【書類名】 明細書
【発明の名称】 精穀装置における精穀容器
【特許請求の範囲】
【請求項１】
搗精用の精穀容器（４）と、該精穀容器（４）を包囲する集糠容器（１０）とを着脱自在に収容する外枠（２ａ）と、該外枠（２ａ）に嵌装して前記精穀容器（４）を被覆する蓋（５）とを備え、前記精穀容器（４）の底部中央には攪拌用突片（１３）を備えた縦軸（１６）を立設し、前記外枠（２ａ）の基台下部には、前記縦軸（１６）を駆動させる駆動手段（３）を内蔵した精穀装置において、
前記精穀容器（４）は、精穀作用のある除糠用多孔壁（６）と、ホッパー部（４Ｂ）とからなり、
該ホッパー部（４Ｂ）の下端は、重ね代（４０）を延設するとともに、該重ね代（４０）に前記除糠用多孔壁（６）に向けて折曲する突起部（４３）を設ける一方、前記除糠用多孔壁（６）の周縁には、前記重ね代（４０）まで延設された環状のリング部材（４５）を固着するとともに、該リング部材（４５）に前記突起部（４３）を遊嵌させるための開口部（４８）を設け、
該開口部（４８）に前記突起部（４３）を嵌合させて、前記除糠用多孔壁（６）を、前記ホッパー部（４Ｂ）に遊嵌状に支持させたことを特徴とする精穀装置における精穀容器。
【請求項２】
搗精用の精穀容器（４）と、該精穀容器（４）を包囲する集糠容器（１０）とを着脱自在に収容する外枠（２ａ）と、該外枠（２ａ）に嵌装して前記精穀容器（４）を被覆する蓋（５）とを備え、前記精穀容器（４）の底部中央には攪拌用突片（１３）を備えた縦軸（１６）を立設し、前記外枠（２ａ）の基台下部には、前記縦軸を駆動させる駆動手段を内蔵した精穀装置において、
該ホッパー部（４Ｂ）の下端は、重ね代（４０）を下方に延設するとともに、該ホッパー部（４Ｂ）外周縁には、前記除糠用多孔壁（６）を遊嵌状に支持するための環状のリング部材（４７）を設ける一方、前記除糠用多孔壁（６）の周縁には、前記重ね代（４０）までは上方に延設され、該重ね代（４０）からは前記ホッパー部（４Ｂ）外周縁に向けて延設された環状のリング部材（４５）を固着し、
前記リング部材（４７）は、縦段面略Ｊ字状に折曲した突起部（４３）を形成する一方、前記リング部材（４５）の外周縁延設部には、前記突起部（４３）を遊嵌させるための凹部（４４）を設け、
該凹部（４４）に前記前記突起部（４３）を嵌合させて、前記除糠用多孔壁（６）を、前記ホッパー部（４Ｂ）に遊嵌状に支持させたことを特徴とする精穀装置における精穀容器。
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転可能に立設した攪拌体とこれを包囲する精穀容器とを備え、該精穀容器内に穀物を投入し、前記攪拌体を回転させて穀物を攪拌させながら精穀する精穀装置における精穀容器に係り、穀粒の攪拌によって生じる騒音を低減させた精穀容器に関する。
【０００２】
【従来の技術】
通称「コイン精米」と呼ばれる屋外設置型の大型の精穀機の場合、屋外で使用することから騒音もあまり気にならず、また、装置の大型化を多少無視しながらでも騒音対策は十分施すことができる。しかし、実開昭５６−１７６０４２号、特開平１１−１９７５２１号で開示のように、小型で特に米５合程度の精米を目的とする「家庭用」と呼ばれる精穀機を屋内で使用する場合、精穀時に発生する騒音が気になるところである。特に厨房や台所といった空間で手軽に使用するように開発された家庭用精穀機は、小型ながらその使用時の騒音が我慢できなくはないにしても、使用時間が１〜２分、長くて数分程度となり、部屋の中で使用するにはできるだけ静かであることが望まれている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
このような家庭用精穀機であっても、吸音材などで精穀機を覆って手軽に騒音を防止することはできるが、吸音材を覆うための空間が必要であり、家庭用精穀機は小型であることが望まれるため、騒音防止のために容積を加えて大型化することはできるだけ避けたい手段である。
【０００４】
また、騒音防止用に使用される吸音材、例えばウレタンフォーム等は、その機能上、細かい空間を備えているため、長期の使用に伴って精穀作用によって生じる糠成分が吸音材部分に入り込む可能性があり、この状態は害虫の絶好の温床となって新たな被害の発生が懸念されるところであり、できれば騒音防止のためにこのような吸音材は使用したくない。騒音防止のために構造を変更するにしてもその実現が容易であることが望まれており、複雑な構造とはしたくない。
【０００５】
以上のことから、精穀機を大型化することなく、また吸音材を使用することなく、騒音の発生源である精穀容器に騒音防止を施して精穀時に発生する騒音を低減した精穀機の精穀容器の提供を課題とするものである。また、この精穀容器の騒音防止を実現させるための簡単な精穀容器の構成を提供する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明は、搗精用の精穀容器（４）と、該精穀容器（４）を包囲する集糠容器（１０）とを着脱自在に収容する外枠（２ａ）と、該外枠（２ａ）に嵌装して前記精穀容器（４）を被覆する蓋（５）とを備え、前記精穀容器（４）の底部中央には攪拌用突片（１３）を備えた縦軸（１６）を立設し、前記外枠（２ａ）の基台下部には、前記縦軸（１６）を駆動させる駆動手段（３）を内蔵した精穀装置において、前記精穀容器（４）は、精穀作用のある除糠用多孔壁（６）と、ホッパー部（４Ｂ）とからなり、該ホッパー部（４Ｂ）の下端は、重ね代（４０）を延設するとともに、該重ね代（４０）に前記除糠用多孔壁（６）に向けて折曲する突起部（４３）を設ける一方、前記除糠用多孔壁（６）の周縁には、前記重ね代（４０）まで延設された環状のリング部材（４５）を固着するとともに、該リング部材（４５）に前記突起部（４３）を遊嵌させるための開口部（４８）を設け、該開口部（４８）に前記突起部（４３）を嵌合させて、前記除糠用多孔壁（６）を、前記ホッパー部（４Ｂ）に遊嵌状に支持させる、という技術的手段を講じた。
【０００７】
つまり、本発明では吸音材を使用することなく精穀容器に次のような改良を加えた。すなわち、前記精穀容器（４）は、精穀作用のある除糠用多孔壁（６）と、ホッパー部（４Ｂ）とからなる２部品から構成し、該ホッパー部（４Ｂ）の下端は、重ね代（４０）を延設するとともに、該重ね代（４０）に前記除糠用多孔壁（６）に向けて折曲する突起部（４３）を設ける一方、前記除糠用多孔壁（６）の周縁には、前記重ね代（４０）まで延設された環状のリング部材（４５）を固着するとともに、該リング部材（４５）に前記突起部（４３）を遊嵌させるための開口部（４８）を設け、該開口部（４８）に前記突起部（４３）を嵌合させて、前記除糠用多孔壁（６）を、前記ホッパー部（４Ｂ）に遊嵌状に支持させ、これらを相対的に遊びを持たせ且つ回動しないよう係合したものである。
【０００８】
本発明に係る精穀装置は、攪拌用突片（１３）によって攪拌される穀粒と除糠用多孔壁（６）との接触により発生する振動が騒音の主な発生源となっている。除糠用多孔壁（６）で発生するこのような要因による騒音が他部位に伝わらないように、除糠用多孔壁（６）の上部に設けたホッパー部（４Ｂ）との間に相対的に遊びを持たせる構造とした。これによって、除糠用多孔壁（６）の振動はホッパー部（４Ｂ）に直接的に伝わることはなく、またホッパー部（４Ｂ）においてこの振動が増幅され大きな騒音となることもなく、さらにホッパー部（４Ｂ）からこれらを収納した機枠に伝わって外部に漏れ伝わることを低減させることができる。
【０００９】
ここでホッパー部（４Ｂ）とは、有孔・無孔を問わず、その構成・形状が精穀作用に直接寄与していなくても、精穀装置の精穀容量や穀物の収納容量を増加させ容量を確保する構造、あるいは精穀作用により攪拌される穀物が精穀容器内で飛び跳ねることを可能にした空間を形成した構造を有する部分を包含するものであり、除糠用多孔壁（６）と全く同じ素材であっても、除糠用多孔壁（６）と異なる素材であってもよい。
【００１０】
精穀容器（４）には駆動手段（３）によって駆動される攪拌用突片（１３）を備えているので、攪拌用突片（１３）の回転に伴って精穀容器（４）が回転しないよう、つまり、除糠用多孔壁（６）はホッパー部（４Ｂ）と相対的に回動しないよう係合してある。つまり、除糠用多孔壁（６）とホッパー部（４Ｂ）とは接合されておらず、除糠用多孔壁（６）上部とはホッパー部（４Ｂ）下部の所定の重ね代（４０）部分で遊びを持たせて重なり且つ回動しないよう遊嵌させたものである。これによって、除糠用多孔壁（６）とホッパー部（４Ｂ）とは接合してはいないので直接的に除糠用多孔壁（６）の振動がホッパー部（４Ｂ）に伝わることはない。また遊嵌してあるので除糠用多孔壁（６）が独自に回動することはない。ホッパー部（４Ｂ）は、これを機枠内に収納することによって機枠内に固定できるように構成するとよい。これは機枠内とホッパー部（４Ｂ）との適当な嵌合あるいは係合によって実現できる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
本発明に係る実施の形態を図１乃至図３に基づいて説明する。図１は家庭用精米機の内部構成を示す中央縦断面図である。符号１は家庭用精米機であり、符号２は機枠であり、下部に駆動源となるモータ３を収容し、上部に精穀容器４を収容することができる。精穀容器４は、蓋５の取り外しで上部を開口することが可能なホッパー状に形成してあり、この精穀容器４の少なくとも下部周壁を除糠用多孔壁６に形成している。そして、この除糠用多孔壁６の下部周壁部は、その内径が前記精穀容器４上端縁の内径よりも小さい円筒部７に形成する。符号８は無孔状の底部であり、符号９は精穀容器４を集糠容器１０に固定する固定手段である。符号２２は集糠容器１０の突起部であり、該突起部２２の外周に円筒部７の固定手段９を嵌合させて無孔状の底部８を固定するのである。
【００１２】
前記精穀容器４の外周は、円筒状の集糠容器１０により包囲する。この時、除糠用多孔壁６の下部周壁が、径の小さい円筒部７に形成してあるから、精穀容器４と集糠容器１０との間隙に除糠室１１が形成される。そして、精穀容器４は突起部２２と集糠容器１０上端部により外枠２ａに固定される。精穀容器４の底部８中央には、縦軸１２を回転自在に軸架する軸受部２３を備え、前記縦軸１２には、複数個の攪拌用突片１３を放射状に備える精米用縦軸２４を軸装し、縦軸１２の下部に継手１４を設けて、モータ３からの回転力を切り離し可能な構成とする。
【００１３】
次に、機枠２に収容された駆動源の構成を説明する。機枠２には、回転数を変更可能なモータ３を収容するとともに、縦軸１２の直下で軸受１５により回転自在な縦軸１６を立設する。そして、モータ３のモータ軸２６にはモータプーリ１７を軸装する一方、縦軸１６の上部には中継プーリ１８を、該中継プーリ１８の上部には前記継手１４の他方側継手２５を軸装する。モータプーリ１７と中継プーリ１８との間には、ベルト１９を巻装し、モータ３の回転力が縦軸１６へ、例えば、減速比１対３で伝達するように形成する。符号２０は縦軸１６の回転数を検出する回転センサであり、符号２１は運転スイッチ、張り込み量及び白度を設定するスイッチ、そして、その設定を表示するＬＥＤを設けた操作盤である。
【００１４】
さらに、精穀容器４内へ通風するための構成を図１を参照して説明する。前記機枠２の底部２ｂには、外部と連通する空気取入口２７及び空気排出口２８を穿設するとともに、前記機枠２内部には、外部の空気を取り入れる導風路２９ａ及び取り入れた空気を排出する排風路２９ｂとを形成する。すなわち、導風路２９ａは機枠２内部を縦方向に仕切る仕切壁３０ａと精米機前部の操作盤２１との空間部に形成され、排風路２９ｂは機枠２内部を縦方向に仕切る仕切壁３０ｂと精米機後部の機枠２の側壁との空間部に形成される。そして、該導風路２９ａ上部は精米機前部の外枠２ａ内に形成される導風路３１ａと連通し、導風路２９ａ下部は前記空気取入口２７を接続する。また、排風路２９ｂ上部は精米機後部の外枠２ａ内に形成される排風路３１ｂと連通し、排風路２９ｂ下部は前記モータ３によって駆動する送風ファン３２を介して空気排出口２８を接続する。
【００１５】
そして、導風路３１ａ及び排風路３１ｂは、外枠２ａ内部を縦方向に仕切る仕切壁３４ａ，３４ｂにより形成するとともに、外枠２ａ上部に嵌着する蓋５の内壁は、導風路３１ａ及び排風路３１ｂが閉塞しないよう、前記仕切壁３４ａ，３４ｂの延長線と交錯する部分３３ａ，３３ｂを外周方向に切り欠き、空気の流通路３５ａ，３５ｂを形成するとよい。
【００１６】
図２は前記精穀容器４の円筒部７周辺の拡大断面図である。この図２により攪拌用突片１３の形状を詳細に説明する。攪拌用突片１３は、円筒部７内に堆積した米粒を円筒部７の内周面に搬送する横搬送面１３Ａと、該横搬送面１３Ａで搬送した米粒を前記円筒部７に沿って上昇させる縦搬送面１３Ｂと、該縦搬送面１３Ｂで搬送した米粒を前記精穀容器４の傾斜面６Ａに投げ上げる投げ上げ面１３Ｃとを備えた形状である。
【００１７】
図４は前記精穀容器４及び前記集糠容器１０が前記機枠２から離脱し、また、前記精穀容器４と前記集糠容器１０とが分離可能な状態を示す概略部品図である。この図４を参照すれば、搗精終了後に米粒と糠の持ち運びが可能で、使用後のメンテナンスも簡単に行える。符号４Ａは精穀容器４上部周縁に設けて、精穀容器４を集糠容器１０に載置するためのフランジであり、符号１０Ａは集糠容器１０上部周縁に設けて、外枠２ａから取り出す際の把手用の鍔部である。
【００１８】
次に、上記構成における本発明の家庭用精米機の作用を説明する。１合から数合程度の範囲で家庭内で食する米を搗精する場合、蓋５を取り外し、精穀容器４の開口面から計量カップなどで計量した玄米を投入して、玄米を除糠用多孔壁６の円筒部７に貯留する。このとき、円筒部７の内径が比較的小さく形成されているので、少量の玄米であっても薄層で堆積することはなく、攪拌用突片１３がほぼ隠れる程度の高さの層厚で堆積される。次に、蓋５を精穀容器４に嵌め、操作盤２１の張り込み量スイッチ（図示せず）により張り込み量を設定するとともに、白度設定スイッチ（図示せず）により白度を設定し、更に、運転スイッチ(図示せず)をオンにして搗精を開始する。すると、制御装置（図示せず）は設定された張り込み量と白度に応じてモータ３の回転数と駆動時間を演算し、あるいはあらかじめ設定された値を読み込んで、演算結果あるいは読み込んだ値に基づいてモータ３に電気を供給して駆動する。例えば、張り込み量を「１合」、白度を「白米」に設定すると、回転数が２，４００rpm、駆動時間が９０秒と設定される。
【００１９】
モータ３によりモータ軸２６の回転力がベルト１９を介して縦軸１６に伝達されると、継手２５、１４を経て精穀容器４内の縦軸１２に伝達される。これにより、縦軸１２に軸装した攪拌用突片１３が回転するが、投入された玄米により攪拌用突片１３がほぼ隠れる程度に堆積されているので、十分な搗精力が与えられることになる。この搗精状態を説明すると、攪拌用突片１３の横搬送面１３Ａの回転により円筒部７内周方向に押し出され、次いで、縦搬送面１３Ｂの回転により円筒部７の内周面を旋回しながら上昇され、さらに、投げ上げ面１３Ｃにより精穀容器４の傾斜面（除糠用多孔壁６）に投げ上げられる。これにより、米粒は精穀容器４内で大きな循環軌跡を形成して搗精が行われるので（図５の破線で示す軌跡を参照）、米粒が円周方向に飛び散って砕米が発生する虞（おそれ）は少なくなり、仕上がり白度も設定した白度と同様になる。
【００２０】
モータ３によりモータ軸２６が回転すれば、送風ファン３２が回転して、空気取入口２７、導風路２９ａ及び導風路３１ａを介して精穀容器４内に外部の空気が取り入れられる。この外部空気は蓋５に設けた流通路３５ａから容易に流入するので、精穀容器４内の研米で加熱された米粒を冷却して、砕米発生率を防止することができる。また、精穀容器４内の空気が昇温しても、外部空気の流入により精穀容器４内を冷却して蓋５内面の結露発生を防止することができる。
【００２１】
精穀容器４内に流入した空気は、流通路３５ｂから吸引され、排風路３１ｂ、送風ファン３２、排風路２９ｂ及び空気排出口２８を介して外部に排出される。同時に、送風ファン３２による空気の吸引により加熱したモータ３の冷却も可能となる。
【００２２】
駆動時間が経過し、搗精が終了すると、図４に示すように蓋５を取り外すとともに、鍔部１０Ａを手で持って精穀容器４及び集糠容器５を基台２から取り外すと、搗精後の白米を持ち運ぶことができる。また、精穀容器４と集糠容器１０とが分離可能であるため、食品用に糠を利用したい場合には集糠容器１０から糠を取り出すこともできるし、使用後の水洗いなどのメンテナンスも簡単に行うことができる。
【００２３】
次に、本発明の要部となる精穀容器４の第１の実施例について、図８により説明する。図８に示す精穀容器４は、精穀作用のある除糠用多孔壁６とホッパー部４Ｂとからなり、該ホッパー部４Ｂの下端は、重ね代４０として傾斜下方に延設するとともに、該重ね代４０の周縁に前記除糠用多孔壁６側に向けて直角に折り曲げられた突起部４３を複数個設ける一方、前記除糠用多孔壁６の周縁には、前記重ね代４０まで傾斜上方に延設された環状のリング部材４５を固着するとともに、該リング部材４５の周縁に前記突起部４３を遊嵌させるための開口部４８を設けている。これにより、前記除糠用多孔壁６とホッパー部４Ｂとは、板厚程度の遊び４１を持たせて遊嵌させることができる。この実施例の場合、リング部材４５には、突起部４３の断面よりも大きな開口部４８が設けてあり、ホッパー部４Ｂとリング部材４５との間に遊び４１を備え且つ、突起部４３を開口部４８へ挿入したときに、突起部４３が開口部４８に拘束されないように遊嵌され、除糠用多孔壁６がホッパー部４Ｂに固着しないよう形成してある。
【００２４】
精穀容器４の第２の実施例について、図２及び図６により説明する。図６（ａ）は、図２の符号３７部分の拡大端面図であり、図６（ｂ）は、図６（ａ）のＢ−Ｂ線により破断したときに表れる平面図である。精穀容器４は、精穀作用のある除糠用多孔壁６とホッパー部４Ｂとからなり、該ホッパー部４Ｂの傾斜下端は、重ね代４０として傾斜下方に延設するとともに、該ホッパー部４B外周縁には、前記除糠用多孔壁６を遊嵌状に支持するための環状のリング部材４７が設けられ、さらに、前記除糠用多孔壁６の周縁には、前記重ね代４０まで傾斜上方へ延設され、かつ、前記ホッパー部４B外周方向に延設された環状のリング部材４５が固着されている。そして、前記ホッパー部４B外周縁に設けたリング部材４７は、図６（ａ）で示すように、縦段面でＪ字状に折り曲げた突起部４３を形成する一方、前記リング部材４５の外周方向への延設部には、前記Ｊ字状に折り曲げた突起部４３を遊嵌させる凹部４４を設けている。これにより、前記除糠用多孔壁６とホッパー部４Ｂは相対的に回動せず、しかも、前記除糠用多孔壁６は遊び４１，４２を持って遊嵌させながら、前記ホッパー部４Ｂに支持させることができる。
【００２５】
さらに詳述すると、リング部材４５を固着した除糠用多孔壁６をホッパー部４Ｂの下端に添えた状態にして、リング部材４７をリング部材４５の下方から持ち上げて、リング部材４５を包囲するように取り付けて、突起部４３と凹部４４を遊嵌させ、リング部材４７をホッパー部４Ｂに固着すれば、本発明の目的は達せられる。このように構成した精穀容器４においては、ホッパー部４Ｂと除糠用多孔壁６との間には遊び４１，４２が有り、且つ、リング部材４５，４７の凹部４４と突起部４３によって相対的な回動が阻止されるので、前述のように精米を行っても、精米によって生じる除糠用多孔壁６の振動はホッパー部４Ｂには直接的には伝わらず、よって機枠２にも直接的に伝わることはなく、精米によって発生する騒音を低減することができる。また、除糠用多孔壁６内の空間では、精米中の米粒が攪拌用突片１３によって一回転方向に押しやられて動くため、この作用を除糠用多孔壁６も受けて回転作用を受けるが、凹部４４と突起部４３によって相対的な回動が阻止されているので、従来のように除糠用多孔壁６をホッパー部４Ｂに固着してなくてもよく、除糠用多孔壁６は回転することなく米粒は精米される。
【００２６】
ここで、図6（ａ）に示すように、リング部材４５が除糠用多孔壁６の上方側に固着してあるが、下方側であってもよい。同様に、図２に示すように、リング部材４５及びリング部材４７がホッパー部４Ｂのフランジ４Ａより内側にある構成としてもよい。また、除糠用多孔壁６は平面視で円形であることを前提として説明したが、多角形（６角形や８角形）であった場合には、当然にリング形状もそれに合わせて多角形とすることは言うまでもない。また、突起部４３や凹部４４の位置はリング相互に入れ替えて形成してもよいし、その形成箇所も１箇所でも複数箇所でもよい。突起部４３や凹部４４の形状も本実施例に限定されない。
【００２７】
遊び４１，４２については、少なくともどちらか一方が存在すればよく、その目的とするところは、ホッパー４Ｂと除糠用多孔壁６とが固着されていないことであり、遊び４１，４２がともに均等な間隙を備えることは要件ではない。
【００２８】
次に、精穀容器４の第３の実施例について、図７（ａ），（ｂ）により説明する。図６に示す構成はホッパー部４Ｂと除糠用多孔壁６とが傾斜した状態で遊嵌されているが、図７（ａ）に示す構成はホッパー部４Ｂと除糠用多孔壁６とがほぼ垂直な状態で遊嵌されている。また、図７（ｂ）は、図７（ａ）のＣ−Ｃ線により破断したときに表れる平面図である。この実施例の場合、精穀容器４は、精穀作用のある除糠用多孔壁６とホッパー部４Ｂとからなり、該ホッパー部４Ｂの下端は、重ね代４０として下方に延設するとともに、該ホッパー部４B外周縁には、前記除糠用多孔壁６を遊嵌状に支持する環状のリング部材４７が設けられ、さらに、前記除糠用多孔壁６の周縁には、前記重ね代（４０）までは上方に延設され、該重ね代（４０）からは前記ホッパー部（４Ｂ）外周縁に向けて延設された環状のリング部材（４５）を固着されている。そして、前記ホッパー部４B外周縁に設けたリング部材４７は、図７（ａ）で示すように、縦段面でＪ字状に折り曲げた突起部４３を形成する一方、前記リング部材４５の外周縁延設部には、前記Ｊ字状に折り曲げた突起部４３を遊嵌させる凹部４４を設けている。これにより、前記除糠用多孔壁６とホッパー部４Ｂは相対的に回動せず、しかも、前記除糠用多孔壁６は遊び４１，４２を持って遊嵌させながら、前記ホッパー部４Ｂに支持させることができる。図７（ａ）に示すように、リング部材４７の膨出部がじゃまになるときには、ホッパー部４Ｂの内側にリング部材４５，４７を設けるように設計してもよい。
【００２９】
上記構成においては、第１の実施例と同様、精穀容器４のホッパー部４Ｂと除糠用多孔壁６との間に遊び４１，４２を有り、且つ、リング部材４５，４７の凹部４４と突起部４３によって相対的な回動が阻止されるので、精米によって生じる除糠用多孔壁６の振動はホッパー部４Ｂには直接的には伝わらず、よって機枠２にも直接的に伝わることはなく、精米によって発生する騒音を低減することができる。また、凹部４４と突起部４３によって相対的な回動が阻止されているので、従来のように除糠用多孔壁６をホッパー部４Ｂに固着していなくてもよく、除糠用多孔壁６は回転することなく米粒は従来どおり精米される。
【００３０】
【００３１】
上記第１乃至第３実施例のように構成された精穀容器４によって精米したときの騒音値と、従来の精穀容器によって精米したときの騒音値とを、騒音計で測定して比較すると、
従来の精穀容器の騒音値 ７５ｄＢ
本発明の精穀容器の騒音値 ６８ｄＢ
となり、７ｄＢ の騒音低減を達成することができた。
【００３２】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、搗精用の精穀容器（４）と、該精穀容器（４）を包囲する集糠容器（１０）とを着脱自在に収容する外枠（２ａ）と、該外枠（２ａ）に嵌装して前記精穀容器（４）を被覆する蓋（５）とを備え、前記精穀容器（４）の底部中央には攪拌用突片（１３）を備えた縦軸（１６）を立設し、前記外枠（２ａ）の基台下部には、前記縦軸（１６）を駆動させる駆動手段（３）を内蔵した精穀装置において、前記精穀容器（４）は、精穀作用のある除糠用多孔壁（６）と、ホッパー部（４Ｂ）とからなり、該ホッパー部（４Ｂ）の下端は、重ね代（４０）を延設するとともに、該重ね代（４０）に前記除糠用多孔壁（６）に向けて折曲する突起部（４３）を設ける一方、前記除糠用多孔壁（６）の周縁には、前記重ね代（４０）まで延設された環状のリング部材（４５）を固着するとともに、該リング部材（４５）に前記突起部（４３）を遊嵌させるための開口部（４８）を設け、該開口部（４８）に前記突起部（４３）を嵌合させて、前記除糠用多孔壁（６）を、前記ホッパー部（４Ｂ）に遊嵌状に支持させたので、精穀によって発生する除糠用多孔壁（６）の騒音をホッパー部（４Ｂ）に伝えることがなく、また増幅させることがないので、精穀時の騒音を低減させることができ、家庭内での使用が快適に行える。
【００３３】
また、ホッパー部（４Ｂ）と除糠用多孔壁（６）とを固着によらず遊嵌しているので、一体的な製造が可能であり、しかも、特別の組立加工を必要とせず容易に実現できる。
【００３４】
さらに、製造における固定の手間が省ける。
【図面の簡単な説明】
【図１】
本発明の家庭用精米機の内部構成を示す中央縦断面図である。
【図２】
除糠用多孔壁の円筒部周辺の拡大断面図である。
【図３】
図１のＡ−Ａ線横断面図である。
【図４】
家庭用精米機の内部構成の脱着状態を示す概略部品図である。
【図５】
精穀容器内における米粒の循環軌跡を示す該略図である。
【図６】
本発明による精穀容器係合部の第２の実施例図（符号３７部の拡大図）である。
【図７】
本発明による精穀容器係合部の第３の実施例図である。
【図８】
本発明による精穀容器係合部の第１の実施例図である。
【符号の説明】
１ 家庭用精米機
２ 機枠
２ａ 外枠
２ｃ 底部
３ モータ
４ 精穀容器
４Ａ フランジ
４Ｂ ホッパー部
５ 蓋
６ 除糠用多孔壁
７ 円筒部
８ 底部
９ 固定手段
１０ 集糠容器
１０Ａ 鍔部
１１ 除糠室
１２ 縦軸
１３ 攪拌用突片
１４ 継手
１５ 軸受
１６ 縦軸
１７ モータプーリ
１８ 中継プーリ
１９ ベルト
２０ 回転センサ
２１ 操作盤
２２ 突起部
２３ 軸受部
２４ 精米用縦軸
２５ 他方側継手
２６ モータ軸
２７ 空気取入口
２８ 空気排出口
２９ 導風路
３０ 仕切壁
３１ 導風路
３２ 送風ファン
３３ 切欠部
３４ 仕切壁
３５ 流通路
４０ 重ね代
４１ 遊び
４２ 遊び
４３ 突起部
４４ 凹部
４５ リング部材
４６ 間隙
４７ リング部材
４８ 開口部
[Document name] Specification [Title of invention] Grain milling container in a grain milling device [Claims]
[Claim 1]
An outer frame (2a) for detachably accommodating a grain-refining container (4) for polishing and a bran collecting container (10) surrounding the grain container (4), and a fitting to the outer frame (2a). A vertical axis (16) having a lid (5) for covering the grain container (4) and a stirring protrusion (13) is erected in the center of the bottom of the grain container (4). In the grain milling apparatus, the driving means (3) for driving the vertical axis (16) is built in the lower part of the base of the outer frame (2a).
The grain-refining container (4) is composed of a perforated wall for removing rice bran (6) having a grain-refining action and a hopper portion (4B).
At the lower end of the hopper portion (4B), a stacking allowance (40) is extended, and the stacking allowance (40) is provided with a protrusion (43) that bends toward the brazing perforated wall (6). On the other hand, an annular ring member (45) extending to the stacking allowance (40) is fixed to the peripheral edge of the brazing perforated wall (6), and the protrusion (45) is attached to the ring member (45). An opening (48) for loosely fitting 43) is provided.
The protrusion (43) is fitted into the opening (48), and the bran-removing perforated wall (6) is supported by the hopper (4B) in a loose-fitting manner. A grain mill in a grain device.
2.
An outer frame (2a) for detachably accommodating a grain-refining container (4) for polishing and a bran collecting container (10) surrounding the grain container (4), and a fitting to the outer frame (2a). A vertical axis (16) having a lid (5) for covering the grain container (4) and a stirring protrusion (13) is erected in the center of the bottom of the grain container (4). In a grain milling device, a driving means for driving the vertical axis is built in the lower part of the base of the outer frame (2a).
The lower end of the hopper portion (4B) extends a stacking allowance (40) downward, and the perforated wall for removing rice bran (6) is loosely supported on the outer peripheral edge of the hopper portion (4B). An annular ring member (47) for the purpose is provided, while the peripheral edge of the perforated wall for removing bran (6) extends upward up to the stacking allowance (40), and the stacking allowance (40) is described as described above. An annular ring member (45) extending toward the outer peripheral edge of the hopper portion (4B) is fixed to the hopper portion (4B).
The ring member (47) forms a protrusion (43) bent in a substantially J-shape on the vertical step surface, while the protrusion (43) is formed on the outer peripheral extension portion of the ring member (45). A recess (44) for loosely fitting the
The protrusion (43) is fitted into the recess (44), and the bran-removing perforated wall (6) is supported by the hopper portion (4B) in a loose-fitting manner. A grain mill in a grain device.
Description: TECHNICAL FIELD [Detailed description of the invention]
[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention is provided with a rotatable stirring member provided upright and TadashiKoku vessel surrounding this, grain was poured into the TadashiKoku vessel while rotating to stir the grain the stirrer TadashiKoku The present invention relates to a grain milling device in a grain milling apparatus, and relates to a grain milling container in which noise generated by agitation of grains is reduced.
0002.
[Conventional technology]
In the case of a large outdoor-installed grain mill, commonly known as "coin rice milling," noise is not a concern because it is used outdoors, and noise countermeasures are taken sufficiently while ignoring the increase in size of the device. be able to. However, Japanese Utility Model 56-176042 issue, as disclosed in JP-A-11-197521, if you use the grain milling machine is for the purpose especially the rice of about US 5 Go in a small referred to as a "household" in indoor , I'm worried about the noise generated during milling. In particular, household grain milling machine has been developed to be easily used in space, such as the kitchen or the kitchen, if not impossible to put up with the noise of its use at the time, while small, to use time is 1 to 2 minutes, longer It takes only a few minutes and is desired to be as quiet as possible for use in the room.
0003
[Problems to be Solved by the Invention]
Even with such household grain milling machine, although it is possible to prevent easily the noise over the grain milling machine in such sound absorbing material, it is necessary space for covering the sound-absorbing material, household TadashiKoku Since it is desirable that the machine be small, it is a means to avoid adding volume to increase the size as much as possible in order to prevent noise.
0004
In addition, since the sound absorbing material used for noise prevention, such as urethane foam, has a fine space due to its function, the bran component generated by the grain milling action can enter the sound absorbing material part with long-term use. Due to its nature, this condition is a perfect hotbed for pests and there is concern about the occurrence of new damage, and if possible, we do not want to use such sound absorbing materials to prevent noise. Even if the structure is changed to prevent noise, it is desired that it is easy to realize, and we do not want to make it a complicated structure.
0005
From the above, the grain milling machine is not enlarged and the sound absorbing material is not used, and the grain milling container, which is the source of noise, is noise-prevented to reduce the noise generated during grain milling. The subject is to provide a grain milling container for the machine. Further , a simple structure of the grain milling container for realizing noise prevention of the grain milling container is provided.
0006
[Means for solving problems]
In order to solve the above problems, the present invention has an outer frame (2a) for detachably accommodating a grain milling container (4) for refining and a bran collecting container (10) surrounding the grain milling container (4). A lid (5) for fitting the outer frame (2a) and covering the grain container (4) is provided, and a stirring protrusion (13) is provided in the center of the bottom of the grain container (4). In a grain milling device in which a vertical axis (16) is erected and a driving means (3) for driving the vertical axis (16) is built in the lower part of the base of the outer frame (2a), the grain is refined. The container (4) is composed of a bran-removing porous wall (6) having a grain-refining action and a hopper portion (4B), and the lower end of the hopper portion (4B) extends a stacking allowance (40). The stacking allowance (40) is provided with a protrusion (43) that bends toward the bran-removing perforated wall (6), while the stacking allowance (6) is provided on the peripheral edge of the bran-removing perforated wall (6). An annular ring member (45) extending to 40) is fixed, and an opening (48) for loosely fitting the protrusion (43) is provided in the ring member (45), and the opening (45) is provided. A technical measure was taken in which the protrusion (43) was fitted to the 48) so that the bran-removing perforated wall (6) was loosely supported by the hopper (4B).
0007
That is, in the present invention, the following improvements were made to the grain milling container without using a sound absorbing material. That is, the grain milling container (4) is composed of two parts including a bran removing porous wall (6) having a grain milling action and a hopper portion (4B), and the lower end of the hopper portion (4B) is The stacking allowance (40) is extended, and the stacking allowance (40) is provided with a protrusion (43) that bends toward the bran-removing perforated wall (6), while the bran-removing perforated wall (6) is provided. ), An annular ring member (45) extending to the stacking allowance (40) is fixed, and an opening for loosely fitting the protrusion (43) into the ring member (45). (48) is provided, the protrusion (43) is fitted into the opening (48), and the bran-removing perforated wall (6) is loosely supported by the hopper (4B). These are engaged so as to have relative play and not to rotate.
0008
In the grain milling apparatus according to the present invention, the vibration generated by the contact between the grains stirred by the stirring protrusion (13) and the brazing perforated wall (6) is the main source of noise. Relative to the hopper portion (4B) provided on the upper part of the perforated wall for removing bran (6) so that the noise generated by such a factor generated in the perforated wall for removing brat (6) is not transmitted to other parts. It has a structure that gives play to the. Thus, the vibration of the bran removing a porous wall (6) is never directly transmitted to the hopper section (4B), also can not be made as large noise this vibration is amplified in the hopper portion (4B), the further It is possible to reduce the transmission from the hopper portion (4B) to the machine frame in which these are housed and the leakage to the outside.
0009
Here, the hopper portion (4B) increases the grain milling capacity and the grain storage capacity of the grain milling apparatus regardless of whether the hopper portion (4B) is perforated or non-perforated, even if its composition and shape do not directly contribute to the grain milling action. It includes a portion having a structure for securing the capacity to be squeezed or a structure for forming a space in which grains agitated by the grain milling action can jump in the grain milling container, and is a perforated wall for removing rice bran (6). The material may be exactly the same as that of (6), or may be different from the material of the perforated wall for removing rice bran (6).
0010
Since the TadashiKoku container (4) is provided with a protrusion for agitating driven by a driving means (3) (13), TadashiKoku container (4) with the rotation of the stirring projecting piece (13) is rotated That is , the bran-removing perforated wall (6) is engaged with the hopper portion (4B) so as not to rotate relatively. That is, the perforated wall for removing bran (6) and the hopper portion (4B) are not joined, and the upper portion of the perforated wall for removing brazing (6) is a predetermined overlapping allowance (40) portion of the lower portion of the hopper portion (4B). It is loosely fitted so that it does not overlap and rotate with play. As a result, since the perforated wall for removing braces (6) and the hopper portion (4B) are not joined, the vibration of the perforated wall for removing braces (6) is not directly transmitted to the hopper portion (4B). Further, since it is loosely fitted , the perforated wall for removing rice bran (6) does not rotate independently. The hopper portion (4B) may be configured so that it can be fixed in the machine frame by storing it in the machine frame. This can be achieved by proper fitting or engagement between the inside of the machine frame and the hopper portion (4B).
0011
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The form of implementation of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 1 is a central vertical cross-sectional view showing the internal configuration of a household rice mill. Reference numeral 1 denotes a household rice mill, reference numeral 2 denotes a machine frame, it is possible to accommodate a motor 3 as a driving source at the bottom, to accommodate the TadashiKoku container 4 at the top. The grain milling container 4 is formed in a hopper shape whose upper portion can be opened by removing the lid 5, and at least the lower peripheral wall of the grain milling container 4 is formed in the perforated wall 6 for removing rice bran. Then, the lower peripheral wall portion of the brazing perforated wall 6 is formed in a cylindrical portion 7 whose inner diameter is smaller than the inner diameter of the upper end edge of the grain milling container 4. Reference numeral 8 is a non-perforated bottom, and reference numeral 9 is a fixing means for fixing the grain milling container 4 to the collection container 10. Reference numeral 22 is a protrusion of the collection container 10, and the fixing means 9 of the cylindrical portion 7 is fitted to the outer periphery of the protrusion 22 to fix the non-perforated bottom portion 8.
0012
The outer circumference of the grain milling container 4 is surrounded by a cylindrical collection container 10. At this time, since the lower peripheral wall of the brazing perforated wall 6 is formed in the cylindrical portion 7 having a small diameter, the brazing chamber 11 is formed in the gap between the grain milling container 4 and the bracing container 10. Then, the grain milling container 4 is fixed to the outer frame 2a by the protrusion 22 and the upper end of the bran collecting container 10. At the center of the bottom 8 of the grain milling container 4, a bearing portion 23 that rotatably mounts the vertical axis 12 is provided, and the vertical axis 12 is provided with a plurality of stirring protrusions 13 radially. 24 is mounted on a shaft, and a joint 14 is provided below the vertical axis 12, so that the rotational force from the motor 3 can be separated.
0013
Next, the configuration of the drive source housed in the machine frame 2 will be described. A motor 3 whose rotation speed can be changed is housed in the machine frame 2, and a vertical axis 16 which can be rotated by a bearing 15 is erected directly under the vertical axis 12. The motor shaft 26 of the motor 3 is pivotally mounted with the motor pulley 17, while the relay pulley 18 is mounted on the upper portion of the vertical axis 16 and the other side joint 25 of the joint 14 is mounted on the upper portion of the relay pulley 18. .. A belt 19 is wound between the motor pulley 17 and the relay pulley 18 so that the rotational force of the motor 3 is transmitted to the vertical axis 16 with a reduction ratio of, for example, 1: 3. Reference numeral 20 is a rotation sensor that detects the rotation speed of the vertical axis 16, and reference numeral 21 is an operation panel provided with an operation switch, a switch for setting the amount of tension and whiteness, and an LED for displaying the setting.
0014.
Furthermore, it will be described with reference to FIG. 1 a structure for ventilating the TadashiKoku container 4. An air intake 27 and an air outlet 28 communicating with the outside are bored in the bottom 2b of the machine frame 2, and an air guide path 29a for taking in outside air and air taken in are inside the machine frame 2. It forms an exhaust passage 29b for discharging the air. That is, the air guide path 29a is formed in the space between the partition wall 30a that vertically partitions the inside of the machine frame 2 and the operation panel 21 at the front of the rice mill, and the exhaust passage 29b vertically partitions the inside of the machine frame 2. It is formed in the space between the partition wall 30b and the side wall of the machine frame 2 at the rear of the rice mill. Then, the upper part of the air guide path 29a communicates with the air guide path 31a formed in the outer frame 2a of the front part of the rice mill, and the lower part of the air guide path 29a connects the air intake port 27. Further, the upper portion of the exhaust passage 29b communicates with the exhaust passage 31b formed in the outer frame 2a at the rear of the rice mill, and the lower portion of the exhaust passage 29b communicates with the air exhaust port 28 via the blower fan 32 driven by the motor 3. To connect.
0015.
The air guide path 31a and the exhaust air passage 31b are formed by partition walls 34a and 34b that vertically partition the inside of the outer frame 2a, and the inner wall of the lid 5 fitted to the upper part of the outer frame 2a is the air guide path 31a. In order not to block the exhaust passage 31b, the portions 33a and 33b intersecting the extension lines of the partition walls 34a and 34b may be cut out in the outer peripheral direction to form the air flow passages 35a and 35b.
0016.
FIG. 2 is an enlarged cross-sectional view of the periphery of the cylindrical portion 7 of the grain milling container 4. The shape of the stirring protrusion 13 will be described in detail with reference to FIG. The stirring protrusion 13 has a lateral transport surface 13A for transporting rice grains deposited in the cylindrical portion 7 to the inner peripheral surface of the cylindrical portion 7, and rice grains transported on the lateral transport surface 13A ascending along the cylindrical portion 7. The shape is provided with a vertical transport surface 13B to be carried and a throw-up surface 13C for throwing rice grains transported on the vertical transport surface 13B onto the inclined surface 6A of the grain milling container 4.
[0017]
Figure 4 is disengaged the TadashiKoku vessel 4 and the condenser bran container 10 from the machine frame 2, also with the current bran container 10 and the TadashiKoku container 4 is a schematic part view of a separable state. With reference to FIG. 4, the rice grains and the bran can be carried after the polishing is completed, and maintenance after use can be easily performed. Numeral 4A is provided TadashiKoku container 4 upper rim, a flange for mounting the TadashiKoku container 4 to Atsumarinuka container 10, reference numeral 10A is provided Atsumarinuka container 10 upper rim, taken from the outer frame 2a It is a flange for the handle.
0018
Next, the operation of the household rice milling machine of the present invention in the above configuration will be described. When polishing rice to be eaten at home in the range of 1 to several go, remove the lid 5 and put the brown rice weighed with a measuring cup or the like from the opening surface of the grain milling container 4 to remove the brown rice from the bran. It is stored in the cylindrical portion 7 of the perforated wall 6. At this time, since the inner diameter of the cylindrical portion 7 is formed to be relatively small, even a small amount of brown rice does not accumulate in a thin layer, and the layer thickness is such that the stirring protrusion 13 is almost hidden. Accumulated. Next, the lid 5 is fitted into the grain milling container 4, the amount of squeezing is set by the squeezing amount switch (not shown) of the operation panel 21, and the whiteness is set by the whiteness setting switch (not shown). , Turn on the operation switch (not shown) to start the refinement. Then, the control device (not shown) calculates the rotation speed and the driving time of the motor 3 according to the set tension amount and the whiteness, or reads the preset value and converts it into the calculation result or the read value. Based on this, electricity is supplied to the motor 3 to drive it. For example, if the filling amount is set to " 1 go " and the whiteness is set to "white rice", the rotation speed is set to 2,400 rpm and the drive time is set to 90 seconds.
0019
When the rotational force of the motor shaft 26 is transmitted by the motor 3 to the vertical axis 16 via the belt 19, it is transmitted to the vertical axis 12 in the grain mill 4 via the joints 25 and 14. As a result, the stirring protrusion 13 mounted on the vertical axis 12 rotates, but the stirring protrusion 13 is deposited to the extent that it is almost hidden by the added brown rice, so that sufficient energy is given. Become. Explaining this refined state, the lateral transport surface 13A of the stirring protrusion 13 is pushed out in the inner peripheral direction of the cylindrical portion 7, and then the vertical transport surface 13B is rotated to rotate the inner peripheral surface of the cylindrical portion 7. is raised, the further is raised thrown by throwing up surface 13C on the inclined surface of the TadashiKoku container 4 (bran removing a porous wall 6). As a result, the rice grains form a large circulation locus in the grain milling container 4 and are refined (see the locus shown by the broken line in FIG. 5), so that the rice grains may scatter in the circumferential direction and crushed rice may occur. ) Is reduced, and the finished whiteness is the same as the set whiteness.
0020
When the motor shaft 26 is rotated by the motor 3, the blower fan 32 is rotated, and external air is taken into the grain milling container 4 through the air intake port 27, the air guide path 29a, and the air guide path 31a. Since this external air easily flows in from the flow passage 35a provided in the lid 5, it is possible to cool the rice grains heated by the rice polishing in the grain milling container 4 and prevent the rice crushing rate. Further, even if the temperature of the air in the grain milling container 4 rises, the inside of the grain milling container 4 can be cooled by the inflow of external air to prevent the occurrence of dew condensation on the inner surface of the lid 5.
0021.
The air that has flowed into the grain milling container 4 is sucked from the flow passage 35b and discharged to the outside through the exhaust passage 31b, the blower fan 32, the exhaust passage 29b, and the air discharge port 28. At the same time, the motor 3 heated by the suction of air by the blower fan 32 can be cooled.
0022.
When the driving time elapses and the milling is completed, the lid 5 is removed as shown in FIG. 4, and the grain milling container 4 and the bran collecting container 5 are removed from the base 2 by holding the collar portion 10A by hand. You can carry the white rice. Further, since the grain milling container 4 and the bran collecting container 10 can be separated, the bran can be taken out from the bran collecting container 10 when it is desired to use the bran for food, and maintenance such as washing with water after use can be performed. It's easy to do.
[0023]
Next, a first embodiment of the grain milling container 4, which is a main part of the present invention, will be described with reference to FIG. The grain-polishing container 4 shown in FIG. 8 is composed of a perforated wall 6 for removing rice bran and a hopper portion 4B having a grain-refining action, and the lower end of the hopper portion 4B extends downward with an inclination as a stacking allowance 40 and is said to be the same. A plurality of protrusions 43 bent at right angles toward the brazing allowance 6 side are provided on the peripheral edge of the stacking allowance 40, while the peripheral edge of the brazing allowance 40 is inclined upward up to the stacking allowance 40. An annular ring member 45 extending from the ring member 45 is fixed to the ring member 45, and an opening 48 for loosely fitting the protrusion 43 is provided on the peripheral edge of the ring member 45. As a result, the port-removing perforated wall 6 and the hopper portion 4B can be loosely fitted with a play 41 having a plate thickness of about the same. In the case of this embodiment, the ring member 45 is provided with an opening 48 larger than the cross section of the protrusion 43, a play 41 is provided between the hopper 4B and the ring member 45, and the protrusion 43 is opened. When inserted into the portion 48, the protrusion 43 is loosely fitted so as not to be restrained by the opening 48, and the perforated wall 6 for removing braces is formed so as not to be fixed to the hopper portion 4B.
0024
A second embodiment of the grain milling container 4 will be described with reference to FIGS. 2 and 6. 6 (a) is an enlarged end view of the portion of reference numeral 37 of FIG. 2, and FIG. 6 (b) is a plan view which appears when broken by the line BB of FIG. 6 (a). The grain milling container 4 is composed of a perforated wall 6 for removing rice bran and a hopper portion 4B having a grain-refining action , and the inclined lower end of the hopper portion 4B extends downwardly inclined as a stacking allowance 40 and the hopper portion 4B. An annular ring member 47 for loosely supporting the brazing perforated wall 6 is provided on the outer peripheral edge, and the peripheral edge of the brazing removing perforated wall 6 is inclined up to the stacking allowance 40. An annular ring member 45 extending upward and extending in the outer peripheral direction of the hopper portion 4B is fixed. Then, as shown in FIG. 6A, the ring member 47 provided on the outer peripheral edge of the hopper portion 4B forms a J-shaped protrusion 43 on the vertical surface, while the outer circumference of the ring member 45 is formed. The extending portion in the direction is provided with a recess 44 into which the J-shaped bent protrusion 43 is loosely fitted. As a result, the perforated wall 6 for removing braces and the hopper portion 4B do not rotate relatively, and the perforated wall 6 for removing braces is loosely fitted to the hopper portion 4B with play 41 and 42. Can be supported.
0025
In more detail, in the state that served the porous wall 6 for bran removing which is fixed to the ring member 45 to the lower end of the hopper portion 4B, by lifting the ring member 47 from the lower side of the ring member 45, surrounding the ring member 4 5 The object of the present invention can be achieved if the protrusion 43 and the recess 44 are loosely fitted and the ring member 47 is fixed to the hopper 4B. In the grain-grinding container 4 configured in this way, there are play 41, 42 between the hopper portion 4B and the bran-removing perforated wall 6 , and the recesses 44 and the protrusions 43 of the ring members 45, 47 are relative to each other. Even if the rice is milled as described above, the vibration of the bran-removing perforated wall 6 generated by the milling is not directly transmitted to the hopper portion 4B, and thus also to the machine frame 2. It is not directly transmitted, and the noise generated by rice milling can be reduced. Further , in the space inside the bran-removing porous wall 6, the rice grains being milled are pushed in one rotation direction by the stirring protrusion 13 and move, so that this action is also received by the bran-removing porous wall 6 and undergoes a rotational action. However, since the relative rotation is blocked by the recess 44 and the protrusion 43, the bran-removing perforated wall 6 does not have to be fixed to the hopper portion 4B as in the conventional case, and the bran-removing perforated wall 6 does not have to be fixed to the hopper portion 4B. Rice grains are milled without rotating.
0026
Here, as shown in FIG. 6A, the ring member 45 is fixed to the upper side of the brazing perforated wall 6 , but may be on the lower side. Similarly, as shown in FIG. 2, the ring member 45 and the ring member 47 may be configured to be inside the flange 4A of the hopper portion 4B. Further , the description is made on the premise that the perforated wall 6 for removing rice bran is circular in a plan view, but when it is a polygon (hexagon or octagon), the ring shape is naturally changed to a polygon accordingly. Needless to say. Further, the positions of the protrusions 43 and the recesses 44 may be formed by exchanging the rings with each other, and the positions thereof may be one or a plurality of places. The shapes of the protrusions 43 and the recesses 44 are not limited to this embodiment.
[0027]
The play 41 and 42 may be at least either one is present, it is an object is to the hopper 4B and bran removing a porous wall 6 is not fixed, both equally free play 41 It is not a requirement to have a clear gap .
[0028]
Next, a third embodiment of the grain milling container 4 will be described with reference to FIGS. 7 (a) and 7 (b). Configuration shown in FIG. 6 is loosely fitted in a state where the hopper portion 4B and the bran removing a porous wall 6 is inclined, but the configuration shown in FIG. 7 (a) is a hopper portion 4B and the bran removing a porous wall 6 It is loosely fitted in a nearly vertical state. Further , FIG. 7 (b) is a plan view that appears when the product is broken by the line CC of FIG. 7 (a). In the case of this embodiment, the grain milling container 4 is composed of a fertilizing perforated wall 6 for removing rice bran and a hopper portion 4B, and the lower end of the hopper portion 4B extends downward as a stacking allowance 40. An annular ring member 47 that loosely supports the brazing perforated wall 6 is provided on the outer peripheral edge of the hopper portion 4B, and a stacking allowance ( Up to 40), an annular ring member (45) extending upward toward the outer peripheral edge of the hopper portion (4B) is fixed from the stacking allowance (40). Then, as shown in FIG. 7A, the ring member 47 provided on the outer peripheral edge of the hopper portion 4B forms a protrusion 43 bent in a J shape on the vertical step surface, while the outside of the ring member 45. The peripheral extension portion is provided with a recess 44 into which the J-shaped bent protrusion 43 is loosely fitted. As a result, the perforated wall 6 for removing braces and the hopper portion 4B do not rotate relatively, and the perforated wall 6 for removing braces is loosely fitted to the hopper portion 4B with play 41 and 42. Can be supported. As shown in FIG. 7 (a), when the bulged portion of the ring member 47 gets in the way it may be designed on the inside of the hopper portion 4B so as to provide the ring member 45 and 47.
[0029]
In the above configuration, similarly to the first embodiment, there play 41 between the hopper portion 4B and the bran removing a porous wall 6 of TadashiKoku container 4, and a recess 44 of the ring member 45 and 47 since the relative rotation is prevented by the projections 43, directly not transmitted to the vibration hopper portion 4B of the bran-removing for porous wall 6 caused by rice, thus also directly transmitted to the machine frame 2 It is possible to reduce the noise generated by rice milling. Further, since the relative rotation is prevented by the recess 44 and the protrusion 43, the bran-removing porous wall 6 does not have to be fixed to the hopper portion 4B as in the conventional case, and the bran-removing porous wall 6 does not have to be fixed. The rice grains are milled as before without rotating.
[0030]
0031
Said the noise level when the rice by TadashiKoku container 4 which is configured as the first to third embodiments, and a noise value when the rice by conventional TadashiKoku vessel, when compared with measured with sound level meter ,
Noise level of conventional grain container 75 dB
Noise level of the grain container of the present invention 68 dB
Therefore, it was possible to achieve a noise reduction of 7 dB.
[0032]
【Effect of the invention】
As described above, according to the present invention, the outer frame (2a) for detachably accommodating the grain milling container (4) for refining and the bran collecting container (10) surrounding the grain milling container (4). A lid (5) for fitting the outer frame (2a) and covering the grain container (4) is provided, and a stirring protrusion (13) is provided at the center of the bottom of the grain container (4). In a grain milling device in which a vertical axis (16) provided is erected and a driving means (3) for driving the vertical axis (16) is built in the lower part of the base of the outer frame (2a), the milled grain. The container (4) is composed of a perforated wall (6) for removing rice bran having a grain-refining action and a hopper portion (4B), and the lower end of the hopper portion (4B) extends a stacking allowance (40). The stacking allowance (40) is provided with a protrusion (43) that bends toward the brazing perforated wall (6), while the stacking allowance (6) is provided on the peripheral edge of the brazing allowance (6). An annular ring member (45) extending to 40) is fixed, and an opening (48) for loosely fitting the protrusion (43) is provided in the ring member (45), and the opening (45) is provided. The protrusion (43) was fitted to the 48), and the perforated wall for removing bran (6) was supported by the hopper portion (4B) in a loose-fitting manner . Since the noise of the perforated wall (6) is not transmitted to the hopper portion (4B) and is not amplified, the noise during grain milling can be reduced, and the use in the home can be performed comfortably.
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Further, since the loosely fitted regardless hopper and (4B) and bran removing a porous wall (6) in fixed, but may be integral production, moreover, easily without requiring special assembly processing realizable.
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Further , the labor of fixing in manufacturing can be saved.
[Simple explanation of drawings]
FIG. 1
It is a central vertical sectional view which shows the internal structure of the household rice milling machine of this invention.
FIG. 2
It is an enlarged cross-sectional view around the cylindrical part of the perforated wall for removing braces.
FIG. 3
FIG. 1 is a cross-sectional view taken along the line AA of FIG.
FIG. 4
It is a schematic parts diagram which shows the attachment / detachment state of the internal structure of the rice milling machine for home use.
FIG. 5
It is the schematic which shows the circulation locus of a rice grain in a grain milling container.
FIG. 6
It is a 2nd Example drawing (enlarged view of the reference numeral 37 part) of the grain-making container engaging part by this invention.
FIG. 7
It is a 3rd Example figure of the grain grain container engaging part by this invention.
FIG. 8
It is a 1st Example figure of the grain refinery container engaging part by this invention.
[Explanation of symbols]
1 Household rice mill
2 machine frame
2a outer frame
2c bottom
3 motor
4 grain container
4A Flange 4B Hopper
5 lid
6 Perforated wall for removing rice bran
7 Cylindrical part
8 bottom
9 Fixing means
10 Collecting container
10A brim
11 Rice removal room
12 vertical axis
13 Stirring projectile
14 fittings
15 bearings
16 vertical axis
17 Motor pulley
18 Relay pulley
19 belt
20 rotation sensor
21 Operation panel
22 protrusions
23 Bearing part
24 Vertical axis for rice milling
25 Other side joint
26 Motor shaft
27 Air intake
28 Air outlet
29 Wind guide
30 partition wall
31 Wind guide
32 Blower fan
33 Notch
34 partition wall
35 flow passage
40 stacking allowance
41 play
42 play
43 protrusion
44 recess
45 Ring member 46 Gap
47 Ring member 48 Opening