JP2001162059A - 飛行玩具発射装置 - Google Patents

飛行玩具発射装置

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JP2001162059A
JP2001162059A JP34677099A JP34677099A JP2001162059A JP 2001162059 A JP2001162059 A JP 2001162059A JP 34677099 A JP34677099 A JP 34677099A JP 34677099 A JP34677099 A JP 34677099A JP 2001162059 A JP2001162059 A JP 2001162059A
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runway
flying toy
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stopper
shaped
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JP34677099A
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Suenobu Domen
末信 道免
Hirotaka Totake
宏貴 遠竹
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MEIMEIDO KK
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MEIMEIDO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補助玩具の外側の可動部分を少なくして安全
性を確保すると共に、操作性がよい飛行玩具発射装置を
提供する。 【解決手段】 飛行玩具発射装置10は、上部に開口を
有し滑走路となる案内溝17を備え、案内溝17の先部
の両側にガイド部21をそれぞれ形成した棒状の滑走路
部材11と、その両端部が滑走路の基側に固定され、両
側のガイド部21をそれぞれ通過して折り返し、その中
央部が基側に引っ張られる弾力性のある紐状部材12
と、滑走路部材11の基端部に接続する握持部13と、
滑走路部材11の基側を上下に貫通して、その中央付近
を回動可能に取付け、上部に紐状部材12の中央部を掛
止可能なストッパ26を、下部に後方に押下げ可能なレ
バー16を備えた回動発射部材14と、ストッパ26が
紐状部材12を掛止可能な強さで保持できる付勢手段1
5とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾性体の反発力に
よって紙飛行機等を発射する飛行玩具発射装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】紙飛行機の後端を輪ゴム等に掛けて引張
り、手を離すことによって紙飛行機を飛ばすことは、従
来から行われていた。また、ゴム紐の一端を棒材の先部
に固定し、他端を引張って、棒材の後部に紙飛行機と共
に掛止しておき、この掛止を解除することによって紙飛
行機を飛ばす補助玩具も使用されていた。このように構
成することによって、紙飛行機を簡単に飛ばすことがで
きた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の補助玩具は、ゴム紐の一端を棒材の先部に固定する
ため、例えば、ゴム紐が途中で切れた場合には、破断部
が操作者、又は棒材の前方にいる者にぶつかる場合があ
った。また、ゴム紐は、引張った状態で棒材と同じ長さ
になるため、ゴム紐を長くすると、棒材の長さを非常に
大きくする必要があり、操作性が悪かった。本発明はか
かる事情に鑑みてなされたもので、補助玩具の外側の可
動部分を少なくして安全性を確保すると共に、操作性が
よい飛行玩具発射装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う第1の発
明に係る飛行玩具発射装置は、上部に開口を有し滑走路
となる案内溝を備え、該案内溝の先部の両側にガイド部
をそれぞれ形成した棒状の滑走路部材と、その両端部が
前記滑走路の基側に固定され、両側の前記ガイド部をそ
れぞれ通過して折り返し、その中央部が基側に引っ張ら
れる弾力性のある紐状部材と、前記滑走路部材の基端部
に接続する握持部と、前記滑走路の基側を上下に貫通し
て、その中央付近を回動可能に取付け、上部に前記紐状
部材の中央部を掛止可能なストッパを、下部に後方に押
下げ可能なレバーを備えた回動発射部材と、前記回動発
射部材に取付けられて、前記ストッパが前記紐状部材を
掛止可能な強さで保持できる付勢手段とを有し、前記レ
バーの操作によって前記案内溝に胴部を装入した飛行玩
具を、前記紐状部材で付勢して飛ばすことができる。
【0005】ここで、滑走路には、滑走路部材の案内溝
の他、紐状部材を固定する握持部の一部を含む場合もあ
る。弾力性のある紐状部材とは、ゴム紐等の伸縮性と屈
曲性を有するものをいう。ガイド部は、紐状部材を折り
返す(反転させる)ために使用し、孔、又は溝を形成し
た部材を使用することができる。また、ピンやローラを
使用することも可能である。また、滑走路部材、握持
部、回動発射部材の材質には、例えば、木、竹、アルミ
等の金属、又は硬質プラスチックの他、使用済みの木材
チップを固めた再生材を使用することができる。紐状部
材を引張って付勢し、その中央部をストッパに掛止し、
紙飛行機や模型グライダー等の飛行玩具の胴部を案内溝
に装入し、レバーを引くことによって紐状部材がストッ
パから外れ、飛行玩具の胴部を弾いて、これを勢いよく
飛ばすことができる。その後、紐状部材は収縮して、両
端が固定された滑走路の基側に引っ張られるので、ガイ
ド部から外側に突出する部分は小さくなる。
【0006】紐状部材の両端は滑走路内に固定されてい
るので、紐状部材が破断した場合には、破断部分が滑走
路内に引き込まれ、安全に使用することができる。前記
目的に沿う第2の発明に係る飛行玩具発射装置は、上部
に開口を有し滑走路となる案内溝を備え、該案内溝の先
部の両側にガイド部をそれぞれ形成した棒状の滑走路部
材と、一端が前記滑走路の基側に固定されたばね部材
と、該ばね部材の他端にその両端部がそれぞれ取付けら
れ、両側の前記ガイド部をそれぞれ通過して折り返し、
その中央部が基側に引っ張られる紐状部材と、前記滑走
路部材の基端部に接続する握持部と、前記滑走路の基側
を上下に貫通して、その中央付近を回動可能に取付け、
上部に前記紐状部材の中央部を掛止可能なストッパを、
下部に後方に押下げ可能なレバーを備えた回動発射部材
と、前記回動発射部材に取付けられて、前記ストッパが
前記紐状部材を掛止可能な強さで保持できる付勢手段と
を有し、前記レバーの操作によって前記案内溝に胴部を
装入した飛行玩具を、前記ばね部材で付勢して飛ばすこ
とができる。
【0007】ばね部材には、例えば、金属製の引張りコ
イルばねを使用することができる。また、紐状部材に
は、伸縮性のない糸、布、フィラメント、ステープルフ
ァイバ糸等をより合わせた紐(コード)で連結して構成
することができ、さらに、ゴム紐を使用することも可能
である。ばね部材を使用するので、大きな付勢力を得る
ことができる。ここで、第1又は第2の発明に係る飛行
玩具発射装置において、前記滑走路部材のガイド部は、
前記滑走路部材の先部に取付けられた蓋状部材に設ける
ことも可能である。このように構成することによって、
組立て、メンテナンスを簡単に行うことができる。ま
た、前記滑走路部材には、該滑走路部材をその内側に挿
通可能な通路部、及びその基側上部に前記紐状部材の中
央部を前記ストッパに掛止させる鉤状突起部を備えたセ
ット部材を設けることも可能である。セット部材の材質
には、例えば、木、竹、アルミ等の金属、又は硬質プラ
スチックの他、使用済みの木材チップを固めた再生材を
使用することができる。このように構成することによっ
て、紐状部材の中央部を簡単にストッパに掛止させるこ
とができる。前記目的に沿う第3の発明に係る飛行玩具
発射装置は、上部に開口を有し滑走路となる案内溝を備
えた棒状の滑走路部材と、一端が前記滑走路の基側に固
定されたばね部材と、前記滑走路部材の基端部に接続す
る握持部と、前記滑走路の基側にその中央付近を回動可
能に取付け、前部に前記ばね部材の他端を掛止可能なス
トッパを、後部に下方に押下げ可能なレバーを備えた回
動発射部材と、前記回動発射部材に取付けられて、前記
ストッパが前記ばね部材を掛止可能な強さで保持できる
付勢手段とを有し、前記レバーの操作によって前記案内
溝に胴部を装入した飛行玩具を、前記ばね部材で付勢し
て飛ばすことができる。ばね部材が滑走路部材の内部で
伸縮するので、滑走路部材の外部に突出せずに、飛行玩
具発射装置の安全性を高めることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態について説明し、本
発明の理解に供する。図1(A)、(B)に示すよう
に、本発明の第1の実施の形態に係る飛行玩具発射装置
10は、飛行玩具の一例である紙飛行機19を、滑走路
となる案内溝17に沿って移動可能に支持する滑走路部
材11と、動力源となる紐状部材12と、滑走路部材1
1の基端部に接続する握持部13と、発射操作を行う回
動発射部材14と、回動発射部材14を一方向に付勢し
ておく付勢手段の一例である圧縮コイルばね15を有
し、回動発射部材14のレバー16の操作によって滑走
路部材11の案内溝17に胴部18を装入した紙飛行機
19を飛ばす装置である。以下、詳しく説明する。図1
〜図3に示すように、滑走路部材11は、棒状の木製材
料からなり、上部に開口を有する案内溝17を備え、案
内溝17の先部の両側に弾力性のある紐状部材12を通
過させる挿通孔20を有するガイド部21をそれぞれ形
成している。また、案内溝17は、ガイド部21の上部
に形成されたV字溝16aと、滑走路部材11本体の内
部に形成された紐状部材12を通す上部を切り欠いた断
面円弧状の円弧溝17aとを連通して構成している。ま
た、滑走路部材11の基側下端には、案内溝17に平行
な操作用切欠き部22が円弧溝17aの内部に連通して
形成されている。
【0009】滑走路部材11の基端部には、握持部13
の上部が接続して固着されている。握持部13の上部の
先側には、滑走路部材11の操作用切欠き部22の少し
先側まで円弧溝17aの内部に嵌入して固定された嵌入
接続部23が形成され、嵌入接続部23の中央部には、
回動発射部材14を挿通して取付け可能な、平面視して
矩形の取付け孔24が上下に貫通して形成されている。
なお、本実施の形態においては、滑走路には、滑走路部
材11の案内溝17の他、滑走路部材11の基部側に嵌
入する嵌入接続部23も含まれる。回動発射部材14
は、その上部に紐状部材12の中央部を掛止可能なスト
ッパ26を、下部に後方に押下げ可能なレバー16を備
えている。そして、回動発射部材14は滑走路の基側を
上下に貫通し、操作用切欠き部22からレバー16を外
方に突出させ、その中央付近は、嵌入接続部23の取付
け孔24内に水平に設けた取付け軸25回りに回動可能
に取付けられている。圧縮コイルばね15は、回動発射
部材14のレバー16の後側上部と、これと対向する握
持部13の所定位置にそれぞれ形成された底部が円形の
凹部27、28に両端を嵌入して取付けられ、レバー1
6を先側に付勢している。圧縮コイルばね15の強度
は、ストッパ26が、前向きに付勢する紐状部材12を
掛止可能な強さで保持できるように調整されている。
【0010】紐状部材12は、摺動性のよいゴムチュー
ブを使用して、ガイド部21での引っかかりを防止して
いる。紐状部材12は、その両端部29、30を滑走路
の基側、即ち、嵌入接続部23の先側に設けられた固定
部31の両側部にそれぞれ複数のステープル32によっ
て固定され、両側のガイド部21をそれぞれ通過して折
り返され、その中央部を基側に引っ張られ、滑走路部材
11の側方を通って回動発射部材14のストッパ26に
掛止されている。この状態で、紙飛行機19の胴部18
を滑走路部材11の案内溝17内に装入し、回動発射部
材14のレバー16を握持部13側に押圧すると、紐状
部材12がストッパ26からはずれ、紙飛行機19の後
端に掛止し、収縮しながら紙飛行機19を付勢して案内
溝17に沿って前方に押圧する。そして、紐状部材12
は、収縮しながらガイド部21から滑走路部材11内に
引き込まれ、その中央部がガイド部21から少し突出し
た状態で自由状態となる。このときの突出長さは、2〜
10cmにして、手で掴むことができる長さにしている
が、長さを調整してこれより短く、又は長くすることも
自由にできる。
【0011】次に、図4(A)、(B)を参照して、紐
状部材の動作について、さらに詳しく説明する。なお、
S1〜S3は、水平方向の位置、Lは滑走路部材の長さ
を示している。紐状部材F、Gは、その両端部をS3、
S1位置にそれぞれ取付け、引張られる中央部をS3位
置にしている。紐状部材Fの自由状態の長さはLで、こ
れを2Lまで伸ばしている。なお、比較のための紐状部
材Gの自由状態の長さはL/2、伸ばした状態でLとし
ている。紐状部材F、Gを同一材質で断面形状同一とす
ると、紐状部材Fのばね定数は、紐状部材Gのばね定数
の1/2になる。従って、(A)、(B)の状態にある
ときの紐状部材F、Gの引張力は実質的に同一となる。
紐状部材F、Gを少しずつ緩めてそれぞれの中央部をS
3位置からS2位置まで移動すると、紐状部材Fの付勢
力は半分になるが、紐状部材Gは、自由状態の長さにな
るので、その付勢力は実質的に0になる。そして、紐状
部材Fをさらに縮めると、S1位置で付勢力が実質的に
0になる。
【0012】すなわち、紐状部材F、Gに飛行玩具をそ
れぞれ掛止して、S3位置で手を離すと、飛行玩具は、
それぞれ長さLだけ滑走してから飛行する。このとき、
紐状部材Fの方ではS3位置からS1位置まで付勢力を
加えることができるが、紐状部材Gの方ではS3位置か
らS2位置までしか付勢力を加えることができない。従
って、紐状部材Fの方では滑走路を有効に利用すること
ができ、方向性を安定させることができる。また、スト
ロークが長いので、紐状部材をストッパに簡単に掛止さ
せることができる。次に、図5を参照して、本発明の第
2の実施の形態に係る飛行玩具発射装置68について説
明する。飛行玩具発射装置68は、前述した飛行玩具発
射装置10の紐状部材12を省略し、ばね部材の一例で
ある引張りコイルばね33の一端を固定部31の先端に
固定し、引張りコイルばね33の他端に、両側のガイド
部21をそれぞれ通過して折り返され、その中央部を基
側に引っ張られる紐状部材の一例である伸縮性のない布
紐69の両端部をそれぞれ取付けたものである。その他
の部分の構成については、飛行玩具発射装置10と同一
部材を使用しているので、同一部材には同一の番号を付
して説明を省略する。布紐69は、引張りコイルばね3
3の他端に固定用リング70を介して取付けられてい
る。また、引張りコイルばね33の自然長は、伸長時に
その他端がガイド部21まで到達しない長さにしてい
る。引張りコイルばね33を使用するので、ばねの強度
を強くすることができる。また、引張りコイルばね33
が滑走路部材11内に収納された状態で動作するので、
安全に使用することができる。
【0013】図6は、飛行玩具発射装置10の滑走路部
材11の外側に設けた木製のセット部材42を示してい
る。上部に開口を有した断面C形のセット部材42は、
滑走路部材11をその内側に挿通可能な通路部43、及
び開口の基側両端に鉤状突起部44を備えている。セッ
ト部材42の各鉤状突起部44に紐状部材12の中央部
を掛合し、セット部材42内に滑走路部材11を挿通さ
せ、セット部材42を、回動発射部材14のストッパ2
6の両側を通過するまで基側に移動すると、紐状部材1
2の中央部はストッパ26の上端部を乗り越える。そし
て、セット部材42を先側に戻して滑走路部材11から
外すと、紐状部材12の中央部がストッパ26に掛止さ
れて発射準備が完了する。
【0014】このように構成することによって、紐状部
材の付勢力が強い場合でも簡単にストッパ26に掛止
(セット)することができる。なお、滑走路部材11の
先部に滑走路部材11より拡径した図示しないストッパ
を設けているので、セット部材42を滑走路部材11に
取付けたまま使用することができる。次に、飛行玩具発
射装置10の滑走路部材のガイド部の変形例について、
図7(A)を参照しながら説明する。断面C形の滑走路
部材36の先部には、蓋状部材の一例であるゴム栓37
が取付けられている。ゴム栓37には、案内溝17に連
通する図示しないV字溝が形成され、V字溝の両側に
は、それぞれガイド部35が設けられている。両ガイド
部35には、滑走路部材36の長手方向に沿って紐状部
材12が挿通する挿通孔がそれぞれ形成されている。こ
のように構成することによって、滑走路部材36の製造
と、装置の組立てを簡単に行うことができる。
【0015】続いて、ガイド部の他の変形例について、
図7(B)、(C)を参照して説明する。滑走路部材3
8の先端部の左右両側に設けられたガイド部39は、回
転自在に設けられた縦ローラ40と、その中央側にそれ
ぞれ設けられた縦ガイド板41をそれぞれ有している。
紐状部材12は、縦ローラ40及び縦ガイド板41の間
を挿通され、それぞれの縦ローラ40の周面に半周巻着
して基側に伸長される。縦ローラ40に巻着されて方向
を変えているので、紐状部材12の伸長時や収縮時の摺
動がなく、紐状部材12を滑らかに操作することができ
る。図8(A)〜(D)に示すように、前述した飛行玩
具発射装置10を使用することによって、木製グライダ
ー46、紙製ロケット47、紙製円板48、紙飛行機4
9等の種々の飛行玩具を飛ばすことができる。紙製ロケ
ット47は、後端に形成した4枚の板部のうちの1枚を
胴部として案内溝17に嵌入して発射する。紙飛行機4
9は、1枚の矩形の紙を折り畳んで形成したものであ
る。
【0016】次に、図9、図10を参照して、本発明の
第3の実施の形態に係る飛行玩具発射装置50について
説明する。飛行玩具発射装置50は、上部に開口を有し
滑走路となる案内溝51を備えた横置きした棒状のアル
ミ製パイプの滑走路部材52と、滑走路部材52の基端
部に接続する握持部55とを有している。滑走路部材5
2の内部には、一端が滑走路の基側、すなわち握持部5
5の先端に設けられた固定部53に接続された伸縮可能
なばね部材の一例である圧縮コイルばね54を有してい
る。また、滑走路部材52には、滑走路部材52をその
内側に挿通可能な通路部60、及びその上部の基側端に
圧縮コイルばね54の他端に案内溝51から少し上方に
突出させて設けられた付勢板67をストッパ56に掛止
させる鉤状突起部61を備えたセット部材62が取付け
られ、滑走路部材52の先部には、先端に拡径部66を
備えたゴム栓65が圧入されている。鉤状突起部61の
形状は、第1の実施の形態で説明したセット部材42の
両鉤状突起部44を水平に連結した形状としている。ゴ
ム栓65の拡径部66によって、セット部材62が滑走
路部材52から抜け落ちるのを防止することができる。
滑走路の基側には、握持部55の固定部53にその中央
付近を回動可能に取付け、前部に圧縮コイルばね54の
先部の付勢板67を上方から掛止可能なストッパ56
を、後部に下方に押下げ可能なレバー57を備えた回動
発射部材58が設けられている。また、握持部55に
は、レバー57を上方に付勢して、ストッパ56が圧縮
コイルばね54を掛止可能な強さで保持する付勢手段の
一例であるコイルばね59が設けられており、レバー5
7の操作によって案内溝51に胴部を装入した飛行玩具
を圧縮コイルばね54で付勢して飛ばすことができる。
以上、本発明に係る実施の形態について説明してきた
が、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではな
く、例えば、前記実施の形態では、回動発射部材は握持
部に取付けたが、滑走路部材に取付けてもよい。また、
握持部と滑走路部材の取付けは、ねじによる締結や接着
の他、釘、ステープルを使用して固定することもでき
る。また、握持部と滑走路部材を一体的に形成したもの
を左右に分割して構成することも可能である。さらに、
セット部材の形状は、筒形でもよく、また、内側の通路
部に滑走路部材が挿通可能であれば、外形は直方体形状
や6、8角柱形状でもよい。そして、セット部材は、滑
走路部材に対して着脱可能に設けることも可能である。
また、握持部及びセット部材には、操作時の握りに合わ
せた指のガイドが形成されているが、これを省略するこ
とも可能である。
【0017】
【発明の効果】請求項1及びこれに従属する請求項3、
4記載の飛行玩具発射装置においては、紐状部材がガイ
ド部を通過して折り返すように設けているので、紐状部
材のストロークを長くして付勢力を強くすることがで
き、また、使用後にガイド部から外側に突出する部分を
小さくして、使い勝手をよくすることができる。特に、
滑走路内に紐状部材の両端部が固定されているので、紐
状部材が破断した場合には、破断部分が滑走路内に引き
込まれ、安全に使用することができる。請求項2及びこ
れに従属する請求項3、4記載の飛行玩具発射装置にお
いては、ばね部材を使用するので、大きな付勢力を得る
ことができる。また、請求項3記載の飛行玩具発射装置
においては、ガイド部を蓋状部材に設けるので、組立
て、メンテナンス、紐状部材の交換等を簡単に行うこと
ができる。請求項4記載の飛行玩具発射装置において
は、セット部材を有しているので、紐状部材の付勢力が
強い場合でも簡単にストッパに掛止させることができ、
操作性をよくすることができる。そして、請求項5記載
の飛行玩具発射装置においては、ばね部材が滑走路の内
部で伸縮するので、滑走路部材の外部に突出せずに、飛
行玩具発射装置の安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)は、それぞれ本発明の第1の実
施の形態に係る飛行玩具発射装置の斜視図と、同飛行玩
具発射装置の滑走路部材の正面図である。
【図2】図3のA−A矢視断面図である。
【図3】第1の実施の形態に係る飛行玩具発射装置の部
分平断面図である。
【図4】(A)、(B)は、同飛行玩具発射装置の紐状
部材の取付け状態を表す説明図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る飛行玩具発射
装置の部分平断面図である。
【図6】第1の実施の形態に係る飛行玩具発射装置のセ
ット部材の斜視図である。
【図7】(A)〜(C)は、それぞれ本発明の第1の実
施の形態の飛行玩具発射装置の変形例に係るガイド部の
部分平断面図と、他の変形例に係るガイド部の部分平断
面図と、同ガイド部の正面図である。
【図8】(A)〜(D)は、本発明に係る飛行玩具発射
装置に適用可能な飛行玩具の斜視図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る飛行玩具発射
装置の側面図である。
【図10】同飛行玩具発射装置の平面図である。
【符号の説明】
10:飛行玩具発射装置、11:滑走路部材、12:紐
状部材、13:握持部、14:回動発射部材、15:圧
縮コイルばね(付勢手段)、16:レバー、16a:V
字溝、17:案内溝、17a:円弧溝、18:胴部、1
9:紙飛行機(飛行玩具)、20:挿通孔、21:ガイ
ド部、22:操作用切欠き部、23:嵌入接続部、2
4:取付け孔、25:取付け軸、26:ストッパ、2
7、28:凹部、29、30:端部、31:固定部、3
2:ステープル、33:引張りコイルばね(ばね部
材)、35:ガイド部、36:滑走路部材、37:ゴム
栓(蓋状部材)、38:滑走路部材、39:ガイド部、
40:縦ローラ、41:縦ガイド板、42:セット部
材、43:通路部、44:鉤状突起部、46:木製グラ
イダー、47:紙製ロケット、48:紙製円板、49:
紙飛行機、50:飛行玩具発射装置、51:案内溝、5
2:滑走路部材、53:固定部、54:圧縮コイルばね
(ばね部材)、55:握持部、56:ストッパ、57:
レバー、58:回動発射部材、59:コイルばね(付勢
手段)、60:通路部、61:鉤状突起部、62:セッ
ト部材、65:ゴム栓、66:拡径部、67:付勢板、
68:飛行玩具発射装置、69:布紐(紐状部材)、7
0:固定用リング

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に開口を有し滑走路となる案内溝を
    備え、該案内溝の先部の両側にガイド部をそれぞれ形成
    した棒状の滑走路部材と、その両端部が前記滑走路の基
    側に固定され、両側の前記ガイド部をそれぞれ通過して
    折り返し、その中央部が基側に引っ張られる弾力性のあ
    る紐状部材と、前記滑走路部材の基端部に接続する握持
    部と、前記滑走路の基側を上下に貫通して、その中央付
    近を回動可能に取付け、上部に前記紐状部材の中央部を
    掛止可能なストッパを、下部に後方に押下げ可能なレバ
    ーを備えた回動発射部材と、前記回動発射部材に取付け
    られて、前記ストッパが前記紐状部材を掛止可能な強さ
    で保持できる付勢手段とを有し、前記レバーの操作によ
    って前記案内溝に胴部を装入した飛行玩具を、前記紐状
    部材で付勢して飛ばすことができることを特徴とする飛
    行玩具発射装置。
  2. 【請求項2】 上部に開口を有し滑走路となる案内溝を
    備え、該案内溝の先部の両側にガイド部をそれぞれ形成
    した棒状の滑走路部材と、一端が前記滑走路の基側に固
    定されたばね部材と、該ばね部材の他端にその両端部が
    それぞれ取付けられ、両側の前記ガイド部をそれぞれ通
    過して折り返し、その中央部が基側に引っ張られる紐状
    部材と、前記滑走路部材の基端部に接続する握持部と、
    前記滑走路の基側を上下に貫通して、その中央付近を回
    動可能に取付け、上部に前記紐状部材の中央部を掛止可
    能なストッパを、下部に後方に押下げ可能なレバーを備
    えた回動発射部材と、前記回動発射部材に取付けられ
    て、前記ストッパが前記紐状部材を掛止可能な強さで保
    持できる付勢手段とを有し、前記レバーの操作によって
    前記案内溝に胴部を装入した飛行玩具を、前記ばね部材
    で付勢して飛ばすことができることを特徴とする飛行玩
    具発射装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の飛行玩具発射装置
    において、前記滑走路部材のガイド部は、前記滑走路部
    材の先部に取付けられた蓋状部材に設けられていること
    を特徴とする飛行玩具発射装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の飛
    行玩具発射装置において、前記滑走路部材は、該滑走路
    部材をその内側に挿通可能な通路部、及びその基側上部
    に前記紐状部材の中央部を前記ストッパに掛止させる鉤
    状突起部を備えたセット部材を設けることを特徴とする
    飛行玩具発射装置。
  5. 【請求項5】 上部に開口を有し滑走路となる案内溝を
    備えた棒状の滑走路部材と、一端が前記滑走路の基側に
    固定されたばね部材と、前記滑走路部材の基端部に接続
    する握持部と、前記滑走路の基側にその中央付近を回動
    可能に取付け、前部に前記ばね部材の他端を掛止可能な
    ストッパを、後部に下方に押下げ可能なレバーを備えた
    回動発射部材と、前記回動発射部材に取付けられて、前
    記ストッパが前記ばね部材を掛止可能な強さで保持でき
    る付勢手段とを有し、前記レバーの操作によって前記案
    内溝に胴部を装入した飛行玩具を、前記ばね部材で付勢
    して飛ばすことができることを特徴とする飛行玩具発射
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200446657Y1 (ko) * 2009-08-20 2009-11-18 이지영 비눗방울 낙하산 놀이기구
JP2009285413A (ja) * 2008-06-02 2009-12-10 Chube Univ 飛行玩具発射装置
CN111330297A (zh) * 2019-03-28 2020-06-26 株式会社万代 飞翔体制作设备和飞翔体发射玩具

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