JP2001161761A - 介助用サポートネット - Google Patents

介助用サポートネット

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JP2001161761A
JP2001161761A JP2000060134A JP2000060134A JP2001161761A JP 2001161761 A JP2001161761 A JP 2001161761A JP 2000060134 A JP2000060134 A JP 2000060134A JP 2000060134 A JP2000060134 A JP 2000060134A JP 2001161761 A JP2001161761 A JP 2001161761A
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JP
Japan
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tape
cover
crotch
hip
net
Prior art date
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JP2000060134A
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English (en)
Inventor
Shigeji Nakayama
茂治 中山
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単純な仕様による装着と取り外しができ、患
者に苦痛を与えない介助用サポートネットを提供する。 【解決手段】 中央部は両側がくびれ細巾と成り、股間
をカバーする股間カバー部10とし、上・下部はウエス
トまでの腹部から側部までをカバーする腹面カバー部1
1、及びウエストまでのヒップ部から側部までをカバー
するヒップカバー部12としたネット1であって、ネッ
ト1の上・下端部にテープベルトを装着すると共に、腹
面カバー部のテープベルト2の前面及びヒップカバー部
のテープベルト3の裏面両側部に面テープ9を当着した
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脳血管障害による
脳梗塞の麻痺患者や身体障害者を介助するときに、病衣
の上より人体に装着して使用する介助用サポートネット
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、脳血管障害による脳梗塞の麻痺患
者や身体障害者は自立は極めて難しく、介助者なくして
日々の生活は成り立たない。古くからの介助用品として
は、サラシの力帯が一般的で、この力帯を用いて体位移
動やベットより車椅子への移乗を行うときは、患者の腰
に巻き縛り、まわしの要領で患者を引き上げ移し替えを
行っている。
【0003】又、特開平9ー19465号のように一定
長のネットの上・下端にベットを設け、フロントベルト
の両端にリアベルト係止のための係止部を設けた装着体
があり、フロントベルトを患者の腰部前面に当て、ネッ
トを股間を通して後ろに回し、リアベルト端部を係止環
に挿通して適度の長さに調節して締めるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、サラシの力帯を
脳梗塞の麻痺患者や身体障害者に使用した場合、ウエス
ト部を強く縛ることは呼吸が苦しく、骨折事故も発生し
ている。逆に、弱く縛るとウエスト部より脇の下に移動
し、肺を圧迫して更に呼吸を苦しくして患者の苦痛を発
生させる問題点を有していた。
【0005】又、前記特開平9ー19465号では装着
体のネットが股間へくい込み、患者の体重の大半が股間
に集中するため苦痛を伴うこと、装着体の仕様が複雑で
患者への装着に手間と労力を要する問題がある。
【0006】介助に追われる毎日に於いて、介助用品は
単純な仕様による装着と取り外しでないと、患者と介助
者の精神面、肉体面の負担軽減は望めない。又、患者に
苦痛を与えない装着体であることが最も望ましいのであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の介助用サポート
ネットは、中央部は両側がくびれ細巾と成り、股間をカ
バーする股間カバー部とし、上・下部はウエストまでの
腹部から側部までをカバーする腹面カバー部、及びウエ
ストまでのヒップ部から側部までをカバーするヒップカ
バー部としたネットであって、ネットの上・下端部にテ
ープベルトを装着すると共に、腹面カバー部のテープベ
ルトの前面及びヒップカバー部のテープベルトの裏面両
側部に面テープを当着したことを特徴とするものであ
る。
【0008】ネットの両側端部をテープで縁取りし、又
腹面カバー部及びヒップカバー部に縦方向の補強用テー
プを、股間カバー部に横方向の補強用テープを、更に股
間カバー部からヒップカバー部まで続く縦方向の補強用
テープを装着してもよい。
【0009】更に、ヒップカバー部のテープベルトを二
段構成とし、外側のテープベルトに面テープを当着する
と共に、ヒップカバー部の横巾より長く両側へ突延した
ものとしてもよい。
【0010】本発明を使用するには、患者の背面側に介
助用サポートネットのヒップカバー部をあてがい、ヒッ
プカバー部のテープベルトを頭の方向にしてウエストに
合わし、ヒップカバー部でウエストよりヒップまでをホ
ールドすると共に、股間カバー部を股間に通し、腹面カ
バー部を患者の腹部のウエストの位置までオムツをあて
がう要領で折り返し、腹面カバー部のテープベルトの表
面に当着した面テープにヒップカバー部のテープベルト
の面テープを上から覆い掛け合わせて装着固定する。
【0011】そして、例えば患者の体位移動やベットよ
り車椅子への移乗を行うには、介助者は左の手を患者の
後頭部の下に差し入れ、右手側で患者の両足を抱え起こ
して、ベットの端に座位の姿勢を保持して支えながら、
左右掛け合わせしたテープベルトの箇所を両手で掴み、
患者の腰を介助者の腰に引き付け、密着させた状態で持
ち上げて腰を軸に移動や移乗を行う。ウエスト部よりヒ
ップ回りまでを一括ホールドして患者を支えることがで
き、患者と介助者が一体となった動作により安全で確実
に介助が可能である。
【0012】腹面カバー部及びヒップカバー部はそれぞ
れ前・背面部から側部までカバーするから、ウエスト部
よりヒップ回り及び腹部回りを一括ホールドでき、ホー
ルド部全面で患者を支えるため、一部分にくい込んで苦
痛を与えることはない。
【0013】又、補強用テープがネットの両側端部に縁
取りされ、更に腹面カバー部がヒップカバー部の縦方向
へ装着されることによって、ネットが縦方向へ伸長する
のを防止してホールド状態の安定した維持を図り、股間
カバー部の横方向へも補強用テープを装着することで横
巾面を維持して股間へのくい込みを防止しているのであ
り、股間カバー部からヒップカバー部まで続く縦方向の
補強用テープを装着すれば、股間カバー部の縦方向の伸
長を防止して横巾が細くなるのを防いでいる。
【0014】そして、ヒップカバー部のテープベルトを
二段構成とすれば、最も患者の体重が作用する部分の強
度を強化すると共に受け面を広大とでき、又面テープ当
着部を両側へ突延することで腹面カバー部のテープベル
トへの面テープの係止固定が容易となるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施の形態を示
す介助用サポートネットの裏面図であり、ネット1は人
体のウエスト部よりヒップ回りを一括してホールドでき
る大きさを有し、凧糸やナイロン又はアクリル等の化学
繊維の素材で形成したもので、15mm角前後が好まし
い。
【0016】ネット1は上・下部及び中央部より構成さ
れ、中央部は両側がくびれ細巾となり、股間をカバーす
る股間カバー部10と成し、上部は腹面カバー部11
に、下部はヒップカバー部12とし、湾曲して横巾が広
くなって続いている。腹面カバー部11はウエストまで
の腹面から側部までカバーするに充分な横巾と長さを有
し、先端部にはテープベルト2を縫い着け等で装着して
あり、ヒップカバー部12はウエストまでのヒップ部か
ら側部までカバーするに充分な横巾と長さを有し、先端
部にはテープベルト3、4を縫い着け等で装着してあ
る。
【0017】又、腹面カバー部11のテープベルト2の
表面側には面テープ9を当着し、この面テープ9に係合
する面テープ9がヒップカバー部12の外側の両側端部
が延伸したテープベルト3の裏面側両側部に当着してあ
る。
【0018】図面では、ヒップカバー部12のテープベ
ルト3、4が二段構成としてあるけれど、腹面カバー部
11のように一段でもよく、又面テープ9が当着したテ
ープベルト3の両側端部がヒップカバー部12の横巾よ
り突延していなくともよい。
【0019】ネット1の両側端部には補強用テープ5、
5で縁取りを成し、腹面カバー部11及びヒップカバー
部12には縦方向へテープベルト2、4から股間カバー
部10の縁取りの補強用テープ5、5に至る補強用テー
プ6、6、6、6を装着し、股間カバー部10には横巾
方向へ補強用テープ8、8、8を装着してあり、更に股
間カバー部10とヒップカバー部12に連続して縦方向
へ伸びる補強用テープ7を有するものである。
【0020】テープベルト2、3、4及び各補強用テー
プ5、6、7、8は引っ張り力に対して強い布面を用い
て伸縮しない組織素材が好ましく、幅も自由に決定で
き、これらを選択して各部を補強するものである。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明は、患者と介助者の
双方に身体、精神面の負担軽減が図られ、介助動作の容
易性を得ることで、患者に対し積極的に接する姿勢が生
まれ、寝たきり防止の効果を引き出すことが期待できる
ものである。
【0022】最大のネックであった患者股間部への介助
用品のくい込みを、ウエスト部のベルトとウエストより
ヒップ回りまでを一括ホールドするネットとの一体加工
で問題点を解消できる。又、介助未経験の家族、特に非
力な女性も介助作業に参加可能となり、介助者の腰痛防
止となる。又、車椅子に座ったとき、エアークッション
とネットとの接触面が柔軟に馴染み、エアークッション
の機能が損なわれない。病衣の上から使用しても、ホー
ルドされている部位はネットのため、蒸れることがな
い。又、リハビリの時、ネットでヒップがホールドされ
ているため、オムツのずれ防止が図られ、尿漏れを防ぐ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す裏面図である。
【図2】身体に装着中の斜視図である。
【図3】身体に装着した状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 ネット 2、3、4 テープベルト 5 ネット縁取り補強用テープ 6、7、8 補強用テープ 9 面テープ 10 股間カバー部 11 腹面カバー部 12 ヒップカバー部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部は両側がくびれ細巾と成り、股間
    をカバーする股間カバー部とし、上・下部はウエストま
    での腹部から側部までをカバーする腹面カバー部、及び
    ウエストまでのヒップ部から側部までをカバーするヒッ
    プカバー部としたネットであって、ネットの上・下端部
    にテープベルトを装着すると共に、腹面カバー部のテー
    プベルトの前面及びヒップカバー部のテープベルトの裏
    面両側部に面テープを当着したことを特徴とする介助用
    サポートネット。
  2. 【請求項2】 ネットの両側端部をテープで縁取りした
    請求項1記載の介助用サポートネット。
  3. 【請求項3】 腹面カバー部及びヒップカバー部に縦方
    向の補強用テープを、股間カバー部に横方向の補強用テ
    ープを装着した請求項1又は2記載の介助用サポートネ
    ット。
  4. 【請求項4】 股間カバー部からヒップカバー部まで続
    く縦方向の補強用テープを装着した請求項3記載の介助
    用サポートネット。
  5. 【請求項5】 ヒップカバー部のテープベルトを二段構
    成とし、外側のテープベルトに面テープを当着すると共
    に、ヒップカバー部の横巾より長く両側へ突延している
    請求項1、2、3又は4記載の介助用サポートネット。
JP2000060134A 1999-10-01 2000-03-06 介助用サポートネット Pending JP2001161761A (ja)

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JP11-7496 1999-10-01
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014176444A (ja) * 2013-03-14 2014-09-25 Akemi Yonekura 介護補助具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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