JP2001161664A - 皮膚のヘモグロビン又はメラニンの測定方法 - Google Patents

皮膚のヘモグロビン又はメラニンの測定方法

Info

Publication number
JP2001161664A
JP2001161664A JP34555599A JP34555599A JP2001161664A JP 2001161664 A JP2001161664 A JP 2001161664A JP 34555599 A JP34555599 A JP 34555599A JP 34555599 A JP34555599 A JP 34555599A JP 2001161664 A JP2001161664 A JP 2001161664A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wavelength
peak
melanin
hemoglobin
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP34555599A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4048667B2 (ja
Inventor
Teruo Horizumi
輝男 堀住
Seiji Yamazaki
誠司 山▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP34555599A priority Critical patent/JP4048667B2/ja
Publication of JP2001161664A publication Critical patent/JP2001161664A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4048667B2 publication Critical patent/JP4048667B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 クマの形成原因物質であるヘモグロビンとメ
ラニンとを定量的に測定する。 【解決手段】 皮膚の分光反射スペクトルを Kubelka M
unk 変換して得たKM関数強度スペクトルf(λ)の波長
400〜700nmのピークについて、次式(2) (λ1はピークの始点の波長、λ2はピークの終点の波
長、f0(λ)はf(λ1)とf(λ2)とを通る直線の式)に
よりピークの頂部面積S1を、また次式(3) によりピークの基部面積S2を求め、S1からヘモグロビ
ン量を、S2からメラニン量を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、目の周りに生じる
クマの形成程度を定量的に評価できるように、クマの主
要な形成原因物質であるヘモグロビン量とメラニン量を
測定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、クマの形成原因としては、表皮に
おける色素(メラニン)の沈着、真皮における血流の停
滞、あるいはこれらの双方が考えられている。
【0003】また、クマの形成程度の解析には、臨床的
な方法や目視判定が行われている(Cosmetics & Toilet
ries, Vol.102(July,1987))。例えば、クマの形成程度
は、目視観察により、(i)クマが全く観察されないノー
マルタイプ(normal type)、(ii)目を開けている場合
には下瞼が若干赤黒く見えるが、目を閉じた場合には、
ほとんど赤黒さがなくなって見えるダーマルタイプ(de
rmal type)、(iii)目の周りの広範な部分が着色して見
えるエピダーマルタイプ(epidermal type)、(iv)ダー
マルとエピダーマルの中間であるミックスタイプ(mix
type)に分類判定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
クマの形成程度の解析方法は、目視判定を行う個人個人
の基準に依存するため、その判定基準が曖昧あるいは不
明瞭である。このため、従来の解析結果を基にして、ク
マに対して美容上の適切な対処方法をとることや、新た
な化粧料を開発することが困難になっている。
【0005】これに対し、最近、分光学的手法によりク
マの部位の皮膚の分光反射スペクトルからメラニン量及
びヘモグロビン量を測定する試みが発表されている(第
44回SCCJ研究討論会、p43-45(1999)、第45回SCCJ研究討
論会、p58-60(1999))。そこでは、分光反射率のデータ
を重回帰分析することにより測定部位のメラニン量とヘ
モグロビン量を算出することが行われている。しかし、
被験者個々人の皮膚の色情報も含まれているため解析が
難しく、測定誤差が大きいという問題がある。
【0006】そこで、本発明は皮膚におけるヘモグロビ
ンとメラニンとを定量的に把握し、クマを正確に解析で
きるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、波長40
0〜700nmの範囲で皮膚の分光反射スペクトルをKu
belka Munk 変換してKM関数強度スペクトルを求め、
このKM関数強度の積分値を該KM関数強度スペクトル
のベースラインで二分すると、ベースラインを上回る頂
部面積が、クマを形成しているヘモグロビン量と対応
し、また、ベースライン以下の基部面積が、クマを形成
しているメラニン量と対応することを見出し、本発明を
完成させた。
【0008】即ち、本発明は、皮膚の分光反射スペクト
ルを次式(1)
【0009】
【数8】
【0010】(式中、Rは、波長λにおける分光反射
率)で Kubelka Munk 変換することによりKM関数強度
スペクトルf(λ)を得、KM関数強度スペクトルf(λ)
の波長400nm〜700nmの範囲に現れるピークに
ついて、次式(2)
【0011】
【数9】
【0012】(式中、λ1はピークの始点の波長、λ2
ピークの終点の波長、f0(λ)はf(λ1)とf(λ2)とを
通る直線の式である)によりピークの頂部面積S1を求
め、得られた頂部面積S1に基づいてヘモグロビン量を
求めることを特徴とする皮膚のヘモグロビンの測定方法
を提供する。
【0013】また、本発明は、皮膚の分光反射スペクト
ルを次式(1)
【0014】
【数10】
【0015】(式中、Rは、波長λにおける分光反射
率)で Kubelka Munk 変換することによりKM関数強度
スペクトルf(λ)を得、KM関数強度スペクトルf(λ)
の波長400nm〜700nmの範囲に現れるピークに
ついて、次式(3)
【0016】
【数11】
【0017】(式中、λ1はピークの始点の波長、λ2
ピークの終点の波長、f0(λ)はf(λ1)とf(λ2)とを
通る直線の式である)によりピークの基部面積S2を求
め、得られた基部面積S2に基づいてメラニン量を求め
ることを特徴とする皮膚のメラニンの測定方法を提供す
る。
【0018】また、本発明は、(i)皮膚の分光反射スペ
クトルを測定する分光測色機、(ii)分光反射スペクトル
を入力することにより、その分光反射スペクトルを次式
(1)
【0019】
【数12】
【0020】(式中、Rは、波長λにおける分光反射
率)で Kubelka Munk 変換してKM関数強度スペクトル
f(λ)を算出し、KM関数強度スペクトルf(λ)の波長
400nm〜700nmの範囲に現れるピークについ
て、次式(2)
【0021】
【数13】
【0022】(式中、λ1はピークの始点の波長、λ2
ピークの終点の波長、f0(λ)はf(λ1)とf(λ2)とを
通る直線の式である)によりピークの頂部面積S1を算
出し、また、次式(3)
【0023】
【数14】
【0024】(式中、λ1はピークの始点の波長、λ2
ピークの終点の波長、f0(λ)はf(λ1)とf(λ2)とを
通る直線の式である)によりピークの基部面積S2を算
出する演算手段、及び(iii)ヘモグロビン量として頂部
面積S1を出力し、又はメラニン量として基部面積S2
出力する表示手段からなるヘモグロビン又はメラニンの
測定システムを提供する。
【0025】本発明によれば、皮膚におけるヘモグロビ
ンやメラニンを定量的に測定できるので、クマについて
本発明の方法を適用してヘモグロビンやメラニンを定量
的に測定することにより、クマの程度を分類あるいは評
価し、美容上の適切な対処方法や新たな化粧料を開発す
ることが可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照しつつ
詳細に説明する。
【0027】本発明において、クマのヘモグロビンやメ
ラニンを定量的に評価する場合、まず、クマの分光反射
率を測定し、分光反射率スペクトルを得る(図1(a)
参照)。この場合、測定波長は400nm〜700nm
とすることが好ましい。
【0028】次に、分光反射スペクトルにおいて、分光
反射率の定量的な扱いを可能とするため、次式(1)
【0029】
【数15】
【0030】(式中、Rは、波長λにおける分光反射
率)により Kubelka Munk 変換を行い、KM関数強度ス
ペクトルf(λ)を求める(図1(b)参照)。このKM
関数強度スペクトルf(λ)では、ランベルトベアの法則
が成り立つため、スペクトル強度から濃度に比例するパ
ラメータを得ることが可能となる。
【0031】KM関数強度スペクトルf(λ)には、図1
(b)に示すように波長530nm〜590nmの領域
に二つの極大点を有するピークが現れる。そこで、次式
(2)
【0032】
【数16】
【0033】(式中、λ1はピークの始点の波長、λ2
ピークの終点の波長、f0(λ)はf(λ1)とf(λ2)とを
通る直線の式である)によりピークの頂部面積S1を求
める。ここで、頂部面積S1は、図1(c)においてド
ットで塗りつぶした部分の面積に相当する。また、λ1
のピークの始点とは、400〜700nmの波長領域で
徐々に下がるKM関数強度スペクトルのベースラインか
らピークが立ち上がる点を意味し、通常510nmにな
る。
【0034】また、次式(3)
【0035】
【数17】
【0036】(式中、λ1はピークの始点の波長、λ2
ピークの終点の波長、f0(λ)はf(λ1)とf(λ2)とを
通る直線の式である)により基部面積S2を求める。こ
こで、基部面積S2は図1(c)において斜線で塗りつ
ぶした部分の面積に相当する。また、λ2のピークの始
点とは、400〜700nmの波長領域で徐々に下がる
KM関数強度スペクトルのベースラインにピークが戻っ
た点を意味し、通常610nmになる。
【0037】本発明者らは、こうして得られる頂部面積
1が測定部位におけるヘモグロビン量に対応し、基部
面積S2がメラニン量に対応することを見出した。
【0038】一方、クマは皮膚の他の部位との色の差、
特に頬との色の差として認識される。そこで、上述のよ
うにして頂部面積S1として得られるヘモグロビン量
や、基部面積S2として得られるメラニン量を、頬等を
参照部位とする相対値として得ると、この相対値によっ
てクマをより的確に評価することができる。
【0039】このためには、ヘモグロビン量について
は、クマの分光反射スペクトルと参照部位の分光反射ス
ペクトルから、参照部位の頂部面積S0 1に対するクマの
頂部面積Sd 1の相対値(例えば、双方の頂部面積Sd 1
0 1の差)を求めることが好ましい。同様に、メラニン
量については、参照部位の基部面積S0 2に対するクマの
基部面積Sd 2の相対値(例えば、双方の基部面積Sd 2
0 2の差)を求めることが好ましい。
【0040】図2は、以上のヘモグロビン量やメラニン
量を測定するシステム構成図である。このシステムで
は、クマや頬等の皮膚の分光反射スペクトルを測定する
分光測色機1と、演算手段としてのパソコン2と、その
出力表示手段としてのモニタ3及びプリンタ4が接続さ
れている。
【0041】ここで、分光測色機1としては市販のもの
を使用することができる。
【0042】パソコン2は、分光測色機1から分光反射
スペクトルのデータを入力され、前述した変換式(式
(1))によりKM関数強度スペクトルf(λ)を算出
し、さらにKM関数強度スペクトルf(λ)の波長400
nm〜700nmの範囲に現れるピークについて、前述
の式(2)により頂部面積S1を算出し、また、式
(3)により基部面積S2を算出する。また、分光反射
スペクトルデータとして、クマと参照部位との双方のデ
ータが入力された場合には、参照部位の頂部面積S0 1
対するクマの頂部面積Sd 1の相対値、又は参照部位の基
部面積S0 2に対するクマの基部面積Sd 2の相対値を算出
する。ここで、相対値としては、差を出力できるように
することが好ましい。
【0043】以上、本発明をクマのヘモグロビンやメラ
ニンを定量的に測定する場合について説明したが、本発
明は、目の周りに現れるクマに限らず、皮膚の任意の部
位に存在するあざ、しみ等のヘモグロビンやメラニンも
測定対象とすることができる。
【0044】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。
【0045】実施例1 目の周りに種々の程度でクマができている50名を被験
者とし、クマの分光反射率を測定し、前述の本発明の方
法に従い、ヘモグロビン量として、KM関数強度スペク
トルf(λ)におけるピークの頂部面積S1を求め、メラ
ニン量としてピークの基部面積S2を求めた(λ1=51
0nm、λ2=610nm)。また、分光反射率の測定
部位と同じ部位について、測色機によりL***を測
定した。
【0046】こうして求めた頂部面積S1(ヘモグロビ
ン量)と、皮膚の赤みの指標となる測色値a*との関
係、及び基部面積S2(メラニン量)と、皮膚の明るさ
の指標となる測色値L*との関係を求めた。これらの結
果を図3及び図4に示す。
【0047】これにより、本発明の方法で得られる頂部
面積S1と基部面積S2は、それぞれ測色値と高い相関を
有することがわかる。
【0048】実施例2 専門家の目視観察により、ノーマルタイプ、ダーマルタ
イプ、エピダーマルタイプ、ミックスタイプと判定され
るクマ12例ずつについて、分光反射率を測定し、KM
関数強度スペクトルを求めた。このスペクトルを図5に
示す。これにより、KM関数強度スペクトルにおけるピ
ークの強度あるいは形状により、ノーマルタイプ、ダー
マルタイプ、エピダーマルタイプ、ミックスタイプが、
それぞれ区別できることがわかる。
【0049】また、同じ被験者の頬について分光反射率
を測定し、本発明の方法によりクマの頂部面積S1と頬
の頂部面積S1との差を、ヘモグロビン量の相対値とし
て求め、また、クマの基部面積S2と頬の基部面積S2
の差をメラニン量の相対値として求めた。結果を図6及
び図7に示す。
【0050】これにより、ノーマルタイプ、ダーマルタ
イプ、エピダーマルタイプ、ミックスタイプには、それ
ぞれヘモグロビン量とメラニン量とで区別されることが
わかる。
【0051】図8は、図6と図7を一つの図にまとめた
ものである。これにより、ノーマルタイプはヘモグロビ
ン量及びメラニン量が共に極めて低く、ダーマルタイプ
は、エピダーマルタイプやミックスタイプに比べるとヘ
モグロビン量に対してメラニン量が低く、エピダーマル
タイプは、ダーマルタイプやミックスタイプに比べると
メラニン量に対してヘモグロビン量が低いことがわか
る。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、分光反射率の測定によ
り皮膚のヘモグロビンとメラニンとを定量的に把握でき
る。したがって、クマについて本発明の方法を適用する
ことにより、クマの程度を分類あるいは評価し、美容上
の適切な対処方法や新たな化粧料を開発することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 クマの分光反射スペクトル(同図(a))
と、KM関数強度スペクトル(同図(b))と、KM関
数強度スペクトルにおける、ヘモグロビン量に対応する
頂部面積S1とメラニン量に対応する基部面積S2の説明
図(同図(c))である。
【図2】 本発明のシステム構成図である。
【図3】 クマのヘモグロビン量(頂部面積S1)と測
色値a*との関係図である。
【図4】 クマのメラニン量(基部面積S2)と測色値
*との関係図である。
【図5】 クマのタイプごとのKM関数強度スペクトル
である。
【図6】 クマのタイプごとにヘモグロビン量(頂部面
積S1)を示した図である
【図7】 クマのタイプごとにメラニン量(基部面積S
2)を示した図である
【図8】 クマのタイプごとにヘモグロビン量(頂部面
積S1)とメラニン量(基部面積S2)を示した図である
【符号の説明】
1 分光測色機 2 パソコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G059 AA01 AA05 BB12 CC16 EE02 EE12 FF08 HH02 KK10 MM01 PP04 4C038 VA04 VB22 VC01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 皮膚の分光反射スペクトルを次式(1) 【数1】 (式中、Rは、波長λにおける分光反射率)で Kubelka
    Munk 変換することによりKM関数強度スペクトルf
    (λ)を得、KM関数強度スペクトルf(λ)の波長400
    nm〜700nmの範囲に現れるピークについて、次式
    (2) 【数2】 (式中、λ1はピークの始点の波長、λ2はピークの終点
    の波長、f0(λ)はf(λ1)とf(λ2)とを通る直線の式
    である)によりピークの頂部面積S1を求め、得られた
    頂部面積S1に基づいてヘモグロビン量を求めることを
    特徴とする皮膚のヘモグロビンの測定方法。
  2. 【請求項2】 クマの部位の分光反射スペクトルと参照
    部位の分光反射スペクトルとから、参照部位の頂部面積
    に対するクマの部位の頂部面積の相対値を得、この相対
    値に基づいてクマの部位のヘモグロビン量を求める請求
    項1記載のヘモグロビンの測定方法。
  3. 【請求項3】 皮膚の分光反射スペクトルを次式(1) 【数3】 (式中、Rは、波長λにおける分光反射率)で Kubelka
    Munk 変換することによりKM関数強度スペクトルf
    (λ)を得、KM関数強度スペクトルf(λ)の波長400
    nm〜700nmの範囲に現れるピークについて、次式
    (3) 【数4】 (式中、λ1はピークの始点の波長、λ2はピークの終点
    の波長、f0(λ)はf(λ1)とf(λ2)とを通る直線の式
    である)によりピークの基部面積S2を求め、得られた
    基部面積S2に基づいてメラニン量を求めることを特徴
    とする皮膚のメラニンの測定方法。
  4. 【請求項4】 クマの部位の分光反射スペクトルと参照
    部位の分光反射スペクトルとから、参照部位の基部面積
    に対するクマの部位の基部面積の相対値を得、この相対
    値に基づいてクマの部位のメラニン量を求める請求項3
    記載のメラニンの測定方法。
  5. 【請求項5】 クマの分光反射スペクトルを用いて請求
    項1〜4のいずれかの方法によりヘモグロビン量又はメ
    ラニン量を求め、得られたヘモグロビン量又はメラニン
    量に基づいてクマの美容上の評価をするくまの評価方
    法。
  6. 【請求項6】 (i)皮膚の分光反射スペクトルを測定す
    る分光測色機、(ii)分光反射スペクトルを入力すること
    により、その分光反射スペクトルデータを次式(1) 【数5】 (式中、Rは、波長λにおける分光反射率)で Kubelka
    Munk 変換してKM関数強度スペクトルf(λ)を算出
    し、KM関数強度スペクトルf(λ)の波長400nm〜
    700nmの範囲に現れるピークについて、次式(2) 【数6】 (式中、λ1はピークの始点の波長、λ2はピークの終点
    の波長、f0(λ)はf(λ1)とf(λ2)とを通る直線の式
    である)によりピークの頂部面積S1を算出し、また、
    次式(3) 【数7】 (式中、λ1はピークの始点の波長、λ2はピークの終点
    の波長、f0(λ)はf(λ1)とf(λ2)とを通る直線の式
    である)によりピークの基部面積S2を算出する演算手
    段、及び(iii)ヘモグロビン量として頂部面積S1を出力
    し、又はメラニン量として基部面積S2を出力する表示
    手段からなるヘモグロビン又はメラニンの測定システ
    ム。
JP34555599A 1999-12-03 1999-12-03 皮膚のヘモグロビン又はメラニンの測定方法 Expired - Fee Related JP4048667B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34555599A JP4048667B2 (ja) 1999-12-03 1999-12-03 皮膚のヘモグロビン又はメラニンの測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34555599A JP4048667B2 (ja) 1999-12-03 1999-12-03 皮膚のヘモグロビン又はメラニンの測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001161664A true JP2001161664A (ja) 2001-06-19
JP4048667B2 JP4048667B2 (ja) 2008-02-20

Family

ID=18377395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34555599A Expired - Fee Related JP4048667B2 (ja) 1999-12-03 1999-12-03 皮膚のヘモグロビン又はメラニンの測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4048667B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016155790A (ja) * 2015-02-26 2016-09-01 花王株式会社 化粧肌の自然な仕上りを評価する方法
US11359965B2 (en) 2020-10-05 2022-06-14 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for estimating target component

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016155790A (ja) * 2015-02-26 2016-09-01 花王株式会社 化粧肌の自然な仕上りを評価する方法
US11359965B2 (en) 2020-10-05 2022-06-14 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for estimating target component

Also Published As

Publication number Publication date
JP4048667B2 (ja) 2008-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Hoffmann TrichoScan: a novel tool for the analysis of hair growth in vivo
Ly et al. Research techniques made simple: cutaneous colorimetry: a reliable technique for objective skin color measurement
Piérard EEMCO guidance for the assessment of skin colour
Taylor et al. Noninvasive techniques for the evaluation of skin color
Stamatas et al. Non‐invasive measurements of skin pigmentation in situ
Weatherall et al. Skin color measurements in terms of CIELAB color space values
US6157445A (en) Method and apparatus for detecting and measuring conditions affecting color
RU2429455C2 (ru) Способ анализа волос
US20030009089A1 (en) Non-invasive method of determining skin thickness and characterizing layers of skin tissue in vivo
Nkengne et al. SpectraCam®: A new polarized hyperspectral imaging system for repeatable and reproducible in vivo skin quantification of melanin, total hemoglobin, and oxygen saturation
Doi et al. Spectral estimation of human skin color using the Kubelka-Munk theory
Schmidt et al. Contact-free spectroscopy of leg ulcers: principle, technique, and calculation of spectroscopic wound scores
KR20140076754A (ko) 피부 윤기 평가방법
Matas et al. Melanin as a confounding factor in near infrared spectroscopy of skin
JP2010022547A (ja) 皮膚透明感の鑑別法
JP3641370B2 (ja) 毛髪のつや測定器具
JP3798550B2 (ja) 皮膚中の成分の定量方法及び定量装置
US20010041829A1 (en) Non-invasive method of determining skin thickness and characterizing layers of skin tissue in vivo
JP6131597B2 (ja) 皮膚の評価方法及び皮膚の評価システム
Kim et al. Modeling and measuring extravascular hemoglobin: aging contusions
JP2001161664A (ja) 皮膚のヘモグロビン又はメラニンの測定方法
JP2000201899A (ja) 肌状態の表示方法
Lee et al. Objective measurement of periocular pigmentation
Doi et al. Spectral estimation of skin color with foundation makeup
JP5757149B2 (ja) 皮膚の評価方法及び皮膚の評価システム

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050117

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050726

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071119

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101207

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101207

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111207

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111207

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121207

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121207

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131207

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees