジョブをジョブ実行システムに投入するジョブ投
    入システムにおいて、 前記ジョブ実行システムからの第1の終了コードを自シ
    ステムが扱う範囲の第2の終了コードに変換する終了コ
    ード変換制御部を備え、当該第2の終了コードに基づい
    て後続ジョブの投入又は中断を制御する、ことを特徴と
    するジョブ投入システム。
  7. 【請求項7】 ジョブを自システムと異なるプラットフ
    ォームにて動作するジョブ実行システムに投入し、該シ
    ステムからの終了コードに基づいて前記ジョブと連携し
    た後続ジョブをジョブ実行システムに投入するプログラ
    ムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
    って、 前記プログラムは、 前記ジョブ実行システムからの第1の終了コードを自シ
    ステムが扱う範囲の第2の終了コードに変換し、当該第
    2の終了コードに基づいて後続ジョブの投入又は中断を
    制御する方法を実行する、記録媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011186582A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Seiko Epson Corp データ転送制御装置及び電子機器

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