JP2001165672A - 画像情報サービス装置及び該装置を利用する画像情報サービスシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像情報サービスを行うために必要となるメ
モリ容量を大幅に削減でき、製品出荷時に画像情報を記
憶媒体に記憶させておく手間を省くことができる画像情
報サービス装置を提供すること。 【解決手段】 本発明に係る画像情報サービス装置１
は、インターフェース部２により画像データベースへと
ネットワーク網を介して接続することで画像データベー
スから画像情報を取り込み、この取り込んだ画像情報を
情報処理部３によりダウンロードして記憶部４に記憶
し、この記憶した画像情報を用いて画像再生部５て画像
再生処理を実行し、得られた画像で画像情報サービスを
行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複数のＧＰ
Ｓ（Ｇｌｏｂａｌ Ｐｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇ Ｓｙｅｓ
ｔｅｍ）衛星からの無線信号を受信し、復調して得られ
る信号に基づいて受信点の経度及び緯度を算出して車両
の走行位置を地図上に表して車両を経路誘導する際、音
声，画像等による情報サービスを行えるカーナビゲーシ
ョン装置や、複数の無線通信基地局を持つＰＨＳ方式を
利用して受信点を位置認識し、携帯者の移動位置を地図
上に表して携帯者を道案内する際、音声，画像等による
情報サービスを行えるマンナビゲーション装置に適用で
きる画像情報サービス装置及び該装置を利用する画像情
報サービスシステムに係り、特に、画像情報サービスを
行うために必要となるメモリ容量を大幅に削減でき、製
品出荷時に画像情報を記憶媒体に記憶させておく手間を
省くことができる画像情報サービス装置及び該装置を利
用する画像情報サービスシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、カーナビゲーション装置には、例
えば日本国の全国各地を網羅する地図情報に加えて、そ
の全国各地毎に目印になる著名な建物や施設等のランド
マークを立体的に図式表現した画像情報をＣＤ等のＲＯ
Ｍを記憶媒体として搭載しているものがある。また、特
にＰＨＳ方式での送信及び受信に適した都市部にて携帯
者を道案内するマンナビゲーション装置にも、著名な建
物や施設等のランドマークを立体的に図式表現した画像
情報をＣＤ等のＲＯＭを記憶媒体として搭載しているも
のがある。このようなカーナビゲーション装置やマンナ
ビゲーション装置であれば、通過地点や目的地等の街並
を立体的に把握可能な画像表示を行える。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種のカーナビゲーション装置の場合においては、前
記したように例えば日本国の全国各地を網羅する画像情
報の全てをＣＤ等のＲＯＭに記憶させる都合上、ＣＤ等
のＲＯＭを十分に大きなメモリ容量を持つ状態にしてお
く必要がある。また、従来のこの種のマンナビゲーショ
ン装置の場合であっても、例えば日本国の全国各地を網
羅する画像情報の全てをＣＤ等のＲＯＭに記憶させるの
であれば、やはり、ＣＤ等のＲＯＭを十分に大きなメモ
リ容量を持つ状態にしておく必要がある。このため、例
えば日本国の全国各地で汎用性を持たせるためには、こ
の種のカーナビゲーション装置やマンナビゲーション装
置における記憶媒体の専有空間が大きくなり、装置の小
型化を更に進めたいという要請に対処できないという問
題があった。また、製品出荷時前に、日本国の全国各地
を網羅する画像情報の全てを予め記憶媒体に記憶させて
おかねば、特にカーナビゲーション装置の場合には画像
情報サービスを利用できないという問題があった。

【０００４】本発明は上記事情に鑑み、画像情報サービ
スを行うために必要となるメモリ容量を大幅に削減で
き、製品出荷時に画像情報を記憶媒体に記憶させておく
手間を省くことができる画像情報サービス装置及び該装
置を利用する画像情報サービスシステムを提供すること
を目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに請求項１の発明は、画像データベースにインターネ
ット等のネットワーク網を介して接続するインターフェ
ース部と、このインタフェース部を介して画像データベ
ースからの画像情報をダウンロードする情報処理部と、
を有し、前記情報処理部は、ダウンロードした画像情報
を記憶する記憶部と、この記憶部に記憶した画像情報を
用いて情報利用者の要求に応じた画像情報サービスにつ
いての画像再生処理を実行する画像再生部と、を具備す
ることを特徴とする。請求項１の発明によれば、本発明
に係る画像情報サービス装置は、インターフェース部に
より画像データベースへとネットワーク網を介して接続
することで画像データベースから画像情報を取り込み、
この取り込んだ画像情報を情報処理部によりダウンロー
ドして記憶部に記憶し、この記憶した画像情報を用いて
画像再生部にて画像再生処理を実行し、得られた画像で
画像情報サービスを行う構成となる。この構成による
と、例えば日本国において車両の経路誘導時に、情報利
用者の要求に応じた画像情報サービスを提供する場合、
日本国の全国各地を網羅する画像情報の全てをＣＤ等の
ＲＯＭに記憶させる代わりに、必要に応じて画像データ
ベースから画像情報をダウンロードして記憶部に記憶さ
せることで対処することになる。このため、例えばカー
ナビゲーション装置が本発明の適用構成であれば、画像
情報サービスを行うために必要となるメモリ容量を大幅
に削減できることになり、更に小型化したいという要請
に対処できると共に、低価格化を図ることも容易とな
る。

【０００６】請求項２の発明では、前記画像情報サービ
ス装置は、現場において適宜選定した時間帯におけるラ
ンドマークを実際に撮影して得られた再構成画像を画像
情報として提供できる画像データベースを利用すること
を特徴とする。請求項２の発明によれば、例えば交差点
の近傍に存在していて目標となり得るビルや施設等のラ
ンドマークは昼と夜とで見た様子が異なることと、その
ランドマークを三次元作図して得られた画像は実際の様
子を表現しきれない場合もあることに着目し、現場にお
いて例えば昼と夜とでランドマークを実際に撮影して再
構成画像を得ることがなされている前提で、その再構成
画像を画像情報として提供できる画像データベースを利
用することになる。この利用により、画像情報サービス
には現場において例えば昼と夜とでランドマークを実際
に撮影して得られた再構成画像の表示が行われ、ランド
マークの誤認識を極力抑えることができ、車両の経路誘
導や歩行中の道案内の精度向上に貢献できる。

【０００７】請求項３の発明では、前記情報処理部は、
情報利用者の使用状況に応じて必要とする画像情報だけ
を前記画像データベースからダウンロードして前記記憶
部に記憶させることを特徴とする請求項１，２の何れか
に記載の画像情報サービス装置。請求項３の発明によれ
ば、情報利用者の使用状況に応じて必要とする画像情報
だけを画像データベースからダウンロードして記憶部に
記憶することになるので、記憶部のメモリ容量を可及的
に小さくでき、例えばフラッシュメモリ等の記憶素子を
記憶部に適用できる。

【０００８】請求項４の発明では、前記画像再生部は、
情報利用者の要求に応じて経路誘導若しくは道案内に関
する画像情報サービスと、その経路誘導若しくは道案内
には直接的な関連を持たない一般的な画像情報サービス
とを選択する処理後、選択した画像情報サービスを提供
できることを特徴とする。請求項４の発明によれば、情
報利用者の要求に応じて経路誘導若しくは道案内に関す
る画像情報サービスが特に必要な場合と、その経路誘導
若しくは道案内に関する画像情報サービスが無くても済
む場合とに対処でき、後者の場合には、経路誘導若しく
は道案内には直接的な関連を持たない各地の天気予報
や、目的地に到達するまでの途中に存在する各種レスト
ランのランドマーク表示や、そのレストランのメニュー
表示等の一般的な画像情報サービスを利用できることに
なる。請求項５の発明では、前記画像再生部は、情報利
用者の要求として経路誘導若しくは道案内に関する画像
情報サービスが選択されたとき、その経路誘導若しくは
道案内についての地図上の詳細各部を対象としたランド
マークの画像情報サービスの他に、情報利用者が利用す
る可能性の高い有料施設等の案内についての画像情報サ
ービスを行う画像再生処理を実行することを特徴とす
る。請求項５の発明によれば、例えば車両の経路誘導中
であれば、高速道路の料金所近傍の属性表示を伴うラン
ドマーク表示や、その料金所までの距離及び料金所で必
要となる料金表示等を表示を行える。また、例えば観光
地における歩行者の道案内中であれば、有料施設の属性
表示を伴うランドマーク表示や、その有料施設の料金一
覧表示等を行える。

【０００９】請求項６の発明では、前記画像再生部は、
情報利用者の要求として経路誘導若しくは道案内には直
接的な関連を持たない一般的な画像情報サービスが選択
されたとき、詳細メニューの選択を受け付けて対応する
詳細メニューを対象とした画像情報サービスを行う画像
再生処理を実行することを特徴とする。請求項６の発明
によれば、経路誘導若しくは道案内には直接的な関連を
持たない各地の天気予報や、目的地に到達するまでの途
中に存在する各種レストランのランドマークや、そのレ
ストランのメニュー等をメニュー選択で個々に選んで表
示できるので、その一般的な画像情報サービスがより充
実したものになる。

【００１０】請求項７の発明では、画像データベースに
インターネット等のネットワーク網を介して接続するイ
ンターフェース部と、このインタフェース部を介して画
像データベースからの画像情報をダウンロードする情報
処理部と、を有し、前記情報処理部は、ダウンロードし
た画像情報を記憶する記憶部と、この記憶部に記憶した
画像情報を用いて情報利用者の要求に応じた画像情報サ
ービスについての画像再生処理を実行する画像再生部
と、を備えた画像情報サービス装置をネットワーク網に
接続して利用する画像情報サービスシステムであって、
前記ネットワーク網には、前記画像データベースから前
記画像情報サービス装置へと情報利用者の要求に応じて
画像情報を提供できるサーバを構築し、前記画像データ
ベースには、前記サーバにより前記画像情報サービス装
置へと提供する画像情報を圧縮して蓄積することを特徴
とする。請求項７の発明によれば、ネットワーク網に
は、画像データベースから本発明に係る画像情報サービ
ス装置へと情報利用者の要求に応じて画像情報を提供で
きるサーバを構築し、画像データベースには、そのサー
バにより画像情報サービス装置へと提供する画像情報を
圧縮して蓄積するので、本発明に係る画像情報サービス
システムは、本発明に係る画像情報サービス装置を例え
ば日本国の全国各地で共用できるシステム構成となる。

【００１１】請求項８の発明では、前記画像情報サービ
スシステムは、現場において適宜選定した時間帯におけ
るランドマークを実際に撮影して得られた再構成画像を
画像情報として提供できる画像データベースを利用する
ことを特徴とする。請求項８の発明によれば、画像情報
サービスシステムは、例えば交差点の近傍に存在してい
て目標となり得るビルや施設等のランドマークは昼と夜
とで見た様子が異なることと、そのランドマークを三次
元作図して得られた画像は実際の様子を表現しきれない
場合もあることに着目し、現場において例えば昼と夜と
でランドマークを実際に撮影して再構成画像を得ること
がなされている前提で、その再構成画像を画像情報とし
て提供できる画像データベースを利用することになる。
この利用により、画像情報サービス装置でなされる画像
情報サービスには現場において例えば昼と夜とでランド
マークを実際に撮影して得られた再構成画像の表示が行
われ、ランドマークの誤認識を極力抑えることができ、
車両の経路誘導や歩行中の道案内の精度向上に貢献でき
る。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像情報サー
ビス装置及び画像情報サービスシステムの実施の形態に
ついて図面に基づいて詳細に説明する。図１は本発明に
係る画像情報サービス装置の一実施形態の構成を示す
図、図２は図１の画像情報サービス装置を利用する画像
情報サービスシステムのシステム構成図である。図１に
示すように、本発明に係る一実施形態の画像情報サービ
ス装置１は、後述する画像データベースにインターネッ
ト等のネットワークを介して接続するインターフェース
部２と、このインターフェース部２を介して画像データ
ベースからの画像情報をダウンロードする情報処理部３
と、を有しており、情報処理部３には、記憶部４と、画
像再生部５と、を備えている。また、画像再生部５に
は、ディスプレイ６が接続が接続されていて、このディ
スプレイ６としては、カーナビゲーション装置やマンナ
ビゲーション装置のディスプレイを適用できる。

【００１３】情報処理部３では、情報利用者の使用状況
に応じて必要とする画像情報だけを前記画像データベー
スからダウンロードして記憶部４に記憶させることを行
う。画像再生部５は、記憶部４に記憶した画像情報を用
いることにより、情報利用者の要求に応じて経路誘導若
しくは道案内に関する画像情報サービスと、その経路誘
導若しくは道案内には直接的な関連を持たない一般的な
画像情報サービスとの何れかを選択する処理後、選択し
た画像情報サービスに対応される画像をディスプレイ６
に表示させることを行う。

【００１４】具体的には、情報利用者の要求として経路
誘導若しくは道案内に関する画像情報サービスが選択さ
れたとき、その経路誘導若しくは道案内についての地図
上の詳細各部を対象とした目標物体の画像情報サービス
の他に、情報利用者が利用する可能性の高い有料施設等
の案内についての画像情報サービスを行う画像再生処理
を実行し、この画像再生処理で得られた画像をディスプ
レイ６に表示する。また、情報利用者の要求として経路
誘導若しくは道案内には直接的な関連を持たない一般的
な画像情報サービスが選択されたとき、詳細メニューの
選択を受け付けて対応する詳細メニューを対象とした画
像情報サービスを行う画像再生処理を実行し、この画像
再生処理で得られた画像をディスプレイ６に表示する。

【００１５】このような画像情報サービスを行える画像
情報サービス装置１は、図２に示すように、画像情報サ
ービスシステム７におけるインターネット等のネットワ
ーク網８に接続する。この接続は、例えばプロバイダー
所有の各コンピュータ９の何れかに無線電話若しくはイ
ンターネットで接続することで達成される。つまり、プ
ロバイダー所有の各コンピュータ９は専用線でネットワ
ーク網８に常時接続されており、そこに画像情報サービ
ス装置１が無線電話若しくはインターネットで接続する
ので、画像情報サービス装置１はネットワーク網８に接
続した状態となる。そして、ネットワーク網８は、画像
情報サービス装置１からのリクエストを受け取り、その
リクエストに応えて画像データベース１０から画像情報
サービス装置１へと無線電話若しくはインターネットを
介して画像情報を提供できるサーバ１１を構築してい
る。また、画像データベース１０には、サーバ１１によ
り画像情報サービス装置１へと提供する画像情報とし
て、現場において適宜選定した時間帯におけるランドマ
ークを実際に撮影して得られた再構成画像をディジタル
データに変換後、圧縮して蓄積している。このため、画
像データベース１０に蓄積された圧縮画像情報のうち、
情報利用者の使用状況に応じて必要とする画像情報だけ
をサーバ１１により読み出し、この読み出した画像デー
タベース１０の圧縮画像情報を、サーバ１１によりネッ
トワーク網８等を介して画像情報サービス装置１へと提
供できることになる。

【００１６】この構成によると、例えば日本国において
車両の経路誘導時に、情報利用者の要求に応じた画像情
報サービスを提供する場合、日本国の全国各地を網羅す
る画像情報の全てをＣＤ等のＲＯＭに記憶させる代わり
に、必要に応じて画像データベースから画像情報をダウ
ンロードして記憶部４に記憶させることで対処すること
になる。このため、例えばカーナビゲーション装置若し
くはマンナビゲーション装置が本発明の適用構成であれ
ば、画像情報サービスを行うために必要となるメモリ容
量を大幅に削減できることになり、更に小型化したいと
いう要請に対処できると共に、低価格化を図ることも容
易となる。

【００１７】また、画像データベース１０は、例えば交
差点の近傍に存在していて目標となり得るビルや施設等
のランドマークは昼と夜とで見た様子が異なることと、
そのランドマークを三次元作図して得られた画像は実際
の様子を表現しきれない場合もあることに着目し、現場
において例えば昼と夜とでランドマークを実際に撮影し
て再構成画像を画像情報として提供できる。このため、
画像情報サービスには現場において例えば昼と夜とでラ
ンドマークを実際に撮影して得られた再構成画像の表示
が行われ、ランドマークの誤認識を極力抑えることがで
き、車両の経路誘導や歩行中の道案内の精度向上に貢献
できる。

【００１８】また、情報利用者の使用状況に応じて必要
とする画像情報だけを画像データベース１０からダウン
ロードして記憶部４に記憶することになるので、記憶部
４のメモリ容量を可及的に小さくでき、例えばフラッシ
ュメモリ等の記憶素子を記憶部に適用できる。

【００１９】また、情報利用者の要求に応じて経路誘導
若しくは道案内に関する画像情報サービスが特に必要な
場合と、その経路誘導若しくは道案内に関する画像情報
サービスが無くても済む場合とに対処でき、後者の場合
には、経路誘導若しくは道案内には直接的な関連を持た
ない各地の天気予報や、目的地に到達するまでの途中に
存在する各種レストランのランドマーク表示や、そのレ
ストランのメニュー表示等の一般的な画像情報サービス
を利用できることになる。

【００２０】また、画像再生部５は、情報利用者の要求
として経路誘導若しくは道案内に関する画像情報サービ
スが選択されたとき、その経路誘導若しくは道案内につ
いての地図上の詳細各部を対象としたランドマークの画
像情報サービスの他に、情報利用者が利用する可能性の
高い有料施設等の案内についての画像情報サービスを行
う画像再生処理を実行するので、例えば車両の経路誘導
中であれば、高速道路の料金所近傍の属性表示を伴うラ
ンドマーク表示や、その料金所までの距離及び料金所で
必要となる料金表示等を表示を行える。また、例えば観
光地における歩行者の道案内中であれば、有料施設の属
性表示を伴うランドマーク表示や、その有料施設の料金
一覧表示等を行える。

【００２１】また、画像再生部５は、情報利用者の要求
として経路誘導若しくは道案内には直接的な関連を持た
ない一般的な画像情報サービスが選択されたとき、詳細
メニューの選択を受け付けて対応する詳細メニューを対
象とした画像情報サービスを行う画像再生処理を実行す
るので、経路誘導若しくは道案内には直接的な関連を持
たない各地の天気予報や、目的地に到達するまでの途中
に存在する各種レストランのランドマークや、そのレス
トランのメニュー等をメニュー選択で個々に選んで表示
できるので、その一般的な画像情報サービスがより充実
したものになる。

【００２２】また、ネットワーク網８には、画像データ
ベース１０から本発明に係る画像情報サービス装置１へ
と情報利用者の要求に応じて画像情報を提供できるサー
バ１１を構築し、画像データベース１０には、そのサー
バ１１により画像情報サービス装置１へと提供する画像
情報を圧縮して蓄積するので、本発明に係る画像情報サ
ービスシステム７は、本発明に係る画像情報サービス装
置１を例えば日本国の全国各地で共用できるシステム構
成となる。

【００２３】

【発明の効果】以上説明したように請求項１の発明によ
れば、本発明に係る画像情報サービス装置は、インター
フェース部により画像データベースへとネットワーク網
を介して接続することで画像データベースから画像情報
を取り込み、この取り込んだ画像情報を情報処理部によ
りダウンロードして記憶部に記憶し、この記憶した画像
情報を用いて画像再生部にて画像再生処理を実行し、得
られた画像で画像情報サービスを行う構成となる。この
構成によると、例えば日本国において車両の経路誘導時
に、情報利用者の要求に応じた画像情報サービスを提供
する場合、日本国の全国各地を網羅する画像情報の全て
をＣＤ等のＲＯＭに記憶させる代わりに、必要に応じて
画像データベースから画像情報をダウンロードして記憶
部に記憶させることで対処することになる。このため、
例えばカーナビゲーション装置が本発明の適用構成であ
れば、画像情報サービスを行うために必要となるメモリ
容量を大幅に削減できることになり、更に小型化したい
という要請に対処できると共に、低価格化を図ることも
容易となる。請求項２の発明によれば、例えば交差点の
近傍に存在していて目標となり得るビルや施設等のラン
ドマークは昼と夜とで見た様子が異なることと、そのラ
ンドマークを三次元作図して得られた画像は実際の様子
を表現しきれない場合もあることに着目し、現場におい
て例えば昼と夜とでランドマークを実際に撮影して再構
成画像を得ることがなされている前提で、その再構成画
像を画像情報として提供できる画像データベースを利用
することになる。この利用により、画像情報サービスに
は現場において例えば昼と夜とでランドマークを実際に
撮影して得られた再構成画像の表示が行われ、ランドマ
ークの誤認識を極力抑えることができ、車両の経路誘導
や歩行中の道案内の精度向上に貢献できる。請求項３の
発明によれば、情報利用者の使用状況に応じて必要とす
る画像情報だけを画像データベースからダウンロードし
て記憶部に記憶することになるので、記憶部のメモリ容
量を可及的に小さくでき、例えばフラッシュメモリ等の
記憶素子を記憶部に適用できる。請求項４の発明によれ
ば、情報利用者の要求に応じて経路誘導若しくは道案内
に関する画像情報サービスが特に必要な場合と、その経
路誘導若しくは道案内に関する画像情報サービスが無く
ても済む場合とに対処でき、後者の場合には、経路誘導
若しくは道案内には直接的な関連を持たない各地の天気
予報や、目的地に到達するまでの途中に存在する各種レ
ストランのランドマーク表示や、そのレストランのメニ
ュー表示等の一般的な画像情報サービスを利用できるこ
とになる。請求項５の発明によれば、例えば車両の経路
誘導中であれば、高速道路の料金所近傍の属性表示を伴
うランドマーク表示や、その料金所までの距離及び料金
所で必要となる料金表示等を表示を行える。また、例え
ば観光地における歩行者の道案内中であれば、有料施設
の属性表示を伴うランドマーク表示や、その有料施設の
料金一覧表示等を行える。請求項６の発明によれば、経
路誘導若しくは道案内には直接的な関連を持たない各地
の天気予報や、目的地に到達するまでの途中に存在する
各種レストランのランドマークや、そのレストランのメ
ニュー等をメニュー選択で個々に選んで表示できるの
で、その一般的な画像情報サービスがより充実したもの
になる。請求項７の発明によれば、ネットワーク網に
は、画像データベースから本発明に係る画像情報サービ
ス装置へと情報利用者の要求に応じて画像情報を提供で
きるサーバを構築し、画像データベースには、そのサー
バにより画像情報サービス装置へと提供する画像情報を
圧縮して蓄積するので、本発明に係る画像情報サービス
システムは、本発明に係る画像情報サービス装置を例え
ば日本国の全国各地で共用できるシステム構成となる。
請求項８の発明によれば、画像情報サービスシステム
は、例えば交差点の近傍に存在していて目標となり得る
ビルや施設等のランドマークは昼と夜とで見た様子が異
なることと、そのランドマークを三次元作図して得られ
た画像は実際の様子を表現しきれない場合もあることに
着目し、現場において例えば昼と夜とでランドマークを
実際に撮影して再構成画像を得ることがなされている前
提で、その再構成画像を画像情報として提供できる画像
データベースを利用することになる。この利用により、
画像情報サービス装置でなされる画像情報サービスには
現場において例えば昼と夜とでランドマークを実際に撮
影して得られた再構成画像の表示が行われ、ランドマー
クの誤認識を極力抑えることができ、車両の経路誘導や
歩行中の道案内の精度向上に貢献できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る画像情報サービス装置の一実施形
態の構成を示す図である。

【図２】図１の画像情報サービス装置を利用する画像情
報サービスシステムのシステム構成図である。

【符号の説明】

１ 画像情報サービス装置 ２ インターフェース部 ３ 情報処理部 ４ 記憶部 ５ 画像再生部 ６ ディスプレイ ７ 画像情報サービスシステム ８ ネットワーク網 ９ コンピュータ １０ 画像データベース １１ サーバ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊巻 吉江 東京都江東区亀戸六丁目55番19号 株式会 社アレックス内 (72)発明者 尾花 宏恭 東京都江東区亀戸六丁目55番19号 株式会 社アレックス内 Ｆターム(参考） 2F029 AA02 AC14 5B075 ND06 PQ02 UU13 5C064 BA01 BB05 BC18 BC23 BC25 BD02 BD08 BD14 5H180 AA01 BB05 EE10 FF32 FF38 9A001 BB03 BB04 HH34 JJ11 JJ19 JJ27 JJ72 JJ78 KK42 KK60

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 画像データベースにインターネット等の
   ネットワーク網を介して接続するインターフェース部
   と、このインタフェース部を介して画像データベースか
   らの画像情報をダウンロードする情報処理部と、 を有し、 前記情報処理部は、ダウンロードした画像情報を記憶す
   る記憶部と、この記憶部に記憶した画像情報を用いて情
   報利用者の要求に応じた画像情報サービスについての画
   像再生処理を実行する画像再生部と、 を具備することを特徴とする画像情報サービス装置。
2. 【請求項２】 前記画像情報サービス装置は、現場にお
   いて適宜選定した時間帯におけるランドマークを実際に
   撮影して得られた再構成画像を画像情報として提供でき
   る画像データベースを利用することを特徴とする請求項
   １に記載の画像情報サービス装置。
3. 【請求項３】 前記情報処理部は、情報利用者の使用状
   況に応じて必要とする画像情報だけを前記画像データベ
   ースからダウンロードして前記記憶部に記憶させること
   を特徴とする請求項１，２の何れかに記載の画像情報サ
   ービス装置。
4. 【請求項４】 前記画像再生部は、情報利用者の要求に
   応じて経路誘導若しくは道案内に関する画像情報サービ
   スと、その経路誘導若しくは道案内には直接的な関連を
   持たない一般的な画像情報サービスとを選択する処理
   後、選択した画像情報サービスを提供できることを特徴
   とする請求項１〜３の何れかに記載の画像情報サービス
   装置。
5. 【請求項５】 前記画像再生部は、情報利用者の要求と
   して経路誘導若しくは道案内に関する画像情報サービス
   が選択されたとき、その経路誘導若しくは道案内につい
   ての地図上の詳細各部を対象としたランドマークの画像
   情報サービスの他に、情報利用者が利用する可能性の高
   い有料施設等の案内についての画像情報サービスを行う
   画像再生処理を実行することを特徴とする請求項４に記
   載の画像情報サービス装置。
6. 【請求項６】 前記画像再生部は、情報利用者の要求と
   して経路誘導若しくは道案内には直接的な関連を持たな
   い一般的な画像情報サービスが選択されたとき、詳細メ
   ニューの選択を受け付けて対応する詳細メニューを対象
   とした画像情報サービスを行う画像再生処理を実行する
   ことを特徴とする請求項４に記載の画像情報サービス装
   置。
7. 【請求項７】 画像データベースにインターネット等の
   ネットワーク網を介して接続するインターフェース部
   と、このインタフェース部を介して画像データベースか
   らの画像情報をダウンロードする情報処理部と、を有
   し、前記情報処理部は、ダウンロードした画像情報を記
   憶する記憶部と、この記憶部に記憶した画像情報を用い
   て情報利用者の要求に応じた画像情報サービスについて
   の画像再生処理を実行する画像再生部と、を備えた画像
   情報サービス装置をネットワーク網に接続して利用する
   画像情報サービスシステムであって、 前記ネットワーク網には、前記画像データベースから前
   記画像情報サービス装置へと情報利用者の要求に応じて
   画像情報を提供できるサーバを構築し、 前記画像データベースには、前記サーバにより前記画像
   情報サービス装置へと提供する画像情報を圧縮して蓄積
   することを特徴とする画像情報サービスシステム。
8. 【請求項８】 前記画像情報サービスシステムは、現場
   において適宜選定した時間帯におけるランドマークを実
   際に撮影して得られた再構成画像を画像情報として提供
   できる画像データベースを利用することを特徴とする請
   求項７に記載の画像情報サービスシステム。