JP2001156855A - 動的情報バス生成方法及びサブネット管理プロセス - Google Patents
動的情報バス生成方法及びサブネット管理プロセスInfo
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- JP2001156855A JP2001156855A JP33906299A JP33906299A JP2001156855A JP 2001156855 A JP2001156855 A JP 2001156855A JP 33906299 A JP33906299 A JP 33906299A JP 33906299 A JP33906299 A JP 33906299A JP 2001156855 A JP2001156855 A JP 2001156855A
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Abstract
なマルチキャスト網を動的に構築して計算機資源やネッ
トワーク資源の効率的な利用を図る。 【解決手段】ネットワーク上にフィールド管理プロセス
FMを置き、ホスト1〜3にフィールドクライアントプ
ロセスFCを置き、各サブネットにサブネット管理プロ
セスSMを置き、ネットワーク上の複数端末間の通信手
段としての情報バス生成要求をフィールド管理プロセス
FMがフィールドクライアントプロセスFCを経由して
ユーザから受けると、フィールド管理プロセスFMがサ
ブネット間の接続ポイントを決定し、それに応じたサブ
ネット管理プロセスSMへマルチキャスト・トンネリン
グ設定の指示を出して設定することで、各端末がマルチ
キャストアドレスを指定してデータを送出し、グループ
間通信をサポートする情報バスを動的に生成する。
Description
どの情報通信ネットワークにおいて、ネットワークに接
続された複数の情報端末間や、その上で動作する計算機
プロセス間に共通の通信手段を提供する論理的な情報バ
スを、ユーザからの要求に応じて動的に構築する動的情
報バス生成方法及びサブネット管理プロセスに関する。
化に伴い、「同じ情報を同時に複数の端末へ配送」(1
対N、N対Nの通信形態)というニーズを持つ通信アプ
リ(アプリケーションプログラム)が増えてきている。
これらのアプリの例として、例えば、音声・動画利用の
ディスクトップコンファレンス、セミナーや講演の中
継、プログラムファイルの一斉配付などがある。
対1の通信)でこのようなサービスを実現しようとする
と、1対1のユニキャスト通信をN回繰り返して個別に
データを送ることになるため、送信端末の負荷が重くな
ったり、ネットワークで伝送されるデータ量が増大して
他の通信を圧迫したりすることになる。
ポートするためには、ネットワーク側で複数の受信端末
へデータを効率的に配送するマルチキャストを実現させ
る必要がある。マルチキャストでは、ネットワーク中の
適切なノードがデータをコピーして適切なリンクへ送出
することで、効率的なデータの配送を実現する。
従来例を説明する。従来のマルチキャストをインターネ
ットのネットワークレベルで行うIP(Internet Proto
col )マルチキャストを実現させるためには、ホストと
ルータがIPマルチキャストに対応していることが必要
である。
95/98/NT、 Macintosh 、 UNIX、 などの端末)は既にマル
チキャストに対応しているのに対し、ルータのマルチキ
ャスト対応は遅々としており、ネットワークレベルで広
く使われているものではない。
るIETF(Internet EngineeringTask Force )で
は、マルチキャストルーティングプロトコルとして、D
VMRP(Distance Vector Multicast Routing Protoc
ol)や、PIM(Protocol Independent Multicast)な
どが議論されているが、決定的に優位に立っているもの
はない。
ない範囲)のマルチキャストは直ぐに実現できるのに対
し、サブネットを跨がるマルチキャストは、MBONE
(Multicast Backbone)と呼ばれる仮想マルチキャスト
実験網で行われているようなトンネリングを用いて実現
するのが現実的な解となっている。
トに対応したサブネットのマルチキャストパケットを、
ソフト的なルータにおける「mrouted 」と呼ぶトンネリ
ングプロセスでユニキャストにカプセル化して、マルチ
キャストに対応していないネットワークの間を通す。こ
れを図11に示す。
ば、遠隔地にある複数のLAN(サブネット)に接続さ
れた端末装置間で、WAN等のネットワークを介して通
信を行う。この場合、例えば、第1のLANに、サー
バ、クライアントを接続すると共に、「mrouted 」と呼
ぶトンネリングプロセスを有するワークステーション等
を接続する。
クライアントを接続すると共に、「mrouted 」と呼ぶト
ンネリングプロセスを有するワークステーション等を接
続する。そして、前記第1、第2、第3等のLANをW
AN等のネットワークに接続する。このような構成のM
BONEにおいて、前記ワークステーション上の「mrou
ted 」と呼ぶトンネリングプロセスを用いてトンネリン
グ構築を行う。
のにおいては、次のような課題があった。
スト・トンネリングは、予め接続ポイントを決めてユー
ザや管理者が静的に構築するものであり、運用中に接続
ポイントを変更することができないなど、設定に柔軟性
がない。従って、例えば、メンバの変更に応じてトンネ
リングを張り直したりはできないため、予め、マルチキ
ャスト・トンネリングを設定した全ての人に情報が届い
てしまう。
anagement Protocol)によってパケットの配送を制御す
ることはできるが、誰かが故意にでもグループへの参加
をIGMPで通知していれば、そのサブネットに対して
パケットは配送される。
ルータのホップ数によってのみである。そのため、意図
しない人に情報が配送されて情報の漏洩が起きたり、ま
た他の通信へのトラフィック的な圧迫を起こしたりする
といった問題を生じていた。或いはまた、予めマルチキ
ャスト・トンネリングが設定されていない人、又はサブ
ネットに対しては、マルチキャストで情報を届けること
はできない、という問題があった。
次のことを目的とする。
ザからの要求に応じて動的に構築することで、複数の情
報端末間や計算機プロセス間のマルチキャスト指定によ
る情報通信バス(通信セッション)を必要な期間のみ構
築し、必要が無くなったらセッションを開放すること
で、論理的なマルチキャスト網を動的に構築して、計算
機資源やネットワーク資源の効率的な利用を図り、不必
要なトラフィックの流出やセキュリティ遺漏を防止する
ことを目的とする。
ャスト対応ネットワークなどの配送機器の間を、上位レ
イヤに位置する外部の管理プロセスからユニキャスト/
マルチキャストを指定して経路を設定して、データの配
送経路を動的に構築することで、計算機資源やネットワ
ーク資源の効率的な利用を図り、不必要なトラフィック
の流出やセキュリティ遺漏を防止することを目的とす
る。
図である。本発明は前記の目的を達成するため、次のよ
うに構成した。
であるフィールドの生成、消滅、管理を行うフィールド
管理プロセスFMを置き、各端末(ホスト1、2、3
等)にフィールド管理プロセスFMへの窓口となるフィ
ールドクライアントプロセスFCを置き、各サブネット
にマルチキャスト・トンネリングを制御するサブネット
管理プロセスSMを置き、ネットワーク上の複数端末間
の通信手段としての情報バス生成要求をフィールド管理
プロセスFMがフィールドクライアントプロセスFCを
経由してユーザから受けると、フィールド管理プロセス
FMがサブネット間の接続ポイントを決定し、それに応
じたサブネット管理プロセスSMへマルチキャスト・ト
ンネリング設定の指示を出して設定することで、各端末
がマルチキャストアドレスを指定してデータを送出し、
グループ間通信をサポートする情報バスを動的に生成す
る動的情報バス生成方法。
おいて、ネットワーク上にネットワークの構成情報やト
ラフィック情報を管理するネットワーク管理サーバを置
き、フィールド管理プロセスFMがマルチキャスト・ト
ンネリングの接続ポイントを決定する際に、ネットワー
ク管理サーバの保持する情報を参照して、各サブネット
間の経路又はホップカウントが最短となる、或いはトラ
フィックが輻輳していたり、障害が発生している経路を
避ける、等の特性を持つ情報バスを動的に生成するよう
にした。
おいて、フィールド管理プロセスFMにおけるトンネリ
ング構築アルゴリズムとして、距離が最小の2ノードを
取り出してトンネリングを設定し、トンネリングを設定
した2ノードのそれぞれから、残ったノードへの距離が
最小となるものを取り出してトンネリングを設定し、同
様な手順をトンネリングを既に設定したノードと残った
ノードに対して、全てのノードへトンネリングが設定さ
れるまで繰り返すことで、最終的に全ノードをマルチキ
ャスト・トンネリングで接続した情報バスを動的に生成
するアルゴリズムを利用するようにした。
であるフィールドの生成、消滅、管理を行うフィールド
管理プロセスFMを置き、各端末にフィールド管理プロ
セスFMへの窓口となるフィールドクライアントプロセ
スFCを置き、各サブネットにマルチキャスト・トンネ
リングを制御するサブネット管理プロセスSMを置き、
ネットワーク上の複数端末間の通信手段としての情報バ
ス生成要求をフィールド管理プロセスFMがユーザから
受けると、フィールド管理プロセスFMがサブネット間
の接続ポイントを決定し、それに応じたサブネット管理
プロセスSMへマルチキャスト・トンネリング設定の指
示を出して設定することで、各端末がマルチキャストア
ドレスを指定してデータを送出し、グループ間通信をサ
ポートする情報バスを動的に生成するシステムに用いら
れるサブネット管理プロセスSMであって、速度の遅い
サブネットへマルチキャスト・トンネリングを通して流
れる情報ストリームに対して、速度に合わせて情報スト
リームのレート変換を行い、伝送路にデータの伝送速度
を適応させる機能を備えている。
SMにおいて、前記サブネット管理プロセスSMは、実
際のマルチキャスト・トンネリングをソフト的に実現す
ると共に、割り当てられたマルチキャストアドレスを指
定したパケットを、ユニキャストにカプセリングして相
手のサブネット管理プロセスSMへ送る機能と、届けら
れた前記パケットに対し、カプセリングをほどいてマル
チキャストパケットに戻し、自分のサブネットに送出す
る機能を備えている。
図1に基づいて説明する。なお、図1において、(1) 〜
(8) は手順を示す。
Cは、ユーザからフィールド構築要求を受け付け、(2)
:指定された他のユーザ(ホスト)の参加意志を確認
した後、(3) :FMに実際のフィールド構築を依頼す
る。(4) :フィールド管理プロセスFMはそれを受けて
ネットワーク管理サーバを参照して、どこにマルチキャ
スト・トンネリングを設定するかを決定してマルチキャ
ストアドレスを割り当てると共に、(5) :該当するサブ
ネット管理プロセスSMへマルチキャスト・トンネリン
グの設定を要求する。
では、実際のマルチキャスト・トンネリングをソフト的
に実現し、割り当てられたマルチキャストアドレスを指
定したパケットをユニキャストにカプセリングして、相
手のサブネット管理プロセスSMへ送る。届けられたサ
ブネット管理プロセスSMでは、逆にカプセリングをほ
どいてマルチキャストパケットに戻して、自分のサブネ
ットに送出する。
1、2、3で構成するフィールドを生成する時の手順は
次の通りである。
フィールド生成を要求し、(2) :相手ホストのフィール
ドクライアントプロセスFCに、フィールドへの参加要
求/応答を行う。次に、(3) :フィールド管理プロセス
FMへフィールド構築の要求を行う。(4) :フィールド
管理プロセスFMは、ネットワーク管理サーバの情報を
参照して、マルチキャスト・トンネリングを設定するポ
イントを決定する。
は、サブネット管理プロセスSMにマルチキャスト・ト
ンネリング設定を指示し、(6) :サブネット管理プロセ
スSM間でマルチキャスト・トンネリングを確立する。
その後、(7) :アプリケーションプログラムの起動を行
い、(8) :マルチキャストアドレスを指定して、データ
の送受信を行う。
機器に合わせたマルチキャスト/ユニキャストによっ
て、複数の情報端末間を結ぶ情報バスを動的に構築する
ことができ、不必要なパケットが流れて他の通信を圧迫
したり、意図しない端末に情報が流れてセキュリティが
損なわれたりすることを回避することができる。すなわ
ち、伝送路帯域などの計算機資源の有効利用を図ること
ができる。
基づいて詳細に説明する。
るシステム例を図2に示す。このシステムは、WAN
(Wide Area Network )からなるネットワークを介し
て、複数のサブネット(例えば、LAN:Local Area N
etwork)に接続された端末装置間で通信を行うシステム
例である。このシステムでは、サブネットAをLAN−
#1で構成し、サブネットBをLAN−#2で構成し、
前記LAN−#1にはホスト1、ホスト2、ワークステ
ーション5等を接続し、LAN#−2にはホスト3、ワ
ークステーション6等を接続して構成する。
3にはそれぞれフィールドクライアントプロセスFCを
備え、前記ワークステーション5、6にはそれぞれサブ
ネット管理プロセスSMを備える。また、WAN(広域
ネットワーク)からなるネットワークには、ネットワー
ク管理サーバ8とワークステーション(WS)9を設
け、前記ワークステーション9にはフィールド管理プロ
セスFMを備える。なお、サブネットは2つでなくて
も、それ以上の任意の数でも良い。
ェアに重点をおいて表現した図である。この例では、ネ
ットワーク(WAN)上にフィールド(情報バス)の生
成、削除、管理を行うフィールド管理プロセス(以下
「FM」と記す)を置き、各ホストにFMへの窓口とな
るフィールドクライアントプロセス(以下「FC」と記
す)を置き、各サブネットにマルチキャスト・トンネリ
ングを制御するサブネット管理プロセス(以下「SM」
と記す)を置く。
Mはサブネット上の任意の場所(ホスト、ゲートウェイ
等)に位置する。また、ネットワーク管理サーバはネッ
トワーク管理プロトコル、例えば、SNMP(Simple N
etwork Management Protocol)により、ネットワーク機
器からネットワーク情報(構成情報、トラフィック情
報、他)を収集して管理する。
Cはユーザからフィールド構築要求を受け付け、指定さ
れた他のユーザ(ホスト)の参加意志を確認した後、F
Mに実際のフィールド構築を依頼する。FMはそれを受
けてネットワーク管理サーバを参照して、どこにマルチ
キャスト・トンネリングを設定するかを決定してマルチ
キャストアドレスを割り当てると共に、該当するSMへ
マルチキャスト・トンネリングの設定を要求する。
リングをソフト的に実現し、割り当てられたマルチキャ
ストアドレスを指定したパケットをユニキャストにカプ
セリングして、相手のSMへ送る。届けられたSMで
は、逆にカプセリングをほどいてマルチキャストパケッ
トに戻して、自分のサブネットに送出する。以下、ホス
トのユーザが、ホスト1、2、3で構成するフィールド
を生成する時の手順を説明する。
下、図4に基づいて、前記ホストのユーザが、ホスト
1、2、3で構成するフィールドを生成する時の手順を
説明する。なお、S1〜S8は各処理ステップを示し、
前記S1〜S8は、それぞれ図3の(1) 〜(8) に対応さ
せてある。
Cへフィールド生成を要求する(図3の(1) 参照)。
ドへの参加要求/応答を行う(図3の(2) 参照)。
行う(図3の(3) 参照)。
バの情報を参照して、マルチキャスト・トンネリングを
設定するポイントを決定する(図3の(4) 参照)。
・トンネリング設定を指示する(図3の(5) 参照)。
ネリングを確立する(図3の(6) 参照)。
起動を行う(図3の(7) 参照)。
して、データの送受信を行う(図3の(8) 参照)。
対してフィールドの特性を記述して構築を要求する。指
定するものとしては、保証帯域、データの特性として誤
りを許すかどうか(Reliable/Non-reliable )、セキュ
リティ確保の指示、参加メンバの管理(制限/非制
限)、などを含む。また、前記S4において、FMが利
用するトンネリング構築アルゴリズムの例は次の通りで
ある。
ードを「ソース」と言う)が1つ(放送型の通信形態)
の場合 ソースを中心に置きSMをノードに見立てて、スパニ
ング・ツリー(最短経路を見つけるためのアルゴリズ
ム)を計算する。
ンネリングを設定する。
になりうる場合 距離が最小の2ノード(複数ある場合は、その中から
ランダムに選択)を取り出し、トンネリングを設定す
る。
れぞれから、残ったノードへの距離が最小となるものを
取り出し(複数ある場合は、その中からランダムに選
択)、トンネリングを設定する。
たノードと、残ったノードに対して行い、全てのノード
へトンネリングが設定されるまで繰り返す。
ユニキャストにカプセリングして送るが、音声や動画な
どのリアルタイムストリームを扱っている時、2つのサ
ブネット間に大きな速度差がある場合(例えば、サブネ
ットAは100Mbps、サブネットBは64kbp
s)、サブネットAのSMで情報ストリームのレート変
換{例えば、サブネットAの200kbpsのMoti
onJPEG(JPEG:Joint Photographic Experts
Group)符号化の動画ストリームを、コマ落としをさせ
ることで32kbpsに落としてサブネットBへ伝送}
を行って、データの伝送路の伝送速度に適応させること
もできる。
あり、配信サーバをユニキャストで接続することで複数
クライアントへの一斉配信(ソフトウェア・マルチキャ
スト)を実現している。例1では、必要なユーザのみへ
マルチキャストパケットが流れる情報バス(通信セッシ
ョン)を、ユーザからの要求に従ってマルチキャスト・
トンネリングで動的に構築している。従って、計算機資
源の有効利用が図れると共に、関係のない部分にパケッ
トが流出して他のトラフィックを圧迫したりすることを
回避することができる。
ク管理サーバは、オブジェクト管理レイヤを通して、中
継サーバ、会議ブリッジ、マルチキャスト対応ネットワ
ーク等のパケット配送機能を持つネットワーク機器をオ
ブジェクトとして管理しており、各装置の機能、ネット
ワークマップなどを保持している。
FMは、ネットワーク管理サーバの情報を参照して、ユ
ニキャスト/マルチキャストでネットワーク上のどの機
器をどのように接続すれば良いかを決定し、各装置(サ
ーバ、中継サーバ1、2、クライアント1、2、3)の
制御機能(FC、CM)へ、経路設定と利用するユニキ
ャスト/マルチキャストのアドレスを渡す。
などの配送機能を持つ機器を、上位レイヤから(FMが
ネットワーク構成などを考慮して)オブジェクトとして
管理して制御することで、マルチキャスト/ユニキャス
トでデータの配送経路を動的に構築する。従って、この
場合にも、計算機資源の有効利用が図れるとともに、関
係のない部分にパケットが流出して他のトラフィックを
圧迫したりすることを回避できる。
は、ディスクトップ会議(以下「DTC」と記す)の実
現状態を示している。情報バスを確立した後、DTCと
しての、音声アプリ(音声を流すためのアプリケーショ
ンプログラム)、動画アプリ(動画を流すための動画ア
プリケーションプログラム)を起動する。この場合に使
用する管理テーブルの例を図7に示す。
ルは、サブネットA、B、C、D、Eに対応して、ネッ
トマスク、SMのアドレス(ホストアドレス)、他のサ
ブネットへの距離(ホップカウント)のデータが割り当
てられている。この場合のネットマスクのデータは、サ
ブネットのネットワークアドレスを求めるためのビット
列である。また、SMのアドレスは、SMを特定できる
データである。
トに対して、ネットマスク、SMのアドレス、他のサブ
ネットへの距離(ホップカウント)を保持するものであ
る。FMはこのテーブルを参照して、トンネリングを距
離が最小の箇所に設定する。手順とそれらのインターフ
ェイス記述を以下に説明する。
(メッセージ) 図8はDTCにおける処理フローチャートである。以
下、図8に基づいて、FMの手順とインターフェイス記
述(メッセージ)について説明する。なお、図8におい
て、S11〜S18は各処理ステップを示し、前記S1
1〜S18は、それぞれ図6の(1) 〜(8) に対応させて
ある。
して、DTC起動を要求する(図6の(1) 参照)。この
場合、GUIによる指定を行う。
要求/応答を行う(図6の(2) 参照)。この場合の要求
メッセージは、「Ask Connect(application name,IP
address 1 ,」である。
構築の要求を行う(図6の(3) 参照)。この場合の要求
メッセージは、「Generate Field(IP address 1,IP
address 2,IP address 3 )」である。
して、どうマルチキャスト・トンネリングを設定するか
を決定する(図6の(4) 参照)。この場合、前記「CA
SE−2:全てのノードがソースになりうる場合」のア
ルゴリズムを利用する。
ネリング設定を指示する(図6の(5) 参照)。この場合
の指示メッセージは、「Setup Tunnel(remote addres
s,multicast address 」である。
ンネリングを設定する。この場合、SMから「mrouted
」を制御する。すなわち、設定ファイルを変更し、再
読み込みを行う(図6の(6) 参照)。
(音声アプリ、動画アプリ)の起動を行う。この場合、
使用するマルチキャストアドレス、ポート番号を指定し
て起動する(図6の(7) 参照)。
の(8) 参照)。
明 前記S14におけるトンネリング構築アルゴリズムのフ
ローチャートを図9に示す。また、図7に示したような
5つのノード(A、B、C、D、E)の間で、図9のア
ルゴリズムに従って、トンネリングを設定する様子を図
10に示す。
ルゴリズムを説明する。なお、図9において、S21〜
S26は各処理ステップを示す。また、以下に説明する
トンネリング構築アルゴリズムの各処理はFMが行う処
理である。
スをサブネット単位で分類し(S21)、各サブネット
のSMアドレスをゲットする(S22)。そして、FM
は、サブネットは2以上かどうかを判断し(S23)、
サブネットが2以上であれば、距離が最小の2つを取り
出し、当該のSMへトンネリング設定を行う(S2
4)。
を判断し(S25)、有れば、トンネリングを設定した
サブネットから未接続サブネットへの距離が最小になる
2つの組み合わせを取り出し、当該のSMへトンネリン
グ設定を行い(S26)、再びS25の処理へ戻る。ま
た、前記S23の処理で、サブネットが2以上でない場
合、及び前記S25の処理で未接続サブネットがない場
合は、処理を終了する。
グ構築アルゴリズムを説明する。先ず、距離が最小の2
ノードを求めると、A−B間の2つであるので、この2
点間にトンネリングを設定する(図10の(a)図参
照)。次に、このA、Bから、残ったノード(C、D、
E)への距離が最小となるものを求める。AからはA−
Eが最小で、BからはB−Dが最小で2であるので、ど
ちらか1つ(ここではA−E)を確定し、この2点間に
トンネリングを設定する(図10の(a)図、(b)図
参照)。
(C、D)への距離が最小となるものを求める。この場
合、AからはA−Dが最小で3、BからはB−Dが最小
で2、EからはE−Cが最小で3、であるので、最小と
なるB−Dを確定し、この2点間にトンネリングを確定
し、この2点間にトンネリングを設定する(図10の
(b)図、(c)図参照)。
ード(C)への距離が最小となるものを求めると、C−
Dの2であるので、これを確定し、この2点間にトンネ
リングを設定する(図10の(c)図、(d)図参
照)。この時点で、全てのノードにトンネリングが設定
されたので、全ての処理を終了する。
のような効果がある。
ーザからの要求に応じて動的に構築することで、複数の
情報端末間や計算機プロセス間のマルチキャスト指定に
よる情報通信バス(通信セッション)を、必要な期間の
み構築し、必要が無くなったらセッションを開放するこ
とで、論理的なマルチキャスト網を動的に構築して、計
算機資源やネットワーク資源の効率的な利用を図り、不
必要なトラフィックの流出やセキュリティ遺漏を防止す
ることができる。
キャスト対応ネットワークなどの配送機器の間を、上位
レイヤに位置する外部の管理プロセスからユニキャスト
/マルチキャストで経由設定して、データの配送経路を
動的に構築することで、計算機資源やネットワーク資源
の効率的な利用を図り、不必要なトラフィックの流出や
セキュリティ遺漏を防止することができる。
マルチキャスト/ユニキャストによって、複数の情報端
末間を結ぶ情報バスを動的に構築することができ、不必
要なパケットが流れて他の通信を圧迫したり、意図しな
い端末に情報が流れてセキュリティが損なわれたりする
ことを回避することができる。すなわち、伝送路帯域な
どの計算機資源の有効利用を図ることができる。
する。
生成方法において、ネットワーク管理サーバにおいて、
中継サーバ、会議ブリッジ、マルチキャスト対応ネット
ワーク等のユニキャスト又はマルチキャストのパケット
配送機能を持つネットワーク機器、及びそれらの接続形
態をオブジェクトとして管理し、各機器にオブジェクト
間の論理的な経路パスの設定、削除、管理を行う接続管
理プロセスを配備し、ユーザからの情報バス生成要求時
に、フィールド管理プロセスが、これらのオブジェクト
を組み合わせたユニキャスト/マルチキャストの経路を
計算し、各機器の接続管理プロセスに、それに応じた経
路設定の指示を出して設定することで、各端末が指示さ
れたユニキャスト又はマルチキャストのアドレスを指定
してデータを送出し、グループ間通信をサポートする情
報バスを動的に生成することを特徴とする動的情報バス
生成方法。
において、速度の遅いサブネットへマルチキャスト・ト
ンネリングを通して流れる情報ストリームに対して、サ
ブネット管理プロセスが速度に合わせて情報ストリーム
のレート変換を行い、伝送路にデータの伝送速度を適応
させることを特徴とする動的情報バス生成方法。
と機器に合わせたマルチキャスト/ユニキャストによっ
て、複数の情報端末間を結ぶ情報バスを動的に構築する
ことができ、不必要なパケットが流れて他の通信を圧迫
したり、意図しない端末に情報が流れてセキュリティが
損なわれたりすることを回避することができる。すなわ
ち、伝送路帯域などの計算機資源の有効利用を図ること
ができる。
ある。
る。
理フローチャートである。
る。
図である。
ある。
理フローチャートである。
処理フローチャートである。
築の様子を示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】ネットワーク上に論理的な情報バスである
フィールドの生成、消滅、管理を行うフィールド管理プ
ロセスを置き、各端末にフィールド管理プロセスへの窓
口となるフィールドクライアントプロセスを置き、各サ
ブネットにマルチキャスト・トンネリングを制御するサ
ブネット管理プロセスを置き、 ネットワーク上の複数端末間の通信手段としての情報バ
ス生成要求をフィールド管理プロセスがユーザから受け
ると、フィールド管理プロセスがサブネット間の接続ポ
イントを決定し、それに応じたサブネット管理プロセス
へマルチキャスト・トンネリング設定の指示を出して設
定することで、各端末がマルチキャストアドレスを指定
してデータを送出し、グループ間通信をサポートする情
報バスを動的に生成することを特徴とする動的情報バス
生成方法。 - 【請求項2】ネットワーク上にネットワークの構成情報
やトラフィック情報を管理するネットワーク管理サーバ
を置き、フィールド管理プロセスがマルチキャスト・ト
ンネリングの接続ポイントを決定する際に、ネットワー
ク管理サーバが保持する情報を参照して、各サブネット
間の経路又はホップカウントが最短となる、或いはトラ
フィックが輻輳していたり、障害が発生している経路を
避ける、等の特性を持つ情報バスを動的に生成すること
を特徴とする請求項1記載の動的情報バス生成方法。 - 【請求項3】フィールド管理プロセスにおけるトンネリ
ング構築アルゴリズムとして、距離が最小の2ノードを
取り出してトンネリングを設定し、トンネリングを設定
した2ノードのそれぞれから、残ったノードへの距離が
最小となるものを取り出してトンネリングを設定し、同
様な手順をトンネリングを既に設定したノードと残った
ノードに対して、全てのノードへトンネリングが設定さ
れるまで繰り返すことで、最終的に全ノードをマルチキ
ャスト・トンネリングで接続した情報バスを動的に生成
するアルゴリズムを利用することを特徴とする請求項1
記載の動的情報バス生成方法。 - 【請求項4】ネットワーク上に論理的な情報バスである
フィールドの生成、消滅、管理を行うフィールド管理プ
ロセスを置き、各端末にフィールド管理プロセスへの窓
口となるフィールドクライアントプロセスを置き、各サ
ブネットにマルチキャスト・トンネリングを制御するサ
ブネット管理プロセスを置き、 ネットワーク上の複数端末間の通信手段としての情報バ
ス生成要求をフィールド管理プロセスがユーザから受け
ると、フィールド管理プロセスがサブネット間の接続ポ
イントを決定し、それに応じたサブネット管理プロセス
へマルチキャスト・トンネリング設定の指示を出して設
定することで、各端末がマルチキャストアドレスを指定
してデータを送出し、グループ間通信をサポートする情
報バスを動的に生成するシステムに用いられるサブネッ
ト管理プロセスであって、 速度の遅いサブネットへマルチキャスト・トンネリング
を通して流れる情報ストリームに対して、速度に合わせ
て情報ストリームのレート変換を行い、伝送路にデータ
の伝送速度を適応させる機能を備えていることを特徴と
するサブネット管理プロセス。 - 【請求項5】前記サブネット管理プロセスは、実際のマ
ルチキャスト・トンネリングをソフト的に実現すると共
に、 割り当てられたマルチキャストアドレスを指定したパケ
ットを、ユニキャストにカプセリングして相手のサブネ
ット管理プロセスへ送る機能と、 届けられた前記パケットに対し、カプセリングをほどい
てマルチキャストパケットに戻し、自分のサブネットに
送出する機能を備えていることを特徴とする請求項4記
載のサブネット管理プロセス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33906299A JP3878373B2 (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | 動的情報バス生成方法及びサブネット管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP33906299A JP3878373B2 (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | 動的情報バス生成方法及びサブネット管理装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2001156855A true JP2001156855A (ja) | 2001-06-08 |
JP3878373B2 JP3878373B2 (ja) | 2007-02-07 |
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ID=18323912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33906299A Expired - Fee Related JP3878373B2 (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | 動的情報バス生成方法及びサブネット管理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3878373B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003105421A1 (ja) * | 2002-06-06 | 2003-12-18 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション | ディジタル・コンテンツ配信システム、ディジタル・コンテンツ配信方法、該方法を実行するためのプログラム、該プログラムを記憶したコンピュータ可読な記録媒体、およびそのためのサーバおよびクライアント |
KR100425020B1 (ko) * | 2001-11-26 | 2004-03-27 | 주식회사 케이티프리텔 | 명시적 멀티캐스트의 터널링 서비스 방법 및 장치 |
JP2005020235A (ja) * | 2003-06-25 | 2005-01-20 | Nec Access Technica Ltd | コンテンツ録画予約サービスシステム及びその方法及びそのプログラム |
-
1999
- 1999-11-30 JP JP33906299A patent/JP3878373B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100425020B1 (ko) * | 2001-11-26 | 2004-03-27 | 주식회사 케이티프리텔 | 명시적 멀티캐스트의 터널링 서비스 방법 및 장치 |
WO2003105421A1 (ja) * | 2002-06-06 | 2003-12-18 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション | ディジタル・コンテンツ配信システム、ディジタル・コンテンツ配信方法、該方法を実行するためのプログラム、該プログラムを記憶したコンピュータ可読な記録媒体、およびそのためのサーバおよびクライアント |
JP2005020235A (ja) * | 2003-06-25 | 2005-01-20 | Nec Access Technica Ltd | コンテンツ録画予約サービスシステム及びその方法及びそのプログラム |
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JP3878373B2 (ja) | 2007-02-07 |
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