JP2001155303A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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JP2001155303A
JP2001155303A JP33918899A JP33918899A JP2001155303A JP 2001155303 A JP2001155303 A JP 2001155303A JP 33918899 A JP33918899 A JP 33918899A JP 33918899 A JP33918899 A JP 33918899A JP 2001155303 A JP2001155303 A JP 2001155303A
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disk drive
sector
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Katsumi Hayashi
勝己 林
Osamu Ishibashi
修 石橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気ディスク装置に関し、データ書き込み時
の位置決め系エラーに対するエラーリカバリ方式によ
り、上位コントローラとの間のデータ転送レートを一定
またはあるしきい値以上確保するという性能向上効果を
実現し、前記エラーリカバリ方式を具備した磁気ディス
ク装置を提供すること。 【解決手段】 上位コントローラ20から発行される媒
体アクセスコマンドに対して、磁気ディスク装置1にお
けるリトライ処理手順にデータ書き込みコマンドに対し
ては、映像系データ書き込みコマンドか非映像系書き込
みコマンドかを判断する手段(ステップ31または4
1)を備え、映像系データ書き込みコマンドの場合、コ
マンド実行中にエラー発生した時のリトライ処理とし
て、データ書き込み可能なセクタまでスキップ処理(図
4または図5)または、スリップ処理(図6)、ディフ
ェクトマップ書き換え処理(図7)を実行するリトライ
処理を実行することで、回転待ちをなくす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気ディスク装置に
関し、特に書き込み時の位置決め系エラーに対するエラ
ーリカバリ方式の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】このような、磁気ディスク装置は、一般
的に磁気ディスク媒体の不良トラックおよび不良セクタ
に対しては、工場出荷時に代替領域を使用し、この代替
領域よりデータの書き込みおよび読み出し動作を行って
いる。また、磁気ディスク装置の運用時のデータ書き込
み動作中の位置決め系エラーに対しては、個々の磁気デ
ィスク装置に設定されている所定のリトライ方法で、リ
トライを実行する。
【0003】近年、ライト動作中のリトライに関して
は、該当セクタが所定のリトライ回数でライト可能であ
れば、正常終了とし、所定のリトライ回数でライト不可
であれば、上位コントローラに動作不可の報告をして、
該当セクタに関しては、リアサインを要求していた。い
わゆるオペレーションシステム(OS)によるスキャン
ディスクがそれに該当する。
【0004】リトライ動作には、回転待ち時間、シーク
時間等により処理時間が必要となり、上位コントローラ
との間で転送レートが低下する原因となっている。特に
データ面に埋め込まれているサーボ情報を読み間違えた
り、サーボ情報が異常と判断した場合は、回転待ち時間
以上の処理時間が必要となる。
【0005】近年、上位コントローラで処理するデータ
が高速かつ中断不可といったシステム、例えば大容量の
画像信号を記録再生するシステムに対しては、一定ある
いはあるしきい値以上のデータ転送レートを保証した仕
様を備えた磁気ディスク装置の必用性が要求されるよう
になってきている。
【0006】磁気ディスク媒体に対してデータを書き込
みするにあたって前記リトライ動作に必要な処理時間の
短縮が要求される。
【0007】この要請に応えるために、例えば、特開平
11−16287に開示されているように、単一トラッ
ク上に複数の欠陥セクタがあるケースのデータ処理にお
けるシーク発行回数を低減し回転待ちを防止する提案が
なされている。
【0008】この先行技術文献に開示された手法は、目
的のトラックに複数の欠陥セクタが存在した場合、欠陥
セクタごとに交替セクタへのシーク処理が入り処理スピ
ードが低下する問題が発生する。そこで、単一トラック
上の欠陥情報(目的のアドレスと代替アドレス)を格納
するテーブルを設け、前記欠陥情報を書き込む処理手順
を制御するバッファ制御回路が参照して、まず欠陥セク
タ以外のデータを磁気ディスク媒体上に書き込み、その
後、交替セクタにシークして、欠陥セクタに書き込むべ
き複数のデータをまとめて交替先に書き込むことで、単
一トラック上に複数の欠陥セクタが存在した場合、特に
ライト処理におけるシーク回数を低減し、回転待ち時間
をなくすことでデータ処理スピードの向上を図ったもの
である。
【0009】特開平11−185211に開示された手
法は、磁気ディスク装置のヘッド位置決めに必要なディ
スク上の目標シリンダ情報がMRヘッドにより再生でき
なかった場合(シークエラーの場合)、規定回数を上限
とするリトライ処理を繰り返し、シークエラーが解消で
きなかった場合、さらにヘッドアンプ回路の持つ、MR
ヘッドに供給するセンス電流値を調整可能範囲の上限ま
で順次増加しながらシークエラーが解消されるまで繰り
返す。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平11
−16287に開示されているような技術では、データ
部の欠陥セクタに対しては、回転待ち時間を低減するこ
とが可能であるが、ヘッドの位置決めに必要なサーボ情
報を再生できなかった場合は、シークエラーとなり、シ
ークエラーを回復するまでリトライを実行して、その間
回転待ちが生じる。また、特開平11−185211に
開示された手法では信頼性の面では、最終的に回復処理
がなされる確立が高いが、回転待ち時間が増大してしま
う問題がある。
【0011】本発明が解決しようとする課題は、磁気デ
ィスク装置運用時における後発の書き込み時の位置決め
系エラーに対するリトライ時間を短縮することである。
【0012】本発明の他の課題は、上位コントローラと
の間のデータ転送レート低下を防ぐためのリトライ処理
手順を備えた磁気ディスク装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による磁気ディス
ク装置1は、データ書き込みコマンドに対するリトライ
処理手順(図2と図3)に、上位コントローラ20と磁
気ディスク装置1の間のデータ転送レートを一定または
あるしきい値以上確保のために、リトライ処理時間が許
容されない場合、すなわち書き込みデータが映像系の場
合、コマンドに非映像系データか映像系データかを識別
するビットを設けたり、データ書き込みコマンドが非映
像系データか映像系データかを、データ長で識別する機
能を設けることでリトライ処理方法を選択可能としたこ
とを特徴としている。
【0014】即ち、上述の課題を解決するために、本発
明は次のような磁気ディスク装置を提供する。
【0015】本発明は、上位コントローラから入力され
るデータ書き込みコマンドに応じてデータの書き込み動
作を行う磁気ディスク装置において、書き込むべきデー
タが非映像系データ及び映像系データのいずれであるか
を示す識別ビットを含むデータ書き込みコマンドを受信
すると共に、識別ビットに応じて書き込むべきデータを
識別する識別手段を備えることを特徴とする磁気ディス
ク装置を提供する。
【0016】また、本発明は、上位コントローラから入
力されるデータ書き込みコマンドに応じてデータの書き
込み動作を行う磁気ディスク装置において、書き込むべ
きデータの長さを示すデータ長を含むデータ書き込みコ
マンドを受信すると共に、書き込むべきデータが非映像
系データ及び映像系データのどちらであるかをデータ長
に基づいて識別する識別手段を備えることを特徴とする
磁気ディスク装置を提供する。
【0017】これらの磁気ディスク装置によれば、運用
時における後発の不良セクタによるリトライ時間の短縮
と、上位コントローラとの間のデータ転送レート低下を
防ぐことによる性能の向上という効果が得られる。
【0018】これらの磁気ディスク装置において、更
に、データを書き込む際に発生するエラーに対処する手
段として、エラー発生直後に当該データを書き込む処理
を再度実行する第1のエラー対処手段と、第1のエラー
対処手段と異なる手段である第2のエラー対処手段とを
備えると共に、識別手段が非映像系データとして識別し
た場合、第1のエラー対処手段を選択し、識別手段が映
像系データとして識別した場合、第2のエラー対処手段
を選択する手段を備えてもよい。
【0019】第2のエラー対処手段としては、書き込み
エラーが発生すると、当該データを破棄すると共に、磁
気ディスク媒体のトラックをデータ書き込み可能なデー
タセクタまでスキップする処理を実行する手段が挙げら
れる。
【0020】また、書き込むべきデータの長さを示すデ
ータ長を含むデータ書き込みコマンドを受信する場合、
第2のエラー対処手段は、書き込みエラーが発生する
と、磁気ディスク媒体のトラックをデータ長を単位とし
てスキップすることとしてもよい。
【0021】また、磁気ディスク媒体は予め定められた
代替領域を備え、第2のエラー対処手段は、書き込みエ
ラーが発生すると、データ書き込み可能となるまで磁気
ディスク媒体のデータセクタをスリップして、エラーが
発生したセクタのデータから継続して書き込むと共に、
スリップのためにずれた分を代替領域のセクタに書き込
むこととしてもよい。
【0022】また、第2のエラー対処手段は、既に特定
のデータが書き込れている代替セクタを割り当て、ディ
フェクトマップの更新のみで置き換えることとしてもよ
い。
【0023】更に、データ書き込みのエラーに関するエ
ラー情報を記録して、データ書き込みコマンドの実行
後、エラー情報を上位コントローラへ返す手段を備えれ
ば、必要に応じてエラー個所の訂正を行うことも可能で
ある。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の上記および他の目的、特
徴および利点を明確にすべく、以下添付した図面を参照
しながら、本発明の実施の形態につき詳細に説明する。
【0025】図1を参照すると、本発明の一実施の形態
である磁気ディスク装置1のブロック図が示されてい
る。磁気ディスク装置1はコマンドデータバス100を
介して上位コントローラ20と接続されている。更に、
上位コントローラ20はアドレスデータバス200を介
して上位バッファ21と接続されている。上位コントロ
ーラ20は磁気ディスク装置1に対し、データ書き込み
コマンド等の媒体アクセスコマンドを出力する。上位バ
ッファ21は磁気ディスク装置1が再生したデータを一
時格納する。
【0026】磁気ディスク装置1の構成要素は、コマン
ドデータバス100を介して上位コントローラ20から
媒体アクセスコマンドの授受を行うディスクコントロー
ラ3と、ディスクコントローラ3とアドレスデータバス
101を介して接続されて、ディスクコントローラ3を
制御するマイコン2と、ディスクコントローラ3と記録
再生信号102を介して接続される記録再生回路4と、
記録再生回路4とヘッド入出力信号103を介して接続
される記録媒体上のデータ領域5と代替領域6とであ
る。代替領域6はリトライ処理短縮のために使用され
る。
【0027】上位コントローラ20からコマンドデータ
バス100を介して出力されるデータ領域5へのデータ
書き込みコマンドに対するリトライ処理手順が図2に示
されている。上位コントローラ20からコマンドデータ
バス100を介して出力される媒体アクセスコマンドの
データ書き込みコマンドを入力すると、コマンドを入力
解釈する(ステップ30)。
【0028】そして、前記データ書き込みコマンドに対
し、映像系データ書き込みコマンドか非映像系書き込み
コマンドかをコマンド内のビットで判断する(ステップ
31)。ステップ31で非映像系データと判断された場
合、すなわちリトライ処理時間ありと判断された場合、
コマンドを実行する(ステップ35)。ステップ35実
行中にエラーが発生したかどうかを判断する(ステップ
36)。ステップ36でエラーが発生しなかった場合、
コマンド終了(ステップ38)となる。エラーが発生し
た場合、磁気ディスク装置に設定される所定の通常リト
ライ処理(回転待ち等を含むリトライ処理)を実行する
(ステップ37)。ステップ37実行後コマンド終了
(ステップ38)となる。
【0029】ステップ31で映像系データと判断された
場合、すなわちリトライ処理時間なしと判断された場
合、コマンドを実行する(ステップ32)。ステップ3
2実行中にエラーが発生したかどうかを判断する(ステ
ップ33)。ステップ33でエラーが発生しなかった場
合、コマンド終了(ステップ38)となる。エラーが発
生した場合、磁気ディスク装置に設定される所定のリト
ライ処理(スキップ処理または、スリップ処理、ディフ
ェクトマップ書き換え)を実行する(ステップ34)。
ステップ34実行後コマンド終了(ステップ38)とな
る。
【0030】次に、図3を参照すると、図2における一
連のリトライ処理手順において、データ書き込みコマン
ドに対し、映像系データ書き込みコマンドか非映像系書
き込みコマンドかを判断する手段として、上位コントロ
ーラ20から送出されるコマンド内のデータ長で識別す
る機能を設けることでリトライ処理時間ありとなしを選
択可能としたフローである。
【0031】また、上記リトライ処理時間なしの場合に
エラー発生した場合、コマンド終了報告時にエラー情報
を上位コントローラ20に返すことも可能である。
【0032】以下、本実施の形態の動作につき説明す
る。まず、データ書き込み時のリトライ処理動作につい
て図2のフロー図を用いて説明する。まず上位コントロ
ーラ20からコマンドデータバス100を介してデータ
書き込みコマンドをディスクコントローラ3に入力され
る(ステップ30)。次にマイコン2はアドレスデータ
バス101を介して、前記データ書き込みコマンド内の
映像系データ書き込みコマンドか非映像系書き込みコマ
ンドかをビットにより判断する(ステップ31)。非映
像系データ書き込みコマンドと判断された場合、コマン
ドを実行する(ステップ35)次にエラーが発生したか
どうかを判断する(ステップ36)。エラーが発生した
場合は、磁気ディスク装置の所定の通常リトライ処理を
実行(ステップ37)しコマンド終了(ステップ38)
となる。以上は通常行われる動作であるので、リトライ
処理を実行する場合、上位コントローラと磁気ディスク
装置との間のデータ転送レートを低下させる要因となっ
ている。
【0033】一方、ステップ31で映像系データ書き込
みコマンドと判断された場合、コマンドを実行する(ス
テップ32)。次にエラーが発生したかどうかを判断す
る(ステップ33)。エラーが発生した場合は、磁気デ
ィスク装置の所定のリトライ処理(後述で詳しく説明す
るスキップ処理または、スリップ処理、ディフェクトマ
ップ書き換え)を実行(ステップ34)しコマンド終了
(ステップ38)となる。
【0034】次に、図3のフロー図を用いて説明する。
本フローは、図2における一連のリトライ処理手順にお
いて、データ書き込みコマンドに対し、映像系データ書
き込みコマンドか非映像系書き込みコマンドかを判断す
る手段として、上位コントローラ20から送出されるコ
マンド内のデータ長で識別する機能をステップ41に設
けることで映像系データ書き込みコマンドか非映像系書
き込みコマンドかをビットにより判断する。判断基準と
しては、[映像系データ長]>[非映像系データ長]が
一般的に考えられる。
【0035】次に、図4は映像系データ書き込みコマン
ドのエラー発生時のリトライ処理の一例を示した図であ
る。図2および図3で示された、映像系データ書き込み
コマンドの実行フローにおいて、エラー発生した場合の
リトライ処理手順を図に示したものである。
【0036】磁気ディスク装置1の位置決め情報を格納
する方法のひとつとして、データ面サーボ方式がある
が、そのトラック概略50を示している。また、データ
部のセクタのスプリットの一例51を示している。ま
た、書き込みゲート信号(以下WGと略記)52を、実際
に媒体上に書き込むデータ部のスプリット内容53を示
している。ここで、セクタ1を書き込み中にエラーが発
生した場合、WG52をネゲートしてセクタ1の書き込み
を中断する。ついで書き込みが可能なセクタまでスキッ
プ処理をして、書き込み可能となったセクタ4から後続
のデータを書き込むことで、回転待ちをなくし後発の不
良セクタによるリトライ時間の短縮と、上位コントロー
ラとの間のデータ転送レート低下を防ぐことができる。
【0037】次に、図5は映像系データ書き込みコマン
ドのエラー発生時のリトライ処理の一例を示した図であ
る。図2および図3で示された、映像系データ書き込み
コマンドの実行フローにおいて、エラー発生した場合の
リトライ処理手順を図に示したものである。
【0038】上位コントローラ20からディスクコント
ローラ3へ送出されるデータ書き込みコマンド内のデー
タ長単位をデータブロックとしたトラック概略64を示
している。磁気ディスク装置1の位置決め情報を格納す
る方法のひとつとして、データ面サーボ方式があるが、
そのトラック概略60を示している。また、データ部の
セクタのスプリットの一例61を示している。また、WG
62を実際に媒体上に書き込むデータ部のスプリット内
容63を示している。ここで、データブロック1内のセ
クタNを書き込み中にエラーが発生した場合、WG62を
ネゲートしてセクタNの書き込みを中断する。ついで書
き込みが可能なセクタまで図4で示した内容と同様にス
キップ処理をする。ここで書き込み可能となるセクタが
データブロック2の途中の場合でも、次のデータブロッ
ク3内のセクタ1aを書き込みが可能なセクタの先頭と
して、後続のデータを書き込むことで、回転待ちをなく
し後発の不良セクタによるリトライ時間の短縮と、上位
コントローラとの間のデータ転送レート低下を防ぐこと
ができる。
【0039】次に、図6は映像系データ書き込みコマン
ドのエラー発生時のリトライ処理の一例を示した図であ
る。図2および図3で示された、映像系データ書き込み
コマンドの実行フローにおいて、エラー発生した場合の
リトライ処理手順を図に示したものである。
【0040】磁気ディスク装置1の位置決め情報を格納
する方法のひとつとして、データ面サーボ方式がある
が、そのトラック概略70を示している。また、データ
部のセクタのスプリットの一例71を示している。ま
た、WG72を、実際に媒体上に書き込むデータ部のスプ
リット内容73を示している。ここで、セクタ1を書き
込み中にエラーが発生した場合、WG72をネゲートして
セクタ1の書き込みを中断する。ついで書き込みが可能
なセクタまでスリップ処理をして、書き込み可能となっ
たセクタ4からエラー発生して書き込み不可となったセ
クタ1に書き込むべきデータを書き込み開始し、後続の
データを書き込むことで、回転待ちをなくし後発の不良
セクタによるリトライ時間の短縮と、上位コントローラ
との間のデータ転送レート低下を防ぐことができる。こ
こでスリップ処理のためにずれたセクタ分の代替領域6
は、トラック内に具備していることが必要である。
【0041】次に、図7は映像系データ書き込みコマン
ドのエラー発生時のリトライ処理の一例を示した図であ
る。図2および図3で示された、映像系データ書き込み
コマンドの実行フローにおいて、エラー発生した場合の
リトライ処理手順を図に示したものである。
【0042】磁気ディスク装置1の位置決め情報を格納
する方法のひとつとして、データ面サーボ方式がある
が、そのトラック概略80を示している。また、データ
部のセクタのスプリットの一例81を示している。ま
た、WG82を、実際に媒体上に書き込むデータ部のスプ
リット内容83を示している。ここで、セクタ1を書き
込み中にエラーが発生した場合、WG82をネゲートして
セクタ1の書き込みを中断する。ついで書き込みが可能
なセクタまでスキップ処理をして、書き込み可能となっ
たセクタ4から後続のデータを書き込むことで、回転待
ちをなくし後発の不良セクタによるリトライ時間の短縮
と、上位コントローラとの間のデータ転送レート低下を
防ぐことができる。ここまでは、図4で示す方法と同様
であるが、スキップ処理されたセクタ1からセクタ3に
対する代替セクタを実際の書き込み動作なしに、マイコ
ン2が磁気ディスク装置1の工場出荷前に準備する代替
領域6に割り当て作業をする。これは図中のディフェク
トマップ書き換えによる代替方法となる。
【0043】従って、回転待ちなしに代替することが可
能となる。また、工場出荷前に代替セクタに書き込むデ
ータとして、上位システムの映像系データをデコードす
る際、エラーが見えにくいデータを書き込みことを特徴
としてもよい。
【0044】本発明の他の実施の形態として、その基本
的構成は上記の通りであるが、図4、図5、図7で示す
映像系データ書き込みコマンドのエラー発生時のリトラ
イ処理の場合、本来書き込むべきデータが欠落または変
更されるため、上位コントローラ20が前記欠落または
変更されたセクタの個所を知り得る方法して、コマンド
終了報告時にエラー情報として、報告することも可能と
なり、上位コントローラ20によるエラー発生後のリト
ライ処理等を委ねることも可能となる。
【0045】また、図2、図3に示すように、映像系デ
ータ書き込みコマンドか非映像系書き込みコマンドかを
判断する手段として、特殊コマンド(ベンダコマンド)
でもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明によれ
ば、磁気ディスク装置におけるリトライ処理手順にデー
タ書き込みコマンドに対しては、映像系データ書き込み
コマンドか非映像系書き込みコマンドかを判断する手段
を備え、映像系データ書き込みコマンドの場合、コマン
ド実行中にエラー発生した時のリトライ処理として、デ
ータ書き込み可能なセクタまでスキップ処理または、ス
リップ処理、ディフェクトマップ書き換え処理を実行す
るリトライ処理を備える基本構成に基づき、回転待ちを
なくし、磁気ディスク装置と上位コンとローラとの間の
データ転送レートを一定またはあるしきい値以上を確保
するという性能向上効果を実現した磁気ディスク装置が
提供される。
【0047】なお、本発明が上記の実施の形態に限定さ
れず、本発明の技術思想の範囲内において適宜変更され
得ることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかる磁気ディスク装
置のブロック図である。
【図2】データ書き込みコマンドに対するリトライ処理
手順を示すフローチャートである。
【図3】データ書き込みコマンドに対するリトライ処理
手順を示すフローチャートである。
【図4】映像系データ書き込みコマンドのエラー発生時
のリトライ処理(スキップ処理)の一例を説明する図で
ある。
【図5】映像系データ書き込みコマンドのエラー発生時
のリトライ処理(スキップ処理)の一例を説明する図で
ある。
【図6】映像系データ書き込みコマンドのエラー発生時
のリトライ処理(スリップ処理)の一例を説明する図で
ある。
【図7】映像系データ書き込みコマンドのエラー発生時
のリトライ処理(ディフェクトマップ書き換え)の一例
を説明する図である。
【符号の説明】
1 磁気ディスク装置 2 マイコン 3 ディスクコントローラ 4 記録再生回路 5 データ領域 6 代替領域(代替セクタ) 20 上位コントローラ 21 上位バッファ 100 コマンドデータバス 101 アドレスデータバス 102 記録再生信号 103 ヘッド入出力信号 200 アドレスデータバス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/781 H04N 5/781 V 5/94 5/94 Z Fターム(参考) 5C053 FA23 GB14 GB15 JA21 5D031 AA04 FF08 HH16 5D044 AB07 AB10 BC01 CC04 DE62 GK12 HL20

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位コントローラから入力されるデータ
    書き込みコマンドに応じてデータの書き込み動作を行う
    磁気ディスク装置において、 書き込むべきデータが非映像系データ及び映像系データ
    のいずれであるかを示す識別ビットを含むデータ書き込
    みコマンドを受信すると共に、 識別ビットに応じて書き込むべきデータを識別する識別
    手段を備えることを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】 上位コントローラから入力されるデータ
    書き込みコマンドに応じてデータの書き込み動作を行う
    磁気ディスク装置において、 書き込むべきデータの長さを示すデータ長を含むデータ
    書き込みコマンドを受信すると共に、 書き込むべきデータが非映像系データ及び映像系データ
    のどちらであるかをデータ長に基づいて識別する識別手
    段を備えることを特徴とする磁気ディスク装置。
  3. 【請求項3】 請求項1及び2のいずれかに記載の磁気
    ディスク装置において、更に、 データを書き込む際に発生するエラーに対処する手段と
    して、エラー発生直後に当該データを書き込む処理を再
    度実行する第1のエラー対処手段と、第1のエラー対処
    手段と異なる手段である第2のエラー対処手段とを備え
    ると共に、 識別手段が非映像系データとして識別した場合、第1の
    エラー対処手段を選択し、識別手段が映像系データとし
    て識別した場合、第2のエラー対処手段を選択する手段
    を備えることを特徴とする磁気ディスク装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の磁気ディスク装置にお
    いて、第2のエラー対処手段は、書き込みエラーが発生
    すると、当該データを破棄すると共に、磁気ディスク媒
    体のトラックをデータ書き込み可能なデータセクタまで
    スキップすることを特徴とする磁気ディスク装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の磁気ディスク装置にお
    いて、 書き込むべきデータの長さを示すデータ長を含むデータ
    書き込みコマンドを受信すると共に、 第2のエラー対処手段は、書き込みエラーが発生する
    と、磁気ディスク媒体のトラックをデータ長を単位とし
    てスキップすることを特徴とする磁気ディスク装置。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の磁気ディスク装置にお
    いて、 磁気ディスク媒体は予め定められた代替領域を備え、 第2のエラー対処手段は、書き込みエラーが発生する
    と、データ書き込み可能となるまで磁気ディスク媒体の
    データセクタをスリップして、エラーが発生したセクタ
    のデータから継続して書き込むと共に、スリップのため
    にずれた分を代替領域のセクタに書き込むことを特徴と
    する磁気ディスク装置。
  7. 【請求項7】 請求項3に記載の磁気ディスク装置にお
    いて、第2のエラー対処手段は、既に特定のデータが書
    き込れている代替セクタを割り当て、ディフェクトマッ
    プの更新のみで置き換えることを特徴とする磁気ディス
    ク装置。
  8. 【請求項8】 請求項4、5及び7のいずれかに記載の
    磁気ディスク装置において、更に、データ書き込みのエ
    ラーに関するエラー情報を記録して、データ書き込みコ
    マンドの実行後、エラー情報を上位コントローラへ返す
    手段を備えることを特徴とする磁気ディスク装置。
JP33918899A 1999-11-30 1999-11-30 磁気ディスク装置 Pending JP2001155303A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7389378B2 (en) 2003-05-09 2008-06-17 Fujitsu Limited Write processing method for stream type commands and medium storage apparatus

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US7389378B2 (en) 2003-05-09 2008-06-17 Fujitsu Limited Write processing method for stream type commands and medium storage apparatus

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