JP2001155347A - 記録媒体 - Google Patents

記録媒体

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JP2001155347A
JP2001155347A JP2000323939A JP2000323939A JP2001155347A JP 2001155347 A JP2001155347 A JP 2001155347A JP 2000323939 A JP2000323939 A JP 2000323939A JP 2000323939 A JP2000323939 A JP 2000323939A JP 2001155347 A JP2001155347 A JP 2001155347A
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JP2000323939A
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Yoshihiro Hori
吉宏 堀
Hisashi Matsuyama
久 松山
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランドとグルーブとの両方においてアドレス
情報を再生できる記録媒体を提供する。 【解決手段】 光磁気記録媒体100は、同心円状に配
置されたゾーンZone0〜ZoneNを含む。ゾーン
Zone0〜ZoneNの各々は、周方向に配置された
セクタS0,S1,・・・を含む。セクタS0,S1,
・・・の各々は、グルーブとランドとを径方向に交互に
含む。また、セクタS0,S1,・・・の各々は、グル
ーブおよびランドに記録された、または記録されるべき
データのアドレスに応じてウォブルされたアドレス領域
を径方向に含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データの記録およ
び再生が可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、データを高密度に記録および再生
可能な記録媒体として、光磁気記録媒体が知られている
が、この媒体にはランドとグルーブとからなるトラック
が形成される。そして、このランドとグルーブとの両方
にはデータが記録され、かつ、再生される。
【0003】また、アドレス情報はアドレス領域に通常
の光磁気信号ではなくグルーブの側壁に形成されるウォ
ブルとして記録されており、光磁気記録媒体にはこのア
ドレス領域に隣接してデータ領域が形成される。このデ
ータ領域にはアドレス情報に応じて形成されたウォブル
とは異なるクロッキングウォブルがグルーブの両方もし
くは一方の側壁に形成される。そして、データ領域に形
成されたこのクロッキングウォブルを再生して、その再
生したウォブル信号からデータ信号を記録または再生す
るための同期信号が生成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで従来、光磁気記
録媒体の再生は、3ビームを光磁気記録媒体に照射する
ことにより行なっていたため、光磁気記録媒体に形成さ
れたグルーブの側壁をウォブルすることによりアドレス
情報を記録した場合には、グルーブに記録された、また
は記録されるべきデータに対応するアドレス情報を再生
することができても、ランドの両側壁に形成されたウォ
ブルの波形は互いに異なるためランドに記録された、ま
たは記録されるべきデータに対応するアドレス情報はラ
ンドの再生によっては得られないという問題があった。
【0005】それゆえに、本発明の目的は、ランドとグ
ルーブとの両方においてアドレス情報を再生できる記録
媒体を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明によれば記録媒
体は、複数のゾーンと、複数のセクタとを備える。複数
のゾーンは、同心円状に設けられる。複数のセクタは、
複数のゾーンの各々に設けられ、かつ、周方向に配置さ
れる。また、複数のセクタの各々は、複数のグルーブ
と、複数のグルーブと交互に径方向に配置された複数の
ランドとを含み、複数のグルーブは、それぞれのグルー
ブおよびそれぞれのランドに記録された、または記録さ
れるべきデータのアドレスに応じてウォブルされ、ウォ
ブルされた複数のグルーブは径方向に配置される。
【0007】好ましくは、ウォブルされた複数のグルー
ブの各々は、共通部分と、第1の部分と、第2の部分と
から成り、共通部分は、ゾーン情報およびセクタ情報に
応じてウォブルされ、第1の部分は、第1のトラックア
ドレスに応じてウォブルされ、第2の部分は、第2のト
ラックアドレスに応じてウォブルされる。
【0008】より好ましくは、ウォブルされた複数のグ
ルーブの各々は、順次、共通部分、第1の部分、および
第2の部分を周方向に含む。
【0009】より好ましくは、共通部分は、平坦な第1
の側壁と、第1の側壁に対向し、かつ、ゾーン情報およ
びセクタ情報に応じてウォブルされた第2の側壁とを含
み、第1の部分は、共通部分の第1の側壁と同じ側に設
けられ、かつ、平坦な第1の側壁と、共通部分の第2の
側壁と同じ側に設けられ、かつ、第1のトラックアドレ
スに応じてウォブルされた第2の側壁とを含み、第2の
部分は、共通部分の第1の側壁と同じ側に設けられ、か
つ、第2のトラックアドレスに応じてウォブルされた第
1の側壁と、共通部分の第2の側壁と同じ側に設けら
れ、かつ、平坦な第2の側壁とを含む。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または
相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
【0011】[実施の形態1]図1は、本発明の実施の
形態1に係る光記録媒体のトラック構造を示す平面図で
ある。なお、以下の実施の形態に係る光記録媒体はすべ
て主面を有する基板からなり、主面上にトラックが形成
されるものである。
【0012】図1に示されるように、この光記録媒体は
アドレス領域1とデータ領域2とを含む。ここで、アド
レス領域1に形成されたグルーブ3の両側壁にはアドレ
ス情報に応じたウォブル5が形成される。また、これに
より同時に、ランド4の両側壁にもウォブル5が形成さ
れていることになる。
【0013】一方、データ領域2に形成されたグルーブ
3の両側壁には同位相のクロッキングウォブル6が形成
されており、このクロッキングウォブル6に基づいて光
記録媒体へのデータの記録または再生に用いられるクロ
ックが生成される。
【0014】図2は、図1に示されたアドレス領域1の
トラック構造をより具体的に示す平面図である。図2に
示されるように、アドレス領域1は第1のアドレス情報
領域11と第2のアドレス情報領域12とを含む。一般
に、両側壁がウォブルされたグルーブまたはランドをレ
ーザビームで走査する場合、両側壁に形成されたウォブ
ル波形が異なるときにはウォブル波形を再生することが
できない。そこで、グルーブ31の第1のアドレス情報
領域11には両側壁に同位相のウォブル51が形成さ
れ、第2のアドレス情報領域12には両側壁にそれぞれ
位相の異なるウォブル50,52が形成される。
【0015】これにより、レーザビームがグルーブ31
を走査する場合、第1のアドレス情報領域11に形成さ
れたウォブル51により再生信号が得られるが、第2の
アドレス情報領域12に形成されたウォブル50,52
によっては再生信号は得られない。したがって、第1の
アドレス情報領域11には、グルーブ31のデータ領域
に記録された、または記録されるべきデータのアドレス
情報がウォブル51として記録される。
【0016】次に、グルーブ31に隣接するランド41
の第1のアドレス情報領域11には、一方の側壁にウォ
ブル51が形成され、他方の側壁にはウォブル51と波
形が異なるウォブル53が形成される。また、ランド4
1の第2のアドレス情報領域12には、ランドの両側壁
に同位相のウォブル52が形成されている。したがっ
て、ランド41のデータ領域に記録された、または記録
されるべきデータのアドレス情報は、ランド41の第2
のアドレス情報領域12に形成されたウォブル52とし
て記録される。
【0017】また、ランド41に隣接するグルーブ32
の第1のアドレス情報領域11には、両側壁に同位相の
ウォブル53が形成され、第2のアドレス情報領域12
には一方の側壁にウォブル52が、他方の側壁にはウォ
ブル52と波形が異なるウォブル54がそれぞれ形成さ
れる。したがって、グルーブ32のデータ領域に記録さ
れた、または記録されるべきデータのアドレス情報は、
グルーブ32の第1のアドレス情報領域11に形成され
るウォブル53として記録される。
【0018】さらに、グルーブ32に隣接するランド4
2の第1のアドレス情報領域11には、一方の側壁にウ
ォブル53、他方の側壁にウォブル53と波形が異なる
ウォブル55がそれぞれ形成され、第2のアドレス情報
領域12にはランド42の両側壁に同位相のウォブル5
4が形成される。したがって、ランド42に記録され
た、または記録されるべきデータのアドレス情報は、ラ
ンド42の第2のアドレス情報領域12の両側壁に形成
されるウォブル54として記録される。
【0019】またさらに、ランド42に隣接するグルー
ブ33の第1のアドレス情報領域11には、グルーブ3
3の両側壁に同位相のウォブル55が形成され、第2の
アドレス情報領域12の一方の側壁にウォブル54が、
他方の側壁にウォブル56がそれぞれ形成される。した
がって、グルーブ33に記録された、または記録される
べきデータのアドレス情報は、グルーブ33の第1のア
ドレス情報領域11の両側壁に形成されるウォブル55
として記録される。
【0020】図3は、図2に示されたグルーブ32にお
けるアドレス情報の記録フォーマットを示す図である。
図3に示されるように、アドレス情報の記録フォーマッ
トは、第1のアドレス情報領域11と、領域127と、
第2のアドレス情報領域12とを含む。ここで、第1の
アドレス情報領域11は、4ビットの検出パターン(S
YNC)111と、8ビットのアドレス情報112と、
4ビットの誤り検出符号(CRC)113とを含む。こ
のうち、アドレス情報112および誤り検出符号(CR
C)113は、情報“0”に対して“1”から“0”へ
の立下がりエッジ、情報“1”に対して“0”から
“1”への立上がりエッジをそれぞれ割当てるバイフェ
ーズ変換を施してグルーブ32の側壁をウォブルさせる
ことにより記録する。
【0021】同様にして、グルーブ32の第2のアドレ
ス情報領域12の一方の側壁にはウォブル52が形成さ
れ、ウォブル52は、グルーブ32に隣接するランド4
1に記録された、または記録されるべきデータのアドレ
ス情報の検出パターン(SYNC)121と、ランド4
1に記録された、または記録されるべきデータのアドレ
ス情報122と、誤り検出符号(CRC)123とを含
む。
【0022】また、グルーブ32の第2のアドレス情報
領域12の他方の側壁にはウォブル54が形成され、ウ
ォブル54は、グルーブ32に隣接するランド42に記
録された、または記録されるべきデータのアドレス情報
の検出パターン(SYNC)124と、ランド42に記
録された、または記録されるべきデータのアドレス情報
125と、誤り検出符号(CRC)126とを含む。
【0023】ここで、アドレス情報122,125はア
ドレス情報112と同様に8ビットであり、バイフェー
ズ変換されたウォブル52〜54として記録されてい
る。またここで、バイフェーズ変換により生成されない
信号[11101000]がアドレス情報112の検出
パターン(SYNC)111とされ、信号[00010
111]がアドレス情報122,125の検出パターン
(SYNC)121,124とされる。また、第1のア
ドレス情報領域11と第2のアドレス情報領域12との
間には何の情報も記録されていない領域127が存在す
るが、これは、第2のアドレス情報領域にある検出パタ
ーン(SYNC)121,124を確実に検出するため
の調整ビットとしての役割を果たし、その容量は1ビッ
トである。
【0024】なお、上記において、誤り検出符号(CR
C)の代わりに誤り訂正符号が用いられるものなども同
様に考えることができる。
【0025】以上より、本発明の実施の形態1に係る光
記録媒体によれば、各々のグルーブ31,32,33ま
たはランド41,42ごとにその両側壁に同位相のウォ
ブル51〜55が形成されるので、レーザビームが走査
するグルーブまたはランドに記録された、または記録さ
れるべきデータのアドレス情報が、そのグルーブまたは
ランド毎に記録でき、1つのレーザビームにより確実に
グルーブまたはランドのアドレス情報を検出することが
可能となる。
【0026】[実施の形態2]図4は、本発明の実施の
形態2に係る光記録媒体のトラック構造を示す平面図で
ある。図4に示されるように、この光記録媒体は上記実
施の形態1に係る光記録媒体と同様なトラック構造を有
するが、データ領域2のトラック構造が相違する。すな
わち、本実施の形態に係る光記録媒体のデータ領域2に
おいては、グルーブ3の両側壁にグルーブ3の中心線を
対称軸として対称にクロッキングウォブル7が形成され
る。このクロッキングウォブル7に基づいて、データの
記録・再生時に用いられる同期信号が生成される。
【0027】[実施の形態3]図5は、本発明の実施の
形態3に係る光記録媒体のトラック構造を示す平面図で
ある。図5に示されるように、この光記録媒体は上記実
施の形態2に係る光記録媒体と同様なトラック構造を有
するが、データ領域2のトラック構造が相違する。すな
わち、本実施の形態に係る光記録媒体のデータ領域2に
おいては、グルーブ3の一方の側壁に周期性を有するク
ロッキングウォブル8が形成され、他方の側壁9はウォ
ブルされず平坦とされる。このような光記録媒体におい
ても、周期性を有するクロッキングウォブル8に基づい
てクロックが生成される。
【0028】[実施の形態4]図6は、本発明の実施の
形態4に係る光記録媒体のトラック構造を示す平面図で
ある。図6に示されるように、この光記録媒体は上記実
施の形態1に係る光記録媒体と同様なトラック構造を有
するが、データ領域2のトラック構造が相違する。すな
わち、本実施の形態に係る光記録媒体のデータ領域2に
おいては、グルーブ3の両側壁10に所定間隔おきにフ
ァインクロックマーク14が形成される。そして、この
光記録媒体においては、ファインクロックマーク14に
基づいてデータの記録および再生に用いられるクロック
が生成される。
【0029】[実施の形態5]図7は、本発明の実施の
形態5に係る光記録媒体のトラック構造を示す斜視図で
あり、図8は本実施の形態に係る光記録媒体のトラック
構造を示す平面図である。図8に示されるように、この
光記録媒体は上記実施の形態1に係る光記録媒体と同様
なトラック構造を有するが、データ領域2のトラック構
造が相違する。すなわち、本実施の形態に係る光記録媒
体のデータ領域2においては、トラック方向の長さL1
を有するグルーブ3が、間隔L2おきに形成される。し
たがって、データ領域2においては、グルーブ3が断続
的かつ周期的に形成されるため、このような構造を有す
るデータ領域2の再生によりクロックが生成される。
【0030】[実施の形態6]図9は、本発明の実施の
形態6に係る光記録媒体のアドレス領域1のトラック構
造を示す平面図である。図9に示されるように、アドレ
ス領域1は第1のアドレス情報領域11と、領域127
と、第2のアドレス情報領域12とを含む。
【0031】ここで、グルーブ31の第1のアドレス情
報領域11の一方の側壁にはウォブル61が形成され、
グルーブ31の他方の側壁にはグルーブ31の中心線を
対称軸としてウォブル61と対称にウォブル62が形成
される。また、グルーブ31の第2のアドレス情報領域
12の一方の側壁にはウォブル60が形成され、他方の
側壁にはウォブル60と非対称なウォブル63が形成さ
れている。
【0032】ここで、レーザビームを照射することによ
り、対称に形成されたウォブル61,62からはアドレ
ス情報を再生することができるが、ウォブル60,63
のように非対称に形成されたウォブルからはアドレス情
報を再生することができない。したがって、グルーブ3
1のデータ領域(図示していない)に記録された、また
は記録されるべきデータのアドレス情報は、グルーブ3
1の第1のアドレス情報領域11の両側壁に対称に形成
されたウォブル61,62として記録される。
【0033】次に、グルーブ31に隣接するランド41
の第1のアドレス情報領域11には、一方の側壁にウォ
ブル62が形成され、他方の側壁にウォブル62と非対
称なウォブル64が形成される。そして、ランド41の
第2のアドレス情報領域12には、ランド41の中心線
を対称軸として対称にウォブル63,65が形成され
る。したがって、ランド41のデータ領域(図示してい
ない)に記録された、または記録されるべきデータのア
ドレス情報は、ランド41の第2のアドレス情報領域1
2に対称に形成されるウォブル63,65として記録さ
れる。
【0034】また、ランド41に隣接するグルーブ32
の第1のアドレス情報領域11の両側壁には、グルーブ
32の中心線を対称軸として対称にウォブル64,66
が形成される。そして、第2のアドレス情報領域12の
一方の側壁にはウォブル65が、他方の側壁にはウォブ
ル65と非対称なウォブル67がそれぞれ形成される。
したがって、グルーブ32に記録された、または記録さ
れるべきデータのアドレス情報はグルーブ32の第1の
アドレス情報領域11に対称に形成されたウォブル6
4,66として記録される。
【0035】さらに、グルーブ32に隣接するランド4
2の第1のアドレス情報領域11の両側壁には、それぞ
れ、ウォブル66と、ウォブル66と非対称なウォブル
68とが形成され、第2のアドレス情報領域12の両側
壁にはランド42の中心線を対称軸として対称なウォブ
ル67,69が形成される。したがって、ランド42に
記録された、または記録されるべきデータのアドレス情
報は第2のアドレス情報領域12に対称に形成されたウ
ォブル67,69として記録される。
【0036】またさらに、ランド42に隣接するグルー
ブ33の第1のアドレス情報領域11の両側壁にはグル
ーブ33の中心線を対称軸として対称にウォブル68,
70が形成され、第2のアドレス情報領域12の両側壁
には、ウォブル69と、ウォブル69と非対称なウォブ
ル71とがそれぞれ形成されている。したがって、グル
ーブ33に記録された、または記録されるべきデータの
アドレス情報は、第1のアドレス情報領域11に対称に
形成されたウォブル68,70として記録される。
【0037】図10は、図9に示されたアドレス領域に
記録されるアドレス情報のフォーマットを示す図であ
る。図10に示されるように、グルーブ32の第1のア
ドレス情報領域11には、4ビットの検出パターン(S
YNC)72と、8ビットのアドレス情報73と、4ビ
ットの誤り検出符号(CRC)74とを含む。ここで、
アドレス情報73および誤り検出符号(CRC)74
は、情報“0”に対して“1”から“0”への立下がり
エッジ、情報“1”に対して“0”から“1”への立上
がりエッジをそれぞれ割当てるバイフェーズ変換を施し
たウォブルにより記録される。同様にして、第2のアド
レス情報領域12の一方の側壁にはウォブル65が形成
されており、グルーブ32に隣接するランド41に記録
された、または記録されるべきデータのアドレス情報の
検出パターン(SYNC)75と、ランド41に記録さ
れた、または記録されるべきデータのアドレス情報76
と、誤り検出符号(CRC)77とが含まれる。
【0038】また、第2のアドレス情報領域12のグル
ーブ32の他方の側壁にはウォブル67が形成され、グ
ルーブ32に隣接するランド42に記録された、または
記録されるべきデータのアドレス情報の検出パターン
(SYNC)78と、ランド42に記録された、または
記録されるべきデータのアドレス情報79と、誤り検出
符号(CRC)80とが含まれる。ここで、アドレス情
報76,79はアドレス情報73と同様に8ビットであ
り、バイフェーズ変換されたウォブルにより記録され
る。ここで、バイフェーズ変換において生成されること
のない信号[11101000]がアドレス情報73の
検出パターン(SYNC)72とされ、信号[0001
0111]がアドレス情報76,79の検出パターン
(SYNC)75,78とされる。
【0039】なお、上記において誤り検出符号(CR
C)の代わりに誤り訂正符号が用いられるものも同様に
考えることができる。
【0040】以上のように、本実施の形態6に係る光記
録媒体によれば、アドレス領域1に含まれた第1および
第2のアドレス情報領域11,12のうちいずれか一方
において、ランドまたはグルーブの両側壁はランドまた
はグルーブに記録された、または記録されるべきデータ
のアドレス情報に応じて対称にウォブルされるため、1
つのレーザビームを照射することにより確実にランドも
しくはグルーブに記録された、または記録されるべきデ
ータのアドレス情報を再生することができる。
【0041】[実施の形態7]図11は、本発明の実施
の形態7に係る光記録媒体のアドレス領域1のトラック
構造を示す平面図である。図11に示されるように、ア
ドレス領域1は第1のアドレス情報領域11と第2のア
ドレス情報領域12とを含む。そして、グルーブ31の
第1のアドレス情報領域11の一方の側壁にウォブル8
2が、第2のアドレス情報領域12の同じ側の側壁にウ
ォブル81が形成される。また、グルーブ31の他方の
側壁は第1および第2のアドレス情報領域11,12を
通じてウォブルされておらず平坦である。ここで、ウォ
ブル82はグルーブ31に記録された、または記録され
るべきデータのアドレス情報に応じて形成され、ウォブ
ル81はグルーブ31に隣接するランド41に記録され
た、または記録されるべきデータのアドレス情報に応じ
て形成される。
【0042】同様に、グルーブ32の第1のアドレス情
報領域11の一方の側壁にウォブル83が、第2のアド
レス情報領域12の同じ側の側壁にウォブル84が形成
されており、グルーブ32の他方の側壁には第1および
第2のアドレス情報領域11,12を通じてウォブルが
形成されておらず平坦とされる。ここで、ウォブル83
はグルーブ32に記録された、または記録されるべきデ
ータのアドレス情報に応じて形成され、ウォブル84は
グルーブ32に隣接するランド42に記録された、また
は記録されるべきデータのアドレス情報に応じて形成さ
れる。
【0043】また、グルーブ33の第1のアドレス情報
領域11の一方の側壁にウォブル85が、第2のアドレ
ス情報領域12の同じ側の側壁にウォブル86が形成さ
れており、グルーブ33の他方の側壁には第1および第
2のアドレス情報領域11,12を通じてウォブルが形
成されず平坦とされる。ここで、ウォブル85はグルー
ブ33に記録された、または記録されるべきデータのア
ドレス情報に応じて形成され、ウォブル86はグルーブ
33に隣接するランド(図示していない)に記録され
た、または記録されるべきデータのアドレス情報に応じ
て形成される。
【0044】図12は、図11に示されたアドレス領域
1に記録されるアドレス情報のフォーマットを示す図で
ある。図12に示されるように、グルーブ31の第1の
アドレス情報領域11は、4ビットの検出パターン(S
YNC)90と、8ビットのアドレス情報91と、4ビ
ットの誤り検出符号(CRC)92とを含む。また、グ
ルーブ31の第2のアドレス情報領域12は、4ビット
の検出パターン(SYNC)93と8ビットのアドレス
情報94と4ビットの誤り検出符号(CRC)95とを
含む。なお、アドレス情報91,94の記録方式は上記
の実施の形態で説明した方式と同じである。
【0045】本実施の形態7に係る光記録媒体の再生に
おいては、たとえば、照射するレーザビームがグルーブ
31を走査した場合、第1のアドレス情報領域11に含
まれたアドレス情報91と第2のアドレス情報領域12
に含まれたアドレス情報94とが検出されるが、検出パ
ターン90と検出パターン93とが相互に対称となって
いるため、この検出パターン90,93を検出すること
により、検出されたアドレス情報91,94がグルーブ
31に記録された、または記録されるべきデータのアド
レス情報かあるいはランド41に記録された、または記
録されるべきデータのアドレス情報かを識別できること
になる。すなわち、データの再生においてグルーブ31
をレーザビームが走査する場合は、検出パターン90の
直後に検出されたアドレス情報91がグルーブ31に記
録された、または記録されるべきデータのアドレス情報
として認識され、ランド41をレーザビームが走査する
場合は、検出パターン93の直後に検出されたアドレス
情報94がランド41に記録された、または記録される
べきデータのアドレス情報として認識される。
【0046】なお、上記において誤り検出符号(CR
C)を誤り訂正符号に置換えたものも同様に考えること
ができる。
【0047】[実施の形態8]図13は、本発明の実施
の形態8に係る光記録媒体のアドレス領域1のトラック
構造を示す平面図である。図13に示されるように、こ
の光記録媒体は上記実施の形態7に係る光記録媒体と同
様なトラック構造を有するが、ウォブル81はウォブル
82が形成された側壁と対向するグルーブ31の側壁に
形成され、ウォブル84はウォブル83が形成された側
壁と対向するグルーブ31の側壁に形成され、ウォブル
86はウォブル85が形成された側壁と対向するグルー
ブ33の側壁に形成される点で相違する。ここで、ウォ
ブル82,83,85が形成された側壁は第2のアドレ
ス情報領域12においてウォブルされず平坦とされる。
また、本実施の形態に係る光記録媒体においては、ウォ
ブル81はグルーブ31に隣接するランド(図示してい
ない)に記録された、または記録されるべきデータのア
ドレス情報に応じて形成され、ウォブル84はランド4
1に記録された、または記録されるべきデータのアドレ
ス情報に応じて形成され、ウォブル86はランド42に
記録された、または記録されるべきデータのアドレス情
報に応じて形成される。
【0048】図14は、図13に示されたアドレス領域
1に記録されたアドレス情報のフォーマットを示す図で
ある。図14に示されるように、このフォーマットは図
12に示されたフォーマットと同様なものである。
【0049】本実施の形態8に係る光記録媒体の再生に
おいては、たとえば、照射するレーザビームがグルーブ
32を走査した場合、第1のアドレス情報領域11に含
まれたアドレス情報91と第2のアドレス情報領域12
に含まれたアドレス情報94とが検出される。ここで、
検出パターン90の検出によりアドレス情報91がグル
ーブ32に記録された、または記録されるべきデータの
アドレス情報であると認識される。一方、アドレス情報
94は、グルーブ32に隣接するランド41をレーザビ
ームが走査し、かつ、検出パターン93が検出されるこ
とによりランド41に記録された、または記録されるべ
きデータのアドレス情報であると認識される。
【0050】[実施の形態9]図15は、本発明の実施
の形態9に係る光記録媒体の基板100上に形成された
主面の構成を示す平面図である。図15に示されるよう
に、この光記録媒体の主面は、同心円状に外側から(N
+1)個のゾーンZone0〜ZoneNに区分され、
かつ、各ゾーンは複数のセクタに区分される。したがっ
て、たとえば斜線で示した領域20はゾーンZone2
でセクタS1の領域ということができる。
【0051】ここで、上記実施の形態1から8に係る光
記録媒体では、各々のアドレス情報にデータが存在する
ゾーンとセクタを特定するためのビットが含まれてい
た。したがって、たとえばゾーンZone2、セクタS
1の領域20内に記録されたデータのアドレス情報に
は、ゾーンZone2およびセクタS1を特定するビッ
トが共通して含まれていたことになる。
【0052】しかしながら、上記実施の形態1から8に
係る光記録媒体のように、グルーブに記録された、また
は記録されるべきデータのアドレス情報はグルーブの側
壁をウォブルすることにより記録し、ランドに記録され
た、または記録されるべきデータのアドレス情報はラン
ドの側壁をウォブルすることにより記録すれば、トラッ
クに占めるアドレス領域の割合が増大する。
【0053】そこで、以下の実施の形態に係る光記録媒
体においては、アドレス領域がトラックに占める割合を
低減するため、共通するゾーン情報およびセクタ情報が
アドレス領域の最初に一度だけ記録され、その共通する
ゾーン情報およびセクタ情報に続けて各アドレス情報に
独自の情報が記録される。
【0054】図16は、図15に斜線で示された領域2
0に記録されたアドレス情報のフォーマットを示す図で
ある。図16に示されるように、領域20に記録された
アドレス情報は共通ビットと独自情報とを備え、共通ビ
ットは検出パターンSYNC1と、ゾーンZone2を
特定するゾーン情報Zoneと、セクタS1を特定する
セクタ情報Sectorとを含む。また、独自情報はト
ラックアドレスTA1と、誤り検出符号CRC1,CR
C2と、検出パターンSYNC2と、トラックアドレス
TA2とを含む。ここで、共通ビットとトラックアドレ
スTA1と誤り検出符号CRC1との組合せにより第1
のデータのアドレスが特定され、共通ビットと検出パタ
ーンSYNC2とトラックアドレスTA2と誤り検出符
号CRC2との組合せにより第2のデータのアドレスが
特定される。
【0055】ここで、検出パターンSYNC1は、共通
ビットおよびトラックアドレスTA1の記録位置を特定
するためのパターンであり、検出パターンSYNC2は
トラックアドレスTA2の記録位置を特定するためのパ
ターンである。したがって、共通ビット、トラックアド
レスTA1、トラックアドレスTA2の位置関係により
検出パターンの挿入位置が変化する。
【0056】図17は、本実施の形態9に係る光記録媒
体のアドレス領域のトラック構造を示す平面図である。
図17に示されるように、このトラック構造は図2に示
されたトラック構造と同様な構成を有するが、ゾーン情
報Zoneとセクタ情報Sectorとを含む共通ビッ
トが記録された第3のアドレス情報領域13が形成され
る点で相違する。この第3のアドレス情報領域13にお
いては、グルーブ31,32,33の両側壁に共通ビッ
トに応じたウォブル132が同位相で形成される。
【0057】図18は、図17に示されたアドレス領域
1に記録されたアドレス情報のフォーマットを示す図で
ある。図18に示されるように、このフォーマットは図
3に示されたフォーマットと同様なものであるが、検出
パターン111とゾーン・セクタ情報131とを含む第
3のアドレス領域13を有し、第1のアドレス領域1か
らは検出パターン111が除かれている点で相違する。
【0058】[実施の形態10]図19は、本発明の実
施の形態10に係る光記録媒体のアドレス領域1のトラ
ック構造を示す平面図である。
【0059】図19に示されるように、このトラック構
造は図9に示されたトラック構造と同様な構成を有する
が、第3のアドレス情報領域13を有する点で相違す
る。この第3のアドレス情報領域13においては、グル
ーブ31,32,33の両側壁にそれぞれグルーブ3
1,32,33の中心線を対称軸として対称に図16に
示された共通ビットに応じたウォブル134,135が
形成される。
【0060】図20は、図19に示されたトラックに記
録されたアドレス情報のフォーマットを示す図である。
図20に示されるように、このフォーマットは図10に
示されたフォーマットと同様な構成を有するが、検出パ
ターン72とゾーン・セクタ情報133とを含む第3の
アドレス情報領域13を有し、第1のアドレス情報領域
11からは検出パターン72が除かれている点で相違す
る。
【0061】[実施の形態11]図21は、本発明の実
施の形態11に係る光記録媒体のアドレス領域1のトラ
ック構造を示す平面図である。
【0062】図21に示されるように、このトラック構
造は図11に示されたトラック構造と同様な構成を有す
るが、第3のアドレス情報領域13を有する点で相違す
る。この第3のアドレス情報領域13では、グルーブ3
1,32,33のそれぞれにおいて、ウォブル81〜8
6が形成された一方の側壁のみに図16に示された共通
ビットに応じたウォブル137が形成される。
【0063】図22は、図21に示されたトラックに記
録されたアドレス情報のフォーマットを示す図である。
図22に示されるように、このフォーマットは図12に
示されたフォーマットと同様な構成を有するが、検出パ
ターン90とゾーン・セクタ情報136とを含む第3の
アドレス情報領域13を有し、第1のアドレス情報領域
11からは検出パターン90が除かれている点で相違す
るものである。
【0064】[実施の形態12]図23は、本発明の実
施の形態12に係る光記録媒体のアドレス領域1のトラ
ック構造を示す平面図である。
【0065】図23に示されるように、このトラック構
造は図13に示されたトラック構造と同様な構成を有す
るが、第3のアドレス情報領域13を有する点で相違す
る。この第3のアドレス情報領域13では、グルーブ3
1,32,33のそれぞれにおいて、ウォブル82,8
3,85が形成された一方の側壁のみに図16に示され
た共通ビットに応じたウォブル137が形成される。
【0066】図24は、図23に示されたトラックに記
録されたアドレス情報のフォーマットを示す図である。
図24に示されるように、このフォーマットは図14に
示されたフォーマットと同様な構成を有するが、検出パ
ターン90とゾーン・セクタ情報136とを含む第3の
アドレス情報領域13を有し、第1のアドレス情報領域
11からは検出パターン90が除かれている点で相違す
るものである。
【0067】なお、上記実施の形態1から12に係る光
記録媒体へのアドレス情報の記録においては、以下の表
1に示されるグレーコードが用いられる。
【0068】
【表1】
【0069】すなわち、各アドレスは表1に示された対
応するグレーコードに変換され、さらにそのグレーコー
ドに生成多項式(X4+1)により生成される誤り訂正
符号が付加された形式で、第1および第2のアドレス情
報領域11,12に、それぞれアドレス情報が記録され
る。ここで、グレーコードは、アドレス情報の符号化手
段の1つであって隣り合うアドレスに対応するコードの
距離が常に1とされるものである。
【0070】また、上記実施の形態6から12に係る光
記録媒体のデータ領域2のトラック構造は、図1,4,
5,6,8に示されたいずれの構造であってもよい。
【0071】なお、上記実施の形態においては光記録媒
体を例として説明したが、本発明はこれに限られるもの
ではなく、信号を記録および再生することができる媒体
であれば同様に適用することができる。
【0072】[実施の形態13]図25は、上記実施の
形態1から5および9に係る光記録媒体、すなわち、ア
ドレス領域1においてグルーブ3,31〜33の幅が一
定となるように両側壁がウォブルされた光記録媒体を再
生するための再生装置の構成を示す図である。
【0073】図25に示されるように、この再生装置は
光学ヘッド(図示されていない)に含まれたメインディ
テクタ96と、メインディテクタ96に接続された差動
増幅器101と、差動増幅器101に接続されたバンド
パスフィルタ102と、バンドパスフィルタ102に接
続されたコンパレータ103と、コンパレータ103に
接続された端子104とを備える。
【0074】ここで、メインディテクタ96は、照射し
たレーザ光の光記録媒体からの反射光を検出して光電変
換することにより再生信号を生成するものであって、1
つの検出手段としての検出領域A99および検出領域D
97と、他の検出手段としての検出領域B100および
検出領域C98とを含む。また、メインディテクタ96
は、矢印105で示された方向がトラッキング方向、矢
印106で示された方向がトラックの接線方向となるよ
うに配置される。
【0075】次に、この再生装置の動作を説明する。検
出領域B100と検出領域C98とで検出された反射光
に応じて生成された信号(B+C)と、検出領域A99
と検出領域D97とで検出された反射光に応じて生成さ
れた信号(A+D)とが差動増幅器101に入力され、
差動増幅器101で信号(A+D)から信号(B+C)
が減算される。そして、この減算結果はバンドパスフィ
ルタ102に入力される。バンドパスフィルタ102
は、アドレス領域1に形成されたウォブルの周波数を中
心とした所定の周波数帯域以外の信号成分を取り除いた
信号をコンパレータ103に供給する。コンパレータ1
03は、供給された信号を所定の基準電圧に基づいて2
値化し、その2値化した信号は端子104を介してシス
テムコントローラ(図示していない)へ供給され、アド
レス情報として判別されて光記録媒体へのデータの記録
または光記録媒体からのデータの再生に用いられる。
【0076】[実施の形態14]図26は、上記実施の
形態6および10に係る光記録媒体、すなわち、アドレ
ス領域1においてグルーブ3,31〜33の中心線を対
称軸として対称に両側壁がウォブルされた光記録媒体を
再生するための再生装置の構成を示す図である。
【0077】図26に示されるように、この再生装置は
上記実施の形態13に係る再生装置と同様な構成を有す
るが、差動増幅器101の代わりに加算器107が備え
られる点で相違する。
【0078】この再生装置は、メインディテクタ96の
検出領域B100と検出領域C98とで検出された反射
光に応じて生成された信号(B+C)と、検出領域A9
9と検出領域D97とで検出された反射光に応じて生成
された信号(A+D)とが加算器107に入力され、加
算器107で信号(B+C)と信号(A+D)とが加算
される点以外については上記実施の形態13に係る再生
装置と同様に動作する。
【0079】したがって、本実施の形態に係る再生装置
によれば、レーザビームを照射したグルーブまたはラン
ドからの全反射光の検出強度に応じてアドレス情報を再
生することができる。
【0080】なお、上記実施の形態7,8,11,12
に係る光記録媒体、すなわち、アドレス領域1において
グルーブ3,31〜33の一方の側壁のみがウォブルさ
れた光記録媒体におけるアドレス情報の再生は、上記実
施の形態13および14に係るいずれの再生装置によっ
ても可能である。
【0081】[実施の形態15]図27は、上記実施の
形態5に係る光記録媒体およびデータ領域2が実施の形
態5に係る光記録媒体と同様に形成された上記実施の形
態6から12に係る光記録媒体を再生するための再生装
置の構成を示す図である。
【0082】この再生装置は上記実施の形態13および
14に係る再生装置と同様な構成を有するが、図27に
示されるように、トラックの接線方向を示す矢印106
の方向に直列に配置された第1の検出手段としての検出
領域A99および検出領域B100と、第2の検出手段
としての検出領域C98および検出領域D97とを備
え、差動増幅器101には検出領域A99と検出領域B
100とで検出された反射光に応じて生成された信号
(A+B)と、検出領域C98と検出領域D97とで検
出された反射光に応じて生成された信号(C+D)とが
入力されて信号(A+B)から信号(C+D)が減算さ
れる。
【0083】このような再生装置によれば、トラックの
接線方向の反射光強度の変化に対応する信号が得られる
ので、グルーブ3が断続的かつ周期的に形成されたデー
タ領域2の再生において、従来よりSN比が改善された
クロックを生成することができる。
【0084】なお、本実施の形態15における再生装置
はあくまでクロックの生成において有効なものであるの
で、アドレス情報の再生のために上記実施の形態13ま
たは14に係る再生装置が共用される。
【0085】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明では
なくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲
と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる
ことが意図される。
【0086】
【発明の効果】本発明による記録媒体を用いれば、ラン
ドとグルーブとの両方においてアドレス情報を再生でき
る。また、ランドとグルーブとの両方においてアドレス
情報を再生できるアドレスデータを、アドレス領域の割
合を少なくして記録できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る光記録媒体のト
ラック構造を示す平面図である。
【図2】 図1に示されるアドレス領域のトラック構造
を具体的に示す平面図である。
【図3】 図2に示されるアドレス領域に記録されるア
ドレス情報のフォーマットを示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態2に係る光記録媒体のト
ラック構造を示す平面図である。
【図5】 本発明の実施の形態3に係る光記録媒体のト
ラック構造を示す平面図である。
【図6】 本発明の実施の形態4に係る光記録媒体のト
ラック構造を示す平面図である。
【図7】 本発明の実施の形態5に係る光記録媒体のト
ラック構造を示す斜視図である。
【図8】 図7に示される光記録媒体のトラック構造を
示す平面図である。
【図9】 本発明の実施の形態6に係る光記録媒体のア
ドレス領域のトラック構造を示す平面図である。
【図10】 図9に示されるアドレス領域に記録される
アドレス情報のフォーマットを示す図である。
【図11】 本発明の実施の形態7に係る光記録媒体の
アドレス領域のトラック構造を示す平面図である。
【図12】 図11に示されるアドレス領域に記録され
るアドレス情報のフォーマットを示す図である。
【図13】 本発明の実施の形態8に係る光記録媒体の
アドレス領域のトラック構造を示す平面図である。
【図14】 図13に示されるアドレス領域に記録され
るアドレス情報のフォーマットを示す図である。
【図15】 本発明の実施の形態9に係る光記録媒体の
構造を説明するための平面図である。
【図16】 図15に示された斜線部に含まれるアドレ
ス情報のフォーマットを示す図である。
【図17】 本発明の実施の形態9に係る光記録媒体の
アドレス領域のトラック構造を示す平面図である。
【図18】 図17に示されるアドレス領域に記録され
るアドレス情報などのフォーマットを示す図である。
【図19】 本発明の実施の形態10に係る光記録媒体
のアドレス領域のトラック構造を示す平面図である。
【図20】 図19に示されるアドレス領域に記録され
るアドレス情報などのフォーマットを示す図である。
【図21】 本発明の実施の形態11に係る光記録媒体
のアドレス領域のトラック構造を示す平面図である。
【図22】 図21に示されるアドレス領域に記録され
るアドレス情報などのフォーマットを示す図である。
【図23】 本発明の実施の形態12に係る光記録媒体
のアドレス領域のトラック構造を示す平面図である。
【図24】 図23に示されるアドレス領域に記録され
るアドレス情報などのフォーマットを示す図である。
【図25】 同位相のウォブルが形成された光記録媒体
からアドレス情報を再生するための再生装置の構成を示
す図である。
【図26】 対称なウォブルが形成された光記録媒体か
らアドレス情報を再生するための再生装置の構成を示す
図である。
【図27】 断続的かつ周期的なグルーブが形成された
光記録媒体からクロックを生成するための再生装置の構
成を示す図である。
【符号の説明】
1 アドレス領域、2 データ領域、3,31〜33
グルーブ、4,41,42 ランド、5,50〜56,
60〜71,81〜86,132,134,135,1
37 ウォブル、6〜8 クロッキングウォブル、9,
10 側壁、11 第1のアドレス情報領域、12 第
2のアドレス情報領域、13 第3のアドレス情報領
域、14 ファインクロックマーク、20 領域、7
2,75,78,90,93,111,121,124
検出パターン、73,76,79,91,94,11
2,122,125 アドレス情報、74,77,8
0,92,95,113,123,126 誤り検出符
号、96 メインディテクタ、100 基板、101
差動増幅器、102 BPF、103 コンパレータ、
104 端子、105,106 矢印、127 領域、
136 ゾーン・セクタ情報。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同心円状に設けられた複数のゾーンと、 前記複数のゾーンの各々に設けられ、かつ、周方向に配
    置された複数のセクタとを備え、 前記複数のセクタの各々は、 複数のグルーブと、 前記複数のグルーブと交互に径方向に配置された複数の
    ランドとを含み、 前記複数のグルーブは、それぞれのグルーブおよびそれ
    ぞれのランドに記録された、または記録されるべきデー
    タのアドレスに応じてウォブルされ、 前記ウォブルされた複数のグルーブは径方向に配置され
    る、記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記ウォブルされた複数のグルーブの各
    々は、共通部分と、第1の部分と、第2の部分とから成
    り、 前記共通部分は、ゾーン情報およびセクタ情報に応じて
    ウォブルされ、 前記第1の部分は、第1のトラックアドレスに応じてウ
    ォブルされ、 前記第2の部分は、第2のトラックアドレスに応じてウ
    ォブルされる、請求項1に記載の記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記ウォブルされた複数のグルーブの各
    々は、順次、前記共通部分、前記第1の部分、および前
    記第2の部分を周方向に含む、請求項2に記載の記録媒
    体。
  4. 【請求項4】 前記共通部分は、平坦な第1の側壁と、
    前記第1の側壁に対向し、かつ、前記ゾーン情報および
    前記セクタ情報に応じてウォブルされた第2の側壁とを
    含み、 前記第1の部分は、前記共通部分の第1の側壁と同じ側
    に設けられ、かつ、平坦な第1の側壁と、前記共通部分
    の第2の側壁と同じ側に設けられ、かつ、前記第1のト
    ラックアドレスに応じてウォブルされた第2の側壁とを
    含み、 前記第2の部分は、前記共通部分の第1の側壁と同じ側
    に設けられ、かつ、前記第2のトラックアドレスに応じ
    てウォブルされた第1の側壁と、前記共通部分の第2の
    側壁と同じ側に設けられ、かつ、平坦な第2の側壁とを
    含む、請求項3に記載の記録媒体。
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